ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
1997 GT INSIDE REPORT
Round 2 FUJI GT RACE 29 April '97
Preview Report プレビューレポート FMOTOR4版
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'97GTC第2戦 富士GTレース大会
連勝なるかGT-R! それともスープラの逆襲?!
ニューNSX登場!!GT戦線に波乱は起きるのか?
予想通りに開幕戦鈴鹿は、97スープラのカストロール・トムス・スープラ(No.37)
の関谷正徳/鈴木利男組がポール、そして決勝を制したのがZEXELスカイライン(No.
2)の鈴木亜久里/E.コマス組とGT-Rとスープラが激突したレースだった。
レース後、関谷はセッティングのミスを悔やみ、もっと速いマシンであることを
暗に訴えていた。一方、勝ったコマスはすでに96スカイラインGT-Rのアドバンテー
ジがほとんどないことをつぶやき、ニューマシンの登場を待ち望んでいる。この言
葉を額面通りに取れば、第2戦富士はスープラ有利という予想になる。さらに、ZEXEL
スカイラインのコマス、カルソニックスカイライン(No.12)の星野一義はル・マン24
時間レースの予備予選参加のために欠場し、それぞれ代打のドライバーが担当する
ことになる。このように状況としてもスープラだが、開幕戦もマイナートラブルの
多さでGT-Rに独走を許しているだけに、このあたりが勝負の綾となるのではないだ
ろうか。
今回がデビューになる新NSXは、エンジンを無限が、シャシー製作は童夢という日
本のトップ・コンテンダーが開発に携わっている。これまでのル・マンGT2仕様の
NSXとは全く別物と言っていいだろう。特にアンダーパワーと言われていたNAエンジ
ンは、2,940ccから3,450ccにアップし、スカイラインやスープラに大きく劣ること
はないだろう。そして、空力性能が良く、ミドシップ・レイアウトというシャシー
のアドバンテージを活かしてトップに食い込むことは十分に考えられる。ドライ
バーもavex童夢無限NSXが黒澤琢弥/山本勝巳、RAYBRIG NSXは高橋国光/飯田章と
GTCやフォーミュラなどで活躍している有力ドライバーが名を連ねている。
そして、もう1台話題のニューカマーはランボルギーニ・ディアブロGTR(No.88)
だ。昨年までのディアブロは市販車両をベースにGTマシンに改造されていたが、今
季のマシンは、GTRという名前の示すとおりランボルギーニ社が最初からル・マンや
FIA GTなどGTレースに使用することを前提に製作したものだ。その1号車がGTCに投
入されることになった。チームとしても、ドライバーに和田孝夫/和田久組という
実力のあるコンビを投入し、今年は優勝を争うと言っている。
シルビアvsMR2vsポルシェ!3ローターRX7も侮れず
話題のオープントップ、ルノースパイダー&REロードスターがデビュー
GT300クラスは、RS☆Rシルビア(No.19)が先勝。早くも昨年のポルシェRSR中心の
展開に変化が出てきた。昨年から速さを見せていたシルビアだが、今季はターボを
搭載してトップスピードがアップ。安定感が増した。第1戦もチャンピオンのタイサ
ンスターカードRSR(No.26)とのマッチレースを制しての勝利だけに、その実力はフ
ロックでないだろう。ターボだけに優勝によるハンデ30kgを搭載しても、そう大き
な戦闘力低下にはならないだろう。
一方、巧みに逆転のシナリオを進め、最後の最後でペナルティとガス欠で勝利を
逃してしまった間のあるタイサンスターカードRSRだが、戦闘力はシルビア、MR2に
劣るものではないことを証明した。RS☆RシルビアもつちやMR2(No.25)ともにハンデ
ウエイトを背負うだけに、この富士では雪辱を狙ってくるだろう。
しかし、混戦のGT300では、主役がこの2台だけとは限らない。一発の速さは抜群
のものがありながら、マイナートラブルで勝利を逃してるつちやMR2にとっては、そ
ろそろその真価を発揮すべき時だろう。そして、ダークホースと言っては失礼だが、
RE雨宮SuperG RX7(No.7)は要注意な1台だ。今季は3ローターのロータリーエンジン
を投入し、そのぶっつけ本番レースとなった第1戦で、トップを走るRS☆Rシルビア
を序盤追い回したパフォーマンスは侮れない。オイル漏れというマイナートラブル
でリタイアしただけに、第2戦は万全な体制で挑むはず。
話題のマシンとしては、オープントップのマシンが2台登場する。1台はSiFo Spider
Ver.GT(No.57)。このマシンはルノー・スポール・スピダー(英語読み:スポーツ
・スパイダー)のフランスで行われているワンメイクレース仕様をベースに、クリ
オ・マキシのエンジンを搭載したもの。そして、もう1台はユーノス・ロードスター
のシャシーにロータリーエンジン、13Bを搭載したKAGEISEN RACINGTEAMの科芸専:
REロードスター(No.17)だ。このマシンは整備士課程の専門学校生と講師が協力して
製作したもので、新たなチャレンジなだけに応援したいところだ。また、第1戦は
準備不足でトラブルの連続ながら完走を果たしたフェラーリF355(No.27)も、今度は
もうワンランク上の走りを見せてくれるだろう。
Report by GTインサイドレポート班
◎予想エントリーリスト(4月28日現在)
[GT500] 18台
No. マシン ドライバー エントラント タイヤ
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2 ZEXELスカイライン 鈴木亜久里/M.アピチェラ NISMO BS
3 ユニシアジェックススカイライン 長谷見昌弘/田中哲也 ハセミ・モータースポーツ BS
4 アルファコンピューターポルシェ 金海辰彦/駒 光武 SUZUKI BANKIN DL
5 5ZIGEN SUPRA 田嶋栄一/M.グーセン TEAM 5ZIGEN DL
8 パワークラフトTRDスープラ B.ガショー/P.ベルモンド パワークラフト BS
10 シャトレーゼ・ポルシェGT2 飯田 薫/R.ファーマンJr. TEAM TMS DL
12 カルソニックスカイライン 本山 哲/水野文則 HOSHINO RACING BS
13 エンドレスアドバンGTR 木下みつひろ/菊地 靖 エンドレススポーツ YH
18 avex童夢無限NSX 黒澤琢弥/山本勝巳 無限+童夢PROJECT BS
30 綜合警備 PORSCHE 山田洋二/茂木和男 TEAM TAKE ONE BS
36 カストロール・トムス・スープラ M.クルム/P.デ・ラ・ロサ TOYOTA Castrol TEAM BS
37 カストロール・トムス・スープラ 関谷正徳/鈴木利男 TOYOTA Castrol TEAM BS
38 カストロール・セルモ・スープラ 竹内浩典/金石勝智 TOYOTA Castrol TEAM BS
39 デンソースープラGT 影山正美/谷川達也 TOYOTA TEAM SARD BS
75 NISSAN 300ZX-GTS 立川祐路/高橋 毅 Team Le Man YH
88 JLOC ディアブロGTR 和田孝夫/和田 久 JALOC CORSA YH
100 RAYBRIG NSX 高橋国光/飯田 章 チーム国光with MOONCRAFT BS
556 KURE R33 影山正彦/近藤真彦 NISMO BS
[GT300] 23台
6 ワイズダンロップBP MR-2 加藤寛規/藤田孝博 KRAFT DL
7 RE雨宮SuperG RX7 山路慎一/松本晴彦 RE雨宮レーシング DL
11 ムラウチ カメイ スカイライン 石森浩元/鈴木錦治 Mファクトリーレーシング BS
16 YB BMW 318iクーペ 関根基司/井入宏之 Team Power Magic YH
17 東京科芸専:REロードスター 野上敏彦/輿水敏明 KAGEISEN RACING TEAM DL
19 RS☆Rシルビア 織戸 学/福山英朗 RS-Rレーシングwith BANDOH YH
20 アイ・オート GAB ポルシェ 高橋健二/須賀宏明 アイ・オートレーシングチーム YH
21 ダンロップ-BP-BMW 一ツ山康/木下隆之 HITOTSUYAMA RACING DL
25 つちやMR2 土屋武士/長嶋正興 土屋エンジニアリング YH
26 タイサンスターカードRSR 鈴木恵一/新田守男 TEAM TAISAN Jr. YH
27 TEAM FCJ フェラーリ 太田哲也/A.オロフソン TEAM FERRARI CULB of JAPAN YH
28 TEAM FCJ フェラーリ 山崎正弘/杉山正巳 TEAM FERRARI CULB of JAPAN YH
45 フレンド日東シーサイドシルビア 湯浅 毅/花井聖明 SIGNAL YH
51 コブラポルシェ 石原将光/池谷勝則 コブラレーシングチーム YH
55 Castrol RX7 深沢寿裕/長島正明 SPORTS FACTRY RACING YH
57 SiFo Spider Ver.GT 玉本秀幸/おくやま道子 ecurie SiFo YH
70 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋義三/小宮延雄 チーム外国屋 YH
71 シグマテック911 星野 薫/城内政樹 シグマテックレーシングチーム DL
72 WAKO'S BMW M3 牧口規雄/浅見 武 牧口エンジニアリング YH
79 ナックウエストシルビア 杉山正則/青柳裕易 NAC WEST DL
81 ダイシンシルビア 大八木信行/萬雲恒明 TEAM DAISHIN BS
91 バーディークラブ・MR-2 松永雅博/三原じゅん子 ファーストレーシングチーム YH
910 ナインテンポルシェ 袖山誠一/見崎清志 910 RACING DL
*このエントリーリストはGTインサイドレポート班の取材により作成
されたものです。公式発表ではありませんので、ご注意ください。
*他のホームページやメディアへの無断転載はご遠慮ください。
マスメディアの方へは別途資料がございますので、古屋までメール
でご連絡ください。
◎第2戦富士チケット購入のご案内
各種前売り券、好評発売中!!
下記のプレイガイドまたは販売店でお求めください
【入場料金】
決勝前売り券 ●大人:5,250円●ペア:9,450円
決勝当日券 ●大人:6,000円●中小学生:無料
予選日当日券 ●大人:3,000円●中小学生:無料
パドックパス ●前売:15,000円(入場料込)●当日:10,000円(2日有効/入場料別)
駐車料金 ●4輪:1,000円●2輪:500円(当日のみ有効)
【チケット発売所】
チケットぴあ(03-5237-9999)/チケットセゾン(03-5990-9999)/
CNプレイガイド(03-5802-9999)/ローソン(関東地区)/
レーシングチケットセンター/赤木屋プレイガイド/丸井チケットぴあ/
神奈川交通営業所/富士スピードウエイ/Mr.クラフト(東京・恵比寿)/
NISMO(東京・大森)/IMPAL(東京・三鷹)/TOM'S(御殿場)他
*一部で取り扱っていないチケットもあります。
【お問い合わせ】
チケットインフォメーションダイアル(TEL:03-3409-2365/平日10:00-17:00)まで。
◎タイムスケジュール
5月2日(金)練習走行日
GT練習走行1回目 9:30~11:00
GT練習走行2回目 13:00~14:30
GT練習走行3回目 15:30~16:30
5月3日(土)予選日
F100カート予選 8:20~ 8:40
ザウルスRd.2予選 9:00~ 9:20
F-TOYOTA Rd.2 9:40~10:00
☆GT予選1回目 10:20~11:20
F100カート決勝 11:53~12:10 (6Laps)
*ザウルスRd.1決勝 12:48~13:05 (10Laps)
*F-TOYOTA Rd.1 13:38~14:05 (15Laps)
☆GT予選2回目 14:20~15:20
スーパーカート予選 15:40~16:00
*:4/6の順延レース
5月4日(日)決勝日
☆GTフリー走行 8:30~ 9:00
スーパーカート決勝 9:25~ 9:40 (6Laps)
ザウルスRd.2決勝 10:15~10:40 (10Laps)
☆ピットウォーク 10:50~11:40
F-TOYOTA Rd.2決勝 12:10~12:40 (15Laps)
☆GTウォームアップ 13:10~13:25
☆GT決勝レース 13:40~15:40 (67Laps)
◎テレビ放送
5月10日(土)16:00~17:15
テレビ東京系全国6局ネット
テレビ東京/テレビ大阪/テレビ愛知/テレビ北海道/テレビせとうち/
ティーエックスエヌ九州
以上
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
スーパーN1耐久シリーズ ’97第2戦
Hi-land SUPER N1耐久レース
1997年 4月26~27日
Hi-Land 4.02960Km
主催 VICIC/奥州VICIC
天候 晴
コース ドライ
N1耐久 正式結果(ドラーバー別周回数&ベストラップ)
順位 車番 クラス 順 所要タイム 周回 ドライバー ベストラップ 周回
1 32 1 1 03:01:53.209 90 横島 久 01:55.323 36
竹内 浩典 01:56.642 54
2 13 1 2 03:02:13.926 90 木下みつひろ 01:56.326 59
菊地 靖 01:58.313 31
3 19 1 3 03:02:25.877 90 木下 隆之 01:56.288 43
川崎 哲哉 01:59.204 47
4 1 1 4 03:03:49.655 90 粕谷 俊二 01:57.865 36
河合 博之 01:58.414 54
5 27 2 1 03:02:31.543 86 長島 正興 02:04.870 56
牧口 規雄 02:06.639 30
6 54 4 1 03:02:39.324 86 山内 伸弥 02:04.847 32
浅見 武 02:04.794 54
7 52 4 2 03:02:46.778 86 西垣内正義 02:04.977 44
渡辺 明 02:05.402 42
8 58 4 3 03:03:44.888 86 吉田 寿博 02:06.490 31
山野 哲也 02:05.697 55
9 51 4 4 03:03:46.607 86 土屋 武士 02:05.403 34
千田 富之 02:06.374 52
10 53 4 5 03:02:08.556 85 原 貴彦 02:06.443 42
小林 敬一 02:06.418 43
11 33 2 2 03:02:11.334 85 村松 康生 02:03.044 55
三好 正己 02:05.353 30
12 91 4 6 03:02:53.903 85 井入 宏之 02:06.524 46
奥田 敦 02:06.749 39
13 93 4 7 03:02:06.764 84 渋谷 勉 02:05.356 58
服部 吉男 02:08.268 26
14 4 2 3 03:02:09.676 84 榎本 広行 02:04.204 51
坂本 幸一 02:12.536 33
15 36 2 4 03:02:13.926 84 村尾 真吾 02:05.128 47
舘 信吾 02:07.047 37
16 68 4 8 03:02:46.613 84 福田よしのぶ 02:07.504 50
水野 昇太 02:07.984 34
17 72 4 9 03:03:07.552 84 藤田 隆之 02:08.081 41
高木 真一 02:07.203 43
18 89 4 10 03:03:16.789 84 能城 重之 02:07.201 52
福岡 博人 02:09.496 21
福地 竹虎 02:09.330 11
19 39 3 1 03:04:02.834 84 井田 雅彦 02:07.318 41
山本 弘幸 02:07.749 43
20 79 4 11 03:02:15.356 83 岡田 憲久 02:08.326 33
陳 維 良 02:08.853 50
大野 尊久
21 55 4 12 03:02:28.900 83 大橋 正澄 02:06.161 55
風間 武 02:08.532 28
22※15 3 2 03:02:54.401 83 松浦 俊之 02:08.700 37
伊藤 勝一 02:09.136 46
23 78 4 13 03:03:15.146 83 辻本 聡 02:07.549 42
佐藤 久実 02:09.221 41
24 84 4 14 03:02:58.363 82 中谷 誠志 02:06.546 34
藤島 誠 02:07.947 48
25 26 2 5 03:03:12.080 81 川口 法行 02:07.879 17
内堀 篤史 02:09.407 33
添田 正 02:10.345 31
26 7 3 3 03:02:43.128 78 元谷 宏大 02:10.616 30
檜井 保孝 02:06.726 48
27 22 3 4 03:02:21.987 74 古橋 譲 02:08.361 30
日下部保雄 02:08.779 44
28 23 1 5 03:02:38.971 64 福山 英朗 01:56.588 36
砂子 智彦 02:03.639 28
--------------------------- 以 上 完 走 -----------------
81 4 02:54:35.030 81 吉富 章 02:05.348 50
小暮 吉則 02:06.129 31
10 3 02:04:39.892 57 竹内 純二 02:06.831 50
山梨 順一 02:11.372 7
塚本 剛哲
37 3 01:48:52.033 49 雨宮 栄城 02:11.180 49
陳 俊 杉
34 2 00:52:27.355 25 桂 伸一 02:02.571 25
瀬在 仁志
28 3 00:47:36.641 22 佐藤 清治
佐藤 淳 02:06.644 22
20 2 00:31:16.860 15 小川日出生
細野 智行 02:02.067 15
小林 且雄
5 1 00:18:20.019 9 武井 寛史
山路 慎一 02:00.356 9
44 1 00:09:36.690 4 田中 実 02:05.264 4
新田 守男
※ No.15の車両は国際スポーツ法典付則H項4-1-2黄旗違反により10秒のペ
ナルティストップを科した。
データ提供 VICIC/奥州VICIC
報 告 CXJ12556 吉本 学
シリーズ名:全日本F3000選手権
大会名:フォーミュラ・ニッポン鈴鹿サーキット 第1戦
距離:5.86403km×35周
予選:4月26日 晴・観衆:
決勝:4月27日 晴・観衆:4万3000人(主催者発表)
フォーミュラ・ニッポン開幕
緒戦優勝が期待された高木選手は無念のリタイヤ
しかし山西選手がデビュー戦を5位入賞で飾る!
フォーミュラ・ニッポン第1戦は、予選/決勝とも晴れ渡った鈴鹿サーキットで開
催。ティレルF1カーのテストドライバーとなって着々とF1グランプリドライバー
になるための道程を進み始めたPIAA NAJIMA PACINGの高木虎ノ介選手は、緒戦から優
勝獲得を命題として受けて公式練習から意欲的な走りを披露。今季F3000へのステッ
プアップを果たしたルーキーとしてチーム入りした山西康司選手も、実走テストが一
切行なわれないままサーキットに搬入された文字通りの新車でありながらも、慎重か
つ大胆な走りを示しす。1時間設定されたこの公式練習では、高木選手が見事にトッ
プタイムをマーク。そして山西選手もトップ10内のラップタイムを安定して記録。ふ
たりの若きドライバーの活躍ぶりに、チームスタッフの全員がまずは安堵できるシ
リーズ開幕となった。
午後1時30分から1時間設定された予選は、気温は21℃でコースは完全ドライの
コース路面も31℃と、好タイムが期待できる理想的なコンディションの中で開始され
た。2台のPIAAレイナード無限も巧妙に戦略立てした筋書きを元にタイムアタック態
勢に入る。が、高木選手と山西選手ともがそれぞれが単独コースアウトを喫する局面
が発生。しかし幸運にも、どちらのマシンも大きなダメージを受けることなくタイム
アタック戦線に復帰して、ピット内のチームスタッフを安心させる。
各マシンともが0.001秒単位でラップタイムを削る予選は、いよいよ終盤を迎える。
それまでは昨年の僚友であった黒沢選手がトップ位置に座していたが、残り数分とい
う時点でPIAAレイナード無限の高木選手が、予定通りトップタイムを刷新。見事ポー
ルシッターに躍り出る。山西選手もルーキーらしからぬ攻撃的な走りに終始して、中
嶋総監督に「緒戦としては上出来」と言わせる結果を残した。
フォーミュラ・ニッポンは今季もスペシャルステージと称される予選上位6台によ
るスタートグリッドを懸けたタイムアタックを設定。高木選手はここでも揺るぎない
存在であることを力強くアピールするトップタイムマーカーとなって、すべてのクォ
リファイプロセスは終了した。
午前9時から30分間行なわれたフリー走行を経て、シリーズ開幕戦は定刻通り開始。
そのスタートは、予選2位の黒沢選手がポールシッターの高木選手を僅差で凌駕して
第1コーナーへの進入に成功。しかし2番手に後退した高木選手は一切怯むことなく
黒沢選手を追撃し以降の第1コーナーでは幾度もパッシング態勢に入るものの、首位
の黒沢選手は懐に飛び込んだ高木選手の先行を許すことのない厳しいブロッキングを
続ける。その状況が続いた12周目、やはり行く手をきつくガードする黒沢選手とのバ
トルの最中に高木選手は大きく挙動を乱してコースアウト。敢えなくここでリタイヤ
となってしまう。
もう1台のPIAAレイナード無限、山西選手はスタート以来まずは順当に走り、多少
車体重量が軽減され始めた中盤からは前方マシンを追い越す活躍ぶりを披露。高木選
手を含めた上位陣の順位変動が奏功して終盤には5番手に進出する。レース終了直前
には飯田選手から猛チャージを受ける立場になるが、山西選手はここでも動揺するこ
となく走り切り、デビュー戦を堂々の5位入賞で終えた。
■中嶋総監督コメント
『高木選手については、ストレートスピードを重視したセッティングが裏目に出たと
いうのが結論になるのでしょうか。高木選手思ったようにマシンをコントロールでき
ず、前を走る黒沢選手を追い越せないとともにコースアウトしてしまったわけです。
一方の山西選手はF3で見せていた走りをF3000でもしっかり行なってくれ、彼の結
果についてはとても満足しています。優勝をご期待くださった方も多かったと思いま
すが、次戦での両選手にぜひご期待ください』
Nakajima Racing/Tyrrell Racingのレースレポートはhttp://www.justnet.or.jp/
nakajima/でもご覧いただけます。
(第1戦まで)
1997 4 5 6 7 8 8 9 9 10 11
Japan / / / / / / / / / /
Formula Nippon 27 18 1 6 3 31 14 28 19 9
Championship 鈴 美 富 鈴 菅 富 美 茂 富 鈴
Drivers-point 鹿 祢 士 鹿 生 士 祢 木 士 鹿
Po -No -Driver ----Rd. --1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10 ---総合P
1 9 P.デ・ラ・ロサ 10 10
2 19 黒沢 琢弥 6 6
3 11 光貞 秀俊 4 4
4 56 本山 哲 3 3
5 65 山西 康司 2 2
6 10 飯田 章 1 1
1 N.フォンタナ 0 0
2 E.トゥエロ 0 0
20 影山 正彦 0 0
64 高木 虎之介 0 0
55 金石 勝智 0 0
8 脇阪 寿一 0 0
35 M.クルム 0 0
27 影山 正美 0 0
28 山本 勝巳 0 0
5 M.グーセン 0 0
6 R.ヴィルタネン 0 0
3 川本 篤 0 0
12 S.カヴァナ 0 0
33 鈴木 利男 0 0
17 近藤 真彦 0 0
18 R.ファーマン 0 0
21 田中 哲也 0 0
36 玉中 哲二 0 0
37 山田 政夫 0 0
63 D.マラガムワ 0 0
22 壺林 貴也 - 0
***********************************************************************
* 1位から6位までに10-6-4-3-2-1のポイント
* 全10戦総ポイント制
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
'97フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット 97-04-27
1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット WEATHER: FINE
フォーミュラ・ニッポン COURSE : DRY
LAPS St | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
-------------------------------------------------------------------------------
1 64 | 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19
2 19 | 64 64 64 64 64 64 64 64 64 64 64. 9 9 9
3 9 | 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 56 56 56
4 27 | 27 27 27 27 27 56 56 56 56 56 56 11 11 11
5 11 | 56 56 56 56 56 11 11 11 11 11 11 20 20 65
6 20 | 20 20 11 11 11 20 20 20 20 20 20 33 33 33
7 56 | 11 11 20 20 20 33 33 33 33 33 33 65 65 10
8 33 | 33 33 33 33 33 65 65 65 65 65 65 10 10 55
9 65 | 65 65 65 65 65 2 5 5 5 5 10 8 55 8
10 28 | 3 3 2 2 2 5 8 8 8 10 8 55 8 1
11 1 | 2 2 3 5 5 8 10 10 10 8 55 35 35. 21
12 2 | 5 5 5 8 8 10 55 55 55 55 35 1 1 2
13 5 | 8 8 8 3. 10 27p 35 35 35 35 1 21 21 28
14 10 | 10 10 10 10 35 55 1 1 1 1 21 2 2 18.
15 3 | 21 21 21 35 55 35 21 21 21 21 2 28 28 27
16 17 | 17 35 35 21 21 1 2 2 2 2 5p. 18 18 6
17 18 | 35 55 55 55 1 21 18 18 18 28 28 6 27 20p
18 8 | 18 17 1 1 18 18 28 28 28 18 18 27 6 17
19 6 | 55 18 18 18 36 36 36 36 6 6 6 17 17 36
20 63 | 1 1 17 17 17 28 17 6 36 27 27 36 36 63
21 37 | 12 36 36 36 28 17 6 17 17 36 36 12 12 12
22 12 | 36 12 12 28 6 6 27 27 27 17 17 63 63
23 35 | 63 63 28 6 12 12 12 12 12 12 12
24 21 | 37 6 6 12 63 63 63 63 63 63 63
25 36 | 6 28 63 63 37 37.
26 55 | 28 37 37 37
LAPS| 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29
-------------------------------------------------------------------------------
1 | 19 19 19 19 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9 9
2 | 9 9 9 9 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19 19
3 | 56 56 56 56 56 11 11 11 11 11 11 11 11 11 11
4 | 11 11 11 11 11 56 56 56 56 56 56 56 56 56 56
5 | 65 65 65 65 65 65 65 65 65 65 65 65 65 65 65
6 | 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10
7 | 33 33 33 33 33 33 55 55 55 55 55 55 55 55 55
8 | 55 55 55 55 55 55 33 33 33 33 33 33 33 33 33
9 | 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
10 | 21 2 2 2 2 2 2 2 2 2. 28 28 28 28 28
11 | 2 21p. 28 28 28 28 28 28 28 28 27 27 27 27 27
12 | 28 28 27 27 27 27 27 27 27 27 6 6. 8 8 8
13 | 8 27 6 6 6 6 6 6 6 6 8 8 36 36 36
14 | 27 8 8 8 8 8 8 8 8 8 36 36 12 12 12
15 | 6 6 17 17 17 36 36 36 36 36 12 12 17 17 17
16 | 17 17 36 36 36 17p 63 63 12 12 17 17
17 | 36 36 20p 63 63 63 12 12 63p. 17
18 | 20 20 63 12 12 12 20 20p. 17
19 | 63 63 12 20p 20 20 17 17
20 | 12 12
LAPS| 30 31 32 33 34 35
----------------------------------
1 | 9 9 9 9 9 9.
2 | 19 19 19 19 19 19.
3 | 11 11 11 11 11 11.
4 | 56 56 56 56 56 56.
5 | 65 65 65 65 65 65.
6 | 10 10 10 10 10 10.
7 | 55 55 55 55 55 55.
8 | 33 33 33 33 33 33.
9 | 1 1 1 1 1 1.
10 | 28 28 28 28 28 28.
11 | 27 27 27 27 27 27.
12 | 8 8 8 8 8.
13 | 36 36 36 36.
14 | 12 12 12.
15 | 17 17.
-------------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド
'97フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット 97-04-27
1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット WEATHER FINE
フォーミュラ・ニッポン 結果表 COURSE DRY
PosNo Driver TYPE LAP TOTAL DELAY BEST-TIME TEAM/CAR
-------------------------------------------------------------------------------
1 9 ペドロ・デ・ラ・ロサ ローラT97-51MF308 35 1:03'21.391 194.36Km 1'47.246 SHIONOGI NO
2 19 黒澤 琢弥 ローラT96-52MF308 35 1:03'27.366 5.975 1'47.288 IMPUL
3 11 光貞 秀俊 ローラT96-52MF308 35 1:03'30.837 9.446 1'47.143 CERUMO
4 56 本山 哲 レイナード94DMF308 35 1:03'44.660 23.269 1'47.011 FUNAISUPERA
5 65 山西 康司 レイナード97DMF308 35 1:03'53.756 32.365 1'47.905 PIAA NAKAJI
6 10 飯田 章 ローラT97-51MF308 35 1:03'54.286 32.895 1'47.317 SHIONOGI NO
7 55 金石 勝智 レイナード96DMF308 35 1:03'54.527 33.136 1'46.738 FUNAISUPERA
8 33 鈴木 利男 レイナード96DMF308 35 1:04'12.533 51.142 1'48.398 かもめサービス
9 1 ノルベルト・フォンタ レイナード96DMF308 35 1:04'39.442 1'18.051 1'48.652 Le Mans
10 28 山本 勝巳 レイナード95DMF308 35 1:04'40.559 1'19.168 1'47.823 NAVI CONNEC
11 27 影山 正美 レイナード96DMF308 35 1:04'46.932 1'25.541 1'47.251 NAVI CONNEC
12 8 脇阪 寿一 童夢F104RMF308 34 1:04'15.166 1 Lap 1'50.427 ANABUKI童夢
13 36 玉中 哲二 ローラ95 MF308 33 1:04'07.163 2 Laps 1'53.530 タカギ Bー1
14 12 サーラ・カヴァナ レイナード95Dコスワース 32 1:05'00.624 3 Laps 1'56.736 CERUMO
15 17 近藤 真彦 レイナード97DMF308 31 1:03'34.359 4 Laps 1'53.749 TMS
以上 規定周回 完走:
6 リスト・ヴィルタネン レイナード95DKV-Ⅱ 26 48'55.937 9 Laps 1'50.680 5ZIGEN
2 エスティバン・トゥエ レイナード96DMF308 24 44'34.745 11 Laps 1'48.805 Le Mans
63 ディランタ・マラガム レイナード96DMF308 23 46'59.757 12 Laps 1'56.705 SRILANKA LE
20 影山 正彦 レイナード96DMF308 22 45'21.348 13 Laps 1'48.950 IMPUL
21 田中 哲也 ローラT95 MF308 16 30'05.735 19 Laps 1'49.915 エーエスケー アスカ
18 ラルフ・ファーマン レイナード97DMF308 14 26'34.988 21 Laps 1'51.642 TMS
35 ミハエル・クルム レイナード96DMF308 13 24'14.037 22 Laps 1'49.023 オートテック STEL
64 高木 虎之介 レイナード97DMF308 11 20'02.868 24 Laps 1'48.574 PIAA NAKAJI
5 マーク・グーセン レイナード96DKV-Ⅱ 11 20'49.651 24 Laps 1'49.466 5ZIGEN
37 山田 政夫 ローラ94 MF308 6 12'26.704 29 Laps 2'00.834 タカギ Bー1
3 川本 篤 レイナード96DMF308 4 7'36.076 31 Laps 1'51.635 ASAHI KIKO
FASTEST LAP: 55 金石 勝智 1'46.738 30/35 197.77Km/h
スタート時刻 14:04:50 フィニッシュ時刻 15:08:11
ペナルティ No.27 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン統一規則第28条n)(反則スタート)により、ペナルティス
トップ10秒を課した。
ペナルティ No.20 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン統一規則第32条c)(ピットレーン通過制限速度違
反)により、ペナルティストップ10秒を課した。
-------------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド
'97フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット 97-04-27
1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット WEATHER FINE
フォーミュラ・ニッポン フリー走行結果表 COURSE DRY
PosNo Driver TYPE TIME DELAY LAP TEAM/CAR
------------------------------------------------------------------------------
1 56 本山 哲 レイナード94D MF308 1'45.879 199.38km 8/ 8 FUNAISUPERAGURI
2 19 黒澤 琢弥 ローラT96-52 MF308 1'46.028 0.149 11/12 IMPUL
3 9 ペドロ・デ・ラ・ロサ ローラT97-51 MF308 1'46.062 0.183 12/12 SHIONOGI NOVA
4 55 金石 勝智 レイナード96D MF308 1'46.170 0.291 13/14 FUNAISUPERAGURI
5 5 マーク・グーセン レイナード96D KV-Ⅱ 1'46.503 0.624 10/12 5ZIGEN
6 64 高木 虎之介 レイナード97D MF308 1'46.560 0.681 7/11 PIAA NAKAJIMA
7 28 山本 勝巳 レイナード95D MF308 1'46.620 0.741 7/11 NAVI CONNECTION
8 11 光貞 秀俊 ローラT96-52 MF308 1'46.731 0.852 7/11 CERUMO
9 10 飯田 章 ローラT97-51 MF308 1'46.898 1.019 6/12 SHIONOGI NOVA
10 35 ミハエル・クルム レイナード96D MF308 1'46.996 1.117 17/17 オートテック STELLAR
11 65 山西 康司 レイナード97D MF308 1'47.007 1.128 13/13 PIAA NAKAJIMA
12 1 ノルベルト・フォンタナ レイナード96D MF308 1'47.223 1.344 13/13 Le Mans
13 8 脇阪 寿一 童夢F104R MF308 1'47.504 1.625 9/ 9 ANABUKI 童夢無限
14 33 鈴木 利男 レイナード96D MF308 1'47.608 1.729 13/13 かもめサービス MIRAI
15 2 エスティバン・トゥエロ レイナード96D MF308 1'47.755 1.876 12/16 Le Mans
16 21 田中 哲也 ローラT95 MF308 1'48.243 2.364 5/ 9 エーエスケー アスカ
17 20 影山 正彦 レイナード96D MF308 1'48.372 2.493 7/10 IMPUL
18 27 影山 正美 レイナード96D MF308 1'48.405 2.526 10/14 NAVI CONNECTION
19 6 リスト・ヴィルタネン レイナード95D KV-Ⅱ 1'48.724 2.845 5/11 5ZIGEN
20 3 川本 篤 レイナード96D MF308 1'49.078 3.199 8/11 ASAHI KIKO
21 18 ラルフ・ファーマン レイナード97D MF308 1'49.112 3.233 10/12 TMS
22 17 近藤 真彦 レイナード97D MF308 1'50.984 5.105 4/ 6 TMS
23 36 玉中 哲二 ローラ95 MF308 1'54.058 8.179 5/11 タカギ Bー1
24 12 サーラ・カヴァナ レイナード95D コスワース 1'55.109 9.230 6/11 CERUMO
25 37 山田 政夫 ローラ94 MF308 2'00.925 15.046 8/12 タカギ Bー1
63 ディランタ・マラガムワ レイナード96D MF308 0 SRILANKA LEYJUN
------------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド
N1耐久選手権第2戦 -RIJ- (1997-04-27) Provisional Race Results
For N1 Endurance Series Rd.2 仙台ハイランドレースウェイ :(4.0296km)
P No.Cl Driver(s)----------- Car---------------- Lap --GoalTime- -km/h--
1 32 1 横島 久/竹内浩典 Nissan Skyline GT-R 90 3:01'53.209 119.634
2 13 1 木下みつひろ/菊地靖 Nissan Skyline GT-R 90 3:02'13.926 119.407
3 19 1 木下隆之/川崎哲哉 Nissan Skyline GT-R 90 3:02'25.877 119.277
4 1 1 粕谷俊二/河合博之 Nissan Skyline GT-R 90 3:03'49.655 118.371
5 27 2 長嶋正興/牧口規雄 BMW M3 86 - 4Laps
6 54 4 山内伸弥/浅見 武 Honda Civic 86 - 4Laps
7 52 4 西垣内正義/渡辺明 Honda Civic 86 - 4Laps
8 58 4 吉田寿博/山野哲也 Honda Civic 86 - 4Laps
9 51 4 土屋武士/千田富之 Mitsubishi Mirage 86 - 4Laps
10 53 4 小林敬一/原 貴彦 Honda Civic 85 - 5Laps
11 33 1 村松康生/三好正己 Mitshubishi Lancer 85 - 5Laps
12 91 4 井人宏之/奥田 敦 Honda Civic 85 - 5Laps
13 93 4 渋谷勉/服部吉男 Honda Civic 84 - 6Laps
14 4 2 榎本広行/坂本幸一 BMW M3 84 - 6Laps
15 36 2 村尾真吾/舘 信吾 Toyota Celica GT-4 84 - 6Laps
16 68 4 福田よしのぶ/水野昇太Honda Civic 84 - 6Laps
17 72 4 藤田隆之/高木真一 Toyota Levin 84 - 6Laps
18 89 4 能城重之/福岡博人 Honda Civic 84 - 6Laps
19 39 3 井田雅彦/磯田尚孝 Honda Integra 84 - 6Laps
20 79 4 岡田憲久/陳 維良 Toyota Levin 83 - 6Laps
21 55 4 大橋正澄/風間 武 Honda Civic 83 - 6Laps
22 15 3 松浦俊之/伊藤勝一 Opel Astra 83 - 6Laps
23 78 4 辻本 聡/佐藤久美 Honda Civic 83 - 6Laps
24 84 4 中谷誠志/松浦竜也 Honda Civic 82 - 8Laps
25 26 2 川口法行/内堀篤史 Mitsubuishi Lancer 81 - 9Laps
26 7 3 元谷宏大/黒木健次 Honda Prelude 78 - 12Laps
27 22 3 古橋 譲/日下部保雄 205 74 - 16Laps
28 23 1 砂子智彦/福山英郎 Nissan Skyline GT-R 64 - 26Laps
------------------------------ DNC ---------------------------------------
81 4 吉富 章/小暮吉則 Mitsubishi Mirage 81 - 9Laps
10 3 竹内純二/山梨順一 Honda Integra 57 - 33Laps
37 3 雨宮栄城/陳 俊杉 Toyota Celica 49 - 41Laps
34 2 瀬在仁志/桂 伸一 Mitshubishi Lancer 25 - 65Laps
28 3 佐藤清治/佐藤 淳 Honda Integra 22 - 68Laps
20 2 小川日出生/細野智行 Mitsubishi Lancer 15 - 75Laps
5 1 武井寛史/山路慎一 Nissan Skyline GT-R 9 - 81Laps
44 1 田中 実/新田守男 Nissan Skyline GT-R 4 - 86Laps
**************************************************************************
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/仙台
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
飛行機雲がただ一筋空にたなびいているだけという絶好のレース日和の中、決勝
レースの幕は切って落とされた。
朝から唯一ばたばたと作業を続けているのは、#8脇阪 寿一のマシンだ。シフ
トに問題を抱え、フリー走行後にギアボックスを交換することを余儀なくされたか
らだ。
午後2時、フォーメーションラップのスタート。
全車ダミーグリッドを何事もなく離れた。
気温は23度、路面温度は35度となっている。
今シーズンからタイヤはブリヂストンのコントロールタイヤとなった。ブリヂス
トンはハード、ミディアム・ソフトの3種類を投入してきているが、今回のイベン
トでは全車ミディアムでの走行となる。
全車グリッドにつき、レッドライトが消えて開幕戦がスタート!!
1コーナーをトップで通過したのは、#19黒澤 琢弥。続いて#64高木 虎之介だ。
1周目の順位は、#19黒澤 琢弥、#64高木 虎之介、#9ペドロ・デ・ラ・ロサ、
#27影山 正美、#56本山 哲、#20影山 正彦。
トップと2位に差は、0.3秒ほど。完全にテールトゥノーズだ。
2周目の順位は変わらず。トップと2位の差は、0.381秒だ。トップと3位の
差は、1.398秒となっている。
3周目、4位争いの#27影山 正美と#56本山 哲もテールトゥノーズ。
4周目、4番手走行の#27影山 正美に対してフライングスタートでブラックフ
ラグが掲示される。
5周目、トップと2番手の差は、0.317秒差。
ここで、#3川本 篤に#35ミハエル・クルムがシケインで追突。#3川本 篤に
乗り上げたクルムだったが、なんとかそのまま走行を続ける。しかし、川本はシケ
インコース上でストールしてしまった。
6周目、#27影山 正美でブラックフラグによるピットストップ10秒。
#2エスティバン・トゥエロがスプーンでコースアウトしたが、なんとかトラッ
クに復帰する。
7周目、順位に変更はないが、1コーナーで#19黒澤 琢弥のインを#64高木
虎之介がうかがっている。
8周目順位は、#19黒澤 琢弥、#64高木 虎之介、#9ペドロ・デ・ラ・ロサ、
#56本山 哲、#11光貞 秀俊、#20影山 正彦。
10周目、トップ2台の争いに#9ペドロ・デ・ラ・ロサが追い付いてきた。
12周目、#64高木 虎之介は1コーナーでイン側に飛び込もうとしたが果たせず、
姿勢を崩してS字に入るところでスピン、コースアウトしてしまう!!
順位は、#19黒澤 琢弥、#9ペドロ・デ・ラ・ロサ、#56本山 哲、#11光貞
秀俊、#20影山 正彦、#33鈴木 利男。
#5マーク・グーセンがエンジントラブルでここでリタイヤとなってしまった。
13周目、トップと2番手の差は、0.506秒。3番手の差はかなり開いている。
#20影山 正彦がここでスロー走行。
14周目、11番手まで上がってきていた#35ミハエル・クルムがコースアウト。
15周目、#20影山 正彦はタイヤ交換のためピットストップ。
順位は、#19黒澤 琢弥、#9ペドロ・デ・ラ・ロサ、#56本山 哲、#11光貞
秀俊、#65山西 康司、#10飯田 章。
#18ラルフ・ファーマンがコースアウト、マシンを降りる。
17周目、#20影山 正彦がピットストップ時の速度違反によりブラックフラグを
受ける。
#11光貞 秀俊がファステストラップ、1'47.823を叩き出す。
18周目、1コーナーアウト側から#9ペドロ・デ・ラ・ロサが#19黒澤 琢弥のか
ぶせ、パスされてしまう!!
#20影山 正彦がピットイン。ペナルティを受けずにピット前でストップしてし
まう。
19周目、トップ#9ペドロ・デ・ラ・ロサと2番手#19黒澤 琢弥の差は、1.739
と広がってしまった。
また#56本山 哲を#11光貞 秀俊がパスして3番手に浮上!!
20周目の順位は、#9ペドロ・デ・ラ・ロサ、#19黒澤 琢弥、#11光貞 秀俊、
#56本山 哲、#65山西 康司、#10飯田 章。
トップと2位の差は、3.781秒。#9ペドロ・デ・ラ・ロサがファステストラップ
1'47.353を記録!!
21周目、#17近藤 真彦がゆっくりとピットイン。何らかのトラブルの模様。
22周目、トップと2番手の差は、5.382秒まで広がってしまった。
23周目、2番手#19黒澤 琢弥と3番手#11光貞 秀俊の差が2秒代に迫ってきた。
24周目、2番手3番手の差は2.1秒。
#11光貞 秀俊がファステストラップ1'47.143を記録して、更に迫ってゆく!!
順位は、#9ペドロ・デ・ラ・ロサ、#19黒澤 琢弥、#11光貞 秀俊、#56本山
哲、#65山西 康司、#10飯田 章。
25周目、2番手3番手の差は1.335秒。
#2エスティバン・トゥエロがテグナでマシンをコース脇に止める。
26周目、2番手3番手の差は1.109秒。
27周目、2番手3番手の差は1.197秒と、接近が止まった。
#6リスト・ヴァルタネンがコースアウト。グラベルに止まってしまう。
28周目、トップと2番手の差は、4.528秒。2位3位の差は1.707秒。
ここで#55金石 勝智がファステストラップ1'47.259をマーク。
29周目、更に#55金石 勝智がファステストラップ1'47.013をマーク。
30周目順位は、#9ペドロ・デ・ラ・ロサ、#19黒澤 琢弥、#11光貞 秀俊、
#56本山 哲、#65山西 康司、#10飯田 章。
トップと2位の差は3.532秒とまた差を詰めはじめた!!
7番手#55金石 勝智は更にファステストラップ1'46.738を記録。
32周目、トップと2位の差は4.708秒とまた広がってしまった。
34周目、残り周回数は後1周。順位に変動はないが、6番手争いが#10飯田 章
と#55金石 勝智の間でヒートしてきている。
ここでチェッカードフラグ。暫定順位は以下の通り。
1.#9ペドロ・デ・ラ・ロサ
2.#19黒澤 琢弥
3.#11光貞 秀俊
4.#56本山 哲
5.#65山西 康司
6.#10飯田 章
7.#55金石 勝智
8.#33鈴木 利男
9.#1ノルベルト・フォンタナ
10.#28山本 勝巳
11.#27影山 正美
12.#8脇阪 寿一
#9ペドロ・デ・ラ・ロサのコメント:
「フォーミュラニッポンに参戦して最初の優勝ですごくうれしい。スタートでは
良いスターとが切れたが最初は前の2台についてゆくことができなかった。しか
し、マシンの調子も良く、タイヤのグリップの最高だったため、黒澤を抜きさるこ
とができた。すごくすごくハッピーだよ」
/*** FMOTOR4 SUB-SYSOP 山川 順治/PEE00630(RIJ) ***/
フォーミュラ・ニッポン第1戦 -RIJ- (1997-04-27) Warmup-Session
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.1 鈴鹿サーキット:(5.864km)
P No. Driver------------- Car-------------------- Best-LapT -Behind -km/h--
1 56 本山 哲 (J) Reynard 94D/Mugen 1'45.879 199.382
2 19 黒澤 琢弥 (J) Lola T96/Mugen 1'46.028 0.149 199.102
3 9 P.デ・ラ・ロサ (E) Lola T97/Mugen 1'46.062 0.183 199.038
4 55 金石 勝智 (J) Reynard 96D/Mugen 1'46.170 0.291 198.836
5 5 M.グーセンズ (B) Reynard 96D/Judd 1'46.503 0.624 198.214
6 64 高木 虎之介 (J) Reynard 97D/Mugen 1'46.560 0.681 198.108
7 28 山本 勝己 (J) Reynard 95D/Mugen 1'46.620 0.741 197.997
8 11 光貞 秀俊 (J) Lola T96/Mugen 1'46.731 0.852 197.791
9 10 飯田 章 (J) Lola R97/Mugen 1'46.898 1.019 197.482
10 35 M.クルム (D) Reynard 96D/Mugen 1'46.996 1.117 197.301
11 65 山西 康司 (J) Reynard 97D/Mugen 1'47.007 1.128 197.281
12 1 N.フォンタナ (RA) Reynard 96D/Mugen 1'47.223 1.344 196.883
13 8 脇坂 寿一 (J) Dome F104R/Mugen 1'47.504 1.625 196.369
14 33 鈴木 利男 (J) REynard 96D/Mugen 1'47.608 1.729 196.179
15 2 E.トゥエロ (RA) Reynard 96D/Mugen 1'47.755 1.876 195.911
16 21 田中 哲也 (J) Lola T96/Mugen 1'48.243 2.364 195.028
17 20 影山 正彦 (J) Reynard 96D/Mugen 1'48.372 2.493 194.796
18 27 影山 正美 (J) Reynard 96D/Mugen 1'48.405 2.526 194.736
19 6 R.ヴィルタネン(SF) Reynard 96D/Judd 1'48.724 2.845 194.165
20 3 川本 篤 (J) Reynard 96D/Mugen 1'49.078 3.199 193.535
21 18 R.ファーマン (GB) Reynard 97D/Mugen 1'49.112 3.233 193.475
22 17 近藤 真彦 (J) Reynard 97D/Mugen 1'50.964 5.085 190.245
23 36 玉中 哲二 (J) Lola T95/Mugen 1'54.058 8.179 185.085
24 12 S.カヴァナ (IRL) Reynard 95D/Ford AC 1'55.109 9.230 183.395
25 37 山田 政夫 (J) Lola T94/Mugen 2'00.925 15.046 174.574
26 63 D.マラガムワ (SRI) Reynard 96D/Mugen --------
****************************************************************************
提供:北島滋穂(SDI00685)/鈴鹿
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
空はきれいに晴れ上がり、風はあまり吹かないという天候の中、朝のフリー走行
は始まった。
気温は19度、路面温度は24度だ。
まず真っ先にコースに飛びだしたのは#27影山 正美だ。
終了27分前、#63ディランタ・R・B・マラガムワがS字でマシンをコース脇に
止めてしまった。
終了25分前のタイムは、#35ミハエル・クルムが1'52.270、#27影山 正美が
1'52.844、#11光貞 秀俊1'52.867と、ゆっくりとしたスタートだ。
終了23分前、昨日の予選にトラブルのために走行できなかった#55金石 勝智
が49秒代に入れてきた。
終了29分前、#56本山 哲が1'46.458に入れてきて、このセッショントップに。
ポールの#64高木 虎之介はまだ50秒代で走行だ。
終了20分前の順位は、#56本山 哲1'46.458、#55金石 勝智1'47.278、#35ミハ
エル・クルム1'47.871。
終了19分前、#64高木 虎之介が1'46.606で2番手に入れてきた。
終了17分前、#11光貞 秀俊が1'46.783で3番手に。
#64高木 虎之介はいったんピットへと戻る。
終了15分前の順位は、#56本山 哲1'46.458、#64高木 虎之介1'46.606、
#11光貞 秀俊1'46.731。
終了13分前、#19黒澤 琢弥が1'46.349を出してトップに。これで46秒代は4人だ。
終了12分前、#17近藤 真彦がデグナカーブ二つめで曲がりきれずにコースアウ
ト!! スポンズバリアにクラッシュしてしまう。
終了10分前の順位は、#19黒澤 琢弥1'46.349、#56本山 哲1'46.458、#64高木
虎之介1'46.606。
46秒代は7人にひしめいている。
終了9分前、#56本山 哲が1'45.879でトップに上がってきた。
この後、#56本山 哲は東コースのショートカットにマシンを止めてしまった。
ギアボックスのトラブルとのこと。
終了7分前、2番手のタイムを記録している#19黒澤 琢弥がピットイン。
終了6分前、#21田中 哲也が東コースのショートカットでマシンを止めてしまう。
終了5分前の順位は、#56本山 哲1'45.879、#19黒澤 琢弥1'46.294、#55金石
勝智1'46.355。
終了4分前、#1ノルベルト・フォンタナが立体交差下でマシンを止めてしまう。
終了3分前、#64高木 虎之介がピットからコースに出る。
ここでチェッカードフラグが振られる。
#1ノルベルト・フォンタナが1'46.062を最終周に出して2番手に。
しかし、が1'46.028を出してきて2番手の座をさらっていってしまう。
このセッションの順位は以下の通り。
1.#56本山 哲 1'45.879
2.#19黒澤 琢弥 1'46.028
3.#9ペドロ・デ・ラ・ロサ .062
4.#55金石 勝智 .170
5.#5マーク・グーセン .503
6.#64高木 虎之介 .560
7.#28山本 勝巳 .620
8.#11光貞 秀俊 .731
9.#10飯田 章 .898
10.#35ミハエル・クルム .996
#21田中 哲也はこれからタイムを出そうというところでエンジンが突然ブロー
してしまい、結局タイムが出せなかったということ。この周ではストレートでは黒
澤より速かったので、非常に残念がっていた。
/*** FMOTOR4 SUB-SYSOP 山川 順治/PEE00630(RIJ) ***/
《フォーミュラ・ニッポン・ニュース》 4月27日
☆ 予選後のコメント
・ 中嶋 悟 (PIAA中嶋チーム監督)
「まずは上出来ということで結論できる内容だった。
与えられた周回数をこなさなかったのは、マシンに過剰なストレスを
掛けたくないという高木虎之介選手の判断によるものだった」
・ ペドロ・デ・ラ・ロサ (予選3位)
「オフのテストで、車が良く仕上がっていることは確認済み。
そのため自信を持って望んだ。
スペシャルステージでは3周目でタイヤがタレはじめ、結局2周目
がベストとなった。結果はおおかた満足だけれど、ちょっぴり残念」
・ 光貞 秀俊 (予選5位)
「マシンの仕上がりは悪くはない。
走行中グリッド1列目が狙えるかも..と一瞬考えたけれど、コース上
の状況をうまくつかめなかった。
決勝では全力で挑みたい」
・ 鈴木 利男 (予選8位)
「車の仕上がりがまだなので、明日のウォームアップ走行までに改善
して、決勝レースに備えたい」
「前年1年間使用した96年型のため、ピニオンの磨耗などスターター
トラブルが発生して予選時間を思うように使えなかった」(監督談)
・ 飯田 章 (予選14位)
「予選ではエンジンの吹けが悪く、トラクションも掛からなかった。
その後クラッチにもトラブルが出て、完調ではなかった。
この予選結果はすごくショックだけれど、気持ちが空回りしてもし
かたない。明日に気持ちを切り替える」
・ 川本 篤 (予選15位)
「明日の決勝では、10番以内に残りたいなあ~。
頑張ります」
・ ディランタ・マラガムワ (予選20位)
「フォーミュラ・ニッポン初参加のうえこれまでの走行会でトラブル
が続出、ドライバーの練習不足もあってマシンのセッティングに苦しん
だ。
そんな中、予選通過タイムを無事クリアし、多少不安はあるが明日
のウォームアップ走行でのセッティングの時間もあり、決勝では1台
でも前でチェッカーフラッグを受けたい」
・ サーラ・カヴァナ (予選22位)
「マシンのリヤがとても不安定だったため、ピットイン後調整を行なっ
て多少乗りやすくなったが、鈴鹿のコースに慣れなくてとても苦労し
た」
---
☆ なお、昨日の予選で通過基準タイムに達しなかった予選21位以下の
6台は、いずれも決勝レースへの出場が認められた。
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
'97フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット 97-04-26
1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット WEATHER FINE
フォーミュラ・ニッポン 総合予選結果表 COURSE DRY
PosNo Driver TYPE TIME LAP TEAM/CAR
---------------------------------------------------------------------------
1 64 高木 虎之介 レイナード97D MF308 1'44.383 10/11 1'44.383PIAA NAKAJIMA
2 19 黒澤 琢弥 ローラT96-52 MF308 1'44.537 5/ 6 1'44.383IMPUL
3 9 ペドロ・デ・ラ・ロサ ローラT97-51 MF308 1'44.694 20/22 1'44.383SHIONOGI NOVA
4 27 影山 正美 レイナード96D MF308 1'45.061 12/12 1'44.383NAVI CONNECTION
5 11 光貞 秀俊 ローラT96-52 MF308 1'45.323 21/21 1'44.383CERUMO
6 20 影山 正彦 レイナード96D MF308 1'45.344 15/19 1'44.383IMPUL
7 56 本山 哲 レイナード94D MF308 1'45.350 18/21 FUNAISUPERAGURI
8 33 鈴木 利男 レイナード96D MF308 1'45.501 17/17 かもめサービス MIRAI
9 65 山西 康司 レイナード97D MF308 1'45.983 14/16 PIAA NAKAJIMA
10 28 山本 勝巳 レイナード95D MF308 1'45.994 8/ 9 NAVI CONNECTION
11 1 ノルベルト・フォンタナ レイナード96D MF308 1'46.017 21/21 Le Mans
12 2 エスティバン・トゥエロ レイナード96D MF308 1'46.875 22/24 Le Mans
13 5 マーク・グーセン レイナード96D KV-Ⅱ 1'47.099 11/12 5ZIGEN
14 10 飯田 章 ローラT97-51 MF308 1'47.157 10/11 SHIONOGI NOVA
15 3 川本 篤 レイナード96D MF308 1'47.235 18/24 ASAHI KIKO
16 17 近藤 真彦 レイナード97D MF308 1'49.313 15/16 TMS
17 18 ラルフ・ファーマン レイナード97D MF308 1'49.845 19/20 TMS
18 8 脇阪 寿一 童夢F104R MF308 1'51.146 17/19 ANABUKI 童夢無限
19 6 リスト・ヴィルタネン レイナード95D KV-Ⅱ 1'52.948 3/ 3 5ZIGEN
20 63 ディランタ・マラガムワ レイナード96D MF308 1'53.845 10/13 SRILANKA LEYJUN
37 山田 政夫 ローラ94 MF308 1'58.536 20/20 タカギ Bー1
12 サーラ・カヴァナ レイナード95D コスワーズ1'58.725 17/19 CERUMO
35 ミハエル・クルム レイナード96D MF308 2'00.116 2/ 3 オートテック STELLAR
21 田中 哲也 ローラT95 MF308 2'01.913 7/ 8 エーエスケー アスカ
36 玉中 哲二 ローラ95 MF308 2'09.046 2/ 2 タカギ Bー1
55 金石 勝智 レイナード96D MF308 0 FUNAISUPERAGURI
予選通過基準タイム(110%) 1'54.992
上位6台は、スペシャルステージの結果により順位を決定する。
No.37.12.35.21.36.55 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン統
一規則第25条h)により、決勝レース
への出場を認める。
-----------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド
'97フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット 97-04-26
1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット WEATHER FINE
フォーミュラ・ニッポン スペシャルステージ ラップ タイム チャート COURSE DRY
-----------------------------------------------------------------------------
64 高木 虎之介
PIAA NAKAJIMA レイナード97D MF308
1= 1'46.667 2= 1'44.498 * 3= 2'10.799 p
19 黒澤 琢弥
IMPUL ローラT96-52 MF308
1= 1'46.297 2= 1'44.847 3= 1'44.685 *
9 ペドロ・デ・ラ・ロサ
SHIONOGI NOVA ローラT97-51 MF308
1= 1'47.243 2= 1'44.784 * 3= 1'44.909
27 影山 正美
NAVI CONNECTION レイナード96D MF308
1= 1'47.940 2= 1'45.673 * 3= 1'45.847
11 光貞 秀俊
CERUMO ローラT96-52 MF308
1= 1'47.149 2= 1'45.980 3= 1'45.710 *
20 影山 正彦
IMPUL レイナード96D MF308
1= 1'47.486 2= 1'46.060 * 3= 1'46.268
-----------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド
'97フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット 97-04-26
1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット WEATHER FINE
フォーミュラ・ニッポン スペシャルステージ結果表 COURSE DRY
PosNo Driver TYPE TIME DELAY LAP TEAM/CAR
------------------------------------------------------------------------------
1 64 高木 虎之介 レイナード97D MF308 1'44.498 202.01km 3/ 4 PIAA NAKAJIMA
2 19 黒澤 琢弥 ローラT96-52 MF308 1'44.685 0.187 4/ 4 IMPUL
3 9 ペドロ・デ・ラ・ロサ ローラT97-51 MF308 1'44.784 0.286 3/ 4 SHIONOGI NOVA
4 27 影山 正美 レイナード96D MF308 1'45.673 1.175 3/ 4 NAVI CONNECTION
5 11 光貞 秀俊 ローラT96-52 MF308 1'45.710 1.212 4/ 4 CERUMO
6 20 影山 正彦 レイナード96D MF308 1'46.060 1.562 3/ 4 IMPUL
------------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド
'97フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット 97-04-26
1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット WEATHER FINE
フォーミュラ・ニッポン 公式予選結果表 COURSE DRY
PosNo Driver TYPE TIME DELAY LAP TEAM/CAR
------------------------------------------------------------------------------
1 64 高木 虎之介 レイナード97D MF308 1'44.383 202.24km 10/11 PIAA NAKAJIMA
2 19 黒澤 琢弥 ローラT96-52 MF308 1'44.537 0.154 5/ 6 IMPUL
3 9 ペドロ・デ・ラ・ロサ ローラT97-51 MF308 1'44.694 0.311 20/22 SHIONOGI NOVA
4 27 影山 正美 レイナード96D MF308 1'45.061 0.678 12/12 NAVI CONNECTION
5 11 光貞 秀俊 ローラT96-52 MF308 1'45.323 0.940 21/21 CERUMO
6 20 影山 正彦 レイナード96D MF308 1'45.344 0.961 15/19 IMPUL
7 56 本山 哲 レイナード94D MF308 1'45.350 0.967 18/21 FUNAISUPERAGURI
8 33 鈴木 利男 レイナード96D MF308 1'45.501 1.118 17/17 かもめサービス MIRAI
9 65 山西 康司 レイナード97D MF308 1'45.983 1.600 14/16 PIAA NAKAJIMA
10 28 山本 勝巳 レイナード95D MF308 1'45.994 1.611 8/ 9 NAVI CONNECTION
11 1 ノルベルト・フォンタナ レイナード96D MF308 1'46.017 1.634 21/21 Le Mans
12 2 エスティバン・トゥエロ レイナード96D MF308 1'46.875 2.492 22/24 Le Mans
13 5 マーク・グーセン レイナード96D KV-Ⅱ 1'47.099 2.716 11/12 5ZIGEN
14 10 飯田 章 ローラT97-51 MF308 1'47.157 2.774 10/11 SHIONOGI NOVA
15 3 川本 篤 レイナード96D MF308 1'47.235 2.852 18/24 ASAHI KIKO
16 17 近藤 真彦 レイナード97D MF308 1'49.313 4.930 15/16 TMS
17 18 ラルフ・ファーマン レイナード97D MF308 1'49.845 5.462 19/20 TMS
18 8 脇阪 寿一 童夢F104R MF308 1'51.146 6.763 17/19 ANABUKI 童夢無限
19 6 リスト・ヴィルタネン レイナード95D KV-Ⅱ 1'52.948 8.565 3/ 3 5ZIGEN
20 63 ディランタ・マラガムワ レイナード96D MF308 1'53.845 9.462 10/13 SRILANKA LEYJUN
37 山田 政夫 ローラ94 MF308 1'58.536 14.153 20/20 タカギ Bー1
12 サーラ・カヴァナ レイナード95D コスワーズ1'58.725 14.342 17/19 CERUMO
35 ミハエル・クルム レイナード96D MF308 2'00.116 15.733 2/ 3 オートテック STELLAR
21 田中 哲也 ローラT95 MF308 2'01.913 17.530 7/ 8 エーエスケー アスカ
36 玉中 哲二 ローラ95 MF308 2'09.046 24.663 2/ 2 タカギ Bー1
55 金石 勝智 レイナード96D MF308 0 FUNAISUPERAGURI
予選通過基準タイム(110%) 1'54.992
上位6台は、スペシャルステージの結果により順位を決定する。
------------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド
'97フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット 97-04-26
1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦 鈴鹿サーキット WEATHER FINE
フォーミュラ・ニッポン 公式練習結果表 COURSE DRY
PosNo Driver TYPE TIME DELAY LAP TEAM/CAR
----------------------------------------------------------------------------
1 64 高木 虎之介 レイナード97D MF308 1'45.187 200.69km 17/18 PIAA NAKAJIMA
2 27 影山 正美 レイナード96D MF308 1'45.210 0.023 11/12 NAVI CONNECTION
3 9 ペドロ・デ・ラ・ロサ ローラT97-51 MF308 1'45.605 0.418 18/19 SHIONOGI NOVA
4 20 影山 正彦 レイナード96D MF308 1'45.661 0.474 22/22 IMPUL
5 19 黒澤 琢弥 ローラT96-52 MF308 1'45.752 0.565 16/24 IMPUL
6 56 本山 哲 レイナード94D MF308 1'46.125 0.938 16/17 FUNAISUPERAGURI
7 11 光貞 秀俊 ローラT96-52 MF308 1'46.143 0.956 6/ 7 CERUMO
8 28 山本 勝巳 レイナード95D MF308 1'46.397 1.210 10/11 NAVI CONNECTION
9 10 飯田 章 ローラT97-51 MF308 1'46.537 1.350 11/17 SHIONOGI NOVA
10 33 鈴木 利男 レイナード96D MF308 1'46.862 1.675 14/19 かもめサービス MIRAI
11 55 金石 勝智 レイナード96D MF308 1'47.154 1.967 5/ 6 FUNAISUPERAGURI
12 2 エスティバン・トゥエロ レイナード96D MF308 1'48.065 2.878 24/25 Le Mans
13 65 山西 康司 レイナード97D MF308 1'48.113 2.926 19/20 PIAA NAKAJIMA
14 35 ミハエル・クルム レイナード96D MF308 1'48.121 2.934 14/17 オートテック STELLAR
15 1 ノルベルト・フォンタナ レイナード96D MF308 1'48.133 2.946 21/21 Le Mans
16 3 川本 篤 レイナード96D MF308 1'48.314 3.127 17/17 ASAHI KIKO
17 21 田中 哲也 ローラT95 MF308 1'48.656 3.469 14/20 エーエスケー アスカ
18 36 玉中 哲二 ローラ95 MF308 1'51.183 5.996 14/19 タカギ Bー1
19 63 ディランタ・マラガムワ レイナード96D MF308 1'54.828 9.641 17/18 SRILANKA LEYJUN
20 18 ラルフ・ファーマン レイナード97D MF308 1'55.322 10.135 17/18 TMS
21 8 脇阪 寿一 童夢F104R MF308 1'56.032 10.845 6/ 6 ANABUKI 童夢無限
22 12 サーラ・カヴァナ レイナード95D コスワーズ1'56.784 11.597 17/18 CERUMO
23 6 リスト・ヴィルタネン レイナード95D KV-Ⅱ 1'57.828 12.641 3/ 4 5ZIGEN
24 37 山田 政夫 ローラ94 MF308 1'58.258 13.071 11/22 タカギ Bー1
25 17 近藤 真彦 レイナード97D MF308 2'28.838 43.651 2/ 2 TMS
5 マーク・グーセン レイナード96D KV-Ⅱ 0 5ZIGEN
-----------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド
フォーミュラ・ニッポン第1戦 -RIJ- (1997-04-26) SpecialStage-Session
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.1 鈴鹿サーキット:(5.864km)
P No. Driver------------- Car-------------------- Best-LapT -Behind -km/h--
1 64 高木 虎之介 (J) Reynard 97D/Mugen 1'44.498 202.017
2 19 黒澤 琢弥 (J) Lola T96/Mugen 1'44.685 0.187 201.656
3 9 P.デ・ラ・ロサ (E) Lola T97/Mugen 1'44.784 0.286 201.466
4 27 影山 正美 (J) Reynard 96D/Mugen 1'45.673 1.175 199.771
5 11 光貞 秀俊 (J) Lola T96/Mugen 1'45.710 1.212 199.701
6 20 影山 正彦 (J) Reynard 96D/Mugen 1'46.060 1.562 199.042
****************************************************************************
提供:北島滋穂(SDI00685)/鈴鹿
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
フォーミュラ・ニッポン第1戦 -RIJ- (1997-04-26) Qualify-Session
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.1 鈴鹿サーキット:(5.864km)
P No. Driver------------- Car-------------------- Best-LapT -Behind -km/h--
1 64 高木 虎之介 (J) Reynard 97D/Mugen 1'44.383 202.240
2 19 黒澤 琢弥 (J) Lola T96/Mugen 1'44.537 0.154 201.942
3 9 P.デ・ラ・ロサ (E) Lola T97/Mugen 1'44.694 0.311 201.639
4 27 影山 正美 (J) Reynard 96D/Mugen 1'45.061 0.678 200.935
5 11 光貞 秀俊 (J) Lola T96/Mugen 1'45.323 0.940 200.435
6 20 影山 正彦 (J) Reynard 96D/Mugen 1'45.344 0.961 200.395
----------------------------------------------------------------------------
7 56 本山 哲 (J) Reynard 94D/Mugen 1'45.350 0.967 200.383
8 33 鈴木 利男 (J) REynard 96D/Mugen 1'45.501 1.118 200.097
9 65 山西 康司 (J) Reynard 97D/Mugen 1'45.983 1.600 199.187
10 28 山本 勝己 (J) Reynard 95D/Mugen 1'45.994 1.611 199.166
11 1 N.フォンタナ (RA) Reynard 96D/Mugen 1'46.017 1.634 199.123
12 2 E.トゥエロ (RA) Reynard 96D/Mugen 1'46.875 2.492 197.524
13 5 M.グーセンズ (B) Reynard 96D/Judd 1'47.099 2.716 197.111
14 10 飯田 章 (J) Lola R97/Mugen 1'47.157 2.774 197.004
15 3 川本 篤 (J) Reynard 96D/Mugen 1'47.235 2.852 196.861
16 17 近藤 真彦 (J) Reynard 97D/Mugen 1'49.313 4.930 193.119
17 18 R.ファーマン (GB) Reynard 97D/Mugen 1'49.845 5.462 192.184
18 8 脇坂 寿一 (J) Dome F104R/Mugen 1'51.146 6.763 189.934
19 6 R.ヴィルタネン(SF) Reynard 96D/Judd 1'52.948 8.565 186.904
20 63 D.マラガムワ (SRI) Reynard 96D/Mugen 1'53.845 9.462 185.431
-------------------------- DNQ (110%:1'54.992)------------------------------
21 37 山田 政夫 (J) Lola T94/Mugen 1'58.536 14.153 178.093
22 12 S.カヴァナ (IRL) Reynard 95D/Ford AC 1'58.725 14.342 177.809
23 35 M.クルム (D) Reynard 96D/Mugen 2'00.116 15.733 175.750
24 21 田中 哲也 (J) Lola T96/Mugen 2'01.913 17.530 173.160
25 36 玉中 哲二 (J) Lola T95/Mugen 2'09.046 24.663 163.588
55 金石 勝智 (J) Reynard 96D/Mugen DNS
****************************************************************************
提供:北島滋穂(SDI00685)/鈴鹿
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
午後3時40分、スケジュール通り6番手の#20影山 正彦からスペシャルステー
ジがスタートした。
スペシャルステージは、予選トップ6がグリッド上位の位置をかけて、3周ア
タックをかけるステージだ。
天候は快晴、風はストレート向かい風。気温23度、路面温度33度。
タイム表示は、P1テグナ出口立体交差下。P2バックストレートエンドまでの
タイムをである。
★#20影山 正彦:
1周目、P1-45.829、P2-1'25.191、総合1'47.486。
2周目、P1-45.017、P2-1'24.052、総合1'46.060。
3周目、P1-45.060、P2-1'24.134、総合1'46.268。
2周目の1'46.060がまずは全ドライバーの目標タイムとなる。
★#11光貞 秀俊:
予選ではまだ100%アタックをかけていないという光貞だが!?
1周目、P1-46.168、P2-1'25.086、総合1'47.149。
2周目、P1-45.309、P2-1'24.055、総合1'45.980。
3周目、P1-45.068、P2-1'23.916、総合1'45.710。
3周目の1'45.710で光貞が暫定ポールを奪取。
★#27影山 正美:
ニュータイヤを使って3回もアタックをかけているので、タイヤ的には非常にき
つい状況になっている模様だ。
1周目、P1-46.393、P2-1'25.855、総合1'47.940。
2周目、P1-44.976、P2-1'23.933、総合1'45.673。
3周目、P1-44.978、P2-1'23.906、総合1'45.847。
2周目の1'45.673で影山が暫定ポール。
★#9ペドロ・デ・ラ・ロサ:
タイムアタックは最初の2周は捨てて、最後の1周で全精力をかけてアタックを
かけるという戦略を取っている。マシンのバランス、コンディション共にすごく
良いということで、それがポールへの自信に繋がっているようだ。
1周目、P1-46.223、P2-1'25.028、総合1'47.243。
2周目、P1-44.493、P2-1'23.081、総合1'44.784。
3周目、P1-44.581、P2-1'23.166、総合1'44.909。
2周目の1'44.784でペドロが暫定ポール。
★#19黒澤 琢弥:
1周目、P1-45.735、P2-1'24.489、総合1'46.298。
2周目、P1-44.524、P2-1'22.996、総合1'44.847。シケインでちょっと失
敗か?
3周目、P1-44.726、P2-1'23.031、総合1'44.685。
3周目の1'44.685で黒澤が暫定ポールを奪取。
★#64高木 虎之介:
自分を映し出しているテレビカメラに向かって手を降ってから、マシンをスター
ト。
1周目、P1-45.890、P2-1'24.771、総合1'46.667。
2周目、P1-44.282、P2-1'22.850、総合1'44.498。ポールをゲット!!
3周目、P1-50.761。なんと、ポールを決した途端にスローダウン。高木はこ
のままピットへと向かった。
トップ6の暫定決勝グリッドは、以下の通り。
1.#64高木 虎之介 1'44.498
2.#19黒澤 琢弥 1'44.685
3.#9ペドロ・デ・ラ・ロサ 1'44.784
4.#27影山 正美 1'45.673
5.#11光貞 秀俊 1'45.710
6.#20影山 正彦 1'46.060
/*** FMOTOR4 SUB-SYSOP 山川 順治/PEE00630(RIJ) ***/
N1耐久選手権第2戦 -RIJ- (1997-04-26) Qualify-Session
For N1 Endurance Series Rd.2 仙台ハイランドレースウェイ :(4.0296km)
P No.Cl Driver(s)----------- Car----------------- Best-LapT Behind -km/h-
1 32 1 横島 久/竹内浩典 Nissan Skyline GT-R 1'53.438 127.881
2 1 1 粕谷俊二/河合博之 Nissan Skyline GT-R 1'53.867 0.429 127.399
3 19 1 木下隆之/川崎哲哉 Nissan Skyline GT-R 1'54.064 0.626 127.179
4 13 1 木下みつひろ/菊地靖 Nissan Skyline GT-R 1'54.333 0.895 126.880
5 23 1 砂子智彦/福山英郎 Nissan Skyline GT-R 1'54.918 1.480 126.234
6 5 1 武井寛史/山路慎一 Nissan Skyline GT-R 1'56.557 3.119 124.459
7 20 2 小川日出生/細野智行 Mitsubishi Lancer 1'59.454 6.016 121.441
8 34 2 瀬在仁志/桂 伸一 Mitshubishi Lancer 2'00.305 6.867 120.582
9 33 1 村松康生/三好正己 Mitshubishi Lancer 2'00.501 7.063 120.385
10 4 2 榎本広行/坂本幸一 BMW M3 2'02.296 8.858 118.618
11 36 2 村尾真吾/舘 信吾 Toyota Celica GT-4 2'02.651 9.213 118.275
12 27 2 長嶋正興/牧口規雄 BMW M3 2'02.797 9.359 118.134
13 54 4 山内伸弥/浅見 武 Honda Civic 2'03.228 9.790 117.721
14 52 4 西垣内正義/渡辺明 Honda Civic 2'03.310 9.872 117.643
15 58 4 吉田寿博/山野哲也 Honda Civic 2'03.420 9.982 117.538
16 28 3 佐藤清治/佐藤 淳 Honda Integra 2'03.462 10.024 117.498
17 93 4 渋谷勉/服部吉男 Honda Civic 2'03.605 10.167 117.362
18 51 4 土屋武士/千田富之 Mitsubishi Mirage 2'03.610 10.172 117.357
19 84 4 中谷誠志/松浦竜也 Honda Civic 2'03.836 10.398 117.143
20 81 4 吉富 章/小暮吉則 Mitsubishi Mirage 2'04.033 10.595 116.957
21 55 4 大橋正澄/風間 武 Honda Civic 2'04.108 10.670 116.887
22 91 4 井人宏之/奥田 敦 Honda Civic 2'04.123 10.685 116.872
23 53 4 小林敬一/原 貴彦 Honda Civic 2'04.210 10.772 116.791
24 10 3 竹内純二/山梨順一 Honda Integra 2'04.512 11.074 116.507
25 39 3 井田雅彦/磯田尚孝 Honda Integra 2'04.849 11.411 116.193
26 7 3 元谷宏大/黒木健次 Honda Prelude 2'05.367 11.929 115.713
27 68 4 福田よしのぶ/水野昇太Honda Civic 2'05.428 11.990 115.656
28 78 4 辻本 聡/佐藤久美 Honda Civic 2'05.611 12.173 115.488
29 15 3 松浦俊之/伊藤勝一 Opel Astra 2'05.810 12.372 115.305
30 22 3 古橋 譲/日下部保雄 205 2'05.986 12.548 115.144
31 89 4 能城重之/福岡博人 Honda Civic 2'06.314 12.876 114.845
32 72 4 藤田隆之/高木真一 Toyota Levin 2'06.837 13.399 114.372
33 79 4 岡田憲久/陳 維良 Toyota Levin 2'07.123 13.685 114.114
34 37 3 雨宮栄城/陳 俊杉 Toyota Celica 2'09.398 15.960 112.108
****************************************************************************
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/仙台
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
雲一つない晴天の中、公式予選は開始された。
路面温度はまだ30度台だが、これから時間が経つにつれて40度台へと上がってく
る模様だ。ブリヂストンとしては、真夏でも耐久性に問題がないタイヤを用意して
これに備えている。
また午前中のフリー走行では脇坂選手がクラッシュしてダメージがあるため、こ
れを修復している。たま近藤選手はエンジンをブローさせてしまうトラブルのた
め、予選が始まってもエンジンの積み替え作業を続けている。
注目の高木選手だが、この予選は6番手以内に入ることを目標にし、スペシャル
ステージでポールとなるように戦略を練っている模様だ。
まずピットからコースに飛びだしていったのは、#3川本 篤だ。
ここで#6リスト・ヴァルタネンがいきなりコースアウト。左フロントサスペン
ションを曲げてしまう。
予選終了50分前の順位は、#9ペドロ・デ・ラ・ロサ1'48.383、#5マーク・グー
セン、#56本山 哲、#20影山 正彦、#10飯田 章、#11光貞 秀俊。
#9ペドロ・デ・ラ・ロサが1'46.979と一人46秒台に入れてトップ。
予選終了44分前、#64高木 虎之介が1コーナーでコースアウト!! コーナー
に侵入して行ったところでオーバーが出てしまい、そのままスピンしてコースアウ
トとなってしまったようだ。しかし、コース外側のダートを走行してコースイン。
ピットに戻ってきた高木選手だが、フロントウィング右側にダメージがあり、交
換作業に入った。
予選終了40分前の順位は、#9ペドロ・デ・ラ・ロサ1'46.976でトップ。続いて
#11光貞 秀俊、#10飯田 章、#5マーク・グーセン、#56本山 哲、#65山西 康
司の順。46秒代はデ・ラ・ロサただ一人。2~3番手が47秒代。4~6番手が48秒
代だ。
予選終了37分前、立体交差下で#65山西 康司がテグナ2個目の縁石にタイヤを
引っ掛けてしまい、スピン、コースアウト!! しかしガードレース寸前でマシン
がストップし、再スタートを切った。
予選終了34分前、#9ペドロ・デ・ラ・ロサが自らのタイムを縮め、1'46.755を
記録。
予選終了32分前、#11光貞 秀俊が1'46.573を叩き出してトップへ!!
予選終了30分前の順位は、#11光貞 秀俊、#9ペドロ・デ・ラ・ロサ、#5マー
ク・グーセン、#10飯田 章、#65山西 康司、#20影山 正彦。トップ2台が46秒
代。
予選終了30分前、#11光貞 秀俊が更にタイムアップし1'46.191を出す。
一方タイムを逆転された#9ペドロ・デ・ラ・ロサはピットインしてウィングを
若干立ててピットアウトしていった。
予選終了25分前、#35ミハエル・クルムがテグナ一つめのところでマシンを止め
てしまう。どうやらトラブルのようだ。
予選終了24分前、#20影山 正彦が1'46.570を出して2番手に浮上!!
46秒代は3台となった。
予選終了20分前の順位は、#11光貞 秀俊、#20影山 正彦、#9ペドロ・デ・ラ
・ロサ、#5マーク・グーセン、#10飯田 章、#65山西 康司。
高木選手は、マシンの車高調整を行っている。
予選終了19分前、#11光貞 秀俊がさらにタイムアップし1'45.909を出す!!
ただ一人45秒代だ。
予選終了15分前の順位は、#11光貞 秀俊、#9ペドロ・デ・ラ・ロサ、#20影山
正彦、#56本山 哲、#5マーク・グーセン、#10飯田 章。
予選終了14分前、#19黒澤 琢弥が1'44.846を叩き出してトップに踊りでる!!
予選終了13分前、#19黒澤 琢弥んが更にタイムを更新し1'44.
予選終了11分前、#20影山 正彦が1'45.344を出して番手に。
予選終了10分前の順位は、#19黒澤 琢弥、#20影山 正彦、#11光貞 秀俊、
#9ペドロ・デ・ラ・ロサ、#56本山 哲、#5マーク・グーセン。
予選終了7分前、#64高木 虎之介がようやく1'46.017を出して4番手に。
予選終了6分前、#64高木 虎之介がさらにタイムアップし、1'44.383でトップ
に!!
予選終了5分前の順位は、#19黒澤 琢弥、#64高木 虎之介、#20影山 正彦、
#33鈴木 利男、#9ペドロ・デ・ラ・ロサ、#56本山 哲。
予選終了3分前、高木はピットイン。
予選終了2分前、#9ペドロ・デ・ラ・ロサが1'44.694を出して3番手に浮上。
44秒代は3人に。
予選終了1分前、#11光貞 秀俊が1'45.323を出して4番手に。
ここでチェッカードフラグ。
#27影山 正美が1'45.061を出して4番手に浮上。
暫定予選順位は以下のようになっている。
1.#64高木 虎之介
2.#19黒澤 琢弥
3.#9ペドロ・デ・ラ・ロサ
4.#27影山 正美
5.#11光貞 秀俊
6.#20影山 正彦
7.#56本山 哲
8.#33鈴木 利男
9.#65山西 康司
10.#28山本 勝巳
11.#1ノルベルト・フォンタナ
12.#2エスティバン・トゥエロ
13.#5マーク・グーセン
14.#10飯田 章
15.#3川本 篤
/*** FMOTOR4 SUB-SYSOP 山川 順治/PEE00630(RIJ) ***/
《フォーミュラ・ニッポン・ニュース》 4月26日
☆ フリー走行、高木虎之介がトップタイムマーク
フォーミュラ・ニッポン開幕戦・鈴鹿の、フリー走行が終わった。
途中、コース上のスピンで一時赤旗中断という場面もあったが、特に
大きな混乱もなく終了。
このセッションでトップタイムをマークしたのは1997年型レイナード
を駆った注目の高木虎之介。タイムは 1'45.187。
また2番手に影山(弟)で 1'45.210、3番手はデラ・ロサ 1'45.605。
以下、影山(兄)、黒澤、本山、光貞、山本、飯田、鈴木利男と続いた。
フォーミュラ・ニッポンはこの後午後1時半から公式予選が行われる。
情報:山川順治(PEE00630)/鈴鹿
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
大変に残念なお知らせです。
日本一速い男の異名を持つ、国内レース界の第一人者、星野一義選手が、
フォーミュラレース活動を引退なさることが明らかになりました。
詳しくは、明後日24日に都内で行われる記者会見で明らかにされると思います。
なお、ルマン24時間レース、国内スーパーツーリング、及び国内GT選手権の活動は
引き続き継続するとのことです。
おしらせまで
日本モータースポーツ記者会 段
純恵
☆☆ SKILL SPEED ☆☆
☆☆☆ F3 REPORT ☆☆☆
****全日本F3選手権第2戦****
決勝レース
場所:筑波サーキット
日時:4月20日
天候:晴れ(路面/ドライ)
伊藤大輔
スタート:7番手/決勝順位:リタイヤ
決勝日は快晴に恵まれた。朝のウォームアップでは、タイヤの温存を考えなが
らも各部をチェックして5周のみの走行で終えた。タイムは53秒台をマーク
し、3番手につけることができた。各部の確認及びドライバーのウォームアッ
プも終えて、万全の体制で決勝レースに臨んだ。
午後3時にスタートが切られた。最も混乱が起きやすい7番グリッド付近から
のスタートで、スタート直後のアクシデントを懸念していたが、その心配が現
実のものとなってしまった。まずまずのスタートを決めた伊藤大輔ではあった
が、トップ集団のうちの数台がからんでしまった。前方の混乱を避けようとイ
ン側に寄ったその瞬間、伊藤のマシンに後続車が接触、たまらずスピンしてし
まった。ダメージは少なく再スタートを切ろうとしたところに他の後続車が、
伊藤を避けきれずにフロントから伊藤の右リヤタイヤに激しく接触してしまっ
た。このリヤへの衝撃が致命的なダメージを与え、万事休す。伊藤はその場で
リタイヤとなってしまった。
伊藤大輔のコメント:
「応援してくださっている方々には申し訳ない気持ちでいっぱいです。長丁場
のレースだから、必ずチャンスはめぐってくることを信じ大事に行くつもりだ
ったのですが。自分に対して腹立たしく感じ、スタッフの皆さんには申し訳な
くて。この週末は、ドライバーとして反省しなくてはいけないことばかりで
す。ドライバーの運転技術の未熟さを痛感しています。」
深尾栄一ディレクターのコメント:
「今回のレースは関東エリアということもあり、数多くの方々が応援に駆けつ
けてくれました。チーム一同感謝の気持ちでいっぱいではあるが、その分今回
のリタイアは大変申し訳なく感じている。この2連続リタイアはチームのモチ
ベーションを考えると大きなダメージを与えるものだが、体制を見つめなおし
てまた一から出直すつもりで次回の美祢戦で雪辱をはらすべく精一杯の努力を
重ねていく。」
SKILL SPEED F3 TEAM
深尾栄一
(全10戦中第2戦まで)
1997 3 4 5 6 7 8 9 9 10 11
Japan / / / / / / / / / /
Formula 3 30 20 18 1 6 3 7 28 19 9
Championship 鈴 筑 美 富 鈴 菅 仙 茂 富 鈴
Drivers-point 鹿 波 祢 士 鹿 生 台 木 士 鹿
Po-No-Driver------- Rd. -1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10 総合P- 有効P
1 7 T.コロネル 9 9 18 18
2 2 立川 祐路 6 3 9 9
3 16 土屋 武士 2 6 8 8
4 1 脇坂 薫一 4 4 8 8
5 14 S.マルティノ 3 1 4 4
6 12 歌川 拓 0 2 2 2
7 8 館 信吾 1 0 1 1
3 中嶋 修 0 0 0 0
5 内山 清史 0 0 0 0
10 井出 有治 0 0 0 0
6 横山 崇 0 0 0 0
19 阪口 良平 0 0 0 0
15 増田 哲治 0 0 0 0
25 長嶋 正興 0 0 0 0
18 平野 功 0 0 0 0
9 清水 剛 0 0 0 0
38 徳田 照幸 0 0 0 0
33 来嶋 真也 0 0 0 0
53 五味 康隆 0 0 0 0
32 密山 祥吾 0 0 0 0
77 伊藤 大輔 0 0 0 0
17 河野 尚裕 0 - 0 0
64 西 翼 0 - 0 0
65 吉村 一誠 0 - 0 0
22 山本 茂 - 0 0 0
4 M.サンタビル - 0 0 0
***************************************************************************
* 1位から6位までに9-6-4-3-2-1のポイント
* 全10戦中ベスト7戦(70%)有効ポイント制
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
全日本F3選手権第2戦 -RIJ- (1997-04-20) Provisional Race-Results
For 1997 All Japan F3 Championship Rd.2 筑波サーキット(J) : 2.045km
P No. Driver---------- Car------------------- Lap --GoalTime- -km/h--
1 7 T.コロネル (N) Dallara F397/Toyota 45 43'16.872 127.573
2 16 土屋 武士 (J) Dallara F397/HKS 45 43'29.264 126.967
3 1 脇阪 薫一 (J) Dallara F397/Mugen 45 43'47.772 126.073
4 2 立川 祐路 (J) Dallara F397/Mugen 45 43'49.983 125.967
5 12 歌川 拓 (J) Dallara F396/Toyota 45 43'51.852 125.877
6 14 S.マルティノ(I) Dallara F397/Opel 45 43'52.834 125.830
7 8 舘 信吾 (J) Dallara F397/Toyota 45 43'53.000 125.822
8 33 来嶋 真也 (J) Dallara F395/Toyota 45 44'05.557 125.225
9 9 清水 剛 (J) Dallara F397/HKS 45 44'05.829 125.212
10 15 増田 哲治 (J) Dallara F395/Opel 45 44'07.962 125.111
11 25 長島 正興 (J) Dallara F397/Toyota 44 1Lap
12 38 徳田 照幸 (J) Dallara F395改/Toyota 44 1Lap
13 19 阪口 良平 (J) Dallara F395/Toyota 44 1Lap
14 3 OSAMU (J) Dallara F397/Mugen 44 1Lap
15 18 平野 功 (J) Dallara F397/HKS 44 1Lap
16 32 密山 祥吾 (J) Dallara F397/HKS 44 1Lap
---------------------------- DNC -------------------------------------
5 内山 清史 (J) Dallara F397/HKS 20 25Laps
53 五味 康隆 (J) Dallara F397/Toyota 3 42Laps
22 山本 茂 (J) Dallara F396/Mugen 1 44Laps
77 伊藤 大輔 (J) Dallara F397/Mugen 0 45Laps
4 M.サンタビルタ Dallara F395改/Toyota 0 45Laps
6 横山 崇 (J) Dallara F396/Mugen 0 45Laps
10 井出 有治 (J) Dallara F396/Mugen 0 45Laps
**********************************************************************
提供:筑波サーキット
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
《筑波F3レース速報》 4月20日
・ 筑波F3レースはスタートで1列目アウト側予選2位の立川が
エンジンストール! 続く1コーナーでもアクシデントがあり、
3台がストップ、セーフティカーが入る。
5周のペースカーランの後再スタート。
ここでもがっちりトップを守ったコロネルが他を圧倒するペース
で2位以下を引き離し独走。2位土屋も単独走行となる。
終盤に入ってもペースの落ちないコロネルは、結局12秒という
大差をつけ優勝。2位はHKS(三菱)エンジンを表彰台に導い
た土屋。3位は後続を抑えきった脇坂。以下、13位から巻き返し
た立川が入った。5位歌川、6位マルティノ。
速報:北島滋穂(SDI00685)/筑波
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本F3選手権第2戦 -RIJ- (1997-04-20) Warmup-Session
For 1997 All Japan F3 Championship Rd.2 筑波サーキット(J) : 2.045km
P No. Driver---------- Car-------------------- Best-LapT Behind -km/h-
1 16 土屋 武士 (J) Dallara F397/HKS 53.700 137.095
2 25 長島 正興 (J) Dallara F397/Toyota 53.749 0.049 136.970
3 77 伊藤 大輔 (J) Dallara F397/Mugen 53.753 0.053 136.960
4 14 S.マルティノ(I) Dallara F397/Opel 53.797 0.097 136.848
5 5 内山 清史 (J) Dallara F397/HKS 53.964 0.264 136.424
6 18 平野 功 (J) Dallara F397/HKS 54.075 0.375 136.144
7 33 来嶋 真也 (J) Dallara F395/Toyota 54.157 0.457 135.938
8 32 密山 祥吾 (J) Dallara F397/HKS 54.260 0.560 135.680
9 53 五味 康隆 (J) Dallara F397/Toyota 54.391 0.691 135.353
10 4 M.サンタビルタ Dallara F395改/Toyota 54.450 0.750 135.207
11 10 井出 有治 (J) Dallara F396/Mugen 54.725 1.025 134.527
12 6 横山 崇 (J) Dallara F396/Mugen 54.784 1.084 134.382
13 19 阪口 良平 (J) Dallara F395/Toyota 54.826 1.126 134.279
14 3 OSAMU (J) Dallara F397/Mugen 54.913 1.213 134.067
15 12 歌川 拓 (J) Dallara F396/Toyota 55.668 1.968 132.248
1 脇阪 薫一 (J) Dallara F397/Mugen DNS
2 立川 祐路 (J) Dallara F397/Mugen DNS
7 T.コロネル (N) Dallara F397/Toyota DNS
8 舘 信吾 (J) Dallara F397/Toyota DNS
9 清水 剛 (J) Dallara F397/HKS DNS
15 増田 哲治 (J) Dallara F395/Opel DNS
22 山本 茂 (J) Dallara F396/Mugen DNS
************************************************************************
提供:筑波サーキット
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
☆☆ SKILL SPEED ☆☆
☆☆☆ F3 REPORT ☆☆☆
****全日本F3選手権第2戦****
予選
場所:筑波サーキット
日時:4月19日
天候:晴れ(路面/ドライ)
伊藤大輔
予選結果:7位
4月19日、土曜日、筑波サーキットにおいて、全日本F3選手権第2戦の予
選が行われた。筑波サーキットは、昨年伊藤大輔が4輪デビュー(フォーミュ
ラ・トヨタ)2戦目にして2位を獲得したゲンのいいサーキット。スキルスピ
ードにとっても、鈴鹿からの長距離遠征組ではあるが、ここ数年入賞を逃した
ことがないサーキット。鈴鹿での開幕戦で受けた屈辱をなんとかここで跳ね返
し、今後に向けて弾みをつけたいところだ。木曜日に行われた合同テスト走行
では、相変わらずトム・コロネル選手がリード。伊藤大輔は各セッションで
3・4番手につけていた。
そして迎えた公式予選は、土曜日の午後3時から。スタート直後の出足を控
え、ラスト20分でコースイン。1回目のアタックに出ていった。このF3の
予選の前に行われたフォーミュラ・トヨタ・シリーズに、今年もスキルスピー
ドは同じゼッケン77を使用して参戦しているが、そのドライバーの阿部が堂
々のポールポジションを獲得。伊藤もスキルスピードのダブルポールを実現さ
せるべくアタックに入った。
まず、1回目のアタックは、5周目に53秒70をマークし、3番手に立つ。
その後数周するがタイムアップできず、一度ドライバーとタイヤをクールダウ
ンさせるためにピットイン。ラスト8分というところで、再びコースインさ
せ、最後のアタックに入った。
しかし、筑波はラップタイムを見てもわかるとおり、非常に短くツイスティー
なことから、クリアラップを取ることができない。伊藤は前車に詰まるなど、
自分のペースをつかむことができず、17周目になんとか53秒620をマー
クするが、最終ラップも前車に詰まってしまい満足なアタックができずに予選
が終わってしまった。
結局、ポジションは3番手から7番手に転落。抜きにくい筑波のコースでは辛
いポジションからのスタートとなってしまった。
伊藤大輔のコメント:
「くやしくて、くやしくてしょうがない。前の車に詰まったりして自分のペー
スを崩してしまった。明日の決勝は、長丁場。絶対生き残って、いい結果を出
してやる!という気持ちでいっぱいです。マシンのバランスは基本的には問題
ありません。明日を見てください。」
SKILL SPEED F3 TEAM
深尾栄一
全日本F3選手権第2戦 -RIJ- (1997-04-19) Qualify-Session
For 1997 All Japan F3 Championship Rd.2 筑波サーキット(J) : 2.045km
P No. Driver--------------- Car--------------- Best-LapT Lap Behind -km/h-
1 7 T.コロネル (N) Dallara F397/Toyota 52.783 7/15 139.477
2 2 立川 祐路 (J) Dallara F397/Mugen 53.322 14/19 0.539 138.067
3 16 土屋 武士 (J) Dallara F397/HKS 53.433 6/11 0.650 137.780
4 8 舘 信吾 (J) Dallara F397/Toyota 53.485 13/22 0.702 137.646
5 12 歌川 拓 (J) Dallara F396/Toyota 53.532 17/23 0.749 137.525
6 1 脇阪 薫一 (J) Dallara F397/Mugen 53.591 14/18 0.808 137.374
7 77 伊藤 大輔 (J) Dallara F397/Mugen 53.620 17/19 0.837 137.300
8 14 S.マルティノ(I) Dallara F397/Opel 53.688 10/17 0.905 137.126
9 5 内山 清史 (J) Dallara F397/HKS 53.719 12/19 0.936 137.046
10 4 M.サンタビルタ Dallara F395改/Toyota 53.958 16/23 1.175 136.439
11 18 平野 功 (J) Dallara F397/HKS 54.008 22/22 1.225 136.313
12 33 来嶋 真也 (J) Dallara F395/Toyota 54.012 15/22 1.229 136.303
13 53 五味 康隆 (J) Dallara F397/Toyota 54.034 18/23 1.251 136.248
14 6 横山 崇 (J) Dallara F396/Mugen 54.050 19/22 1.267 136.207
15 38 徳田 照幸 (J) Dallara F395改/Toyota 54.092 5/21 1.309 136.101
16 15 増田 哲治 (J) Dallara F395/Opel 54.199 17/24 1.416 135.833
17 10 井出 有治 (J) Dallara F396/Mugen 54.223 16/18 1.440 135.773
18 9 清水 剛 (J) Dallara F397/HKS 54.259 19/21 1.476 135.683
19 19 阪口 良平 (J) Dallara F395/Toyota 54.433 12/16 1.650 135.249
20 25 長島 正興 (J) Dallara F397/Toyota 54.565 9/16 1.782 134.922
21 32 密山 祥吾 (J) Dallara F397/HKS 54.885 7/ 9 2.102 134.135
22 22 山本 茂 (J) Dallara F396/Mugen 54.906 7/22 2.123 134.084
23 3 OSAMU (J) Dallara F397/Mugen 55.029 9/16 2.246 133.784
****************************************************************************
提供:筑波サーキット
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本F3選手権第2戦 -RIJ- (1997-04-19) Free Practice-Session
For 1997 All Japan F3 Championship Rd.2 筑波サーキット(J) : 2.045km
P No. Driver---------- Car-------------------- Best-LapT Behind -km/h-
1 38 徳田 照幸 (J) Dallara F395改/Toyota 54.016 136.293
2 53 五味 康隆 (J) Dallara F397/Toyota 54.195 0.179 135.843
3 19 阪口 良平 (J) Dallara F395/Toyota 54.962 0.946 133.947
4 12 歌川 拓 (J) Dallara F396/Toyota 55.161 1.145 133.464
5 6 横山 崇 (J) Dallara F396/Mugen 58.669 4.653 125.484
6 1 脇阪 薫一 (J) Dallara F397/Mugen 1'00.010 5.994 122.680
7 77 伊藤 大輔 (J) Dallara F397/Mugen 1'00.427 6.411 121.833
8 22 山本 茂 (J) Dallara F396/Mugen 1'01.663 7.647 119.391
9 10 井出 有治 (J) Dallara F396/Mugen 1'01.709 7.693 119.302
10 3 OSAMU (J) Dallara F397/Mugen 1'02.318 8.302 118.136
11 5 内山 清史 (J) Dallara F397/HKS 1'04.190 10.174 114.691
2 立川 祐路 (J) Dallara F397/Mugen DNS
4 M.サンタビルタ Dallara F395改/Toyota DNS
7 T.コロネル (N) Dallara F397/Toyota DNS
8 舘 信吾 (J) Dallara F397/Toyota DNS
9 清水 剛 (J) Dallara F397/HKS DNS
14 S.マルティノ(I) Dallara F397/Opel DNS
15 増田 哲治 (J) Dallara F395/Opel DNS
16 土屋 武士 (J) Dallara F397/HKS DNS
18 平野 功 (J) Dallara F397/HKS DNS
25 長島 正興 (J) Dallara F397/Toyota DNS
32 密山 祥吾 (J) Dallara F397/HKS DNS
33 来嶋 真也 (J) Dallara F395/Toyota DNS
****************************************************************************
提供:筑波サーキット
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
****** 1997年フォーミュラ・ニッポンエントリーリスト ******
(1997.4.18現在)
チーム No ドライバー 国籍 生年月日
------------------------------------------------------------------------------
Team Le Mans 1 N.フォンタナ ARGENTINE 1975/01/20
2 E.トゥエロ ARGENTINE 1978/04/22
------------------------------------------------------------------------------
TEAM IMPUL 19 星野一義 JAPAN 1947/07/01
20 影山正彦 JAPAN 1963/08/08
------------------------------------------------------------------------------
PIAA NAKAJIMA RACING 64 高木虎之介 JAPAN 1974/02/12
65 山西康司 JAPAN 1977/10/11
------------------------------------------------------------------------------
SHIONOGI TEAM NOVA 9 P.デ・ラ・ロサ SPAIN 1971/02/24
10 飯田 章 JAPAN 1969/12/18
------------------------------------------------------------------------------
FUNAI SUPER AGURI 55 金石勝智 JAPAN 1968/11/21
56 本山 哲 JAPAN 1971/03/04
------------------------------------------------------------------------------
TEAM ANABUKI 童夢 with 無限 8 脇阪寿一 JAPAN 1972/07/29
------------------------------------------------------------------------------
オートテックSTELLAR 35 M.クルム GERMANY 1970/03/19
------------------------------------------------------------------------------
NAVI CONNECTION RACING 27 影山正美 JAPAN 1967/05/02
28 山本勝巳 JAPAN 1973/03/05
------------------------------------------------------------------------------
TEAM 5ZIGEN 5 M.グーセン BELGIUM 1969/11/30
6 R.ヴィルタネン FINLAND 1975/09/28
------------------------------------------------------------------------------
ASAHI KIKO SPORTS 3 川本 篤 JAPAN 1966/04/17
------------------------------------------------------------------------------
TEAM CERUMO 11 光貞秀俊 JAPAN 1970/12/29
12 S.カヴァナ IRELAND 1973/06/03
------------------------------------------------------------------------------
かもめサービス with MIRAI 33 鈴木利男 JAPAN 1955/03/10
------------------------------------------------------------------------------
TEAM TMS 17 近藤真彦 JAPAN 1964/07/19
18 R.ファーマン GREAT BRITAIN 1975/05/20
------------------------------------------------------------------------------
エーエスケー アスカ 21 田中哲也 JAPAN 1965/12/16
22 壺林貴也 JAPAN 1971/06/05
------------------------------------------------------------------------------
タカギB-1 RACING TEAM 36 玉中哲二 JAPAN 1962/05/13
37 山田政夫 JAPAN 1951/05/07
------------------------------------------------------------------------------
SRILANKA with TEAM LEYJUN 63 D.マラガムワ SRILANKA 1963/06/24
------------------------------------------------------------------------------
DATA:JRP フォーミュラ・ニッポン事業本部
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4/16~17に富士スピードウェイで行われた公式走行会は、14チーム23
名のドライバーが参加して行われた。
今年こそ絶対チャンプが欲しい高木虎之介は、全てのセッションでトップタイム
をマーク。最終日には黒澤選手がもつコースレコード(93年:1'14.854)も上回り
開幕ダッシュに向け準備は万全だ。
開幕は来週末。4/26(土)鈴鹿で行われる。
SESSON1 4/16 am 天候:晴れ コース:ドライ
SESSON2 4/16 pm 天候:曇り コース:ドライ
SESSON3 4/17 am 天候:晴れ コース:ドライ
SESSON4 4/17 pm 天候:晴れ コース:ドライ
●タイム(2日間のベストタイム順)*Best Time
P.-No.Name-----------Team------------Time Ses.1----Ses.2----Ses.3----Ses.4---
1 65 高木虎之介 PIAA NAKAJIMA 1'16.084 1'15.429 1'15.473*1'14.509
2 55 金石勝智 FUNAI SUPER AGURI 1'17.438 1'16.072 1'15.899*1'14.850
3 11 光貞秀俊 CERUMO 1'16.427 1'16.438 1'15.707*1'14.918
4 9 P.デ・ラ・ロサ SHIONOGI NOVA 1'17.091 1'16.489 1'16.078*1'14.965
5 33 鈴木利男 かもめサービスMIRAI 1'17.227 1'16.701 1'15.521*1'15.078
6 5 M.グーセン 5ZIGEN 1'17.704 1'16.576 1'16.713*1'15.168
7 27 影山正美 NAVI CONNECTION 1'17.927 1'16.452*1'15.494 1'15.509
8 10 飯田 章 SHIONOGI NOVA 1'17.598 1'16.958 1'16.321*1'15.502
9 28 山本勝巳 NAVI CONNECTION 1'18.141 1'16.076 1'16.369*1'15.554
10 35 M.クルム オートテックSTELLAR 1'17.390 1'16.526*1'15.619 1'16.181
11 1 N.フォンタナ LeMans ------- -------- 1'16.687*1'15.655
12 56 本山 哲 FUNAI SUPER AGURI 1'16.761 1'15.933 1'17.168 1'15.820
13 64 山西康司 PIAA NAKAJIMA -------- 1'21.751 1'17.779*1'15.957
14 3 川本 篤 ASAHI KIKO 1'18.143 1'17.690 1'16.720*1'16.405
15 8 脇阪寿一 ANABUKI 童夢無限 -------- 1'17.179*1'16.675 --------
16 2 E.トゥエロ LeMans 1'17.699*1'16.825 -------- --------
17 6 R.ヴィルタネン 5ZIGEN -------- --------*1'18.102 --------
18 6 羽根幸浩 5ZIGEN 1'21.510*1'19.111 -------- --------
19 36 玉中哲二 タカギB-1 1'29.086 1'21.134 1'20.467*1'19.118
20 63 D.マラガムワ SRILANKA LEYJUN 1'38.759 1'28.667 1'23.263*1'20.680
21 37 山田政夫 タカギB-1 1'24.645 1'25.532*0'22.329 1'36.953
22 22 壺林貴也 エーエスケー アスカ -------- -------- 1'22.409 --------
23 12 S.カヴァノフ COSMO CERUMO -------- -------- --------*1'27.488
●使用マシン
P.-No.Name-----------Team-----------------シャーシ/エンジン--------------
1 65 高木虎之介 PIAA NAKAJIMA レイナード97D/無限MF308
2 55 金石勝智 FUNAI SUPER AGURI レイナード96D/無限MF308
3 11 光貞秀俊 CERUMO ローラT96-52 /無限MF308
4 9 P.デ・ラ・ロサ SHIONOGI NOVA ローラT97-51 /無限MF308
5 33 鈴木利男 かもめサービスMIRAI レイナード96D/無限MF308
6 5 M.グーセン 5ZIGEN レイナード95D/JUDDKV-II
7 27 影山正美 NAVI CONNECTION レイナード96D/無限MF308
8 10 飯田 章 SHIONOGI NOVA ローラT97-51 /無限MF308
9 28 山本勝巳 NAVI CONNECTION レイナード95D/無限MF308
10 35 M.クルム オートテックSTELLAR レイナード96D/無限MF308
11 1 N.フォンタナ LeMans レイナード96D/無限MF308
12 56 本山 哲 FUNAI SUPER AGURI レイナード94D/無限MF308
13 64 山西康司 PIAA NAKAJIMA レイナード96D/無限MF308
14 3 川本 篤 ASAHI KIKO レイナード96D/無限MF308
15 8 脇阪寿一 ANABUKI 童夢無限 童夢F104R /無限MF308
16 2 E.トゥエロ LeMans レイナード96D/無限MF308
17 6 R.ヴィルタネン 5ZIGEN レイナード95D/JUDDKV-II
18 6 羽根幸浩 5ZIGEN レイナード95D/JUDDKV-II
19 36 玉中哲二 タカギB-1 ローラT95 /無限MF308
20 63 D.マラガムワ SRILANKA LEYJUN レイナード96D/無限MF308
21 37 山田政夫 タカギB-1 ローラT94 /無限MF308
22 22 壺林貴也 エーエスケー アスカ ローラT94 /無限MF308
23 12 S.カヴァノフ COSMO CERUMO ローラT96-52 /無限MF308
資料:JRP フォーミュラ・ニッポン事業本部
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《訂正》
#2645で報じたサーラ・カヴァノフ選手の国籍は、アルゼンチン
ではなく英国・アイルランドでした。
お詫びして訂正いたします。
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686) *
《フォーミュラ・ニッポン・ニュース》 4月16日
☆ フォーミュラ・ニッポンに初の女性ドライバーの参戦が決定
#2643で報じた女性ドライバー、サーラ・カヴァノフ選手(アルゼン
チン)の、日本最高峰レース・フォーミュラ・ニッポンへの参戦が
決定した。
これは、16日(水)に富士スピードウェイでの記者会見で明らか
になったもので、チームはセルモ、マシンはレイナード・コスワー
スということになる。日本のトップ・カテゴリーに女性ドライバー
がフル参戦するのは前身のF2選手権、F3000選手権を通じて
も初めてのことになる。
(同選手の経歴については nifty:FMOTOR4/MES/10/2643 をご参照
ください)
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686) *
RXL12440 日本モーターレーシングセンター東北支社 佐々木雅子
4/26.27 開催 ハイランド スーパーN1耐久レース 暫定エントリーリスト
参加37台(決勝36台)
1クラス--------------------------------------------------------------------
1 日産アルティアR.T. 粕谷 俊二/河合 博之 日産アルティアDUNLOP GTR
5 ススキレーシングメカニックス 武井 貴史/山路 慎一 ススキレーシングGT-R
13 ENDLESS SPORTS 木下みつひろ/菊地 靖 エンドレス アドバン GTR
19 チーム FK/MASSIMO 川崎 哲哉/木下 隆之 FKマッシモ FALKEN GTR
23 日産ピーズM.S.T 砂子 智彦/福山 英朗 プリンス東京FUJITSUBO・GTR
32 日産プリンス千葉 横島 久/竹内 浩典 日産プリンス千葉GTRファルケン
44 アペックスレーシング 田中 実/新田 守男 オートバックスアペックス GTR
2クラス----------------------------------------------------------------------
4 マックモータースレーシング 榎本 広行/坂本 寿市 MackMotors BMWM3
20 RSオガワ 小川日出生/細野智行/小林且雄 RSオガワ ランサー
26 郡司モーターサービス 川口 法行/内堀篤史/添田 正 CMSC栃木 GMSランサー3
27 牧口エンジニアリング 長島 正興/牧口 規雄 WAKO'S BMW M3
31 キャラ・セコンドスポーツ 鈴木 学/竹添 謙枝 スタードBPダンロップシルビア
33 T.カストロールレーシング 村松 康生/三好 正己 カストロールランサーエボ4
34 埼玉三菱コルト 瀬在 仁志/桂 伸一 三菱ランサーエボ3
36 TOYOTA CASTROL T 村尾 真吾/舘 信吾 カストロールMONZAセリカ
3クラス---------------------------------------------------------------------
7 とうようグループR 元谷 宏大/檜井 保孝 とうようぐるーぷプレリュード
10 T.R.C.YOKOHAMA 竹内純二/山梨順一/塚本剛哲 AZTEC・μ・RCS・BB4
15 OPEL F.S R.P. 松浦俊之/伊藤勝一/T.B.N. RXL FSRP ASTRA
22 F・SPORTS 古橋譲/日下部保雄/T.B.N. BP・ADVAN・INTEGRA
28 スワローレーシングクラブ 佐藤 清治/佐藤 淳 インターミラノ.スワローDC2
37 チーム トムス 雨宮栄城/陳俊杉/和田正 中国石油ダンロップJ'Sセリカ
39 TRACY SPORTS 井田 雅彦/山本 弘幸 RacingSPARCO DC2
4クラス---------------------------------------------------------------------
51 TEAM NOVA 土屋 武士/千田 富之 ミラージュ Asti
52 TEAM 5ZIGEN 西垣内正義/渡辺 明 5ZIGEN CIVIC
53 TEAM 5ZIGEN 小林 敬一/原 貴彦 5ZIGEN CIVIC
54 R.T.UNCLE 山内 伸弥/浅見 武/T.B.N BPビスコベータアンクルシビック
55 レーシングチーム イケザワ 大橋 正澄/風間 武 風間運輸アドバンムラマツCIVIC
58 アルパインレーシン゙クチーム 吉田 寿博/山野 哲也 アルパイン・シビック
68 チーム シグナル 福田よしのぶ/水野昇太 CCコムサEXEDYシグナル
72 SOMETHING TOM'S 藤田 隆之/高木 真一 EPOCH-Jカローラレビン
78 ウルトラマンレーシング 辻本 聡/佐藤 久実 ウルトラマン ギャザズ シビック
79 チーム トムス 岡田憲久/陳維良/大野尊久 トムスT111レビンダンロップ
81 T&S レーシングチーム 吉富 章/小暮 吉則 T&S.MIRAGE.Asti
84 スワローレーシングクラブ 中谷 誠志/藤島誠/T.B.N. バービーズスワローEG6
89 福地 竹虎 福地竹虎/能城重之/福岡博人 オートアゼックスシビック
91 M. SPORTS SHIFT 井入 宏之/奥田 敦 R,N☆ルーニーCIVIC
93 TRACY SPORTS 渋谷 勉/服部 吉男 KAMY CIVIC
------------------------------------------------------------------------------
●Fニッポン初の女性ドライバーの誕生か?!
4/16.17日に富士スピードウェイで行われる公式走行会に、セルモから
暫定エントリーされている噂の女性ドライバー、サーラ・カヴァノフ選手が参加
することになった。今季の動向とともに日本初公開の走りが注目される。
サーラ・カヴァノフ(アルゼンチン)
1973年6月3日生(23歳) 175cm/65kg
1990年 アマテュアクラブカート(全60戦中優勝31回)
1991年 シニア英国カート選手権(48戦中優勝18回)
英国カートドライバーオブザイヤー受賞
1994年 フォーミュラオペルヨーロッパ&アイルランド選手権
(15戦中2位2回、3位3回)
1995年 フォーミュラヴォグソール選手権(24戦中優勝9回、2位6回、
3位4回、シリーズチャンピオン)
1996年 英国フォーミュラ2選手権(4戦中4位2回)
情報:日本レースプロモーション(JRP)
<< FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>
今月末に開幕を迎えるフォーミュラニッポンの第2回公式走行会が下記日程で
開催されます。
日 時:4月16日(水) 9:00~11:00
13:00~15:10
4月17日(木) 10:00~12:00
14:00~16:00
場 所:富士スピードウェイ
参加予定エントラント:
チーム ドライバー 車両
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Team Le Mans N.フォンタナ レイナード96D/無限MF308
E.トゥエロ
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PIAA NAKAJIMA RACING 高木虎之介 レイナード97D/無限MF308
山西康司 レイナード96D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
SHIONOGI TEAM NOVA P.デ・ラ・ロサ ローラT97-51 /無限MF308
飯田 章 ローラT97-51 /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
FUNAI SUPER AGURI 金石勝智 レイナード96D/無限MF308
本山 哲 レイナード94D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
TEAM ANABUKI 童夢 with 無限 脇阪寿一 童夢F104R /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
オートテックSTELLAR M.クルム レイナード96D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
NAVI CONNECTION RACING 影山正美 レイナード96D/無限MF308
山本勝巳 レイナード95D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
TEAM 5ZIGEN M.グーセン レイナード96D/JUDD KV-II
R.ヴィルタネン レイナード96D/JUDD KV-II
-----------------------------------------------------------------------------
ASAHI KIKO SPORTS 川本 篤 レイナード96D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
COSMO TEAM CERUMO 光貞秀俊 ローラT96-52 /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
かもめサービス with MIRAI 鈴木利男 レイナード96D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
エーエスケー アスカ 田中哲也 ローラT95 /無限MF308
壺林貴也
------------------------------------------------------------------------------
タカギB-1 RACING TEAM 玉中哲二 ローラT95 /無限MF308
山田政夫 ローラT94 /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
TEAM SRILANKA with LEYJUN D.マラガムワ レイナード96D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
情報:日本レースプロモーション(JRP)
<< FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>
シーズン名:全日本ツーリングカー選手権
大会名 :第1戦/2戦・富士スピードウェイ
「富士スーパーツーリングカーレース」
予選:4月5日/雨/観衆: 6100人
決勝:4月6日/雨/観衆:2万7600人
距離:4,470km×21周×2レース ※但しレースは雨天中止
全日本ツーリングカー選手権が開幕!
PIAA SATORU NAKAJIMA ACCORDは第1戦予選で3位に!!
しかし悪天候のためレースは中止に
NAKAJIMA RACINGの今季レース活動は、4月5~6日の全日本ツーリングカー選手
権・第1大会によっていよいよ開始された。マシンは昨シーズン活躍したHONDAア
コードそのものであり、ドライバーも昨シーズン同様に黒澤琢弥選手。今シーズンは
また、シリーズチャンピオンを狙うことはもちろん、メーカータイトルをも獲得すべ
く、昨年までは好ライバルチームの一つであった無限チームとジョイントして“TEAM
無限 HONDA”へとシリーズ参戦体制を刷新、確立してのエントリー。マシン名称も“
PIAA SN(SATORU NAKAJIMA) ACCORD”とし、トヨタ勢などにとってさらに脅威的な存
在であることを強くアピールして、レースウィーク初日の練習走行に挑んだ。
その練習走行は終日ウエットコンディションで行われたが、黒澤選手が駆る⑮PIAA
SN ACCORDは終始速いラップタイムを記録して、今季からはチーム僚友となった⑯カ
ストロール無限アコードとともに常にトップ陣営に加わることに成功する。
翌土曜の予選当日も天候は悪く、第1戦スターティンググリッドをめぐって争う1
回目予選も、時折雨が降るヘビーウエットの中で開始された。しかしトータル性能に
優れたPIAA NAKAJIMA ACCORDはここでもその速さをフルに披露して、見事トップタイ
ムをマーク。しかしその直後、コース脇から流れ込んだ多量の雨水がマシン挙動を大
きく乱してしまい、⑮PIAA SN ACCORDは断腸のおもいでコースアウトを喫してしまう。
予選は終了間際に、本山選手がドライブする日産プリメーラがトップタイムを更新し
てポールシッターの座を獲得。予選2位はカストロール無限アコードで、⑮PIAA SN
ACCORDは予選3位で全日本ツーリングカー選手権第1戦に出場することとなった。
第2戦のための予選は午後3時過ぎから開始されたが、路面はやはりヘビーウエッ
ト。しかし、雨足がわずかながら弱まることもあり、多少でも良化した路面で記録し
たラップタイムが予選順位を大きく帰る局面が発生。NAKAJIMA RACINGもそのタイミ
ングを見計らって、セッティングを若干変更。しかしチームのそうした思惑とは裏腹
にセッティング変更直後に再び雨が強くなり、第2戦予選を6位で終えることとなる。
決勝当日は、前日の予報通り早朝から強い雨。サポートイベントレースの一部が取
りやめになるなどしながらも全日本ツーリングカー選手権・第1戦はスタート時刻を
迎え、出場各マシーンがスターティンググリッドに着く。しかし雨はさらに強くなり、
スタート時刻が主催者により遅らされる展開となる。その後も雨は強く降り、多少弱
くなったとしても濃霧がコースを覆ってしまう状況が1時間以上にわたって繰り返し、
主催者は午後3時過ぎのエントラント・ドライバー緊急ミーティングを経た上で第1
大会の中止を決定するに至った。
●PIAA SN ACCORD担当ディレクター:藤井一三コメント
「マシンがすでに熟成できており、勝てることが十分予想できていただけに残念な中
止となってしまいました。第2大会には各部をさらに性能アップさせた97年仕様のマ
シンを投入しますのでご期待下さい。」
http://www.justnet.or.jp/nakajima/
ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
1997 GT INSIDE REPORT
Round 1 SUZUKA GT300km 30 March '97
Points Ranking ポイントランキング FMOTOR4版
-------------------------------------------------------------------------
◎この集計はインサイドレポート班によるもので非公式のものです
*ドライバーポイント
[GT500]
3/30 5/4 6/29 8/10 10/5 10/26
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6
Po. No. Driver 合計 Suzuka FUJI Hiland FUJI MINE SUGO
------------------------------------------------------------------------------
1 2 鈴木亜久里/コマス 20 20
2 39 グルイヤール/影山正美 15 15
3 37 関谷正徳/鈴木利男 12 12
4 3 長谷見昌弘/田中哲也 10 10
5 556 影山正彦/近藤真彦 8 8
6 5 田嶋栄一/グーセン 6 6
7 38 竹内浩典/金石勝智 4 4
8 13 木下みつひろ/菊地靖 3 3
9 30 山田洋二/茂木和男 2 2
10 8 ガショー/ベルモンド 1 1
[GT300]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6
Po. No. Driver 合計 Suzuka FUJI Hiland FUJI MINE SUGO
------------------------------------------------------------------------------
1 19 織戸 学/福山英朗 20 20
2 910 袖山誠一/見崎清志 15 15
3 25 土屋武士/長嶋正興 12 12
4 26 鈴木恵一/新田守男 10 10
5 51 石原将光/池谷勝則 8 8
6 9 日置恒文/木下正治 6 6
7 72 牧口規雄/浅見 武 4 4
8 81 大八木信行/萬雲恒明 3 3
9 777 牧口克哉/塩見勝治 2 2
10 70 石橋義三/小宮延雄 1 1
*チームポイント
[GT500]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6
Po. Team 合計 Suzuka FUJI Hiland FUJI MINE SUGO
----------------------------------------------------------------------------
1 NISMO 20 20
2 TOYOTA TEAM SARD 15 15
3 TOYOTA Castorl TEAM 12 12
4 ハセミ・モータースポーツ 10 10
5 TEAM 5ZIGEN 6 6
6 ENDLESS SPORTS 3 3
7 TEAM TAKE ONE 2 2
8 POWER CRAFT 1 1
[GT300]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6
Po. Team 合計 Suzuka FUJI Hiland FUJI MINE SUGO
----------------------------------------------------------------------------
1 RS-Rレーシングwith BANDOH 20 20
2 910 RACING 15 15
3 土屋エンジニアリング 12 12
4 TEAM TAISAN Jr. 10 10
5 コブラレーシングチーム 8 8
6 TEAM 5ZIGEN 6 6
7 牧口エンジニアリング 4 4
8 TEAM DAISHIN 3 3
9 タックル&RS松元 2 2
10 チーム外国屋 1 1
*第1戦鈴鹿のGTインサイドレポート(FMOTOR4版)は以上で終了です
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
P.S. このレポートへのご意見、ご質問はFMOTOR4F/6番会議室へお寄せください。
このレポートは個人利用のためのサービスです。商的使用、他ネット、ホー
ムページへの無断転載はご遠慮ください。他メディアへご利用になりたい方
は、古屋(QYB04322)までご連絡ください。
ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
1997 GT INSIDE REPORT
Round 1 SUZUKA GT300km 30 March '97
Race Topics 決勝の話題 FMOTOR4版
-------------------------------------------------------------------------
注:カーNo.前の#はGT500、*はGT300を表します
☆決勝日(30日)のトピック
*51池谷勝則(コブラポルシェ・フリー走行クラストップ)
「予選ではポルシェ勢の2番手だった。トップのポルシェ(*26タイサンスターカー
ドRSR)は速すぎるよ。本番では金曜日のテストくらいのタイムでいけるでしょう。
クルマもいいし、うまくいってます。去年のクルマは清水さんに売ったんです。今年
はRSRのエンジンを積んでます。中速からのピックアップがいいですね。スタートは
石原さんで、17周で交代する予定です」
◎STPタイサンポルシェGT-2
今回、土屋圭市・松田秀士のコンビでエントリーしていたが、直前になってエント
リーを取り消した。千葉監督によれば「チームタイサンwithアドバンということで契
約して、クルマも黒赤に塗り替えていたんですが、土屋選手の都合で出場しなくなり
ました。今後についてはまだ未定です。ドライバーを替えて出場することは考えてい
ません」とのこと。
◎96年チャリティ募金贈呈式
GTC開催時のピットウォークで、チャリティ募金(1,000円以上)をすると、その場で
ドライバーやキャンギャルと一緒にポラロイド写真を撮ってもらえる通称"ポラロイ
ド・チャリティ"は、今やGTCの名物となった感がある。昨年GTCが開催された寄せら
れた募金の総額を5つのサーキットで割った平均額は92万2,269円。この募金は鈴鹿
サーキットランドを通じて、慈善団体に寄付されることとなった。30日の午後1時過
ぎより表彰台にて、この昨年度募金の贈呈式が行われた。プレゼンテーターはGTCエ
ントラントを代表して長谷見昌弘選手が行った。なお、贈呈式は各サーキットで毎回
行なわれる。
#38 カストロール・セルモ・スープラ
絶好調のトムス勢に比べ、直前のテストで97モデルをクラッシュさせ、96モデルで臨
んでいるセルモ陣営は、予選結果が芳しくなかった。それでも朝のフリー走行後、竹
内浩典に話を聞いてみると、「(96の方は)テストをしていなかったんで、予選も
ずっとセッティングしていたようなもんなんです。でもようやく朝のフリー走行で
セットが決まりましたから、決勝はかなりいけると思いますよ」とのことで、決勝で
は本来の実力を発揮してくれそうな雰囲気だった。一方今年から竹内とステアリング
を握る金石勝智も、「決勝はガンガン行けると思います。ただね、亜久里さんがうる
さいんですよ(笑)。さっきもわざわざ舘さん使って『路面が濡れてるから気をつけ
ろ』って言うてきて、わかってるちゅうねん(笑)」と、表情は明るかった。気にな
る97モデルの投入に関しては、「クラッシュしたボディを修理して使うか、新品にす
るか、それとも96のボディに97のエンジンとミッションを載せるか今悩んでるんで
す」と佐藤代表。投入は早くて第2戦だが、第3戦になる可能性が高いとのこと。
◎ンボルギーニ・ディアブロの現況
開幕戦には間に合わなかったディアブロだが、現在ニューマシンはフランスで製作
中で、第2戦には間に合う予定になっている。マシンはセンターのチューブラーフ
レームを残して前後はカーボンで造り直し、外観もかなり変わっているという。マク
ラーレンF1のように、ノーマルがディアブロGT、レース仕様がディアブロGTRという
ネーミングになる。エンジンは6リッターで、ドライサンプ化されているため従来よ
り15cmほど低く搭載できる。1号車は4月下旬にシェイクダウン予定で、そのクルマ
がそのまま日本に来る。2号車はFIA-GT選手権に出場し、鈴鹿1000kmにはやってくる
予定。ドライバーは和田孝夫だけは決定しているがもう1人は未定。今年は本気で勝
ちにいくつもりですと、チーム関係者は意欲満々である。
◎300クラスにニューカマー、インプレッサが
ラリー、ダートラ、ジムカーナで知られるキャロッセでは、かねてから残る1つの
フィールドのレースに参戦したいという希望があった。当初は、'97年シーズンから
投入したいという意向はあったが、他のカテゴリーとの兼ね合いもあり、デビューは
第3戦のハイランドに予定されている。ドライバーは、昨年は500クラスのJUNスカイ
ラインをドライブした小林且雄とキャロッセの加勢裕二代表の予定だ。マシンは、今
年から全日本ジムカーナで投入したインプレッサだ。
「以前からレースをやりたいという構想はあった。ただ、人手はないようでメカニッ
クもダートラと兼任なんで、シーズンが始まっちゃった。シャシーは7割ぐらい出来
てるんだけど、マシン全体ではパーツをまだ作っているので、3割ぐらいの完成度で
す。シャシーバランスは良いし、水平対向エンジンは低重心で重量バランスも良い。
ただ、セダンのボディは空力が今一歩なんですが、まあWRカーのようなイメージで
す。シャシーや足回りはキャロッセ製なんで、早く煮詰まるでしょう。チューナーと
して信用できるし、現役のドライバーですからクルマのセッティング能力も高いんで
す。変わったクルマが出るのも可能性を秘めていて面白いでしょう。今年は、走らせ
てみて一回でも良いから結果を残したいですね」(小林且雄)
「エンジンは当面2リッターです。製作はあちこちに協力してもらっています。クル
マはFRと4WDの両方のパーツを用意し、両方テストをします。ミッションはシーケン
シャルの6速の予定です。今年、ジムカーナのCクラスのクルマで既にシーケンシャ
ルは使っていますから」(加勢裕二代表)
○決勝スタート直前 13時45分現在
天気:曇り
気温:16度 湿度:51% 路面温度:17度
入場者数:3/30 42,000人(3/29 11,000人)
*リタイヤ(GTインサイドレポート班調べ)
No. 原因 周回数
--------------------------------------------------
*21 エンジン 3L
#12 駆動系 3L
*6 ミッション 10L
*333 エンジン 11L
*20 コース上でストップ 16L
*7 デフ・オイル漏れ 23L
#36 ギアボックス 39L
*26 タイサンスターカードRSR
黒旗提示:ピットロードでの速度違反:ペナルティ10秒
*26 新田守男(タイサンスターカードRSR)
「ピットインする前に*19シルビアをスプーン入り口で抜くことが出来た。最初はず
いぶん離されてしまって、心配でしたよ。でも何とか自分の仕事が出来たと思いま
す」(ドライバー交代直後)
*19 福山英朗(RS☆Rシルビア)
「満タン状態では、ウチの方が速かったけど、軽くなってからは*26ポルシェの方が
バランスが良いみたいだね。でも、あちらはペナルティがあるみたいだし、もう飛ば
すことないじゃないかな」(残り10周時点)
#37 関谷正徳(総合3位、カストロール・トムス・スープラ)
「セッティングを失敗したのか、よく分からないけど、なぜかオーバーステアだっ
た。利男に悪いことしちゃったよ」
#39 影山正美(総合2位、デンソーズープラGT)
「兄貴抜くのに手こずっちゃった。いやぁ、面白かったですねぇ。ブロックが結構き
つかったけど。大丈夫でしょ、レースだから。兄貴も分かってますよ。本当にチーム
がいいクルマを造ってくれたからできた走りです。ホントは1番がいいんでしょうけ
ど、とりあえず表彰台に上がれてよかったです」
#39 オリビエ・グルイヤール(総合2位、デンソースープラGT)
「マサミがよいポジションでクルマを渡してくれたんんで、とてもイージーだった
よ。クルマはすごく快調だった。ただ、終盤ちょっと4速と5速が入り辛くて注意し
ながら走らなければならなかった。コースの一部で追いつかれてしまったのはそのた
めだ。タイヤもよかったし、開幕戦としてはたいへんよい結果が残せたと思う。この
チームがそろって最初のレースでこの順位はとてもうれしい。スズキ(利男)選手と
競り合ったが、彼は非常にフェアで、とても気分よく走れた。激しく競り合っても
フェアに走らなければならない。自分もそうしたし」
#2 ZEXELスカイライン(総合優勝)
柿本監督:「長かったですね。クルマのほうはまったく問題ありませんでした。ピッ
ト作業で10秒は稼げましたよ。あれで勝てました。(メカニックが「言われたとおり
にやりましたよ。なんかください(笑)」)
#556 KURE R33(総合5位)
影山正彦:「前を走っていた星野さんが急に遅くなって当たったんだ。きっとトラブ
ルだろう。大きなダメージはなかったけど、エアジャッキの口がへこんでピットで時
間をくった。正美はこれで運を使っちゃたから、もうないよ(笑)」
近藤真彦:「ここからひとつずつ順位を上げていきたい。4、3、2、1、1位でノルマ
OKですね(笑)」
☆ウィニング・インタビュー
総合優勝
鈴木亜久里(#2 ZEXELスカイライン)
「チームは喜んでました。NISMOがGTで勝つのは5年ぶりでスカイラインの100勝めっ
て言ってました。NISMOも日産も改めてスタートを切ろうといったレースで優勝でき
たのは嬉しですね。スタートはポールの関谷さんがアクセル踏むまでは待ってようと
思ってました。エンジンのトルクがあるんでスカイラインの方がひとつのギアが長い
ので、スタートは少し有利かなと思ってました。それで前に出れて、少し楽になる
なって。それで最初は一生懸命逃げたんです。2分7秒くらいのハイペースで逃げまし
た。36号車が追い上げてくるのは分かってました。その時はブレーキが少し深くなっ
て、最初に攻めすぎたんで少しタイヤがきつかったんですが、何とか押さえられる
なって。このままトップでエリックに渡せば、彼が何とかしてくれるのは分かってま
したから。今回はスープラはトラブルだったんですが、次回トヨタも対策してくると
思いますし、我々も早く新しい車を導入したり、強化をしていきたいですね。今期の
目標は、まず土曜日の夜にトムスの舘監督の誘いに乗らない、夜遊びに付き合わない
ですね(笑)。昨日も誘われたんですが、11時までに引き上げたんで、勝てたんです。
あとはレースの神様が決めることですから、まじめにレースやっていけば何回か勝て
るんじゃないかなと」
エリック・コマス(#2 ZEXELスカイライン)
「日産での最初レース勝ててうれしいです。いいスタートになった思います。みんな
のおかげです。なぜなら...(以下日本語で)あぐりさん、ちょべりぐっどすたーとで
すね。そう、あとでわたしはキープポジション。と、36のくるま、ちょっとはやいで
した。でもラップタイムがおなじくらい。あとで36ばんのくるまリタイア。そのご、
かんたんでした。もちろん、レースおわりまでゆっくりいきました。なぜなら、ゆう
しょうしたいからです。すかいらいん、このくるまとてもすきです。いまきょねんの
くるまですね。もうすこし、97ねんのくるま、たぶん、とてもはやいです。このしゅ
うまつはすーぷらとすかいらいんおなじくらいのはやさでした。そう、コンペティ
ティションがハイレベル。(英語に戻って)この選手権はとてもすばらしいので、日
産の勝利の為に頑張りたいです」
GT300クラス優勝
福山英朗(*19 RS☆Rシルビア)
「(レース後かなり厳しい顔でしたが?)状況は分かってました。けど、まあたいして
若くないんですけど(笑)、若い選手を育ててくれって言われてましたから、キツイ顔
するところはしないと、育ちもしませんから。ぴっと締めるっと。今日はかなりラッ
キーな部分もあって優勝できました。クルマは去年のシルビアとはまったく別物で、
生まれたばかりの赤ちゃんみたいなクルマなんで、もっともっと仕上げていかない
と、シーズン通しては厳しくなると思います。26のポルシェが追い上げてた時にピッ
トで呪いかけてましたから(笑)、黒旗でピットに入った時は、天井を突き破るくらい
飛び上がって喜びました(笑)。今年はタイトルは取りたいので、僕らも、開発のス
タッフも頑張りますから、運良く取れればありがたいですね。え、今年のうちのキャ
ンギャルの衣装が過激ですって? それがそもそも全ての間違いです(笑いながら織戸
の方を見る)」
織戸 学(*19 RS☆Rシルビア)
「ラスト1周で『ああ、あと1周だぁ』と思ったら、ちょっと心の中でいろいろ考える
ことがあって。胸に込み上げるものとか、ちょっとニヤニヤしちゃって。で、自分の
不注意ですピンしちゃったんですけど。(福山「優勝したら、キャンギャルとなんか約
束してたんじゃないの(笑)」)。まあ、状況はそんな感じです(笑)。そうしたら、
(ストレートに戻って)チェッカーを受けるはずが、こうやって(オフィシャルがピッ
トを指した)入れられちゃったんで、もしかしたらGT300はピットに入んなきゃいけな
いのかなって、勝手に解釈しちゃったんです。それが混乱の原因です。これは僕のミ
スです。交代してからは順位を考えないで走ってました。練習というとおかしいです
が、自分がこれから学ばなければいけないことがたくさんあるからと、それを心がけて
走りました。今日はほんとに、福山さんを始めメカニックの人たちがやってくれてれ、
僕は走るだけだったですけど、こういういい結果が残せてうれしいですね」
*ランキング表に続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
1997 GT INSIDE REPORT
Round 1 SUZUKA GT300km 29 March '97
Qualify Topics 予選の話題 FMOTOR4版
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注:カーNo.前の#はGT500、*はGT300を表します
☆注目のニューカマー(ニューマシン)に訊く
#13 木下みつひろ(エンドレスアドバンGTR)
「12月頃からGT参戦の話は出ていて、クラリオンカラーの'96仕様のルマンのテスト
車をNISMOから買いました。18、19日の鈴鹿合同テストがシェイクダウンでルマン仕
様のまま好感触を得たんですが、N-GT規定の形状に合わせたらフェンダーやバンパー
が飛んだりと、ボディ関係の強度不足が出て、スピードを出せない状態です。悪い
ところを鈴鹿で出し尽くして、クルマを仕上げたいです」
*6 藤田孝博(ワイズダンロップBP MR-2)
「昨年の井村屋号の改良マシンです。車体のダウンフォースを増したり、エアイン
テークを下の方から取るように変えました。GT合同テストで初めて乗ったんですが、
フォーミュラと違って路面のインフォメーションがダイレクトに来ないので戸惑って
います。サスペンションはスーパーストラットからノーマルにしました。耐久は初め
てなんでいたわりつつ加藤さんに引っ張ってもらいたいです」
*7 RE雨宮Super G RX7
雨宮勇美代表:「97年からFIAのレギュレーションでロータリーの係数が1.5から1.0
になったんで、3ローターを出してみようかと思いました。20数年変わってないエン
ジンだったし、タイムも練習走行でも、2秒ぐらい同じ300クラスのライバルに差を付
けられてきて、ポルシェの安定性なども高いですしね。13Bから比べて10~15馬力ぐ
らいパワーも増えて、320馬力ぐらい出ています。トルクも26.5kgから37kgへと増え
ました。その分、車両重量も1070kgになって、あと29kgは軽量化できるんですけれど
ね。ストリートパーツを販売しているので、ストリートと同じ物を使いたいんです。
開幕戦という事で、6位入賞をねらいたいです。悪いところがここまで何も出ていな
いので、反対に不安はあります」
山路慎一:「金曜日はトータルで15周ぐらい走りました。足回りが決まってなかった
のを、最後には納得できる範囲までセットできました。トルクがないとタイムにつな
がらないし、飛び込み一発や脱出一発の速さだけになってしまうんです。ノーマル形
状のサスペンションなんでストローク特性を良くしていかないと。シルビアはノーマ
ル部品はないでしょう。MR2もジオメトリーをいじっているからストローク特性は
上がっているし、40mmぐらいは動いてると思います。ウチは去年のデーターで最小だ
と25mmのストロークしかなかった。シルビアやMR2はレーシングカーなんで、対抗す
るにはさらに手を加えたい。まあ、ここまで速いというのはRX-7の素性の良さの証明
で、誰がやっても速いマシンに仕上がる可能性はあると言うことでしょう。3ロー
ターの認可は勇気がいる行為だったと思うんですが、この決断はレースを盛り上げて
くれると思いますよ」
*19 織戸学(RS☆Rシルビア)
「木曜日に最高速が出ない不調のマシンを富士でチェックしました。おかげで、ここ
まで来れて、足のセッティングに好みの部分でとまどったけれどいい感じです。ねら
える位置に居るんじゃないかな」
#8 パワークラフトTRDスープラ
ベルトラン・ガショー:「マシンは去年までのものとは違う全くのニューマシン。ポ
テンシャルは高いと思うし、とくにエンジンが良いが、まだ出来立てでセッティング
の真っ最中。この前に1時間乗っただけ。まだまだこれからで、タイム云々という段
階じゃあない」
ポール・ベルモンド:「去年の夏の鈴鹿1000kmに出たので日本でGTに乗るのが初めて
というわけではない。ただトヨタ車は初めてだ。また外国の選手権に出るのもこれが
初めてだ。FIA選手権は詳細がずっとはっきりしていなかったから良いチーム、良い
マシンでレースがしたいと思って、それで日本に来ることにした。今は先ずマシンに
慣れること。今回は完走を目指す」
*16 関根基司
「チーム・パワー・マジックっていうのは、取り敢えず付けた名前なんです。武藤文
雄さんと僕で一緒にやろうってことで。武藤さんの会社で、去年一ツ山さんが乗って
いたマシンを手に入れてチューンして、それで出場します。ええ、2リッターのNAで
す。井入君は、ある人から紹介してもらいました。腕も性格もいいっていうし、本人
もシビック・インターカップより上のレースがやりたいってことだったもんで。え
え、期待してますよ。我々はヨコハマ・タイヤでやるんですが、去年一ツ山さんたち
はダンロップだったでしょ。だから足回りのセッティングがちょっと違うんですが、
まぁ心配はないと思います。BMWは一昨年の旧型M3以来なんですが、グループAでもM3
や635CSi乗っていたんで、結構縁があるんですよ」
*333 カストロール・ポルシェ
清水正智:「GTは初めてなんですが、フォーミュラとは違うんで、大変です。実は鈴
鹿は3年ぶりなんですよ。でもちゃんと覚えてましたけどね(笑)。クルマは去年他
のチームで使っていたものを、ノバで組み直してもらいました」
片山義美:「年末に急に清水君からお誘いがあってね。ホンマはもっと若い子がエエ
んちゃうか、って言うたんやけど、若い子が乗るとクルマ壊すかも知れないから、言
われてね(笑)。清水君とレースするのは初めてやけど、元ダンロップの京極さんが
間に入ってくれたもんやからね。ポルシェは956以来やね。911でレースするのは初め
て。まぁものの5~6周もすれば慣れるやろ。それとGT選手権にマツダが復帰する時
のために勉強しとこう、思うて。身体慣らすのにもエエしな。まぁ2人合わせて100
歳越えるなぁってこないだ笑ったんやけどね(笑)」
*27 太田哲也
「今日(金曜日)クルマが完成したばかりなんです。午前中は燃調がおかしくて走れ
なかったので、午後の走行がシェイクダウンです。クルマはフェラーリ・チャレンジ
用の車両に前後スポイラーをつけて、ガソリンタンクとショックアブソーバーを交換
し、ロールバーなどを補強した程度です。車両重量がまだかなり重いのが難点です
ね。クラッチペダルが奥まで踏んだ時に戻ってこないんですよ。しばらくするとポン
と戻るんですが、クラッチミートが難しくてスタートに苦労しました。クルマ自体
は、コーナーはまだいいんですけど、エンジンにまったくパワーがないですね。この
クルマは5バルブで、本来非常に高回転型なんですけど、リストリクターで抑えられ
てしまっているために、体感的には250馬力くらいにしか感じられないですね。他
のGT300クラスのクルマが物凄く速くみえるくらい。ある程度は予想してましたけ
ど、ちょっと厳しいですね。まあでも今後のためもありますから、ベストを尽くして
頑張ります」
#5 田嶋栄一(5ZIGEN SUPRA)
「今日(金曜日)がシェイクダウンなんです。まだどうこう言える段階ではないです
ね。ただ、セッティングの方向性は見えているので、あとは煮詰めていくだけです。
まだ二人の好みがどう違うかはわかりませんが、他チームではいいタイムが出ていま
すから、素性はいいはずです」
☆予選日(29日)
予選1回目のトピック
#75 NISSAN300ZX-GTS
レギュレーションの解釈の違い(ホイール幅)により、車検委員からクレームがつ
き、予選1回目の走行を取りやめた。
#37 関谷正徳(予選1回目トップ)
「GT300と分けているので20分しか時間がないから、とりあえず出したタイムです。
クルマは、96仕様と基本的には変わらないんですが、エンジンが97スペックになった
こと、それからミッションがH型からシーケンシャルになったことが違います」
#2 鈴木亜久里(予選1回目2番手)
「(午後は)もうダメだね。雨でタイムは出ないでしょう。ただ、スープラに負けた
のは悔しいね。大事なのは明日の決勝だし、クルマのトータルなバランスを煮詰め
て、一生懸命頑張るだけ」
#556 影山正彦(予選1回目3番手)
「正直言ってクルマの状態の割には予選の順位は良かった。もう一つクルマが決まっ
てなくて、アンダーステア気味。もう少しセットすればタイムも上がるはず。明日は
気合い充分ですよ」
#12 カルソニックスカイライン(予選1回目4番手)
本山哲:「アタックは星野さんです。レースに向けてはセットもokで、レースウィー
クにはクルマのトラブルも出て、リズムが狂うところもありました」
金子監督:「あんまりよくなかったね。バッテリーにトラブルがあって、5分ぐらい
出遅れたのが響いた。ニュータイヤに履き替えて2周目でベストラップを出そうとし
てたんだけど、1周しかアタックできなかった。決勝は晴れだと思うけれど、雨は雨
で…。ドライバーには自信があるので、頑張りますよ。悪くても表彰台に行きます」
*26 新田守男(予選1回目GT300トップ)
「タケシ(つちやMR2)が速かったでしょ。その後タケシが停まっていたのを知らな
かったモンだから、とにかく早くタイムを出さなくちゃと思ってね。午後は、もうボ
クと恵一さんと1セットずつタイヤを使っちゃたから、もうアタックはしません」
*25 土屋武士(予選1回目クラス2位)
「1回目のアタックで15秒ゼロまで出した直後にエキゾーストパイプが外れてしまっ
た。だからアタックは1周しかしてないんです。タイサンは13秒9ですか。ウーンい
い勝負ですね。午後は天気が悪くなるだろうし、順位はこのままじゃないですか。も
し天気がもてば、タイヤはもう1セット残ってますからもう1回アタックします」
☆予選2回目のトピック
#39 オリビエ・グルイヤール(デンソースープラGT)
「午前中はクルマは快調だった。とくに二度目に新品タイヤで出たときはクルマは完
璧な状態だった。ところがダンロップコーナーでスピンしているクルマがあったん
だ。あれで1秒から1.5秒はロスしてしまった。だからあのタイムにはまだ余裕があ
る。ともかくクルマには満足している。あと1秒くらいは詰められると思う。午後は
コースアウトしてしまったが、水にのって飛び出しただけ。クルマはスポイラーを少
し傷めただけで問題ない。雨のスズカが初めてなら雨のなかスープラで走るのも初め
て。コースコンディションはかなり難しい状態だったんだ」
#3 長谷見昌弘(ユニシアジェックススカイライン)
「午後の走行では、スプーンで前のクルマが上げたオイルスモークに視界を奪われ、
コースアウトしてしまった。クルマはフロントのスポイラーがちょっと壊れたが、明
日の決勝にはまったく影響はない。クルマは昨年のまま変わっていないんだけど、フ
ロントタイヤがきれいに減らないという症状に、富士のテストから見舞われるように
なってしまった。クルマってのはそういう不思議なことがあるんですよ。それに今回
はどうもタイヤの磨耗が激しいようです。これはウチだけじゃないんです。だから決
勝では、タイヤをいかに保たせるかという走りになりそうだ。それにしても今回は
ちょっと苦しいね。ほかが潰れて自分のところが浮上するというパターンは、ちゃん
とセッティングができての話だからね」
☆注目ドライバー大いに語る
ポールシッター&話題のドライバー共同記者会見
29日の予選終了後、共同記者会見が行われた。出席したのは、ポールポジションを
獲得した#37 カストロール・トムス・スープラの関谷正徳と鈴木利男、GT300クラス
でトップタイムを記録した*26 タイサン・ポルシェRSRの新田守男、#2 ZEXELスカイ
ラインの鈴木亜久里とエリック・コマスの5人のドライバー。それぞれのコメントの
要約は以下のとおり。
関谷正徳(#37 トヨタ・カストロール・スープラ)
「クルマはいいですよ。去年と変わったのは、シャシー剛性が上がったのと、エンジ
ンが4連スロットルになったこと。それとミッションがシーケンシャルになって、サ
スペンションも多少見直したので、トラクションとかそういう部分がすごくよくなっ
た。そういう意味では、いろんなものをほとんど換えていますから、去年より相当よ
くなっていますね。予選タイムはよかったんですけど、実はヘアピンでダサかったん
ですよ。カメラ積んでいるんで意識しちゃって…。ホントは4秒台だったんだけど、
そんなタイムが出るとまずいんで、やめといたんです(笑)。スカイラインがもっと
速くなるとまずいですから」
鈴木利男(#37 トヨタ・カストロール・スープラ)
「クルマはスカイラインもスープラもどっちも一緒ですよ(笑)。形が違うだけ。た
だ最初に乗った時凄くきれいに仕上がっているんで驚きました。乗るのもったいない
と思うくらい。実際走ってみて感じたのは、スープラは乗りやすいってことですね。
それ以上はコマスに聞いてください(笑)。ただスープラの取り回しは楽ですよ。向
きを変えるのは変えやすいです。あとブレーキは、ブレーキだけだったらスカイライ
ンの方がいいかも知れませんけど、クルマってのはそれだけじゃありませんからね。
関谷さんとのコンビですか? それはもう「最強じじいコンビ」でしょ(笑)。もう
これ以上ないわけですから、間違いないですよ。今シーズンは最終的に最終戦でチャ
ンピオンがとれればいいですし、それまでに決まっていればもっといいですね」
関谷「100kgウェイト積めるといいね(笑)。明日の決勝に関しては、作戦はとくに
ないですよ。とにかく一生懸命全開で走って、チギれれば楽ですし、チギれなければ
厳しいレースになるし、ということですよね。とにかく全力で走るだけです。あとは
もらい事故とかに気をつければ、と思っています。クルマは心配すればきりがないで
すからね」
鈴木亜久里(#2 ZEXELスカイライン)
「予選はできればもうちょっといきたかったですね。クルマは去年のオールスター戦
からなにも変わってないですよ。リヤのスプリングを50ポンドを堅くしたくらいか
な。クルマはね、説明するのが難しいんだけど、単純にアンダーが強いとかそういう
問題じゃなくて、アンダーも強ければオーバーも強いんですよ。でもシビアじゃない
んで、すごく乗りやすいんです。というより、乗りにくいんだけど怖くないの。クル
マを走らせることに対して神経を使わないんですよ。速く走るかどうかは別なんだけ
ど、雨のなかやタイヤが冷えているときでも、スピンしちゃうってことはないんで
す。そういう意味では楽かな。それは研ぎ澄まされた速さじゃないのかも知れないけ
ど、ドライバーにとっては楽にレースができるってことですからね。フォーミュラ・
ニッポンのウチのドライバー2人がそれぞれライバル車に乗ってますけど、今回は作
戦勝ちですね。『わかってんだろうな!』作戦(笑)。2人に無線で、『白いZEXELが
見えたらわかってるんだろうな!』っていうね(笑)。まぁ、『無理な抜き方だけは
やめてくれ』とは言っておきましたけど。あと金石には『クラッシュして全損にはす
るな』って言っときましたけどね。でも2人ともムキになってかかってきますよ。本
山なんか『絶対負けたくない』って言ってましたもん。金石はそういうタイプじゃな
いですから、なんかモゴモゴ言ってますけど(笑)。『絶対亜久里さん、負けません
よ』なんて言ってるから、怖いですよね。でも逆に、2人には早くどんどん行って欲
しいよね。スカイラインの97モデルは、次のレースか、次の次か、98年に近づいたた
ら出てくると思いますよ」
エリック・コマス(#2 ZEXELスカイライン)
「(すべて日本語で)スカイラインとスープラは、ステッカーがちがう(笑)。スカ
イラインは、もあかんたんです。ラップタイムおなじくらい。でもきょねんのくるま
です。そー、あたらしいくるま、まってます。97ねんモデル。まってます。たぶん、
よりよいね。でもとてもかんたんです」
鈴木利男「そのとおりです(笑)。スープラの97年モデルはもっとカンタン(笑)」
新田守男(*26 タイサン・スターカードRSR)
「13秒台のタイムは、ボクたちは出ると思ってなかったんですけど、他のチームが既
にテストで出していますから、今回はたまたま他のチームの調子が悪かったんだと思
います。クルマはちょっとだけ軽量化をしてますが、あとは去年と一緒です。エンジ
ンもオーバーホールしてませんし。千葉さんがおカネないからしないって(笑)。で
もシーズン途中で壊れると思うんで、そうしたらやると思うんですが、もっとおカネ
かかったりして(笑)。もちろんウェイトハンデがないですし、タイヤもかなりよく
なっているみたいなんで、その分もあると思います。ライバルとしては、土屋さんと
このMR2と、坂東さんのところのシルビアと、雨宮さんのRX7と、みんな真っ直ぐとか
が速くなってきてるんで、堅く堅く行って、ポイントを確実にとっていこうと。もち
ろんすごく勝ちたいんですけど、あんまりひっちゃきになって、こっちが墓穴を掘ら
ないようにしたいと思っています。でも開幕戦は絶対とりたいですね。今シーズンも
負けたくないです。与えられたクルマでチャンピオンとりたいと思っています」
関谷「今年はマクラーレンが出ないですけど、マクラーレンそのものはちょっとルー
ルの違うレースのクルマですからね。そういった意味では、いればいたで大きな差が
あるでしょうが、今年はスカイラインとスープラ、そしてNSXも出てくるから、トヨ
タとニッサンとホンダの三巴の戦いを、楽しんで見てもらえるんじゃないですかね。
その中でトヨタを一歩リードさせたいんですけど、スカイラインも97モデル出してく
るわけでしょ。それにNSXだってどのくらい速いかわからないわけですし。それだけ
に、非常に面白い、ファンに楽しんでもらえるレースにできたらいいなと思っていま
す。で、その中で何回かこちらが勝てたら最高ですね」
亜久里「スカイラインは97年モデルを今一生懸命作ってるんで、それがどのくらいの
パフォーマンスか。まぁ今年のクルマをベースに悪いところを改良してるんで、今年
のクルマよりは速くなると思いますから、そうした時に他のクルマと比べてどうか、
ですよね。なにしろスープラがどのくらい行くのか、NSXがどのくらいのパフォーマ
ンスなのかわからないわけですからね。でも基本的にこのレギュレーションでやって
いくと、みんな互角に戦ってレース自体は面白くなると思いますよ。1つのクルマだ
けが断トツに出ていっちゃうより、みんなが競り合って最後にどうなるかってレース
をしたら面白いんじゃないですか。去年のマクラーレンってのは、基本のコンセプト
が違ったんですが、今年出てくるのはどれも同じようなレベルのクルマなので、見て
いるお客さんは面白いでしょう。やってる僕たちは苦しいですけど、そのなかでいい
結果が出せれば面白いですからね。目標としては2つですかね。2つは勝たないといけ
ない契約になってるんです(笑)」
*決勝の話題に続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
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* *
* 富士スーパーツーリングカーレース JTCC 第1,2戦は天候不順により中止 *
* となりました。 (15:20 公式通知 No.16) *
* 1997.04.06 天候 : 雨 コース状況 : ウェット *
*******************************************************************************
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
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* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 富士スーパーツーリングカーレース *
* JTCC 第2戦 公式予選正式結果表 *
* 1997.04.05 SEIKO TIMING *
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位車番ドライバー 車 名 ベストラップ 周 km/h
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1 14 道上 龍 (J) ジャックスMCアコード 1'45.188 14 152.983
2 16 中子 修 (J) Castrol無限ACCORD 1'45.203 17 152.961
3 23 本山 哲 (J) ザナヴィ・カミノ 1'45.227 17 152.927
4 88 飯田 章 (J) オペル ベクトラ 1'46.003 16 151.807
5 19 金石 勝智 (J) ウェッズスポーツエクシヴ 1'46.226 16 151.488
6 15 黒澤 琢弥 (J) PIAA SN ACCORD 1'46.459 15 151.157
7 37 ミハエル・クルム (D) エッソトーネン・トムスエクシヴ 1'46.461 10 151.154
8 39 ホアン マニュエル シルバ (RA) デンソーセルモエクシヴ 1'47.046 15 150.328
9 33 岡田 秀樹 (J) Gathers 童夢 アコード 1'48.239 13 148.671
10 38 竹内 浩典 (J) デンソーセルモチェイサー 1'48.714 16 148.021
11 36 関谷 正徳 (J) ゼント・イクリプス・チェイサー 1'48.866 14 147.815
12 68 田中 哲也 (J) DoCoMo Exiv DL 1'49.173 17 147.399
13 72 松永 雅博 (J) インギング カローラ 1'51.591 14 144.205
14 25 影山 正美 (J) ADVANエクシヴ 1'51.690 13 144.077
15 21 一ツ山 康 (J) ダンロップ-BP-BMW 1'52.592 9 142.923
16 11 原 貴彦 (J) レッツォ・トランピオ・エクシヴ 1'55.316 11 139.547
12 星野 一義(J) カルソニック プリメーラ ピットスタート
18 木下みつひろ(J) エンドレス アドバンBMW ピットスタート
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予選通過基準タイム ( 110% ) 1'55.727
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 富士スーパーツーリングカーレース *
* JTCC 第1戦 公式予選正式結果表 *
* 1997.04.05 天候 : 雨 コース状況 : ウェット SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー 車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 23 本山 哲 (J) ザナヴィ・カミノ 1'47.351 15 149.901
2 16 中子 修 (J) Castrol無限ACCORD 1'47.732 13 149.371
3 15 黒澤 琢弥 (J) PIAA SN ACCORD 1'47.817 11 149.253
4 12 星野 一義 (J) カルソニック プリメーラ 1'48.754 16 147.967
5 39 ホアン マニュエル シルバ (RA) デンソーセルモエクシヴ 1'49.940 14 146.371
6 88 飯田 章 (J) オペル ベクトラ 1'50.471 14 145.667
7 33 岡田 秀樹 (J) Gathers 童夢 アコード 1'51.800 10 143.936
8 14 道上 龍 (J) ジャックスMCアコード 1'51.910 11 143.794
9 68 田中 哲也 (J) DoCoMo Exiv DL 1'52.097 15 143.554
10 37 ミハエル・クルム (D) エッソトーネン・トムスエクシヴ 1'52.308 10 143.285
11 18 木下みつひろ (J) エンドレス アドバン 1'52.344 10 143.239
12 38 竹内 浩典 (J) デンソーセルモチェイサー 1'52.757 9 142.714
13 19 金石 勝智 (J) ウェッズスポーツエクシヴ 1'52.871 10 142.570
14 72 松永 雅博 (J) インギング カローラ 1'53.983 11 141.179
15 36 関谷 正徳 (J) ゼント・イクリプス・チェイサー 1'54.467 9 140.582
16 21 一ツ山 康 (J) ダンロップ-BP-BMW 1'56.063 10 138.649
17 11 原 貴彦 (J) レッツォ・トランピオ・エクシヴ 1'57.591 5 136.847
25 影山 正美 (J) ADVANエクシヴ 2'00.032 6 134.064
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予選通過基準タイム ( 110% ) 1'58.397
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計時委員長 五味久男
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
☆☆ SKILL SPEED ☆☆
☆☆☆ F3 REPORT ☆☆☆
****全日本F3選手権第1戦****
決勝レース
場所:鈴鹿サーキット
日時:3月30日
天候:晴れ(路面/ドライ)
伊藤大輔
スタート:20番手/決勝順位:リタイヤ
早朝は快晴に恵まれた鈴鹿サーキット周辺であったが、決勝レーススタートが
近づくにつれて黒い雲が鈴鹿山脈の方向から迫ってきた。フォーメイション・
ラップ中には西コースでは雨が降り始めたという情報も。不本意な20番手から
のスタートとなった伊藤大輔は、まずまずのスタートを決めて、1周目の1コー
ナーまでに2台を抜き、最終コーナーを立ち上がってきたときには一気に12番
手まで浮上した。3周目には早くも2分3秒台に入れ、毎ラップごとに順位を上
げ、6周目には分3秒582というこの日のベストラップ3位に相当するタイムをた
たき出した。8周目には8番手まで上がり、前を走る吉村選手にあっという間に
迫った。
しかし、130Rを立ち上がったところでピタリと吉村選手の後ろにつけてシケ
イン入口でインを刺そうとしたが、巧みなブロックにあい、今度はアウトに並
びかけようとしたところでラインが交差。その時右フロントウイングを吉村選
手のマシン後部に接触させてしまいコースオフ。そのままリタイヤとなってし
まった。
伊藤大輔のコメント:
「完全にぼくのミスです。つまらない接触からリタイヤした自分に腹立たしく
思うのと同時に、吉村選手には申し訳ない気持ちでいっぱいです。マシンの調
子もドライで走った木・金曜日と同じように良く、どんどん順位を上げられ
た。明らかにぼくの方にマージンがあったにもかかわらず、吉村選手のブレー
キング時にこちらが減速しきれずに接触してしまった。ぼくのミスでこれまで
必死にマシンを仕上げてくれたチームのみんなや、協力していただいている関
係者にも申し訳ない気持ちです。予選も含めて、このレースウイークに起こっ
たことを猛省し、次の筑波に臨みたいと思います。」
深尾栄一ディレクターのコメント:
「予選、決勝ともに新人にありがちなミスが目立ってしまいましたね。マシン
の調子はこと決勝に関していうなら問題なかったことは、彼のレース中のペー
スを見ればわかります。あのままミスなくいければ、表彰台はまだしも4位に
はなれていたことでしょう。伊藤はドライバーとして反省しなくてはならない
点が多くありました。これも今後を考えれば収穫といえるでしょうが。チーム
としては全体的に速さは証明することが出来たと思いますが、最も必要な強さ
が足りないことも露呈させてしまいました。一から出直すつもりで今後もがん
ばります。」
SKILL SPEED F3 TEAM
深尾栄一
☆☆ SKILL SPEED ☆☆
☆☆☆ F3 REPORT ☆☆☆
****全日本F3選手権第1戦****
公式予選
場所:鈴鹿サーキット
日時:3月29日
路面:ウエット
伊藤大輔 予選タイム:2分27秒578
ポジション:20番手
3月29日、土曜日。全日本F3選手権第1戦の公式予選が行われた。今年から、公
式予選は午後に1回だけとなり、これまで午前中に行われていた1回目の予選は
フリー走行となった。公式予選から決勝までの使用タイヤは、6本(スリック
のみ1セット半。レインタイヤは制限がなし)というレギュレーションはこれ
まで通りだが、急遽、公式フリー走行の時間も含まれることになってしまい、
各チームともタイヤを温存させるためにこのセッションを見送るチームが多く
なることが予想された。フリー走行においてはなんとか天候がもったものの、
やはりスリック・タイヤ温存を考え、チームではマシン各部のチェックとドラ
イバー自身のウオームアップのためにレインタイヤで3周してピットインさせ
ることにした。各部のチェックも問題なし。ドライバーもウオームアップを終
え、あとは予選開始を待つのみとなった。
予想通り予選が始まると1時間ほど前から雨が降り始め、次第に強くなってい
った。チームでは雨対策として、レシオ、ウイング等を変更して予選に臨ん
だ。伊藤にとっては初めてのF3で、初めての予選という条件が重なり合ってし
まった状態。初めての雨の走行となった伊藤は、「慎重になりすぎた」ことか
ら自らのペースをつかむことなく予選があっという間に終わってしまった。伊
藤、チームにとっては全く不本意な20番手という結果になってしまった。
伊藤大輔のコメント:
「初めての雨の走行ということについては、特に緊張はしていなかったのです
が、雨の中でのマシンの状態を把握しきれないまま終わってしまいました。そ
れを差し引いても、言い訳できるような結果ではありません。応援してくださ
っている方々に申し訳ない気持ちです。明日の決勝では、次につながるレース
をしたいと思います。」
百田義弘テクニカル・エンジニアのコメント:
「この現実をいさぎよく受け入れるしかないでしょう。マシンに問題があるの
かとも思いましたが、本人のコメントによると特に問題はなかったようです。
マシンを不踏めてドライバーももう一度一からやり直すつもりでがんばりま
す。」
深尾栄一ディレクターのコメント:
「金曜日までの調子が、雨のために文字通り流されてしまった感じです。マシ
ンの状態を正確に把握できず、それをチームに伝えることができなかったとい
う点において、ドライバーの、雨の中での経験不足といえるでしょう。しか
し、伊藤の話を聞いてみると、必ずしも彼の経験不足だけではなく、いろいろ
とマシン・セットアップについても考えなくてはいけない部分が多いと思いま
す。チームにとっては雨は何回も経験していますが、ダラーラF397での雨は初
めてなわけですからね。総合力でまだチームとしての力が足りなかったという
ことですね。伊藤にとっても、チームにとってもいい経験だった(あまり経験
したくはありませんが)。この経験を生かして明日のレース、次の筑波戦をが
んばります。」
SKILL SPEED F3 TEAM
深尾栄一
☆☆ SKILL SPEED ☆☆
☆☆☆ F3 REPORT ☆☆☆
全日本F3選手権公開テスト
場所:鈴鹿サーキット
日時:3月27日(午後)
天候:晴れ(路面/ドライ)
Pos Driver TYPE BESTLAP
1 トム・コロネル ダララF397/トヨタトムス3S-G 1'59.33
2 伊藤 大輔 ダララF397/無限MF204B 1'59.90
3 脇坂 薫一 ダララF397/無限MF204B 2'00.80
4 立川 裕路 ダララF397/無限MF204B 2'00.83
5 セバスチャン・マルティノ ダララF397/スピースオペル 2'01.31
6 平野 功 ダララF397/HKS三菱4G93 2'01.40
7 徳田 照幸 ダララF396/トヨタトムス3S-G 2'01.52
8 内山 清史 ダララF397/HKS三菱4G93 2'02.23
9 土屋 武士 ダララF397/HKS三菱4G93 2'02.24
10 吉村 一誠 ダララF396/無限MF204 2'02.39
11 西 翼 ダララF397/無限MF204B 2'02.41
12 館 信吾 ダララF397/トヨタトムス3S-G 2'02.42
13 横山 崇 ダララF396/無限MF204B 2'02.68
14 来嶋 真也 ダララF395/トヨタトムス3S-G 2'02.98
15 井出 有治 ダララF396/無限MF204 2'02.99
16 歌川 拓 ダララF396/トヨタトムス3S-G 2'03.05
17 河野 尚裕 ダララF395/無限MF204 2'03.18
18 五味 康隆 ダララF397/トヨタトムス3S-G 2'03.48
19 長嶋 正興 ダララF397/トヨタトムス3S-G 2'04.15
20 古市 洋 ダララF397/無限MF204 2'05.95
21 密山 祥吾 ダララF397/HKS三菱4G93 2'06.56
22 増田 哲治 ダララF395/スピースオペル 2'06.83
23 清水 剛 ダララF397/HKS三菱4G93 2'07.80
24 阪口 良平 ダララF395/トヨタトムス3S-G 13'20.54
午後4時から27日2回目の走行が始まった。午前の走行でマシンのセットアップ
も進んだため、今年はじめてニュータイヤを投入し、予選に向けてのフィーリ
ングチェック及び伊藤大輔にとっては初めてのアタックを敢行することにし
た。まず、午前中に使用したユーズドタイヤでマシンのフィーリングをチェッ
ク。そのタイヤで午前のタイムを上回る2分1秒50をマークしたのちピットイ
ン。微調整をマシンに加えて再度確認に出ようとしたところ、赤旗中断となっ
たため残り時間を考えニュータイヤを投入することにした。3周のウオームア
ップののち、伊藤はアタックに入り、2分フラットを連発。6周目に無限ホン
ダ・ユーザーとして、また日本人として初めて2分の壁を破る夢の1分59秒台を
マークして見せた。最後のアタックではダンロップ・コーナー下でスローカー
に引っかかり、それ以上のタイムアタックはなかったが、チームとしては十分
に満足できる結果だったといえる。
伊藤大輔のコメント:「マシンの調子はエンジンを含めてとてもよくなってき
ています。新品タイヤを履いてのアタックは初めてだったのでまだ勉強しなく
てはいけない余地がありますが、タイム的には満足です。このペースでマシン
を仕上げ、次はトップタイムを狙います。ここまでの体制を整えてくださった
ホンダ、無限、チーム・スタッフをはじめいろいろな方々に感謝の気持ちでい
っぱいです。今後もその期待に僕が応えられるようがんばります。」
百田義弘テクニカル・エンジニアのコメント:
「まずまずの結果に満足しています。ユーズドタイヤでのセットアップからニ
ュータイヤを履いたときに微調整を加えましたが、バランスが大きく変わらな
かったことが特によかったと思います。狙いとしては1分59秒50だったのです
が、スローカーに引っかかったり、伊藤も初めてのニュータイヤでのアタック
だったのでしかたがないと思います。このペースを週末まで保てるよう精いっ
ぱい努力します。」
深尾栄一ディレクターのコメント:
「体制を整えて行っている最中は、いったいどうなるかと思いましたが、まず
はマシンのカラーリングもぎりぎりで完成し、なんとかみんなと一緒にテスト
に参加することができました。マシンの仕上がりも上々で、戦うモチベーショ
ンをチーム全体で上げられたのが大きな収穫だったといえるでしょう。まだま
だチームとしてはやることは山積していますが、ひとつひとつ解決していきた
いと思います。」
SKILL SPEED F3 TEAM
深尾栄一
3月29・30日、鈴鹿サーキットのおいて、1997年度全日本F3選手権第1戦が開
催されました。それに先立ち、木曜日から公開テストが行われ、SKILL SPEED
F3 TEAMも最後の調整のために参加しました。公開テストからレースまでをレ
ポートします。
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☆☆ SKILL SPEED ☆☆
☆☆☆ F3 REPORT ☆☆☆
全日本F3選手権公開テスト
場所:鈴鹿サーキット
日時:3月27日(午前)
天候:晴れ(路面/ウエットのちドライ)
Pos Driver TYPE BESTLAP
1 トム・コロネル ダララF397/トヨタトムス3S-G 2'01.29
2 伊藤 大輔 ダララF397/無限MF204B 2'02.05
3 徳田 照幸 ダララF396/トヨタトムス3S-G 2'03.01
4 立川 裕路 ダララF397/無限MF204B 2'03.14
5 館 信吾 ダララF397/トヨタトムス3S-G 2'03.65
6 土屋 武士 ダララF397/HKS三菱4G93 2'03.66
7 西 翼 ダララF397/無限MF204B 2'03.97
8 河野 尚裕 ダララF395/無限MF204 2'04.01
9 脇坂 薫一 ダララF397/無限MF204B 2'04.09
10 吉村 一誠 ダララF396/無限MF204 2'04.22
全日本F3選手権開幕直前の3月27日、木曜日、F3協会主催による合同テストが
行われた。参加23台を数え、各チームとも精力的なテストを行った。前夜から
降り始めた雨の影響で、セッション開始こそ路面はまだ濡れていたが、走行中
に路面は急速に乾き、最終的にはほぼ完全ドライとなった。
そんな中でスキルスピードと伊藤大輔は、積極的にマシンの熟成をすすめてい
き、10周目に2分2秒台に乗せ、18周目に2分フラットをマーク。トムスのトム・
コロネル選手に次ぐ2番手タイムをマークした。
SKILL SPEED F3 TEAM
深尾栄一