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2013年7月

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士公式予選 #8デュバルが全セッショントップでPP獲得。#39国本も初のフロントローに

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第3戦の公式予選が7月13日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、先月のルマン24時間レースで優勝したアウディR18をドライブした#8ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が接戦を制し、ポールポジションを獲得した。
(天候:曇り コース:ドライ)

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公式予選は午後1時50分よりノックアウト方式で行われた。

予選Q1
いつもは開始から暫くコースインせずに互いに様子をうかがう事の多いQ1だが、今回は開始早々から各車積極的にアタックを繰り返す展開となった。
前半の10分が終了した時点でのトップは#39国本雄資。
しかし各車一旦ピットに戻った後、残り6分で再びコースインして行われたタイムアタック合戦を制したのは#8デュバルだった。タイムは1'24.993。2番手は#38平手晃平、ディフェンディングチャンピオンの#1中嶋一貴を挟んで4番手に#39国本とセルモインギング勢の好調ぶりが目立った。
またこのセッションもフリー走行に続いてトップから1秒以内に15人のドライバーが集中する接戦となり、#41武藤英紀が14位の#32小暮卓史にわずか0.002秒及ばずQ1敗退となったほか、#11中山友貴、#62嵯峨宏紀、#18リチャード・ブラッドレー、#15小林崇志がここで予選を終えた。

予選Q2
7分間の走行となる予選Q2では、各ドライバー大幅にタイムを更新し、上位6人が1分24秒台に突入。
ここでも2周目から全開アタックを敢行したデュバルが1'24.557を叩き出してトップに立った。
そこから1秒以内に全車が入る接戦の中、8位#16山本尚貴に僅か0.08秒及ばなかった#20松田次生がまさかの脱落。開幕戦でポールトゥウィンを達成した#40伊沢拓也、#10塚越広大、#32小暮卓史とホンダ勢の有力ドライバーやルーキーの#7平川亮のほか、#3安田裕信がここで予選を終える事になった。

予選Q3
Q2同様7分間の走行となるQ3でもデュバルとインギング勢の好調ぶりは変わらず。
デュバルは2周目からの全開アタックをここでも披露。Aコーナーで僅かにラインがワイドに膨らんだとはいえ、1'24.708を記録。これに対し#39国本は1'24.734、#19オリベイラ1'24.748と僅かに及ばず、デュバルのポールポジションが確定した。
なお、このセッションで最後尾の8番手に終わった#31中嶋大祐とデュバルの差も僅か0.331秒に過ぎず、決勝レースも激しい戦いになる事が予想される。

第3戦決勝は明日午後2時15分より55周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第8戦富士決勝記者会見 総合&Nクラストップ3のコメント

優勝 勝田貴元(トムス)
f3_r08_r_pc-katsuta  「レース毎にクルマをつかめてきて、岡山ではようやくポールを取ることができ、チームにもなじめ、レースウィークを通していい流れできましたが、トラブルでリタイアしてしまいました。今回は富士ということでデータもありトヨタのホームコースなので、後半戦のためにもポールを取って勝つつもりでいました。金曜日から調子はよかったんですが、なかなか歯車がかみ合わなくて、タイムはよくなかったんですが、感触は良かったです。チームも細かいところまで探ってくれ、決勝前にもフロントノーズのトラブルを直してもらってクルマの動きも格段に良くなりました。スタートは中山選手を抜くことができず、ダウンフォースの関係もあって、100Rや13コーナーは同じラインを通らないように走っていました。最終コーナーで、ちょっと無理に入って前に出て、中山選手と並んで1コーナーに飛び込んでいったんですが、高速コーナーのAコーナーで前に出ることができました」
決勝2位 中山雄一(トムス)
f3_r08_r_pc-nakayama  「スタートでちょっとミスったんですが、抜かれませんでした。最終コーナーで後ろを見ていなくて、ターンインするときにいきなり入られ、直線でスリップを使ったんですが、加速しなくて1コーナーで抜くことができず、Aコーナーでもポジション取りが悪くて抜くことができませんでした。そこからはダウンフォースが足りなくて1秒あたりの差で等間隔で走っていました。最初の周にタイヤを傷めたので少しづつ遅れてしまいました」
決勝3位 野尻智紀(戸田)
f3_r08_r_pc-nojiri  「4番手スタートで、昨日の調子を考えるともうちょっとどうにかできたと思う予選でした。気持ちを切り替えたスタートは普通で、千代選手がタイヤをロックさせたのでチャンスがあると思いました。1コーナーの駆け引きでもベストなブレーキングをすれば、彼が飛び込んできても大丈夫だと思っていました。その後は、トップ2台について行こうと思ったんですが、タイヤのグリップがなくなってきたときにトップとの差はまだまだあるのかなと思います」
Nクラス優勝 ナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)
f3_r08_r_pc-nanin  「今日初めて予選と決勝でトップになれてうれしかったです。メカニックやエンジニアとも相談しましたし、富士も一番走っているコースなので調子は良かったです。ぼくもがんばりましたが、トムススピリットの人たちも昨日は夜までクルマを整備してくれて、ほんとうに感謝しています。スタートも良くて1コーナーでトップに立てましたが、最後はタイヤをうまく使うことができてなくてコンマ7秒まで迫られてしまいました」
Nクラス決勝2位 高星明誠(NDDP)
f3_r08_r_pc-takaboshi  「金曜日から調子が良くなくて予選1回目はコンマ1秒負けましたが、2回目は勝つことができました。レースはスタートには自信があったので抜くことができれば大丈夫と思っていました。でも1コーナーはトップで入れたのに、かぶされてしまいました。その後はダウンフォースが減って、空気の流れがいいところを捜して走っていました。前半タイヤをセーブして置いて行かれ、中盤から勝負をかけようと思い、ナニン選手のタイヤがたれてきたところでプッシュしたんですが、抜くことができませんでした。優勝は続けていきたかったんですが、レースだからこういうことはあると思っていました。あしたに向けてがんばります」
Nクラス決勝3位 小泉洋史(ハナシマ)
f3_r08_r_pc-koizumi  「大好きな富士のコースなので表彰台に上がれればと思っていました。高星君とナニン君が速いのでスタートを決めてついて行ければと思っていました。小河君のスタートも悪くなかったんですが、1コーナーで内側のラインを取れました。小河君とのマッチレースになりましたが、セクター1,2は私の方が有利な感じで、セクター3が断然小河君の方が良くて、1コーナーでインやアウトを取られたんですが、なんとか押さえることができました」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第9戦富士決勝 中山雄一、高星明誠の連勝がついに途絶える。勝ったのは勝田貴元とN.I.パユーング

 全日本F3選手権第9戦は13日、富士スピードウェイで決勝レースを行い、予選2位からスタートした勝田貴元(トムス)が優勝した。Nクラスはナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)が初優勝を果たした。

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 スタートで2位に付けた勝田貴元(トムス)はトップに立った中山雄一(同)をオープニングラップから激しく責め立てる。最終コーナーで先行してそのまま両者はストレートを併走。1コーナーでも中山を押さえ込み、ついに勝田がAコーナーで完全に前に出ると、トムス勢1-2体制を築き、後続を引き離しながらレースは進行してゆく。

 12時55分のフォーメーションラップスタート時刻になると富士スピードウェイ上空の雲も厚くなり、いくぶん過ごしやすくなってきた。

 スタートではポールシッターの中山がややスタートをミスったが1コーナーではホールショットを奪う。直後に予選2位の勝田が付け、予選3位の千代勝正(B-MAX)もインから上位2台を伺うが抜けず3位のまま。

 2位の勝田は1周目の最終コーナーで中山の隙をつき前に出ると、2周目のAコーナーまでにトップに立つことに成功。

 3位でレースを始めた千代はペースが上がらず、2周目の1コーナーで4位の野尻智紀(戸田)にかわされると3周目から4周目のストレートで後ろを走る清原章太(HFDP)、松下信治(同)にも相次いでかわされ6位まで順位を落とした。

 レースはトップ2台のトムス勢が1秒前後の差で争いながら後続を引き離し、そのままゴール。勝田は開幕戦以来の今シーズン2勝目を飾った。2位には中山、3位には野尻が入り、4位清原、5位松下とHFDP勢が続いた。千代は6位。

 Nクラスはポールシッターのナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)がスタートで予選クラス2位、高星明誠(NDDP)の先行を許すものの1コーナーでアウトから抜き去ると、徐々に2位以下を引き離しにかかる。高星はタイヤをセーブして後半勝負にかけ、終盤にはパユーングに迫ったものの及ばず、2位でレースを終え開幕からの連勝がついに途絶えた。パユーングはうれしい初優勝。

 スタートの1コーナーで予選クラス3位の小河諒(ルボーセ)をかわし3位に上がった小泉洋史(ハナシマ)は終始小河を従えての走行となったが、なんとか最後まで押さえ込み「タフなレースでした」と語ったレースで3位表彰台をものにした。

 第9戦決勝は明日14日、11時25分より21周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士ノックアウト予選総合結果

SUPER FORMULA Round 3 -RIJ- (2013/07/13) Knock Out Total Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
18ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'24.9931'24.5571'24.708
239国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'25.1711'24.7061'24.734
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.4551'24.7721'24.748
438平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'25.0511'24.9531'24.794
51中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.0761'24.6701'24.839
62アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.3441'25.0341'24.936
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'25.6951'25.2251'25.007
831中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.5101'24.9921'25.039
920松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.5291'25.233
1040伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.8611'25.234
1110塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'25.6801'25.241
127平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.5801'25.246
133安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'25.2661'25.328
1432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.8681'25.555
1541武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.870
1611中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E1'26.057
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K1'26.268
1818リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K1'26.295
1915小林 崇志TEAM 無限HONDA HR12E1'26.362
---- 以上予選通過 基準タイム ( 107%: 1'30.943 )----
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士ノックアウト予選Q3結果

SUPER FORMULA Round 3 -RIJ- (2013/07/13) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'24.708--193.92
239国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'24.7340.0260.026193.86
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'24.7480.0400.014193.83
438平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'24.7940.0860.046193.73
51中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'24.8390.1310.045193.62
62アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'24.9360.2280.097193.40
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'25.0070.2990.071193.24
831中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.0390.3310.032193.17
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士ノックアウト予選Q2結果

SUPER FORMULA Round 3 -RIJ- (2013/07/13) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'24.557--194.27
21中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'24.6700.1130.113194.01
339国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'24.7060.1490.036193.93
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'24.7720.2150.066193.78
538平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'24.9530.3960.181193.36
631中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'24.9920.4350.039193.27
72アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.0340.4770.042193.18
816山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'25.2250.6680.191192.75
---- 以上Q3進出 ----
920松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.2330.6760.008192.73
1040伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.2340.6770.001192.73
1110塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'25.2410.6840.007192.71
127平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.2460.6890.005192.70
133安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'25.3280.7710.082192.51
1432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.5550.9980.227192.00
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士ノックアウト予選Q1結果

SUPER FORMULA Round 3 -RIJ- (2013/07/13) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'24.993--193.27
238平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'25.0510.0580.058193.14
31中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.0760.0830.025193.08
439国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'25.1710.1780.095192.87
53安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'25.2660.2730.095192.65
62アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.3440.3510.078192.48
719ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.4550.4620.111192.23
831中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.5100.5170.055192.10
920松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.5290.5360.019192.06
107平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.5800.5870.051191.95
1110塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'25.6800.6870.100191.72
1216山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'25.6950.7020.015191.69
1340伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.8610.8680.166191.32
1432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.8680.8750.007191.30
---- 以上Q2進出 ----
1541武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.8700.8770.002191.30
1611中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E1'26.0571.0640.187190.88
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K1'26.2681.2750.211190.42
1818リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K1'26.2951.3020.027190.36
1915小林 崇志TEAM 無限HONDA HR12E1'26.3621.3690.067190.21
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'30.9435.9504.581180.63
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士サタデーミーティング SF14は鈴鹿で1分34秒台を目指す

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第3戦の公式予選日である7月13日、日本レースプロモーション(JRP)主催による恒例のサタデーミーティングが行われた。
今回の話題は勿論先日シェイクダウテストが実施されたニューマシン、SF14について。
出席者は白井裕JRP社長とテストを担当した中嶋一貴(トムス)、伊沢拓也(ダンデライアン)の両選手のほか、トヨタからは永井洋治プロジェクトリーダー、ホンダからは坂井典次プロジェクトリーダー、佐伯昌浩LPLが出席。
今回のテストの感想と今後の予定について語った。

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永井プロジェクトリーダー(トヨタ)
シェイクダウンテストにしては順調でした。ペンチテストでは判らない実車テストならではのこと、例えば振動であり、ターボがついた事によるスロットルレスポンスや熱の問題など、色んな事問題の洗い出しをやったんですが、大きな問題はありませんでした。
良いシェイクダウンでした。

中嶋一貴(トムス)
初日はシェイクダウンテストらしく、色々ありましたが、二日目は非常に順調でした。
エンジンは色々やるたんびに速くなるし、クルマの方はまだしっくり来ない部分があるんですけど、タイムは出せてましたし、出だしとしては良かったんじゃないかなと。この先に期待の持てるテストだったと思います。
フロントウィングが大きくて、低いところについているので、ダウンフォースの抜けが少ないのかなあ、という気がしています。
今までのクルマよりレースがしやすいかなあと思っています。

坂井プロジェクトリーダー(ホンダ)
エンジンやギヤボックス、パワステ、車体のロガー、ディスプレイなど、全部のコントロール系が新しくなっています。それぞれの協調制御や、我々に取っての新しいECUの確認をメインに進めていって、初日はその制御の部分にいろいろ不具合が出て充分に走れませんでした。二日目になって漸くタイムが出せるようになりましたが、ここで頑張っていると色々いわれるので(笑)ほどほどに、と。そんな状況でした。
ここで、これから担当していく新しいエンジニアを紹介します。
LPLの斉木です。

佐伯昌浩LPL(ホンダ)
やはり走ってみないと判らない事が出ていまして、今回は9割弱ぐらいのパワーで走っていました。早急に帰って対策をして、次のもてぎではフルパワーで走れるようにしたいです。
引き継ぐ。という形になっていますが、おそらくこれからも坂井と二人三脚でやっていく事になると思いますので、よろしくお願いします。

伊沢拓也(ダンデライアン)
エンジンについては坂井さんのいった通りですが、車体は走り始めからすごく調子が良くて、動きはクイックだし、ブレーキはよく止まるし、非常にフォーミュラらしい乗り物だなと思いました。
今週末改めてSF13に乗ってみたら特性の違いを改めて感じました。
今乗ってるクルマとは全く違う乗り物になっています。
基本的にフォーミュラカーは空気を使って走っていますし、レースは速いもの順で並んでスタートするので、追い抜きは簡単じゃ無いという前提がありますが、ダラーラの方が空力の感度はダルに作られてると思うし、ダウンフォースが抜けたところの作りもしっかりしているので、意外と踏ん張れるように感じています。

白井裕社長(JRP)
今回はシェイクダウンですから問題点の顕在化、というところがメインでしたが、そんな中でタイム的には良いところまでいっていました。
これからも国内3レースの前後にテストを実施していきますが、鈴鹿の最終戦前のテストで1分34~35秒台に入れれば嬉しいなと思います。
ドライバーのレースだから、極限状態でどこまでのタイムが出るか、という点が楽しみですね。そこに向けてドライバーの皆さんもトレーニングしていって欲しいし、車体が軽い分タイヤもソフトにできると思うので、より面白いレースになれば、と思います。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第9戦富士決勝結果

全日本F3選手権 -RIJ- (2013/07/13) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 8 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
137勝田 貴元PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311524'17.605
236中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ31151.570
32野尻 智紀TODA FIGHTEXDallara F312TODA TR-F301157.873
48清原 章太HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D159.858
57松下 信治HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1510.508
650千代 勝正B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3011514.134
738Nナニン・インドラ・パユーングPIT SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA TOM'S 3S-GE1534.283
823N高星 明誠S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1535.030
96N小泉 洋史Net Move Hanashima RacingDallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1551.038
1062N小河 諒Le Beausset F308Dallara F308TOYOTA TOM'S 3S-GE 1551.789
1113吉田 基良B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F301151'05.901
1230NDRAGONB-MAX・F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE151'06.264
1311N湯澤 翔平Nova with IMM F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE151'09.029
---- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.37 勝田貴元(PETRONAS TOM'S F312) 1'36.589 (3/15) 170.069km/h

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士フリー走行1回目 トムス1-2ながら上位16台が1秒以内の大接戦。トップは#2ロッテラー

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第3戦のフリー走行1回目は、トップから1秒以内に16台がひしめく接戦のなか、 #2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が1'24.996のトップタイムを記録、#1中嶋一貴も2番手につけ、F3に続いてトムスが1-2という結果となった。

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公式予選日を迎えた富士スピードウェイは朝から薄曇り。
下界の猛暑よりは幾分過ごしやすい気候の中で60分間のフリー走行が開始された。

前半のトップは#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラで1'25.674。#8ロイック・デュバルが2番手につけ、#32小暮卓史が3番手と、ベテラン勢が上位を占める。
一方、今シーズンも世界耐久選手権との掛け持ちで第2戦からの参戦となったロッテラーは残り時間が30分を切ったところで漸くコースイン、順調にタイムを削っていき、残り10分の時点でトップに立った。

終盤の予選シミュレーションでも#41武藤英紀、#40伊沢拓也、#32小暮卓史らのホンダエンジン勢が相次いでトップタイムを記録する中、ロッテラーは1'24.986のタイムを記録して再びトップにつけると、チームメイトの中嶋一貴も1'24.994を叩き出す。結局1分24秒台に入ったのはこの二人だけで、トムスが1-2という結果で予選に臨む事になったが、他のドライバーも25秒台ながら僅差で続き、1'25.963を記録した#15小林崇志までの実に16人がトップから1秒以内につけており、午後の予選も大いに接戦が期待できそうだ。

第3戦の公式予選は午後1時50分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsprots Forum

Japanese F3

JF3:第9戦富士公式予選 黄旗提示により#2野尻のPPは幻に。#36中山が8度目のポールを獲得

全日本F3選手権第9戦の公式予選は#2野尻智紀(戸田)が1'35.758のトップタイムを記録したが、これが黄旗提示中のものとして抹消扱いとなり、その結果#36中山雄一(トムス)がポールポジションを獲得する事になり、野尻は予選3番手に終わった。

第8戦の公式予選から10分間のインターバルをおいて、午前8時30分より第9戦の公式予選が開始された。

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最初のアタックでトップに立ったのは1'35.874を記録した#36中山。
しかし2回目のアタックで#37勝田貴元が1'35.765、#2野尻も1'35.758と中山のタイムを上回ってきた。
その後は各ドライバーともタイム更新が進まず、このまま野尻が昨年8月の岡山以来、今季初のポールポジション獲得かと思われた。
しかし#7松下信治がエンジントラブルによりコース上でストップしたため、プリウスコーナーではセッション中盤から黄旗が提示されており、この影響で当該区間走行中のタイムが無効という裁定が下された。
この結果、セカンドベストタイムでトップだった中山が第8戦に続いてポールポジションを獲得することに。
2番手には勝田がつけ、野尻は残念ながら予選3番手から明日の決勝に臨む事となった。

一方Nクラスはここまで1'37.838を記録した#23高星明誠がトップ、#38ナニン・インドラ・パユーングがコンマ4秒差で2番手につけた。

第9戦決勝は明日午前11時25分より21周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士フリー走行1回目結果

SUPER FORMULA Round 3 -RIJ- (2013/07/13) Free Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'24.986--193.29
21中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'24.9940.0080.008193.27
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.0610.0750.067193.12
48ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.0910.1050.030193.05
538平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'25.1340.1480.043192.95
632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.3610.3750.227192.44
740伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.3980.4120.037192.36
839国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'25.4090.4230.011192.33
920松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.4760.4900.067192.18
107平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.5350.5490.059192.05
1141武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.5450.5590.010192.03
1216山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'25.5490.5630.004192.02
1331中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.6240.6380.075191.85
1410塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'25.7450.7590.121191.58
1518リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K1'25.9240.9380.179191.18
1615小林 崇志TEAM 無限HONDA HR12E1'25.9630.9770.039191.09
173安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'26.2611.2750.298190.43
1811中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E1'26.3501.3640.089190.24
1962嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K1'26.3881.4020.038190.15
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

JF3:第8戦富士公式予選 #36中山が7度目のPP。 Nクラスは#38パユーングが初ポール!

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全日本F3選手権第8戦の公式予選が7月13日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ここまで6連勝中の#36中山雄一(トムス)が1'35.472で今季7度目のポールポジションを獲得した。

今シーズンもいよいよ中盤戦。
第8戦の公式予選は午前8時10分より10分間で行われた。

ここまで全戦でポールポジションを獲得し、第2戦から6連勝と他を圧倒する結果を残している中山はここでもいち早く1分35秒台の好タイムを記録、快調にペースを上げて最終的には1'35.472でポールポジションを獲得した。
これに対し、戸田エンジンの#50千代勝正、無限エンジンの#7松下信治らも序盤は中山に食い下がったが、最終的には#37勝田が1'35.683とタイムを上げて2番手に浮上、終わってみればトムスのフロントロー独占という今シーズン幾度も繰り返された結果に終わった。

一方Nクラスはここまで連戦連勝の#23高星明誠と#38ナニン・インドラ・パユーングが最後まで熾烈なトップ争いを展開、パユーングがF3初のNクラストップタイムを記録して午後の決勝に臨む事となった。

第8戦決勝はこのあと12時55分より15周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第9戦富士公式予選結果

全日本F3選手権 -RIJ- (2013/07/13) Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 All Japan F3 Championship Round 9 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
136中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311'35.874--171.34
237勝田 貴元PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311'35.9500.0760.076171.20
32野尻 智紀TODA FIGHTEXDallara F312TODA TR-F3011'36.0610.1870.111171.00
450千代 勝正B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3011'36.1780.3040.117170.80
58清原 章太HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1'36.3960.5220.218170.41
623N高星 明誠S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.8381.9641.442167.90
738Nナニン・インドラ・パユーングPIT SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA TOM'S 3S-GE1'38.2342.3600.396167.22
86N小泉 洋史Net Move Hanashima RacingDallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'38.6712.7970.437166.48
962N小河 諒Le Beausset F308Dallara F308TOYOTA TOM'S 3S-GE 1'39.1353.2610.464165.70
1013吉田 基良B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3011'39.1903.3160.055165.61
1111N湯澤 翔平Nova with IMM F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'39.3603.4860.170165.33
1230NDRAGONB-MAX・F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'39.4013.5270.041165.26
137松下 信治HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1'42.1896.3152.788160.75
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'45.5579.6833.368155.62
  • CarNo.38,13,30,36,37,50,8,6,23,11,62,38は全日本F3統一規則第3章24条6.により、黄旗提示区間を走行した当該周回タイムを採用しない。

Japanese F3

JF3:第8戦富士公式予選結果

全日本F3選手権 -RIJ- (2013/07/13) Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 All Japan F3 Championship Round 8 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
136中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311'35.472--172.06
237勝田 貴元PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311'35.6840.2120.212171.68
350千代 勝正B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3011'35.7750.3030.091171.51
42野尻 智紀TODA FIGHTEXDallara F312TODA TR-F3011'35.9260.4540.151171.24
57松下 信治HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1'35.9570.4850.031171.19
68清原 章太HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1'36.0530.5810.096171.02
738Nナニン・インドラ・パユーングPIT SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.8932.4211.840167.80
823N高星 明誠S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.9182.4460.025167.76
962N小河 諒Le Beausset F308Dallara F308TOYOTA TOM'S 3S-GE 1'38.5043.0320.586166.76
106N小泉 洋史Net Move Hanashima RacingDallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'38.7613.2890.257166.33
1113吉田 基良B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3011'38.9873.5150.226165.95
1230NDRAGONB-MAX・F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'39.4543.9820.467165.17
1311N湯澤 翔平Nova with IMM F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'39.9414.4690.487164.36
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'45.2089.7365.267156.14

SUPER GT

SGT:「ワイルドスピード ユーロ・ミッション」と横溝直輝がコラボ企画、豪華賞品が当たる!

 昨年度のスーパーGT300クラスのチャンピオンで、今シーズンも同クラスからエンドレスポルシェをドライブし選手権を戦う横溝直輝が、ハリウッド映画の「ワイルドスピード」とコラボレーションキャンペーンを行う。

 キャンペーンに応募し当選すると、スーパーGT第6戦富士ラウンドでプラチナルームへの招待や、ワイルドスピードカラ―にスペシャルペイントされたヘルメットとオリジナルグローブなどの豪華賞品が贈呈される。

 詳しくは以下のURLから。

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http://entertainment.rakuten.co.jp/movie/present/euro-mission_collabo/
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F4西日本シリーズ | 鈴鹿・岡山S-FJ選手権

鈴鹿クラブマンレース第3戦フォトギャラリー(F4西日本第3戦、S-FJ鈴鹿第4戦)

■F4西日本第3戦
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■SUPER FJ 鈴鹿第4戦
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Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

F4西日本シリーズ

F4:西日本第3戦鈴鹿クラブマン決勝 川端伸太郎が2戦連続ポールトゥウイン!

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 今回のF4は、FCJが今年で終了してしまうこともあり、FCJに参戦しているドライバーが参戦した。

 7月7日(日)晴れ、参加台数12台で10周のF4決勝レースが鈴鹿サーキットで行われた。

 スタートでは予選5位の三浦愛がミスをし、ポジションを一つ下げた。石川京侍は1周目から予選2位の山下健太と激しいバトルを行うが、これからというとき、2周目のスプーンカーブでスピンしていた栗原正之に接触。両者リタイアとなってしまった。

 このアクシデントでSCが入った。ここまでの順位は川端伸太郎、山下、加藤智、三浦、山口大陸。コース清掃に時間がかかり、残り4周からリスタートが切られたが、三浦のリスタートが遅れ3位から2秒の差がついてしまった。一方、1位の川端は冷静にリスタートを決め後方との差を広げてゆく。最終ラップにはファステストラップを記録し、2位に5秒の差をつけて完全優勝を飾った。

 三浦は3位の加藤を追いかけたが、後方の山口に最終ラップの1コーナーで抜かれ、結局スタートと同じポジションの5位でチェッカーを受けた。2位には山下が入り、3位には加藤が逃げ切って表彰台を獲得した。

優勝した川端伸太郎のコメント
 「優勝しましたが、少しミスがあったのが残念です。今度の岡山ですが、開幕戦は思うような結果を出ませんでした。でも、得意なコースなので勝ってシリーズポイントを広げたいです」
Text: Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第4戦鈴鹿クラブマン決勝 久保凛太郎が予選2位から優勝!

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 7月7日(日)、S-FJの決勝レースが鈴鹿サーキットで行われた。

 昨日の公式予選では前戦で優勝した橋本陸がポールポジションを獲得した。

 決勝レースは19台が参加。11時5分からフォーメーションラップが行われ各車グリッドにつきスタート。予選2位の久保凛太郎が1コーナーで橋本陸をパスし1位に浮上した。

 予選4位の石坂瑞基は、西ストレートで前車を抜いて表彰台圏内に浮上。更に上のポジションを狙う。

 橋本陸はスタートで遅れたもののトップ久保の背後でチャンスをうかがう。レース中盤には3位の石坂が橋本のミスを誘い2コーナーで順位が逆転。その石坂はそのままの勢いでトップの久保を最後まで追ったが及ばず2位でゴールした。1位はスタートでポジションを上げた久保がそのままトップでチェッカーを受けて鈴鹿初優勝を飾った。

優勝した久保凛太郎のコメント
 「レースの後半にミスが多くな危ない状態でしたが、なんとか逃げ切れ優勝できて良かったです。また、もてぎシリーズもがんばってチャンピオンを取りたいです」
2位の石坂瑞基のコメント
 「前回も2位で優勝できなくて悔しいです。気持ちを切り替えて、次回は得意の西コースで優勝したいです」
Text: Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum

F4西日本シリーズ

F4:西日本第3戦鈴鹿クラブマン決勝結果

SUZUKA CLUBMAN Round 4 -RIJ- (2013/07/06) Final Wether:Fine Course:Dry
2013 F4 Local Championship Series West Round 3 鈴鹿サーキット 5.807 km
Po No C Driver----- Pref-- Car--------------------------- Type-- Lp -Time/Gap
 1 18 C 川端 伸太朗 大阪   SUCCEED F108                   F108   10 26'02.622
 2 14 C 山下 健太   千葉   ZAP・J・S・S・PFC・F108        F108   10     5.779
 3 10 C 加藤 智     東京   FEEL・RK01・TODA               RK01   10     8.657
 4  7 C 山口 大陸   東京   TAIROKU F108                   F108   10     8.972
 5 15 C 三浦 愛     奈良   EXEDY テイクファースト         RD10W  10     9.652
 6 99 A 早坂 公希   千葉   エクシズレーシング☆CMS006     W-006  10    18.883
 7 70 C 伴 貴広     三重   DUNLOP☆TeamNaoki☆MC          MC090  10    20.363
 8 77 A 久保 宣夫   奈良   Team.Marusan☆AS・制動屋       KK-ZS  10    23.427
 9 44 A 塚田 光彦   静岡   東海電装ウエストsprint東名関口 W-056  10    27.734
-------------------------- 以上規定周回数(9 Laps)完走 ---------------------
 - 37 C 長 優子     神奈川 B-MAX・RK01・TODA              RK01    5    5 Laps
 - 82 C 栗原 正之   栃木   テクノクラフト はやぶさ F4     RD10W   2    8 Laps
 - 12 A 石川 京侍   大阪   佐藤製作所☆Rn-sportsミストZS  KK-ZS   2    8 Laps
-----------------------------------------------------------------------------
Fastest Lap: CarNo.18 川端伸太朗(SUCCEED F108) 2'05.205 (10/10) 166.97km/h

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第4戦鈴鹿クラブマン決勝結果

SUZUKA CLUBMAN Round 4 -RIJ- (2013/07/07) Final Wether:Fine Course:Dry
2013 SUZUKA Super FJ Series Round 4 鈴鹿サーキット 5.807 km
Po No Driver----- Pref-- Car----------------------------- Type-- Lp -Time/Gap
 1 62 久保 凜太郎 千葉   ROBOTルボーセフォーミュラアカデミー  RD10V  10 22'42.144
 2 32 石坂 瑞基   埼玉   ART GP JAPAN                     RD10V  10     0.222
 3 66 橋本 陸     神奈川 スキルスピード                   RD10V  10     1.479
 4 70 嶋田 誠     千葉   TeamNaoki☆LEPRIX☆10V           RD10V  10     6.566
 5 55 板倉 慎哉   愛知   ブランドJFA☆ベイスタ☆R&D10VF   RD10V  10    14.026
 6  7 大宮 嘉信   大阪   SkillSpeed RD10VTODA             RD10V  10    14.802
 7 56 中村 空斗   大阪   アキランドTKミストKKSII          KK-SII 10    15.786
 8  3 河野 駿佑   東京   RS Fine 10V                      RD10V  10    16.596
 9 71 佐藤 駿介   神奈川 TeamNaoki☆LEPRIX☆10V           RD10V  10    18.930
10  1 吉田 雄作   三重   VW車を買うならVW三重北で!ワコーズ号 RD10V  10    27.570
11 25 濵野 隆一   大阪   まかしてねっと★スキルスピード10V  RD10V  10    27.960
12  6 辻 恵路     愛知   NAVY AUTO                        KK-S2  10    28.063
13 17 道野 高志   愛知   丸和書店&中部水産10V☆スキルスピード  RD10V  10    31.169
14 36 太田 達也   山形   玉三郎EDアルビRT岩本10V          RD10V  10    32.304
15 51 福田 詩久   山口   FSプロジェクト ミストKKSII       KK-SII 10    54.602
16  2 小原 侑己   宮城   ZAP SPEED 10V ED                 RD10V  10  1'00.285
------------------------ 以上規定周回数(9 Laps)完走 -----------------------
 - 30 三輪 真弘   愛知   中日本自動車短期大学 MSE学科     B07JYH  3    7 Laps
 - 79 花岡 隆弘   静岡   Team中日本自動車短期大学MSE学科  07J     2    8 Laps
 - 57 吉田 宣弘   福岡   DAYTONA☆KKS-II☆ミスト☆ED      KK-SII  2    8 Laps
-----------------------------------------------------------------------------
Fastest Lap: CarNo.32 石坂瑞基(ART GP JAPAN) 2'15.383 (8/10) 154.42km/h
CarNo.2は、2013鈴鹿クラブマンシリーズ規則第53条~1)(反則スタート)違反により
     ドライビングスルーペナルティを課した。
CaNo.2は、2013鈴鹿クラブマンシリーズ規則第第60~1)(ピットレーン速度)違反に
     よりドライビングスルーペナルティを課した。

F4西日本シリーズ

F4西日本:第3戦鈴鹿クラブマン 川端伸太郎が2戦連続のポールポジションを獲得!

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 7月6日(土)参加台数12台のF4公式予選が鈴鹿サーキットで行われた。

 今回のF4は、FCJシリーズを戦っているドライバーが3人も参戦してきた。

 午後に行われた公式予選では序盤にトップが頻繁に入れ替わる激しい争いとなった。その中で第2戦で優勝を飾った川端伸太郎がペースアップし2位のドライバーからコンマ7秒速いタイムを記録しPPを獲得した。

 2位にはFCJでランキング5位の山下健太が入り、3位には栗原正之が入り、4位にはFCJ 3位の石川京侍が入り、5位には三浦愛が入った。

川端伸太郎のコメント
 「PP獲得はしましたが、想定のタイムより遅かったので残念です。明日のレースは序盤で後方との差を広げて勝ちたいです」
石川京侍のコメント
 「予選結果は非常に残念ですが、明日の決勝ではスタートを決めて前の車にプレッシャーをかけていきたいです」
Text: Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第4戦鈴鹿クラブマン 橋本陸がポールポジションを獲得

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 7月6日(土)S-FJの公式予選が鈴鹿サーキットで行われた。

 20分間で行われた公式予選は今回参加台数が19台と多く、どのドライバーがポールポジションを獲得するのか注目の予選が始まった。前回ポールトゥウィンを飾った橋本陸が予選早々にトップタイムを記録し、そのままタイムが更新されず橋本がポールポジションを獲得した。

 予選2位は、S-FJもてぎシリーズを戦う久保凛太郎が獲得し、3番手にはS-FJ鈴鹿シリーズランキング2位の嶋田誠が獲得した。4位は石坂瑞基だった。

Text: Nobumitus OHTAKE
Photo: Motorsports Forum

F4西日本シリーズ

F4西日本:第3戦鈴鹿クラブマン公式予選結果

SUZUKA CLUBMAN Round 4 -RIJ- (2013/07/06) Qualifying Wether:Cloudy Course:Dry
2013 F4 Local Championship Series West Round 3 鈴鹿サーキット 5.807 km
Po No C Driver----- Pref-- Car------------------------------- Type-- ----Time
 1 18 C 川端 伸太朗 大阪   SUCCEED F108                       F108   2'05.340
 2 14 C 山下 健太   千葉   ZAP・J・S・S・PFC・F108            F108   2'06.103
 3 82 C 栗原 正之   栃木   テクノクラフト はやぶさ F4         RD10W  2'06.104
 4 12 A 石川 京侍   大阪   佐藤製作所☆Rn-sportsミストZS      KK-ZS  2'06.468
 5 15 C 三浦 愛     奈良   EXEDY テイクファースト             RD10W  2'06.731
 6 10 C 加藤 智     東京   FEEL・RK01・TODA                   RK01   2'06.773
 7  7 C 山口 大陸   東京   TAIROKU F108                       F108   2'07.079
 8 70 C 伴 貴広     三重   DUNLOP☆TeamNaoki☆MC              MC090  2'07.767
 9 99 A 早坂 公希   千葉   エクシズレーシング☆CMS006         W-006  2'07.963
10 77 A 久保 宣夫   奈良   Team.Marusan☆AS・制動屋           KK-ZS  2'08.112
11 44 A 塚田 光彦   静岡   東海電装ウエストsprint東名関口     W-056  2'09.570
12 37 C 長 優子     神奈川 B-MAX・RK01・TODA                  RK01   2'11.278
------ 以上予選通過 ------ 基準タイム(130%)                        2'44.000

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第4戦鈴鹿クラブマン公式予選結果

SUZUKA CLUBMAN Round 4 -RIJ- (2013/07/06) Qualifying Wether:Cloudy Course:Dry
2013 SUZUKA Super FJ Series Round 4 鈴鹿サーキット 5.807 km
Po No Driver----- Pref-- Car--------------------------------- Type-- ----Time
 1 66 橋本 陸     神奈川 スキルスピード                       RD10V  2'15.401
 2 62 久保 凜太郎 千葉   ROBOTルボーセフォーミュラアカデミー  RD10V  2'15.511
 3 70 嶋田 誠     千葉   TeamNaoki☆LEPRIX☆10V               RD10V  2'15.707
 4 32 石坂 瑞基   埼玉   ART GP JAPAN                         RD10V  2'15.745
 5  2 小原 侑己   宮城   ZAP SPEED 10V ED                     RD10V  2'15.806
 6 56 中村 空斗   大阪   アキランドTKミストKKSII              KK-SII 2'15.809
 7  7 大宮 嘉信   大阪   SkillSpeed RD10VTODA                 RD10V  2'16.228
 8 55 板倉 慎哉   愛知   ブランドJFA☆ベイスタ☆R&D10VF       RD10V  2'16.255
 9  3 河野 駿佑   東京   RS Fine 10V                          RD10V  2'16.418
10 71 佐藤 駿介   神奈川 TeamNaoki☆LEPRIX☆10V               RD10V  2'16.575
11 57 吉田 宣弘   福岡   DAYTONA☆KKS-II☆ミスト☆ED          KK-SII 2'16.742
12 17 道野 高志   愛知   丸和書店&中部水産10V☆スキルスピード RD10V  2'16.867
13 36 太田 達也   山形   玉三郎EDアルビRT岩本10V              RD10V  2'16.870
14 25 濵野 隆一   大阪   まかしてねっと★スキルスピード10V    RD10V  2'16.950
15  1 吉田 雄作   三重   VW車を買うならVW三重北で! ワコーズ号 RD10V  2'17.439
16  6 辻 恵路     愛知   NAVY AUTO                            KK-S2  2'17.948
17 30 三輪 真弘   愛知   中日本自動車短期大学 MSE学科         B07JYH 2'18.262
18 51 福田 詩久   山口   FSプロジェクト ミストKKSII           KK-SII 2'18.406
19 79 花岡 隆弘   静岡   Team中日本自動車短期大学MSE学科      07J    2'18.834
----- 以上予選通過 ----- 基準タイム(130%)                          2'57.000

SUPER GT

SGT:第3戦セパン ZENT Audi R8 LMS ultra、相次ぐトラブルを乗り切り14位完走 (Hitotsuyama)

 Hitotsuyama Racingは6月15~16日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されたSuper GT 第3戦SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」に参戦致しました。公式練習からトラブルが続発し、決勝レーススタートも危ぶまれましたが、14位完走を果たすことができました。

 第2戦富士では苦手なサーキットながらもシングルポジションを好走するシーンも魅せた#21 ZENT Audi R8 LMS ultra。マシン特性としてはセパンの方が富士より相性が良いことも確かであり、ポイント獲得を最低限の目標として今大会へと臨んだ。その一方で、カスタマーサポートなしでのレースはチームにとって不安要素であったが、その不安が公式練習早々から的中してしまい、終始慌ただしい雰囲気でのレースウィークとなった。

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6月15日 公式練習 / 公式予選

 例年通り強い日差しが照りつける中開始された公式練習。第1~2戦はリチャードがセットアップを決定し、その後都筑が決勝レースを意識してロングランを担当していたが、このセパンは都筑の経験が少ないことも有り、都筑主体でセッションが進められていった。だが、その都筑は昨年旧型マシンで自分自身が記録したタイムすら上回ることが出来ず、エンジンのパワー不足を訴える。Audi R8 LMSは熱によるパワーダウンが顕著であり、この症状が早くも発生してしまった。このパワーダウンに全く太刀打ちできない都筑は10周ほど走行した時点でピットインし、一旦リチャードに交代。マシンを暫くクールダウン、そしてタイヤを交換したこともあり、リチャードは何とかタイムアップを果たし2分7秒866を記録。さらにタイムアップを果たすかに見えた翌周、クラッチの異変を感じたリチャードは緊急ピットイン。クラッチの破損が判明し、交換を余儀なくされたため、2時間後の公式予選開始までにマシン修復を間に合わせることを最優先に、その場で公式練習を断念することを決めた。午後4時30分から開始される公式予選。開始5分前、Q1担当リチャードがマシンに乗り込み準備するものの、マシンのリヤセクションは未だに組み上がらず。「予選終了5分前にコースインできれば、1周はアタックできるから」と決して諦めようとしないリチャードだが、メカニックの奮闘空しく、マシンがジャッキダウンされたのと同じタイミングでピット出口はクローズされてしまった。嘆願書の提出により決勝レースへの参加は認められ、24台中23番手グリッドが与えられたが、クラッチへの不安、熱によるパワーダウン、セットアップ不足と、多くのネガティブな要素を背負ったまま決勝日を迎えることになった。

  • P1 #55 ARTA CR-Z GT 高木真一 / 小林崇志
  • P2 #16 MUGEN CR-Z GT 武藤英紀 / 中山友貴
  • P3 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 山野哲也 / 佐々木孝太
  • DNQ #21 ZENT Audi R8 LMS ultra 都筑晶裕 / リチャード・ライアン (Grid P23)

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6月16日 決勝レース

 前日同様マレーシアらしい強い日差しの中、約67,000人の観客を迎えた決勝日。午後2時50分、決勝前のウォームアップが開始され、#21 ZENT Audi R8 LMS ultraもスタート担当の都筑とともにコースイン。しかし、都筑は「シフトアップが上手く出来ない」ことを無線で告げ、早々にピットイン。またしてもマシンはセッション中にピット内に押し戻されてしまった。ピット出口閉鎖までになんとかトラブルを解決したい、そんな思いでマシンのリヤセクションをチェックするメカニック、そしてデータを解析するエンジニア。だがトラブルの原因は特に見当たらず、過去の経験から「熱により電気的なエラーが発症してしまっている。」と断定。監督の鬼木は「このままではスタートできても、早々にストップしてしまう可能性が高い。症状が悪化するようであればそこでレースを諦めなければいけない。」ことを都筑に告げて、グリッドに送り出した。午後4時にスタートした決勝レース。幸いなことに、シフトトラブルはフォーメーションラップでは陰を潜め、#21 ZENT Audi R8 LMS ultraと都筑もクラス24台中23位から無事にスタート。前方を行くNissan GTR 2台、Audi、Ferrariとのバトルを展開するが、ストレートが遅いAudiではオーバーテイクするところまでは至らず、序盤から我慢のレースを強いられることに。だが、GT500を交えたバトルが始まると、都筑は経験を生かししっかりとポジションアップ。20周目にはクラス17位までポジションを上げて、リチャードに交代。コースインしたリチャードの前方には同じタイミングでピットインした#48Nissan GTRの千代選手が現れ、数周に渡りテール・トゥ・ノーズのバトルを展開。自己ベストを更新しながら千代選手を追い詰めるリチャードだが、ストレートでは簡単にその差を引き離されてしまい、千代選手に軍配が上がった。その後、#2 McLarenの高橋選手を数周のバトルの末にオーバーテイクし、14位までポジションを上げたところでチェッカー。完走が難しいことを事前に知らされていただけに、決して満足の出来る順位ではないものの、相次ぐトラブルを乗り越えて完走したマシンを前に、チームスタッフからは笑みが零れた。

  • P1 #55 ARTA CR-Z GT 高木真一 / 小林崇志
  • P2 #16 MUGEN CR-Z GT 武藤英紀 / 中山友貴
  • P3 #11 GAINER DIXCEL SLS 平中克幸 / ビヨン・ビルドハイム
  • P14 #21 ZENT Audi R8 LMS ultra 都筑晶裕 / リチャード・ライアン
チーム代表 一ツ山康
 「とても大変なレースでした。昨年もここセパンでは熱による原因不明のトラブルが発生していたので、考 え得る対策はしてきたのですが、同様のトラブルに翻弄されたレースになってしまいました。それからカス タマーサービスが不在だったことも痛手となりましたね。現場でアドバイスしていただきたいことは山ほど あったのですが。結果はとても満足できるものではありませんが、完走できたことが何よりもの救いです。 次戦はAudiが得意とする菅生ですから、頑張ります。」

 第4戦は7月27~28日に宮城県・スポーツランドSUGOにて開催されます。引き続き、皆様からの沢山のご支援・ご声援をお待ちしております。

Hitotsuyama Racing Press release

SUPER GT

SGT:第5戦鈴鹿1000kmにて今年もサポーターズシートを発売! (GAINER)

2013 AUTOBACS SUPER GT Round5
第42回インターナショナル ポッカサッポロGTサマースペシャル
GAINER SUPPORTER SEAT

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今年もGAINER SUPPORTER SEATを発売を致します!
例年通りグランドスタンドV2シートに設置いたしました!
100名限定ですが・・・・もしかしたらもっと??!!
サポーターシート特典として、GAINERオリジナルグッズも差し上げます。
ぜひグランドスタンドの目の前で、GAINERのピット作業をご覧ください!

チケット/大人 2013年7月2日~8月2日まで発売
観戦券+V2指定席セット(鈴鹿サーキットで使用できる金券\500付)\9,000-
観戦券(自由席)\5,500-
V2指定席のみ\3,500-
パドックパス(中学生以上)\10,000-
チケット/小人その他 2013年7月2日~8月2日まで発売
観戦券+V2指定席セット(中高生)\5,100-
観戦券(自由席)(中高生)\1,600-
入場券(小学生)土日なら2枚必要になります\800-
入場券(未就学児童)土日なら2枚必要になります\600-
ファミ得大人2名+子ども1名(3歳~高校生)観戦券+V2指定席セット\20,000-
ファミ得大人2名+子ども2名(3歳~高校生)観戦券+V2指定席セット\25,600-
パドックパスジュニア(3歳~小学生)\1,500-
こちらの記事へのお問い合わせ先: shop@gainer.asia 石田まで

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