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2012年9月

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリスノックアウト予選総合結果

■GT500 Class

SUPER GT IN KYUSHU 300km -RIJ- (2012/09/29) Knock Out Qualify Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWhQ1Q2Q3
119WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH191'53.6341'49.1781'46.534
223MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS301'54.0841'48.5921'46.535
324D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH141'54.4871'48.9001'46.971
438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS501'56.1921'49.3221'47.362
517KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS301'53.3811'49.1751'47.911
618ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS341'55.4651'49.2791'48.170
7100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS381'54.4581'49.2941'48.342
812カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS431'56.9391'49.630
936PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ロイック・デュバル
BS741'55.9431'49.894
101S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI581'52.0711'49.929
1132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'56.740no time
126ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS331'57.033
138ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS121'57.476
1435KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS282'00.633
---- 以上予選通過 ----
1539DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI43no time
■GT300 Class

SUPER GT IN KYUSHU 300km -RIJ- (2012/09/29) Knock Out Qualify Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoCar
Model
DriverTireWhQ1Q2Q3
13S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH961'59.9431'57.4271'52.702
266triple a Vantage GT3
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH472'04.6251'58.1111'53.113
388マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH242'02.1501'58.3751'53.163
487JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
山内 英輝
YH42'03.4411'58.9271'53.320
5911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH472'04.3741'58.7111'53.903
652GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH212'05.0401'59.3901'54.760
711GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL472'05.0691'59.4571'55.299
861SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH112'03.9781'58.8591'56.330
933HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK602'01.7472'00.0881'56.850
1043ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS332'03.3072'00.3851'57.020
110GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH382'04.4982'00.537
1216MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中嶋 大祐
BS222'05.7582'01.407
1331apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH232'02.8752'01.665
1427PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH52'04.2412'03.767
155マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 Italia GT3
玉中 哲二
植田 正幸
YH2'06.0312'04.728
1699investors Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
フランク・ユー
安岡 秀徒
YH2'03.4192'05.431
1785JLOC Verity ランボ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
松田 秀士
YH42'06.928
1814Team SGC IS350
LEXUS IS350
折目 遼
山野 直也
YH2'06.954
194GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH62'07.087
2022R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH2'09.017
2121ZENT Audi R8 LMS
Audi R8
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
YH42'10.753
22360RUN UP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH2'11.325
2330IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH72'11.902
---- 以上予選通過 ----
242エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH25no time

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス公式練習結果

SUPER GT IN KYUSHU 300km -RIJ- (2012/09/29) Official Practice Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
115001S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI581'45.726-159.151
2325002EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'45.832 0.106158.992
3245003D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH141'46.501 0.775157.993
4395004DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI431'46.691 0.965157.712
5235005MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS301'46.936 1.210157.350
6175006KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS301'47.339 1.613156.759
765007ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS331'47.592 1.866156.391
8355008KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS281'47.702 1.976156.231
9195009WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH191'47.762 2.036156.144
101250010カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS431'47.795 2.069156.096
111850011ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS341'47.837 2.111156.035
12850012ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS121'48.162 2.436155.567
133850013ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS501'48.220 2.494155.483
143650014PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ロイック・デュバル
BS741'48.336 2.610155.317
1510050015RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS381'48.703 2.977154.792
16663001triple a Vantage GT3
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH471'52.977 7.251148.937
1703002GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH381'53.330 7.604148.473
1833003S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH961'53.714 7.988147.971
199113004エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH471'53.789 8.063147.874
20883005マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH241'53.898 8.172147.732
21113006GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL471'54.168 8.442147.383
2223007エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH251'55.352 9.626145.870
2343008GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH61'55.408 9.682145.799
24613009SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH111'55.442 9.716145.756
258730010JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
山内 英輝
YH41'55.74010.014145.381
263130011apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH231'55.91910.193145.157
274330012ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS331'56.35410.628144.614
283330013HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK601'56.86711.141143.979
292730014PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH51'56.92811.202143.904
305230015GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH211'57.21411.488143.553
311630016MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中嶋 大祐
BS221'57.34711.621143.390
322130017ZENT Audi R8 LMS
Audi R8
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
YH41'57.45111.725143.263
333030018IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH71'57.74712.021142.903
3436030019RUN UP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'58.20412.478142.351
35530020マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 Italia GT3
玉中 哲二
植田 正幸
YH1'59.25613.530141.095
369930021investors Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
フランク・ユー
安岡 秀徒
YH1'59.28413.558141.062
371430022Team SGC IS350
LEXUS IS350
折目 遼
山野 直也
YH1'59.34613.620140.988
382230023R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'59.42013.694140.901
398530024JLOC Verity ランボ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
松田 秀士
YH42'00.04314.317140.170

D1 GRAND PRIX

D1:第6戦は斎藤太吾が総合優勝、エキシビションは単走が上野高広、追走は古口美範が優勝 (D1 Corp.)

 「2012年グランツーリスモD1GPシリーズ第6戦&D1チャンピオンズ インセントレア」が、9月22日(土)~23日(日)の2日間、中部国際空港臨時駐車場特設コース(愛知県)で開催された。

D1GPシリーズ第6戦の22日(土)には5,260人、また23日(日)のエキジビションマッチ「D1チャンピオンズ」には6,250人の観衆がスタンドを埋めた。尚、21日(金)第6戦予選日を含む3日間合計の来場者数は13,452人であった。

 9月22日(土)に行われたD1GPシリーズ第6戦では、3大会ぶりに参戦した斎藤太吾(ダイゴ)が、午前中の単走で迫力のドリフトをみせ日比野哲也(Team UPGARAGE with DRoo-P)を突き放し優勝。また午後に行われた追走トーナメントでも、日比野が強烈な角度で斎藤を惑わせる走りをみせたが、斎藤が懸命にドリフトを合わせて連勝。単走・追走を制し、第1戦お台場大会に続き今シーズン2回目の総合優勝を飾った。

 また9月23日(日)に行われたエキジビションマッチ「D1チャンピオンズ」では、午前中「単走ノックダウン」を開催。昨年のセントレア大会で単走優勝を飾った上野高広(ULTRAMAN with Team VERTEX)が、「今年もチャンピオンを狙っていた」という言葉通り、見事2年連続優勝を決めた。

 午後に行われた「チャンピオンズ追走8」には、歴代チャンピオン、優勝経験者に、今シーズンの上位選手を加えた18名と海外からの招待選手1名の計19名が参戦。前日総合優勝果たした斎藤太吾はこの日も豪快な走りで決勝まで勝ち進み、古口美範(Team BOSS with FALKEN)と対戦。古口のマシンにピッタリとドリフトを合わせた斎藤だったが、減速しすぎて失速するミス。これにより古口が「チャンピオンズ追走8」の優勝を飾った。

~D1GPシリーズ第6戦~
【9月21日(金)天候:晴れ: 路面:ドライ】
■予選

 昨年のエキジビションマッチ「D1チャンピオンズ」に続いて2回目の開催となったセントレア大会。コースは昨年と近いレイアウトだが、加速区間が伸びてより高い車速から進入することになった。また、その先のコーナーのR、さらにコーナー間の距離が変わって、選手によると走り方も大きく変わったという。

 予選ではまず1コーナーの角度やスピードが注目のポイントになった。その後、鋭い振り返しから勢いよく審査席前へ飛ばす走りをすれば高得点になるとされたが、その要素をすべてカバーできる走りをした選手は少なく、全体的に得点は低めとなった。特に予選通過ボーダーラインの8位、9位の得点は98.77と得点の差はなかったが、走りの勢いや角度やラインなどの度合いによるわずかな差が当落を分けた。

 そんな中、予選1位通過を果たしたのは、マシンを86に変え2戦目となる野村謙(BLITZ DFellow & URAS)。勢いのあるアクセル踏み、スムーズなマシンコントロール、さらにメリハリのあるアクセルワークで最高得点99.23をマークした。

【9月22日(土)】
■単走決勝(天候:晴れ 路面:ドライ)

 2日目になると選手もコースレイアウトに慣れ、走り方も大幅にレベルアップした。高い車速からしっかりとコントロールした走りで、村山悌啓(GOODYEAR Racing with Megatech)、片岡龍也(Team UP GARAGE with BANDOH)、藤中学(GLIDEAUTO with 阿波タイヤレーシング)らが99点台の高得点を獲得していく。そしてここでも野村謙がアクセル全開度の高い走りで99.47をマーク。トップに立った。

 一方、シード選手陣の走りは冴えなかった。織戸学(DRIVE M7 ADVAN MAX ORIDO RACING)は1本目にハーフスピン、2本目もギクシャクした走りで高得点がとれず、今村陽一(NICHIEI レーシングプロジェクト with FALKEN)は1本目に振り出しのミスで大幅な減点となり、2本目も走りがまとまらなかった。

 また手塚強(GOODYEAR Racing BNR34 with Bee★R)はいい走りをしていながらも4コーナーでスピンをしてしまう。さらに谷口信輝(HKS)は1本目がハーフスピン、抑えて走った2本目も走りが小さくなってしまい、追走トーナメント進出を逃した。

 ここまでの出走でトップを保ったのは野村であったが、日比野哲也(Team UPGARAGE withDRoo-P)が、スピードとキレのある振り返しからきっちりアクセルを踏んだ走りで、いきなり99.70の高得点をマークし、トップに立つ。しかし2本目の走行に入ると、斎藤太吾(ダイゴ)がものすごい角度で飛び出し、猛烈にアクセルを踏み日比野の得点を上まわる99.93をマーク。3大会ぶりに参戦してきた斎藤が単走優勝を決めた。

斎藤太吾選手コメント
 「攻めたい気持ちはあるのですが、このコースでは早めにアクセルを抑えて踏んで曲がるほうがいい点がつくので、そのあたりを意識して走りました。1本目はちょっと抑え気味に走り、いい点数になったので、2本目はギヤを上げて、煙を出しながら走行しました。このコースだから審査席前のアプローチでアピールしたかったのですが、うまくいったと思っています。」
◆2012 グランツーリスモD1GP Rd.6 単走決勝 結果
■追走トーナメント(天候:晴れ 路面:ドライ)

 追走トーナメントベスト16。シリーズランキング2位の高橋邦明(GOODYEAR Racing With Kunny'z)は野村謙(BLITZ DFellow & URAS)との対戦で、審査席前でスポンジバリアを引っかけてしまい野村に敗北。シリーズチャンピオン争いに大きく後退してしまう。

 一方ランキング首位の熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)はチームメイトの末永直登と対戦。マシンを寄せた距離の差で熊久保が勝った。

 ベスト8ではランキング3位の川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)が野村がミスしたことで勝ち、これによりこのラウンドでの熊久保のチャンピオン決定はなくなった。その熊久保に対して、松川和也(Team UPGARAGE with DRoo-P)はアクセル開度の高い、ハイスピードドリフトで挑む。熊久保も見事な走りで応戦し、両者互角のまま再々戦に突入した。その2本目、熊久保がオーバースピードでアウト側のスポンジバリアにクラッシュ。松川が勝った。

 ベスト4に勝ち上がったのは、斎藤太吾(ダイゴ)、川畑、日比野哲也(Team UPGARAGE with DRoo-P)、松川の4人。斎藤vs川畑の対戦は、この日高い車速で飛び込みながら、きっちり減速してものすごいトラクションで駆け抜けるスキのない走りをしていた斎藤に対して、川畑も距離を詰めていくが入りきれない。2本目は加速区間で少し距離を開けられた斎藤が2コーナーで追いつき、その先で寄せて勝ちを決めた。また日比野vs松川というチームメイト同士の対決は両者とも後追いから相手との距離を詰めたが、日比野のほうが接近度で上まわり、日比野が勝った。

 川畑と松川の対戦となった3位決定戦は、松川がオーバースピードでスポンジバリアにクラッシュし、川畑が勝った。

 決勝は斎藤vs 日比野。1本目は日比野が2コーナーで少し流され、角度も浅くなる。2本目は日比野に斎藤がドリフトを合わせ、これにより斎藤の優勝が決まった。

 この大会の結果、熊久保はランキング首位をキープ。川畑が2位に、斎藤が3位に浮上した。

斎藤太吾選手コメント
d1_r06_01.jpg  「追走では、負けない自信はありましたが、あまり気持ちいい走りを決められていなかったので、もうちょっと気持ちいい走りを見せたかったです。でも勝とうと思っても毎回勝てるわけではないですし、勝つとやはり気持ちがいいです。シリーズ争いをしていない分、余計なことを考えず、うまくいったのだと思います。」

d1_r06_02.jpg
第6戦追走トーナメント決勝戦 (左:日比野哲也 VS 右:斎藤太吾)

~D1GPエキジビション「D1チャンピオンズ」~
【9月23日(日)天候:雨 路面:ウェット】
■単走ノックダウン

 前日までの晴天とうって変わり、この日は朝から雨が降りつづき、競技はウェット路面で行われた。エキジビションマッチ「D1チャンピオンズ」は、歴代チャンピオン、優勝経験者に、今シーズンの上位選手を加えた18名と、海外からの招待選手1名の計19名で行われた。

 まず「単走ノックダウン」では、計3回のラウンドを行う。得点が低い選手が落とされていき、最終的には4名で優勝を争う単走競技だ。

 第1ラウンドは19名が1本ずつ走行し、そのうち上位8名が第2ラウンドに進出できる。ただ、この大会では機械審査システム「DOSS」で採点が行われため、前日のシリーズ第6戦とは高得点を獲得できる基準が変わり、それに対応できない選手やスピードが足りない選手が敗退した。

 第2ラウンドも走行は1本。8名から4名に絞られる。車速が高くスムーズな走りをした織戸学(GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R)や野村謙(BLITZ DFellow & URAS)、角度とスピードを両立させた川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)が高得点を獲得。そして完璧な走行ラインとスピードのある走りで上野高広(ULTRAMAN with Team VERTEX)が100点をたたき出し、最終ラウンドに進出した。

 最終ラウンドは4人が1本だけ走行して優勝を争う。まず大きい角度で川畑が99.10の高得点を獲得。野村もスムーズな走りを見せたが、川畑には及ばなかった。織戸は明らかなオーバースピードからクラッシュ。そして最後に出走した上野が極めてスムーズで速いドリフトを見せて最高点となる99.89をマーク。上野は第1ラウンド、第2ラウンド、最終ラウンドすべてでトップの得点をとって単走ノックダウンの優勝を果たした。上野は昨年もセントレア大会の単走で優勝しており、2年連続の勝利となった。

上野高広選手コメント
d1_r06_03.jpg  「優勝は狙っていました。前日の単走の時点ではミスもあり、順位があまりよくなかったので自信はなかったのですが、朝、ウェット路面で走行した感じが悪くなかったので、これだったら行けると思っていました。本番は1本目走ったあとに、99点台がでたので、 2本目は100点を狙っていきました。実際に100点が獲得でき、うれしいです。」
■角度番長決定戦/チャンピオンズ追走8

 この日の追走トーナメントは、歴代のチャンピオン4名(うち熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)は前日のクラッシュのダメージでリタイヤ)と、前年度勝者の佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)、さらに単走ノックダウンで優勝した上野高広(ULTRAMAN with Team VERTEX)が出走資格を獲得。残りの2名は「角度番長決定戦」で選出し、合わせて8名の選手で行われた。

 角度番長決定戦は、ひとり1本の走行で、2コーナーから3コーナーまでの最大角度のみを競う。ここでは斎藤太吾(ダイゴ)がものすごい角度をつけ、失速しかけながらもパワーで走りきって優勝。しかし、斎藤の追走進出はすでに決まっていたため、続く2位の日比野哲也(Team UPGARAGE with DRoo-P)、3位の古口美範(Team BOSS with FALKEN)が追走トーナメント進出を決めた。

 その後、トーナメントの組み合わせを決めるためのアトラクション「ドリフト障害物競走」を行い、タイムを競った。この「ドリフト障害物競走」も斎藤がトップタイムだった。午後には天候も回復し、「チャンピオンズ追走8」は、ドライコンディションの路面で行 われた。

 まずベスト8で斎藤が谷口信輝(HKS)のインに入って勝利。上野と同時クラッシュした佐久間はそこまでマシンを詰めていたことが評価されて勝利。古口は川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)のミスにより勝ち、今村陽一(NICHIEI レーシングプロジ ェクト with FALKEN)は日比野のインにきっちり入り勝った。

 準決勝最初の対戦は斎藤vs佐久間。佐久間が斎藤のマシンに懸命に追いすがったが、やや角度が浅かったことと4コーナーで遅れをとったことで大きなアドバンテージをとるには至らない。そして2本目には斎藤が佐久間のインにギリギリまで寄せ、決勝進出を決 めた。

 もうひとつの準決勝、古口vs今村は、1本目、今村が前半でやや間隔を開けられて古口のマシンに深く寄せきれず、4コーナーでもミスをしてしまう。一方、2本目古口は今村のインを差し、決勝進出を決めた。

 決勝は斎藤vs古口。1本目は古口がなんとかついていったが、2コーナーで角度が浅くなったこともあり、アドバンテージはとれない。しかし2本目、斎藤は後追いから2コーナーで失速。ドリフトが戻りぎみになり古口に大きなアドバンテージがつき、古口の優勝が決まった。

古口美範選手コメント
d1_r06_04.jpg  「長く使っているクルマなので、金属疲労などトラブルがあったのですが、それを直してもらいながらいろいろ細かいところを見直したところより乗りやすいクルマになりました。いままでタイミングを逃して悪いほうに出ていた面があったのですが、早いうちに結果を残したかったので、今回いい方向になってよかったです。シリーズチャンピオン争いには関係ないですが、最後も優勝を飾って1つでも順位を上げて終わらせたいです。」

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■チャンピオンズ追走8での走り(左:古口美範 VS 右:斎藤太吾)

株式会社D1コーポレーション PRESS INFORMATION

Japanese F3

JF3:第11-13戦SUGO 平川亮がタイトル決定! 中山雄一が3レース完全制覇、勝田貴元がNクラス初優勝! (TOYOTA)

  • コース:スポーツランドSUGO(3.704km)
  • 予選:9月22日(土)晴:ドライ
  • 第11戦決勝:9月22日(土)晴:ドライ
  • 第12戦決勝:9月23日(日)曇後雨:ドライ~ウェット
  • 第13戦決勝:9月23日(日)雨:ウェット
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第12戦、平川亮(右)が3位に入り、今季のシリーズタイトルを獲得。
中山雄一(中央)は今大会3レースの完全制覇を果たした。
リチャード・ブラッドレー(左)が2位に入りトヨタ勢が表彰台を独占

 全日本F3選手権の第7大会(第11戦、第12戦、第13戦)が9月22日(土)と23日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 今季の全日本F3では、ルーキーの平川亮(RSS)が開幕の2連勝から、ここまでの10戦で7勝、2位3回と圧倒的な強さを見せており、今大会、平川が2ポイントを獲得すれば最終戦を待たずしてタイトルが決定する。平川のタイトル決定及び、ライバル勢の逆襲に注目が集まる大会となった。

 今大会は今季唯一の1大会3戦実施。第11戦と第12戦の予選、第11戦決勝を22日(土)に行い、23日は第12戦と第13戦決勝をダブルヘッダーで実施。第13戦のスターティンググリッドは第11戦の決勝結果で決定される。

 今季の同シリーズには、CクラスにTOM'S TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が4台出場、Nクラスは参戦車両8台全てがTOM'S TOYOTA 3S-GEエンジンを使用している。

 22日(土)は好天に恵まれ、午前10時15分から10分のインターバルを挟んで10分ずつ、第11戦と第12戦の予選が行われた。今季はまだ中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)の1勝のみと苦しんできたトムス勢が今大会は好調ぶりを見せ、第11戦、第12戦共に中山がポールポジション。チームメイトのリチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)が2番手で最前列を独占。第11戦は2番手のブラッドレーに僅か1000分の1秒という僅差につけた山内英輝(B-MAX ENGINNERING)が2戦共に3番手。平川は2戦共に今季ワーストグリッドとなる5番手からのスタートとなった。

 Nクラスでは佐々木大樹(NDDP RACING)が2戦共にポールポジション。勝田貴元(TOM'S SPIRIT)は第11戦クラス4番手、第12戦はクラス2番手につけた。

 午後3時22分、18周で争われる第11戦決勝がスタート。ポールポジションの中山はスタートを決めトップをキープ。2番手、3番手スタートのブラッドレーと山内も順位を守った。

 5番手スタートの平川はラファエル・スズキ(TODA RACING)の先行を許し、6位後退。それでもその順位のままチェッカーを受ければタイトル確定という状況だったが、スズキを攻めた平川は、16周目にスピン。バリアにクラッシュし、ノーポイントでレースを終えることに。タイトル決定は翌日以降に持ち越された。

 首位を逃げる中山は、2位以降との差を徐々に広げていき、ファステストラップもマーク。最後は2位に5秒以上の大差を付けて独走で今季2勝目を挙げた。2位はブラッドレー、3位に山内が入った。

 Nクラスでは、佐々木がポール・トゥ・ウィンで今季6勝目。勝田はクラス4位でフィニッシュした。

 23日(日)は2レース行われるため、第12戦(25周)は午前8時と早い時間にスタートが切られた。

 雨との予報だったもののコースインの時点ではまだ雨は降っておらず、全車スリックタイヤでスタート。ポールポジションの中山と2番手のブラッドレーが順当に順位を守る後方で、5番手グリッドの平川が好スタートを切り、3位に浮上した。

 前日同様に中山が2位以下を引き離して行く展開となったが、15周を過ぎたあたりで雨が降り始め、ブラッドレーがペースダウン。これに追い着いた平川がブラッドレー攻略を試みたが逆転は叶わず。

 2位に13秒もの差をつけた中山が前日に続き2連勝。ブラッドレーが2位。平川はブラッドレー逆転はならなかったものの3位表彰台を獲得し、見事2012年の全日本F3チャンピオンを決めた。

 Nクラスでは佐々木がポールポジションから逃げ、トップチェッカー。第8戦から5連勝となる今季7勝目を挙げた。クラス2番手スタートの勝田は2位に入った。

 第13戦(25周)は本格的な雨に見舞われ、完全なウェットコンディションで午後1時5分にスタート。ポールポジションの中山はこのレースでもスタートを決め、首位をキープ。一方で、2番手グリッドのブラッドレーがスタートで遅れ、4位に後退。3番手スタートの山内が2位に浮上した。

 水煙の舞い上がるコースで、首位に立った中山はこの日も快走。2位以下との差を広げていった。

 第11戦でリタイアしたため、最後尾スタートとなった平川は、スタートの混乱を抜け10位に浮上すると、更に前走車をかわしていき、8周目には7位までポジションアップ。しかし、13周目、Nクラスの車両をパスした直後にスピンを喫しコースアウト。今季2度目のリタイアとなってしまった。

 中山はこのレースでもファステストラップをマークし、2位に14秒差をつけてトップチェッカー。SUGO大会の3戦全てでポール・トゥ・ウィン&ファステストラップの完全勝利を飾った。2位には山内が入った。

 Nクラスでは、ポールポジションの佐々木が1コーナーから2コーナーに向かうところで後続に追突されスピンし、大きく後退。クラス4番手スタートの勝田は2位に浮上し、首位の平峰一貴(HFDP RACING)を追撃。残り5周で平峰を逆転した勝田が、待望のF3初優勝を飾った。

Text & Photo: TOYOTA

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO ロイック・デュバルが3位表彰台獲得、中嶋一貴は5位に入りランキング首位で最終戦へ (TOYOTA)

  • コース:スポーツランドSUGO(3.704km)
  • 予選:9月22日(土)晴:ドライ
  • 決勝:9月23日(日)雨:ウェット
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3位表彰台を獲得したロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)

 フォーミュラ・ニッポンの第6戦が9月22日(土)、23日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。

 シーズンも残り2戦となったフォーミュラ・ニッポン。タイトル争いは中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が首位に付けているものの、僅か1ポイント差でチームメイトのアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が追い、J.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)も6点差の4位と、混沌とした状況となっている。そんな中、各チーム、各ドライバー共に一つでも上位でのフィニッシュを目指し、激戦が展開された。

 22日(土)は好天に恵まれ、過ごしやすい気候の下、ノックアウト方式の予選が午後1時40分から開始された。

 予選Q1では、今大会セッティングに苦しむ平手 晃平(Project μ/cerumo・INGING)がまさかの敗退で16番手。安田 裕信(KONDO RACING)が15番手、嵯峨 宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)17番手。折目 遼(SGC by KCMG)18番手とグリッドが確定した。

 上位8台がQ3へと進出するQ2では、前戦第5戦で勝利を飾ったオリベイラがタイムを詰め切れず10番手敗退。国本 雄資(Project μ/cerumo・INGING)は11番手となった。

 最終予選Q3では、松田 次生(TEAM IMPUL)がベテランの意地を見せトヨタエンジン勢最上位の3番手。中嶋一貴が4番手で2列目に並ぶこととなった。以下5番手ロッテラー、6番手大嶋 和也(Team LeMans)、7番手ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)と続き、決勝レースを迎えることとなった。

 23日(日)は一転雨模様となり、ウェットコンディションでの決勝レースとなった。午後3時、セーフティカーの先導で決勝レース(68周)がスタート。3周のセーフティカーランを経て、本格戦が開始された。

 水煙を上げながらのレースは、上位はグリッド順のまま順当に、松田3位、中嶋一貴4位、ロッテラー5位、大嶋6位、デュバル7位で序盤戦へ。12周目、早くもロッテラーが給油のためにピットイン。

 強い雨の下、コースアウトが続出するレースとなり、13周目に大嶋をパスしたデュバルも16周目にコースアウト。しかし、すぐにコースに戻ったデュバルは、順位を落とすことなく、再びハイペースでの追撃を開始。前を行く中嶋一貴に迫った。

 中盤、各車給油のためのピット作業をこなしていく中、中嶋一貴は素晴らしいピット作業でコースへ復帰したが、先にピットインしたデュバルが猛烈なペースで中嶋一貴を逆転。一方で松田はピット作業で遅れ、デュバル、中嶋一貴の後方へと順位を落としてしまった。

 全車がピットを終えた時点で、3位にデュバル、4位中嶋一貴、5位松田、6位大嶋、7位ロッテラー、8位オリベイラの順となり、大嶋とロッテラーによる激しい6位争いが展開された。

 ピットで遅れながらも5位走行と健闘を見せていた松田だったが、57周目の最終コーナーで、突然右リアタイヤが脱落し、コースオフ。松田はそこでレースを終えることとなり、レースはセーフティカー導入となった。

 終盤のセーフティカー導入で、レースは残り5周でのスプリント勝負に。マージンが無くなったことで、各車最後のポジションアップを狙ってのスタートが切られた。

 デュバルを含む上位3台が逃げる一方で、大嶋の先行を許し、5位に後退した中嶋一貴にロッテラーが襲いかかり、2台はサイド・バイ・サイドで接触しながらコーナーへ。立ち上がりで中嶋一貴の後方に追突する形となったロッテラーがフロントウィングを破損しスピン。ロッテラーは首位と同一周回最後尾の10位まで順位を落としてしまった。

 デュバルは最後まで前の2台を追ったが、惜しくも及ばず、3位でチェッカー。今季2度目の表彰台獲得となった。

 4位に大嶋。中嶋一貴は5位に入り、ランキングでは僅か1ポイント差ながら首位をキープ。タイトルは2レース制で行われる最終戦で決されることとなった。

Text & Photo: TOYOTA

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO決勝 伊沢拓也選手が参戦5年目にしてフォーミュラ・ニッポン初優勝を達成 (HONDA)

  • 2012年9月23日(日)・決勝  会場:スポーツランドSUGO(3.704km)  天候:雨  気温:18℃(15:00時点) 路面温度:20℃(15:00時点)  コースコンディション:ウエット  決勝レース:68周  観客:8400人(主催者発表)

 9月23日(日)、宮城県・村田町のスポーツランドSUGOにおいて、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦の決勝レースが開催されました。

fn120923001L.jpg  スポーツランドSUGOのある宮城県地方は、爽やかな秋晴れが広がった昨日とは打って変わり、今日は雨模様となりました。雨脚は次第に強まり、午前10時10分から30分間にわたって行われたフリー走行は、開始時こそコースの一部が湿っている程度のセミウエットコンディションでしたが、セッションの終わりごろには路面全体が完全にフルウエットのコンディションとなりました。

 このセッションでは、難しいコンディションにもかかわらず#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)が1分24秒381を記録してトップタイムを記録しました。また、チームメートの#32 小暮卓史選手もこのセッションでは4番手につけました。さらに、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は9番手、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は10番手、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は11番手、スポット参戦の#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)は16番手、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は17番手となりました。

 昨日の予選では、#40 伊沢選手がポールポジションを獲得。#41 塚越選手が2番手となったため、Hondaドライバーがフロントローに並ぶこととなりました。さらに、#32 小暮選手は8番グリッド、#16 山本選手は9番グリッド、#31 中嶋選手は12番グリッド、#10 金石選手は13番グリッド、#15 佐藤選手は14番グリッドから決勝のスタートを迎えます。

 午後3時にスタートが切られた決勝レースは、雨のためセーフティカーに先導される形で幕を開けました。このセーフティカーランは4周で終了し、ここから本格的に競技が開始されました。ただし、雨は降り続けているために各マシンからは激しい水煙が巻き上がり、視界が非常に限られたコンディションとなっていました。

 フロントローからレースに臨んだ#40 伊沢選手と#41 塚越選手は順当に1-2フォーメーションを保って1コーナーに進入。ただし、8番手だった#32 小暮選手と9番手だった#16 山本選手はここで軽く接触。#32 小暮選手はリアタイヤに、そして#16 山本選手はフロントタイヤにダメージを負い、相次いでピットに戻りました。2人は修復作業を行ってコースに復帰しましたが、#32 小暮選手は17番手に、#16 山本選手は18番手に後退しました。この結果、#31 中嶋選手は10番手、#10 金石選手は11番手、#15 佐藤選手は12番手となります。

 8周目、ライバルを攻略しようとしていた#31 中嶋選手が接触、フロントウイングにダメージを負ってピットストップを行います。これで#10 金石選手と#15 佐藤選手は1つずつ順位を上げ、#31 中嶋選手は17番手に後退しました。

 #40 伊沢選手と#41 塚越選手はチームメート同士ながら激しいバトルを展開し、序盤より1秒前後のタイム差を保って周回していましたが、#41 塚越選手は14周目のレインボーコーナー付近で軽いコースアウトを喫し、2人の差は3.5秒へと広がります。その後も#41 塚越選手は追撃の手を緩めず、19周目には1秒を切るタイム差となりますが、ここで#41 塚越選手が今度はS字コーナー付近で再びコースアウトを喫します。いずれも、#41 塚越選手の懸命の追走が招いた結果でしたが、2人の間隔が22周目に0.8秒まで近づいた後は次第に広がっていき、26周目には3.2秒差となりました。

 29周目、それまで13番手を走行していた#32 小暮選手がピットインします。ギアボックスが不調に陥っていたためで、この作業によりおよそ6ラップの後れを取ることとなりました。

 32周目、#10 金石選手がピットストップを行います。タイヤ交換は行わずに給油のみを行い、およそ13秒間の停止時間でピットアウトし、コースに復帰しました。34周目には#15 佐藤選手もピットストップ。#10 金石選手と同様、給油のみ行い、13秒ほどでピットアウトしました。これにより、#15 佐藤選手は#10 金石選手の直前でコースに復帰し、実質的に1つ順位を上げることに成功します。

 このころになると雨は少し小降りになり、各ドライバーともややペースアップしながら周回を重ねていきますが、依然としてマシンから巻き上げられる水煙の量は多く、容易にはオーバーテイクできない状況が続きます。

 一方、後続を突き放す速いペースで走行を続ける#40 伊沢選手と#41 塚越選手はピットストップのタイミングを引き延ばし、1-2フォーメーションを保ったまま順調に周回を重ねていきます。結果的に#41 塚越選手がピットストップを行ったのはレースが終盤に入った49周目。#40 伊沢選手は2周後の51周目にピットストップを行いましたが、2人とも作業は順調に終了し、#40 伊沢選手が首位、#41 塚越選手が2番手という順位を守ってコースに復帰しました。

 全ドライバーがピットストップを終えた52周目の段階で、トップは引き続き#40 伊沢選手。滑りやすい路面のため、ミスを犯すドライバーが多いなか、#40 伊沢選手は安定したペースで走り続け、2番手を走る#41 塚越選手との差をこの時点で8秒まで広げていました。Honda勢で2人に続いていたのが#15 佐藤選手。得意のウエットレースとあって、14番手スタートながらこの時点で10番手まで駒を進めていました。#10 金石選手はその直後にあたる11番手。#31 中嶋選手は14番手、#16 山本選手は16番手、#32 小暮選手は17番手となってフィニッシュを目指していました。

 レースが終盤を迎えても雨は降り続けていましたが、雨脚はいくぶん弱まっており、レース前半に比べればコンディションは改善していました。57周目、ライバルの1台が最終コーナーでメカニカル・トラブルを起こし、最終コーナー付近のグラベルベッド上で立ち往生してしまいます。このため、停車したマシンを安全に排除するため、レースは再びセーフティカーランとされました。

 この作業が終わってレースが再開されたのは64周目のこと。そのリスタートでは#10 金石選手が#15 佐藤選手をオーバーテイク。さらに、上位陣でアクシデントがあってライバルの1台がコース上でスピン。#15 佐藤選手はこれを避けるためにコースアウトを余儀なくされ、別のライバルに抜かれて1つポジションを落とします。

 結果的に7人のHondaドライバーはこの順位を保ったままチェッカーフラッグを受けました。優勝は、難しいコンディションのなか、終始安定したペースで走りきった#40 伊沢選手。これがフォーミュラ・ニッポン参戦5年目にして初の栄冠となりました。

 2位はチームメートの#41 塚越選手で、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGは第3戦オートポリス大会に続き今季2度目の1-2フィニッシュを果たしました。そして#10 金石選手は7位でポイントを獲得。フォーミュラ・ニッポンの公式戦は今回が初出場となった#15 佐藤選手は、ポイント獲得まであと一歩の9位でフィニッシュしました。さらに#31 中嶋選手は12位、#16 山本選手は14位となりましたが、59周を走った#32 小暮選手は周回不足のため完走とは見なされませんでした。

 この結果、今回8点を獲得して合計37点とした#41 塚越選手はドライバーのシリーズポイント争いで2番手に浮上。ポイントリーダーと1点差で最終戦鈴鹿大会に臨むこととなりました。一方、これで通算32点を獲得した#40 伊沢選手はランキング4番手に浮上。ポイントリーダーとの差は6点となり、最終戦鈴鹿大会での逆転タイトル獲得の可能性を残す状況となっています。合計4点の#16 山本選手は引き続きランキング10番手。一方、7位フィニッシュで今シーズン初入賞を遂げた#10 金石選手は2点を獲得し、ランキング11番手となりました。

 1大会2レースとなる最終戦は11月3~4日に鈴鹿サーキットで開催されます。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
 「オートポリスに続いて1-2フィニッシュを果たすことができ、大変うれしく思っています。今回は後半戦に向けてエンジンを開発した成果を発揮することができました。シーズン前半は苦戦していたNAKAJIMA RACINGの2台は、今回もアクシデントなどに巻き込まれて結果を残せませんでしたが、決勝レース中のペースはとても速かったので、この点には満足しています。最終戦が行われる鈴鹿サーキットは、このスポーツランドSUGOとよく似たキャラクターなので、またいい結果を残せると確信しています。ぜひとも最終戦で2連勝してタイトルを獲得したいと思います」
伊沢拓也選手(優勝 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「今回はチームが用意してくれたマシンが本当に走りやすかったので、それを信じて最後まで走りきりました。初優勝を果たすまで5年もかかってしまいましたが、ここまで僕を信じてサポートしてくださったDOCOMO TEAM DANDELION RACINGとHondaにはとても感謝しています。また、長い間お待たせして申し訳なかったと思っています。予選が行われた昨日も、優勝できた今日も、精神的にはとても落ち着いていました。SUPER GTで初優勝したときもそうでしたが、優勝できるときは自分の周囲がよく見渡せる、いつもとは少し違った感覚になるようです。最終戦では、ポールポジションを獲得して2レースとも勝たないとチャンピオンを取れないと思うので、細かいことは考えずに全力でレースに挑みたいと思います」
塚越広大選手(2位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「レース前半は伊沢選手よりも速いペースで走れていたので、文字どおり身を削りながら周回を重ねていましたが、少し無理をしすぎて2回コースアウトしてしまいました。それ以降は、伊沢選手に少し離される形になりました。レース終盤は、3番手のライバルが追い上げていることに気づいていたので、最後はプッシュして2位を守りきりました。今回のレースでは、走り始めのちょっとしたつまずきが最後まで影響してしまったように思います。それだけ現在のフォーミュラ・ニッポンはシビアな戦いになっているのです。最終戦は、とにかく勝ちたいと思っていますので、しっかり勝ってチャンピオンになることを目標にレースを戦います」
佐藤琢磨選手(9位 #15 TEAM 無限)
 「最後のリスタートでは、前を走るライバルをオーバーテイクできると思っていましたが、最終コーナーでは黄色の信号がまだ点滅となっていたので、少しマージンを保って走っていたところ再スタートとなり、1つポジションを落とす結果となりました。さらに、その直後には上位陣でアクシデントがあり、コース上でスピンしたマシンが僕のほうに向かって動いていたため、コースの外に出てこれを避けることになりました。結果的には悔しいレースとなりましたが、予選を含め、本当に小さなところで思うような成績を残せなかったように思います。ただし、今回のレースで貴重なデータも収集できたので、次の鈴鹿大会では思いっきりレースを戦うつもりです」
Text & Photo: HONDA

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO決勝結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/23) Race Result Weather:Rainy Course:Wet
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
140伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E681:42'45.648
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E681.273
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K682.355
47大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K6816.130
52中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K6817.729
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K6820.019
710金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E6822.228
838平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K6829.317
915佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E6832.457
101アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K6844.151
113安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K671Lap 
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E671Lap 
1339国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K671Lap 
1416山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E662Laps
15*62嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K617Laps
---- 以上規定周回(61 Laps)完走 ----
-32小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E599Laps
-20松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K5612Laps
-18折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1850Laps
  • Fastest Lap: CarNo.8 ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO) 1'22.534 (49/68)
  • CarNo.62は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(セーフティーか導入中のスピン)により、訓戒のペナルティを科す。
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

JF3:第13戦SUGO決勝 中山雄一、意地のハットトリック! Nクラスは勝田貴元が初優勝!

 全日本F3選手権第12戦は23日、降りしきる雨の中、スポーツランドSUGOで25周の決勝レースを行い、総合で中山雄一(トムス)が3連勝、またNクラスでは勝田貴元(トムス)が初優勝を飾った。

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 フォーミュラ・ニッポン、フリー走行から本格的に降り出した雨は、全日本F3第12戦決勝を迎える頃にはさらに激しくなり霧に煙るコンディションのなか、13時5分フォーメーションラップが始まった。

 ポールポジションの中山雄一(トムス)はホイールスピンが多く絶妙のスタートではなかったが、予選2位のリチャード・ブラッドレー(同)はスタートをミス、中山がトップで1コーナーへ。ブラッドレーは予選3位、4位の山内英揮(B-MAX)、ラファエル・スズキ(戸田)にも先行を許した。

 その後方では、Nクラスポールポジション(予選5位)からスタートした佐々木大樹(NDDP)を1コーナーで野尻智紀(HFDP)がプッシュ。佐々木はたまらずスピンし、マシンにダメージを負い後方に沈んだ。

 トップに立った中山は1周目にコントロールラインに戻ってきたときにはすでに、2位以下との差を2秒離し、その後もみるみると後続との差を広げる。10周目には5秒弱差、終わってみれば最終的に14秒差で、12戦に続きぶっちぎりの3連勝を飾った。

 2位でレースを始めた山内も中山には離されたものの、3位以下との差を徐々に広げ単独走行。バトルとは無縁で2位でレースを終えた。

 3位のスズキも終始単独走行で淡々と走りきりそのままゴールを迎えた。

 Nクラスは佐々木が後退したため、トップでレースを始めたのは平峰一貴(HFDP)。こちらは終始、後方の勝田貴元(トムス)とのバトルを展開。平峰は雨の利を生かし、巧みに勝田を押させていたが、終盤21周目の最終コーナーでミス。立ち上がりスピードが鈍ったところで1コーナーで勝田に並びかけられ、ついに勝田がクラストップに立った。

 勝田はそのまま逃げ切りNクラス初優勝。クラス2位には平峰が入った。

 Nクラス3位でレースを始めたのはマシュー・ハウソン(KCMG)。序盤からチームメートのギャリー・トンプソン(同)とのバトル展開。途中、野尻、平川亮(RSセリザワ)などが間に入ることがあったが、終盤には再び接近戦になる。ファイナルラップで一時、トンプソンの先行を許すも最後には抜き返し、ハウソンがクラス3位でゴールした。

 第12戦で3位に入り、シリーズタイトルを手中にした平川は馬の背でハウソンをパスした直後に立ち上がりでスピン、コースアウトをしてレースを終えた。

 次戦、第14、15戦は舞台を富士スピードウェイに移し、WECのサポートレースとして10月13、14日に開催される。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第13戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2012/09/23) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 13 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
2539'21.936
21山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
2514.287
32ラファエル・スズキTODA FIGHTEX F308Dallara F308HONDA
MF204C
2526.493
435N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
2528.284
57N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
2536.141
68野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
2547.251
719Nマシュー・ハウソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
251'02.630
820Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F307TOYOTA
3S-GE
251'08.366
923N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
241 Lap 
106N小泉 洋史Net Move F306 Dallara F306TOYOTA
3S-GE
241 Lap 
1113N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
232 Laps
---- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 ----
-4平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1213 Laps
-37リチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
718 Laps
-77N野呂 立スタッフワンCMS F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
322 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'32.388 (25/25) 144.340m/h

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行3回目結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/23) Free Practice #3 Weather:Rainy Course:Wet
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
131中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'24.381--158.04
220松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'24.5120.1310.131157.79
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'24.9000.5190.388157.07
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.0110.6300.111156.87
52中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.3590.9780.348156.23
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.4121.0310.053156.13
739国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'25.5111.1300.099155.95
81アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.5761.1950.065155.83
910金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'25.6071.2260.031155.77
1040伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.6151.2340.008155.76
1141塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.7741.3930.159155.47
123安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'26.2221.8410.448154.66
1319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'26.5572.1760.335154.06
1438平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'26.5872.2060.030154.01
1562嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'26.9132.5320.326153.43
1615佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'27.1992.8180.286152.93
1716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'28.6804.2991.481150.38
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'31.0436.6620.755146.47
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

第12戦SUGO決勝記者会見 総合&Nクラス、トップ3のコメント

優勝 中山雄一(トムス)
f3_r12_r_pc_nakayama  「スタートはクラッチミートが良くなくてリチャードに追いつかれたんですが、SUGOは1コーナーまでが短いのでトップで1コーナーをクリアすることができました。マシンの調子は良くて、雨が降り出してもバランスは崩れることはありませんでした。路面の状況が変わってくなかで毎周1秒くらい離すことができました。シーズン序盤からこの走りができていれば良かったんですけど」
決勝2位 リチャード・ブラッドレー(トムス)
f3_r12_r_pc_bradley  「スタートは良かったですが、6周目くらいまではアンダーステアが強かったです。後ろに平川選手が迫ってきました。今年初めから抱えていた問題も解決されて、スピードは中山選手とおなじくらいのペースで走れました。次のレースはスピード的に問題がなければ中山選手を追い越せるのではないかと思っています」
決勝3位 平川亮(RSセリザワ)2012年度ドライバーズチャンピオン
f3_r12_r_pc_hirakawa  「スタートですぐに4位に上がって3コーナーまでで3位になれました。後ろに山内選手がいたんですが、2位を追って走りました。でも近づくとダウンフォースが抜けて、追い抜くことができなかったのが、悔しいです。ドライだと問題を抱えていましたが、濡れてきたらクルマのバランスは良くなったので、次のレースはいろいろ考えて走りたいと思います。タイトルは決まりましたが、次のレースもあるのでまだ、実感はないです。来シーズンは何も決まっていませんが、将来の目標はF1でワールドチャンピオンになることです」
Nクラス優勝 佐々木大樹(NDDP)
f3_r12_r_pc_sasaki  「スタートは良くて後ろのCクラスの選手に抜かれずに1コーナーに入ることができました。昨日よりはクルマのバランスは良くなかったんですが、ペースは良かったので集中して走れました。後半、雨が降ってきて飛び出している車両もあったので気をつけて、スピンしないようにコースに残ることに集中しました。優勝ができたのでいいレースでした。次のレースもポールからのスタートなので3連勝できるようにがんばりたいと思います」
Nクラス決勝2位 勝田貴元(トムスP)
f3_r12_r_pc_katsuta  「佐々木選手に追いつけるところまでこれました。ポテンシャルの高い勝てるクルマで乗ってても不安がありませんでした。雨が降ってもバランスの崩れは多少はあったんですが、調子はよくて、そのクルマで勝てなかったのは非常に悔しいです。次のレースですが、雨でも晴れでも抜きづらいコースです。F3で雨のレースはなかったんですが、回りも同じ条件で、多少抜きやすくなるので行けるところで行きたいと思います」
Nクラス決勝3位 平峰一貴(HFDP
f3_r12_r_pc_hiramine  「スタートでトンプソン選手に前に行かれてしまったので、そこでレースの流れを崩したのかなと思います。前にCクラスの選手がいて思うようにいきませんでした。雨のレースは調子がいいと思うので、次のレースはしっかり走りたいと思います」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第12戦SUGO決勝 中山雄一が2連勝、Nクラスは佐々木大樹が5連勝!

 全日本F3選手権第11戦は23日、スポーツランドSUGOで25周の決勝レースを行い、総合で中山雄一(トムス)が、またNクラスでは佐々木大樹(NDDP)が優勝した。

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 23日の仙台地方は雨の予報だったが、スポーツランドSUGOは朝から本曇り。第12戦フォーメーションラップが始まる8時にはまだ雨は落ちていない。

 レースは昨日の第11戦に引き続きポールポジションの中山雄一(トムス)がスタートで少し出遅れたもののなんとか予選2位のリチャード・ブラッドレー(同)を従えて1コーナーへ。3位には山内英揮(B-MAX)が続くが、すばらしいスタートを切った予選5位の平川亮(RSセリザワ)が2コーナーで並びかけ、3コーナーまでに山内の前に出、3位に上がった。

 4位に落ちた山内も平川を僅差で追うが、10周目あたりからその差は開き始め、逆に平川は2位のブラッドレーに迫ってきた。

 トップに立った中山は後続の争いを尻目に、序盤から圧倒的なスピードで2位以下を引き離しにかかる。5周目には2秒2、13周目には4秒の貯金を築く。途中、上空から雨が落ちてきたものの、21周目には10秒もの差を開き、終わってみれば2位以下を13秒離してぶっちぎりの2連勝を飾った。

 3位の平川は16周目にはブラッドレーとの差を2秒以下に縮め、19周目には背後まで迫る。しかし、近づくとコーナーでダウンフォースが抜け、なかなかパスするまでには至らない。結局ブラッドレーは逃げ切り2位でゴール。平川は3位に入り、今シーズンのドライバーズタイトルを手中にすることとなった。

 Nクラスはクラスポールポジションの佐々木大樹(NDDP)が好スタート。総合の5位で背後にCクラスの野尻智紀(HFDP)を従えてレースは進行。21周目に野尻にパスされると、そのは背後に勝田貴元(トムス)が迫ってきたが、これを押さえ切り5連勝を飾った。クラス2位には勝田が、同3位には平峰一貴(HFDP)が入った。

 第13戦決勝はこの後13時5分より同じく25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第12戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2012/09/23) Race Results Weather:Cloudy-Rainy Course:Dry-SemiWet
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 12 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
2532'51.773
237リチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
2513.439
34平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
2513.966
41山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
2517.639
58野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
2531.993
623N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
2540.040
735N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
2541.820
87N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
2544.293
92ラファエル・スズキTODA FIGHTEX F308Dallara F308HONDA
MF204C
2545.567
1019Nマシュー・ハウソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
2547.629
116N小泉 洋史Net Move F306 Dallara F306TOYOTA
3S-GE
251'03.756
1277N野呂 立スタッフワンCMS F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
241 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 ----
-13N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
916 Laps
-20Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F307TOYOTA
3S-GE
916 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'16.446 (5/25) 174.441km/h
  • CarNo.20は、2012年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第27条違反(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティが科されたが、リタイアしたため未消化。

Japanese F3

JF3:第11戦SUGO決勝記者会見 総合&Nクラス、トップ3のコメント

優勝 中山雄一(トムス)
f3_r11_r_pc_nakayama  「フリー走行はドライで走れなくて、今日はぶっつけ本番でしたがチームにいいクルマを用意していただけたので予選1位を取ることができました。スタートも完璧でリチャードに追いつかれることもなく1コーナーに入ることができたました。その後もマシンの調子は良く、最後までいいタイムで走ることができたので最高のレースでした。チームのみなさんに感謝しています」
決勝2位 リチャード・ブラッドレー(トムス)
f3_r11_r_pc_bradley  「スタートはトラックの良くないサイドだったので少し遅れました。4ラップ以降は良くなってきたんですが、ヘアピンでアクセルを踏んだら突然ニュートラルに入ってしまいました。後ろを見たら山内選手が迫ってきていたので、振り切るのに精一杯でした。レース中はギヤボックスのことばかり考えていてました。明日は、コースの状況がクリーンになっていれば、いい成績が残せるのではと思っています」
決勝3位 山内英揮(B-MAX)
f3_r11_r_pc_yamauchi  「スタートは普通で、その後ブラッドレーを追いかけましたが、序盤全然ついて行けませんでした。彼が、馬の背で遅れたときに追いついたのでプッシュしたんですが、ついて行くだけで精一杯でした。明日は岡山よりクルマは良くなってきていますし、ハーフウェットのデータも昨日取れているので、グリッドに着くまでにちゃんと準備をしたいと思っています」
Nクラス優勝 佐々木大樹(NDDP)
f3_r11_r_pc_sasaki  「今日もCクラスの選手の後ろからスタートしました。スタートはあまり良くなかったのですが、1コーナーをクラス1位で通過することができました。その後はラファエル選手と平川選手の後ろを走っていました。ペースは同じか、ぼくの方が良かったんですが、抜くことはできませんでした。最後までしっかり走ることができ、いいレースだったと思います。明日もクラスポールポジションからスタートできるので、もっとプッシュして総合でも前の方でゴールできればと思います。平川選手のクラッシュは後ろで見ていましたが、コーナー侵入からリアが出てスピンしていました」
Nクラス決勝2位 平峰一貴(HFDP)
f3_r11_r_pc_hiramine  「スタートは完璧ではありませんでしたが、佐々木選手に追いつけました。でも1コーナーまでに前に出ることができなくて、ポジションをキープしたままでした。その後もSUGOでのレースはF3では初めてだったのでペースは良くなかったです。今回経験したことをいい形で明日につなげたいと思います。佐々木選手のチャンピオンは阻止したいと思います」
Nクラス決勝3位 ギャリー・トンプソン
f3_r11_r_pc_thompson  「スタートは悪かったですが、最初のコーナーで取り戻しました。5ラップ目くらいからペースが落ちてきて、良くありませんでした。ぺーすを上げて明日のレースにつなげたいと思います。明日は、雨ならウェットコンディションは昨日の練習で体験していますし、準備はしています。天候はみんな同じなので、レースとしては面白くなるんじゃないかと思います」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO公式予選 伊沢拓也選手が今季2度目のポールポジションを獲得 (HONDA)

  • 2012年9月22日(土)・予選 会場:スポーツランドSUGO(3.704km) 天候:晴れ 気温:23℃(13:40時点) 路面温度:34℃(13:40時点) コースコンディション:ドライ

 9月22日(土)、宮城県・村田町のスポーツランドSUGOにおいて、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦の公式予選が開催されました。

fn120922001L.jpg  2012年シーズンも本大会を含めて残り2戦と大詰めを迎えています。シリーズ参戦している6名のHondaドライバーは、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップと5点差の29点でポイントランキングの3番手につけているほか、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も21点で5番手となっており、残り2戦での逆転タイトル獲得に期待がかかっています。

 また、本大会と最終戦の鈴鹿ラウンド、そしてシーズン閉幕後に開催される富士スプリントカップには、インディカー・シリーズにフル参戦している佐藤琢磨選手がTEAM 無限よりスポット参戦することになりました。佐藤選手は、今年3月4日に鈴鹿サーキットで開かれたエキシビションレースの“ラウンド0”でフォーミュラ・ニッポンのマシンを操っていますが、スポーツランドSUGOを走行するのは今回が初めてなので、毎回激戦が繰り広げられるフォーミュラ・ニッポンでどのような戦いを見せるかが注目されています。

 今回は、予選前日の金曜日に30分間の専有走行が実施されました。時折り小雨が降るセミウエットコンディションとなったこのセッションでは、スポーツランドSUGOでは初走行となる#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)がHonda勢最上位の4番手となったほか、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は5番手、#41 塚越選手は7番手、#40 伊沢選手は8番手、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は9番手、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は11番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は16番手のタイムを記録しました。

 迎えて土曜日、9月後半に入って秋の足音が聞こえ始めた宮城県地方は、さわやかな秋晴れに恵まれました。午前10時から1時間にわたって行われたフリー走行では、このセッションでトップに立った#40 伊沢選手を筆頭に、#41 塚越選手は3番手、#32 小暮選手は5番手とトップ5に計3人が食い込み、Honda勢の好調ぶりがうかがわれました。さらに、#16 山本選手は7番手、#31 中嶋選手は9番手、#10 金石選手は13番手、#15 佐藤選手は14番手となりました。

 今回の公式予選はノックアウト方式で行われました。この方式では、およそ1時間にわたる公式予選を3つのセッションに分割し、最初のセッション(Q1)で上位13番手までに入ったドライバーが2回目のセッション(Q2)に進出。さらに、Q2で上位8番手までに入ったドライバーが3回目のセッション(Q3)に進出し、この結果でポールポジション(PP)から8番手までのスターティンググリッドを決めます。なお、9番手から13番手までのグリッドはQ2、14番手から17番手までのグリッドはQ1の結果に従って決定します。

 20分間で行われるQ1は午後1時40分に開始。ここでは#40 伊沢選手がトップとコンマ1秒ほどの僅差で2番手となりました。これに続いたのが4番手となった#41 塚越選手。さらに9番手の#32 小暮選手、11番手の#10 金石選手、12番手の#31 中嶋選手、13番手の#16 山本選手までがQ2進出を決めました。一方、注目の#15 佐藤選手は、0.053秒の僅差で14番手となり、Q2進出はなりませんでした。

 Q2は午後2時10分から7分間にわたって行われました。#40 伊沢選手はここでもトップと0.208秒差で3番手に食い込み、チームメートの#41 塚越選手も#40 伊沢選手と0.015秒差の4番手につけました。さらに#32 小暮選手は6番手でQ3進出を決めましたが、#16 山本選手は9番手、#31 中嶋選手は12番手、#10 金石選手は13番手で、いずれもこの段階で決勝レースのスターティンググリッドが確定しました。

 午後2時27分から7分間で争われたQ3では、#40 伊沢選手が1分7秒062の好タイムをマークしてPPを獲得しました。#40 伊沢選手のPP獲得は、今年の開幕戦鈴鹿大会に続いて2度目のことです。予選2番手となったのは#41 塚越選手。ただし、2人のタイム差はここでも0.021秒しかありませんでした。残る#32 小暮選手は8番手に終わりましたが、この結果により、決勝レースでは2人のHondaドライバーがフロントローからスタートを切ることになりました。

 68周で競われる決勝レースは明日、9月23日(日)の午後3時にスタートが切られます。

坂井典次(Tenji Sakai) |「HR12E」開発責任者
 「今日はいい成績を収めることができました。フロントローを獲得した2台は、ヘアピンコーナーからハイポイントコーナーにかけての上りセクションでよくトラクションがかかり、これが好タイムを記録する要因となりました。後半戦用に投入したエンジンは素早くトルクが立ち上がる特性にしてあるので、今日の予選ではそういったよさも生かされたのだと思います。明日のレースでは優勝が目標ですが、ライバルも侮り難いので、気を引き締めて戦いに臨むつもりです」
伊沢拓也選手|(ポールポジション #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「マシンは今朝の段階から乗りやすい状態に仕上がっていました。ただ、Q1とQ2ではライバルに先行されたため、少し修正を加えてQ3に臨んだところ、非常に感触のいいセッティングとなったので、マシンを信じてとにかく攻めていきました。明日の決勝は優勝するしかないと考えています。明日勝てないとチャンピオン争いから脱落してしまうかもしれませんが、決勝レースでは細かいことを気にせず、最後まで実力を出しきることができれば、おのずと成績はついてくると思います」
塚越広大選手|(2番手 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「僕は、伊沢選手と少し違って、今朝のフリー走行ではあまり順調とはいえず、途中で少しセッティングを変更しました。その後、マシンのバランスはどんどんよくなっていきましたが、結果的には、今朝のセッションで出遅れたことが最後まで響いてしまいました。明日は、おそらく伊沢選手と優勝争いを演じることになると思いますが、負けないようにがんばりたいと思います」
佐藤琢磨選手|(14番手 #15 TEAM 無限)
 「ちょっと不完全燃焼でした。午前中のプラクティスからずっとマシンのバランスを煮詰めていましたが、予選では、自分が予想していたのと違う方向になってしまい、思うようにアタックできませんでした。この点は少し悔しいですね。明日の決勝に向けては、チームメートである山本選手と僕の2台のデータをフルに活用して、その“いいところ取り”のマシンに仕上げていきたいと思います。明日はおそらくハードなレースになると思いますが、全力を振り絞って戦いますので、ご声援をよろしくお願いします」
Text & Photo: HONDA

Japanese F3

JF3:第11戦SUGO決勝 中山雄一が今季2勝目、Nクラスは佐々木大樹が4連勝!

 全日本F3選手権第11戦は22日、スポーツランドSUGOで18周の決勝レースを行い、総合で中山雄一(トムス)が、またNクラスでは佐々木大樹(NDDP)が優勝した。

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 レースは15時20分にフォーメーションラップを開始。スタートは、ポールシッターの中山雄一(トムス)が出だし良くトップで1コーナーへ。2位以下も予選順位のままで2位リチャード・ブラッドレー(トムス)、3位山内英揮(B-MAX)、4位野尻智紀(HFDP)と続く。5位には予選7位のラファエル・スズキ(戸田)が上がり、予選5位の平川亮(RSセリザワ)は6位と順位を落とす。

 中山は3周目にはこのレースのファステストラップとなる1分16秒240をたたき出し、徐々に後続を引き離しにかかる。4周目には2位を走るブラッドレーとの差を1秒と広げ、7周目には2秒3、12周目には2秒9、13周目には3秒以上の差を築き、そのままのペースで逃げ切り今季2勝目を飾った。

 2位でレースをスタートしたブラッドレーも3位の山内との差を広げ単独走行だったが、6周目にミッショントラブルが発生、馬の背コーナーで山内に迫られたが、その後は追撃を凌ぎきり、2位でレースを終えた。3位には山内が入った。

 また、このレースはSPコーナーが鬼門となった。4位を走っていた野尻は9周目にSPコーナーでコースアウト大きく順位を落とした。また、野尻の後退で4位に上がったスズキを追っていた平川も16周目のSPコーナーインで姿勢を乱しウォールにクラッシュ、今シーズン初めてのリタイアを喫することとなった。

 Nクラスは佐々木大樹(NDDP)がスタートを決め、終始レースをリード。前戦からの連勝を4と伸ばした。クラス2位には平峰一貴(HFDP)が、同3位にはギャリー・トンプソンが入った。

 このレース、チャンピオンシップをリードする平川がリタイアし、ノーポイント。中山が優勝とファステストラップで11ポイントを加算したため、平川のチャンピオン決定は明日以降に持ち越しとなった。

 明日23日は、第12戦が8時から25周で、第13戦が13時5分から同じく25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第11戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2012/09/22) Race Results Weather:Fine Course:Dry
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 11 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1823'12.764
237リチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
185.092
31山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
186.184
42ラファエル・スズキTODA FIGHTEX F308Dallara F308HONDA
MF204C
1817.110
523N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1818.179
67N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1820.399
720Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F307TOYOTA
3S-GE
1822.413
835N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1823.373
98野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
1833.745
1019Nマシュー・ハウソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1842.380
116N小泉 洋史Net Move F306 Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1847.947
1277N野呂 立スタッフワンCMS F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
181'21.997
1313N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
171 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 16 Laps ) 完走 ----
-4平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
153 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(トムス) 1'16.240 (3/18) 174.912km/h

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO公式予選総合結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/22) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
140伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.4201'07.4061'07.062
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.5741'07.4211'07.083
320松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.5971'07.5351'07.234
42中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.4881'07.5031'07.329
51アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.0241'07.4351'07.486
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.6521'07.3931'07.506
78ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.2841'07.1981'07.526
832小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'07.9961'07.4941'07.624
916山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'08.4231'07.766
1019ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.8571'07.862
1139国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'07.7511'07.924
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'08.4111'08.185
1310金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'08.2881'08.509
1415佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'08.476
153安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'08.568
1638平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.885
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'08.997
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'10.744
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/22) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
140伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.062--198.85
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.0830.0210.021198.79
320松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.2340.1720.151198.34
42中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.3290.2670.095198.06
51アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.4860.4240.157197.60
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.5060.4440.020197.54
78ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.5260.4640.020197.48
832小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'07.6240.5620.098197.20
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/22) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.198--198.45
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.3930.1950.195197.87
340伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.4060.2080.013197.84
441塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.4210.2230.015197.79
51アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.4350.2370.014197.75
632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'07.4940.2960.059197.58
72中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.5030.3050.009197.55
820松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.5350.3370.032197.46
---- 以上Q3進出 ----
916山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'07.7660.5680.231196.78
1019ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.8620.6640.096196.51
1139国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'07.9240.7260.062196.33
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'08.1850.9870.261195.58
1310金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'08.5091.3110.324194.65
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOノックアウト予選Q1結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/22) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.284--198.19
240伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.4200.1360.136197.79
32中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.4880.2040.068197.60
441塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.5740.2900.086197.34
520松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.5970.3130.023197.28
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.6520.3680.055197.12
739国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'07.7510.4670.099196.83
819ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.8570.5730.106196.52
932小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'07.9960.7120.139196.12
101アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.0240.7400.028196.04
1110金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'08.2881.0040.264195.28
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'08.4111.1270.123194.93
1316山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'08.4231.1390.012194.90
---- 以上Q2進出 ----
1415佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'08.4761.1920.053194.74
153安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'08.5561.2720.080194.52
1638平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.8851.6010.329193.59
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'08.9971.7130.112193.27
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'10.7443.4601.747188.50
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'11.9944.7101.250185.23
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'05.843

Japanese F3

JF3:第12戦SUGO公式予選 総合&Nクラスとも中山雄一、佐々木大樹が連続ポール!

 全日本F3選手権第12戦は22日、スポーツランドSUGOで公式予選を行い第11戦に引き続き総合で中山雄一(トムス)が、Nクラスで佐々木大樹(NDDP)がポールポジションを獲得した。

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 第11戦の予選から10分間のインターバルをおいて第12戦予選も10分間で行われた。

 ここでも直前に行われた第11戦の予選と同じ展開。まずはリチャード・ブラッドレー(トムス)が1分15秒840でトップに立つが、やはりこれを逆転したのが中山雄一(同)。1分15秒473でトップに立つとこのまま予選を終え、2戦連続でポールポジションを獲得した。

 2位にはブラッドレーが入り、ここでも山内英揮(B-MAX)が3位につけ、4位にはなんとNクラストップの佐々木大樹(NDDP)が食い込んできた。平川亮(RSセリザワ)は5位で予選を終えた。

 Nクラス2位には勝田貴元(トムス)が上がり、同3位には平峰一貴(HDFP)がつけている。

 この結果、中山は2連続ポールポジションでチャンピオンシップポイントに2点を追加、、平川のマジック対象ドライバーとなった。また、この時点で野尻チャンピンの可能性は消えた。

 第12戦決勝は明日23日、8時より25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第11戦SUGO公式予選 中山雄一がPP、Nクラスは佐々木大樹!

 全日本F3選手権第11戦は22日、スポーツランドSUGOで公式予選を行い総合で中山雄一(トムス)が、Nクラスは佐々木大樹(NDDP)がポールポジションを獲得した。

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 スポーツランドSUGOは曇り。過ごしやすい朝を迎えた。10時15分、全日本F3第11戦の公式予選が10分間にわたって行われた。

 開始中盤、まずはリチャード・ブラッドレー(トムス)が1分19秒698でトップに立つ。しかし、このタイムを逆転したのがチームメートの中山雄一(同)。1分16秒254でトップに立つと、終盤にはタイムをさらに1分15秒821まで縮めポールポジションを確定した。

 2位にはブラッドレーが入り、トムスが1-2。3位には山内英揮(B-MAX)が入り、野尻智紀(HFDP)が5位に続く。ここまで選手権を大きくリードしていた平川亮(RSセリザワ)はここにきて失速。5位で予選を終えた。

 Nクラストップはクラス3連勝中の佐々木大樹(NDDP)がここでも好調。クラスポールポジションを決めた。クラス2位には平峰一貴(HFDP)、同3位はギャリー・トンプソン(KCMG)となっている。

 第11戦決勝は本日22日、15時25分より18周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第12戦SUGO公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2012/09/22) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2012 ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 12 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
136中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'15.473--176.69
237リチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'15.6520.1790.179176.27
31山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'15.9280.4550.276175.63
423N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'16.1640.6910.236175.09
54平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'16.1960.7230.032175.01
68野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
1'16.3410.8680.145174.68
735N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'16.6011.1280.260174.09
82ラファエル・スズキTODA FIGHTEX F308Dallara F308HONDA
MF204C
1'16.6371.1640.036174.01
97N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'16.7861.3130.149173.67
1020Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F307TOYOTA
3S-GE
1'16.9501.4770.164173.30
1113N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'17.0551.5820.105173.06
1277N野呂 立スタッフワンCMS F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'17.1731.7000.118172.80
1319Nマシュー・ハウソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1'17.3041.8310.131172.50
146N小泉 洋史Net Move F306 Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'17.8582.3850.554171.28
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'23.2527.7795.394160.18

Japanese F3

JF3:第11戦SUGO公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2012/09/22) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2012 ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 11 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
136中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'15.821--175.88
237リチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'15.8980.0770.077175.70
31山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'15.8990.0780.001175.70
48野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
1'16.2650.4440.366174.86
54平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'16.2940.4730.029174.79
623N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'16.6910.8700.397173.88
72ラファエル・スズキTODA FIGHTEX F308Dallara F308HONDA
MF204C
1'16.9021.0810.211173.41
87N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'17.0261.2050.124173.13
920Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F307TOYOTA
3S-GE
1'17.0811.2600.055173.00
1035N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'17.2451.4240.164172.64
1119Nマシュー・ハウソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1'17.2541.4330.009172.62
126N小泉 洋史Net Move F306 Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'18.4022.5811.148170.09
1313N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'19.8624.0411.460166.98
1477N野呂 立スタッフワンCMS F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'20.7414.9200.879165.16
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'23.4597.6382.718159.78

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行2回目結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/22) Free Session #2 Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
140伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.250--198.29
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.3130.0630.063198.11
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.4950.2450.182197.57
48ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.5250.2750.030197.49
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'07.5260.2760.001197.48
620松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.6460.3960.120197.13
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'07.6940.4440.048196.99
819ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.7700.5200.076196.77
931中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'07.8950.6450.125196.41
101アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.9800.7300.085196.17
112中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.0230.7730.043196.04
1239国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.4011.1510.378194.96
1310金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'08.4371.1870.036194.86
1415佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'08.5211.2710.084194.62
1538平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.6571.4070.136194.23
1662嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'09.1131.8630.456192.95
173安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'09.2141.9640.101192.67
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'11.7684.5182.554185.81
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行1回目結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/21) Free Session #1 Weather:Rainy-Cloudy Course:Semi-Wet
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'08.809--193.80
22中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'09.2130.4040.404192.67
37大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'09.2490.4400.036192.57
415佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'09.8651.0560.616190.87
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'09.8851.0760.020190.82
61アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'10.0041.1950.119190.49
741塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'10.0821.2730.078190.28
840伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'10.2291.4200.147189.88
910金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'10.6471.8380.418188.76
1038平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'10.8752.0660.228188.15
1116山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'11.1742.3650.299187.36
1220松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'13.6794.8700.053180.99
133安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'16.2477.4382.568174.90
1419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'16.2507.4410.003174.89
1539国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'16.9298.1200.679173.35
1631中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'16.9758.1660.046173.24
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'18.2719.4621.296170.37
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'21.05812.2492.787164.52
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:鈴鹿クラブマン第5戦 ポールトゥウインで加藤智が優勝!

天候:晴れ後曇り コンディション:ドライ

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 スタート直後の、第一コーナーにあたる、130Rで2台がからむアクシデントが発生したが、ポールシッターの10号車、加藤智選手は、安定したペースでラップを重ねていく。

 このクラスも2番手争いが熾烈で、31号車の坂口夏月選手、70号車の宇井健剛選手に58号車の石川京持選手がぴったりつけるかたちで上位を狙っている。

 7周目にも再び130Rでアクシデントがあったが、上位陣に影響はなく、このクラスもポール・ツー・フィニッシュで加藤選手が優勝を獲得した。2位には粘り抜いた石川選手が入り、宇井選手がと3位となった。

Text & Photo: Motorsports Forum

FJ1600

FJ1600:鈴鹿クラブマンレース第5戦 ポールトゥウインで西村穣地が優勝!

鈴鹿クラブマンレース Round 5 西コース
FJ1600  天候:晴れ コンディション:ドライ

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ポールシッターの4号車、西村穣地選手はスタートで若干遅れを見せたが、順位を落とすまでには至らず、1周目から他を引き離しにかかった。

 一方2位以下は混戦模様で、16号車の古場博之選手、41号車の加藤洋一選手、それに3号車の川村正徳選手が加わり、目まぐるしく順位を入れ替えながらラップを重ねていく。

一時は西村、川村選手のチームメイトによるワン・ツーフィニッシュかと思わせたが、最終的に16号車の古場選手が2位、41号車の加藤選手が3位となり、西村選手はポール・ツー・フィニッシュを決めた。

Text & Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第6戦富士 GAINER DIXCEL R8 LMS、確実な走りで6戦連続ポイント獲得! (GAINER)

  • 予選:14位 決勝:7位
  • 予選日入場者数:18.200人 決勝日入場者数:33.800人
2012年9月8日(土曜日) 晴れ
  • 公式練習:9:40~11:30 気温:27度・路面温度:30度・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ1:14:00~14:15 平中克幸 気温:28度・路面温度:35度・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ2:14:40~14:50 田中哲也 気温:28度・路面温度:40度・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ3:15:10~15:20 出走せず 気温:26度・路面温度:34度・路面状況:ドライ

gt_r06_gn_01.jpg  残暑厳しい富士スピードウェイでSUPER-GT第6戦が開催された。

 2012年シリーズも残り3戦となり、ターニングポイントとなるこの1戦。ストレートスピードが他車に比べて遅いGAINER DIXCEL R8 LMSとしては、あまり得意ではないコースだけに、辛い戦いが予想された。

 天気予報は秋雨前線により雨だったが、予想に反して土曜日は晴れ。今回はシーズンで一番重量が重い86kgを積む為、雨を期待していたGAINERは出鼻をくじかれた形となった。特にDUNLOPタイヤは、雨はさらに強力な武器となるはずだった。

 9時40分からの練習走行は平中克幸からスタート。リアが軽く、オーバーステアもアンダーステアも出て、バランスもあまり良くない。リアの足回りなどを調整しコースへ。

 その後田中哲也と交代し、予選シュミレーションをして、16番手で練習走行は終了した。重量の影響で、リアタイヤの接地が安定せず、オーバーステアもアンダーステアも出て、BOPの変更以降、ウェイトハンディが重くなるにつれ、なかなかタイムが上がらず下位に沈んでいるが、必ずポイントは獲得して決勝を終えたい。

gt_r06_gn_02.jpg  今回の予選はノックアウト方式が採用された。Q1を平中、Q2は田中、Q3は平中が担当する。

 朝からのマシンバランスはかなり改善され、タイムも悪くない。しかし他車はすでにコースレコードを更新する勢いでタイムアップ。平中も徐々にタイムアップし、アタック開始5周目に1分41秒773で7番手のタイムでアタック終了。その後タイム更新されたが、8番手でQ2に進むことが決まった。

 約30分のインターバルを挟んで、Q2が開始された。レギュレーションにより、予選は全て同一タイヤでアタックし、そのタイヤでスタートすることが決まっており、予選ではどれだけタイヤを温存しながら、タイムを出すかに掛かる。

 田中は予選開始早々にはピットを離れず、少し様子を見てからコースへ。徐々にタイムを上げていくが、他車がそれ以上にタイムアップ。これ以上アタックしてもタイム更新はないと判断し、14番手で明日の決勝を迎えることとなった。

田中哲也コメント
 予選は上手いこといかなかったですね。もう少しタイムアップしたかったんですが、なかなか上手くいきませんでした。明日はなんとか頑張ります。
平中克幸コメント
 フリー走行ではあまりバランスが良くなくて、すごく苦戦した感じでしたが、予選ではかなりの箇所を変更して臨みました。すごくフィーリングが良くなって、Q1は自分が思っていた以上のタイムが出たので、感触的には良かったですね。結果としては14番手ですが、明日は追い上げてのレースでまたやるしかないですね。
2012年9月9日(日曜日) 晴れ
  • フリー走行:9:00~9:30 気温:26度・路面温度:31度・路面状況:ドライ
  • 決勝66周(61周):14:00~ 気温:29度・路面温度:45度・路面状況:ドライ

gt_r06_gn_03.jpg  走り出しは田中から。決勝を想定しての走行を行い平中へ。ピット作業シミュレーションも行い、コースへ。しかし、昨日の予選と違い、オーバーがひどくなおかつアンダーも有るようで、このままのセットでは決勝は保たない。サーキットサファリでブレーキ等調整し、走行は終了した。

 日曜日も雨降る気配さえなく、快晴の中朝のフリー走行は開始された。決勝レースは波乱のスタートとなった。まずNo.2紫電がタイヤを交換するためにピットスタートを選択。No.88ランボルギーニとNo.52メルセデスベンツはグリッドに付けなかったが、No.88はス タート直前にピットロードエンドにマシンを付けて、ピットスタート。

 1周のフォーメーションラップ後、スタートしていったが、ポールスタートのNo.31プリウスが1コーナーで単独スピン。後続車は接触することなく1コーナーを通過。

 しかし、スタートを担当した田中は、No.43Garaiyaが2コーナーで外に膨らんできた為に接触し、右ドアミラーが引きちぎられてしまう。

 1周目には12番手、3周目には11番手と全く右後方が見えない状況の中、淡々と周回を重ねていく。ストレートの速いマシンとは抜きつ抜かれつを繰り返しながらも、ベテランらしい走りを展開し11周目には9番手までポジションを上げていた。

 ストレートの速いトップを走るNo.33ポルシェとは23秒も離されてはいたが、前を走るNo.30AUDIとの差はみるみる縮まり、16周目にパスし引き離していく。

 予定通りルーティンのピットを24周目に行い、後輪2本交換と給油のみでピット作業の短縮に成功。しかし、燃費の良いマシンにはどうしても敵わず、全てのピットが終わった時点でのポジションは10番手。

 まず10秒以上あったNo.3GT-Rとの差を徐々に詰めていき、49周目にパス。No.66のエンジントラブルによりポジションは8番手に。

 41周目頃から平中は、自己ベストをどんどんと更新してどん欲に攻めていく。No.0BMWの執拗なブロックを交わし、57周目の1コーナーでパスし7番手に。

 その前にはNo.61BRZも捉えられるかと思われたが、残り周回数も4周と少なく、57周目に自己ベストを再び更新するにとどまり、そのままチェッカーを受けた。

田中哲也コメント
 スタートは結構良くて、1コーナーをアウト側から行ったらスッと抜けられたのですが、コーナリング中にGaraiyaがはらんできて、接触して一気に順位が下がってしまいました。序盤コルベットとか、458とかに捕まって苦労してしまいました。抜いてからはペースも良くなり、問題なく走れました。僕のスティントで言うと、最初の接触がなければ、4番手、5番手争いの中に、後半は居てたんじゃないかと思うと残念です。次は頑張ります。
平中克幸コメント
 予選で下位に沈んでしまったことで、どうしても抜く作業が多くなってしまい、そこでのロスが今回のレースでは特に大きくて、それがこの順位の全てだったんじゃないかと思います。ただ、個人的には凄くDUNLOPタイヤのパフォーマンスも凄く良く、久々に良いフィーリングで決勝レースを走ることが出来たので、次のレースに向けて収穫はあったんじゃないかと思います。次は絶対に表彰台に登らないとチャンピオンシップもかなり厳しくなるので、その辺を意識して、全力を尽くすだけだと思います。
Text & Photo: GAINER

SUPER GT

SGT:第6戦富士 ZENT Audi R8 LMSはオルタネータートラブルによりリタイヤ (Hitotsuyama Racing)

 Hitotsuyama Racingは9月8~9日に富士スピードウェイで開催されたSuper GT 第6戦富士GT300kmレースに参戦致しました。#21 ZENT Audi R8 LMSはスタート直後から原因不明のパワーダウンに見舞われ苦しい展開を強いられ、その後リタイヤとなりました。

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9月8日 公式練習 / 公式予選

 前回の鈴鹿Pokka1000kmではチームを2位表彰台獲得まであと一歩のところまで導き、場内を沸かせたGT500チャンピオン、リチャード・ライアン。今大会からはこのリチャードが#21 ZENT Audi R8 LMSのステアリングを握ることが決定。Audi R8 LMSにとって富士スピードウェイはストレート区間が長い非常に厳しいサーキットであるが、それでもチームはクラス6位入賞を現実的な目標に設定し、非常に高い士気とともにサーキット入りした。

 公式練習は9月とは思えぬ強い日差しのもとスタート。まずはリチャードがセッティングを担当。走行開始早々、6周目に左リヤタイヤがバーストするトラブルが起きてしまう。これにより本命タイヤでのセッティングを行うことができなくなり、非常に苦しい展開を強いられることに。

 リチャードは与えられた条件下で最適なセッティングを見つけると早々にピットに戻り、都筑晶裕に残り時間を託す。しかし都筑走行中に微量のパワステオイル漏れが発生。そのオイル漏れにより、都筑はコーナリング中にリヤが流れる症状に見舞われてしまい、納得のいく走行をできないまま公式練習を終えることになった。

 公式練習の結果は序盤にリチャードが記録した1分42秒493がベストタイムとなり、GT300クラス13位という順位に終わったが、それでも3台のAudi勢の中ではトップを守ることができた。

 午後に行われた公式予選では、Q1をリチャードが担当。全24台中16台までがQ2に進むことが出来る。リチャードはGT300初めての公式予選で、その台数の多さに少々戸惑いアタックのタイミングを見失ってしまう。1分42秒274を記録し一旦ピットへ戻るも、その直後にライバル数台がタイムアップを果たしリチャードはQ2進出圏外となる17位に後退。

 リチャードは残り時間わずかなところで再度コースインし、1周のアタックに懸ける。アタック最後の1台となった#21 ZENT Audi R8 LMSは場内モニターに大きく映し出され、そのタイムに注目が集まる。リチャードは自身のタイムを更新する1分41秒998を記録し、一気に11位までポジションアップ。Q2進出を決めた。

 続くQ2は都筑が担当。タイミングを見計らい3周連続でアタックするも、ストレートが長い富士スピードウェイではライバルたちに引き離されてしまい、GT300クラス15位でQ2敗退となった。

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9月9日 決勝

 12:55から決勝に向けたスタート進行が開始されるが、ここでGT300の数台のマシンがトラブルに見舞われる。#52GREEN TEC & LEON SLSはエンジントラブルによりスタートできず、#88マネパ ランボルギーニ GT3もトラブルによりピットスタート、さらに#2エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電もスタート前ウォームアップ中にタイヤトラブルに見舞われタイヤ交換後のピットスタートとなった。

 #21 ZENT Audi R8 LMSは都筑がスタートを担当。#52、#88が抜けたことにより実質13位からのスタートとなったが、スタート直後の1コーナーで都筑はエンジンのパワーダウンを訴える。1周目に#5マッハGoGoGo車検Ferrari458に交わされると前方との差は徐々に拡がっていってしまう。

 その後、都筑は原因不明のパワーダウンと闘いながら25周を担当。ピットイン時点でその順位をなんとか11位まで上げ、リチャードに後半スティントを託すことになった。しかし、タイヤ交換が終了しメカニックがエンジン始動のサインを送るも、リチャードはエンジンを始動させることが出来ず、時間だけが刻々と過ぎて行く。#21 ZENT Audi R8 LMSはデータチェックのために無念にもピット内に押し戻されてしまった。

 メカニックによるデータチェックの結果、マシンの電圧が低下し、エンジンを始動できなくなっていることが判明。バッテリー交換や外部電源の接続を試みるもマシン修復は叶わず、残念ながらリタイヤを喫した。

チーム代表 一ツ山幹雄
 「6月のセパン以降、3戦連続の実質リタイヤです。今回はリチャードの走りに期待していたのですけれど、それすら見ることができませんでした。決勝のペースは非常に良いR8ですから、都筑選手がなかなかポジションアップできない時点でマシンが不調であることは分かっていたのですが、スタート1周目の1コーナーで既にオルタネーターが死んでしまっていたそうです。それが原因で様々な箇所にトラブルを引き起こし、パワーダウンにもつながっていたとのことです。オルタネーターのトラブルによるリタイヤはSUGOに続いて今シーズン2回目です。同じトラブルで2回リタイヤするとは非常に残念ですし、この日のためにハネムーンをキャンセルしてまでチームに合流してくれたリチャードに申し訳ないです。もちろん、応援してくださっているファンやスポンサーの皆様にも同じ気持ちです。オートポリスこそは、3度目の正直でいい結果を残せるよう、努力します。」
Hitotsuyama Racing Press release

SUPER GT

SGT:第6戦富士フォトギャラリー(決勝日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第6戦富士フォトギャラリー(予選日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第6戦富士 LEXUS SC430が3位表彰台、GT300ではトヨタ プリウスが2位初表彰台獲得! (TOYOTA)

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トヨタ プリウスで初の表彰台を獲得したapr HASEPRO PRIUS GT
31号車の嵯峨宏紀(左)と新田守男(右)

 SUPER GT第6戦「FUJI GT 300km RACE」が9月8日(土)、9日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 今大会を含め、残り3戦となった2012年シーズンのSUPER GT。次戦第7戦ではウェイトハンデが半減、最終戦はハンデ無しとなるため、最も重いウェイトハンデで戦う大会となる。LEXUS SC430勢はランキング首位のZENT CERUMO SC430 38号車が94kg、同3位のDENSO KOBELCO SC430 39号車が76kgと重いウェイトを積んでのレースとなるが、タイトルへ向け、得意とするホームコース富士でのポイント獲得を目指して臨んだ。

 また、前大会、初の2位表彰台を獲得した国本雄資/アンドレア・カルダレッリ組の若手コンビが駆るKeePer Kraft SC430 35号車も、更なる好成績が期待された。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430が出場。また、GT300クラスに1台のLEXUS IS350と1台のトヨタ プリウスが出場した。

◆予選◆

 8日(土)、午後2時から予選がノックアウト方式で実施された。

 予選Q1では、タイムを詰めることができなかった39号車がまさかの敗退で13番手。残る5台のLEXUS SC430は順調にQ1を突破。

 Q2では、重いウェイトを積む38号車が、平手晃平が懸命のアタックも及ばず9番手で敗退。このセッションは大嶋和也がアタックしたENEOS SUSTINA SC430 6号車がトップタイム。ロイック・デュバルのPETRONAS TOM'S SC430 36号車2番手、国本の35号車が3番手と、3台のLEXUS SC430が0.1秒以内の僅差で上位を独占。WedsSport ADVAN SC430 19号車が5番手でQ3進出を決めた。

 7台で争われるQ3、4台が残ったLEXUS SC430勢は最後にタイムで上回られ、最前列獲得はならなかったが、カルダレッリが好走を見せた35号車が3番手。中嶋一貴がアタックした36号車が4番手。6号車が5番手、19号車が6番手から翌日の決勝レースに臨むこととなった。

 GT300クラスでは、apr HASEPRO PRIUS GT 31号車が初のポールポジションを獲得。Team SGC IS350 14号車は21番手スタートとなった。

◆決勝◆

 9日(日)午後2時、強い日差しの下、気温29度、路面温度45度というコンディションで決勝レース(66周)がスタート。3番手グリッドの35号車以降、GT500クラスの上位はグリッド順のまま順当なスタートを切った。

 7周目には6位を争っていたアンドレ・クートの19号車が1コーナーで6号車をパスし、5位へ。同じ7周目の最終コーナーでは、3位につけていたカルダレッリの35号車が、周回遅れとして現れたGT300車両と接触、スピン。スピンを喫した35号車だけでなく、そのすぐ後ろにいたロイック・デュバルの36号車もポジションを落としてしまった。

 この混乱で3位へとポジションを上げた19号車は、13周目の1コーナーで前を行くGT-Rに並び、2位に浮上。このバトルの後方につけていた6号車も、その隙を見逃さず、19号車に続き、GT-Rをパス。LEXUS SC430が2-3位に浮上し、首位を追う展開となった。

 レースは中盤に入ると、各車ドライバー交代及びタイヤ交換と給油を行うためにピットへ。3位につけていた6号車はトランスミッションのトラブルに見舞われ無念の後退。代わって、序盤の混乱で順位を落としていた36号車が、19号車に続く4位へと浮上した。

 全車がピットを終えたあとは、上位勢は間隔が開き、順位変動のない展開となったが、中団グループでは、6位の35号車、7位の38号車、8位の39号車と3台のLEXUS SC430によるバトルが展開。35号車の若手国本に、ベテランの38号車立川祐路、39号車脇阪寿一が襲いかかった。

 ハイペースの周回でみるみる38号車との差を詰めた39号車は、62周目、コース後半のテクニカルセクションで並びかけ、そのままサイド・バイ・サイドでどちらも一歩も譲らないまま最終コーナーへ。立ち上がりでアウトにはらんだ38号車をパスし、39号車が7位に浮上。勢いに乗る39号車は、残り2周、前を行く35号車もパスし、LEXUS SC430同士のバトルは、ベテラン脇阪が制すこととなった。

 3位を走行する19号車はそのままポジションを守りフィニッシュ。今季初の表彰台を獲得。36号車が4位で続いた。39号車、35号車、38号車が6,7,8位。38号車はランキング首位の座を明け渡すこととなったが、その差は8ポイント。ランキング3位の39号車と共に、ウェイトハンデの軽くなる残り2戦での逆転タイトル獲得を目指す。

 GT300クラスでは、ポールポジションから真っ先に第1コーナーに進入した31号車が、まさかのスピン。すぐにレースには復帰したものの、最後尾まで後退。ブレーキにトラブルを抱えた31号車は、2周目の1コーナーでもスピンするなど、厳しいレースのスタートとなった。

 しかし、その後猛烈なペースで追い上げていった31号車は、終盤には首位争いまで順位を取り戻し、50周目には首位のポルシェとテール・トゥ・ノーズ状態に。ハイブリッドパワーを活かし、ポルシェを追い詰めるプリウスの走りに観客は釘付けとなった。

 再三にわたり、ポルシェに並びかけ、プレッシャーを与え続けた31号車だったが、52周目のヘアピン進入でインをついた際に、痛恨のミッショントラブル。接触を避けるためにスピンを喫した31号車は、3位へと後退してしまった。

 しかし、最後まで諦めない31号車は、トラブルを抱えながらも、抜いていったCR-Zを猛追。スピン直後には5秒あった差をあっという間に詰め、2位争いを展開した。

 ハイブリッドカー同士の2位争いに再び観客の注目が集まる中、速さで勝る31号車は残り2周のストレートでCR-Zをパス。その後はサイド・バイ・サイドのバトルとなったが、31号車はこれを制し、2位でチェッカー。一度は最後尾に落ちながら見事な追い上げを見せた31号車が、トヨタ プリウスにとって初となる表彰台獲得を果たした。

WedsSport ADVAN SC430 19号車 ドライバー 荒聖治:
走り始めから調子が良く、タイヤのグリップも安定していて、良い流れのレースウィークだった。欲を言えばもっと上に行きたかったが、表彰台に乗ることができたのは良かった。アップデートしたクルマで、手ごたえのあるタイヤをチョイスでき、全てが結果に繋がったと思う。
WedsSport ADVAN SC430 19号車 ドライバー アンドレ・クート:
良いレースを戦い、チームに好結果をもたらす事ができて嬉しい。メカニック、エンジニアも素晴らしい仕事をしてくれた。予選の時から、コースコンディションにあったタイヤの選択や、セットアップが上手く行った。ここまで、なかなかクルマを良いコンディションに持って行けず、皆苦労してきた。レースを戦うにあたって支援してくれた全ての人に感謝している。
apr HASEPRO PRIUS GT 31号車 ドライバー 新田守男:
残念だ。午前中からブレーキトラブルを抱えたまま、レースに臨むこととなってしまった。なんとかごまかしながらスタートを切ったが、どうにも止まらずコースアウトしてしまった。そんなコンディションの中でもトップ争いに加われたことは評価できるし、結果的に表彰台を獲得できたことは、悔しいが良かったと思う。ハイブリッドレーシングカーとして完成度が高まり、クルマのバランスも向上し、まとまって来ているので、残りのレースでも結果を残したい。
apr HASEPRO PRIUS GT 31号車 ドライバー 嵯峨宏紀:
最初の脱落からよくここまで来られたという思いだ。トップ争いをしていた時に、抜きに行ったタイミングでギアが抜けて故障してしまい、それ以降はそのギアのないままの走行を強いられた。全てのトラブルが無ければ…という思いはあるが、トヨタのホームコース富士で良い結果を出すことができて良かったと思う。少々残念なのは、ここまでのトラブルは、ハイブリッドシステムに全く関係ない所で起きているということだ。先行開発を手掛けている方々に申し訳ないという気持ちもある。しかし、更なる好結果を導くことができるよう今後も頑張るつもりだ。
Text & Photo: TOYOTA

SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝 KEIHIN HSV-010が5位入賞、MUGEN CR-Z GTは3位フィニッシュ (HONDA)

  • 2012年9月9日(日)・決勝  会場:富士スピードウェイ(4.563km)  周回数:66周  天候:晴れ 気温:29℃(14:30時点)  路面温度:44℃(14:30時点)  コースコンディション:ドライ  観客:3万3800人(主催者発表)

gt120909001L.jpg  9月9日(日)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2012 オートバックス SUPER GT第6戦「FUJI GT 300km RACE」の決勝レースが行われました。

 土曜日の公式予選では、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が8番グリッドを獲得してHonda勢のトップに立ち、続いて#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志組)が10番グリッド、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が12番グリッド、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が14番グリッド、#18 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム組)が15番グリッドから決勝レースを戦います。

 決勝レースが行われる日曜日は朝から爽やかな秋晴れに恵まれました。午前9時に始まったフリー走行もドライコンディションで行われ、ここでは#17 KEIHIN HSV-010が1分34秒900を記録して5番手となりました。Honda勢でこれに続いたのは#100 RAYBRIG HSV-010の10番手。さらに#18 ウイダー HSV-010は11番手、#8 ARTA HSV-010は12番手、#32 EPSON HSV-010は14番手のタイムをそれぞれマークしました。

 午後になっても穏やかな日差しが降り注ぐ好天は変わらず、絶好のレース日和となりました。スタートでステアリングを握るのは、#17 KEIHIN HSV-010は金石選手、#8 ARTA HSV-010はファーマン選手、#100 RAYBRIG HSV-010は山本選手、#32 EPSON HSV-010は道上選手、#18 ウイダー HSV-010はヴァン・ダム選手となります。

 午後2時に300km(66周)で争われる決勝レースのスタートが切られました。ここで抜群のダッシュを見せたのが、#100 RAYBRIG HSV-010に乗る山本選手。オープニングラップを終えるまでに12番グリッドから7番手へと順位を上げ、入賞圏内に浮上しました。一方、ファーマン選手が乗る#8 ARTA HSV-010はグリッドポジションと同じ10番手をキープ。道上選手が乗る#32 EPSON HSV-010と、ヴァン・ダム選手が乗る#18 ウイダー HSV-010は、ともに予選結果より2つポジションを上げ、12番手と13番手となって1周目を終えました。一方、#17 KEIHIN HSV-010の金石選手はダンロップコーナーでバトル中に行き場を失って縁石に乗り上げ、ここでハーフスピンをしてしまい、14番手へと後退しました。

 レース序盤に大きな波乱はなかったものの、#32 EPSON HSV-010は今朝のフリー走行でマーキングの行われていないタイヤで走行していたためにドライブスルーペナルティを科せられ、7周目には14番手となりました。これと前後して、ライバルの1台がスピンを喫した影響により、#100 RAYBRIG HSV-010は1つ順位を上げて6番手となりました。

 このあと、5台のHSV-010 GTは追い上げを期して懸命の力走を続けますが、76kgのハンディウエイトを搭載する#100 RAYBRIG HSV-010は、タイヤへの負担が大きいこともあり、12周目には7番手、16周目には8番手へと徐々に後退していきました。

 そして、20周目を過ぎたころ、#18 ウイダー HSV-010にパワーステアリングに関連するトラブルが発生しました。このため、アシストが得られず、徐々に順位を落とすことになりました。ヴァン・ダム選手は24周目にピットインして小暮選手と交代しましたが、症状がさらに悪化していったため、26周目を終えたところでガレージに戻り、リタイアを余儀なくされました。

 22周目を終えたところで#32 EPSON HSV-010はピットストップ。道上選手から中山選手へのドライバー交代、タイヤ交換、給油を行ってコースに復帰していきました。同様にして#100 RAYBRIG HSV-010は23周目、#17 KEIHIN HSV-010は26周目、#8 ARTA HSV-010は27周目にピットストップし、ドライバー交代、タイヤ交換、給油を行いました。後半を受け持つドライバーは#100 RAYBRIG HSV-010が伊沢選手、#17 KEIHIN HSV-010が塚越選手、#8 ARTA HSV-010が小林選手となります。

 10番手でバトンを引き継いだ塚越選手は、まだ十分にタイヤがウオームアップされていないにもかかわらず、速いペースで周回。これが功を奏し、ライバルたちがピットストップを終えた35周目には6番手へと浮上しました。これに#100 RAYBRIG HSV-010が10番手で続きます。さらに#8 ARTA HSV-010は12番手、#32 EPSON HSV-010は14番手となって周回を重ねていました。

 36周目、ライバルの1台がペナルティを科せられたことで、#17 KEIHIN HSV-010は5番手に浮上しました。これと前後して、#8 ARTA HSV-010が#100 RAYBRIG HSV-010をオーバーテイク。#8 ARTA HSV-010は9番手、#100 RAYBRIG HSV-010は10番手となり、#100 RAYBRIG HSV-010はレース終盤にも2台のライバルに攻略されて12番手に後退しました。

 4台のHSV-010 GTはこのポジションを守ったままレースを走りきり、#17 KEIHIN HSV-010は5位、#8 ARTA HSV-010は9位、#100 RAYBRIG HSV-010は12位、#32 EPSON HSV-010は14位で完走を果たしました。

 この結果、チャンピオン争いのドライバー部門において、合計38点を獲得している#100 伊沢/山本組(RAYBRIG HSV-010)は5位、#18 小暮/ヴァン・ダム組(ウイダー HSV-010)は34点で7位、#17 金石/塚越組(KEIHIN HSV-010)は30点で10位、#8 ファーマン/小林組(ARTA HSV-010)は12点で15位となりました。優勝はポールポジションからスタートした#12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/J.P.デ・オリベイラ組)でした。

 一方、GT300クラスに参戦している#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中嶋大祐組)は、3番グリッドから挑んだ決勝レースで優勝争いを繰り広げる活躍を見せ、最終的に3位でフィニッシュ。デビュー3戦目にして表彰台に上る快挙を果たしました。

 次戦は9月29日、30日に大分県のオートポリスで開催されます。

松本雅彦 | Honda GTプロジェクトリーダー
 「3戦連続で勝利から遠ざかる結果となり、非常に残念に思っています。決勝中のペースはどのマシンも悪くありませんでしたが、予選で上位に進出できなかったことが敗因となりました。#100 RAYBRIG HSV-010はハンディウエイトの影響から逃れることができず、ポイント圏外に終わってしまいました。#17 KEIHIN HSV-010はオープニングラップのハーフスピンさえなければ表彰台も狙えたはずでしたので、こちらも残念な結果となりました。今シーズンも残り2戦となりましたが、次戦のオートポリス大会ではハンディウエイトがこれまでの半分になりますので、開幕戦のころと同じような元気な走りをご披露できると思います。引き続き優勝を目標に全力を投じていきますので、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます」
金石年弘(5位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「自分も塚越選手もペースよく走れたレースだっただけに、1周目にハーフスピンを喫したことが悔やまれます。残るは2戦となりましたが、チーム一丸となってチャンピオンシップを獲得できるようにがんばります」
塚越広大(5位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「前戦では完走が果たせなかったため、今大会は自分もマシンも復活戦という意識で臨みましたので、ゴールするまで油断ができませんでした。終始安定したペースで走ることができ、悪いレースではありませんでしたが、5位という結果には全く満足していません。残りの2戦ではチャンピオンシップうんぬんではなく、とにかく優勝を目指して戦いたいと思います」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2012/09/09) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
112カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS46661:47'22.021
21S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI866621.025
319WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH166623.959
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ロイック・デュバル
BS586624.511
517KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS486640.800
639DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI766651.956
735KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS486652.884
838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS946658.590
98ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS20661'18.369
106ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS64661'28.084
1123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS60661'34.338
12100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS76661'37.543
1324D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH28651Lap
1432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL642Laps
---- 以上規定周回数(46Laps)完走 ----
-18ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS682640Laps
  • Fastest Lap: CarNo.12 カルソニックIMPUL GT-R 1'35.497
  • CarNo.32は、フリー走行中の2012 SGT-SpR 第3章第14条3.3)④(マーキングなしタイヤ走行)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.23は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗追い越し)違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.38,39は、スポーツマン精神に反する行為をしたため黒白旗を提示した。
■GT300クラス

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2012/09/09) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
133HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK80621:49'04.228
231apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH16611Lap
316MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中嶋 大祐
BS611Lap
4911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH78611Lap
543ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS54611Lap
661SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH12611Lap
711GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL86611Lap
80GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH70611Lap
93S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
千代 勝正
佐々木 大樹
YH92611Lap
1030IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH12611Lap
114GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH12611Lap
1214Team SGC IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH602Laps
132エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH50602Laps
1427PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH10602Laps
1548DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY Corvette Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
YH602Laps
1622R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH602Laps
175マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
植田 正幸
YH593Laps
1885JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
YH4584Laps
---- 以上規定周回数(43Laps)完走 ----
-66triple a Vantage GT3
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH944220Laps
-21ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
YH42933Laps
-360RUN UP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH2537Laps
-88マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH48953Laps
-87JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH8557Laps
  • Fastest Lap: CarNo.33 HANKOOK PORSCHE 1'42.155
  • CarNo.4は、2012 SGT-SpR 第3章第30条1.a(他車への接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.2は、2012 SGT-SpR 第3章第30条1.a.,b(他車への接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.85 フリー走行中の国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗2本振動中の走路外走行)違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.22は、ピットレーン速度違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。

SUPER GT

SGT:第6戦富士フリー走行結果

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2012/09/09) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
115001S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI861'34.726-173.414
2365002PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ロイック・デュバル
BS581'34.861 0.135173.167
3195003WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH161'34.881 0.155173.131
4395004DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI761'34.896 0.170173.103
5175005KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS481'34.900 0.174173.096
6125006カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'35.009 0.283172.897
765007ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS641'35.053 0.327172.817
8385008ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS941'35.082 0.356172.765
9355009KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS481'35.483 0.757172.039
1010050010RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS761'35.505 0.779171.999
111850011ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS681'35.534 0.808171.947
12850012ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS201'35.549 0.823171.920
132350013MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS601'35.613 0.887171.805
143250014EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'35.821 1.095171.432
152450015D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH281'36.338 1.612170.512
169113001エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH781'41.377 6.651162.037
17313002apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH161'41.467 6.741161.893
18873003JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH81'41.569 6.843161.730
1903004GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH701'41.777 7.051161.400
20883005マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH481'42.005 7.279161.039
21613006SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH121'42.129 7.403160.844
22663007triple a Vantage GT3
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH941'42.336 7.610160.518
2353008マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
植田 正幸
YH1'42.417 7.691160.391
2433009S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
千代 勝正
佐々木 大樹
YH921'42.432 7.706160.368
251630010MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中嶋 大祐
BS1'42.507 7.781160.251
265230011GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH421'42.538 7.812160.202
273330012HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK801'42.661 7.935160.010
282130013ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
YH41'42.771 8.045159.839
29430014GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH121'42.877 8.151159.674
301130015GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL861'42.982 8.256159.511
31230016エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH501'43.439 8.713158.807
324330017ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS541'43.565 8.839158.613
334830018DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY Corvette Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
YH1'43.791 9.065158.268
343030019IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH121'43.896 9.170158.108
352730020PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH101'44.225 9.499157.609
361430021Team SGC IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'44.324 9.598157.459
372230022R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'44.664 9.938156.948
3836030023RUN UP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'44.82310.097156.710
398530024JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
YH41'45.60210.876155.554

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選 KEIHIN HSV-010が8番グリッド、GT300クラスではMUGEN CR-Z GTが3番グリッドを獲得 (HONDA)

  • 2012年9月8日(土)・予選  会場:静岡県・富士スピードウェイ(4.563km)  天候:晴れのち曇り 気温:27℃(14:15時点)  路面温度:36℃(14:15時点)  コースコンディション:ドライ

 9月8日(土)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2012 オートバックス SUPER GT第6戦「FUJI GT 300km RACE」が開幕し、公式予選が行われました。

 今シーズンも残すところ3戦となり、チャンピオン争いは大詰めを迎えています。2010年以来のタイトル獲得を目指すHondaは、富士スピードウェイで開催される本大会に向け、新型のフロントフェンダーを開発。これは一定のダウンフォースを保ちながら空気抵抗を最小限に抑えることを目指したもので、全長約1.5kmの長いメインストレートを持つ富士スピードウェイでは、大きな効果を発揮することが期待されています。

 昨日までの天気予報は週末の天候が崩れると伝えていましたが、公式予選の行われる本日は午前が晴れ、午後から曇りとなり、幸いにも走行セッション中に雨が降ることはありませんでした。

 本日はまず公式練習が午前9時40分から2時間にわたって行われました。このセッションでは、#18 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム組)がコースアウトを喫しましたが、それ以外の目立ったトラブルやアクシデントはなく、5台のHSV-010 GTは順調に周回を重ねました。ここでHonda勢のトップに立ったのは1分34秒406を記録して8番手となった#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)。そして、ポイント争いで3番手につけている#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が10番手でこれに続き、#18 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム組)は11番手、#32 EPSON HSV-010(道上 龍/中山友貴組)は13番手、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志組)は15番手のタイムをマークしました。

 今回の予選は前戦に続きノックアウト方式で行われました。予選1回目では上位11台が予選2回目に進出、予選2回目では上位7台が予選3回目に進出し、この予選3回目で記録した予選タイムにしたがって決勝レースのスターティンググリッドを決めます。また、惜しくも次のセッションに進出できなかったチームは、その段階での予選順位が決勝レースでのスターティンググリッドとなります。

 予選1回目は午後2時15分にスタート。ここで#17 KEIHIN HSV-010に乗る塚越選手は1分33秒658を記録して9番手となり、1分34秒232で11番手につけたファーマン選手の#8 ARTA HSV-010とともに予選2回目への進出を決めました。一方、伊沢選手が乗る#100 RAYBRIG HSV-010は1分34秒333で12番手、道上選手が乗る#32 EPSON HSV-010は1分34秒676で14番手、小暮選手が乗る#18 ウイダー HSV-010は1分34秒725で15番手となり、惜しくも予選2回目への進出はなりませんでした。

 続く予選2回目は午後2時50分に開始。ここで金石選手が乗る#17 KEIHIN HSV-010は1分34秒172をマークして8番手、小林選手が乗る#8 ARTA HSV-010は1分34秒588をマークして10番手となり、決勝レースのスターティンググリッドが確定しました。

 一方、GT300クラスでは、Hondaの技術支援を受けて開発されたレーシングハイブリッドを搭載する#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中嶋大祐組)がデビュー3戦目に挑み、中嶋選手が予選1回目を10番手、2回目では武藤選手が9番手で通過を果たします。そして、予選3回目で武藤選手が1分40秒765を記録し、3番グリッドを手に入れました。明日の決勝レースでは、初の表彰台を含む上位入賞が期待できそうです。

 明日は午前9時から30分間にわたってフリー走行を行ったあと、午後2時に決勝レースのスタートが切られます。

松本雅彦 | Honda GTプロジェクトリーダー
 「今回、初めて投入したフロントフェンダーについては、一定の効果を有していることが確認されたので、車両の開発としては正しい方向に進んでいると考えています。ただし、本日の予選では期待していたような成績を収めることができませんでした。5台のHSV-010 GTの中では、#17 KEIHIN HSV-010のみ上位に食い込めるスピードを見せていますが、残る4台は本来の実力を発揮しきれていないように思います。その理由は、現在解析中です。明日の決勝レースでは、HSV-010 GTの優れたコーナリング性能を生かして、セクター2ならびにセクター3での追い上げを図ると同時に、スティントの最後まで安定したペースで走りきることで上位進出を狙っていきたいと思います。引き続き5台のHSV-010 GTに熱い声援をお願いします」
金石年弘(8番手 #17 KEIHIN HSV-010)
 「予選では事前にテストしていないタイヤを使用したこともあり、どのような走りをするか予想がつかない部分がありました。そのような中でも、マシンのバランスは悪くなく、予選1回目は順調にパスできましたが、2回目は突破できずに残念な結果となりました。 ただ、決勝レースでの走行ペースはいつもいいので、決勝ではしっかりと走って結果を残したいと思います」
塚越広大(8番手 #17 KEIHIN HSV-010)
 「朝のフリー走行からマシンのバランスやタイヤの選択も含め、チーム一丸でいろいろと考えて予選に臨みました。現時点での最善を尽くしたのですが、もう一歩足りませんでした。ただ、マシンのフィーリングはいいので、明日の決勝ではいつものような追い上げを見せられるよう、金石選手と協力してがんばります。また、前回鈴鹿のアクシデントではファンの皆様に大変ご心配をおかけいたしました。幸い大きなケガもなく無事でしたので、明日はそのうっぷんを晴らすべく、積極的にポジションアップを狙っていきたいと思います」
Text: HONDA

SUPER GT

SGT:第6戦富士ノックアウト予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2012/09/08) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhQ1Q2Q3
112カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'33.3001'34.0471'32.990
21S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI861'33.2921'34.0301'33.133
335KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS481'33.8561'33.9331'33.297
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ロイック・デュバル
BS581'33.5061'33.8651'33.392
56ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS641'33.7781'33.8371'33.407
619WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH161'33.9081'34.0021'33.452
723MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS601'33.8981'33.9501'33.893
817KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS481'33.6581'34.172
938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS941'33.5971'34.252
108ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS201'34.2321'34.588
1124D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH281'33.9841'34.726
12100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS761'34.333
1339DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI761'34.347
1432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'34.676
1518ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS681'34.725
■GT300 Class

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2012/09/08) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhQ1Q2Q3
131apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH161'41.5641'40.937R1'40.417
233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK801'40.6191'40.585R1'40.583
316MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中嶋 大祐
BS1'41.8191'41.8561'40.765
488マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH481'41.5361'41.7071'40.820
5911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH781'41.0071'41.1751'40.895
666triple a Vantage GT3
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH941'41.1661'41.7221'40.991
70GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH701'41.3521'41.9311'41.368
852GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH421'41.8171'41.7641'41.439
987JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH81'41.7521'41.6371'41.455
1061SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH121'42.0371'41.4401'41.502
1143ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS541'42.2241'41.963
1230IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH121'42.1011'42.272
134GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH121'42.1391'42.477
1411GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL861'41.7731'42.562
1521ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
YH41'41.9981'42.961
16360RUN UP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'42.2081'44.257
173S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
千代 勝正
佐々木 大樹
YH921'42.249
1848DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY Corvette Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
YH1'42.442
195マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
植田 正幸
YH1'42.682
2027PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH101'43.100
2114Team SGC IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'43.101
222エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH501'43.224
2385JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
YH41'44.261
2422R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'44.379

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式練習結果

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2012/09/08) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1125001カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'33.718-175.279
215002S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI861'33.819 0.101175.090
3365003PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ロイック・デュバル
BS581'34.044 0.326174.671
4385004ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS941'34.168 0.450174.441
5355005KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS481'34.180 0.462174.419
665006ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS641'34.198 0.480174.386
7195007WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH161'34.364 0.646174.079
8175008KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS481'34.406 0.688174.002
9245009D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH281'34.443 0.725173.933
1010050010RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS761'34.477 0.759173.871
111850011ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS681'34.559 0.841173.720
122350012MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS601'34.690 0.972173.480
133250013EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'34.842 1.124173.202
143950014DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI761'34.843 1.125173.200
15850015ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS201'35.121 1.403172.694
16333001HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK801'40.438 6.720163.552
179113002エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH781'40.880 7.162162.835
18163003MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中嶋 大祐
BS1'41.223 7.505162.283
19663004triple a Vantage GT3
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH941'41.384 7.666162.026
20313005apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH161'41.524 7.806161.802
2123006エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH501'41.712 7.994161.503
2203007GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH701'41.820 8.102161.332
23433008ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS541'42.124 8.406160.852
24613009SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH121'42.125 8.407160.850
255230010GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH421'42.161 8.443160.793
26430011GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH121'42.337 8.619160.517
278730012JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH81'42.340 8.622160.512
282130013ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
YH41'42.493 8.775160.272
298830014マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH481'42.504 8.786160.255
30530015マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
植田 正幸
YH1'42.608 8.890160.093
311130016GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL861'42.802 9.084159.791
32330017S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
千代 勝正
佐々木 大樹
YH921'42.838 9.120159.735
332730018PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH101'42.866 9.148159.691
343030019IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH121'43.006 9.288159.474
354830020DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY Corvette Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
YH1'43.027 9.309159.442
361430021Team SGC IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'43.121 9.403159.296
3736030022RUN UP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'43.606 9.888158.551
382230023R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'44.73411.016156.843
398530024JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
YH41'45.87212.154155.157

SUPER GT

SGT:ゲイナーの第1回ガレージセール&ファンミーティングは多くのファンで賑わう

 スーパーGTのGT300クラスでGAINER DIXCEL R8 LMS(田中哲也/平中克幸組)を走らせている株式会社ゲイナーは1日、京都の自社工場敷地内で第1回GANERガレージセール&ファンミーティングを行った。各種余興が行われ、訪れた多くのファンで賑わったイベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

gainer_gs_01.jpg  ゲイナーは今シーズン、本拠を鈴鹿市庄野から元童夢工場跡の京都市左京区八瀬に移転した。「引っ越しの際、不要なパーツがあったのと、敷地が広くなったのでガレージセールを開催できないかと思いつきました」とこの企画発案者の石田美香マネージャーは語る。

 当日は10時開始から多くのファンが訪れ、ガレージセール、AUDI R8体験乗車、小林勝彦カメラマンの写真即売会、焼きそばなどの模擬店、田中哲也選手のトークショー、スタッフとファンのタイヤ交換競争などが行われた。

 「参戦中のマシンの乗車体験は、他ではやってないので初めてだと思います。こんなにファンとの距離が近いフレンドリーなイベントになってよかったです」(前出の石田マネ)と、ファンと一体の非常に満足度の高いイベントになったようだ。

 来季もシーズン中に開催を予定してるとのことなので、第2回ファンミーティングが行われることを期待したい。

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スーパー耐久

S耐:第4戦岡山 まさかのオギ姉、ドクターストップで決勝走れず! チームは最高位のクラス5位! (Dream Angeles)

 ドリームエンジェルレーシングをいつもサポートして頂きありがとうございます。

 シリーズ第4戦となった岡山国際サーキットでの戦いは真夏の残暑が厳しい、8月25~26日の2日間で開催されました。

 日本列島は連日、気温35度を超える陽気で猛暑対策にも気を使って岡山へ乗り込みました。

 24日(金)は公式練習が3回予定されていて、朝9時からの練習に望みましたが、すでに30度を超える陽気に、マシンの中は50度近くになっていましたエンジンにも負担がかかることを意識して、いたわりながら走行を続けていましたが、30分過ぎから少し体調にも異変を感じていました。それでも午前中の練習を無事に終え、休憩を取り、午後のラストの練習に再び参加。練習スタートして30分、赤旗中断でピットに戻り、ドライバー交代をしてマシンを降りました。

 夕方になり頭痛と吐き気に襲われ、サーキットのメディカルセンターに行くと、脱水症状であることが判明し、そのまま病院へ運ばれることになってしまいました。病院で点滴の処置を受け、体調は翌日には回復しましたが、レースに参加することは許可が下りず、残念ながら岡山でのレースはピットでサポート側にまわることになりました。

 決勝日、スタート前のピットウォークにはレーシングスーツ姿でファンの方への対応をしましたが、レースは藤井、遠藤両選手に3時間の戦いを託しました。

 スタート直後にペースカーが出動するような大きなクラッシュもありましたが、ドリームエンジェルのRX-7は難を逃れ、順調に周回を重ね、スタートの遠藤選手から藤井選手へバトンタッチ。その後もリタイアするマシンを尻目に、トラブルもなく3時間のレースを走り切り、ラストスティントを任された遠藤選手が笑顔のチェッカーをくぐりました。

 正直な気持ち、藤井、遠藤選手と同じ汗をかいて、過去最高となる、この結果をお伝えしたかったんですが、今回は少し、悔しさも残るレースになりました。それでもチームとしては2009年から参戦してきたこのシリーズでの初入賞5位を獲得でき、うれしく思っています。応援していただいた皆さんにもいい報告ができて、よかったです。

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DREAM ANGELS RACING NEWS オギ姉(荻原なお子)

その他

鈴鹿サーキット開場50周年記念イベントフォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

Formula Challenge Japan

FCJ:第7戦富士決勝 松下信治が3連勝を飾る (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ) 第7戦の決勝レースが9月2日(日)、富士スピードウェイで行われた。

 天候は朝から小雨が降ったり止んだりを繰り返しており、FCJ決勝の直前に開催されたポルシェGT3カップの時点では路面はハーフウェット。しかし、FCJのスタート時間が近づくにつれ日が差し始め、路面は次第に乾いてゆく。 こういった場合、タイヤの選択が非常に難しくなるのだが、まだまだ濡れた箇所が多く、一旦はウェットタイヤ使用が決定される。ところが日差しは強さを増し、路面は急速に乾き始めた。このままレースをスタートすれば、ウェットタイヤを傷めるか、スタート後ピットインしてスリックタイヤへの交換を余儀なくされる可能性が高い。このため、12時15分の段階でスリックタイヤへの変更が決定、全車がスリックタイヤを履いて、12時25分、コースインを開始した。 路面は急速に乾きつつあったものの、全17台がグリッドに整列した時点ではイン側はまだ若干濡れており、グリッドの奇数列と偶数列で有利、不利が分かれそうな状況。

 実際、スタートしてみるときれいにホールショットを決めたポールシッターの#10 松下信治の後方で2番手スタートの#8 清原章太と3番手スタートの#4 平川亮が並走状態になったが、イン側のラインをがっちり固めて1コーナーに入った#8 清原がなんとか2位のポジションを死守してオープニングラップを終えた。

 追走する#4 平川は3周目の1 コーナーで#8 清原のインに飛び込むが、立ち上がりでラインをクロスさせてきた#8 清原に抜き返されて再び3位に。その後は#8 清原が徐々に#4 平川を引き離して1秒前後にギャップを広げていく。 更に#4 平川の後方には4位の#12 高星明誠が次第に接近してきた。時折ラインを左右に振って牽制するそぶりをみせる#12 高星だったが、この3台の膠着状態はファイナルラップまで続き、最後は再び#8 清原との差を縮めてテールに食らいついた#4 平川と、そのすぐ背後に迫った#12 高星の3台が最終コーナーからスリップストリームを使い合いながらホームストレートに戻ってきた。

 しかし結局この3台の順位は動かず、2位#8 清原、3位#4 平川、4位#12高星のままでレースは終了。

 こうした戦いを尻目にトップの#10 松下はファステストラップを更新しながら後続との差を広げ、最後は17秒以上の大差をつけてフィニッシュ。見事今週末を3連勝で飾り、シリーズポイントでもトップの#4 平川に3ポイント差まで迫った。

 このレースではセカンドグループ以降でもコースのあちこちで激しいバトルが展開され、接触やペナルティも相次いだ。

 そうした中、唯一の女性ドライバーである#16 三浦愛は16番手スタートながら一時は9位まで順位を上げ、その後も抜きつ抜かれつのバトルを繰り返しながら12位でフィニッシュした。

 また、今回スポット参戦の#20 石川京侍はスタート直後の1コーナーで#11 坪井翔と接触、ノーズを破損して長時間ピットにとどまることになったうえ、ドライブスルーペナルティを課せられて11周遅れの17位に終わった。

 次の舞台は鈴鹿サーキット。F1日本グランプリのサポートイベントとして大観衆の前でその走りを披露することとなる。

優勝:松下信治(東京中日スポーツ賞 受賞)
 今回お世話になったメカニックの皆さんやホンダさんに深く感謝しています。3レース全部勝てたことは、これからの流れを変える大きなターニングポイントになりました。次の鈴鹿サーキットは得意なコースの一つなので、全力で頑張って5連勝したいです。 平川選手とのポイント差が近づいたので、タイトルはもちろん狙っていきます。お互いに良いレースができたら、と思います。
2位:清原章太
 大きくコンディションの変わる難しいレースになりましたが、メカニックの皆さん、ホンダさん、その他大勢の関係者の皆さんに温かく見守っていただいて、ありがとうございました。松下選手にスタートからぐいぐい離されて、悔しいレースになりました。路面の違いはもちろんありましたが、自分にも原因があって出遅れてしまい、松下選手には離され、平川選手に並びかけられてしまいました。同じHFDPから出ている選手に3回勝たれた、という意味でも悔しい気持ちで一杯です。 次からはSRS-Fで一番走り込んでいる鈴鹿なので、優勝という結果につながるよう頑張ります。
3位:平川 亮
 トヨタのホームコースである富士スピードウェイでホンダの選手に3連勝されてしまい、トヨタの関係者の皆さんには申し訳ない気持ちで一杯です。次の鈴鹿では今回の問題点を解決してレースに臨みます。今回の結果はもうしょうがないので、気持ちを切り替えて残り5戦を戦います。
Text: Japan Race Promotion

Formula Challenge Japan

FCJ:第7戦富士決勝結果

THE FUJI Campion Race Series -RIJ- (2012/09/02) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 7 富士スピードウェイ 4.563 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
110松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA2136'31.492
28清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA2117.467
34平川 亮FTRSクラリオンFCJ2117.510
412高星 明誠NDDP DAISHIN NDDP FCJ2117.608
53篠谷 大幹FTRS2120.789
61川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ2127.867
713藤波 清斗NDDP FCJ2130.707
85周藤 康平チームSPV FCJ2135.061
92黒崎 駿HFDP/SRS-F/コチラR2137.384
1011坪井 翔FTRS TMC FCJ2139.859
119道見 真也FTRS スカラシップ FCJ2146.552
1216三浦 愛EXEDY FC1062149.881
136ナニン・インドラ・パユーングFTRS PTT2149.942
14*7小河 諒宝華Racing with DL2158.040
1514三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ2159.039
16*17陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ211'24.239
---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ----
-*20石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR1011 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.10 松下信治(HFDP/SRS-F/ARTA) 1'43.887 (16/21) 158.122km/h
  • CarNo.7は、スポーツ精神に反する行為をしたため黒白旗を提示した。
  • CarNo.17は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条4.(1)①(他車への接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.20は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条4.(1)①②(他車への接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを科した。

Formula Challenge Japan

FCJ:第6戦富士決勝 松下信治が2戦連続優勝 (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第6戦の決勝が9月1日(土)午後、富士スピードウェイで行われた。

 激しい雨に見舞われた第5戦決勝とはうって変わり、第6戦決勝は晴天の下、コースもドライコンディションとなり、全車スリックタイヤを装着してコースに出て行った。

 第5戦決勝でのベストラップタイム順により、このレースのポールポジションは前戦優勝の#10松下信治。2位には#4平川亮がつけ、3番手が#3篠谷大幹という順番となった。

 ホールショットを奪ったのはポールの#10松下。2位は#4平川、3位#3篠谷とここまではグリッド順で1コーナーを立ち上がったが、この周のダンロップコーナーで#3篠谷は後続の#1川端伸太朗と接触してスピン、最後尾に後退してしまった。

 このアクシデントに対し、競技団は#1川端の違反行為との裁定を下し、#1川端には10秒ストップのペナルティが課せられた。

 これにより3位には#8清原章太が浮上、レース中盤にペナルティで後退することになる#1川端を挟んで、#12高星明誠の3台がレース序盤から3位争いを展開することになった。

 一方トップ争いは、序盤こそ#4平川が1秒以内の差を保って#10松下を追っていたが、次第に#10松下のペースの上がり代が#4平川のそれを上回るようになり、徐々にその差は開いていく。毎週のように自己ベストを更新する#4平川だったが、#10松下もそれを上回るペースでファステストラップを立て続けに更新、ファイナルラップを迎える頃には4秒のマージンを築き上げていた。

 結局、#10松下は最後まで#4平川に付け入る隙を与えず、第5戦に続いて2連勝を達成した。

 3位には、#8清原との熾烈なドッグファイトを制した#12高星が入り、第4戦もてぎ以来の表彰台を獲得した。

 破れた#8清原も、ラップタイムでは2番手につけ、明日のレースでフロントロースターとの権利を得た。

 また、今回スポット参戦の#20石川京侍は16番手からのスタートだったが着実に順位を上げ、最後は8位でフィニッシュした。

 第7戦決勝は明日9月2日(日)12時45分より21周で行われる。

優勝:松下信治
 今日のポイントはスタートでした。スタートを決めて1位で1コーナーに入れれば絶対勝てると思っていました。この流れを次のレースまで続けて、1勝だけじゃなく何勝もしてチャンピオンをとりたいです。 昨日は路面のグリップが高くてストール気味になってしまいましたから、それに気をつけてスタートしました。朝一番のレースで気温、路面温度も低く、今回のスタートはうまくいきました。タイヤは消耗していましたが、路面コンディションが良かったので良いタイムで走れました。
2位:平川 亮
 スタートが決まらなかったんですが、抜かれることが無かったのはラッキーでした。レース展開としては、前の選手に離されていったので良くなかったと思います。でもあともう1レースあるし、3番手スタートなので、松下選手と何が違うのか、これから考えて直していきたいです。
3位:高星明誠(東京中日スポーツ賞 受賞)
 スタートを失敗して2台に抜かれてしまいましたが、晴れのレースなら自分の方が速いと思っていたので、あせることなく自信を持って走りました。その結果、どんどん抜いていくことができて表彰台にあがれました。実力的には表彰台にあがれる筈と思っていたので、この結果は良かったです。明日は何番目からスタートするのかまだわかっていませんが、きっと前の方だと思うので、優勝も可能だと思いますから、頑張っていきます。
Text: Japan Race Promotion

Formula Challenge Japan

FCJ:第6戦富士決勝結果

FUJI Campion Race Series -RIJ- (2012/09/01) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 6 富士スピードウェイ 4.563 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
110松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA1526'01.681
24平川 亮FTRSクラリオンFCJ153.663
312高星 明誠NDDP DAISHIN NDDP FCJ1514.382
48清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA1515.018
511坪井 翔FTRS TMC FCJ1522.613
613藤波 清斗NDDP FCJ1524.073
72黒崎 駿HFDP/SRS-F/コチラR1524.954
820石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR1525.021
99道見 真也FTRS スカラシップ FCJ1527.182
1014三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ1527.533
117小河 諒宝華Racing with DL1527.736
123篠谷 大幹FTRS1529.527
1317陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ1532.704
146ナニン・インドラ・パユーングFTRS PTT1537.483
1516三浦 愛EXEDY FC1061538.460
165周藤 康平チームSPV FCJ1547.060
17*1川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ151'11.931
---- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap: 松下信治(HFDP/SRS-F/ARTA) 1'43.589 (7/15) 158.577km/h
  • CarNo.1は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条4.(1)①(他車への接触行為)により、ペナルティストップ10秒を科した。

Formula Challenge Japan

FCJ:第5戦富士決勝 下信治が参戦5戦目で初優勝 (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第5戦の決勝が9月1日(土)、富士スピードウェイで行われた。

 予選終了後に降り始めた雨は決勝スタート前には一旦収まったが、コース路面はまだ濡れていたため、全車ウェットタイヤを装着してコースイン、12時20分より15周の戦いが始まった。

 ホールショットを奪ったのはポールポジションの#10松下信治。2位には予選3番手の#4平川亮、3位には予選5番手の#3篠谷大幹がつける。一方、予選2番手の#12高星明誠はスタートで出遅れ、5位でオープニングラップを終えた。

 序盤から一気に後続を突き放しにかかる#10松下は、スタート直後から再び降り始めた雨をも味方にして、最初の4周で2位#4平川に3.4秒もの大差をつけると、その後も着実にその差を広げていった。

 追う#4平川のペースも決して他のドライバーと比較して遅いものではなかったが、天候は好転すると読んでタイヤの内圧を低めに設定したのが仇となり、#10松下との差を縮めることができないまま15周のレースを終えることになった。

 結局#10松下は2位以下に9.486秒もの大差をつけてFCJ参戦5戦目で初優勝を達成。ファステストラップも記録して第6戦のポールポジションをも獲得した。2位の#4平川も#10松下に次ぐ2番グリッドから次の第6戦決勝をスタートすることに。

 3位は#3篠谷。こちらも3番グリッドを獲得した。

 なお、今回スポット参戦の#20石川京侍はコカコーラコーナーと1コーナーでコースアウトするなど、滑りやすい路面に手こずり順位を落とし、15位に終わった。

 第6戦決勝はこのあと16時より15周で行われる。午前中より降り続いていたも上がり、ドライ路面での激しいバトルが期待される。

優勝:松下信治(東京中日スポーツ賞 受賞)
 応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。今回は練習が3回しか無いという中で、いきなりゲリラ豪雨が降るような状況で、予選までの走行時間が少なく、予選後も雨が降るという難しいコンディションでした。レース自体も3ヶ月ぶりという状況でしたが、うまく前でスタートでき、最後まで自分のペースで走ることができました。次の夕方からのレースも天候がどうなるかわかりませんが、全力で頑張ります。
2位:平川 亮
 雨がやむと予想してタイヤの内圧を下げてスタートしたのですが、走り出してすぐに降り出してしまい、失敗でした。それでも2回目の決勝は2位からスタートできるので、気持ちを切り替えてレースに臨みます。
3位:篠谷大幹
 天候が難しい中で、自分なりのペースで走れたと思います。久々のレースでしたが、最後まで自分の走りができました。落ち着いてスタートしたのが良かったと思いますが、前の二人のペースにはついていけませんでした。
Text: Japan Race Promotion

Formula Challenge Japan

FCJ:第5戦富士決勝結果

FUJI Campion Race Series -RIJ- (2012/09/01) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
Formula Challenge Japan Round 5 富士スピードウェイ 4.563 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
110松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA1528'53.020
24平川 亮FTRSクラリオンFCJ159.486
33篠谷 大幹FTRS1514.202
48清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA1523.834
512高星 明誠NDDP DAISHIN NDDP FCJ1524.328
65周藤 康平チームSPV FCJ1525.503
71川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ1529.924
813藤波 清斗NDDP FCJ1536.763
99道見 真也FTRS スカラシップ FCJ1540.724
102黒崎 駿HFDP/SRS-F/コチラR1542.806
116ナニン・インドラ・パユーングFTRS PTT1544.146
127小河 諒宝華Racing with DL1545.107
1311坪井 翔FTRS TMC FCJ1546.203
1414三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ1549.854
1520石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR141 Lap 
1617陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ132 Laps
---- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 ----
-*16三浦 愛EXEDY FC106失格
  • Fastest Lap: CarNo.10 松下信治(HFDP/SRS-F/ARTA) 1'51.907 (2/15) 146.790km/h
  • CarNo.16は、スタート違反(グリッド停止位置)により、ドライビングスルーペナルティを科す。
  • CarNo.16は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(Dボード無視)により、失格とした。

Formula Challenge Japan

FCJ:第5戦富士公式予選 松下信治がポールを獲得、スポット参戦の石川京侍が8番手に (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第5戦の公式予選が9月1日(土)、富士スピードウェイで行われた。

 今回の富士ラウンドは第5戦、第6戦、第7戦の3レース開催で、第1日目は第5戦の公式予選、第5戦、第6戦の決勝レースが行われる。第6戦、第7戦のスターティンググリッドはそれぞれ第5戦決勝、第6戦決勝で各自が記録したベストラップタイム順が採用されることになっている。

 その第5戦のグリッドを決める公式予選は朝9時より20分間で行われた。天候は晴れ、コースはドライ。前日の合同テストが雨に翻弄されたのとは対照的だ。

 ここまでのシリーズポイントは#4平川亮が39ptでトップ。これを24ptの#12高星明誠、21ptの#10松下信治が追う。

 今回の予選でも、やはりこの三人が熾烈なトップ争いを展開することになった。

 最初の計測でトップに立ったのは#12高星で1'45.736。2周目には#4平川が2周目に1'44.545でトップに立つと、3周目には#10松下が3周目に1'43.796と最初に43秒台に突入し、トップに浮上した。

 #10松下はその後1'43.643までタイムを短縮。終了2分前に早々と走行を切り上げた。一方、#12高星、#4平川もセッション終盤に43秒台にタイムを縮めるが、#10松下には届かず、それぞれ予選2位、3位に終わった。

 なお、今回はSRS-Fのスカラシップ生である石川京侍がスポット参戦することになり、20号車をドライブした。

 石川は7月に行われたSFS-Fの検定会で優秀な成績を収めたことにより今回のチャンスを得たが、この予選でもいきなり8番手と、好位置からデビュー戦をスタートすることになった。

 第5戦決勝はこのあと12時20分より15周で行われるが、予選終了と同時に雨が降り始めており、波乱のレース展開が予想される。

Text: Japan Race Promotion

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