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2009年11月

スーパー耐久

吉本大樹レースレポート(S耐久最終戦/ツインリンクもてぎ)

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【スーパー耐久シリーズ第8戦(ツインリンクもてぎ)】
28 November, 2009
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5ZIGEN NSX 貫禄の2戦連続ポールtoウィン!
最終ラウンドをパーフェクトで飾り、シリーズチャンピオン獲得!!

【Result】
(Sun) QF : 1 st (1pt) (Sun) Race1 : 1 st (12pt) Race2 : 1 st (12pt)
(Ranking) Series Champion

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【Report】
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今シーズンは開幕戦での表彰台獲得を皮切りに2度の優勝を含む4度の表彰台を獲得、この最終戦に2位に15pt差をつけるランキングトップで挑む事となった5ZIGEN NSX。その最終戦はツインリンクもてぎが舞台。しかしながら今回はいつものロードコースではなく昨年のスペシャルステージとして開催されたスーパースピードウェイ(オーバルコース)を使用。第1ターンと第3ターンにシケインを置く特設コースでの「オーバルバトル」としての開催となった。

迎えた初日フリープラクティスの行われた金曜日。この日のもてぎは初冬の到来を忘れさせるような温かい陽気に包まれ、セッションは開始直後からしばらくは数台のマシンがコースに出るだけの比較的静かなセッション序盤となった。しかしここでアクシデントが発生する。路面温度が16度と低く、路面がまだダスティでラバーも乗っていなかったこのタイミングで走行をしていた#34(asset.テクノファーストZ)が第1ターンでスピンを喫しフロント側面からウォールに激しくクラッシュ。これによりセッションは一時中断されるも、幸いドライバーは自力でメディカルセンターに向かい大事には至らず。しかし各陣営はオーバルコースの怖さを目の当たりにする事となった。

その中ST3クラスタイトル獲得に向け着々と走行を重ねたのが5ZIGEN NSX。赤旗中断のあった1本目を吉本、平中、松浦の3選手がそれぞれ各5~6周ずつ走行。このセッション2番手のタイム(55"103)をマークすると2本目は走行を見送り、迎えた最終3本目。ここでは平中選手の走行中に左の足周りにトラブルが出たもののこれは運良く大事には至らず、このセッションも2番手タイム(53"867)をマークしてこの日の走行を終了。トップタイムこそ#16(T-MANOILディクセル岡部自動車Z)に譲ったものの、「僕らは僕らの戦いをするだけです」とまずまずの状態で翌日の予選、決勝を迎える事となった。

迎えた翌日の公式予選。今回はレース1、レース2と2回のレースが行われる為、この予選ではファーストタイムがレース1の予選結果に、セカンドタイムがレース2の予選結果に採用されることとなる。この日も前日同様の温かい陽気に包まれたツインリンクもてぎ。そのコンディションの中まずAドライバー予選に出走したのは平中選手。ここで平中選手は53"9のベストタイムをマークすると、セカンドタイムも54"1をマーク。まずはクラストップにつけBドライバー予選の吉本にステアリングを託していく。するとステアリングを受けた吉本も「今回からマフラーを換えエンジンもよく回るようになった気がします」と53"6のベストタイム、53"8のセカンドタイムをマーク。シリーズタイトル獲得に向け、まさに盤石の走りで見事両レースのPPを獲得する事となった。

その後、公式予選終了からわずか2時間弱のインターバルでのスタートとなった決勝レース1。50周で争われるこのレースで5ZIGEN NSXのスタートドライバーを担当したのは平中選手。その平中選手は危なげのないスタートを切ると、レース序盤こそ#15(KYOSHOメーカーズ岡部自動車RX-7)の追撃を受けたものの、50周レース(ST3クラスは最終的に47周チェッカー)の3分の2以上となる32周目まで走行を続け、最後は後続に大差をつける形でピットイン。吉本大樹へとステアリングを託していく。するとその吉本も残りの15周を後続の追撃を許さぬ盤石の走りで駆け抜けそのままトップでゴール。今シーズン3度目の優勝を飾ると同時に、最終の決勝レース2を残すこの時点で2009年スーパー耐久シリーズ(ST3クラス)のシリーズチャンピオンに輝く事となった。

最後は2009年のシリーズチャンピオンとして迎えた最終決勝レース2。タイトルは決定しているものの、やはりここは最後に優勝で有終の美を飾りシーズンを終えたいところ。その5ZIGEN NSXのレース2スタートドライバーを担当したのは吉本大樹。しかしその吉本はスタートこそまずまずの出足を見せたものの、その後オーバルコースでは致命傷ともなりかねないブレーキがフェードする症状が現れ始めると、ブレーキングで20メートル程のアドバンテージを誇る#15(KYOSHOメーカーズ岡部自動車RX-7)の先行を許しその差も徐々に開いてしまう展開に。燃料が軽くなればブレーキの温度も下がり楽になるのは確実だが、序盤無理をしすぎると後半もたない可能性もある。結局吉本は自分のスティントを最後まで大事に走り、レースも丁度半分となる24周目にピットイン。この時ブレーキ温度上昇のためABSが誤作動してしまったのか、指定位置に止められず5メートル程オーバーシュートしたものの、ここは大きなロスもなく松浦孝亮選手にステアリングを託していく。

するとステアリングを受けた『ミスターINDY』こと松浦選手がここから猛スパート。「ブレーキがフェードしてたけど、止まりきれなくて逆に速かった(笑)」とST3クラスの予選タイムを上回る程のハイペースで#15(KYOSHOメーカーズ岡部自動車RX-7)を追い詰めていく。するとレースも残り3周となったところでチャンスが訪れる。このプレッシャーからミスの出始めた#15(KYOSHOメーカーズ岡部自動車RX-7)がシフトミス!ターン3の立ち上がりで並びかけるとそのまま見事にオーバーテイク。これでトップに返り咲く事に成功すると、松浦選手は残り周回も全く危なげのない走りでそのままチェッカーを潜り抜け、2009年シリーズタイトル獲得に華を添える2連勝で最終戦を締めくくる事となった。

【リザルト】
Qualify Result : http://www.so-net.ne.jp/s-taikyu/2009/round8/yosen.html
Final Result : http://www.so-net.ne.jp/s-taikyu/2009/round8/kesyo.html
Point Ranking : http://www.so-net.ne.jp/s-taikyu/ranking/index.html

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【吉本大樹コメント】
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金曜日の走り初めから良い感触がつかめ、トラブルを解消しつつ向かえた予選では3人のタイムがそろい、しっかりとタイムをまとめる事が出来ました。

Race1ではしっかりシリーズチャンピオンだけを狙ったのですが、結果的には大きなアドバンテージを残したまま勝つことができ、Race2でもブレーキのフェードで序盤苦しみましたが、後半の松浦選手がオーバルマイスターぶりを発揮してくれて、土曜日の一日だけでポールtoダブルダブルウィンを味わわせてもらいました!

5ZIGENとプロのドライバー3人で参戦した以上、結果を出さない訳にはいきませんでした。チームの皆、5ZIGEN社員の皆さん、スポンサーの皆さん、そしてファンの皆さん、応援ありがとうざいました!

We are the Champion!!!!!!!!!

スーパー耐久

S耐:第8戦もてぎ決勝第2レース結果

スーパー耐久オーバルバトル -RIJ- (2009/11/28) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 8 ツインリンクもてぎ(オーバルコース) 2.413968km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田 真孝
ファリーク・ハイルマン
YH5044'19,415
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
吉田 広樹
ジョハン・アズミ
YH500.921
3ST1335asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
前嶋 秀司
佐々木雅弘
YH5017.208
4ST1410Y.K.M. ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
佐藤 公哉
田中 哲也
YH5022.341
5ST213ENDLESS ADVAN CS・X
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田信博
高木 真一
YH5047.243
6ST2220RSオガワ ユークスADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平
谷口行規
小川 日出生
YH491Lap
7ST2356眠眠打破ingsランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
服部 尚貴
松本達哉
YH491Lap
8ST2430サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
花岡 翔太
関根 基司
YH491Lap
9ST2526エンドレスアドバン ウェッズランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
大橋正澄
YH491Lap
10ST3155ZIGEN NSX
HONDA NSX
平中 克幸
吉本大樹
松浦 孝亮
YH482Laps
11ST3215KYOSHO メーカーズ岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
長島正明
田ヶ原 章蔵
古谷 直広
YH482Laps
12ST3316T-MANOILディクセル岡部自動車Z
NISSAN FAIRLADY Z
中村 貴広
田畑 勇
太田 侑弥
YH473Laps
13ST4162ホンダカーズ東京μSSR DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
古橋 孝之
YH464Laps
14ST4218M'sインターナショナルコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
森政行
YH464Laps
15ST4355BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
谷川 達也
松井 孝允
河村直樹
YH455Laps
16ST4460RCB・KRPワコーズWIN
HONDA INTEGRA TYPE-R
小幡 弘
小林 康一
YH455Laps
17ST266新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
関 豊
YH428Laps
---- 以上規定周回完走 ----
-ST4-95SPOON S2000
HONDA S2000
市嶋 樹
小幡栄
中子 修
YH2426Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE 50.645 (27/50)

スーパー耐久

S耐:第8戦もてぎ決勝第2レース #1ペトロナスZ4Mが連勝、ST4王座は#55シビックのものに

2009スーパー耐久第8戦「もてぎスーパー耐久オーバルバトル」の決勝第2レースは、#1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/フェリーク・ハイムラン組)が第1レースに続いて連勝を飾った。途中2度のスピンでクラス最後尾の4位まで後退した1号車だったが、16秒以上もの差を巧みなピットストップで逆転してみせた。
ST2、ST3も第1レースに続いて#3ENDLESS ADVAN CS-X(峰尾恭輔/村田信博/高木真一組)、#5 5ZIGEN NSX(平中克幸/吉本大樹/松浦孝亮組)が勝利した。
ST4クラスはポールスタートの#62ホンダカーズ東京μSSRDC5(塩谷烈州/古橋孝之組)が優勝。
#55BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVICが3位に入り、#95SPOON S2000はレース中盤に駆動系トラブルでリタイヤに終わったため、シリーズタイトルは55号車のものとなった。
(天候:晴れ コース:ドライ)

091128RACE2START

091128RACE2ST1

091128RACE2ST2

091128RACE2ST3

091128RACE2ST4

091128RACE2ST4TITLE

091128RACE2WINNERS

決勝第2レースは午後2時40分スタート
既にタイトルを決めた1号車は、若いハイムランにスタートを任せた。
スタートを無難に決めてトップを快走していたハイムランだったが、僚友の28号車を駆る吉田広樹の追撃を受け、10周目のターン3シケイン進入で痛恨のスピンを喫し、トップを奪われてしまった。
ハイムランは12周目にも再び同じ場所でスピンしてしまい、この結果順位も4番手とST1の最後尾に落ちてしまった。トップ28号車との差は16秒以上に開いた。
その後1号車は22周終わりで早めのピットストップを行い、第1レースと同じ右リヤ1本交換で柳田をコースに送り出すと、柳田はアウトラップからハイペースで追い上げにかかった。
この走りが奏功し、トップの28号車が30周目に1号車と同内容のピット作業を終えてコースに戻ったとき、1号車は見事にトップの座を奪い返していた。
柳田は残り20周を落ち着いて消化し、最後は28号車を駆るヨハン・アズミのペースに合わせる余裕すら見せて50周のレースを締めくくった。

ST2はポールスタートの#3エンドレスエボXが完全に主導権を握った格好で50周を走り切って連勝。#20RSオガワランサーの追撃を寄せ付けなかった。3位には終盤の追い上げが光った#56眠眠打破ランサーが入った。
ST3はポールスタートの5号車を#15岡部自動車RX-7が激しく追い上げ、8周目のターン3で遂に攻略してトップに立つ。
しかし抜かれた5号車もしぶとく15号車に喰らい付いていき、スタートドライバーの吉本からステアリングを受け継いだ松浦が15号車2番手の田ヶ原章蔵のミスを見逃さず、44周目のターン4で並びかけてトップを奪い返してみせた。

唯一タイトルのかかるレースとなったST4は、ランキングトップの95号車にまさかの駆動系トラブルが出て24周でストップ。一方、ランキング2位の55号車は#60RCB-KRPワコーズWINとの熾烈な3位争いを制して7.5ポイントを獲得。見事スプーンS2000を逆転してシリーズチャンピオンを獲得した。
優勝はポールスタートの#62インテグラ。ここで12ポイントを加算して95号車を1ポイント上回り、ランキング2位でシーズンを締めくくった。

2010シーズンのスーパー耐久は3月28日にツインリンクもてぎのロードコースで開幕。
8月8日にマレーシアのセパンサーキットでスペシャルステージ大会が予定されているほか、ヴィッツやフィットといった1500cc以下の車両を対象としたST5クラスが新設され、より一層の盛り上がりが期待される。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第8戦もてぎ決勝第1レース ST1、ST2、ST3クラスはいずれもポールトゥウィンでタイトル決定。ST4は上位2台が0.5ポイント差に

2009スーパー耐久第8戦「もてぎスーパー耐久オーバルバトル」の決勝第1レースは、#1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/フェリーク・ハイムラン組)がポール・トゥ・フィニッシュ。ランキング2位の#10Y.K.M.ADVAN Zが4位に終わったため、第2レースの結果を待たずしてST1クラスの2009シリーズチャンピオンは1号車のものとなった。
このほかST2、ST3クラスもそれぞれ#3ENDRESS ADVAN CS-X(峰尾恭輔/村田信博/高木真一組)、#5 5ZIGEN NSX(平中克幸/吉本大樹/松浦孝亮組)が勝ってシリーズタイトルをものにした。
一方、ST4クラスは#18M'sインターナショナルコスモソニックKingsDC5(浅野武夫/笠原智行/森正行組)が終盤に逆転して優勝、ランクトップの#95SPOON S2000が4位に終わり、ランキング2位の#55BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVICが3位に入ったため、タイトルの行方はほぼ上位2台に絞られた。

091128RACE1START

091128RACE1ST1

091128RACE1ST2

091128RACE1ST3

091128RACE1ST4

091128RACE1WINNERS

決勝第1レースは午前11時25分にスタート。
ポールポジションの1号車が一気に逃げにかかる一方、2位以下は#28ペトロナスZ4M、#35assetテクノファーストZの2台が序盤熾烈な2位争いを展開、これに10号車が次第に追いついてきた。
10号車を駆る横溝直輝は35号車佐々木雅弘を10周目にパス、3位に浮上するが、この間に28号車はペースを上げて2台のZを引き離し、トップ1号車との間隔を詰めていく。28号車片岡は11周終了時点で1号車谷口に0.7秒差まで迫るが、谷口も徐々にペースを上げ、再びその差を1秒以上に広げていった。

50周×2ヒートというスプリントとなった第8戦は給油の必要こそなかったものの、ドライバー交代とタイヤ交換のために最低1回のピットストップを要した。
ST1で最初に動いたのは3位の10号車。18周終わりでピットインして、佐藤公哉にドライバーチェンジ。タイヤは右2本のみを交換してピットアウトしていった。
これで3位に繰り上がった35号車は24周終わり、2位28号車は29周終わりでピットへ。トップの1号車は32周まで引っ張って漸くピットに飛び込んだ。
10号車と同じく右側2本交換を行った28号車、35号車に対し、1号車は右リヤ1本交換という作戦で他より2秒以上早くピットアウト。この結果1度もトップの座を譲らぬまま1号車は50周を走りぬき、ポールポジションの1ポイントとあわせて11ポイントを加算。4位に終わった10号車に22ポイント差をつけてシリーズタイトルをものにした。

ST2クラスは1周目に#26ランサーが駆動系トラブルで早くも脱落。クラスポールの3号車がトップ、20号車が約1秒半差の2位で周回を重ねていく。
しかし最初にピットに向かったのは20号車。21周目でタイヤ交換とドライバー交代を行い、#6新菱オートエボIXに一旦2位の座を譲ることに。
トップ3号車はレース半ばの25周目にピットイン。峰尾から村田にチェンジして20号車の前でコースに復帰すると、6号車がピットインした33周目に再びトップに復帰、そのまま後続に17秒の大差をつけてチェッカーを受け、こちらもST1同様このレースでタイトルを確定した。

ST3クラスもST1、ST2同様にポールスタートの5ZIGENがそのままトップでゴール、16号車が3位に終わったため第2レースを待たずにチャンピオンを獲得。
しかしST4はポイントリーダーの95号車が4位に留まる一方で、ランキング3位の18号車が46周目にポールスタートの62号車を抜いてトップに立った。この直後に1号車が50週を消化してチェッカーを受けたため、この周回がファイナルラップとなり、18号車が優勝、62号車2位、55号車3位、95号車4位という結果になり、#55シビック92.5ポイント、#95S2000が92ポイントと僅差で並ぶこととなった。
これにより、18号車は優勝かつ上位2台がリタイヤという非常に厳しい条件でかろうじてタイトルの望みを残したが、#95、#55の2台は順位に関係なく前でフィニッシュしたほうが2009シーズンのチャンピオンという状況で第2レースに臨むこととなった。

決勝第2レースはこのあと午後2時40分より、同じく50周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第8戦もてぎ決勝第1レース結果

スーパー耐久オーバルバトル -RIJ- (2009/11/28) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 8 ツインリンクもてぎ(オーバルコース) 2.413968km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田 真孝
ファリーク・ハイルマン
YH5043'55.432
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
吉田 広樹
ジョハン・アズミ
YH503.841
3ST1335asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
前嶋 秀司
佐々木雅弘
YH5047.968
4ST1410Y.K.M. ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
佐藤 公哉
田中 哲也
YH491Lap
5ST213ENDLESS ADVAN CS・X
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田信博
高木 真一
YH491Lap
6ST2220RSオガワ ユークスADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平
谷口行規
小川 日出生
YH491Lap
7ST23*30サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
花岡 翔太
関根 基司
YH482Laps
8ST2456眠眠打破ingsランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
服部 尚貴
松本達哉
YH482Laps
9ST256新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
関豊
YH482Laps
10ST3155ZIGEN NSX
HONDA NSX
平中 克幸
吉本大樹
松浦 孝亮
YH473Laps
11ST3215KYOSHO メーカーズ岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
長島正明
田ヶ原 章蔵
古谷 直広
YH473Laps
12ST3316T-MANOILディクセル岡部自動車Z
NISSAN FAIRLADY Z
中村 貴広
田畑 勇
太田 侑弥
YH473Laps
13ST4118M'sインターナショナルコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
森政行
YH464Laps
14ST4262ホンダカーズ東京μSSR DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
古橋 孝之
YH464Laps
15ST4355BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
谷川 達也
松井 孝允
河村直樹
YH464Laps
16ST4495SPOON S2000
HONDA S2000
市嶋 樹
小幡栄
中子 修
YH455Laps
17ST4560RCB・KRPワコーズWIN
HONDA INTEGRA TYPE-R
小幡 弘
小林 康一
YH446Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-ST2-26エンドレスアドバンウェッズランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
大橋 正澄
YH446Laps
  • Fastest Lap: CarNo,28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE 50.484 (27/50) 177.73km/h
  • CarNo.30は、スーパー耐久シリーズ2009シリーズ規則第13条(4)違反(スタート手順違反)により、厳重訓戒を課した。

スーパー耐久

S耐:第8戦もてぎA,Bドライバー総合公式予選結果(2ndタイムによる第2レース予選順位)

スーパー耐久オーバルバトル -RIJ- (2009/11/28) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 8 ツインリンクもてぎ(オーバルコース) 2.413968km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田真孝
YH0'50.264
0'50.025
1'40.289-
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
吉田広樹
YH0'50.160
0'50.838
1'40.998 0.709
3ST1335asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
前嶋 秀司
佐々木雅弘
YH0'51.498
0'50.636
1'42.134 1.845
4ST1410Y.K.M. ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
佐藤公哉
YH0'51.153
0'52.243
1'43.396 3.107
5ST213ENDLESS ADVAN CS・X
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田信博
YH0'52.176
0'52.215
1'44.391 4.102
6ST2220RSオガワ ユークスADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平
谷口行規
YH0'52.687
0'52.280
1'44.967 4.678
7ST2330サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
花岡 翔太
YH0'53.502
0'52.302
1'45.804 5.515
8ST2426エンドレスアドバン ウェッズランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
大橋正澄
YH0'53.048
0'53.116
1'46.164 5.875
9ST256新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
関豊
YH0'53.520
0'53.053
1'46.573 6.284
10ST2656眠眠打破ingsランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
服部 尚貴
松本 達哉
YH0'53.401
0'53.327
1'46.728 6.439
11ST3155ZIGEN NSX
HONDA NSX
平中 克幸
吉本大樹
YH0'54.125
0'53.824
1'47.949 7.660
12ST3216T-MANOILディクセル岡部自動車Z
NISSAN FAIRLADY Z
中村 貴広
田畑勇
YH0'54.240
0'54.465
1'48.705 8.416
13ST4162ホンダカーズ東京μSSR DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
古橋 孝之
YH0'55.779
0'56.695
1'52.47412.185
14ST4218M'sインターナショナルコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
YH0'55.959
0'56.959
1'52.91812.629
15ST4355BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
谷川 達也
松井 孝允
YH0'57.226
0'56.496
1'53.72213.433
16ST4460RCB・KRPワコーズWIN
HONDA INTEGRA TYPE-R
小幡 弘
小林 康一
YH0'59.153
0'56.760
1'55.91315.624
17ST4595SPOON S2000
HONDA S2000
市嶋 樹
小幡栄
YH0'59.926
0'57.705
1'57.63117.342
18ST3315KYOSHO メーカーズ岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
長島正明
田ヶ原 章蔵
YH1'13.637
0'54.228
2'07.86527.576

スーパー耐久

S耐:第8戦もてぎBドライバー公式予選結果(2ndタイム)

スーパー耐久オーバルバトル -RIJ- (2009/11/28) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 8 ツインリンクもてぎ(オーバルコース) 2.413968km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝YH0'50.025-
2ST1235asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 雅弘YH0'50.636 0.611
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
吉田 広樹YH0'50.838 0.813
4ST213ENDLESS ADVAN CS・X
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
村田 信博YH0'52.215 2.190
5ST1410Y.K.M. ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐藤 公哉YH0'52.243 2.218
6ST2220RSオガワ ユークスADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
谷口 行規YH0'52.280 2.255
7ST2330サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
花岡翔太YH0'52.302 2.277
8ST246新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
関 豊YH0'53.053 3.028
9ST2526エンドレスアドバン ウェッズランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄YH0'53.116 3.091
10ST2656眠眠打破ingsランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
松本 達哉YH0'53.327 3.302
11ST3155ZIGEN NSX
HONDA NSX
吉本大樹YH0'53.824 3.799
12ST3215KYOSHO メーカーズ岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
田ヶ原章蔵YH0'54.228 4.203
13ST3316T-MANOILディクセル岡部自動車Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇YH0'54.465 4.440
14ST4155BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 孝允YH0'56.496 6.471
15ST4262ホンダカーズ東京μSSR DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
古橋 孝之YH0'56.695 6.670
16ST4360RCB・KRPワコーズWIN
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林康一YH0'56.760 6.735
17ST4418M'sインターナショナルコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
笠原 智行YH0'56.959 6.934
18ST4595SPOON S2000
HONDA S2000
小幡栄YH0'57.705 7.680
  • 8時50分44秒より、第1ターンコース上のパーツ回収のため、5分16秒間赤旗中断とした。

スーパー耐久

S耐:第8戦もてぎAドライバー公式予選結果(2ndタイム)

スーパー耐久オーバルバトル -RIJ- (2009/11/28) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 8 ツインリンクもてぎ(オーバルコース) 2.413968km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehind
1ST1128PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也YH0'50.160-
2ST121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝YH0'50.264 0.104
3ST1310Y.K.M. ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝YH0'51.153 0.993
4ST1435asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
前嶋 秀司YH0'51.498 1.338
5ST213ENDLESS ADVAN CS・X
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔YH0'52.176 2.016
6ST2220RSオガワ ユークスADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平YH0'52.687 2.527
7ST2326エンドレスアドバン ウェッズランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志YH0'53.048 2.888
8ST2456眠眠打破ingsランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
服部 尚貴YH0'53.401 3.241
9ST2530サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤俊哉YH0'53.502 3.342
10ST266新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広YH0'53.520 3.360
11ST3155ZIGEN NSX
HONDA NSX
平中克幸YH0'54.125 3.965
12ST3216T-MANOILディクセル岡部自動車Z
NISSAN FAIRLADY Z
中村 貴広YH0'54.240 4.080
13ST4162ホンダカーズ東京μSSR DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州YH0'55.779 5.619
14ST4218M'sインターナショナルコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫YH0'55.959 5.799
15ST4355BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
谷川 達也YH0'57.226 7.066
16ST4460RCB・KRPワコーズWIN
HONDA INTEGRA TYPE-R
小幡弘YH0'59.153 8.993
17ST45*95SPOON S2000
HONDA S2000
市嶋樹YH0'59.926 9.766
18ST3315KYOSHO メーカーズ岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
長島正明YH1'13.63723.477
  • CarNo.95は、スーパー耐久シリーズ2009もてぎスーパー耐久オーバルバトル特別規則第32条~2違反(シケイン不通過)により当該タイム抹消の罰則を課した。

スーパー耐久

S耐:第8戦もてぎCドライバー公式予選結果

スーパー耐久オーバルバトル -RIJ- (2009/11/28) C Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 8 ツインリンクもてぎ(オーバルコース) 2.413968km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマンYH0'50.341-
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ジョハン・アズミYH0'51.188 0.847
3ST1310Y.K.M. ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
田中 哲也YH0'51.462 1.121
4ST213ENDLESS ADVAN CS・X
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
高木 真一YH0'53.208 2.867
5ST3155ZIGEN NSX
HONDA NSX
松浦 孝亮YH0'54.217 3.876
6ST3215KYOSHO メーカーズ 岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
古谷 直広YH0'54.371 4.030
7ST3316T-MANOILディクセル岡部自動車Z
NISSAN FAIRLADY Z
太田 侑弥YH0'54.419 4.078
8ST2230サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
関根基司YH0'56.281 5.940
9ST4118M'sインターナショナルコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
森 政行YH0'56.790 6.449
10ST2320RSオガワユークスADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
小川 日出生YH0'56.812 6.471
11ST4255BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
河村 直樹YH1'01.37311.032
---- 以上予選通過 ----

スーパー耐久

S耐:第8戦もてぎA,Bドライバー総合公式予選結果

スーパー耐久オーバルバトル -RIJ- (2009/11/28) A&B Total Qualify Weather:Fiee Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 8 ツインリンクもてぎ(オーバルコース) 2.413968km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田真孝
YH0'49.782
0'49.909
1'39.691-
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
吉田広樹
YH0'49.908
0'50.326
1'40.234 0.543
3ST1335asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
前嶋 秀司
佐々木雅弘
YH0'51.329
0'50.420
1'41.749 2.058
4ST1410Y.K.M. ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
佐藤公哉
YH0'50.701
0'52.189
1'42.890 3.199
5ST213ENDLESS ADVAN CS・X
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田信博
YH0'52.072
0'52.041
1'44.113 4.422
6ST2220RSオガワ ユークスADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平
谷口行規
YH0'52.361
0'51.967
1'44.328 4.637
7ST2330サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
花岡 翔太
YH0'53.413
0'52.138
1'45.551 5.860
8ST2426エンドレスアドバン ウェッズランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
大橋正澄
YH0'52.904
0'52.902
1'45.806 6.115
9ST256新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
関豊
YH0'53.342
0'52.981
1'46.323 6.632
10ST2656眠眠打破ingsランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
服部 尚貴
松本 達哉
YH0'53.189
0'53.242
1'46.431 6.740
11ST3155ZIGEN NSX
HONDA NSX
平中 克幸
吉本大樹
YH0'53.903
0'53.654
1'47.557 7.866
12ST3216T-MANOILディクセル岡部自動車Z
NISSAN FAIRLADY Z
中村 貴広
田畑勇
YH0'54.047
0'54.360
1'48.407 8.716
13ST4162ホンダカーズ東京μSSR DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
古橋 孝之
YH0'55.568
0'56.255
1'51.82312.132
14ST4218M'sインターナショナルコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
YH0'55.906
0'56.895
1'52.80113.110
15ST4355BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
谷川 達也
松井 孝允
YH0'56.975
0'56.479
1'53.45413.763
16ST4460RCB・KRPワコーズWIN
HONDA INTEGRA TYPE-R
小幡 弘
小林 康一
YH0'58.893
0'56.665
1'55.55815.867
17ST3315KYOSHO メーカーズ岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
長島正明
田ヶ原 章蔵
YH1'01.865
0'54.055
1'55.92016.229
18ST4595SPOON S2000
HONDA S2000
市嶋 樹
小幡栄
YH0'59.646
0'57.566
1'57.21217.521

スーパー耐久

S耐:第8戦もてぎBドライバー公式予選結果

スーパー耐久オーバルバトル -RIJ- (2009/11/28) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 8 ツインリンクもてぎ(オーバルコース) 2.413968km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝YH0'49.909-
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
吉田 広樹YH0'50.326 0.417
3ST1335asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 雅弘YH0'50.420 0.511
4ST2120RSオガワ ユークスADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
谷口 行規YH0'51.967 2.058
5ST223ENDLESS ADVAN CS・X
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
村田 信博YH0'52.041 2.132
6ST2330サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
花岡翔太YH0'52.138 2.229
7ST1410Y.K.M. ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐藤 公哉YH0'52.189 2.280
8ST2426エンドレスアドバン ウェッズランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄YH0'52.902 2.993
9ST256新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
関 豊YH0'52.981 3.072
10ST2656眠眠打破ingsランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
松本 達哉YH0'53.242 3.333
11ST3155ZIGEN NSX
HONDA NSX
吉本大樹YH0'53.654 3.745
12ST3215KYOSHO メーカーズ岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
田ヶ原章蔵YH0'54.055 4.146
13ST3316T-MANOILディクセル岡部自動車Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇YH0'54.360 4.451
14ST4162ホンダカーズ東京μSSR DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
古橋 孝之YH0'56.255 6.346
15ST4255BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 孝允YH0'56.479 6.570
16ST4360RCB・KRPワコーズWIN
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林康一YH0'56.665 6.756
17ST4418M'sインターナショナルコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
笠原 智行YH0'56.895 6.986
18ST4595SPOON S2000
HONDA S2000
小幡栄YH0'57.566 7.657
---- 以上予選通過 ----
  • 8時50分44秒より、第1ターンコース上のパーツ回収のため、5分16秒間赤旗中断とした。

スーパー耐久

S耐:第8戦もてぎ公式予選 Z4M谷口/柳田組がポール獲得でオーバル最終決戦に臨む

2009スーパー耐久第8戦「もてぎスーパー耐久オーバルバトル」の公式予選は、#1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/フェリーク・ハイムラン組)が第1レース、第2レースともにポールポジションを獲得。
ST2クラスは#3ENDRESS ADVAN CS-X(峰尾恭輔/村田信博/高木真一組)、ST3クラスは#5 5ZIGEN NSX(平中克幸/吉本大樹/松浦孝亮組)、ST4クラスは#62ホンダカーズ東京μSSRDC5(塩谷烈州/吉橋孝之組)がいずれも第1レース、第2レースともにクラス最上位からスタートすることとなった。

091128ST1PP

091128ST2PP

091128ST3PP

091128ST4PP

2009シーズンのスーパー耐久もいよいよ最終戦。
今回はツインリンクもてぎのスーパースピードウェイをシリーズ戦で初めて使用する。今までとは全く違う戦いが繰り広げられそうだ。
公式予選は11月28日午前8時よりAドライバー、Bドライバー各30分間で行われた。
今回は決勝2ヒート制ということで、ベストタイムの合算で第1レース、セカンドベストの合算で第2レースの決勝グリッドを決めるという変則ルールだ。

ST1、ST2クラスからなるグループ1の走行では、開始早々から2台のBMW Z4Mが今までどおりの速さを見せ付ける。
中でも#10Y.K.M.ADVAN Zとタイトル争いをしている1号車はここで1ポイントを計上すべく、谷口、柳田とも49秒台に入る渾身のアタックをみせ、見事両名ともベスト、セカンドタイムの両方で他を上回り、堂々の連続ポール獲得を成し遂げた。2番手にはチームメイトの28号車、片岡龍也/吉田広樹/ヨハン・アズミ組が続く。
一方、ランキング2位の10号車ZはAドライバー横溝直輝が3位、Bドライバー佐藤公哉は7位に終わり、合算で4位と、逆転はかなり難しい状況になってきた。

ランキングトップの3号車と、2位の#20RSオガワユークスADVANランサーが10ポイント差で争っているST2クラスは、Aドライバーベストを3号車の峰尾、Bドライバーは20号車の谷口行規がベストタイムでトップを奪う白熱の予選となったが、タイム合算では僅かに3号車が上回った。セカンドタイムではABとも3号車がトップだ。
ST3クラスはランキング3位の#27FINA BMW M3が欠場する中、ランキングトップの5号車NSXがAドライバー、Bドライバーともベスト、セカンドともにトップ、2位の#16T-MANOILディクセル岡部自動車Zとのポイント差を6ポイントとした。
上位4台にタイトルの可能性を残して最終戦に臨んだ接戦のST4クラスも、ランキング4位の62号車がABドライバーともベスト、セカンドの双方でトップタイムを記録、ポイントリーダーの#95SPOON S2000との差を20とした。一方95号車はAドライバーの市嶋樹がシケイン不通過によりタイム抹消のペナルティを受け、第1レースはまさかの最後尾スタート。タイトルの行方はますます分からなくなってきた。

第8戦決勝は、このあと午前11時25分より第1レース、午後2時40分より第2レースが、各50周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第8戦もてぎAドライバー公式予選結果

スーパー耐久オーバルバトル -RIJ- (2009/11/28) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 8 ツインリンクもてぎ(オーバルコース) 2.413968km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝YH0'49.782-
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也YH0'49.908 0.126
3ST1310Y.K.M. ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝YH0'50.701 0.919
4ST1435asset.テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
前嶋 秀司YH0'51.329 1.547
5ST213ENDLESS ADVAN CS・X
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔YH0'52.072 2.290
6ST2220RSオガワ ユークスADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平YH0'52.361 2.579
7ST2326エンドレスアドバン ウェッズランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志YH0'52.904 3.122
8ST2456眠眠打破ingsランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
服部 尚貴YH0'53.189 3.407
9ST256新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広YH0'53.342 3.560
10ST2630サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉YH0'53.413 3.631
11ST3155ZIGEN NSX
HONDA NSX
平中克幸YH0'53.903 4.121
12ST3216T-MANOILディクセル岡部自動車Z
NISSAN FAIRLADY Z
なかむら たかひろYH0'54.047 4.265
13ST4162ホンダカーズ東京μSSR DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州YH0'55.568 5.786
14ST4218M'sインターナショナルコスモソニックFK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫YH0'55.906 6.124
15ST4355BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
谷川 達也YH0'56.975 7.193
16ST4460RCB・KRPワコーズWIN
HONDA INTEGRA TYPE-R
小幡弘YH0'58.893 9.111
17ST45*95SPOON S2000
HONDA S2000
市嶋樹YH0'59.646 9.864
18ST3315KYOSHO メーカーズ岡部自動車RX-7
MAZDA RX-7
長島正明YH1'01.86512.083
---- 以上予選通過 ----
  • CarNo.95は、スーパー耐久シリーズ2009もてぎスーパー耐久オーバルバトル特別規則第32条~2違反(シケイン不通過)により当該タイム抹消の罰則を課した。

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ #11 ドライバーズランキング第3位・チームランキング第3位 (JIMGAINER)

  • #11 JIMGAINER ADVAN F430
  • Driver:田中 哲也/平中 克幸
  • 予選:8位 決勝:4位
  • #10 JIMGAINER ADVAN F360
  • Driver:植田 正幸/川口 正敬
  • 予選:18位 決勝:13位

予選観客数:14000人・決勝観客数:35000人

 前回のオートポリスで今年初優勝を飾った11号車。後半戦に来て上り調子で流れが良い。ポイントランキングもトップと3点差で2位と同点の3位。2004年にも一度、最終戦を4位で迎えたこともあり(この時はシリーズ3位)、今回は19号車、43号車の前でチェッカーを受ければチャンピオンが確定となる。

■2009年11月6日(土)
公式練習:9:55~11:40
  • 天候:晴・気温:22度・路面温度:29度・路面状況Dry
  • #11ベストタイム:1分56秒236
  • #10ベストタイム:1分59秒094

gt_r09_jg_01.gif  11月だというのに日中は半袖でも行動できる気候の中、今年の最終戦は栃木県にあるツインリンクもてぎで開催された。開始早々は15度とまだ気温は低かったものの、終了近くには22度と11月とは思えないほど上昇した。

 10号車も11号車も今回タイムアタックを担当するのは平中と川口。練習走行もまずこの二人のドライバーが走行を開始した。

 平中は何度となくピットに戻りスタビライザーやリアウイング、フロントとリアのダンパーの調整を行っていた。10号車はアンダーステアがキツく、なかなかセットが決まらない。残り40分で平中から田中に交代。チェックを行い、その後再び平中に交代し走行は終了した。

 10号車も残り15分で植田と交代。植田もマシンに違和感を覚える。今年一番マシンの状態が良くないようだ。なんとか予選までに改善するようにエンジニアとミーティングを行っていた。

予選1回目:12:50~13:35
  • 天候:晴・気温:21度・路面温度:26 度・路面状況:Dry
  • #11ベストタイム:1分57秒258
  • #10ベストタイム:1分59秒878

 今回の予選1回目は基準タイムをクリアするのみ。予選グリッドはこの後のノックダウン方式予選で決定する。このノックダウン方式予選は、毎年もてぎでのみ採用されていたが、今年は鈴鹿700kmでも行われ、今年2回目のノックダウン予選となる。

 この予選は45分間もあり、予選基準タイムをクリアすれば、テストも出来る予選直前の走行枠となる。 10号車、11号車共々2名のドライバーが基準タイムをクリアすると、予選に向けて最終のセットアップに入る。両車輛ともセットは決まるのだけれど、今ひとつ何かが足らない。11号車は7番手、10号車は19番手で予選1回目の走行は終わった。

gt_r09_jg_02.gif gt_r09_jg_03.gif

ノックダウン予選:14:25~13:32
  • 天候:晴・気温:21度・路面温度:24度・路面状況:Dry
  • #11ベストタイム:1回目・1分56秒189:2回目・ 1分56秒087:3回目・1分55秒454
  • #10ベストタイム:1分58秒496

gt_r09_jg_04.gif  ノックダウン1回目は予選16番手までが2回目に駒を進めることが出来る。1回目のタイムアタッカーは、2回目を連続して乗車することは出来ない。 11号車は平中、10号車は川口が1回目を走行。10分間という短い時間でタイムを出さなければいけない。平中は1分56秒189のタイムで8番手。川口も計測2周目に1分58秒496を出し、次週にタイムアップを計るが、右フロント足まわりがおかしい。コーナーも曲がりきれない。 ピットに戻ると足まわりにトラブルが発生していた。その為17番手でノックダウン2回目には残念ながら進むことが出来なかった。

 500クラスのノックダウン1回目とインターバルの7分を挟み、2回目が開始された。この回は田中がハンドルを握る。計測2周目に1回目を上回るタイムを出すが、トップは1分54秒台と驚異的なタイムを叩き出す。終了間際に圏外から一気に2番手まで上がってきた26号車ポルシェの為に、10番手というぎりぎりのポジションで3回目に駒を進めた。

 3回目のノックダウンはオンタイムで始まった。10台が順にコースへ。今年最後のポールポジションが決まる。アタックは平中が担当。計測2周目に今までのベストタイムの1分55秒454を計測するが、トップはまたまた驚異的なタイムの1分53秒915と今のレギュレーションとは違った時に出ているレコードタイムに近く、昨年のポールタイムとは2秒近くも更新。残念ながら決勝は8番手のグリッドからのスタートとなった。

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田中哲也コメント
 今日に関しては思った以上に予選順位が悪くて、内容よりも結果が悪かったので、明日に何とかするしかないと思うので、頑張ります。
平中克幸コメント
 他が速すぎたということが第一にあって・・・走り始めは良い状態で走れたと思っています。セッティングも悪くなかったですし、ここは富士よりも直線スピードがかなり影響してきますので・・・富士ではセクター3で稼ぐ事も出来るのですが、ストップアンドゴーのサーキットなので、その辺が厳しかったですね。ただレースはコンスタントラップで上手く走って、ピット作業とピット作戦で上手く前に行ければ、また富士みたいに上位にあがれると思うので、優勝目指して頑張ります。
植田正幸コメント
 今回は最終戦ということで、川口選手にセットアップ、予選のアタックをお願いいたしました。車のトラブルが出て、上手くいきませんでしたが、決勝までにそのトラブルがわかったので、明日は行けると思いますので、明日は頑張ります。
川口正敬コメント
 惜しかったですね。もう少しで57秒台に入ったのですが、トラブルもあってそれで終わってしまいました。ただ決勝までにこれほど車に乗れたことはなかったので、ある意味よかったですね。明日決勝に向けて課題はあるのですが、淡々と走って10番手以内でチェッカーを受けられたら良いと思います。
■2009年11月8日(日)
フリー走行:8:45~9:15 サーキットサファリ:9:25~9:45
  • 天候:曇・気温:11度・路面温度:13度・路面状況:Dry
  • #11ベストタイム:1分56秒999
  • #10ベストタイム:1分58秒484

 朝から雲に覆われるが、雨の気配はない。11号車は昨日よりセット変更を行いチェックし、田中から走行を開始。15分後に平中と交代。リアウイングの調整を行いコースへ。10号車は植田が最終のセットアップを行う。タイヤを変え1分58秒台をマークし川口と交代。川口はタイムが安定しているものの、タイムが伸びない。

 フリー走行終了後にサーキットサファリが10分のインターバルの後開始。 10号車はリアのスプリング交換を行い川口がコースへ。最終のセットアップが終わり走行は終了。11号車も田中がまず走行。その後平中と代わりサファリは終了した。

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決勝:14:00~53LAP(GT500)
  • 天候:曇・気温:20度・路面温度:24度・路面状況:Dry
  • #11ベストタイム:1分58秒209
  • #10ベストタイム:1分59秒683

gt_r09_jg_10.gif  時折日差しが射すものの、空全体は雲に覆われている。朝と同じく雨が降る気配はなく、ドライコンディションで今年最後のレースは開始された。

 11号車は田中、10号車は植田がスタートを担当する。田中は今年1番と思われるくらいのスタートで、一気に2台をパスし6番手に浮上。チャンピオンを獲得する上で、非常に幸先の良いスタートとなった。10号車は前を行く112号車ポルシェに前を阻まれ、ポジションもペースも上げられず苦戦。18番手のまま周回数を重ねる。

 トップをいく81号車のペースは速く、10周を超えた辺りですでに15秒の差が11号車とはあった。しかし、今日は43号車と19号車の前でチェッカーを受けなければチャンピオンの権利はない。この時43号車が3番手、19号車は4番手だった。ここに離されないよう、前と離されないように田中も周回を重ねる。当初の予定通り、早めにピットに入り平中と交代し、追いかける展開に。16周目に300クラスで一番にルーティーンのピット作業を終えて、平中をコースに送り出す。10号車植田もポジションを落とすことなく走行、25周目に川口にハンドルを託す。

gt_r09_jg_11.gif   20周目を過ぎた辺りからシリーズを賭けた、11号車、19号車、43号車の接近戦が始まる。23周目に前の43号車とは0.4秒差。思ったようにペースが上がらない43号車を執拗にプッシュする平中。43号車高木も必死にブロックする。25周目にピット作業を終えた2号車も絡み、4台のバトルが展開。27周目の1コーナーで500クラスを巧みに使いインを刺し平中が前に。2コーナーでは完全に前に入るが、高木も譲らず接触してしまう。しかしこれはレーシングアクシデントと判断。平中は2号車を猛追する。28周目にピットを終えた7号車が間に入り2番手の19号車から5番手の11号車が数珠繋ぎで走行、一瞬たりとも気を抜けない状況に。

 32周目に前を行く2号車を90度コーナーでパスした次の周に、5コーナーで55号車のエンジンから火の手が上がる。コースにもオイルが撒かれセーフティカーが導入された。ここで一気に1番手からのマージンはなくなり、リスタートの時には今まで以上のバトルが予想された。

 10号車はSCが入ったときに81号車の後ろに付く羽目に。1周の周回遅れとなってしまう。この時15番手を走行、徐々に順位を上げていた。しかし、このSCの後から駆動系のとトラブルにより、ペースを上げられなくなる。なんとか最後まで走りきり、13番手でチェッカーを受けた。

 11号車平中はSCが入った後、残り13周をチャンピオン目指して激走を開始。前を走行するのは19号車。1秒以内の接近戦を繰り返す。しかしその後ろからペースを上げてきた74号車が急接近。46周目にあろうことか平中が2コーナーでアウトからオーバーテイクされ5番手に。しかし、V字コーナーで74号車がブレーキロックし白煙を上げる。そのイン側を平中が射すと74号車が右リアに接触。しかしマシンにダメージはなく、再び19号車を追いかける。48周目には0.7秒差まで詰めよるが、19号車の巧みなブロックに平中も打つ手もなく、4番手でチェッカーを受けた。

 10号車はドライバーズランキングが23番手、チームランキングは16番手、11号車はドライバーズランキングが3番手、チームランキングが3番手で今シーズンを終えた。

 今年1年心強い応援をしていただき、本当にありがとうございました。来年も引き続きご支援よろしくお願いいたします。

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田中哲也コメント
 一年間、精一杯やった結果がシリーズ3位だったと思います。チームとしては、後半になるほど良くまとまってきていたと思います。来年のチャンピオン獲得につながるように、この悔しさをバネに、またガンバっていくだけです。
平中克幸コメント
 今回のレースではシリーズチャンピオンがかかった大事なレースでしたが、思うような結果がだせず悔しいですね。予選のポジションがあまり良くなかったので、決勝では苦戦を強いられるのは覚悟していました。それでもスタートで哲也さんが、6位までポジションアップしていたので自分もなんとかチャンピオンを目指して走りました。最後は前を走る19号車をなんとかパスしたかったのですが‥‥。結果シリーズ3位でしたが、チャンピオン争いが出来た事は凄く自分にとって良い経験になりました。
植田正幸コメント
 今年でSUPER-GT3年目でしたから、もう少し納得できるシーズンを送りたかったですね。今日の決勝もポルシェに引っかかってペースも上げられなかったし、直線スピードのあるマシンとの差をもう少し考えて欲しいですね。このままではストレスの掛かるレースばかりになってしまいます。来年は今年以上のポジション目指して頑張りたいと思います。今年1年ありがとう御座いました。
川口正敬コメント
 今回はタイヤの選択を失敗しましたね。SCが入ってタイヤに一度熱が入ってから冷めるとグリップがかなり低下しました。その後駆動系も壊れちゃって、ペースを全く上げることが出来ませんでした。最終戦をきちんと締めくくれなかったのは残念ですね。植田選手には今年一年勉強させていただき感謝しています。11号車の田中選手、平中選手にも色々教えて貰い、良い環境の中でレースが出来ました。ただ走行時間が短いのは、GTビギナーにはかなりきつかったです。もっと練習時間は作って頂きたいと思います。今年1年ありがとうございました。
Text & Photo: JIMGAINER

SUPER GT

吉本大樹レースレポート(SGT最終戦(第9戦)/もてぎ)

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【スーパーGTシリーズ第9戦(ツインリンクもてぎ)】
7-8 November, 2009
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紫電、ラスト2戦のトラブルが響き
タイトルには手が届かず

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【Result】
(Sta) FP : 3 th / QF : 11 th
(Sun) FP : 4 th / Final : 16 th (0 pt / Team Point : 1 pt)
Driver's Ranking : 8 th (吉本大樹)
Team's Ranking : 7 th (Cars Tokai Dream 28)

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【Qualify】
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天候:曇|路面:ドライ|気温:21℃|路面温度:24℃(ノックダウン予選開始時)

紫電、タイヤと路面のマッチングに苦しみ予選は11番手

遂に雌雄を決する最終戦を迎えた2009年のスーパーGTシリーズ。タイトル獲得の可能性は残すものの、ランキングトップとのポイント差等、立場的にはやや苦しい状況でこの最終戦を迎える事となったカーズ東海ドリーム28&紫電。しかし、チーム&ドライバーは「まだシーズンが終わったわけではない」と、逆転タイトル獲得に向け必勝を期しこの最終戦に挑むこととなった。

迎えた土曜日のフリープラクティス。上空はやや雲が多かったものの、日差しは強く、セッションが進むにつれて気温、路面温度とも上昇。11月とは思えないほどの暖かさの中での走行となった。このセッションでまずステアリングを握ったのは加藤選手。その加藤選手は予選、決勝に向けマシンのセットを確認~調整していくと、NEWタイヤでは1'56"218をマーク。セッション後半でステアリングを握った吉本大樹もこの後のセッションに向けたセットアップを進めて行き、最終的にこのセッションを4番手で終えることとなった。

その後12:50から45分間(GT500、GT300両クラスの混走)で行われた公式予選1回目。この予選はこの後のノックダウン方式での予選に進むための予選通過基準タイムを両ドライバーがクリアすることが求められる他、そのノックダウン予選までにマシンのセットを最終調整する為にも大事なセッションとなる。予選通過基準タイムに関しては両ドライバー共危なげなくクリアしたカーズ東海ドリーム28&紫電陣営は、このセッションでは吉本大樹がNEWタイヤでアタック。最終的にこのセッションのトップから0.2秒差の3番手となる1'56"850をマークする。しかし「コースが混雑していてまともなアタックを出来たラップがなかった事もあるけど、今一タイムが伸びなかった。マシンのセットというより、コースとの相性という感じですが・・・」と、後のノックダウン予選に向けては幾分の不安も残しつつこのセッションを終了する事となった。

そして迎えたノックダウン予選。この予選方式はセッション1(Q1)、セッション2(Q2)、セッション3(Q3)の3回に分けられ、それぞれのセッションで上位タイムをマークしたチームのみが次のセッションへの出走が許され、セッション2までで脱落したチームはその時点で決勝スターティンググリッドが確定。セッション3でトップタイムをマークしたチームがポールポジションとなる。更に一人のドライバーが2回続けてのセッションに出走する事は認められない。この予選Q1で紫電のステアリングを握ったのは吉本大樹。その吉本はこのセッションで6番手タイムとなる1'55"807をマークし、まずは危なげなくQ2進出を決めて行く。そして迎えたQ2セッション。ここでは加藤選手がNEWタイヤを履きコースイン、Q3進出を賭けたアタックへと入って行く。しかし午前のフリープラクティスから懸念していたタイヤと路面とのマッチングに苦しむこととなり、マークしたタイムは1'56"248。セッション終盤まではぎりぎりQ3進出圏内となる10番手につけていたものの、最後の最後にタイムアップを果たしたマシンにそのポジションを奪われQ3に進出する事が出来ず、翌日の決勝は11番グリッドからスタートを切る事となった。

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【Final】
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天候:晴|路面:ドライ|気温20℃|路面温度24℃

紫電、トラブルで今シーズン最後のチェッカーを受けることは叶わず

前日の予選では無念の11番手に留まった紫電。タイトルを争うチームの多くが予選上位につけたこともありタイトル争いでは窮地に立たされる事になったものの、この日午前のフリープラクティスでは4番手のタイムをマーク。決勝での巻き返しを狙いマシンをスターティンググリッドへと並べた。

迎えた注目のスタート。ここで紫電のステアリングを握ったのは加藤選手。しかしその加藤選手はスタートこそまずまずの動きを見せたものの、オーバーテイクポイントの少ないコース特性も影響し、その後は思ったようににポジションを上げることが出来ず。それでも粘り強く8番手近辺までポジションを上げて行くと、レース折り返しよりも若干早目の周回数ながらピットイン。今シーズン最後のピット作業を行っていく。すると紫電はここで何とタイヤ交換を行わず給油とドライバーチェンジのみでコースイン。ピット作業でのロスタイムを削り、タイトルを争う#19(ウェッズスポーツIS350)と#43(ARTA Garaiya)の間でコースに復帰すると、最後のスティントを吉本大樹のドライビングに賭けていく。

ここから最後の追い上げを期しステアリングを握った吉本大樹。しかし前戦オートポリスに続きここでも不運が紫電を待ち構えていた。「ピットアウト直後から異音がし始めた」というマシンはその後程なくして明らかな異音と共にエンジンが一気にパワーダウン、元々劣勢であったストレートスピードが更に落ちていく。吉本は一度はアウトラップだった#7(M7 MUTIARA MOTORS雨宮 SGC7)を交わし前に出ると、その後巧みなブロックで数周に渡り何とかそのポジションを守ったものの、結局徐々に悪化していったトラブルには成す術もなく、#7(M7 MUTIARA MOTORS雨宮 SGC7)に抜き返された後、#11(JIMGAINER)にもポジションを奪われてしまう。更にその後方から来ていた#74(COROLLA Axio apr GT)にも1コーナーで接触されながら交わされ、最後は「エンジンが止まりかけるガス欠のような症状も出てきた」とピットインを余儀なくされてしまう。

トラブルの原因はマフラーの破損で、タコ足状に分かれたマフラーパイプのうち1本にクラック(亀裂)が入った事によるものであった。それでも最後のガス欠のような症状はその破損がエンジンの燃調にも異常を来した為引き起こされたものでエンジン自体のトラブルではなかった為、チーム、ドライバー共に「もう一度コース復帰を・・・」との思いはあったものの、ピットに戻りその破損状況を目視すると、すでにクラックの入ったマフラーは完全に折れてしまっていた。この状態で走行を続ければエンジン自体のトラブルに繋がる可能性もある他、エンジンルーム内やその周りの配線類に引火しマシンの火災に発展する可能性もある。結局この破損状況を見たチームはこの時点で続走を断念。2009年のカーズ東海ドリーム28&紫電の戦いは、無念にもここで幕が下ろされる事となった。

今シーズン紫電&カーズ東海ドリームは第2戦鈴鹿から吉本大樹を迎え入れ、第4戦(セパン)での最後尾からの劇的逆転優勝を含み3度の表彰台を獲得。ウェイトが加算され劣勢が予想された後半戦も、チームの戦略の功もあり着実にポイントを加算、第7戦終了時点ではドライバーズランキングでトップと同ポイントの2位、チームランキングでも2pt差の3位につける等、大混戦のタイトル争いの中心的存在ともなった。最終戦の時点で6台ものマシンがタイトル獲得圏内に残った大混戦のタイトル争いの中、最後の2ラウンドはトラブルに泣くレースが続いたため惜しくもタイトルは逃したものの、最終的にはドライバーズランキング6位(加藤選手)&8位(吉本大樹)、チームランキングは7位という結果で2009年のシーズンを締めくくる事になった。

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【吉本大樹コメント】
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今回は、前回オートポリスを落とした事、このもてぎが紫電との相性が良くない事等も含め、タイトル争いと今回のレースはかなり厳しいものになるだろうとの覚悟でのぞみましたが、マシンはタイヤと路面との相性でタイムが伸びず、予選からレースにかけては想像していた以上に厳しい展開でした。

それでも決勝はチームがこれまで幾度となく当ててきた作戦とコンスタンシーで勝負をかけ、スタートの位置とコースの特性から、トップを逃がさない為にも早いピットインを行ったのですが、その直後にトラブルが出てしまいました。最後は燃調が狂ったまま走るとエンジン自体が壊れてしまう可能性、ハーネス類に引火する可能性等もあり走行を断念しましたが、あの状態で、更にはタイヤも交換せずに走ってあのラップタイム(1分58秒台)が刻めていた事を考えると、トラブル無しで思惑通り進めば間違いなく19号車や11号車と争う位置、悪くても3位表彰台を争うところには行けたと思います。それだけにこの結果は非常に残念ですが、今回のような事前に防ぐのが難しいトラブルが出るのは仕方のない事ですし、チーム、ドライバー共に皆が最後まで力を出し切れたと思います。

また今シーズン、こうして僕が第2戦から紫電で走り、最終戦までタイトル争いを出来たのも、チーム全員の努力、スポンサー様の協力、ファンの皆さんの応援があったからに他なりません。非常に苦しい状況もあったなか頑張り続けてくれたチーム、応援していただいたスポンサー様、毎戦声援を送ってくれたファンの皆さんに本当に感謝します。

応援、本当にありがとうございました。

SUPER GT

SGT:2009シリーズチャンピオンのコメント

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GT500クラスドライバーズ部門 脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組
脇阪 寿一
ほっとしてます。それ以外ない。今シーズン僕はミスもしてきたので、タイトルを獲って初めてそれが笑い話にできると思ってました。
今回は予選から周りにSCがいてくれて、別に何をしてくれるわけでもないんですが、気持ちが楽でした。
今日アンドレに「以前飯田章選手と組んでたときもすごくいい感じだったけど、2007年のタイトルはお前が相棒じゃなきゃ取れなかった」って言いました。彼のスタートはリスキーに見えますけど、彼なりのマージンは残してある。あのスタートがあることで、僕らの作戦に物凄いアドバンテージが生まれます。それに走ってる間に無線で色んな情報を上げてくれるので、自分はものすごく戦いやすい。だから今年のタイトルは彼のタイトルと言っていい。
とにかくほっとした。それだけです。

アンドレ・ロッテラー
最高の気分。すごく嬉しいです。
寿一とは2度目のタイトルです。彼とは4年間一緒に戦ってますが、最高のチームです。
メカニックもファンタスティック。いつも本当にハードに、心を込めて働いてくれますし、レクサスのサポートも心強かった。彼らにも感謝したいです。
今日はグレートな一日でした。いいスタートがきれて、レースをリードしながら気持ちよく走りました。パーフェクトでした。
一年前に父が病気になってから、木曜にサーキットに入って、月曜に帰国、ということを何度もやりハードな一年間でした。そのためにチームも協力してくれたし、おかげで少しでも多く父との時間をすごすことができました。シーズン後半に流れがよくなってきたのも父からパワーを貰った気がしました。父はいつも僕と一緒にいるんです。

GT300クラスドライバーズ部門 織戸学/片岡龍也組
織戸 学
タイトルを獲りにはいってましたが、心の中では不安でした。今はほっとしています。
片岡は去年までGT500を走ってましたが、彼のことは以前からよく知っていたし、300に来る事情も分かってたし、クルマも去年から開発してきて、今年はやっとチャレンジできる環境が整ってきたので、片岡とだったらタイトルにトライできると思ってました。いいシーズンでした。

片岡 龍也
ありきたりだけど、ほっとしてます。
今年坂東組に入ることになりましたが、織戸さんもマサ監督もキャラクターの強い人ですが、加入した瞬間から輪を作って戦えていたので、このチームならやっていけると思いました。
いつも最後まで諦めないという気持ちで戦ってきました。加入で着て本当に良かったと思えるシーズンでした。
(RX-7の状況は)チームからはアナウンスがありませんでしたが、ビジョンでみていたので、終盤は平中に抜かれたら終わりだと分かっていました。平中とは同じFTRSの1期生でもあるので意地でも抑えきってチャンピオンを獲ってやると思ってました。

GT500クラスチーム部門 LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S
関谷正徳監督
岡山でタイヤチョイスをミスしたり、富士では接触があったりと、残念なレースがいくつもあったが、オートポリスで優勝できたことで、大きな流れがこっちに来ていると感じました。
勝負事は追う側が強いものですが、スタッフの一人一人がいい仕事をしてくれて本当に心強かった。
ドライバーもすごかった。アンドレはオートポリスでもスタートを決めてくれたし、今回も良かったのでタイトル獲得に期待が持てました。レース前のミーティングで「お前の父さんがなんとかしてくれる」と話しましたが、そのとおりになりました。
僕らは寿一のパフォーマンスを引き出せていなかったのに、彼はいつも耐えて走ってくれました。

GT300クラスチーム部門 RACING PROJECT BANDOH
坂東正敬監督
本当にほっとしています。目標だったチャンピオンが獲れて満足してます。
周りからは未だに親父のチームと思われてますけど、去年までの飯田章さん、今年の織戸さんが力になってくれました。このチームはメカニックも含めて僕より年下は片岡しかいないんですが、その中で意見をどうやって通すか考えながらやってきました。片岡はドライバーとして申し分ない選手です。
今年は1戦も落としていない。本当に強いチームになりました。
勉強になった一年でした。今は感謝で一杯です。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ トムスのレクサスSC430が逆転でダブルタイトル獲得! (TOYOTA)

GT300クラスでもレクサスIS350が初のチャンピオンに
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2009年のGT500クラスでドライバーとチームの両タイトルを獲得した
PETRONAS TOM\'S SC430 36号車

 激戦が繰り広げられているSUPER GTの2009年シーズン最終戦となる第9戦「MOTEGI GT 250km RACE」が11月7日(土)、8日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 全9戦で行われる今シーズンのSUPER GTも最終戦を迎え、タイトル争いも大詰めを迎えた。GT500クラスではPETRONAS TOM'S SC430 36号車がトップと5ポイント差で逆転チャンピオンを目指す。また、GT300クラスではウェッズスポーツIS350 19号車がランキング首位につけているが、2位とはわずか3ポイント差、6台がタイトル獲得の可能性を持つ混戦となっている。

 最終戦の今大会は、シーズンを通して参戦している車両については、ウェイトハンデがなくなり、ノーハンデでの最後の争いとなる。レース距離も250kmと短く、タイトルを賭けてのバトルに注目が集まった。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに5台のレクサスSC430が出場。また、GT300クラスに2台のレクサスIS350と2台のカローラアクシオが出場した。

◆予選◆

 7日(土)午前9時55分からの公式練習を経て、午後12時50分より予選1回目がスタート。36号車がトップタイムをマークし、ENEOS SC430 6号車が3番手、ZENT CERUMO SC430 38号車が4番手と続いた。KRAFT SC430 35号車は石浦が3番手タイムをマークするも、その後トラブルが発生。修復しアタックを開始した大嶋は1周しかできず、予選通過ならず。14番手グリッドとなった。

 今大会の2回目の予選はノックダウン方式で、午後2時25分から開始された。GT500クラスでは、第1セッションで1台、第2セッションで4台が脱落したが、ノックダウン予選に出走した4台のレクサスSC430は全車最終第3セッションへと進出。

 最終第3セッションでは、激しいアタック合戦の結果、僅か100分の1秒及ばず36号車が2番手、最前列グリッドを確保。2列目に6号車、38号車が並び、第2セッションでトップタイムをマークしたDUNLOP SARD SC430 39号車は8番手となった。

 GT300クラスでは、19号車とTDPの若手コンビが駆るCOROLLA Axio apr GT 74号車の2台が最終第3セッションへと進出し、それぞれ3番手、5番手。第2セッション敗退となったavex apr COROLLA Axio 31号車は12番手、KUMHO TIRE SHIFT IS350 52号車が15番手につけた。

◆決勝◆

 8日(日)は曇り空の下、ドライコンディションで53周(250km)の決勝レースがスタート。最前列アウトサイド、2番手グリッドの36号車が好スタートを切り、1周目にしてトップを奪取。その後もポールポジションのARTA NSX 8号車との首位争いを繰り広げたが、前半戦は首位の座を維持した。

 後方では、38号車が、ランキング首位につけるMOTUL AUTECH GT-R 1号車との激しい4位争いを展開したが、1号車はタイヤバーストで後退。

 これで逆転タイトル獲得に向け有利になった36号車は、中盤、遅めにピットインした8号車に先行されるも、着実に2位のポジションをキープ。3位に6号車、4位に38号車を従え、レクサスSC430が2-3-4位につけての後半戦となった。

 35周目、トラブルに見舞われたGT300クラス車両によりコース上にオイルがまかれ、セーフティカーが導入。各車の差が無くなった状態で、残り14周で再スタートが切られた。36号車は2位を守って走行。38号車は追い上げてきたKEIHIN NSX 17号車とのバトルの末に痛恨のスピンを喫し、コースオフ。6号車も終盤 17号車の先行を許し、4位に後退。

 36号車も17号車の追い上げを受けたが、逃げ切り、2位でチェッカー。

 この結果、36号車のレクサスSC430を駆る脇阪寿一/アンドレ・ロッテラーが逆転で2009年シーズンのドライバーズタイトルを勝ち取り、LEXUS TEAM PETRONAS TOM'Sもチームタイトルを獲得した。同チーム及び、レクサスSC430のGT500クラスドライバーズタイトル獲得は2006年以来3年ぶりとなる。

 GT300クラスでは、3番手スタートの19号車がひとつポジションを落とし、4位。74号車がこれに続く形で序盤戦へ。やや早めのタイミングでピットインした19号車は、タイヤ無交換作戦を採り、後半戦も上位争いを展開。

 最後は、タイトルを争うJIMGAINER ADVAN F430 11号車の猛追を受けたが、タイヤが厳しい状況ながら見事にこれを凌ぎきり、3位でフィニッシュ。19号車の織戸学/片岡龍也が念願のドライバーズチャンピオンに輝き、参戦2年目のレクサスIS350に初のタイトルをもたらした。

 19号車のRACING PROJECT BANDOH はGT300クラスのチームタイトルも獲得し、レクサスはGT500、GT300両クラスでドライバー/チームの全タイトルを制覇することとなった。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
今シーズンは09年規則に合わせた正規車両として新型車両、新エンジンを投入し、チャンピオンの獲得が必達だったが、シーズン半ばは苦しい戦いが続いた。終盤になって開発が順調に進んだことによってポイントを挽回し、逆転で最終目標を達成することが出来た。来シーズンも更に進化型の車両を投入する予定であり、連覇に向かって更なる努力を続ける。応援して下さったファンの皆様、スポンサー、チームスタッフ、ドライバー全員の協力のお陰であり、心から感謝を申し上げます。一年間の応援、本当にありがとうございました。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT

SGT: NSX-GTラストランをポール・トゥ・ウインで締めくくる (HONDA)

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ARTA NSX(R.ファーマン/伊沢組)が今シーズン2勝目でランキング2位を獲得、KEIHIN NSXが3位表彰台
  • 2009年11月8日(日)決勝
  • 会場:ツインリンクもてぎロードコース(4.801379km)
  • 天候:予選/晴れ、決勝/晴れ
  • 気温:20℃(14:00現在)
  • 路面温度:23℃(14:00現在)
  • 決勝レース:53周(254.473087km)
  • 観客:3万5000人(主催者発表)

 11月8日(日)、栃木県・ツインリンクもてぎロードコースにおいて、2009 オートバックス SUPER GT第9戦「MOTEGI GT 250km RACE」の決勝レースが開催された。

 このもてぎラウンドがSUPER GTシリーズの2009シリーズ最終戦となり、し烈を極めたドライバー、チーム両部門のシリーズタイトル争いが決着する。この最終戦は、ウエイトハンデが取り払われるため、全車がイコールコンディションで争うことになる。

 シリーズタイトル争いはドライバー部門において、#8 ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組がトップと17ポイント差(計61ポイント)の4位から逆転タイトル獲得を狙う。そのためには、ファーマン/伊沢組の#8 ARTA NSXが優勝し、現在ランキングトップの#1 本山哲と同2位のブノワ・トレルイエが駆るMOTUL AUTECH GT-Rが8位以下、同3位の脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組(PETRONAS TOM'S SC430)が4位以下となることが条件となる。

 また、このレースを最後にNSX-GTがSUPER GTシリーズへの参戦を終了し、13年間のレース活動を終えるため、多くのNSX-GTファンが最後の勇姿を見届けようと最終戦に駆けつけた。

 7日(土)に開催された公式予選の天候は快晴となり、ノックダウン方式でスターティンググリッドが争われた。この結果、#8 ファーマン/伊沢組(ARTA NSX)が1分44秒390のタイムを記録し、見事にポールポジションを獲得した。#18 道上龍/小暮卓史組(ROCKSTAR 童夢 NSX)は6番手。#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN NSX)は9番手、#100 井出有治/細川慎弥組(RAYBRIG NSX)は11位、#32 ロイック・デュバル/中山友貴組(EPSON NSX)は13番手から決勝レースを迎えることとなった。

 8日(日)の決勝日も曇り空ながら、気温は20℃、路面温度23℃という絶好のコンディションとなった。3万5000人もの大観衆が見守る中、総勢36台(GT500クラス計14台)のマシンが午後2時3分にローリングスタートを切った。

 ポールポジションからスタートした#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手は、2コーナーで#36 PETRONAS TOM'S SC430にトップの座を奪われるものの、2位のポジションをキープする。#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの道上選手は6位、#17 KEIHIN NSXの金石選手が10位、#100 RAYBRIG NSXの井出選手が11位、#32 EPSON NSXのL.デュバル選手が13位を走行する。

 2位を走行するR.ファーマン選手は、1分48秒台のペースでトップと約1秒の差をキープしながら走行を重ねる。9周目からGT300クラスのバックマーカーが発生するが、R.ファーマン選手は冷静にパスしながらトップとの差を保ち続けた。11周時点では、#17 KEIHIN NSXが8位に浮上、#100 RAYBRIG NSXと#32 EPSON NSXも10位と11位に浮上するが、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXはタイヤトラブルによりペースダウンを強いられ12位に後退している。

 13周を迎えるころには、トップグループのラップタイムが1分50秒台に落ち着く。トップと2位のR.ファーマン選手は、3位を約3秒引き離して2台のトップ争いを演じる。2台の差は1秒以内の差を保ちながら神経戦を繰り広げる。

 18周目、5位を走行していたポイントランキングトップの#1 MOTUL AUTECH GT-Rに左フロントタイヤがバーストするトラブルが発生し、車体を損傷したために緊急ピットインを行うこととなり、長時間のピットインを余儀なくされることとなった。そのため、トップ2台のバトルがシリーズタイトル争いに大きな影響を及ぼす展開となる。

 21周終了時に10位を走行していた#17 KEIHIN NSXがドライバー交代を敢行。タイヤ交換をしない作戦を選択して、塚越選手がコースに復帰する。23周終了時に、トップの#36 PETRONAS TOM'S SC430がドライバー交代を行ったため、#8 ARTA NSXが暫定トップに浮上する。R.ファーマン選手は、レース中盤に入っても1分48秒台を記録するなど、タイヤのライフを保ちながらハイペースを重ねていく。

 R.ファーマン選手は1分48秒台を連発する驚異の走りを続け、#36 PETRONAS TOM'S SC430に約1分の差をつけて31周終了時にピットイン。35秒1のピット作業で4本のタイヤ交換と燃料補給を行い、伊沢選手がトップを奪い返してコースに復帰した。トップに浮上した伊沢選手は、アウトラップで迫る#36 PETRONAS TOM'S SC430を抑え込むとペースを上げて引き離しにかかる。しかし、35周目の5コーナーでGT300クラスのマシンがマシントラブルを起こし、路面に大量のオイルがまかれたためにセーフティカーが導入されることとなった。

 36周終了時にマーシャルの先導で各クラスの順位を整えた後、39周目に再スタートが切られた。伊沢選手はトップを守り、引き離しにかかる。さらにピット作業のアドバンテージを生かした#17 KEIHIN NSXの塚越選手が5位、#32 EPSON NSXの中山選手が9位、#100 RAYBRIG NSXの細川選手が10位、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXの小暮選手が11位を走行する。

 快調にトップを走行する伊沢選手は再スタートからハイペースを重ね、45周目には2位を7秒819まで引き離していく。レース終盤には、気温 18℃、路面温度20℃に若干下がるものの、伊沢選手は最後までペースを崩さずに53周を走りきり、2位に8秒829差の独走で今シーズン2勝目のチェッカーフラッグを受け、NSX-GTのラストランを優勝でしめくくった。3位には終盤に怒とうの追い上げを見せた#17 KEIHIN NSXの塚越選手が入り、第4戦マレーシア以来2度目の表彰台を獲得した。#32 EPSON NSXが6位、#100 RAYBRIG NSXが8位、#18 ROCKSTAR 童夢 NSXが10位となり、全車が完走してポイントを獲得した。

 この結果、最終戦まで持ち越されたシリーズタイトル争いは惜しくも逃したが、ドライバー部門においてR.ファーマン選手/伊沢拓也選手が計81ポイントの2位でシーズンを終えた。金石選手/塚越選手は計51ポイントの5位、小暮選手/道上選手は計50ポイントの6位となった。チーム部門では、#8 AUTOBACS RACING TEAM AGURIが計102ポイントで2位、#18 TEAM YOSHIKI&童夢PROJECTが計75ポイントで4位、#17 KEIHIN REAL RACINGが計72ポイントで5位となった。

白井 裕(Hiroshi Shirai)|NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「これまでNSX-GTにご声援いただきありがとうございました。1997年のデビュー以来13年間にわたり、多くの皆様のご声援が力となり、NSX-GTのラストランを、ポール・トゥ・ウインで飾ることができました。 今回、もてぎのNSX-GTラストランを特別なものと位置づけ、エンジンの出力アップとともに、車体も最終戦に向けてベストな状態にして臨みました。ファンの皆様や我々の期待に応えられるようファーマン選手が、予選からそのパフォーマンスをいかんなく引き出してくれ、ウエイトハンデなしの最終戦で、NSX-GTが最も速いことを証明してくれました。また決勝レースでも、硬めのタイヤで31ラップまでのスティントを担当し、リードを稼いでくれました。伊沢選手もアウトラップで追撃をかわすとともに、セーフティカー後の再スタートでも、見事にリードを守りきってくれました。 また今回、ラストランに華を添える演出をしていただいたGTA、ツインリンクもてぎの関係者の皆様には大変感謝しております。また、これまで多くのメディアの方々にご支援をいただきまして、ありがとうございました。 来シーズンからHondaはSUPER GTシリーズ、GT500クラスに新たなチャレンジをいたします。新しいマシンも鋭意開発中ですが、来シーズンの開幕戦を楽しみにしてください。これからもHondaへのご声援をお願いいたします」
ラルフ・ファーマン選手(優勝 #8 ARTA NSX)
「今日はハードコンパウンド・タイヤで挑んだのですが、前を走るマシンより私たちのマシンの方が速いラップタイムが出ていました。レース中盤になっても、タイヤの状態が非常によかったので、ピットインのタイミングを予定より延ばして31ラップを走りました。それがいい結果につながり、パーフェクトな日になりました。シーズンの最終戦を優勝で飾ることができて非常にうれしく思いますし、チームにとても感謝しています。NSXとお別れするのはとても残念ですが、本当にすばらしいクルマでした。2007年にチャンピオンシップを獲得したほかにも、最高の体験ができました。これからもHondaの新たなチャレンジに向けてがんばっていきたいと思います」
伊沢拓也選手(優勝 #8 ARTA NSX)
「この週末は今までに感じたことのない程のプレッシャーを感じていました。でも、今週末は私たち2人の力以上に、今までNSXに関わってきたスタッフの方々やファンの皆様の力がプラスとなってすばらしい結果につながったと思います。チームもすばらしいマシンを用意してくれましたし、僕自身は交代直後のアウトラップでがんばるだけでした。セーフティカーは初めての経験だったのですが、再スタート後は無我夢中でプッシュしました。最後は、GTに参戦してからの2年間にたくさんのことを学ばせてもらった監督をはじめとして、スタッフやチームメートに成長した姿を見せたいと思いながら走っていました。来年は HondaのGTにとって新たな歴史が始まるシーズンになるかと思いますので、チャンピオンシップを目指してがんばれたらと思っています」
金石年弘選手(3位 #17 KEIHIN NSX)
「ハードコンパウンドのタイヤを選択したので、スタート直後は厳しい状態でした。しかし、徐々にタイヤが温まり、その後はベストラップに近いタイムで周回を重ねることができました。今日はタイヤ交換なしの作戦が功を奏し、最後は2位を追い詰めるまで順位を上げることができました。今シーズンから参戦の塚越選手も開幕当初より格段にマシンやレースにも慣れてくれました。最終戦となったHondaのホームコースで表彰台に立つことができたのはとてもうれしく思いますし、来年につながる非常にすばらしい結果だと思います」
塚越広大選手(3位 #17 KEIHIN NSX)
「タイヤ交換なしの作戦が功を奏して順位を大きく上げることができました。交代直後はガソリンを多く積んでいたため、なかなかペースが上がりませんでしたが、後半はタイヤを維持しながら最後までいい走りができたと思っています。NSXに感謝を示したいという強い気持ちで走っていたので、最後は(2位を抜けず)本当に悔しかったです。また、今日に限らずシーズンを通してすばらしいマシンを用意してくれたメカニックには本当に感謝しています。もし来年もチャンスをもらうことができたら、今年一年で学んだことをしっかりと発揮したいと思います」

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Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ決勝 MOTUL AUTECH GT-R、惜しくもチャンピオンを逃す (NISMO)

 最終戦となったこのレースには、首都圏一円から集まった35,000人もの観客でにぎわった。時々日差しがこぼれる曇り空のもと250kmの決勝レースがスタートした。今回は最終戦のため、各車ともハンディウエイトは無しで、レース距離も通常より50km短い設定となった。気温は20度で、路面はドライであった。選手権ポイント首位でこのレースに臨んだ「MOTUL AUTECH GT-R」(#1 本山哲/ブノワ・トレルイエ)は予選5位からトレルイエがスタート。「早い段階で上位に上がる作戦を取る」とニスモの鈴木豊監督がレース前に語っていたように、トレルイエは序盤からアグレッシブに上位車を攻め、4位の#38 レクサスSC430とスリリングな4位争いを繰り広げた。4周目には#38 SC430を抜き4位となったが、激しい攻防のためタイヤ摩耗が進み、やがてスローダウンを余儀なくされることに。我慢して18周目のピットインを目指したが、持ちこたえられずにピットイン予定の周回にタイヤがパンク。その後、バーストしたタイヤがフロントフェンダーを壊し、ピットインして修理することとなった。この時点で優勝争いからは離脱してしまう。修理完了後本山がコースに戻り、14位でレースを終えた。この結果、本山哲はドライバー部門の年間3位、ニスモはチーム部門の3位となった。

 10番グリッドからレースをスタートした「IMPULカルソニックGT-R」(#12 松田次生/セバスチャン・フィリップ)は、スタートドライバーの松田が1周目に#100 NSXに接触されてスピン。GT500隊列の最後尾に後退してしまう。大きなダメージなくレースに戻った松田はハイペースで周回を重ね、ポジションアップを図った。その甲斐あって21周目には8位にまで上がってきていた。その後暫定4位となって30周目にピットイン。フィリップにドライバー交代した。レース中盤を8位で走行したフィリップは着実にラップを重ね、35周目に起きたGT300車両のオイルリークトラブルとその後のセイフティカーランを経て、8位のポジションを確かなものとした。レース終盤に上位車がコースオフし、7位に上がってそのままチェッカーフラッグを受けた。

 序盤、オリベイラが勢いに乗った走りを見せた「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は、予選12位からスタートして23周目には3位に浮上。今回のレースで賭けに出たKONDO RACINGは、ピットイン時にタイヤ交換せずにタイムロスを短縮する作戦を実行。しかし、7位でレースに戻ったのち、荒は淡々と丁寧に走行を続けたが、終盤にはタイヤグリップが不足するようになって11位完走。予選7位の「HASEMI TOMICA EBBRO GT-R」(#3 ロニー・クインタレッリ/安田裕信)は、安田が初めてストートドライバーを担当。しかし、タイヤがコンディションにマッチせず、序盤からペースが上げられない苦しい展開となった。後半を受け持ったクインタレッリも淡々とクルマを運び、12位完走を果たした。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html
Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス優勝 #8ARTA NSX
ラルフ・ファーマン
スタートで少しミスをして1コーナーをワイドに回ってしまったために、アンドレにトップを奪われてしまいました。ですが僕らはハードタイヤをチョイスしたにもかかわらず、彼らと同じペースで走れていたので、当初29周目ではいるはずだったピットストップを33周まで引き伸ばして、トップを奪い返すことが出来ました。
ここ3戦は非常にレース内容もよく、チームはグレートな仕事をしてくれていたと思いますし、大きなチャンスも貰いました。
来年からNSXに乗れなくなるのは残念です。本当に素晴らしいクルマでした。
でも来年はホンダにとっても僕らにとっても大きなチャレンジになるので、期待しています。

伊沢 拓也
今週末は本当に今までにないようなプレッシャーを感じていましたが、チームがすごく良いクルマを用意してくれたし、今までNSXに関わってきた人たちの気持ちや、ファンの皆さんの応援が僕らを後押ししてくれました。
僕自身は1周1周無我夢中で走りました。SCの手順が分からなかったので、無線で聞きながら走りました。
今までチームには迷惑をかけたこともあったし、ラルフ選手からは多くのことを学びましたから、今日は成長したところを見せたいという気持ちで走りました。

GT300クラス優勝 #81ダイシンアドバンFerrari
青木 孝行
最後に勝てて、良いシーズンオフを送れるのが嬉しいです。
前回の優勝も嬉しかったけど、今回も同じくらい嬉しいです。
SCはだいぶ余計で(笑)、僕らにとっては迷惑でしたけど、それは行っても仕方がないことなので。
他のチームの多くがタイヤ無交換でいく中、ウチとセブンだけが4本交換だったので、最初から警戒していましたが、やはり追い上げてきました。自分のペースを守って走っていれば抜かれることはないとは思っていましたが、レースは何があるか分からないので、ミスをしないように走ることを心がけました。

藤井 誠暢
昨日は嬉しかったんですが、今までポールを取ったレースは勝てていなかったので、今日ここに来られたことがすごく嬉しいです。 ピット作戦は0本交換とか2本交換とか事前に色々考えていたんですけど、セブンが思ったより速かったので、スタートしてからはそんな作戦を考えている余裕もなく、とにかくプッシュして走りました。
いつもセブン無交換なので、ピットストップで前に出られるとヤバいなと思い、0本交換か2本交換かと考えましたが、大八木さんの判断で4本交換で行くことになり、結果的にそのお陰で最後まで逃げ切ることが出来ました。
接戦にならないつもりでトップを走っていたのに、SCのせいであぶないところでしたね。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ決勝結果

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2009/11/08) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 9 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
150018ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS531:43'30.913
2500236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS538.829
3500317KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS539.010
450046ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS5310.440
5500539DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL5312.653
6500632EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL5313.417
7500712IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS5319.213
85008100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS5325.402
9500935KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS5326.900
105001018ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS5327.811
115001124HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH5338.254
12500123HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI5342.655
135001338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS531'29.331
14300181ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木孝行
藤井 誠暢
YH494Laps
1530027M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH494Laps
16300319ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH494Laps
17300411JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
平中 克幸
YH494Laps
18300574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口卓人
国本 雄資
MI494Laps
19300631avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾 恭輔
YH494Laps
20300746エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH494Laps
21300866triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷 敦
YH494Laps
22300926UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部 翼
YH16494Laps
233001052KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH494Laps
243001188triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH494Laps
25500141MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS485Laps
2630012112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
大井 貴之
澤圭太
KH485Laps
273001310JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH485Laps
283001443ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI476Laps
29300155マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH449Laps
30300162アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本大樹
YH4310Laps
---- 以上規定周回数(GT500:37Laps / GT300:34Laps)完走 ----
-300-55J-TRUST F-PRO おうとキット ポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉洋史
YH3122Laps
-300-*4BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER(986)
イゴール・スシュコ
伊藤 善博
YH3023Laps
-300-87giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH1736Laps
-300-62R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4 (BM9)
山野 哲也
密山祥吾
YH1538Laps
-300-666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH548Laps
-300-*808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
番場 琢
田ヶ原 章蔵
YH1350Laps
  • Fastets Lap(GT500): CarNo.36 PETRONAS TOM'S SC430 1'47.602 (3/53) 160.64km/h
  • Fastets Lap(GT300): CarNo.81 ダイシンアドバンFerrari 1'56.453 (3/49) 148.43km/h
  • 8番ポスト付近のオイル処理のため35周終了時点より、4周回セーフティカーを導入した。
  • CarNo.808は、2009 SGT SpR第34条2.(ピット作業時のエンジン停止)違反により、ドライビングスルーペナルティを課したが、レースに復帰しなかったため未消化。
  • CarNo.4は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章5違反(SC導入中のコースアウト)によりペナルティストップ10秒を課した。

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ決勝 NSXラストランはARTAのポール・トゥ・ウィン! タイトルは脇阪/ロッテラー組のものに

2009オートバックスSUPER GT第9戦「もてぎGT250kmレース」の決勝レースが11月8日、ツインリンクもてぎで行われた。
レースはエンジンブローした車両の吹き上げたオイルを処理するために途中セーフティーカーが入る荒れた展開となったが、ポールポジションからスタートした#8ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)がスタートで先行した#36PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)を巧みなピット戦術で抜き返し、NSXのラストランを見事勝利で飾った。
惜しくも2位に終わった脇阪/ロッテラー組だったが、#1モチュールGT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)がレース前半にタイヤバーストに見舞われてクラス最後尾に後退、ノーポイントに終わったため、合計ポイントで本山を逆転、見事2009年のドライバーズタイトルを獲得した。

GT300クラスは終盤まで熾烈なデッドヒートが繰り広げられたが、ポールポジションの#81ダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢組)が終盤追い上げてきた#7M7MUTIARA MOTORS雨宮RX-7(谷口信輝/折目遼組)を0.416秒の僅差で退けて今季2勝目をものにした。
なおタイトルは3位でフィニッシュし合計85ポイントを計上した#19ウェッズスポーツIS350(織戸学/片岡龍也組)が獲得した。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:35,000人)

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決勝レースは午後2時にローリング開始。
スタートでトップに躍り出たのは#36ロッテラー。#8ファーマンを1コーナーで大外から抜き去り、そのまま8号車を押さえて周回を重ねていく。
その後方では#38ZENT SCのリチャード・ライアンと#1モチュールGT-Rのトレルイエが接触も辞さない熾烈な4位争いを展開。
一旦はトレルイエが前に出たものの、ここでの激しいドライビングが祟ってか、#1モチュールGT-Rはレース距離の3分の1となる18周目に左フロントタイヤをバーストさせ、それが元でフロントフェンダーをも大破してしまう。
ポイントリーダーとして最終戦に臨んだ1号車だったが、このアクシデントによりガレージに戻されての修復作業を余儀なくされ、一気に最後尾に落ちてしまった。
この時点でタイトル獲得もほぼ絶望的になった。

トップを快走する36号車は23周終わりでピットイン。ステアリングを脇阪に委ねて29.7秒でピットアウトしていく。
代わってトップに立った8号車は、ファーマンが32周まで引っ張って漸くピットイン。タイヤ4本交換ながらも伊沢は見事36号車の前でピットアウト、冷えたタイヤで脇阪の猛追を凌ぎった。その差は33周終わりで僅か0.8秒だ。

#32エプソンNSXが33周終わりでピットインしたことによりGT500全車がルーティンストップを済ませた結果、トップは8号車のものとなった。

伊沢は徐々に脇阪とのギャップを広げにかかっていたが、#55J-TRUSTポルシェがエンジンブローしたために5コーナー周辺にオイルが撒き散らされ、これを処理するために36周目からセーフティーカーが導入されることとなった。
これで再び8号車と36号車はテール・トゥ・ノーズの状態に。

セーフティーカーは39周目でピットイン。レースは40周目から再開となった。
この時点でトップと2位の差は逆転不可能なものではなかったが、このままでもタイトル獲得が可能な脇阪は敢えてリスクを犯さず、2位のまま周回を重ねて53周を走り切った。
この結果、脇阪/ロッテラー組は15ポイントを獲得してシリーズポイントを88とし、ノーポイントに終わった本山を10ポイント上回って2007年以来のドライバーズタイトルを獲得した。
3位にはルーキー塚越広大の終盤の追い上げが実り、#17ケーヒンNSXが入ってこちらもラストランに花を添えた。

6台6名にタイトルの可能性を抱えてスタートしたGT300クラスは 、ポールの#81ダイシンフェラーリが悠々とトップを快走する一方で、タイトルのかかった2位以下のバトルは今回も混戦を極めた。
そうした中、燃費で不利な状況にあったはずの#7雨宮RX-7が今回はタイヤ4本交換で序盤からハイペースで飛ばす作戦を採り、2番手に躍り出る。ピットストップ直後には一旦#19ウェッズスポーツ、#2紫電、#11ジムゲイナーらの先行を許したが、これらタイヤ無交換作戦のチームに対し、ニュータイヤに熱が入って以降#7折目遼が逆襲に転じ、1台、1台とパスをしていって再び2位の座を奪い返した。

しかし今季優勝のない7号車は2位ではタイトル獲得に充分なポイントを得られないため、猛然とトップの81号車を追い上げにかかった。
そこへ前述の55号車のアクシデントによりSCが入ったため、一時20秒以上あったトップとの差は、レース再開時点で間に周回遅れを挟みながらも僅か4秒あまりとなった。

終盤#81青木を1秒以上上回るハイペースで追い上げた#7折目だったが、青木も途中からペースを上げて抵抗。最終的にはダイシンフェラーリが僅か0.416秒差で雨宮RX-7の追撃を退け、今季2勝目を挙げてシーズンを締めくくった。

これにより7号車のシリーズポイントは82となったが、19号車が11号車の猛追を退けて3位でフィニッシュしたため、織戸/片岡組が合計85ポイントで今季のドライバーズタイトルを獲得した。

2010年のスーパーGTは3月20-21日、鈴鹿サーキットで開幕する。
ホンダがNSXに代えてどんなクルマをデビューさせるのか、ドライバーラインナップがどのように変わるのか、注目点は今から盛り沢山だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ決勝グリッド/スターティングドライバー

■GT500 Class
 1
8 ARTA NSX
HONDA NSX
*ラルフ・ファーマン / 伊沢 拓也
BS

 2
36 PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一 / *アンドレ・ロッテラー
BS

 3
6 ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔 / *ビヨン・ビルドハイム
BS

 4
38 ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路 / *リチャード・ライアン
BS

 5
1 MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲 / *ブノワ・トレルイエ
BS

 6
18 ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
*道上 龍 / 小暮 卓史
BS

 7
3 HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ / *安田 裕信
MI

 8
39 DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
*アンドレ・クート / 平手 晃平
DL

 9
17 KEIHIN NSX
HONDA NSX
*金石 年弘 / 塚越 広大
BS

10
12 IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
*松田 次生 / セバスチャン・フィリップ
BS

11
100 RAYBRIG NSX
HONDA NSX
*井出 有冶 / 細川 慎弥
BS

12
24 HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
*ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 荒 聖治
YH

13
32 EPSON NSX
HONDA NSX
*ロイック・デュバル / 中山 友貴
DL

14
35 KRAFT SC430
LEXUS SC430
*石浦 宏明 / 大嶋 和也
BS



■GT300 Class
 1
81 ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行 / *藤井 誠暢
YH

 2
43 ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
*新田 守男 / 高木 真一
MI

 3
19 ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
*織戸 学 / 片岡 龍也
YH

 4
7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
*谷口 信輝 / 折目 遼
YH

 5
74 COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人 / *国本 雄資
MI

 6
88 triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
*松田 秀士 / 坂本 祐也
YH

 7
46 エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
*星野 一樹 / 柳田 真孝
YH

 8
11 JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
*田中 哲也 / 平中 克幸
YH

 9
87 giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
*井入 宏之 / 和田 久
YH

10
26 UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
*黒澤 治樹 / 阿部 翼
YH 16

11
2 アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
*加藤 寛規 / 吉本 大樹
YH

12
31 avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
*坂本 雄也 / 峰尾 恭輔
YH

13
66 triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
*山西 康司 / 余郷 敦
YH

14
5 マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
*玉中 哲二 / 赤鮫 オヤジ
YH

15
52 KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
*佐々木 孝太 / 関口 雄飛
KH

16
112 石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
*大井 貴之 / 澤 圭太
KH

17
55 J-TRUST F-PRO おうとキット ポルシェ
PORSCHE 911GT3
*山岸 大 / 小泉 洋史
YH

18
10 JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
*植田 正幸 / 川口 正敬
YH

19
4 BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER(986)
*イゴール・スシュコ / 伊藤 善博
YH

20
666 FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
*周防 彰悟 / 山下 潤一郎
KH

21
62 R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4 (BM9)
*山野 哲也 / 密山 祥吾
YH

22
808 初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
番場 琢 / *田ヶ原 章蔵
YH 1



  • ドライバー名の'*'はスタートドライバー
  • CarNo.35は、嘆願書提出により大会審査委員会は決勝日のフリー走行の結果に基づき最後尾グリッドからの出走を認める。
  • CarNo.808は、2009 SGT SpR第14条違(マーキングなしのタイヤでコースイン)により、決勝グリッドを5位降格した。

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎフリー走行結果

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2009/11/08) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 9 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500135KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS1'45.630-163.637
250028ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS1'47.175 1.545161.278
3500339DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL1'47.302 1.672161.087
4500436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS1'47.337 1.707161.035
550051MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'47.501 1.871160.789
650066ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS1'47.537 1.907160.735
7500718ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS1'47.601 1.971160.639
8500812IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS1'47.736 2.106160.438
95009100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS1'47.895 2.265160.202
10500103HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI1'48.067 2.437159.947
115001117KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS1'48.115 2.485159.876
125001238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS1'48.339 2.709159.545
135001332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL1'48.922 3.292158.691
145001424HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH1'49.334 3.704158.093
15300181ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木孝行
藤井 誠暢
YH1'56.12910.499148.843
1630027M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH1'56.78511.155148.007
17300311JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
平中 克幸
YH1'56.99911.369147.736
1830042アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH1'57.01011.380147.722
193005*808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
番場 琢
田ヶ原 章蔵
YH11'57.03011.400147.697
20300643ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI1'57.25111.621147.418
21300746エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH1'57.42311.793147.203
22300826UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部 翼
YH161'57.59011.960146.993
23300987giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田 久
YH1'57.90312.273146.603
243001055J-TRUST F-PRO おうとキット ポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉洋史
YH1'58.02912.399146.447
253001119ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH1'58.12012.490146.334
263001252KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH1'58.43212.802145.948
273001310JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH1'58.48412.854145.884
283001488triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH1'58.50712.877145.856
293001531avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾恭輔
YH1'58.66013.030145.668
303001674COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI1'58.70213.072145.616
31300175マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH1'58.82713.197145.463
323001866triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH1'59.14813.518145.071
3330019112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
大井 貴之
澤圭太
KH1'59.40213.772144.763
34300204BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER(986)
イゴール・スシュコ
伊藤 善博
YH2'00.24314.613143.750
353002162R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4 (BM9)
山野 哲也
密山祥吾
YH2'01.16615.536142.655
3630022666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH2'01.50215.872142.261
  • CarNo.808は、2009 SGT SpR第14条違反(マーキングなしのタイヤでコースイン)により、決勝グリッドを5位降格とする。

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎフリー走行 最後尾スタートのKRAFT SCがトップタイム! GT300はここでもダイシンが速さを見せつける

スーパーGT第9戦「もてぎGT250kmレース」の決勝前フリー走行は、昨日メカニカルトラブル により惜しくも予選不通過となった#35KRAFT SC430(石浦宏明/大嶋和也組)が1分45秒630と2位 以下を1秒半も突き放す圧倒的な速さをみせてトップタイム。
GT300クラスはポールシッターの#81ダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢組)がここで もトップタイムを記録し、ここでも速さを見せつける結果となった。

091108FreeGT500

091108FreeGT300

決勝日を迎えたツインリンクもてぎは薄曇り。少し肌寒さを感じさせる天候の下、フリー走 行は午前8時45分より30分間で行われた。
ポールシッターの#8ARTA NSXが開始数分でトップに立つが、タイムは1分47秒175と、あくまで 決勝を想定したペースに留まる。その証拠に、上位8台までが47秒台と1秒以内にひしめく展開 だ

一方、プロペラシャフトのトラブルにより予選1回目で基準タイムをクリアできなかった35 号車は開始10分過ぎで漸くコースインすると、見る見るうちにペースアップ。
1分46秒836でトップに躍り出ると、続くラップで1分45秒630とほぼ予選並みのタイムを記録。 最後尾スタートながら大逆転に期待のかかる仕上がりだ。
結局GT500クラスは、この#35KRAFT SCを筆頭に、#8ARTA NSX、#39サードSC、#36ペトロナスSC 、#1モチュールGT-Rが僅差で続く結果となった。

GT300クラスは走り始めは#7M7 MUTIARA MOTORS雨宮RX-7がトップに立っていたが、開始10分 過ぎにポールシッターの#81ダイシンフェラーリがトップに躍り出た。
2位以下は#7雨宮RX-7、#11ジムゲイナーフェラーリ、#2紫電、#808初音ミクBMW Z4の順で、ポ イントリーダーの#19ウェッズスポーツIS350は11番手に終わっている。

第9戦決勝はこのあと午後2時から53周、250kmのスプリントで行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ ポールシッターのコメント

091107PP

GT500クラス #8ARTA NSX
ラルフ・ファーマン
本当に良い一日でした。朝からクルマはすごく良かったです。公式練習では少しオーバーステア気味でしたが、予選ではアンダーステアに変わっていて丁度よかったです。
今年は大変な時期もありましたが、明日は良い結果で終われるように精一杯頑張ります。
NSXは素晴らしい時代を築いてきたと思います。来年のクルマはフロントエンジンになりますが、楽しみにしています。
17ポイントのビハインドですから、まずは勝たなければなりません。他のクルマのポジションによってはチャンピオンの可能性も出てきますので、とにかくベストを尽くすだけです。

伊沢 拓也

ノックダウン方式なので僕もアタックしなければならなかったのですが、今までニュータイヤを履けてなくて不安がありましたが、何とかクリアできました。
ラルフ選手の走りは安心してみていられました。彼からは沢山のことを学びましたが、まだまだ身につけないといけないことがあるなと思います。
明日は優勝目指して最高の走りをしたいです。チャンピオンの確率は高くないかもしれないけど、1号車も36号車もミスする可能性もありますから。何パーセント、というのは分かりませんけどね。

GT300クラス #81ダイシンアドバンFerrari
青木 孝行
ポールは何回とってもいいものですが、3回はできすぎですね。Q3のときは2台のスリップをうまく使えて、想定以上のタイムを出せました。0.5秒くらいは違ったと思います。
実はダウンヒルストレートで2回飛び出してるんですけど、そのへんを明日に向けて直していければ、と思います。
僕らは失うものがないので、ガンガンいくだけです。優勝して終われれば、来年まで良い気分で過ごせますからね。

藤井 誠暢
走り始めからかなりバランスがよくて、ロングランの状態もよく、良い感じできています。
もてぎはストップ・アンド・ゴーなので、僕らのクルマに合ったコースです。今日の予選は僕もアタックできるので楽しみでした。結果的に僕も青木さんもトップがとれて良かったです。
明日の決勝では、タイトル争いをしているクルマは無給油作戦でいけるらしいですけど、僕らは燃費が苦しいので、ピットストップのロスをコース上で挽回するレースになると思います。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ公式予選 MOTUL AUTECH GT-Rが予選5位から連覇を狙う (NISMO)

 SUPER GTもついに09年最終戦を迎えた。昨年までツインリンクもてぎでSUPER GTが開催されるのは8年連続で残暑厳しい9月だったが、今年は11月開催となった。予選が行われる11月7日は朝からまずまずの天気となったが、朝の練習走行が始まったころは気温は15℃と肌寒かった。最終戦はウェイトハンディを搭載せず(特別性能調整は従来どおり実施)、またレース距離も通常の300kmよりわずかに短い250kmで行われるため、いわゆる"ガチンコ勝負"が期待された。チャンピオン候補は既に「MOTUL AUTECH GT-R」(#1本山哲=78点/ブノワ・トレルイエ)、#36 SC430(73点)、#8 NSX(61点)の3台に絞られており、#1 GT-Rは2位以上の結果で自力チャンピオンとなる。

 晴れたり曇ったりというコンディションのなか行われた練習走行で、「IMPUL カルソニック GT-R」(#12松田次生/セバスチャン・フィリップ)が2位、#1 GT-Rが4位、「HASEMI TOMICA EBBRO GT-R」(#3ロニー・クインタレッリ/安田裕信)が5位とまずまずの位置につけたが、「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は13位とやや苦戦しているようだった。

 12時50分から行われた予選1回目には気温も19℃まで上昇し暖かくなった。このセッションではセッティングを確認しながら2名のドライバーが基準タイムをクリアすればよい。ノックダウン予選は3つのセッション(S)で構成され、GT500クラスは、S1で12台、S2で8台と台数が絞られ、最後のS3ではトップ8によるアタック合戦が行われる。またドライバーは2名とも出走しなければならないが連続したセッションで走行できないため、自ずとS1とS3は同じドライバーがドライブ。A、Bどちらのドライバーをどのセッションで走らせるかも、大きなキーポイントとなる。

 14時35分、10分間のS1がスタート。#1 GT-Rは本山、#3 GT-Rはクインタレッリ、#12 GT-Rは松田、#24 GT-Rはオリベイラがコースへ。#12 GT-Rが5位、#1 GT-Rが8位、#24 GT-Rが11位、#3 GT-Rが12位とGT-R全車がS2へ駒を進めた。

 14時59分からは7分間のS2。このセッションでは4台がふるい落とされる。#1 GT-Rはトレルイエ、#3 GT-Rは安田、#12 GT-Rはフィリップ、#24 GT-Rは荒がコースへ。わずか2周しかアタックできない短時間のなか、#1 GT-Rは2位、#3 GT-Rは8位でS3進出を決めたが、残念ながら10位の#12 GT-Rと12位の#24 GT-Rは脱落となった。

 15時25分からはトップ8による最後の7分間のアタックセッション。1周目に7位だった#1 GT-Rの本山は次のラップでタイムアップして1分45秒028をマークして5位。#3 GT-Rは1分45秒316で7位となった。#1 GT-Rとチャンピオン争いをしている#8 NSXがポールポジション、#36 SC430が2位とフロントローを獲得したが、#1 GT-Rは逆転優勝と連覇を狙って、いよいよ明日の決勝レースに臨む。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html
Text: NISMO

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ公式予選2回目 ARTAがNSXに通算50回目のポールをもたらす!!

2009オートバックスSUPER GT第9戦「もてぎGT250kmレース」は、ノックダウン方式で予選2回目を行った結果、セッション3で1分44秒390を記録した#8ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)がポールポジションを獲得した。このレースを最後に戦列を離れるNSXにとって、これは通算50回目のポールポジションとなった。
GT300クラスは#81ダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢組)が今季3度目のポールを獲得。既にタイトル獲得の可能性は消滅しているものの、勝って有終の美を飾ろうとの意欲が伺える予選となった。
(天候:晴れ コース:ドライ)

091107GT500pp 091107GT300pp

セッション1
公式予選2回目は午後2時25分からセッション1が開始された。
ここでは各クラス10分間の走行を行い、GT500は12台、gt300は16台がセッション2へ駒を進めるが、GT500クラスは#35KRAFT SC430が駆動系トラブルにより予選不通過となっているため、ここで脱落するのは1台のみだ。
この1台に該当しないようにと、終盤のアタック合戦は熾烈を極めた。
ボーダーライン上にいたのは#3トミカGT-R、#24HIS GT-R、#32エプソンNSXだったが、最終的に3号車が32号車を僅か1000分の1秒上回り、かろうじてセッション2への切符を手にした。

一方、トップ争いは#6エネオスSC、#8ARTA NSX、#17ケーヒンNSXの間で戦われたが、チェッカー寸前になって#36ペトロナスSCが1分44秒787と8号車を100分の6秒上回ってトップに立った。

GT300クラスは#87ガイヤルド、#19IS350、#7RX-7、#81フェラーリと目まぐるしくトップが入れ替わり、最終的には81号車がトップタイム。2位7号車、3位19号車の順となり、ここで#55ポルシェ、#10フェラーリ、#808BMW、#4ボクスター、#666ヴィーマック、#62レガシィが脱落した。

セッション2
セッション2は各クラス7分間。ここでGT500は上位8台、GT300は上位10台がセッション3に進む。タイヤのウォームアップにかかる周回を考えると、ここでは2回ないし3回のアタックしかできない。
GT500は#39サードSCを駆るアンドレ・クートが1分44秒821を叩き出し、いきなりトップに躍り出た。2番手にはポイントリーダーの#1モチュールGT-Rを駆る本山哲がつけ、伊沢拓也の駆る#8ARTA NSXが3番手だった。
ボーダーライン上の争いは、最初9位にいた#18童夢NSXの道上龍が終盤6番手タイムを叩き出すと、#38ZENT SCもタイムアップ、最後の最後に#3トミカGT-Rを駆る安田裕信が8位に滑り込み、この結果#17ケーヒンNSX、#12カルソニックGT-R、#100レイブリックNSX、#24HIS GT-Rが脱落する結果に。
ホームコースのもてぎで有終の美を飾りたいNSX勢だったが、セッション3に進めたのは僅か2台となってしまった。

GT300はまたしても#81ダイシンフェラーリがトップタイム。
藤井が1分54秒130と2位以下をコンマ7秒引き離して見せた。 2番手には阿部翼の駆る#26タイサンポルシェが終了間際に滑り込み、3番手には#74カローラアクシオの井口卓人がつけた。
ここで#2紫電、#31カローラ、#66ムルシエラゴ、#5マッハ号、#52IS350、#112ポルシェの6台が脱落することとなった。

セッション3
ポールポジションを懸けた最後のセッション、セッション3もまた7分間の走行。
午後3時を回って気温も下がるなか、明日の決勝スタートでの装着を義務付けられたタイヤでの走行といくつもの難題を抱えてのアタック合戦となった。

GT500クラスはここでも8号車が好調。最初のアタックでトップに立つと、2回目、3回目でもその座を明け渡すことなく、逆転王座獲得に向けて最高のグリッドを手に入れた。
2番手には36号車。ランキング2位でのフロントロースタートと、或いはこのチームがタイトルに最も近い存在かもしれない。
3番手には6号車がつけた。午前中のトラブルが嘘のような快走ぶりだ。4位に#38ZENT SCを挟んでポイントリーダーの1号車は5番手だった。

GT300クラスは81号車の快進撃がとまらない。
青木孝行のドライブで1分53秒915と、今日始めての53秒台を叩き出して堂々のポール獲得は今季3度目。
タイトル争いとは別に、不運に泣かされ続けた81号車が2009シーズンを勝って締めくくれるかにも注目だ。
そのタイトル争いを繰り広げる6台のうちで最上位につけたのは、2位の#43ARTAガライヤ。しかしポールの青木に高木真一は0.7秒の差をつけられている。
そして3番手にポイントリーダーの19号車、ランキング4位の7号車が4位と続き、全く予断を許さない状況になってきた。

第9戦決勝は明日午後2時より53周で戦われる。
通常より50km短いスプリント。しかもウェイトハンデなしとまさに最後のガチンコ勝負だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ公式予選1回目 好調ペトロナスSCが暫定ポール! GT300はウェッズスポーツがトップタイム

2009オートバックスSUPER GT第9戦「もてぎGT250kmレース」は、#36PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)が1分46秒688で公式練習に続いてトップ。
GT3OOクラスはポイントリーダーの#19ウェッズスポーツIS350(織戸学/片岡龍也組)がトップだった。
(天候:晴れ コース:ドライ)

091107Q1GT500

091107Q1KRAFT

091107Q1GT300

公式予選1回目は午後0時50分より45分間の混走で行われた。
今回はもてぎ恒例のノックダウン方式を予選2回目で行ってグリッドを決めるため、ここでは予選通過基準タイムをクリアすることと、予選2回目に向けての最終調整が目標となる。
気温は更に上がってきている

序盤トップに立ったのは、公式練習でプロペラシャフトのトラブルに見舞われた#6エネオスSC。すぐに#8ARTA NSXがそれを上回るタイムでトップに上がってきた。
カラーリングを一新して最終戦に臨んだ#35KRAFT SCも石浦宏明が好タイムを記録、この時点で 8号車に次ぐ2番手につけていたが、残り時間20分となったところで突如ピットレーンでストップ。メカニックに押されてガレージに戻ってきた。
原因はプロペラシャフト。午前中の6号車と全く同じ症状だ。

そのまま修復作業に入った35号車は残り時間1分あまりで漸く大嶋がコースイン。アウトラップという不利な条件ながら、残された時間で最大限のアタックを行ったが、タイムは1分55秒357と、予選通過基準タイムとなる1分54秒333に惜しくも届かなかった。
上位3人の平均値の107%という基準タイム、算定基準となる3番目のタイムをチームメイトの石浦が記録していたのはなんとも皮肉な結果だ。
これにより35号車の予選落ちが決まった

この間にトップに立ったのが、午前中トップの36号車だ。
ロッテラーが残り時間15分で1分46秒688を記録、脇阪にステアリングを委ねる。
2番手には8号車、KRAFTの予選不通過により6号車が3位に入った。

GT300クラスは開始早々に#19のIS350を駆る片岡が1分56秒579を記録、これがこのセッションのベストとなった。
2番手には午前中トップの#81ダイシン。藤井のタイムは片岡に僅か0.02秒差に迫るもの。
既にタイトルの可能性が消滅した81号車だが、勝利にむけて好感触を得ているようだ。

以下、3番手#2紫電、4番手#7RX-7とランキング上位陣が順当につけるが、#46エスロードZは12番手に終わっている。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ総合公式予選結果

■GT500 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2009/11/07) Knock Down Qualify Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 9 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWhSession1Session2Session3
18ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS1'44.8541'44.8641'44.390
236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS1'44.7871'45.0541'44.400
36ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS1'44.9641'45.0171'44.712
438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS1'45.2651'45.1461'44.781
51MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'45.4391'44.8291'45.028
618ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS1'45.2981'45.2041'45.118
73HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI1'46.0861'45.4891'45.316
839DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL1'45.4751'44.8211'46.091
917KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS1'45.0911'45.513
1012IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS1'45.1141'45.548
11100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS1'45.6361'45.617
1224HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH1'45.8821'45.687
1332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL1'46.087
---- 以上予選通過 ----
-35KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS
■GT300 Class

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2009/11/07) Knock Down Qualify Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 9 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWhSession1Session2Session3
181ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木 孝行
藤井誠暢
YH1'55.4711'54.1301'53.915
243ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI1'56.7221'55.8871'54.678
319ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH1'55.6621'55.6821'54.826
47M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目遼
YH1'55.6151'55.5391'55.001
574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI1'56.3731'55.2921'55.088
688triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH1'55.7451'55.5391'55.090
746エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田真孝
YH1'56.0371'55.4041'55.410
811JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中克幸
YH1'56.1891'56.0871'55.454
987giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH1'55.7941'55.6131'55.649
1026UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部翼
YH161'56.7801'54.8971'56.022
112アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本大樹
YH1'55.8071'56.248
1231avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾恭輔
YH1'57.1401'56.323
1366triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH1'56.2541'56.560
145マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH1'56.7741'57.122
1552KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH1'56.8791'57.522
16112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
大井 貴之
澤圭太
KH1'57.2151'57.694
1755J-TRUST F-PRO おうとキット ポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉洋史
YH1'57.989
1810JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH1'58.496
19808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
番場 琢
田ヶ原 章蔵
YH11'58.885
204BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER(986)
イゴール・スシュコ
伊藤 善博
YH1'59.190
21666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH1'59.792
2262R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4 (BM9)
山野 哲也
密山祥吾
YH2'00.512
  • CarNo.35の第2ドライバーは基準タイム未達成のため決勝日朝のフリー走行により、決勝出走およびグリッドの判断を行う。

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ公式予選1回目結果

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2009/11/07) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dey
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 9 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS1'46.688-162.014
250028ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS1'46.916 0.228161.669
350036ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS1'46.969 0.281161.589
4500438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS1'47.007 0.319161.531
5500517KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS1'47.216 0.528161.216
6500618ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS1'47.388 0.700160.958
750071MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'47.628 0.940160.599
85008100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS1'47.707 1.019160.481
9500912IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS1'47.833 1.145160.294
105001039DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL1'48.408 1.720159.444
115001124HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH1'48.850 2.162158.796
12500123HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI1'49.811 3.123157.406
135001332EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL1'49.811 3.123157.406
14300119ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH1'56.579 9.891148.268
15300281ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木孝行
藤井 誠暢
YH1'56.599 9.911148.243
1630032アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH1'56.85010.162147.924
1730047M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH1'56.96110.273147.784
18300526UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部 翼
YH161'57.13510.447147.564
19300688triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH1'57.14810.460147.548
20300711JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
平中 克幸
YH1'57.25810.570147.410
21300887giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田 久
YH1'57.55510.867147.037
2230095マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH1'57.65210.964146.916
2330010808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
番場 琢
田ヶ原 章蔵
YH11'57.73711.049146.810
243001166triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH1'58.24011.552146.185
253001246エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田真孝
YH1'58.24711.559146.177
263001352KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH1'58.41111.723145.974
273001443ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI1'58.55311.865145.799
283001531avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾恭輔
YH1'58.59111.903145.753
293001674COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI1'58.82012.132145.472
3030017112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
大井 貴之
澤圭太
KH1'58.88412.196145.394
31300184BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER(986)
イゴール・スシュコ
伊藤 善博
YH1'59.28412.596144.906
323001910JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH1'59.87813.190144.188
333002055J-TRUST F-PRO おうとキット ポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉洋史
YH2'00.52413.836143.415
343002162R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4 (BM9)
山野 哲也
密山祥吾
YH2'00.52913.841143.409
3530022666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH2'01.92315.235141.770
---- 以上予選通過(基準タイム[107%] GT500: 1'54'333 / GT300: 2'04.843)----
-500-*35KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS1'46.957 0.269161.607
  • CarNo.35の第2ドライバー(大嶋和也)は基準タイム未達成

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ公式練習 逆転にむけ好感触!ペトロナスSCがトップタイム

2009オートバックスSUPER GT第9戦「もてぎGT250kmレース」の公式練習が11月7日、ツインリンク茂木で行われ、目下ランキング2位の#36PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)がトップタイムを記録。王座獲得に向けて好スタートを切った。タイムは1分45秒955。
GT300クラスは#81ダイシンアドバンFerrari(青木孝行/藤井誠暢組)がトップだった。

091107FreeGT500

091107FreeGT300

2009年のスーパーGTもいよいよ最終戦。
今年のルールでは全車ウェイトハンデなし、レース距離も250kmのスプリントと、まさにガチンコ勝負の最終決戦がツインリンクもてぎで繰り広げられることになった。

目下のところ、GT500クラスでタイトルの可能性があるのは上位3台。
#1モチュールオーテックGT-R 、#36ペトロナストムスSC、#8ARTA NSXだ。
ただしトレルイエは第6戦鈴鹿の出場停止が響き、1号車トップの場合は本山のみがチャンピオンとなる。

一方GT300は上位6台が権利を残す。
#19ウェッズスポーツIS350、#43ARTAガライヤ、#11ジムゲイナーF430、#7雨宮RX-7、#2アップルK-ONE紫電、 #46エスロードモーラZだ。
こちらも2号車の吉本が第2戦からの出走のため、2号車トップの場合は加藤のみがチャンピオンだ。

最終戦の公式練習は午前9時55分より1時間45分で行われた。
公式予選日のもてぎは快晴。朝方は肌寒さを感じさせたものの日が高くなるにつれて気温は上昇、公式練習中に26度に達し、汗ばむ陽気の下での走行となった。

最初にトップに立ったのは#35KRAFT SC。今回から新しいスポンサーを獲得し、白地に青のニューカラーでの参戦となった。
しかし開始から30分の間に#39サードSC、#8ARTA NSXらが35号車のタイムを上回り、 35分経過時点で36号車を駆る脇阪が1分45秒375と最初に45秒台を記録してトップに立ち、これがそのままこのセッションのベストタイムとなった。

2番手には#12カルソニックGT-R、3番手には#8ARTA NSXがつけ、ポイントリーダーの#1モチュールGT-Rが4番手。

一方、このところ印象的な速さをみせながらも今ひとつツキに見放された感のある#6エネオスSCにまたしても不運が襲う。
6号車はプロペラシャフトのトラブルによりS字出口でストップ。これを回収するために残り1時間で赤旗が提示され、セッションは7分間に渡って中断することとなった。

走行再開後に6号車は修復を終えてコースに出て行ったものの、ここでは1分46秒758、11番手に終わった。

激戦のGT300クラスは、先週のアジアンルマンで3位入賞を達成した#81ダイシンフェラーリがいち早く1分55秒台に入る1分55秒966を記録、最終的にこれを55秒955まで短縮してトップで走行を終えた。
2番手には#46エスロードZ、3番手には#2紫電がつけ、ランキングトップの#19ウェッズスポーツは9番手で最初の走行を終えている。

公式予選1回目は午後0時50分より、45分間で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第9戦もてぎ公式練習結果

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2009/11/07) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2009 AUTOBACS SUPER GT Round 9 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS1'45.375-164.033
2500212IMPUL カルソニック GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
セバスチャン・フィリップ
BS1'46.100 0.725162.912
350038ARTA NSX
HONDA NSX
ラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
BS1'46.109 0.734162.898
450041MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS1'46.133 0.758162.861
550053HASEMI TOMICA EBBRO GT-R
NISSAN GT-R
ロニー・クインタレッリ
安田裕信
MI1'46.176 0.801162.795
6500639DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手晃平
DL1'46.197 0.822162.763
7500735KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS1'46.239 0.864162.699
8500818ROCKSTAR 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮 卓史
BS1'46.247 0.872162.687
95009100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
井出 有冶
細川 慎弥
BS1'46.472 1.097162.343
105001038ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS1'46.481 1.106162.329
11500116ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS1'46.758 1.383161.908
125001232EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
中山 友貴
DL1'46.990 1.615161.557
135001324HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒 聖治
YH1'47.086 1.711161.412
145001417KEIHIN NSX
HONDA NSX
金石 年弘
塚越 広大
BS1'47.273 1.898161.131
15300181ダイシン アドバン Ferrari
FERRARI F430GT
青木孝行
藤井 誠暢
YH1'55.95510.580149.066
16300246エスロード MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH1'56.18010.805148.777
1730032アップル・K-one・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
吉本 大樹
YH1'56.21810.843148.729
18300411JIMGAINER ADVAN F430
FERRARI F430
田中哲也
平中 克幸
YH1'56.23610.861148.706
1930057M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH1'56.27510.900148.656
20300626UP START タイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
黒澤 治樹
阿部 翼
YH161'56.39611.021148.501
213007808初音ミク Studie GLAD BMW Z4
BMW Z4 M coupe MotorSport Version
番場 琢
田ヶ原 章蔵
YH11'56.57511.200148.273
22300888triple a ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
松田 秀士
坂本 祐也
YH1'56.66711.292148.156
23300919ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡龍也
YH1'56.67011.295148.153
243001043ARTA Garaiya
ASL Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木真一
MI1'56.69211.317148.125
253001174COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本雄資
MI1'56.71811.343148.092
263001266triple a ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1
山西 康司
余郷敦
YH1'56.90111.526147.860
27300135マッハGOGOGO車検320Rマッハ号
VEMAC RD320R
玉中 哲二
赤鮫オヤジ
YH1'57.19611.821147.488
283001487giraffa ガイヤルド RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
和田久
YH1'57.31811.943147.334
293001531avex apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
坂本 雄也
峰尾恭輔
YH1'57.34411.969147.302
303001655J-TRUST F-PRO おうとキット ポルシェ
PORSCHE 911GT3
山岸 大
小泉洋史
YH1'57.37311.998147.265
313001752KUMHO TIRE SHIFT IS350
LEXUS IS350
佐々木 孝太
関口雄飛
KH1'57.71612.341146.836
3230018112石松 with ARKTECH GT3
PORSCHE 911 GT3 RSR (996)
大井 貴之
澤圭太
KH1'57.74412.369146.801
33300194BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER(986)
イゴール・スシュコ
伊藤 善博
YH1'58.97013.595145.288
343002010JIMGAINER ADVAN F360
FERRARI F360
植田 正幸
川口正敬
YH1'59.09413.719145.137
3530021666FieLDS BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
KH1'59.52014.145144.620
363002262R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4 (BM9)
山野 哲也
密山祥吾
YH2'00.63815.263143.280

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