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2003年10月

全日本GT選手権

スカイラインGT-RがJGTCから消える!日産がGT-Rの参戦一時休止を発表!


しばらくGT選手権から姿を消すことになったGT-R(Photo:K.Takeshita)

10月30日、日産自動車とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO)
は、スカイラインGT-Rによる全日本GT選手権(JGTC)の参戦を今シーズンいっぱいで
一時休止し、2004年はフェアレディZによる参戦を目指すことを発表した。

1990年にレースシーンに17年ぶりに復活したスカイラインGT-Rは、全日本ツーリング
カー選手権では90~93年の4年連続チャンピオンに輝き、93年から始まったGT選手権
でも93~95年(R32型)、98年(R33型)、99年(R34型)でタイトルを奪うなど、多くの栄
冠を勝ち得てきた。

日産では、長きに渡るファンの応援に感謝し、11月16日に鈴鹿サーキットで行われ
るJGTC最終戦において、歴代GT-R150台が集まる「スカイラインGT-Rヒストリカル・
パレード」を実施。また各種展示も行う。

また、11月30日にはTIサーキット英田で行われるニスモ・フェスティバル、12月20~
21日に横浜・赤レンガ倉庫で行われる70周年イベントでも展示を行う予定だ。

全日本GT選手権

JGTC 第7戦 オートポリス 決勝/SUBARU WRC エクスプレス

2003全日本GT選手権 第7戦
「JAPAN GT in KYUSYU 300km」
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■開催月日:2003年10月25-26日
■開催場所:オートポリス(大分県)
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◇ クスコスバルADVANインプレッサ
  終盤にアクシデントに見舞われ9位に

全日本GT選手権第7戦は、好天のもと4万3900人のファンを集めたオートポリ
スで初のシリーズ戦として開催され、小林且雄/谷川達也の#77クスコスバルADVAN
インプレッサが9位でチェッカーを受け、2ポイントを追加した。

99年にJGTCオールスター戦が開催されたことのあるオートポリス。
インプレッサはその大会でクラス優勝を遂げており、今回も活躍に期待がかかった。
10月25日の予選日、午前中に行われた予選1回目で#77インプレッサの谷川
は3位というまずまずのポジションを得た。
午後の予選2回目で再びアタックした谷川だったがタイムアップはできず。逆に1
回目のタイムを上回る車両があり、予選結果は4位となった。

明けた26日13時59分、グリーンランプが点灯して65周の決勝レースが始まっ
た。スタートドライバーは小林が担当。しかし1周目は5位、2周目は6位と序盤
から思うようにペースが上がらず、14周目には12位までポジションダウンを喫
してしまった。小林は何とか30周までドライブを続け谷川に交代、後半の巻き返
しにかけた。
バトンを受けた谷川はプッシュし続け、GT300クラスのルーティンピット作業が
ひと段落した43周目には8位へ。さらに6位までポジションを上げるパフォーマ
ンスを見せた。

しかし終盤谷川は周回遅れの車両にひっかかり、さらにその車両に接触されスピン。
ポジションを9位に落としてチェッカー、悔しい結果となった。

■小林且雄選手
「原因は分からないけど、いつもよりブーストが低く序盤は抜かれて、つらいしかっ
  こ悪いレースになってしまいました。今回はいいイメージを持ってレースに臨ん
  だのに残念です。次は最終戦だし一発いいところを見せられるよう頑張ります」

■谷川達也選手
「交代してからプッシュしていったんですが、クルマの状態はあまり良くなかった
  ですね。最後は周回遅れの車両にひっかかり、その先第1ヘアピンの手前で当て
  られてスピン。相手のピットに抗議に行きましたが、結果は変わりません。悔し
  いです」

■Race Results
Pos.  No.  Driver              Car Name                    Time/Diff
 1 #71 片岡龍也/澤 圭太      シグマDUNLOPセリカ          1:59'41.720
 2 #11 松田秀士/田中哲也      JIM RodeoDrive アドバンF360   1Lap
 3 #26 山路慎一/西澤和之      PLUS e タイサン アドバン GT3R 1Lap
 4 #3  木下 みつひろ/柳田真孝 ハセミスポーツ・エンドレス・Z 1Lap
 5 #43 新田守男/高木真一      ARTA Garaiya                  1Lap
 6 #5  玉中哲二/三船剛        BANPRESTO B-1 マッハ号GT 320R 1Lap
 7 #55 山田英二/木下隆之      EndlessタイサンADVAN GT3R     2Laps
 8 #24 余郷 敦/浅井亮博      EndlessタイサンADVAN GT3R     2Laps
 9 #77 小林且雄/谷川達也      クスコスバルADVANインプレッサ 2Laps
10 #81 星野一樹/植松忠        ダイシンADVANシルビア         2Laps

◆スバルモータースポーツの詳細は、[スバルモータースポーツマガジン]をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第7戦 オートポリス 決勝/トヨタモータースポーツニュース


(C)Toyota

全日本GT選手権(JGTC)
第7戦 JAPAN GT in KYUSHU 300km

      JGTC第7戦 織戸/D.シュワガー組がスープラで初優勝
                 脇阪/飯田組スープラがポイント首位堅守。
         GT300クラスでは片岡/澤組のセリカが2連勝で最終戦へ

 全日本GT選手権第7戦「JAPAN GT in KYUSHU 300km」
が10月25日(土)、26日(日)の両日、大分県のオートポリスサーキットで
開催された。
 同サーキットでは、99年にオールスター戦が行われているが、シリーズ公式戦
は今回が初開催。全日本選手権レースとしては、94年のJTCC全日本ツーリン
グカー選手権開幕大会以来、実に9年ぶりで、秋晴れのもと、2日間合わせて5万
8千人もの観客が入場した。
 阿蘇山麓の地形を活かしたサーキットはアップダウンに富み、高低差52m、10
%の下り勾配を持つダウンヒルストレートなどテクニカルな設定。路面は滑りやす
く、タイヤに厳しいコースで戦いが繰り広げられた。
 JGTC参戦車両の走行は久しぶりのため、練習走行では周回を重ねるごとにラ
バーグリップが載って徐々にタイムが短縮された。事前の合同テストは行われず、
各チームはぶっつけ本番、23日、24日の練習走行でセッティングを煮詰めるこ
ととなった。

◆予選◆
 25日(土)好天のもと、気温19度、路面温度24度という状況の中で、午前
10時30分から行われた公式予選1回目では、70kgのウエイトを積むauセ
ルモスープラ38号車が、1分42秒688のコースレコードタイムで暫定ポール
ポジションを獲得。現在シリーズポイントランキング首位のエッソウルトラフロー
スープラ1号車も90kgのハンディウエイトをものともせず、4番手につけた。
 続いて午後2時50分からの予選2回目も気温19度、路面温度23度と、ほと
んど予選1回目と同じ状況でタイムアタック。最後の20分間、GT500クラス
の専有走行枠終盤になると多くの車両が出走し予選タイムを更新。渾身の走りでスー
プラ38号車が午前中の自身のタイムをさらに縮め、1分42秒548を記録。見
事今季4度目のポールポジションを獲得した。
 また、スープラ1号車はアタック中にスピンからコースアウトを喫するものの1
回目のタイムで4番手グリッドを獲得。これにデンソーサードスープラ39号車が
5番手で続いた。
 一方、GT300クラスでは1回目でシグマDUNLOPセリカ71号車がコー
スレコードタイムで暫定ポールポジションを決めるものの、2回目ではタイム短縮
かなわず0.041秒差の2番手。ウエッズスポーツセリカ19号車が3番手につ
けた。

◆決勝◆
 26日(日)は、予定を早め午前4時にゲートオープン。前夜からの徹夜組をは
じめ4万3900人の観客が入場。九州地区初のシリーズ戦は賑やかな雰囲気のも
とで決勝を迎えた。
 午後2時にローリングスタートが切られると、まずはポールポジションのスープ
ラ38号車がリード。しかし、オープニングラップのヘアピンでオーバーランを喫
して3位に後退。代わってスープラ39号車が2位で首位を逃げるNSXを追う展
開で序盤戦に突入。
 スープラ39号車はあせらず、周回遅れが絡んで混戦模様となるのを待つクレバー
なレース運びを見せ25周目に首位奪取。中盤戦では、ピット作業をはさんでNSX
に先行を許すが、ペースで勝るスープラ39号車は37周目に再びNSXをパス。
全車最後のピットインを終えた42周目にトップに立つと、以降は後続を寄せ付け
ず、トップでチェッカーを受けた。
 トヨタ・チームサードのJGTC優勝は97年以来。ドライバーの織戸学にとっ
てはGT500初優勝、D.シュワガーにとってもスープラでの初優勝となった。
 また、スープラ38号車は22周目に他車に接触されてスピンを喫したが粘り強
く走り切って3位表彰台を獲得した。
 一方、4番手スタートのスープラ1号車はスローパンクチャーのため28周目に
予定より早めのピットインを強いられたが、その後見事な追い上げを見せ、33周
目には3位、さらに54周目には2位まで躍進。しかし、最終ラップで燃料不足に
より後退。4位でレースを終えた。無念の結果となったスープラ1号車であったが、
ランキング首位の座は堅守。ランキング2位のスカイラインとの獲得ポイント差を
6点に広げることとなった。
 一方、GT300クラスでは、序盤戦2位のセリカ71号車が、中盤戦のピット
作業を機にトップに立ち、その後一旦首位を譲るものの、最終ラップに再び首位奪
還。前戦もてぎに続く2連勝を飾った。
 トヨタ勢は、見事、GT500/GT300の両クラスを制し、来月の最終戦へ
と臨む事になった。

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デンソーサードスープラ39号車 ドライバー織戸学のコメント:
GT500クラスでの優勝という、自分にとっての目標の一つを達成することが出
来て嬉しい。このオートポリスはタイヤに厳しいコースだったが、ソフトタイヤを
上手く使うセッティングが決まった。最終戦では、80kgのウエイトを積むこと
になるが、スープラの強さを活かして頑張りたい。

デンソーサードスープラ39号車 ドライバーD.シュワガーのコメント:
ベストを尽くした結果で、今までのレースの中でも最も嬉しい勝利。これまではス
タートドライバーを担当していたが今回は後半を担当することとなり、ドキドキし
た。

シグマダンロップセリカ71号車 ドライバー澤圭太のコメント:
最後はラッキーな面もあったが、プレッシャーを掛け続けた影響もあると思う。ウ
エイトは80Kgになるが、最終戦で3連勝、鈴鹿1000kmから数えれば4連
勝を目指す。

シグマダンロップセリカ71号車 ドライバー片岡龍也のコメント:
今季JGTCで2回ドライブするチャンスを頂き、その2回とも勝つことが出来て
とても嬉しい。最終戦は出られないがこの勢いでマカオGPでも頑張る。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:
九州で初めてのGTレースが無事終了し、たくさんのお客様にGTレースを楽しん
で頂くことが出来て良かった。タイヤに厳しく、後半セクションの上り坂の連続な
ど難しいコースで、03年型スープラのパッケージの良さ、オールマイティな強さ
が発揮出来たと思う。その中でも6年ぶりの優勝を果たしたサードチームは良いパ
フォーマンスを見せてくれた。また、チャンピオンシップにおいてはスープラ1号
車が再び4位に入賞し、良い形で最終戦に臨める。一方、GT300でもセリカが
2連勝と、期待に応えてくれた。2年連続両部門チャンピオンという大きな目標に
向けて全力を尽くしたい。

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第7戦 リザルト 順位 車両 No. ドライバー 所要時間/差 周回 予選結果
 1 39 トヨタスープラGT D.シュワガー/織戸 学 1:58'12.051 65 5
 2 64 ホンダNSX 松田次生/A.ロッテラー             0'13.770 65 2
 3 38 トヨタスープラGT 竹内浩典/立川祐路        0'20.472 65 1
 4  1 トヨタスープラGT 脇阪寿一/飯田 章        0'21.082 65 4
 5 23 スカイラインGT-R 本山 哲/M.クルム          0'31.232 65 8
 6 22 スカイラインGT-R 影山正美/R.ライアン        0'33.571 65 3
 7 35 トヨタスープラGT 服部尚貴/脇阪薫一        1'04.981 65 7
 8 36 トヨタスープラGT 土屋武士/E.コマス        1'06.668 65 12
 9 100 ホンダNSX 加藤寛規/光貞秀俊                1'13.643 65 6
10 16 ホンダNSX 伊藤大輔/T.コロネル               1'33.374 65 14

チーム 車両 No. ドライバー 第7戦結果
TOYOTA TEAM SARD トヨタスープラGT 39 D.シュワガー/織戸 学 1位
TOYOTA TEAM CERUMO トヨタスープラGT 38 竹内浩典/立川祐路 3位
ESSO TOYOTA TEAM LeMans トヨタスープラGT 1 脇阪寿一/飯田 章 4位
KRAFT トヨタスープラGT 35 服部尚貴/脇阪薫一 7位
TOYOTA TEAM TOM'S トヨタスープラGT 36 土屋武士/E.コマス 8位
TEAM ADVAN・ツチヤ トヨタスープラGT 25 荒 聖治/J.デュフォア 12位
TOYOTA TEAM TOM'S トヨタスープラGT 37 黒澤琢弥/M.アピチェラ 13位
シグマテックレーシングチーム トヨタセリカ 71 片岡龍也/澤 圭太 14位/1位
TEAM RECKLESS トヨタMR-S 31 佐々木孝太/後藤 聡 24位/11位
RACING PROJECT BANDOH トヨタセリカ 19 青木孝行/田中 実 29位/16位
DENTAIRE PROJET RACING with apr トヨタMR-S 34 西澤誠剛/松田晃司 32位/19位

ドライバーズポイント 順位 ドライバー ポイント
1位 脇阪寿一/飯田 章 79
2位 本山 哲/M.クルム 73
3位 土屋武士/E.コマス 58
4位 D.シュワガー/織戸 学 55
6位 竹内浩典/立川祐路 45
11位 J.デュフォア/荒聖治 24
13位 服部尚貴/脇阪薫一 23

チームポイント 順位 チーム ポイント
1位 NISMO 93
2位 ESSO TOYOTA Team LeMans 79
3位 TOYOTA TEAM TOM'S 61
5位 TOYOTA TEAM SARD 55
7位 TOYOTA TEAM CERUMO 45
9位 TEAM ADVAN・ツチヤ 24
10位 KRAFT 22

エンジンチューナーポイント 順位 エンジンチューナー ポイント
1位 トヨタテクノクラフト 111
2位 オーテックジャパン 85
3位 無限 80
4位 東名エンジン 47
5位 BMW Motorsport 2
6位 シエラスポーツ 2

※全て7戦終了時点。暫定
 

全日本GT選手権

JGTC 第7戦 オートポリス 決勝/HONDAレースレポート


(C)Honda

    Mobil 1 NSX(松田次生/アンドレ・ロッテラー 組)2位表彰台

■決勝日時 :10月26日(日)
■決勝レース :65周(約303.81km)
■天候 :予選/晴れ 決勝/晴れ
■気温 :17℃(14:00現在)
■コース:ドライ
■観客数 :4万3900人(主催者発表)


松田/ロッテラー組は終始上位で走り続け、2位に入った 10月26日(日)、オート
ポリス・国際レーシングコース(熊本県)において2003年全日本GT選手権(JGTC)第
7戦「JAPAN GT in KYUSHU 300km」の決勝レース(65周=約303.81km)が開催された。
オートポリスにおいてJGTCマシンのレースが開催されるのは1999年11月の「GTオー
ルスター戦」以来。 シリーズ戦としては初開催となる。

 25日(土)に行われたGT500クラス公式予選では松田次生/アンドレ・ロッテラー
組(Mobil 1 NSX)がコースレコードとなる1分42秒785を記録し、予選2番手を獲得。
加藤寛規/光貞秀俊 組(RAYBRIG NSX)が1分43秒543で予選6番手を獲得。セバスチャ
ン・フィリップ選手が病欠したため、急遽モンティン選手が加わった、道上 龍/パ
ウロ・モンティン 組(TAKATA童夢NSX)は予選10番手。土屋圭市/金石年弘 組(ARTA
NSX)は予選13番手。 前戦もてぎラウンドにて今季初優勝を遂げた伊藤大輔/トム
・コロネル 組(G'ZOX-NSX)は、70kgのハンディウェイトの影響もあり、予選14番手
から決勝スタートを迎えることとなった。

 決勝レースは晴れ、気温17℃、路面温度26℃と肌寒いコンディションのなか、14
時00分にローリングスタートが切られた。オープニングラップのトップを奪ったの
は、第2ヘアピンの進入でポールポジションスタートのau セルモスープラをパス
したA.ロッテラー選手(Mobil 1 NSX)。続いて加藤寛規選手(RAYBRIG NSX)が5位、
P.モンティン選手(TAKATA童夢NSX)が13位、伊藤大輔選手(G'ZOX-NSX)が14位、土屋
圭市選手(ARTA NSX)が15位で通過。トップを走るA.ロッテラー選手は積極的な走り
をみせ、2位との差を4周終了時で2秒225、5周終了時では3秒280と徐々に広げて
いく。

 レース序盤に大きなリードを確保していたA.ロッテラー選手だったが、12周目に
周回遅れのパスに手間取り、2位との差を一気に失ってしまう。しかし、A.ロッテ
ラー選手は落ち着きながらもハイペースな走りを続け、トップを死守。再び、2位
との差を広げていく。

 18周目、P.モンティン選手がADVANスープラと接触するものの、すぐに復帰を果
たす。その直後に土屋選手が緊急ピットイン。操作系のトラブルによりARTA NSXは
無念のリタイアとなる。さらに、22周目には、4位走行のau セルモスープラと加
藤選手が接触、加藤選手はすぐに復帰するものの、レースは波乱続きの展開となる。

 タイヤの消耗が激しくなり始めたMobil 1 NSXは、24周終わりでA.ロッテラー選
手から松田次生選手へドライバー交代を行う。各車ドライバー交代を行う中、徐々
にペースアップして3位まで浮上したRAYBRIG NSXは、29周終わりで加藤選手から
光貞秀俊選手へドライバー交代を行った。

 ところが、31周終わりでP.モンティン選手から道上 龍選手にドライバー交代を
行ったTAKATA 童夢 NSXは、ピットアウト直後に操作系のトラブルに見舞われ33周
終わりに再びピットイン、リタイアとなる。さらに、22周目の接触によりRAYBRIG
NSXに10秒のペナルティが下され、光貞選手が40周目終わりに2度目のピットイン。
順位を7位から10位へ落とす。ほぼ、GT500クラスの全車がドライバー交代を終え
た42周目終了時で、松田選手が2位、光貞選手が10位。T.コロネル選手(G'ZOX-NSX)
が12位を走行する。

 レース終盤となる54周目、松田選手が3位に順位を落とすものの、今シーズン初
の表彰台獲得へ向けて粘り強く走行。最終ラップのゴール直前でポジションを一つ
上げ、2位でチェッカーフラッグを受けた。光貞選手は9位、T.コロネル選手は10
位入賞を果たした。

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●永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「Mobil 1 NSXが2位表彰台を獲得してくれましたが、NSX-GT全車にとって厳しい
  レースでした。これは操作系トラブルの影響によるもので、テクニカルコースで
  のNSX-GTの優位性を示すことができませんでした。次の最終戦が開催される鈴鹿
  サーキットは8月のPokka1000kmで優勝したコースですし、Hondaのホームコース
  でもあります。是非優勝をしたいと思いますので皆様の応援をよろしくお願い致
  します」

■2位 #64 Mobil 1 NSX
●松田 次生(Tsuguo Matsuda)選手
「厳しいレースでしたね。ドライバー交代後、暫定トップに立ったのですが、41周
  も走りきらなければならなく、最後までタイヤを持たせることに集中しなければ
  ならなかったのでトップを守りきることは不可能でした。ただ、その状況の中で
  大きなミスもなく、走りきることはよかったと思います。次戦の鈴鹿は得意なサー
  キットですし、今シーズンは勝利を経験していないので優勝へ向けて全力で頑張
  ります」

●アンドレ・ロッテラー(Andre Lotterer)選手
「スタート直後の1周目は上手くトップに立つことができました。レース序盤は周
  回遅れのクルマを抜くのにとまどったこともありましたが、トップをキープし続
  けることができました。でも、20周を過ぎたあたりからタイヤの消耗が激しくなっ
  てしまい、限界に達してしまったので24周終わりでピットインしました。松田選
  手には大きな負担をかけてしまいましたが、彼は本当に頑張ってくれました。良
  い仕事をしてくれたチームスタッフと松田選手に感謝したいですね」

上記の詳細情報はHonda Racingをご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第7戦 オートポリス 決勝/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第7戦 
「JAPAN GT in KYUSHU 300km」  決勝
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2003年10月26日
■開催場所:オートポリス(大分県)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■#23「ザナヴィ ニスモGT-R」5位完走で
   チャンピオン決戦は最終戦鈴鹿へ!

JGTC第7戦「JAPAN GT in KYUSHU 300km」の決勝レースは、10月26日午後1時55
分にローリングラップがスタート。同59分に37台のGTマシンが一斉にスロットルを
全開し、65周のバトルが始まった。

GT500の隊列はきれいに第1コーナーに消えていったが、まもなく影山正美のドライ
ブする#22モチュールピットワークに#1スープラが後ろから追突。影山はスピンし
てしまい、3位から大きく後退してしまう。しかし、一時12位にポジションを落と
した影山は、4周目に#37スープラをパス。
24周目には#36スープラを抜いて8位にまでポジションアップした。そして30周目に
は暫定3位でピットイン。11位でレースに戻ったライアンは44周目に7位に浮上、終
盤は7位で周回した。62周目に僚友の#23GT-Rをパスして6位に、63周目には#12GT-R
を抜いて5位となったが、最終周にこの2台が先行して7位でレースをフィニッシュ
した。

今回活躍が光ったのは#12カルソニックスカイラインだ。9番グリッドからレースを
スタートし、3周目には6位となると13周目には#38スープラを抜いて4位に。その後
もさらに攻め続け、30周目には2位に、33周目には1位となった。このまま9ラップ
にわたってレースをリード。41周目にピットインし、7位でレース隊列に戻った井
出も激しくプッシュを繰り返し、45周目には4位となった。終盤になってペースダ
ウン。タイヤのグリップを失った井出は、62周に#38スープラに先行され、最終的
には6位でレースを終えた。フィニッシュ後、レース中のアクシデントについて60
秒加算され11位となった。

チャンピオンシップポイント2位でこの第7戦に臨んだ#23ザナヴィ ニスモGT-Rは、
本山哲がスタート。8位スタートから4周目には5位となった。
その後6位で周回、最後はGT-R勢が5、6、7位に連なる形となり、チャンピオン獲得
の可能性を残している#23がこの3台の先頭車となって65周目のチェッカーフラッグ
を受けた。ポイント争いをしている#1スープラが4位となったため、#23の本山/ク
ルム組はドライバーズポイントで6ポイント差の2位。チームポイントでは、#1チー
ムに14ポイント差の1位を守ったまま最終戦に向かうことになる。

■決勝結果
Pos.  Car Name   No.  Driver    Laps
 1 デンソーサードスープラGT #1 ドミニク・シュワガー / 織戸 学   1:58'12"051
 2 Mobil 1 NSX #64 松田次生 / アンドレ・ロッテラー                   -13"770
 3 auセルモスープラ #38 竹内浩典 / 立川祐路                          -20"472
 4 エッソウルトラフロー スープラ #1 脇阪寿一 / 飯田 章              -21"082
 5 ザナヴィ ニスモ GT-R #23 本山 哲 / ミハエル・クルム              -31"232
 6 モチュールピットワーク GT-R #22 影山正美 / リチャード・ライアン   -33"571
 7 プロジェクトμエスペリアスープラ #35 服部尚貴 / 脇阪薫一        -1'04"981
 8 WOODONE トムススープラ #36 土屋武士 / エリック・コマス          -1'06"668
 9 RAYBRIG NSX #100 加藤寛規 / 光貞秀俊                            -1'13"643
10 G'ZOX-NSX #100 伊藤大輔 / トム・コロネル                        -1'13"643
11 カルソニックスカイライン #12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治      -1'33"493

◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC第7戦 オートポリス 決勝


6年ぶりに歓喜の優勝を飾ったデンソーサードスープラ(Photo:K.Takeshita)

10月25~26日、全日本GT選手権(JGTC)第7戦「JAPAN GT in KYUSHU 300km」がオー
トポリスで行われ、終始トップ争いを展開した#39デンソーサードスープラGT(シュ
ワガー/織戸組)が6年ぶりの優勝を飾った。

序盤リードしたのは、#64Mobil 1 NSXだったが、逃げる#64を#39がジワジワ追い上
げ、25周目にトップに躍り出る。両者がピットインを終えてもこの位置関係は変わ
らなかった。逃げる#39はヨコハマタイヤユーザー、これを追う#64、#1エッソウル
トラフロースープラはブリヂストン。このタイヤが終盤のポイントとなると思われ
たが、#39は#64が追い上げるとペースを上げて引き離す余裕さえ見せた。この優勝
は、チームにとって、シリーズ初開催のオートポリス戦初代優勝者に名を刻むとと
もに、97年の富士以来の6年ぶりの勝利となった。

GT300クラスは、予想どおり#71シグマテックDUNLOPセリカと#11JIM RodeoDrive ア
ドバンF360がトップ争いを演じた。残り8周で#11が先行する#71を捕らえてトップ
に立ち、優勝確実と思われたが、何と最終ラップにスローダウン。#71が第6戦に続
き連勝を飾った。

チェッカー目前の攻防?
シリーズも大詰めとなって、レース終盤はポイント計算による攻防(?)が見られた。
シリーズトップの#1エッソウルトラフロースープラ(脇阪/飯田組)は2位を走行して
いたが、チェッカー目前にスローダウン。すわ、ガス欠か、と思われたが、#64、#38
を先行させると再加速してチェッカー。ライバルの#23が後方だったため、2位で加算
される30kgのウェイトハンデを嫌って5ポイントを捨てる決断をしたようだ。
また、日産陣営は、先行する#12、#22に道を譲らせ、シリーズ2位の#23ザナヴィ
ニスモ GT-R(本山/クルム組)を前に出す作戦を執った。これで両者の差は6ポイ
ントとなって最終戦を迎えることとなった。

2003年10月26日 オートポリス(九州) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
JAPAN GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2003/10/26) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2003 Japan GT Championship Round 7 オートポリス 4.674km
PosNoClsPosDriverCar
Model
LapTime/Bihind
1395001ドミニク・シュワガー
織戸 学
デンソーサードスープラGT
TOYOTA SUPRA
651:58'12.051
2645002松田 次生
アンドレ・ロッテラー
Mobil 1 NSX
HONDA NSX
6513.770
3385003竹内 浩典
立川 祐路
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
6520.472
415004脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
6521.082
5235005本山 哲
ミハエル・クルム
ザナウィ ニスモ GT-R
NISSAN SKYLINE GT-R
6531.232
6225006影山 正美
リチャード・ライアン
モチュールピットワークGT-R
NISSAN SKYLINE GT-R
6533.571
7*355007服部 尚貴
脇阪 薫一
プロジェクトμエスペリアスープラ
TOYOTA SUPRA
651'04.981
8365008土屋 武士
エリック・コマス
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
651'06.688
9*1005009加藤 寛規
光貞 秀俊
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
651'13.643
101650010伊藤 大輔
トム・コロネル
G'ZOX NSX
HONDA NSX
651'33.374
11*1250011ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニックスカイライン
NISSAN SKYLINE GT-R
6533.493
122550012荒 聖治
ジェレミー・デュフォア
ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
651'51.183
13*3750013黒澤 琢弥
マルコ・アピチェラ
ZENT トムススープラ
TOYOTA SUPRA
632 Laps
14713001片岡 龍也
澤 圭太
シグマDUNLOPセリカ
TOYOTA CELICA
621:59'41.720
15113002松田 秀士
田中 哲也
JIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 MODENA
611 Lap 
16263003山路 慎一
西澤 和之
PLUS e タイサン アドバン GT3R
PORSCHE 911GT3R
611 Lap 
1733004木下 みつひろ
柳田 真孝
ハセミスポーツ・エンドレス・Z
NISSAN FAIRLADY Z
611 Lap 
18433005新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL Garaiya
611 Lap 
1953006玉中 哲二
三船 剛
BANPRESTO B-1 マッハ号GT 320R
VEMAC RD320R
611 Lap 
20553007山田 英二
木下 隆之
ECLIPSE タイサン ADVAN バイパー
CHRYSLER VIPER
602 Laps
21243008余郷 敦
浅井 亮博
EndlessタイサンアドバンGT3R
PORSCHE 911GT3R
602 Laps
22773009小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
602 Laps
238130010星野 一樹
植松 忠雄
ダイシンADVANシルビア
NISSAN SILVIA
602 Laps
243130011佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
602 Laps
256930012山岸 大
位高 敬
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
602 Laps
26230013高橋 一穂
渡辺 明
リニューカー・インターリンク・ベルノ東海NSX
HONDA NSX
593 Laps
271530014橋本 元次
山野 哲也
AMPREX BMW M3GT
BMW M3GT
593 Laps
28930015菅 一乗
筒井 克彦
正義の味方 覆面レーサーX MT
MOSLER MT900R
593 Laps
291930016青木 孝行
田中 実
ウェッズスポーツCELICA
TOYOTA CELICA
593 Laps
305130017白井 剛
加藤 正将
C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア
NISSAN SILVIA
593 Laps
317030018石橋 義三
伊橋 勲
外車の外国屋ダンロップポルシェ
PORSCHE 911GT3R
575 Laps
323430019西澤 誠剛
松田 晃司
DENTAIRE MR-S
TOYOTA MR-S
566 Laps
33730020谷口 信輝
大井 貴之
雨宮マツモトキヨシアスパラRX7
MAZDA RX-7
4715 Laps
3491030021平川 晃
宮川 やすお
910 BORO アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
4715 Laps
-------- 《以上完走(GT500:45Laps / GT300:43Laps)》 --------
-*1850014道上 龍
パオロ・モンティン
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
3332 Laps
-850015土屋 圭一
金石 年弘
ARTA NSX
HONDA NSX
946 Laps
-8850016山西 康司
和田 久
ノマド ディアブロ JGT-1
LAMBORGHINI DIABLO
659 Laps
  • Fastest Lap GT500:1'44.069(No.12 ブノワ・トレルイエ 23/65)/ GT300:1'52.968(No.11 田中哲也 56/61)
  • No.37は、2003全日本GT選手権統一規則書 第3章 第28条 15.違反(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • No.100は、国際モータースポーツ競技規則 付則 L項 違反により、ペナルティストップ10秒を課した。
  • No.12は、国際モータースポーツ競技規則 付則 L項 違反により、競技結果に対して1分加算を課した。
  • No.18は、国際モータースポーツ競技規則 付則 L項 違反により、ペナルティストップ10秒を課した。
  • No.35より抗議が提出され、大会審査委員会は審議の結果、No.23 ミハエル・クルムに対して訓戒処分とした。

全日本GT選手権

JGTC第7戦 オートポリス フリー走行


フリー走行トップのADVANスープラ (Photo: K.Takeshita)


2003年10月26日 オートポリス(九州) フリー走行 天候:曇り/コース:ドライ
JAPAN GT IN KYUSHU 300km -RIJ- (2003/10/26) Free-Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2003 Japan GT Championship Round 7 オートポリス 4.674km
PNoClsPDriverCar/ModelTyreWhTimeDelaykm/h
1255001荒 聖治
ジェレミー・デュフォア
ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
YH301'44.780-160.59
2355002服部 尚貴
脇阪 薫一
プロジェクトμエスペリアスープラ
TOYOTA SUPRA
DL101'45.4380.658159.59
3225003影山 正美
リチャード・ライアン
モチュールピットワークGT-R
NISSAN SKYLINE GT-R
BS401'45.5060.726159.48
4365004土屋 武士
エリック・コマス
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
MI901'45.5250.745159.45
5395005ドミニク・シュワガー
織戸 学
デンソーサードスープラGT
TOYOTA SUPRA
YH201'45.8831.103158.92
6375006黒澤 琢弥
マルコ・アピチェラ
ZENT トムススープラ
TOYOTA SUPRA
MI401'46.0001.220158.74
7385007竹内 浩典
立川 祐路
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
BS701'46.1761.396158.48
81005008加藤 寛規
光貞 秀俊
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
BS10(+1)1'46.2511.471158.36
9185009道上 龍
パオロ・モンティン
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
BS401'46.2881.508158.31
102350010本山 哲
ミハエル・クルム
ザナウィ ニスモ GT-R
NISSAN SKYLINE GT-R
BS901'46.3471.567158.22
116450011松田 次生
アンドレ・ロッテラー
Mobil 1 NSX
HONDA NSX
BS+11'46.4461.666158.07
121250012ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニックスカイライン
NISSAN SKYLINE GT-R
BS301'47.3662.586156.72
13850013土屋 圭一
金石 年弘
ARTA NSX
HONDA NSX
BS+21'47.4102.630156.66
14150014脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
BS901'48.3063.526155.36
151650015伊藤 大輔
トム・コロネル
G'ZOX NSX
HONDA NSX
BS701'48.3643.584155.28
168850016山西 康司
和田 久
ノマド ディアブロ JGT-1
LAMBORGHINI DIABLO
DL1'50.2965.516152.56
17113001松田 秀士
田中 哲也
JIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 MODENA
YH30R1'52.7597.979149.22
1833002木下 みつひろ
柳田 真孝
ハセミスポーツ・エンドレス・Z
NISSAN FAIRLADY Z
YH601'53.5428.762148.20
19193003青木 孝行
田中 実
ウェッズスポーツCELICA
TOYOTA CELICA
YH651'53.8909.110147.74
20713004片岡 龍也
澤 圭太
シグマDUNLOPセリカ
TOYOTA CELICA
DL701'53.9489.168147.67
21263005山路 慎一
西澤 和之
PLUS e タイサン アドバン GT3R
PORSCHE 911GT3R
YH451'53.9719.191147.64
22433006新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL Garaiya
BFG501'54.1709.390147.38
23513007白井 剛
加藤 正将
C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア
NISSAN SILVIA
YH1'54.2699.489147.25
24773008小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
YH101'54.4279.647147.05
25243009余郷 敦
浅井 亮博
EndlessタイサンアドバンGT3R
PORSCHE 911GT3R
YH301'54.6199.839146.80
26730010谷口 信輝
大井 貴之
雨宮マツモトキヨシアスパラRX7
MAZDA RX-7
YH+21'54.6789.898146.73
275530011山田 英二
木下 隆之
ECLIPSE タイサン ADVAN バイパー
CHRYSLER VIPER
YH101'54.88610.106146.46
28530012玉中 哲二
三船 剛
BANPRESTO B-1 マッハ号GT 320R
VEMAC RD320R
YH101'54.92310.143146.41
2991030013平川 晃
宮川 やすお
910 BORO アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH+21'55.26210.482145.98
303130014佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
BFG401'55.29910.519145.94
31230015高橋 一穂
渡辺 明
リニューカー・インターリンク・ベルノ東海NSX
HONDA NSX
YH10(+2)1'55.36110.581145.86
326930016山岸 大
位高 敬
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH+21'55.59710.817145.56
33930017菅 一乗
筒井 克彦
正義の味方 覆面レーサーX MT
MOSLER MT900R
YH101'55.76510.985145.35
348130018星野 一樹
植松 忠雄
ダイシンADVANシルビア
NISSAN SILVIA
YH301'56.27511.495144.71
353430019西澤 誠剛
松田 晃司
DENTAIRE MR-S
TOYOTA MR-S
BFG+11'56.46811.688144.47
361530020橋本 元次
山野 哲也
AMPREX BMW M3GT
BMW M3GT
BFG1'57.46612.686143.24
377030021石橋 義三
伊橋 勲
外車の外国屋ダンロップポルシェ
PORSCHE 911GT3R
DL+21'58.74713.967141.70
  • 従来のコースレコード: GT500:1'43.235 / GT300:1'53.358

全日本GT選手権

JGTC 第7戦 オートポリス 予選/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第7戦 
「JAPAN GT in KYUSHU 300km」  公式予選
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2003年10月25日
■開催場所:オートポリス(大分県)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■#22「モチュールピットワークGT-R」、公式予選3位を確定
  #23は8位、#12は9位

公式予選日となった25日は、10月後半のため気温は14℃と低いが、晴天に恵
まれたため、日なたはポカポカと暖かい天気。ドライコンディションで予選セッショ
ンがスタートした。

公式予選1回目は朝10:30から。GT500占有時間から予選は開始された。
前日の練習走行でトップタイムをマーク、好調をアピールしている#23ザナヴィ
ニスモGT-Rの本山哲は、開始と同時にコースイン。
90kgのハンディウェイトながら、早々と1分43秒612のタイムを出した。
2セット目のタイムアタックに臨んだが、1分43秒561で6番手タイムであった。リ
チャード・ライアンがアタッカーを務めた#22モチュールピットワークGT-Rは、
アタック1周目に1分43秒102のベストタイムを記録。

公式予選2回目は、午後2時50分から行われた。天候は晴天でコースコンディショ
ンはドライのまま。GT300/GT500の混走から始まった予選では、まず#23ザ
ナヴィ ニスモGT-Rは本山哲がコースイン。
この時間帯は、燃料タンクが満タンの状態から本山がひとりでロングラン。時間いっ
ぱいを使い黙々とマイレージを重ねた。そして、この日最後のGT500占有予選時
間には、ミハエル・クルムがひとりで連続走行に臨んだ。満タンでのラップタイム
は、約1.5秒から2秒ほどタイムアップ。しかし下位2台がタイムを上回ったため、
#23は8位にポジションを下げた。

#22モチュールピットワークGT-Rも混走時間には影山正美が満タンでロングラン
テストを実施。GT500占有時間にライアンは、フレッシュタイヤに交換しコース
に出て行った。しかし、アタック1回目は1分43秒262でタイムアップかなわず。
1周クールダウンしたのちにさらに2周続けてアタック走行を行ったが、予選1回
目に出したタイムを上回ることはできなかった。しかし、上位陣でタイムアップし
た車両が少なかったことにより、#22の予選3位が確定した。
#12カルソニックスカイラインは、公式予選結果9位となった。

■公式予選結果
Pos.  Car Name   No.  Driver                                       Time
 1 auセルモスープラ #38 竹内浩典 / 立川祐路                        1'42"688
 2 Mobil 1 NSX #64 松田次生 / アンドレ・ロッテラー                 1'42"785
 3 モチュールピットワーク GT-R #22 影山正美 / リチャード・ライアン 1'43"102
 4 エッソウルトラフロー スープラ #35 脇阪寿一 / 飯田 章           1'43"138
 5 デンソーサードスープラGT #39 ドミニク・シュワガー / 織戸 学    1'43"467
 6 RAYBRIG NSX #100 加藤寛規 / 光貞秀俊                            1'43"543
 7 プロジェクトμエスペリアスープラ  #35 服部尚貴 / 脇阪薫一        1'43"764
 8 ザナヴィ ニスモ GT-R #23 本山 哲 / ミハエル・クルム            1'43"561
 9 カルソニックスカイライン #12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治      1'43"567
10 TAKATA童夢NSX #18 道上 龍 / パオロ・モンティン                 1'43"622

◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第7戦 オートポリス PP記者会見


Photo:Motorsports@nifty

#38 auセルモスープラ(GT500クラス)

立川
「今シーズンは、予選でウェイトが増えてばかりでツライ。今回は、乗っているよ
りも実際のタイムが出ているような感じ。オートポリスは4年前のオールスターで
も走っているが好きなコース。今年のスープラはコースを選ばないのでポールは狙
っていました」

竹内
「ここ(PP会見)に来るのは4回目だけど、決勝はねぇ(笑)。今度こそという気
もあるし、今度もダメだろうとも思う。まぁ、気楽にいきます。 決勝は、タイヤ
にすごく厳しいので辛いレースになるだろうね」

#11 JIM RodeoDrive アドバンF360(GT300クラス)

田中
「今回は来たときからいい感触。クルマは予想以上に良く曲がってくれるし、すご
くコースに合っている感じがする」

松田
「決勝のセットアップも進んでいるので、そこそこイケルと思う。タイヤをうまく
使いきれるセットアップとドライビングがポイントになるだろう。全体をどうまと
めるかでしょう」

全日本GT選手権

JGTC第7戦 オートポリス 予選総合


今季4度目のPP奪ったauセルモスープラ(Photo:K.Takeshita)

10月25日、JGTC第7戦「JAPAN GT in KYUSYU 300km」の予選が行われ、#38auセルモ
スープラが、コースレコードで今季4度目のポールポジションを奪った。

午前中に行なわれた予選1回目は、木曜の合同テストからトップを守っていたGTR勢
に代わって#38auセルモスープラが1分42秒688のコースレコードでトップを奪った。
そして、それに続いたのはまたしても#64Mobil 1 NSX。ウェイトハンデがなく性能
引き上げ調整を受けているというだけではなく、ロッテラーのドライブが冴えてい
るようだ。

西日が眩しくなった午後3時少し前から始まった予選2回目でも、主役となったのは
#38スープラ。多くの車両が1回目のタイムを上回れないなか、70kgを背負っている
とは思えない好走を見せ、1回目を上回る1分42秒546を叩き出しポールポジション
を確定。
2位以下グリッドは#64NSX、#22GTR、#1スープラ、#39スープラ、そして、やはり1
回目を上回った#100NSXが6位に食い込んだ。

GT300クラスは、木曜から競り合っている#11JIM RodeoDrive アドバンF360と2台の
セリカ(#19ウェッズスポーツCELICAと#71シグマDUNLOPセリカ)が激しくタイムを
削り合ったが、最後の最後で#11が逆転。唯一1分50秒台にのせ、僅差でポールポジ
ションを獲得した。
なお、予選の途中、コーナー立ち上がりにある縁石(カマボコ)がはがれて、中断
となるハプニングがあった。
2003年10月25日 オートポリス(九州) 予選総合 天候:晴れ/コース:ドライ
JAPAN GT IN KYUSHU 300km -RIJ- (2003/10/26) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2003 Japan GT Championship Round 7 オートポリス 4.674km
PNoClsPDriverCar
Model
TyreWhTime1
Time2
TimeDelay
1385001竹内 浩典
立川 祐路
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
BS70R1'42.688
*R1'42.546
R1'42.546-
2645002松田 次生
アンドレ・ロッテラー
Mobil 1 NSX
HONDA NSX
BS+1*R1'42.785
R1'42.856
R1'42.7850.239
3225003影山 正美
リチャード・ライアン
モチュールピットワークGT-R
NISSAN SKYLINE GT-R
BS40*R1'43.102
1'43.262
R1'43.1020.556
415004脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
BS90*R1'43.138
R1'43.140
R1'43.1380.592
5395005ドミニク・シュワガー
織戸 学
デンソーサードスープラGT
TOYOTA SUPRA
YH20*1'43.487
1'43.944
1'43.4870.941
61005006加藤 寛規
光貞 秀俊
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
BS10(+1)1'43.597
*1'43.543
1'43.5430.997
7355007服部 尚貴
脇阪 薫一
プロジェクトμエスペリアスープラ
TOYOTA SUPRA
DL101'44.065
*1'43.557
1'43.5571.011
8235008本山 哲
ミハエル・クルム
ザナウィ ニスモ GT-R
NISSAN SKYLINE GT-R
BS90*1'43.561
1'45.854
1'43.5611.015
9125009ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニックスカイライン
NISSAN SKYLINE GT-R
BS30*1'43.567
1'44.236
1'43.5671.021
101850010道上 龍
パオロ・モンティン
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
BS401'44.617
*1'43.622
1'43.6221.076
113750011黒澤 琢弥
マルコ・アピチェラ
ZENT トムススープラ
TOYOTA SUPRA
MI40*1'43.764
1'44.179
1'43.7641.218
123650012土屋 武士
エリック・コマス
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
MI901'44.218
*1'43.871
1'43.8711.325
13850013土屋 圭一
金石 年弘
ARTA NSX
HONDA NSX
BS+2*1'43.927
1'44.229
1'43.9271.381
141650014伊藤 大輔
トム・コロネル
G'ZOX NSX
HONDA NSX
BS701'44.123
*1'43.997
1'43.9971.451
152550015荒 聖治
ジェレミー・デュフォア
ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
YH301'44.409
*1'44.203
1'44.2031.657
16113001松田 秀士
田中 哲也
JIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 MODENA
YH30R1'51.426
*1'50.990
R1'50.9908.444
17713002片岡 龍也
澤 圭太
シグマDUNLOPセリカ
TOYOTA CELICA
DL70*R1'51.031
1'51.427
R1'51.0318.485
18193003青木 孝行
田中 実
ウェッズスポーツCELICA
TOYOTA CELICA
YH65R1'52.256
*1'51.430
R1'51.4308.884
19773004小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
YH10*R1'51.715
1'52.239
R1'51.7159.169
2073005谷口 信輝
大井 貴之
雨宮マツモトキヨシアスパラRX7
MAZDA RX-7
YH+2*R1'52.439
1'52.760
R1'52.4399.893
21313006佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
BFG40*R1'52.515
1'52.635
R1'52.5159.969
2233007木下 みつひろ
柳田 真孝
ハセミスポーツ・エンドレス・Z
NISSAN FAIRLADY Z
YH60*R1'52.523
1'52.532
R1'52.5239.977
23263008山路 慎一
西澤 和之
PLUS e タイサン アドバン GT3R
PORSCHE 911GT3R
YH45*R1'52.800
1'53.202
R1'52.80010.254
24433009新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL Garaiya
BFG50*R1'52.839
1'52.858
R1'52.83910.293
255530010山田 英二
木下 隆之
ECLIPSE タイサン ADVAN バイパー
CHRYSLER VIPER
YH10*R1'52.904
1'53.349
R1'52.90410.358
263430011西澤 誠剛
松田 晃司
DENTAIRE MR-S
TOYOTA MR-S
BFG+11'53.490
*1'53.232
R1'53.23210.686
272430012余郷 敦
浅井 亮博
EndlessタイサンアドバンGT3R
PORSCHE 911GT3R
YH301'53.947
*1'53.359
1'53.35910.813
28930013菅 一乗
筒井 克彦
正義の味方 覆面レーサーX MT
MOSLER MT900R
YH101'53.502
*1'53.460
1'53.46010.914
29530014玉中 哲二
三船 剛
BANPRESTO B-1 マッハ号GT 320R
VEMAC RD320R
YH101'53.581
*1'53.487
1'53.48710.941
30230015高橋 一穂
渡辺 明
リニューカー・インターリンク・ベルノ東海NSX
HONDA NSX
YH10(+2)1'53.554
*1'53.523
1'53.52310.977
3191030016平川 晃
宮川 やすお
910 BORO アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH+21'55.610
*1'53.922
1'53.92211.376
325130017白井 剛
加藤 正将
C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア
NISSAN SILVIA
YH1'54.255
*1'54.180
1'54.18011.634
338130018星野 一樹
植松 忠雄
ダイシンADVANシルビア
NISSAN SILVIA
YH302'00.100
*1'54.360
1'54.36011.814
346930019山岸 大
位高 敬
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH+2*1'54.781
1'55.031
1'54.78112.235
351530020橋本 元次
山野 哲也
AMPREX BMW M3GT
BMW M3GT
BFG*1'55.002
1'55.361
1'55.00212.456
-------- 《以上予選通過》 --------
368850016山西 康司
和田 久
ノマド ディアブロ JGT-1
LAMBORGHINI DIABLO
DL*1'49.781
1'52.554
1'49.7817.235
377030021石橋 義三
伊橋 勲
外車の外国屋ダンロップポルシェ
PORSCHE 911GT3R
DL+22'00.241
*1'57.543
1'57.54314.997
  • 従来のコースレコード: GT500:1'43.235 / GT300:1'53.358
  • 予選通過基準タイム GT500(107%): 1'50.007 / GT300(107%): 1'58.930
  • 公式予選2回目: 第2ヘアピン先コースメンテナンスのため15時22分50秒から12分10秒間赤旗中断とした。
  • 公式予選2回目: 第2ヘアピン先及びアンダーブリッジ先における停止車両回収のため15時45分43秒から6分17秒間赤旗中断とした。
  • CarNo.23より2件の抗議が提出され、大会審査委員会は審議の結果、これを却下した。(公式通知No16)
  • CarNo.71より抗議が提出され、大会審査委員会は審議の結果、CarNo.11 田中哲也に対して訓戒処分とした。(公式通知No.17)

全日本GT選手権

JGTC第7戦 オートポリス 予選1回目


各クラストップのauセルモスープラ&シグマダンロップセリカ (Photo: K.Takeshita)


2003年10月25日 オートポリス(九州) 予選1回目 天候:晴れ/コース:ドライ
JAPAN GT IN KYUSHU 300km -RIJ- (2003/10/25) Qualifying #1 Weather:Fine Course:Dry
2003 Japan GT Championship Round 7 オートポリス 4.674km
PNoClsPDriverCar/ModelTyreWhTimeDelaykm/h
1385001竹内 浩典
立川 祐路
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
BS70R1'42.688-163.86
2645002松田 次生
アンドレ・ロッテラー
Mobil 1 NSX
HONDA NSX
BS+1R1'42.7850.097163.70
3225003影山 正美
リチャード・ライアン
モチュールピットワークGT-R
NISSAN SKYLINE GT-R
BS40R1'43.1020.414163.20
415004脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
BS90R1'43.1380.450163.14
5395005ドミニク・シュワガー
織戸 学
デンソーサードスープラGT
TOYOTA SUPRA
YH201'43.4870.799162.59
6235006本山 哲
ミハエル・クルム
ザナウィ ニスモ GT-R
NISSAN SKYLINE GT-R
BS901'43.5610.873162.48
7125007ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニックスカイライン
NISSAN SKYLINE GT-R
BS301'43.5670.879162.47
81005008加藤 寛規
光貞 秀俊
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
BS10(+1)1'43.5970.909162.42
9375009黒澤 琢弥
マルコ・アピチェラ
ZENT トムススープラ
TOYOTA SUPRA
MI401'43.7641.076162.16
10850010土屋 圭一
金石 年弘
ARTA NSX
HONDA NSX
BS+21'43.9271.239161.91
113550011服部 尚貴
脇阪 薫一
プロジェクトμエスペリアスープラ
TOYOTA SUPRA
DL101'44.0651.377161.69
121650012伊藤 大輔
トム・コロネル
G'ZOX NSX
HONDA NSX
BS701'44.1231.435161.60
133650013土屋 武士
エリック・コマス
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
MI901'44.2181.530161.45
142550014荒 聖治
ジェレミー・デュフォア
ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
YH301'44.4091.721161.16
151850015道上 龍
パオロ・モンティン
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
BS401'44.6171.929160.84
168850016山西 康司
和田 久
ノマド ディアブロ JGT-1
LAMBORGHINI DIABLO
DL1'49.7817.093153.27
17713001片岡 龍也
澤 圭太
シグマDUNLOPセリカ
TOYOTA CELICA
DL70R1'51.0318.343151.55
18113002松田 秀士
田中 哲也
JIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 MODENA
YH30R1'51.4268.738151.01
19773003小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
YH10R1'51.7159.027150.62
20193004青木 孝行
田中 実
ウェッズスポーツCELICA
TOYOTA CELICA
YH65R1'52.2569.568149.89
2173005谷口 信輝
大井 貴之
雨宮マツモトキヨシアスパラRX7
MAZDA RX-7
YH+2R1'52.4399.751149.65
22313006佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
BFG40R1'52.5159.827149.55
2333007木下 みつひろ
柳田 真孝
ハセミスポーツ・エンドレス・Z
NISSAN FAIRLADY Z
YH60R1'52.5239.835149.54
24263008山路 慎一
西澤 和之
PLUS e タイサン アドバン GT3R
PORSCHE 911GT3R
YH45R1'52.80010.112149.17
25433009新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL Garaiya
BFG50R1'52.83910.151149.12
265530010山田 英二
木下 隆之
ECLIPSE タイサン ADVAN バイパー
CHRYSLER VIPER
YH10R1'52.90410.216149.03
273430011西澤 誠剛
松田 晃司
DENTAIRE MR-S
TOYOTA MR-S
BFG+11'53.49010.802148.26
28930012菅 一乗
筒井 克彦
正義の味方 覆面レーサーX MT
MOSLER MT900R
YH101'53.50210.814148.25
29230013高橋 一穂
渡辺 明
リニューカー・インターリンク・ベルノ東海NSX
HONDA NSX
YH10(+2)1'53.55410.866148.18
30530014玉中 哲二
三船 剛
BANPRESTO B-1 マッハ号GT 320R
VEMAC RD320R
YH101'53.58110.893148.14
312430015余郷 敦
浅井 亮博
EndlessタイサンアドバンGT3R
PORSCHE 911GT3R
YH301'53.94711.259147.67
325130016白井 剛
加藤 正将
C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア
NISSAN SILVIA
YH1'54.25511.567147.27
336930017山岸 大
位高 敬
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH+21'54.78112.093146.60
341530018橋本 元次
山野 哲也
AMPREX BMW M3GT
BMW M3GT
BFG1'55.00212.314146.31
3591030019平川 晃
宮川 やすお
910 BORO アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH+21'55.61012.922145.54
367030020石橋 義三
伊橋 勲
外車の外国屋ダンロップポルシェ
PORSCHE 911GT3R
DL+21'57.54314.855143.15
378130021星野 一樹
植松 忠雄
ダイシンADVANシルビア
NISSAN SILVIA
YH30出走せず17.412140.10
  • 従来のコースレコード: GT500:1'43.235 / GT300:1'53.358

全日本GT選手権

JGTC第7戦 オートポリス 練習走行


昨日から一気にジャンプアップしたザナヴィニスモ GT-R(Photo:K.Takeshita)

10月24日、JGTC第7戦の練習走行がオートポリスで行われた。

気温は低いものの、好天の下、各チームは昨日に引き続き、セッティングを進めな
がら周回を重ねる。やはり高地ではターボ車が有利なのか、#23ザナヴィ ニスモ
GT-Rが、午前中のセッションでこの日のトップタイムをあっさりマーク。連日GTR
がトップを奪うことになった。昨日から好調の#64Mobil 1 NSXは救済措置にも助け
られて2番手。

GT300クラスは、昨日と同じく#11JIM RodeoDrive アドバンF360がセリカを僅かに
抑えてトップを奪った。

明日はいよいよ予選が行われる。

2003年10月25日 オートポリス(九州) 練習走行 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car--------------------------Drivers---------1stSess.-2ndSess.
 1  23 500 ザナヴィ ニスモ GT-R         本山/クルム    *1'43.194 1'46.281(90)
 2  64 500 Mobil 1 NSX                  松田/ロッテラー 1'43.939*1'43.214(+1)
 3  39 500 デンソーサードスープラGT     シュワガー/織戸*1'43.278 1'44.821(20)
 4  38 500 auセルモスープラ             竹内/立川      *1'43.402 1'44.271(70)
 5  22 500 モチュールピットワークGT-R   ライアン/影山   1'43.755*1'43.696(40)
 6   1 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田       1'45.315*1'43.782(90)
 7  25 500 ADVAN スープラ               荒/デュフォア   1'45.455*1'43.991(30)
 8  36 500 WOODONEトムススープラ        土屋/コマス    *1'44.051 1'46.289(90)
 9  35 500 プロジェクトμエスペリアスープラ  服部/脇阪      *1'44.497 1'45.375(10)
10  18 500 TAKATA童夢NSX                道上/モンティン*1'44.525 1'45.078(40)
11  37 500 ZENTトムススープラ           黒澤/アピチェラ*1'45.104 1'45.473(40)
12   8 500 ARTA NSX                     土屋/金石       1'46.039*1'45.141(+2)
13 100 500 RAYBRIG NSX                  加藤/光貞      *1'45.222 1'45.358(10+1)
14  16 500 G'ZOX-NSX                    伊藤/コロネル   1'45.436*1'45.304(70)
15  12 500 カルソニックスカイライン     トレルイエ/井出*1'45.662 1'45.831(30)
16  88 500 ノマド ディアブロJGT-1       山西/WADA       1'51.706*1'50.454
17  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360  松田/田中       1'52.382*1'51.300(30)
18  19 300 ウェッズスポーツCELICA       青木/田中       1'52.980*1'51.497(65)
19  71 300 シグマテックDUNLOPセリカ     片岡/澤         1'52.285*1'51.739(70)
20  77 300 クスコスバルADVANインプレッサ小林/谷川      *1'52.475 1'53.168(10)
21  26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R  山路/西澤      *1'52.566 1'55.138(45)
22   3 300 ハセミスポーツエンドレスZ    木下/柳田      *1'52.673 1'52.711(60)
23   7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7谷口/大井       1'52.969*1'52.918(+2)
24  55 300 ECLIPSEタイサンADVANバイパー 山田/木下       1'53.749*1'53.202(10)
25  31 300 RECKLESS MR-S                佐々木/後藤    *1'53.432 1'53.436(40)
26  24 300 EndlassタイサンアドバンGT3R  余郷/浅井      *1'53.468 1'53.645(30)
27  34 300 DENTAIRE MR-S                西澤/松田       1'58.684*1'53.659(+1)
28  43 300 ARTA Garaiya                 新田/高木      *1'53.706 1'54.872(50)
29   2 300 リニューカー・ベルノ東海NSX  高橋/渡辺      *1'53.719 1'54.567(10+2)
30   5 300 BANPRESTO B-1マッハ号GT320R  玉中/三船      *1'54.024 1'54.220(10)
31  81 300 ダイシンADVANシルビア        星野/植松      *1'54.277 1'54.523(30)
32  69 300 FK/Massimo 外国屋 ADVAN GT3R 山岸/位高      *1'54.298 1'54.783(+2)
33  51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア  白井/加藤      *1'54.375 1'58.808
34 910 300 910 BOROアドバンポルシェ     平川/宮川       1'55.065*1'54.714(+2)
35   9 300 正義の味方 覆面レーサーXMT   菅/筒井        *1'55.703 1'56.659(10)
36  15 300 AMPREX BMW M3GT              橋本/山野       1'56.217*1'56.026
37  70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ     石橋/和田      *1'57.542 1'57.903(+2)
    76 500 イエローコーンマクラーレンGTR清水/田嶋       出走せず 出走せず
-----------------------------------------------------------------------------
( )の数字は、ウェイトハンデWHと性能引き上げ措置
 例:(30)…ウェイトハンデ30kg、(+1)…性能引き上げ措置1ランク

全日本GT選手権

JGTC 合同テスト(オートポリス)


初日トップを奪ったカルソニックスカイライン(Photo:K.Takeshita)

10月23日、週末の第7戦の舞台となるオートポリスでJGTC合同テストが行われた。
初めてシリーズ戦に組み込まれたオートポリスだけに、初日最初のセッションでは
とまどいを見せるチーム、ドライバーもあったが、そこは歴戦の猛者たち。午後の
セッションでは、皆きっちりタイムを詰めてきた。

そんな状況の中、最初のセッションでトップタイムをマークしたのが、#12カルソ
ニックスカイライン。持ち込んだセットがしっくりきたようで、走り始めから攻め
て午前中ダントツのタイムをマーク。そのタイムが今日のトップタイムとなった。

一方、午後に大きくタイムアップを果たして2位に入ったのが#64Mobil 1 NSX。
オートポリスは標高が高く、NAエンジンのNSXには不利と言われていたが、救済措
置で2ランクアップされている#64NSXは快調だ。

GT300クラスは接戦だが、#11JIM RodeoDrive アドバンF360と#71シグマテックDUN
LOPセリカが他を一歩リードしている。

明日も練習走行として走行が行われ、土曜日の予選、日曜日の決勝を迎える。

2003年10月23日 オートポリス(九州)  天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car--------------------------Drivers---------1stSess.-2ndSess.
 1  12 500 カルソニックスカイライン     トレルイエ/井出*1'43.767 1'44.998
 2  64 500 Mobil 1 NSX                  松田/ロッテラー 1'46.417*1'43.951
 3  22 500 モチュールピットワークGT-R   ライアン/影山   1'45.375*1'43.961
 4  25 500 ADVAN スープラ               荒/デュフォア   1'46.288*1'43.993
 5  38 500 auセルモスープラ             竹内/立川       1'45.824*1'44.030
 6  18 500 TAKATA童夢NSX                道上/モンティン 1'45.703*1'44.122
 7  39 500 デンソーサードスープラGT     シュワガー/織戸 1'44.619*1'44.370
 8  35 500 プロジェクトμエスペリアスープラ  服部/脇阪      *1'44.420 1'45.274
 9   1 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪/飯田       1'46.007*1'44.558
10  16 500 G'ZOX-NSX                    伊藤/コロネル  *1'44.723 1'47.203
11  23 500 ザナヴィ ニスモ GT-R         本山/クルム     1'45.787*1'45.188
12  36 500 WOODONEトムススープラ        土屋/コマス     1'46.581*1'45.205
13 100 500 RAYBRIG NSX                  加藤/光貞       1'46.722*1'45.426
14  37 500 ZENTトムススープラ           黒澤/アピチェラ 1'45.892*1'45.441
15   8 500 ARTA NSX                     土屋/金石       1'45.747*1'45.631
16  76 500 イエローコーンマクラーレンGTR清水/田嶋      *1'47.385 1'48.206
17  88 500 ノマド ディアブロJGT-1       山西/WADA       1'52.872*1'51.759
18  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360  松田/田中       1'52.174*1'51.778
19  71 300 シグマテックDUNLOPセリカ     片岡/澤         1'52.038*1'51.890
20  77 300 クスコスバルADVANインプレッサ小林/谷川      *1'52.452 1'52.601
21  19 300 ウェッズスポーツCELICA       青木/田中       1'53.094*1'52.620
22  55 300 ECLIPSEタイサンADVANバイパー 山田/木下       1'54.077*1'52.813
23   7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7谷口/大井      *1'53.354 1'53.877
24  26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R  山路/西澤       1'53.718*1'53.358
25   5 300 BANPRESTO B-1マッハ号GT320R  玉中/三船      *1'53.447 出走せず
26  31 300 RECKLESS MR-S                佐々木/後藤    *1'53.478 1'53.480
27  43 300 ARTA Garaiya                 新田/高木       1'54.334*1'53.540
28   3 300 ハセミスポーツエンドレスZ    木下/柳田      *1'53.598 1'54.044
29  24 300 EndlassタイサンアドバンGT3R  余郷/浅井       1'55.876*1'54.410
30  15 300 AMPREX BMW M3GT              橋本/山野       1'56.149*1'54.653
31 910 300 910 BOROアドバンポルシェ     平川/宮川       1'57.234*1'54.670
32  51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア  白井/加藤      *1'55.045 計測でき
33  34 300 DENTAIRE MR-S                西澤/松田       1'55.975*1'55.128
34   9 300 正義の味方 覆面レーサーXMT   菅/筒井         1'55.862*1'55.415
35  69 300 FK/Massimo 外国屋 ADVAN GT3R 山岸/位高       1'55.979*1'55.576
36  81 300 ダイシンADVANシルビア        星野/植松       1'56.114*1'55.704
37  70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ     石橋/和田       1'59.200*1'58.648
     2 300 リニューカー・ベルノ東海NSX  高橋/渡辺       出走せず 出走せず
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Japanese F3

全日本F3選手権 第19/20戦 もてぎ/トヨタレースレポート


(C)Toyota

全日本F3選手権
第19/20戦(最終戦) もてぎ

        全日本F3最終ラウンド J.コートニーが連勝で有終の美
               インギングのR.クインタレッリが2戦連続2位。
                  トヨタは今季のF3全部門タイトル制覇 

最終第10大会でも連勝。今季13勝を上げてチャンピオンを獲得したトムスチー
ムのJ.コートニー  今季の全日本F3選手権もいよいよ最終戦。第10大会(第
19戦、第20戦)が10月18日(土)、19日(日)の両日、栃木県のツイン
リンクもてぎ・ロードコースで開催された。
 同大会には、すでに今季チャンピオンを確定したJ.コートニー(トムス/トヨ
タ・トムス3S-GE)をはじめ12台が出場。このうちトヨタ・トムスエンジン
搭載車は8台を占めた。
 この週末のツインリンクもてぎは、18日の朝に降雨があったものの、19日は
清々しい秋晴に。サポートレースとして人気の「エッソ・フォーミュラトヨタ」第
8戦のほか、「ネッツカップ・ヴィッツ関東シリーズ」第7戦も盛況なエントリー
を集めて行われた。

◆予選◆
   18日(土)午前9時5分から15分間づつ公式予選が行われた。まず第19
戦のセッションでは、これに先立つヴィッツレースの予選前半まで小雨が断続的に
降り、開始時点ではところどころ路面に濡れたところもあったが、周回を重ねるご
とにコースコンディションは好転。レコードラインが完全ドライとなったセッショ
ン終盤に向けて各車がベストタイムを更新する展開となった。
 この中でシーズン後半に入って速さを増したR.クインタレッリ(インギング/
トヨタ・トムス3S-GE)がトップに立つが、予選終了間際の最終周にJ.コー
トニーがギリギリで逆転。0.035秒差でポール・ポジションを獲得した。予選
3番手には横溝直輝(インギング/トヨタ・トムス3S-GE)が続き、トヨタ勢
は予選1番手から3番手グリッドを独占。

 続く第20戦の予選セッションでは、若干コースに土が載っているものの路面は完
全ドライとなって各車ペースアップ。再びR.クインタレッリが好調にトップタイ
ムを記録するが、6周目に再びJ.コートニーが逆転。コースレコードを更新する
タイムで連続ポールポジションを獲得した。2番手にはR.クインタレッリが入り、
2戦連続で外国人選手がフロントローを独占、3番手には、アンダーステア対策で
若干セッティングを変更して予選に臨んだ片岡龍也(トムス/トヨタ・トムス3S
-GE)が、予選終了間際にコースレコードを更新するタイムでポジションを確保
した。

◆第19戦決勝◆
 午後1時20分から14周で行われた第19戦決勝は、J.コートニーが絶妙な
スタートを切り、トップで1コーナーへ。これにR.クインタレッリ、横溝直輝ら
が続いて序盤戦に突入。
 1周目の90度コーナーで5位のP.モンティン(ニッサンSR20VE)が若
干コースオフ。この間隙に予選6番手スタートの片岡龍也は5位にポジションアッ
プし、さらに前方の山西康司(無限MF204C)を猛追。
 J.コートニーは序盤からハードプッシュを続け、後続との間隔を広げるがその
後もペースを緩めず、11周目にはコースレコードとなるファステストラップタイ
ムを記録。思うようにペースの上がらないR.クインタレッリに7.368秒差を
つけ、ポール・トゥ・フィニッシュで見事今季12勝目を獲得。
 また、山西康司とのバトルを抑え切った横溝直輝が3位を獲得、トヨタエンジン
勢は表彰台を独占する強さを見せた。

◆第20戦決勝◆
 今季最終レースとなる第20戦は19日午前11時から20周で激戦を展開。ポー
ルポジションのJ.コートニーは再び完璧なスタートを決め、トップで1コーナー
へ。これにR.クインタレッリ、クラッチミートを失敗して出遅れた片岡龍也をパ
スして3位へ躍進したP.モンティン、4位には山西康司と続き、片岡龍也は5位
でレースを開始。
 前戦と同じく序盤のハードプッシュでリードを広げるJ.コートニーの後方では、
片岡龍也と山西康司の熾烈な4位争いが観客を沸かせるが、抜きどころの限られた
ロードコースに苦戦。
 中盤ややペースダウンしたところでミスも見られたJ.コートニーであったが、
終盤戦は再びプッシュし、ファステストラップタイムも記録する完全試合を決めて
2戦連続ポール・トゥ・フィニッシュで破竹の6連勝。今季13勝目を挙げてチャン
ピオン獲得に花を添え、シーズンを締めくくった。
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トムスチームのJ.コートニーのコメント:
クルマの調子はもちろんベストの状態だった。今大会もフォーミュラ・ニッポンと
掛け持ちでの参戦だったため落ち着かない状態だったが、チームが良くやってくれ
た。シリーズチャンピオンも決まり、決勝はプレッシャーの無い中で思い切り走る
ことができた。今季は自分にとって最高のシーズンになったと思う。

インギングモータースポーツ R.クインタレッリのコメント:
決勝では、新品タイヤではタイムが伸びるのに、摩耗したタイヤではジェームス
(コートニー)についていけないという、今までと同じパターンにはまってしまっ
た。とはいえ、今シーズンを振り返れば、F3参戦初年度としては満足すべき結果
だと思う。来季も全日本F3を走ることを希望している。

トムスチーム 片岡龍也のコメント:
今週は予選やスタートなどでミスが目立った。 シーズンを通してみれば筑波で自力
優勝を決められたし、成長出来たかなと思うが、今回の結果には満足していない。
この鬱憤を晴らすべくマカオGPでは全力で頑張る。

トヨタ・チーム・トムス監督 関谷正徳のコメント:
今季はチームタイトルとエンジンチューナータイトル、エンジンメーカータイトル、
そしてJ.コートニーによるドライバーズタイトルと全ての部門でチャンピオンを
決めることが出来、本当に良いシーズンだった。しかし、こうした強豪外国人ドラ
イバーと一緒に走らせることで日本人若手ドライバーを育成するというプログラム
については、必ずしも満足の行く結果とは言えない。我々の努力がまだ足りない部
分もあるのだろう。今後も頑張って行きたい。

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第19戦 リザルト 順位 No. ドライバー エンジン チーム    タイム 周回 予選
 1  7 J.コートニー(オーストラリア) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)TOM'S     25'18.618 14 1
 2  4 R.クインタレッリ(イタリア) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) INGING        7.388 14 2
 3  3 横溝直輝 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)        INGING       12.086 14 3
 4  1 山西康司 ホンダ(無限MF204C)   童夢レーシングチーム       13.005 14 5
 5 36 片岡龍也 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)       TOM'S         13.505 14 6
 6 12 P.モンティン(イタリア) ニッサン(ニッサンSR20VE)Three Bond Racing  15.468 14 4
 7 33 吉本大樹 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)    Now Motorsports  29.564 14 8
 8 32 番場 琢 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)    Now Motorsports  34.648 14 10
 9  2 佐藤晋也 ホンダ(無限MF204B)              TODA RACING     38.438 14 9
10 19 柴田裕吉 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)   DTM            42.504 14 11


第20戦 リザルト 順位 No. ドライバー エンジン チーム タイム 周回 予選
 1  7 J.コートニー(オーストラリア) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)TOM'S     36'14.743 20 1
 2  4 R.クインタレッリ(イタリア) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) INGING        8.133 20 2
 3 12 P.モンティン(イタリア) ニッサン(ニッサンSR20VE) Three Bond Racing 13.994 20 5
 4  1 山西康司 ホンダ(無限MF204C) 童夢レーシングチーム         15.467 20 4
 5 36 片岡龍也 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S               16.322 20 3
 6  3 横溝直輝 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) INGING              18.628 20 6
 7 33 吉本大樹 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) Now Motorsports     38.026 20 8
 8 10 R.オースティン(イギリス) ホンダ(無限MF204B) 童夢レーシングチーム  39.476 20 10
 9  2 佐藤晋也 ホンダ(無限MF204B) TODA RACING                  45.035 20 9
10  8 小早川済瑠 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S             45.765 20 7


ドライバーズポイント
(最終戦終了時での有効得点:暫定)
順位 ドライバー名 エンジン ポイント
 1 J.コートニー トヨタ・トムス 305
 2 P.モンティン ニッサン 209
 3 片岡達也 トヨタ・トムス 207
 4 R.クインタレッリ トヨタ・トムス 200
 5 横溝直輝 トヨタ・トムス 109
 9 吉本大樹 トヨタ・トムス 52
11 小早川済瑠 トヨタ・トムス 51
11 柴田裕吉 トヨタ・トムス 50
13 番場琢 トヨタ・トムス 42

 マニュファクチャラーポイント
(最終戦終了時までの有効得点:暫定)
 順位 メーカー(エンジン名) ポイント
1 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) 310
2 ニッサン(ニッサンSR20VE) 207
3 ホンダ(無限MF204B/C) 196

※ポイントはシリーズ全戦の80%が有効

Formula Nippon

Fニッポン第9戦 上位3人のコメント


(Photo:K.Takeshita)

金石年弘
「ここにくるまでに長くかかってしまいました。
スタートでは本山さんにやられましたが、クルマは調子がよく、ラップタイムも
良かったので、タイヤ交換で前に出られるよう、一生懸命プッシュしてとにかく
本山さんについていこうと思いました。
ピットストップのタイミングは、本山さんが動いたらそれに合わせて動こうと決
めていて、結果的にはそれが正解でした。
今日は亜久里さんが来てくれていましたが、良い報告が出来て嬉しいです。」

本山哲
「ここ数戦はスタートが良くなかったけど、今回は上手く行ったので、タイヤ交換
までに(金石を)引き離そうと序盤からプッシュしました。
本当は年弘の後で入ろうと思っていたけど、ライアンが入ったと聞いて、入ること
にしました。まさか抜かれるとは思わなかったので、年弘が前でコースインするの
を見て驚きました。
2セット目のタイヤはアンダー傾向があり、ペースをつかめませんでした。
レースは中盤までは良い感じでしたが、後半は年弘にやられてしまった感じですね。」

リチャード・ライアン
「まずはここまでクルマを仕上げてくれたチームに感謝したいです。
予選のペースは速かったのですが、満タンでのバランスが出せなかったので、
レース序盤においてかれてしまいました。
今回は予選からペースを作っていくのが課題で、それは達成できたので、次は
ポールを取って勝てる状況にもって行きたいですね。」

Formula Nippon

Fニッポン第9戦 決勝


金石にとっても、チームにとっても待ちに待った優勝の瞬間だ!!(Photo:K.Takeshita)

全日本選手権フォーミュラニッポン第9戦の決勝が、10月19日ツインリンクもてぎで
行われ、ポールシッターの#7金石年弘が参戦2年目にして初の優勝を飾った。
ランキングトップの#19本山哲は2位に入り、通算3度目のタイトルを獲得した。
3位は#40リチャード・ライアン。
ランキング2位の#20ブノワ・トレルイエは5周目に#22脇阪寿一と接触して後退、9位
に終わったことにより、チャンピオンの権利が消滅した。

レースは14時30分に予定通りフォーメーションラップをスタート。
この時点で#11松田次生のクルマに電気系のトラブルが見つかり、ガレージに戻されて
しまう。
結局松田は3周目からレースに加わることとなった。

スタートでは本山が先行。以下金石、#8土屋武士、ライアンが続く。
5番グリッドからスタートした脇阪は7番手に後退、6番手のトレルイエを激しく追い
たてる。
そして5周目の90度コーナー。
トレルイエのインを突いた脇阪がブレーキングで姿勢を乱してスピンし、トレルイエ
に接触。脇阪は此処でレースを終えることとなったが、トレルイエは走行を続け、
周回遅れの松田の前から再度追い上げを図る。

18周目を終えた時点で本山がピットストップ。17秒ものピット作業の後ライアンの前
でコースに復帰するが、翌周ピットインした金石に先行されてしまう。
この時点での暫定トップは土屋武士。以下、#28野田英樹、金石、本山、ライアンの順
となった。
土屋は32周目まで引っ張ってピットインしたものの、ライアンに先行されて4位に落ち
てしまい、最終ラップでガス欠のためにスローダウン、6位に終わった。

結局、金石年弘が終始安定した走りで本山の追走を許さず、見事初優勝を遂げることとなった。

2003年10月19日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.Driver-----------Team--------------------Time(Delay)----Gap---
 1  7  金石 年弘            LeMans            1"32'24.728     -
 2 19  本山 哲             IMPUL          4.347    4.347
 3 40  リチャード・ライアン  DoCoMo DANDELION        5.614    1.267
 4  1  小暮 卓史            PIAA NAKAJIMA          13.309    7.695
 5  2 アンドレ・ロッテラー  PIAA NAKAJIMA          14.307    0.998
 6  8  土屋 武士       LeMans                 25.244   10.937
 7 41  服部 尚貴            DoCoMo DANDELION     1'05.176   39.932
 8  3  立川 祐路            Olympic KONDO        1'21.455   16.279
 9 20  ブノワ・トレルイエ    IMPUL                1'23.721    2.266
10  4  ドミニク・シュワガー  Olympic KONDO        1'24.972    1.251
11 10  加藤 寛規            OIZUMI TEAM NOVA     1'34.981   10.009
12 12  井出 有冶            COSMO OIL CERUMO        1Lap     1Lap
13  5  道上 龍              5ZIGEN                  2Lap     1Lap
14 11  松田 次生            COSMO OIL CERUMO        2Lap  3'23.596
-------------------------以上完走-------------------------------------
15  9  黒澤 治樹            PLANEX EBBRO NOVA       7Lap     4Lap
16 28  野田 英樹            CARROZZERIA MOHN        8Lap     1Lap
17  6  ジェームス・コートニー5ZIGEN                 10Lap     2Lap
18 22  脇阪 寿一           TEAM 22                51Lap    41Lap
----------------------------------------------------------------------
規定周回数49周

ファステストラップ
#8土屋武士 1'39.169(34Lap)


Japanese F3

F3最終戦上位3人のコメント


(Photo:K.Takeshita)

ジェームス・コートニー
「今回も良いレースだった。序盤からハードプッシュしていって中盤に少しペースを
落としたところ、ミスするようになってきたのでもう一度プッシュしていった。
クルマには何のトラブルもなく、理想的なレースだった。
来年に関しては未だ何も決まってないけど、今年の後半から参戦しているフォーミュラ
ニッポンを続けたいと思うし、またGTにも興味がある。」

ロニ・クインタレッリ
「スタートも上手くいったし、クルマも悪くなかったが、レース中盤からフロントの
グリップが落ちてきたのが痛かった。ラスト6、7周辺りからグリップは戻ってきたが、
既にコートニーを追うには手遅れだった。今まで出一番良いセットが出ていたのに残念だ。
来年もインギングでF3をやることになると思うが、もしかしたら他のチームに移るかも
しれない。」

パオロ・モンティン
「抜きにくいコースなので、スタートが唯一のチャンスだと思っていたが、上手くいった。
最初の2、3周はハードにプッシュしたが、そのうちタイヤがたれてきた。後ろがファス
テストを出しながら追い上げてきていたので、最後までグリップを残さないといけない
と思って中盤以降はセーブして走った。今日はポディウムに上がれてハッピーだ。
もし来年も同じ体制でF3をやるのであれば、もっとテストが必要だと思う。
来年に関しては、いくつかのフォーミュラニッポンのチームと話をしているが、向こう
も来年のプランが決まってないようなので、まだ具体的なことは決まっていない。
来週乗ることになっているGTにも勿論興味がある。」

Japanese F3

F3第20戦 決勝


ダブルエントリーの疲れなど微塵も感じさせない圧倒的な速さ(Photo:K.Takeshita)

全日本F3選手権の最終戦、第20戦の決勝が10月19日午前11時より行われ、昨日に続いて
#7ジェームス・コートニーが磐石の走りで今季の勝利数を13に伸ばした。

コートニーは序盤から順調に飛ばし、2位の#4ロニ・クインタレッリとの間隔をどんどん
広げていき、最終的には8秒133と、ほぼストレート一本分のギャップを築き上げて見せた。
その後方ではスタートでジャンプアップに成功した#12パオロ・モンティンが#1山西康司
の追撃を振り切り、3位でフィニッシュ。
今回3番手スタートの#36片岡龍也はスタートに失敗して5位に落ち、そこから懸命に山西
に挑みかかるが、いまひとつ決め手を欠いて5位のままでレースを終えた。

追い抜きの難しいコースということもあり、4周目の90度コーナーで#19柴田裕吉がダート
にはみ出して順位を落としたほかは、全く順位変動のない膠着状態の続いたレースだった。

2003年10月19日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
-P.-No.-Driver------------------Car------Engine-----------Lap----Gap---
 1   7  ジェームス・コートニー  D F302   TOYOTA 3S-GE     20      -
 2   4  ロニ・クインタレッリ  D F302   TOYOTA 3S-GE     20     8.133
 3  12  パオロ・モンティン    D F303  NISSAN SR20VE    20     5.861
 4   1  山西康司        L-D F106 MUGEN MF204C     20     1.473
 5  36  片岡龍也                D F302   TOYOTA 3S-GE     20     0.855
 6   3  横溝直輝                D F303   TOYOTA 3S-GE     20     2.300
 7  33  吉本大樹        L-D F106 TOYOTA 3S-GE     20    20.390
 8  10  ロブ・オースティン      L-D F106 MUGEN MF204B     20     0.450
 9   2  佐藤晋也         D F302   MUGEN MF204B     20     5.559
10   8  小早川済瑠        D F302   TOYOTA 3S-GE     20     0.730
11  32  番場 琢          L-D F106 TOYOTA 3S-GE     20     0.903
12 19  柴田裕吉        D F302   TOYOTA 3S-GE     20     3.780
-----------------以上完走-----------------------------------------------
ファステストラップ
No.7 ジェームス・コートニー 1'47.968(12Lap)

Formula Nippon

Fニッポン第9戦 フリー走行


決勝でどこまで追い上げることが出来るか?!(Photo:K.Takeshita)

フォーミュラニッポン第9戦決勝を占う30分間のフリー走行が10月19日ツインリンクもてぎ
で8:50より行われ、TEAM5ZIGENの#5道上龍が1分37秒825でトップタイムを記録した。
チームメイトの#6ジェームス・コートニーも1分38秒499で6番手と、5ZIGEN勢の好調ぶりの
目立つセッションとなった。それだけに昨日の予選結果が悔やまれる。
チャンピオン争いが注目されるIMPULの二人は、#20ブノワ・トレルイエが1分37秒993で2番手、
#19本山哲が1分38秒734で7番手だった。予選では今ひとつ精細を欠いたトレルイエだったが、
このタイムを見る限り決勝での追い上げが期待できそうだ。
今回ポールシッターの#7金石年弘はこのセッション8番手。タイムも1分38秒773とほぼ本山と
同タイムであり、決勝での接近した戦いを予感させるものとなった。

なお、#2アンドレ・ロッテラーはセッション開始早々に最終コーナーでスピン、ストップ
してしまい、このセッションを棒に振る結果となった。
2003年10月19日 ツインリンクもてぎ(栃木県) フリー走行 天候:晴れ/コース:ドライ
P- No- Driver--------------- Team------------- Time----- Delay--Lap-
 1  5  道上 龍              5ZIGEN            1'37.825    -    17
 2 20  ブノワ・トレルイエ    IMPUL             1'37.993  0.168  14
 3  1  小暮 卓史            PIAA NAKAJIMA     1'38.052  0.227  13
 4 22  脇阪 寿一           TEAM 22           1'38.429  0.604  13
 5 40  リチャード・ライアン  DoCoMo DANDELION  1'38.495  0.670  15
 6  6  ジェームス・コートニー5ZIGEN            1'38.499  0.674  15
 7 19  本山 哲             IMPUL             1'38.734  0.909  15
 8  7  金石 年弘            LeMans            1'38.773  0.948  14
 9  8  土屋 武士       LeMans            1'38.793  0.968  13
10 41  服部 尚貴            DoCoMo DANDELION  1'39.016  1.191  15
11 11  松田 次生            COSMO OIL CERUMO  1'39.543  1.718  14
12 28  野田 英樹            CARROZZERIA MOHN  1'39.549  1.724  14
13  4  ドミニク・シュワガー  Olympic KONDO     1'39.799  1.974  14
14  3  立川 祐路            Olympic KONDO     1'39.882  2.057  12
15 12  井出 有冶            COSMO OIL CERUMO  1'39.886  2.061  13
16  9  黒澤 治樹            PLANEX EBBRO NOVA 1'40.087  2.262  12
17 10  加藤 寛規            OIZUMI TEAM NOVA  1'40.432  2.607  13
18  2 アンドレ・ロッテラー  PIAA NAKAJIMA     1'48.008 10.183   3
-------------------------------------------------------------------

全日本GT選手権

童夢、JGTC第7戦にパオロ・モンティンを起用!


急きょJGTC参戦が決まったモンティン(Photo:Motorsports@nifty)

10月17日、童夢レーシングチームは、10月25~26日にオートポリスで行われる全日
本GT選手権第7戦に、セバスチャン・フィリップに代わってパオロ・モンティンを
起用することを発表した。

この突然の交代は、先の合同テストで体調不良を訴えたフィリップが、胆石症によ
りフランスで手術を受けたことによるもの。フィリップ選手はすでに退院している
ものの、静養が必要と判断された。

実績を買われての起用となったモンティンは、現在全日本F3で奮戦中。ニッサンエ
ンジンで孤軍奮闘し、優勝も飾っている。

Formula Nippon

Fニッポン第9戦 予選総合結果


(Photo:Motorsports@nifty)

金石年弘
「今回は走り始めからクルマは好調だったので、あとは自分が如何にコントロール
するかだけだった。
予選ではいつも一回目だけは良かったが、今回は二回目も順調で、手ごたえを感じて
いたのでとにかく全力を尽くすだけだと思って走った。
雨は全然気にならなかった。
ポールポジションを取ったことで、また違った雰囲気でスタートできるので、一生懸命
頑張ります。」

本山哲
「予選一回目からクルマの動きは合っていた。
昨日もそうだったが、午後のほうが気温も低くなり、タイムが出ることは分かって
いたので、本当はニュータイヤを取っておこうかとも思ったが、決めきらなかった。
年弘のタイムを聞いたとき、既に3ラップ目に入っていたこともあり、タイヤ的にも
きつかったので、とても届かないなと思った。
クルマにはこれといった問題はないので、明日はスタートで前に出たい。
明日の目標はブノワに勝つことなので、そういう意味では良い出だしになったと
思う。」

リチャード・ライアン
「昨日からクルマは良かったので、今日ポールが取れなかったことに驚いている。
鈴鹿でも3番手から勝っているし、明日も勝つチャンスはあると思っている。
クルマは満タンでもユーズドタイヤでもタイムが出ているし、自分も経験を積んで
きているから、勝ちを狙っていけるはずだ。」

2003年10月18日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選総合結果 天候:/コース:
P- No- Driver--------------- Team------------- am--------pm------ Delay-
 1  7  金石 年弘            LeMans            1'37.050 1'35.889    -       -
 2 19  本山 哲             IMPUL       1'36.801  1'36.270  0.381
 3 40  リチャード・ライアン  DoCoMo DANDELION  1'36.948  1'36.285  0.396
 4  8  土屋 武士       LeMans            1'40.176  1'36.350  0.461
 5 22  脇阪 寿一           TEAM 22           1'37.278  1'36.433  0.544
 6 11  松田 次生            COSMO OIL CERUMO  1'38.088  1'36.700  0.811
 7  2 アンドレ・ロッテラー  PIAA NAKAJIMA     1'37.457  1'36.723  0.834
 8 20  ブノワ・トレルイエ    IMPUL             1'38.099  1'36.916  1.027
 9 28  野田 英樹            CARROZZERIA MOHN  1'38.207  1'37.051  1.162
10 41  服部 尚貴            DoCoMo DANDELION  1'37.779  1'37.089  1.200
11  1  小暮 卓史            PIAA NAKAJIMA     1'37.599  1'37.157  1.268
12 12  井出 有冶            COSMO OIL CERUMO  1'37.743  1'37.163  1.274
13  5  道上 龍              5ZIGEN            1'38.436  1'37.302  1.413
14 10  加藤 寛規            OIZUMI TEAM NOVA  1'37.883  1'37.414  1.525
15  4  ドミニク・シュワガー  Olympic KONDO     1'38.104  1'37.444  1.555
16  3  立川 祐路            Olympic KONDO     1'38.387  1'37.549  1.660
17  9  黒澤 治樹            PLANEX EBBRO NOVA 1'38.261  1'37.731  1.842
18  6  ジェームス・コートニー5ZIGEN            1'38.400  1'37.884  1.995
-------------------------------------------------------------------------
参加台数:18台 出走台数:18台


Formula Nippon

Fニッポン第9戦 予選2回目


若手成長株の金石年弘、会心の1ラップだった(Photo:K.Takeshita)

全日本選手権フォーミュラニッポン第9戦の予選2回目は、#7金石年弘が只一人1分35秒
台の好タイムを記録して自身初のポールポジションを獲得した。
1回目でトップタイムを出していた#19本山哲も午前中のタイムを大幅に更新したもの
の、金石には届かず2番手となった。

公式予選2回目は午後3時に定刻で開始された。
F3の決勝が終わった頃から空は曇り始め、今にも小雨がぱらつきそうな雰囲気になって
きた。気温は17度、路面温度は22度と、いずれも午前中の予選1回目よりも下がっている。
セッション開始早々にリチャード・ライアンが1分37秒417を出してトップに立つが、
ニュータイヤを温存していた#20ブノワ・トレルイエがすぐに1分37秒218で上回る。
しかし未だ午前中の本山のタイムには届かない。
開始から15分経過時点で、#2アンドレ・ロッテラーが本山のベストタイムを上回る
1分36秒763を出した辺りから各車ニュータイヤを投入。本格的なタイムアタック合戦
が始まった。
天候が不安定なため、各車とも早めのアタックになっているようだ。
開始26分が経過したところで金石が1分36秒660を出すと、その直後に#22脇阪寿一が
36秒549と上回り、これを更に36秒433まで更新する。しかし本山が更に36秒318、
ライアンが36秒307を出してくる。
本山は更にセッション残り5分の時点で36秒270までタイムを縮め、これで今回もポール
が確定したかと思われたが、その直後に金石年弘が1分35秒889の驚異的なタイムを叩き
出してトップに立つ。
この時点で既に3ラップ目に入っていた本山にはそれ以上のタイム更新は望むべくもなく、
参戦2年目にして金石年弘が初のポールポジションを獲得することとなった。

2003年10月18日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選2回目 天候:曇り/コース:ドライ
P- No- Driver--------------- Team------------- Time----- Delay-- Gap-----
 1  7  金石 年弘            LeMans            1'35.889    -       -
 2 19  本山 哲             IMPUL       1'36.270  0.381   0.381
 3 40  リチャード・ライアン  DoCoMo DANDELION  1'36.285  0.396   0.015
 4  8  土屋 武士       LeMans            1'36.350  0.461   0.065
 5 22  脇阪 寿一           TEAM 22           1'36.433  0.544   0.083
 6 11  松田 次生            COSMO OIL CERUMO  1'36.700  0.811   0.267
 7  2 アンドレ・ロッテラー  PIAA NAKAJIMA     1'36.723  0.834   0.023
 8 20  ブノワ・トレルイエ    IMPUL             1'36.916  1.027   0.193
 9 28  野田 英樹            CARROZZERIA MOHN  1'37.051  1.162   0.135
10 41  服部 尚貴            DoCoMo DANDELION  1'37.089  1.200   0.038
11  1  小暮 卓史            PIAA NAKAJIMA     1'37.157  1.268   0.068
12 12  井出 有冶            COSMO OIL CERUMO  1'37.163  1.274   0.006
13  5  道上 龍              5ZIGEN            1'37.302  1.413   0.139
14 10  加藤 寛規            OIZUMI TEAM NOVA  1'37.414  1.525   0.112
15  4  ドミニク・シュワガー  Olympic KONDO     1'37.444  1.555   0.030
16  3  立川 祐路            Olympic KONDO     1'37.549  1.660   0.105
17  9  黒澤 治樹            PLANEX EBBRO NOVA 1'37.731  1.842   0.182
18  6  ジェームス・コートニー5ZIGEN            1'37.884  1.995   0.153
-------------------------------------------------------------------------
参加台数:18台 出走台数:18台

Japanese F3

F3第19戦 上位3人のコメント


(Photo:K.Takeshita)

ジェームス・コートニー
「チャンピオンを取らなければ、というプレッシャーもなくなったので、100%の走り
でレースを楽しむことが出来た。
もう何も失うものもなく、セーフティーマージンを考えることもなかったので、最後
まで思い切りプッシュした。
今年のチームは今まで組んだ中でも一番素晴らしいから、明日ももう一つ勝って良い
形でシーズンを締めくくりたい。」

ロニ・クインタレッリ
「今日は2位で満足している。クルマはニュータイヤでは問題ないが、ユーズドでは
タイムが出ない状態で、厳しいレースだった。明日の最終戦までには問題を解決した
いと思うが、コートニーはあまりにも速いので勝てるかどうかはわからない。
最近新しいエンジニアが加入したが、それ以降充分なテストが出来ていない。加入の
タイミングがもっと早ければ、クルマももっと煮詰めることが出来たと思う。それが
残念だ。
明日はなんとかスタートでコートニーの前に出たい。勝つにはそれしかないと思う。」

横溝直輝
「ボクのクルマもクインタレッリと同じで、走り始めは好調だったが、タイヤが減っ
ていくにつれて厳しくなった。
ボクとロニーのロガーを重ねて、セッティングをミックスできれば、明日はもっと良
くなると思う。
明日は6番手スタートと厳しい状況だが、来年のシートのためにも頑張って良い結果
を出したい。」

Japanese F3

F3第19戦 決勝


タイトルをとってもなお勢いは止まらず。その視線は既にマカオを見据えているのか。(Photo:K.Takeshita)

激戦の全日本F3選手権もいよいよ最終ラウンド。
第19戦が10月18日の今日、快晴のツインリンクもてぎで行われ、PPからスタートした
#7ジェームス・コートニーがスタートから危なげなく飛び出して後続を全く寄せ付け
ずに今季12勝目を飾った。

第19戦決勝は午後1時20分にフォーメーションスタート。
しかしフォーメーション開始間際になって柴田がストール。ピットロードへ下げられる。
エンジン再始動は出来たものの時既に遅く、ピットスタートになってしまった。

柴田を除く11台が整列してのスタートでは、コートニーが完璧なスタートでホール
ショット。そのままぐんぐんと後続を突き放していく。

4コーナー立ち上がりで佐藤が姿勢を乱したのに巻き込まれてオースティンがクラッシュ。
佐藤はそのまま走行を継続。
さらに4番手スタートから追い上げを計ったモンティンも90度コーナーでダートに
飛び出し、大きく順位を落としてしまった。
1周目を終わってトップはコートニー。2位にクインタレッリ、3位に横溝がほぼ等
間隔で続く。4位山西と5位片岡はテール・トゥ・ノーズ状態だが、片岡は中々
オーバーテイクのチャンスを見つけられないでいる。
その後方では、一旦順位を落としたモンティンの猛追が始まり、そのプレッシャー
に耐えかねたか#33吉本が90度コーナーでオーバーランし、モンティンが7位に浮上。
更に6位の#8小早川を7周目のヘアピンでブレーキを遅らせて攻略するも、5位片岡と
のギャップは3秒以上あり、追撃もそこまでであった。
結局、コートニーがスタートから全く危なげない走りで後続を寄せ付けず、最後は
2位に7秒の大差をつけて今季12勝目を飾った。

2003年10月18日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
-P.-No.-Driver------------------Car------Engine-----------Lap----Gap---
 1   7  ジェームス・コートニー  D F302   TOYOTA 3S-GE     14      -
 2   4  ロニ・クインタレッリ  D F302   TOYOTA 3S-GE     14     7.368
 3   3  横溝直輝                D F303   TOYOTA 3S-GE     14     4.178
 4   1  山西康司        L-D F106 MUGEN MF204C     14     0.919
 5  36  片岡龍也                D F302   TOYOTA 3S-GE     14     0.500
 6  12  パオロ・モンティン    D F303  NISSAN SR20VE    14     1.963
 7  33  吉本大樹        L-D F106 TOYOTA 3S-GE     14    14.096
 8  32  番場 琢          L-D F106 TOYOTA 3S-GE     14     5.084
 9   2  佐藤晋也         D F302   MUGEN MF204B     14     3.788
10  19  柴田裕吉        D F302   TOYOTA 3S-GE     14     4.068
-----------------以上完走------------------------------------------------------
11   8  小早川済瑠        D F302   TOYOTA 3S-GE     11     3Lap
12 10  ロブ・オースティン      L-D F106 MUGEN MF204B      0    11Lap
-------------------------------------------------------------------------------

Fastest Lap #7ジェームス・コートニー 1'47.690(11Lap)


Japanese F3

F3第20戦 予選


クインタレッリと片岡がレコードを更新するも、コートニーには届かず (Photo:K.Takeshita)


2003年10月18日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
-P.-No.-Driver------------------Car------Engine-----------Time-------Gap------
 1   7  ジェームス・コートニー  D F302   TOYOTA 3S-GE    R1'47.284    -
 2   4  ロニ・クインタレッリ  D F302   TOYOTA 3S-GE    R1'47.495  0.211
 3  36  片岡龍也                D F302   TOYOTA 3S-GE    R1'47.690  0.195
 4   1  山西康司        L-D F106 MUGEN MF204C   1'47.709  0.019
 5  12  パオロ・モンティン    D F303  NISSAN SR20VE    1'47.756  0.047
 6   3  横溝直輝                D F303   TOYOTA 3S-GE     1'47.822  0.066
 7   8  小早川済瑠        D F302   TOYOTA 3S-GE     1'48.123  0.301
 8  33  吉本大樹        L-D F106 TOYOTA 3S-GE     1'48.550  0.427
 9   2  佐藤晋也         D F302   MUGEN MF204B     1'48.707  0.157
10  10  ロブ・オースティン      L-D F106 MUGEN MF204B     1'48.996  0.289
11  32  番場 琢          L-D F106 TOYOTA 3S-GE     1'49.139  0.143
12  19  柴田裕吉        D F302   TOYOTA 3S-GE     1'49.158  0.019
------------------------------------------------------------------以上予選通過
予選通過基準タイム(110%)1'58.238

"R"マークの車はコースレコードを更新。従来のレコードは1'47.703

Dはダラーラ、L-Dはローラ童夢


Japanese F3

F3第19戦 予選


タイトルを決めてもなお速さを見せ付けるコートニー(Photo:K.Takeshita)


2003年10月18日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
-P.-No.-Driver------------------Car------Engine-----------Time-------Gap------
 1   7  ジェームス・コートニー  D F302   TOYOTA 3S-GE     1'48.026    -
 2   4  ロニ・クインタレッリ  D F302   TOYOTA 3S-GE     1'48.061  0.035
 3   3  横溝直輝                D F303   TOYOTA 3S-GE     1'48.215  0.154
 4  12  パオロ・モンティン    D F303  NISSAN SR20VE  1'48.290  0.075
 5   1  山西康司        L-D F106 MUGEN MF204C     1'48.426  0.136
 6  36  片岡龍也                D F302   TOYOTA 3S-GE     1'48.548  0.122
 7   8  小早川済瑠        D F302   TOYOTA 3S-GE     1'49.031  0.483
 8  33  吉本大樹        L-D F106 TOYOTA 3S-GE     1'49.138  0.107
 9   2  佐藤晋也         D F302   MUGEN MF204B     1'49.417  0.279
10  32  番場 琢          L-D F106 TOYOTA 3S-GE     1'49.463  0.046
11  19  柴田裕吉        D F302   TOYOTA 3S-GE     1'49.476  0.013
12  10  ロブ・オースティン      L-D F106 MUGEN MF204B     1'49.706  0.230
------------------------------------------------------------------以上予選通過
予選通過基準タイム(110%)1'58.910

ペナルティ
No.10 No.19 No.32
国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(ダブルチェッカー)により、罰金30,000円
を課した。

Dはダラーラ、L-Dはローラ童夢

Formula Nippon

Fニッポン第9戦 予選1回目


まずは本山が先制。2回目に賭けたトレルイエの目論見は成功するのか?!(Photo:K.Takeshita) 

全日本選手権フォーミュラニッポン第9戦の公式予選1回目は、ここまでランキング
トップの#19本山哲がセッション終了2分前に1分36秒801を出して暫定PPとなった。
シリーズポイントで本山を追うチームメイトの#20ブノワ・トレルイエは、12番手
に終わったが、彼はこのセッションでニュータイヤを投入しておらず、予選2回目に
賭けているものと思われる。

2003年10月18日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選1回目 天候:晴れ/コース:ドライ
P- No- Driver--------------- Team------------- Time----- Delay-- Gap-----
 1 19  本山 哲             IMPUL             1'36.801    -       -
 2 40  リチャード・ライアン  DoCoMo DANDELION  1'36.948  0.147   0.147
 3  7  金石 年弘            LeMans            1'37.050  0.249   0.102
 4 22  脇阪 寿一           TEAM 22           1'37.278  0.477   0.228
 5  2 アンドレ・ロッテラー  PIAA NAKAJIMA     1'37.457  0.656   0.179
 6  1  小暮 卓史            PIAA NAKAJIMA     1'37.599  0.798   0.142
 7 12  井出 有冶            COSMO OIL CERUMO  1'37.743  0.942   0.144
 8 41  服部 尚貴            DoCoMo DANDELION  1'37.779  0.978   0.036
 9 10  加藤 寛規            OIZUMI TEAM NOVA  1'37.883  1.082   0.104
10 11  松田 次生            COSMO OIL CERUMO  1'38.088  1.287   0.205
11 20  ブノワ・トレルイエ    IMPUL             1'38.099  1.298   0.011
12  4  ドミニク・シュワガー  Olympic KONDO     1'38.104  1.303   0.005
13 28  野田 英樹            CARROZZERIA MOHN  1'38.207  1.406   0.103
14  9  黒澤 治樹            PLANEX EBBRO NOVA 1'38.261  1.460   0.054
15  3  立川 祐路            Olympic KONDO     1'38.387  1.586   0.126
16  6  ジェームス・コートニー5ZIGEN            1'38.400  1.599   0.013
17  5  道上 龍              5ZIGEN            1'38.436  1.635   0.036
18 *8  土屋 武士       LeMans            1'40.176  3.375   1.740
-------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム(107%)1'43.577
参加台数:18台 出走台数:18台

*No.8
国際モータースポーツ競技規則付則L項 第4章 3.b 違反により、
予選1回目10時42分52秒から同1回目終了時点までのラップタイムを
抹消する。

シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

スーパー耐久

S耐もてぎにてファン感謝デーを開催

スーパー耐久シリーズ2003 第8戦 もてぎスーパー耐久500
『ツインリンクもてぎ スーパー耐久ファン感謝デー』を開催

 ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)は16日、2003年11月8日(土)~9日(日)に開催される「スーパー耐久シリーズ2003 第8戦 もてぎスーパー耐久500」において、『ツインリンクもてぎ スーパー耐久ファン感謝デー』を開催すると発表した。開催概要は以下のとおり。

  • 本レースに出場しているチームの関連商品を販売するガレージセール「パドック市」を、ドライバーやチーム関係者でにぎわう第1パドック内で開催。
  • 上記「パドック市」やアリーナエリアまでの移動が便利なスーパースピードウェイ上に駐車エリア「サポーターズパーキング」(事前申込制:先着500台)を設け、レースを間近で観戦可能。
  • 11月8日(土)にホンダコレクションホールにてモータースポーツ講座「ツインリンクもてぎモータースポーツワークショップ2003 N1仕様車開発秘話~インテグラTypeR~」を開催。(講師:安井一秀氏[無限 商品事業部商品開発課課長])

 料金は、パドックパス(3,000円相当)、及び「サポーターズパーキング」利用可能で大人1,500円(税込)、4才~高校生無料と格安。(「スーパー耐久シリーズ2003 第8戦 もてぎスーパー耐久500」の観戦券、駐車券は別途必要です。既にパドックパスをお求めの方も本イベントにお申し込み頂きますと、レース当日差額分をご返金します)

 募集人数は先着500名。10月23日より下記WEB上にて受け付ける。(23日以降にならないと申し込み用ページへのリンクは設置されないのでご注意を)

http://www.twinring.jp/motorsports/race/race01/SP/

Formula DREAM

Fドリーム第9戦オートバックススーパーチャレンジレース


晴れ舞台で圧勝、5代目チャンピオンとなった武藤。(Photo:FDO)

               『武藤英紀、5代目FDチャンピオンに』

F1世界選手権シリーズ最終戦、日本グランプリが開催されている鈴鹿サーキットで、
フォーミュラドリームレース03年度シリーズ第6イベント(第9戦)が開催された。
F1グランプリのサポートレースとして、大観衆の前で行われるFDレースの晴れ舞台
は、金曜夕方に30分のフリー走行、土曜日夕方に30分間の公式予選、そして日曜日
午前中に10周の決勝レースというスケジュールでレースは進行した。

金曜日はドライコンディションだったが、土曜日の公式予選直前から雨が落ち始め、
路面はウェットコンディションとなった。ほとんどの選手がレインタイヤでコース
インする中、金曜から快調だった平出英敏のみがスリックタイヤを使い勝負に出た。
しかし雨はさらに強まり平出はコースオフ、一旦ピットに戻ってレインタイヤに交
換を強いられた。

タイムアタックでいきなり首位に立ったのが武藤英紀だった。武藤は最後にコース
インすると、雨が強まる前にアタックにかかり、2分20秒027をたたき出した。一方、
タイヤを暖めつつ路面状況の好転を待った選手たちは、あてが外れてタイムが伸び
悩む。セッション後半、坂本祐也、岡本章平、安田裕のぶ、高崎保浩らがペースアッ
プし武藤に迫るが20秒台に入れないまま届かず、逆にセッション終了直前、再びタ
イムアタックにかかった武藤が2分20秒874を記録してライバルたちを突き放した。

日曜の決勝レースは、霧雨が落ちる微妙な状況の中で行われた。全車スリックタイ
ヤで出走するがフォーメーションラップでもタイヤを滑らせ姿勢を崩す選手が続出。
3番手スタートの岡本は、こらえきれずにスピンオフ、なんとスターティンググリッ
ドにつかないままレースを終えてしまった。

ポールポジションの武藤が好スタートをきる一方、坂本は濡れた路面でホイールス
ピンを起こし、武藤の先行を許した。後方では濡れた路面が得意な平出がダッシュ、
安田、高崎をかわして3位に進出、さらに坂本に迫った。1周目のシケインで平出
は坂本にアウト側から襲いかかり並んだがブレーキングで姿勢を崩してスピン、安
田、高崎に抜かれて逆に5位へ順位を落としてしまった。再び追い上げにかかった
平出は、2周目のシケインで高崎を抜き、さらに安田に迫ったが安田もこらえ、レー
ス終盤まで激しい格闘を繰り広げた。結局平出は安田を2回かわしながら2回抜き返
され、最終ラップにはコースオフしてレースを終えた。

首位を確保した武藤は、自分のペースで周回を重ねた。途中ペースを上げた坂本が
間隔を詰める場面もあったが、フィニッシュ前には武藤が逆に間隔を広げ、危なげ
なくフィニッシュを迎えた。2位には坂本、3位には平出とのドッグファイトに勝っ
た安田が続いた。この結果、武藤は2004年度FDレースのシリーズチャンピオンに決
まった。

詳しくは公式サイトへ。http://www.f-dream.gr.jp

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