4月4日(日)に岡山国際サーキットでSUPER GT 2010第2戦決勝レースが行われ、予選3位の「カルソニックIMPUL GT-R」(#12 松田次生/ロニー・クインタレッリ)は順位をキープしたまま前半を走ったが、ドライバー交代したのちに4位となり、終盤は激しく3位に迫ったがそのまま4 位でレースを終了した。
■ミスはなかったが、チャンスも少なかった「カルソニックIMPUL GT-R」。
気温16度と暖かく、春らしい青空の下、決勝レースはスタートした。心配されたスタート直後のアクシデントはなく、GT500の車列はスムーズに流れていく。しかし、10周目を過ぎる頃には徐々にコースのあちこちでスピンや接触アクシデントが発生。#12 GT-Rの後方では順位の入れ替えもあった。しかし、スタートドライバーのクインタレッリはそれらには一切関わることなく、またバックマーカーの処理に戸惑うこともなく、先行車に続いてコンスタントに周回を重ねていった。
42周目にピットインし、松田にドライバー交代。8位でコースに戻ったが、各車がピットインを終えると順位をひとつ落とす4位となっていた。松田は先行する#38 SC430を追い、およそ一秒以内の間隔を保ちながら、逆転のチャンスを待った。もともとコース幅が狭く、加減速の回数も多い岡山国際サーキットは追い抜きポイントが少ない。松田は辛抱強くその機会が来るのを待ったが、#38 SC430に逃げ切られてしまう。終盤は#38に代わって3位となった#1 SC430の背後にも迫ったが、ここでも追い抜きのチャンスは訪れず、NISSAN GT-R勢最上位の4位でチェッカーフラッグを受けることとなった。
■「MOTUL AUTECH GT-R」はヒットされてリタイヤ
「MOTUL AUTECH GT-R」(#23 本山哲/ブノワ・トレルイエ)は、予選7位からレースをスタート。本山は、早くも1周目に6位となったが、7周目に7位に戻るとその後中位グループの中でもまれ、13周目には9位へ。さらに15周目には#32 HSV-010と絡みリア部を破損してコースアウト。レース続行が不可能となり、リタイアとなった。その後#32にはペナルティが課せられることとなった。
前回の開幕戦で優勝した「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信)は、40kgのハンディウェイトを搭載していた。予選12位からオリベイラが決勝レースをスタートし、他車の後退などにより一時9位を走行したが、その後11位に定着。後半を受け持った安田は、ミスなく手堅いドライビングで周回し、そのまま11位でレースを終えるかと思われたが、最終周回にペースダウン。12位完走となった。
- 松田次生
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「なんとか3位にあげてレースを終えたかったが、チャンスがなく残念だった。でも僕としては精一杯頑張って走れたし、これをスタート地点として次回以降のレースではより高い位置を目指していけると思います。今回はとにかくフラストレーションがたまるレースでした」
- ロニー・クインタレッリ
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「今日はサポートをありがとうございました。僕たちのクルマは仕上がってきたし、上位を走れることはわかりました。今回は表彰台を逃して残念だけど、次の富士では良いレースができるはずです。これからも応援をよろしくお願いします」
Text & Photo: NISMO

4月4日(日)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットにおいて2010 オートバックス SUPER GT第2戦「OKAYAMA GT 300KM RACE」の決勝レースが行われた。
昨日に予選が行われ、今シーズンから参戦を始めたHondaのニューマシン、HSV-010 GTで参戦する#18 ウイダー HSV-010が、開幕戦に続いて2戦連続ポールポジションを獲得している。
また、昨日の公式練習で起きたクラッシュのため、予選に出走することができなかった#17 KEIHIN HSV-010は、無事に修復が完了して決勝レースに出走することとなった。
決勝日は、昨日に引き続き天候に恵まれ、決勝スタート時の気温は18℃、路面温度は30℃と絶好のコンディションとなった。ポールポジションの#18 ウイダー HSV-010はロイック・デュバル選手、6番グリッドの#32 EPSON HSV-010は道上龍選手、10番グリッドの#100 RAYBRIG HSV-010は伊沢拓也選手、11番グリッドの#8 ARTA HSV-010はラルフ・ファーマン選手、13番グリッドの#17 KEIHIN HSV-010は金石年弘選手がそれぞれスタートドライバーを務めることとなった。
決勝はローリングスタート方式で、午後2時2分にグリーンフラッグが振り下ろされた。ポールポジションスタートの#18 ウイダー HSV-010を駆るL.デュバル選手がホールショットを奪い、ハイペースで後続を引き離しにかかる。オープニングラップは#18 ウイダー HSV-010がトップ。#32 EPSON HSV-010が8位、#100 RAYBRIG HSV-010が10位、#8 ARTA HSV-010が11位、#17 KEIHIN HSV-010が13位を走行する。
3周を終えて、トップのL.デュバル選手は2位に1秒810の差をつける。後方を走る4台のHSV-010 GTは、8台のマシンによる6位争いの集団で激しいバトルを繰り広げる。6周目には#32 EPSON HSV-010が9位に後退した。
トップを走るL.デュバル選手は、ミディアムハードのタイヤで安定したラップタイムを刻みながら走行を続けるが、ソフトタイヤを選択している2位のマシンが追いつき、テール・トゥ・ノーズの争いとなった。それでも、L.デュバル選手は落ち着いた走りで隙を与えずにトップを守り続ける。
12周目、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手が、ホブスコーナーの立ち上がりで後続のマシンに接触されてスピンを喫する。すぐにコースに復帰するが、ポジションは13位に後退してしまう。トップ争いは、L.デュバル選手と38号車の2台で争われ、3位以下に4秒以上もの差を広げた。
17周目、トップはL.デュバル選手。#8 ARTA HSV-010のL.ファーマン選手は7位に浮上し、#17 KEIHIN HSV-010の金石選手が10位、他車と接触するアクシデントでポジションが後退した#32 EPSON HSV-010の道上選手が11位、伊沢選手が12位を走行する。
22周目、金石選手が9位に浮上。道上選手は、他車とのアクシデントに対してペナルティの裁定を受けたために、24周終了時に10秒のピットストップを行った。これにより順位は12位に後退した。
30周を過ぎたあたりから、タイヤの耐久性に自信を持つL.デュバル選手が2位を徐々に引き離し始める。33周目には、2位に5秒373まで差を広げて独走態勢を築いていく。
36周目、L.ファーマン選手が6位に浮上する。12位の#32 EPSON HSV-010は、早めのドライバー交代を敢行し、中山友貴選手がコースに復帰する。
41周終了時に、6位の#8 ARTA HSV-010がピットインを敢行して井出有治選手にドライバー交代を行う。46周終了時に、トップの#18 ウイダー HSV-010がピットイン。前後のタイヤを交換し、38秒7のピット作業を終えて小暮卓史選手が実質トップの座を守ってコースに復帰した。48周終了時には#17 KEIHIN HSV-010が塚越広大選手にドライバー交代を行った。
49周目、#8 ARTA HSV-010の井出選手がポジションを上げる。しかし、開幕戦に続きタイヤ無交換作戦を図った#100 RAYBRIG HSV-010の山本尚貴選手が、井出選手の前でコースに復帰して大幅なポジションアップを果たした。
56周目、トップの#18 ウイダー HSV-010を駆る小暮選手は、2位に12秒112の大差をつけて独走する。58周目時点で、トップは小暮選手、5位に山本選手、6位に井出選手、8位に塚越選手、12位に中山選手と続く。
トップの小暮選手は、後続との差を10秒前後に保ちながら安定した走りで周回を重ねる。66周目、井出選手が山本選手をパスして5位に浮上する。
残り10周時点で、小暮選手は2位に9秒397の差をつけてトップを快走。5位に井出選手、7位に山本選手、8位に塚越選手、12位に中山選手が走行する。
#18 ウイダー HSV-010の小暮選手は、スタートからトップの座をキープしたまま82周目のチェッカーフラッグを受け、HSV-010 GTデビュー2戦目での初優勝に花を添えた。6位に#8 ARTA HSV-010、7位に#17 KEIHIN HSV-010、8位に#100 RAYBRIG HSV-010、11位に#32 EPSON HSV-010となった。
この結果、シリーズポイント争いのドライバー部門において、小暮/デュバル組(#18 ウイダー HSV-010)が計20ポイントを獲得して、2位と同ポイントの3位に浮上した。チーム部門でも、ウイダー ホンダ レーシングが計23ポイントを獲得して4位に浮上した。
コメント
- 瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
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「お待たせしましたが、ようやく皆さんに初優勝の報告ができて、ホッとしています。決勝ではデュバル選手がうまくスタートを決めてくれました。タイヤコンパウンドの違いにより2位とのタイム差が縮まりましたが、そこをよく耐えてくれてリードを築いてくれました。後半の小暮選手も終始安定した走りで、見事にHSV-010 GTをチェッカーまで導いてくれたと思います。ドライバー2人の健闘に感謝しています。また、今回のレースに間に合わせるために部品の製造やマシンの修復に関わった、多くの人々の力の集結の賜物だと思います。本当にありがとうございます。そしておめでとうございます。また、HSV-010 GTにご声援いただいたファンの皆様に感謝の意を表したいと思います。
さて、次戦の富士ですが、鈴鹿、岡山の結果を踏まえた上で、反省するべきところは反省し、さらに勝てる体制を作っていきたいと思います。次戦もHonda へのご声援をよろしくお願いします」
- 小暮卓史選手(優勝、#18 ウイダー HSV-010)
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「開幕戦の鈴鹿はひどいクラッシュに加え、Hondaのマシン同士のアクシデントでスタッフは相当暗かったのですが、今はとても喜んでくれていると思います。ロイック(デュバル)が前半で大きなマージンを確保してくれて、自分自身もきっちりと仕事をすることができました。本当にいいレースでした。ロイックの走りを見ているときに、2位のマシンが背後に近づいてきてドキドキしました。ピットストップでのマージンが欲しいと思っていましたが、ロイックが40周あたりから2 位を再び引き離してくれたので、落ち着いてバトンを受けることができました」
- ロイック・デュバル選手(優勝、#18 ウイダー HSV-010)
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「最高の気分です。タフなレースでしたが、私たちのチームは強いので、前回の不運を乗り越えて必ず優勝するんだと思って走りました。序盤の10周を過ぎた頃に、タイヤのグリップがなくなり始めて、後方のマシンが近づいてきました。厳しい状況でしたが、パッシングポイントはバックストレートの1個所のみでしたので、バックミラーをチェックしながら守りの走りに徹しました。その後、タイヤが安定してきて自分のペースを取り戻せたので安心しました。その結果、大きなマージンを築くことができ、レース後半に向けての戦略がうまくいきました」
Text & Photo: HONDA

GT500クラス #18ウイダーHSV-010
小暮 卓史
前回はホンダ同士でぶつかってレースを落としてしまい、ホンダ陣営の雰囲気は暗かったのですが、今日勝てたことで皆さん喜んでくれると思います。
前半ロイックがマージンを築いてくれて、自分もリードを保って走れました。
序盤38号車が近づいてきたときはドキドキしました。HSVはピットストップが遅いので、充分なマージンが欲しかったんです。でも40周過ぎから徐々に差が広がっていったので、落ち着いてバトンタッチできました。
ロイック・デュバル
最高です。鈴鹿でも優勝できるだけのパフォーマンスがありましたが、アクシデントのために勝てませんでした。今回もクルマはパーフェクトでした。
路面コンディションの影響でタフなレースになりましたが、優勝できて最高の気分です。
(序盤38号車に迫られた件)タイヤチョイスが違うし戦略も違ってましたが、10周目辺りからタイヤがグリップダウンしてきて接近されてしまいました。それでもコントロールは出来ていたんですよ。立川が抜いてくるとしたらバックストレートしかないと思ったので、そこだけ並ばれないようにラインを考えて走りました。その後はタイヤが安定してきてマージンを広げることが出来て後半に繋ぐことが出来ました。作戦がうまくいったのだと思います。
GT300クラス #46アップスタートMOLA Z
横溝 直輝
今日この場に来られたことが信じられない気分です。ウェイトハンデ30kgは厳しいなと思いましたが、ヨコハマさんが持ってきてくれたタイヤとクルマのパッケージが見事にマッチして、決勝でも予選と同様のパフォーマンスを発揮できました。
周りが色んな作戦を採ってきた中で、僕らはオーソドックスな作戦でペースをコントロールして走っていました。
(阿部翼とは)幼い頃から先輩後輩の関係で一緒にカートをやってきた仲で、よく知っています。後半は自分が走ったほうがましなくらいにドキドキしながら見ていましたが、今年彼が急成長していることも分かっていたので、「彼なら大丈夫」と思ってみていました。
参戦自体が開幕2週間前に決まったような状態でメインスポンサーも未だ決まってないので、ここにいられることが不思議なくらいです。後半全戦出られるかすら微妙な状況ですが、今回勝てたことでスポンサーの営業にもいい影響があるのではと思います。
阿部 翼
ほっとしました。
(7号車のリタイヤについて)無線では「ポジショントップ」としか教わっていません。すぐ後ろを走っていたので何があったのかは見て知っていました。
2位とは充分なマージンがありましたけど、終わるまでは何があるか分からないので気を引き締めて走りました。他には、コース上に色んな落下物が散乱していたので、絶対踏まないようにということと、GT500もかなり激しいバトルをしていたので、巻き込まれないようにということに気をつけていました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA
オートバックススーパーGT第2戦「岡山GT300km」は4月4日岡山国際サーキットで決勝レースを行い、ポールシッターの#18ウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)が後続に全く付け入る隙を与えずに82周を走り切り、ニューマシンHSV投入2戦目で待望の勝利を手にした。
GT300クラスは序盤からチェッカーまで目まぐるしく順位の入れ替わる激しい戦いが随所で展開される中、予選2番手からスタートした#46アップスタートMOLA Z(横溝直輝/阿部翼組)が勝ち残った。(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:16,000人)
第2戦決勝は午後2時スタート。
ポールから飛び出した#18ロイック・デュバルがホールショットを決めて早速逃げにかかる。
タイヤのグリップが落ちてきた6周目、7周目あたりで一時#38ZENT SC立川祐路との差が詰まり、あわやトップ陥落か?!という場面はあったが、15周を過ぎてタイヤが安定し始めてからは逆にその差を徐々に広げ始めた。30周を過ぎる頃には2位との差は3秒に。40周を過ぎる頃には6秒以上にまで突き放した。
ミディアムハードをチョイスした18号車はその後2位の38号車が45周終わりでピットインしたのを見届けてから46周終わりで漸くピットイン、小暮にクルマを託した。
この時点での2位との差は10秒以上に達していた。
このとき同時にピットインした#1ペトロナスSCがリヤ2本交換という作戦で#38ZENTの前でピットアウト、終盤まで激しいドッグファイトを展開したため、小暮は最後まで後続に脅かされること無く残り周回を走り切り、今季ホンダが投入したHSV-010に参戦2戦目で初の勝利をもたらした。フィニッシュ時点での2位とのギャップは11.8秒だった。
終始磐石の走りで逃げ切ったトップの18号車とは対照的に、2位以下は大荒れの展開となった。
前半の主役は#1ペトロナスSCを駆るアンドレ・ロッテラーだ。
ロッテラーはオープニングラップで順位を1つ上げると、7周目の1コーナーで#23モチュールGT-Rを駆る本山哲をかわして6位、9周終わりのホームストレートで#6エネオスSCのビヨン・ビルドハイムに並びかけ、1コーナー手前で前に出て5位、12周目のヘアピンで#35MJ SCの石浦宏明のインに飛び込んで4位と着実に順位を上げ、あっという間に3位#12カルソニックGT-Rの背後に喰らいついた。12号車のスタートドライバーはロニー・クインタレッリだ。
この二人は12号車が42周目にピットインするまで延々30周に渡って接近戦を繰り広げたが、3位クインタレッリは最後までロッテラーを抑え切った。
一方、予選7位からスタートした#23モチュールGT-Rは中々ペースを上げることが出来ず、じりじりと順位を落とした挙句、16周目のバックストレートで#32エプソンHSVに追突されてスピン、ウォールにヒットしてレースを終えた。結局GT500クラスではこれが唯一のリタイヤとなった。
#12カルソニックGT-Rのピットインで3位に繰り上がった#1ペトロナスSCは、トップ#18ウイダーHSVに続いて46周終わりでピットイン。ここでリヤ2本交換というギャンブルに出て、まんまと2位#38ZENT SCの前に出た。
ところが予選より大幅に気温の上がった決勝日におけるこの作戦は吉とはならず、後半を受け持った脇阪寿一は#38リチャード・ライアンの猛攻を受けることとなる。
周回遅れを盾に使うなどベテランらしい技を駆使してライアンを押さえにかかる脇阪だったが、79周目のアトウッドカーブで周回遅れの#33ハンコックポルシェがアウトにはらんだのを回避しようと、クルマをアウトギリギリに持ち込んだところでライアンにインを奪われ、遂に3位に転落、しかしその後は執拗に仕掛けてくる#12カルソニックGT-Rの松田を3周にわたって押さえ続け、3位でこのレースを終えた。
GT-R最上位はその#12カルソニックだった。
一方GT300クラスは、予選トップの#86JLOCランボルギーニRG-3がピットストップの30周目まで山西康司がトップを快走するが、給油時間の長いガイヤルドの特性が災いして関口雄飛がピットアウトしたときには8位。#2紫電、#7雨宮RX-7、#33ハンコックらのタイヤ無交換作戦などもあって上位陣のピットストップが一通り終わった51周すぎでも8位を走行する羽目に。
これでトップに浮上したのはタイヤ無交換の#7雨宮RX-7だった。
7号車は11番手スタートながら谷口信輝の攻撃的な走りで先攻する#19ウェッズスポーツISや#46モーラZらを次々にパス、#5マッハ号と#87ガイヤルドのアクシデントなどもあってクラス2位まで浮上して43周終わりでピットイン。ここで得意のタイヤ無交換作戦を敢行してトップでコースに復帰した。
このまま開幕2連勝かと思われたが、今日の天候がタイヤに厳しかったのか、2番手折目は55周目のパイパーコーナー立ち上がりで飛び出し、ウレタンバリアに前から突っ込んでレースを終えることに。
これでトップに浮上したのが#46モーラZだった。2位紫電には17秒と充分なマージンがあり、後半担当の阿部は終始安定した走りで逃げ切り、最後は26秒160もの大差をつけて優勝した。
2位#2紫電を挟んで3位以下は目まぐるしく順位の変わる接戦が展開され、終盤タイヤの厳しくなった#33ハンコックポルシェを#3ハセミZが66周目のレッドマンコーナーでインに飛び込んで攻略、3位表彰台を獲得し、今季初めてガイヤルドを駆る#86関口雄飛もまた#43ガライヤの高木真一、#31カローラの嵯峨宏紀らをアグレッシブな走りで抜き去り、33号車も攻略して4位に入った。
次戦は富士スピードウェイでの400kmレース。5月2日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA
OKAYAMA GT300km RACE -RIJ- (2010/04/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 500 | 1 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 82 | 2:02'26.084 |
| 2 | 500 | 2 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 4 | 82 | 11.800 |
| 3 | 500 | 3 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 16 | 82 | 14.209 |
| 4 | 500 | 4 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 82 | 14.712 |
| 5 | 500 | 5 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | 30 | 82 | 45.741 |
| 6 | 500 | 6 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 | ラルフ・ファーマン 井出 有冶 | BS | | 82 | 48.666 |
| 7 | 500 | 7 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 8 | 82 | 57.285 |
| 8 | 500 | 8 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 22 | 82 | 1'11.673 |
| 9 | 500 | 9 | *35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | 10 | 81 | 1Lap |
| 10 | 500 | 10 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | 12 | 81 | 1Lap |
| 11 | 500 | 11 | *32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 81 | 1Lap |
| 12 | 500 | 12 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | 40 | 81 | 1Lap |
| 13 | 300 | 1 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | 30 | 76 | 6Laps |
| 14 | 300 | 2 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | | 76 | 6Laps |
| 15 | 300 | 3 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | 12 | 76 | 6Laps |
| 16 | 300 | 4 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | 8 | 76 | 6Laps |
| 17 | 300 | 5 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 76 | 6Laps |
| 18 | 300 | 6 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 75 | 7Laps |
| 19 | 300 | 7 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | | 75 | 7Laps |
| 20 | 300 | 8 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | 10 | 75 | 7Laps |
| 21 | 300 | 9 | *74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | 6 | 75 | 7Laps |
| 22 | 300 | 10 | 9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | | 75 | 7Laps |
| 23 | 300 | 11 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | 4 | 74 | 8Laps |
| 24 | 300 | 12 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 74 | 8Laps |
| 25 | 300 | 13 | 26 | CINE CITTA' タイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | | 74 | 8Laps |
| 26 | 300 | 14 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | 22 | 73 | 9Laps |
| 27 | 300 | 15 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | | 70 | 12Laps |
| 28 | 300 | 16 | 88 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 余郷 敦 細川 慎弥 | YH | | 68 | 14Laps |
| 29 | 300 | 17 | *87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | 2 | 60 | 22Laps |
| 30 | 300 | 18 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | 40 | 54 | 28Laps |
| ---- 以上規定周回数(GT500:57Laps / GT300:53Laps)完走 ---- |
| - | 300 | - | 5 | マッハGOGOGO車検408R VEMAC RD408R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | 16 | 16 | 66Laps |
| - | 500 | - | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | 6 | 15 | 67Laps |
| - | 300 | - | *365 | 365 サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー ティム・サグダン | YH | | - | レース除外 |
- Fastest Lap(GT500): CarNo.18 ウイダーHSV-010(ロイック・デュバル) 1'26.647 (3/82) 153.852km/h
- Fastest Lap(GT300): CarNo.2 アップル・K-ONE・紫電(加藤寛喜) 1'34.204 (4/76) 141.510km/h
- CarNo.32は、2010 SUPER GT SpR第30条1.b(接触行為)により、ペナルティストップ10秒を課した。
- CarNo.35は、2010 SUPER GT SpR第30条1.a(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.88は、2010 SUPER GT SpR第30条1.a(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.365は、2010 SUPER GT SpR第34条(ピット作業違反)により、レース除外とした。
- CarNo.74は、2010 SUPER GT SpR第30条1.b(接触行為)により、ペナルティストップ10秒を課した。
GTアソシエイション(以下GTA)は4月4日、スーパーGT第2戦が開催されている岡山国際サーキットで定例記者会見を行った。
今回は坂東正明代表取締役、島田康夫執行役員が出席。11月に開催予定の「スーパーGT&フォーミュラ・ニッポン 富士スプリントカップ2010」に既報の通り「JAFグランプリ」タイトルが付与されたこと、GT500優勝チームに「国土交通大臣賞」が授与されることに関する報告と、開幕戦を終えての感想などが話題に取り上げられ、併せてエンジン交換規定に関する解釈も説明された。

坂東正明代表のコメント
(富士スプリントカップ2010について)既にお知らせしたとおり、大会名称に「JAFグランプリ」を付与することになりました。対象となるクラスはフォーミュラニッポン、GT500、GT300の3つです。競技方法など詳細につきましては、5月の定例会見で改めて報告させていただきます。
来年以降については、シリーズ戦に組み入れるかどうかも含めて、JAFさんに継続して名称使用をご了解いただけるよう、取り組んでいきます。
国土交通大臣賞はレース当日にサーキットで授与式を行います。大臣にもご出席いただけるよう働きかけているところです。
(開幕戦を終えて)GT500については、ホンダのニューマシン、ニッサンのニューエンジンが投入されましたが、予選、決勝のタイム比較を見ても今シーズンは拮抗した戦いが期待できるのではと思っています。
GT300はデグナーでアクシデントが起きたことで紫電やガライヤが脱落したため正確なことは言えませんが、結果で見ればJAF-GT車両が表彰台に上がり、FIA-GT車両とも拮抗した戦いが出来そうです。
また1コーナーで起きたホンダ同士のクラッシュについてですが、起きてはならないことではありましたが、怪我人が出なかったことにより、我々のルールの基で作られた車両の速さと共に安全性の高さも実証できたと思います。
(エンジン交換の解釈について)GT500で使用できるエンジンはシーズンを通じて3基。これを大会前に届け出て貰うということになり、この3基を使用する限りにおいて降格等のペナルティは課せられません。これを越えて4基め、5基めを投入した時点で10番降格ということになります。
島田役員のコメント
(先日のテレビ放送について)開幕戦はレース終了後中二日で編集して出す、という形で制作しました。視聴率は全国平均で1.3%ですが、岡山では4%でした。我々の告知が足りなかったのもありますが、平日深夜放送というハンデキャップもあっての結果だと思います。
内容については、おちゃらけた雰囲気にはならず、GTについてきちんとお知らせするものになっていたと思います。第2戦の放送は来週の日曜深夜。条件としては良くなると思います。
今後もこれで満足せず、もっといい時間での放送をフジテレビさんにはお願いしていきます。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
スーパーGT第2戦岡山の決勝前フリー走行はポールシッターの#18ウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)がトップタイムを記録、改めて好調ぶりを見せ付ける結果となった。
GT300クラスは#2アップルK-ONE紫電(加藤寛規/濱口弘組)がトップタイム。ポールの#86JLOCランボルギーニRG-3(山西康司/関口雄飛組)は4位につけた。

岡山国際サーキットは決勝日も快晴。昨日同様少し肌寒さを感じさせる中、フリー走行は午前9時より45分間で行われた。
昨日最初の公式練習でクラッシュし、予選不通過となっていた#17ケーヒンHSVも無事修復され、開始早々から金石年弘がハイペースで周回を重ねる。
17号車は結局このセッションで1分26秒530のベストタイムを記録、5位に入って決勝出走に充分な結果を出した。
その他の上位陣は#23モチュールGT-Rが本山、トレルイエともに好タイムを連発、セッション前半でトップに立つ。2番手には#35MJ、3位には#1ペトロナスとレクサスSC勢が続いていたが、開始25分過ぎに小暮が1分25秒533を叩き出し、#18ウイダーHSVがトップに浮上した。
GT300クラスは走り出しから#2紫電が快調。加藤、濱口ともに安定したタイムで序盤からずっとリーダーボードの最上位に居座り続けた。
2番手には#46モーラZ、3位に#88ガイヤルドがつけ、ポールの#86ガイヤルドは4番手につけた。
このクラスで出走嘆願の出ている#365サンダーアジアMT900Mは1分37秒685でクラス18番手という結果を出し、競技団の裁定を待つこととなった。
第2戦決勝はこの後午後2時から、82周で戦われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA
OKAYAMA GT300km RACE -RIJ- (2010/04/04) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 500 | 1 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'25.533 | - | 155.856 |
| 2 | 500 | 2 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | 6 | 1'26.189 | 0.656 | 154.669 |
| 3 | 500 | 3 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | 10 | 1'26.281 | 0.748 | 154.504 |
| 4 | 500 | 4 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 16 | 1'26.510 | 0.977 | 154.095 |
| 5 | 500 | 5 | *17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 8 | 1'26.530 | 0.997 | 154.060 |
| 6 | 500 | 6 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 1'26.640 | 1.107 | 153.864 |
| 7 | 500 | 7 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'26.660 | 1.127 | 153.829 |
| 8 | 500 | 8 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 | ラルフ・ファーマン 井出 有冶 | BS | | 1'26.843 | 1.310 | 153.505 |
| 9 | 500 | 9 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 4 | 1'26.884 | 1.351 | 153.432 |
| 10 | 500 | 10 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | 30 | 1'26.956 | 1.423 | 153.305 |
| 11 | 500 | 11 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | 40 | 1'27.012 | 1.479 | 153.206 |
| 12 | 500 | 12 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 22 | 1'27.043 | 1.510 | 153.152 |
| 13 | 500 | 13 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | 12 | 1'27.532 | 1.999 | 152.296 |
| 14 | 300 | 1 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | | 1'32.635 | 7.102 | 143.907 |
| 15 | 300 | 2 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | 30 | 1'33.322 | 7.789 | 142.847 |
| 16 | 300 | 3 | 88 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 余郷 敦 細川 慎弥 | YH | | 1'33.715 | 8.182 | 142.248 |
| 17 | 300 | 4 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | 8 | 1'33.843 | 8.310 | 142.054 |
| 18 | 300 | 5 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | 2 | 1'34.058 | 8.525 | 141.730 |
| 19 | 300 | 6 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | 4 | 1'34.111 | 8.578 | 141.650 |
| 20 | 300 | 7 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | 40 | 1'34.136 | 8.603 | 141.612 |
| 21 | 300 | 8 | 5 | マッハGOGOGO車検408R VEMAC RD408R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | 16 | 1'34.361 | 8.828 | 141.274 |
| 22 | 300 | 9 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | 22 | 1'34.447 | 8.914 | 141.146 |
| 23 | 300 | 10 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 1'34.471 | 8.938 | 141.110 |
| 24 | 300 | 11 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | | 1'34.761 | 9.228 | 140.678 |
| 25 | 300 | 12 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | 10 | 1'34.787 | 9.254 | 140.640 |
| 26 | 300 | 13 | *9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | | 1'34.965 | 9.432 | 140.376 |
| 27 | 300 | 14 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | 12 | 1'35.021 | 9.488 | 140.293 |
| 28 | 300 | 15 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 1'35.208 | 9.675 | 140.018 |
| 29 | 300 | 16 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 1'35.266 | 9.733 | 139.932 |
| 30 | 300 | 17 | 26 | CINE CITTA' タイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | | 1'36.308 | 10.775 | 138.418 |
| 31 | 300 | 18 | *365 | 365 サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー ティム・サグダン | YH | | 1'37.685 | 12.152 | 136.467 |
| 32 | 300 | 19 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | | 1'38.800 | 13.267 | 134.927 |
| 33 | 300 | 20 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | 6 | 2'33.474 | 1'07.941 | 86.860 |
- CarNo.9は、2010岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第8章第41条1.(ピットレーン通過速度違反)により、罰金2万円を課す。
- CarNo.365は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.4.4.1 c)(Wチェッカー)により、罰金2万円を課す。
- CarNo.17,365は、フリー走行にて走行状態を確認した結果、決勝レースへの出走を認める。但し、CarNo.365はBドライバー(ティム・サグダン選手)をスタートドライバーとする。

GT500クラス ウイダーHSV-010
小暮 卓史
連続でポールをとれたことは心から嬉しく思いますが、前回あんなふうにホンダ同士でクラッシュしているので、明日が終わるまで気が抜けません。唯一違うのは僕がスタートじゃないことで、周りのみんなも安心してるんじゃないでしょうか?(笑)それは冗談ですけど、明日はロイックでいきます。コンスタントにパフォーマンスを発揮するタイヤを持ってきたので、ドライバーがミスなく走れば結果は出ます。前回のクラッシュでホンダ栃木研究所の皆さんを始め多大な迷惑をおかけしたので優勝して返したいなと思っています。
(予選の最後に2周連続でアタックしたことについて)ミディアムハード系のタイヤを履いていたので、もう1周行った方がタイムがでると思っていました。1回目のアタックで出したタイムはクルマのディスプレイで見ていましたが、他がどのくらいか知らなかったので、ポールだと判ったのは終了ギリギリでした。
(前回のクラッシュは)見た目は凄い壊れ方でしたが、モノコックまではイってませんでした。注意して走り始めましたが期待に応えてくれる状態でした。トラブルが出て、少ない走行時間でどこまで詰められるかでしたが、今年から入った田中耕太郎エンジニアはフォーミュラ・ニッポンでロイックを担当されてた優秀な方ですから、クルマのことは心配していませんでした。
ロイック・デュバル
クルマには満足していましたが、トラブルで2回目のフリープラクティスが走れず、セッティングが詰められなかったのは残念でした。でも予選でのクルマはすごくコンペティティブでした。
勿論優勝を目指していますが、何が起きるか分かりません。鈴鹿みたいな事もあるので、今回は幸運を掴みたいです。
前回はコグレサンがクルマの色が気に入らなくてクラッシュさせたようですが(笑)モノコックはいい状態のままでした。ボロボロになってしまったクルマを直すのはタフな仕事でしたが、チームはすごく頑張ってくれましたのでいけると確信しました。トラブルが出たのも見事にリカバーできたし、優れたチームだと思います。
GT300クラス JLOCランボルギーニRG-3
山西 康司
昨年はムルシエラゴでポールをとれたと思ったら車検で不備が見つかってダメになるということがありました。今年からガイヤルドを開発することになって、2戦目でポールがとれたのは嬉しいです。
(タイヤは)セッション1はミディアム、セッション3はソフトでいきました。セッション2で関口くんがソフトを履いてアタックするのを見て「ソフトで行けるんじゃないか?」と思いました。紫電の加藤選手がセッション2で走るほうに回ったので、セッション3で自分が頑張ればポールがとれると思いました。少し失敗してしまったので「会心のアタック」とまではいきませんでしたが。
柔らかめのタイヤなので決勝は厳しいと思いますが、関口さんに走り方を教えてもらって(笑)頑張ります。
(関口雄飛について)名前は聞いていましたがどんなドライバーかは知りませんでした。予選では彼の走りが刺激になって僕も気合が入りました。だからポールがとれたのかなと思います。
関口 雄飛
今回は2回目のセッションを担当しましたが、自分では満足いかない走りの中でもすごくいいタイムが出ました。ですから山西さんに任せておけばポールはとれると思いました。
開幕直前にタイヤメーカーが変わって厳しい状態だったので、当初は第3戦の富士を目標にしていたのに、思ったより早く結果が出ましたね。勿論優勝を狙っています。山西さんも僕も100%の走りができなかったのに他よりコンマ5秒も速いんですから、決勝では逃げて逃げて逃げまくります。
(山西康司について)僕がカートを始めた頃にフォーミュラ・ニッポンで「最年少ドライバーだ」というのを見ていました。あれから10年以上たってるのに、失礼な言い方かもしれませんが全然錆びついてなくて、すごい刺激になりました。これからも速いところを盗んでいってタイムアップに繋げたい。僕にとってはいい先生です。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA
NISSAN GT-Rの先勝で迎えたSUPER GT第2戦は、岡山国際サーキットにて開催。真冬のような気温ではないものの、かなり寒い予選日の朝を迎えた。開幕戦8位の「MOTUL AUTECH GT-R」(#1本山哲/ブノワ・トレルイエ)は6kgのハンディウェイトを搭載。「カルソニックIMPUL GT-R」(#12松田次生/ロニー・クインタレッリ)はハンディなし、そして開幕戦で優勝を遂げた「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信)は40kgのウェイトを搭載して岡山入りした。
晴れたり曇ったりの天候で気温も10℃ほどまでしか上がらず肌寒いなか、1時間ずつ、2回の公式練習が行われ、GT500クラスは13台の車両が出走。#23 GT-Rは2回目の公式練習セッションでトップタイムをマーク、#12 GT-Rは1回目の公式練習セッションで3位につけまずまずの走り出しとなった。また#24 GT-Rは10位/11位につけた。
- 上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
- http://www.nismo.co.jp/motorsports/race/SUPERGT2010/02/500_q.html
Text: NISMO
4月3日(土)、岡山県美作市にある岡山国際サーキットにおいて2010 オートバックス SUPER GT第2戦「OKAYAMA GT 300KM RACE」が開幕し、公式予選が行われた。
HSV-010 GTは、デビューレースとなった開幕戦鈴鹿ラウンドで見事にポールポジションを獲得して、ポテンシャルの高さを証明した。決勝では、アクシデントも重なりデビューウインはならなかったが、タイヤ無交換作戦を成功させた#100 RAYBRIG HSV-010が3位表彰台を獲得する活躍を見せた。開幕戦での激しいクラッシュにより大きくマシンが損傷した#18 ウイダー HSV-010と#8 ARTA HSV-010の2台は、昼夜を問わずに献身的な部品製作と修復作業を続けたスタッフの努力により、本戦に間に合った。
今回の岡山国際サーキットはテクニカルコースであり、高いコーナリング性能を持つHSV-010 GTが、そのポテンシャルを発揮して初優勝を飾ることができるのか、大きな注目が集まる。
公式予選が行われた4月3日(土)は、強い風が吹くものの天候に恵まれ、多くのモータースポーツファンが会場に駆けつけた。午前中に行われた公式練習では、#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN HSV-010)のマシンがウオームアップ中にクラッシュを喫して足回りに大きなダメージを負ったため、午後の予選走行をキャンセルすることとなった。
予選1回目では、公式練習でオーバーヒートが発生したためにエンジン交換を行った#18小暮卓史/ロイック・デュバル組(ウイダー HSV-010)が、1分25秒432のトップタイムをマークした。続いて、#8ラルフ・ファーマン/井出有治組(ARTA HSV-010)が8位、#100伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)が10位、#32道上龍/中山友貴組(EPSON HSV-010)が11位につけた。
決勝グリッドを決める予選2回目は、開幕戦と同様に3セッションのノックダウン方式で行われた。全12台の出走車両中、セッション1で上位10台が残り、セッション2で上位7台となり、セッション3にて最終グリッドが確定する。
セッション1は、最終ラップで1分23秒880のタイムを記録した小暮選手がトップで次のセッションに進み、道上選手が8番手、伊沢がセッション中にスピンを喫しながらも10番手のタイムを記録した。#8 ARTA HSV-010は11番手で決勝グリッドが確定した。
セッション2では、L.デュバル選手、中山選手がトップ7のタイムを記録して最終セッションに進み、#100 RAYBRIG NSXの10番グリッドが確定した。
残る7台で上位グリッドが争われた最終セッションは、小暮選手が駆る#18 ウイダー HSV-010が1分23秒815の最速タイムを記録し、開幕戦に続き2戦連続ポールポジションを獲得した。#32 EPSON HSV-010は、6番グリッドを獲得して決勝レースに臨む。
- 瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
-
「まずは、岡山ラウンドに 5台のHSV-010 GTが出走できることになり、関係者の努力に感謝したいと思っています。岡山では非公開テストでHSV-010 GTを走らせていますが、ファンの皆様の前で5台の勇姿をお見せできてうれしく思います。予選は、18号車の小暮選手が2戦連続のポールポジションを獲得してくれたことにひと安心しました。今回も、決勝に向けて少し固めのタイヤを選択して予選をアタックしました。その状況で小暮選手はうまくタイムを出してくれたと思います。今年のSUPER GTは戦力がきっ抗しているため、ノックダウン方式の予選では思わぬ波乱を生み出します。今回もタイヤの選択や温め方ひとつでタイムが大幅に違ってくるので非常に厳しい戦いを強いられています。明日の決勝ですが、レース想定のタイムも出ていますので、明日こそは勝ちたいです。今朝のフリー走行でクラッシュした17号車も部品が間に合い、スタッフの懸命な作業により、決勝に間に合わせられそうです。明日もご声援をよろしくお願いします」
- 小暮卓史選手(ポールポジション、#18 ウイダー HSV-010)
-
「2 戦連続でポールポジションを獲得できて、本当にうれしいです。でも、開幕戦でクラッシュをして悪夢を見ているので、決勝が終わるまで気が抜けないですね。最終セッションは、決勝で使用するタイヤで走らなければならないので、ミディアムハードのタイヤで走りました。1回目のアタックで1分23秒台を記録しましたが、最終ラップも更新しようと全力でタイムアタックをしました。ポールポジションを獲得したことは、ピットに戻る直前に無線で知りました。明日は、ロイックがスタートドライバーなので、周りのスタッフは安心しているかもしれないですね(笑)。マシンとタイヤの仕上がりは心配ないので、僕たちがしっかり仕事をして、開幕戦で迷惑をかけたチームのスタッフや関係者の方々に恩返しをしたいです」
- ロイック・デュバル選手(ポールポジション、#18 ウイダー HSV-010)
-
「開幕戦でマシンは大きな損傷を受けましたが、幸いモノコックは大丈夫でしたので、チームスタッフがタフな仕事で完ぺきなマシンに再現をしてくれました。今朝、マシンに乗ったときに仕上がりは問題ないと2人で確認しました。でも、午前中の練習走行でトラブルが発生して新たなセットアップを試すチャンスがなかったのは残念でした。でも、今日のコンディションでのセッティングはすばらしく、決勝も優勝できる自信があります。前回は不運な結末でしたが、明日のレースは運をつかんで最高の結果を残したいと思います」
Text: HONDA
AUTOBACS SUPER GT第2戦「岡山GT300km」の公式予選2回目は4月3日、岡山国際サーキットでノックダウン方式で行われ、GT500クラスは#18ウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)が開幕戦鈴鹿に続いて2戦連続でポールポジションを獲得した。
GT300クラスは#86JLOCランボルギーニRG-3(山西康司/関口雄飛組)が今季初ポール。タイムは1分31秒341だった。(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:9,000人)

セッション1
開幕戦鈴鹿に続いてのノックダウン方式の予選は午後3時10分、GT300クラスの走行から開始された。ここではGT500上位10台、GT300上位16台が次のセッション2に進出する。
GT300で最初にトップに立ったのは#19ウェッズスポーツIS350。ドライバーは織戸学が担当したが、終盤#3ハセミトミカZの柳田真孝が逆転し、1分32秒034でここをトップで終えた。
一方S2進出をかけた16位争いは#9初音ミクポルシェ、#33ハンコックポルシェ、#62R&Dレガシィ#66triple aアストンマーチンの間で展開され、最後の最後に#66ヴァンテッジを駆る松田秀士が16位に飛び込んでS2進出を果たした。
GT500クラスは走行開始早々に#23モチュールGT-Rのブノワ・トレルイエがパイパーコーナーでコースアウトと波乱の幕開け。その後も#100レイブリックHSVの伊沢拓也、#24HIS GT-Rの安田裕信らが相次いでコースを飛び出し、遂に赤旗中断となってしまう。
セッションは10分後に再開されたが、残り時間3分では1アタックするのが精一杯。この状況でトップタイムを叩きだしたのは、エンジントラブルで公式練習2回目をふいにした#18ウイダーHSVの小暮卓史だった。
なおここで予選を終えたのは#8ARTA HSVと赤旗の原因となった#24HIS GT-Rだった。8号車は2戦連続でS1敗退となった。
セッション2
GT300クラスは最初に#3ハセミZの星野一樹がトップに立つが、すぐに#2紫電の加藤寛規が上回る。星野はその後タイムを上げられず、終わってみれば12位で予選を終えることとなった。
加藤はそのままトップでこの7分間を走り終え、2位には#86ガイヤルドの関口雄飛がつけた。
なおこのセッション2では#3ハセミZのほか、#11ジムゲイナーF430、#26タイサンポルシェ、#27NACフェラーリ、#88ガイヤルドと、なんと前回優勝の#7雨宮RX-7までがここで走行を終えた。
GT500クラスは序盤から#12カルソニックGT-Rの松田次生が快走。このセッション唯一の23秒台となる1分23秒941でトップとなった。2位には#35MJ KRAFT SCの大嶋和也がつけ、#1ペトロナスSC、#39デンソーSCと、ルーキー山本尚貴の駆る#100レイブリックHSVが脱落した。
セッション3
ポールポジションをかけた最後のセッションは、GT300が10台、GT500は7台の戦いだ。
GT300クラスはまず#19ウェッズスポーツISの織戸がトップに立つが、すぐに#43ARTAガライヤの高木真一がそれを上回る。更には#86ガイヤルドの山西が終了1分前に1分31秒341でトップに躍り出て、結局これがポールタイムとなった。2番手には#46モーラZの横溝直輝がつけた。
GT500クラスは開始直後にまたしても#23トレルイエがコースオフ。トレルイエはそれでも最初のアタックで一時トップに立つが、すぐに#18小暮が1分23秒台を立て続けに記録、最後は23秒815まで縮めてみせ、終わってみれば#18ウイダーHSV-010が開幕戦での大クラッシュ、公式練習でのエンジントラブルなどをものともせず、2連続ポールをもぎ取る結果となった。
2位には#38ZENTセルモSC、3位には#12カルソニックGT-Rと3メーカーが上位3位までを仲良く分け合って明日の決勝に臨むこととなった。
第2戦決勝は明日午後2時より82周で戦われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA
■GT500 Class
OKAYAMA GT300km RACE -RIJ- (2010/04/03) Knock Down Qualify Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Session1 | Session2 | Session3 |
| 1 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'23.880 | 1'24.084 | 1'23.815 |
| 2 | *38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 4 | 1'24.190 | 1'24.286 | 1'24.055 |
| 3 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 1'24.057 | 1'23.941 | 1'24.273 |
| 4 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | 10 | 1'24.195 | 1'24.030 | 1'24.349 |
| 5 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | 30 | 1'24.310 | 1'24.215 | 1'24.395 |
| 6 | *32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'24.571 | 1'24.093 | 1'24.399 |
| 7 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | 6 | 1'24.365 | 1'24.080 | 1'24.888 |
| 8 | *1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 16 | 1'24.565 | 1'24.420 | |
| 9 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | 12 | 1'24.628 | 1'24.671 | |
| 10 | *100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 22 | 1'24.768 | 1'24.825 | |
| 11 | *8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 | ラルフ・ファーマン 井出 有冶 | BS | | 1'25.366 | | |
| 12 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | 40 | 1'27.799 | | |
| - | *17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 8 | | | |
- CarNo.1,8,32,38,100は、2010 SUPER GT SpR第25条1.3)(GT500ボード提示前にピットを離れた)により、罰金2万円を課す。
- CarNo.17より決勝レース出走嘆願書が提出されたが、決勝日4/4朝に実施するフリー走行での走行状態を確認して、出走の可否を決定するものとする。
■GT300 Class
OKAYAMA GT300km RACE -RIJ- (2010/04/03) Knock Down Qualify Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Session1 | Session2 | Session3 |
| 1 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | 8 | 1'32.833 | 1'31.173 | 1'31.341 |
| 2 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | 30 | 1'32.278 | 1'32.108 | 1'31.896 |
| 3 | *31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 1'32.365 | 1'32.143 | 1'32.136 |
| 4 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | 22 | 1'32.424 | 1'32.024 | 1'32.201 |
| 5 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | 6 | 1'32.685 | 1'32.228 | 1'32.280 |
| 6 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 1'32.741 | 1'32.086 | 1'32.296 |
| 7 | 5 | マッハGOGOGO車検408R VEMAC RD408R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | 16 | 1'33.034 | 1'31.967 | 1'32.311 |
| 8 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | | 1'32.796 | 1'31.082 | 1'32.783 |
| 9 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | 2 | 1'32.498 | 1'31.736 | 1'33.227 |
| 10 | *66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | | 1'33.212 | 1'31.960 | 1'33.477 |
| 11 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | 40 | 1'32.966 | 1'32.321 | |
| 12 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | 12 | 1'32.034 | 1'32.496 | |
| 13 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | | 1'33.159 | 1'32.518 | |
| 14 | 88 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 余郷 敦 細川 慎弥 | YH | | 1'32.942 | 1'32.572 | |
| 15 | *26 | CINE CITTA' タイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | | 1'33.183 | 1'32.970 | |
| 16 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | 4 | 1'33.076 | 1'33.068 | |
| 17 | 9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | | 1'33.350 | | |
| 18 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 1'33.773 | | |
| 19 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | 10 | 1'33.787 | | |
| - | *365 | 365サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー ティム・サグタン | YH | | | | |
- CarNo.26は、2010岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第8章第41条1.(ピットレーン通過速度違反)により、罰金3万円を課した。
- CarNo.66は、2010岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第8章第41条1.(ピットレーン通過速度違反)により、罰金2万円を課した。
- CarNo.365より、決勝レース出走嘆願書が提出されたが、決勝日4/4朝に実施するフリー走行での走行状態を確認して、出走の可否を決定するものとする。
- CarNo.31は、2010 SUPER GT SpR第25条1.3)(規定時間外走行(GT500ボード提示後1周回走行))により、罰金2万円を課す。
■GT500 Class
OKAYAMA GT300km RACE -RIJ- (2010/04/03) Session 3 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'23.815 | - | - | 159.050 |
| 2 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 4 | 1'24.055 | 0.240 | 0.240 | 158.596 |
| 3 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 1'24.273 | 0.458 | 0.218 | 158.186 |
| 4 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | 10 | 1'24.349 | 0.534 | 0.076 | 158.043 |
| 5 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | 30 | 1'24.395 | 0.580 | 0.046 | 157.957 |
| 6 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'24.399 | 0.584 | 0.004 | 157.950 |
| 7 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | 6 | 1'24.888 | 1.073 | 0.489 | 157.040 |
■GT300 Class
OKAYAMA GT300km RACE -RIJ- (2010/04/03) Session 3 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | 8 | 1'31.341 | - | - | 145.945 |
| 2 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | 30 | 1'31.896 | 0.555 | 0.555 | 145.064 |
| 3 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 1'32.136 | 0.795 | 0.240 | 144.686 |
| 4 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | 22 | 1'32.201 | 0.860 | 0.065 | 144.584 |
| 5 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | 6 | 1'32.280 | 0.939 | 0.079 | 144.460 |
| 6 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 1'32.296 | 0.955 | 0.016 | 144.435 |
| 7 | 5 | マッハGOGOGO車検408R VEMAC RD408R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | 16 | 1'32.311 | 0.970 | 0.015 | 144.412 |
| 8 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | | 1'32.783 | 1.442 | 0.472 | 143.677 |
| 9 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | 2 | 1'33.227 | 1.886 | 0.444 | 142.993 |
| 10 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | | 1'33.477 | 2.136 | 0.250 | 142.610 |
■GT500 Class
OKAYAMA GT300km RACE -RIJ- (2010/04/03) Session 2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 1'23.941 | - | - | 158.812 |
| 2 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | 10 | 1'24.030 | 0.089 | 0.089 | 158.643 |
| 3 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | 6 | 1'24.080 | 0.139 | 0.050 | 158.549 |
| 4 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'24.084 | 0.143 | 0.004 | 158.541 |
| 5 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'24.093 | 0.152 | 0.009 | 158.524 |
| 6 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | 30 | 1'24.215 | 0.274 | 0.122 | 158.295 |
| 7 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 4 | 1'24.286 | 0.345 | 0.071 | 158.161 |
| ---- 以上セッション3進出 ---- |
| 8 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 16 | 1'24.420 | 0.479 | 0.134 | 157.910 |
| 9 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | 12 | 1'24.671 | 0.730 | 0.251 | 157.442 |
| 10 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 22 | 1'24.825 | 0.884 | 0.154 | 157.156 |
■GT300 Class
OKAYAMA GT300km RACE -RIJ- (2010/04/03) Session 2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | | 1'31.082 | - | - | 146.360 |
| 2 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | 8 | 1'31.173 | 0.091 | 0.091 | 146.214 |
| 3 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | 2 | 1'31.736 | 0.654 | 0.563 | 145.317 |
| 4 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | | 1'31.960 | 0.878 | 0.224 | 144.963 |
| 5 | 5 | マッハGOGOGO車検408R VEMAC RD408R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | 16 | 1'31.967 | 0.885 | 0.007 | 144.952 |
| 6 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | 22 | 1'32.024 | 0.942 | 0.057 | 144.862 |
| 7 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 1'32.086 | 1.004 | 0.062 | 144.765 |
| 8 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | 30 | 1'32.108 | 1.026 | 0.022 | 144.730 |
| 9 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 1'32.143 | 1.061 | 0.035 | 144.675 |
| 10 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | 6 | 1'32.228 | 1.146 | 0.085 | 144.542 |
| ---- 以上セッション3進出 ---- |
| 11 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | 40 | 1'32.321 | 1.239 | 0.093 | 144.396 |
| 12 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | 12 | 1'32.496 | 1.414 | 0.175 | 144.123 |
| 13 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | | 1'32.518 | 1.436 | 0.022 | 144.089 |
| 14 | 88 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 余郷 敦 細川 慎弥 | YH | | 1'32.572 | 1.490 | 0.054 | 144.005 |
| 15 | 26 | CINE CITTA' タイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | | 1'32.970 | 1.888 | 0.398 | 143.388 |
| 16 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | 4 | 1'33.068 | 1.986 | 0.098 | 143.237 |
■GT500 Class
OKAYAMA GT300km RACE -RIJ- (2010/04/03) Session 1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'23.880 | - | - | 158.927 |
| 2 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 1'24.057 | 0.177 | 0.177 | 158.592 |
| 3 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 4 | 1'24.190 | 0.310 | 0.133 | 158.342 |
| 4 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | 10 | 1'24.195 | 0.315 | 0.005 | 158.332 |
| 5 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | 30 | 1'24.310 | 0.430 | 0.115 | 158.116 |
| 6 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | 6 | 1'24.365 | 0.485 | 0.055 | 158.013 |
| 7 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 16 | 1'24.565 | 0.685 | 0.200 | 157.640 |
| 8 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'24.571 | 0.691 | 0.006 | 157.629 |
| 9 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | 12 | 1'24.628 | 0.748 | 0.057 | 157.522 |
| 10 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 22 | 1'24.768 | 0.888 | 0.140 | 157.262 |
| ---- 以上セッション2へ進出 ---- |
| 11 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 | ラルフ・ファーマン 井出 有冶 | BS | | 1'25.366 | 1.486 | 0.598 | 156.161 |
| 12 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | 40 | 1'27.799 | 3.919 | 2.433 | 151.833 |
■GT300 Class
OKAYAMA GT300km RACE -RIJ- (2010/04/03) Session 1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | 12 | 1'32.034 | - | - | 144.846 |
| 2 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | 30 | 1'32.278 | 0.244 | 0.244 | 144.463 |
| 3 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 1'32.365 | 0.331 | 0.087 | 144.327 |
| 4 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | 22 | 1'32.424 | 0.390 | 0.059 | 144.235 |
| 5 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | 2 | 1'32.498 | 0.464 | 0.074 | 144.120 |
| 6 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | 6 | 1'32.685 | 0.651 | 0.187 | 143.829 |
| 7 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 1'32.741 | 0.707 | 0.056 | 143.742 |
| 8 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | | 1'32.796 | 0.762 | 0.055 | 143.657 |
| 9 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | 8 | 1'32.833 | 0.799 | 0.037 | 143.600 |
| 10 | 88 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 余郷 敦 細川 慎弥 | YH | | 1'32.942 | 0.908 | 0.109 | 143.431 |
| 11 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | 40 | 1'32.966 | 0.932 | 0.024 | 143.394 |
| 12 | 5 | マッハGOGOGO車検408R VEMAC RD408R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | 16 | 1'33.034 | 1.000 | 0.068 | 143.290 |
| 13 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | 4 | 1'33.076 | 1.042 | 0.042 | 143.225 |
| 14 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | | 1'33.159 | 1.125 | 0.083 | 143.097 |
| 15 | 26 | CINE CITTA' タイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | | 1'33.183 | 1.149 | 0.024 | 143.060 |
| 16 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | | 1'33.212 | 1.178 | 0.029 | 143.016 |
| ---- 以上セッション2へ進出 ---- |
| 17 | 9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | | 1'33.350 | 1.316 | 0.138 | 142.804 |
| 18 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 1'33.773 | 1.739 | 0.423 | 142.160 |
| 19 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | 10 | 1'33.787 | 1.753 | 0.014 | 142.139 |
スーパーGT第2戦岡山の公式予選1回目は、#18ウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)がトップタイムを記録したが、公式練習1回目でクラッシュした#17KEHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)はこのセッションも走行することが出来ず、予選不通過となった。
ただし17号車はシード権車両であるため、明日の決勝には出走できるものと思われる。
GT300クラスは#2アップルK-ONE紫電(加藤寛規/濱口弘組)がここでもトップタイムを記録。ポール獲得を大いに期待させる内容となった。なおGT300クラスはニューカマーの#365サンダーアジアMT900M(メルビン・チュー/ティム・サグダン組)が、メルビン・チューが基準タイムをクリアできずに予選落ちとなっている。

公式予選2回目は午後0時55分より45分間で行われた。
開幕戦鈴鹿に続いてここ岡山でもノックダウン方式の予選が採用されたことにより、この予選1回目では予選通過基準タイムの達成が参加全ドライバーの目標となる。
特にトラブルにより公式練習2回目の走行を充分に行えなかった18ウイダー、17ケーヒンらのHSV勢や、チームもドライバーも岡山を初めて走る#365モスラーにとっては重要なセッションだ。
その18号車は、午前中のエンジントラブルへの対策も万全のようで、走り始めから上位タイムを連発、予定時間の半分を消化する前にはトップに躍り出て、最後は小暮が1分25秒432までタイムを縮めて走行を終えた。一方のデュバルも1分26秒161とまずまずのタイム。
2位に#35MJ KRAFT SC、3位に#38ZENT CERMO SCがつけて予選通過基準タイムは1分31秒517となり、参加13台中12台がこれをクリアした。
しかし公式練習1回目でクラッシュした#17ケーヒンHSVはこのセッションも出走できず、予選落ちとなった。
今回の公式通知では「1回目の予選において2名とも公式予選通過基準タイムを達成している車両に限り、2回目の予選に進出できる」とされているため、17号車はこの後のノックダウン予選には参加できないが、彼らにはシード権が与えられているため、決勝への出走は出来る模様。
前回の#24HIS GT-Rのような逆転劇を演じることが出来るかどうか、要注目だ。
GT300クラスは公式練習から好調な#2紫電がここでもトップ。加藤1分32秒770、濱口1分33秒418といずれもトップレベルのタイムを記録した。
2番手には#66JLOCランボルギーニRG-3、3番手には前回優勝の#7MUTIARA MOTORS雨宮RX-7がつけ、予選通過基準タイムは1分39秒593となった。
これに対し、365号車を駆るメルビン・チューだけが1分40秒624と基準タイムに届かなかったため、#365モスラーは予選落ちとなっている。
公式予選2回目はこのあと午後3時10分より、ノックダウン方式で行われる。
Text: Kazuhisa SHUEIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA
OKAYAMA GT300km RACE -RIJ- (2010/04/03) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 500 | 1 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'25.432 | - | 156.040 |
| 2 | 500 | 2 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | 10 | 1'25.477 | 0.045 | 155.958 |
| 3 | 500 | 3 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 4 | 1'25.680 | 0.248 | 155.588 |
| 4 | 500 | 4 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 16 | 1'25.993 | 0.561 | 155.022 |
| 5 | 500 | 5 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | 30 | 1'26.172 | 0.740 | 154.700 |
| 6 | 500 | 6 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | 40 | 1'26.397 | 0.965 | 154.297 |
| 7 | 500 | 7 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 1'26.518 | 1.086 | 154.081 |
| 8 | 500 | 8 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 | ラルフ・ファーマン 井出 有冶 | BS | | 1'27.025 | 1.593 | 153.184 |
| 9 | 500 | 9 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | 6 | 1'27.077 | 1.645 | 153.092 |
| 10 | 500 | 10 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 22 | 1'27.081 | 1.649 | 153.085 |
| 11 | 500 | 11 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'27.472 | 2.040 | 152.401 |
| 12 | 500 | 12 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | 12 | 1'28.044 | 2.612 | 151.411 |
| 13 | 300 | 1 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | | 1'32.770 | 7.338 | 143.697 |
| 14 | 300 | 2 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | 8 | 1'33.036 | 7.604 | 143.286 |
| 15 | 300 | 3 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | 40 | 1'33.426 | 7.994 | 142.688 |
| 16 | 300 | 4 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | 30 | 1'33.510 | 8.078 | 142.560 |
| 17 | 300 | 5 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 1'33.583 | 8.151 | 142.449 |
| 18 | 300 | 6 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | 2 | 1'33.778 | 8.346 | 142.153 |
| 19 | 300 | 7 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | 22 | 1'33.884 | 8.452 | 141.992 |
| 20 | 300 | 8 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | 12 | 1'34.141 | 8.709 | 141.605 |
| 21 | 300 | 9 | 88 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 余郷 敦 細川 慎弥 | YH | | 1'34.293 | 8.861 | 141.376 |
| 22 | 300 | 10 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 1'34.351 | 8.919 | 141.289 |
| 23 | 300 | 11 | 5 | マッハGOGOGO車検408R VEMAC RD408R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | 16 | 1'34.394 | 8.962 | 141.225 |
| 24 | 300 | 12 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | 10 | 1'34.439 | 9.007 | 141.158 |
| 25 | 300 | 13 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | 6 | 1'34.623 | 9.191 | 140.883 |
| 26 | 300 | 14 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | 4 | 1'34.749 | 9.317 | 140.696 |
| 27 | 300 | 15 | *26 | CINE CITTA' タイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | | 1'34.948 | 9.516 | 140.401 |
| 28 | 300 | 16 | 9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | | 1'35.433 | 10.001 | 139.688 |
| 29 | 300 | 17 | *66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | | 1'35.619 | 10.187 | 139.416 |
| 30 | 300 | 18 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 1'35.816 | 10.384 | 139.129 |
| 31 | 300 | 19 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | | 1'36.112 | 10.680 | 138.701 |
| ---- 以上予選通過(基準タイム[107%] GT500:1'31.517 / GT300:1'39.593)---- |
| - | 300 | - | 365 | 365 サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー ティム・サグダン | YH | | 1'36.091 | 10.659 | 138.731 |
| - | 500 | - | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 8 | Absence | - | - |
- CarNo.26は、2010岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第8章第41条1.(ピットレーン通過速度違反)により、罰金3万円を課す。
- CarNo.66は、2010岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第8章第41条1.(ピットレーン通過速度違反)により、罰金2万円を課す。
スーパーGT第2戦岡山の公式練習2回目は、#23MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が1分25秒247でトップタイム。
GT300はここでも#2アップルK-ONE紫電(加藤寛規/濱口弘組)がトップと好調ぶりを維持している。ただしタイムはこちらも1分32秒169と公式練習1回目には及ばなかった。

公式練習2回目は10時15分開始。
#32エプソンHSVが終始トップに居座った1回目と違い、2回目はHSV-010、GT-R、SC430が目まぐるしくトップタイムを競い合う展開となった。
まずは#6エネオスSCの伊藤大輔がトップに立つが、この時点でのタイムは1分28秒台。
すぐに#1ペトロナスSCのアンドレ・ロッテラー、#35MJ SCの石浦宏明らが伊藤のタイムを上回ってくる。
そして開始25分で#8ARTA HSVが1分25秒268、30分過ぎには#23モチュールGT-Rのブノワ・トレルイエが1分25秒247でトップに立った。
その後8位の#100レイブリックHSVまでが1分25秒台のタイムをマークしたが、いずれも1回目の1分24秒台には届かないまま1時間のセッションは終了した。
なお開始40分過ぎには#39デンソーサードSCの平手晃平が最終コーナーでスピンアウトしたことにより赤旗中断となったが、予選への影響は無い模様。
公式練習1回目でトップタイムを記録した#32エプソンHSVはGT300との接触などもあり、ここでは9位に留まっている。
また1回目の開始早々にコースを飛び出して赤旗の原因を作った#17ケーヒンHSVはこのセッションでは走行せず。2番手タイムを記録した#18ウィダーHSVもエンジントラブルにより2周下だけでこのセッションを切り上げている。
GT300クラスは開始から暫くは#86JLOCランボRG-3がトップに立っていたが、終了5分前に再び#2紫電がトップに浮上した。
3番手には#31カローラアクシオが入った。
注目のニューカマー、#365サンダーアジアMT900Mは最後尾ながら、1分37秒946と、着実にトップとの差を縮めてきている。
この後は午後0時55分より公式予選1回目、午後3時10分よりノックダウン方式の公式予選2回目が行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA
OKAYAMA GT300km RACE -RIJ- (2010/04/03) Official Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 500 | 1 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | 6 | 1'25.247 | - | 156.379 |
| 2 | 500 | 2 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 | ラルフ・ファーマン 井出 有冶 | BS | | 1'25.268 | 0.021 | 156.340 |
| 3 | 500 | 3 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | 30 | 1'25.300 | 0.053 | 156.281 |
| 4 | 500 | 4 | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | 10 | 1'25.380 | 0.133 | 156.135 |
| 5 | 500 | 5 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 1'25.711 | 0.464 | 155.532 |
| 6 | 500 | 6 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 4 | 1'25.712 | 0.465 | 155.530 |
| 7 | 500 | 7 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 16 | 1'25.719 | 0.472 | 155.517 |
| 8 | 500 | 8 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 22 | 1'25.934 | 0.687 | 155.128 |
| 9 | 500 | 9 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'26.075 | 0.828 | 154.874 |
| 10 | 500 | 10 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | 12 | 1'26.164 | 0.917 | 154.714 |
| 11 | 500 | 11 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | 40 | 1'26.567 | 1.320 | 153.994 |
| 12 | 300 | 1 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | | 1'32.169 | 6.922 | 144.634 |
| 13 | 300 | 2 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | 8 | 1'32.437 | 7.190 | 144.215 |
| 14 | 300 | 3 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 1'32.786 | 7.539 | 143.673 |
| 15 | 300 | 4 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | 30 | 1'32.986 | 7.739 | 143.364 |
| 16 | 300 | 5 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | 2 | 1'33.242 | 7.995 | 142.970 |
| 17 | 300 | 6 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | 22 | 1'33.294 | 8.047 | 142.890 |
| 18 | 300 | 7 | 26 | CINE CITTA' タイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | | 1'33.327 | 8.080 | 142.840 |
| 19 | 300 | 8 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | 12 | 1'33.431 | 8.184 | 142.681 |
| 20 | 300 | 9 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | | 1'33.462 | 8.215 | 142.633 |
| 21 | 500 | 12 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'33.606 | 8.359 | 142.414 |
| 22 | 300 | 10 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | 4 | 1'33.723 | 8.476 | 142.236 |
| 23 | 300 | 11 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | 10 | 1'33.860 | 8.613 | 142.029 |
| 24 | 300 | 12 | 5 | マッハGOGOGO車検408R VEMAC RD408R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | 16 | 1'33.934 | 8.687 | 141.917 |
| 25 | 300 | 13 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 1'33.979 | 8.732 | 141.849 |
| 26 | 300 | 14 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | 40 | 1'34.012 | 8.765 | 141.799 |
| 27 | 300 | 15 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | | 1'34.082 | 8.835 | 141.693 |
| 28 | 300 | 16 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | 6 | 1'34.125 | 8.878 | 141.629 |
| 29 | 300 | 17 | 88 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 余郷 敦 細川 慎弥 | YH | | 1'34.397 | 9.150 | 141.221 |
| 30 | 300 | 18 | 9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | | 1'34.866 | 9.619 | 140.522 |
| 31 | 300 | 19 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 1'34.886 | 9.639 | 140.493 |
| 32 | 300 | 20 | 365 | 365 サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー ティム・サグダン | YH | | 1'37.946 | 12.699 | 136.104 |
| - | 500 | - | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 8 | Absence | - | - |
- CarNo.86は、2010 SUPER GT SpR 第30条1.a(接触行為)により、公式予選開始5分間走行禁止とする。
AUTOBACS SUPER GT第2戦「岡山GT300km」の公式練習一回目が4月3日、岡山国際サーキットで行われた。
トップタイムは#32EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)で1分24秒847。GT300クラスは#2アップルK-ONE紫電(加藤寛規/濱口弘組)が1分31秒763でトップだった。

公式予選日の岡山国際サーキットは快晴。少し肌寒さの残る中、午前8時20分より1回目の公式予選が開始されたが、#17ケーヒンHSVの塚越広大がアウトラップのバックストレートでいきなりコースアウト、ガードレールをヒットしてコース上にストップしてしまったため、ただちに赤旗中断となってしまった。
17号車はリヤサスにダメージを負っている模様で、結局このセッションは奏功を続けることが出来ず、この後の公式練習2回目と午後の予選への影響が懸念される。
一方、前回の鈴鹿でのアクシデントで大きなダメージを負っていた#8ARTA HSVと#18ウィダーHSVはこのセッションがシェイクダウンの状態。特に8号車は前夜に漸くカラーリングを済ませるという突貫工事だったため、このセッション前半はチェック走行に終始した。
それでも終盤には8号車が1分25秒562、18号車は1分24秒939を記録。それぞれ6位、2位に入ってきた。
ホンダHSV勢の中で最も好調だったのが唯一ダンロップタイヤを履く#32エプソンHSVだった。
32号車は開始早々からリーダーボードのトップに居座り続け、一時#38ZENTセルモSCにトップを奪われたものの、すぐに1分25秒台前半、24秒台後半とタイムを上げて再びトップに躍り出た。
38号車は結局#12カルソニックインパルGT-Rに次ぐ4位で走行を終えた。
また前回優勝の#24HISコンドウGT-Rは40kgのウェイトハンデが効いてか10位に終わっている。
GT300クラスは序盤から#2紫電が快調だ。濱口が1分38秒722でトップに立つと、最終的に31秒大までタイムを縮めてきた。2位には#3ハセミトミカ、3位には#46アップスタートMOLAとフェアレディZが続き、前回優勝の#7雨宮RE-7はこのセッションを9位で終えている。
公式練習2回目はこの後10時15分より、同じく1時間で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA
OKAYAMA GT300km RACE -RIJ- (2010/04/03) Official Practice 1 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 500 | 1 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'24.847 | - | 157.116 |
| 2 | 500 | 2 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | | 1'24.939 | 0.092 | 156.946 |
| 3 | 500 | 3 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | BS | | 1'25.004 | 0.157 | 156.826 |
| 4 | 500 | 4 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 4 | 1'25.260 | 0.413 | 156.355 |
| 5 | 500 | 5 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | MI | 6 | 1'25.389 | 0.542 | 156.118 |
| 6 | 500 | 6 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 | ラルフ・ファーマン 井出 有冶 | BS | | 1'25.562 | 0.715 | 155.803 |
| 7 | 500 | 7 | 1 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 16 | 1'25.750 | 0.903 | 155.461 |
| 8 | 500 | 8 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 ビヨン・ビルドハイム | BS | 30 | 1'25.766 | 0.919 | 155.432 |
| 9 | 500 | 9 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・クート 平手 晃平 | DL | 12 | 1'26.668 | 1.821 | 153.815 |
| 10 | 500 | 10 | 24 | HIS ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 安田 裕信 | YH | 40 | 1'29.534 | 4.687 | 148.891 |
| 11 | 300 | 1 | 2 | アップル・K-ONE・紫電 MOONCRAFT SHIDEN | 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | | 1'31.763 | 6.916 | 145.274 |
| 12 | 300 | 2 | 3 | HASEMI SPORT TOMICA Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 柳田 真孝 | YH | 12 | 1'32.522 | 7.675 | 144.082 |
| 13 | 300 | 3 | 46 | アップスタート MOLA Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 阿部 翼 | YH | 30 | 1'32.709 | 7.862 | 143.792 |
| 14 | 300 | 4 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARATA Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | | 1'32.998 | 8.151 | 143.345 |
| 15 | 300 | 5 | 88 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 余郷 敦 細川 慎弥 | YH | | 1'33.077 | 8.230 | 143.223 |
| 16 | 300 | 6 | *19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 片岡 龍也 | YH | 22 | 1'33.123 | 8.276 | 143.153 |
| 17 | 300 | 7 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | | 1'33.250 | 8.403 | 142.958 |
| 18 | 300 | 8 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 VANTAGE | 松田 秀士 吉本 大樹 | YH | | 1'33.598 | 8.751 | 142.426 |
| 19 | 300 | 9 | 7 | M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7 MAZDA RX-7 | 谷口 信輝 折目 遼 | YH | 40 | 1'33.629 | 8.782 | 142.379 |
| 20 | 300 | 10 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 山西 康司 関口 雄飛 | YH | 8 | 1'33.669 | 8.822 | 142.318 |
| 21 | 300 | 11 | 31 | apr COROLLA Axio TOYOTA COROLLA Axio | 嵯峨 宏紀 松浦 孝亮 | YH | | 1'33.836 | 8.989 | 142.065 |
| 22 | 300 | 12 | 9 | 初音ミク X GSRポルシェ PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | HK | | 1'33.937 | 9.090 | 141.912 |
| 23 | 300 | 13 | 26 | CINE CITTA' タイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | イゴール・スシュコ 植田 正幸 | YH | | 1'33.951 | 9.104 | 141.891 |
| 24 | 300 | 14 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COROLLA Axio | 井口 卓人 国本 雄資 | MI | 6 | 1'34.309 | 9.462 | 141.352 |
| 25 | 300 | 15 | 27 | NAC 衛生コム LMP Ferrari FERRARI F430GTC | 山岸 大 小泉 洋史 | YH | 4 | 1'34.742 | 9.895 | 140.706 |
| 26 | 300 | 16 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山 正美 | HK | 10 | 1'34.802 | 9.955 | 140.617 |
| 27 | 300 | 17 | 5 | マッハGOGOGO車検408R VEMAC RD408R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | 16 | 1'34.814 | 9.967 | 140.599 |
| 28 | 300 | 18 | 365 | 365 サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー ティム・サグダン | YH | | 1'37.020 | 12.173 | 137.403 |
| 29 | 300 | 19 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | | 1'37.577 | 12.730 | 136.618 |
| 30 | 300 | 20 | 87 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 井入 宏之 坂本 祐也 | YH | 2 | 1'51.354 | 26.507 | 119.716 |
| 31 | 500 | 11 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 22 | 2'29.260 | 1'04.413 | 89.313 |
| - | 500 | - | 35 | MJ KRAFT SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 大嶋 和也 | BS | 10 | No Time | - | - |
| - | 500 | - | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 8 | No Time | - | - |
- CarNo.19は、2010岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第8章第41条(ピットレーン通過速度違反)により、罰金3万円を課す。
グランドスタンドでゆったり観戦!! パドックパスに豪華特典!!
ST-5クラスの新設、ヨコハマタイヤによるワンメイク化、立川祐路や青木拓磨の参戦など、20周年を迎え話題豊富なスーパー耐久・鈴鹿500kmの観戦チケットが3月30日(火)に発売されます。今年のスーパー耐久・鈴鹿500kmは観戦券のみでグランドスタンドV席からも観戦できます。またパドックパスのみでホスピタリティテラスへのご入場も可能となりました。
スーパー耐久の熱いバトルをお好きな席で、思う存分お楽しみください!!
※詳細は3ページ以降のチケット情報をご覧ください。
ST-1クラスにSUPER GT最速男、立川祐路がポルシェで参戦!
王者BMW Z4Mとのバトルに注目
今年から5クラスのマシンが混走して争われることになったスーパー耐久だが、その総合トップを争うのがエンジン排気量3501cc以上のマシンで争われるST-1クラスだ。フェアレディZとの戦いを制し昨年、一昨年とPETRONAS SYNTIUM TEAMのBMW Z4Mクーペがタイトルを獲得。今年も谷口信輝/柳田真孝組、片岡龍也/F・ハイムラン組の強力ラインアップで3連覇を狙っている。
だがここに強力なライバルが現れた。SUPER GTで最多ポール・ポジション記録を持つ立川祐路が最新のポルシェ911GT3タイプ997で参戦するのだ。かつてSUPER GTでコンビを組んでタイトルを獲得した竹内浩典、そして昨年のポルシェカレラカップジャパンでチャンピオンとなった清水康弘とトリオを組む。開幕戦もてぎでは見事ポール・ポジションを獲得。
決勝では結果を残せなかったが、マシン的にもドライバー的にもまさに最強チームと言っていいだろう。Z4M対911GT3、テクニカルコース鈴鹿でどんな戦いを見せてくれるのだろうか。
2010/3/29 配信
詳しくは鈴鹿サーキットプレスリリースをご覧下さい。

★★★Press Information★★★―――――――――――――――――――
■2010年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦 ツインリンクもてぎ
◇さらに進化を遂げたフォーミュラ・ニッポン!
超高速バトルがツインリンクもてぎで炸裂する!!
◇チームメイトから最大のライバルへ!
2人のツインリンクもてぎマイスター小暮卓史、L・デュバル、
もうひとりのマイスターA・ロッテラー、三つ巴の対決に注目!!
◇地元パワーさく列! 2年目の塚越広大、ルーキー山本尚貴
栃木県出身の精鋭がツインリンクもてぎを攻める!
◇地元の魅力満載の 栃木県・茨城県感謝DAY を開催!
とちぎ和牛が当たる「とちぎ和牛」ポール・ポジション当て
プレゼントクイズや、チーム監督や名ドライバーによるミニレース、
いばらきメロンカップ「コチラレーシングドリームマッチ」を開催!
◇3月18日(土)チケット発売開始!
・高校生以上の学生にうれしい学割チケットをご用意!
・みんなで観戦するとお得なグループ割をご用意!
・特典いっぱいの「チームサポーターズシート」を2010年も販売!
特典① あなたのシートにドライバーがやってくる!
特典② 優勝したら祝勝会に参加できる!
特典③ 決勝レース直後のコースに入場できる!
特典④ 優勝したら表彰式プレゼンターになれる!
特典⑤ 優勝したらポディウム下の専用エリアに入場できる!
特典⑥ オリジナルグッズプレゼント!
特典⑦ チームグッズプレゼント
※詳細はリリースをご参照ください。
【リリース】
http://mls.mobilityland.co.jp/ct/mg.aspx?id=1003060011
- コース:鈴鹿サーキット(5.807km)
- 予選:5月16日(土)雨/ウェット
- 決勝:5月17日(日)雨/ウェット

2位フィニッシュを果たしたブノワ・トレルイエ(#2)
フォーミュラ・ニッポンの第2戦が5月16日(土)、17日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
前戦第1戦から約1ヶ月半のインターバルを経て行われる第2戦の舞台は、新たに改装された鈴鹿サーキット。路面も約半分が再舗装されており、新型車両FN09での初レースに注目が集まった。
16日(土)は強い雨に見舞われ、午後1時45分からの予選はヘビーウェットコンディションの下で行われた。
難しいコンディションの中、外国人ドライバーが上位を占め、開幕戦で勝利を挙げたブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)がポールポジションを獲得。アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が2番手につけた。そして、前戦3位表彰台を獲得しているTDPドライバーの平手晃平(ahead TEAM IMPUL)が日本人最上位となる2列目4番手グリッドを確保した。
地元出身のディフェンディングチャンピオン、松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)はQ2で無念の敗退。9番手となった。
17日(日)直前に行われた全日本F3第6戦決勝は、ほぼドライコンディションで行われており、各車スリックタイヤを装着した状態でウォームアップ走行に入ったが、まもなく雨が降り始め、全車レインタイヤへ交換。完全なウェットコンディションでレースは戦われた。
午後2時33分にフォーミュラ・ニッポン第2戦の決勝(43周:約250km)がスタート。ポールポジションのトレルイエが順当にポジションを守ったが、ロッテラーは3位に後退。9番手スタートの松田が好スタートを切り、6位にジャンプアップした。
4番手スタートの平手は一つポジションを落とし、5位で1周目を終えたが、4周目の1コーナーでオーバーラン。これをかわした松田が5位に浮上するも、7周目の1コーナーで今度は松田がコースオフ。グラベルに捕まった松田は、無念の2戦連続リタイアとなってしまった。
首位を逃げるトレルイエは、ロイック・デュバル(NAKAJIMA RACING)の猛追を受けながらも、これを抑えていたが、28周目についにかわされ、2位に後退。後方では、5位の平手が前を行く塚越広大(HFDP RACING)を激しく攻めるが、かわすまでには至らず。
平手はライバル勢よりも遅い34周目まで給油ピットインを引っ張り、タイヤ交換も行わず、短時間の好ピット作業でコースへ復帰。塚越の前に出ることに成功した。
その後は順位の変動無く、トレルイエは2位でフィニッシュ。開幕に続き、2戦連続の表彰台獲得で、ポイントランキング首位の座を守った。3位にはロッテラー。4位に平手が入った。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

2009年5月17日(日)
決勝
会場:鈴鹿サーキット(5,807km)
天候:予選/雨 決勝/雨
気温:20℃(14:30時点)
路面温度:24℃(14:30時点)
決勝レース:43周(249.701km)
コースコンディション:決勝/ウエット
観客:1万2000人(主催者発表)
5月17日(日)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて、2009年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の決勝レースが開催された。
舞台となる鈴鹿サーキットは、昨年秋からの改修工事により、先月リニューアルオープンしたばかりであるため、今年は開幕前の合同テストが行われず、16日(土)に行われたフリー走行が各チームとも鈴鹿でニューマシン『FN09』の感触を試す初めての機会となった。
また、東コース部分は改修工事により路面が張り替えられており、予選、決勝レースともに雨天も予想される中、いかにマシンのセットアップをまとめて持ち込めるかが、今回のレースを決めるポイントとなった。
16日(土)の公式予選は雨の影響でマシン・コントロールが困難な状況となったが、出場13台が11台に絞られる第1セッションにおいて、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が4番手。#31 ロイック・デュバル選手(NAKAJIMA RACING)が5番手。#40 リチャード・ライアン選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が7番手。#10 塚越広大選手(HFDP RACING)が8番手。#41 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が9番手を獲得し、Honda勢3チーム5台すべてが第2セッションに駒を進めた。
第2セッションになり、さらに雨脚は強まるが、塚越選手が一時トップタイムを打ち出す好走をみせ、今季のルーキー3人では初めてのQ3進出を果たした。
決勝グリッドを決める第3セッションでは、L.デュバル選手がトップとわずか0.097秒差に迫る3番グリッドを獲得。残るHonda勢は小暮選手が5番手、R.ライアン選手が6番手、塚越選手が7番手、伊沢選手が11番手から決勝レースを迎えることになった。
17日(日)に行われた決勝レースは、午前中のフリー走行時は曇りだったがスタート直前に雨が降り始めたため、チームとしてドライかウエットかの判断が難しい中でのスタートとなった。
スタートは、L.デュバル選手が好スタートを切って2位に浮上して1コーナーへ。7番手からのスタートの塚越選手も一気に4番手まで浮上した。小暮選手はスタートでエンジンをストールさせたために大きなビハインドを負い、最下位からの追い上げを強いられることとなった。
2位のL.デュバル選手は、トップを走行する#2 ブノワ・トレルイエ選手(LAWSON TEAM IMPUL)のマシンの背後について走行を重ねる。3位以下との差は少しずつ広がり、トップ争いは2台のマシンで繰り広げられることとなった。
5周目、12位にポジションを上げた小暮選手は、ヘアピンコーナー立ち上がりでトラクションを失って失速したマシンに後ろから追突し、フロントノーズを破損してしまう。ピットに戻りフロントノーズを交換して復帰するが、1周遅れからの追い上げとなってしまった。
雨脚が強まり、路面が完全にウエットコンディションになったため、マシンが起こす水しぶきで後続の視界は悪く、オーバーランの末にスピンを喫するマシンも発生してきた。そんな悪条件の中でも、L.デュバル選手は13周目に唯一、2分を切る1分59秒740のファステストラップを記録し、トップと2秒ほど離れていたタイム差を徐々に縮め、17周目にはトップの背後につける0秒535差まで接近した。同じ17周目のヘアピンコーナーの進入で、12位の小暮選手は前を走るマシンに接触して、コースアウトをしたために無念のリタイアとなってしまう。
トップとL.デュバル選手の2台はテール・トゥ・ノーズの状態で接近戦を繰り広げるが、お互いに「オーバーテイクシステム」を一度も使用しておらず、相手の様子を見ながら走行を続ける。
折り返しとなった22周目時点では、2位にL.デュバル選手、4位に塚越選手、6位にR.ライアン選手、7位に伊沢選手が走行する。23周目のスプーンカーブで、L.デュバル選手がトップのマシンに接近しすぎてバランスを崩し、オーバーランを防ぐために一時的に失速したため、2台の差は一気に2秒 510まで広がってしまう。直後に3位のマシンもスプーンカーブで同様のミスを犯したため、4位の塚越選手は前を走るマシンとの差を2秒170に縮めた。 27周終了時に、塚越選手は燃料補給とタイヤ交換のためにピットインを敢行した。
トップのB.トレルイエ選手を追うL.デュバル選手は、24周目に1分59秒052でファステストラップを更新。広がっていた差を再び縮めて、2台は激しいバトルを繰り広げていく。そして、L.デュバル選手は28周目の200Rからスプーンカーブへの進入で、ついにトップへ浮上。独走態勢を築くべく一気にペースを上げて走行する。
L.デュバル選手は、2位のB.トレルイエ選手が先にピットストップを行い、21秒の作業でコースに復帰したのをみて、給油のみでタイヤ交換を行わない作戦を選択。31周終了時のピット作業を16秒で済ませたため、コースに復帰したときには2位との差を10秒以上に広げることに成功した。
一方、1分58秒391のファステストラップを29周目に記録した塚越選手は、後続のマシンがタイヤ無交換の作戦でピット時間を削ったために5位にポジションを下げるものの、悪条件の中で勢いのある走りを続けた。
L.デュバル選手は、35周目に1分58秒144のタイムでファステストラップを更新すると、最後までペースを崩さずに43周のチェッカーフラッグをトップで受けた。最終的に2位との差は20秒605まで広げる圧勝となった。この勝利はL.デュバル選手にとって、フォーミュラ・ニッポン通算5勝目となった。
悪天候でアクシデントが続出した鈴鹿ラウンドは、完走が9台というサバイバルレースとなったが、Honda勢は、塚越選手が5位、R.ライアン選手が6位、伊沢選手が7位で完走を果たした。
この結果、L.デュバル選手はシリーズポイントを計15ポイント獲得し、ランキングでトップと4ポイント差の2位に浮上。伊沢選手も計10ポイントの4位。計7ポイントの塚越選手は5位に浮上し、ルーキー最上位として今後の活躍に期待が集まることとなった。
コメント
- 坂井典次(Tenji Sakai)|HR09E開発責任者
-
「新生鈴鹿で初開催されたフォーミュラ・ニッポンで、ロイック・デュバル選手の優勝に貢献できてうれしく思っています。また、Hondaにとっても『HR09E』の初勝利でもあり二重の喜びとなりました。非常に難しいコースコンディションでしたが、その中でもデュバル選手の見事なタイヤマネージメントと、この天候に最適なセッティングを見出したNAKAJIMA RACINGの皆さんにも感謝したいです。次戦もHondaのホームコースであるツインリンクもてぎでの開催になります。鈴鹿に続き連勝できるように万全の体制で臨みますので、皆さんぜひ応援に来てください」
- ロイック・デュバル選手(優勝 #31 NAKAJIMA RACING)
-
「今日は最高の気分です。雨が降ったり止んだりの非常に難しいコンディションの中、優勝できたことをとてもうれしく思います。スタート時に2位に立ち、トップを追い抜いてゴールでき、展開としてもパーフェクトだったと思っています。実際にトップに立ってからは、僕たちのマシンが速いことが確認できたので、安心してゴールまで進めることができました。ウエットでの難しい展開の中、完ぺきなセッティングを行ってくれたチームに本当に感謝しています」
Text & Photo: HONDA

- 優勝 ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)
-
良かったです。
いいスタートでしたがトップには届かず、2位で1コーナーに入っていくことになりました。ブノワは速かったけど、
同じペースでついていくことが出来ました。
そのうちに、たぶんタイヤに問題があったんだと思うんですが、彼のペースが上がらなくなって差を詰めていけたんですが、
スプーンで僕がミスをしてしまい、2秒近くロスしてしまいました。
トップに立ったときは、ヘアピンの出口をうまく立ち上がって、次のコーナーで並びかけ、スプーンの手前で抜きました。
うまく追い越せてよかったです。その後は大きくギャップを広げることも出来ましたし。
その後は殆どミスをせず、最後まで速いペースで走れました。
ただ、ピットストップでミスをしてしまい、メカニックにはすまないと思います。
今回僕のチームは完璧なセット、完璧なストラテジーだったと思います。
ブノワとのバトルはタフでした。
バックストレートエンドの130Rで少しタッチしてしまったときは思わず2年前のこと(最終戦の接触)を思い出してしまいましたが、
今日の彼はとてもフェアだったし、何一つ変なことを仕掛けてきませんでした。
- 2位 ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)
-
スタートは悪くありませんでした。コースは難しいコンディションでした。1コーナーまでにはスタートラインなどの様々なペイントがあるので、
そこでホイールスピンさせないよう気を使いました。
フルタンクの時のバランスは良かったので、10周目まではコンスタントに走れましたが、そのうちリヤが厳しくなってきて、
特にスプーンではトラクションのコントロールが難しくなり、ブレーキング時のスタビリティーも悪化してきました。
抜かれた後はピットでニュータイヤを履いて追い上げようと思ったんですが、彼(デュバル)はすごく速くて追いつけませんでした。
それでもポディウムに乗れたことは良かったと思います。
クルマも新しいので、これからどんどん良くなっていくと思っています。
次のもてぎは難しいサーキットだし、みんなのレベルも高いので、またタフなレースになるでしょうね。
- 3位 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
-
すごく難しいレースでした。
スタートはインサイドのラインを取ったため、ホイールスピンをさせてしまいました。
クルマもフルタンク時はコントロールが難しかったです。普段こういうコンディションのレースには自信があるんですけど、
今回のパッケージはあってなかったと思います。それでも1スティント目の終わりごりにはいいタイムで走れるようになったので、
この状態をキープするためにタイヤ交換をしないことに決めました。
古いタイヤのままでポジションキープに集中することにしたんです。
今回3位でポイントを取れたことは、チャンピオンシップの後半戦を考えれば良かったと思っています。
- 優勝チーム監督 中嶋 悟(PIAA NAKAJIMA)
-
まずは嬉しいです。久しぶりにここ(記者会見場)に戻ってこられましたから。
今日は大方順調だったと思います。
(タイヤ交換は)元々やる気はなかったんです。でも、タイヤを片付けちゃったせいでブレーキングの目印がなくなったからでしょうか。
タイヤを置いておけば(メカニックは)撥ねられなかったかもしれないですね。
ピットストップには自信がありましたよ。まさか撥ねられるとは思いませんでしたが、2、3秒差だったらピットで逆転できると思っていました。
でもその前にチャンスがあったので。
トップに立ってからは静かに行って欲しかったんですが、どんどんペースが上がっちゃって(笑)
(トレルイエとのバトルは)ヒヤヒヤしながら楽しみました。小暮が早くに居なくなってヒマでしたし(笑)、2、
3秒差ならピットでも逆転できる自信がありましたから。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
2009年全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦の決勝が5月17日、鈴鹿サーキットで行われ、
予選3位からスタートした#31ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)がポールシッターの#2ブノワ・
トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)をレース中盤に抜き去り、2008年第6戦もてぎ依頼の優勝をものにした。
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:12,000人)
決勝レースは午後2時30分にフォーメーションラップを開始した。
F3第6戦の決勝が終わり、スタート進行が進むにつれて雨が強くなっていき、
コース上は昨日の予選と同じく完全なウェットコンディションとなり、全車ウェットタイヤでの走行となった。
ホールショットを決めたのはトレルイエ。
予選2番手の#36アンドレ・ロッテラーはイン側のラインをとったことが災いしてホイールスピンに見舞われ、デュバルの先行を許す。
一方、後方では#32小暮卓史と#48立川祐路がエンジンストール。マーシャルの手を借りて戦列には加わったが、
最後尾に後退してしまった。
小暮はその後トップグループをも凌ぐハイペースで猛然と追い上げたが、5周目のヘアピン立ち上がりで#7国本京佑に追突、
フロントウィングを失って予定外のピットストップを強いられた上、17周目には同じくヘアピンで立川に追突、
揃ってスピンアウトでグラベルにつかまってレースを終えた。
トップのトレルイエはレース序盤の8周目までに2位との差を3.7秒まで広げたが、
10周を過ぎた辺りからリヤタイヤの磨耗に苦しみ始め、徐々にデュバルに差を詰められるようになった。
デュバルは12周目、13周目とファステストラップを更新、17周を終える頃には両者の差は0.5秒にまで縮まってきた。
トレルイエも懸命にペースを上げ、序盤2分00秒台だったラップタイムを1分59秒台まで引きあげるが、デュバルのペースはさらに速く、
折り返し点となる22周をすぎてからはヘアピンやスプーン、130Rで何度も詰め寄られる。
懸命にデュバルを封じ込めにかかるトレルイエだったが、28周目の200R、通称「松ちゃんコーナー」でデュバルにインから並びかけられ、
ついにトップの座を明け渡すことになってしまった。
トップに躍り出たデュバルはさらにペースを上げて1分58秒台を連発、一方のトレルイエは29周終わりでピットイン。
タイヤ交換と給油を27秒で済ませてコースに飛び出していった。
デュバルのピットストップは31周目。
タイヤ無交換のスプラッシュ・アンド・ゴーで一気にトレルイエを突き放そうとしたナカジマ陣営だったが、
ここでデュバルが給油マンを撥ねてしまうアクシデントが。
幸い、メカニックに怪我はなく、デュバルは17秒足らずでピットアウトしていったが、あわや、という場面に場内は一瞬騒然となった。
アクシデントはあったものの、作業時間自体が短かったこともあり、デュバルはトレルイエの遥か前方でコースイン、
その後もコンスタントに1分58秒台で周回を重ね、最後は2位に20秒6もの大差を築いて43周を走り切り、
昨年8月のもてぎ戦以来の勝利を、改修後初の開催となる鈴鹿サーキットでもぎ取った。
トレルイエは2位に終わったものの、依然としてポイントリーダーの座を明け渡してはいない。
3位にはロッテラーが入り、ルーキー勢では#10塚越広大が5位で最上位となった。
なお、ディフェンディングチャンピオンの#1松田次生はレース序盤、4位争いを展開したが7周目の1コーナーでスピンアウトを喫し、
今回もノーポイントに終わっている。
次戦はツインリンクもてぎ。5月31日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/17) Race Result Weather:Rainy Course:Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
| 1 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 43 | 1:26'44.751 |
| 2 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 43 | 20.605 |
| 3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 43 | 36.597 |
| 4 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 43 | 46.614 |
| 5 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 43 | 54.316 |
| 6 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 43 | 1'07.887 |
| 7 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 43 | 1'18.072 |
| 8 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 42 | 1Lap |
| 9 | 7 | 国本 京佑 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 40 | 3Laps |
| -------- 以上規定周回(38 Laps)完走 -------- |
| - | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 19 | 24Laps |
| - | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 16 | 27Laps |
| - | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 16 | 27Laps |
| - | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 6 | 37Laps |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- Fastest Lap: CarNo.31 ロイック・デュバル(ナカジマ) 1'58.144 (35/43) 176.95km/h
全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦鈴鹿のフリー走行2回目は昨日の予選とは異なり、ドライコンディションでの走行となった。
このセッションでトップタイムを記録したのは#31ロイック・デュバル。タイムは1分43秒079だった。
フリー走行2回目は午前9時30分より、30分間で行われた。
昨日はフリー走行1回目の途中から降り始めた雨がドライバーたちを苦しめたが、その雨も夜半過ぎには止み、
決勝日の朝を迎えた鈴鹿サーキットは時折晴れ間の覗く薄曇りとなった。
路面も、フリー走行に先立って行われたFCJの決勝ではまだ時折水しぶきが上がっていたが、
フォーミュラニッポン車両が走行を重ねるに連れて次第に乾いていった。
タイヤは走り出しからスリックだ。
このため、ラップタイムは最初から1分49秒台。すぐに45秒前後まであがっていく。
予定時間の半分を消化した時点でのトップは#31小暮卓史で1分44秒201。
しかし終了3分前に#1松田次生が1分44秒066、#10塚越広大が1分44秒070とタイムを上げ、
終了1分前には小暮のチームメイト、デュバルが44秒台の壁を破って1分43秒162を記録した。
デュバルはその次の周に1分44秒079までタイムを縮める。結局これがこのセッションのトップタイムとなり、
2番手にはチェッカー直後に1分43秒410を出した#36アンドレ・ロッテラーが続いた。
第2戦決勝は午後2時30分より43周で行われるが、天気予報では依然として「雨」となっている。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/17) Free Session #2 Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'43.079 | - | - | 202.81 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'43.410 | 0.331 | 0.331 | 202.16 |
| 3 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'43.644 | 0.565 | 0.234 | 201.70 |
| 4 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'44.009 | 0.930 | 0.365 | 200.99 |
| 5 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'44.066 | 0.987 | 0.057 | 200.88 |
| 6 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 1'44.070 | 0.991 | 0.004 | 200.88 |
| 7 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'44.235 | 1.156 | 0.165 | 200.56 |
| 8 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'44.714 | 1.635 | 0.479 | 199.64 |
| 9 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'44.718 | 1.639 | 0.004 | 199.63 |
| 10 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'44.826 | 1.747 | 0.108 | 199.43 |
| 11 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'45.134 | 2.055 | 0.308 | 198.84 |
| 12 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 1'45.237 | 2.158 | 0.103 | 198.65 |
| 13 | 7 | 国本 京佑 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'45.899 | 2.820 | 0.662 | 197.41 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

- ポールポジション ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)
-
アブナいコンディションでしたね。Q1は良かったんですが、Q2はコンディションが悪化したうえに車高も低かったため、
アクアプレーンが酷かったです。それで1周だけアタックして終わらせようと思ったんですが、そこでスピンをしてしまって、
もう1周走ることになりました。最後の予選に残りたかったのでクルマを壊さないように慎重に走りましたよ。
Q3はプッシュしましたけど、慎重に走ることも心がけていました。それは他のドライバーも同じだったと思います。
フリー走行から一つづつセットアップを詰めていって、いいセットに辿り着けました。
けれどもセクターごとに路面のグリップが違っていて、セクター1はハイグリップ、デグナーはスリッピー、
だからコースアウトしてしまったんですが、そして最終セクターもハイグリップという状態でコントロールが難しかったです。
今回のペナルティポイント(PP)じゃなくてポールポジション(PP)を手に入れられたので嬉しいです。
- 予選2位 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
-
ブノワがトップを取れたのは経験の差だと思います。彼もいっていたように酷いコンディションで、
いつストップがかけられてもおかしくない状況でした。
まずはとにかくQ3まで生き残るのが目標で、なるべく慎重に走りました。
Q3では最後にタイムを出すことが出来ました。
そこまで1ラップ1ラップいろんなことを考えて走りましたよ。どこで踏んで、どこで抜くか、とかね。明日の決勝が楽しみです。
フロントローからスタートできるのはラッキーですね。最初の数周で良好な視界を得られますから。
路面はセクター1でのタイヤの減りが早くて厳しいコンディションでした。
明日の決勝もタフなレースになると思います。
- 予選3位 ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA)
-
みんな言ってるようにタフな予選でした。特にQ2のアクアプレーンのコントロールが難しかったです。
そんな中で3位を獲得できたので本当にハッピーです。明日の決勝が楽しみです。去年のことを思えば、
僕らのチームはすごく頑張ったと思いますよ。
(Q3のスピンについて)ちょっとでも多くテレビに映りたかったので(笑)。
まだイケると思ってプッシュしすぎたためにああなってしまいました。バリアにぶつからなくて本当に良かったです。そのお陰で今ここ
(記者会見)に居られるわけですからね。
Q2からQ3のインターバルで車高を上げたんですが、雨が少なくなったので外してしまいました。でもここにこれたのだから、
悪い判断じゃなかったのかもしれませんね。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
2009年全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦の公式予選が5月16日、横殴りの雨が降りしきる鈴鹿サーキットで行われ、
第1戦優勝の#2ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)がポールポジションを獲得した。
予選2位は#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)、3位は#31ロイック・デュバル(PIAA
NAKAJIMA)だった。
第2戦の公式予選は午後1時45分にQ1が開始された。
Q2に進めるのは13台中11台。
雨は午前中のフリー走行よりもさらに酷くなり、コースのあちこちで激しい水煙が上がる状態だ。
さらに東コースの改修された路面と、従来どおりの西コースの路面のグリップの違いもドライバーたちを悩ませた。
このコンディションの影響をもろに受けたのが#37大嶋和也だ。
大嶋はアウトラップの最終コーナーでいきなりコースアウトを喫し、1周も計測されることなく予選を終えることになった。
他のドライバーは最初の計測を2分5~6秒台で慎重に走り、徐々にペースを上げていく。
開始10分過ぎに#32小暮卓史がいちはやく2分の壁を破り、1分59秒367でトップに立つと、
すぐさまディフェンディングチャンピオンの#1松田次生も1分58秒869で小暮を上回る。
そして前回優勝のトレルイエが残り時間6分を切ったところで1分58秒668を出し、これがQ1のベストタイムとなった。
2番手に松田、3番手に午前中トップのロッテラーがつけた。
また11位争いは最後の最後までもつれ、
チェッカー直後に2分01秒922を出した#48立川祐路がルーキーの#7国本京佑を退けてQ2進出を勝ち取った。
10分間のインターバルの後、予選Q2が開始された。
雨はますます酷くなり、コースのあちこちで生じるアクアプレーン現象がドライバーたちを悩ませる。
この短いセッションを制したのは#36アンドレ・ロッテラー。
しかしタイムはコンディション悪化を反映して2分02秒583に留まった。
以下、2位に#20平手晃平、3位#40リチャード・ライアン、4位にはルーキーの#10塚越広大が続く。
塚越は開始早々から好タイムを連発、しばしばリーダーボードのトップに名を連ねてQ2を盛り上げた。
一方、Q3進出を賭けた争いは松田、石浦、伊沢、立川の四つ巴の激戦となり、
チェッカー直後に2分06秒639を記録した立川が生き残った。
これにより、チェッカー直前にデグナーでコースアウトした伊沢と、石浦、
そしてあろうことかQ1で2番手タイムを出していた#1松田がここで予選を終えることとなった。
最後のセッション、Q3は午後2時35分開始。
Q2に比べれば雨は弱まったものの、依然として激しい水煙の上がるコンディションだ。
真っ先にピットを離れたのはトレルイエ。以下、平手、デュバル、塚越の順でコースに出て行った。
トレルイエは最初の計測を2分01秒382で通過すると、次の周には1分59秒841、
3周目に1分59秒733を着実にタイムを上げていく。
その後方ではデュバルが1周目のアタックを終えた直後に2コーナーでスピンアウトするが、なんとかバリアの手前ぎりぎりで踏みとどまり、
タイムアタックを続行する。
結局トレルイエは1分59秒106までタイムを縮め、2007年開幕戦富士以来のポールポジションをもぎ取った。
2番手にはロッテラー、3番手はQ3開始直後にコースアウトを喫したデュバルと外人勢がトップ3を独占、
4番手にも海外経験豊富な平手が入った。
第2戦決勝は明日午後2時30分より、43周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/16) Knock Out Total Weather:Rainy Course:Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Q1 | Q2 | Q3 |
| 1 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'58.668 | 2'04.880 | 1'59.106 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'59.129 | 2'02.583 | 1'59.128 |
| 3 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'59.479 | 2'05.202 | 1'59.203 |
| 4 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'59.916 | 2'03.000 | 1'59.470 |
| 5 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'59.196 | 2'05.975 | 2'00.320 |
| 6 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 2'00.514 | 2'03.780 | 2'00.922 |
| 7 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 2'00.625 | 2'04.617 | 2'01.665 |
| 8 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 2'01.922 | 2'06.039 | no time |
| 9 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'58.869 | 2'06.323 | |
| 10 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 2'01.793 | 2'06.785 | |
| 11 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 2'00.892 | 2'07.222 | |
| 12 | 7 | 国本 京祐 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 2'02.840 | | |
| ---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 2'06.974)---- |
| - | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | no time | | |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- Q3: CarNo.40は、2009年全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第28条1.により、走路外走行時のラップタイムを削除した。
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/16) Knock Out Q3 Weather:Rainy Course:Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'59.106 | - | - | 175.52 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'59.128 | 0.022 | 0.022 | 175.49 |
| 3 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'59.203 | 0.097 | 0.075 | 175.37 |
| 4 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'59.470 | 0.364 | 0.267 | 174.98 |
| 5 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'59.924 | 0.818 | 0.454 | 174.32 |
| 6 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 2'00.320 | 1.214 | 0.396 | 173.75 |
| 7 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 2'01.665 | 2.559 | 1.345 | 171.83 |
| 8 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | no time | - | - | - |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/16) Knock Out Q2 Weather:Rainy Course:Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 2'02.583 | - | - | 170.54 |
| 2 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 2'03.000 | 0.417 | 0.417 | 169.96 |
| 3 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 2'03.780 | 1.197 | 0.780 | 168.89 |
| 4 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 2'04.617 | 2.034 | 0.837 | 167.76 |
| 5 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 2'04.880 | 2.297 | 0.263 | 167.40 |
| 6 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 2'05.202 | 2.619 | 0.322 | 166.97 |
| 7 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 2'05.975 | 3.392 | 0.773 | 165.95 |
| 8 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 2'06.039 | 3.456 | 0.064 | 165.86 |
| ---- 以上Q3進出 ---- |
| 9 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 2'06.323 | 3.740 | 0.284 | 165.49 |
| 10 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 2'06.785 | 4.202 | 0.462 | 164.89 |
| 11 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 2'07.222 | 4.639 | 0.437 | 164.32 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/16) Knock Out Q1 Weather:Rainy Course:Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'58.668 | - | - | 176.17 |
| 2 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'58.869 | 0.201 | 0.201 | 175.87 |
| 3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'59.129 | 0.461 | 0.260 | 175.48 |
| 4 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'59.196 | 0.528 | 0.067 | 175.39 |
| 5 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'59.479 | 0.811 | 0.283 | 174.97 |
| 6 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'59.916 | 1.248 | 0.437 | 174.33 |
| 7 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 2'00.514 | 1.846 | 0.598 | 173.47 |
| 8 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 2'00.625 | 1.957 | 0.111 | 173.31 |
| 9 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 2'00.892 | 2.224 | 0.267 | 172.92 |
| 10 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 2'01.793 | 3.125 | 0.901 | 171.65 |
| 11 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 2'01.922 | 3.254 | 0.129 | 171.46 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 12 | 7 | 国本 京佑 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 2'02.840 | 4.172 | 0.918 | 170.18 |
| 13 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | no time | - | - | - |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
鈴鹿サーキットで開催されている、2009年全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦のフリー走行1回目は、
途中から降り始めた雨により、ドライからウェットへと路面コンディションが変化する中、#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS
TEAM TOM'S)が1分43秒661を記録してトップとなった。
フリー走行1回目は午前9時25分より1時間で行われた。
公式予選日を迎えた鈴鹿サーキット上空は朝から分厚い雲に覆われており、走行が開始される直前から時折小雨が降り始めた。
それでも最初の30分間はスリックタイヤでの走行が出来、この間にロッテラーは1分43秒661、#32小暮卓史(PIAA
NAKAJIMA)は1分44秒156とまずまずのタイムを記録した。
3番手には開幕戦で初表彰台を得た#41伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分45秒429で続く。
しかし雨は西コースのほうから次第に強くなっていく。
このため、開始40分でコースインした#20平手晃平を筆頭に各ドライバーともウェットタイヤでの走行を強いられることになった。
このコンディション化での最速は、チェッカー直後に1分58秒254を記録した#31ロイック・デュバル。2番手にも小暮が続き、
ウェットコンディションのタイムではPIAA NAKAJIMAが1-2となっている。
第2戦の公式予選は午後1時45分よりノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第2戦 -RIJ- (2009/05/16) Free Session #1 Weather:Rainy Course:Wet
2009 Formula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'43.661 | - | - | 201.67 |
| 2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'44.156 | 0.495 | 0.495 | 200.71 |
| 3 | 41 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'45.429 | 1.768 | 1.273 | 198.29 |
| 4 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'45.463 | 1.802 | 0.034 | 198.22 |
| 5 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO/INGING | TOYOTA RV8K | 1'45.706 | 2.045 | 0.243 | 197.77 |
| 6 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'45.727 | 2.066 | 0.021 | 197.73 |
| 7 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'45.923 | 2.262 | 0.196 | 197.36 |
| 8 | 40 | リチャード・ライアン | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR09E | 1'46.021 | 2.360 | 0.098 | 197.18 |
| 9 | 31 | ロイック・デュバル | NAKAJIMA RACING | HONDA HR09E | 1'46.212 | 2.551 | 0.191 | 196.83 |
| 10 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR09E | 1'46.218 | 2.557 | 0.006 | 196.81 |
| 11 | 20 | 平手 晃平 | ahead TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'46.296 | 2.635 | 0.078 | 196.67 |
| 12 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'47.121 | 3.460 | 0.825 | 195.16 |
| 13 | 7 | 国本 京佑 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'49.670 | 6.009 | 2.549 | 190.62 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 107% ) | 1'50.917 | 7.256 | 1.247 | 188.48 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'40.510
スーパー耐久シリーズ第2戦が森の都仙台、スポーツランド菅生で初夏の陽気の中開催されました。
ドリームエンジェルレーシングとして参戦2年目となる今年、念願だったオールレディースチームでの参戦が実現しました。
オギ姉とコンビを組むのは国内外レースで数々の記録や成績を残してきた佐藤久実選手。アラフォーコンビ誕生である。ここ数年は国内での戦いからは離れ、公式戦は2001年以来の参戦となったが、サーキットでは旧友の服部尚貴選手や業界関係者からも声をかけられる様子も多く見られ、その存在感は女性チームという話題とともに注目をされていました。
1Day開催というタイトなスケジュールの中、土曜日の公式練習1本目でコンピューターにトラブルが発生し、その後のセッションを走ることができなくなりました。本来ならば落ち込むドライバー2人もアラフォーゆえ体力温存作戦ですと笑える余裕もありました。それでも、翌日の予選に向けてメカニックの作業は土曜日の深夜まで続きました。
予選&決勝日の朝は薄曇りではあったものの、気温は高く、決勝スタート時には25度を超え暑さとの戦いも予想された。
午前中に行われる予選では各ドライバー15分のアタックを行い、合算タイムでグリッドが決定するルールであったが、A ドライバーオギ姉の予選アタック1 周目にエンジン不調となり緊急ピットイン。メカニックにより整備を施し残り5分でコースイン。アタックに入ろうかと思ったところでタービンから白煙が上がり、そのままコース上でマシンはストップ。Bドライバーとして準備をしていた久実選手のアタックは幻となってしまった。
決勝まで1時間半という1Dayならでは厳しいタイムスケジュールの中、本来ならエンジン交換をしたいところでしたが、タービンのみの交換でスタートに間に合わせることを選択し、メカニックにより慌しく作業が進みました。
必死の整備でスタート10分前にエンジンに火が入り、嘆願書でピットスタートを許されていたドリームエンジェルRX7のコックピットには佐藤久実選手が乗り込み、まさにぶっつけの戦いをすることになった。
序盤戦の数周エンジンのレスポンスが悪くピットに一度戻ったものの、その後は快調な走りを見せ、徐々にペースもアップ。予定の1時間を走り切り、オギ姉とドライバー交代でピットイン。給油のみでコースへ復帰しその後もオギ姉が順調に周回をこなしていた。
ところがレース中盤の59ラップ目に入った裏ストレートでマシンに異常が発生。ピットまで戻ろうとマシンを走らすもエンジンが止まり、最終コーナーでグリーン上でストップ。点火系トラブルによりリタイアとなりました。
結果は残念ですが、決勝での2人の走りは男性陣に負けることなく、アラフォーパワーを十分にアピールできたと思います。
またピンクリボン活動およびフラコラ500をプレゼントしたピットウォークでは大勢の女性やレースファンの子供たちにも喜んで頂けたと思っています。
これからもドリームエンジェルレーシングは様々な話題を提供しながら、シャープ&ビューティーに頑張っていきます。今後とも応援いただけますようお願い申し上げます。
ドリームエンジェルレーシング オギ姉
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【吉本大樹レースレポート スーパー耐久シリーズ第2戦(SUGO)】 10 May, 2009
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【Result】
FP(Sta) : 3rd
QF(Sun) : 4th
Final(Sun) : DNF
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❏ 5ZIGEN NSX 決勝で見事な追い上げ披露も ❏
❏ 最後は駆動系トラブルにより無念のリタイヤ ❏
前回の開幕戦もてぎではマシンのシェイクダウンがレースウィーク直前となったこともあり、予選はPPを獲得も決勝は2位となった5ZIGEN NSX。その後今回までのインターバルの間にマシンのシートポジション等にも改良を加え迎えた第2戦SUGO。
今回も前戦と同じく土曜日に1時間×3本の占有走行が行われ、日曜日に予選~決勝が行われる1day開催となったスーパー耐久シリーズ。その土曜日フリープラクティスの1回目。前回浮上したセットアップに関する問題点を改善していくために少しでも多く走行を重ねたいTEAM 5ZIGENは、まず平中選手がステアリングを握りコースへと向かう。ところがコースイン後すぐにブレーキが戻りきらないトラブルが発生。アタックを行うことなくすぐさまピットインを余儀なくされてしまう。しかもこの後原因をすぐに突止めることが出来ず、確認のため何度かアウトインを繰り返したものの、結局症状は改善されないままこのセッションが終了。前回逃した「優勝」をこのSUGOで捕りたいTEAM 5ZIGEN陣営ながら、レースウィークの始まりは暗雲の立ち込める雰囲気から始まる事となってしまった。その後2本目の走行となったセッションではマシンに応急処置を施し平中選手がコースイン、完全に症状が改善された訳ではないものの、わずかに状態が良くなった事を確認し、その後平中選手の後を継ぎ吉本、松浦選手の両ドライバーも走行。しかし結局このセッションでもトラブルの原因を特定することは出来ず、3本目の走行で吉本が本格的なセットアップ作業を始めるも、マシンは依然としてコントロールしづらいブレーキタッチのまま。吉本はここでニュータイヤでのアタックを試みるも「若干の引きずりが残った状態」では本来のスピードで攻めきれず、ここは一旦アタックを中止しピットへと戻る事に。するとこのピットインでようやくトラブルの原因が判明。すぐさまその部分に応急処置を施しセッションも残り数分となった時点で再度コースへと戻っていく。結局このセッションはそのまま吉本のみがステアリングを握る事となり、その吉本は最終的にトップから0.031秒差の1'31"772をマーク。順位的には3番手に食い込んだものの、結局セットアップに関しては走り出しから抱えたトラブルの影響でほとんど何も出来ずに1日の走行を終えることとなってしまった。
一夜明け迎えた日曜日。この日はA、B,C各ドライバーの予選からピットウォークを挟み決勝スタート、と1day開催ならではの慌ただしさの中スケジュールが進む。そしてこの日最初に行われたのはAドライバー予選。このセッションでの出走となった平中選手はここまでトラブルによりニュータイヤでのアタックを一切行えなかった為、今回のSUGOでは初めてのニュータイヤでの本格アタックとなる。それでも決勝を良いポジションからスタートする為にも好タイムを狙いところ。しかしセッティングも進んでいない状況でマシンはオーバーステアの症状が強く、マークしたタイムは1'31"675のクラス3番手。スターティンググリッドはBドライバーとの合算タイムによって決まるため、その後のBドライバー予選に出走する吉本にポジションアップの期待を託すこととなった。そして迎えたBドライバー予選。吉本はセッション開始早々にコースイン、アタックへと向かう。その吉本はまず1'30"9のタイムをマークした後、トラフィックを避けるため一旦クールダウン。再度クリアな状態でアタックを開始し、順調にセクターベストを更新していく。ところがSPコーナーに差し掛かったところで同じクラスのマシンがライン上でスロー走行をしていたため、このアタックは不発に。これで完全にタイヤの「おいしいところ」を失ってしまった吉本は、仕切り直しの最終ラップで1'30"861をマークしたものの、最終的なA,Bドライバー合算タイムはクラス4番手。その後のCドライバー予選ではレースに向けたセットアップを意識した状態で松浦選手が出走。予選セッションではあるものの、事実上決勝に向けたセットアップをこのセッションで行う事となった。
その後、約3時間のインターバルで迎えた決勝レース。TEAM 5ZIGENはスタートドライバーに吉本大樹、その後を平中選手、松浦選手と繋ぐ作戦。しかし「引っ張る」か「短く刻む」かの各スティント距離については状況を見ながら判断する戦略のため、スタート時マシンに積まれた燃料は満タン。しかしそのスタートで5ZIGEN NSXにはまたしても逆風が吹くことになってしまう。「グリーンシグナルが灯き全車加速をし始めたんですが、前を行くマシンがシフトアップに戸惑っていた様で、それと一緒に減速することを選ばず普通にスタートしてしまった」という吉本大樹。するとこのスタートがフライングと判断されてしまい、5ZIGEN NSXにはピットスルーペナルティの裁定が。結局5ZIGEN NSXはこれによりポジションを一気に最後尾まで落とすことになってしまい、さらに「満タン時のグリップレベルがとにかく低い。とてつもないオーバーでこれ以上タイムを上げられない・・・」と前回のもてぎ同様に燃料満タン時のタイムが全く伸びず、ライバル勢が1分32秒台後半~33秒台でラップを重ねていくなか1分35秒台での走行が精一杯という状態でレース序盤を戦う事になってしまう。それでもここから粘り強く走行を重ねた吉本は、周回を重ね燃料すなわち重量が減ってくるとマシンのグリップレベルが回復してきてスティント後半に向けタイムアップ。逆にタイムの落ち始めたライバル勢とは対照的に好ペースを取り戻していく。こうなると吉本のスティントを伸ばせば伸ばした分だけ「次のドライバー交代時にかかる給油時間がライバル勢に比べ格段に早くなり、尚且つ残る二人は軽い状態で速いラップが刻める」という状況が出来上がる為、TEAM 5ZIGENにとっては「優勝」に向け一気にチャンスの広がる展開が見えてくることに。更に吉本はその後スティント終盤になっても1分33秒台前半のペースでラップを刻む好走を披露、一旦はペナルティーにより最後尾までポジションを落としながら、最終的には42周を走り事実上の4番手にまでポジションを取り戻して平中選手にドライバーチェンジ。するとTEAM 5ZIGENはこのピットストップでリアタイヤのみを交換&必要な量だけの少ない燃料を補給。平中選手がコースに戻った時には3番手となっており、戦略でひとつポジションを上げることに。さらに「オーバーステアがきつい状態なのでリアタイヤのみの交換」という選択が的中し、平中選手も1分33秒台前半のタイムを連発しながら2番手のマシンとの差を確実に詰めていく。
これで更に優勝への可能性が膨らんだと思われた5ZIGEN NSX。ところがその矢先、今度はトラブルが5ZIGEN NSXを襲う。61周目のバックストレートに入った平中選手から「いきなり駆動が無くなった・・・」という無線が入り、モニターにはコース脇に停められた5ZIGEN/NSXの姿が。にわかには信じ難い光景にピットクルーや吉本、松浦の両ドライバーは一時呆然としたものの、マシンは完全に動力を失っており、さすがにこの状態からレースに復帰することは叶わず。この決勝では土曜日のブレーキトラブルやセットが進まず4番手に甘んじた予選から一転、粘り強く戦い抜いた末に「優勝」の二文字も現実的に思われるところまで追い上げてきた5ZIGEN NSXであったが、レースも約45周程を残したこの時点で突然のリタイヤとなり、最後はあまりにも唐突な幕切れを迎えることとなってしまった。
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【吉本大樹コメント】
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ブレーキトラブルの原因が分からずに一日が終わってしまったのは正直辛いですね。セットアップに使える時間は少ないですから。でも土曜日の時点でその理由がわかって良かったです。予選ではSPコーナーで60kmで走っているのにライン上でまったくよけてくれないZに引っかかってしまい狙ったタイムは出せませんでしたが、ST3トップタイムの30秒1は正直見えませんでした。
決勝はスタートで判断を誤りペナルティーを受けてしまいました。それで余計な時間を使ってしまったことは間違いありません。序盤の状態は本当に過酷で「タイヤも10周くらいで終わっちゃうんじゃないの?」というくらいにオーバーステアが酷かったんですが、燃料が軽くなってくる度にオーバーステアの頻度も軽くなり、タイムも上げていくことが出来ました。セットも全然ダメでしたが、オーバーステアはごまかすドライビングをすればなんとかなったし、我々の戦略面を考えると「これは再度トップに立てるぞ!」と皆が思っていたんですが、最後はトラブルでリタイヤとなり残念です。
次の鈴鹿へ向けてもこなさなければならないメニューがたくさん出来ましたが、次も頑張ります!
5月10日、宮城県のスポーツランドSUGOで、スーパー耐久第2戦の決勝レースが予選に引き続き行われた。
気温25度、路面温度30度の曇り空の下、ドライコンディションで、13時33分に400kmレースがペースカー先導のローリングスタートで幕を開けた。
ST1クラスは序盤、#10 Y.K.M.ADVAN Z(横溝直輝/佐藤公哉/田中哲也組)の横溝と#35 asset.テクノファーストZ(前嶋秀司/佐々木雅弘組)の佐々木の2台が僅差でトップ争いを展開する。21周目に#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田真孝/Fariqe Hairuman/谷口信輝組)が突然ピットイン。プロペラシャフトのトラブルによって長い時間のピット作業を強いられ戦線離脱。この段階では3番手走行の#28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(片岡龍也/吉田広樹/JOHAN ADZMI組)もその後ハブトラブルから同様にかなり長い時間ピットインという展開となってしまう。60周目の段階では#35Zがトップに立ち、#10が2.5秒差の2番手となっていた。
66周目、最終コーナーで#7ドリームエンジェル・アドバンRX-7(オギ姉/佐藤久実組)がストップ。この回収のためにSCカーランとなる。6周のSCカーランの後レースは再開される。73周目にトップの#35Zがピットイン、ここで#10 Zがトップに立つ。さらに91周目に最終コーナーで#39NSXがストップ。このため再びSCカーランとなり、再開直後に今度は#6ランサーが最終コーナー立ち上がりで横転!再びSCカーランとなり、残り6周のスプリントレースが再スタートを切った。だが、トップの#10と2番手#35の差は2周。BMWの連勝記録は8連勝でストップ。Zが久しぶりの優勝を遂げた。
総合3番手にはクラス2の#11 TSRPランサーEVOX(佐々木孝太/菊地靖/西村元気組)がポールtoウインを果たし、総合6位には#16 T-MANOILディクセル岡部自動車Z(なかむらたかひろ/太田侑弥/伊橋薫組)がST3クラスのトップで、総合12位にはクラスPPの#55 BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC(谷川達也/松井孝充/河村直樹組)がクラス優勝を飾った。

ウイナーのコメント
#10田中哲也「Zになって3年目、自分のチームとしては2年目での初優勝なのでとても嬉しいです。SCが最後に入ったのでその時には(Cドライバーの)自分が乗ろうと決めていました。ドライバー交代のタイミングでBドライバーの規定周回数が足りなくて、AとCでクリアした結果になりました」
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
タイヤハウスBEST杯SUGOスーパー耐久400kmレース -RIJ- (2009/05/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | ST1 | 1 | 10 | Y.K.M. ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 佐藤 公哉 田中 哲也 | YH | 108 | 2:59'56.074 |
| 2 | ST1 | 2 | 35 | asset.テクノファーストZ NISSAN FAIRLADY Z | 前嶋 秀司 佐々木雅弘 | YH | 106 | 2Laps |
| 3 | ST2 | 1 | 11 | TSRPランサーEVOX MITSUBISHI LANCER Evolution | 佐々木 孝太 菊地靖 西村 元気 | YH | 106 | 2Laps |
| 4 | ST2 | 2 | 56 | 眠眠打破ingsランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 服部 尚貴 松本達哉 | YH | 105 | 3Laps |
| 5 | ST3 | 1 | 16 | T-MANOILディクセル岡部自動車Z NISSAN FAIRLADY Z | なかむら たかひろ 太田 侑弥 伊橋 勲 | YH | 105 | 3Laps |
| 6 | ST2 | 3 | *3 | ENDLESS ADVAN CS・X MITSUBISHI LANCER Evolution | 峰尾 恭輔 村田信博 山田 英二 | YH | 105 | 3Laps |
| 7 | ST2 | 4 | *30 | サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 伊藤 俊哉 花岡翔太 | YH | 104 | 4Laps |
| 8 | ST2 | 5 | 59 | 東和MOTUL・ED・ インプレッサ SUBARU IMPREZA | 大澤 学 吉田寿博 | YH | 104 | 4Laps |
| 9 | ST3 | 2 | *34 | asset.テクノファーストZ NISSAN FAIRLADY Z | Takamori.com ガミさん | YH | 104 | 4Laps |
| 10 | ST1 | 3 | 360 | Kosei・R・P・GT3 PORSCHE 911GT3JGN | 澤 圭太 山崎 正志 田中 篤 | YH | 104 | 4Laps |
| 11 | ST3 | 3 | 14 | 協新計測 マイロード岡部自動車RX-7 MAZDA RX-7 | 杉林健一 小松 一臣 増田 芳信 | YH | 104 | 4Laps |
| 12 | ST4 | 1 | 55 | BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC HONDA CIVIC | 谷川 達也 松井 孝充 河村直樹 | YH | 103 | 5Laps |
| 13 | ST4 | 2 | 95 | SPOON S2000 HONDA S2000 | 市嶋 樹 小幡栄 | YH | 102 | 6Laps |
| 14 | ST4 | 3 | 18 | M'sインターナショナルコスモソニックFKingsDC5 HONDA INTEGRA | 浅野 武夫 岡野 陽朋 森 政行 | YH | 102 | 6Laps |
| 15 | ST4 | 4 | 62 | ホンダカーズ東京μ G/M DC5 HONDA INTEGRA | 塩谷烈州 吉橋 孝之 | YH | 101 | 7Laps |
| 16 | ST4 | 5 | *88 | チューブ マジョーラ GNS HONDA INTEGRA | 渋谷彰良 伊藤 真一 佐藤 晋也 | YH | 101 | 7Laps |
| 17 | ST2 | 6 | 26 | エンドレスアドバンウェッズランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 朝倉 貴志 大橋 正澄 添田正 | YH | 98 | 10Laps |
| 18 | ST1 | 4 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 片岡 龍也 吉田 広樹 Johan Adzmi | YH | 95 | 13Laps |
| 19 | ST2 | 7 | 37 | B.I シーケンシャル ランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 筒井克彦 小泉 和寛 大瀧 賢治 | YH | 86 | 22Laps |
| ---- 以上規定周回完走 ---- |
| - | ST3 | - | 15 | KYOSHO メーカーズ岡部自動車RX-7 MAZDA RX-7 | 長島正明 田ヶ原 章蔵 古谷 直広 | YH | 96 | 12Laps |
| - | ST2 | - | 6 | 新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX MITSUBISHI LANCER Evolution | 冨桝 朋広 関 豊 | YH | 87 | 21Laps |
| - | ST3 | - | 39 | TRACY SPORTS AY-DESIGN ADVAN NSX HONDA NSX | 川口正敬 井入 宏之 吉本 晶哉 | YH | 84 | 24Laps |
| - | ST1 | - | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 柳田 真孝 Fariqe Hairuman 谷口信輝 | YH | 71 | 37Laps |
| - | ST3 | - | *5 | 5ZIGEN NSX HONDA NSX | 平中 克幸 吉本大樹 松浦 孝亮 | YH | 60 | 48Laps |
| - | ST3 | - | 7 | ドリームエンジェル・アドバン RX-7 MAZDA RX-7 | オギ姉 佐藤 久美 | YH | 58 | 50Laps |
| - | ST2 | - | 20 | RSオガワユークスADVANランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 阪口 良平 谷口 行規 小川日出生 | YH | 48 | 60Laps |
- Fastest Lap: CarNo.10 Y.K.M. ADVAN Z(横溝 直輝) 1'26.817 (3/108) 153.603km/h
- セーフティカー導入: 15:13~15:26、15:54~16:02、16:06~16:25
- CarNo.5は、スーパー耐久レースシリーズ2009シリーズ規則2009年版第13条(10)違反(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.30は、スーパー耐久レースシリーズ2009シリーズ規則2009年版第13条(10)違反(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.88は、SUGOスーパー耐久レース大会特別規則書第20条(ピットレーン制限速度)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.34は、スーパー耐久レースシリーズ2009シリーズ規則2009年版第15条(7)(1)違反(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.3は、公式通知No.18の大会審査委員の裁定により、競技結果から1周減産のペナルティを課した。
5月10日、宮城県のスポーツランドSUGOで、スーパー耐久第2戦の公式予選が行われた。
気温25度、路面温度28度とやや蒸し暑さを感じる曇り空のドライコンディションで、9時30分から1グループ(ST1,2クラス)と2グループ(ST3,4クラス)それぞれ15分間ずつでAドライバー予選が行われた。ここでは、#10 Y. K.M.ADVAN Z(横溝直輝/佐藤公哉/田中哲也組)の横溝が1分25秒843を叩き出し、このセッションのトップタイムとした。
9時45分から再び15分ずつのBドライバー予選が行われた。スーパー耐久シリーズでは一昨年から、この2つのAB両ドライバーのタイムを合算してグリッドをきめる予選方式がとられることとなり、結果はここでも#10 Y. K.M.ADVAN Zの佐藤が1分26秒014のトップタイムをマークし、2分51秒857の合算タイムでポールポジションをきめた。
総合5位にクラスST2クラスのトップ#11 TSRPランサーEVOX(佐々木孝太/菊地靖組)が入った。総合8位にST3クラスのトップ#14 協新計測マイロード岡部自動車RX-7(杉林健一/小松一臣/増田芳信組)、総合20位にST4クラスのトップ#55 BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC(谷川達也/松井孝充/河村直樹組)が入った。
久々の女性ドライバー2人での参戦が期待された#7ドリームエンジェル・アドバンRX-7(オギ姉/佐藤久実組)はAドライバーのアタック中にタービンブローのため赤旗で終了。ピットスタートとなった。
決勝レースはこの後13時35分から108周、400kmで開催される
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
タイヤハウスBEST杯SUGOスーパー耐久400kmレース -RIJ- (2009/05/10) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | Cls | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Tire | A Driver B Driver | Total Time | Behind | km/h |
| 1 | ST1 | 1 | 10 | Y.K.M. ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 佐藤公哉 | YH | 1'25.843 1'25.014 | 2'50.857 | - | 156.099 |
| 2 | ST1 | 2 | 35 | asset.テクノファーストZ NISSAN FAIRLADY Z | 前嶋 秀司 佐々木雅弘 | YH | 1'26.491 1'26.299 | 2'52.790 | 1.933 | 154.353 |
| 3 | ST1 | 3 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 片岡 龍也 吉田広樹 | YH | 1'26.744 1'26.900 | 2'53.644 | 2.787 | 153.594 |
| 4 | ST1 | 4 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 柳田 真孝 Fariqe Hairuman | YH | 1'26.819 1'27.230 | 2'54.049 | 3.192 | 153.236 |
| 5 | ST2 | 1 | 11 | TSRPランサーEVOX MITSUBISHI LANCER Evolution | 佐々木 孝太 菊地靖 | YH | 1'29.305 1'29.837 | 2'59.142 | 8.285 | 148.880 |
| 6 | ST2 | 2 | 3 | ENDLESS ADVAN CS・X MITSUBISHI LANCER Evolution | 峰尾 恭輔 村田信博 | YH | 1'29.344 1'30.484 | 2'59.828 | 8.971 | 148.312 |
| 7 | ST1 | 5 | 360 | Kosei・R・P・GT3 PORSCHE 911GT3JGN | 澤 圭太 山崎正志 | YH | 1'29.728 1'30.924 | 3'00.652 | 9.795 | 147.635 |
| 8 | ST3 | 1 | 14 | 協新計測 マイロード 岡部自動車RX-7 MAZDA RX-7 | 杉林 健一 小松一臣 | YH | 1'30.781 1'30.721 | 3'01.502 | 10.645 | 146.944 |
| 9 | ST3 | 2 | 15 | KYOSHO メーカーズ 岡部自動車RX-7 MAZDA RX-7 | 長島 正明 田ヶ原章蔵 | YH | 1'31.340 1'30.611 | 3'01.951 | 11.094 | 146.581 |
| 10 | ST2 | 3 | 56 | 眠眠打破ingsランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 服部尚貴 松本 達哉 | YH | 1'30.961 1'31.149 | 3'02.110 | 11.253 | 146.453 |
| 11 | ST3 | 3 | 39 | TRACY SPORTS AY-DESIGN ADVAN NSX HONDA NSX | 川口正敬 井入 宏之 | YH | 1'32.251 1'30.130 | 3'02.381 | 11.524 | 146.236 |
| 12 | ST3 | 4 | 5 | 5ZIGEN NSX HONDA NSX | 平中 克幸 吉本大樹 | YH | 1'31.675 1'30.861 | 3'02.536 | 11.679 | 146.112 |
| 13 | ST2 | 4 | 26 | エンドレスアドバンウェッズランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 朝倉 貴志 大橋 正澄 | YH | 1'32.078 1'30.745 | 3'02.823 | 11.966 | 145.882 |
| 14 | ST2 | 5 | 37 | B.I シーケンシャル ランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 筒井克彦 小泉 和寛 | YH | 1'32.126 1'31.305 | 3'03.431 | 12.574 | 145.399 |
| 15 | ST2 | 6 | 20 | RSオガワユークスADVANランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 阪口 良平 谷口 行規 | YH | 1'31.161 1'32.306 | 3'03.467 | 12.610 | 145.370 |
| 16 | ST2 | 7 | 30 | サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 伊藤 俊哉 花岡 翔太 | YH | 1'32.162 1'31.482 | 3'03.644 | 12.787 | 145.230 |
| 17 | ST3 | 5 | 16 | T-MANOILディクセル岡部自動車Z NISSAN FAIRLADY Z | なかむら たかひろ 太田侑弥 | YH | 1'32.845 1'31.933 | 3'04.778 | 13.921 | 144.339 |
| 18 | ST3 | 6 | 34 | asset.テクノファーストZ NISSAN FAIRLADY Z | Takamori.com ガミさん | YH | 1'33.120 1'31.991 | 3'05.111 | 14.254 | 144.079 |
| 19 | ST2 | 8 | 59 | 東和MOTUL・ED・インプレッサ SUBARU IMPREZA | 大澤 学 吉田 寿博 | YH | 1'33.333 1'32.321 | 3'05.654 | 14.797 | 143.658 |
| 20 | ST4 | 1 | 55 | BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC HONDA CIVIC | 谷川 達也 松井 孝充 | YH | 1'34.850 1'34.757 | 3'09.607 | 18.750 | 140.663 |
| 21 | ST4 | 2 | 88 | チューブ マジョーラ GNS HONDA INTEGRA | 渋谷 彰良 伊藤 真一 | YH | 1'35.403 1'34.601 | 3'10.004 | 19.147 | 140.369 |
| 22 | ST4 | 3 | 62 | ホンダカーズ東京μ G/M DC5 HONDA INTEGRA | 塩谷烈州 吉橋 孝之 | YH | 1'34.822 1'35.624 | 3'10.446 | 19.589 | 140.043 |
| 23 | ST4 | 4 | 95 | SPOON S2000 HONDA S2000 | 市嶋 樹 小幡栄 | YH | 1'36.810 1'33.685 | 3'10.495 | 19.638 | 140.007 |
| 24 | ST4 | 5 | 18 | M'sインターナショナルコスモソニックFKingsDC5 HONDA INTEGRA | 浅野 武夫 岡野陽朋 | YH | 1'35.579 1'35.823 | 3'11.402 | 20.545 | 139.344 |
| ---- 以上予選通過 ---- |
| - | ST2 | - | 6 | 新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX MITSUBISHI LANCER Evolution | 冨桝 朋広 関 豊 | YH | 1'31.724 Absence | - | - | - |
| - | ST3 | - | 7 | ドリームエンジェル・アドバン RX-7 MAZDA RX-7 | オギ姉 佐藤 久美 | YH | Absence Absence | - | - | - |
- CarNo.16の車両のCドライバーは、SUGOスーパー耐久レース大会競技規則書第20条(ピットレーン通過速度)違反により、罰金2万円のペナルティが科された。
- CarNo.6の車両は、Aドライバーをスタートドライバーとすることを条件に最後尾グリッドからの決勝レースの出走を認める。
- CarNo.7の車両は、ピットスタートを条件に決勝レースの出走を認める。
タイヤハウスBEST杯SUGOスーパー耐久400kmレース -RIJ- (2009/05/10) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Time | Behind | km/h |
| 1 | ST1 | 1 | 10 | Y.K.M. ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 佐藤 公哉 | YH | 1'25.014 | - | 156.860 |
| 2 | ST1 | 2 | 35 | asset.テクノファーストZ NISSAN FAIRLADY Z | 佐々木 雅弘 | YH | 1'26.299 | 1.285 | 154.525 |
| 3 | ST1 | 3 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 吉田 広樹 | YH | 1'26.900 | 1.886 | 153.456 |
| 4 | ST1 | 4 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | Fariqe Hairuman | YH | 1'27.230 | 2.216 | 152.875 |
| 5 | ST2 | 1 | 11 | TSRPランサーEVOX MITSUBISHI LANCER Evolution | 菊地 靖 | YH | 1'29.837 | 4.823 | 148.439 |
| 6 | ST3 | 1 | 39 | TRACY SPORTS AY-DESIGN ADVAN NSX HONDA NSX | 井入 宏之 | YH | 1'30.130 | 5.116 | 147.957 |
| 7 | ST2 | 2 | 3 | ENDLESS ADVAN CS・X MITSUBISHI LANCER Evolution | 村田 信博 | YH | 1'30.484 | 5.470 | 147.378 |
| 8 | ST3 | 2 | 15 | KYOSHO メーカーズ 岡部自動車RX-7 MAZDA RX-7 | 田ヶ原 章蔵 | YH | 1'30.611 | 5.597 | 147.171 |
| 9 | ST3 | 3 | 14 | 協新計測 マイロード 岡部自動車RX-7 MAZDA RX-7 | 小松 一臣 | YH | 1'30.721 | 5.707 | 146.993 |
| 10 | ST2 | 3 | 26 | エンドレスアドバンウェッズランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 大橋 正澄 | YH | 1'30.745 | 5.731 | 146.954 |
| 11 | ST3 | 4 | 5 | 5ZIGEN NSX HONDA NSX | 吉本大樹 | YH | 1'30.861 | 5.847 | 146.766 |
| 12 | ST1 | 5 | 360 | Kosei・R・P・GT3 PORSCHE 911GT3JGN | 山崎正志 | YH | 1'30.924 | 5.910 | 146.664 |
| 13 | ST2 | 4 | 56 | 眠眠打破ingsランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 松本達哉 | YH | 1'31.149 | 6.135 | 146.302 |
| 14 | ST2 | 5 | 37 | B.I シーケンシャル ランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 小泉和寛 | YH | 1'31.305 | 6.291 | 146.052 |
| 15 | ST2 | 6 | 30 | サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 花岡 翔太 | YH | 1'31.482 | 6.468 | 145.770 |
| 16 | ST3 | 5 | 16 | T-MANOILディクセル岡部自動車Z NISSAN FAIRLADY Z | 太田 侑弥 | YH | 1'31.933 | 6.919 | 145.055 |
| 17 | ST3 | 6 | 34 | asset.テクノファーストZ NISSAN FAIRLADY Z | ガミさん | YH | 1'31.991 | 6.977 | 144.963 |
| 18 | ST2 | 7 | 20 | RSオガワユークスADVANランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 谷口 行規 | YH | 1'32.306 | 7.292 | 144.469 |
| 19 | ST2 | 8 | 59 | 東和MOTUL・ED・インプレッサ SUBARU IMPREZA | 吉田 寿博 | YH | 1'32.321 | 7.307 | 144.445 |
| 20 | ST4 | 1 | 95 | SPOON S2000 HONDA S2000 | 小幡栄 | YH | 1'33.685 | 8.671 | 142.342 |
| 21 | ST4 | 2 | 88 | チューブ マジョーラ GNS HONDA INTEGRA | 伊藤真一 | YH | 1'34.601 | 9.587 | 140.964 |
| 22 | ST4 | 3 | 55 | BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC HONDA CIVIC | 松井 孝充 | YH | 1'34.757 | 9.743 | 140.732 |
| 23 | ST4 | 4 | 62 | ホンダカーズ東京μ G/M DC5 HONDA INTEGRA | 吉橋孝之 | YH | 1'35.624 | 10.610 | 139.456 |
| 24 | ST4 | 5 | 18 | M'sインターナショナルコスモソニックFKingsDC5 HONDA INTEGRA | 岡野 陽朋 | YH | 1'35.823 | 10.809 | 139.166 |
| ---- 以上予選通過 ---- |
| - | ST2 | - | 6 | 新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX MITSUBISHI LANCER Evolution | 関 豊 | YH | Absence | - | - |
| - | ST3 | - | 7 | ドリームエンジェル・アドバン RX-7 MAZDA RX-7 | 佐藤久美 | YH | Absence | - | - |
タイヤハウスBEST杯SUGOスーパー耐久400kmレース -RIJ- (2009/05/10) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2009 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Time | Behind | km/h |
| 1 | ST1 | 1 | 10 | Y.K.M. ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 横溝 直輝 | YH | 1'25.843 | - | 155.345 |
| 2 | ST1 | 2 | 35 | asset.テクノファーストZ NISSAN FAIRLADY Z | 前嶋 秀司 | YH | 1'26.491 | 0.648 | 154.182 |
| 3 | ST1 | 3 | 28 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 片岡 龍也 | YH | 1'26.744 | 0.901 | 153.732 |
| 4 | ST1 | 4 | 1 | PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE BMW Z4M COUPE | 柳田 真孝 | YH | 1'26.819 | 0.976 | 153.599 |
| 5 | ST2 | 1 | 11 | TSRPランサーEVOX MITSUBISHI LANCER Evolution | 佐々木 孝太 | YH | 1'29.305 | 3.462 | 149.323 |
| 6 | ST2 | 2 | 3 | ENDLESS ADVAN CS・X MITSUBISHI LANCER Evolution | 峰尾 恭輔 | YH | 1'29.344 | 3.501 | 149.258 |
| 7 | ST1 | 5 | 360 | Kosei・R・P・GT3 PORSCHE 911GT3JGN | 澤 圭太 | YH | 1'29.728 | 3.885 | 148.619 |
| 8 | ST3 | 1 | 14 | 協新計測 マイロード 岡部自動車RX-7 MAZDA RX-7 | 杉林 健一 | YH | 1'30.781 | 4.938 | 146.896 |
| 9 | ST2 | 3 | 56 | 眠眠打破ingsランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 服部 尚貴 | YH | 1'30.961 | 5.118 | 146.605 |
| 10 | ST2 | 4 | 20 | RSオガワユークスADVANランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 阪口 良平 | YH | 1'31.161 | 5.318 | 146.283 |
| 11 | ST3 | 2 | 15 | KYOSHO メーカーズ岡部自動車RX-7 MAZDA RX-7 | 長島正明 | YH | 1'31.340 | 5.497 | 145.997 |
| 12 | ST3 | 3 | 5 | 5ZIGEN NSX HONDA NSX | 平中克幸 | YH | 1'31.675 | 5.832 | 145.463 |
| 13 | ST2 | 5 | 6 | 新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX MITSUBISHI LANCER Evolution | 冨桝 朋広 | YH | 1'31.724 | 5.881 | 145.385 |
| 14 | ST2 | 6 | 26 | エンドレスアドバンウェッズランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 朝倉 貴志 | YH | 1'32.078 | 6.235 | 144.826 |
| 15 | ST2 | 7 | 37 | B.I シーケンシャル ランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 筒井克彦 | YH | 1'32.126 | 6.283 | 144.751 |
| 16 | ST2 | 8 | 30 | サムライジーンズ 森永チルミル・ RSオガワ ランサー MITSUBISHI LANCER Evolution | 伊藤 俊哉 | YH | 1'32.162 | 6.319 | 144.694 |
| 17 | ST3 | 4 | 39 | TRACY SPORTS AY-DESIGN ADVAN NSX HONDA NSX | 川口正敬 | YH | 1'32.251 | 6.408 | 144.555 |
| 18 | ST3 | 5 | 16 | T-MANOILディクセル岡部自動車Z NISSAN FAIRLADY Z | なかむら たかひろ | YH | 1'32.845 | 7.002 | 143.630 |
| 19 | ST3 | 6 | 34 | asset.テクノファーストZ NISSAN FAIRLADY Z | Takamori.com | YH | 1'33.120 | 7.277 | 143.206 |
| 20 | ST2 | 9 | 59 | 東和MOTUL・ED・インプレッサ SUBARU IMPREZA | 大澤 学 | YH | 1'33.333 | 7.490 | 142.879 |
| 21 | ST4 | 1 | 62 | ホンダカーズ東京μ G/M DC5 HONDA INTEGRA | 塩谷烈州 | YH | 1'34.822 | 8.979 | 140.635 |
| 22 | ST4 | 2 | 55 | BOLD WORLD Absolute DIXCEL CIVIC HONDA CIVIC | 谷川 達也 | YH | 1'34.850 | 9.007 | 140.594 |
| 23 | ST4 | 3 | 88 | チューブ マジョーラ GNS HONDA INTEGRA | 渋谷彰良 | YH | 1'35.403 | 9.560 | 139.779 |
| 24 | ST4 | 4 | 18 | M'sインターナショナルコスモソニックFKingsDC5 HONDA INTEGRA | 浅野 武夫 | YH | 1'35.579 | 9.736 | 139.521 |
| 25 | ST4 | 5 | 95 | SPOON S2000 HONDA S2000 | 市嶋樹 | YH | 1'36.810 | 10.967 | 137.747 |
| ---- 以上予選通過 ---- |
| - | ST3 | - | 7 | ドリームエンジェル・アドバン RX-7 MAZDA RX-7 | オギ姉 | YH | Absence | - | - |
スーパー耐久シリーズ第2戦がゴールデンウィーク明け、5月10日(日)スポーツランド菅生で開催されます。
1DAY開催となったことで、午前中に予選、午後、決勝というスケジュールになります。
当初は男性ドライバーとのエントリーを考えておりましたが、急きょ女性チームで戦うことになりました。
今回のレースにはこれまで国内外で数々のツーリングカーレースの経験を持ち、女性ドライバーとして表彰台にも上がり、国内ではトップと称される佐藤久実選手がチームに加わってくれることになりました。
過去、数名の女性ドライバーとコンビを組み耐久レースを戦ってきましたが、今回はその中でも最強のタッグで挑むことになります。
レースデビューもほぼ同時期にあたり、チームのアドバイザーをつとめる三原じゅん子さんともチームを組み海外の耐久レース(スパ24時間)に参加した実績もあります。国内では久しぶりのレース復帰になりますが、久実選手の実力は高く評価しております。
チームとしてはまずはしっかりと結果を残すことを目標に見据えて挑みたいと思っています。
決勝日のピットウォークではピンクリボンのPRと昨年同様、女性の皆さんへのプレゼントを予定しています。
新緑の5月、週末の高速道路料金が均一化されたことで行きやすくなった菅生へぜひ、観戦にお越し下さい。
| 大会名称 : | SUGOスーパー耐久400kmレース スーパー耐久シリーズ2009・第2戦 |
| 大会開催日: | 2009年5月10日(日)(午前・予選/午後・決勝) |
| 開催サーキット : | スポーツランド菅生(宮城県・柴田郡村田) |
| チーム名称: | DREAM ANGELS RACING(ドリームエンジェルレーシング) |
| 参戦車両 : | DREAM ANGEL ADVAN RXー7(Car No 7) |
| 出場ドライバー: | オギ姉(荻原なお子)・佐藤 久実 |
| アドバイザー: | 三原じゅん子 |
| ドリームメンバー: | 村上タカヨ・乗兼 貴子・小山由紀 |

【メディア情報】
レース活動記事が掲載!!
乳がん撲滅運動、ピンクリボン活動を行っているNPO法人J-POSHが定期的に発行するサポーター会報誌「J-POSH SQUARE」にドリームエンジェルレーシングの活動が紹介されました。レースの世界に携わる方やモータースポーツファンへピンクリボンの活動を少しでも広め、大きな輪にしていけたら、と思っています。
5月8日(金)ラジオ出演決定!!
ラジオ日本(AM1422khz)「ラジカントロプス2.0」 5月8日(金曜日)23:00~23:30 OA予定インターネットのポットキャストではいつでも約2時間ノーカット版を聞くことができます(レース界裏話満載)
'09ドリームエンジェルレーシングサポーター募集しています
ドリームエンジェルアドバンRX7をサクラの花で満開に・・・
(サポーターが増えるとマシンにサクラの花が一つ増えていきます)
チーム事務所: SEVEN VOICE(ドリームエンジェルレーシング事務局)
電話 03-3922-7887 ・荻原まで
オフィシャルサイト:http://www.dreamangels.jp/
Text & Photo: ドリームエンジェルレーシング
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【吉本大樹レースレポート SGT第2戦(鈴鹿)】 18-19 April, 2009
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【Result】
FP : 1st
QF : 2nd
SL : 4th
Final : 7th
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【Report/Free Practice~Qualify】
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■ 紫電、フリープラクティスはトップタイム&予選4番手
今年より土曜日、日曜日での2day開催となったスーパーGTシリーズ。このレースのわずか2週間前に参戦が決定した吉本は金曜日午後にサーキットへと入りチームと合流、翌日からの走行に向け綿密な打ち合わせを行った。そして翌日、土曜日の鈴鹿サーキット上空には朝の時点で大きな雲が広がったものの雨粒が落ちることはなく、8:25から行われたフリープラクティスはドライコンディションの中で行われた。
今年から金曜日の走行が無くなった事もあり、予選までの調整を行うには唯一のセッションとなった土曜日のフリープラクティス。この貴重な走行時間を有効に使うため、ピットロードシグナルがグリーンに変わると同時に各マシンは一斉にコースへと入っていく。紫電はまず加藤選手がステアリングを握りピットアウト。そしてセンサー類等のチェックを行い一旦ピットイン、その後再度コースへと戻り、予選、決勝に向けたセッティングを開始していく。
セッション序盤、加藤選手はピットインアウトを繰り返しながらマシンを調整、タイミングモニター上位につける2分7秒台のタイムでラップを重ね、この時点でダイシンアドバンフェラーリ(81号車)、ハンコックポルシェ(33号車)に次ぐ3番手につけピットへと戻る。更に加藤選手はその後NEWタイヤで計測3周のアタックラップを行い、2'05"407のトップタイムをマーク。そしてその後セッションが残り15分となったところで吉本とドライバーチェンジを行い「レースを意識したペース」でのマシンの感触をチェック。2分7秒~8秒台でのラップを重ね、このセッションを終了した。
その後ピットウォーク等を挟み、雲も消え気温も上昇し始めた11:20から行われた公式予選1回目。予選開始と同時にステアリングを握った吉本は基準タイムのクリア、そしてマシンフィーリングの確認のため3周の計測を予定しコースへと入って行くが、直後に130RコーナーでGT300クラスのマシンがスピン~コース脇にストップ。ここで赤旗が提示されたためセッションは10分程中断される事に。その後セッションが再開され再度コースへと入った吉本は、予選通過基準タイムを6番手でクリアすると、ここでピットへ戻りマシンを加藤選手に託す。
GT300クラスの占有走行の時間帯でNEWタイヤを装着した加藤選手は3周計測を予定しアタックラップへと向かう。ところがこのタイミングでコースアウトしたマシンがいたため、ここでこのセッション2回目の赤旗が提示される事に。その後セッションは残り7分で再開され、2周計測へとプランを変更する事になってしまった加藤選手。それでも加藤選手はその計測2周目で2'05"094をマーク、セッション終了間際で見事トップタイムを奪って見せる。このトップタイムはその直後にアタックを行ったハンコックポルシェ(33号車)に塗り替えられてしまったものの、予選はここで終了し、紫電はこの予選1回目を2番手で通過、スーパーラップに駒を進めることとなった。
その後約2時間半のインターバルをおき14:30から行われたスーパーラップ。このスーパーラップでは予選1回目の上位8台が出走、決勝でのPPから8番グリッドまでを賭け各車1周のタイムアタックが行われる。予選1回目を2番手で通過した紫電の出走順は8台中の7番目。この日はフリー走行からまずまずのペースを刻んできただけに、PP奪取への期待も高まる中でのアタックとなった。このスーパーラップでステアリングを握ったのは加藤選手。その加藤選手は1周のみのアタックに向けアウトラップでタイヤに熱を入れていく。しかしレースを見越して固めのコンパウンドを選んだこともあり、「タイヤと路面がマッチせず熱が入りづらかった・・・。」という加藤選手がマークしたタイムは2'05"757。最終結果は予選1回目からは2つポジションを落とす4番手となり、翌日の決勝を4番グリッドからスタートすることとなった。
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【Report/Final】
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■ 紫電まさかのトラブルでピットスタートに
■ 最後尾から一時2番手まで追い上げも、最後は7位チェッカー
予選日から一夜明けた日曜日。前日予選で4番グリッドを確保した紫電は、この日午前中に行われたフリープラクティスでも時間一杯まで調整を重ね、最後は「感触はだいぶ良くなった(吉本)」という状態で決勝のスタートを迎えることとなった。
そして迎えた決勝のスタート進行。各チームがグリッド整列までの数周で最後のマシンチェックを行っていくなか、今回の決勝スタートドライバーを任された吉本もこのわずかな間にマシンのフィーリングをチェックし、ピットで最後のセッティング変更を行っていく。そしてその後作業が完了し、いよいよグリッドに向けピットを出ようとしたその時、ここでまさかのトラブルが紫電を襲う。通常エンジンの始動はドライバーがコックピット内のスターターボタンを押す事でエンジンが始動する。しかし、しばしの静寂の後無線からは「スターターが回らない・・・」という吉本の声が。続々と他のマシンがグリッドへと向かう中、ピットロードに1台取り残されていく紫電。その場で幾度かエンジン始動を試みてはみるもののエンジンには一向に火が入らない。結局一度ピットロードまで出されたマシンは一旦そのままピットに押し戻される事になってしまった。
このトラブルによりグリッドに向けてのピットロードクローズには間に合わなかったものの、ここからクルーは必死の修復作業を開始。レーススタートまでの30分間で何とかその作業を完了させると、レーススタート前には再度吉本がコックピットに乗り込み、最後尾からの追い上げを期しピットロード出口へとマシンを運んでいく。程なくして各マシンが隊列を整えた状態で最終コーナーを立ちあがってくると、ホームストレート上ではグリーンシグナルが点灯、ここからスーパーGTシリーズ第2戦決勝の戦いの幕が切って落とされた。
「出来る限り追い上げる」と言い残し最後尾21番手からのスタートを切った吉本大樹。すると吉本はその言葉通りスタート直後から怒涛の追い上げを開始する。オープニングラップで最後尾集団の後ろに追い付くと、まずはガイヤルド、ムルシェラゴといったマシンを次々とオーバーテイク。2周目に19番手、3周目で17番手、4周目には16番手に浮上し、そこからさらにペースを上げていく。その勢いはとどまるところを知らず、吉本はトップを行くマシンよりも早いラップを刻みながらオーバーテイクを繰り返し、6周目に14番手、7周目で13番手、9周目には11番手までポジションアップ。更に12周目の時点ではついにトップ10圏内にまで到達。するとこの走りを見たピットからは「今半分抜きました。あと半分残ってます。頑張って」という激励が飛ぶ。その激励に応えるかのように1周2秒~3秒早いペースで前を行くマシンとの差を詰めていった吉本は、ストレートで圧倒的なスピードを見せるポルシェをコーナーで追い詰め、16周目のデグナーコーナーで一気にインに飛び込みオーバーテイク。9番手にまでポジションをあげていく。
当初吉本に与えられたスティント予定は21周。しかしこの時点でも前を行くマシンとの差を一気に詰めていっていた吉本の走りにチームは作戦を変更、そのまま吉本をコース上に止まらせることに。すると吉本は21周目に2コーナー先で更に1台をオーバーテイク、これを見たスタンドの観客からの拍手を背に8番手までポジションを上げていく。このあたりから上位陣が続々とピットインを始めたこともあり、チームはラップタイムとライバル勢との位置関係を見ながら吉本にピットインのタイミングを指示していく。ハイペースで周回を重ねる吉本はこれら他車のピットインもあり更にポジションを上げていく事となり、22周目に6番手、24周目で5番手、25周目には3番手、そして27周目には見かけ上とはいえ何と2番手を走行。最後尾から怒涛の追い上げを見せ、29周目にピットイン、加藤選手に残りのレースを託すこととなった。
残り20周程でステアリングを受けた加藤選手がコースに戻った時点で紫電のポジションは6番手であったものの、すでにピットストップを終えタイヤの温まったダイシンアドバンフェラーリ(81号車)がすぐ背後に迫る。まだタイヤの冷えている紫電はストレートスピードで圧倒的に有利な81号車にかわされ7番手に落ちてしまう。しかし加藤選手は残り少ない周回でさらにポジションをあげるべく81号車のすぐ背後に着け、ハイペースでのアタックをかけていく。ダイシンアドバンフェラーリと加藤選手は2位~5位の集団よりも1秒以上速いペースで距離を縮めていくが、レースも終盤となった46周目、ここに最後の不運が待っていた。シケインで多重クラッシュが発生、これによりコース上にはSC(セーフティーカー)が入ることに。前を行くマシンとの差が詰まった加藤選手は、最後の数周でのポジションアップを期し再スタートを期待したが、レースはSC先導のもと残り周回数が消化されていき、結局レースは最後まで再開されず。最後の追い上げを見せるチャンスを与えられることなく無情にもレースはそのまま終了し、紫電は7位でこの第2戦を終えることとなった。
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【吉本大樹コメント】
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表示
急遽ドライブすることになったとはいえ、紫電は過去に3度(ポッカ)1000kmでドライブしていますし、フリー走行から僕が集中するべきポイントはレースでした。
フリー走行、予選と加藤さんと共にレースの内容を考えセッティングを繰り返し、予選後に僕がスタートドライバーとしてレースを進めることを決定し、戦略としては面白い戦略を用意していたんですが、残念ながらトラブルに見舞われてしまいピットスタートとなってしまいました。なんとか優勝を!と一丸となっていたので残念ではありますが、もしこれがグリッドに着いたあとに出たトラブルだったらレースにすら参加できていなかったかもしれませんし、グリッドに着く前にトラブルが出て良かったと思わなければなりません。
ここで全ての戦略はゴロっと変わり、出来る事はとにかく追い上げること。スイッチが入りましたよ。レース中、マシンは最高の状態で、終始ハイペースで走らせる事ができました。紫電は圧倒的にストレートが遅い半面、S字などがある東側が速いのでそれを生かして7位までポジションアップさせられました。でも、もし最後にたとえ1周でも再スタートが切られていればあと1つポジションを上げられていたかもしれないのに!とか、1000kmの様な長いレースであれば表彰台にも届いたかもしれないのに!とも考えますが、たらればではレースは成立しませんもんね。ピットスタートだったことを考えれば良いレースが出来たと思います。
思い描いた結果を得る事はできませんでしたが、楽しいレースができました。今回ドライブさせてもらえた事に感謝します。応援して下さった皆さんありがとうございました!
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終盤劇的な逆転で今季初勝利を挙げたZENT CERUMO SC430 38号車
SUPER GTの第2戦「KEIHIN SUZUKA 2&4 RACE Opening Special」が4月18日(土)、19日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。
今大会は、大きな改修が行われた鈴鹿サーキットでの、4輪初開催レースとなる。この改修で、コースの半分ほどが路面も新しくなり、また今季より金曜日の練習走行が無くなったこともあって、各チームは土曜日午前中の公式練習から忙しい週末を過ごすこととなった。
今大会には、GT500クラスにレクサスSC430が5台、GT300クラスに2台のレクサスIS350と2台のカローラアクシオが出場した。
◆予選◆
18日(土)午前8時25分と早い時間から開始された公式練習では、ZENT CERUMO SC430 38号車がトップタイムをマークし、ENEOS SC430 6号車が2番手。
公式予選1回目は午前11時20分から行われ、38号車が再びトップタイム。PETRONAS TOM'S SC430 36号車が3番手で、2台がスーパーラップに進出を決めた。
スーパーラップでも38号車は好走を見せたが2番手に留まり、それでも最前列グリッドを確保。36号車は2列目4番手。スーパーラップ進出を逃した他のレクサス勢は、6号車が10番手、KRAFT SC430 35号車が 11番手、DUNLOP SARD SC430 39号車は14番手となった。
GT300クラスでは、開幕戦で優勝を果たし、40kgのウェイトハンデを積むウェッズスポーツIS350 19号車がスーパーラップに進出し、8番手。COROLLA Axio apr GT 74号車は惜しくもスーパーラップ進出を逃したが、9番手から決勝に臨むこととなった。
◆決勝◆
19日(日)好天に恵まれ、やや暑さを感じる天候の下で、午後2時に52周で競われる決勝レースがスタート。各車グリッド順のまま順当なスタートを切った。
序盤は38号車が首位のMOTUL AUTECH GT-R 1号車を激しく追い、トップ2台が後方を引き離す展開となった。しかし、中盤に給油、タイヤ交換、ドライバー交代のために各車ピットインを行うと、ピットタイミングと作業時間によって順位が変動。先にピットインした36号車は、IMPUL カルソニック GT-R 12号車と38号車にピットアウト時点で先行されるが、すぐに2台をパスし、2位に浮上。
38号車は、RAYBRIG NSX 100号車にも先行され、5位に後退したが、ステアリングを引き付いた立川祐路は素晴らしい追い上げを見せ、30周目、高速130RでアウトからNSX 100号車をパス。前を行く GT-R 12号車も激しく攻めたてた。
後方から迫るNSX勢と、行き詰まるような接近戦での3位争いが展開されたが、残り10周となった43周目、スプーンコーナーへの進入で38号車がGT-R 12号車の前に出て3位に浮上。更に上位を目指して猛追撃を開始した。
速いペースで追い上げる38号車と36号車との差はみるみる縮まり、2位争いが展開されるかと思われた直後、首位を行くGT-R 1号車がペースダウン。この機を逃さず、2台のレクサス SC430は一気にGT-R 1号車を逆転。
勢いに乗る38号車は、首位奪取を狙い36号車を攻め、47周目のシケイン進入でアタック。横に並んだままシケインに進入した2台は、どちらも譲らず、コース外にタイヤを落としながらもそのまま立ち上がっていったが、このバトルは38号車が制し、首位に立った。
レースはその直後にシケインで多重クラッシュが発生。セーフティカーが導入され、残り周回数が少なかったため、セーフティカー先導でチェッカーを受けることとなった。
38号車は今季初勝利。レクサスSC430は1-2フィニッシュを飾った。38号車の立川は、自身の持つSUPER GT(JGTC時代のものも含む)記録を更新する、最多の11勝目を挙げた。
GT300クラスでは、19号車が8位、74号車が9位に入り、2戦連続のポイント獲得を果たした。
- トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
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レースの展開としては決して楽ではなかったが、09年型レクサスSC430の実力を結果に結びつけることが出来て本当に嬉しい。セルモ、トムス両チームと、一年半に渡って開発に携わってきた開発スタッフの努力に感謝を表したい。また、応援して頂いた皆様にも心からお礼を申し上げると共に、今日の勝利を分かち合いたいと思う。今後も更なる開発、進化を続け、チャンピオンに向かって頑張って行きたい。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社