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2019年9月

Japanese F3

JF3:第20戦岡山決勝会見 「昨年よりレベルの高いシリーズになりましたが、僕自身は成長できたと思います」(宮田莉朋)

決勝フォトセッション: トップ3のドライバーたち

第20戦優勝 #36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S)
決勝記者会見: 優勝した宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM\'S) スタートと1周目が一番重要だと思っていました。シーズン後半戦はサッシャ選手がいつもいいスタートを切っていたので僕は自信がなかったんですけど、なんとか抑え切れて1周目を逃げ切れました。それが決め手だったと思います。昨日のレースを振り返り、クルマの改善とそれに対するドライビング面での対応を考えて臨みましたが、難しいコンディションのレースになり、タイム差は昨日より少なかったですが、クルマは昨日と同じく素晴らしかったです。3年目のシーズンを迎え、チームもスポンサーさんも期待されていたと思いますが、トムスが全勝した昨年のようにはうまくいきませんでした。全日本F3が昨年よりレベルの高いシリーズになり、簡単にはいかないなと思っていましたが、サッシャ選手やエナム選手と競り合って戦うことができ、今シーズンの最多勝を取れて僕自身は成長できたと思います。シリーズチャンピオンを取れなかったのは本当に申し訳ないと思いますが、今までで一番いい年を送れたと思います。来シーズンのことは何もわかりませんが、僕の希望としてははステップアップしてスーパーフォーミュラやGT500で活躍したいです。
第20戦決勝2位 #11サッシャ・フェネストラス(B-Max Racing with motopark)
決勝記者会見: 2位のサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark) 今日もとてもタフなレースでした。昨日よりギャップは縮まりましたが、なかなか抜くことができませんでした。レース序盤にペースが上がらなかったことが敗因だと思います。でもいいレースができたと思いますし、満足はしています。チームも昨夜からすごく頑張ってくれました。毎戦いろんなことをやってくれるので大変感謝しています。来年のことはまだ何も決まっていません。いろんなところと話をさせていただいてますが、まだ先は長いし、今季いい結果を残せているので期待はしています。できればスーパーフォーミュラやGT500に乗れたらと思います。日本で長くキャリアを積み重ねていくことが僕の希望ですから。
第20戦決勝3位 #37阪口晴南(カローラ中京Kuo TEAM TOM'S)
決勝記者会見: 3位の阪口晴南(カローラ中京Kuo TEAM TOM\'S) 昨日と同じようにスタートと1周目が勝負だと思っていました。スタートはうまくいったと思いますが、2台を捉えるほどではなかったです。宮田選手もミスをしなくて、淡々とレースは進みました。サッシャ選手も昨日より格段にペースが良くなっていて、ついていけず、チャンスは全くありませんでした。まだ来年のことは決まってませんが、横に座ってる二人と同じレースに参戦できればと思っています。宮田選手とはずっと一緒に戦ってきていますし。次同じカテゴリーや同じチームで戦うことになった時は、僕が前にいたいなと、そういう強い気持ちで今後もレースを戦っていきたいです。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第20戦岡山決勝 #36宮田がポール・トゥ・ウィンで今季8勝目を達成。

全日本F3選手権第20戦の決勝が9月29日、岡山国際サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)がスタートから終始トップを守りきり、今季通算8勝目を挙げた。

25周の決勝がスタートした レースをリードする宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM\'S F317) 優勝は宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM\'S F317) 決勝2位はサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3) 決勝3位は阪口晴南(カローラ中京Kuo TOM\'S F317) マスタークラス優勝はDRAGON(TEAM DRAGON F3) 優勝した宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM\'S) 優勝した宮田莉朋と3位の阪口晴南(カローラ中京Kuo TEAM TOM\'S) 2019年のシリーズチャンピオンサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark) 優勝した宮田莉朋(カローラ中京Kuo TEAM TOM\'S) 表彰式 マスタークラスの表彰式

1979年から続いてきた全日本F3選手権。FIAの規定変更に伴い、来年からはスーパーフォーミュラ・ライツとして行われることがすでに決まっており、「F3」の名称で戦われるのは今日のレースが最後となる。

その最終戦決勝は午前11時20分より25周で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

ポールの宮田はスタートで予選2位の#11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)とのバトルに競り勝ってトップで1コーナーに飛び込むと、その後は安定したペースでリードを広げ、4周目には1分23秒352のファステストラップを記録するなど、まさに圧勝で25周を走りきった。2位のフェネストラズとは5.160秒差。3位も昨日に続いて#37阪口晴南(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が入った。

マスタークラスは#30DRAGON(TEAM DRAGON F3)が2連勝を達成している。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第20戦岡山決勝結果

SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/29) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 20 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
136宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
2534'57.390
211サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
255.160
337阪口 晴南カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
2515.671
48片山 義章YTB by Carlin
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
2524.848
52大湯 都史樹TODA FIGHTEX
Dallara F319
TODA
TR-F301
2525.349
612大津 弘樹ThreeBond F318
Dallara F318
ThreeBond
TOMEI TB14F3
2527.932
765エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3
Dallara F312
Volkswagen
Spiess A41
2530.179
851アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
2532.062
97シャルル・ミレッシYTB by Carlin
Dallara F317
Volkswagen
Spiess A41
2534.222
1013三浦 愛ThreeBond F314
Dallara F314
ThreeBond
TOMEI TB14F3
2541.304
1135河野 駿佑RS FINE K&N F318
Dallara F318
Mercedes-Benz
HWA 414
2547.145
1230MDRAGONTEAM DRAGON F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
2552.727
1350M畑 亨志B-Max Racing with motopark F3
Dallara F316
Volkswagen
Spiess A41
251'18.136
---- 以上規定周回数(90% - 22Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.36 宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317) 1'23.353 (4/25) 159.034km/h

Japanese F3

JF3:第19,20戦岡山公式予選 宮田莉朋が意地のダブルポール

全日本F3選手権第19,20戦は28日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が両戦でポールポジションを獲得した。

第19戦、第20戦ともポールポジションの宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM\'S F317) 第19戦、第20戦とも予選2位のサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3) 第19戦予選3位、第20戦予選6位のシャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)だったが、ペナルティーで最後尾 第19戦予選4位、第20戦予選3位の阪口晴南(カローラ中京Kuo TOM\'S F317) 第19戦、第20戦ともマスタークラスポールポジションのDRAGON(TEAM DRAGON F3) 初参戦の畑亨志(B-Max Racing with motopark F3)は第19戦、第20戦ともマスタークラス予選2位

 早朝に差した薄日も雲に隠れた午前8時35分、19,20戦30分間の公式予選が始まった。

 ワンセット目のタイヤでまずトップに立ったのは1分21秒911で宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)。2位にはこのレーススポット参戦で僚友の阪口晴南(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が付けた。

 このトムス勢のタイムを上回ってきたのは遅めにアタックを始め、1分21秒765をたたき出したサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)でここまでのトップに立つ。

 しかし2セット目のタイヤで1分20秒940で再びトップに立ちポールポジションを決めたのは宮田。12秒297までタイムを縮めたフェネストラズを0秒307と大幅に上回った。

 3位にはここがホームコースのシャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)が付けたが、ピットレーンの速度違反で決勝のグリッドは最後尾に回されることとなった。

 4位には阪口が、5位にはエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)、6位には片山義章(YTB by Carlin)が続いている。

 セカンドベストタイムで決まる第20戦のグリッドは、ここでも宮田がポールポジション。2位にフェネストラズが、3位には阪口が付けている。

 第19戦は本日28日午後1時25分より18周で、最終第20戦は明日29日午前11時20分より25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第20戦岡山公式予選結果

SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/28) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 20 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
136宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'21.228--164.116
211サッシャ・フェネストラズB-Max Racing with motopark F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
1'21.300 0.072 0.072163.970
337阪口 晴南カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'21.612 0.384 0.312163.344
465エナム・アーメドB-Max Racing with motopark F3
Dallara F312
Volkswagen
Spiess A41
1'21.722 0.494 0.110163.124
58片山 義章YTB by Carlin
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1'21.734 0.506 0.012163.100
6*7シャルル・ミレッシYTB by Carlin
Dallara F317
Volkswagen
Spiess A41
1'21.791 0.563 0.057162.986
712大津 弘樹ThreeBond F318
Dallara F318
ThreeBond
TOMEI TB14F3
1'21.841 0.613 0.050162.887
82大湯 都史樹TODA FIGHTEX
Dallara F319
TODA
TR-F301
1'21.943 0.715 0.102162.684
951アメヤ・ベイディアナサンB-Max Racing with motopark F3
Dallara F315
Volkswagen
Spiess A41
1'22.093 0.865 0.150162.387
1035河野 駿佑RS FINE K&N F318
Dallara F318
Mercedes-Benz
HWA 414
1'22.333 1.105 0.240161.913
1113三浦 愛ThreeBond F314
Dallara F314
ThreeBond
TOMEI TB14F3
1'22.720 1.492 0.387161.156
1230MDRAGONTEAM DRAGON F3
Dallara F314
Volkswagen
Spiess A41
1'23.278 2.050 0.558160.076
1350M畑 亨志B-Max Racing with motopark F3
Dallara F316
Volkswagen
Spiess A41
1'24.792 3.564 1.514157.218
---- 以上基準タイム(110% - 1'29.518)予選通過 ----
  • CarNo.7は、2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第26条9.(ピットレーン速度)違反により、決勝のグリッドを最後尾とする。

Japanese F3

JF3:第20戦SUGO決勝トップ3会見+優勝監督コメント 「今まで味わったことのない嬉しさです」(大津)

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優勝 大津弘樹(#2TODA FIGHTEX)
f3-rd20-r-pc-otsu 「昨日はSPコーナーでマージンがあるのが分かっていて攻めすぎてしまったので、今日はそれを踏まえて冷静に自分のドライビングをするよう心掛けました。昨日のレース後、色々アドバイスをもらって、自分なりに克服すべき点を分析できたことが大きかったと思います。優勝は、今まで味わったことのない嬉しさです。チェッカーの瞬間はお世話になった人たちの顔が浮かびました。夢はF1ですので、そこに向かって着実にステップアップしていきたいと思います」
2位 坪井翔(#1カローラ中京Kuo TOM'S F317)
f3-rd20-r-pc-tsuboi 「SUGOのコースは抜けないので、スタートと直後の1コーナーしかチャンスはないと思っていました。コース前半は追いつくんですが、昨日とはちょっと違って、チャンスはありませんでした。後ろに付くとダウンフォースも抜けますので。今年参戦2年目ですが、1年目と違って結果を出さなければというプレッシャーは感じていました。シーズン前半はそれに負けてしまったように思います。でも、後半は持ち直して、自分でも成長できたと思います」
3位 宮田莉朋(#36カローラ中京Kuo TOM'S F314)
f3-rd20-r-pc-miyata 「クルマのバランスに合わせたドライビングができなくて、ヘアピンで飛び出し5位まで順位を下げてしまいました。セーフティカーは仕切り直せたので助かりました。優勝できるチャンスもあったのにチームには申し訳ないです。デビューイヤーということで、一発のアタックとか初めての経験がいろいろありました。目標としていた優勝が果たせなかったのが心残りですが、来年チャンスをいただけたら頑張りたいと思います」
Nクラス優勝 久保田克昭(#55Planexスマカメ・F308)
f3-rd20-r-pc-kubota 「長谷川選手との競り合いで、ヘアピンからシケインが遅いのが分かったので、そこを特に集中して走りました。昨日のレースではちょっと遠慮した部分がありましたが、今日は攻められるところまで攻めました。非常に楽しめたレースでした。来年もまた5月にヒストリックレースがあるので(注:モナコで開催されるF1のヒストリックレース。久保田選手は昨年優勝)、それにまた出場して君が代を聴きたいと思っています」
(この会見後、SC中のスピンによるペナルティーにより2位に降格)
Nクラス2位 アレックス・ヤン(#5HuaJiangHU F3)
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(この会見後、久保田のペナルティーにより繰り上がり優勝)
Nクラス3位 植田正幸(#11Rn山下製作所F308)
f3-rd20-r-pc-ueda 「もてぎ戦から流れが良くなかったのですが、最終戦なのであまり考えずに臨もうと思いました。途中アレックスと接触してしまい、ピットインしましたが、今年1年頑張ってきたご褒美として神様がポディウムをプレゼントしてくれたんだと思います。来年もチャンピオン目指して参戦したいと思います」
優勝監督 加藤寛規(#2TODA FIGHTEX)
f3-rd20-r-pc-kato 「昨日のミスは守りに入ったのではなく、攻めた結果なので“切り替えてミスをなくそう”とアドバイスしました。本人もミスさえなければ勝てることは分かっていましたので。自分も経験してきたから分かりますが、初優勝のプレッシャーは想像以上ですし、本当に良くやったと思います。願わくば、もうちょっと早く勝ってくれたら良かったですけどね(笑)。でも、トップグループで走るという経験は十分できましたので、次にステップアップしてくれるといいですね。僕も常に上のクラスに上がったことを想定してアドバイスしています」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第20戦SUGO決勝 総合で大津弘樹が初優勝、坪井翔の8連勝を止める。Nクラスはアレックス・ヤンが優勝

 全日本F3選手権第20戦は24日、スポーツランドSUGOで25周の決勝を行い、総合で大津弘樹(TODA FIGHTEX)が、Nクラスでアレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)が優勝した。大津はF3初優勝でシーズンを締めくくった。

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 3月末の岡山で開幕した全日本F3シリーズも各地を転戦、初秋のSUGOで大団円を迎える。SUGOは早朝から秋晴れの快晴に恵まれ、汗ばむほどの陽気の中、最終第20戦は正午ちょうどにフォーメーションラップが始まった。両クラスともチャンピオンは決定したが、各ドライバー、来季に向けて良い成績で終わりシーズンオフを過ごしたところだ。

 好スタートを切ったのはポールシッターの大津弘樹(TODA FIGHTEX)でトップで1コーナーに向かう。予選2位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F314)は動き出しが鈍く、予選3位の坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)、予選4位の高星明誠(B-MAX NDDP F3)にかわされ4位に落ちた。

 昨日の再現ビデオを見るようにトップ大津に坪井が0秒3~0秒5差でピタリと付ける。タービュランスの影響でコーナーで接近できない坪井は、最高速では利があり、ストレートで大津に迫るが、1コーナーで攻めきれず、決め手が無くレースは進行。

 19周目には、ハイポイントを立ち上がったレインボーコーナー手前で山口大陸(タイロクレーシング28号)がスピンし、コース中央にマシンを止めたため、セーフティーカー(SC)が導入されることとなった。

 SCは22周終わりで退き、23周目から残り3周でレースは再開。坪井は大津の背後にピタリと付け1コーナーで狙うが大津も譲らない。この後も坪井は各コーナーで大津に迫りミスを誘うが、大津はこれを退け25周を走りきり自身初のF3優勝もぎ取った。戸田レーシングにとっても2009年以来8年ぶりの優勝となった。

 3位を走っていた高星は最終ラップ最終コーナーで失速。直後を走っていた宮田にストレートでパスされ4位。宮田は3位に上がった。4位は高星、5位にはアレックス・パロウ(THREEBOND)が、6位には最終ラップのSPコーナーでミスをして順位を落とした阪口晴南(HFDP RACING F316)が入った。

 Nクラスは予選2位の久保田克昭(Planexスマカメ・F308)がスタートでポールシッターの長谷川綾哉(Alb新潟第1ホテルSuger)をかわしトップでレースを始める。中盤まで接近戦を演じるが、久保田は譲らずトップを守ると、長谷川は13周目のSPコーナーでコースアウトしてストップ。久保田が逃げ切りトップでゴールしたが、レース後SC中スピンのペナルティーが科され2位に降格、2位を走っていたアレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)が優勝を飾った。

 序盤4位を走っていた植田正幸(Rn山下製作所F308)は11周目の1コーナーでヤンと絡みフロントウイングを破損、ピットインして交換するもピットアウト後、順位が認定される規定周回数の22周ぎりぎりを走って3位に入った。

 全日本F3選手権は全20戦が終了。来シーズンはも激しい争いが予想され、またNクラスはシャシー、エンジンが一新される。来シーズンもF3から目が離せない。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第20戦SUGO決勝結果

SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2017/09/24) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 Japanese Fomura3 Championship Round 20 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
12大津 弘樹TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3012534'15.112
21坪井 翔カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA TOM'S TAZ31250.226
336宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31251.687
423高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F312
Volkswagen A41251.746
512アレックス・パロウTHREEBOND
Dallara F314
ThreeBond TOMEI TB14F3253.442
63三浦 愛EXEDY B-Max F317
Dallara F312
Volkswagen A41258.708
721ブルーノ・カルネイロAlbirexRT-WILSON
Dallara F315
Mercedes-Benz 414258.737
878片山 義章OIRC F315
Dallara F315
Mercedes-Benz 4142511.318
9*7阪口 晴南HFDP RACING F316
Dallara F316
TODA TR-F3012534.756
1033ホン・シジェKRC with B-Max F315
Dallara F315
Volkswagen A412538.931
1130DRAGONB-Max Racing F314
Dallara F314
Volkswagen A412539.993
125Nアレックス・ヤンHuaJiangHU F3
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE241Lap
13*55N久保田 克昭Planexスマカメ・F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE231Lap
1411N植田 正幸Rn山下製作所F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE223Laps
1527NSYUJIB-Max Racing F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE223Laps
---- 以上規定周回数(90% - 22Laps)完走 ----
-13N吉田 基良B-Max Racing F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE214Laps
-28山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
Volkswagen A41187Laps
-22N長谷川 綾哉Alb新潟第1ホテルSuger
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1312Laps
  • Fastest Lap: CarNo.12 アレックス・パロウ(THREEBOND) 1'14.621 (8/25) 178.707km/
  • CarNo.7は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.5.1b(黄旗区間での追い越し)違反により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo.55は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章2-2.9.11(SC中のスピン)違反により、競技結果に対して1周減算のペナルティーを科した。

Japanese F3

JF3:第19,20戦SUGO公式予選 総合では大津弘樹は初ポールポジションをダブルで、Nクラスも長谷川綾哉(Alb新潟第1ホテルSuger)がダブルポール

 全日本F3選手権第19、20戦の公式予選が23日、スポーツランドSUGOで行われ、両戦とも総合で大津弘樹(TODA FIGHTEX)が、Nクラスで長谷川綾哉(Alb新潟第1ホテルSuger)がポールポジションを獲得した。

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 公式予選は午前10時15分より30分間で行われた。スーパーフォーミュラのフリー走行終盤でドライタイヤを履くまでになった路面は、F3が始まる頃にはほぼドライ路面となりさらにコース状況が改善されつつあるなかセッションが進行した。ベストタイムで第19戦、セカンドベストタイムで第20戦のグリッドが決定する。

 予選は5周目に坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が1分13秒575でトップに立つと、6周目には1分13秒477まで縮める。これを7周目に上回ったのは、1分13秒346をマークした坪井のチームメート宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F314)。

 さらにここでピットインを遅らせてコースインした大津弘樹(TODA FIGHTEX)が自身の4周目に1分13秒295をたたき出しトップに立つ。

 中盤には多くのドライバーがピットインして、再アタックのためコースインしたところでSYUJI(B-Max Racing F306)がコースアウトして赤旗が提示されることとなった。

 予選は残り3分間で再開。ここでも大津が速い。1分12秒960とタイムを縮めると、チェッカー後にはスリップストリームを利用して1分12秒588とさらにタイムアップ。これでベスト、セカンドともトップタイムをマークして自身初のポールポジションをダブルポールで締めくくった。

 両戦とも2位には宮田が、3位には坪井が付けた。チャンピオンシップをリードする高星明誠(B-MAX NDDP F3)は両戦とも4位で終えたが、直接のライバル坪井がポールポジションポイントを獲得できなかったため、チャンピオンに一歩近づいた形となった。

 Nクラスは両戦とも長谷川綾哉(Alb新潟第1ホテルSuger)がポールポジション。同じく2位に久保田克昭(Planexスマカメ・F308)が、3位にアレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)が付けている。

 第19戦決勝は本日23日午後2時55分より18周で行われるが、高星は3位以上に入ればたとえ坪井が優勝してもチャンピオンが決定する。

大津弘樹(TODA RACING)
 「クルマは仕上がっていたので自信を持って予選に臨みました。コースコンディションを見ながら最後にアタックしましたが、スリップ(ストリーム)をタイミング良く使えたのが大きかったですね。決勝はスタート決めて初優勝したいと思います」
加藤寛規監督(TODA RACING)
 「難しいコンディションでしたから、ドライバーの力と言えると思います。ポールポジションの可能性はあるとは思っていましたが、正直チームが想定した以上のタイムでビックリしています。これまでの失敗も糧にして、ドライバーとして成長した結果だと思います」
Text: Yoshinori OHNISHI
Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第20戦SUGO公式予選結果

SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2017/09/23) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2017 Japanese Fomura3 Championship Round 20 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindkm/h
12大津 弘樹TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011'12.980-182.726
236宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'13.274 0.294181.993
31坪井 翔カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA TOM'S TAZ311'13.477 0.497181.490
423高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F312
Volkswagen A411'13.569 0.589181.263
57阪口 晴南HFDP RACING F316
Dallara F316
TODA TR-F3011'13.594 0.614181.201
63三浦 愛EXEDY B-Max F317
Dallara F312
Volkswagen A411'14.066 1.086180.046
712アレックス・パロウTHREEBOND
Dallara F314
ThreeBond TOMEI TB14F31'14.184 1.204179.760
878片山 義章OIRC F315
Dallara F315
Mercedes-Benz 4141'14.408 1.428179.219
921ブルーノ・カルネイロAlbirexRT-WILSON
Dallara F315
Mercedes-Benz 4141'14.790 1.810178.304
1028山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
Volkswagen A411'15.658 2.678176.258
1130DRAGONB-Max Racing F314
Dallara F314
Volkswagen A411'16.199 3.219175.007
1222N長谷川 綾哉Alb新潟第1ホテルSuger
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'17.339 4.359172.427
1355N久保田 克昭Planexスマカメ・F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'18.441 5.461170.004
145Nアレックス・ヤンHuaJiangHU F3
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'18.847 5.867169.129
1533ホン・シジェKRC with B-Max F315
Dallara F315
Volkswagen A411'19.567 6.587167.599
---- 以上基準タイム(110% - 1'20.568)予選通過 ----
-11N植田 正幸Rn山下製作所F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'20.570 7.590165.512
-13N吉田 基良B-Max Racing F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'22.357 9.377161.921
-27NSYUJIB-Max Racing F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'22.531 9.551161.580

Japanese F3

F3:第19,20戦もてぎ TDPドライバー大嶋和也がシリーズチャンピオン獲得! (TOYOTA)

もてぎでの最終戦はTDPドライバーが表彰台を独占
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2007年の全日本F3シリーズチャンピオンを獲得した大嶋和也

 全日本F3選手権第9大会(第19戦、第20戦)が10月20日(土)と21日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。今大会はシリーズの最終大会となり、チャンピオンが決定する。2週間前に行われたオートポリス大会での3連戦の結果、ランキング首位のR.ストレイト(INGING)を、僅差でO.ジャービス(TOM'S)、TDPドライバーの大嶋和也(TOM'S)が追い、この3台がタイトルの可能性を残して最終大会に臨んだ。

 今大会には11台がエントリーし、トヨタ・トムス3S-GEエンジン搭載車が5台、トヨタ・トムス1AZ-FEエンジン搭載車が2台出場した。

 20日(土)、午前9時35分から15分ずつ、10分のインターバルを挟んで第19戦と第20戦の予選が行われた。前夜降っていた雨は朝までには止み、予選開始時に路面は濡れていたが、好天の下、乾いて行くコンディションで予選が開始された。前日行われた練習走行からタイトルを争う3台による激しいタイム争いが繰り広げられていたが、予選でもこのバトルは続き、第19戦予選ではランキングトップのR.ストレイトがポールポジションを獲得。これにO.ジャービス、大嶋和也が続き、ランキングトップ3が予選トップ3を確保。惜しくもタイトル獲得の可能性は失ったものの、前戦2勝目を挙げ好調のTDPドライバー石浦宏明(TOM'S)が4番手で続いた。

 第20戦の予選では、ほぼ走行ラインはドライとなり、各車がタイムアップ。O.ジャービスと大嶋和也が激しいアタック合戦を繰り広げたが、最後のアタックで大嶋和也が僅か100分の1秒上回り、ポールポジションを獲得。O.ジャービスが最前列2番手、石浦宏明が3番手に入り、R.ストレイトは2列目4番手につけた。TDPドライバーのルーキー関口雄飛(NOW MOTORSPORT)が5番手でこれに続いた。

 午後1時30分に第19戦の決勝レースがスタート。路面は完全なドライで14周のレースが行われた。ポールポジションのR.ストレイトは順調なスタートを切ったが、2番手のO.ジャービスが遅れ、この隙をついて3番手グリッドの大嶋和也が2位に躍進。大嶋和也はファステストラップをマークする走りで追い上げたが僅かに及ばず、2位でフィニッシュ。R.ストレイトがポール・トゥ・ウィンで今季7勝目を挙げた。O.ジャービスは3位フィニッシュを果たしたが、この時点でタイトル争いからは脱落。タイトル争いはR.ストレイトと大嶋和也の2名に絞られ、日曜日の最終第20戦で決定されることとなった。

 21日(日)午後12時20分に20周で競われる第20戦の決勝レースがスタート。ポールポジションの大嶋和也、2番手のO.ジャービスがまずまずのスタートでポジションを守る中、その後方で3番手スタートの石浦宏明を4番手スタートのR.ストレイトがパスしようとして接触。R.ストレイトは最後尾まで後退を余儀なくされてしまった。これで楽になった大嶋和也はそのままトップでチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季6勝目を挙げ、見事シリーズチャンピオンの座に輝いた。日本人ドライバーによる全日本F3チャンピオンは5年ぶりであり、また、TDPドライバーとしては初の全日本F3タイトル獲得という快挙となった。

 2位には、最後まで石浦宏明との2位争いを繰り広げ、このバトルを抑えきった関口雄飛が、自身今季最高位、そしてF3で初めての表彰台フィニッシュを飾った。石浦宏明は3位に入り、最終戦はTDPドライバーによる表彰台独占で締め括られた。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Japanese F3

JF3:第20戦もてぎ決勝 上位3人のコメント

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大嶋 和也(優勝/2007シリーズチャンピオン)
2年目のF3をやることになって、去年はランキング2位だったので、今年は絶対チャンピオンを獲らないといけないと思っていました。
前半はいいレースができていたんですが、もてぎ、岡山と自分のミスなどもあってつまづいてしまい、悩んだ時期もありました。 でもシーズン中盤以降は「これ以上悪くなんかならない」と気持ちを切り替えたら、またうまくいくようになりました。
仙台では「ここでチャンピオンを決めよう」と気合が入りすぎて失敗したので、今回は落ち着いてレースをするように心がけました。 今日も普通に走って普通にレースをしただけです。
途中、後ろを走っていたオリバーが止まってしまったときは、原因が分からなくて不安になりましたが、なんとか最後までもってくれましたね。
日本のF3でチャンピオンが獲れたので、来年はぜひヨーロッパに行きたいです。行きたい希望はありますが、まだ何も聞かされてません。でも、 こうやって言い続けてれば聞いてもらえるんじゃないかと思って。

関口 雄飛(2位/今季初の表彰台)
予選5番手からのスタートですし、もてぎは抜けないコースだと分かっていたので、スタートと1周目で何としても順位を上げないと、 と思っていましたし、クルマのほうもそれを想定してスタートと序盤に合わせてセッティングしてきました。
ここまでスタートで失敗ばかりしていたので、FCJのスタートシグナルのタイミングを見ていたら、どうも赤が点いてからが長いな、と。 本番のスタートでも中々消えてくれないので、「もういいや」って出て行ったらたまたまタイミングがどんぴしゃでした。
3位まで上がって、ジャービスに追いつこうとプッシュしていったらS字で飛び出してしまい、前との間隔が開いてしまいました。
F3のデビューシーズンは駄目な一年になりましたが、最後に表彰台に上がれたことで、来年に向けてはいいアピールになったかな、と思います。

石浦 宏明(3位)
スタートで前のストレイトが良くなかったので、抜こうと思ってアウトから並びかけたら、1コーナーで更にアウトから関口が来ていて、 ラインが厳しくなって抜かれてしまいました。3コーナーではストレイトがアウトから並んできて、ボクとしては行き場がありませんでした。 チャンピオンシップに影響する結果になったのは残念です。
ボクは終盤に前に離されて終わってしまうレースが多いので、今回2位を追い上げる展開で終われたことには満足しています。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

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JF3:第20戦もてぎ決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2007/10/21) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 20 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/Behind
136大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F3061AZ-FE2035'53.867
233関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F3053S-GE209.586
337石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F3073S-GE2010.301
414安田 裕信ThreeBondDALLARA F306SR20VE2017.715
53ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F3063S-GE2031.786
611伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C2038.515
72中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C2041.923
810塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C2042.331
916石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F3063S-GE191 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 --------
-62嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F3063S-GE173 Laps
-1オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F3061AZ-FE713 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 大嶋和也(TDP TOM'S) 1'46.903 (16/20) 161.69km/h

Japanese F3

JF3:第20戦もてぎ決勝 大嶋和也がポールトゥウインでシリーズチャンピオン決定!

 全日本F3選手権第20戦(最終戦は)、栃木県のツインリンクもてぎで決勝を行い20周を走って、大嶋和也が今季6勝目。同時に今シーズンの全日本F3ドライバーズチャンピンも獲得することとなった。2位には関口雄飛(広島トヨタ)、3位には石浦宏明(TDP TOM'S)が入った。

 「普通にスタートして、普通に走れば逃げ切る自信はあります」と昨日の予選後記者会見で語った大嶋和也(TDP TOM'S)。言葉どおり、トップで1コーナーへ入った瞬間、2007年の全日本F3チャンピンは彼に決定した。

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f3_r20_r_ohshima

f3_r20_r_finish

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 ツインリンクもてぎは午後からやや風があるものの日差しも強くなり、気温も上昇気味。12時30分、いよいよ今シーズンのチャンピオンが決まる最終戦のフォーメーションラップが始まった。

 スタートを制し、1コーナーでホールショットを奪ったのはポールポジションの大嶋和也(TDP TOM'S)。2位に予選2位のオリバー・ジャービス(DHG TOM'S)が続くが、同3位の石浦宏明(TDP TOM'S)、同4位のロベルト・ストレイト(INGING)を出し抜いて3位に上がってきたのはなんと同5位の関口雄飛(ナウ)。4,5位に落ちた石浦とストレイトは絡むように3コーナーへ。ストレイトは堪らずコースアウトし、復帰するも最後尾に落ちた。このまま2位以上でゴールすれば大嶋のチャンピオンは決定だ。

 その後も大嶋は快走。4周目、5コーナーで塚越広大(Real)、8周目V字コーナーでジャービスがストップするなど、下位のトラブルを尻目に悠々と20周を走り切り、ポールトゥウイン。今季6勝目を上げるとともに今シーズンのドライバーズタイトルを獲得した。

 日本人が全日本F3チャンピオンになるのは2002年の小暮卓史以来久々の5年ぶり。大嶋にとってもビッグな勲章となり、これを引っさげて来シーズンはヨーロッパへ旅立つこととなる。

 2位には関口が入り、嬉しい初表彰台。3位には石浦が入った。

 ストレイトはコースアウト後、猛追したものの5位。総得点では大嶋を上回るものの有効ポイント制のため届かず、惜しくもドライバーズランキング2位で今シーズンを終えることとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

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JF3:第20戦公式予選 大嶋がポール獲得!逆転タイトルに望みを繋ぐ

ツインリンクもてぎで行われている全日本F3選手権第20戦の公式予選は、 #36大嶋和也(トムス)が1分45秒983をたたき出してポールポジションを獲得した。

f3_r20_q_ohshima第19戦の予選終了から10分間のインターバルをおいて第20戦の公式予選が始まった。
ここでも大嶋、ジャービス、石浦のトムス勢が好タイムを連発。タイムは1分46秒代前半からついに45秒台に入ってきた。
一方、第19戦ポールのロベルト・ストレイトはタイムが伸び悩み、1分46秒609で4番手に留まる。

大嶋とジャービスはチェッカー直前まで激しくトップを争ったが、ここでは0.01秒差で大嶋に軍配が上がった。
3位石浦もコンマ2秒差と僅差で続いた。

第20戦決勝は明日午後0時20分より、20周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

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JF3:第20戦もてぎ公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2007/10/20) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2007 All Japan F3 Championship Round 20 ツインリンクもてぎ(ロードコース) 4.801379 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
136大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F3061AZ-FE1'45.983--163.09
21オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F3061AZ-FE1'45.9930.0100.010163.08
337石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F3073S-GE1'46.1410.1580.148162.85
43ロベルト・ストレイトINGING F306DALLARA F3063S-GE1'46.5090.5260.368162.29
533関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F3053S-GE1'46.7170.7340.208161.97
614安田 裕信ThreeBondDALLARA F306SR20VE1'46.9410.9580.224161.63
710塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'47.2341.2510.293161.19
82中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C1'47.2831.3000.049161.12
962嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F3063S-GE1'47.7801.7970.497160.37
1011伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C1'47.7811.7980.001160.36
1116石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F3063S-GE1'51.1925.2093.401155.45
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'56.64310.6595.450148.19

Japanese F3

F3第19,20戦もてぎ トヨタモータースポーツニュース


平成17年10月23日
トヨタ自動車(株)広報部

全日本F3選手権
第19/20戦 もてぎ

全日本F3最終大会 J.P.デ・オリベイラが2戦連続2位入賞
中嶋一貴が第19戦3位入賞でランキング2位を確定
トムスがランキング1-2位完全制覇

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第19戦で3位表彰台を獲得し、F3参戦2年目で
日本人最高位のランキング2位を確定した中嶋一貴

 2005年全日本F3選手権最終大会となる第10大会(第19戦、第20戦)が10月22日(土)、23日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。今大会には、シリーズエントリーの14台に2台加えた16台が出場、トヨタ・トムス3S‐GE型エンジン搭載車はこのうち10台を占めた。  全10大会20戦で開催されてきた今シーズンの全日本F3選手権もいよいよ最終戦。すでに前戦でドライバーズチャンピオンはJ.P.デ・オリベイラ(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)に確定。チームタイトルもトヨタ・チーム・トムスに確定しており、今大会は2年目のF3で今シーズン5勝を挙げるなど進捗著しい中嶋一貴(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)のランキング2位獲得に注目が集まった。  21日(金)に行われた公式練習では、J.P.デ・オリベイラがトップタイム、中嶋一貴が3番手を記録し、最終大会へ臨んだ。

◆予選◆
 22日(土)は早朝に小雨がぱらついたが、午前9時35分からの公式予選は曇天下のドライコンディションで開始された。気温は17度と前日よりも大きく下がる肌寒さの中、まず第19戦の予選ではJ.P.デ・オリベイラ、中嶋一貴、武藤英紀(M-TEC MF204C)がめまぐるしくトップタイムを更新しながらの激しいアタック合戦を繰り広げた。  しかし、終了直前に武藤英紀が逆転してトップに立ち、J.P.デ・オリベイラは2番手、中嶋一貴が3番手グリッドを確保した。
 その後、第20戦の予選まで10分間のインターバルの間に、再び雨が降り始め、各車ともスリックタイヤでコースイン。タイムアタックを開始したが、2~3周で全車ピットイン。
 その後も雨は上がる気配がなく、それ以上のタイム更新は不可能と判断し、全車再びコースインすることなくセッションは終了。セッション序盤に記録したタイムにより、番場琢(ナウモータースポーツ/トヨタ・トムス3S‐GE)が2番手、池田大祐(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)が5番手グリッドを獲得。中嶋一貴は8番手、J.P.デ・オリベイラは9番手から決勝のスタートを切ることとなった。

◆第19戦決勝◆
 第19戦決勝(14周)はウエット宣言によりコース状況確認のフリー走行10分間を追加して午後2時35分にスタート。フリー走行開始時には雨は殆ど上がっており、全車浅溝のレインタイヤを装着。
 最前列2番手グリッドからスタートのJ.P.デ・オリベイラは鋭いダッシュを見せ、1コーナー進入で先行する武藤英紀に並びかけるが逆転には至らず。中嶋一貴も3位で周回を開始した。
 J.P.デ・オリベイラは序盤から激しいアタックを見せ、武藤英紀の背後に詰め寄るが首位奪取はならず、2位でチェッカーを受けた。また、中嶋一貴も3位を守りきり表彰台を獲得。
 この結果、中嶋一貴は最終戦を待たずにランキング2位を確定。トヨタ・チーム・トムスがシリーズ1-2位を確定した。

◆第20戦決勝◆
 23日(日)は早朝小雨に見舞われたものの、天候は回復。第20戦決勝の行われる午前10時45分には、路面も乾き始めてタイヤ選択の難しい局面となった。
 1周目、難しいウェットコンディションの中、5番手スタートの池田大祐が3位、9番手スタートのJ.P.デ・オリベイラは5位に、8番手スタートの中嶋一貴は7位へとそれぞれポジションを上げた。しかし、レインタイヤを選んだ池田大祐と中嶋一貴は予想以上に早く乾き始めた路面に苦戦し、5周目にコース上のストップ車両排除のためにセーフティカーが導入されたのを機に2台はピットインし、タイヤを交換。
 追い上げに賭けた中嶋一貴であったが、不運にも前日からの電気系の不調が再発してエンジンがすぐに掛からず、スターターを破損させて無念のリタイアとなった。
 一方、ドライ用タイヤを装着するJ.P.デ・オリベイラはコンディションが好転した5周目に4位、9周目には3位とポジションをアップ。さらに11周目に2位を捉えると、ハイペースで首位のP.モンティン(ニッサンSR20VE)を猛追、終盤にはテール・トゥ・ノーズ状態で追い上げ、スタンドの観客を沸かせた。しかし、惜しくも首位逆転はならず2位でチェッカー。2戦連続で2位フィニッシュを果たした。
 また、スタートに出遅れ9位に後退したものの、渾身の走りで挽回したR.ストレイト(INGING/トヨタ・トムス3S‐GE)が最終ラップにファステストラップを記録して4位入賞を果たした。


トヨタ・チームトムス J.P.デ・オリベイラのコメント:
 連続2位を獲得して、シーズンを締め括れたことに満足している。とりわけ第20戦は予選9番手という今季最悪のグリッドからのスタートながら、最終的には首位争いを展開することが出来た。今年は念願のチャンピオンを獲得出来、エンジニアをはじめ、トムスチームの全員に感謝の気持ちでいっぱいだ。トムスチームと共に臨むマカオGPでも、優勝を狙える手応えを感じており、引き続き全力を尽くして戦いを続ける。

トヨタ・チームトムス 中嶋一貴のコメント:
 第19戦では、中盤になってなんとか良い感覚を掴みかけたが、電気系トラブルに見舞われ、厳しいレースとなってしまった。それでも表彰台を獲得出来て満足している。第20戦ではレインタイヤを選んだのが裏目に出てしまった。最終戦だけに、最後まで走り切ることが出来ず残念だが、シリーズ2位を確定出来て良かった。マカオGPは、私にとって3回目、F3では2回目の参戦となるが、この流れを断ち切って好結果を目指したい。

TDPスーパーバイザー 関谷正徳のコメント:
 一年の結果として見れば、シリーズ1-2位を獲ることが出来、良いシーズンだったと思う。中嶋君がシリーズ中盤以降、本来のパフォーマンスを見せてくれた。池田君はやや波があり、終盤戦でも光るところがあったが、2人とも悩んだ結果、かえって悪い方向に向かってしまう傾向があるようだ。F3は1年目の安岡君にはもうちょっとインパクトが欲しかったが、今後に期待したい。総じて現在の全日本F3選手権はレベルが高く、面白いレースになってきている。その意味でも世界レベルの勝負となるマカオGPでの彼らの活躍に期待したい。

Text & Photo: © トヨタ自動車

Japanese F3

全日本F3第20戦もてぎ決勝 上位3人のコメント

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パオロ・モンティン(優勝)
すごく嬉しいよ。スタートで正しいラインを通ったのが決め手だったね。グリッドがアウト側だったのもラッキーだったけど、アウト側の乾いたところを選んで走り、トップに立ったんだけど、1コーナーの立ち上がりでナオキに抜かれてしまったんだ。それからはナオキがミスするのをじっと待って、バックストレートで前に出たんだ。セーフティーカーが外れてからはハードにプッシュしたけど、JPもムトウもすごく速かったから、ポジションをキープするのは大変だったよ。

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(2位)
昨日の記者会見で『次は楽しんでレースをする』って言ったけど、実際楽しめたよ。多くのクルマをパスできたし、ハードに攻めることもできたからね。
ムトウとチームメイトのイケダを抜くのは大変だったけど、リスクを犯さないように気をつけて走り、なんとか抜くことが出来たよ。
最後の5周はどんどんラップタイムがあがっていくのが判ったので、モンティンに近づくことが出来たけど、近づくのと抜くのはまた別の話で、抜くことは出来なかったね。

武藤英紀(3位)
スタートはいつもどおりで決して悪くなかったんですが、1コーナーでいきすぎてしまって、横溝選手に抜かれてしまいました。濡れた路面ではコントロールに苦労しましたが、乾いてからは自分の走りができました。
今後の課題がたくさん見つかったレースでした。
クルマはバランスが取れていたので、1コーナーさえミスしなければ、逃げ切って勝てたかもしれませんね。

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全日本F3第20戦もてぎ決勝 モンティンが混戦を制す

051023_08 全日本F3選手権第20戦の決勝が10月23日、ツインリンクもてぎで行われ、#14パオロ・モンティン(スリーボンド)が混戦を制して今季3勝目を挙げた。

 朝から時折降っていた雨は第20戦のスタート進行が始まる頃には止み、コース上は未だ濡れているものの、レースが進行するにしたがって路面は乾いていくことが予想される。
 そんな中、トムスの#37中嶋一貴と#38池田大祐の2人と、#50磯崎元彦がレインタイヤをチョイス。#16塚越広大もレインタイヤでコースに出て行ったが、こちらはグリッド上でスリックタイヤに履き替えた。彼ら以外のドライバーは全てスリックタイヤでスタートに臨む。

 スタートでは、ポールの#10武藤英紀が1コーナーへオーバースピードで入ってしまい、#12横溝直輝、モンティンの先行を許す。さらにその後方からは、レインタイヤのアドバンテージをフルに生かした池田が好ダッシュをみせ、5コーナーで武藤を抜き去って3番手に浮上してきた。
 2位につけていたモンティンは、トップの横溝を激しく攻め立て、3周目のバックストレッチでインに並びかけてトップを奪う。その後方で一旦は池田に抜かれた武藤が90度コーナーで抜き返してきた。レインタイヤのアドバンテージは2周ともたなかったようで、池田は5周目には塚越にも抜かれて5位に落ちてしまった。

 しかしここで、#19折目遼が1コーナーでスピン。コースを塞ぐ形でストップしてしまったためにセーフティーカーが導入されることとなった。

 レインタイヤでスタートした池田、中嶋、磯崎の3台はここでピットイン。スリックタイヤに交換してコースへと復帰しようとするが、ピットレーンで中嶋と池田が交錯しそうになり、中嶋がエンジンをストールさせてしまう。池田は大きく順位を落としながらも隊列に加わったが、中嶋はエンジンを再始動させることができずにクルマを降りてしまった。
 セーフティーカーは2周でピットへと戻っていき、リスタート。
 トップのモンティンが快調に後続を引き離しに掛かる一方、2位の横溝は激しく順位を入れ替えながら追い上げてきた武藤、オリベイラらの猛攻にさらされる。次第に塚越もこの集団に追いついてきた。

 11周目のバックストレッチで、インをブロックしようとした横溝のアウト側からオリベイラが豪快に抜き去っていく。イン側の濡れた路面に梃子摺る横溝は武藤にも抜かれ、一気に4位に後退。さらにストレイトや塚越も横溝を攻略していく。

 リスタート直後からトップを快走していたモンティンだったが、コースが乾くにつれてオリベイラや武藤がじわじわと差を詰めてきた。
 残り5周を切って3台はついにテール・トゥ・ノーズ状態になるが、そこからはオリベイラも武藤も決め手を欠き、3台連なったままチェッカーを受けるしかなく、モンティンの今季3勝目が決まってF3の2005シーズンは幕を降ろした。

(TEXT:末廣和久  Photo:Keiichiro TAKESHITA)

Japanese F3

全日本F3第20戦もてぎ 決勝結果

天候:曇り  コース:ウェット→ドライ

Pos. No. Driver Team Car Engine Lap Total/Delay Gap
1 14 パオロ・モンティン スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE 20 40'52.769 -
2 36 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 20 0.368 0.368
3 10 武藤 英紀 M-TEC DOME
F107
H MF204C 20 0.812 0.444
4 1 ロベルト・ストレイト INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 20 5.618 4.806
5 16 塚越広大 M-TEC LOLA DOME
F106
H MF204C 20 8.764 3.146
6 5 加藤 寛規 INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 20 23.400 51.711
7 38 池田 大祐 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 20 24.251 6.638
8 62 嵯峨 宏紀 ルボーセモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 20 48.721 24.470
9 50 磯崎 元彦 ザップスピード DALLARA
F305
T 3S-GE 20 1'08.283 19.562
10 11 河内浩成 ドリームファクトリー LOLA DOME
F106
H MF204C 20 1'24.964 16.681
11 2 高崎 保浩 戸田レーシング DOME
F107
H MF204C 19 1Lap 1Lap
12 12 横溝 直輝 スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE 18 2Laps 1Lap
13 33 番場 琢 ナウモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 18 2Laps 30.327
- - 以上完走 - - - - - 0.000
- 3 安岡 秀徒 INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 16 4Laps 2Laps
- 37 中嶋 一貴 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 5 15Laps 11Laps
- 19 折目 遼 DTM DALLARA
F304
T 3S-GE 4 16Laps 1Lap

レース中のベストタイムは
No.1 ロベルト・ストレイト 1'49.315 20/20 158.12km/h
規定周回数:18

※第2コーナー付近における停止車両回収のため、第5周から2周回、セーフティーカーを導入した。

PENALTY
No.33 2005年全日本フォーミュラ3選手権統一規則 第28条12.違反(危険なドライブ行為)により、競技結果に30秒加算した。併せて、ペナルティポイント1点を課す。

Japanese F3

全日本F3第19戦&20戦もてぎ公式予選 武藤が連続ポール!

051022_02 2005全日本F3選手権の最終ラウンド、第19戦、第20戦の公式予選が10月22日、ツインリンクもてぎで行われ、第19戦、第20戦とも#10武藤英紀(HONDA M-TEC F107)がポールポジションを獲得した。

 最終ラウンドを迎えたもてぎ上空は朝から分厚い雲が垂れ込め、いつ雨が降り出してもおかしくない状況だ。気温も18.5度と低く、肌寒さを感じさせるなか、第19戦の公式予選が開始された。

 最初にタイムを出してきたのは#38池田大祐。すぐに#37中嶋一貴がそれを上回る。ここまではいつもの予選と同じ流れだったが、そこに#10武藤が割り込んできた。シーズン中盤以降苦戦の続いていた武藤だったが、今回はうって変わって好調のようだ。
 ルーキーの#16塚越広大は9番手。栃木県出身の塚越にとってはこれが地元デビュー戦となる。
 ポール争いは残り1分をきったあたりから一気に過熱してきた。
 まずは既にチャンピオンを決めた#36J.P.オリベイラが1分47秒854でトップに躍り出ると、その直後に中嶋が47秒782で上回る。オリベイラはすかさず次のラップで更にタイムを縮めてトップを奪い返すが、最後の最後に武藤が1分47秒385を叩き出し、ポールポジションをもぎ獲った。

 第19戦の予選終了間際から遂に細かい雨が降り出てきた。
051022_04 第20戦の予選開始当初はほぼドライといっていい状態であったが、セッションが進むにつれて雨脚はどんどん強まっていき、ヘアピンで横溝、嵯峨が相次いでコースアウトする事態に。このため、セッション終了を待たずして各ドライバーが続々とピットへ戻ってくることとなり、開始5分足らずで1分49秒687を出していた#10武藤英紀が第19戦に続いてポールポジションを獲得することとなった。
 注目のルーキー、塚越は4番手と好位置をキープし、明日の決勝に期待が掛かる。

 第19戦の決勝は今日午後2時15分から14周で、第20戦の決勝は明日午前11時45分から20週で行われる予定だ。

(TEXT:末廣和久 Photo:Keiichiro TAKESHITA)

Japanese F3

全日本F3第20戦もてぎ 予選結果

天候:雨  コース:ドライ→ウェット

Pos. No. ドライバー エントラント シャシー エンジン Time Delay Gap
1 10 武藤 英紀 M-TEC DOME
F107
H MF204C 1' 49.687 0.000 -
2 33 番場 琢 ナウモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 49.775 0.088 0.088
3 12 横溝 直輝 スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE 1' 49.947 0.260 0.172
4 16 塚越広大 M-TEC LOLA DOME
F106
H MF204C 1' 49.955 0.268 0.008
5 38 池田 大祐 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 50.042 0.355 0.087
6 1 ロベルト・ストレイト INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 1' 50.072 0.385 0.030
7 14 パオロ・モンティン スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE 1' 50.160 0.473 0.088
8 37 中嶋 一貴 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 50.183 0.496 0.023
9 36 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 50.256 0.569 0.073
10 3 安岡 秀徒 INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 1' 50.703 1.016 0.447
11 62 嵯峨 宏紀 ルボーセモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 51.039 1.352 0.336
12 50 磯崎 元彦 ザップスピード DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 51.260 1.573 0.221
13 2 高崎 保浩 戸田レーシング DOME
F107
H MF204C 1' 51.308 1.621 0.048
14 5 加藤 寛規 INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 1' 51.620 1.933 0.312
15 19 折目 遼 DTM DALLARA
F304
T 3S-GE 1' 51.624 1.937 0.004
16 11 河内浩成 ドリームファクトリー LOLA DOME
F106
H MF204C 1' 52.112 2.425 0.488

予選通過基準タイム(110%) 2'00.656

Japanese F3

全日本F3第19/20戦 もてぎ/トヨタモータースポーツニュース


全日本F3初優勝をポール・トゥ・ウィンで決めた山本左近 (C)Toyota

全日本F3選手権
第19/20戦 もてぎ


      全日本F3最終戦 山本左近がポール・トゥ・ウィンで初優勝!
                        第19戦は山本左近が2位。
        トヨタ・ドライバーズ・アカデミーから凱旋の平中克幸は3位 

 全日本F3選手権の第10大会(最終戦・第19戦、第20戦)が10月23日
(土)、24日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎロードコースで行われ
た。同大会にはシリーズ参戦の14台に加え2台がスポット参戦。このうちトムス
・トヨタ3S‐GE型エンジン搭載車は11台を占めた。
 今季2回目のF3開催となる同サーキットは清々しい気候に恵まれた。21日
(木)に行われた公式練習では午前、午後共に山本左近(トムス/トヨタ・トムス
3S‐GE)がトップタイムを記録。
 また、父親危篤のため急遽イタリアへ戻ったR.アンティヌッチ(トムス/トヨ
タ・トムス3S‐GE)の代役として、若手ドライバー育成プログラム(TDA)
から今季ユーロF3に参戦していた平中克幸が抜擢され、2年振りにトムスチーム
から出場することとなった。

◆予選◆
 23日は朝から好天に恵まれたが、気温は18度と肌寒くシーズン終盤を感じさ
せる。人気のワンメイクレース、ネッツカップ・ヴィッツ関東シリーズ第6戦の予
選に続いてF3の公式予選が午前9時5分から15分づつ行われた。
 第19戦の予選では前戦で今季のチャンピオンを確定しているR.クインタレッ
リ(INGING/トヨタ・トムス3S‐GE)が3番手に食い込む一方、路面状
況変化でオーバーステアに悩んだ山本左近は4番手、ユーロF3と異なるタイヤで
のアタックにタイミングを掴み切れなかった平中克幸(トムス/トヨタ・トムス3S
‐GE)が5番手、中嶋一貴(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)が6番手を獲
得した。
 続く第20戦の予選では路面状況も好転して各車続々とタイムアップ。6番手ま
でがコースレコードを更新する中、残り2分でトップに立った山本左近がF3自己
初のポールポジションを獲得。横溝直輝(INGING/トヨタ・トムス3S‐GE)
が3番手、R.クインタレッリが4番手、中嶋一貴が5番手につけた。

◆第19戦決勝◆
 午後1時10分より行われた第19戦の決勝レースは、ポールポジションのJ.
P.デ・オリベイラ(M-TEC MF204C)がスタートからトップで逃げる一方、予
選3番手のR.クインタレッリは序盤からブレーキトラブルに見舞われてペースが
伸びず、5周目にはコースアウトを喫してストップ。さらに予選2番手の武藤英紀
(M-TEC MF204C)も6周でリタイアしたため、予選4番手スタートの山本左近
が2位、予選5番手スタートの平中克幸が3位へ浮上した。
 好調な山本左近はファステストラップを記録しながら猛追。J.P.デ・オリベ
イラとの間隙を詰めて観客を釘付けにするが、14周のスプリントだけに惜しくも
届かず2位でチェッカー。久しぶりに日本のF3を戦った平中克幸も3位で表彰台
に上がった。さらに予選9番手から健闘した番場琢(INGING/トヨタ・トム
ス3S‐GE)が4位。横溝直輝が5位に入賞した。

◆第20戦決勝◆
 24日(日)は朝から晴天。エッソ・フォーミュラトヨタシリーズ第8戦の決勝
に続いてF3第20戦の決勝レースが午前11時より20周で行われた。
 ポールポジションの山本左近はややスタートを失敗するが、2番手のJ.P.デ
・オリベイラも出遅れ、山本左近が首位のポジションを守ってで1コーナーへ。そ
の直後、3コーナーへの進入でJ.P.デ・オリベイラが山本左近に追突し、J.
P.デ・オリベイラはノーズにダメージを受けてピットイン。
 これで首位の山本左近、横溝直輝、R.クインタレッリ、中嶋一貴が上位を独占。
追突のダメージもなく快走する山本左近はさらに後続を引き離し、独走体制へと持
ち込んだ。その一方で、R.クインタレッリと中嶋一貴の激しい3位争いも観客の
注目を集めたが逆転はならずそのままチェッカー。
 13.856秒の大量リードを築いた山本左近がF3参戦4年目で初優勝を獲得
し、横溝直輝、R.クインタレッリが続いてトヨタエンジン勢が最終戦の表彰台を
独占。
 一方、凱旋初レースとなった前日の第19戦で3位に入賞し、活躍が期待された
平中克幸は、スタートで痛恨の出遅れ。他車との接触もあり9位に終わった。
 なお、11月23日(火)に行われるF3マカオGPにはトムスチームから中嶋
一貴とR.アンティヌッチ、INGINGから横溝直輝とR.クインタレッリ、プ
レマ・パワーから平中克幸が出場する予定。

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トヨタ・チームトムス 山本左近のコメント:
 完璧な形で初優勝を果たせて本当に嬉しい。金曜日からセッティングが決まり、
第20戦ではスタートさえ決めれば勝てる自信があった。レース中は最後まで気を
抜かずにプッシュし続け、ファステストラップも記録することが出来た。泣かない
つもりだったが、マシンを降りた後、2001年から共に苦労してやってきたチー
ムスタッフの顔を見たら涙が出てしまった。8月に十勝24時間レースにFTRS
チームとして初出場したのをきっかけにクルマの細かい動きが分かるようになり、
レベルアップ出来たと思う。4年目の今年は価値あるシーズンとなった。

トヨタ・チームトムス 平中克幸のコメント:
 木曜日に帰国して時差ぼけで予選前夜は眠れず、ユーロF3と日本のF3とのタ
イヤの違いから、予選ではタイヤのパフォーマンスを上手く引き出せなかった。第
19戦の3位は内容的には満足していないが、帰国してすぐのレースで表彰台に上
がれたことは正直嬉しかった。第20戦はスタートで失敗。トムスのマシンの仕上
がりは素晴らしく、乗っていて楽しいほど。結果はともあれ、自分の力を確認でき
たことはマカオGPに向けて大きな収穫となった。マカオGPは02年4位、03
年3位。3回目となる今年は何としても優勝出来るよう全力を尽くす。

トヨタ・チーム・トムス監督 関谷正徳のコメント:
 山本君は効率良くミスなく走るドライビングを見つけられたようだ。中嶋君も番
場君も可能性を見せてくれ、成長も果たしたと思う。横溝君も初優勝など、今季は
結果も出してくれた。ともあれ、我々は環境を用意するところまでで、そこからは
自分の力。人を育てる難しさも痛感したが、今後も若手育成を頑張りたい。
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第19戦 リザルト 順位 No. ドライバー エンジン チーム    タイム/差 周回 予選
 1 10 J.P.デ・オリベイラ(ブラジル) ホンダ(M-TEC MF204C) M-TEC          25'15.209 14 1
 2  7 山本左近              トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S              1.529 14 4
 3  1 平中克幸              トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S              5.359 14 5
 4 36 番場 琢               トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S             10.916 14 9
 5  3 横溝直輝              トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) INGING            14.386 14 8
 6 11 D.ワッツ(イギリス)          ホンダ(M-TEC MF204C) M-TEC             15.073 14 10
 7 12 F.カルボーン(ブラジル)      ニッサン(ニッサンSR20VE)   Three Bond Racing 15.582 14 7
 8 14 柳田真孝              ニッサン(ニッサンSR20VE)   Three Bond Racing 16.957 14 11
 9  8 中嶋一貴              トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S             18.410 14 6
10 19 柴田裕吉              トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) DTM               23.846 14 12

第20戦 リザルト 順位 No. ドライバー エンジン チーム タイム/差 周回 予選
 1  7 山本左近              トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S          35'58.910 20 1
 2  3 横溝直輝              トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) INGING            13.856 20 3
 3  4 R.クインタレッリ(イタリア)       トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) INGING            14.576 20 4
 4  8 中嶋一貴              トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S             15.258 20 5
 5  2 武藤英紀              ホンダ(M-TEC MF204C) ZAP SPEED         20.087 20 6
 6 11 D.ワッツ(イギリス)          ホンダ(M-TEC MF204C) M-TEC             20.466 20 7
 7 36 番場 琢               トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S             20.958 20 10
 8 12 F.カルボーン(ブラジル)      ニッサン(ニッサンSR20VE)   Three Bond Racing 21.658 20 9
 9  1 平中克幸              トヨタ (トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S             22.199 20 8
10 14 柳田真孝              ニッサン(ニッサンSR20VE)   Three Bond Racing 29.225 20 11

ドライバーズポイント
(最終戦終了時での有効得点:暫定) 順位 ドライバー名 エンジン ポイント
1 R.クインタレッリ     トヨタ・トムス   251
2 J.P.デ・オリベイラ M-TEC     211
3 横溝直輝      トヨタ・トムス   177
4 R.アンティヌッチ     トヨタ・トムス   161
5 中嶋一貴      トヨタ・トムス   138
6 番場 琢       トヨタ・トムス   133
7 山本左近      トヨタ・トムス   131

※ポイントはシリーズ全戦の80%が有効

Japanese F3

全日本F3選手権第20戦 上位3人のコメント


(Photo:Motorsports@nifty)

優勝 山本左近
「クルマは金曜土曜とずっと良かったので、普通にスタートできればチギれると
思っていました。スタートは良くなかったんですけど、それ以上にオリベイラも
悪かったので助かりました。3コーナーでオリベイラと当たりましたが、ハンド
リングには影響がなかったので、クルマが壊れるまでプッシュし続けようと思っ
て走りました。ファステストラップも取れて、完璧なレースでした。
クルマを降りて、スタッフの顔を見たら、今までずっとお世話になったこと、
海外から戻ってきても変わらず接してくれたことなどを思い出し、喜びで思わず
泣いてしまいました」

2位 横溝直輝
「スタートはうまく決まりました。マカオに向けたテストをやっているときに、
スタート練習を34回もやったので、体が感覚を覚えてて、うまくいったんです
けど、1コーナーのライン取りを失敗してしまいました。最初のうちは山本選手に
付いていけてたんですけど、6周を過ぎたあたりでモノコックの中でボルトが転が
る音が聞こえ、それからペダルの具合がおかしくなりました。そこからは慎重に
走ったんですが、結果的に2位になれてよかったです」

3位 ロニ・クインタレッリ
「今日の結果には満足しています。いつも勝てるわけではありませんし、今日の
山本は本当に速かったので、素直におめでとうと言いたいです。スタートしてから
の1Lapはハードでしたね。山本とオリベイラがぶつかったりもしましたし。僕は
ずっと横溝についてってプッシュしたんですが、ここは抜きにくいコースなので
中々前に出ることが出来ず、そのうち後から中嶋が追いかけてきて、彼も速かった
ので大変なレースでした。今日の3位には満足しています」

Japanese F3

F3第20戦 ツインリンクもてぎ 決勝


独走で初優勝を飾った山本左近。笑顔の表彰台(Photo:K.Takeshita)

10月24日、全日本F3選手権第20戦(最終戦)がツインリンクもてぎで行われ、山本左
近(ダラーラ・トヨタ)が、ポールポジションから独走で初優勝を飾った。

このレースでポールポジションを奪ったのは#7山本左近。昨日行われた第19戦で自身
最高位の2位に食い込んだ#7山本は、シリーズ最期の週末になってようやく本領発揮と
いったところだ。

その#7山本にとって最大のポイントとなるスタートは、好ダッシュとはいかなかった
が、ライバルとなる#10オリベイラもそこそこのスタートだったため、#7山本が首位を
守って1コーナーへ。しかし、その後の3コーナーで#10オリベイラが#7山本に追突。
フロントウィングを破損してピットへ滑り込む。
これで楽になった#7山本は、ベストラップを更新しながら快調なペースで飛ばす。2位
以下は、#3横溝、#4クインタレッリ、#8中嶋、#11ワッツ、#2武藤と続く。

5周目2.4秒、10周目6.1秒と他を圧倒する速さで2位との差を広げていく#7山本は、
完全に独走状態。中盤、2位#3横溝、3位#4クインタレッリ、4位#8中嶋は、僅差の
戦いを見せるが、順位を入れ替えるまでには至らない。

終盤になっても#7山本の速さは衰えることなく、2位との差を13.8秒に開いてチェッ
カー。嬉しい嬉しい初優勝を飾った。マシンを降りた山本は涙で顔をクシャクシャに
しながら関係者と抱き合った。
2004年10月24日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
-P.-No.-Driver----------------Car----------Engine----Lap--GoalTime-
 1   7  山本左近              D   F304     T 3S-GE    20  35'58.910
 2   3  横溝直輝              D   F303     T 3S-GE    20  -  13.856
 3   4  ロニ・クインタレッリ  D   F302     T 3S-GE    20  -  14.576
 4   8  中嶋一貴              D   F304     T 3S-GE    20  -  15.259
 5   2  武藤英紀              L-D F106/03  H MF204C   20  -  20.087
 6  11  ダニエル・ワッツ      L-D F106/03  H MF204C   20  -  20.468
 7  36  番場琢                D   F304     T 3S-GE    20  -  20.958
 8  12  ファビオ・カルボーン  D   F303     N SR20VE   20  -  21.658
 9   1  平中克幸              D   F304     T 3S-GE    20  -  22.199
10  14  柳田真孝              D   F302     N SR20VE   20  -  29.225
11  33  池田大祐              L-D F106/03  T 3S-GE    20  -  37.842
12  32  小早川済瑠            L-D F106/03  T 3S-GE    20  -  40.726
13  19  柴田裕吉              D   F302     T 3S-GE    20  -  41.324
14  50  磯崎元彦              D   F304     T 3S-GE    20  -1'09.535
15  87  位高 敬              D   F302     T 3S-GE    20  -1'12.188
------------------------------以上完走-----------------------------
    10  ファオ・パオロ・デ・オリベイラ    L-D F106/03  H MF204C    3  -  17Laps
-------------------------------------------------------------------
BestLap #7山本左近   1'47.022   9/20    161.51km/h

Dはダラーラ、L-Dはローラ童夢
Tはトムストヨタ、HはM-TECホンダ、Nはスリーボンドニッサン

Japanese F3

F3第20戦 ツインリンクもてぎ 予選


(Photo:K.Takeshita)

全日本F3選手権第20戦の公式予選が、第19戦の予選に続いて行われ、#7山本左近が
コースレコードを更新してポールポジションを獲得した。
このセッションでは上位6人がコースレコードを更新する接戦となり、山本と#10
オリベイラが終盤46秒台をマークしながらの激しいポール争いを繰り広げた。
今回スポット参戦の#11ダニエル・ワッツもタイムを大幅に更新したものの、7番手
に留まった。

第20戦決勝は10月24日11時より、20周で行われる。
2004年10月23日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
全日本F3選手権第20戦予選結果

-P.-No.-Driver-------------------------Car----------Engine----Time------Gap---
 1   7  山本左近                       D   F304     T 3S-GE   R1'46.713  -
 2  10  ファオ・パオロ・デ・オリベイラ L-D F106/03  H MF204C  R  46.876 0.163
 3   3  横溝直輝                       D   F303     T 3S-GE   R  47.000 0.287
 4   4  ロニ・クインタレッリ           D   F302     T 3S-GE   R  47.106 0.393
 5   8  中嶋一貴                       D   F304     T 3S-GE   R  47.111 0.398
 6   2  武藤英紀                       L-D F106/03  H MF204C  R  47.114 0.401
 7  11  ダニエル・ワッツ               L-D F106/03  H MF204C     47.185 0.472
 8   1  平中克幸                       D   F304     T 3S-GE      47.252 0.539
 9  12  ファビオ・カルボーン           D   F303     N SR20VE     47.357 0.644
10  36  番場琢                         D   F304     T 3S-GE      47.637 0.924
11  14  柳田真孝                       D   F302     N SR20VE     47.653 0.940
12  19  柴田裕吉                       D   F302     T 3S-GE      47.757 1.044
13  33  池田大祐                       L-D F106/03  T 3S-GE      48.107 1.394
14  32  小早川済瑠                     L-D F106/03  T 3S-GE      48.310 1.597
15  50  磯崎元彦                       D   F304     T 3S-GE      49.614 2.901
16  87  位高 敬                       D   F302     T 3S-GE      49.976 3.263
--------------------以上予選通過----------------------------------------------

予選通過基準タイム(110%) 1'55.184

Dはダラーラ、L-Dはローラ童夢
Tはトムストヨタ、HはM-TECホンダ、Nはスリーボンドニッサン

Japanese F3

全日本F3選手権 第19/20戦 もてぎ/トヨタレースレポート


(C)Toyota

全日本F3選手権
第19/20戦(最終戦) もてぎ

        全日本F3最終ラウンド J.コートニーが連勝で有終の美
               インギングのR.クインタレッリが2戦連続2位。
                  トヨタは今季のF3全部門タイトル制覇 

最終第10大会でも連勝。今季13勝を上げてチャンピオンを獲得したトムスチー
ムのJ.コートニー  今季の全日本F3選手権もいよいよ最終戦。第10大会(第
19戦、第20戦)が10月18日(土)、19日(日)の両日、栃木県のツイン
リンクもてぎ・ロードコースで開催された。
 同大会には、すでに今季チャンピオンを確定したJ.コートニー(トムス/トヨ
タ・トムス3S-GE)をはじめ12台が出場。このうちトヨタ・トムスエンジン
搭載車は8台を占めた。
 この週末のツインリンクもてぎは、18日の朝に降雨があったものの、19日は
清々しい秋晴に。サポートレースとして人気の「エッソ・フォーミュラトヨタ」第
8戦のほか、「ネッツカップ・ヴィッツ関東シリーズ」第7戦も盛況なエントリー
を集めて行われた。

◆予選◆
   18日(土)午前9時5分から15分間づつ公式予選が行われた。まず第19
戦のセッションでは、これに先立つヴィッツレースの予選前半まで小雨が断続的に
降り、開始時点ではところどころ路面に濡れたところもあったが、周回を重ねるご
とにコースコンディションは好転。レコードラインが完全ドライとなったセッショ
ン終盤に向けて各車がベストタイムを更新する展開となった。
 この中でシーズン後半に入って速さを増したR.クインタレッリ(インギング/
トヨタ・トムス3S-GE)がトップに立つが、予選終了間際の最終周にJ.コー
トニーがギリギリで逆転。0.035秒差でポール・ポジションを獲得した。予選
3番手には横溝直輝(インギング/トヨタ・トムス3S-GE)が続き、トヨタ勢
は予選1番手から3番手グリッドを独占。

 続く第20戦の予選セッションでは、若干コースに土が載っているものの路面は完
全ドライとなって各車ペースアップ。再びR.クインタレッリが好調にトップタイ
ムを記録するが、6周目に再びJ.コートニーが逆転。コースレコードを更新する
タイムで連続ポールポジションを獲得した。2番手にはR.クインタレッリが入り、
2戦連続で外国人選手がフロントローを独占、3番手には、アンダーステア対策で
若干セッティングを変更して予選に臨んだ片岡龍也(トムス/トヨタ・トムス3S
-GE)が、予選終了間際にコースレコードを更新するタイムでポジションを確保
した。

◆第19戦決勝◆
 午後1時20分から14周で行われた第19戦決勝は、J.コートニーが絶妙な
スタートを切り、トップで1コーナーへ。これにR.クインタレッリ、横溝直輝ら
が続いて序盤戦に突入。
 1周目の90度コーナーで5位のP.モンティン(ニッサンSR20VE)が若
干コースオフ。この間隙に予選6番手スタートの片岡龍也は5位にポジションアッ
プし、さらに前方の山西康司(無限MF204C)を猛追。
 J.コートニーは序盤からハードプッシュを続け、後続との間隔を広げるがその
後もペースを緩めず、11周目にはコースレコードとなるファステストラップタイ
ムを記録。思うようにペースの上がらないR.クインタレッリに7.368秒差を
つけ、ポール・トゥ・フィニッシュで見事今季12勝目を獲得。
 また、山西康司とのバトルを抑え切った横溝直輝が3位を獲得、トヨタエンジン
勢は表彰台を独占する強さを見せた。

◆第20戦決勝◆
 今季最終レースとなる第20戦は19日午前11時から20周で激戦を展開。ポー
ルポジションのJ.コートニーは再び完璧なスタートを決め、トップで1コーナー
へ。これにR.クインタレッリ、クラッチミートを失敗して出遅れた片岡龍也をパ
スして3位へ躍進したP.モンティン、4位には山西康司と続き、片岡龍也は5位
でレースを開始。
 前戦と同じく序盤のハードプッシュでリードを広げるJ.コートニーの後方では、
片岡龍也と山西康司の熾烈な4位争いが観客を沸かせるが、抜きどころの限られた
ロードコースに苦戦。
 中盤ややペースダウンしたところでミスも見られたJ.コートニーであったが、
終盤戦は再びプッシュし、ファステストラップタイムも記録する完全試合を決めて
2戦連続ポール・トゥ・フィニッシュで破竹の6連勝。今季13勝目を挙げてチャン
ピオン獲得に花を添え、シーズンを締めくくった。
--------------------------------------------------------------------------------
トムスチームのJ.コートニーのコメント:
クルマの調子はもちろんベストの状態だった。今大会もフォーミュラ・ニッポンと
掛け持ちでの参戦だったため落ち着かない状態だったが、チームが良くやってくれ
た。シリーズチャンピオンも決まり、決勝はプレッシャーの無い中で思い切り走る
ことができた。今季は自分にとって最高のシーズンになったと思う。

インギングモータースポーツ R.クインタレッリのコメント:
決勝では、新品タイヤではタイムが伸びるのに、摩耗したタイヤではジェームス
(コートニー)についていけないという、今までと同じパターンにはまってしまっ
た。とはいえ、今シーズンを振り返れば、F3参戦初年度としては満足すべき結果
だと思う。来季も全日本F3を走ることを希望している。

トムスチーム 片岡龍也のコメント:
今週は予選やスタートなどでミスが目立った。 シーズンを通してみれば筑波で自力
優勝を決められたし、成長出来たかなと思うが、今回の結果には満足していない。
この鬱憤を晴らすべくマカオGPでは全力で頑張る。

トヨタ・チーム・トムス監督 関谷正徳のコメント:
今季はチームタイトルとエンジンチューナータイトル、エンジンメーカータイトル、
そしてJ.コートニーによるドライバーズタイトルと全ての部門でチャンピオンを
決めることが出来、本当に良いシーズンだった。しかし、こうした強豪外国人ドラ
イバーと一緒に走らせることで日本人若手ドライバーを育成するというプログラム
については、必ずしも満足の行く結果とは言えない。我々の努力がまだ足りない部
分もあるのだろう。今後も頑張って行きたい。

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第19戦 リザルト 順位 No. ドライバー エンジン チーム    タイム 周回 予選
 1  7 J.コートニー(オーストラリア) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)TOM'S     25'18.618 14 1
 2  4 R.クインタレッリ(イタリア) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) INGING        7.388 14 2
 3  3 横溝直輝 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)        INGING       12.086 14 3
 4  1 山西康司 ホンダ(無限MF204C)   童夢レーシングチーム       13.005 14 5
 5 36 片岡龍也 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)       TOM'S         13.505 14 6
 6 12 P.モンティン(イタリア) ニッサン(ニッサンSR20VE)Three Bond Racing  15.468 14 4
 7 33 吉本大樹 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)    Now Motorsports  29.564 14 8
 8 32 番場 琢 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)    Now Motorsports  34.648 14 10
 9  2 佐藤晋也 ホンダ(無限MF204B)              TODA RACING     38.438 14 9
10 19 柴田裕吉 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)   DTM            42.504 14 11


第20戦 リザルト 順位 No. ドライバー エンジン チーム タイム 周回 予選
 1  7 J.コートニー(オーストラリア) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE)TOM'S     36'14.743 20 1
 2  4 R.クインタレッリ(イタリア) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) INGING        8.133 20 2
 3 12 P.モンティン(イタリア) ニッサン(ニッサンSR20VE) Three Bond Racing 13.994 20 5
 4  1 山西康司 ホンダ(無限MF204C) 童夢レーシングチーム         15.467 20 4
 5 36 片岡龍也 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S               16.322 20 3
 6  3 横溝直輝 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) INGING              18.628 20 6
 7 33 吉本大樹 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) Now Motorsports     38.026 20 8
 8 10 R.オースティン(イギリス) ホンダ(無限MF204B) 童夢レーシングチーム  39.476 20 10
 9  2 佐藤晋也 ホンダ(無限MF204B) TODA RACING                  45.035 20 9
10  8 小早川済瑠 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S             45.765 20 7


ドライバーズポイント
(最終戦終了時での有効得点:暫定)
順位 ドライバー名 エンジン ポイント
 1 J.コートニー トヨタ・トムス 305
 2 P.モンティン ニッサン 209
 3 片岡達也 トヨタ・トムス 207
 4 R.クインタレッリ トヨタ・トムス 200
 5 横溝直輝 トヨタ・トムス 109
 9 吉本大樹 トヨタ・トムス 52
11 小早川済瑠 トヨタ・トムス 51
11 柴田裕吉 トヨタ・トムス 50
13 番場琢 トヨタ・トムス 42

 マニュファクチャラーポイント
(最終戦終了時までの有効得点:暫定)
 順位 メーカー(エンジン名) ポイント
1 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) 310
2 ニッサン(ニッサンSR20VE) 207
3 ホンダ(無限MF204B/C) 196

※ポイントはシリーズ全戦の80%が有効

Japanese F3

F3最終戦上位3人のコメント


(Photo:K.Takeshita)

ジェームス・コートニー
「今回も良いレースだった。序盤からハードプッシュしていって中盤に少しペースを
落としたところ、ミスするようになってきたのでもう一度プッシュしていった。
クルマには何のトラブルもなく、理想的なレースだった。
来年に関しては未だ何も決まってないけど、今年の後半から参戦しているフォーミュラ
ニッポンを続けたいと思うし、またGTにも興味がある。」

ロニ・クインタレッリ
「スタートも上手くいったし、クルマも悪くなかったが、レース中盤からフロントの
グリップが落ちてきたのが痛かった。ラスト6、7周辺りからグリップは戻ってきたが、
既にコートニーを追うには手遅れだった。今まで出一番良いセットが出ていたのに残念だ。
来年もインギングでF3をやることになると思うが、もしかしたら他のチームに移るかも
しれない。」

パオロ・モンティン
「抜きにくいコースなので、スタートが唯一のチャンスだと思っていたが、上手くいった。
最初の2、3周はハードにプッシュしたが、そのうちタイヤがたれてきた。後ろがファス
テストを出しながら追い上げてきていたので、最後までグリップを残さないといけない
と思って中盤以降はセーブして走った。今日はポディウムに上がれてハッピーだ。
もし来年も同じ体制でF3をやるのであれば、もっとテストが必要だと思う。
来年に関しては、いくつかのフォーミュラニッポンのチームと話をしているが、向こう
も来年のプランが決まってないようなので、まだ具体的なことは決まっていない。
来週乗ることになっているGTにも勿論興味がある。」

Japanese F3

F3第20戦 決勝


ダブルエントリーの疲れなど微塵も感じさせない圧倒的な速さ(Photo:K.Takeshita)

全日本F3選手権の最終戦、第20戦の決勝が10月19日午前11時より行われ、昨日に続いて
#7ジェームス・コートニーが磐石の走りで今季の勝利数を13に伸ばした。

コートニーは序盤から順調に飛ばし、2位の#4ロニ・クインタレッリとの間隔をどんどん
広げていき、最終的には8秒133と、ほぼストレート一本分のギャップを築き上げて見せた。
その後方ではスタートでジャンプアップに成功した#12パオロ・モンティンが#1山西康司
の追撃を振り切り、3位でフィニッシュ。
今回3番手スタートの#36片岡龍也はスタートに失敗して5位に落ち、そこから懸命に山西
に挑みかかるが、いまひとつ決め手を欠いて5位のままでレースを終えた。

追い抜きの難しいコースということもあり、4周目の90度コーナーで#19柴田裕吉がダート
にはみ出して順位を落としたほかは、全く順位変動のない膠着状態の続いたレースだった。

2003年10月19日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
-P.-No.-Driver------------------Car------Engine-----------Lap----Gap---
 1   7  ジェームス・コートニー  D F302   TOYOTA 3S-GE     20      -
 2   4  ロニ・クインタレッリ  D F302   TOYOTA 3S-GE     20     8.133
 3  12  パオロ・モンティン    D F303  NISSAN SR20VE    20     5.861
 4   1  山西康司        L-D F106 MUGEN MF204C     20     1.473
 5  36  片岡龍也                D F302   TOYOTA 3S-GE     20     0.855
 6   3  横溝直輝                D F303   TOYOTA 3S-GE     20     2.300
 7  33  吉本大樹        L-D F106 TOYOTA 3S-GE     20    20.390
 8  10  ロブ・オースティン      L-D F106 MUGEN MF204B     20     0.450
 9   2  佐藤晋也         D F302   MUGEN MF204B     20     5.559
10   8  小早川済瑠        D F302   TOYOTA 3S-GE     20     0.730
11  32  番場 琢          L-D F106 TOYOTA 3S-GE     20     0.903
12 19  柴田裕吉        D F302   TOYOTA 3S-GE     20     3.780
-----------------以上完走-----------------------------------------------
ファステストラップ
No.7 ジェームス・コートニー 1'47.968(12Lap)

Japanese F3

F3第20戦 予選


クインタレッリと片岡がレコードを更新するも、コートニーには届かず (Photo:K.Takeshita)


2003年10月18日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
-P.-No.-Driver------------------Car------Engine-----------Time-------Gap------
 1   7  ジェームス・コートニー  D F302   TOYOTA 3S-GE    R1'47.284    -
 2   4  ロニ・クインタレッリ  D F302   TOYOTA 3S-GE    R1'47.495  0.211
 3  36  片岡龍也                D F302   TOYOTA 3S-GE    R1'47.690  0.195
 4   1  山西康司        L-D F106 MUGEN MF204C   1'47.709  0.019
 5  12  パオロ・モンティン    D F303  NISSAN SR20VE    1'47.756  0.047
 6   3  横溝直輝                D F303   TOYOTA 3S-GE     1'47.822  0.066
 7   8  小早川済瑠        D F302   TOYOTA 3S-GE     1'48.123  0.301
 8  33  吉本大樹        L-D F106 TOYOTA 3S-GE     1'48.550  0.427
 9   2  佐藤晋也         D F302   MUGEN MF204B     1'48.707  0.157
10  10  ロブ・オースティン      L-D F106 MUGEN MF204B     1'48.996  0.289
11  32  番場 琢          L-D F106 TOYOTA 3S-GE     1'49.139  0.143
12  19  柴田裕吉        D F302   TOYOTA 3S-GE     1'49.158  0.019
------------------------------------------------------------------以上予選通過
予選通過基準タイム(110%)1'58.238

"R"マークの車はコースレコードを更新。従来のレコードは1'47.703

Dはダラーラ、L-Dはローラ童夢


Japanese F3

2002_JF3 ドライバーズポイント(20/20戦)

                                                    (全20戦終了)

  2002                    3 3  4 4  5 5  5 5  6 6  7 7  8 8  8 8  9 9 1010
   Japan                  / /  / /  / /  / /  / /  / /  / /  / /  / /  / /
    Formula 3             2 3 2324  2 3 1819  8 9  6 7  3 4 2425  7 8 1920
     Championship        筑筑 鈴鈴 富富 美美 もも 鈴鈴 菅菅 仙仙 TT もも
      Drivers-point                          てて 鹿鹿                てて
                         波波 鹿鹿 士士 祢祢 ぎぎ 東東 生生 台台 II ぎぎ

P.-No-Driver----------Rd.-1-2--3-4--5-6--7-8--910-1112-1314-1516-1718-1920有効P
 1  1 小暮卓史           10(4 2020  0 0 1520 2020 2015 2020 2020  015 2015  290
 2  7 P.モンティン       2020 (115 20 0 2015 12(2 1520 1515 (312 1520 1520  269
 3  3 M.ザンガレリ       1515  0 6 1215  310 1510 10 0  8 8  410 (2 0 10 6  157
 4 64 佐藤晋也           12 0 15 2  812 12 6  0 0 1212 1010 15 1 (1 6  8 8  149
 5 37 平中克幸            8 8 12 1 15 0  0 8 1012  2 4 12 1  015 1012  012  142
 6 36 片岡龍也            012  812 DN20  812  4 3  4 2  6 0 10(2  4 4  610  125
 7  8 横溝直輝            1(1  610  410 10 3  2 8  0(1 (112  6 8  610 12 2  110
 8 33 吉本大樹            3 6  4 8 DN 6  0 4  3 1  3 6  0 0 12 6 20 0  0 0   82
 9  2 長屋宏和            6 0  3 0  6 8  0 1  6 4  8 3  3 6  8 0  8 8 - -    78
10 12 富澤 勝            210  1 0 10 2  0 2  8 6  110  2 4  0 3  3 0  0 4   68
11 11 星野一樹            0 3 DN 0  0 4  2 0  015  6 8  0 3  0 4 12 3  4 0   64
12  5 西村秀樹            4 2  0 4  3 1  4 0  1 0  0 0  0 2  2 0 -  1  0 0   24
13 18 中村裕史            0 0  2 3  0 3  6 0  0 0  0 0 - -  - -  - -  - -    14
14 18 佐々木孝太         - -  - -  - -  - -  - -  - -  - -  - -   0 2  3 3    8
15 18 密山祥吾           - -  - -  - -  - -  - -  - -   4 0 - -  - -  - -     4
16 18 澤 圭太           - -  - -  - -  - -  - -  - -  - -  - -  - -   2 1    3
17 14 下山征人           - -  - -  - -  - -  - -  - -  - -   1 0 - -  - -     1
18 60 石崎英之           - -  - -  - -  - -  - -  - -  - -  - -  - -   1 0    1
*******************************************************************************
* 1位から10位までに 20-15-12-10-8-6-4-3-2-1のポイント
* 全20戦中ベスト16戦(80%)有効ポイント
* 予選通過基準タイム (110%)
* ( 付ポイントは有効得点外


                                        ///// PDD01523 伊東 昭雄 /////

Japanese F3

F3第20戦 もてぎ 決勝


Photo:K.Takeshita

10月20日、栃木県ツインリンクもてぎでF3最終戦となる第20戦の決勝レースが行
われた。

土曜日に行われた予選では#7パオロ・モンティンがポールポジションを獲得した。だ
が、19戦で#1小暮卓史が優勝をはたし、すでに#1小暮のシリーズタイトルが決定し
たため、昨日とは雰囲気の大きく変わった最終戦となった。

午前10時30にスタート予定のレースは、朝から降った雨のためにフリー走行が設け
られ、セミウエットのコンディションの中、#7モンティンが2分00秒439でトップ
タイムをマーク。#36片岡龍也が01秒239で2番手。#1小暮は3番手の01秒459という
タイムを出していた。

20周のレースは、#7モンティンがポールからスタートを決めて、1周で2番手の#1
小暮に1.6秒差を付けるという展開となった。3番手には昨日の19戦で3位表彰台を
獲得した#8横溝直輝が続く。5周目を終えてトップ#7モンティンと2位の#1小暮の
差が4.5秒となり、3位#8横溝との差も1.1秒となったが、6周目の最終コーナーで
#8横溝はスピン。#64佐藤晋也が3位に#11星野一樹も4位、#37平中克幸も5位へと
浮上。#8横溝は6位でレースに復帰する。

8周目、#37平中は#64佐藤をかわして3位に。10周目5位走行の#11星野は90度コー
ナーでグラベルにコースアウト。
20周のレースではトップ2台の差は16.5秒と大きく開き、#7モンティンが圧勝した。
#1小暮が2位、#37平中が3位とマカオに向かう3人が表彰台に並んだ。

ウイナーのコメント
#7パオロ・モンティン
「コースのコンディションが序盤はスリッピーで難しかったが、ドライになってか
らは走りやすかった。プッシュし続けて気分良く走れた。前に誰もいなかったし、
プレッシャーはなかった」

2位#1小暮のコメント
「パオロに離されて悔しい思いをしました。濡れていたイン側からのスタートでし
たが、悪くはなかった。1~3コーナーとポジションキープをしたんですがブレー
キのストロークが多くなってしまって、ラップタイムは上がらず守りに入ってしま
いましたね。チームタイトルもかかっていたのでリタイヤはできないと言う状況で
した」


2002年10月20日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 決勝 天候:曇り/コース:ドライ
P.-No.Driver-----------Car-----------------Lap-GoalTime(Behind)-
 1  7 P.モンティン     ダラーラF302/3S-GE   20 37'00.314
 2  1 小暮卓史         ダラーラF302/MF204B  20 -  16.572
 3 37 平中克幸         ダラーラF302/3S-GE   20 -  26.849
 4 36 片岡龍也         ダラーラF302/3S-GE   20 -  37.309
 5 64 佐藤晋也         ダラーラF302/MF204B  20 -  42.568
 6  3 M.ザンガレリ     ダラーラF302/3S-GE   20 -  43.676
 7 12 富澤 勝         ダラーラF302/SR20VE  20 -  45.384
 8 18 佐々木孝太       ダラーラF302/3S-GE   20 -  50.820
 9  8 横溝直輝         ダラーラF302/3S-GE   20 -  51.250
10 60 澤 圭太         ダラーラF300/3S-GE   20 -1'00.610
11 33 吉本大樹         ダラーラF302/3S-GE   20 -1'02.570
12 14 石崎英之         ダラーラF399/SR20VE  20 -1'08.970
13  5 西村秀樹         ダラーラF302/3S-GE   20 -1'21.583
-----------------------以上完走---------------------------------
   11 星野一樹         ダラーラF302/MF204B   9 -  11Laps
----------------------------------------------------------------
※#14石崎、#60澤はBクラス(旧型マシン)。

Japanese F3

F3第20戦 もてぎ 予選


2002年10月19日 ツインリンクもてぎ(栃木県) 予選 天候:曇り/コース:ドライ
P.-No.Driver-----------Car------------------Time----
 1  7 P.モンティン     ダラーラF302/3S-GE   1'49.023
 2  1 小暮卓史         ダラーラF302/MF204B  1'49.327
 3  8 横溝直輝         ダラーラF302/3S-GE   1'49.400
 4 11 星野一樹         ダラーラF302/MF204B  1'49.550
 5 64 佐藤晋也         ダラーラF302/MF204B  1'49.634
 6  3 M.ザンガレリ     ダラーラF302/3S-GE   1'49.836
 7 36 片岡龍也         ダラーラF302/3S-GE   1'49.904
 8 37 平中克幸         ダラーラF302/3S-GE   1'50.135
 9 33 吉本大樹         ダラーラF302/3S-GE   1'50.147
10 12 富澤 勝         ダラーラF302/SR20VE  1'50.172
11  5 西村秀樹         ダラーラF302/3S-GE   1'50.462
12 60 澤 圭太         ダラーラF300/3S-GE   1'50.613
13 18 佐々木孝太       ダラーラF302/3S-GE   1'51.188
14 14 石崎英之         ダラーラF399/SR20VE  1'51.245
----------------------------------------------------
※#14石崎、#60澤はBクラス(旧型マシン)。


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