- ドライバーズチャンピオン #2国本雄資(P.MU/CERUMO INGING SF14)
-
長いシーズンが終わってホッとしています。昨シーズン石浦さんがチャンピオンを取って、自分は不甲斐ない結果で苦しいシーズンを過ごして、今年こそはと思ってシーズンオフからいろんなことにトライして、全てを変えないといけないと思って挑んだ今シーズンでした。
開幕戦から2位を取ることができて、岡山の2レースめで優勝することができ、今年やってきたことが少しずつ形になってるという実感があったし、自分の中でも自信がついて、最後のレースも絶対にチャンピオン取ってやる、という強い気持ちで鈴鹿に入ったし、そのためにたくさんのことを準備してやってきました。
第1レースで今までで一番いいレースができました。最高のスタートができて、勝つことができました。第2レースはうまく行かないレースだったんですけど、周りの状況を冷静に見ながら自分のレースをすることができたので、去年悔しい思いをした分、今年のシリーズタイトルがすごく重みがある感じがしますし、すごく嬉しいです。
多分昨シーズンが終わった時点で僕がチャンピオンだと予想した人は誰もいなかったと思います。でも自分は絶対にとってやるんだという強い気持ちがあったから、こうやって取ることができたし、たくさんの方が常に支えてくれたのでこの結果になったのかなと思います。
本当に長くて辛いシーズンでしたが、最後に勝つことができて嬉しいですし、ホッとしています。
- チームチャンピオン 立川祐路監督(P.MU/CERUMO INGING SF14)
-
昨シーズンは石浦がドライバーズチャンピオンを取ってくれましたが、チームタイトルは逃してしまいました。
今年はもちろんドライバーズタイトルは取るし、それプラスチームタイトルも取るというのを目標にやってきました。
今年は二人とも勝ってるし、タイトルを取ってくれた国本だけでなく、石浦も最後までチャンピオン争いをしてましたし、二人が揃って速いということで、チームとしては一番いい状態になりました。
去年石浦がチャンピオンを取ったことで一番悔しい思いをしたのは国本だと思うし、今年にかける意気込みをものすごく感じたので、チームとしてこれをきちんとサポートしていこうと。去年に関しては国本のクルマに問題があったので、その辺もきちんと解決して、二人でいい戦いをしてもらおうという思いが、こうしていい結果につながったと思います。スタッフ一人一人が頑張ってくれました。今日の結果はすごくうれしく思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
2016全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」の決勝レース2が10月30日午後、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選2位からスタートした#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)が今季2勝めを挙げた。
またこれによりシリーズチャンピオンはこのレースを6位でフィニッシュした#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)が獲得することとなった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:21,000人)
第7戦決勝レース2は午後2時45分より35周で行われた。
見事なスタートを決めてトップに立ったのはバンドーン。ポールポジションの#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)は2位に後退し、予選5位の#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が3位にジャンプアップ。逆に予選3位の国本はスタートで出遅れて後続に飲み込まれ、6位に後退してコントロールラインに戻ってきた。
なおこのレースでは最低1回のタイヤ交換が義務付けられており、後方グリッドのドライバーたちが早めにピット作業を済ませて順位を挽回する作戦に出た。
ポイントリーダーながら予選13位に終わった#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)もその一人で、2周めにピットに飛び込んでタイヤ交換を行なったが、同じ周にピットインした#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)にピット出口で前を塞がれる格好になってしまい、その目論見は外れてしまった。
トップのバンドーンと2位の石浦はスタートから1秒強の間隔を保って周回を重ね、16周めに2台同時にピットイン、揃って給油とタイヤ交換を行い、そのままバンドーンが前でコースに復帰する。
3位のロッテラーは12周めにタイヤ交換を済ませており、ピットアウトした石浦の背後に一気に迫ってきたが、石浦もスプーンカーブでオーバーテイクボタンを作動させるなどして押さえ込んだ。
するとトップが24周めに入ったところで最後尾スタートの#11伊沢拓也(REAL SF14)がスプーンでクラッシュ、これにより2周にわたってセーフティーカーが導入されることになった。
するとここまでピット作業を引き延ばしていた国本がすかさずピットイン、#10塚越広大(REAL SF14)の後ろ、7位でコースに復帰した。
レースは27周めにリスタート。
うまく加速のタイミングをずらしたバンドーンが石浦を大きく引き離して1コーナーに飛び込む。
石浦の背後には再びロッテラーが迫ってきたが、ここでも石浦はロッテラーの先行を許さなかった。
ところが28周めの最終コーナーで今度は#16山本尚貴(TEAM無限 SF14)がスピン、外側のタイヤバリアに後ろから突っ込んでしまい、2度めのセーフティーカーランの原因を作ってしまった。
2度めのリスタートは32周め。
ここでもバンドーンは危なげなくトップをキープするが、石浦はシケインの立ち上がりでオーバーステアを出してしまい、1コーナーでアウトからロッテラーにかわされて3位に後退してしまった。
2位に浮上したロッテラーはバンドーンを上回るペースで追い上げていく。この時点で国本の順位は6位。ここで優勝すれば逆転チャンピオンも可能な状況となったのだ。
33周を終えた時点でその差は1.1秒に、さらにファイナルラップを迎えた34周終了時点では0.95秒までロッテラーはその差を削り取ったが、あと一歩及ばず、最後はわずか0.726秒差でバンドーンが逃げ切り、第5戦岡山のレース2以来の今季2勝めを獲得した。
2位はロッテラー、3位は石浦という結果になった。
これによりシリーズチャンピオンは6位1.5ポイントを獲得し、トータル33ポイントとした国本のものとなった。
ランキング2位は30ポイントのロッテラー、このレースを8位で終えた関口が28.5ポイントで
3位となった。
スーパーフォーミュラの2017シーズンは現時点では4月15-16に開幕予定だが、この日程が世界耐久選手権(WEC)とバッティングしているため、今後変更になる可能性もある。
またスーパーGTや全日本F3選手権で活躍しているB-MAXが来年から参戦することを明らかにしており、そちらの動向も今後注目していきたいところだ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第5戦は10月30日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で決勝を行い、9号車 伊藤鷹志(スーパーウインズ花島ED10V)が20分49秒839で4番グリッドから逆転優勝を飾った。

ポールポジションの名取鉄平

決勝のスタートシーン

2周目1コーナーのトップ争い

トップでゴールした名取鉄平だったが

優勝した伊藤鷹志

2位の兒島弘訓

3位の津本匠

暫定表彰式

優勝した伊藤鷹志とチームクルー
ツインリンクもてぎは爽やかに晴れ渡り、11時45分よりフォーメーションラップを開始。
シグナルブラックアウトからスタートするとポールポジションの12号車 名取鉄平(MZ KKS-II 制動屋)が抜群の飛び出し。更に9号車 伊藤鷹志も4番グリッドから絶妙な蹴り出しで1コーナーで3位に浮上する。
2周目1コーナーでは上位4台が激しい争いを展開するが、トップの名取が落ち着いたレース展開で後続との距離を徐々に広げ始める。更に3位伊藤がレース中盤にやっと2位の2号車 兒島弘訓(小林電工ダイキンWAKO’S)を捉え2位に浮上。その時1位名取は2〜3秒の差を絶妙にコントロールしてファイナルラップまでその差をキープし、ここまでは完璧なレース運びに思えた。
そのままトップでチェッカーを受けた名取だったが、なんとその直後スタート違反による30秒加算のペナルティが課せられ、2位フィニッシュの伊藤が逆転優勝を飾った。
2位は2号車 兒島弘訓(小林電工ダイキンWAKO’S)、3位は58号車 津本匠(Rn-sports KKS-II)となった。
ペナルティでフィニッシュタイムに30秒加算された名取は悔しい9位となったが、来月の日本一決定戦に向けて速さを存分に見せつけた。
- 伊藤鷹志選手のコメント
-

優勝した伊藤鷹志
スタートのトラクションが良く、いい蹴り出しで3位に浮上出来た。2番手兒島選手の攻略に時間を要してしまったのはタイヤに熱が入るのがやや遅かった為。後半重視のセッティングだったので終盤タイムを上げていけたのは良かったが、名取選手にレースをコントロールされてしまったかな……。名取選手をはじめ西日本の選手は速いしコースへの順応の早さも認めるところ。来月の日本一決定戦でも勝てる様にしっかり準備したい。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/30) Final Race 2 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car | Engine | Lap | Total_Time Behind |
1 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 35 | 1:08'32.427 |
2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 0.726 |
3 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 3.988 |
4 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 6.471 |
5 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 35 | 8.500 |
6 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 13.012 |
7 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 14.096 |
8 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 15.356 |
9 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 35 | 18.353 |
10 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 35 | 19.180 |
11 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 20.644 |
12 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 35 | 24.422 |
13 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 25.317 |
14 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 1'07.306 |
15 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 1'19.114 |
16 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 1'28.424 |
---- 以上規定周回数(31Laps)完走 ---- |
- | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 27 | 8Laps |
- | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 22 | 13Laps |
- | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 15 | 20Laps |
- Fastest Lap: CarNo.7 ナレイン・カーティケヤン(SUNOCO TEAM LEMANS SF14) 1'39.712 (35/35) 209.66km/h
JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第5戦は10月30日ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で公式予選を行い、12号車名取鉄平(MZ KKS-II 制動屋)が2分03秒484でポールポジションを獲得した。

ポールポジションの名取鉄平

予選2位の兒島弘訓

予選3位は津本匠

予選4位は伊藤鷹志
今回最終戦となる第5戦には来月27日にこのもてぎで行われる日本一決定戦を見据え東西の猛者が集結。今シーズン最多の19台がエントリーリストに名を連ね、大激戦が予想される。
ツインリンクもてぎは爽やかな秋空の下、午前9時00分より20分間にわたり公式予選が行われた。
朝は気温がひと桁台まで冷え込んだコンディションの中、各車入念にウォームアップ。クリアラップを狙う者、隊列を組んでスリップを使おうと目論む者、それぞれのスタイルでセッション中盤あたりから各車タイムアップを重ねて行く。
シリーズ全勝中でここもてぎでは「チン伊藤」で有名な9号車伊藤鷹志(スーパーウインズ花島ED10V)が3番手タイムを出したところで終盤5分あまりを残し一旦ピットイン。ピットアウト後ラストアタックに勝負を賭けセクター1・2をベストベストで駆け抜ける。
しかしこの直後残り1分半を切った所で4コーナーコース上でマシンがストップし赤旗でセッション中断のまま予選が終了。4番グリッドに甘んじる事に。
そして赤旗直前にタイムを刻んだ上位3台は全て西日本からの参戦組で関東勢をフロントローから追いやる結果となった。
ポールポジションは12号車 名取鉄平(MZ KKS-II 制動屋)が2分03秒484。カートのTeam BirelARTからKF部門に参戦し大活躍の16歳だ。2位は2号車 兒島弘訓(小林電工ダイキンWAKO’S)で2分03秒862。3位は58号車 津本匠(Rn-sports KKS-II)で2分04秒032となった。
4番グリッドにつけた伊藤は「16歳を大人のレースで攻略する」と笑顔でコメントし、レース本番に向け自信をのぞかせていた。
決勝は本日10月30日、11時45分より10周で行われる。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMUEA
王手をかけたのは#2国本!!
全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」の決勝レース1が10月30日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選2番手からスタートした#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)が抜群のスタートでトップに立ち、そのまま逃げ切って今季2勝めを挙げ、シリーズポイントでもトップに浮上した。
決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から快晴。
絶好のレース日和のもとで決勝レース1は午前9時45分より19周で行われた。
ホールショットを奪ったのは予選2位の国本。
レース後の会見でスタートへの不安を昨夜解消したと語った国本は動き出しからポールポジションの#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)を抜き去り、そのままトップで1コーナーに飛び込んだ。
続いて予選4位の#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)もインに寄せてきた石浦を1コーナーでアウトからかわして2位に浮上、石浦は3位でコントロールラインに戻ってきた。
1周めから一気に後続を突き放しにかかった国本だったが、ロッテラーも4周めにファステストラップを記録して国本に離されずについていく。
しかし近づけばダウンフォースが抜けてしまう現代のフォーミュラカーの特性から、ロッテラーはいまひとつ国本を捉える決め手を見つけられず、1秒後方で国本のミスを待つしかなかった。
結局レースは最後までノーミスでまとめあげた国本がそのまま逃げ切り、第5戦岡山の決勝レース2以来2度めの勝利をものにした。
2位はロッテラー、3位には石浦がつけた。
一方、ポイントリーダーとして鈴鹿入りしながら今日の決勝をいずれも13番手からスタートすることになった#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)はスタートで10位に浮上すると、2周めに#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)を抜いて9位、そのまま8位の#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)のテールに食らいついて熾烈なドッグファイトを展開したが、14周めのシケインでアウトから並びかけた際、立ち上がりでバンドーンのテールをヒットしてしまった。
これによりバンドーンはスピン、関口は8位に浮上する。17周めに一旦はオリベイラに1コーナーでパスされたものの、18周めにはオリベイラが進路を譲ったため、関口は8位でチェッカーを受けた。
しかしレース後にバンドーンとの接触の件で30秒のタイム加算を受けることになり、結局関口は18位に後退、ノーポイントに終わってしまった。
これによりシリーズポイントは優勝した国本が31.5、2位のロッテラーが30、3位の石浦が24となり、国本がトップに浮上。
チャンピオン争いはこれに28ポイントの関口を加えた4名に絞られることになった。
ロッテラーはレース2で最低5位以上、関口は最低2位以上、石浦は優勝が逆転の条件だ。
しかし関口はレース2も13位から、ロッテラーも8位からスタートすることになったため、実質的には国本と石浦、セルモインギングの二人によるマッチレースになる可能性が濃厚。
決勝レース2はこのあと午後2時45分より35周で行われる。
なおこのレース2は例年通り最低1回のタイヤ交換が義務付けられている。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/30) Final Race 1 Weather:Fine Course:
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car | Engine | Lap | Total_Time Behind |
1 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 31'58.809 |
2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 1.772 |
3 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 13.087 |
4 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 19 | 22.140 |
5 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 24.143 |
6 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 19 | 24.951 |
7 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 19 | 27.087 |
8 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 36.271 |
9 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 36.539 |
10 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 19 | 36.811 |
11 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 19 | 37.446 |
12 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 37.904 |
13 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 42.761 |
14 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 43.071 |
15 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 43.301 |
16 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 19 | 47.440 |
17 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 19 | 48.282 |
18 | *20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 1'05.359 |
19 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 18 | 1Lap |
---- 以上規定周回数(17Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM'S SF14) 1'40.221 (4/19) 208.59km/h
- CarNo.20は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第15条1.(危険なドライブ行為)により、競技結果に30秒を加算した。
#1石浦宏明会心のダブルポール!!
2016全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」の公式予選が10月29日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
2レース制で行われる今大会は予選Q1の結果でレース1のスターティンググリッドを決め、レース2は他のレースと同様にQ1、Q2、Q3の結果でグリッドを決める方式が今回も取られたが、レース1、レース2ともに#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)がポールポジションを獲得、ポイントランキングを4位に上げて明日の決勝に臨むことになった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:13,000人)
公式予選は当初予定より5分遅れて午後2時20分よりノックアウト方式で行われた。
予選Q1
Q1は20分間の走行でレース1のグリッドを決めるとともに、上位14名が次のQ2進出の権利を得て、15位以下はそのままレース2のグリッドとなる。
今週末使用できるタイヤは前戦SUGOから持ち越しのユーズドが2セットとニュータイヤ4セットの計6セットだが、大半のチームがこのQ1での2回のアタックでニュータイヤ2セットを使ったようだ。
最初のアタックでは石浦が1’38.438でトップ。以下、#65ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING SF14)、#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)、#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)の順。
このあと各車一般ピットに戻り、残り7分を切ったあたりから2回目のアタックが始まったが、ここでも石浦の速さが際立っており、1’37.453でレース1のポールを獲得。シリーズポイントを20としてランキング5位の#37中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)に並んだ。
2位にはチームメイトの#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)がつけ、野尻が3番手という結果に。
ところがチェッカー提示後に#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)がデグナー二つ目で飛び出してタイヤバリアにヒット。小林はこの時点で10位につけていたが、これにより予選Q2に参加できなくなってしまった。
この影響でデグナーが黄旗区間となってしまい、2周目のアタックに入っていたポイントリーダーの関口はペースを落とさざるを得なかったが、13位ギリギリでQ2進出を果たすことになった。
予選Q2
Q2は7分間の走行で上位8名がQ3進出の権利を得る。
大半のドライバーが3セット目のニュータイヤを投入する中、#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)と関口のインパル勢だけがユーズドタイヤでコースイン。
第4戦もてぎでも独自のタイヤ戦略を用いて好結果を得たチームインパルだったが、今回のこの目論見は不発に終わり、オリベイラが10位、関口は走行した中で最下位の13位という結果に終わった。
関口はこれで明日の決勝をいずれも7列目からスタートすることになり、チャンピオン獲得に木信号が灯った格好だ。
一方好調ぶりを見せたのがセルモインギング勢。国本が1’37.364でトップ。石浦が1’37.589で2位につけた。
以下、バンドーン、野尻、バゲット、#64中嶋大祐(NAKAJIMA RACING SF14)、中嶋一貴、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)とダンデライアン、ナカジマレーシング、トムスがチーム順に並ぶ結果となった。
予選Q3
Q3も7分間の走行。ここで各チーム4セット目のニュータイヤを投入した。
最初にアタックした国本は1’37.168と大幅なタイムアップを果たしたが、Q1、Q2とトップの石浦はここでも速さを見せ、最初のアタックで1’37.055で国本を上回ると、次の周でも1’37.026までまでタイムを縮めてみせた。
さらにチェッカー直前にバンドーンが1’37.031と石浦にわずか0.005秒差まで迫った。
野尻も1’37.438で4位と、ダンデライアンも好調だ。
これで連続ポールを達成した石浦はシリーズポイントを21とし、中嶋一貴を抜いてランキング4位に浮上、関口との差を7とした。
第7戦決勝は午前9時45分よりレース1が19周で、レース2は午後2時45分より35周で行われる。
果たしてチャンピオンの座を射止めるのは誰なのか、全く予測がつかない状況になってきた。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Team | Q1 | Q2 | Q3 |
1 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO · INGING | 1'37.453 | 1'37.589 | 1'37.026 |
2 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'38.153 | 1'37.673 | 1'37.031 |
3 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO · INGING | 1'37.801 | 1'37.364 | 1'37.224 |
4 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'37.833 | 1'37.877 | 1'37.438 |
5 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 VANTELIN TEAM TOM’S | 1'37.884 | 1'38.023 | 1'37.537 |
6 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 VANTELIN TEAM TOM’S | 1'38.048 | 1'38.020 | 1'37.626 |
7 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | 1'37.941 | 1'37.895 | 1'37.898 |
8 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | 1'38.491 | 1'37.938 | 1'37.961 |
9 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 REAL RACING | 1'38.761 | 1'38.175 | |
10 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1'38.525 | 1'38.208 | |
11 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 TEAM無限 | 1'38.288 | 1'38.212 | |
12 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 DRAGO CORSE | 1'38.239 | 1'38.546 | |
13 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1'38.592 | 1'38.795 | |
14 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 SUNOCO TEAM LEMANS | 1'38.484 | absence | |
15 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 KCMG | 1'38.788 | | |
16 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 SUNOCO TEAM LEMANS | 1'38.916 | | |
17 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 KONDO RACING | 1'39.006 | | |
18 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 KONDO RACING | 1'39.076 | | |
19 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 REAL RACING | 1'39.469 | | |
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.026 | - | - | 215.460 |
2 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'37.031 | 0.005 | 0.005 | 215.449 |
3 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.224 | 0.198 | 0.193 | 215.021 |
4 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'37.438 | 0.412 | 0.214 | 214.549 |
5 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.537 | 0.511 | 0.099 | 214.331 |
6 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.626 | 0.600 | 0.089 | 214.136 |
7 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'37.898 | 0.872 | 0.272 | 213.541 |
8 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'37.961 | 0.935 | 0.063 | 213.403 |
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.364 | - | - | 214.712 |
2 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.589 | 0.225 | 0.225 | 214.217 |
3 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'37.673 | 0.309 | 0.084 | 214.033 |
4 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'37.877 | 0.513 | 0.204 | 213.586 |
5 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'37.895 | 0.531 | 0.018 | 213.547 |
6 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'37.938 | 0.574 | 0.043 | 213.453 |
7 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.020 | 0.656 | 0.082 | 213.275 |
8 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.023 | 0.659 | 0.003 | 213.268 |
---- 以上Q3進出 ---- |
9 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'38.175 | 0.811 | 0.152 | 212.938 |
10 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.208 | 0.844 | 0.033 | 212.867 |
11 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 1'38.212 | 0.848 | 0.004 | 212.858 |
12 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 1'38.546 | 1.182 | 0.334 | 212.136 |
13 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.795 | 1.431 | 0.249 | 211.602 |
14 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.453 | - | - | 214.516 |
2 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.801 | 0.348 | 0.348 | 213.752 |
3 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'37.833 | 0.380 | 0.032 | 213.682 |
4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.884 | 0.431 | 0.051 | 213.571 |
5 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'37.941 | 0.488 | 0.057 | 213.447 |
6 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.048 | 0.595 | 0.107 | 213.214 |
7 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'38.153 | 0.700 | 0.105 | 212.986 |
8 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 1'38.239 | 0.786 | 0.086 | 212.799 |
9 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 1'38.288 | 0.835 | 0.049 | 212.693 |
10 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.484 | 1.031 | 0.196 | 212.270 |
11 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'38.491 | 1.038 | 0.007 | 212.255 |
12 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.525 | 1.072 | 0.034 | 212.182 |
13 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.592 | 1.139 | 0.067 | 212.037 |
14 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'38.761 | 1.308 | 0.169 | 211.675 |
---- 以上Q2進出 ---- |
15 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.788 | 1.335 | 0.027 | 211.617 |
16 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.916 | 1.463 | 0.128 | 211.343 |
17 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'39.006 | 1.553 | 0.090 | 211.151 |
18 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'39.076 | 1.623 | 0.070 | 211.002 |
19 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'39.469 | 2.016 | 0.393 | 210.168 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」のフリー走行が10月29日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)が1’38.082でトップタイムを記録した。
2016年のスーパーフォーミュラもいよいよ最終ラウンド。
第7戦は今年もJAF鈴鹿グランプリのタイトルのもと、毎年恒例の2レース制で行われる。
現在のランキングトップはルーキーながら今季2勝を挙げた#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)で28ポイント。
以下、#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)が23.5ポイント、3位の#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)が22ポイント、#37中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)20ポイント、#1石浦19ポイント、#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)19ポイントと続き、上位12人までにチャンピオンの可能性が残っている。
そうした混戦模様の中、公式予選日朝のフリー走行は爽やかな秋晴れのもと、午前9時10分より60分間で行われた。
序盤トップに立ったのはポイントリーダーの関口で1’39.850。それをバンドーンが開始12分で上回って1’39.354を記録、続いて国本も開始後17分で1’38.972を記録してトップに立った。
バンドーンのチームメイト、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)も1’39.359で3位に食い込んできた。
しかしここまでは各チームとも前戦で使用したユーズドタイヤでの走行だ。
残り7分過ぎから始まったニュータイヤでの予選シミュレーションでは様相が一変。
いち早く1’38.309を記録した関口をロッテラーが上回って1’38.294、続いて石浦が1’38.082を記録してトップに躍り出る。
さらに#34小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)もチェッカー直前に1’38.164を記録して2位に食い込んできた。
ロッテラーはさらにもう1周アタックを行ったが、1’38.189とわずかに及ばず3位に終り、4位に関口、5位には最後の最後に1’38.360を記録した#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)がつけた。
しかし今回もトップから1秒以内に14人がひしめく接戦となっており、午後の公式予選も全く予測がつかない状況だ。
公式予選は午後2時15分よりノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo:Motorsports Forum
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos |
No |
Driver |
Car |
Engine |
Time |
Behind |
Gap |
km/h |
1 |
1 |
石浦 宏明 |
P.MU/CERUMO・INGING SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.082 |
- |
- |
213.140 |
2 |
34 |
小暮 卓史 |
DRAGO CORSE SF14 |
Honda HR-414E |
1'38.164 |
0.082 |
0.082 |
212.962 |
3 |
36 |
アンドレ・ロッテラー |
VANTELIN KOWA TOM’S SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.189 |
0.107 |
0.025 |
212.908 |
4 |
20 |
関口 雄飛 |
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.309 |
0.227 |
0.120 |
212.648 |
5 |
8 |
小林 可夢偉 |
SUNOCO TEAM LEMANS SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.360 |
0.278 |
0.051 |
212.538 |
6 |
16 |
山本 尚貴 |
TEAM無限SF14 |
Honda HR-414E |
1'38.486 |
0.404 |
0.126 |
212.266 |
7 |
2 |
国本 雄資 |
P.MU/CERUMO・INGING SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.537 |
0.455 |
0.051 |
212.156 |
8 |
7 |
ナレイン・カーティケヤン |
SUNOCO TEAM LEMANS SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.579 |
0.497 |
0.042 |
212.065 |
9 |
19 |
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ |
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.619 |
0.537 |
0.040 |
211.979 |
10 |
41 |
ストフェル・バンドーン |
DOCOMO DANDELION M41S SF14 |
Honda HR-414E |
1'38.681 |
0.599 |
0.062 |
211.846 |
11 |
40 |
野尻 智紀 |
DOCOMO DANDELION M40Y SF14 |
Honda HR-414E |
1'38.738 |
0.656 |
0.057 |
211.724 |
12 |
18 |
中山 雄一 |
KCMG Elyse SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.916 |
0.834 |
0.178 |
211.343 |
13 |
65 |
ベルトラン・バゲット |
NAKAJIMA RACING SF14 |
Honda HR-414E |
1'39.013 |
0.931 |
0.097 |
211.136 |
14 |
37 |
中嶋 一貴 |
VANTELIN KOWA TOM’S SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'39.024 |
0.942 |
0.011 |
211.112 |
15 |
10 |
塚越 広大 |
REAL SF14 |
Honda HR-414E |
1'39.116 |
1.034 |
0.092 |
210.917 |
16 |
3 |
ジェームス・ロシター |
フジ・コーポレーションKONDO SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'39.191 |
1.109 |
0.075 |
210.757 |
17 |
64 |
中嶋 大祐 |
NAKAJIMA RACING SF14 |
Honda HR-414E |
1'39.466 |
1.384 |
0.275 |
210.174 |
18 |
11 |
伊沢 拓也 |
REAL SF14 |
Honda HR-414E |
1'39.517 |
1.435 |
0.051 |
210.067 |
19 |
4 |
ウィリアム・ブラー |
フジ・コーポレーションKONDO SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'40.291 |
2.209 |
0.774 |
208.445 |
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

ル・ボーセ モータースポーツにとって第2シーズンとなる、スーパー耐久シリーズの第5戦が岡山国際サーキット(岡山県)で10月22日(土)〜23日(日)に開催された。引き続き挑むのは2001〜3500ccの二輪駆動車が対象のST-3クラスで、「DENSO Le Beausset RC350」としてレクサスRC350を走らせる。ドライバーも代わらず、嵯峨宏紀と中山雄一、そして山下健太に代わりCドライバーとして平木湧也が前回に続いて起用された。
前回の富士「SUPER TEC」では、ドライバー、チームともノーミス、ノートラブルで9時間もの長丁場を走り抜き、1年ぶりの優勝を飾る。その結果、ランキングでは2位に上がって、トップとの差は一気に15.5ポイントにまで縮まり、逆転王座の気運も一気に高まった。今回はST-XからST-3のグループ1とST4・5クラスのグループ2がグループ別に分かれてのレース開催。まずは2連勝で、さらにポイント差を詰めるべく臨んだ。
予選 10月22日(土)天候/曇り コース状況/ドライ
全6戦で争われるスーパー耐久は、残すところ2戦となった。ここまでの4戦はいずれも完走を果たし、前回のレースでは久々の優勝も飾ることに。つかんだムードを離さぬよう、今回も木曜日からテスト走行を開始。金曜日も着実にメニューがこなされ、そしてセットアップも進んでいく。最初の2セッションは主にロングランをかけ、決勝セットを詰めていった一方で、締めくくりのセッションでは予選シミュレーションを行うことに。結果、セッションベストとなる1分40秒302を記録し、この日全体の2番手タイムとなって、あとは本番を迎えるだけとなっていた。
もう10月も後半ということもあり、あたりは日に日に秋の気配を漂わせるようになり、予選が行われた土曜日は、もはや上着がなくては肌寒さを感じさせるまでに。冷えた空気がエンジンを、よりスムーズに回してくれるのは確実だった。
この日、最初に「DENSO Le Beausset RC350」のステアリングを握り、Aドライバー予選に挑んだのは嵯峨。路面温度が低いため、ウォームアップを入念に行った後、まずは1分41秒台に入れて、さらに攻め込んだ嵯峨は1分40秒522をマークし、5番手につけた。
わずか10分のインターバルを経て、Bドライバー予選が行われた。中山はライバル達がコースオープンと同時に一斉にピットを離れていったのに対し、あえて一呼吸置いてからコースイン。嵯峨からのインフォメーションで、思いの外タイヤには熱が入りやすいことをつかんでいた中山は、ウォームアップを1周だけに留めて、さっそくアタックを行い、1分39秒825をマークして、4番手で予選を終了。
その結果、合算タイムによって「DENSO Le Beausset RC350」は、クラス5番手から決勝レースに挑むことになった。なお、この後に行われたCドライバーセッションには、平木が走行し、自己ベストの1分41秒440をマークして、5番手につけていた。

決勝 10月23日(日)天候/曇りのち晴れ コース状況/ドライ
日曜日の岡山国際サーキットは、依然として上空に雲を浮かべていたが、その合間には青空も見えるようになり、いくぶん気温も高まっていた。午前中にはグループ2の決勝レースが行われ、それから2時間も経たぬうちにグループ1の決勝レースのスタート進行が始まった。
スタートを担当するのは中山。1周のローリングラップの後、グリーンシグナルの点灯とともに鋭いダッシュを決めて、オープニングラップのうちに3番手に浮上する。そのまま順位を上げたいところだが、厄介なのは前後にST-2クラスの車両を挟んでいたこと。そのため、しばらくはポジションキープに徹し、なおかつ1分43秒台でコンスタントに周回を重ねていく。
一時はクラス4番手の車両を背後に置いていたが、徐々に差も広げていった36周目、スタートから1時間を経過して間も無く、中山から嵯峨にバトンタッチ。給油とタイヤ交換を行うが、ピットストップ時間を短縮し、ライバルとの差を縮める為に、タイヤ交換はリヤのみでコースに送り出す。4番手でコース復帰となるも、それは3番手の車両とピットタイミングが異なるため。やがて、3番手にポジションを戻すことになる。
そして、2時間を経過した76周目、再び中山が乗り込み、タイヤ交換はフロントのみでコース復帰すると、ポジションは3番手をキープ。コンスタントにラップを刻み続け、2番手も狙えることが期待された。ところがゴールまで残り17分となった93周目、ブレーキトラブルが発生しコースオフの無線がピットに。中山は不安定なマシンをコントロールしピットに運び込むと、メカニックの必死の修復により、7番手でレースに復帰。しっかりチェッカーを受けて貴重なポイントを獲得することとなった。
残念ながら、ランキングトップのチームが優勝を飾ったため、最終戦を待たずしてシリーズチャンピオンは決まってしまったが、「DENSO Le Beausset RC350」は2位をキープ。11月19〜20日に行われる、最終戦オートポリスでは2勝目を狙うとともに、ランキング2位の死守を目指す。

- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
-
予選に向けクルマの仕上がりも良く、岡山がホームコースのライバル車に対し、十分戦える状況にあったが、タイトなコーナーが連続する区間での差が響き、遅れが出てしまった。決勝はスタート直後に順位を上げられた事で、当初考え
た戦略通りに進み、3番手以内を確定できるポジションを得られていただけに終盤のトラブルは何ともし難い。幸い、ドライブ中だった中山が無傷でクルマをピットに戻せた事で貴重なポイントを獲得できた。
- Driver 嵯峨宏紀(koki Saga)COMMENT
-
無念ですね。ブレーキトラブルが発生してしまって。順調に3位を走っていたんですが、これがレースですね。チャンピオンの可能性はなくなってしまいましたが、最後のオートポリスでいい結果を残して、来年につながるレースができるように、もう一回チーム全体で、気を引き締めていきたいと思います。チャンピオンを獲得した38号車に対しては、80kgのウエイト差を埋めるべく、チームとセットアップを進めてスピードを上げ、もう少しのところまで来ていますので、また次のレースで進化させられるように頑張りたいと思います。
- Driver 中山雄一(Yuichi Nakayama)COMMENT
-
作戦はすごくうまくいっていたと思います。ペースは決して良くはなかったのですが、ピットで前に行っていた感じだったので、3位でゴールできたかな、という感触は得られていたので、残念です。今回、ずっと走っている中で、クルマはどれぐらいのバランスが一番速いのか分かってきましたから、そのデータを素に次のオートポリスではセットアップを進めていこうと思っています。今回はちょっと戦闘力が足りなかったので、コース上でもっと前に行けるようなクルマを作っていかないといけないので、そこを意識して走りたいと思います。
- Driver 平木湧也(Yuya Hiraki)COMMENT
-
練習からチームに走行時間をずいぶん設けてもらったので、ツーリングカーの走り方は勉強できました。Cドライバーの予選でも、自己ベストは出せて、それほど悪いタイムではなかったと思うので、自分の中では少しは成長しているのかなと。レースには出ていませんけど、こうやって見て勉強ができています。最後は残念でしたが、それまでは安心して見ていることもでき、僕もいつセーフティカーが入っても替われるように、準備していました。何が起こるか分からないのが、やっぱりレースなんですね。
Le Beausset Motorsports
スーパー耐久シリーズ第5戦は23日、岡山国際サーキットでグループ1(ST-X,ST-1,ST-3,ST-3クラス)の決勝を行いST-Xクラスの内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が総合優勝し、ST-Xクラスのチャンピオンに輝くこととなった。
グループ1決勝は午後1時40分にローリングラップが始まった。空はどんよりと曇り中秋の美作は肌寒い。
スタートで飛び出したのはST-Xクラスポールシッターの藤井誠暢(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)。2位には佐々木孝太(ARN SLS AMG GT3)が付けていたが、ホイールナットの緩みでピットイン。代わって予選5位から2位に上がったのはチャンピオン争いでの藤井組のライバル山内英輝(ENDLESS・ADVAN・GT-R)。しかし、藤井は山内を上回るペースでみるみると差を広げると18秒をリードして45周目終わりでピットインし内田優大に交代。内田も山内から代わったユーク・タニグチを上回るペースででさらに差を37秒まで広げると70周終わりで、アンカーの平峰一貴にバトンタッチ。平峰はその差を守り切り2位以下をぶっちぎって今季4勝目をチームにもたらした。2位にはタニグチ/山内/峰尾恭輔組が、3位には木村武史/織戸学/Afiq Yazid組(CARGUY)が入った。この優勝で内田/藤井/平峰組は最終戦を待たずして今シーズンのST-Xクラスのチャンピオンを獲得。ここまで5戦中4勝とまさにシリーズを圧倒した。
ただ1台参加のST-1クラスは、星野敏/荒聖治組(D'station Porsche 991)が完走して優勝した。
ST-2クラスは、下垣和也/松本武士/近藤説秀組(RSオガワADVANランサー)が終始レースをリードし優勝。2位に入った大澤学/後藤比東至/檜井保孝組(DAMD MOTUL ED WRX STI)が今シーズンもチャンピオンを獲得することとなった。3位には田ヶ原章蔵/奥村佳之/岡本武之組(ビズキューブレーシングランサーX)が入った。
ST-3クラスで、レースの主導権を握っていたのは堀田誠/阪口良平組(MUTA Racing TWS IS 350)。終盤トップに再浮上するとそのまま優勝した。2位には前嶋秀司/佐々木雅弘組(assetテクノRC350)が入った。堀田/阪口組のチャンピオン争いでのライバル、嵯峨宏紀/中山雄一/平木湧也組(DENSO Le Beausset RC350)は3位に付けていたが、終盤ブレーキトラブルで後退して7位。このため堀田/阪口組が今シーズンのチャンピオンを獲得することとなった。3位には番場琢/平沼貴之/服部尚貴組(埼玉トヨペットGBマークX G's)が入った。
最終第6戦は地震からの復興なったオートポリスを舞台として11月20日に決勝が行われる。グループ1はここまでで全クラスチャンピオンが決まったが、晩秋の九州での熱い走りに期待したい。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/23) Group 1 Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
1 | 24 | ST-X | 1 | 内田 優大 藤井 誠暢 平峰 一貴 | スリーボンド日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 114 | 3:01'09.868 |
2 | 3 | ST-X | 2 | ユーク・タニグチ 山内 英輝 峰尾 恭輔 | ENDLESS・ADVAN・GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 114 | 31.681 |
3 | 108 | ST-X | 3 | 木村 武史 織戸 学 Afiq Yazid | CARGUY Lamborghini HURACAN GT3 | 114 | 1'09.254 |
4 | 5 | ST-X | 4 | 白井 剛 星野 一樹 藤波 清斗 | Mach MAKERS GTNET GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 114 | 1'28.678 |
5 | 89 | ST-X | 5 | モーリス・チェン 吉本 大樹 坂本 祐也 | HubAuto Ferrari 488GT3 Ferrari 488 GT3 | 113 | 1Lap |
6 | 10 | ST-X | 6 | フィリップ・デベサ マイケル・グリーン 密山 祥吾 | Adenau SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 113 | 1Lap |
7 | 777 | ST-1 | 1 | 星野 敏 荒 聖治 | D'station Porsche 991 PORSCHE 911 GT3 Cup | 110 | 4Laps |
8 | 112 | ST-X | 7 | 佐藤 敦 山下 亮生 久保 宣夫 | SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 109 | 5Laps |
9 | 8 | ST-X | 8 | 永井 宏明 佐々木 孝太 山脇 大輔 | ARN SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 107 | 7Laps |
10 | *81 | ST-X | 9 | 山田 秀明 青木 孝行 大賀 裕介 | Rock254 GTNET NISSAN GT-R NISMO GT3 | 106 | 8Laps |
11 | 38 | ST-3 | 1 | 堀田 誠 阪口 良平 | MUTA Racing TWS IS 350 TOYOTA LEXUS IS350 | 104 | 10Laps |
12 | 34 | ST-3 | 2 | 前嶋 秀司 佐々木 雅弘 | assetテクノRC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 104 | 10Laps |
13 | 20 | ST-2 | 1 | 下垣 和也 松本 武士 近藤 説秀 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 104 | 10Laps |
14 | 59 | ST-2 | 2 | 大澤 学 後藤 比東至 檜井 保孝 | DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI | 104 | 10Laps |
15 | 68 | ST-3 | 3 | 番場 琢 平沼 貴之 服部 尚貴 | 埼玉トヨペットGBマークX G's TOYOTA MARK X | 103 | 11Laps |
16 | 14 | ST-3 | 4 | 小松 一臣 杉林 健一 安宅 光徳 | 岡部⾃動⾞KYOSHIN 195 Z34 NISSAN FAIRLADY Z | 103 | 11Laps |
17 | 35 | ST-3 | 5 | 加納 政樹 本山 哲 安田 裕信 | SKT team motoyama NISSAN FAIRLADY Z | 103 | 11Laps |
18 | 505 | ST-2 | 3 | 田ヶ原 章蔵 奥村 佳之 岡本 武之 | ビズキューブレーシングランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 102 | 12Laps |
19 | 7 | ST-2 | 4 | カルロス 本田 佐藤 勝博 石崎 敦士 | 恒力技巧☆新菱オートDXLエボⅨ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ | 102 | 12Laps |
20 | 23 | ST-3 | 6 | 輿水 敏明 山崎 学 島澤 隆彦 | 岡部⾃動⾞ゼロサンMBFネットワークスZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 101 | 13Laps |
21 | 62 | ST-3 | 7 | 嵯峨 宏紀 中山 雄一 平木 湧也 | DENSO Le Beausset RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 101 | 13Laps |
22 | 39 | ST-3 | 8 | 吉村 一悟 TAD JUN JUN 吉田 広樹 | Muta Racing RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 100 | 14Laps |
23 | 6 | ST-2 | 5 | 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 | 新菱オートDIXCEL EVOⅩ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 85 | 29Laps |
24 | *15 | ST-3 | 9 | 長島 正明 田中 徹 田中 哲也 | 岡部⾃動⾞DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 72 | 42Laps |
---- 以上規定周回数(ST-X:79Laps ST-1:77Laps ST-2:72Laps ST-3:72Laps)完走 ---- |
- | 70 | ST-X | - | ジェフリー・リー 平中 克幸 | J-Fly Racing R8 LMS Ultra Audi R8 LMS ultra | 84 | 30Laps |
- | 25 | ST-X | - | テツオ・オギノ 野尻 智紀 飯田 太陽 | ケーズフロンティア911 GT3R PORSCHE 911 GT3 | 5 | 109Laps |
- Fastest Lap: CarNo.24 藤井誠暢(スリーボンド日産自動車大学校GT-R) 1'31.790 (3/114) 145.232km.h
- CarNo.15(長島正明)は、スーパー耐久シリーズ2016スポーツ規則第15条(3)(ピットレーン速度違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.81は、スーパー耐久シリーズ2016スポーツ規則第15条(11)(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
スーパー耐久シリーズ第5戦は23日、岡山国際サーキットでグループ2(ST-4,ST-5クラス)の決勝を行いST-4クラスでは近藤翼/堤優威/加藤彰彬組(TC CORSE iRacing ROADSTER)が、ST-5クラスでは古宮正信/松田智也/吉本晶哉組(BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT)が優勝した。
グループ2の決勝は午前8時30分スタート。空は厚い雲に覆われ肌寒い中で3時間の決勝レースが始まった。
ST-4クラスはポールポジションの松井孝允(TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86)がトップで1コーナーへ。予選2位の石川京侍(TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000)はスピンし、早くも戦列を離脱。2位には予選3位の山田英二(CUSCO with Key's 86 )が上がってきた。3位に浜野彰彦(ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings)、4位には予選7位から元嶋佑弥(ENDLESS・ADVAN・86)がつける。
元嶋は4周目にはヘアピンで浜野をパスし3位に浮上すると、20周終わりに早くもピットイン。小河諒にドライバー交代を行った。
トップ2台はつかず離れずの間隔を保ってレースは進行するが、松井をパスするほどのスピードは山田には無く、その山田は30周終わりに木下隆之に交代すると、小河に先行を許すこととなる。
トップの松井は40周目にピットイン。井口卓人にドライバーチェンジすると背後には小河が迫る。
小河は65周目に、井口が67周目にピットインしてドライバーチェンジすると代わった蒲生を元嶋が1コーナーで先行。
ここから蒲生は4秒ほどあった元嶋との差を詰め始めると、80周目にはこの2台はテールトゥノーズの争いとなる。
85周目の1コーナーではついにアウトから並びかけた蒲生が元嶋の前に出ることに成功、トップに立つ。抜かれた元嶋もあきらめず、バックストレッチから続くヘアピンで強引にインに飛び込んだが、この2台は接触。元嶋は再びトップを奪い返すも、接触のダメージを受けた蒲生はこの周の終わりでピットイン。大きく順位を落とし、後味の悪い結末となった。
レースはマイクナイトでオイルをまいた車両があり、98周目からセーフティーカー(SC)が導入された。残り時間も20分足らずだったため、SCランでレースは終了。トップでゴールしたのは元嶋。2位には、近藤翼/堤優威/加藤彰彬組(TC CORSE iRacing ROADSTER)が、3位には脇阪寿一/脇阪薫一/松田晃司組(埼玉トヨペットGreen Brave 86)が入った。
表彰式終了後、元嶋は危険なドライブ行為と判定され、村田信博/小河/元嶋組には30秒加算のペナルティーが下された。この結果優勝は、参戦3年目にしてうれしい初優勝となった近藤/堤/加藤組。2位に寿一/薫一/松田組が繰り上がり、村田/小河/元嶋組は3位という結果になった。
それでも3位に入った村田/小河/元嶋組は13ポイントを加算。110ポイントとし、8位で5ポイントしか加算できなかった選手権2位の松井/井口/蒲生組の89ポイントに対し、大きくリードして最終戦を迎えることとなった。
ST-5クラスは、古宮正信/松田智也/吉本晶哉組(BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT)と大野尊久/梅本淳一組(BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT)のBRPの2台がトップ争いを展開。順位を入れ替えながらの展開となるが、第3ドライバーとなった終盤、古宮が大野を10秒ほどリード。SCが入り、優勝は古宮/松田/吉本組、2位に大野/梅本組となった。3位には三木孝浩/板垣裕之/大西隆生組(BLOOD SDPORTS WM☆Vitz)が入った。
2位に入った大野/梅本組は85ポイントとし、ポイントリーダーに浮上。5位に終わった谷川達也/井尻薫/野上達也組(DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D)を逆転して最終戦を迎えることとなる。
最終第6戦は地震からの復興なったオートポリスを舞台として11月20日に決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/23) Group 2 Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
1 | 54 | ST-4 | 1 | 近藤 翼 堤 優威 加藤 彰彬 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | 98 | 3:01'01.230 |
2 | 52 | ST-4 | 2 | 脇阪 寿一 脇阪 薫一 松田 晃司 | 埼玉トヨペットGreen Brave 86 TOYOTA 86 | 98 | 1.623 |
3 | *13 | ST-4 | 3 | 村田 信博 小河 諒 元嶋 佑弥 | ENDLESS・ADVAN・86 TOYOTA 86 | 98 | 6.289 |
4 | 27 | ST-4 | 4 | 伊橋 勲 ユウキ 小林 且雄 | D'STATION FINA BRZ SUBARU BRZ | 98 | 10.122 |
5 | 40 | ST-4 | 5 | 藤田 竜樹 浜野 彰彦 ナオリュウ | ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings TOYOTA 86 | 97 | 1Lap |
6 | 55 | ST-4 | 6 | たしろ じゅん 小野田 貴俊 伊藤 毅 | SunOasis AUTOFACTRY86 TOYOTA 86 | 97 | 1Lap |
7 | 58 | ST-4 | 7 | 小林 康一 塩谷 烈州 蘇武 喜和 | ウインマックステインワコーズDC5☆KRP Honda INTEGRA TYPE-R | 97 | 1Lap |
8 | 86 | ST-4 | 8 | 松井 孝允 井口 卓人 蒲生 尚弥 | TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 97 | 1Lap |
9 | 216 | ST-4 | 9 | 玉江 浩明 山谷 直樹 杉原 直弥 | ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐ TOYOTA 86 | 97 | 1Lap |
10 | 48 | ST-4 | 10 | 猪股 京介 北川 剛 タカモリ 博士 | DIJONエンドレスワコーズNILZZ DC5 Honda INTEGRA TYPE-R | 97 | 1Lap |
11 | 77 | ST-4 | 11 | 山田 英二 木下 隆之 | CUSCO with Key's 86 TOYOTA 86 | 97 | 1Lap |
12 | *100 | ST-4 | 12 | 松井 仁志 鵜飼 龍太 山田 遼 | アミューズSPV 86 TOYOTA 86 | 96 | 2Laps |
13 | 116 | ST-4 | 13 | 長谷川 伸司 吉田 靖之 | W.S.ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 96 | 2Laps |
14 | 12 | ST-4 | 14 | リク 松井 隆幸 ちゃまきち | シビックTYPE-R☆STA Honda CIVIC TYPE-R | 94 | 4Laps |
15 | 19 | ST-5 | 1 | 古宮 正信 松田 智也 吉本 晶哉 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT Honda FIT 3 RS | 93 | 5Laps |
16 | 36 | ST-4 | 15 | 江原 弘美 連 貴洋 推根 克彦 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz GRMN Turbo | 93 | 5Laps |
17 | 69 | ST-5 | 2 | 大野 尊久 梅本 淳一 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT Honda FIT 3 RS | 93 | 5Laps |
18 | 11 | ST-5 | 3 | 三木 孝浩 板垣 裕之 大西 隆生 | BLOOD SDPORTS WM☆Vitz TOYOTA Vitz RS | 92 | 6Laps |
19 | 66 | ST-5 | 4 | 武地 孝幸 植田 正幸 | odula MAZDAデミオ15MB MAZDA DEMIO | 92 | 6Laps |
20 | *92 | ST-5 | 5 | 遠藤 光博 桝本 隆介 原田 健太 | ホンダカーズ桶川・VBOX・セキショウFit Honda FIT 3 RS | 91 | 7Laps |
21 | 213 | ST-5 | 6 | 東 貴史 原田 学 横尾 優一 | Wako's GenesisPURE WM Vitz TOYOTA Vitz RS | 91 | 7Laps |
22 | 46 | ST-5 | 7 | 井上 恵一 河村 翔 | DIJONエンドレスワコーズNILZZ FIT Honda FIT 2 RS | 91 | 7Laps |
23 | 71 | ST-5 | 8 | 水野 大 黒田 保男 横田 健一郎 | ピースMS NUTEC制動屋 Fit RS Honda FIT 2 RS | 90 | 8Laps |
24 | 37 | ST-5 | 9 | 関 豊 小松 寛子 山本 絵里子 | ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ MAZDA DEMIO | 89 | 9Laps |
25 | 2 | ST-5 | 10 | 松田 秀士 ススム・ナカムラ 山下 將志 | ホンダカーズ野崎with CUSCO & FUJITSUBO Honda FIT 3 RS | 86 | 12Laps |
26 | 88 | ST-5 | 11 | 村上 博幸 筒井 克彦 脇谷 猛 | 村上モータースMAZDAロードスターND MAZDA ROADSTER | 86 | 12Laps |
27 | 4 | ST-5 | 12 | 芝谷 純三 河野 利尚 見並 秀文 | THE BRIDE FIT Honda FIT 3 RS | 84 | 14Laps |
28 | *117 | ST-4 | 16 | 太田 重蔵 鶴田 和弥 井入 宏之 | W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN Honda S2000 | 82 | 16Laps |
29 | 17 | ST-5 | 13 | 谷川 達也 井尻 薫 野上 達也 | DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D MAZDA DENIO Diesel TURBO | 73 | 25Laps |
30 | 18 | ST-4 | 17 | 浅野 武夫 森 正行 佐野 新世 | Y`s distraction 86 TOYOTA 86 | 68 | 30Laps |
---- 以上規定周回数(ST-4:68Laps ST-5:65Laps)完走 ---- |
- | 60 | ST-4 | - | 渋谷 崇 松本 和之 渡辺 忠司 | AGENT-1 WMインテグラ Honda INTEGRA TYPE-R | 88 | 10Laps |
- | 93 | ST-4 | - | 小泉 和寛 遠藤 浩二 鈴木 陽 | SKR ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 61 | 37Laps |
- | 333 | ST-4 | - | 中島 佑弥 大波 肇 | GLORY RACING A-ONE FN2 Honda CIVIC TYPE-R EURO | 61 | 37Laps |
- | 41 | ST-4 | - | 植松 忠雄 石川 京侍 太田 達也 | TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000 Honda S2000 | 50 | 48Laps |
- | 95 | ST-4 | - | 松井 猛敏 中島 保典 柴田 優作 | SPOONリジカラS2000 Honda S2000 | | absence |
- Fastest Lap: CarNo.77 山田英二(CUSCO with Key's 86 ) 1'43.567 (4/97) 128.792km/h
- CarNo.100(松井仁志)は、スーパー耐久シリーズ2016スポーツ規則第13条(11)(反則スタート)によりドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.117は、スーパー耐久シリーズ2016スポーツ規則第15条(11)(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.92(桝本隆介)は、スーパー耐久シリーズ2016スポーツ規則第15条(3)(ピットレーン速度違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.13(元嶋佑弥)は、2016岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第4章第18条2.①(危険なドライブ行為)により、決勝結果に30秒を加算した。
スーパー耐久シリーズ第5戦は22日、岡山国際サーキットでグループ1(ST-X,ST-1,ST-2,ST-3クラス)の公式予選を行いST-Xクラスでは内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が、ST-1クラスでは星野敏/荒聖治組(D'station Porsche 991)が、ST-2クラスでは大澤学/後藤比東至/檜井保孝組(DAMD MOTUL ED WRX STI)が、ST-3クラスでは堀田誠/阪口良平組(MUTA Racing TWS IS 350)がポールポジションを獲得した。
グループ1の公式予選は午後2時40分より、A,Bドライバーとも20分ずつで行われた。時折小雨も舞ったが、両セッションとも路面はほぼドライコンディション。
ST-Xクラスでは、Aドライバーのジェントルマン内田優大(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が1分31秒082でトップタイム。Bドライバーではチームメートの藤井誠暢が1分2秒272で2位に付け総合で内田/藤井/平峰一貴組がポールポジションを獲得した。選手権ではチームも2位を大きくリードしてポイントリーダー。このレースで優勝すれば文句なしに今シーズンのチャンピオンが確定する。2位にはBドライバーの平中克幸組(J-Fly Racing R8 LMS Ultra)がコースレコードの1分28秒981でトップタイムをマークしたジェフリー・リー/平中組(J-Fly Racing R8 LMS Ultra)が、3位には永井宏明/佐々木孝太/山脇大輔組(ARN SLS AMG GT3)が入った。選手権で2位に付けているユーク・タニグチ/山内英輝/峰尾恭輔組(ENDLESS・ADVAN・GT-R)は5位。このレースで内田組より上位でゴールしないとチャンピオンを失う厳しい出だしとなった。
ST-1クラスは、ただ1台参加する星野敏/荒聖治組(D'station Porsche 991)がポールポジション。
ST-2クラスでは、ポイントリーダーの大澤学/後藤比東至/檜井保孝組(DAMD MOTUL ED WRX STI)がポールポジション。優勝すればこのクラスもこのチームが最終戦を待たずして今シーズンのチャンピオンが決定する。2位には、下垣和也/松本武士/近藤説秀組(RSオガワADVANランサー)が、3位には冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組(新菱オートDIXCEL EVOⅩ)が続いた。
ST-3クラスでも、ポイントリーダーの堀田誠/阪口良平組(MUTA Racing TWS IS 350)がポールポジション。2位には長島正明/田中徹/田中哲也組(岡部⾃動⾞DIXCELチームテツヤZ34)が、3位には小松一臣/杉林健一/安宅光徳組(岡部⾃動⾞KYOSHIN 195 Z34)が入った。選手権2位の嵯峨宏紀/中山雄一/平木湧也組(DENSO Le Beausset RC350)は5位と出遅れたが、GTドライバー2人を擁するこのチームは決勝では総合力で上位に食い込んでくるはずだ。
決勝は明日23日、午後1時40分より3時間で争われる。残り2戦。選手権を争う各クラス、各チームとも落とせないレースとなるため、激しい争いが期待される。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA
スーパー耐久シリーズ第5戦は22日、岡山国際サーキットでグループ2(ST-4,ST-5クラス)の公式予選を行いST-4クラスでは松井孝允/井口卓人/蒲生尚弥組(TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86)が、ST-5クラスでは村上博幸/筒井克彦/脇谷猛組(村上モータースMAZDAロードスターND)がポールポジションを獲得した。
第5戦の行われる岡山国際サーキットは朝から雨模様。時折小雨がぱらつき、WET宣言が出されたが、路面はほぼドライ。公式予選の行われる午後1時には薄日も差してきた。Aドライバー、Bドライバーとも20分間の走行を行い、ベストタイムの合算で順位が決する
ST-4のAドライバーでは松井孝允(TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86)が1分42秒378でトップタイム。Bドライバーでは井口卓人が1分42秒436で2位と2人ともタイムをそろえ、合算でポールポジションを獲得した。
全日本F3選手権を戦うBドライバーの石川京侍(TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000)は両セッションを通してのベストタイム1分42秒321をたたき出すが、チームメートが振るわず植松忠雄/石川京侍/太田達也組(TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000)が総合で2位。3位には山田英二/木下隆之組(CUSCO with Key's 86 )が入った。ポイントリーダーの村田信博/小河諒/元嶋佑弥組(ENDLESS・ADVAN・86)は7位と出遅れたため、選手権で2位に付けている松井/井口/蒲生組には上々の出足となった。
ST-5クラスでは、村上博幸/筒井克彦/脇谷猛組(村上モータースMAZDAロードスターND)がAドライバーの村上がトップタイム、Bドライバーの筒井が2位と合算でポールポジションを獲得した。選手権は5位だが、第2戦で優勝するなど、マシンのポテンシャルは侮りがたく、総合優勝も射程に捉える。2位には選手権で僅差の2位に付ける大野尊久/梅本淳一組(BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT)が、3位には僚友の古宮正信/松田智也/吉本晶哉組(BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT)が入った。ポイントリーダーの谷川達也/井尻薫/野上達也組(DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D)は7位と出遅れたが、燃費の良さを生かして決勝では上位に食い込んでくるはずだ。
グループ2の決勝は明日23日、午前8時30分より3時間で行われる。選手権も佳境に入った。ST-4、ST-5クラスともこのレースでチャンピオン争いの主導権を握るチームはどこになるのであろうか?
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) C Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 108 | ST-X | 1 | Afiq Yazid | CARGUY Lamborghini HURACAN GT3 | 1'30.129 | - | - | 147.908 |
2 | 10 | ST-X | 2 | 密山 祥吾 | Adenau SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'30.566 | 0.437 | 0.437 | 147.194 |
3 | 5 | ST-X | 3 | 藤波 清斗 | Mach MAKERS GTNET GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'30.689 | 0.560 | 0.123 | 146.995 |
4 | 24 | ST-X | 4 | 平峰 一貴 | スリーボンド日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'30.942 | 0.813 | 0.253 | 146.586 |
5 | 89 | ST-X | 5 | 坂本 祐也 | HubAuto Ferrari 488GT3 Ferrari 488 GT3 | 1'31.127 | 0.998 | 0.185 | 146.288 |
6 | 81 | ST-X | 6 | 大賀 裕介 | Rock254 GTNET NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'31.816 | 1.687 | 0.689 | 145.190 |
7 | 3 | ST-X | 7 | 峰尾 恭輔 | ENDLESS・ADVAN・GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'32.369 | 2.240 | 0.553 | 144.321 |
8 | 25 | ST-X | 8 | 飯田 太陽 | ケーズフロンティア911 GT3R PORSCHE 911 GT3 | 1'32.633 | 2.504 | 0.264 | 143.910 |
9 | 112 | ST-X | 9 | 久保 宣夫 | SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'33.333 | 3.204 | 0.700 | 142.831 |
10 | 8 | ST-X | 10 | 山脇 大輔 | ARN SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'34.193 | 4.064 | 0.860 | 141.526 |
11 | 14 | ST-3 | 1 | 安宅 光徳 | 岡部⾃動⾞KYOSHIN 195 Z34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'39.955 | 9.826 | 5.762 | 133.368 |
12 | 39 | ST-3 | 2 | 吉田 広樹 | Muta Racing RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 1'40.376 | 10.247 | 0.421 | 132.809 |
13 | 35 | ST-3 | 3 | 安田 裕信 | SKT team motoyama NISSAN FAIRLADY Z | 1'40.441 | 10.312 | 0.065 | 132.723 |
14 | 15 | ST-3 | 4 | 田中 哲也 | 岡部⾃動⾞DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'41.204 | 11.075 | 0.763 | 131.722 |
15 | 7 | ST-2 | 1 | 石崎 敦士 | 恒力技巧☆新菱オートDXLエボⅨ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ | 1'41.206 | 11.077 | 0.002 | 131.719 |
16 | 6 | ST-2 | 2 | 大橋 正澄 | 新菱オートDIXCEL EVOⅩ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'41.390 | 11.261 | 0.184 | 131.480 |
17 | 62 | ST-3 | 5 | 平木 湧也 | DENSO Le Beausset RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 1'41.440 | 11.311 | 0.050 | 131.416 |
18 | 59 | ST-2 | 3 | 檜井 保孝 | DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI | 1'41.637 | 11.508 | 0.197 | 131.161 |
19 | 20 | ST-2 | 4 | 近藤 説秀 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'42.417 | 12.288 | 0.780 | 130.162 |
20 | 68 | ST-3 | 6 | 服部 尚貴 | 埼玉トヨペットGBマークX G's TOYOTA MARK X | 1'42.814 | 12.685 | 0.397 | 129.659 |
27 | 23 | ST-3 | 7 | 島澤 隆彦 | 岡部⾃動⾞ゼロサンMBFネットワークスZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'44.037 | 13.908 | 1.223 | 128.135 |
31 | 505 | ST-2 | 5 | 岡本 武之 | ビズキューブレーシングランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'45.233 | 15.104 | 1.196 | 126.679 |
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) A&B Total Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Model | Adriver Bdriver | Total Time | Behind |
1 | 24 | ST-X | 1 | 内田 優大 藤井 誠暢 | スリーボンド日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'31.082 1'29.272 | 3'00.354 | - |
2 | 70 | ST-X | 2 | ジェフリー・リー 平中 克幸 | J-Fly Racing R8 LMS Ultra Audi R8 LMS ultra | 1'31.741 1'28.981 | 3'00.722 | 0.368 |
3 | 8 | ST-X | 3 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | ARN SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'31.347 1'29.526 | 3'00.873 | 0.519 |
4 | 108 | ST-X | 4 | 木村 武史 織戸 学 | CARGUY Lamborghini HURACAN GT3 | 1'31.374 1'29.582 | 3'00.956 | 0.602 |
5 | 3 | ST-X | 5 | ユーク・タニグチ 山内 英輝 | ENDLESS・ADVAN・GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'31.718 1'29.492 | 3'01.210 | 0.856 |
6 | 25 | ST-X | 6 | テツオ・オギノ 野尻 智紀 | ケーズフロンティア911 GT3R PORSCHE 911 GT3 | 1'32.250 1'29.678 | 3'01.928 | 1.574 |
7 | 5 | ST-X | 7 | 白井 剛 星野 一樹 | Mach MAKERS GTNET GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'31.950 1'30.203 | 3'02.153 | 1.799 |
8 | 10 | ST-X | 8 | フィリップ・デベサ マイケル・グリーン | Adenau SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'32.355 1'30.532 | 3'02.887 | 2.533 |
9 | 89 | ST-X | 9 | モーリス・チェン 吉本 大樹 | HubAuto Ferrari 488GT3 Ferrari 488 GT3 | 1'33.390 1'29.551 | 3'02.941 | 2.587 |
10 | 81 | ST-X | 10 | 山田 秀明 青木 孝行 | Rock254 GTNET NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'33.118 1'29.886 | 3'03.004 | 2.650 |
11 | 112 | ST-X | 11 | 佐藤 敦 山下 亮生 | SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'32.989 1'31.214 | 3'04.203 | 3.849 |
12 | 777 | ST-1 | 1 | 星野 敏 荒 聖治 | D'station Porsche 991 PORSCHE 911 GT3 Cup | 1'37.810 1'32.181 | 3'09.991 | 9.637 |
13 | 59 | ST-2 | 1 | 大澤 学 後藤 比東至 | DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI | 1'39.657 1'39.463 | 3'19.120 | 18.766 |
14 | 38 | ST-3 | 1 | 堀田 誠 阪口 良平 | MUTA Racing TWS IS 350 TOYOTA LEXUS IS350 | 1'40.419 1'38.941 | 3'19.360 | 19.006 |
15 | 20 | ST-2 | 2 | 下垣 和也 松本 武士 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'40.319 1'39.238 | 3'19.557 | 19.203 |
16 | 15 | ST-3 | 2 | 長島 正明 田中 徹 | 岡部⾃動⾞DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'40.326 1'39.306 | 3'19.632 | 19.278 |
17 | 14 | ST-3 | 3 | 小松 一臣 杉林 健一 | 岡部⾃動⾞KYOSHIN 195 Z34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'39.937 1'39.962 | 3'19.899 | 19.545 |
18 | 34 | ST-3 | 4 | 前嶋 秀司 佐々木 雅弘 | assetテクノRC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 1'40.168 1'39.989 | 3'20.157 | 19.803 |
19 | 62 | ST-3 | 5 | 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | DENSO Le Beausset RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 1'40.522 1'39.825 | 3'20.347 | 19.993 |
20 | 6 | ST-2 | 3 | 冨桝 朋広 菊地 靖 | 新菱オートDIXCEL EVOⅩ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'41.925 1'39.155 | 3'21.080 | 20.726 |
21 | 23 | ST-3 | 6 | 輿水 敏明 山崎 学 | 岡部⾃動⾞ゼロサンMBFネットワークスZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'41.486 1'39.749 | 3'21.235 | 20.881 |
22 | 35 | ST-3 | 7 | 加納 政樹 本山 哲 | SKT team motoyama NISSAN FAIRLADY Z | 1'40.979 1'40.642 | 3'21.621 | 21.267 |
23 | 505 | ST-2 | 4 | 田ヶ原 章蔵 奥村 佳之 | ビズキューブレーシングランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'41.083 1'40.974 | 3'22.057 | 21.703 |
24 | 68 | ST-3 | 8 | 番場 琢 平沼 貴之 | 埼玉トヨペットGBマークX G's TOYOTA MARK X | 1'40.594 1'41.933 | 3'22.527 | 22.173 |
25 | 7 | ST-2 | 5 | カルロス 本田 佐藤 勝博 | 恒力技巧☆新菱オートDXLエボⅨ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ | 1'41.633 1'41.021 | 3'22.654 | 22.300 |
26 | 39 | ST-3 | 9 | 吉村 一悟 TAD JUN JUN | Muta Racing RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 1'43.570 1'43.020 | 3'26.590 | 26.236 |
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) B Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 70 | ST-X | 1 | 平中 克幸 | J-Fly Racing R8 LMS Ultra Audi R8 LMS ultra | 1'28.981 | - | - | 149.816 |
2 | 24 | ST-X | 2 | 藤井 誠暢 | スリーボンド日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'29.272 | 0.291 | 0.291 | 149.328 |
3 | 3 | ST-X | 3 | 山内 英輝 | ENDLESS・ADVAN・GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'29.492 | 0.511 | 0.220 | 148.961 |
4 | 8 | ST-X | 4 | 佐々木 孝太 | ARN SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'29.526 | 0.545 | 0.034 | 148.904 |
5 | 89 | ST-X | 5 | 吉本 大樹 | HubAuto Ferrari 488GT3 Ferrari 488 GT3 | 1'29.551 | 0.570 | 0.025 | 148.863 |
6 | 108 | ST-X | 6 | 織戸 学 | CARGUY Lamborghini HURACAN GT3 | 1'29.582 | 0.601 | 0.031 | 148.811 |
7 | 25 | ST-X | 7 | 野尻 智紀 | ケーズフロンティア911 GT3R PORSCHE 911 GT3 | 1'29.678 | 0.697 | 0.096 | 148.652 |
8 | 81 | ST-X | 8 | 青木 孝行 | Rock254 GTNET NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'29.886 | 0.905 | 0.208 | 148.308 |
9 | 5 | ST-X | 9 | 星野 一樹 | Mach MAKERS GTNET GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'30.203 | 1.222 | 0.317 | 147.787 |
10 | 10 | ST-X | 10 | マイケル・グリーン | Adenau SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'30.532 | 1.551 | 0.329 | 147.250 |
11 | 112 | ST-X | 11 | 山下 亮生 | SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'31.214 | 2.233 | 0.682 | 146.149 |
12 | 777 | ST-1 | 1 | 荒 聖治 | D'station Porsche 991 PORSCHE 911 GT3 Cup | 1'32.181 | 3.200 | 0.967 | 144.615 |
13 | 38 | ST-3 | 1 | 阪口 良平 | MUTA Racing TWS IS 350 TOYOTA LEXUS IS350 | 1'38.941 | 9.960 | 6.760 | 134.735 |
14 | 6 | ST-2 | 1 | 菊地 靖 | 新菱オートDIXCEL EVOⅩ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'39.155 | 10.174 | 0.214 | 134.444 |
15 | 20 | ST-2 | 2 | 松本 武士 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'39.238 | 10.257 | 0.083 | 134.332 |
16 | 15 | ST-3 | 2 | 田中 徹 | 岡部⾃動⾞DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'39.306 | 10.325 | 0.068 | 134.240 |
17 | 59 | ST-2 | 3 | 後藤 比東至 | DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI | 1'39.463 | 10.482 | 0.157 | 134.028 |
18 | 23 | ST-3 | 3 | 山崎 学 | 岡部⾃動⾞ゼロサンMBFネットワークスZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'39.749 | 10.768 | 0.286 | 133.643 |
19 | 62 | ST-3 | 4 | 中山 雄一 | DENSO Le Beausset RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 1'39.825 | 10.844 | 0.076 | 133.542 |
20 | 14 | ST-3 | 5 | 杉林 健一 | 岡部⾃動⾞KYOSHIN 195 Z34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'39.962 | 10.981 | 0.137 | 133.359 |
21 | 34 | ST-3 | 6 | 佐々木 雅弘 | assetテクノRC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 1'39.989 | 11.008 | 0.027 | 133.323 |
22 | 35 | ST-3 | 7 | 本山 哲 | SKT team motoyama NISSAN FAIRLADY Z | 1'40.642 | 11.661 | 0.653 | 132.458 |
23 | 505 | ST-2 | 4 | 奥村 佳之 | ビズキューブレーシングランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'40.974 | 11.993 | 0.332 | 132.022 |
24 | 7 | ST-2 | 5 | 佐藤 勝博 | 恒力技巧☆新菱オートDXLエボⅨ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ | 1'41.021 | 12.040 | 0.047 | 131.961 |
25 | 68 | ST-3 | 8 | 平沼 貴之 | 埼玉トヨペットGBマークX G's TOYOTA MARK X | 1'41.933 | 12.952 | 0.912 | 130.780 |
26 | 39 | ST-3 | 9 | TAD JUN JUN | Muta Racing RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 1'43.020 | 14.039 | 1.087 | 129.400 |
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) A Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 24 | ST-X | 1 | 内田 優大 | スリーボンド日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'31.082 | - | - | 146.360 |
2 | 8 | ST-X | 2 | 永井 宏明 | ARN SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'31.347 | 0.265 | 0.265 | 145.936 |
3 | 108 | ST-X | 3 | 木村 武史 | CARGUY Lamborghini HURACAN GT3 | 1'31.374 | 0.292 | 0.027 | 145.893 |
4 | 3 | ST-X | 4 | ユーク・タニグチ | ENDLESS・ADVAN・GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'31.718 | 0.636 | 0.344 | 145.346 |
5 | 70 | ST-X | 5 | ジェフリー・リー | J-Fly Racing R8 LMS Ultra Audi R8 LMS ultra | 1'31.741 | 0.659 | 0.023 | 145.309 |
6 | 5 | ST-X | 6 | 白井 剛 | Mach MAKERS GTNET GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'31.950 | 0.868 | 0.209 | 144.979 |
7 | 25 | ST-X | 7 | テツオ・オギノ | ケーズフロンティア911 GT3R PORSCHE 911 GT3 | 1'32.250 | 1.168 | 0.300 | 144.507 |
8 | 10 | ST-X | 8 | フィリップ・デベサ | Adenau SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'32.355 | 1.273 | 0.105 | 144.343 |
9 | 112 | ST-X | 9 | 佐藤 敦 | SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 1'32.989 | 1.907 | 0.634 | 143.359 |
10 | 81 | ST-X | 10 | 山田 秀明 | Rock254 GTNET NISSAN GT-R NISMO GT3 | 1'33.118 | 2.036 | 0.129 | 143.160 |
11 | 89 | ST-X | 11 | モーリス・チェン | HubAuto Ferrari 488GT3 Ferrari 488 GT3 | 1'33.390 | 2.308 | 0.272 | 142.743 |
12 | 777 | ST-1 | 1 | 星野 敏 | D'station Porsche 991 PORSCHE 911 GT3 Cup | 1'37.810 | 6.728 | 4.420 | 136.293 |
13 | 59 | ST-2 | 1 | 大澤 学 | DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI | 1'39.657 | 8.575 | 1.847 | 133.767 |
14 | 14 | ST-3 | 1 | 小松 一臣 | 岡部⾃動⾞KYOSHIN 195 Z34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'39.937 | 8.855 | 0.280 | 133.392 |
15 | 34 | ST-3 | 2 | 前嶋 秀司 | assetテクノRC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 1'40.168 | 9.086 | 0.231 | 133.084 |
16 | 20 | ST-2 | 2 | 下垣 和也 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'40.319 | 9.237 | 0.151 | 132.884 |
17 | 15 | ST-3 | 3 | 長島 正明 | 岡部⾃動⾞DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'40.326 | 9.244 | 0.007 | 132.875 |
18 | 38 | ST-3 | 4 | 堀田 誠 | MUTA Racing TWS IS 350 TOYOTA LEXUS IS350 | 1'40.419 | 9.337 | 0.093 | 132.752 |
19 | 62 | ST-3 | 5 | 嵯峨 宏紀 | DENSO Le Beausset RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 1'40.522 | 9.440 | 0.103 | 132.616 |
20 | 68 | ST-3 | 6 | 番場 琢 | 埼玉トヨペットGBマークX G's TOYOTA MARK X | 1'40.594 | 9.512 | 0.072 | 132.521 |
21 | 35 | ST-3 | 7 | 加納 政樹 | SKT team motoyama NISSAN FAIRLADY Z | 1'40.979 | 9.897 | 0.385 | 132.016 |
22 | 505 | ST-2 | 3 | 田ヶ原 章蔵 | ビズキューブレーシングランサーX MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'41.083 | 10.001 | 0.104 | 131.880 |
23 | 23 | ST-3 | 8 | 輿水 敏明 | 岡部⾃動⾞ゼロサンMBFネットワークスZ34 NISSAN FAIRLADY Z | 1'41.486 | 10.404 | 0.403 | 131.356 |
24 | 7 | ST-2 | 4 | カルロス 本田 | 恒力技巧☆新菱オートDXLエボⅨ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ | 1'41.633 | 10.551 | 0.147 | 131.166 |
25 | 6 | ST-2 | 5 | 冨桝 朋広 | 新菱オートDIXCEL EVOⅩ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X | 1'41.925 | 10.843 | 0.292 | 130.790 |
26 | 39 | ST-3 | 9 | 吉村 一悟 | Muta Racing RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 1'43.570 | 12.488 | 1.645 | 128.713 |
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) C Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 95 | ST-4 | 1 | 柴田 優作 | SPOONリジカラS2000 Honda S2000 | 1'43.026 | - | - | 129.393 |
2 | 41 | ST-4 | 2 | 太田 達也 | TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000 Honda S2000 | 1'43.199 | 0.173 | 0.173 | 129.176 |
3 | 58 | ST-4 | 3 | 蘇武 喜和 | ウインマックステインワコーズDC5☆KRP Honda INTEGRA TYPE-R | 1'43.234 | 0.208 | 0.035 | 129.132 |
4 | 13 | ST-4 | 4 | 元嶋 佑弥 | ENDLESS・ADVAN・86 TOYOTA 86 | 1'43.480 | 0.454 | 0.246 | 128.825 |
5 | 86 | ST-4 | 5 | 蒲生 尚弥 | TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 1'43.934 | 0.908 | 0.454 | 128.262 |
6 | 216 | ST-4 | 6 | 杉原 直弥 | ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐ TOYOTA 86 | 1'44.031 | 1.005 | 0.097 | 128.143 |
7 | 117 | ST-4 | 7 | 井入 宏之 | W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN Honda S2000 | 1'44.106 | 1.080 | 0.075 | 128.050 |
8 | 54 | ST-4 | 8 | 加藤 彰彬 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | 1'44.675 | 1.649 | 0.569 | 127.354 |
9 | 27 | ST-4 | 9 | 小林 且雄 | D'STATION FINA BRZ SUBARU BRZ | 1'45.041 | 2.015 | 0.366 | 126.910 |
10 | 52 | ST-4 | 10 | 松田 晃司 | 埼玉トヨペットGreen Brave 86 TOYOTA 86 | 1'45.629 | 2.603 | 0.588 | 126.204 |
11 | 93 | ST-4 | 11 | 鈴木 陽 | SKR ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 1'45.880 | 2.854 | 0.251 | 125.905 |
12 | 40 | ST-4 | 12 | ナオリュウ | ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings TOYOTA 86 | 1'46.188 | 3.162 | 0.308 | 125.540 |
13 | 55 | ST-4 | 13 | 伊藤 毅 | SunOasis AUTOFACTRY86 TOYOTA 86 | 1'46.850 | 3.824 | 0.662 | 124.762 |
14 | 48 | ST-4 | 14 | タカモリ 博士 | DIJONエンドレスワコーズNILZZ DC5 Honda INTEGRA TYPE-R | 1'47.394 | 4.368 | 0.544 | 124.130 |
15 | 12 | ST-4 | 15 | ちゃまきち | シビックTYPE-R☆STA Honda CIVIC TYPE-R | 1'47.518 | 4.492 | 0.124 | 123.987 |
16 | 18 | ST-4 | 16 | 佐野 新世 | Y`s distraction 86 TOYOTA 86 | 1'48.915 | 5.889 | 1.397 | 122.396 |
17 | 60 | ST-4 | 17 | 渡辺 忠司 | AGENT-1 WMインテグラ Honda INTEGRA TYPE-R | 1'49.282 | 6.256 | 0.367 | 121.985 |
18 | 88 | ST-5 | 1 | 脇谷 猛 | 村上モータースMAZDAロードスターND MAZDA ROADSTER | 1'49.954 | 6.928 | 0.672 | 121.240 |
19 | 36 | ST-4 | 18 | 推根 克彦 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz GRMN Turbo | 1'50.748 | 7.722 | 0.794 | 120.371 |
20 | 19 | ST-5 | 2 | 吉本 晶哉 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT Honda FIT 3 RS | 1'51.328 | 8.302 | 0.580 | 119.743 |
21 | 11 | ST-5 | 3 | 大西 隆生 | BLOOD SDPORTS WM☆Vitz TOYOTA Vitz RS | 1'51.360 | 8.334 | 0.032 | 119.709 |
22 | 92 | ST-5 | 4 | 原田 健太 | ホンダカーズ桶川・VBOX・セキショウFit Honda FIT 3 RS | 1'52.347 | 9.321 | 0.987 | 118.657 |
23 | 213 | ST-5 | 5 | 横尾 優一 | Wako's GenesisPURE WM Vitz TOYOTA Vitz RS | 1'52.547 | 9.521 | 0.200 | 118.447 |
24 | 17 | ST-5 | 6 | 野上 達也 | DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D MAZDA DENIO Diesel TURBO | 1'52.708 | 9.682 | 0.161 | 118.277 |
25 | 2 | ST-5 | 7 | 山下 將志 | ホンダカーズ野崎with CUSCO & FUJITSUBO Honda FIT 3 RS | 1'52.902 | 9.876 | 0.194 | 118.074 |
26 | 4 | ST-5 | 8 | 見並 秀文 | THE BRIDE FIT Honda FIT 3 RS | 1'57.131 | 14.105 | 4.229 | 113.811 |
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) A&B Total Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Model | Adriver Bdriver | Total Time | Behind |
1 | 86 | ST-4 | 1 | 松井 孝允 井口 卓人 | TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 1'42.378 1'42.436 | 3'24.814 | - |
2 | 41 | ST-4 | 2 | 植松 忠雄 石川 京侍 | TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000 Honda S2000 | 1'43.310 1'42.321 | 3'25.631 | 0.817 |
3 | 77 | ST-4 | 3 | 山田 英二 木下 隆之 | CUSCO with Key's 86 TOYOTA 86 | 1'42.648 1'43.307 | 3'25.955 | 1.141 |
4 | 40 | ST-4 | 4 | 藤田 竜樹 浜野 彰彦 | ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings TOYOTA 86 | 1'43.064 1'43.091 | 3'26.155 | 1.341 |
5 | 117 | ST-4 | 5 | 太田 重蔵 鶴田 和弥 | W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN Honda S2000 | 1'42.776 1'43.395 | 3'26.171 | 1.357 |
6 | 95 | ST-4 | 6 | 松井 猛敏 中島 保典 | SPOONリジカラS2000 Honda S2000 | 1'43.378 1'43.015 | 3'26.393 | 1.579 |
7 | 13 | ST-4 | 7 | 村田 信博 小河 諒 | ENDLESS・ADVAN・86 TOYOTA 86 | 1'43.493 1'42.995 | 3'26.488 | 1.674 |
8 | 55 | ST-4 | 8 | たしろ じゅん 小野田 貴俊 | SunOasis AUTOFACTRY86 TOYOTA 86 | 1'43.360 1'43.152 | 3'26.512 | 1.698 |
9 | 27 | ST-4 | 9 | 伊橋 勲 ユウキ | D'STATION FINA BRZ SUBARU BRZ | 1'43.479 1'43.314 | 3'26.793 | 1.979 |
10 | 54 | ST-4 | 10 | 近藤 翼 堤 優威 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | 1'43.156 1'43.675 | 3'26.831 | 2.017 |
11 | 58 | ST-4 | 11 | 小林 康一 塩谷 烈州 | ウインマックステインワコーズDC5☆KRP Honda INTEGRA TYPE-R | 1'43.298 1'43.560 | 3'26.858 | 2.044 |
12 | 216 | ST-4 | 12 | 玉江 浩明 山谷 直樹 | ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐ TOYOTA 86 | 1'44.346 1'42.634 | 3'26.980 | 2.166 |
13 | 52 | ST-4 | 13 | 脇阪 寿一 脇阪 薫一 | 埼玉トヨペットGreen Brave 86 TOYOTA 86 | 1'43.649 1'43.667 | 3'27.316 | 2.502 |
14 | 48 | ST-4 | 14 | 猪股 京介 北川 剛 | DIJONエンドレスワコーズNILZZ DC5 Honda INTEGRA TYPE-R | 1'44.380 1'43.551 | 3'27.931 | 3.117 |
15 | 93 | ST-4 | 15 | 小泉 和寛 遠藤 浩二 | SKR ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 1'44.763 1'44.153 | 3'28.916 | 4.102 |
16 | 100 | ST-4 | 16 | 松井 仁志 鵜飼 龍太 | アミューズSPV 86 TOYOTA 86 | 1'44.942 1'44.436 | 3'29.378 | 4.564 |
17 | 60 | ST-4 | 17 | 渋谷 崇 松本 和之 | AGENT-1 WMインテグラ Honda INTEGRA TYPE-R | 1'44.932 1'44.917 | 3'29.849 | 5.035 |
18 | 333 | ST-4 | 18 | 中島 佑弥 大波 肇 | GLORY RACING A-ONE FN2 Honda CIVIC TYPE-R EURO | 1'44.733 1'45.289 | 3'30.022 | 5.208 |
19 | 12 | ST-4 | 19 | リク 松井 隆幸 | シビックTYPE-R☆STA Honda CIVIC TYPE-R | 1'46.227 1'44.392 | 3'30.619 | 5.805 |
20 | 116 | ST-4 | 20 | 長谷川 伸司 吉田 靖之 | W.S.ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 1'46.225 1'44.634 | 3'30.859 | 6.045 |
21 | 18 | ST-4 | 21 | 浅野 武夫 森 正行 | Y`s distraction 86 TOYOTA 86 | 1'46.527 1'45.545 | 3'32.072 | 7.258 |
22 | 36 | ST-4 | 22 | 江原 弘美 連 貴洋 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz GRMN Turbo | 1'48.079 1'47.523 | 3'35.602 | 10.788 |
23 | 88 | ST-5 | 1 | 村上 博幸 筒井 克彦 | 村上モータースMAZDAロードスターND MAZDA ROADSTER | 1'48.515 1'49.056 | 3'37.571 | 12.757 |
24 | 69 | ST-5 | 2 | 大野 尊久 梅本 淳一 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT Honda FIT 3 RS | 1'48.738 1'49.294 | 3'38.032 | 13.218 |
25 | 19 | ST-5 | 3 | 古宮 正信 松田 智也 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT Honda FIT 3 RS | 1'49.797 1'49.223 | 3'39.020 | 14.206 |
26 | 2 | ST-5 | 4 | 松田 秀士 ススム・ナカムラ | ホンダカーズ野崎with CUSCO & FUJITSUBO Honda FIT 3 RS | 1'50.281 1'48.855 | 3'39.136 | 14.322 |
27 | 66 | ST-5 | 5 | 武地 孝幸 植田 正幸 | odula MAZDAデミオ15MB MAZDA DEMIO | 1'49.942 1'50.320 | 3'40.262 | 15.448 |
28 | 92 | ST-5 | 6 | 遠藤 光博 桝本 隆介 | ホンダカーズ桶川・VBOX・セキショウFit Honda FIT 3 RS | 1'50.595 1'50.600 | 3'41.195 | 16.381 |
29 | 17 | ST-5 | 7 | 谷川 達也 井尻 薫 | DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D MAZDA DENIO Diesel TURBO | 1'50.568 1'50.940 | 3'41.508 | 16.694 |
30 | 4 | ST-5 | 8 | 芝谷 純三 河野 利尚 | THE BRIDE FIT Honda FIT 3 RS | 1'49.192 1'53.278 | 3'42.470 | 17.656 |
31 | 11 | ST-5 | 9 | 三木 孝浩 板垣 裕之 | BLOOD SDPORTS WM☆Vitz TOYOTA Vitz RS | 1'50.684 1'51.854 | 3'42.538 | 17.724 |
32 | 46 | ST-5 | 10 | 井上 恵一 河村 翔 | DIJONエンドレスワコーズNILZZ FIT Honda FIT 2 RS | 1'50.702 1'53.954 | 3'44.656 | 19.842 |
33 | 37 | ST-5 | 11 | 関 豊 小松 寛子 | ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ MAZDA DEMIO | 1'51.672 1'54.652 | 3'46.324 | 21.510 |
34 | 71 | ST-5 | 12 | 水野 大 黒田 保男 | ピースMS NUTEC制動屋 Fit RS Honda FIT 2 RS | 1'53.489 1'53.017 | 3'46.506 | 21.692 |
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) B Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 41 | ST-4 | 1 | 石川 京侍 | TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000 Honda S2000 | 1'42.321 | - | - | 130.284 |
2 | 86 | ST-4 | 2 | 井口 卓人 | TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 1'42.436 | 0.115 | 0.115 | 130.138 |
3 | 216 | ST-4 | 3 | 山谷 直樹 | ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐ TOYOTA 86 | 1'42.634 | 0.313 | 0.198 | 129.887 |
4 | 13 | ST-4 | 4 | 小河 諒 | ENDLESS・ADVAN・86 TOYOTA 86 | 1'42.995 | 0.674 | 0.361 | 129.432 |
5 | 95 | ST-4 | 5 | 中島 保典 | SPOONリジカラS2000 Honda S2000 | 1'43.015 | 0.694 | 0.020 | 129.406 |
6 | 40 | ST-4 | 6 | 浜野 彰彦 | ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings TOYOTA 86 | 1'43.091 | 0.770 | 0.076 | 129.311 |
7 | 55 | ST-4 | 7 | 小野田 貴俊 | SunOasis AUTOFACTRY86 TOYOTA 86 | 1'43.152 | 0.831 | 0.061 | 129.235 |
8 | 77 | ST-4 | 8 | 木下 隆之 | CUSCO with Key's 86 TOYOTA 86 | 1'43.307 | 0.986 | 0.155 | 129.041 |
9 | 27 | ST-4 | 9 | ユウキ | D'STATION FINA BRZ SUBARU BRZ | 1'43.314 | 0.993 | 0.007 | 129.032 |
10 | 117 | ST-4 | 10 | 鶴田 和弥 | W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN Honda S2000 | 1'43.395 | 1.074 | 0.081 | 128.931 |
11 | 48 | ST-4 | 11 | 北川 剛 | DIJONエンドレスワコーズNILZZ DC5 Honda INTEGRA TYPE-R | 1'43.551 | 1.230 | 0.156 | 128.737 |
12 | 58 | ST-4 | 12 | 塩谷 烈州 | ウインマックステインワコーズDC5☆KRP Honda INTEGRA TYPE-R | 1'43.560 | 1.239 | 0.009 | 128.725 |
13 | 52 | ST-4 | 13 | 脇阪 薫一 | 埼玉トヨペットGreen Brave 86 TOYOTA 86 | 1'43.667 | 1.346 | 0.107 | 128.593 |
14 | 54 | ST-4 | 14 | 堤 優威 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | 1'43.675 | 1.354 | 0.008 | 128.583 |
15 | 93 | ST-4 | 15 | 遠藤 浩二 | SKR ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 1'44.153 | 1.832 | 0.478 | 127.992 |
16 | 12 | ST-4 | 16 | 松井 隆幸 | シビックTYPE-R☆STA Honda CIVIC TYPE-R | 1'44.392 | 2.071 | 0.239 | 127.699 |
17 | 100 | ST-4 | 17 | 鵜飼 龍太 | アミューズSPV 86 TOYOTA 86 | 1'44.436 | 2.115 | 0.044 | 127.646 |
18 | 116 | ST-4 | 18 | 吉田 靖之 | W.S.ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 1'44.634 | 2.313 | 0.198 | 127.404 |
19 | 60 | ST-4 | 19 | 松本 和之 | AGENT-1 WMインテグラ Honda INTEGRA TYPE-R | 1'44.917 | 2.596 | 0.283 | 127.060 |
20 | 333 | ST-4 | 20 | 大波 肇 | GLORY RACING A-ONE FN2 Honda CIVIC TYPE-R EURO | 1'45.289 | 2.968 | 0.372 | 126.612 |
21 | 18 | ST-4 | 21 | 森 正行 | Y`s distraction 86 TOYOTA 86 | 1'45.545 | 3.224 | 0.256 | 126.304 |
22 | 36 | ST-4 | 22 | 連 貴洋 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz GRMN Turbo | 1'47.523 | 5.202 | 1.978 | 123.981 |
23 | 2 | ST-5 | 1 | ススム・ナカムラ | ホンダカーズ野崎with CUSCO & FUJITSUBO Honda FIT 3 RS | 1'48.855 | 6.534 | 1.332 | 122.464 |
24 | 88 | ST-5 | 2 | 筒井 克彦 | 村上モータースMAZDAロードスターND MAZDA ROADSTER | 1'49.056 | 6.735 | 0.201 | 122.238 |
25 | 19 | ST-5 | 3 | 松田 智也 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT Honda FIT 3 RS | 1'49.223 | 6.902 | 0.167 | 122.051 |
26 | 69 | ST-5 | 4 | 梅本 淳一 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT Honda FIT 3 RS | 1'49.294 | 6.973 | 0.071 | 121.972 |
27 | 66 | ST-5 | 5 | 植田 正幸 | odula MAZDAデミオ15MB MAZDA DEMIO | 1'50.320 | 7.999 | 1.026 | 120.838 |
28 | 92 | ST-5 | 6 | 桝本 隆介 | ホンダカーズ桶川・VBOX・セキショウFit Honda FIT 3 RS | 1'50.600 | 8.279 | 0.280 | 120.532 |
29 | 17 | ST-5 | 7 | 井尻 薫 | DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D MAZDA DENIO Diesel TURBO | 1'50.940 | 8.619 | 0.340 | 120.162 |
30 | 11 | ST-5 | 8 | 板垣 裕之 | BLOOD SDPORTS WM☆Vitz TOYOTA Vitz RS | 1'51.854 | 9.533 | 0.914 | 119.180 |
31 | 71 | ST-5 | 9 | 黒田 保男 | ピースMS NUTEC制動屋 Fit RS Honda FIT 2 RS | 1'53.017 | 10.696 | 1.163 | 117.954 |
32 | 4 | ST-5 | 10 | 河野 利尚 | THE BRIDE FIT Honda FIT 3 RS | 1'53.278 | 10.957 | 0.261 | 117.682 |
33 | 46 | ST-5 | 11 | 河村 翔 | DIJONエンドレスワコーズNILZZ FIT Honda FIT 2 RS | 1'53.954 | 11.633 | 0.676 | 116.984 |
34 | 37 | ST-5 | 12 | 小松 寛子 | ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ MAZDA DEMIO | 1'54.652 | 12.331 | 0.698 | 116.272 |
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) A Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 86 | ST-4 | 1 | 松井 孝允 | TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 1'42.378 | - | - | 130.212 |
2 | 77 | ST-4 | 2 | 山田 英二 | CUSCO with Key's 86 TOYOTA 86 | 1'42.648 | 0.270 | 0.270 | 129.869 |
3 | 117 | ST-4 | 3 | 太田 重蔵 | W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN Honda S2000 | 1'42.776 | 0.398 | 0.128 | 129.707 |
4 | 40 | ST-4 | 4 | 藤田 竜樹 | ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings TOYOTA 86 | 1'43.064 | 0.686 | 0.288 | 129.345 |
5 | 54 | ST-4 | 5 | 近藤 翼 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | 1'43.156 | 0.778 | 0.092 | 129.230 |
6 | 58 | ST-4 | 6 | 小林 康一 | ウインマックステインワコーズDC5☆KRP Honda INTEGRA TYPE-R | 1'43.298 | 0.920 | 0.142 | 129.052 |
7 | 41 | ST-4 | 7 | 植松 忠雄 | TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000 Honda S2000 | 1'43.310 | 0.932 | 0.012 | 129.037 |
8 | 55 | ST-4 | 8 | たしろ じゅん | SunOasis AUTOFACTRY86 TOYOTA 86 | 1'43.360 | 0.982 | 0.050 | 128.974 |
9 | 95 | ST-4 | 9 | 松井 猛敏 | SPOONリジカラS2000 Honda S2000 | 1'43.378 | 1.000 | 0.018 | 128.952 |
10 | 27 | ST-4 | 10 | 伊橋 勲 | D'STATION FINA BRZ SUBARU BRZ | 1'43.479 | 1.101 | 0.101 | 128.826 |
11 | 13 | ST-4 | 11 | 村田 信博 | ENDLESS・ADVAN・86 TOYOTA 86 | 1'43.493 | 1.115 | 0.014 | 128.809 |
12 | 52 | ST-4 | 12 | 脇阪 寿一 | 埼玉トヨペットGreen Brave 86 TOYOTA 86 | 1'43.649 | 1.271 | 0.156 | 128.615 |
13 | 216 | ST-4 | 13 | 玉江 浩明 | ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐ TOYOTA 86 | 1'44.346 | 1.968 | 0.697 | 127.756 |
14 | 48 | ST-4 | 14 | 猪股 京介 | DIJONエンドレスワコーズNILZZ DC5 Honda INTEGRA TYPE-R | 1'44.380 | 2.002 | 0.034 | 127.714 |
15 | 333 | ST-4 | 15 | 中島 佑弥 | GLORY RACING A-ONE FN2 Honda CIVIC TYPE-R EURO | 1'44.733 | 2.355 | 0.353 | 127.284 |
16 | 93 | ST-4 | 16 | 小泉 和寛 | SKR ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 1'44.763 | 2.385 | 0.030 | 127.247 |
17 | 60 | ST-4 | 17 | 渋谷 崇 | AGENT-1 WMインテグラ Honda INTEGRA TYPE-R | 1'44.932 | 2.554 | 0.169 | 127.042 |
18 | 100 | ST-4 | 18 | 松井 仁志 | アミューズSPV 86 TOYOTA 86 | 1'44.942 | 2.564 | 0.010 | 127.030 |
19 | 116 | ST-4 | 19 | 長谷川 伸司 | W.S.ENGINEERING S2000 Honda S2000 | 1'46.225 | 3.847 | 1.283 | 125.496 |
20 | 12 | ST-4 | 20 | リク | シビックTYPE-R☆STA Honda CIVIC TYPE-R | 1'46.227 | 3.849 | 0.002 | 125.494 |
21 | 18 | ST-4 | 21 | 浅野 武夫 | Y`s distraction 86 TOYOTA 86 | 1'46.527 | 4.149 | 0.300 | 125.140 |
22 | 36 | ST-4 | 22 | 江原 弘美 | エンドレスアドバントラストヴィッツ TOYOTA Vitz GRMN Turbo | 1'48.079 | 5.701 | 1.552 | 123.343 |
23 | 88 | ST-5 | 1 | 村上 博幸 | 村上モータースMAZDAロードスターND MAZDA ROADSTER | 1'48.515 | 6.137 | 0.436 | 122.848 |
24 | 69 | ST-5 | 2 | 大野 尊久 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT Honda FIT 3 RS | 1'48.738 | 6.360 | 0.223 | 122.596 |
25 | 4 | ST-5 | 3 | 芝谷 純三 | THE BRIDE FIT Honda FIT 3 RS | 1'49.192 | 6.814 | 0.454 | 122.086 |
26 | 19 | ST-5 | 4 | 古宮 正信 | BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT Honda FIT 3 RS | 1'49.797 | 7.419 | 0.605 | 121.413 |
27 | 66 | ST-5 | 5 | 武地 孝幸 | odula MAZDAデミオ15MB MAZDA DEMIO | 1'49.942 | 7.564 | 0.145 | 121.253 |
28 | 2 | ST-5 | 6 | 松田 秀士 | ホンダカーズ野崎with CUSCO & FUJITSUBO Honda FIT 3 RS | 1'50.281 | 7.903 | 0.339 | 120.880 |
29 | 17 | ST-5 | 7 | 谷川 達也 | DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D MAZDA DENIO Diesel TURBO | 1'50.568 | 8.190 | 0.287 | 120.567 |
30 | 92 | ST-5 | 8 | 遠藤 光博 | ホンダカーズ桶川・VBOX・セキショウFit Honda FIT 3 RS | 1'50.595 | 8.217 | 0.027 | 120.537 |
31 | 11 | ST-5 | 9 | 三木 孝浩 | BLOOD SDPORTS WM☆Vitz TOYOTA Vitz RS | 1'50.684 | 8.306 | 0.089 | 120.440 |
32 | 46 | ST-5 | 10 | 井上 恵一 | DIJONエンドレスワコーズNILZZ FIT Honda FIT 2 RS | 1'50.702 | 8.324 | 0.018 | 120.421 |
33 | 37 | ST-5 | 11 | 関 豊 | ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ MAZDA DEMIO | 1'51.672 | 9.294 | 0.970 | 119.375 |
34 | 71 | ST-5 | 12 | 水野 大 | ピースMS NUTEC制動屋 Fit RS Honda FIT 2 RS | 1'53.489 | 11.111 | 1.817 | 117.463 |
ラスト3分に泣いたルマン24時間の敗戦から4ヶ月、トヨタTS050がついに勝った!!
2016 FIA 世界耐久選手権(WEC)第7戦「富士 6 時間耐久レース」が10月14〜16日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#6TOYOTA GAZOO Racing(ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉組)が僅か1.439秒差で#8AUDI SPORT TEAM JOEST(ルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組)を退け、今季初勝利を飾った。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:金曜6,000人/土曜14,500人/日曜32,700人/大会総入場者数53,200人)
WECが復活して今年で5回目を迎える富士6時間は大会三日間を通じて好天に恵まれ、絶好のレース日和のもとで14日にフリープラクティス、15日に公式予選、16日に決勝レースが行われた。
15日の予選はドライバー2名のベストラップの平均でスターティンググリッドを決めるというWEC独特の方式で行われ、1’23.570を記録した#8アウディがポールポジション、1’23.595の#1PO CHE TEAM(ティモ・ベルンハルト/マ=ク・ウェバー/ブレンダン・ハートレー組)が2番手につけ、トヨタ勢は#5(アンソニー・デビットソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴)が3位、#6(ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉組)が4位という結果になったが、いずれもトップからはコンマ2秒差につけており、決勝での巻き返しが大いに期待できる状況だ。
そして16日午前11時にスタートした6時間の決勝レースでは、ポールポジションの#8アウディ8が序盤からトップに立ち、それを#1ポルシェ、#6トヨタが2位争いを展開しながら追う展開に。#5トヨタは4位につける。
スタートドライバーは#8ジャービス、#1ウェバー、#6小林、#5中嶋だ。
一方#7アウディは16周目の13コーナーでコースアウトした後に突如スローダウン、フロントのハイブリッドシステムのトラブルで惜しくも戦列を去る結果に。
#8アウディは33周目に最初のピットイン。#5トヨタは35周目、#6トヨタは36周目、ポルシェは2台とも37周目にピットへ。
その後もアウディ、トヨタ、ポルシェの順でピット作業が行われながらレースは進行していく。
残り1時間を切ってもトップの#8アウディと2位の#6トヨタの差は6〜8秒を推移する接戦だ。
そして迎えた最終スティント。
#8アウディは210周目に最後のピット作業を行い、給油とニュータイヤへの交換を行ってデュバルが連続で2スティントを走る作戦に出た。
一方#6トヨタは214周目にピットイン。こちらは給油のみで小林がそのままドライブを続行。この作戦が功を奏し#8アウディの前でコースインすることに成功した。
#1ポルシェは220周目にピットイン。今シーズンで引退を表明しているウェバーに交代して左側2本のタイヤを交換して出て行った。
この時点での順位は1位#6トヨタ、2位#8アウディ、3位#1ポルシェ。
221周終えた段階での#6トヨタのリードは8.920秒だった。
ここから#8アウディが猛追撃を開始。
デュバルは1周あたり0.3〜0.7秒のペースで#6小林との差を削り取りながら周回を重ねていく。
しかし#6小林もタンクが軽くなるにつれて次第にペースを上げ、懸命にトップをひた走る。
そして両者が244周目に入ったところで6時間が経過、これがファイナルラップとなった。
この時点で両者の差は1.7秒。
1コーナーで、ヘアピンで、ダンロップで、着実に小林の背後に迫るデュバルだったが、そこに周回遅れが立ちはだかり、デュバルはついに小林攻略の糸口を見つけられないままチェッカーを受けることになってしまった。
逃げ切った#6トヨタと2位#8アウディの差は僅か1.439秒。
まさに死闘と呼ぶにふさわしい6時間だった。
トヨタの勝利は2014年のバーレーン以来2年ぶり。ホームコースである富士で雪辱を果たした格好だ。
中嶋一貴の乗る#5トヨタも4位で完走した。
この他日本勢では中野信治がドライブした#45マノー(オレカ05/日産)が29位(LMP2クラス11位)、山岸大のドライブした#50ラルブルコンペティション(シボレーコルベット)が30位(LMGTE Amクラス6位)だった。
FIA世界耐久選手権はこのあと舞台を上海サーキットに移して第8戦を行う。
11月6日決勝だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Katsuhiko KOBAYASHI
10月9日(日)タイのチャン・インターナショナル・サーキットでSUPER GT第7戦が行われ、ポールポジションからスタートした関口 雄飛/国本 雄資組 WedsSport ADVAN RC F 19号車が後続を大きく引き離しての独走でレースを支配し、初勝利を挙げた。また、大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR RC F 6号車が6番手スタートから追い上げ、3位表彰台を獲得した。

コンビとして初、チームにも初優勝をもたらした関口雄飛/国本雄資と、3位表彰台を獲得した大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ
10月8日(土)、9日(日)の両日、タイの東北部ブリーラムに位置するチャン・インターナショナル・サーキットで、SUPER GT第7戦「BURIRAM SUPER GT RACE」が開催された。
前戦鈴鹿1000kmから1ヶ月半ほどのインターバルを経て迎える第7戦は、今年で3回目を迎えるSUPER GTタイラウンド。昨年は6月の第3戦として実施されたが、今年は初年度と同じ10月の第7戦としての開催。
全8戦で行われる2016年のSUPER GT。本来であれば今大会は最終戦のひとつ前ということで、ウェイトハンデは半減して戦われるはずであったが、春の第3戦オートポリスが熊本地震の影響でキャンセルとなり、最終大会もてぎの土曜日に代替戦が開催されることとなったため、タイラウンドは、フルウェイトハンデを搭載しての最後のレースとなる。
LEXUS勢は前戦鈴鹿1000kmで待望の今季初勝利を収め、ドライバーズランキングでも2位から6位までを占めている。今大会を含め残り3戦。ポールポジションも含めれば最大63ポイントを獲得出来るため、まだまだどのチームにも逆転タイトルの可能性が残されている。ウェイトハンデ半減、ノーハンデで戦われる最後の2連戦へ向け、LEXUS勢は少しでも多くのポイントを稼ぐべく臨んだ。
日本の国内は秋の風で涼しさを感じるようになってきたものの、タイは10月でも暑さは厳しい。タイトル争いに向け、文字通りの「熱い」戦いが繰り広げられた。
◆予選◆
8日(土)は前夜の激しい雷雨で、朝の公式練習走行時はまだ濡れているところも残っていたが、その後、天候は回復し、路面は完全にドライに。
予選が始まる午後3時前には、空を再び雲が覆い、気温、路面温度とも午前中に比べるとやや下がってきたものの、それでも気温30度、路面温度38度で蒸し暑いコンディションの下で午後3時からノックアウト方式の予選が開始された。
GT500クラスは午後3時20分から15分間のQ1が開始。国本がQ1を担当した19号車を先頭に、やや遅れて各車コースイン。国本がまず1分24秒台に入れてトップに立つと、6号車の大嶋がこれを塗り替え、コースレコードを更新するタイムでトップへ。KeePer TOM'S RC F 37号車の平川亮も24秒台と好タイムをマーク。
このQ1では、大嶋の6号車がトップ。平川の37号車が3番手、国本の19号車が4番手につけ、Q2進出を決めた。
その一方で、重いウェイトハンデに苦しんだDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が10番手、ZENT CERUMO RC F 38号車が11番手、au TOM'S RC F 36号車が15番手とタイムを伸ばせず、Q2進出ならず。明日の決勝での追い上げを目指すこととなった。
午後4時5分からのQ2(12分)は、気温28度、路面温度は33度まで下がる中でセッション開始。ここでも19号車の関口が先頭でコースイン。じっくりと周回を重ねながらタイヤを温めていった。
その後、他の車両も全車コースインし、アタック開始。セッション終盤に目まぐるしくタイムが塗り替えられていく中、関口が6周目のアタックでトップ浮上。終了直前にライバルの追い上げを受けるも19号車のタイムを上回ることはなく、関口/国本組の19号車がこのコンビとしては初めて、チームとしてもドライコンディションでは初となるポールポジションを獲得した。
アンドレア・カルダレッリがアタックした6号車が6番手、ジェームス・ロシターの37号車が7番手につけ、明日の決勝に臨むこととなった。
GT300クラスでは、Q1を担当したTOYOTA PRIUS apr GT 31号車の中山雄一が、残り3分を切ったあたりでこれまでのコースレコードを更新するトップタイムをマーク。ライバルはこれを上回ることはなく、31号車はトップでQ2進出を決めた。
TOYOTA PRIUS apr GT 30号車が19番手、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は24番手でQ1敗退となった。
Q2(12分間)は嵯峨が31号車のアタックを担当。8番手のタイムをマークし、4列目のグリッドを獲得した。
◆決勝◆
9日(日)は朝から好天に恵まれ、気温35度、路面温度44度というタイらしい暑い気候の下で午後3時に66周で争われる決勝レースのスタートが切られた。
ポールポジションの19号車関口は、序盤から順調に後続との差を広げていった。その後方では、7番手スタートの37号車ロシターが次々に前車をパスしていき、9周目終了時には4位までポジションアップ。6番手グリッドからスタートで順位を落とした6号車の大嶋もポジションを取り戻し、テール・トゥ・ノーズでの5位争いを展開した。
首位を行く関口の19号車は、ファステストタイムを更新しながら後続との差を広げていき、28周目終了の時点でその差は約10秒まで広がった。
レースが半分に近づき、給油とドライバー交代、タイヤ交換のために続々ピットへと入っていく中、首位独走中の19号車は最終セクターで突然左リアタイヤが損傷。幸運にもすぐにピットインできたため、車体へのダメージはなく、タイムロスも最小限でコースへと復帰した。
その後、残りの全車がピットインした時点で、首位を行く国本の19号車と2位との差は11秒に。加えて、2位につけていた車両がピット作業時に違反があったとしてペナルティを受けることとなり、更に後方との差は大きくなった。
このペナルティにより、平手からタイヤ無交換作戦でヘイッキ・コバライネンに交代した39号車が表彰台圏内の3位に浮上。これを大嶋からカルダレッリへと交代した6号車が追う形となり、2台が僅差で表彰台を争うことに。
タイヤが厳しくなってきた39号車に対し、やや速さで勝る6号車は再三にわたって39号車を攻め、50周目についに6号車が先行。4位に落ちた39号車は、更にペースが落ち、ポジションを落とすこととなってしまった。
首位を行く19号車の国本は、最大で25秒ほどあった2位との差を活かし、タイヤをセーブしながらポジションを堅持。終盤には数秒差まで2位の車両に詰め寄られたものの、首位の座を守りきってトップチェッカー。6年目のチーム、そして関口にとってもGT500クラスで初めてとなる優勝を飾った。
レースを通して速さを見せた6号車は3位でチェッカーを受け、今季初となる表彰台を獲得。終盤ポジションを落とすも39号車が7位、前半見事な追い上げで4位まで浮上もペナルティで順位を落とした37号車が、その後再び追い上げ9位フィニッシュ。ポイント獲得を果たした。
この結果、残り2戦が2日間で行われるもてぎへ向け、ドライバーズランキングでは首位と10ポイント差の2位に浮上した6号車、そこから1ポイント差で38号車と39号車、そして今大会の優勝でランキング5位に浮上した19号車と続き、LEXUS RC F勢はランキング2位から5位を占め、首位との差を縮めて残りの2戦での逆転タイトルに挑むこととなった。
GT300クラスでは、嵯峨がスタートを担当した31号車が序盤、パワーを活かしたFIA-GT勢の先行を許し、一時は10位まで後退。しかし、燃料が軽くなるとポジションを取り戻していき、スタートとほぼ同じポジションで中山雄一へとドライバー交代を行った。
31号車の後半を担当した中山雄一も、燃料が軽くなる終盤を待ち着実に周回を重ねていき、残り20周を切ったあたりからペースアップ。残り10周あまりになったところで、前車に追いつき、その前の車両も含めた、3台での5位争いを展開した。
数周に渡るバトルの末に、これを制した31号車は5位でフィニッシュ。ドライバーズランキングでは5位へと後退したが、首位との差は10ポイントと充分に逆転可能な位置で、もてぎでの最後の2戦に臨む。
30号車は着実に走りきり14位でフィニッシュ。60号車は終盤、他車のアクシデントに巻き込まれレースを終えることとなった(23位完走扱い)。

圧勝のポール・トゥ・ウィンで初勝利を挙げた関口 雄飛/国本 雄資組 WedsSport ADVAN RC F 19号車

6番手グリッドから追い上げ3位表彰台を獲得した大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR RC F 6号車
- WedsSport ADVAN RC F 19号車 ドライバー 関口雄飛:
-
決勝直前のウォームアップ走行でも国本選手と話し合ってセッティングを変えた結果トップタイムを出せて、自信を持ってスタートした。序盤は思っていたより後続がついてきたが、5周くらいしたら離れ始め、こちらの方がペースが良いのが分かったので、出来るだけギャップを広げようとプッシュした。スティントの後半、燃料が軽くなってきたのでペースを上げて、タイヤを使い切って戻ろうと思っていた矢先にタイヤが損傷してしまった。まだ幾つかコーナーが残っていたが、幸運にも最終セクターだったので、無線でピットに戻ることを伝え、何とか上手くピットへ戻り、タイムロスを最小限に抑えられたのは良かった。国本選手も同じタイヤで、走る周回数も同じくらいだったので心配だったが、後続のトラブルで差が25秒ほどに広がったので、ギャップを見ながら、国本選手が上手くタイヤをマネージメントしてくれた。勝てて良かった。僕にとってはGT500での初表彰台で初優勝となるが、ここまで本当に長かった。支えてくれたチームや関係者、ファンの方々に感謝している。
- WedsSport ADVAN RC F 19号車 ドライバー 国本雄資:
-
良いクルマとタイヤを作ってきてくれたチーム、TRD、横浜タイヤのおかげで勝つことが出来、本当に感謝している。今週末は走り始めから調子が良く、順調にレースを戦うことが出来た。最初のスティントではピットインの予定よりもやや早めにタイヤのトラブルに見舞われてしまったが、関口選手が10秒近いギャップを作ってくれていたし、大きなタイムロス無くコースに復帰することが出来た。12号車のトラブルで後続との差が25秒になったので、タイヤのことだけを考え、1周あたり1秒から2秒くらいペースを落として、タイヤを極力滑らさないように心掛けて走った。最終的にギャップを全て使い切ることになったが、本当に勝ちを意識して戦ったレースだったので、色々不安もあったが、自分を見失わないように集中して最後まで走り切った。チームにとっての初優勝に貢献できたのはとても嬉しい。
- WAKO'S 4CR RC F 6号車 ドライバー 大嶋和也:
-
今回は車の調子が本当に良く、ウェイトハンデを全く感じさせないよう走りが出来たが、スタートでちょっと混乱を避けるのにポジションを落としてしまった。それを取り戻すのに少し時間がかかってしまったのが悔しいが、そこから落ち着いてしっかりポジションを上げて行けたのは良かったと思っている。シリーズの面でも、ランキング2位に上がることが出来た。首位との差はまだ10点あるとは言え、まだまだチャンスのある位置だし、残っている2戦は得意とするもてぎなので、前向きに考えている。
- WAKO'S 4CR RC F 6号車 ドライバー アンドレア・カルダレッリ:
-
このタイラウンドを戦う前の目標は出来る限り上位でフィニッシュすることだったが、3位というのは充分な結果だ。最後は後続に大きなギャップを付けてフィニッシュ出来たが、簡単なレースではなかった。昨日からクルマの調子は良かったが、ウェイトハンデを考えても、今回は可能な限り最良のリザルトだと思う。次のもてぎは2レースあるので、ハードな週末になると思うが、もちろん目標は逆転タイトル獲得であり、そのために全力を尽くす。
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
2016 AUTOBACS SUPER GT第7戦『BURIRAM SUPER GT RACE』決勝レースが、10月9日、チャン・インターナショナル・サーキット(1周4,554km×66周)で行われた。ポールポジションからスタートしたNo.19 WedsSport ADVAN RC F(関口雄飛/国本雄資組)が、歓喜のチーム初優勝を果たした。(観客:2万7,948人)
SUPER GTシリーズの唯一の海外戦であるタイでの第7戦は、日本の夏のような気温30度の好天の下、日本と同様にメインスタンドに多くの応援団の応援合戦があるなかでスタートした。
決勝スタートではポールポジションのNo.19 WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛が好スタートを切り、後続のNo.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(武藤英紀)とNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が追いすがる。だが、No.19 WedsSport ADVAN RC Fはわずか4周で4秒弱という差を付けるハイペースで周回を刻み、後続をぐんぐんと引き離していく。
そしてレース折り返しの33周目。No.19 WedsSport ADVAN RC Fも間もなくピットインのタイミングで左リアタイヤがバースト。だが、関口はRC Fを巧みにコントロールして、そのままピットイン。幸いにもマシンに大きな破損はなくタイヤ交換だけで、トップのままコースに戻った。この後、No.19 WedsSport ADVAN RC Fの国本雄資は、関口が稼いだマージンを活かし、タイヤをいたわって走行。見事にポール・トゥ・ウインを達成してみせた。
この優勝はチームにとっても関口雄飛にとっても、GT500クラスでの初勝利。また、国本雄資にとっては2勝目となった。レクサスRC Fは前戦鈴鹿に続いて連勝で、今季2勝目。
2位にはNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rのピット作業違反もあって、No.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTが入った。このレースでGT500クラスにデビューした19歳の牧野任祐がきっちり2位をキープしてゴール。周囲の褒め言葉にも「やはり悔しい」とコメントしていた。
GT300クラスもポールポジションのNo.25 VivaC 86 MC(土屋武士)が、一時No.3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹)にトップを譲るも、ピットのタイミングで逆転。終盤にNo.3 B-MAX NDDP GT-R(ヤン・マーデンボロー)に迫られるも、No.25 VivaC 86 MC(松井孝允)がそのまま逃げ切って、今季初優勝となった。
■優勝選手コメント
No.19 WedsSport ADVAN RC F [GT500]
- 関口雄飛
-
「朝のフリー走行では昨日とフィーリングが違っていてちょっと不安がありました。でもチームと相談してセットを変えてもらったら、8分間のウォームアップではトップタイムをマークでき、自信を持ってレースに臨むことができました。スタートしてから5周くらいしたら、2位のクルマが離れていったので、自分のペースが一番速いと確信しました。自分の走行の最後でバーストしてしまいましたが、コースの後半だったのでロスを抑えることができました。国本(雄資)選手とのコンビで初表彰台が初優勝となりましたが本当に良かったです」
- 国本雄資
-
「今週は走り始めからクルマの調子も良くて、セッティングを変えたら変えたなりの反応をしてくれました。今日は関口(雄飛)選手が10秒くらいギャップを築いてくれて、ピットアウトした時にはそれが15秒になっていて、さらに2位がペナルティで遅れて、後続との差がさらに大きくなっていました。それでもタイヤマネージメントだけは怠らず、結果的にはギャップをすべて使い切ることになりましたが、チームの初優勝に立ちあうことができて嬉しいです」
No.25 VivaC 86 MC [GT300]
- 土屋武士
-
「昨日の予選では(松井)孝允との(自分のタイム)差が大きくて、ドライバーとして複雑な気持ちもありましたが、データを分析して自分自身もインプルーブすることができました。今日のレースは、最後は孝允とマーデンボロー(3号車)の勝負になると思っていましたが、本当にその通りになりました。最後で燃料ポンプにトラブルがあって、ガス欠の心配もありましたが、そのまま勝負と思って走らせ続けました。孝允の走りがここ(優勝会見)に導いてくれ、本当に嬉しいです」
- 松井孝允
-
「やっと勝てました。勝ちたかったレースで勝つことができて、本当に嬉しいです。昨日、予選が終わってからもチームスタッフが、夜遅くまで掛かってクルマを仕上げてくれました。今朝のフリー走行では僕のミスからスピンして、また余計な作業を強いることになりましたが、決勝までにはキッチリと直してくれました。本当にチームのスタッフに感謝したいです。あと、日本から駆け付けてくれた多くのファンの皆さんにも感謝したいですね。このチームで勝つことができて、本当に嬉しいです」
Text: GTアソシエイション
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
F1日本GPのサポートとしてスーパーFJで行われるドリームカップレースは9日、三重県の鈴鹿サーキット(1周・5.807km)で決勝を行い、ポールポジションの角田裕毅(制動屋・ファーストモールディングKKSⅡ)が、スタートでトップに立つと、2位以下を引き離し、8周・18分47秒377で優勝した。

マシンに乗り込んだ角田裕毅

マシンに乗り込んだ浦田裕喜

マシンに乗り込んだ津本匠

8周の決勝レースがスタートした

優勝した角田裕毅

2位の浦田裕喜

3位の津本匠

優勝して手を挙げる角田裕毅

表彰式
決勝は午前10時より8周で行われた。朝方まで降った雨は上がったが、路面はウェット。全車ウェットタイヤを履いて決勝に臨んだ。
フォーメーションラップでは、グリーンランプが点灯する前にポールポジションの角田裕毅(制動屋・ファーストモールディングKKSⅡ)がグリッドを離れ、後続も角田に続くアクシデントが発生。しかしこれはフラッグを振ってスタートを促したオフィシャルの合図があったためで、全ドライバーにペナルティーはなし。
スタートを制したのはポールポジションの角田。無難な蹴り出しでトップで1コーナーへ。予選2位の鶴賀義幸(結月ゆかりレーシングZAP SPEED 10V)はストールして動き出しが鈍く後続に飲まれた。予選5位の浦田裕喜(RISEONE-EAGLE AKILAND KKSⅡ TODA)は「フライング気味でした」というものの素晴らしいスタートを決めアウトから一気に2位に躍り出た。3位には予選順位のまま山内飛侑(藤井工務店勝男武士号KK-SⅡ)が付け、4位・八巻渉(中日本自動車短期大学MOLECULE KK-SⅡ)、5位・上村昌史(ガレージ茶畑10V ED)、6位・大原佳祐(自動車工房MYST KKSⅡ制動屋)と続く。
トップに立った角田は1周目に2位を1秒2離してコントロールラインに戻ってくると、その後も2位の浦田より1秒前後速いタイムでその差を広げ独走態勢を築く。
2位の浦田は角田には付いていけなかったものの、3位の山内よりは速かったため単独走行。
トップの角田は、乾き始めた路面でタイヤをセーブしつつ安全マージン取りながら8周を走りきり、2位以下を7秒5離すと、レース前の宣言通り、ぶっちきりでドリームカップを制した。2位には浦田が入った。
3位に入ったのはオーバーテイクショーを演じた津本匠(Rn-Sports KKSⅡ制動屋)。予選9位からスタートで7位に上がると、セクター1ではときに優勝した角田を上回るペースで前車を追走。3周目のダンロップコーナーで八巻を捕らえ6位。4周目のヘアピンでは大原をパスして5位。6周目のスプーンコーナーでは上村を、130Rで山内がコースアウトしたため一気に3位と表彰台圏内まで駆け上がってきた。
4位には上村が、5位には山内が、6位には大原が入った。
今年も昨年の阪口晴南に続き16歳が表彰台の頂点に立った。角田裕毅。若きヒーローが鈴鹿のドリームカップで誕生した。
決勝トップ3ドライバーのコメント
- 優勝 角田裕毅

優勝・角田裕毅
-
「最初から逃げていこうとプッシュしていきました。もうちょっと離したかったんですが、タイヤのこともあったのでセーブしました。浦田選手がウェットでは速かったので気にしていましたが、離れていきました。クルマは走りやすかったです。路面はドライタイヤの方が速かったと思います。ドライタイヤの人がいたら危なかったですね。F1の表彰台は感動はしませんでしたが、かっこよかったです」
- 決勝2位 浦田裕喜

2位・浦田裕喜
-
「スタートが決まって予選5位から2位に上がりました。フライング気味だったので心配してたんですがペナルティーが出なくて良かったです。そこから角田選手を追ったんですが、スピードが足りませんでした。昨日の予選でF1のタイヤカスに乗せてクラッシュしましたが、その影響はなかったと思います」
- 決勝3位 津本匠
-

3位・津本匠
「スタートで予選9位から7位に上がりました。八巻選手をダンロップで、大原選手はヘアピンで、上村選手をスプーンで抜き、山内選手が130Rでコースアウトしたので3位に上がれました。ウェットの路面は好きで、クルマの調子は良かったです。八巻選手をスムーズにパスできなかったのが痛かったです。表彰台は感動しました」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Eiji TAKEUCHI
Yoshinori OHNISHI
F1 JAPANESE GRAND PRIX -RIJ- (2016/10/09) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet
2016 Super FJ Dream Cup Race 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | 61 | 角田 裕毅 | 制動屋・ファーストモールディングKKSⅡ MYST KK-S2 | YH | 8 | 18'47.377 |
2 | 34 | 浦田 裕喜 | RISEONE-EAGLE AKILAND KKSⅡ TODA MYST KK-S2 | YH | 8 | 7.521 |
3 | 58 | 津本 匠 | Rn-Sports KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | YH | 8 | 12.909 |
4 | 45 | 上村 昌史 | ガレージ茶畑10V ED TOKYO R&D RD10V | YH | 8 | 16.025 |
5 | 5 | 山内 飛侑 | 藤井工務店勝男武士号KK-SⅡ MYST KK-S2 | YH | 8 | 16.610 |
6 | 59 | 大原 佳祐 | 自動車工房MYST KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | YH | 8 | 21.138 |
7 | 10 | 鶴賀 義幸 | 結月ゆかりレーシングZAP SPEED 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 8 | 27.938 |
8 | 88 | 八巻 渉 | 中日本自動車短期大学MOLECULE KK-SⅡ MYST KK-S2 | YH | 8 | 29.321 |
9 | 2 | 兒島 弘訓 | 小林電工ダイキンWAKO'SコウゲRS MYST KK-S2 | YH | 8 | 30.649 |
10 | 27 | 阪本 一世 | 阪本一世@チョコボERS MYST KK-S2 | YH | 8 | 32.089 |
11 | 44 | 前川 涼輔 | 関西国際大学 with TAKE FIRST MYST RD10V | YH | 8 | 38.090 |
12 | 77 | 勝木 崇文 | Daka M Project FORMスキル TOKYO R&D RD10V | YH | 8 | 38.317 |
13 | 31 | 廣島 嵩真 | TAKE FIRST・HIROWORKS 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 8 | 39.920 |
14 | 36 | 長谷川 綾哉 | アルビ新潟第一ホテル隆工務店開志学園ED TOKYO R&D RD10V | YH | 8 | 40.042 |
15 | 37 | 細田 輝龍 | アルビメークウィナーLIVING GALLERY GIA ED TOKYO R&D RD10V | YH | 8 | 40.429 |
16 | 29 | 宮島 雄太 | アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ MYST KK-S2 | YH | 8 | 45.939 |
17 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE・TOKYO・VINTAGE・R&D10V・Fracing TOKYO R&D RD10V | YH | 8 | 46.967 |
18 | 21 | 塩田 龍二 | Raise UP07ED WEST 07J | YH | 8 | 47.366 |
19 | 35 | 齋藤 海斗 | アルビビヨンドOJM GIA ED MYST KK-S2 | YH | 8 | 1'18.343 |
- Fastest Lap: CarNo.61 角田裕毅(制動屋・ファーストモールディングKKSⅡ) 2'20.094 (2/8) 149.22km/h
鈴鹿市. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016 第10戦 予選を鈴鹿サーキット(三重県)にて、2016年10月8日(土)に開催いたしました。
3月の合同テストから始まったポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2016年シーズンもいよいよ大円団を迎える今大会は、F1日本グランプリのサポートレースとして開催される。金曜日に行われた2回の練習走行では、多くのカレラカップパイロット達がいつもとは違う路面に悩み、コースアウトやスピンが続出。ほとんどのPCCJ大会はスーパーGTの共催レースとして開催されているのだが、この週末はF1グランプリのサポートレースと言う事もありF1が使用するタイヤのラバーで覆われた路面とPCCJの指定タイヤであるミシュランタイヤとのマッチングが悪いのではと言うコメントが多くのチーム関係者から発せられた。
第9戦鈴鹿の勝利によって、すでにオーバーオールクラスのチャンピオンを獲得した#77近藤翼も「グリップが無くタイヤが空転するため、内圧がすぐに高くなってしまう」と苦戦した様子も、さすがのトップタイムで実力を見せつけた。2番時計を記録したのは6月の富士スピードウェイで行われたポルシェ カレラカップ アジア(PCCA)ラウンドで2連勝を果たし、その賞典としてゲスト参戦している#88ユアン・ボーだ。今週末、鈴鹿入りする前にも来日してテストを行うなど万全の態勢で臨んだ#88ボーは、「幅も狭くて難しいが、攻略しがいのあるコース」と日本が誇るグランプリサーキットの印象を語った。3番手には#77近藤と同じく前戦でジェントルマンクラスのチャンピオンを決めた#7星野敏が続いた。
PCCJ2016 第10戦(鈴鹿)公式予選
天候:曇り 路面:ドライ
東海地方は週末を通して雨との予報が出ていたが、夜半から降り始めた秋雨も夜が明ける頃には止んでいた。F1日本グランプリの予選が終わり、暫しの静寂が鈴鹿サーキットを包んでいた午後3時半、PCCJ第10戦の予選はタイムスケジュール通りにスタート。昨日は口を揃えて「酷かった」と路面を確認すべく、グリーンシグナル直後から21台の911 GT3 Cupはコースに出て行った。
上位陣のターゲットタイムは金曜日に#78近藤が記録した全体ベストタイム、2分07秒420。その#78近藤は1回目のアタックで7秒台を出した次のアタックで鈴鹿でのPCCJレコードラップに迫る2分5秒839で2位以下に約2秒の差を付けてトップに立つ。#78近藤とともにフロントローに並ぶ権利をかけて激しい争いを繰り広げたのは#88ボーと#14三笠の2台。まずは#88ボーが7秒台前半で2番につけるが、予選開始から12分が過ぎ、ほとんどの車がピットインしたタイミングで#14三笠は2セット目のニュータイヤを投入。その甲斐もあり残り10分になる頃に2分07秒119で#88ボーを上回る。#14三笠はタイヤをセーブすべくコースから出て行ったが、最後の最後に2セット目を投入した#88ボーはその直後に2分07秒004で#14三笠を上回った。
#14三笠に並んで2列目からスタートするのは#7星野。その後ろに続くのは、#9武井真司、#98IKARI GOTO、#24Go Max、#32永井秀貴といずれも強力なドライバーが虎視眈眈と日曜日の決勝でのジャンプアップを狙う。
PCCJ第10戦の決勝レースは10月09日の11時15分から10周で争われます。
PCCJ 第10戦公式予選結果
Pos. Car# Driver (Class) Car Name Time
1 、78 近藤 翼O スカイレーシング 2'05.839
2 、88 ユアン・ボーO Team Carrera Cup Asia 2'07.004
3、14 三笠 雄一O GARMIN PORSCHE 2'07.119
4、7 星野 敏 G D’station 991 2'07.828
5、9 武井 真司O BINGO RACING 2'07.949
6、98 IKARI GOTO G チームトーエイスピリット 2'08.122
7、24 Go Max G みきゃん スペンダー GT3 2'08.265
8、32 永井 秀貴 G ナインレーシング 2'08.517
9、25 内山 清士 G エヌケーレーシング 2'08.890
10、6 米倉 正憲G GRacing 2'09.146
11、7 TAD JUN JUN G muta racing 2’0 9.146
12、10 齋藤 真紀雄 G BINGO RACING 2'09.465
13、77 浜崎 大G GRacingVentiler 2'09.506
14、2 田島 剛G タジマレーシング 2’09.511
15、 99 佐野 新世G SKAD PORSCHE 2’09.779
16、66 ブライアン リーG GTO Racing 2'10.134
17、51 NAORYU G TEAM NAORYU 991 2'11.686
18、52 春山 次男G はるやまRacing TEAM 2’12.025
19、 36 宇佐美 貴章G ミツワオートGT3カップ 2’13.626
20、 19 Yuri HAYASHI G ナインレーシング
21、23 滝澤智幸 G イエローコーン
------- 以上予選通過 -------
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
AUTOBACS SUPER GT第7戦『BURIRAM SUPER GT RACE』の予選が、10月8日、タイのチャン・インターナショナル・サーキット(1周4554m)で行われた。No.19 WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛/国本雄資組がコースレコードでポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスではNo.25 VivaC 86 MCの土屋武士/松井孝允組が、こちらもコースレコード、さらにチャンで2年連続のクラス・ポールポジションとなった。両車は、10月9日の決勝レースをそれぞれスターティンググリッドのクラス最前列からスタートする。
SUPER GTの予選はノックアウト方式で、Q1、Q2という2回の走行で行われる。ただ、Q1で所定の順位以下の場合は、Q2を走れない(ノックアウト)という厳しい予選方式だ。GT500クラスでは15台のうち、Q2に進出できるのは8台となる。
南国タイではあるが、この日のサーキット上空は雲が多く気温も30度程度。こちらとしては過ごしやすい気候となった。
GT500クラスのQ1は、予定通り15時20分より15分間の走行がスタート。ここではNo.6 WAKO'S 4CR RC Fの大嶋和也がすばらしい走りを見せ、2014年に記録されたコースレコード(1分24秒704)を更新する1分24秒462で、このセッションの1位となった。2番手にはNo.8 ARTA NSX CONCEPT-GTの野尻智紀が入った。一方、日産GT-R勢では昨年のこの大会で優勝したNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(千代勝正)の6位が最高位と厳しいQ1だった。
Q2は16時05分から12分とQ1より厳しい条件となる。先手はQ1を8番手とギリギリ通過のNo.12 カルソニックIMPUL GT-R。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラのアタックタイムは1分24秒466でQ1のトップタイムをさらに更新し、ライバルのアタックを待つ。これを上回るスーパーラップを叩き出したのがNo.19 WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛。終了間際に1分24秒307をマークして、見事に自身GT500で初となるポールポジションを決めて見せた。
また、このレースでGT500クラスにデビューした19歳の牧野任祐(No.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT)は果敢な走りを披露し、2位となる1分24秒340を記録。これにはライバルの各チームのピットからも大きなどよめきが起こった。
関口のポールポジションはGT300時代に1回、そして今回はGT500クラスで初のポールポジションとなった。LEXUS TEAM WedsSport BANDOHにとっては2012年以来の2回目、レクサスRC Fとっては今季3回目のポールポジションだ。
GT300クラスは、Q1でNo.31 TOYOTA PRIUS apr GTの中山雄一がレコードタイムを更新する1分32秒884でトップとなる。だが、Q2ではNo.25 VivaC 86 MCの松井孝允がそれをさらに書き換える1分32秒102を叩き出し、逆転でクラス・ポールポジションとなった。チームとしては、昨年に続くチャン・インターナショナル・サーキットでのポールポジションとなった。
■ポールポジション選手コメント
No.19 WedsSport ADVAN RC F [GT500]
- 関口雄飛
-
「朝の公式練習からクルマの調子は良かったのですが、Q1を走った国本(雄資)選手から『ちょっと(パフォーマンスが)足りない』と報告があったので、路面温度も下がっていたことからQ2にはセッティングを変更して臨みました。そして国本選手からのインフォメーション通りに走ったら、トップタイムをマークすることができました。でも重要なのは、明日のレース。今日午前の練習走行でロング(長距離走行)の確認できているので、あとは自分たちの走りをして優勝したいです」
No.25 VivaC 86 MC [GT300]
- 松井孝允
-
「公式練習からクルマの調子は良くて、それも状況を訊かれたら『調子いいです!』とした言いようがないくらいに調子が良かった。ただQ2に向けては、少しだけタイヤの内圧を調整して行ったら、クルマは完璧でもうバッチリ決まっていました。ドライバーとしてはポールを獲ることができて嬉しいのですが、これが(チームで今季)3回目で、ここまで結果(優勝)が残せていないので、とにかく明日のレースでは絶対に勝ちたい。勝てるように最善の策をとってがんばります」
Text: GTアソシエイション
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
F1日本GPのサポートとしてスーパーFJで行われるドリームカップレースは8日、三重県の鈴鹿サーキット(1周・5.807km)で公式予選を行い、角田裕毅(制動屋・ファーストモールディングKKSⅡ)が2分22秒379でポールポジションを獲得した。

コースイン前の角田裕毅

コースイン前の鶴賀義幸

コースイン前の山内飛侑

ウエットタイヤでコースインした角田裕毅

ポールポジションの角田裕毅

予選2位の鶴賀義幸

予選3位の山内飛侑
今年もF1日本GPのサポートレースとしてスーパーFJドリームカップレースが組み込まれた。各7サーキットで行われている地方選手権から30歳未満の若武者19人が鈴鹿サーキットに集結し、しのぎを削る。
昨夜から降り始めた雨は、降ったりやんだりを繰り返していたが、公式予選の行われる午前10時30分前には上がった。上空も明るくなってきたが、路面はほぼウェット。セッションは乾きつつある路面で進行した。
廣島嵩真(TAKE FIRST・HIROWORKS 10V)、前川涼輔(関西国際大学 with TAKE FIRST)、板倉慎哉(AMORE・TOKYO・VINTAGE・R&D10V・Fracing)、塩田龍二(Raise UP07ED)、勝木崇文(Daka M Project FORMスキル)の5人はドライタイヤを、他の14人のドライバーはウェットタイヤを選択して西コースからコースインし、予選が始まった。
序盤、ウェットタイヤ勢が上位を占めるが、セッション終盤にはドライタイヤに利があると読んだ多くのドライバーがピットインしてドライタイヤに交換。
中盤までは上村昌史(ガレージ茶畑10V ED)が2分24秒689でトップに立っていたが、これを逆転したのは早々にドライタイヤに交換した角田裕毅(制動屋・ファーストモールディングKKSⅡ)。ドライタイヤの皮むきが終わると、周回ごとにタイムを短縮し、終了10分前あたりに2分23秒234をたたき出しトップに立った。
角田は手綱を緩めること無くさらにアタックを続行。次周2分22秒705を出すと、終了間際には2分22秒379までタイムを伸ばし、2位以下を1秒583離しぶっちぎりでポールポジションを獲得した。
2位に入ったのは終始ウェットタイヤでアタックを続行した鶴賀義幸(結月ゆかりレーシングZAP SPEED 10V)。終了間際に一気にタイムを縮め2分23秒962と、2位に付けていた山内飛侑(藤井工務店勝男武士号KK-SⅡ)を僅差で逆転した。
3位は山内、4位に上村。終盤クラッシュしたものの5位が浦田裕喜(RISEONE-EAGLE AKILAND KKSⅡ TODA)。6位に大原佳祐(自動車工房MYST KKSⅡ制動屋)が続いた。
ポールポジションを獲得した角田は、5月に16歳になり限定Aライセンスを取得したばかり。7月に2レース制で行われた岡山国際サーキットのスーパーFJで連勝すると、8月にスポット参戦したここ鈴鹿のFIA-F4ではいきなり2位に入賞し、周囲を驚かせた。
決勝レースは明日9日、午後10時より8周で行われる。角田がポールから逃げ切るのか? 意外な伏兵が現れるのか? F1と同じ表彰台に上がる3人は誰になるのであろうか? 興味は尽きない。
予選トップ3ドライバーのコメント
- ポールポジション 角田裕毅
-

ポールポジション・角田裕毅
「最初はレインタイヤが速いとわかっていたのでコース状況を見ていました。1~2コーナーは完全に乾いていたので、レインは良くないと思い、早めにピットインしました。ドライタイヤの皮むきから始めて、徐々にタイムアップしていきました。雨が降ったら終わりなので賭けではありましたが、運が良かったです。あしたは晴れのようですしドライのフリー走行は良かったので、ぶっちぎって優勝したいです」
- 予選2位 鶴賀義幸
-

予選2位・鶴賀義幸
「路面が難しくてみんな迷っていましたね。タイヤは最初から最後までウェットでした。1~2コーナーは乾いていましたが、他は濡れていました。ポールはドライタイヤみたいですが運転でなんとかしようと頑張りました。途中、5番手から10番手に落ちたのでやっぱりだめかと思ってたら、2番手だったので自分でもびっくりしました。あしたはできるだけ頑張ってプッシュして表彰台を狙います」
- 予選3位 山内飛侑
-

予選3位・山内飛侑
「レインでスタートして途中でドライに代えました。去年はFIAーF4に出ていて、スーパーFJは初めて乗りました。トップからは1秒以上離されているのでただただ悔しいです。あしたは切り替えて、スタートを決め、優勝を狙っていきます」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Eiji TAKEUCHI
Yoshinori OHNISHI
F1 JAPANESE GRAND PRIX -RIJ- (2016/10/08) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2016 Super FJ Dream Cup Race 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 61 | 角田 裕毅 | 制動屋・ファーストモールディングKKSⅡ MYST KK-S2 | 2'22.379 | - | - | 146.828 |
2 | 10 | 鶴賀 義幸 | 結月ゆかりレーシングZAP SPEED 10V TOKYO R&D RD10V | 2'23.962 | 1.583 | 1.583 | 145.213 |
3 | 5 | 山内 飛侑 | 藤井工務店勝男武士号KK-SⅡ MYST KK-S2 | 2'24.029 | 1.650 | 0.067 | 145.146 |
4 | 45 | 上村 昌史 | ガレージ茶畑10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'24.316 | 1.937 | 0.287 | 144.857 |
5 | 34 | 浦田 裕喜 | RISEONE-EAGLE AKILAND KKSⅡ TODA MYST KK-S2 | 2'24.463 | 2.084 | 0.147 | 144.710 |
6 | 59 | 大原 佳祐 | 自動車工房MYST KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | 2'24.520 | 2.141 | 0.057 | 144.653 |
7 | 88 | 八巻 渉 | 中日本自動車短期大学MOLECULE KK-SⅡ MYST KK-S2 | 2'24.644 | 2.265 | 0.124 | 144.529 |
8 | 31 | 廣島 嵩真 | TAKE FIRST・HIROWORKS 10V TOKYO R&D RD10V | 2'24.688 | 2.309 | 0.044 | 144.485 |
9 | 58 | 津本 匠 | Rn-Sports KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | 2'24.757 | 2.378 | 0.069 | 144.416 |
10 | 27 | 阪本 一世 | 阪本一世@チョコボERS MYST KK-S2 | 2'25.074 | 2.695 | 0.317 | 144.100 |
11 | 44 | 前川 涼輔 | 関西国際大学 with TAKE FIRST MYST RD10V | 2'25.327 | 2.948 | 0.253 | 143.849 |
12 | 37 | 細田 輝龍 | アルビメークウィナーLIVING GALLERY GIA ED TOKYO R&D RD10V | 2'25.933 | 3.554 | 0.606 | 143.252 |
13 | 36 | 長谷川 綾哉 | アルビ新潟第一ホテル隆工務店開志学園ED TOKYO R&D RD10V | 2'27.364 | 4.985 | 1.431 | 141.861 |
14 | 29 | 宮島 雄太 | アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ MYST KK-S2 | 2'27.476 | 5.097 | 0.112 | 141.753 |
15 | 2 | 兒島 弘訓 | 小林電工ダイキンWAKO'SコウゲRS MYST KK-S2 | 2'27.549 | 5.170 | 0.073 | 141.683 |
16 | 77 | 勝木 崇文 | Daka M Project FORMスキル TOKYO R&D RD10V | 2'27.718 | 5.339 | 0.169 | 141.521 |
17 | 35 | 齋藤 海斗 | アルビビヨンドOJM GIA ED MYST KK-S2 | 2'31.965 | 9.586 | 4.247 | 137.566 |
18 | 21 | 塩田 龍二 | Raise UP07ED WEST 07J | 2'34.792 | 12.413 | 2.827 | 135.053 |
19 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE・TOKYO・VINTAGE・R&D10V・Fracing TOKYO R&D RD10V | 2'53.452 | 31.073 | 18.660 | 120.524 |
---- 以上基準タイム(130% - 3'07.000)予選通過 --- |
F1 JAPANESE GRAND PRIX -RIJ- (2016/10/07) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2016 Super FJ Dream Cup Race 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 61 | 角田 裕毅 | 制動屋・ファーストモールディングKKSⅡ MYST KK-S2 | 2'14.903 | - | - | 154.965 |
2 | 5 | 山内 飛侑 | 藤井工務店勝男武士号KK-SⅡ MYST KK-S2 | 2'15.031 | 0.128 | 0.128 | 154.818 |
3 | 59 | 大原 佳祐 | 自動車工房MYST KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | 2'15.186 | 0.283 | 0.155 | 154.640 |
4 | 34 | 浦田 裕喜 | RISEONE-EAGLE AKILAND KKSⅡ TODA MYST KK-S2 | 2'15.202 | 0.299 | 0.016 | 154.622 |
5 | 2 | 兒島 弘訓 | 小林電工ダイキンWAKO'SコウゲRS MYST KK-S2 | 2'15.303 | 0.400 | 0.101 | 154.507 |
6 | 88 | 八巻 渉 | 中日本自動車短期大学MOLECULE KK-SⅡ MYST KK-S2 | 2'15.763 | 0.860 | 0.460 | 153.983 |
7 | 45 | 上村 昌史 | ガレージ茶畑10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'15.768 | 0.865 | 0.005 | 153.977 |
8 | 58 | 津本 匠 | Rn-Sports KKSⅡ制動屋 MYST KK-S2 | 2'16.160 | 1.257 | 0.392 | 153.534 |
9 | 77 | 勝木 崇文 | Daka M Project FORMスキル TOKYO R&D RD10V | 2'16.394 | 1.491 | 0.234 | 153.271 |
10 | 44 | 前川 涼輔 | 関西国際大学 with TAKE FIRST MYST RD10V | 2'16.405 | 1.502 | 0.011 | 153.258 |
11 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE・TOKYO・VINTAGE・R&D10V・Fracing TOKYO R&D RD10V | 2'16.495 | 1.592 | 0.090 | 153.157 |
12 | 10 | 鶴賀 義幸 | 結月ゆかりレーシングZAP SPEED 10V TOKYO R&D RD10V | 2'16.524 | 1.621 | 0.029 | 153.125 |
13 | 31 | 廣島 嵩真 | TAKE FIRST・HIROWORKS 10V TOKYO R&D RD10V | 2'17.047 | 2.144 | 0.523 | 152.540 |
14 | 27 | 阪本 一世 | 阪本一世@チョコボERS MYST KK-S2 | 2'17.599 | 2.696 | 0.552 | 151.928 |
15 | 29 | 宮島 雄太 | アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ MYST KK-S2 | 2'18.361 | 3.458 | 0.762 | 151.092 |
16 | 36 | 長谷川 綾哉 | アルビ新潟第一ホテル隆工務店開志学園ED TOKYO R&D RD10V | 2'18.439 | 3.536 | 0.078 | 151.007 |
17 | 37 | 細田 輝龍 | アルビメークウィナーLIVING GALLERY GIA ED TOKYO R&D RD10V | 2'18.443 | 3.540 | 0.004 | 151.002 |
18 | 21 | 塩田 龍二 | Raise UP07ED WEST 07J | 2'21.174 | 6.271 | 2.731 | 148.081 |
19 | 35 | 齋藤 海斗 | アルビビヨンドOJM GIA ED MYST KK-S2 | 2'24.464 | 9.561 | 3.290 | 144.709 |
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI