大阪市北区のモータースポーツバー・ミュルサンヌでは3月4日(日)にモータースポーツジャーナリストの小倉茂徳氏を招いてトークショーを行う。昼と夜の2部制で予約は電話(06-6357-3637)のみ。事前予約の場合3,500円で入場できる。詳細は以下のとおり。
◆開催場所
- Motor sports bar Mulsanne (モータースポーツバーミュルサンヌ)
- 大阪市北区天神橋5-8-9 山武ビル2F
◆開催日時:2018年3月4日(日)
- 昼の部:開場 13:30 / 開演 14:00 / 終演 16:00(予定)
- 夜の部:開場 17:30 / 開演 18:00 / 終演 20:00(予定)
- *各回ともに定員は18名。途中休憩あり。
- *全席自由。整理番号順(下記参照)にご入場頂きますので、慌てず開場時間ぐらいにお越し下さい。
◆出演者
◆料金
- 昼の部、夜の部とも おひとり様につき
- 前日までのご予約 3500円
- 当日(残席がある場合のみ実施) 3800円(開演15分前から受付)
- ワンドリンク付き(2ドリンク目以降はキャッシュオンにて各自精算)
◆申込方法
- Mulsanneに電話、または来店による事前申込となります。
- お申込み順で整理番号をお伝えします。必ずお書き留め下さい。
- 電話番号:06-6357-3637(ご来店、お電話以外での申込はお受けできません。大変お手数ですが、行き違いをなくす為ご協力お願い申し上げます。)
- 受付開始日時:2018年2月6日(火) 19:00より
- 先着順に受付を行い、定員に達した場合は、キャンセル待ちとなります。
- ※申込後のキャンセルは、できるだけ3月2日(金)までにご連絡下さい。
- 申込・お問い合わせは下記営業時間内にお願いいたします。
- 定休日(月曜) を除く 19:00~26:00(翌2:00)※注↓
- ※店長1人で切り盛りしております故、お電話を頂いた際、営業時間内でもやむを得ず電話に出られない場合がございます。 その場合は、10分位経ってからもう一度おかけ直しいただけますと大変助かります。お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
◆お支払い方法
- 当日受付にて現金でお支払いください。
- なお、円滑な入場の為にお釣りの出ないよう、ご配慮頂けますと大変助かります。
- ご協力よろしくお願いいたします。
※注意事項
- 乳幼児・未就学児を連れてのご参加は、大変申し訳ございませんがお断りさせて頂きます。
- またイベント中の許可のない撮影・録音、ウェブやSNSなどへの書き込みもお断りしています。
- 今後の最新情報はfacebookページでご確認ください。(http://www.facebook.com/msbmulsanne)
- 皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。
2月22日から今シーズン初の3メーカー揃っての国内でのGTメーカーテストが、開幕戦の舞台となる岡山国際サーキットで開催された。
前週の暖かさから一転し、時おり雪もちらつく天候となった岡山国際サーキットには、9台のGT500クラスマシンと、GT300クラスが3台運び込まれた。
チャンピオンナンバー1号車を含むレクサス陣営は、1号車・KeePer TOM'S LC500、6号車・WAKO'S 4CR LC500、38号車・ZENT CERUMO LC500、39号車・DENSO KOBELCO SARD LC500の4台が、ニッサン陣営は新たにGT500クラスに昇格した3号車・CRAFT SPORTS MOTUL GT-Rと、12号車・カルソニックIMPUL GT-Rの2台が、ホンダ陣営は8号車・ARTA NSX-GT、17号車・KEIHIN NSX-GT、100号車・RAYBRIG NSX-GTの3台が、GT300クラスは今シーズンから参戦する34号車・Modulo KENWOOD NSX GT3をはじめ、55号車・ARTA BMW M6 GT3、65号車・LEON CVSTOS AMGの3台が参加した。
雲に覆われ肌寒さの増す中、10時10分から午前のセッションがスタートし各車コースイン。
開始直後に39号車がコースアウトしたため赤旗が提示されたものの、その後は目立ったトラブルもなくテストは進む。
1回目のセッションは、KeePer TOM'S LC500が1分17秒897でトップタイムを記録、2番手にZENT CERUMO LC500、3番手にWAKO'S 4CR LC500とレクサス勢がトップ3で午前中のセッションは終了した。
前日にジェンソン・バトンがSNSで岡山滞在中と投稿した効果なのか、平日とは思えない程のファンが訪れる中、2時間のインターバルを挟んで14時10分から午後のセッションが開始。
午前中よりも時おり日が差すものの肌寒さは変わらないコンディションの中、大きなトラブルも無く各車順調に周回を重ねZENT CERUMO LC500が1分17秒735で2回目のセッションとこの日の総合トップタイムに。そこにWAKO'S 4CR LC500とレクサス勢がトップ2に、3番手にはホンダ勢最速となったKEIHIN NSX-GTが続いた。
このテストは、明日23日も行われる。
Text: Motorsports Forum
Photo: Hiroyuki MINAMI
メーカーテスト岡山 -RIJ- (2018/02/22) Maker Testing 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Maker Testing 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Maker Model | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 38 | 500 | 1 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'17.735 | - | - | 171.490 |
| 2 | 6 | 500 | 2 | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'17.753 | 0.018 | 0.018 | 171.451 |
| 3 | 17 | 500 | 3 | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 1'17.769 | 0.034 | 0.016 | 171.415 |
| 4 | 12 | 500 | 4 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 1'17.919 | 0.184 | 0.150 | 171.085 |
| 5 | 39 | 500 | 5 | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'18.097 | 0.362 | 0.178 | 170.695 |
| 6 | 1 | 500 | 6 | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'18.138 | 0.403 | 0.041 | 170.606 |
| 7 | 8 | 500 | 7 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 1'18.493 | 0.758 | 0.355 | 169.834 |
| 8 | 100 | 500 | 8 | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 1'18.644 | 0.909 | 0.151 | 169.508 |
| 9 | 3 | 500 | 9 | CRAFT SPORTS MOTUL GT-R TOYOTA LEXUS LC500 | MI | 1'19.440 | 1.705 | 0.796 | 167.810 |
| 10 | 65 | 300 | 1 | LEON CVSTOS AMG Mercedes-Benz AMG GT3 | BS | 1'25.992 | 8.257 | 6.552 | 155.024 |
| 11 | 55 | 300 | 2 | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 1'26.379 | 8.644 | 0.387 | 154.329 |
| 12 | 34 | 300 | 3 | Modulo KENWOOD NSX GT3 Honda NSX GT3 | BS | 1'26.657 | 8.922 | 0.278 | 153.834 |
メーカーテスト岡山 -RIJ- (2018/02/22) Maker Testing 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Maker Testing 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Maker Model | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 500 | 1 | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'17.897 | - | - | 171.134 |
| 2 | 38 | 500 | 2 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'17.983 | 0.086 | 0.086 | 170.945 |
| 3 | 6 | 500 | 3 | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'18.020 | 0.123 | 0.037 | 170.864 |
| 4 | 17 | 500 | 4 | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 1'18.176 | 0.279 | 0.156 | 170.523 |
| 5 | 8 | 500 | 5 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 1'18.195 | 0.298 | 0.019 | 170.481 |
| 6 | 100 | 500 | 6 | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 1'18.205 | 0.308 | 0.010 | 170.460 |
| 7 | 39 | 500 | 7 | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'18.265 | 0.368 | 0.060 | 170.329 |
| 8 | 12 | 500 | 8 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 1'19.304 | 1.407 | 1.039 | 168.097 |
| 9 | 3 | 500 | 9 | CRAFT SPORTS MOTUL GT-R TOYOTA LEXUS LC500 | MI | 1'19.578 | 1.681 | 0.274 | 167.519 |
| 10 | 65 | 300 | 1 | LEON CVSTOS AMG Mercedes-Benz AMG GT3 | BS | 1'26.580 | 8.683 | 7.002 | 153.971 |
| 11 | 55 | 300 | 2 | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 1'26.595 | 8.698 | 0.015 | 153.944 |
| 12 | 34 | 300 | 3 | Modulo KENWOOD NSX GT3 Honda NSX GT3 | BS | 1'27.189 | 9.292 | 0.594 | 152.895 |
スーパーFJ鈴鹿シリーズ第1戦は18日、鈴鹿サーキット東コースで22周の決勝を行い、予選3位からスタートした吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆MYST☆ED)がスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り鈴鹿での初優勝を飾った。
予選時に降った雪も上がり、正午前には鈴鹿上空には青空が広がった。10台が参加したが、決勝グリッドへ向かった予選9位の河合優輝(FTK・FAST⇔ZERO・レブKK-S)がストップ。グリッドには9台が並び、午後1時5分、フォーメーションラップが始まったが、なんとポールスタートの荒川麟(Drago CORSE 10V)がウェービング中に最終コーナーでスピン、最後尾グリッドに回される波乱の幕開けとなった。
スタートでは、予選3位の吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆MYST☆ED)が素晴らしいダッシュを決め、ポール不在となり前が開けたアウト側から、予選2位の徳升広平(宮本電気工事社☆レプリKKS-Ⅱ)を抜き去りトップで1コーナーに侵入。2位には徳升が付け、3位には予選4位の石谷豪志(MYST)をパスした宮島雄太(アキランド・イーグルスポーツKK-SⅡ)が上がってきた。
トップに立った吉田は、ハイペースで2位の徳升を突き放しにかかる。1周目に徳升を1秒離すと徐々に差を広げ、5周目にはその差を2秒4まで広げた。
ここからこの2人は3位以下を引き離しながら、一進一退の差だったが、10周目にこのレースのファステストラップとなる53秒452をたたき出した徳升が「疲れてきました」という42歳の吉田との差を詰め始める。14周目にその差を1秒7とすると、18周目には0秒9。最終ラップにはテールトゥノーズに持ち込んだ。
しかし追撃もここまで。吉田が0秒260差で逃げ切り、うれしい鈴鹿初優勝を飾った。2位は徳升。3位には、序盤に岡本大地(bitcoin悟17J)、中盤には石谷、終盤には最後尾から追い上げてきた荒川麟(Drago CORSE 10V)と入れ替わり4位に付けたドライバーたちの追撃を振り切った宮島が入った。以下、4位荒川、5位石谷、6位岡本の順でゴールを迎えた。
優勝した吉田は鈴鹿シリーズに参加して5年目。「練習からユーズドタイヤでも僅差だったので予選で上位に付ければチャンスがあると思っていた。ようやく勝てました」と目に涙を浮かべ、喜びをかみしめていた。
第2戦はちょうど4週間後、3月18日にフルコースで決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Hiroyuki MINAMI
Yoshinori OHNISHI
鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2018/02/18) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2018 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 57 | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆MYST☆ED MYST KK-S2 | YH | 22 | 19'44.143 |
| 2 | 70 | 徳升 広平 | 宮本電気工事社☆レプリKKS-Ⅱ MYST KK-S2 | YH | 22 | 0.260 |
| 3 | 29 | 宮島 雄太 | アキランド・イーグルスポーツKK-SⅡ MYST KK-S2 | YH | 22 | 9.038 |
| 4 | 77 | 荒川 麟 | Drago CORSE 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 22 | 9.542 |
| 5 | 60 | 石谷 豪志 | MYST MYST KK-S2 | YH | 22 | 11.334 |
| 6 | 18 | 岡本 大地 | bitcoin悟17J WEST 17J | YH | 22 | 13.903 |
| 7 | 19 | 永井 秀貴 | NINE RACING・KKSⅡMYST MYST KK-S2 | YH | 22 | 38.332 |
| 8 | *17 | ベンソン・リン | TOP SPEED RACING 17J WEST 17J | YH | 22 | 49.650 |
| 9 | 9 | 上吹越 哲也 | ヤマダエスバイエルホームFTKレブKKS MYST KK-S2 | YH | 21 | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 19Laps)完走 ---- |
| - | 8 | 河合 優輝 | FTK・FAST⇔ZERO・レブKK-S MYST KK-S | YH | | DNS |
- Fastest Lap: CarNo.70 徳升広平(宮本電気工事社☆レプリKKS-Ⅱ) 53.452 (10/22) 151.07km/h
- CarNo.17は、2018鈴鹿クラブマンシリーズ特別規則第10章第55条~1(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
スーパーFJ鈴鹿シリーズ第1戦が18日、鈴鹿サーキット東コースで開幕。小雪の舞う中、荒川麟(Drago CORSE 10V)が58秒886で鈴鹿での初ポールポジションを獲得した。
日本各地7サーキットで行われる今シーズンのスーパーFJシリーズだが、先陣を切って鈴鹿シリーズが同地で開幕。昨夜から断続的に降り始めた雪がコースサイドに残り、小雪が舞う底冷えの中、午前8時50分より公式予選が行われた。昨シーズンよりエンジンが安価で販売され増加した参加台数が一転減少、参加10台とさみしい開幕戦となった。
予選開始6分過ぎ、上吹越哲也(ヤマダエスバイエルホームFTKレブKKS)がコースアウトしたため赤旗が提示され、15分で行われる予選は5分延長され9時10分チェッカーとなった。
赤旗解除後、残り9分で再開された予選は、荒川麟(Drago CORSE 10V)と徳升広平(宮本電気工事社☆レプリKKS-Ⅱ)の一騎打ちとなった。荒川が再開後8周目に59秒973と1分を切るタイムを出し、さらに翌周59秒570とタイムを縮めると徳升がが59秒367でこれを逆転、さらに12周目には59秒189とすると翌周、荒川が59秒125で再びトップに浮上した。
14周目には徳升が59秒を切る58秒899でトップを奪い返し、このままポールを決めるかと思われたが「ラスト3周目あたりでようやくタイヤが暖まった」という荒川がチェッカー後の16周目に58秒886を出し僅差で逆転。シーソーゲームに終止符を打ち、ポールポジションを決めた。3位にはベテランの吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆MYST☆ED)が入った。
荒川は昨年のオートポリスシリーズでポールポジションを獲得したが、鈴鹿シリーズでは初。荒川は埼玉県在住の18歳で高校3年生。今シーズンは鈴鹿シリーズに全戦参加予定でチャンピオンを狙い、入校した鈴鹿レーシングスクール・フォーミュラでは首席卒業を目指す。
決勝は午後1時5分より22周で争われる。「東コースは抜けないのでスタートさえ決めれば……」という荒川と、惜しくも予選で2位に甘んじた徳升の争いに注目だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
鈴鹿クラブマンレース第1戦 -RIJ- (2018/02/18) Qualifying Weather:Snowy Course:Wet
2018 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 1 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h | Lap |
| 1 | 77 | 荒川 麟 | Drago CORSE 10V TOKYO R&D RD10V | 0'58.886 | - | - | 137.126 | 16/16 |
| 2 | 70 | 徳升 広平 | 宮本電気工事社☆レプリKKS-Ⅱ MYST KK-S2 | 0'58.899 | 0.013 | 0.013 | 137.096 | 14/16 |
| 3 | 57 | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆MYST☆ED MYST KK-S2 | 0'59.292 | 0.406 | 0.393 | 136.187 | 14/14 |
| 4 | 60 | 石谷 豪志 | MYST MYST KK-S2 | 0'59.813 | 0.927 | 0.521 | 135.001 | 15/15 |
| 5 | 29 | 宮島 雄太 | アキランド・イーグルスポーツKK-SⅡ MYST KK-S2 | 0'59.967 | 1.081 | 0.154 | 134.654 | 15/15 |
| 6 | 19 | 永井 秀貴 | NINE RACING・KKSⅡMYST MYST KK-S2 | 1'00.258 | 1.372 | 0.291 | 134.004 | 11/14 |
| 7 | 18 | 岡本 大地 | bitcoin悟17J WEST 17J | 1'00.498 | 1.612 | 0.240 | 133.472 | 13/15 |
| 8 | 17 | ベンソン・リン | TOP SPEED RACING 17J WEST 17J | 1'01.608 | 2.722 | 1.110 | 131.067 | 13/15 |
| 9 | 8 | 河合 優輝 | FTK・FAST⇔ZERO・レブKK-S MYST KK-S | 1'02.768 | 3.882 | 1.160 | 128.645 | 15/15 |
| 10 | 9 | 上吹越 哲也 | ヤマダエスバイエルホームFTKレブKKS MYST KK-S2 | 1'03.388 | 4.502 | 0.620 | 127.387 | 10/10 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 1'17.000)予選通過 ---- |
昨年インギングと組んでフェラーリ488 GT3を走らせていた四日市にファクトリーを置くアルナージュレーシングは15日、今シーズンは2016年までと同様単独でスーパーGTに参戦することを発表した。
ドライバーには、2015年のレギュラードライバー加納政樹と2016年のレギュラードライバー安岡秀人を再び起用。マシンも2016年までのメルセデスSLS GT3から最新のメルセデスAMG GT3にチェンジ。2013年の第8戦オートポリスで2位に入ったコンビで再び頂点を目指す。
Photo: Arnage Racing
育成カテゴリーを中心にモータースポーツ活動を行っているル・ボーセモータースポーツ(代表:坪松唯夫)は31日、今シーズンの参戦体制を発表、昨年同様、FIA-F4、スーパーFJ、スーパー耐久の3カテゴリーを戦う。
スーパー耐久では、嵯峨宏紀と山下健太が昨シーズンから継続。新たにFIA-F4で2年連続チャンピオン、全日本F3にも参戦する宮田莉朋が加入し、ST-3クラスを戦う。4シーズン目となる今年も、昨シーズンほぼ手中にしていたST-3クラスチャンピオンの獲得を目指す。
FIA-F4では、川合孝汰が昨年に続き参戦3年目のシーズンを迎える。また新たにスーパーFJもてぎシリーズでチャンピオン、スーパーFJ日本一決定戦では2位に入りJSSのスカラシップを獲得した小倉祥太が加わり2台体制で臨む。
スーパーFJでは昨シーズン途中からスーパーFJに参戦を始めた上田裕也が今シーズンも継続。新たに昨シーズンFIA-F4に参戦した神晴也が加入し、2台体制でもてぎシリーズを中心に参戦する。以下、プレスリリーズ。
2 0 1 8 年参戦体制のご案内
2018年、Le Beausset Motorsportsは、スーパー耐久シリーズ、FIA-F4選手権並びにスーパーFJもてぎ選手権へ昨年に引き続き参戦致します。
スーパー耐久へは、新たに採用となったピレリタイヤへの最適化に加え、ブレーキをはじめ新たに採用するパーツ等でLEXUS RC350を更に進化させて、ST-3クラスを戦います。
ドライバーは、嵯峨宏紀、山下健太を続けて起用。2年連続でFIA-F4選手権でチャンピオンを獲得し、全日本F3選手権でも表彰台を獲得するなど成長著しい宮田莉朋を新たに起用して、若手ドライバーのツーリングカーでの育成活動も積極的に行って参ります。経験豊富なドライバーと伸び盛りの若手ドライバーとの組み合わせで悲願のシリーズチャンピオン獲得へと挑戦して参ります。
FIA-F4選手権は、常に上位争いの中で速さとクレバーな戦いを見せた川合孝汰と、スーパーFJもてぎ選手権でチャンピオンを獲得し、日本一決定戦でもトップ争いを展開した小倉祥太がステップアップして戦って参ります。今年こそメーカー系チームに対抗するパフォーマンスで、存在感を如何なく発揮していきたいと思います。
スーパーFJもてぎ選手権は、昨年途中出場ながらトップ争いに加わった上田裕也が引き続き参戦。荒削りながら非凡な速さを見せる神晴也がアカデミードライバーとして加入。10代ドライバーの二人が、激しいトップ争いでの切磋琢磨で結果を出し、2年連続のシリーズチャンピオンを目指します。
Le Beausset Formula Academyを通じ、チーム発足からの主旨である、若手ドライバーの育成活動を継続的に展開し、レーシングカートからエントリーフォーミュラやミドルフォーミュラへの、より効率的なステップアップ体制を継続するとともに、ツーリングカーでの育成も連携した画期的な育成体制を確立して、2018年も全てのカテゴリーでシリーズチャンピオンを目指して戦って参りますので、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
株式会社ル・ボーセモータースポーツ
代表取締役 坪松唯夫

スーパー耐久シリーズ
- チーム監督:坪松唯夫
- ドライバー:
- 嵯峨宏紀 Age 34
- 山下健太 Age 22
- 宮田莉朋 Age 18
- マシン:LEXUS RC 350
-
- 嵯峨宏紀
-
今年もスーパー耐久シリーズに参戦することができ嬉しく思います。昨年は惜しくもチャンピオンを獲得するに至りませんでしたが、富士での3連覇も含めて2勝、2位が2回と前年より確実に進化したパフォーマンスを見せることができました。今季は新しい要素として新ドライバーの加入や今までと違うタイヤ、そして自分としても久しぶりの24時間レースが組み込まれているので、まだまだ未知数な部分が多いです。それでもやはり結果を残して行くには、チームの強みである「ミスなくまとめる」という部分がより重要になってくると思います。チャンピオンを取るために1レースも取りこぼす事なく、今度こそ頂点に立てるよう頑張ります。
- 山下健太
-
過去2年間、本当にあと一歩のところでチャンピオンを逃し、非常に悔しい思いをしました。今年でスーパー耐久参戦4年目になりますが、年々レベルの上がり続けているシリーズであるので、絶対チャンピオンの強い思いでレースに臨まなければ、シリーズは獲れないと考えています。タイヤメーカー変更や、24時間レースの開催など変化の大きい2018年シーズン、全ての変化に素早く対応し、LEXUS RC350のポテンシャルを最大限に引き出してチャンピオンを獲りにいきます。ミスひとつしないこと、速く走ることを突き詰めて、良いドライバーになれるよう成長していきたいです。応援よろしくお願いします。
- 宮田莉朋
-
今年は、ル・ボーセモータースポーツからST-3クラスに参加させて頂く事になりました。今までは全日本F3、FIA-F4とフォーミュラカーをドライブしていましたが、今年から新たにツーリングカーレースに参戦する事になります。スーパー耐久には初めてフル参戦となり、ロングスティントのレースも初めてです。自分のドライビングを成長させるようにし、LEXUS RC350のポテンシャルを活かしていきたいと思っています。そして、一緒に組ませて頂くチームメイトとしっかり協力して、シリーズチャンピオンを目指して臨みます。今年1年間、一所懸命頑張りますので、応援の程宜しくお願い致します。
FIA-F4選手権
- ドライバー:川合孝汰 Age 23
-
今シーズンも沢山の方々に支えていただき、ル・ボーセモータースポーツの一員としてFIA-F4に参戦することができます。支えてくださるすべての皆様に心より感謝致します。昨シーズンは、安定して入賞できたものの、あとひとつ速さやチャンスをものにすることができず、自分の甘さを痛感するシーズンでした。しかしながら、自分の問題点や課題とするコースを克服できたことは大きな収穫であり、今シーズンを戦う上で、最大の強みであると確信しています。3年目となる今年は、速さと安定性にさらに磨きをかけ、「一発の集中力」を武器に、シリーズチャンピオンを獲得します。優勝することはもちろん、多くの方に愛され魅せるドライバーを目指し“有言実行”と“進化”を胸に決して諦めることなくさらなるステップアップを目指して突っ走ります。応援をよろしくお願いいたします。
- ドライバー:小倉祥太 Age 19
-
今シーズンもル・ボーセモータースポーツの一員としてレースに参戦できることを嬉しく思います。スーパーFJのデビューイヤーとなった昨シーズンは、もてぎシリーズのチャンピオンを獲得し、日本一決定戦での活躍が認められジャパン・スカラシップ・システム様のスカラシップを獲得することが出来ました。FIA-F4でルーキーとなる今シーズンは、開幕戦から優勝争いをし、シリーズチャンピオン獲得が最大の目標です。スーパーFJで見せることができたスピードにさらに磨きをかけ、観客の皆さんに注目そして応援していただけるドライバーを目指します。シーズンを通して様々なことを学び、自分自身の可能性をどんどん広げていきたいと思います。このチャンスを最大限に生かし、一戦一戦を全力で戦います。応援をよろしくお願い致します。
スーパーFJもてぎ選手権
- ドライバー:神 晴也 Age 17
-
昨年はFIA-F4に参戦しドライビングを学びステップアップを目指したのですが、初コースで練習がほとんど無い状態からのレースウィークでしたので、予選までに中々レースの組み立てをする余裕が無く、かなり悔しい1年になりました。今年は、チームを移籍し、スーパーFJに乗るチャンスを頂いたので、全レースで絶対に負ける訳にはいきません。自分の1番の武器であるガンガン攻める走りと、ブレーキングの精度を更に上げて、どんな車や路面の状況でも、安定してその走りをできるように成長していきます。このチャンスを与えてくださったチーム、スポンサー様、家族に今年の終わりに「応援して良かった」と思えるような
レース展開と成長を見せていきたいと思います。応援をよろしくお願いします。
- ドライバー:上田裕也 Age 18
-
昨年はスーパーFJのもてぎ選手権、鈴鹿選手権、日本一決定戦に出場しましたが、予選ではタイムを出すことはできましたが、決勝レースでは自分の焦りからのミスにより、実力を発揮することが出来ず、結果を残すことができませんでした。全てのレースが不完全燃焼で小倉くんに1度も勝てず、本当に悔しい1年になりました。しかし沢山の知識や技術を学んだ1年にもなりました。今年は、1レース1レース落ち着いて大きなミスをなくし、バトルでも強さを見せ、勝利にこだわりたいと思います。目標は、レース毎に成長し、全戦優勝でシリーズチャンピオンを取る事です。もう1年チャンスを与えてくれた方々、応援してくださる方々に感謝し、日頃からもっとレースのことを意識して、走行している時以外にも努力したいと思います。このチャンスを無駄にしないように頑張ります。応援をよろしくお願いします。
Le Beausset Motorsports
スーパー耐久機構は12日、東京オートサロンが開催されている幕張メッセ近くのホテルで「スーパー耐久シリーズ2017表彰式」を開催した。
壇上には各7クラスで上位入賞したドライバーたちに賞典が授与され、また併せてタイヤサプライヤーの変更と第3戦として富士スピードウェイで行われる24時間レースの概要も発表された。
ピレリがワンメイクタイヤサプライヤーに
昨年までスーパー耐久にタイヤを供給し続けてきたヨコハマタイヤに代わり、うわさされていたようにピレリタイヤがスーパー耐久にタイヤを独占供給することとなった。ピレリといえばF1へのタイヤ供給で有名だが、ブランパンシリーズなどGTカーへの実績も十分だ。これにともないシリーズ名称も「ピレリスーパー耐久シリーズ」と変更になる。
第3戦富士24時間レース概要
既報のように今シーズンから富士戦が24時間レースとなる。第3戦として行われ「ピレリスーパー耐久シリーズ2018第3戦『富士SUPER TEC24時間レース』」と、SUPER TECの名称を踏襲する。6月1日(金)に公式予選が行われ、2日(土)午後3時にレーススタート、24時間後の翌3日(日)午後3時にゴールを迎える。出走台数は最大70台、ドライバーは3~6名が登録可能。また、夜間走行に備えてLEDパネル型信号機が導入され、計時システムも24時間に対応したものに一新される。
ますます盛り上がる今シーズンのスーパー耐久シリーズに期待したい。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroyuki MINAMI
本田技研工業株式会社は12日、東京オートサロンの開催されている幕張メッセで今シーズンのモータースポーツ体制を発表した。
スーパーフォーミュラでは、今シーズンF1に参戦するピエール・ガスリーに代わって無限にFIA F2とのダブル参戦がうわさされている福住仁嶺が加入。ナカジマにはダンディライアンから伊沢拓也が移籍、その伊沢が抜けたダンディライアンには昨シーズンまでFIA F2を戦っていた松下信治が加入した。それ以外のドライバーは昨年と変わらず、昨シーズンから参戦を始めたB-MAXのドライバーは未定となっている。
全日本F3選手権では、HFDPが撤退したのを受けて戸田が2台体制に戻った。HDFPから阪口晴南が移籍し、新たに加入した大湯都史樹とコンビを組む。スリーボンドにはアレックス・パロウに代わり笹原右京が加入した。
FIA-F4は、角田裕毅が継続。SRS-F首席卒業の名取鉄平が新たに加入した。
スーパーGTでは、元F1ドライバーのジェンソン・バトンがクニミツでフル参戦を始める。クニミツを抜けた伊沢拓也は小林崇志に代わってARTAに加入する。
◆全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)
| チーム名 |
No. |
ドライバー |
年齢 |
出身地
| 2017年戦績 |
|---|
TEAM MUGEN
(チーム・ムゲン) |
15 |
福住 仁嶺
(フクズミ・ニレイ) |
20 |
徳島県 |
GP3
3位 |
| 16 |
山本 尚貴
(ヤマモト・ナオキ) |
29 |
栃木県 |
SF
9位 |
B-Max Racing team
(ビーマックス・レーシング・チーム) |
50 |
TBA |
- |
- |
- |
TCS NAKAJIMA RACING
(ティーシーエス・ナカジマ・レーシング) |
64 |
Narain Karthikeyan
(ナレイン・カーティケヤン) |
40 |
インド |
SF
参戦 |
| 65 |
伊沢 拓也
(イザワ・タクヤ) |
33 |
東京都 |
SF
13位 |
REAL RACING
(リアル・レーシング) |
TBA |
塚越 広大
(ツカコシ・コウダイ) |
31 |
栃木県 |
SF
15位 |
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
(ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング) |
TBA |
野尻 智紀
(ノジリ・トモキ) |
28 |
茨城県 |
SF
17位 |
| TBA |
松下 信治
(マツシタ・ノブハル) |
24 |
埼玉県 |
F2
6位 |
◆全日本F3選手権
| チーム名 |
No. |
ドライバー |
年齢 |
出身地 |
2017年戦績 |
|---|
TODA RACING
(トダ・レーシング) |
TBA |
阪口 晴南
(サカグチ・セナ) |
18 |
大阪府 |
全日本F3
6位 |
| TBA |
大湯 都史樹
(オオユ・トシキ) |
19 |
北海道 |
FIA-F4
4位 |
ThreeBond Racing
(スリーボンド・レーシング) |
12 |
笹原 右京
(ササハラ・ウキョウ) |
21 |
群馬県 |
FIA-F4
2位 |
◆FIA-F4選手権
| ドライバー |
年齢 |
出身地 |
2017年戦績 |
|---|
角田 裕毅
(ツノダ・ユウキ) |
17 |
神奈川県 |
FIA-F4
3位 |
名取 鉄平
(ナトリ・テッペイ) |
17 |
山梨県 |
SRS-Formula卒業 |
◆SUPER GT<GT500クラス>
| チーム名 |
No. |
ドライバー |
年齢 |
出身地 |
2017年戦績 |
|---|
AUTOBACS RACING TEAM AGURI
(オートバックス・レーシング・チーム・アグリ) |
8 |
野尻 智紀
(ノジリ・トモキ) |
28 |
茨城県 |
GT500
9位 |
伊沢 拓也
(イザワ・タクヤ) |
33 |
東京都 |
GT500
7位 |
TEAM MUGEN
(チーム・ムゲン) |
16 |
武藤 英紀
(ムトウ・ヒデキ) |
35 |
東京都 |
GT500
18位 |
中嶋 大祐
(ナカジマ・ダイスケ) |
28 |
愛知県 |
KEIHIN REAL RACING
(ケーヒン・リアル・レーシング) |
17 |
塚越 広大
(ツカコシ・コウダイ) |
31 |
栃木県 |
GT500
10位 |
小暮 卓史
(コグレ・タカシ) |
37 |
群馬県 |
Epson Nakajima Racing
(エプソン・ナカジマ・レーシング) |
64 |
Bertrand Baguette
(ベルトラン・バゲット) |
31 |
ベルギー |
GT500
11位 |
松浦 孝亮
(マツウラ・コウスケ) |
38 |
愛知県 |
TEAM KUNIMITSU
(チーム・クニミツ) |
100 |
山本 尚貴
(ヤマモト・ナオキ) |
29 |
栃木県 |
GT500
7位 |
Jenson Button
(ジェンソン・バトン) |
37 |
英国 |
GT500
第6戦スポット参戦 |
※リリースより四輪関係を抜粋
昨年までスーパー耐久等国内ロードレースを中心に活躍してきたバースレーシングプロジェクト(BRP)が3日、今シーズンから2018 年新型ホンダシビックタイプR(FK8)で国内ラリー選手権への参戦を発表した。以下、プレスリリース。
BRP 2018 年国内ラリー選手権参戦発表
国内外でレース活動を展開しているバースレーシングプロジェクト【BRP】は、2018年新型ホンダシビックタイプR(FK8)で国内ラリー選手権に参戦する事を決定しました。
新型シビックでのラリーカー製作は、国内を初め世界でも初めての試みです。
現行新型車両の為、制御系の解析を初め、ボディ(ロールゲージ)及び脚周りも各メーカー各社と協力して開発を進めていく必要があり、多くの困難な課題が山積していますが、実践に投入しながら開発を進めていき、シーズン半ばには十分戦える車両に仕上げていきたいと思います。まずはターマックラリーに参戦して車両の開発を進めていき、その後グラベルラリーに投入を予定しております。
- エントリー名: BRP★ON!ホンダカーズ三重北シビック(FK8)
BRPは2016年より新しい競技のステージとして国内ラリー選手権に、試験的に参戦を開始していよいよ2018年から、オリジナルの新型車両を投入してBRPらしい競技を展開していきます。このチャレンジは非常に課題も多く困難な道のりではありますが、現行新型車のシビックタイプR(FK8)でラリー競技に参戦する意義は大きいと感じておりますので、世界初・日本初のこの試みに全力で取り組んでいきたいと思います。
バースレーシングプロジェクト【BRP】
代表 奥村 浩一

Le Beausset Formula Academy WINTER TRAINING
フォーミュラで走る!!

2月17日(土)
会場:ツインリンクもてぎ特設南コース
独自の個別指導プログラムで結果を出し続ける“Le Beausset Formula Academy”がオープンアカデミーをこの冬に初開催。特設南コースで、フォーミュラの走行を体験。集中的走行でスキルアップができます。
フォーミュラが初めての方でも、アクセルやブレーキ・クラッチといった操作系の基本から指導しますので、レーシングカートの経験があり14歳以上であれば参加が可能です。この冬のテーマは、たくさん走る! 体験はもとより、従来よりたくさんの周回ができるトレーニングメニューとなります! 集中的走行でフォーミュラのスキルアップを目指そう!
申し込みは、ホームページでご案内しますので、要チェック!
栃木県芳賀郡茂木町林930-30
TEL:0285-64-1962
株式会社ル・ボーセモータースポーツ
HP: www.lebeausset-motorsports.com
問合せMail:formula@lebeausset-ms.co.jp

カデットオープン決勝ヒートスタート

すべてのヒートでトップを獲得しパーフェクトウィンを飾った田中風輝(TAKAGI PLANNING)

タイムトライアルで出遅れた洞地遼大(Ash with KP BUZZ)であったが着実にポジションを上げた

ポイントランキング4番手の洞地遼大(Ash with KP BUZZ)

ポイントリーダーで最終戦をむかえた加藤大翔(ハラダカートクラブ)

下り25Rを疾走する田中風輝(TAKAGI PLANNING)

加藤大翔(ハラダカートクラブ)

決勝ヒートのスタートを待つ百瀬翔(Ash)

田中風輝(TAKAGI PLANNING)は2に大差をつける走り

百瀬翔(Ash)

将来のモータースポーツ界を背負って立つドライバー達

田中風輝(TAKAGI PLANNING)

将来の夢はF1ドライバー田中風輝(TAKAGI PLANNING)
- 2017カートレースIN SUZUKA 第7戦 カデットオープンクラス レースレポート
- 大会データ
- 2017年12月17日/三重県・鈴鹿サーキット国際南コース/晴れ(ドライ)
- エントリー22台 出走22台
鈴鹿サーキット国際南コースで12月17日、2017鈴鹿選手権シリーズ カートレースIN SUZUKAの末尾を飾る第7戦が開催され、そのカデットオープンクラスもシリーズ最後の一戦を迎えた。
鈴鹿選手権のカデットオープンは小学2年生以上のドライバーを対象とするクラスで、本格的なカートレースとしてはもっとも低年齢層に位置するもの。マシンは大人用のカートよりひと回り小さい車体(シャシー)に、ホビーレースのスタンダードエンジンともいえるヤマハKT100SECを搭載する。ただし、パワーは小径の吸気リストリクターによって低年齢層に合ったレベルに抑えられている。同様のパッケージのクラスがJAFジュニアカート選手権に設けられていることもあり、鈴鹿に限らず各地のサーキットで多くの参加を集めている人気クラスだ。
鈴鹿カデットオープンクラスの2017シリーズは全5戦。前戦を終えた時点のポイントリーダーは、未勝利ながら全戦で表彰台に登壇して56点を獲得した加藤大翔(ハラダカートクラブ)だ。それに続くのが48点の田中風輝(TAKAGI PLANNING)と43点の松浦光聖(トレンタクワトロ名古屋)。また、39点でランキング4番手の洞地遼大(Ash with KP BUZZ)にもチャンピオン獲得の可能性が残されていた。
快晴の鈴鹿に集ったのは22台。今季最多のエントリーだ。タイムトライアルでトップとなったのは田中。2番手の百瀬翔(Ash)にコンマ7秒以上の大差をつける段トツの速さだ。加藤は3番手、松浦は5番手。洞地は12番手とやや出遅れた。続く予選ヒートでは、加藤と松浦がスタートで2・3番手に順位を上げ田中の真後ろに迫る。だが、田中は背後のバトルの間にリードを広げて独走でゴール、決勝のポールとエクストラポイント2点を手に入れた。2位は加藤をパスした松浦。加藤は再逆転ならず3位でゴールした。
決勝は12周。田中がスタートを決めて先頭のままレースを開始すると、その背後で2番手に上がった加藤と3番手後退の松浦がまたも競り合いを繰り広げ、田中はそれに乗じてオープニングラップで1秒以上のリードを築いた。松浦が加藤の前に出てからも2位争いは白熱する一方で、田中は毎周リードを広げながらトップを快走。すると2位争いの2台に後続集団が追い付いてくる。加藤は田中が優勝しても3位以内に入ればチャンピオンになれる状況だったが、レース終盤、ついに後続に飲み込まれ残り3周で5番手に後退した。最終ラップに1台を抜き返した加藤だったが、3番手にはもはや手が届かない。田中は独走のまま12周を突っ走り、今季3勝目と逆転チャンピオンの栄冠をつかみ取った。2位はセカンドグループを抜け出した松浦。百瀬が3位に入り、加藤は4位でレースを終えた。
- 田中風輝のコメント
-
優勝できてよかったです。レースの間は、とにかく1位になることだけを考えて走っていました。(加藤)大翔君が4位以下になることもあるだろうから、(チャンピオン獲得のためにも)1位になるしかないと思っていました。今年のシリーズは、自分がやるべきことをちゃんとやって、諦めずに走れたのがよかったと思います。将来の夢はF1ドライバーです。
Text: Kazuo MIZUTANI
Photo: Y'sPHOTO(Yoshiaki YOKOTA)

ル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつ、スーパーFJの日本一決定戦が、12月9(土)~10日(日)に、鈴鹿サーキット(三重県)で開催され、小倉祥太と上田裕也が出場した。
これまで、もてぎシリーズに参戦してきたふたりだが、小倉は開幕からすべてポール・トゥ・ウィンで4連勝を飾りチャンピオンを獲得。10月のF1日本GPのサポートレースとして開催されたドリームカップでは、初めての鈴鹿でのレースながら、一時トップを走行し、見事2位表彰台を掴むなど地元のライバルを相手に速さを見せた。一方の上田も、もてぎシリーズは第3戦からのエントリーとなったため、2戦の出場になったが、3位、4位と連続入賞を果たし、小倉と切磋琢磨しながら経験を積んだ。そんなふたりが挑む今回の日本一決定戦、各シリーズの強者たちも出場する中で、ふたり揃って表彰台を勝ち取ることが期待された。
また、日本一決定戦は例年どおりトーナメント形式で開催され、A・Bのグループ分けのもと予選、6周によるレース(第1レグ)を行い、第1レグを勝ち上がったものがファイナルレースを争う。
予選 12月9日(土)天候/曇り コース状況/ドライ
このレースウィークの走り始めは金曜日からで、20分間のセッションが2本と、少ない走行時間となったが、各々鈴鹿の走り方を確認しながら周回を重ね、土曜日は前日の雨の影響で、ところどころウェットパッチを残す路面状況の中、A・Bの2グループに分けられたBグループから小倉、上田ともに予選に挑んだ。タイヤに熱を入れ、タイミングを見定めながらのアタックで小倉はトップに浮上すると、コンディションの向上とも合わせてタイムを刻み続ける。ラストアタックこそシケインでのオーバーランがあり、チェッカーを受けずピットに戻ることとなったが、最後までトップを守り続けた結果、Bグループのポールポジションを獲得する。
上田も順調にタイムを縮めていったが、途中130Rでスピンがあり、マシンにダメージこそなかったが、コースアウトして砂利を拾ってしまったため、一度ピットに戻って清掃。再度コースインして、ラストアタックで7番手を獲得し、午後からの第1レグはふたり揃ってシングルからのスタートとなった。
第1レグ 12月9日(土)天候/曇り コース状況/ドライ
午後の第1レグは路面も完全に乾いて、6周の戦いを迎えた。ポールポジションからのスタートとなった小倉は、一瞬2番手のドライバーに先行を許すが、1コーナーへのホールショットに成功する。オープニングの1周だけで後続にコンマ7秒の差をつけた小倉は、そのままアクセルを緩めることなく逃げ続け、ラスト2周はファステストラップも連発、最終的に2秒半の差をつけてトップでチェッカーを受けた。
対照的に上田はスタートを決めることができず8番手からの発進となるも、6番手を争う集団の中でバトルを繰り返しながら周回を重ねていく。まわりは鈴鹿をホームコースとするドライバーばかりであったが、少しも臆することなく戦い続けた結果、8位でフィニッシュした。
なお、Aグループはスタートディレイの影響で1周減算となったため、5周目通過時のトップのトータルタイムでイン側に並ぶか、アウト側に並ぶか決められたが、優っていたのはBグループの小倉だったことから、ファイナルのポールポジションも獲得。上田も有利な、アウト側のグリッド8列目からスタートを切ることとなった。

ファイナル 12月10日(日)天候/曇り コース状況/ドライ
40台ものマシンが並ぶ先頭に、小倉が堂々と位置につき、その後ろ8列目に上田もマシンを並べ、その時を待った。しかし、注目のスタートでいきなり明暗が分かれる。小倉が好スタートを切って1コーナーにトップで飛び込み、コーナーをひとつクリアするたび後続との差を広げていったのとは対照的に、上田は後続車両にタイヤをヒットされて、サスペンションにダメージを負ってしまう。
そんな中、第1レグ同様、小倉には先行逃げ切りの期待がかかるも、オープニングラップのヘアピンで接触があり、1台がコース上にストップしていたため、セーフティカーが1周だけながらコースイン。これにより、築いたマージンから振り出しに戻るが、小倉にとって、SCラン後のリスタートはスーパーFJでは初体験でもあった。
しかし、リスタートをしっかり決めた小倉は、再び1コーナーにトップで飛び込んでいく。背後には鈴鹿シリーズでチャンピオンを争っていた2台を置くも、4番手以降は間もなく遥か彼方へと離し、緊張感に満ちたトップ争いを演じていく展開へ。4周目に、スプーンの立ち上がりでのシフトミスで、2番手に差をピタリと詰められ、ホームストレートでスリップからの抜け出しでトップを奪われるが、今度は小倉が後ろにピタリと食いつき、7周目の130Rでアウトから抜きにかかるも、ストレートで再び先行を許す。その後も9周目のスプーンで並ぶが、相手も鈴鹿を知り尽くしているため、一進一退の展開を見せる。最終ラップも絶えず挑み続け、最後のシケインでは前に出かけるが、抜け出せず、そのままストレートを並んで立ち上がるものの、0.2秒差の2番手でレースを終えた。
一方、上田はスタート直後の接触でハンドルが曲がった状態となり、まっすぐ走るのも困難な状況において、バトルを繰り返しながら着実に順位を戻していく。そのような状況でも、最終的に6台抜きを果たして25位でフィニッシュし、気迫のこもったレースを見せた。
悔しさが残ったからこそ、その思いをふたりとも来シーズンに結びつけてくれることを期待したい。

- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
-
今年最後となる日本一決定戦は非常に見応えのある良いレースだった。小倉のファイナルレースでの結果は2位となったが、如何なるコンディションでも地元勢より速く、鈴鹿のレースを経験したことで、またひとつ彼の可能性が広がったと感じている。上田はスピンや接触などで気持ち的に空回りした部分が多く課題は残されたが、ここから這い上がることで強くなれると信じ今後に繋げて欲しい。若いドライバーが頑張る姿は、我々底辺レースを支える者にとって「やりがい」と「刺激」を貰える。今シーズン以上に来シーズンが楽しみでならない。
- Driver 小倉祥太(Shota Ogura)COMMENT
-
予選と第1レグまでは自分の速さを、しっかり出せたとは思いますし、ファイナルに関してもスタートはそれほど悪くなく、1コーナーまでに順位を落とすことなくいけたので、そこは今回の良かった点でもあります。ただ、SCが出たのは想定外で、初めてのSCということで、ある程度カートのローリングスタートの経験や、テレビで見ていたことを思い出して、自分のできる最大限のリスタートが決められました。しばらくはSCが出る前と同じような間隔を保つことができていたのですが、何度かスプーンの立ち上がりでシフト関係の細かいミスが出てしまって、それでスピードが伸びなかったがゆえに、スリップストリームを使われて、そこから自分の思い描いていた逃げ切り作戦ができなくなってしまいました。日本一決定戦で勝つことをずっと今年の目標としてやってきたので、優勝こそできませんでしたが、トップ争いをあれだけできたことはすごくためになりましたし、いい経験でした。この悔しさは来年、必ず晴らします。
- Driver 上田裕也(Yuya Ueda)COMMENT
-
予選でスピンしてしまって、それでタイヤに大きなフラットスポットを作ってしまったことで、すべての流れが崩れてしまったように思います。レグ1のスタートも良くなかったですし、フラットスポットのおかげで特にブレーキングで行けず、単純なスピードでは負けていない相手にすら、勝負になりませんでした。さらにファイナルではスタートでホイールスピンさせすぎて出遅れ、その時に後ろのクルマにタイヤを当てられて、ハンドルが曲がった状態になってしまいました。もう、それがすべてで、10周ずっと思うようにペースを上げられず、悔しさだけが残るレースでした。でも、この悔しさを来年の開幕戦にぶつけられるよう、このオフに自分をしっかり磨きます。
Le Beausset Motorsports
スーパ耐久シリーズ最終第6戦岡山大会で5位に入った永井宏明/佐々木孝太組(ARN Ferrari 488 GT3)だったが、レース後、他の2つのチームから予選時の燃料違反の件で控訴され、裁定を委ねられていたJAFのモータースポーツ審査委員会から4日、その結果が公表された。
永井宏明/佐々木孝太組(ARN Ferrari 488 GT3)は公式予選でポールポジションを獲得したがその後、規定以外の燃料を使用したとして予選タイムが抹消された。チームは出走嘆願書を提出、これが認められ決勝に出走した。
これに対して他の2つのチームから「予選時に燃料違反でタイムが抹消されたので、決勝レースへの出走は認められないのではないか(概略)」という抗議が出されたが、審査委員会は「決勝レースの出走は、大会審査委員会の裁量に委ねられている(概略)」とこれを退けた。
なお今後同様の事例を避けるため「同一の違反が発生することを防止するために、シリーズ規則等で、燃料違反があった場合の罰則を定めておくことが望まれる」と傍論が付された。
これにより、永井宏明/佐々木孝太組(ARN Ferrari 488 GT3)の岡山大会での5位が確定。裁定の結果いかんに関わらず、永井/佐々木組のチャンピオンは決まっていたが、シリーズポイントを101点と伸ばした。
来シーズンのスーパー耐久シリーズは、初戦の決勝が4月1日に鈴鹿で開幕する。また、6月2日~3日には久々の24時間レースが富士スピードウェイで行われる予定だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroyuki MINAMI
JAF F4日本一決定戦は10日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、ポールポジションからスタートした角田裕毅(MARUSANミストJSS・ED)が2位以下を寄せ付けず独走優勝で日本一に輝いた。
西に傾いた太陽が雲に隠れた午後3時10分、この日の最終レースとなったF4日本一決定戦のフォーメーションラップが始まった。
ポールポジションの角田裕毅(MARUSANミストJSS・ED)はスタート時にクラッチの反応が鈍く出遅れ、予選2位の里見乃亜(チームNATS・OAC・090)が1コーナーでトップに立つ。2位に落ちた角田だったが、早くもヘアピンで里見のインを刺しトップに浮上した。
こうなるともう角田の一人旅。2位の里見より、1秒~2秒速いラップで突き放しにかかる余裕の走行。10周を走って2位以下を16秒ちぎり独走優勝を飾った。
2位の里見はそれでも3位以下よりラップタイムで勝り、角田にパスされてからは単独走行の2位でゴールを迎えた。
予選5位からスタートで3位に上がった佐藤セルゲイビッチ(結婚の学校KK-SZ)はそのポジションを守りそのまま3位。
4位には西日本シリーズチャンピオンの大原佳祐(佐藤製作所MYST TOMEI)との抜きつ抜かれつのバトルを制した久保宣夫(オートセレクトジャパン☆MYST☆制動屋)が、5位にはスピンで後退した大原をパスした飯嶋郁陽(RT ISSCエムエムエイト茶畑)が、6位には大原が入った。
優勝しF4日本一に輝いた角田は、今シーズンFIA-F4でも優勝経験がある17歳。このJAF F4での経験を糧に来シーズンはFIA-F4のチャンピオンを狙う。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2017/12/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 JAF F4 Japanese Masters Championship 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 5 | S | 1 | 角田 裕毅 | MARUSANミストJSS・ED MYST KK-ZS | 10 | 20'36.568 |
| 2 | 73 | S | 2 | 里見 乃亜 | チームNATS・OAC・090 MOONCRAFT MC-090 | 10 | 16.116 |
| 3 | 11 | S | 3 | 佐藤 セルゲイビッチ | 結婚の学校KK-SZ MYST KK-ZS | 10 | 24.217 |
| 4 | 77 | S | 4 | 久保 宣夫 | オートセレクトジャパン☆MYST☆制動屋 MYST KK-A | 10 | 26.227 |
| 5 | 8 | S | 5 | 飯嶋 郁陽 | RT ISSCエムエムエイト茶畑 B-MAX RK-01 | 10 | 26.524 |
| 6 | 12 | S | 6 | 大原 佳祐 | 佐藤製作所MYST TOMEI MYST KK-ZS | 10 | 28.064 |
| 7 | 99 | H | 1 | 早坂 公希 | CMS☆99☆WEST006 WEST 006 | 10 | 32.489 |
| 8 | 72 | H | 2 | 金井 亮忠 | チームNATS・正義056 WEST 056 | 10 | 32.911 |
| 9 | 43 | S | 7 | 三枝 拓己 | TAKE FIRSTスタジオコメ10W TOKYO R&D RD10W | 10 | 42.013 |
| 10 | 34 | S | 8 | 三浦 勝 | CMS 090 MOONCRAFT MC-090 | 10 | 45.740 |
| 11 | 55 | S | 9 | 松尾 裕文 | イーグルスポーツ☆Bayern☆MTN☆ WEST 096 | 10 | 1'11.065 |
| 12 | 95 | H | 3 | 佐藤 健介 | ZENKAI・ANDARE・KRS976 WEST 006 | 10 | 1'17.374 |
| 13 | 7 | H | 4 | 山岸 洋之 | イーグルスポーツ☆MTN☆056 WEST 056 | 10 | 1'24.739 |
| 14 | 46 | H | 5 | 入榮 秀謙 | 入栄です♡毎度の入榮です☆入栄なんです♡ WEST 056 | 10 | 1'41.036 |
| 15 | *26 | H | 6 | 内村 浩二 | KRac・WINMAX 006 WEST 006 | 10 | 1'44.975 |
| ---- 以上規定周回数(70% - 7Laps)完走 ---- |
| - | 27 | H | - | 山浦 聖人 | イーグル・Win・イナズマ WEST 006 | 6 | 4Laps |
- Fastest Lap: CarNo.5 角田裕毅(MARUSANミストJSS・ED) 2'03.009 (7/10) 169.95km/h
- CarNo.26は、2017鈴鹿クラブマンレースシリーズ特別規則書第55条~1)(反則スタート)によりドライビングスルーペナルティーを科した。
スーパーFJ日本一決定戦は10日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、3番グリッドからスタートした名取鉄平(INOKI M2 KK-SⅡ制動屋)がポールシッターの小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)との壮絶なバトルを制し、スーパーFJ日本一の称号を手にした。
雲間から太陽も顔を出し、あたたかくなってきた午後1時、予選レースを通過した40人のドライバーが参加してフォーメーションラップが始まった。
スタートではポールシッターの小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)がダッシュ良く、トップで1コーナーへ向かう。2位には2番グリッドの山内飛侑(NAVY AUTO)をパスした名取鉄平(INOKI M2 KK-SⅡ制動屋)が上がり、山内は3位に後退した。
オープニングラップのヘアピンでは後方集団で絡んだドライバーがコース上にマシンを止めたため、開始早々セーフティー(SC)が導入されることとなった。>
SCは2周終わりでピットに入りレースは3周目から再開された。トップ小倉、2位名取、3位山内はこの順位のままで1コーナーを通過。3周目には小倉は名取を0秒6離し、このまま突き放しにかかるのかと思われたが、4周目には名取が小倉に急接近。
続く5周目のストレートでは、小倉のスリップから抜けだした名取が1コーナーでトップに浮上。抜かれた小倉はこの周の130Rで山内に迫られるがここは2位を死守。
ここからトップ名取と2位小倉の壮絶なバトルが始まる。各コーナーで名取の背後から隙をうかがう小倉は8周目の130Rでついに名取をパス。トップを奪い返した。
名取も負けていない。9周目の1コーナーでは、再び名取が小倉をパスして再度トップに浮上。
最終ラップでも名取と小倉のバトルは続く。小倉はスプーンから130Rで名取の背後につけ、2人はもつれるようにシケインに侵入。ここで小倉は名取にブレーキングで並びかけるが、ブレーキをロックさせ万事休す。名取が逃げ切りトップでゴール、2017年のスーパーFJ日本一を制した。小倉は惜しくも2位。
上位2人のバトルの隙をうかがっていた山内は決め手が無く、そのまま3位でゴールした。
上位3人の若手には離されたが、4位、5位でバトルを演じていたのは42歳の吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱミスト☆ED)と34歳の鈴木智之(C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク)。鈴木は何度も吉田にアタックするが、ついに7周目の130Rで吉田を捉え、4位鈴木、5位吉田でゴールを迎えた。
昨日のペナルティーで後方の25番グリッドからのスタートなった太田格之進(KK-SⅡミスト制動屋)は、序盤から怒濤の追い上げを見せる。中盤過ぎの6周目には8位に浮上すると、7周目には7位。9周目にこのレースのファステストラップをたたき出すと、最終ラップには前を走る八巻渉(NAC・リョウシン・モレキュールKKSⅡ)を捉えて6位でゴールした。
優勝した名取は今年の鈴鹿レーシングスクールSRS-Fを首席で卒業した17歳。来季はFIA-F4に参戦する。2位に入った19歳の小倉も同レースに参戦予定だ。上位クラスでの2人の活躍に期待したい。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2017/12/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 Super FJ Masters Championship 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 11 | 名取 鉄平 | INOKI M2 KK-SⅡ制動屋 MYST KK-S2 | YH | 10 | 23'59.825 |
| 2 | 62 | 小倉 祥太 | ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 0.209 |
| 3 | 60 | 山内 飛侑 | NAVY AUTO MYST KK-S2 | YH | 10 | 0.433 |
| 4 | 43 | 鈴木 智之 | C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 5.943 |
| 5 | 57 | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKS-Ⅱミスト☆ED MYST KK-S2 | YH | 10 | 6.216 |
| 6 | 61 | 太田 格之進 | KK-SⅡミスト制動屋 MYST KK-S2 | YH | 10 | 10.667 |
| 7 | 88 | 八巻 渉 | NAC・リョウシン・モレキュールKKSⅡ MYST KK-S2 | YH | 10 | 11.213 |
| 8 | 18 | 山田 遼 | EZ-UP 17J WEST 17J | YH | 10 | 15.082 |
| 9 | 6 | 大島 和也 | レオパレス21/KRS KKS-Ⅱ MYST KK-S2 | YH | 10 | 15.624 |
| 10 | 14 | 大草 りき | ZAPプロスペリテF109ED ZAP F109 | YH | 10 | 17.058 |
| 11 | 21 | HIROSHI | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | YH | 10 | 19.654 |
| 12 | 44 | 前川 涼輔 | 関西国際大学with TAKE FIRST TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 19.793 |
| 13 | 31 | 大竹 将光 | オートルックWinmax大武楽笑Gコレ TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 19.884 |
| 14 | 70 | 徳升 広平 | Leprix Sport 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 22.889 |
| 15 | 16 | イ ジョンウ | MediaDo KAGEYAMA jr TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 24.114 |
| 16 | 7 | 上野 大哲 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 25.763 |
| 17 | 71 | 前田 大道 | ZENKAIレーシングKKSRレブ MYST KK-SI | YH | 10 | 34.649 |
| 18 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE Tokyo☆表参道☆KKSⅡ MYST KK-S2 | YH | 10 | 35.322 |
| 19 | 17 | 岡田 琢也 | EZ-UP 17J WEST 17J | YH | 10 | 36.700 |
| 20 | 36 | 小村方 喜章 | アルビRT玉三郎GIA湯田上ED10V TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 36.935 |
| 21 | 59 | 前田 樹 | KK-SⅡ・制動屋・安城オートギャラリー MYST KK-S2 | YH | 10 | 37.229 |
| 22 | 29 | 宮島 雄太 | アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ MYST KK-S2 | YH | 10 | 37.770 |
| 23 | 1 | 吉田 雄作 | VW車を買うならVW三重北で!ワコーズ号 MYST KK-S2 | YH | 10 | 46.112 |
| 24 | 15 | 石崎 竜一郎 | ZAP湊屋ED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 46.468 |
| 25 | 63 | 上田 裕也 | ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 46.661 |
| 26 | 39 | 高橋 武秀 | SANKOイーグル MYST KK-S2 | YH | 10 | 47.810 |
| 27 | 49 | 加納 亨介 | OZクリエイティブ10Vテイクファースト TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 48.153 |
| 28 | 79 | 岩井 正典 | 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J | YH | 10 | 53.251 |
| 29 | 25 | 濱野 隆一 | スキルスピード10V TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 55.867 |
| 30 | 58 | 村松 日向子 | Rn-sports制動屋KK-SⅡ MYST KK-S2 | YH | 10 | 56.237 |
| 31 | 33 | 中島 功 | SHINSEI・KK MYST KK-S2 | YH | 10 | 57.702 |
| 32 | 4 | 篠田 義仁 | イワモトレーシングRD10V制動屋 TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 1'01.356 |
| 33 | 23 | 宮本 健一 | KMTS-RTミストKK-SⅡ MYST KK-S2 | YH | 10 | 1'04.442 |
| 34 | *27 | 中村 玄 | KT三島OGT絹原整形CMN17J☆ED WEST 17J | YH | 10 | 1'58.593 |
| 35 | 28 | 依田 学嗣 | WEST 07J WEST 07J | YH | 10 | 2'27.069 |
| 36 | 73 | 三瓶 旭 | T's POLISH UP 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 9 | 1Lap |
| 37 | 96 | 島倉 世名 | NRS KKS ED MYST KK-S2 | YH | 8 | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 7Laps)完走 ---- |
| - | 5 | 村瀬 和也 | ミスト・関口・制動屋・勝男武士号 MYST KK-S2 | YH | 1 | 9Laps |
| - | 9 | 上吹越 哲也 | ヤマダエスバイエルホームFTK MYST KK-S2 | YH | 0 | 10Laps |
| - | 77 | 荒川 麟 | Drago CORSE 10V TOKYO R&D RD10V | YH | - | DNS |
- Fastest Lap: CarNo.61 太田格之進(KK-SⅡミスト制動屋) 2'15.701 (9/10) 154.05km/h
- CarNo.27は、2017鈴鹿クラブマンシリーズ規則書第56条~1(SC中の追い越し)により、競技結果に40秒を加算した。
スーパーFJ日本一決定戦は9日、決勝戦への進出を決める第1レグを行い、Aグループでは山内飛侑(NAVY AUTO)が、Bグループでは小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が優勝した。
■Aグループ
第1レグAグループは午後12時45分フォーメーションラップスタート。上空には雲が広がり気温は7.5度と肌寒い。
フォーメーションラップでは、岡田琢也(EZ-UP 17J)がシケインでスピン、自身のグリッドに付いたため、岡田を最後尾に下げるため2度目のフォーメーションラップを行い、周回数は6周から5周に短縮された。
スタートではポールポジションの鈴木智之(C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク)が横に並びかけた予選2位の山内飛侑(NAVY AUTO)をけん制してトップで1コーナーに侵入。鈴木にピタリと付けた山内はシケインで鈴木をパスしてトップに立つが、続く2周目の1コーナーでは鈴木が山内をパスしてトップを奪い返す。
しかし3周目の1コーナーでは山内も負けじと再び鈴木をパスしてトップを奪い返すと、その後は鈴木を寄せ付けず、5周を走りきり第1レグをトップでゴールした。鈴木は2位に入った。
3位でレースを始めた予選3位の吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱミスト☆ED)は同7位から4位までジャンプアップしてきた八巻渉(NAC・リョウシン・モレキュールKKSⅡ)と好バトル。八巻が2周目に吉田をパスして3位に上がると、4周目には130Rで吉田が八巻を抜き帰し、3位に返り咲くとそのままの順位でゴールした。
4位は八巻、5位には山田遼(EZ-UP 17J)が、6位には大草りき(ZAPプロスペリテF109ED)が入った。
■Bグループ
第1レグBグループは午後2時30分にフォーメーションラップが始まる。気温は8.2度と少し暖かくなってきた。
素晴らしいスタートを切ったのは予選2位の岡本大地(KRS KKS-Ⅱ)。ポールスタートの小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)にインから並びかけるが、ギアトラブルで2速から3速に入らず失速。そのままゆるゆるとコースサイドにマシンを止めた。これでトップは小倉、2位には予選3位の名取鉄平(INOKI M2 KK-SⅡ制動屋)が上がり、これに3位に同4位の太田格之進(KK-SⅡミスト制動屋)が続く。
トップに立った小倉は徐々に2位以下との差を開き、最終6周目にはファステストラップをたたき出すおまけ付きで、この予選レースで優勝を飾った。
2位名取と3位太田は接近戦。太田は何度か名取に並びかけるも抜けず、最終ラップのシケインではショートカットでオーバーラン。グリーンを横切り名取の前でゴールするが、この行為に30秒加算のペナルティーを科され、13位に降格となった。2位には名取が入り、3位には大ベテランのHIROSHIが続いた。
4位には前川涼輔(関西国際大学with TAKE FIRST)が、5位には宮島雄太(アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ)が、6位には徳升広平(Leprix Sport 10V)が入った。
1コーナーでストップした岡本は最後尾の21位となり明日の決勝進出はならず、優勝候補の一角がこのレースで消えることとなった。
日本一決定戦ファイナルレースは明日10日、午後1時より10周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
F4日本一決定戦は9日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、角田裕毅(MARUSANミストJSS・ED)がコースレコードに迫る2分2秒115でポールポジションを獲得した。
公式予選は午前11時10分より20分間で行われた。予選は東日本シリーズチャンピオンの角田裕毅(MARUSANミストJSS・ED)の独壇場。石川京侍の持つ2分1秒888のコースレコードを更新できるかに注目が集まった。
角田は計測4周目には2分2秒188と2秒すれすれのタイムをたたき出すと、6周目には2分115までタイムを縮める。しかし「リアタイヤがグリップしなかった」とオーバーステアに苦しみ、最終ラップには東コースで黄旗が出たこともありタイムの更新はならず。それでも2位以下を1秒6離してぶっちぎりのポールポジションを決めた。
2位には里見乃亜(チームNATS・OAC・090)が、3位には久保宣夫(オートセレクトジャパン☆MYST☆制動屋)が入り、西日本シリーズチャンピオンの大原佳祐(佐藤製作所MYST TOMEI)は4位にとどまった。
日本一決定戦の決勝は明日午後3時5分より10周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2017/12/09) 1st Reg B Group Weather:Cloudy Course:Dry
2017 Super FJ Masters Championship 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 62 | 小倉 祥太 | ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 13’32.833 |
| 2 | 11 | 名取 鉄平 | INOKI M2 KK-SⅡ制動屋 MYST KK-S2 | YH | 6 | 2.594 |
| 3 | 21 | HIROSHI | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | YH | 6 | 15.914 |
| 4 | 44 | 前川 涼輔 | 関西国際大学with TAKE FIRST TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 17.943 |
| 5 | 29 | 宮島 雄太 | アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ MYST KK-S2 | YH | 6 | 20.332 |
| 6 | 70 | 徳升 広平 | Leprix Sport 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 20.867 |
| 7 | 7 | 上野 大哲 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 21.504 |
| 8 | 63 | 上田 裕也 | ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 22.169 |
| 9 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE Tokyo☆表参道☆KKSⅡ MYST KK-S2 | YH | 6 | 23.421 |
| 10 | 79 | 岩井 正典 | 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J | YH | 6 | 26.179 |
| 11 | 16 | イ ジョンウ | MediaDo KAGEYAMA jr TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 28.587 |
| 12 | 71 | 前田 大道 | ZENKAIレーシングKKSRレブ MYST KK-SI | YH | 6 | 30.664 |
| 13 | *61 | 太田 格之進 | KK-SⅡミスト制動屋 MYST KK-S2 | YH | 6 | 32.533 |
| 14 | 1 | 吉田 雄作 | VW車を買うならVW三重北で!ワコーズ号 MYST KK-S2 | YH | 6 | 37.137 |
| 15 | 23 | 宮本 健一 | KMTS-RTミストKK-SⅡ MYST KK-S2 | YH | 6 | 39.289 |
| 16 | 39 | 高橋 武秀 | SANKOイーグル MYST KK-S2 | YH | 6 | 39.719 |
| 17 | 33 | 中島 功 | SHINSEI・KK MYST KK-S2 | YH | 6 | 40.278 |
| 18 | 4 | 篠田 義仁 | イワモトレーシングRD10V制動屋 TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 49.783 |
| 19 | 25 | 濱野 隆一 | スキルスピード10V TOKYO R&D RD10V | YH | 6 | 49.856 |
| 20 | 28 | 依田 学嗣 | WEST 07J WEST 07J | YH | 6 | 1’17.828 |
| ---- 以上ファイナル進出 ---- |
| 21 | 2 | 岡本 大地 | KRS KKS-Ⅱ MYST KK-S2 | YH | 0 | 6Laps |
- Fastest Lap: CarNo.62 小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC) 2'14.970 (6/6) 154.89km/h
- CarNo.61は、2017鈴鹿クラブマンシリーズ規則書第58条4)(ドライバーの遵守事項)および国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章2~C)(追い越し、車両のコントロールと走路の範囲)違反により、競技結果に30秒を加算した。
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2017/12/09) 1st Reg A Group Weather:Cloudy Course:Dry
2017 Super FJ Masters Championship 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 60 | 山内 飛侑 | NAVY AUTO MYST KK-S2 | YH | 5 | 11'23.347 |
| 2 | 43 | 鈴木 智之 | C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク TOKYO R&D RD10V | YH | 5 | 1.538 |
| 3 | 57 | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKS-Ⅱミスト☆ED MYST KK-S2 | YH | 5 | 2.404 |
| 4 | 88 | 八巻 渉 | NAC・リョウシン・モレキュールKKSⅡ MYST KK-S2 | YH | 5 | 2.998 |
| 5 | 18 | 山田 遼 | EZ-UP 17J WEST 17J | YH | 5 | 5.314 |
| 6 | 14 | 大草 りき | ZAPプロスペリテF109ED ZAP F109 | YH | 5 | 7.315 |
| 7 | 6 | 大島 和也 | レオパレス21/KRS KKS-Ⅱ MYST KK-S2 | YH | 5 | 8.033 |
| 8 | 31 | 大竹 将光 | オートルックWinmax大武楽笑Gコレ TOKYO R&D RD10V | YH | 5 | 8.078 |
| 9 | 77 | 荒川 麟 | Drago CORSE 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 5 | 8.079 |
| 10 | 58 | 村松 日向子 | Rn-sports制動屋KK-SⅡ MYST KK-S2 | YH | 5 | 14.348 |
| 11 | 49 | 加納 亨介 | OZクリエイティブ10Vテイクファースト TOKYO R&D RD10V | YH | 5 | 20.760 |
| 12 | 59 | 前田 樹 | KK-SⅡ・制動屋・安城オートギャラリー MYST KK-S2 | YH | 5 | 22.570 |
| 13 | 36 | 小村方 喜章 | アルビRT玉三郎GIA湯田上ED10V TOKYO R&D RD10V | YH | 5 | 22.912 |
| 14 | 73 | 三瓶 旭 | T's POLISH UP 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 5 | 24.113 |
| 15 | 96 | 島倉 世名 | NRS KKS ED MYST KK-S2 | YH | 5 | 24.247 |
| 16 | 15 | 石崎 竜一郎 | ZAP湊屋ED TOKYO R&D RD10V | YH | 5 | 24.556 |
| 17 | 5 | 村瀬 和也 | ミスト・関口・制動屋・勝男武士号 MYST KK-S2 | YH | 5 | 26.569 |
| 18 | 17 | 岡田 琢也 | EZ-UP 17J WEST 17J | YH | 5 | 31.327 |
| 19 | 27 | 中村 玄 | KT三島OGT絹原整形CMN17J☆ED WEST 17J | YH | 5 | 33.780 |
| 20 | 9 | 上吹越 哲也 | ヤマダエスバイエルホームFTK MYST KK-S2 | YH | 5 | 34.233 |
| ---- 以上ファイナル進出 ---- |
| 21 | 81 | 妹尾 俊郎 | SSEC☆KRS☆10V TOKYO R&D RD10V | YH | 5 | 38.653 |
- Fastest Lap: CarNo.60 山内飛侑(NAVY AUTO) 2'15.585 (4/5) 154.19km/h
スーパーFJ日本一決定戦がうっすらと冠雪した鈴鹿山系が見守る鈴鹿で開幕した。気温は3度、ほぼ無風、前夜から降った雨のためコースには所々ウェットパッチが残る。今シーズンからエンジンが安価で提供されたため参加ドライバー42名を集め、午前8時15分よりAグループ、8時50分より21人ずつそれぞれ20分間の公式予選が行われた。
■Aグループ
予選をリードしたのは鈴鹿シリーズチャンピオンの山内飛侑(NAVY AUTO)。計測4周目には2分19秒884でトップに立つ。これを上回ってきたのは同シリーズ2位の鈴木智之(C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク)、2分19秒799でトップに立つ。
しかし6周目には山内が2分18秒450で逆転。さらに各セクターを最速タイムで通過し大幅なタイム更新を狙うが、ミスしてタイムは18秒375と大きく更新ならず。これに対して鈴木は計測最終ラップで2分17秒818で再逆転、Aグループのポールポジションをもぎ取った。2位は山内、3位にはベテランの吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱミスト☆ED)が滑り込んできた。
4位には東北・富士シリーズチャンピオンの大草りき(ZAPプロスペリテF109ED)が、5位には前田樹(KK-SⅡ・制動屋・安城オートギャラリー)が続いた。
■Bグループ
このグループは、もてぎシリーズチャンピオンの小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)と岡山シリーズチャンピオンの岡本大地(KRS KKS-Ⅱ)との一騎打ちとなった。
各セクターで少しずつ岡本のタイムを上回る小倉が計測5周目に2分16秒757をマークしトップに立ち、2位に16秒961の岡本が付ける。小倉は計測7周目にタイムを16秒064と縮め、計測最終ラップの各セクターをベストタイムで通過。さらにタイムを縮めると思われたが、シケインでブレーキロックをしたためそのままピットイン。これに対して岡本は最終ラップの各セクターを自身ベストタイムを更新しながら通過し、ポールポジションを狙うが、2分16秒128とわずかに小倉のタイムに届かず、小倉が僅差で逃げ切りポールポジションを獲得した。2位は岡本、3位には今年の鈴鹿レーシングスククールを主席で卒業した名取鉄平(INOKI M2 KK-SⅡ制動屋)が入った。
4位には太田格之進(KK-SⅡミスト制動屋)が、5位には徳升広平(Leprix Sport 10V)が続いている。
この後、Aグループ第1レグは午後12時45分から、第2レグは1時40分よりそれぞれ6周で争われ、上位20台が明日の日本一決勝に進出する。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2017/12/09) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2017 JAF F4 Japanese Masters Championship 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 5 | S | 1 | 角田 裕毅 | MARUSANミストJSS・ED MYST KK-ZS | 2'02.115 | - | - | 171.193 |
| 2 | 73 | S | 2 | 里見 乃亜 | チームNATS・OAC・090 MOONCRAFT MC-090 | 2'03.722 | 1.607 | 1.607 | 168.969 |
| 3 | 77 | S | 3 | 久保 宣夫 | オートセレクトジャパン☆MYST☆制動屋 MYST KK-A | 2'03.768 | 1.653 | 0.046 | 168.906 |
| 4 | 12 | S | 4 | 大原 佳祐 | 佐藤製作所MYST TOMEI MYST KK-ZS | 2'03.804 | 1.689 | 0.036 | 168.857 |
| 5 | 11 | S | 5 | 佐藤 セルゲイビッチ | 結婚の学校KK-SZ MYST KK-ZS | 2'04.004 | 1.889 | 0.200 | 168.585 |
| 6 | 8 | S | 6 | 飯嶋 郁陽 | RT ISSCエムエムエイト茶畑 B-MAX RK-01 | 2'04.205 | 2.090 | 0.201 | 168.312 |
| 7 | 99 | H | 1 | 早坂 公希 | CMS☆99☆WEST006 WEST 006 | 2'04.638 | 2.523 | 0.433 | 167.727 |
| 8 | 72 | H | 2 | 金井 亮忠 | チームNATS・正義056 WEST 056 | 2'05.161 | 3.046 | 0.523 | 167.026 |
| 9 | 34 | S | 7 | 三浦 勝 | CMS 090 MOONCRAFT MC-090 | 2'05.483 | 3.368 | 0.322 | 166.598 |
| 10 | 43 | S | 8 | 三枝 拓己 | TAKE FIRSTスタジオコメ10W TOKYO R&D RD10W | 2'05.744 | 3.629 | 0.261 | 166.252 |
| 11 | 27 | H | 3 | 山浦 聖人 | イーグル・Win・イナズマ WEST 006 | 2'06.665 | 4.550 | 0.921 | 165.043 |
| 12 | 55 | S | 9 | 松尾 裕文 | イーグルスポーツ☆Bayern☆MTN☆ WEST 096 | 2'08.417 | 6.302 | 1.752 | 162.792 |
| 13 | 95 | H | 4 | 佐藤 健介 | ZENKAI・ANDARE・KRS976 WEST 006 | 2'08.705 | 6.590 | 0.288 | 162.427 |
| 14 | 7 | H | 5 | 山岸 洋之 | イーグルスポーツ☆MTN☆056 WEST 056 | 2'09.755 | 7.640 | 1.050 | 161.113 |
| 15 | 26 | H | 6 | 内村 浩二 | KRac・WINMAX 006 WEST 006 | 2'10.811 | 8.696 | 1.056 | 159.812 |
| 16 | 46 | H | 7 | 入榮 秀謙 | 入栄です♡毎度の入榮です☆入栄なんです♡ WEST 056 | 2'12.949 | 10.834 | 2.138 | 157.242 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'41.000)予選通過 ---- |
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2017/12/09) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2017 Super FJ Japanese Masters Championship 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 62 | 小倉 祥太 | ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC TOKYO R&D RD10V | 2'16.064 | - | - | 153.642 |
| 2 | 2 | 岡本 大地 | KRS KKS-Ⅱ MYST KK-S2 | 2'16.128 | 0.064 | 0.064 | 153.570 |
| 3 | 11 | 名取 鉄平 | INOKI M2 KK-SⅡ制動屋 MYST KK-S2 | 2'16.756 | 0.692 | 0.628 | 152.865 |
| 4 | 61 | 太田 格之進 | KK-SⅡミスト制動屋 MYST KK-S2 | 2'16.967 | 0.903 | 0.211 | 152.629 |
| 5 | 70 | 徳升 広平 | Leprix Sport 10V TOKYO R&D RD10V | 2'18.711 | 2.647 | 1.744 | 150.710 |
| 6 | 44 | 前川 涼輔 | 関西国際大学with TAKE FIRST TOKYO R&D RD10V | 2'18.900 | 2.836 | 0.189 | 150.505 |
| 7 | 63 | 上田 裕也 | ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC TOKYO R&D RD10V | 2'19.118 | 3.054 | 0.218 | 150.270 |
| 8 | 21 | HIROSHI | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 2'19.318 | 3.254 | 0.200 | 150.054 |
| 9 | 7 | 上野 大哲 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'19.609 | 3.545 | 0.291 | 149.741 |
| 10 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE Tokyo☆表参道☆KKSⅡ MYST KK-S2 | 2'19.719 | 3.655 | 0.110 | 149.623 |
| 11 | 33 | 中島 功 | SHINSEI・KK MYST KK-S2 | 2'19.802 | 3.738 | 0.083 | 149.534 |
| 12 | *71 | 前田 大道 | ZENKAIレーシングKKSRレブ MYST KK-SI | 2'19.819 | 3.755 | 0.017 | 149.516 |
| 13 | 29 | 宮島 雄太 | アキランドイーグルスポーツKK-SⅡ MYST KK-S2 | 2'20.339 | 4.275 | 0.520 | 148.962 |
| 14 | 16 | イ ジョンウ | MediaDo KAGEYAMA jr TOKYO R&D RD10V | 2'20.371 | 4.307 | 0.032 | 148.928 |
| 15 | 79 | 岩井 正典 | 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J | 2'21.437 | 5.373 | 1.066 | 147.806 |
| 16 | 25 | 濱野 隆一 | スキルスピード10V TOKYO R&D RD10V | 2'22.328 | 6.264 | 0.891 | 146.880 |
| 17 | 1 | 吉田 雄作 | VW車を買うならVW三重北で!ワコーズ号 MYST KK-S2 | 2'23.287 | 7.223 | 0.959 | 145.897 |
| 18 | 39 | 高橋 武秀 | SANKOイーグル MYST KK-S2 | 2'24.352 | 8.288 | 1.065 | 144.821 |
| 19 | 23 | 宮本 健一 | KMTS-RTミストKK-SⅡ MYST KK-S2 | 2'24.742 | 8.678 | 0.390 | 144.431 |
| 20 | 4 | 篠田 義仁 | イワモトレーシングRD10V制動屋 TOKYO R&D RD10V | 2'28.947 | 12.883 | 4.205 | 140.353 |
| 21 | 28 | 依田 学嗣 | WEST 07J WEST 07J | 2'43.050 | 26.986 | 14.103 | 128.213 |
- CarNo.71は、2017鈴鹿クラブマンシリーズ規則書第62条~1)②(ピットレーンの速度)違反により、③グリッド降格とする。
S-FJ & F4 日本一決定戦 -RIJ- (2017/12/09) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2017 Super FJ Japanese Masters Championship 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 43 | 鈴木 智之 | C72☆ミッドランド☆制動屋☆byテイク TOKYO R&D RD10V | 2'17.818 | - | - | 151.687 |
| 2 | 60 | 山内 飛侑 | NAVY AUTO MYST KK-S2 | 2'18.375 | 0.557 | 0.557 | 151.076 |
| 3 | 57 | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKS-Ⅱミスト☆ED MYST KK-S2 | 2'18.793 | 0.975 | 0.418 | 150.621 |
| 4 | 14 | 大草 りき | ZAPプロスペリテF109ED ZAP F109 | 2'18.984 | 1.166 | 0.191 | 150.414 |
| 5 | 59 | 前田 樹 | KK-SⅡ・制動屋・安城オートギャラリー MYST KK-S2 | 2'19.237 | 1.419 | 0.253 | 150.141 |
| 6 | *31 | 大竹 将光 | オートルックWinmax大武楽笑Gコレ TOKYOR&D RV10V | 2'19.520 | 1.702 | 0.283 | 149.837 |
| 7 | 17 | 岡田 琢也 | EZ-UP 17J WEST 17J | 2'20.046 | 2.228 | 0.526 | 149.274 |
| 8 | 88 | 八巻 渉 | NAC・リョウシン・モレキュールKKSⅡ MYST KK-S2 | 2'20.181 | 2.363 | 0.135 | 149.130 |
| 9 | 77 | 荒川 麟 | Drago CORSE 10V TOKYO R&D RD10V | 2'20.266 | 2.448 | 0.085 | 149.040 |
| 10 | 18 | 山田 遼 | EZ-UP 17J WEST 17J | 2'20.479 | 2.661 | 0.213 | 148.814 |
| 11 | 36 | 小村方 喜章 | アルビRT玉三郎GIA湯田上ED10V TOKYO R&D RD10V | 2'21.131 | 3.313 | 0.652 | 148.126 |
| 12 | *96 | 島倉 世名 | NRS KKS ED MYST KK-S2 | 2'21.433 | 3.615 | 0.302 | 147.810 |
| 13 | 58 | 村松 日向子 | Rn-sports制動屋KK-SⅡ MYST KK-S2 | 2'21.581 | 3.763 | 0.148 | 147.655 |
| 14 | 6 | 大島 和也 | レオパレス21/KRS KKS-Ⅱ MYST KK-S2 | 2'21.670 | 3.852 | 0.089 | 147.563 |
| 15 | *49 | 加納 亨介 | OZクリエイティブ10Vテイクファースト TOKYO R&D RD10V | 2'24.231 | 6.413 | 2.561 | 144.942 |
| 16 | 73 | 三瓶 旭 | T's POLISH UP 10V TOKYO R&D RD10V | 2'24.271 | 6.453 | 0.040 | 144.902 |
| 17 | 15 | 石崎 竜一郎 | ZAP湊屋ED TOKYO R&D RD10V | 2'24.502 | 6.684 | 0.231 | 144.671 |
| 18 | *5 | 村瀬 和也 | ミスト・関口・制動屋・勝男武士号 MYST KK-S2 | 2'26.005 | 8.187 | 1.503 | 143.181 |
| 19 | 81 | 妹尾 俊郎 | SSEC☆KRS☆10V TOKYO R&D RD10V | 2'28.336 | 10.518 | 2.331 | 140.931 |
| 20 | 27 | 中村 玄 | KT三島OGT絹原整形CMN17J☆ED WEST 17J | 2'29.273 | 11.455 | 0.937 | 140.047 |
| 21 | 9 | 上吹越 哲也 | ヤマダエスバイエルホームFTK MYST KK-S2 | 2'30.902 | 13.084 | 1.629 | 138.535 |
- CarNo.49は、2017年クラブマンレースシリーズ規則書第56条~3)(黄旗中のコースアウト)により、3グリッド降格とする。
- CarNo.96は、2017年クラブマンレースシリーズ規則書第56条~3)(黄旗中のコースアウト)により、3グリッド降格とする。
- CarNo.5は、2017年クラブマンレースシリーズ規則書第56条~3)(黄旗中のスピン)により、3グリッド降格とする。
- CarNo.31は、2017年クラブマンレースシリーズ規則書第56条~3)(黄旗中のコースアウト)により、3グリッド降格とする。
昨日に引き続き快晴となった鈴鹿サーキット。前日のような冷たい風もなく絶好のコンディションの中、全日本スーパーフォーミュラ選手権のエンジンメーカー・ルーキードライバーテストの2日目が行われた。
前日のメンバーと少し顔ぶれが変わり、ルマンにフェリックス・セラレス、インパルに平川亮と金丸ユウ、トムスにジェームス・ロシター、B-MAXに佐々木大樹、ナカジマに伊沢拓也が乗り込んだ。
セッション開始から15分が経過しようとしたところで、セラレスが2コーナー立ち上がりでコースアウト、1回目の赤旗が提示される。その後、1時間ほどの間に国本雄資、金丸、また国本とデグナー付近でコースアウト、計4回もの赤旗が提示された。
4回目の赤旗が解除され残り10分を切るタイミングで各車がアタックに入り、石浦宏明、伊沢らがタイムを縮めてくるが、赤旗直前に塚越広大が出した1分36秒143が2日目午前中のトップタイムに。石浦、伊沢、山本尚貴、野尻智紀までがトップ5となった。
ルーキードライバーのトップは総合でも8番手に入った福住仁嶺が、9番手に大津弘樹が名を連ねた。
午後2時から始まったこの日2度目のセッションでは、終盤に大津がストップして赤旗、再開後には佐々木大樹もストップして再び赤旗が出され、結局終了予定の午後4時が15分間延長された。
昨日の関口雄飛のタイムの更新が期待されたが、コンディションが良くなかったのか、午後は中嶋一貴が1分36秒089でトップタイム。以下、野尻、山本、小林可夢偉、松下信治までがトップ5となった。
2日間の4セッション総合では関口がトップタイム。中嶋一貴、アンドレ・ロッテラー、アレックス・パロウ、塚越の順となった。
ルーキーでは4位に入ったパロウが最上位。1セッション走っただけでの順位であり、関係者の評価も高かったものと思われる。ルーキー2位は10位に入った松下。3位は同11位の福住と続いている。松下は4セッション走ったこともありこのままダンディライアンのシートに収まりそうだ。福住は来シーズンF2選手権への出場が決定している。スーパーフォーミュラへのダブルエントリーもうわさされており、今後の報道に注目したい。
スーパーフォーミュラの年内のプログラムはこれで終了。来シーズンは3月にテストが行われ、4月中旬の鈴鹿で開幕を迎える予定だ。
Text: Hiroyuki MINAMI
Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroyuki MINAMI
ルーキードライバーテスト -RIJ- (2017/12/06-07) Total Testing Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Testing 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Team | Session1 Session2 Session3 Session4 | Best Time | Behind | km/h |
| 1 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1'36.607 *R1'35.717 absence absence | R1'35.717 | - | 218.406 |
| 2 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN TEAM TOM’S | 1'36.989 *R1'35.794 1'37.386 1'36.089 | R1'35.794 | 0.077 | 218.231 |
| 3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN TEAM TOM’S | 1'36.855 *1'36.015 absence absence | 1'36.015 | 0.298 | 217.728 |
| 4 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING | absence *1'36.037 absence absence | 1'36.037 | 0.320 | 217.679 |
| 5 | 10 | 塚越 広大 | REAL RACING | 1'37.248 1'36.524 *1'36.143 1'36.865 | 1'36.143 | 0.426 | 217.439 |
| 6 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'36.780 *1'36.204 1'37.297 1'36.230 | 1'36.204 | 0.487 | 217.301 |
| 7 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM MUGEN | 1'36.805 *1'36.255 1'37.218 1'36.352 | 1'36.255 | 0.538 | 217.186 |
| 8 | 1 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO · INGING | 1'36.994 *1'36.259 1'37.797 absence | 1'36.259 | 0.542 | 217.177 |
| 9 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG | 1'40.468 1'36.765 1'38.205 *1'36.386 | 1'36.386 | 0.669 | 216.890 |
| 10 | 41 | 松下 信治 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'37.584 1'36.968 1'37.951 *1'36.475 | 1'36.475 | 0.758 | 216.690 |
| 11 | 15 | 福住 仁嶺 | TEAM MUGEN | 1'37.206 *1'36.536 1'37.415 1'36.621 | 1'36.536 | 0.819 | 216.553 |
| 12 | 64 | 中嶋 大祐 | TCS NAKAJIMA RACING | *1'36.573 absence absence absence | 1'36.573 | 0.856 | 216.470 |
| 13 | 2 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO · INGING | 1'37.818 1'36.693 1'36.778 *1'36.630 | 1'36.630 | 0.913 | 216.343 |
| 14 | 65 | ナレイン・カーティケヤン | TCS NAKAJIMA RACING | 1'37.734 1'37.176 1'37.404 *1'36.795 | 1'36.795 | 1.078 | 215.974 |
| 15 | 64 | 伊沢 拓也 | TCS NAKAJIMA RACING | absence absence 1'37.139 *1'36.799 | 1'36.799 | 1.082 | 215.965 |
| 16 | 4 | 山下 健太 | KONDO RACING | 1'38.232 *1'36.892 1'39.573 1'37.595 | 1'36.892 | 1.175 | 215.758 |
| 17 | 19 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | absence absence 1'37.779 *1'37.152 | 1'37.152 | 1.435 | 215.180 |
| 18 | 7 | マキシミリアン・ギュンター | SUNOCO TEAM LEMANS | 1'37.725 *1'37.170 absence absence | 1'37.170 | 1.453 | 215.140 |
| 19 | 20 | ヤン・マーデンボロー | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1'37.946 *1'37.198 absence absence | 1'37.198 | 1.481 | 215.078 |
| 20 | 3 | ニック・キャシディ | KONDO RACING | 1'38.066 *1'37.466 1'38.298 1'37.512 | 1'37.466 | 1.749 | 214.487 |
| 21 | 36 | ジェームス・ロシター | VANTELIN TEAM TOM’S | absence absence 1'38.219 *1'37.505 | 1'37.505 | 1.788 | 214.401 |
| 22 | 05 | 大津 弘樹 | HONDA Test Car | absence 1'38.799 *1'37.648 1'38.356 | 1'37.648 | 1.931 | 214.087 |
| 23 | 8 | 大嶋 和也 | SUNOCO TEAM LEMANS | absence absence 1'38.736 *1'37.896 | 1'37.896 | 2.179 | 213.545 |
| 24 | 50 | 高星 明誠 | B-Max Racing team | 1'39.408 *1'38.364 absence absence | 1'38.364 | 2.647 | 212.529 |
| 25 | 8 | ラルフ・ボシュング | SUNOCO TEAM LEMANS | 1'39.366 *1'38.486 absence absence | 1'38.486 | 2.769 | 212.266 |
| 26 | 1 | 中山 雄一 | P.MU/CERUMO · INGING | absence absence absence *1'38.765 | 1'38.765 | 3.048 | 211.666 |
| 27 | 50 | 佐々木 大樹 | B-Max Racing team | absence absence 1'40.542 *1'40.093 | 1'40.093 | 4.376 | 208.858 |
| 28 | 20 | 金丸 ユウ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | absence absence *1'40.633 1'42.369 | 1'40.633 | 4.916 | 207.737 |
| 29 | 7 | フェリックス・セラレス | SUNOCO TEAM LEMANS | absence absence 1'42.991 *1'42.387 | 1'42.387 | 6.670 | 204.178 |
| 30 | 05 | リオ・ハリアント | HONDA Test Car | *1'43.062 absence absence absence | 1'43.062 | 7.345 | 202.841 |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'35.907)を非公式に上回りました。
合同テスト・ルーキードライバーテスト -RIJ- (2017/12/07) Testing 4 Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Testing 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | 1'36.089 | - | - | 217.561 |
| 2 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda HR-417E | 1'36.230 | 0.141 | 0.141 | 217.242 |
| 3 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM MUGEN | Honda HR-417E | 1'36.352 | 0.263 | 0.122 | 216.967 |
| 4 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG | TOYOTA RI4A | 1'36.386 | 0.297 | 0.034 | 216.890 |
| 5 | 41 | 松下 信治 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda HR-417E | 1'36.475 | 0.386 | 0.089 | 216.690 |
| 6 | 15 | 福住 仁嶺 | TEAM MUGEN | Honda HR-417E | 1'36.621 | 0.532 | 0.146 | 216.363 |
| 7 | 2 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO · INGING | TOYOTA RI4A | 1'36.630 | 0.541 | 0.009 | 216.343 |
| 8 | 65 | ナレイン・カーティケヤン | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | 1'36.795 | 0.706 | 0.165 | 215.974 |
| 9 | 64 | 伊沢 拓也 | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | 1'36.799 | 0.710 | 0.004 | 215.965 |
| 10 | 10 | 塚越 広大 | REAL RACING | Honda HR-417E | 1'36.865 | 0.776 | 0.066 | 215.818 |
| 11 | 19 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | 1'37.152 | 1.063 | 0.287 | 215.180 |
| 12 | 36 | ジェームス・ロシター | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | 1'37.505 | 1.416 | 0.353 | 214.401 |
| 13 | 3 | ニック・キャシディ | KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'37.512 | 1.423 | 0.007 | 214.386 |
| 14 | 4 | 山下 健太 | KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'37.595 | 1.506 | 0.083 | 214.204 |
| 15 | 8 | 大嶋 和也 | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | 1'37.896 | 1.807 | 0.301 | 213.545 |
| 16 | 05 | 大津 弘樹 | HONDA Test Car | Honda HR-417E | 1'38.356 | 2.267 | 0.460 | 212.546 |
| 17 | 1 | 中山 雄一 | P.MU/CERUMO · INGING | TOYOTA RI4A | 1'38.765 | 2.676 | 0.409 | 211.666 |
| 18 | 50 | 佐々木 大樹 | B-Max Racing team | Honda HR-417E | 1'40.093 | 4.004 | 1.328 | 208.858 |
| 19 | 20 | 金丸 ユウ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | 1'42.369 | 6.280 | 2.276 | 204.214 |
| 20 | 7 | フェリックス・セラレス | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | 1'42.387 | 6.298 | 0.018 | 204.178 |
| - | 1 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO · INGING | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 7 | マキシミリアン・ギュンター | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 8 | ラルフ・ボシュング | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 20 | ヤン・マーデンボロー | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 64 | 中嶋 大祐 | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
| - | 05 | リオ・ハリアント | HONDA Test Car | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
| - | 50 | 高星 明誠 | B-Max Racing team | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
| - | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
合同テスト・ルーキードライバーテスト -RIJ- (2017/12/07) Testing 3 Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Testing 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 10 | 塚越 広大 | REAL RACING | Honda HR-417E | 1'36.143 | - | - | 217.439 |
| 2 | 2 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO · INGING | TOYOTA RI4A | 1'36.778 | 0.635 | 0.635 | 216.012 |
| 3 | 64 | 伊沢 拓也 | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | 1'37.139 | 0.996 | 0.361 | 215.209 |
| 4 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM MUGEN | Honda HR-417E | 1'37.218 | 1.075 | 0.079 | 215.034 |
| 5 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda HR-417E | 1'37.297 | 1.154 | 0.079 | 214.860 |
| 6 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | 1'37.386 | 1.243 | 0.089 | 214.663 |
| 7 | 65 | ナレイン・カーティケヤン | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | 1'37.404 | 1.261 | 0.018 | 214.624 |
| 8 | 15 | 福住 仁嶺 | TEAM MUGEN | Honda HR-417E | 1'37.415 | 1.272 | 0.011 | 214.599 |
| 9 | 05 | 大津 弘樹 | HONDA Test Car | Honda HR-417E | 1'37.648 | 1.505 | 0.233 | 214.087 |
| 10 | 19 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | 1'37.779 | 1.636 | 0.131 | 213.801 |
| 11 | 1 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO · INGING | TOYOTA RI4A | 1'37.797 | 1.654 | 0.018 | 213.761 |
| 12 | 41 | 松下 信治 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda HR-417E | 1'37.951 | 1.808 | 0.154 | 213.425 |
| 13 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG | TOYOTA RI4A | 1'38.205 | 2.062 | 0.254 | 212.873 |
| 14 | 36 | ジェームス・ロシター | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | 1'38.219 | 2.076 | 0.014 | 212.843 |
| 15 | 3 | ニック・キャシディ | KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'38.298 | 2.155 | 0.079 | 212.672 |
| 16 | 8 | 大嶋 和也 | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | 1'38.736 | 2.593 | 0.438 | 211.728 |
| 17 | 4 | 山下 健太 | KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'39.573 | 3.430 | 0.837 | 209.948 |
| 18 | 50 | 佐々木 大樹 | B-Max Racing team | Honda HR-417E | 1'40.542 | 4.399 | 0.969 | 207.925 |
| 19 | 20 | 金丸 ユウ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | 1'40.633 | 4.490 | 0.091 | 207.737 |
| 20 | 7 | フェリックス・セラレス | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | 1'42.991 | 6.848 | 2.358 | 202.981 |
| - | 7 | マキシミリアン・ギュンター | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 1 | 中山 雄一 | P.MU/CERUMO · INGING | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 8 | ラルフ・ボシュング | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 20 | ヤン・マーデンボロー | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 64 | 中嶋 大祐 | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
| - | 05 | リオ・ハリアント | HONDA Test Car | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
| - | 50 | 高星 明誠 | B-Max Racing team | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
| - | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
12月6日から二日間の日程で三重県の鈴鹿サーキットにおいて、全日本スーパーフォーミュラ選手権のエンジンメーカー・ルーキードライバーテストが行われた。
今シーズンを戦った16名のレギュラードライバーに加え、今季ヨーロピアンF3ランキング3位のマキシミアン・ギュンター(SUNOCO TEAM LEMANS)をはじめ、同じくヨーロピアンF3を経験したフェリックス・セラレス(SUNOCO TEAM LEMANS)、FIA F2に参戦していたラルフ・ホジュング(SUNOCO TEAM LEMANS)、元F1ドライバーのリオ・ハリアント(HONDA TEST CAR)、などのヨーロッパ勢に、今季GP3ランキング3位の福住仁嶺(TEAM MUGEN)、フォーミュラV8 3.5に参戦していた金丸ユウ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、今季の全日本F3選手権チャンピオン高星明誠(B-Max Racing team)、同じく全日本F3選手権からは大津弘樹(HONDA TEST CAR)、アレックス・パロウ(NAKAJIMA RACING)ら注目のルーキードライバーと、中山雄一、平川亮、ジェームス・ロシター、松下信治、佐々木大樹、などの経験者らも含めた計30名がテストに挑んだ。
この冬一番の寒気が流れ込み快晴ながらも冷たい風が吹く中、午前10時30分のセッション開始のタイミングでニック・キャシディからコースへ。スタートに手間取るルーキーも見られたが、各車が続々とコースイン。
ルーキードライバーでは、ギュンター、ホジュング、福住、高星、ハリアントらが初めてのスーパーフォーミュラをドライブした。
順調にセッションが進む中、残り30分となるタイミングで、ハリアントがダンロップコーナー出口でコースアウトし、車両回収の為に約10分間の赤旗中断となる。
再開後は各車タイムを詰め、中嶋大祐が1分36秒573でトップ、関口雄飛、野尻智紀、山本尚貴、アンドレ・ロッテラー、までがトップ5で午前のセッションを終えた。
お昼休みの90分のインターバルを挟んで午後2時から始まったセッションは、快晴の午前中とは違い西から雲が流れ込み、晴れたり曇ったりを繰り返す天候になった。
このセッションから中嶋大祐に代わりルーキードライバーのパロウが、ハリアントに代わり大津がコースインした。
開始から30分が経過する頃に山本がデグナー二つめの立体交差下でストップ、その赤旗中断を皮切りに3度の赤旗が提示されるセッションとなった。
セッション後半にはルーキードライバーのパロウが1分36秒036を出しトップタイムに。しかし残り10分を切るタイミングで数台がソフトタイヤに履き替えるなど、アタックラップに入っていくとレギュラードライバーが次々とタイムも塗り替え関口がコースレコードを上回る1分35秒717で午後及び総合でもトップタイムを記録した。
中嶋一貴、ロッテラー、パロウ、野尻までが午後及び総合でのトップ5となった。
このテストは明日7日も同じスケジュールで行われる。
Text & Photo: Hiryoyuki MINAMI
合同テスト・ルーキードライバーテスト -RIJ- (2017/12/06) Testing 2 Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Testing 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | R1'35.717 | - | - | 218.406 |
| 2 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | R1'35.794 | 0.077 | 0.077 | 218.231 |
| 3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | 1'36.015 | 0.298 | 0.221 | 217.728 |
| 4 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | 1'36.037 | 0.320 | 0.022 | 217.679 |
| 5 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda HR-417E | 1'36.204 | 0.487 | 0.167 | 217.301 |
| 6 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM MUGEN | Honda HR-417E | 1'36.255 | 0.538 | 0.051 | 217.186 |
| 7 | 1 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO · INGING | TOYOTA RI4A | 1'36.259 | 0.542 | 0.004 | 217.177 |
| 8 | 10 | 塚越 広大 | REAL RACING | Honda HR-417E | 1'36.524 | 0.807 | 0.265 | 216.580 |
| 9 | 15 | 福住 仁嶺 | TEAM MUGEN | Honda HR-417E | 1'36.536 | 0.819 | 0.012 | 216.553 |
| 10 | 2 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO · INGING | TOYOTA RI4A | 1'36.693 | 0.976 | 0.157 | 216.202 |
| 11 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG | TOYOTA RI4A | 1'36.765 | 1.048 | 0.072 | 216.041 |
| 12 | 4 | 山下 健太 | KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'36.892 | 1.175 | 0.127 | 215.758 |
| 13 | 41 | 松下 信治 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda HR-417E | 1'36.968 | 1.251 | 0.076 | 215.589 |
| 14 | 7 | マキシミリアン・ギュンター | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | 1'37.170 | 1.453 | 0.202 | 215.140 |
| 15 | 65 | ナレイン・カーティケヤン | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | 1'37.176 | 1.459 | 0.006 | 215.127 |
| 16 | 20 | ヤン・マーデンボロー | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | 1'37.198 | 1.481 | 0.022 | 215.078 |
| 17 | 3 | ニック・キャシディ | KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'37.466 | 1.749 | 0.268 | 214.487 |
| 18 | 50 | 高星 明誠 | B-Max Racing team | Honda HR-417E | 1'38.364 | 2.647 | 0.898 | 212.529 |
| 19 | 8 | ラルフ・ボシュング | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | 1'38.486 | 2.769 | 0.122 | 212.266 |
| 20 | 05 | 大津 弘樹 | HONDA Test Car | Honda HR-417E | 1'38.799 | 3.082 | 0.313 | 211.593 |
| - | 8 | 大嶋 和也 | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 1 | 中山 雄一 | P.MU/CERUMO · INGING | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 7 | フェリックス・セラレス | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 50 | 佐々木 大樹 | B-Max Racing team | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
| - | 64 | 中嶋 大祐 | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
| - | 05 | リオ・ハリアント | HONDA Test Car | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
| - | 19 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 20 | 金丸 ユウ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 36 | ジェームス・ロシター | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'35.907)を非公式に上回りました。
合同テスト・ルーキードライバーテスト -RIJ- (2017/12/06) Testing 1 Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Testing 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 64 | 中嶋 大祐 | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | 1'36.573 | - | - | 216.470 |
| 2 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | 1'36.607 | 0.034 | 0.034 | 216.394 |
| 3 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda HR-417E | 1'36.780 | 0.207 | 0.173 | 216.007 |
| 4 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM MUGEN | Honda HR-417E | 1'36.805 | 0.232 | 0.025 | 215.952 |
| 5 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | 1'36.855 | 0.282 | 0.050 | 215.840 |
| 6 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | 1'36.989 | 0.416 | 0.134 | 215.542 |
| 7 | 1 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO · INGING | TOYOTA RI4A | 1'36.994 | 0.421 | 0.005 | 215.531 |
| 8 | 15 | 福住 仁嶺 | TEAM MUGEN | Honda HR-417E | 1'37.206 | 0.633 | 0.212 | 215.061 |
| 9 | 10 | 塚越 広大 | REAL RACING | Honda HR-417E | 1'37.248 | 0.675 | 0.042 | 214.968 |
| 10 | 41 | 松下 信治 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda HR-417E | 1'37.584 | 1.011 | 0.336 | 214.228 |
| 11 | 7 | マキシミリアン・ギュンター | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | 1'37.725 | 1.152 | 0.141 | 213.919 |
| 12 | 65 | ナレイン・カーティケヤン | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | 1'37.734 | 1.161 | 0.009 | 213.899 |
| 13 | 2 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO · INGING | TOYOTA RI4A | 1'37.818 | 1.245 | 0.084 | 213.715 |
| 14 | 20 | ヤン・マーデンボロー | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | 1'37.946 | 1.373 | 0.128 | 213.436 |
| 15 | 3 | ニック・キャシディ | KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'38.066 | 1.493 | 0.120 | 213.175 |
| 16 | 4 | 山下 健太 | KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'38.232 | 1.659 | 0.166 | 212.815 |
| 17 | 8 | ラルフ・ボシュング | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | 1'39.366 | 2.793 | 1.134 | 210.386 |
| 18 | 50 | 高星 明誠 | B-Max Racing team | Honda HR-417E | 1'39.408 | 2.835 | 0.042 | 210.297 |
| 19 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG | TOYOTA RI4A | 1'40.468 | 3.895 | 1.060 | 208.078 |
| 20 | 05 | リオ・ハリアント | HONDA Test Car | Honda HR-417E | 1'43.062 | 6.489 | 2.594 | 202.841 |
| - | 8 | 大嶋 和也 | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 1 | 中山 雄一 | P.MU/CERUMO · INGING | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 05 | 大津 弘樹 | HONDA Test Car | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
| - | 7 | フェリックス・セラレス | SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 20 | 金丸 ユウ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 50 | 佐々木 大樹 | B-Max Racing team | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
| - | 19 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 36 | ジェームス・ロシター | VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
| - | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING | Honda HR-417E | absence | - | - | - |
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
ル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつであるFIA-F4選手権シリーズの今季最終戦となる第7大会が、11月11日(土)、12日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催され、川合孝汰、平木玲次、平木湧也の三人が出場した。
ツインリンクもてぎといえばチームのホームコースでもあり、昨年は川合と湧也が優勝を飾って、玲次も入賞を果たしている。ストップ&ゴーが繰り返されるレイアウトは、走りにリズムを要求されるとあって、それぞれ相性抜群であることは絶対のマージンとなる。前大会からは2か月半ものブランクが空いているものの、今季の集大成となることが期待された。
予選 11月11日(土)天候/曇り コース状況/ドライ
このレースウィークは水曜日からの走行開始で、それぞれ様々なセットを試しながらセッションを重ねた。木曜日の専有走行からは三人揃って好タイムをマーク。2セッションの最初は全員トップ10に食い込むなど確かな手応えを感じ取っていた。
土曜日の予選はドライコンディションが保たれたが、早朝からの開始ということで気温、路面温度とも極めて低く、タイヤにしっかり熱を入れるためにも予選開始と同時にコースイン。30分間の予選時間を目一杯走り切った。しかし、暖かい陽気の中で行った練習とはグリップ感の違いに戸惑ったドライバーも少なくなく、三人の中で最もそれが顕著だったのが湧也で、11番手と9番手に留まり、玲次は前半のアタックをまとめきれず、タイムを出すのが後半でタイヤのピークが過ぎていたことから、17番手と15番手。逆に川合は天候の悪化を危惧し過ぎたあまり、前半のアタックに集中。早い段階で好タイムを記した一方で、路面状態の向上した後半に上回るタイムをライバルたちに出されてしまう。それでも7番手と8番手と、2戦ともにシングルグリッドを得ることに成功した。全体を見てもタイムは非常に均衡しており、1秒以内に19台がひしめき合い、コンマ1秒上がれば大きく順位が入れ替わる予選となった。

第13戦決勝 11月11日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ
午前中のもてぎは上空が雲で覆われていたものの、第13戦の決勝を迎える頃には、すっきりとした青空が広がった。スタート直後の1コーナーで前を走る車両の接触をうまくかわし、川合は5番手に浮上。3番手を争う集団の中で逆転のチャンスをうかがう中、4周目に2番手がサスペンショントラブルでリタイアしたことで4番手に上がる。そこからは前を追いかける格好で少しずつ差を詰めていくが、4位でのフィニッシュとなった。
一方、前半のうちに順位を上げていたのが湧也。4周目に8番手に浮上すると、そのまま3台での6番手争いに突入する。そして8周目には6番手にまで上がっていたが、パドルシフトが不調を来すように。それでも、うまく合わせながら走っていた湧也だったが、最終ラップに入って5速にホールドされた状態となってしまい、12番手でゴールを果たした。
そして玲次は序盤の渋滞からなかなか抜け出せずにいたばかりか、4周目の3コーナーでアクシデントが発生。接触を回避するため、コースを飛び出してしまったことから、15番手にポジションダウン。前後をしっかり囲まれた状況の中、再浮上を目指すもかなわず、最終ラップに1台がリタイアしたことで、14位でチェッカーを受けた。

第14戦決勝 11月12日(日)天候/晴れ コース状況/ドライ
日曜日に行われる第14戦決勝は、引き続き青空の下、早朝からの開始であるにもかかわらず、大観衆の見守る中での戦いとなった。そこでまず、好スタートを決めたのが川合で、すかさず1台をパス。7番手に上がって、さらなるポジションアップが期待された。しかし、前を行くライバルたちは今シーズン最後の戦いとあって、変わらぬラップタイムで一進一退の周回を重ねていく。そのため、トップグループとも遜色のないタイムで走っているのだが、なかなか前との差が縮まらず7位でゴールを迎えた。
そんな川合とほとんど変わらぬどころか、時にはタイムで上回っていた湧也は、オープニングラップのV字で押し出されコースオフするなどで14番手となるが、7周目には11番手にまで上がる。その後も懸命に前を追いかけ入賞まであと一歩と迫ったが、8番手を争う集団を捕まえたところで、チェッカーとなった。
玲次もまたオープニングラップで17番手となり、そこから激しいバトルを繰り返すも、抜け出すまでには至らない。それでも後続はしっかり引き離して、10周目には16番手に上がり、チェッカー目前のストレートで最後の逆転の機会が訪れるも、コンマ1秒だけ及ばずレースを終えた。
これでFIA-F4は、今シーズンすべてのレースを終了。過去2年以上に全体のレベルが上がり、絶えず厳しい状況での戦いを強いられた、川合、玲次、湧也の三人ながら、その中で感じた課題、そして得られた収穫は確実にあったはずだ。それらを糧にして、今後一層の成長を望みたい。

- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
-
今シーズンは表彰台を獲得してないだけに、最終戦の地元茂木は何としても良い結果をと臨んだ。練習中から予選までの流れは決して悪くなかったが、ヘアピンなどの小さいコーナーでのタイムロスがあり、0,2秒差を詰められず苦しい戦いだった。湧也が追い上げてきたところでシフトトラブルから失速したことは残念だったが、ドライバー3名とも良い戦いをしてくれた。
- Driver 川合孝汰(Kohta Kawaai)COMMENT
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昨年、優勝しているコースで、自分が育ったコースでもあるので、心にはゆとりを持ちつつレースができたとは思います。クルマの状態も悪い感じは一切なく、練習はいい感じに進んで、予選も悪くなかったのですが、タイムを出すタイミングが少し早過ぎました。第1レースは序盤に自分のペースが作れてはいたのですが、追いついた時にはチェッカーだったのが、もったいなかったです。第2レースはスタートも決まって1台を抜けたのですが、そのままの状態でレースが終わってしまいました。もう少しドライビングの幅を広げて、引き出しを増やすことができれば、車に合わせた走りができるのかな、という課題が見つかったので、今後に活かしていきたいと思います。
- Driver 平木玲次(Reiji Hiraki)COMMENT
-
練習から自分の足りないところを詰めていって、調子も上がってきたのですが、予選で僕の課題である、早めにタイムを出すことが今回もできなかったので、それがレースにも響いてしまった感じでした。鈴鹿からマシンのセッティングと、自分のドライビングをうまく合わせ込むことができなくなって、それでずっと悩んでいるところが、また出てしまったように思います。第1レースでは前でクラッシュがあって、それに巻き込まれてしまったり、第2レースも位置取りの部分でコースアウトさせられそうになったり、予選が下位だとそういう混乱にも巻き込まれやすいというリスクもあるというのを痛感しましたし、自分の責任です。最終戦なので、思いっきり上位を目指すつもりが、悔しい週末になってしまいました。
- Driver 平木湧也(Yuya Hiraki)COMMENT
-
練習ではすごく感触が良くて、トップも狙える位置にいたのですが、第1レースでパドルシフトのトラブルが出て、6位まで追い上げていたんですが、残念な結果となってしまいました。交換できる部分は交換してもらって、第2レースに挑みましたが、スタートで集団に飲み込まれ、その後も押し出されるなどポジションアップすることが難しく、不完全燃焼なレースウィークでした。地元でしたし、昨年も勝っているので、最後に良い結果を出したいと思っていたのですが、うまくかみ合いませんでした。上位のカテゴリーへのステップアップを、今後は視野に入れていきます。
Le Beausset Motorsports
SUPER GTの2017年最終戦となる第8戦がツインリンクもてぎで開催され、平川亮/ニック・キャシディ組のKeePer TOM'S LC500 37号車が2位フィニッシュ。ポイントランキングで逃げ切り、23歳同士の若いコンビが、2017年シーズンのシリーズチャンピオンを勝ち取った。LEXUS LC500はデビューイヤーでのタイトル獲得となった。

11月11日(土)~12日(日)の両日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎでSUPER GTの2017年最終戦となる第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」が開催された。
ここまで7戦にわたって激戦が繰り広げられてきた2017年シーズンのSUPER GTもいよいよ最終戦を迎えた。今季のSUPER GTは、新たな規定にあわせてモデルチェンジし、新規投入されたLEXUS LC500が開幕から4連勝、前戦タイで5勝目を挙げ、ランキングでもLEXUS勢が1,2位を占めて最終戦に臨んだ。
ランキング首位につけるのは前戦タイで今季唯一の2勝目を挙げた平川 亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM'S LC500 37号車。この37号車コンビを6ポイント差で追うランキング2位につけるのは、今季2位3回、3位1回と安定した速さを見せるも未勝利の大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR LC500 6号車。LEXUS LC500のデビューイヤータイトル獲得なるかに注目が集まった。
◆予選◆
11日(土)午前中の練習走行時は雲がかかり寒い状況だったが、その後天候は回復。昼には明るい日差しの下、やや風が強いものの気温17度、路面温度22度というコンディションでノックアウト方式の予選が開始された。
Q1(15分)は午後2時20分に開始。前半は全車ピットで待機し、残りが8分ほどになったあたりでコースイン。まずカルダレッリのドライブする6号車がタイムをマークすると、各車がこれを次々に塗り替えていった。僅差で順位が変わっていく中、中嶋一貴のドライブするau TOM'S LC500 36号車がLEXUS勢では最上位となる3番手。キャシディがアタックした37号車が5番手。6号車も7番手でQ2進出。
しかし、石浦宏明がアタックしたZENT CERUMO LC500 38号車は僅か0.017秒及ばず9番手となりQ2進出ならず。ヘイキ・コバライネンにQ1アタックを託したDENSO KOBELCO SARD LC500 1号車は11番手、関口雄飛のWedsSport ADVAN LC500 19号車は15番手でQ1敗退となった。
やや日も傾いてきた午後3時5分から開始されたQ2(12分)も残り8分あたりから各車コースへ。6号車の大嶋が素晴らしいタイムでまずトップに立ったが、ライバルがこれを大きく上回るタイムをマークし、ポールポジション獲得はならず。それでもランキング2位から逆転タイトルを目指す6号車が最前列2番手グリッドを獲得。ランキング首位につける37号車は平川がこちらも好走を見せ3番手。ジェームス・ロシターがアタックした36号車は7番手。タイトルを争う2台のLEXUS LC500は、2,3番手と好位置から決勝レースに臨むこととなった。
GT300クラスは、坪井翔がドライブしたJMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車が10番手でQ2進出。アタックラップで他車に阻まれる形となった吉本大樹の SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車はQ2進出ラインとなる14番手に0.06秒及ばず15番手でQ1敗退。TOYOTA PRIUS apr GT 31号車は19番手、TOYOTA PRIUS apr GT 30号車は23番手でグリッド決定。
Q2では唯一の進出となった51号車を駆る中山雄一が8番手タイムをマーク。4列目から決勝レースでの逆転タイトルを目指すこととなった。
◆決勝◆
12日(日)は朝から好天に恵まれ、ほとんど雲の無い快晴の空の下、気温15度、路面温度22度という最終戦を戦うには絶好のコンディション。航空自衛隊のF2戦闘機によるデモフライト、地元栃木県警の白バイ、パトカーに続き、ドイツツーリングカー選手権(DTM)車両も連なってのパレードラップなど最終戦ならではの豪華なオープニングを経て、午後1時半、53周で争われる決勝レースのスタートが切られた。
ローリングでのスタートが切られる直前、フォーメーションラップ中に、2番手につけていたカルダレッリの6号車が、ブレーキングでタイミングを計っていた前車に追突、車体右前部を破損するアクシデント。そのままレースをスタートしたが、6号車は若干ペースが落ち、4周目に3番手スタートの37号車が6号車をパス。37号車は自力チャンピオン獲得圏内である2位に浮上した。
その後方では、逆転タイトルの可能性を残す36号車のロシターが7番手スタートから猛烈な追い上げを見せ、6号車もかわし3位へ。6号車は6周目に他車に追突されてスピンを喫し、ほぼ最後尾までポジションを落とすこととなってしまった。
3位へと浮上した36号車だったが、GT300クラス車両をかわす際に接触し、ダメージを負った箇所の修復で長いピットインを余儀なくされ、こちらも優勝争いから脱落。
序盤からアクシデントの連発する荒れた展開となったが、37号車は着実に2位を走行。後続との間隔も大きく保ったまま、21周目にピットインし、キャシディから平川へとドライバー交代を行った。その後、他の車両も次々にピットインしていき、35周目に最後の車両がピットを終えた時点で、37号車は再び2位へと復帰した。
後半戦、上位の3台はそれぞれ大きく間隔が開いた単独走となったが、次々に現れる周回遅れをかわしながら、一瞬も気を抜けない状況下で周回が重ねられていった。
37号車の平川はのしかかるプレッシャーの中で健闘。チャンピオン獲得条件である2位を守って30周以上を走り切りチェッカー。37号車の平川/キャシディ組、そしてLEXUS TEAM KeePer TOM'Sがドライバーとチームの両チャンピオンに輝いた。3位に立川/石浦組の38号車が入り、今季3度目の表彰台獲得となった。
SUPER GTのGT500クラスにフル参戦して3年目、23歳の平川と、同じく23歳でGTフル参戦2年目のキャシディという若いコンビが初の戴冠。日本のGTシリーズにおいて、23歳同士のコンビ、そしてキャシディの23歳85日はシリーズ最年少タイトル記録を更新した。
チーム・トムスとしては2009年以来8年ぶりのGTタイトル。37号車としては初のタイトル獲得となった。
GT300クラスでは、ランキング2位で逆転タイトルの可能性を残す中山雄一/坪井組の51号車が8番手からスタート。中山雄一が最後までピットインを遅らせる作戦で、30周目に首位浮上。その翌々周にピットインすると、坪井へとドライバーチェンジ。タイヤ無交換作戦で、7位でコースへ復帰した。その後、坪井はライバルとのバトルを繰り広げ、ひとつポジションを上げて6位でフィニッシュ。惜しくも逆転タイトル獲得はならなかったが、2勝、ランキング3位という好成績で新型LEXUS RC F GT3のデビューシーズンを終えることとなった。
31号車が12位、60号車が18位、30号車は接触によりリタイアに終わった。

2017年のチャンピオンを獲得した平川亮(右)とニック・キャシディ(左)

2位でフィニッシュしタイトルを獲得したKeePer TOM'S LC500 37号車
- KeePer TOM'S LC500 37号車 ドライバー 平川亮:
-
何と言って良いか、言葉が出ない。今日のレースは、2位でバトンを受け取って、その順位をキープすればチャンピオンが取れるとは分かっていたが、なかなか100%プッシュは出来なかったし、なんとしてでもこの順位で戻ってこなければという状況で30周以上走ることになって、すごいプレッシャーだった。チェッカーを受けて喜ぶのかなと思ったが、どちらかと言えばすごくほっとしたという気分だ。1年間通してチームがミス無く支えてくれて、ニック(キャシディ)もすごく良い仕事をしてくれたし、LC500は常に速くて強いクルマで、タイヤも毎回難しいコンディションの中でも良いパフォーマンスを発揮してくれるなど、完璧なシーズンだった。本当に皆さんに感謝している。
- KeePer TOM'S LC500 37号車 ドライバー ニック・キャシディ:
-
夢のようだ!支えてくれたLEXUSとチーム、TRDに本当に感謝している。GT500に参戦して2年目で(平川)亮と共にタイトルを獲得出来るなんて信じられない。彼と組んだ初日から、2人共に速さがあると言うことは分かっていた。そのためプッシュするよりも、ミスを犯すことなく、接触もしないように着実に走ることに心掛けた。特に今日はそれが重要だった。二人の協力態勢はシーズンを通してどんどん良くなっていった。それだけに、彼と共にチャンピオンを獲得出来たのは本当に嬉しいし、チームともこの喜びを分かち合いたい。
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company
待ちに待ったポール・トゥ・フィニッシュ! しかしシリーズチャンピオンの座はあまりに遠すぎた。
2017オートバックス・スーパーGT第8戦「もてぎGTグランドファイナル」は11月12日、栃木県のツインリンクもてぎで決勝レースを行い、GT500クラスはポールポジションからスタートした#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)が最後までトップを守りきり、念願の今季初優勝を達成した。しかしポイントリーダーの#37平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM'S LC500)が2位入賞を果たしたため、ドライバーズチャンピオンは平川/キャシディ組が獲得した。GT300クラスは予選3位からスタートした#65黒澤治樹/蒲生尚弥組(LEON CVSTOS AMG)が終盤トップに立って今季2勝目を達成。ドライバーズチャンピオンは3位入賞を果たした#4谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル初音ミクAMG)が獲得した。(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日19,500人/決勝日36,000人)
決勝レースは午後1時30分にパレードラップを開始。スタート前のローリングではポールの#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)と#6アンドレア・カルダレッリ(WAKO'S 4CR LC500)が最終コーナーで接触するという波乱の幕開けに。23号車は左リヤバンパー、6号車は右フロントフェンダーにダメージを負ったものの走行に支障はなく、クインタレッリはそのままトップを快走し、24周を走ってピットイン。松田にあとを託すと、松田も後続を寄せ付けない走りでそのまま53周を消化、2位以下に6.263秒差をつけてチェッカーを受け、開幕から苦戦の続いた2017シーズンを勝利で締めくくった。
しかし松田/クインタレッリ組は自身が勝利した場合でも平川/キャシディ組が3位以下にならなければチャンピオンは獲得できない。その37号車コンビは予選3位からのスタートだったが、4周目の1コーナーでキャシディが#6カルダレッリを捉えて2位に浮上、トップの23号車を射程に捉えるペースではなかったものの、キャシディ、平川のりょうめいとも着実に自らのポジションを守って周回を重ね、2位15ポイントを得てトータル84とポイントを伸ばし、見事2017年のドライバーズチャンピオンを獲得した。平川とキャシディはともに1994年生まれの満23歳。これはスーパーGT史上最年少記録となった。
3位には予選9位から着実に順位を上げてきた#38立川祐路/石浦宏明組(ZENT CERUMO LC500)が入った。
GT300クラスはポールポジションからスタートした#4片岡龍也がレース序盤はトップを快走、16周目に早めのドライバー交代を行なったが、タイヤ4本を交換した4号車に対し、#55高木真一/ショーン・ウォーキンショー組(ARTA BMW M6 GT3)はタイヤ無交換、#65号車はフロント2本交換を選択。このことがレース後半の展開に大きく影響することになった。
上位陣がドライバー交代を終えた時点で#55ショーン・ウォーキンショーはトップに浮上。#65蒲生尚弥が2位につけ、同じくタイヤ無交換の#25松井孝允(VivaC 86 MC)を挟んで#4谷口信輝は4位に後退することになる。39周目に#25松井を捉えて3位に浮上した谷口だったが、2位の蒲生には10秒以上の差をつけられてしまっており、それ以上の追い上げは難しかった。
一方、2位につけていた#65蒲生は47周終わりの最終コーナーで#55ウォーキンショーがリヤをスライドさせたのを見逃さずにインに飛び込み、1コーナーでトップを奪うことに成功、そのまま逃げ切って第6戦鈴鹿に続いて今季2勝目を達成した。2位は#55高木/ウォーキンショー組、#4谷口/片岡組が3位でフィニッシュした。
これによりシリーズポイントは#4谷口/片岡組が77、#55黒澤/蒲生組が72、#55高木/ウォーキンショー組は61に終わり、#4谷口/片岡組がチャンピオンを獲得した。
毎戦熱い戦いを繰り広げたスーパーGTの2017シーズンはこれで閉幕。2018シーズンは4月7-8日に岡山国際サーキットで開幕する。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500クラス
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2017/11/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | | 53 | 1:31'44.581 |
| 2 | 37 | 平川 亮 ニック・キャシディ | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | | 53 | 6.263 |
| 3 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | | 53 | 13.353 |
| 4 | 17 | 塚越 広大 小暮 卓史 | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | BS | | 53 | 19.962 |
| 5 | 100 | 山本 尚貴 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | BS | | 53 | 20.537 |
| 6 | 46 | 本山 哲 千代 勝正 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | | 53 | 20.857 |
| 7 | 12 | 安田 裕信 ヤン・マーデンボロー | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | | 53 | 38.909 |
| 8 | 1 | ヘイッキ・コバライネン 平手 晃平 | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | | 53 | 46.745 |
| 9 | 8 | 野尻 智紀 小林 崇志 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | BS | | 53 | 1'01.721 |
| 10 | 64 | ベルトラン・バゲット 松浦 孝亮 | Epson Modulo NSX-GT Honda NSX-GT | DL | | 53 | 1'28.669 |
| 11 | 16 | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT | YH | | 52 | 1Lap |
| 12 | *24 | 佐々木 大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | | 52 | 1Lap |
| 13 | 6 | 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | | 51 | 2Laps |
| 14 | 36 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | | 42 | 11Laps |
| 15 | 19 | 関口 雄飛 国本 雄資 | WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | YH | | 38 | 15Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 37Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.23 ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R) 1'40.077 (2/53)
- CarNo.24(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、H項2-2.4.4.1b)-3(赤旗中の追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.24(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、SGT Spr.13-1.b(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
■GT300クラス
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2017/11/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 65 | 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG Mercedes-Benz AMG GT3 | BS | | 49 | 1:31'56.005 |
| 2 | 55 | 高木 真一 ショーン・ウォーキンショー | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | | 49 | 2.255 |
| 3 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | | 49 | 13.992 |
| 4 | 9 | ジョノ・レスター 峰尾 恭輔 | GULF NAC PORSCHE 911 Porsche 911 GT3 R | YH | | 49 | 19.524 |
| 5 | 25 | 松井 孝允 山下 健太 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | | 49 | 26.024 |
| 6 | 51 | 中山 雄一 坪井 翔 | JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | BS | | 49 | 27.234 |
| 7 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | | 49 | 27.941 |
| 8 | 21 | リチャード・ライアン 柳田 真孝 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | | 49 | 38.351 |
| 9 | 33 | 藤井 誠暢 スヴェン・ミューラー | D'station Porsche Porsche 911 GT3 R | YH | | 49 | 49.364 |
| 10 | 3 | 星野 一樹 高星 明誠 | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 49 | 1'00.717 |
| 11 | 87 | 細川 慎弥 佐藤 公哉 | ショップチャンネルランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 49 | 1'05.616 |
| 12 | 31 | 嵯峨 宏紀 久保 凜太郎 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | | 49 | 1'14.863 |
| 13 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | | 49 | 1'17.394 |
| 14 | *26 | 山田 真之亮 ジェイク・パーソンズ | TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA Audi R8 LMS | YH | | 49 | 1'18.225 |
| 15 | 5 | 坂口 夏月 藤波 清斗 | マッハ車検MC86 GTNET TOYOTA 86 MC | YH | 3 | 49 | 1'30.440 |
| 16 | 18 | 中山 友貴 川端 伸太朗 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | | 49 | 1'30.965 |
| 17 | 360 | 柴田 優作 青木 孝行 | RUNUP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 49 | 1'35.529 |
| 18 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 49 | 1'40.254 |
| 19 | *10 | 富田 竜一郎 吉田 広樹 | GAINER TANAX triple a GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | | 48 | 1Lap |
| 20 | 52 | 番場 琢 脇阪 薫一 | 埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC TOYOTA MARK X MC | YH | | 48 | 1Lap |
| 21 | 50 | 都筑 晶裕 新田 守男 | Ferrari 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 15 | 48 | 1Lap |
| 22 | 117 | 井出 有冶 阪口 良平 | EIcars BENTLEY GT3 BENTLEY CONTINENTAL GT3 | YH | | 48 | 1Lap |
| 23 | 111 | 石川 京侍 山下 亮生 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | | 48 | 1Lap |
| 24 | 35 | ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ ナタポン・ホートンカム | ARTO 86 MC 101 TOYOTA 86 MC | YH | | 48 | 1Lap |
| 25 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 48 | 1Lap |
| 26 | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 | 植毛GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 37 | 12Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - 34Laps)完走 ---- |
| - | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 28 | 21Laps |
| - | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | | 25 | 24Laps |
| - | 88 | 織戸 学 平峰 一貴 | マネパランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 15 | 34Laps |
| - | 30 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | | 5 | 44Laps |
- Fastest Lap: CarNo.4 片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG) 1'48.460 (2/49)
- CarNo.26(ジェイク・パーソンズ)は、SGT Spr 13-1a(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.10(富田竜一郎)は、SGT Spr 13-1b(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)とドイツツーリングカー選手権(DTM)を運営するITRは11月11日、スーパーGT第8戦が開催されているツインリンクもてぎで共同会見を開き、かねてより話し合いの続いているクラス1ツーリングカーの規則統一や、スーパーGTとDTMの交流戦についての状況を明らかにした。
会見にはITRからゲルハルト・ベルガーチェアマン、GTAからは坂東正明代表が出席。今週末開催されるDTM車両とGT500車両の混走によるデモランの感想と、今後の展望を語った。
またコース上ではメルセデス、アウディ、BMWの各メーカーから1台ずつのDTMマシンが来日。それぞれマロ・エンゲル、ロイック・デュバル、アウグスト・ファルフスのドライブで#1DENSO KOBELCO SARD LC500、#8ARTA NSX-GT、#23MOTUL AUTECH GT-Rらを交えてのデモンストレーションランを予選日、決勝日の二日間にわたって実施した。
- ゲルハルト・ベルガーITRチェアマン
- 本日はご招待いただきありがとうございます。日本に来るのは本当に楽しみです。ドライバーとしてホンダとともに戦い、多くのファンができましたし、多くのメカニックやエンジニアとも仕事をして来ましたから。今週末も3年一緒に戦ったエンジニアのタナベさんと再会して楽しい時間を過ごしましたよ。
ヨーロッパのDTM選手権の責任者となった今年はまずGTAとの協力関係がどうなっているかを確認しました。DTM最終戦のホッケンハイムではGT500マシンをヨーロッパのレースファンに紹介することができました。今回は逆に日本のファンの前でDTMのマシンとドライバーを紹介することができ、嬉しく思います。
車両規則の統一については、先日DTMでも2リッターターボエンジンを搭載することが決まりました。これで日欧の高級車ブランドがともに戦えるようになり、開発コストの抑制にもつながります。今週末もGTAとミーティングを行って今後のことを話し合い、交流戦の開催を実現します。
- 坂東正明GTA代表
- 先日のホッケンハイムでGT-RとLC500をお客さんに見せることができました。今回もてぎでDTMの3台を日本のファンに見せることができたのはベルガーさんとドイツのマニファクチャラーの協力によるものです。ホッケンハイムのデモランでは胸が熱くなりました。今週末も生で見ると涙腺が緩むんで、モニターで見ることにしました。これでスーパーGTとDTMの交流戦に向けてまた一つステップを上げたなと。交流戦のこと、コスト削減のことなどをベルガーと話し合い、距離が縮まったと感じます。すでに決まったので仕方ありませんがベンツが抜けても道を間違えないように、ともに進んでいきます。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
#5大湯会心の3勝目!!
2017FIA-F4選手権最終戦の決勝が11月12日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、予選3番手からスタートした#5大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)が終盤トップに立ち、今季3勝目を挙げてシーズンを締めくくった。また前日の第13戦でポイントリーダーに浮上した#1宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)もこのレースを3位で終え、ランキング2位の#6笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)が5位に終わったため、2年連続でシリーズチャンピオンを獲得した。
第14戦決勝は朝8時15分より12周で行われた。今年からGTのフリー走行がなくなったにもかかわらず、この日の朝はゲートオープン前から多くの観客が詰めかけ、シーズン最後の戦いを見守っていた。天候は晴れ。申し分のないコンディションでの戦いとなった。
スタートでトップに立ったのは予選2番手の#50澤田真治(B-MAX RACING F110)。予選3番手の大湯が2位で続き、ポールポジションの宮田は冷えた路面に手こずり、スタートで3位に後退してしまうが、1-2コーナーで並びかけて来た笹原を懸命に抑え込んでポジションを守った。笹原は逆に#8角田裕毅(SRS/コチラレーシング)にかわされて5位に後退してしまった。
そこからは澤田、大湯、宮田、角田の接近戦が何周も続いたが、追い抜きの難しいもてぎのレイアウトと、近づけばダウンフォースの抜けるフォーミュラカーの特性から4人とも決め手を欠き、ライバルのミスを待つ展開となった。
そして転機は10周目にやって来た。
スタートからギリギリの走りで攻め続けた澤田が90度コーナーでホイールをロックさせて僅かにオーバーラン。大湯はそれを見逃さずに最終コーナーでピタリと背後につけ、続く1コーナーでアウトから仕掛けていった。しかし澤田も一歩も引かず、二人は並走のまま1-2コーナーを走り抜け、3コーナーの手前でようやく大湯が前に出た。
両者がバトルに没頭する間に3位の宮田も澤田を射程圏内に入れ、3-4コーナーで追い抜きを試みるが、これは成功せず。これに乗じて宮田のアウトに並びかけた角田はグラベルにはみ出したがなんとかポジションをキープした。
一方笹原はブレーキングで挙動が安定しないなど終始苦しい走りを強いられ、宮田を追い詰めるどころか周回ごとに差を広げられる状態。なすすべなく5位でレースを終えた。
大湯は結局澤田に1.073秒差をつけて12周を走りきり、第10戦富士に続いて今季3勝目を挙げてシーズンを締めくくった。澤田は今季初の連続表彰台ながら目前の勝利を逃した格好だが、それも今の実力と自らを納得させている様子。宮田はこのレースで3位表彰台を得てシリーズポイントを231と伸ばし、昨年に続いてFIA-F4のチャンピオンを獲得した。
- 第14戦優勝 大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)
-
今日は前に近づけばダウンフォースが抜ける、という状況の繰り返しで、前の選手もなかなかミスをしないし、後ろは迫ってくるし、残り周回数は減っていくしでどうしよう?と思っていたところ「来た!!」という感じで。あそこはもう絶対引くわけにはいかないと思って頑張りました。FIA-F4は技術的な差が本当に少ないので、ほんのちょっとしたきっかけで大きく結果が変わってしまいます。そういう中で、去年はとにかく勝ちたい気持ちばっかりでしたが、今はレース全体を考えて戦うことができるようになりました。今シーズンを通じて大きく成長できたと思います。
- 第14戦2位 #50澤田真治(B-MAX RACING F110)
-
優勝が目の前にあったので、悔しいレースになりました。今シーズンは表彰台に上がることもなかったので、もてぎ大会で表彰台に上がれたことは良かったですが、最後を優勝で飾れなかったのは残念です。スタートからずっとギリギリで、あまり余裕を持って走っていなかったので何回かホイールロックをさせる状況でした。ギリギリでやってる中でああなったので、これが今の自分の実力だと思います。やれることはやりました。ただ自分が足りてなかったのだと思います。クルマは今シーズンで一番いい状態でした。勝てるクルマだったので残念です。
- 第14戦3位 #1宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)
-
勝って終わりたかったんですけど、今はなんか...チャンピオンを取ったってボードを見せられて、ガッツポーズはしたかったんですが、レースに勝ったわけでもないのでちょっと複雑な気持ちでした。チャンピオン取れたことは嬉しいし、多分今後も2年連続ってのはないと思います。何より今年僕が出ることをチームが引き受けたことや、それに対して支援してくれた皆さんに本当に感謝しています。今後は坪井選手のように僕自身がFIA-F4を戦うドライバーの目標になるような選手になりたいです。今シーズンはずっとポイントリーダーになれなくて、最後に逆転する結果になりました。今までカートではなんども同じようなことをやってますが、フォーミュラでも同じことが経験できたことはすごく嬉しいです。チームや自分を信じてレースをすれば結果がついてくることがわかってすごく嬉しいです。今日は勝てなかったけど、昨日までやって来たことが全て結果に繋がったと思うので。こうして自力でチャンピオン取れたのは鈴鹿の2戦目が大きかったかなと思います。何よりホンダのホームコースだったので「負けちゃいけない」と今まで以上に準備していったので。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GRAND FINAL -RIJ- (2017/11/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car Team | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 5 | 大湯 都史樹 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 12 | 23'49.613 |
| 2 | 50 | 澤田 真治 | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | DL | 12 | 1.073 |
| 3 | 1 | 宮田 莉朋 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | DL | 12 | 1.445 |
| 4 | 8 | 角田 裕毅 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 12 | 1.608 |
| 5 | 6 | 笹原 右京 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 12 | 3.746 |
| 6 | 16 | 篠原 拓朗 | Media Do ADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | DL | 12 | 4.352 |
| 7 | 60 | 川合 孝汰 | DENSOルボーセF4 Le Beausset Motorsports | DL | 12 | 4.842 |
| 8 | 7 | 大滝 拓也 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 12 | 5.836 |
| 9 | 36 | 小川 颯太 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | DL | 12 | 6.661 |
| 10 | 55 | 細田 輝龍 | DRP F4 FIELD MOTORSPORT | DL | 12 | 7.381 |
| 11 | 62 | 平木 湧也 | DENSOルボーセF4 FTRS Le Beausset Motorsports | DL | 12 | 7.767 |
| 12 | 35 | 河野 駿佑 | HubAuto F110 HubAuto Racing | DL | 12 | 13.257 |
| 13 | 25 | 高橋 知己 | 点天&イーストアップwith Field FIELD MOTORSPORT | DL | 12 | 13.913 |
| 14 | 39 | 浦田 裕喜 | SACCESS RACING F4 SACCESS RACING | DL | 12 | 14.284 |
| 15 | 13 | 岩佐 歩夢 | BMG F110 B-Max Racing team | DL | 12 | 15.539 |
| 16 | 61 | 平木 玲次 | DENSOルボーセF4 Le Beausset Motorsports | DL | 12 | 15.634 |
| 17 | 17 | 朝日 ターボ | ヴァンガードまるはアイカーズF110 Buzz International | DL | 12 | 15.893 |
| 18 | 89 | 庄司 雄磨 | HubAuto F110 HubAuto Racing | DL | 12 | 17.649 |
| 19 | 18 | 加藤 潤平 | ATEAM Buzz Racing F110 Buzz International | DL | 12 | 21.327 |
| 20 | 70 | 小山 美姫 | Leprix Sport F110 leprix sport | DL | 12 | 24.091 |
| 21 | 99 | ダニエル・フロスト | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED RACING TEAM | DL | 12 | 25.713 |
| 22 | 68 | チア ウィング ホン | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | DL | 12 | 31.159 |
| 23 | 63 | 金澤 力也 | VSR Lamborghini SC VSR Lamborghini S.C. Formula Jr. | DL | 12 | 31.746 |
| 24 | 77 | 大井 偉史 | Skill Speed スキルスピード | DL | 12 | 32.230 |
| 25 | 9 | 畑 亨志 | アーネクトwith Field FIELD MOTORSPORT | DL | 12 | 38.962 |
| 26 | 44 | 小野寺 匠 | NRS F110 NRS | DL | 12 | 40.984 |
| 27 | 83 | ライジング | NRS RISING F110 NRS | DL | 12 | 44.161 |
| 28 | 15 | 早瀬 広道 | Media Do ADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | DL | 12 | 45.023 |
| 29 | 80 | 菅波 冬悟 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | DL | 12 | 54.360 |
| 30 | 86 | 大阪 八郎 | COLLET F110 ZAP SPEED RACING TEAM | DL | 12 | 57.813 |
| 31 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | DL | 12 | 58.369 |
| 32 | 2 | 仲尾 恵史 | TCS-奈良初参加おっちゃん号 TEAM RIGHT WAY | DL | 12 | 1'10.668 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ---- |
| - | 54 | G.W.リッケルト Jr. | PAM KOTA RACING ARN RACING | DL | 0 | 12Laps |
- Fastest Lap: CarNo.1 宮田莉朋(FTRSスカラシップF4) 1'58.002 (8/12) 146.48km/h
- CarNo.80は、2017 FIA-F4競技規則第15条1.1)(衝突)により、競技結果に30秒を加算した。
- CarNo.2は、2017 FIA-F4競技規則第15条1.3)(妨害行為)により、競技結果に30秒を加算した。
コースレコード更新で逆転タイトルへ!!
2017オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGTグランドファイナル」の公式予選は11月11日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、GT500クラスで#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)が1'36.316と旧規定で樹立されたコースレコードを上回る圧倒的な速さをみせ、今季初のポールポジションを獲得した。GT300クラスも#4谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル初音ミクAMG)も1'46.076と従来のレコードを大幅に上回り、第2戦富士以来今季2度目のポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ。気温はやや上昇したものの強い風が吹き、空力マシンのGT500クラスには難しいコンディションとなったようだ。
予選Q1
各クラス15分間で行われる予選Q1。GT500クラスはミシュランタイヤを履く2台のニッサンGT-Rが好タイムを記録。#46千代勝正(S Road CRAFTSPORTS GT-R)が1'37.224でトップ。#23松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)は最初のアタックでコースを飛び出したものの、次の周にうまく仕切り直して1'37.345を記録し、2番手でQ2進出を果たした。最初のミスを受けての「置きに行ったタイム」での2位という結果に、NISMOは逆に自信を深めることとなった。3位には#36中嶋一貴(au TOM'S LC500)がつけたが、優勝候補の一角であるはずの#38石浦宏明(ZENT CERUMO LC500)が僅か0.01秒及ばず9位。ディフェンディングチャンピオンの#1ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD LC500)も11位という結果に終わり、揃ってQ1落ちを喫する結果となった。
GT300クラスは前戦タイでポールポジションを獲得した#21リチャード・ライアン/柳田真孝組(Hitotsuyama Audi R8 LMS)がメカニカルトラブルにより出走できないという波乱の幕開け。トップタイムを記録したのは#4谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)で、#88平峰一貴(マネパランボルギーニ GT3)が2位。#25山下健太(VivaC 86 MC)が3位につけた。朝のフリー走行でドライブシャフトのトラブルに見舞われた#5藤波清斗(マッハ車検MC86 GTNET)も13位に入り、見事Q2進出を果たしている。
予選Q2
12分間で争われる予選Q2。GT500クラスは残り時間が7分を切ったあたりで各チーム続々とコースイン。まずは#6大嶋和也(WAKO'S 4CR LC500)が1'37.207でトップにつけ、これに#37平川亮(KeePer TOM'S LC500)が1'37.366で続く展開に。しかしやや遅れてコースインした#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)がセクター1から飛ばしに飛ばし、途中5コーナーで危ない場面はあったと本人は振り返ったものの、そこでもどうにか踏みとどまって1周をまとめてコントロールラインに飛び込んできた。記録されたタイムは1'36.316。2位以下を0.891秒も引き離す圧倒的な速さでポールポジションを獲得してみせた。これは現行規定よりもダウンフォース量の多い旧規定の車両で平手晃平(DENSO KOBELCO SARD RC F)が記録した1'36.491をも上回るものだった。
GT300クラスは第2戦富士で自身通算初のスーパーGTでのポールポジションを獲得した#4片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)が今度は自らの手でQ2を走り、こちらも昨年中山雄一(TOYOTA PRIUS apr GT)の樹立した1'46.760を大幅に上回る1'46.076を叩き出して自力での初ポールを達成してみせた。2位には#55高木真一(ARTA BMW M6 GT3)が1'46.300で続き、#65蒲生尚弥(LEON CVSTOS AMG)が1'46.341、#25松井孝允(VivaC 86 MC)が1'46.451と、こちらは上位4チームがレコードを更新する結果となった。
第8戦決勝は明日午後1時30分より53周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
ついに逆転!#1宮田連覇に着実な一歩!
11月11日に栃木県のツインリンクもてぎで行われたFIA-F4選手権第13戦の決勝レースは、ポールポジションからスタートした#1宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)が独走で今季4勝目を達成。シリーズポイントで#6笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)を僅かに上回ってポイントリーダーに浮上した。
第13戦決勝は午後1時10分より12周で行われた。スタートを制したのは宮田。予選2位の#50澤田真治(B-MAX RACING F110)がそれに続く一方で、予選3番手の#8角田裕毅(SRS/コチラレーシング)は同4番手の笹原と1コーナーで接触、揃って順位を落とすことになってしまった。
澤田は1周目の90度コーナーでアウトから宮田に並びかけるが、惜しくもオーバーラン。その隙に#5大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)、#16篠原拓朗(Media Do ADVICS影山F110)らの先行を許してしまう。しかしその大湯も4周目のS字に差し掛かったところで突如サスペンションアームの折損に見舞われ、惜しくもリタイヤとなってしまった。
こうしてライバル達が次々と後退していく中、トップの宮田は終始安定したペースでリードを広げて12周を走りきり、第12戦鈴鹿に続いての2連勝、今季通算4勝目を挙げた。
2位は篠原、3位には澤田が入り、いずれも昨年の最終戦もてぎ以来の表彰台を獲得した。
また、この勝利により宮田はシリーズポイントを216に伸ばしたため、5位に終わった笹原をわずか2ポイント上回ってドライバーズランキングトップに浮上。シリーズ連覇をかけて明日の決勝に臨むことになった。
果たして最後に笑うのは宮田か笹原か。第14戦決勝は明日の朝8時15分より12周で戦われる。
- 第13戦優勝 #1宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)
- とにかく勝てたことがすごく嬉しいし、レースペースもよかったので、明日に向けての課題というか、そこが見つかったかなと。終盤は試し試し走って、それが最後うまくまとまったのでファステストが取れた、という感じです。まだまだ詰めれるところがあるし、ベストを更新できるクルマでもありました。とにかくチャンピオンより優勝。勝ちにこだわって走りたいです
- 第13戦決勝2位 #16篠原拓朗(Media Do ADVICS影山F110)
- 去年の最終戦はポールスタートで抜かれて2位で、かなり後ろからも追われてる展開だったので。今日は運もありますけど、そういう意味でもよかったと思います。最初は自分が遅いポイントがあり、そこは分かっていたんですけど、うまく修正できて引き離せてよかったです。
- 第13戦決勝3位 #50澤田真治(B-MAX RACING F110)
- 悔しいです。結果を受け止めるしかないなと。明日も2位からスタートなので今日の反省をしっかりして、優勝で終われるように頑張ります。序盤は速かったんですけど、終盤伸び悩んだので、そこが課題かなと。自分のダメなとこがたくさん出たので、もう一回考え直します。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI
■GT500 Class
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2017/11/11) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
| 1 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | | 1'37.345 | R1'36.316 |
| 2 | 6 | 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | | 1'37.795 | 1'37.207 |
| 3 | 37 | 平川 亮 ニック・キャシディ | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | | 1'37.536 | 1'37.366 |
| 4 | 46 | 本山 哲 千代 勝正 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | | 1'37.224 | 1'37.530 |
| 5 | 24 | 佐々木 大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | | 1'37.572 | 1'37.580 |
| 6 | 100 | 山本 尚貴 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | BS | | 1'37.841 | 1'37.713 |
| 7 | 36 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | | 1'37.359 | 1'37.916 |
| 8 | 17 | 塚越 広大 小暮 卓史 | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | BS | | 1'37.361 | 1'37.927 |
| 9 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | | 1'37.858 | |
| 10 | 12 | 安田 裕信 ヤン・マーデンボロー | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | | 1'37.980 | |
| 11 | 1 | ヘイッキ・コバライネン 平手 晃平 | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | | 1'38.062 | |
| 12 | 8 | 野尻 智紀 小林 崇志 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | BS | | 1'38.164 | |
| 13 | 16 | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT | YH | | 1'38.706 | |
| 14 | 64 | ベルトラン・バゲット 松浦 孝亮 | Epson Modulo NSX-GT Honda NSX-GT | DL | | 1'38.735 | |
| 15 | 19 | 関口 雄飛 国本 雄資 | WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | YH | | 1'39.066 | |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'36.491)を更新しました。
■GT300 Class
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2017-11-11) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
| 1 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | | 1'46.825 | R1'46.076 |
| 2 | 55 | 高木 真一 ショーン・ウォーキンショー | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | | 1'47.659 | R1'46.300 |
| 3 | 65 | 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG Mercedes-Benz AMG GT3 | BS | | 1'47.571 | R1'46.341 |
| 4 | 25 | 松井 孝允 山下 健太 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | | 1'47.411 | R1'46.451 |
| 5 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | | 1'47.996 | 1'47.166 |
| 6 | 33 | 藤井 誠暢 スヴェン・ミューラー | D'station Porsche Porsche 911 GT3 R | YH | | 1'47.873 | 1'47.416 |
| 7 | 18 | 中山 友貴 川端 伸太朗 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | | 1'47.552 | 1'47.465 |
| 8 | 51 | 中山 雄一 坪井 翔 | JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | BS | | 1'47.838 | 1'47.524 |
| 9 | 9 | ジョノ・レスター 峰尾 恭輔 | GULF NAC PORSCHE 911 Porsche 911 GT3 R | YH | | 1'47.650 | 1'47.677 |
| 10 | 88 | 織戸 学 平峰 一貴 | マネパランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 1'47.337 | 1'47.833 |
| 11 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | | 1'47.729 | 1'47.838 |
| 12 | 5 | 坂口 夏月 藤波 清斗 | マッハ車検MC86 GTNET TOYOTA 86 MC | YH | 3 | 1'47.967 | 1'48.023 |
| 13 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | | 1'47.888 | 1'48.555 |
| 14 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 1'47.789 | 1'50.605 |
| 15 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 1'48.059 | |
| 16 | 3 | 星野 一樹 高星 明誠 | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'48.273 | |
| 17 | 111 | 石川 京侍 山下 亮生 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | | 1'48.362 | |
| 18 | 87 | 細川 慎弥 佐藤 公哉 | ショップチャンネルランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 1'48.364 | |
| 19 | 31 | 嵯峨 宏紀 久保 凜太郎 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | | 1'48.510 | |
| 20 | 26 | 山田 真之亮 ジェイク・パーソンズ | TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA Audi R8 LMS | YH | | 1'48.541 | |
| 21 | 10 | 富田 竜一郎 吉田 広樹 | GAINER TANAX triple a GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | | 1'48.555 | |
| 22 | 117 | 井出 有冶 阪口 良平 | EIcars BENTLEY GT3 BENTLEY CONTINENTAL GT3 | YH | | 1'48.689 | |
| 23 | 30 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | | 1'48.722 | |
| 24 | 52 | 番場 琢 脇阪 薫一 | 埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC TOYOTA MARK X MC | YH | | 1'48.735 | |
| 25 | 50 | 都筑 晶裕 新田 守男 | Ferrari 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 15 | 1'48.753 | |
| 26 | 360 | 柴田 優作 青木 孝行 | RUNUP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'49.009 | |
| 27 | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 | 植毛GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'49.280 | |
| 28 | 35 | ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ ナタポン・ホートンカム | ARTO 86 MC 101 TOYOTA 86 MC | YH | | 1'49.914 | |
| 29 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 1'50.006 | |
| - | 21 | リチャード・ライアン 柳田 真孝 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | | absence | |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'46.760)を更新しました。