CABIN RACING TEAM RACE INFORMATION
1990年5月16日
第3戦「オールジャパンF3000オールスターレース」
星野、片山、トラブルに見舞われながらも、ともに4位、5位入賞
星野一義 予選A組3位 決勝4位
片山右京 予選A組6位 決勝5位
1990年全日本F3000選手権・第3戦「オールジャパンF3000オールス
ターレース」が、5月13日(日)山口県・西日本サーキットで開催された。キャビ
ン・レーシングチームは、このレースに星野一義、片山右京の陣容で参戦した。
<体制>
キャビン・レーシングチームwithインパル
ドライバー:星野一義
監督 :金子 豊
マシン :ローラT90-50無限(Tカー ローラT89-50/無限)
キャビン・レーシングチームwithヒーローズ
ドライバー:片山右京
監督 :田中 弘
マシン :ローラT90-50/DFV(Tカー レイナード89D/DFV)
<公式予選>
公式予選第1回目は、薄曇りの空の下で行われた。第2戦で星野が優勝、片山が3
位に入賞したため、今回の予選は星野、片山ともに予選A組で出走する。星野は1セッ
ト目の予選用タイヤを装着してコースイン、ピットに戻ってタイムアタックのタイミ
ングを待つ。
予選開始15分、星野がいよいよコースに出てタイムアタックに入る。記録された
タイムは58秒930。58秒台前半が期待されていただけに、星野にとっては不本
意な結果だ。チームは、残された2セット目のタイヤを温存、午後の2回目の予選に
逆転をかける作戦をとる。
一方、片山は1回目のセッションに予選用タイヤを2セットとも投入する。1セッ
ト目は慎重にタイムを稼ぎ、2セット目で勝負をかける作戦だ。しかし、結局タイム
は59秒124に留まる。
午後の予選を前に、雲が切れて日差しが強まり、路面温度が上昇してしまった。2
セット目の予選用タイヤを使ってタイムアタックしようとしていた星野にとっては厳
しいコンディションだ。結局、星野を含めて午後出走した選手のほとんどが午前中の
タイムを更新することができないまま、公式予選は終了した。
星野一義選手:58秒930 A組3位
「1回目のセッションで、いざタイムを出そうとしたときに遅いマシンにひっかかっ
てしまった。これが痛かった。西日本は昔から決して好きなコースではない。好きで
ないとこういう風なめぐりあわせまで悪くなるものなんだね。グリッドの位置がこれ
では、明日は苦しいレースになりそうだけど、粘り強いレースを見せますよ。長い1
シーズンのうちには、こういう我慢するレースがあってもいいよね。」
金子 豊監督
「午後にタイヤを残したのには、そんなに深い意味はないよ。1セット目でトップ
に近いタイムを出して、2セット目は様子を見ながら使うつもりだったんだけどね。
その予定が狂ってしまった。今から思えば午前中に使った方が良かったね。テストで
もずっと調子が良かったので、本当に残念な結果です。でも、本番コンディションで
の速さには自信がありますので、決勝ではとにかくポイントを稼ぐためのレースをし
ます。もちろん優勝をあきらめたというわけではない。9点を取るつもりでやります
よ。」
片山右京選手:59秒124 A組6位
「昨年はヨーロッパのF3000選手権に出場したので、2年ぶりの西日本サーキッ
トです。そのせいか、マシンに乗り切れませんでした。1回目2回目ともタイムアタッ
ク中に細かいミスが出てしまって。決勝では最善をつくして頑張ります。」
田中 弘監督
「問題は、右京の踏みすぎ。西日本のように低速で路面のミューが低いサーキット
であんなに踏んでは駄目です。気持ちばかりが先に行っているんです。1回目のアタッ
クで慎重に行かせたら、そこそこのタイムが出るのに、2回目で勝負をかけさせたら
ちっともタイムが伸びない。まあ、決勝コンディションでのタイムには問題はないか
ら、上位にヒケをとらないレースができるとは思いますよ。」
<決勝レース>
グリッド整列のためにコースインした右京のマシンが人波をかきわけてピットロー
ドへ戻ってきた。突然エンジンにバラつき症状が現れたのだ。ピットロード出口が閉
鎖されたらピットスタートになってしまう。電気系統、燃料系統がチェックされ、マ
シンは急拠コースへ送り出された。
星野、片山ともうまいスタートを切り、それぞれ5位、11位で戦い始める。星野
は前を行くロス・チーバー選手をかわして前へ出ようとするが、狭い西日本サーキッ
トでその機会をつかむことがなかなかできない。一方、片山は着実にライバルをかわ
し、上位選手の脱落にも助けられて7周目には9位、9周目には8位、19周目には
7位へと進出する。
星野はチーバー選手をかわそうと、36周目の折り返しヘアピンで勝負をかけるが、
チーバー選手とともにスピン、コースから飛び出してしまう。星野はコースへ復帰す
るものの順位を7位へと下げてしまった。
片山はエンリコ・ベルタッジア選手を追走しながら4位を走っていたが、やはりベ
ルタッジア選手をかわすには至らないまま最終ラップを迎えた。ここで波乱が起きた。
ベルタッジア選手の前を行く周回遅れのマシンが最終コーナーでスピン。つられてベ
ルタッジア選手、片山も姿勢を崩してスピンしてしまった。コースへ戻ったのはベル
タッジア選手が早く、復帰に手間取る片山を後方から追い上げていた星野がかわして
4位へ進出、チェッカーを受けた。
キャビン・レーシングチームは手堅いレースを展開、第2戦に引き続き星野、片山
ともに選手権ポイントを獲得することになった。
星野一義選手:1時間15分30秒942 4位
「こういうコースでは前に並んでいないと、駄目だよね。チーバー選手とは、イン
を差したときに2台重なって突っ込みすぎになりスピンしてしまった。スピンしても
別に緊張が解けることはなかったから。また集中してレースを始めたよ。レース中は、
ポイントのことばかり考えていたんだ。0点だけは絶対にいやだったからね。」
金子 豊監督
「このコースであのグリッドでは、前に行けないよ。特にチーバー選手は抜きにく
いドライバーだし。まあ、今日のレースはポイントを稼いだという点で満足ですよ。
去年はこういうレースでことごとく0点だったからね。星野もその気で走ってくれま
した。たぶん、シーズンが終わったときに今日のレースで稼いだポイントを思い出し
て、良かったな、と思うことになるんじゃないかな。」
片山右京選手:1時間15分31秒594 5位
「レース序盤で、ショルダーパッドが外れてしまったんです。それで、体を肩と腕
で支えながら走っていたんだけど、そのうち筋肉が痛んできて、しまいには感覚がな
くなってしまったんです。それで、ゴール直後に医務室に行ったんです。それがなけ
ればベルタッッジア選手を抜くことができたと思いますよ。でも最後に1回はトライ
してみようと思ってインを狙って最終コーナーを立ち上がったら、目の前でスピンし
ているマシンがいた。結果論だけど、あんなにくっつかなければ、3位に上がれたか
もしれませんね。」
田中 弘監督
「予選の順位が悪かったにしては、いいレースをしたね。実は3位までいけるかな、
と夢を見ていたんだけど、やはり今の状態でベルタッジア選手を抜くのは無理だね。
このレースを通して本人もいい勉強になったでしょう。まあ、今日は良くやった、と
思いますよ。」
’90年全日本F3000選手権ポイントランキング表
第1戦 第2戦 第3戦 得点
3/4 4/15 5/13 合計
鈴鹿 富士 西日本
1 星野 一義 9 9 3 21
2 松本 恵二 4 0 9 13
3 小河 等 0 6 6 12
4 ロス・チーバー 6 0 0 6
4 片山 右京 0 4 2 6
6 長谷見昌弘 3 1 0 4
6 エンリコ・ベルタッジア0 0 4 4
8 マウロ・マルティニ 1 2 0 3
8 和田孝夫 0 3 0 3
10 中子 修 2 0 0 2
11 影山正彦 0 0 1 1
<順位による得点>
順位 1 2 3 4 5 6
得点 9 6 4 3 2 1
’90ミリオンカードカップレースROUND2鈴鹿
F3 選手名簿
--------------------------------------------------------------------------
2 高村 一明 ラルト RT34 MF204 SUPER HAKKA ラルト
5 服部 尚貴 ラルト RT34 MF204 カワイスチールLG.COX R
6 田中 哲也 ラルト RT34 GX カワイスチールLG.COX
7 T.B.N ラルト RT34 3SG トムス ラルト RT34
8 V.ROSSO ラルト RT34 3SG トムス ラルト RT34
9 粕谷 俊二 ラルト RT34 3SG トムス ラルト RT34
10 伊藤 直澄 ラルト RT34 MF204 GIZA HOUSE 無限
12 福山 英夫 ラルト RT33 3SG ICM ZYTEK RT33
13 奥貫 直 ラルト RT33 MF204 Ikegami SUNTEK
14 藤村 春輝 ラルト RT32 3SG
15 細野 智行 ラルト RT33 3SG ヴァンジャケットRT33
16 谷口 修平 ラルト RT33 MF204 トリイレーシング ラルトRT3
17 夏川 竜一 ラルト RT34 MF204 CHERENAラルト無限
19 藤田 佳久 ラルト RT34 MF204 ベネトン RT34 ムゲン
21 見崎 清志 ラルト RT34 MF204 ワタナベ RT34 ASD
22 和田 久 ラルト RT34 MF204 CAPCOM.RT34無限
24 水野 文則 ラルト RT33 MF204 Abahouse RALT-3
25 森本 晃生 レイナード903 MF204 ピザボーイ号REYNARD90
26 萩原 修 レイナード903 MF204 GRAND SLAM903
27 羽根 幸浩 ラルト RT34 MF204 EVER GREEN RT34
28 西垣内 正義 レイナード 893 MF204 5ZIGENレイナード無限
29 大文字 良浩 ラルト RT32 3SG LUCKY PENNY&DAP
30 近藤 真彦 ラルト RT34 MF204 日石INPUL無限
31 横島 久 ラルト RT34 MF204 TAKASU CLINIC R
32 権藤 謙光 ラルト RT34 MF204 ラルト RT34
33 藤永 敬道 ラルト RT34 MF204 Daiichi-RT34無限
34 桧井 保孝 ラルト RT33 3SG Daiichi-RT33トムス
35 井上 俊一 レイナード 893 CA18 エース引っ越しカストロール
38 松井 茂樹 ラルト RT33 MF204 RT33ウィング無限
43 井倉 淳一 ラルト RT34 MF204 CITY LIFE 43 RT
52 石川 朗 ラルト RT33 MF204 CAPCOM.RT33無限
56 篠塚 進 ラルト RT34 MF204 SOMETHINGGOOD
59 前田 信哉 ラルト RT34 MF204 REGULUS,コトブキRT3
65 加藤 徹 ラルト RT33 3SG I.PROGRESSラルト33
66 中川 隆正 ラルト RT34 MF204 TAKE ONE RALT R
68 仲沢 清士 ラルト RT32 GX KNスポーツ池谷OMFRT33
69 土屋 圭市 ラルト RT34 MF204 ENDLESSラルト無限
70 中島 禎史 ラルト RT34 MF204 OMMGエンドレス ラルト無限
72 戸田 哲史 CA18D FUJIラルト
76 井上 隆智穂 ダララ 390 MF204 クリアリーカナディアンダラーラ
77 鈴木 綿治 ダララ F390 MF204 YANAGAWA飛行船ダララ
81 影山 正美 ラルト RT34 CA18D オロナミンC RT34 TOM
82 西沢 ひろみ ラルト RT34 MF204 ラルト RT-34
84 岡田 晃典 ラルト RT34 CA18D ファミリーマートニッサンRT3
85 原 貴彦 レイナード 903 MF204 CABIN REYNARD90
88 藤沼 健一郎 ラルト RT34 3S-GG REGAL RT34トヨタ
90 古谷 直広 ラルト RT34 MF204 セキスイツーユーホーム ラルト
92 坂井 國臣 ラルト RT32 3S-G クリエーションRT32トヨタ
98 本山 哲 ラルト RT33 MF204 浅田飴パッションRT33無限
--------------------------------------------------------------------------
提供:鈴鹿サーキットランド
LEYTON HOUSE RACING TEAM
PRESS INFORMATION
90全日本F3000選手権シリーズ第3戦
NIPPON SHINPAN SUPER CUP Rd1
NISHINIHON ALL STAR
1990年5月13日 日曜日
西日本サーキット
決勝
朝8時50分から30分間のウォームアップが行われた。決勝レース仕様でクリス
チャン・ダナー、関谷正徳はピットアウト。共に充分納得の行く1分01秒中盤をコ
ンスタントにマークし、決勝に向けて確かな手応えを得た。
長いインターバルの後、1時過ぎに最後のウォームアップがスタート前に10分間
行われることになった。セッション開始とともに関谷は即座にピットを後にした。し
かし、ダナーはマシンに乗り込みブレーキに足を乗せた時、そのフィーリングが非常
にスポンジーだということを発見。急きょタイヤが外されそのチェックをすることに
なってしまった。結局、ウォームアップランの時間を全て費やしギリギリでグリッド
に着くことになってしまった。
しかし、その時点でもブレーキの効きが悪く、安全性の観点からブレーキを総点検
するためにマシンをピットに押し戻すことにした。
点検中に、冷酷にもフォーメーションラップが開始されたが、スタート間際にエン
ジンをストールさせる車両がいくつかあり、赤旗が出され一時中断となった。幸運に
もこの中断のおかげで、作業は再スタートまでには完了。ダナーは正規グリッドより
レースを始めることができた。
関谷16番手、ダナー23番手のポジションからレースはスタートした。周回数は
減らされることなく72周のレースである。
スタートで出遅れたダナーは最後尾に、関谷はポジションをキープして1周目を終
える。そしてチームレイトンの2台は序盤から猛追劇を展開してみせた。10周目に
関谷12番手、ダナーは17番手まで順位を上げる。ラップタイムもトップグループ
とほぼ変わらぬタイムを連発し、追い上げも続いていた。しかしダナーはクラッシュ
した中子選手のマシンのフロントウイングがフロント下部にはさまってしまい、急きょ
ピットイン。大きく順位を落としてしまうことに。いっぽう関谷は20周目にポジショ
ンを8番手まで上げ、前を行く片山選手の後ろにピタリとつけた。激しく片山選手を
攻めていた関谷だが、勝負に出た35周目の1コーナーで痛恨のスピン。7番手まで
はい上がったポジションをドロップダウンさせてしまった。
レース中盤までに2台ともポジションを落とし、追い上げも振り出しに戻ったが、
ダナー、関谷両ドライバーはコース復帰後も失地を挽回すべく力走を見せた。ラップ
タイムも序盤戦と変わらぬトップグループと同タイムでポジションを上げ始める。し
かし、8番手まで挽回してきた関谷はさらなるポジションアップを狙ったが、59周
目、ミッションにトラブルが発生し無念のリタイアとなってしまった。
ダナーは序盤に受けたフロントウイングのダメージにもめげずにラップを重ね、9
位でフィニッシュした。
ダナー:
「不運が重なった今回のレースだったけれど自分ではかなり満足のいく内容だった。
タイムもトップグループと大きな差はなかった。セッティングもまだ100%ではな
い状態でだ。鈴鹿ではいい所を見せられると思う」
関谷:
「セッティングはまだやることはあるが、やっと先が見えてきた。あとはどのくらい
それを目指し正確に開発できるかだ。次の鈴鹿が楽しみになってきた」
提供:レイトン・インターナショナル
NISHINIHON -FMOTOR4-(1990-05-13) Provisional results for the
全日本F3000シリーズ第3戦 西日本オールスターレース, 72周:
Pos. No. Driver(s) Car Laps Time
--- --- -------------------------------- --------------- ---- --------
1 8 松本恵二 Lola T90/50 MGN 72 1h14:51.717
2 1 小河 等 Lola T90/50 MGN 72 1h14:52.229
3 55 エンリコ・ベルタッジア Lola T90/50 MGN 72 1h15:28.183
4 19 星野一義 Lola T90/50 MGN 72 1h15:30.942
5 3 片山右京 Lola T90/50 DFV 72 1h15:31.594
6 21 影山正彦 Lola T89/50 MGN 71
7 7 高橋国光 Lola T90/50 MGN 71
8 9 中谷明彦 Lola T90/50 MGN 71
9 15 クリスチャン・ダナー Layton 90B MGN 71
10 20 金石勝智 Lola T90/50 MGN 71
11 10 フォルカー・バイドラー Lola T90/50 MGN 71
12 17 岡田秀樹 Leyton 90B MGN 71
13 43 松田秀士 Lola T89/50 DFV 70
14 51 鈴木利男 Lola T89/50 MGN 68
15 12 佐藤浩二 Reynard 90D MGN 67
--<以上完走>--
16 関谷正徳 Leyton 90B MGN 58
11 ロス・チーバー Lola T90/50 90D 40
26 和田孝夫 Lola T90/50 MGN 39
24 黒沢琢也 Reynard 90D MGN 21
34 マウロ・マルティニ Lola T90/50 MGN 19
5 長谷見昌弘 Lola T90/50 MGN 18
2 中子 修 Lola T90/50 MGN 18
25 ジョニー・ハーバート Reynard 90D MGN 17
27 マウリジオ・S・サラ Reynard 90D MGN 16
36 ローランド・ラッツエンバーガー Lola T90/50 MGN 10
18 トーマス・ダニエルソン Reynard 90D MGN 4
FMOTOR4 SysOp/すがやみつる(SDI00104)
●西日本F3000、松本恵二ポール・ツー・フィニッシュ
5月13日、山口県西日本サーキット(2.815km)で行われた全日本F30
00シリーズ第3戦「西日本オールスターレース」の決勝レースは、昨日の予選で、
F3000では初、F2時代を含めても4年ぶりのポール・ポジションを獲得した松
本恵二(ワタナベ・ダンロップT90)が、スタートから終始トップを走り優勝を飾っ
た。
2位には、昨年のF3000チャンピオン、小河等(KYGNUSローラ)が約0.
5秒差で入り、3位にはエンリコ・ベルッタジア(伊/フットワーク・ローラ)が入っ
た。
予選4位の星野一義は、レース中盤でロス・チーバーと絡んで8位まで順位を落と
し、その後の追い上げで4位まで挽回した。片山右京は4位を走行中、残り3周で、
直前を走っていた金石勝智のスピンに巻き込まれそうになり、スピードを落としたと
ころを星野にかわされて5位となった。
なお、スタートの際、最初の赤ランプの点灯時間が長かったためにタイミングが合
わず、ポールの松本が手を上げてスタートがストップ。決勝のスタートが10分ほど
遅れた。
電話リポートFROM西日本
FMOTOR4 SysOp/すがやみつる(SDI00104)
LEYTON HOUSE RACING TEAM
PRESS INFORMATION
’90全日本F3000選手権シリーズ第3戦
NIPPON SHINPAN SUPER CUP Rd1
NISHINIHON ALL STAR
1990年5月12日 土曜日
西日本サーキット
公式予選1回目
曇り空ではあるが、雨の心配はなく予定通り公式予選が行われた。木、金曜日のフ
リープラクティスでの組み分け方とは異なるメンバーで予選が行われることになって
いたが、クリスチャン・ダナーはAグループ、関谷正徳はBグループと別グループで
出走するのは変わらなかった。
10時45分からAグループの公式予選がスタートした。ダナーは計測開始7分後
に1回目のフライングラップに入った。気温は23度C、路面温度は25度Cと絶好
のコンディション。ウォームアップをピットアウトラップで済まし、2周目にすぐさ
まタイムアタックに入ったダナーであるが、タイムは1分00秒572止まり。下位
のタイムしか出すことができなかった。ピットに戻ってきたダナーは「マシンのフィー
リングはすごくいい。でもタイムが」と自分の出したタイムとマシンのフィーリング
の大きなギャップに驚いていた。マシンのセッティングは変えずに、左右のタイヤを
入れ換えて再びアタックに出たが、やはり1分00秒台にとどまってしまう。タイヤ
を使い果たしたダナーは、5分を残して1回目の予選を終えた。ポジションは13番
手と不本意な結果となった。
Bグループの予選は11時半から始まった。関谷はコースオープンとともにピット
アウト。すぐさまアタックに出た。タイムは59秒89でその時点で2番手につけた。
ピットインしてきた関谷は、カーバランスが今ひとつと報告。そこでフロント・サス
ペンションと空力セッティングに手を加える。昨日行われたフリープラクティスでは
58秒60を出しており、なんとかそのタイムを、と関谷はコースに出ていくが、納
得のいくセットアップが出ず。結局このせっしょんではそれ以上のタイムアタックは
せず、2回目の予選にかけることになった。
また3台目のレイトンハウス90Bに乗る岡田秀樹はAグループで出走、59秒3
89をマークし、Aグループ8番手につけた。
ダナー:
「マシンのセットアップはこれまででベストなんだ。自分でタイムを聞いて信じられ
なかった。午後の予選も同じ仕様でいく。それくらい車はいいのだけれど」
関谷:
「1コーナーと最終コーナーでリヤがすぐブレイクする。昨日と比べて、最終コーナー
の通過スピードが明らかに遅かった。バランスが出なかったので、2回目の予選にか
けることにしている」
====================================
1990年5月12日 土曜日
西日本サーキット
公式予選2回目
午後に入って気温が急上昇した。気温27度C、路面温度も33度Cというなか、
公式予選2回目が行われた。2時25分、グリーンシグナルとともに、いち早くクリ
スチャン・ダナーはピットアウト。午前中に使用したタイヤを再び履いて、マシンチェ
ックを兼ねたタイムアタックに入った。ユーズドタイヤと路面温度の上昇から、やは
りタイムアップにはならず1分01秒台が続いた。3周を数えてからフレッシュタイ
ヤに履き替えるべくしてピットに戻ってきた。しかし、ピットロード走行中に、ブレー
キパッドがスティックしてしまうトラブルが発生し、ピットロード途中でストップし
てしまう。その処置のため15分もの間ピットにとどまることになってしまった。予
選終了10分前で再度タイムアタックに出た。1周目、1分00秒43と午前中のタ
イムを上回る。そのままフライングラップを続け、1分00秒08と1分を切ること
ができなかったが今日のベストタイムをマーク。ポジションをひとつ上げ、グループ
12位となった。
Bグループからスタートの関谷も、まずユーズドタイヤでピットアウト。インター
バル中に施したセッティングのチェックを行った。1分01秒台でラップしマシンの
バランスが戻ったのを確認した関谷はピットイン。フレッシュタイヤに履き替えウェ
イティングの態勢に入った。残り15分になったところでピットアウトし、最後のタ
イムアタックに入った。3周ほどチャンスをうかがい、一気にアタック。タイムは5
9秒707Mポジションをふたつ上げることに成功した。その後もアタックを続けた
がタイヤの最もおいしいところを使いきったため、それ以上のタイムアタックはなかっ
た。結局、セッション終了間際に和田選手が関谷を上回るタイムを出したため、最終
的に1ポジションアップのBグループ8番手で終わった。
ダナー:
「セッション中からブレーキの具合が悪く、思うように走れなかった。ポジションを
ひとつ上げただけでも良かった。明日は後ろからだけれど、長いレースと体力を利用
してできるだけ前に行く」
関谷:
「午前と比べ車のバランスは良くなった。だけどフレッシュタイヤを履いても全体的
なグリップが足りず、充分なアタックとはいかなかった。明日の朝のウォームアップ
で新しいことをトライし、それ次第ではレースもけっこういけるかもしれない」
提供:レイトン・インターナショナル
●西日本サーキッ「Nippon Shinpan SUPER CUP Rd1
NISHINIHON ALL STAR」レースの使用マシン
前回の富士で、ローラ・ユーザーの大半がT90/50にチェンジしましたが、
この西日本から、新たに、松本恵二、R.チーバーの両選手がローラT90/50
にマシンを変更しました。
今回のこのレースから、日本信販が冠スポンサーとなった「日本信販スーパーカ
ップシリーズ」がスタート。第2戦・菅生、第3戦~5戦までが富士と、合計5戦
の新シリーズとなりました。
FMOTOR4 SysOp/すがやみつる(SDI00104)
Nishi NIHON -FMOTOR4- (1990-05-12) Results from qualifying session for
全日本F3000, 西日本 オールスター レース:
POS-CAR#-DRIVER(S)-------------------------CAR-------------TIME------SPEED--
1 8 松本 恵二 Lola T89/50 MGN 0:58.212 174.118*
2 1 小河 等 Lola T90/50 MGN 0:58.495 173.276*
3 34 M.マルティーニ Lola T90/50 MGN 0:58.362 173.671*
4 11 R.チーバー Reynard 90D MGN 0:58.726 172.594*
5 19 星野 一義 Lola T90/50 MGN 0:58.930 171.997*
6 25 J.ハーバート Reynard 90D MGN 0:58.979 171.854*
7 55 E.ベルタッジア Lola T90/50 MGN 0:59.061 171.615*
8 18 T.ダニエルソン Reynard 90D MGN 0:59.002 171.787*
9 2 中子 修 Lola T90/50 MGN 0:59.069 171.592*
10 5 長谷見昌弘 Lola T90/50 MGN 0:59.217 171.163
11 3 片山 右京 Lola T90/50 DFV 0:59.124 171.432
12 7 高橋 国光 Lola T90/50 MGN 0:59.413 170.599
13 51 鈴木 利男 Lola T89/50 MGN 0:59.383 170.685
14 26 和田 孝夫 Lola T90/50 MGN 0:59.602 170.058
15 17 岡田 秀樹 Leyton 90B MGN 0:59.389 170.667
16 16 関谷 正徳 Leyton 90B MGN 0:59.707 169.758
17 36 R.ラッツェンバーガー Lola T89/50 MGN 0:59.535 170.249
18 10 V.ヴァイドラー Lola T90/50 MGN 0:59.768 169.585
19 21 影山 正彦 Lola T89/50 MGN 0:59.943 169.090
20 12 佐藤 浩二 Reynard 90D MGN 1:00.104 168.637
21 24 黒沢 琢也 Reynard 90D MGN 0:59.978 168.991
22 20 金石 勝智 Lola T90/50 MGN 1:00.124 168.581
23 15 C.ダナー Layton 90B MGN 1:00.043 168.809
24 43 松田 秀士 Lola T89/50 DFV 1:00.150 168.508
25 9 中谷 明彦 Lola T90/50 MGN 1:00.167 168.461
26 27 M.S.サラ Lola T90/50 MGN 1:00.590 167.285
------------------------------ DNQ ---------------------------------------
27 30 岩城 滉一 Lola T90/50 MGN 1:01.798 164.015
28 22 太田 哲也 Reynard 90D MGN 1:00.875 166.501
29 31 池谷 勝則 Lola T89/50 MGN ------- ------
30 35 J.クロスノフ Lola T89/50 MGN 1:00.890 166.460
☆ 偶数順位は予選Aグループ、奇数順位は予選Bグループ
☆ *印はコース・レコード
(これまでのコース・レコードは中谷明彦/Lola T89/50 0:59.104 )
提 供 : 西日本 サーキット
* FMOTOR4 Sub-Sysop * 新倉 芳夫 (PBA00065/TENROF)