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2018年4月

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝結果

NGK SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2018/04/22) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2018 Japanese Fomura3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
136坪井 翔カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA TOM'S TAZ311732'23.613
237宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA TOM'S TAZ31171.402
32阪口 晴南TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011716.958
48片山 義章 YTB F318
Dallara F318
Mercedes-Benz 4141720.493
51金丸 悠 B-MAX RACING F3
Dallara F312
Volkswagen A41(0XY)1726.248
621ブルーノ・カルネイロB-MAX RODIZIOGRILL F3
Dallara F312
Volkswagen A41(0XY)1727.464
712笹原 右京THREEBOND
Dallara F318
ThreeBond TOMEI TB14F31728.847
835河野 駿佑HubAuto F318
Dallara F318
Mercedes-Benz 4141729.765
993大湯 都史樹TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011733.583
1014根本 悠生Albirex-RT
Dallara F315
Mercedes-Benz 4141743.497
113三浦 愛EXEDY B-Max F317
Dallara F312
Volkswagen A41(0XY)1744.384
1228山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
Volkswagen A41(0XY)1745.611
1310Nジェイク・パーソンズNRA312
Dallara F312
Volkswagen A18171'35.361
14*13廣田 秀機B-MAX ENGINEERING F3
Dallara F312
Volkswagen A41(0XY)172'06.064
---- 以上規定周回数(90% - 15Laps )完走 ----
-30DRAGONTEAM DRAGON F3
Dallara F314
Volkswagen A41(0XY)611Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317) 1'53.893 (3/17) 183.55km/h
  • CarNo.13は、全日本フォーミュラ3選手権統一規則第31条7.(反則スタート)により競技結果に30秒を加算した。

Japanese F3

JF3:第1戦、第2戦鈴鹿公式予選 トムス勢がフロントロー独占!第1戦は#37宮田、第2戦は#36坪井がPP獲得

全日本F3選手権の2018シーズンが三重県の鈴鹿サーキットで開幕。第1戦、第2戦の公式予選は4月21日午前に行われ、第1戦では#37宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が参戦2シーズン目にして初のポールポジションを獲得、第2戦はチームメイトの#36坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)がポールポジションを獲得した。

第1戦ポールポジション、第2戦予選2位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317) 第1戦予選2位、第2戦ポールポジションの坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317) 第1戦、第2戦とも予選3位の阪口晴南(TODA FIGHTEX)

F3の公式予選は午前10時45分より30分間で行われた。先に行われたJSB1000の公式予選、スーパーフォーミュラのフリー走行で赤旗中断があった影響で当初予定より10分遅れの走行となった。

序盤トップに立ったのは#36坪井。開始7分で1'51.842を記録、#37宮田が1'52.327で続く。
二人は一旦ピットに戻り、クルマを再調整して2回目のアタックに出て行ったが、ここでは#37宮田が#36坪井を上回り、1'51.700を記録してトップに躍り出る。同じタイミングで#36坪井もアタックを敢行したが、こちらは期待通りのグリップ感が得られず1'51.978に留まった。自身初のポール獲得となった#37宮田も、他車に引っかかるなどして100%のアタックにはならず、不満の残る内容だったという。

それでもベストタイム順となる第1戦のスターティンググリッドは#37宮田がポール。セカンドベストタイム順となる第2戦では#36坪井がポールとなり、トムス勢が2戦連続でフロントローを独占する結果となった。

これに続いたのが#2阪口晴南(TODA FIGHTEX)。ベスト、セカンドベストともに3番手につけた。金曜の専有走行からのいい流れをうまく結果に結びつけたようだ。決勝では初の勝利に向けて期待がかかる。

ルーキー勢では#35河野駿佑(HubAuto F318)が1'52.604を記録して第1戦で4位につけた。河野はシェイクダウンから主に電気系のトラブルに悩まされ、テストでもなかなか走行距離を伸ばせなかったが、チームスタッフの懸命の努力を見事に結果に結びつけてみせた。なお第2戦4位は、ヨーロッパでF3は経験済みながら今季全日本F3選手権に初めて参戦する#12笹原右京(THREEBOND)が獲得した。

全日本F3選手権第1戦決勝は明日午前9時45分より12周で、第2戦決勝は明日午後4時30分より17周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿公式予選結果

NGK SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2018/04/21) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2018 Japanese Fomura3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindkm/h
136坪井 翔カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA TOM'S TAZ311'51.978-186.690
237宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA TOM'S TAZ311'52.327 0.349186.110
32阪口 晴南TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011'52.708 0.730185.481
412笹原 右京THREEBOND
Dallara F318
ThreeBond TOMEI TB14F31'52.793 0.815185.341
58片山 義章 YTB F318
Dallara F318
Mercedes-Benz 4141'53.045 1.067184.928
61金丸 ユウ B-MAX RACING F3
Dallara F312
Volkswagen A41(0XY)1'53.302 1.324184.509
735河野 駿佑HubAuto F318
Dallara F318
Mercedes-Benz 4141'53.394 1.416184.359
821ブルーノ・カルネイロB-MAX RODIZIOGRILL F3
Dallara F312
Volkswagen A41(0XY)1'53.883 1.905183.567
993大湯 都史樹TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011'53.981 2.003183.410
103三浦 愛EXEDY B-Max F317
Dallara F312
Volkswagen A41(0XY)1'54.292 2.314182.910
1128山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
Volkswagen A41(0XY)1'54.422 2.444182.703
1214根本 悠生Albirex-RT
Dallara F315
Mercedes-Benz 4141'55.051 3.073181.704
1310Nジェイク・パーソンズNRA312
Dallara F312
Volkswagen A181'56.955 4.977178.746
1430DRAGONTEAM DRAGON F3
Dallara F314
Volkswagen A41(0XY)1'57.691 5.713177.628
1513廣田 秀機B-MAX ENGINEERING F3
Dallara F312
Volkswagen A41(0XY)2'02.27410.296170.970
---- 以上基準タイム(110% - 2'03.571)予選通過 ----

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第2戦もてぎ 神晴也が2戦連続でポール・トゥ・ウィン達成、上田裕也は4位入賞 (Le Beausset)

 ル・ボーセ モータースポーツは原点でもあるカテゴリー、スーパーFJのもてぎシリーズに17歳の神晴也と、2年目で18歳の上田裕也を擁して挑む。

 開幕戦では神がポール・トゥ・ウィンを達成し、上田も2位でゴールして上々の滑り出しを見せたが、そこから約1か月後の今大会は、エントリー台数も増えた中で、更なる速さと勝負強さが求められた。

予選 4月15日(日)天候/曇り コース状況/ウエット

 土曜日までの練習走行は天候に恵まれたものの、日曜日の早朝まで降り続いた雨によって、予選開始時の路面は完全なウエットコンディションとなっていた。そのため、全車がウエットタイヤを装着して走行を開始したが、すでに雨はやんでいることもあって、後半それも終了間際にベストタイムが記録されるのは明らかだった。そこで神、上田ともに前半はやや慎重に、それでも赤旗がいつ出ても大丈夫なように、路面状態の変化に合わせてコースを攻めていく。

   実際、前半はトップをライバルに譲った神ではあったが、ちょうど折り返しのあたりでいったんトップに立ったあたりは、集中して自分がいま成さねばならない仕事にまっとうできていたようだ。そして、ラストアタックで2分14秒814をマークして、2戦連続のポールポジションを獲得する。

 一方、上田もまた周を重ねるごと徐々にタイムを縮めていったが、ウエットコンディションでなかなかターゲットタイムに届かない。ラストアタックで2分16秒502を記し、5番手から決勝に挑むこととなった。

決勝 4月15日(日)天候/曇り コース状況/ウエット・ドライ

 予選を終えた直後から天候は急速に回復し、やがて強い日差しが注がれるまでとなっていた。決勝レースを前にして、もう路面は一部に濡れた場所を残すだけとなっていたことから、迷うことなくドライタイヤを装着して神と上田をコースに送り出す。結果的に全車ドライタイヤを履いたが、グリッドの乾き具合が左右異なっていた。

 幸い、神も上田も状態の良い奇数列からのスタートだったこともあり、問題なく発進できたものの、2番手と3番手のドライバーが順位を入れ替える。1コーナーへのホールショットを決めた神、そして上田は前を行くドライバーがS字コーナーでスピンを喫したことから、ひとつ順位を上げたものの、回避のためアクセルを緩めたことから、3番手との間隔が広がってしまう。

 トップを行く神はオープニングの1周だけで後続を1秒6も引き離し、その後もタイムを更新し続けながらリードを広げていく。7周目には2分5秒074とファステストラップを記し、2位に9秒6もの差をつけて連勝を果たすこととなった。

 一時は3番手に2秒以上の差をつけられていた上田だったが、次第に間隔を詰めてレース折り返しの頃にはピタリと背後につける。その後は絶えずプッシュを続け、一進一退の展開となり、最後のストレートで並びかけるも、わずかコンマ09秒及ばず4位でのフィニッシュとなった。

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 予選はウエットコンディションになったが、二人とも落ち着いて走れていたと思う。神は練習から速く走れているのだが、リスクが大きい走りをしてしまっている。優勝した事は十分評価出来るが、今後勝ち星を増やすには取り組み方を変える必要がある。上田はタイムにムラがあったが、徐々に良くなってきた。決勝ではコンスタントに良いタイムも出せて追い上げられたが、駆け引きが甘く相手に楽なレースをしてしまった。厳しい言い方をすれば、もっと速く、もっと強いレースを見てみたい。
Driver 神 晴也(Seiya Jin)COMMENT
 予選はしっかり最後にピークを合わせられましたが、少しリヤタイヤがタレていた印象もありました。もう少し前半我慢すればよかったかもしれません。もう少し出せたと思いますし、2番手とコンマ1秒ぐらいの差になってしまったのが悔しいです。決勝のスタートは、すごく滑りました。なんとか1〜2コーナーをトップでクリアしたのですが、3コーナーでシフトミスしてしまい、それで5コーナーで並ばれてしまいました。でも、そこからはほとんどノーミス。最終ラップのミスがなければ、もっと離せたと思います。2連勝は飾れましたが、もう気持ちは次のレースに向けて、いろいろ考えているところです。
Driver 上田裕也(Yuya Ueda)COMMENT
 1周目はS字のひとつめで前のクルマがスピンして、うまくかわせたのですけど、その間に前と離れてしまいました。中盤からは追いついたのですが、ずっとブロックされてしまって。経験不足というか、バトル力のなさ、向こうが失敗するような走りがまったくできていなくて、反省ばかりのレースとなってしまいました。これからはもっとレース展開を考え、抜きどころはしっかり行くなどメリハリのある走りをして、今後の練習やレースに臨んでいきたいです。
Le Beausset Motorsports

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第1,2戦岡山 予選のミスを大挽回、川合は怒涛の追い上げで2戦連続8位入賞! ルーキー小倉も初戦を走りきる (Le Beausset)

 ル・ボーセ モータースポーツがスーパーFJ、スーパー耐久と併せ挑む、FIA-F4選手権シリーズの第1大会が、4月7日(土)、8日(日)に岡山国際サーキット(岡山県)で開催された。今シーズンは昨年のスーパーFJもてぎシリーズチャンピオンのルーキー小倉祥太に62号車を、そして3シーズン目を迎える川合孝汰に63号車を託し、全7大会14戦を戦っていく。

予選 4月7日(土)天候/曇り コース状況/ウエット

 4シーズン目のFIA-F4が、例年どおり岡山国際サーキットでスタートした。木曜日から金曜日にかけての専有走行では、両日とも川合が総合トップにつけ、小倉も8番手、3番手と初レースのドライバーとしては最上位となり、ともに充分な手応えを見せ、上々のスタートを切った。

 予選は未明まで降り続いていた雨の影響で、路面の一部はまだ濡れていたが、ほぼ全車がドライタイヤを選択。それぞれ走りこむことで、後半にコンディションが回復するのは明らかだったことから、川合、小倉ともどもピットで待機することなく早々に走行を開始したが、途中二度の赤旗中断で満足にアタックすることが許されない。多くのライバルが2周以上のアタックラップを記録したが、二人とも赤旗のタイミングにより1周しかアタックができず、より多く周回できた者が上位となる結果になった。

決勝第1戦 4月7日(土)天候/曇り コース状況/ドライ

 川合は好スタートを切って、早くも数台を捕らえながら1コーナーに飛び込んでいき、前方の混乱を避けながらアトウッド、ヘアピンで1台ずつ攻略し18番手、小倉はスタート時の回転不足で出遅れ、15番手で1周目をクリアする。

 その後も川合の勢いは止まらない。前を行く車両を次々と捕らえ、9周目にはファステストラップを記録するとともに、11周目にはペナルティを受けた車両の後退で11番手に浮上すると、その翌周には待望の入賞圏へと突入する。さらに13周目のヘアピンではまとめて2台をかわし、13台抜きの8位でのフィニッシュに成功した。

 一方、小倉は2周目のヘアピンで接触があり、フロントウイングの翼端板を損傷、そのことによる空力の乱れはほとんどなく、その後もポジションアップを狙うが、抜ききれず、小倉のFIA-F4デビュー戦は、入賞まであと一歩の13位に終わる。

決勝第2戦 4月8日(日)天候/曇り コース状況/ドライ

 第1戦で13台抜きを果たしていた川合は、またもスタートを決めるとともに、その後も随所でオーバーテイクを果たし、1周目のうちに15番手にまで浮上する。一方、小倉も2ポジションアップに成功、揃って上々の滑り出しを見せる。

 その先も川合の勢いは止まらず、7周目には小倉をかわした勢いで、続いて8番手を争う集団にも追いつき、今度はチャンス到来を待つことに。10周目には10番手に浮上し、その後も12周目まで1周1台ずつ抜いて8番手にまで駆け上がる。さらにもう1台をかわそうとしたものの、最後はコンマ3秒及ばず。しかし、予選の苦境からはい上がって、2戦連続の入賞を果たすとともに、貴重なポイントの獲得に成功した。

 小倉は昨年まで戦っていたスーパーFJとは異なり、前のクルマに近づきすぎるとダウンフォースが抜けて、姿勢が不安定になってしまいがちなFIA-F4の洗礼を受けていた。バトルを繰り広げつつ逆転の機会を待つも、14位でのフィニッシュとなったが、スーパーFJとは台数も周回数も多い戦いの中で初戦を走り切った。

 しかし、今回明らかになったのは、川合が重ねてきた経験なりの、小倉はルーキーなりの、それぞれ確実な速さを備えていることだ。5月3〜4日、富士スピードウェイで行われる第2大会では、その速さにより一層の磨きをかけて、さらなる高みを望むことが期待される。

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 事前テストからクルマの感触も良く、自信を持って臨めた大会だった。デビュー戦の小倉はチームメイトのタイムに刺激を受けながら、確実にタイムを詰めて行った。スキルに関しては申し分無く、後はしっかり経験を積んでいく事が大切だ。川合は全てにおいて速さがあったが、予選でのペナルティで勝ちを逃してしまった。だが、ふたつのレースとも、予選での大きなミスを引きずること無く、入賞圏内まで追い上げた。次は勝ちを期待しよう。
Driver 小倉祥太(Shota Ogura)COMMENT
 予選は自分の力を全然出しきれなくて、この周アタックしようというタイミングで赤旗が出続けてしまいました。決勝も第1戦はスタートで回転が落ちすぎて、1コーナーで2台ぐらいに抜かれ、そこからバトルになってヘアピンで抜こうとした時に相手と接触があって、フロントウイングの翼端板を損傷してしまいました。その後もメンタル面に不安定な部分があったと思います。第2戦はスタートが決まって1周目のうちに2台を抜けて、それからはバトルを仕掛けたのですが、抜ききれませんでした。F4の方がスーパーFJよりダウンフォースのある分、後ろについた時の抜けが大きかったので、そのあたりを今後もっと見極めていきたいと思います。
Driver 川合孝汰(Kohta Kawaai)COMMENT
 予選は完全に自分の責任です。非常にもったいなかったです。土曜日の決勝はスタートをうまく決められて、まわりの状況を見ながら1コーナーには、外のラインを選んで行ったのですが、選んだ場所が悪く、縁石をまたぐ形で、抜いたクルマにまた抜かれてしまいました。それでもブレーキングで詰められたので、ヘアピンで何度も抜けましたし、ファストストラップも出るぐらいクルマのバランスは良かったので、最初の位置取りは反省すべき部分でした。そんな反省から日曜の決勝は本当にロケットみたいなスタートができましたし、相手のミラーに見せる距離感をしっかり考えて挑んでみたら、それがドンピシャに決まりました。1周目に8台抜いてこられたのが、また8位まで追い上げられた理由だと思います。自分の走りもクルマに合ってきて、トップ争いができる状態になりましたから、しっかり無駄なく次の富士から上で戦えるよう、準備していきたいと思います。
Le Beausset Motorsports

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第1,2戦岡山 細田選手がフォーミュラーレース初の表彰台で2戦連続2位! 初参戦の岡本選手はポイント獲得! 小山選手は自身最高の予選順位から惜しくもポイント獲得ならず。 (DRP)

 昨年はランキング17位に終わった細田選手は「2年目となる今シーズンは言い訳できないシーズン。昨年1年間で吸収したものを今シーズンは全力でぶつけていきます。すでに合同テストでは手応えを感じており自信があります。応援していただいている皆さんの期待に応えられるレースをし、優勝を目指します」と初表彰台の先を狙っている。

 小山選手もフィールドモータスポーツに移籍し細田選手とチームメイトとなり「今年も新しい環境からのスタートになりますが、去年の経験をもとにドライビングだけでなく、色々な面で学んだことを活かしたいと思います。まずはポイントを常に取り、シリーズ争いに食い込むことが目標です。さらには表彰台に上がれるように成長していきたいと思っています」と意気込みを語る。

 また今シーズン早くもS-FJ鈴鹿シリーズで優勝を飾った岡本選手が開幕戦岡山にスポット参戦。今年は小山選手とともにSRS-Fの最終選考に残っておりこちらをメインに活動するが「激戦のFIA-F4にチャレンジできるチャンスをいただきとても楽しみです。今年度もシムレーサーがリアルレースで活躍する姿をお見せできるように精一杯頑張ります」内容が濃くなりそうな一年に期待をよせる。

☆4月7日(土)公式予選

 前日の雨により所々ウェットパッチが残る難しいコンディションの中、30台のマシンによる予選がスタート。前日夜から雨はやんでいないので、コンディションはセッション終盤が最高の状態になることが予想される。タイムはその状況の通り周回を重ねるごとにアップするが、セッション中に2度の赤旗がでる。

 細田選手と小山選手は良いポジションどりで常にタイミングモニターの上位を更新していく。岡本選手も速さを見せるが赤旗再開後のポジションが不運で思うようにアタックできない。そして最終周にベストを更新した細田選手が2番グリッドを獲得。セカンドベストも2位となった。細田選手の後ろを走っていた小山選手は、細田選手がコントロールラインを越えた後にチェッカーが振られてしまったため、タイムアップを逃してしまった。そのタイミングのため第1戦は18番グリッド、セカンドベストは9位をとなり、自身初の予選シングルポジションを獲得した。岡本選手は第1戦10位、第2戦14位となった。

☆4月7日(土)第1戦決勝レース

 気温はかなり低いものの完全なドライコンディションとなり2018年最初のレースがスタート。細田選手はフロントローから抜群のクラッチミートにより1コーナーでトップを奪取。直後後続のアクシデントもあり1周目を悠々とトップでクリアする。岡本選手はポジションキープ、小山選手は混乱により2ポジションダウンでオープニングラップを終える。トップ争い序盤は2台で膠着状態だったが、タイヤが温まってくるとテールトゥーノーズ。

 それでも細田選手は大きなミスを犯さず10周目までトップをキープする。迎えた11周目のバックストレートエンドでトップを譲ると、ペースが思うように上がらず差をつけられてしまう。3位の選手の背後に近ずくが、自分のラインを乱さず細田選手にとって初の表彰台を2位で飾った。岡本選手は4位争いの最後尾9番手で走行するが攻略できずそのままゴール。小山選手はオープニングラップで20位に落ちたが徐々にポジションを挽回し16位フィニッシュとなった。

☆4月8日(日)第2戦決勝レース

 朝方は青空が見える良い天気だったが気温はかなり低い。前日に続きフロントローからスタートする細田選手は第2戦も好スタート。

 トップの選手に1コーナーで並びかけるがポジションキープ。トップの選手はペースが速く序盤から独走体制を築かれてしまう。

 それでも細田選手のペースも後続よりは良く、徐々に3位の選手との差を広げていく。小山選手は自身最高位の9位からスタートするが1ポジションダウン、岡本選手は14位からのスタートだったが、ポジションどりが悪く2ポジションダウンで周回を重ねる。細田選手は危なげない走りで連続の2位フィニッシュ。

 小山選手は女性初のポイント獲得となる10位を走行していたが、終盤2台に抜かれ12位でチェッカー。岡本選手は中団の争いでポジションを入れ替えていたが最終的に15位となった。

細田選手コメント
 「今年で2年目となるFIA F4開幕戦は絶対に勝ちたいという強い気持ちを持って望みました。しかし、開幕戦と第2戦は両レースとも2位でした。ワークス勢に割って入り表彰台を獲得出来た事は本当に嬉しく思います! スポンサー様をはじめ、応援して頂いている皆様本当にありがとうございます」
小山選手コメント
 「初の予選シングルを獲ることができ、自己ベストを更新できましたが、レースラップでは今一つ速さを出すことが出来ず伸び悩みました。課題は残りますが、良い環境、良い車で戦うことが出来たのは、チームをはじめ、応援してくださっている皆様のお陰です。次の富士ラウンドでは必ずポイントを取りにいき、この感謝の気持ちを伝えたいです」
岡本選手コメント
 「初めてのFIA-F4で、予選では赤旗の洗礼を受け決勝は追い上げを目標としていましたが、一列に隊列ができたまま抜くに抜けず、目標順位には届きませんでした。今回の経験でFIA-F4独特の予選での考え方や決勝レースの組み立て方を勉強することができたので、今後に生かしたいです」

☆リザルト

【第1戦】

  • #25 細田輝龍 DRP F4 予選2位 決勝2位
  • #18 岡本大地 ATEAM BuzzRacing F110 予選10位 決勝9位
  • #95 小山美姫 DRP F4 予選18位 決勝16位

【第2戦】

  • #25 細田輝龍 DRP F4 予選2位 決勝2位
  • #95 小山美姫 DRP F4 予選9位 決勝12位
  • #18 岡本大地 ATEAM BuzzRacing F110 予選14位 決勝15位
ドリームレーシングプロジェクトプレスリリース

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第2戦岡山決勝 開幕戦リタイヤの#5角田が雪辱のポール・トゥ・ウィン!

スタート直後の2コーナー

名取鉄平を先頭とした序盤の2位争い

優勝は角田裕毅(HFDP/SRS/コチラレ一シング)

決勝2位は細田輝龍(DRP F4)

決勝3位は澤田真治(Media Do ADVICS影山F110)

インディペンデントカップ優勝の植田正幸(Rn-sports制動屋F110)

優勝した角田裕毅(Hondaフオ一ミュラ・ドリ一ム・プロジ工クト)

表彰式

インディペンデットカップの表彰式

角田独走で雪辱を果たす!!

FIA-F4選手権第2戦の決勝レースが4月8日、岡山国際サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#5角田裕毅(HFDP/SRS/コチラレ一シング)がスタートから後続を突き放し、16秒の大差を築き上げて今季初勝利を挙げた。

大会二日目を迎えた岡山は晴れ。早朝から多くの観客が詰めかけ、場内はもとより場外の駐車場まで満車が相次ぐ中、第2戦決勝は朝8時35分より15周で行われた。

スタートでトップに立ったのはポールポジションの角田。不本意なアクシデントで戦列を去らざるを得なくなった第1戦の鬱憤を晴らすかのように序盤から飛ばしに飛ばして後続を突き放しにかかった。

2番手につけたのは予選2位の#25細田輝龍(DRP F4)、前日優勝の#6名取鉄平(HFDP/SRS/コチラレ一シング)が3番手につけ、前日3位の#16澤田真治(Media Do ADVICS影山F110)、#55金澤力也(SPASHAN Works Racing)がそれに続き、レース序盤はこの4台が団子状態で接戦を展開したが、中盤に差し掛かると徐々に細田と名取の間隔が開き始めた。

結局名取は11周目のヘアピンで澤田の先行を許したが、最後まで金沢を抑えきって4位入賞を果たしたことでシリーズポイントを37とし、ランキングトップの座を守った。

トップの角田は結局2位に16.174もの大差をつけて15周を走りきり、今季初勝利を挙げた。2位は昨日に続いて細田。3位も二日連続で澤田が獲得した。

FIA-F4選手権第3戦、第4戦の舞台は富士スピードウェイ。5月3、4日決勝だ。

第2戦優勝 #5 角田祐毅 HFDP/SRS/コチラレ一シング
優勝した角田裕毅(Hondaフオ一ミュラ・ドリ一ム・プロジ工クト) 昨日は悪くないスタートでしたが、細田選手のスタートが良くて1コーナーで並ばれてしまったので潔く引いて、その後につなげていこうと思ったんですけど、アトウッドで、自分がもっと締めればよかったんですけど突っ込まれるような形になり、リタイヤしてしまいました。今日のスタートでは反応を意識して、それがうまくいきました。そのあとはタイヤのマージンもあったのでちぎらなきゃいけないと思い、集中して走りました。次の富士では去年も一回勝っているので、去年以上の走りをして、今度こそは二連勝できるように頑張ります。
第2戦2位 #25 細田輝龍 DRP F4
決勝2位の細田輝龍(フィ一ルドモ一タ一スポーツ) 昨日からセッティングを変更して、いい方向に振ったと思うんですけど、それが当たって、昨日よりもペースアップすることができました。でも角田選手はめちゃくちゃ速くて、どうしてもついていくことができませんでした。とりあえず2戦連続で表彰台に上がることができたので、良かったです。次の富士はホームコースなので、優勝を目指して頑張ります。
第2戦3位 #16 澤田真治 Media Do ADVICS影山F110
決勝3位の澤田真治(Media Do Kageyama Racing) スターティンググリッドから順位を一つあげて表彰台に乗れたことは良かったですけど、僕は3位が多すぎるんで、そろそろ優勝したいなと思います。ただ実際スピード的に、角田選手にタイヤのマージンがあったとしてもコンマ2、3秒は足りてないと思うんで、これが富士や鈴鹿に行くとコンマ5、6秒に広がって行くので、もっと差を詰めないと表彰台すら乗れなくなってしまいます。このカテゴリーはローパワーで、コーナリングもすごく速いわけではないので、細かいことをとことん詰めていかないといけません。ドライビングの面が主ですし、クルマもドライビングに合わせて完璧な状態を求めていかないといけないと思います。
第2戦インディペンデントカップ優勝 #11 植田正幸 Rn-sports制動屋F110
今日はまあスタートで僕の前の仲尾選手が飛んでったので、あとは楽な展開になり、後ろのオーバーオールの選手だけ気にしながら走りました。いつもこんな展開だといいんですけどね。今後のレースもチャンピオンを目指して頑張っていきます。今年は全日本F3Nクラスの参戦は考えてなくて、GT300も去年でまる10年乗ったので、一応「卒業」ということにさせていただきました。今年はFIA-F4で、若い子もいるんで邪魔にならないようにしながらやっていきたいです。今回インディペンデントというクラスを作っていただいたんで、僕らみたいなドライバーも挑戦してこれるようになったんで、僕が挑戦者を止めていけるような存在になれれば嬉しいです。チャンピオン目指します。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第2戦岡山公式予選結果

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2018/04/07) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2018 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsDriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15角田 裕毅HFDP/SRS/コチラレ一シング
Hondaフオ一ミュラ・ドリ一ム・プロジ工クト
1'33.604--142.417
225細田 輝龍DRP F4
フィ一ルドモ一タ一スポーツ
1'34.351 0.747 0.747141.289
36名取 鉄平HFDP/SRS/コチラレ一シング
Hondaフオ一ミュラ・ドリ一ム・プロジ工クト
1'34.454 0.850 0.103141.135
416澤田 真治Media Do ADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'34.949 1.345 0.495140.400
555金澤 力也SPASHAN Works Racing
フイ一ルドモ一タ一スポーツ
1'35.174 1.570 0.225140.068
698石坂 瑞基TOEI BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'35.268 1.664 0.094139.929
736小川 颯太FTRSスカラシップF4
トムススピリット
1'35.296 1.692 0.028139.888
877岡田 琢也Skill Speed F110
Skill Speed
1'35.375 1.771 0.079139.772
995小山 美姫DRP F4
フィールドモータースポーツ
1'36.030 2.426 0.655138.819
1081菅波 冬悟OTG DL F110
OTG
1'36.043 2.439 0.013138.800
117大滝 拓也SRS/コチラレ一シング
Hondaフオ一ミュラ・ドリ一ム・プロジ工クト
1'36.048 2.444 0.005138.793
1238平木 玲次茨城トョペットINGING F4
インギングモ一タ一スポーツ
1'36.172 2.568 0.124138.614
1317塩津 佑介ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Motorsport
1'36.190 2.586 0.018138.588
1418岡本 大地ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Motorsport
1'36.215 2.611 0.025138.552
1562小倉 祥太DENSOルボ一セJSS F4
Le Beausset Motorsports
1'36.927 3.323 0.712137.534
1688黒沼 聖那SUCCEED SPORTS F110
SACCEED SPORTS
1'37.116 3.512 0.189137.267
178佐藤 蓮SRS/コチラレ一シング
Hondaフオ一ミュラ・ドリ一ム・プロジ工クト
1'37.833 4.229 0.717136.261
1882庄司 雄磨OTG HubAuto F110
OTG
1'38.126 4.522 0.293135.854
192I仲尾 恵史TCS Racing Team
TEAM RIGHT WAY
1'38.167 4.563 0.041135.797
2039浦田 裕喜SACCESS RACING F4
SACCESS RACING
1'39.411 5.807 1.244134.098
2111I植田 正幸Rn-sports制動屋F110
Rn-sports
1'39.782 6.178 0.371133.599
2270田中 良平ロジスティックスサ一ビスHiguchi
leprix sport with SSR
1'40.447 6.843 0.665132.715
2328I齋藤 真紀雄CS Marketing
イ一グルスポーツ
1'43.231 9.627 2.784129.136
---- 以上基準タイム(110% - 1'43.550)予選通過 ----
-*63川合 孝汰DENSOルボ一セF4
Le Beausset Motorsports
1'43.62410.020 0.393128.646
-29I井出 靖司RSイディアイ一グル
イーグルスポーツ
1'44.00610.402 0.382128.173
-*15早瀬 広道Media Do ADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'44.51610.912 0.510127.548
-86I大阪 八郎COLLET F110
ザップスピ一ド
1'45.68812.084 1.172126.134
-*73塙 駿佑力ロ一ラ新茨城レオンキッズレ一シング
C.S.I-REON KIDS RACING
1'47.02513.421 1.337124.558
-80環 優光OTG DL F4 CHALLENGE
OTG
1'47.36013.756 0.335124.169
-23IYUGOS2R Racing
N-SPEED
1'49.23115.627 1.871122.042
  • CarNo.15,63,73は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章2.4.4.1b)違反(赤旗無視)により、予選ベストタイムとセカンドタイムを抹消する。

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第2戦鈴鹿決勝 岡本大地がウエスト17Jに初勝利をプレゼント

 スーパーFJ鈴鹿シリーズ第2戦は18日、鈴鹿サーキットフルコースで10周の決勝を行い、予選3位からスタートした岡本大地(BITCOIN悟17J)がスタート直後にトップに立つとそのまま逃げ切り22分46秒066で優勝した。

10周の決勝レースがスタートした

優勝は岡本大地(BITCOIN悟17J)

決勝2位は吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆MYST☆ED)

決勝3位は徳升広平(宮本電気工事社☆レプリKKS-Ⅱ)

優勝してウイニングラップで観客に手を上げる岡本大地(BITCOIN悟17J)

表彰式: 優勝・岡本大地、2位・吉田宣弘、3位・徳升広平

優勝した岡本大地(BITCOIN悟17J)

 早朝から冷え込んだ鈴鹿だったが徐々に気温が上昇する中、午前9時、17台が参加してフォーメーションラップが始まった。

 スタートでは初FJレースでポールポジションを獲得した三宅淳詩(KK-SⅡミスト制動屋)が好ダッシュで1コーナーに向かう。2位には予選2位の吉田宣弘(DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆MYST☆ED)をかわした、予選3位の岡本大地(BITCOIN悟17J)が上がる。岡本は1コーナーでトップに立った三宅に背後からフェイントをかけると、三宅は2コーナーでアンダーを出し、そのすきにインからいっきに岡本が三宅を抜き去りトップが入れ替わった。

 2位に落ちた三宅は焦ったのか、オープニングラップのスプーンでマシンがスライドしスピン、後方に沈むこととなった。これで2位に上がったのは吉田。3位には宮島雄太(アキランド・イーグルスポーツ・KK-SⅡ)が付けた。

 トップに立った岡本は、2位吉田を突き放し、5周目には2秒9までその差を広げた。ここからペースの上がらない岡本に対してこの時点でのファステストラップを刻んだ吉田が徐々に接近。9周目にはその差が1秒を切ったが、岡本が逃げ切り今シーズンの初優勝を飾った。2位に入った吉田は前回第1戦の優勝と合わせて選手権でのポイントリーダーを守った。

 3位争いは宮島を先頭に数台での接近戦だったが、中盤からは宮島とHIROSHI(ミスト・セキグチ・制動屋)をパスしてきた徳升広平(宮本電気工事社☆レプリKKS-Ⅱ)が抜けだし、この2人での争いとなった。

 この2人の争いは最終ラップまで続いたが、130Rでついに徳升が130Rで宮島のインを刺し、3位に浮上。そのまま逃げ切りゴールした。4位には宮島が、5位には荒川麟(Drago CORSE 10V)が、6位にはスピンから追い上げ9周目にはファステストラップをたたき出した三宅が入った。

 岡本のドライブしたウエスト17Jは、ミストKK-S2、東京R&D RD10Vの2強に対抗すべくウエストが製作したスーパーFJのニューマシン。2016年のスーパーFJ日本一決定戦において岡本の手でプロトタイプがデビューし、1年あまりの成熟期間を経て待望の初優勝を飾ることとなった。

 鈴鹿シリーズ第3戦は6月17日にフルコースで決勝が行われる。ドライバー同士のチャンピオン争いに加え、3メーカーのマシン対決にも注目だ。

Text: Yosninori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第2戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2018/03/18) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2018 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
118岡本 大地BITCOIN悟17J
WEST 17J
YH1022'46.066
257吉田 宣弘DAYTONA☆KKS-Ⅱ☆MYST☆ED
MYST KK-S2
YH100.805
370徳升 広平宮本電気工事社☆レプリKKS-Ⅱ
MYST KK-S2
YH109.317
429宮島 雄太アキランド・イーグルスポーツ・KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH109.896
577荒川 麟Drago CORSE 10V
TOKYO R&D RD10V
YH1011.547
656三宅 淳詞KK-SⅡミスト制動屋
MYST KK-S2
YH1013.114
721HIROSHIミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
YH1013.298
869リー・ジョンウleplix sport☆10V
TOKYO R&D RD10V
YH1017.215
917ベンソン・リンTOP SPEED RACING 17J
WEST 17J
YH1017.910
1060石谷 豪志NAVY AUTO
MYST KK-S2
YH1025.174
1116キム・カン・ドゥCJ Racing Jr KKS-Ⅱ
MYST KK-S2
YH1032.751
128河合 優輝ファースト・ゼロ・FTK
MYST KK-S
YH1033.952
1358村松 日向子Rn-Sports制動屋KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH1043.887
1425濱野 隆一スキルスピード・HTV 10V
TOKYO R&D RD10V
YH1050.567
1519永井 秀貴NINE RACING・KKSⅡMYST
MYST KK-S2
YH1052.851
169上吹越 哲也ヤマダエスバイエルホームFTK
MYST KK-S2
YH1058.626
1728依田 学嗣WEST 07J
WEST 07J
YH102'00.761
---- 以上規定周回数(9Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.56 三宅淳詩(KK-SⅡミスト制動屋) 2'14.951 (9/10) 154.91km/h

FS125東地域

FS125E:第2戦本庄 澤龍之介がポールトゥウインで初優勝

 2017年全日本カート選手権FS125部門東地域の第2戦が6月4日、本庄サーキット(埼玉県)にて行われ、澤龍之介(Drago corse)が優勝した。

 開幕戦より1ヶ月強のインターバルを経て迎えた第2戦本庄大会。テクニカルなレイアウトのスポーツランドSUGOとは全く異なるコースレイアウト。混戦必至の本庄サーキットでは、最後の最後まで順位が分からない。そういったレースが過去幾度となく繰り広げられてきた。2017年の本庄サーキットではどのようなバトルが繰り広げられるのか期待と注目が集まる中でのレースとなった。

 タイムトライアル、予選ヒートを経て決勝ヒートのスターティンググリッドが決定される。決勝ヒートのポールポジションを獲得したのは澤。2番グリッドには坂入悠斗(LCT by KOSMIC)、3番グリッドには大草りく(LCT by KOSMIC)、4番グリッドには関根陽幹(T.KBF)と続いた。ポールポジションの澤がきっちりスタートを決め、25周のレースの火蓋が切られた。2番手スタートの坂入が澤の後ろにつけ、2台は少し集団から飛び出た形となる。その2台の後ろでは、小林陽幸(VITEC racing)と塚田海斗(VITEC racing)の激しいチームメイトバトルが展開される。後続のバトルにも助けられ、トップ2台は後続との間にギャップを築いていく。レース中盤、澤と坂入のギャップが徐々に開いていく。そのまま2台の差は広がり続け、澤は2秒以上のギャップを築いて余裕のチェッカー。全日本FS125部門にステップアップして2戦目での初優勝を飾った。2位には坂入が入り、3位にはチームメイトバトルを制した塚田が入った。

 前戦のSUGOでは、優勝を狙える位置にいながら冷静さを欠いて自滅してしまった澤。その反省と悔しさをバネに大きく成長してみせた澤。今大会では、セッションを通じてしっかりと自分自身とレースをコントロールしての優勝となった。

澤龍之介のコメント
スタートから逃げて勝つつもりでしたが、一度トップを奪われてしまいました。その時は焦りましたが、落ち着いて追い抜くことができました。そこからは落ち着いて走ることができ、ペースをコントロールしながらタイヤを労わることもできました。次戦茂原は、ずっと勝ってきているコースなので、落ち着いてレースをして次のレースも勝ちたいと思います。
Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA

SUPER FORMULA

SF:第2戦岡山フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

FS125西地域

FS125W:第2戦中山 山田杯利(TEAM EMATY)が独走で優勝

 2017年全日本カート選手権FS125部門西地域の第2戦が5月21日、中山カートウェイ(岡山県)にて行われ、山田杯利(TEAM EMATY)が優勝した。

 今季より導入されたフロントフェアリング取り付けに関するレギュレーションによって、波乱の幕明けとなった全日本カート選手権FS125部門西地域。チェッカー後に9台もの車両にペナルティーが出され、トップを含め大きく順位が入れ替わることとなった。驚愕の開幕戦からはや2ヶ月、各チーム・ドライバーは新レギュレーションを含め、前戦での反省点・課題への対策を講じての第2戦中山大会となった。

 開幕戦の神戸大会とは、気温も路面コンディションも大きく異なることとなった酷暑の決勝日。タイムトライアルは、前日の練習走行から好調の三澤拓真(チームナガオ)がトップタイムをマークした。2番手タイムは開幕戦で幻の全日本初優勝となった山田で、雪辱の優勝に向けてまずまずの出足となった。

 予選ヒートでは山田がトップでチェッカーを受け、決勝ヒートのポールポジションを獲得。2番手には津端剣心(チームナガオ)、3番手には清水英志郎(チームナガオ)と、今シーズンより全日本にステップアップしたルーキー2人が存在感を示した。

 迎えた決勝ヒート、ポールの山田がきっちりとスタートを決め、周回数30周のレースの火蓋が切られた。レース序盤、三澤と昨年度のFP-Jr部門チャンピオン清水が山田を追う展開となったが、ハイグリップタイヤの使いこなしに苦労したのか、清水は徐々に順位を落としていってしまう。レース終盤、ペースを上げて逃げる山田。追いかけたい三澤だが、その差は広がっていく。その一方で、三澤は後続の集団に追い上げられてしまう。独走となった山田は、スタートから一度もトップを譲る事なく堂々のトップチェッカー。幻の初優勝となった前戦の雪辱を果たし、改めて全日本クラス初優勝を飾った。

 2位には後続からの追い上げをしのいだ三澤が、3位には津端が入った。

 次の全日本カート選手権は、OK部門とFS125部門東地域が6月4日に本庄サーキットで開催される。FS125部門西地域は、7月16日に神戸スポーツサーキットで開催される。

Text: Hideshi KIKUYAMA
Photo: Y's Photo YOKOTA

SUPER FORMULA

SF:第2戦岡山レース2決勝 上位3人のコメント 「SUGOは自分で勝ちとったという感覚でしたが、今回はクルマと作戦に勝たせてもらった感が強いので、チームにめちゃめちゃ感謝してます」(#19関口)

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優勝 #19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
sf-rd2-r-pc-sekiguchi 昨年のSUGOでは自分でも良い走りができて、百点満点の内容。自分で勝ち取ったという感覚があったんですが、今回は良いクルマと作戦に勝たせてもらった感が強いので、チームにめちゃめちゃ感謝してます。
ピットインのタイミングはチームでもいろんな意見がありました。最初は僕が1周目で入りたいといって、いろんな話を聞いて一旦は諦めたんですが、グリッドで(星野)一樹さんに「やっぱ1周目いけんじゃね?」って言われて、またそういう気分になって、と直前までドタバタやってたんです。最後は石浦さんが速くて、自分はアトウッドとかダブルヘアピンでインにつけない状態でしたが、ここは1秒遅くても抜かれないとわかっていたんで、余裕でした。ミスさえしなければ大丈夫って。
(終盤のセーフティーカーについて)SUGOの時もそうでしたが、調子いい時に限ってセーフティーカーが入るんですよ。一体誰だよ?!!って。やめてくれよって、そういう気持ちでした。痛いのはもちろん本人ですけど、僕も痛いんで。そういう運というか、たまたまそういうのが多いんですよね。
2位 #2石浦宏明(P.MU/CERUMO · INGING)
sf-rd2-r-pc-ishiura 今日は悔しいですけど完敗っていう感じで。スタートでトップに立って可能な限りプッシュする作戦でしたが、関口選手はピットに入って、前がクリアな状態でプッシュしていて。そのペースが僕よりも速いというのを無線で知らされ、それからは後ろのクルマと戦ってるというよりは関口選手と戦っているという気持ちで走っていました。途中でコースアウトしそうになるくらい全力でプッシュしていたんですけど、最初にタイヤを変えたとは思えないくらい関口選手のペースが速くて、本当に完敗という感じです。
3位 #36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)
sf-rd2-r-pc-lotterer 正直がっかりしているけど、まあOKです。スタートはうまくいったし、3位にも上がれましたが、関口選手の作戦がよく、ペースも速くて追いつけませんでした。またブレーキの食いつきが今一つで、苦戦していた面もありますが、セーフティーカーが入った後はローゼンクヴィストとエキサイティングなバトルができましたね。石浦選手が目の前に出てきたこともあり、それに引っかかるなど、なかなかクリアラップの取れないレース展開でした。
優勝チーム監督 星野一義(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
sf-rd2-r-pc-hoshino 完璧にすごく良かった。関口がスタートラインに着いた時に実はピットの裏では作戦を巡って揉めに揉めてて。本当はそんな作戦が活かされないでスタートを決めてくれるのが一番だけど、それも期待薄で(笑)結果的に作戦が的中しましたが、ドライバーがピットに入ってからのあの速さ、あの集中力、プロの根性が勝利を引き寄せたと思います。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第2戦岡山レース2決勝 1周目交換が見事的中!#19関口が今季初勝利

「ぶっちぎってやる」

関口は無線でそう言い残し、ピットアウトしていった。

2017全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦のレース2決勝が5月28日、岡山国際サーキットで行われ、予選3番手からスタートした#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)がピット作業を前倒しにする作戦で見事トップに立ち、今季初勝利をものにした。

ポールシッターの#2石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)は僅差の2位。3位にはレース1を制した#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が入った。

(天候:晴れ コース:ドライ 観客数:11,000人)

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レース1決勝は午後2時20分より51周で戦われた。

昨日に続いて見事なスタートダッシュを見せたのは予選4番手のロッテラー。しかし予選2番手の#4山下健太(フジ・コーポレーションKONDO SF14)が懸命にこれを押さえ込み、この間に石浦はトップで1コーナーへ。

ここで出遅れた関口は当初からチームと話し合っていたという1周目でのタイヤ交換を決断、#10塚越広大(REAL SF14)、#1国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)、#15ピエール・ガスリー(TEAM無限SF14)、#8大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)、#50小暮卓史(B-Max Racing team SF14)、そしてアトウッドでコースアウトした#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)らがそれに続いた。

1周目を3位で終えたロッテラーも関口の動きをみて6周目にタイヤ交換を行い、関口の直後でコースに復帰している。

2位の山下を引き離し、順調にリードを広げているかに見えた石浦だったが、その後方では前が開けた関口がオーバーテイクボタンを4発も使用して飛ばしに飛ばし、その差を着実に削り取っていた。

セルモインギングのピットが動いたのはレースも終盤に差し掛かろうかという34周目。

35秒以上あった両者のギャップは20数秒にまで縮まっており、関口は石浦を大きくリードして35周目に突入していった。

ここで勝負は決したかに見えたが、38周目の2コーナーで#41伊沢拓也(DOCOMO DANDELION M41Y SF14)がコースを飛び出し、ウレタンバリアに激しく突っ込んでしまう。
これにより39周目からセーフティーカーが導入され、関口のアドバンテージは完全に失われてしまった。

レースは43周目にリスタート。

フレッシュタイヤを得て猛然と追い上げる石浦。

40周以上を走って消耗したタイヤで懸命に逃げる関口。

すでにアトウッドやダブルヘアピンではクリッピングポイントにつけない状況に陥っていた関口だったが、本人曰く「1秒速くても絶対に抜けない」岡山のコース特性を信じて落ち着いて走り続け、見事51周のレースを逃げ切ってみせた。

石浦の追撃はわずか0.408秒及ばず。

3位には終盤#7フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)の追撃を受けながらも、これを0.666秒差で退けたロッテラーが入った。

なお、参戦2戦目、3レース目でフロントローを獲得した山下は、レースペースが上がらず、31周目に行ったピット作業で左リヤのタイヤ交換に手間取ったことも祟って6位に終わっている。

次戦の舞台は富士スピードウェイ。

7月9日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第2戦岡山レース2公式予選 上位3人のコメント「GTでトヨタ勢調子いいっていうけど、クルマだけが速いんじゃないって証明できました(#19関口)」「マザーシャシー速いってみんな言いますけど....(#3山下)」

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ポールポジション #2石浦宏明(P.MU/CERUMO · INGING)
sf-rd2-q2-pc-ishiura 今年のタイヤになってから、なかなかここ(記者会見場)に来れるようなパフォーマンスが出ず、開幕戦では表彰台にも上がれませんでした。いいところがなくて結構フラストレーションが溜まっていましたが、エンジニアと意見を出し合いながらセットアップを進めて、今回はここに来れたのは「助かった」という気持ちです。あとはいつも通りやりたいなと思います。
昨日から関口選手のタイヤのあっため方を参考にしていましたが、Q2のアタックラップに入ったら砂利に出ちゃって、ギリギリタイヤバリアと縁石の真ん中に出たまんまコースに出られましたが、その時はもう終わったと思いました。でも早めにコースに出ていたのでもう1周いけると思って走ったらトップのタイムがでました。
予選2位 #4山下健太(KONDO RACING)
sf-rd2-q2-pc-yamashita このレベルの高いスーパーフォーミュラで2戦目で、予選は3回目ですけど、そこで2位を獲れて本当に嬉しいです。昨日の予選は8番で、クルマが鈴鹿からずっと同じ問題を抱えていたんですが、チームの方が一生懸命考えてくださって、今はすごくいい状態になりました。
ポールが獲れそうだったという状況はわかっていませんでしたが、まあ3戦目で2位なんで、これでいいっす。あんまり最初から調子良すぎても、来年とかにハマって遅くなるとクビになっちゃうので。最後に向けてじわじわ行った方が、伸び率が大事なので(笑)
予選3位 #19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
sf-rd2-q2-pc-sekiguchi 去年中嶋(一貴 )選手が土曜日でぶっちぎりだったのに、日曜日Q2行けなかったことがあったので、自分はそうならないようにエンジニアの人と対策をしたつもりだったんですが、うまくいかなくてQ1はギリギリ通過した状態でした。Q2に向けて修正はしましたが、昨日ほどのマシンバランスにはなっていなくて3位に終わりました。ただトップとのタイム差を考えたら大きな進歩があったし、まだ3位なら優勝を狙えるので、とりあえず良かったかなと思います。
Q2のアタックで2コーナーに入ったら砂煙が見えたので「頼むからクラッシュしてないでくれ」と思いましたが、止まっているクルマがいなかったので「これはポールを獲れる」と思ってアタックしたのに、その砂煙を出した人がポールだったので、「なんだよクラッシュしない程度にスピンしてくれてれば良かったのに」と思いました(笑)
GTでトヨタ勢は調子がいいんですけど、スーパーフォーミュラでもこうやって予選上位を独占しているので、クルマだけが速いんじゃないってことが証明できたと思います。(笑)
(これを受けて山下が)「マザーシャシー速いってみんな言いますけど、ドライバーだって速いんだってわかってもらえたと思います」
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第2戦岡山レース2公式予選 ルーキー#3山下がフロントロー獲得の快挙!ポールは昨年に続いて#2石浦が獲得

2017全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦レース2の公式予選が5月28日朝、岡山国際サーキットで行われ、#2石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)が昨年の同大会に続いて2年連続でポールポジションを獲得した。
2位にはルーキーの#4山下健太(フジ・コーポレーションKONDO SF14)がつけ、3レース目にしてフロントロー獲得の快挙を成し遂げた。

土曜、日曜でそれぞれ予選と決勝を1回ずつ行う変則日程の岡山大会。

そのレース2の公式予選は午前9時20分よりノックアウト方式で行われた。

予選Q1

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Q1では#10塚越広大(REAL SF14)と#64中嶋大祐(NAKAJIMA RACING SF14)の二人が序盤からニュータイヤを投入、他の17人はユーズドタイヤで1本目のアタックを行った。ここでコンドーレーシングの2台はコースインのタイミングを遅らせる作戦を採り、#4山下が開始10分で1'14.657を記録して一時トップに立つ。

そして残り時間が7分30秒を切ったところで各車ニュータイヤを装着、2本目にアタックに取りかかったが、ダブルヘアピンで#65ナレイン・カーティケヤン(NAKAJIMA RACING SF14)と#3ニック・キャシディ(フジ・コーポレーションKONDO SF14)が接触、カーティケヤンはその場でスピンしたもののすぐに走行を再開したが、グラベルに飛び出しながらも走行を続けたキャシディは接触の影響からか次の周のウィリアムズコーナーでクラッシュ、赤旗中断の原因を作ってしまった。

車両回収ののちに再開されたQ1だったが、残り時間はわずか2分30秒。

タイヤに充分な熱を入れることも許されない状況での一発アタックが求められる中、石浦が1'14.248でトップ。#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)が2位につけ、レース1優勝の#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が3位という結果に。

レース1でポールポジションを獲得した#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)はセッティング変更が裏目に出てタイムが伸びなかったが、それでも10位に滑り込み、なんとかQ2進出を果たした。

一方、前年チャンピオンの#1国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)は混乱に翻弄される格好で13位に終わり、Q2進出を逃してしまった。

予選Q2

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赤旗中断の影響で当初予定から10分遅れの午前10時より始まった予選Q2は、残り時間が7分30秒を切ったところでようやく各ドライバーのコースインが始まるといういつもの展開に。

ここで最初にコースインしたのが石浦と関口。

最後にピットアウトした#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)にウォームアップの途中で追いついてしまうというハプニングはあったが、なんとかやり過ごして5周目にアタックを開始、しかし石浦は2コーナー立ち上がりでグラベルに飛び出してしまったため、そこで一旦アタックを中断し、6周目に再アタックを行なった。

一方の関口はQ1終了後にセッティングを調整し直したのが功を奏し、1'14.918とまずまずのタイムを記録した。

しかしQ1同様遅めにピットアウトする作戦をとった山下が1周早くアタックに入っており、1'14.104でトップに立つ。

しかし6周目に再アタックを敢行した石浦がチェッカー提示後に1'13.918と唯一1分13秒台のタイムを叩き出し、見事昨年の最終戦鈴鹿以来のポールポジションを獲得した。

惜しくもポール獲得はならなかった山下だが、デビュー2戦目、3レース目でのフロントロー獲得は賞賛に値する快挙と言えるだろう。

3位には関口がつけ、昨日の雪辱をと闘志を燃やす。

レース2決勝は午後2時25分スタート。ピットストップ義務の課せられた51周の戦いだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第2戦岡山レース2公式予選結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2017/05/28) Knock Out Qualify Weather: Course:
2017 SUPER FORMULA Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarQ1Q2
12石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF141'14.2481'13.918
24山下 健太フジ・コーポレーションKONDO SF141'14.6571'14.104
319関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF141'14.7771'14.134
436アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF141'14.4251'14.536
515ピエール・ガスリーTEAM無限SF141'14.6851'14.566
618小林 可夢偉KCMG Elyse SF141'14.3921'14.583
741伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF141'14.7651'14.584
88大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF141'14.6671'14.585
937中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF141'14.5441'14.596
1064中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF141'14.7691'15.431
1140野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF141'14.779
1210塚越 広大REAL SF141'14.858
131国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF141'14.907
1465ナレイン・カーティケヤンNAKAJIMA RACING SF141'14.955
157フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF141'14.959
1620ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF141'14.964
173ニック・キャシディフジ・コーポレーションKONDO SF141'15.204
1850小暮 卓史B-Max Racing team SF141'15.215
1916山本 尚貴TEAM無限SF141'15.309

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SF:第2戦岡山レース2ノックアウト予選Q2結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2017/05/28) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
12石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A1'13.918--180.346
24山下 健太フジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'14.104 0.186 0.186179.893
319関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'14.134 0.216 0.030179.820
436アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'14.536 0.618 0.402178.850
515ピエール・ガスリーTEAM無限SF14
TEAM無限
Honda HR-417E1'14.566 0.648 0.030178.779
618小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'14.583 0.665 0.017178.738
741伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E1'14.584 0.666 0.001178.735
88大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A1'14.585 0.667 0.001178.733
937中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'14.596 0.678 0.011178.707
1064中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'15.431 1.513 0.835176.728

SUPER FORMULA

SF:第2戦岡山レース2ノックアウト予選Q1結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2017/05/28) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
12石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A1'14.248--179.544
218小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'14.392 0.144 0.144179.197
336アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'14.425 0.177 0.033179.117
437中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'14.544 0.296 0.119178.831
54山下 健太フジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'14.657 0.409 0.113178.561
68大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A1'14.667 0.419 0.010178.537
715ピエール・ガスリーTEAM無限SF14
TEAM無限
Honda HR-417E1'14.685 0.437 0.018178.494
841伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E1'14.765 0.517 0.080178.303
964中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'14.769 0.521 0.004178.293
1019関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'14.777 0.529 0.008178.274
1140野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E1'14.779 0.531 0.002178.269
1210塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
Honda HR-417E1'14.858 0.610 0.079178.081
131国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A1'14.907 0.659 0.049177.965
1465ナレイン・カーティケヤンNAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'14.955 0.707 0.048177.851
157フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A1'14.959 0.711 0.004177.841
1620ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'14.964 0.716 0.005177.829
173ニック・キャシディフジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'15.204 0.956 0.240177.262
1850小暮 卓史B-Max Racing team SF14
B-Max Racing team
Honda HR-417E1'15.215 0.967 0.011177.236
1916山本 尚貴TEAM無限SF14
TEAM無限
Honda HR-417E1'15.309 1.061 0.094177.015

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SF:第2戦岡山決勝レース1上位3人のコメント 「もう今日でレースは終わりにして日曜は家で楽しみたい気分だよ」(#36アンドレ・ロッテラー)

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優勝 #36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)
sf-rd2-r1-pc-lotterer 久しぶりに優勝できてすごく嬉しいです。一年間全く勝てなかったのは辛かったですよ。やっと調子が戻ったような気がします。それもいいスタートのおかげですね。クルマはスタートからすごく良かったです。前半はセキグチさんが速くて接近してきたけど、タンクが軽くなればプッシュしようと考えていたので、その通りに頑張りました。皆さんからは楽に勝てたように見えたかもしれませんが、実際には厳しい戦いでした。最後までペースを保って勝つことができて嬉しいです。
明日のレースも今日の経験を踏まえてクルマをインプルーブしていかないといけませんが、今の時点でクルマは完璧だと感じているので、あとどこをいじったらいいのか見当もつかないんです。もう今日でレースは終わりにして日曜は家で楽しみたい気分ですよ。
2位 #19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
sf-rd2-r1-pc-sekiguchi 思った通りスタートが本当に重要でした。そこで出遅れて1コーナーで2位になってしまい、そこから抜くのはほぼ無理でしたね。精一杯頑張ったんですけど、ダメでした。ピットストップがあれば1秒以内の差はピットでどうにかできたかもしれませんが、ないと絶対抜けないので。これが5周で終わろうが、30周で終わろうが、100周あろうが変わんないな、というのは走って感じました。自分の方がペースが速くても、1秒以内に近づくとダウンフォースが抜けちゃって自分の走りができなくなるんですよね。
今日のクルマでも良かったんですけど、まだ微調整すべき点が見つかったので、チームと話し合って明日もポールからスタートできるように準備します。
3位 #3ニック・キャシディ(KONDO RACING)
レースは本当につまんなかったけど、僕は3位に入れてハッピーです。最初の10周は後ろとのギャップを作ること、そのギャップを保つことが目標でした。そのあともペースを保ち、ギャップを保って最後まで走りました。チェッカーを見た瞬間が一番嬉しかったですね。
明日に向けてクルマをセットアップしていかないといけないんですけど、その一方でデビュー2戦目で表彰台に上がったので、明日のことなんか考えずにお祝いをしたい気分でもあるんです。その二つに頭を悩ませています。
優勝チーム監督 舘信秀(VANTELIN TEAM TOM’S)
sf-rd2-r1-pc-casidy ご存知のように第1戦は(中嶋)一貴が勝って、今回はアンドレが勝ってくれたんですけど、なかなか両方が上位にくるのは難しいってことを痛感しました。なんでだかはわかりませんが。でも連続してうちのドライバーが勝ってくれたということで嬉しく思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第2戦岡山決勝レース1 得意のロケットスタートが炸裂!!#36ロッテラーが一年半ぶりの勝利

ロケットスタートいまだ衰えず!

2017全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦岡山決勝レース1が5月27日、岡山国際サーキットで行われ、予選2番手の#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が見事なスタートでトップに立ち、そのまま一年半ぶりの勝利をものにした。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数7,100人)

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決勝レース1は午後3時30分より30周で行われた。
得意のスタートを見事に決めてトップに立ったのはロッテラー。
ポールシッターの#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)は出遅れてロッテラーの先行を許したばかりか、予選4番手の#2石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)にも1コーナーでインに飛び込まれたが、なんとか石浦を退けて2位でロッテラーを追う展開に。
逆に関口に押さえ込まれ、行き場を失った石浦はその後8位まで後退を余儀なくされ、苦しい戦いを強いられることとなった。

レース序盤は快調にロッテラーとの差を詰めにかかっていた関口だったが、周回を重ねてタンクが軽くなるに従ってロッテラーがペースを上げ、一時はコンマ8秒まで縮まった両者のギャップは10周を過ぎたあたりから次第に広がり始める。

それでも関口は24周目に1'15.320、28周目に1'15.307とそれまでのファステストラップを更新してみせるが、追撃もそこまで。
ロッテラーは29周目に1'15.233と関口を上回る余裕すら見せて30周のレースを走りきり、2015年11月の最終戦鈴鹿レース1以来、実に1年6ヶ月ぶりの勝利をものにした。
2位関口との最終的なさは1.948秒だった。
なお、3位にはこれがデビュー2戦目の#3ニック・キャシディ(フジ・コーポレーションKONDO SF14)がつけ、30周目に1'15.072を叩き出した#7フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)がファステストラップを獲得するなど、オーバーテイクのほとんどない神経戦ながらルーキーの活躍の目立つ決勝レースとなった。

次戦レース2は明日午前9時20分よりノックアウト方式の予選を行い、午後2時25分よりピットストップ義務有りで51周の決勝を戦う。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第2戦岡山レース2決勝結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2017/05/28) Final Race 2 Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Team
EngineLapTotal_Time
Behind
119関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A511:09'02.975
22石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A510.408
336アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A512.586
47フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A513.252
518小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A515.922
64山下 健太フジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A518.034
715ピエール・ガスリーTEAM無限SF14
TEAM無限
Honda HR-417E5110.233
816山本 尚貴TEAM無限SF14
TEAM無限
Honda HR-417E5114.287
91国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A5117.087
1040野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E5117.732
113ニック・キャシディフジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A5118.617
128大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A5119.080
1365ナレイン・カーティケヤンNAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E5119.570
1464中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E5120.400
1550小暮 卓史B-Max Racing team SF14
B-Max Racing team
Honda HR-417E5121.089
1610塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
Honda HR-417E5121.558
1720ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A5122.192
1837中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A5123.124
---- 以上規定周回数(90% - 45Laps)完走 ---
-41伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E3714Laps
  • Fastest Lap: CarNo.18 小林可夢偉(KCMG Elyse SF14) 1'15.631 (51/51) 176.261km/h

SUPER FORMULA

SF:第2戦岡山レース1決勝結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2017/05/27) Final Race 1 Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Team
EngineLapTotal_Time
Behind
136アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A3037'58.782
219関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A301.948
33ニック・キャシディフジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A307.786
418小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A3011.558
516山本 尚貴TEAM無限SF14
TEAM無限
Honda HR-417E3014.919
620ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A3015.492
74山下 健太フジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A3017.496
82石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A3018.752
937中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A3025.369
101国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A3028.965
1110塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
Honda HR-417E3031.129
127フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A3032.867
1340野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E3037.407
1441伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E3038.023
158大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A3040.064
1664中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E3044.114
1765ナレイン・カーティケヤンNAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E3045.671
1850小暮 卓史B-Max Racing team SF14
B-Max Racing team
Honda HR-417E291Lap
1915ピエール・ガスリーTEAM無限SF14
TEAM無限
Honda HR-417E291Lap
---- 以上規定周回数(90% - 27Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.7 フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14) 1'15.072 (30/30) 177.574km/h

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SF:第2戦岡山レース1公式予選 上位3人のコメント「セキグチさんタイヤの空気圧は幾つでしたか?(キャシディ)」「普通だよ(関口)」

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ポールポジション #19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)
sf-rd2-r1-q-pc-sekiguchi 1セット目でトップが取れなくて、クルマの方で直したいところがあったので、2セット目のアタックまでにセッティングを変えてもらいました。最後のアタックは初めに出ていったのでトラフィックの影響もなく、アトウッドで埃が出ていたのが辛いなと思いましたが後続との差もすごく開いたので、いいクルマを用意してもらったチームに感謝しています。
予選2位 #36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)
sf-rd2-r1-q-pc-lotterer セットアップでコンマ7秒は得をしたかな?いい予選でしたが簡単じゃありませんでしたね。タイヤ性能のピークをうまく使えなくて、難しいアタックになりました。セキグチさんはきっとセッティングが合っててタイヤのピークをうまく使えたのでしょうね。でも2番手ということでレースに向けてはいいポジションを得られたと思います。
予選3位 #3ニック・キャシディ(フジ・コーポレーションKONDO SF14)
sf-rd2-r1-q-pc-casidy (日本語で)ありがとうございます。今日の結果をすごく嬉しく思っています。スーパーフォーミュラを初めて2回目の予選で素晴らしい結果を得られました。鈴鹿でのパフォーマンスの方が今回より上だったとは思いますけど、3位を獲得できました。チームも僕もまだまだインプルーブしていかないといけないことがたくさんありますが、少しずつレベルアップしていけたらと思います。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第2戦岡山レース1公式予選 絶妙のタイミングでトラフィックをかいくぐった#19関口が通算3度目のポール獲得!

初日のポールは関口!!

全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦レース1の公式予選が5月27日、岡山国際サーキットで行われ、#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)が昨年9月の第6戦SUGO以来、通算3度目のポールポジションを獲得した。

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二日間で2レースを行う変則日程の第2戦岡山。

公式予選も通常のQ3までのノックアウト方式とは異なり、レース1は20分間の計時セッションのみでグリッドを決定、レース2はQ2までのノックアウト方式となる。
その20分間の計時セッションは午前10時30分より10時50分までで行われた。

ほとんどのドライバーがニュータイヤを装着してピットロードに整列する中、#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)はユーズドタイヤでコースイン。しかしすぐにピットに戻ってニュータイヤに交換、結局朝のフリー走行終盤にニュータイヤを投入した#10塚越広大(REAL SF14)のみがユーズドでの走行となった。

その最初のアタックでは走り出して5周目に1'14.117を記録した#2石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)がトップ。2番手にルーキーの#20ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)が1'14.194で続いた。
タイヤ交換によりアタックタイミングが後ろにずれた#18小林も1'14.319で5番手とまずまずの滑り出した。

続いて残り7分を切ってから始まった2回目のタイムアタックは、真っ先にコースに飛び出した関口がうまくクリアラップを確保して1'13.387を叩き出し、一気にトップに躍り出る。関口に続く早めのタイミングでコースに出ていった#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が1'13.943で2番手に。3番手には1本目のアタックを一番最後に行ったコンドーレーシングの1台、#3ニック・キャシディ(フジ・コーポレーションKONDO SF14)がつける。キャシディはスーパーフォーミュラ参戦わずか2戦目での快挙だ。

一方、フリー走行でトップタイムを記録した#7フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)は2本目のアタックを行っている最中に痛恨のスピン、コースには復帰したもののタイムアップはならず、1本目の1'14.434がベストで14位に止まった。
同じく注目の新人#15ピエール・ガスリー(TEAM無限SF14)も金曜日の専有走行でクラッシュした影響からか13番手という残念な結果に終わっている。

第2戦レース1決勝はこのあと午後3時30分スタート。
ピットイン義務のない30周のスプリントで行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第2戦岡山レース1公式予選結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2017/05/27) Race 1 Qalifying Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarEngine BehindGapkm/h
119関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A--181.651
236アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A 0.556 0.556180.285
33ニック・キャシディフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A 0.655 0.099180.044
42石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A 0.730 0.075179.862
520ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A 0.807 0.077179.675
640野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14Honda HR-417E 0.848 0.041179.576
718小林 可夢偉KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A 0.871 0.023179.520
84山下 健太フジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A 0.890 0.019179.474
916山本 尚貴TEAM無限SF14Honda HR-417E 0.906 0.016179.435
101国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A 0.926 0.020179.387
1137中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A 0.948 0.022179.334
1210塚越 広大REAL SF14Honda HR-417E 1.000 0.052179.209
1315ピエール・ガスリーTEAM無限SF14Honda HR-417E 1.037 0.037179.120
147フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A 1.047 0.010179.096
1541伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14Honda HR-417E 1.064 0.017179.055
1665ナレイン・カーティケヤンNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-417E 1.371 0.307178.319
178大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A 1.452 0.081178.126
1850小暮 卓史B-Max Racing team SF14Honda HR-417E 1.502 0.050178.007
1964中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-417E 7.275 5.773165.267

SUPER FORMULA

SF:第2戦岡山フリー走行1回目 全車0.8秒以内の接戦!!トップはルーキーの#7ローゼンクヴィスト

全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦が5月27日、岡山国際サーキットで開幕。
1回目のフリー走行では#7フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)が1'14.059でトップだった。

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昨年の第2戦決勝があいにくの雨により赤旗終了となったことも影響してか、今大会では土曜、日曜にそれぞれ1回ずつの予選と決勝を行うという変則的な日程が採用された。
これは昨年9月にオートポリスの代替戦として開催された時とほぼ同様だ。

27日土曜のフリー走行は午前8時40分より45分間で行われた。
天候は晴れ。日差しは強いが気温はいくぶん低めだ。
序盤からハイペースで走り始めたのはルーキーの#7ローゼンクヴィスト。
走り出して2周目には早くも1'15.963を記録してきた。
続いて#10塚越広大(REAL SF14)が1'15.284を記録、#20ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)が1'14.758と最初に1分14秒台を記録してきた。

このあと各車一旦ピットへ。
何度かのピットイン、ピットアウトを繰り返しながらセッティングの調整やデータ収集を行い、ラスト10分間で予選シミュレーション、と進めていったが、ここではいわゆる「ほぼ新品」の持ち込みタイヤを使用してニュータイヤを温存するドライバーが目立った。
これは前戦鈴鹿のノックアウト予選で使用しなかった(できなかった)ニュータイヤを決勝朝に皮むきだけして持ち込むというもので、規則上はユーズドタイヤの扱いになるが、性能上は新品と遜色ないものだ。

この終盤のアタック合戦では全車が1分14秒台のタイムを記録、トップから最下位までの差がわずか0.8秒といういつもながらの接戦となったが、結局チェッカー寸前に1'14.059を記録した#7ローゼンクヴィストがトップに。2番手には#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40S SF14)が1'14.140とわずか0.081秒差で続き、1'14.177を記録した#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)が3番手に入った。

スーパーフォーミュラ第2戦はこのあと午前10時30分より20分間の公式予選を行う。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第2戦岡山フリー走行結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2017/05/27) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
17フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'14.059--180.002
240野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14Honda HR-417E1'14.140 0.081 0.081179.806
318小林 可夢偉KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A1'14.177 0.118 0.037179.716
441伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14Honda HR-417E1'14.177 0.118 0.000179.716
536アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'14.202 0.143 0.025179.656
619関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'14.212 0.153 0.010179.631
716山本 尚貴TEAM無限SF14Honda HR-417E1'14.344 0.285 0.132179.312
83ニック・キャシディフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1'14.369 0.310 0.025179.252
950小暮 卓史B-Max Racing team SF14Honda HR-417E1'14.460 0.401 0.091179.033
102石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'14.466 0.407 0.006179.019
1110塚越 広大REAL SF14Honda HR-417E1'14.468 0.409 0.002179.014
1220ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'14.489 0.430 0.021178.963
131国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'14.514 0.455 0.025178.903
148大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'14.522 0.463 0.008178.884
1537中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'14.537 0.478 0.015178.848
164山下 健太フジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1'14.564 0.505 0.027178.783
1715ピエール・ガスリーTEAM無限SF14Honda HR-417E1'14.643 0.584 0.079178.594
1865ナレイン・カーティケヤンNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-417E1'14.649 0.590 0.006178.580
1964中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-417E1'14.835 0.776 0.186178.136

SUPER GT

SGT:第2戦富士 GAINER TANAX AMG GT3、悔しい2位。2015年最終戦ぶりの表彰台獲得! (GAINER)

  • #11 GAINER TANAX AMG GT3
  • Katsuyuki HIRANAKA / Bjorn WIRDHEIM
  • 予選:3位 決勝:2位
  • 入場者数/予選日:34,100人・決勝日:58,000人

5月3日(水曜日)

  • 公式練習 9:00~10:35 天候:晴/コース状況:ドライ Pos.7
  • ノックアウト予選 1回目 14:40~14:55 天候:曇/コース状況:ドライ Pos.1
  • ノックアウト予選 2回目 15:25~15:37 天候:曇/コース状況:ドライ Pos.3

 ゴールデンウィークに毎年開催される第2戦富士500kmレース。シリーズ戦の中で、2番目に長い距離を走行する。前回開幕戦では、例年にないポジションでのフィニッシュとなり、チャンピオン争いを生き残るためには、ポイント獲得は必須になる。天気も崩れる予報もなく、すがすがしい小春日和中、92.100人の来場者を集めて開催された。

 公式練習の走り出しはBjorn Wirdheimから。マシンバランスは悪く、非常にオーバーステアがきついようで、リアウイング、リアの足回りを調整しながら、セットを進めていく。

 程なくして平中克幸と交代。バランスの確認をして、再びWirdheimと交代。300クラス専有時間に入る約15分位前に、№360GT-Rがストレートエンドでバースト、クラッシュし赤旗中断となる。

 混走時間帯に行いたかった事項もあったものの、残りは専有時間10分間の走行のみになり、平中が乗り込み、最終確認を行いこのセッションは終了した。

 朝の快晴から比べると、雲も多くなり気温も下がり始める。予選のQ1担当するのは平中。公式練習では思うようにセットが進まなかったが、Q2に進めるべくアタックを開始する。予選開始から2分ほど待機してからコースへ。計測2周目に1分35秒864でこのセッション唯一の35秒台を計測しトップに。そのままトップでWirdheimにQ2を託す。

 Wirdheimは予選開始と共にコースへ。アタックに入る。計測4周目に1分36秒056を計測し、暫定4番手。トップは同じAMGのNo.4で、1分35秒824。これ以上のタイムアップは無いと判断しピットへ。その後、No.33 Porscheの四輪脱輪により、ベストタイム抹消となり、明日の決勝は3番手のグリッドからスタートすることになった。

平中 克幸ドライバーコメント
 久々に良いフィーリングで予選を走ることが出来て、Q1ではトップを取ることも出来ました。車の調子もタイヤとのバランスも非常に良かったので、この調子で、明日の決勝もしっかりと上位を争いつつ、最終的には優勝も狙えるんじゃないかと思っています。頑張ります。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 予選は3番手でした。明日のレースは長丁場なので、大きなポイントを取れるチャンスだと思っています。朝のマシンバランスは余り良くなかったけど、予選になったら、車とDUNLOPタイヤのパフォーマンスも素晴らしく、3番手のポジションは表彰台に乗るには非常にいいポジションだと思います。KatsuのQ1は素晴らしかった。明日は3番手から優勝を狙います。

5月4日(木曜日)

  • 決勝RACE 14:15~ 天候:晴/コース状況:ドライ Pos.24

 昨日のQ2の気温19度、路面温度29度と同じ状況下でのスタートとなった。ただ、日差しは昨日より降り注いでいる。静岡県警察本部の白バイ9台とパトロールカー5台のパレードラップから始まり、1周のフォーメーションラップの後に500kmのスタートが切られた。

 1コーナーへは予選のそのままの順位で通過。DUNLOPコーナーで、2番手を走るMp.9 Porcheを捉え、2番手に浮上。もともとロングのデータが乏しい状況下で、とりあえずは最低周回数をクリアする事を前提に、Wirdheimはペースをコントロールする。

 トップを走るNo.4 AMGとは1秒から2秒以内の差を保ちつつ、後方を走るNo.9とNo.51 RCFのペースともほぼ変わらない。2周目に0.2秒差だったが、2台がバトルしていたこともあり、その後は7秒近くのビハインドを保ちながら2番手を走行。31周目にピットに入ることになり、Wirdheimが27周目辺りからペースを上げる。No.4との差は一気に詰まり、テールツーノーズの状態に。ここでバトルを嫌ったNo.4がルーティーンのピットを29周目に行い、ここでWirdheimはトップに立つ。

 その後31周目にWirdheimはピットへ。給油と4輪のタイヤ交換をそつなく行い、平中をコースへ送り出す。平中のペースも悪くはなかったが、40周を周回する予定だったため、ベストタイムの更新続けるNo.4のペースにはついて行くことはせず、39秒台のペースを維持する。46周目に全車が1回目のピットを終え、トップはNo.4で差は11秒、3番手はNo.51でこちらも11秒差で周回。平中も安定したペースで周回を続ける。

 60周目の300Rで、No.4の左フロントタイヤがバースト。平中はこの時点で再びトップに浮上する。

 70周目に再びWirdheimと交代するためにピットへ。給油、タイヤの4輪交換を行いコースへ。80周目にNo.51が最後のピット作業を行い、コースへ。この時点でWirdheimとは、約7秒前方でコースに復帰。

 1周毎に少しずつ差を詰め、85周目には0.5秒差まで詰め寄るも、そこからは反対に徐々にペースを上げられ、差が開いていく。気温も、路面温度もスタート時点よりも若干上がり、ペースを上げることが叶わず、そのまま2番手でチェッカーを受けた。11号車にとっては、2015年最終戦以来の表彰台となった。

平中 克幸ドライバーコメント
 決勝は悔しい気持ちが一番ですけど、ただ何戦ぶりかなって位の表彰台だったのと、尚かつ優勝を争えたことは、AMGになってから初めての事でした。凄くポジティブな部分もあったレースだったのですが、そればかりではなく、かなり大変なレースだったので、そういったところをもう少し、良い方向に持っていくことが出来れば、絶えずトップ争いが出来るとわかったレースだったので、もう少し楽にレースをさせて欲しいなとは思いました。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 今日は11号車にとって良いレースだった。セカンドポジションでポイントを獲得できて、良かった。優勝できるチャンスもあったが、今Team、Driverが出来る最大の事をした2位だと思っています。レクサスGT3は速く、強かった。近づいたときもあったが、タイヤのマネージメントでそれ以上は無理だった。Katsuも良い仕事をしてくれた。こんなタフなレースで、ピット作業もパーフェクトだった。
田中 哲也総監督コメント
 本当に久しぶりに優勝を狙えるレースをしました。残念ながらポールを取ることも、優勝することも出来ませんでしたが、昨年にAMG GT3になってからは初めての表彰台だったので、その部分は非常に評価出来ると思います。ライバルチームもポイントを取り損ねている部分もあるので、今後はチャンピオン争いにも加われると思うので、応援よろしくおねがいします。

GAINER

SUPER GT

SGT:第2戦富士 GAINER TANAX triple a GT-R、無念のセンサートラブル!! 完走し、次戦は上位を狙う (GAINER)

  • #10 GAINER TANAX triple a GT-R
  • Ryuichiro TOMITA / Hiroki YOSHIDA
  • 予選:16位 決勝:24位
  • 入場者数/予選日:34,100人・決勝日:58,000任

5月3日(水曜日)

  • 公式練習 9:00~10:35 天候:晴/コース状況:ドライ Pos.18
  • ノックアウト予選 1回目 14:40~14:55 天候:曇/コース状況:ドライ Pos.16
  • ノックアウト予選 2回目 15:25~15:37 天候:曇/コース状況:ドライ --

 ゴールデンウィークに毎年開催される第2戦富士500kmレース。シリーズ戦の中で、2番目に長い距離を走行する。前回開幕戦では、6位入賞しポイントを獲得。この良い流れを止めることなく、シングルフィニッシュを狙う。天気も崩れる予報もなく、すがすがしい小春日和の中、92.100人の来場者を集めて開催された。

 公式練習の走り出しは富田竜一郎から。マシンバランスは、アンダーにもオーバーにもなるようで、リアの足回りのセット変更を進める。

 1時間ほど富田でセットを進めた後、吉田広樹と交代する。吉田もマシンバランスを確認。300クラス専有時間に入る約15分位前に、№360GT-Rがストレートエンドでバースト、クラッシュし赤旗中断となる。

 その後300クラス専有時間も吉田が担当。このセッションは18番手で終了した。

 朝の快晴から比べると、雲も多くなり気温も下がり始める。予選はQ1を担当するのは富田。予選開始から約1分30秒経過してから、タイムアタックに入る。周回毎にタイムをあげ、計測6周目に、1分36秒940のタイムで暫定16番手。

 最後のアタックラップは、セクター1、セクター2と自己ベストを更新していく。しかし、セクター3でタイム更新することが出来ず、渾身のアタックでもQ1敗退となってしまった。

富田 竜一郎ドライバーコメント
 今日は予選16番手と、僕たちにとってかなり厳しい第2戦のスタートになりました。今回選択したタイヤが、若干今日の気候に合わず、微妙にピークのグリップが出せず、自分としてもまとめきれなかったこともありました。明日はその辺りをアジャストしながら、車とタイヤを良い方向に持っていって、長い決勝をタフに戦って、良い順位で終われるように頑張りたいと思います。
吉田 広樹ドライバーコメント
 今日はフリー走行を走って、予選はQ1を富田選手が走りました。ポジション的にはあまり良くなかったのですが、明日は通常よりも長いレースなので、前回のように、今あるタイヤだったり、車のベストな状況を引き出して、コンスタントに走ることにより、少しでも前でチェッカーを受けて、ポイントを獲得し、次戦以降に繋がるような強いレースが出来たらと思います。

5月4日(木曜日)

  • 決勝RACE 14:15~ 天候:晴/コース状況:ドライ Pos.24

 昨日のQ2の気温19度、路面温度29度と同じ状況下でのスタートとなった。ただ、日差しは昨日より降り注いでいる。静岡県警察本部の白バイ9台とパトロールカー5台のパレードラップから始まり、1周のフォーメーションラップの後に500kmのスタートが切られた。

 1周目は1台パスして、15番手でコントロールラインを通過。3周目には、No.21 AUDIもパスし、14番手に。そこから前を走行するNo.111 AMGと後方から来るNo.60 RCFとバトルを展開。どちらとも1秒以内の攻防を15周に渡って展開。他車が接触等で後退するなどもあり、18周目には12番手まで浮上。

 33周目に1回目のピット作業を行い、ドライバーは吉田と交代する。吉田に交代してから10周目を過ぎる時に、シフトが抜けると悲痛なコメントを伝えてくる。何度もその症状が現れ、翌周に緊急ピットイン。

 懸命にメカニックが原因を探し、エンジンのセンサーに問題があると判明。センサーを新しいものと付け替えて、ガソリンを給油して再び吉田がコースへ。そこからはトラブルもなく周回を重ねるが、すでにトップの車両からは6周の周回遅れとなり、25番手まで後退してしまっていた。

 72周目に最後のピット作業を行い、富田がコースへ出て行く。92周目にNo.88 HURACANのタイヤが外れ、24番手に。75周目にベストタイムを更新するが、6周のギャップは埋めることができず、そのままの順位でチェッカーを受けた。

 今回トラブルにより、ポイント圏外に落ちてしまったが、500kmレースを完走し、データも収集出来たことは、これからのレースにもかなりのプラス材料になった。次戦オートポリスは、2015年にシリーズチャンピオンを決めたサーキット。次戦は必ず11号車と共に表彰台を勝ち取りたい。

富田 竜一郎ドライバーコメント
 僕たち10号車は決勝24位完走となりました。スタートから二つポジションをあげて走行していましたが、タイヤの磨耗が少し厳しく、予定より早めのピットストップになってしまいました。途中他車に接触され、一部破損させてしまったせいで若干マシンバランスも悪化してしまいました。吉田選手に代わってから10周ほどでマシンのトラブルにみまわれてしまいました。そのなかでも迅速に修復してくれたメカニックのみんなには感謝です。最後のスティントのペースが悪くなかっただけに非常に残念です。まだ自分たち自身のスピードが足りない部分もあるので、次のオートポリスに向けて色々改善して臨めるようにしていきたいです。
吉田 広樹ドライバーコメント
 レースをスタートして、富田選手がポイントを狙える位置で走行していたのですが、その後僕に変わった直後、約10周走行後にマシントラブルに見舞われてしまいました。それで修復のためにピットに戻り、この時点で勝負権は無くなってしまいました。しかし、メカニックが修復してくれ、完走することが出来ました。完走することによって、完走ポイントも獲得できましたし、タイヤの摩耗など、今後のためにもデータ取りが出来ましたし、ベストを尽くして走れたので、レースとしては残念でしたが、意味のあるレースに出来たと思います。2週間後に第3戦のオートポリスがあるので、しっかりと今回の分も挽回して、僕の地元開催でもありますので、ポイント獲れるように頑張りたいと思います。
田中 哲也総監督コメント
 結構硬めのタイヤを選んでまして、その状態でQ1突破を目指していましたが、ギリギリ通過することが出来ませんでした。決勝はスタートしてから、安定したラップを刻み、500kmの長いレースを着実にポジションを上げていきましたが、トラブルが発生し、残念な結果になってしまいました。ラップタイムも同じ車両の3号車と比較しても、そんなに遜色なかったので、今後に期待は持てると感じました。

GAINER

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO DENSO Le Beausset RC350が初のポールポジションを獲得! 決勝では燃料系トラブルに見舞われるも、その後のリカバリーで2位に返り咲く (Le Beausset)

 今シーズンはFIA-F4、スーパーFJと併せて挑む、ル・ボーセ モータースポーツにとって最高峰カテゴリーである、スーパー耐久シリーズの第2戦が4月29日(土・祝)、30日(日)にスポーツランドSUGO(宮城県)で開催された。

 今回のドライバーは嵯峨と中山、そして山下と、レギュラーの3人でのラインナップ。舞台であるSUGOはアップダウンに富んだテクニカルレイアウトで知られ、多くのコーナーがアクセルを踏んで回るだけに、タイヤにかかる負担も極めて大きいサーキットで、いかにタイヤをいたわりながら速く走ることが求められる戦いとなる。今回も決勝レースは2グループに分けられ、ST-3クラスはグループ1としてST-Xクラス、ST-TCRクラス、ST-1クラス、そしてST-2クラスとの混走で、日曜日に3時間レースを戦うこととなった。

予選 4月29日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ

 今回は、木曜からサーキット入りし、テスト走行を開始。決勝レースを想定したセッティングを中心に進めつつも、金曜日の専有走行では中山が1分30秒257を記して、トップに立ち、予選にはより大きな期待が込められた。

 天気予報では雨との情報もあった土曜日ながら、予選が行われる頃には青空も広がり、絶好のアタック日和に。Aドライバー予選に挑んだ嵯峨は、早々にアタックをかける予定だったものの、ピットが最終コーナー寄りだったこともあり、大渋滞に巻き込まれてクリアラップがなかなか取れず。その上スローペースでの走行を強いられたため、アウトラップともう1周でタイヤの内圧を完璧に合わせ切れないままアタックをせざるを得なかったものの、1分30秒922を記録し、トップからコンマ約1秒差の3番手。

 続いてBドライバー予選に挑んだ中山は、嵯峨の状況を踏まえ、すぐにピットを離れず3分ほど待機。このタイミングが大正解で、しっかりとクリアラップが取れた中山は1分30秒351をマークしてトップに浮上する。2番手にもコンマ3秒の差をつけたこともあり、合算タイムでもトップに浮上することに。その結果、「DENSO Le Beausset RC350」は初のポールポジションを獲得。なお、Cドライバー予選では山下が、決勝を想定したチェックを兼ねた走行であったにもかかわらず、1分31秒866を記録して2番手につけ、まさに実りある予選としていた。

決勝 4月30日(日)天候/晴れ コース状況/ドライ

 ゴールデンウィークに突入し、さらに天候にも恵まれたこともあって、スタンドには多くの観客が。ピットウォークではファンの応援に応え、ドライバーたちがサインに勤しむ姿があった。13時からはスタート進行が開始され、まずは8分間のウォームアップが行われる。スタートを担当する中山が「DENSO Le Beausset RC350」に乗り込んで、最終チェックを完了。

 そして13時55分には、フォーメイションラップが開始。1周回ってグリーンシグナルの点灯とともに熱戦の火ぶたが切られていく。中山は上々のスタートを切って、トップ発進を果たすも、まもなく近づいて来たのが開幕戦のウィナーでもあるIS350。さらにフェアレディZ勢の1台にも迫られるが、こちらは鉄壁のガードで封じ込め続けた。

 そして周回が進み前後を走るライバル車両は、早めのドライバー交代となったこともあり、中山はトップ返り咲きに成功。燃費も予定以上に優れていたことから、当初の作戦より更にロングスティントを敢行することとなり、時間にして1時間39分、63周目にようやく山下と代わることとなった。4番手で復帰すると、それからまもなく6周目にかかるところで、最終コーナー付近でストップした車両が出てセーフティカー(SC)がコースイン。チームはSCが入った際の戦略通り、山下をSCコースインと同時にピットに呼び寄せ、嵯峨へのドライバー交代だけを行なった。この作戦が功を奏し、2番手で「DENSO Le Beausset RC350」はコースに復帰し、しかも目の前にはトップのZが。約10分でSCはコースを離れ、リスタート後の逆転に期待がかかるが、トップを追い始めた矢先にまさかのトラブルが……。75周目に突然の燃料系トラブルから失速。緊急対応をすることで、なんとか息を吹き返すものの、これで25秒ほどロスした間に5番手に後退。しかし、諦めることな く、猛プッシュを重ねたことで92周目には1台をパス、また101周目には2番手を走行していた車両のミスに乗じて3番手にまで浮上。その勢いで、日産ワークスドライバーでトップカテゴリーでのチャンピオン経験もある本山哲がドライブするZにも迫っていく。相手が相手であるだけに、一筋縄には行かないと思われたものの、ラスト5周の馬の背コーナーでついに逆転。神ががり的な走りで2番手まで挽回し、表彰台に立つこととなった。6月10〜11日に鈴鹿サーキット(三重県)で行われる第3戦は、再び表彰台を、そして優勝を目指す。

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 我々が走らせるRC350にとって、上り勾配のきつい菅生の最終のコーナーは、タイヤにもストレートスピードにも厳しい状況であったが、その中でも最善のバランスを見つけるためドライバーの力が必要だった。その結果としてポールポジションが取れて、決勝ではトラブルから後退する事になったが、嵯峨が見事な追い上げを見せてくれた。
Driver 嵯峨宏紀(koki Saga)COMMENT
 予選で僕は大渋滞に引っかかってしまい、伸び悩んでしまったんですが、Bドライバー予選で雄一がうまくまとめてくれたのでポールポジションが獲れたのは、すごく良かったと思います。僕のスティントで燃料系トラブルが出てしまって、その間に5位ぐらいにまで落ちてしまいましたが、そこからはもう失うものはないと思い、予選モードでプッシュして何とか元の位置まで戻れました。コースはZに特性が合っていた中で、RC350でいい勝負ができるところまでパフォーマンスを見せられましたので、次の鈴鹿こそは、表彰台の真ん中を目指して臨みたいと思います。
Driver 中山雄一(Yuichi Nakayama)COMMENT
 予選では、しっかり僕はアタックできましたし、いい内容だったと思います。チームにとって、初めてのポールポジションということもありましたから。決勝に関してはまだ課題も残りますけど、ネガティブな結果ではなくて、ちゃんと自分たちの100%を出し切れた、いいレースだったと思います。SCが出なければ、できるだけ引っ張る作戦でスタートして、僕のスティントでは出なかったんですが、ちょっとペースを上げられなかった分、燃費は良くなる方向だったので、当初の予定より長いスティントにすることができました。その結果、1回の給油だけで行けたので、そこはうまくいったと思います。
Driver 山下健太(Kenta Yamashita)COMMENT
 今季、はじめての参戦となって、2番目に長くドライブする予定でしたが、SCが入ってしまったことで、自分のスティントが短かくなりましたが、順位は大きくジャンプアップできたので、それは良かったと思います。嵯峨選手、中山選手ともペースは良くて、優勝も狙えたかもと思うと、2位でのゴールでも少し悔しいですね。次の鈴鹿ではチームとの連携をさらに高めて、自分のドライビングで優勝に貢献できるように頑張ります。
Le Beausset Motorsports

SUPER GT

SGT:第2戦富士フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士 LEXUS LC500が『ホーム』富士で悲願の勝利、立川祐路/石浦宏明組が制し、LEXUSが開幕2戦連続表彰台独占。GT300クラスでも中山雄一/坪井翔組LEXUS RC F GT3が初優勝!

 SUPER GT第2戦が富士スピードウェイで行われ、立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO LC500 38号車がポールポジションから後続を引き離し圧勝、500kmの長丁場を制した。2位に大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR LC500 6号車、3位に平川 亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM'S LC500 37号車が続き、LEXUS LC500は悲願のホームでの勝利を表彰台独占で飾った。また、GT300でも、今季から新型がデビューしたJMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車が、中山 雄一/坪井翔の若手コンビで初勝利を飾り、LEXUSが両クラスを制した。

前戦岡山に続き、LEXUS勢が表彰台を独占

前戦岡山に続き、LEXUS勢が表彰台を独占

 5月3日(水)~4日(木)の両日、静岡県駿東郡小山町に位置する富士スピードウェイでSUPER GTの第2戦「FUJI GT 500km RACE」が開催された。

 ゴールデンウィーク開催の富士ラウンドは、例年非常に多くのモータースポーツファンが集まる人気のイベント。今年も2日間で9万人以上の熱心なファンが集まった。

 富士スピードウェイでのSUPER GTは春と夏の2回開催されるが、春の大会は500kmの長丁場で争われるため、ピットストップが通常の1回に対し、最低2回必要。戦略及びチーム力がいつも以上に要求される、タフなレースとなる。

 LEXUS勢にとって富士はホームコースであり、トヨタ スープラやLEXUS SC430時代には何度も上位を独占、計15勝を挙げるなど得意としてきた。しかし、LEXUS RC Fでの3年間は無念の未勝利。今季、開幕戦トップ6独占という圧倒的な強さでデビュー戦を飾った新型LEXUS LC500と共に、悲願の「ホーム」での勝利を目指し臨んだ。

◆予選◆

 5月3日(水・祝)、公式練習が行われた午前中は晴れ渡っていたが、午後に入ると空には雲がかかり、やや肌寒い気温18度、路面温度30度というコンディションで午後2時40分にノックアウト方式の予選が開始された。

 GT500クラスは、15分間のQ1、当初の5分ほどはどのチームもコースインせず。まず関口雄飛の駆るWedsSport ADVAN LC500 19号車を先頭に、その後各車もピットを後にしていった。

 アタックラップに入ると、カルダレッリがQ1を担当した6号車が、前戦2位フィニッシュによる30kgのウェイトハンデをものともせずまずトップタイムをマーク。関口がこれに続くが、12kgと比較的ウェイトの軽いau TOM'S LC500 36号車ジェームス・ロシターがトップタイムを更新。最終ラップでは、やはり16kgウェイトの38号車石浦がトップに躍り出たが、最後の最後にロシターが逆転。LC500同士のトップタイム争いを制した36号車が暫定ポールにつけた。

 2番手38号車、3番手6号車、4番手19号車、そしてヘイキ・コバライネンがアタックしたDENSO KOBELCO SARD LC500 1号車が5番手、前戦優勝により40kgと重いウェイトハンデを積むこととなった平川の37号車も7番手に入り、LEXUS LC500はホームの富士で6台全車がQ2進出を果たした。

 Q2(12分間)は午後3時45分開始。ここでも19号車が最初にコースイン。19号車は、今週末にベルギー・スパで行われるWEC第2戦に出場する国本雄資に代わり、初のGT500クラス出場となった山下健太がQ2のアタックを担当。

 タイヤが暖まり、本格的なアタックが開始されると、まず『富士マイスター』38号車の立川がトップに。これを最初に1分28秒台に入れてきた山下が塗り替えると、他のLC500勢も次々にタイムを更新していった。

 19号車同様、36号車もレギュラードライバーの中嶋一貴がWEC出場のため、今季はチーム監督に就任していた伊藤大輔がドライバーとして出場。スポット参戦を感じさせない走りで伊藤もポール争いに加わった。

 最後は立川が圧巻のタイムで2番手に0.3秒もの大差をつけポールポジションを獲得。6号車の大嶋が2番手と僅か0.05秒差の3番手。伊藤は大嶋と0.005秒差の4番手、平手の1号車も大嶋から0.05秒に満たない僅差で続き、5番手。19号車の山下は初のGT500予選で健闘し6番手。重いウェイトに苦しんだキャシディの37号車が7番手のグリッドを獲得した。

 立川は自身の持つGTでの最多ポールポジション記録を22へと伸ばすことに。LEXUSチームとしては昨年の最終戦以来、そして、LC500にとっては初のポールポジション獲得となった。

 GT300クラスでは、午後2時40分から開始されたQ1(15分間)セッション開始と同時に各車コースインし周回を重ね、終盤に目まぐるしく順位が入れ替わる展開に。そんな中、今季よりSUPER GTにデビューを果たし、今大会もQ1を担当することとなった坪井の51号車が好走を見せ4番手タイムをマーク。見事Q2進出を果たした。

 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車は20番手、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が21番手、TOYOTA PRIUS apr GT 30号車は24番手となり、上位14台が進むQ2への進出はならず。グリッド確定となった。

 午後3時25分から行われたQ2(12分間)では、じっくりとタイヤを暖めた51号車の中山雄一が、セクターベストをマークする走りで健闘、4番手グリッドを獲得した。

◆決勝◆

 4日(木)は朝方こそ雲が残ったものの、昼前には晴れ渡り、この数日で最も好天に恵まれた。強い日差しの下で午後2時10分、静岡県警の白バイ、パトカーによる交通安全パレードラップ、フォーメーションラップを経て110周、500kmで争われる長い戦いのスタートが切られた。

 スタートはグリッドのまま順当に切られ、スタート直後は立川が駆る首位の38号車に、2番手の23号車GT-Rが迫る場面も見られたが、周回を重ねる毎に38号車は後続との差を広げていき、また、序盤ペースの上がらなかった6号車をかわし3,4位につけていたロシターの36号車とコバライネンの1号車が23号車をパスし、7周目にしてLEXUS LC500の1-2-3体制となった。

 27,8周目あたりから最初のピットインに向かう車両が出始め、全車が1回目のピットを終えた時点で、石浦へと交代した38号車は首位をキープ。平手に代わった1号車が伊藤の36号車をかわして2位へ浮上。ピットを終えた時点では、GT-Rに次ぐ5位につけていたカルダレッリの6号車は猛追を見せ、39周目にこれをパス。LEXUS勢がトップ4を占める前半戦となった。

 38号車が2位以下を引き離して独走する一方で、LEXUS同士の2位争いは激化。2位を行く平手の1号車に伊藤の36号車が迫り、数周にわたってのテール・トゥ・ノーズのバトルが繰り広げられたが、周回遅れのGT300クラス車両を両側からかわした2台は、その先で接触。1号車がスピンを喫し、36号車はこの接触でドライブスルーペナルティを科されてポジションを落とすこととなってしまった。

 また、1号車はこのバトルの中で他のGT300車両と接触し、車両にダメージを負っており、苦戦。55周目には追い上げてきた6号車にかわされ、その後も、40kgのウェイトハンデにもかかわらずハイペースでの追い上げを見せた37号車平川の先行も許してしまった。

 70周を過ぎたあたりから各車2度目のピットへ。全車がピットを終えた時点で、38号車、6号車、37号車、1号車のトップ4体制となったが、1号車は96周目に痛恨の単独スピン。8秒のタイムロスを喫し、7位へと後退。

 終盤に入ると、6号車の大嶋が好ペースで周回を重ね、首位38号車との差をじりじりと詰めていったが、中盤に築いたマージンは大きく、4.8秒差で38号車が逃げ切り圧巻のポール・トゥ・ウィン。立川/石浦組38号車が今季初勝利を挙げると共に、LEXUSにとっては、2013年夏の第6戦以来となる『ホーム』富士での勝利をもたらした。

 2位に大嶋/カルダレッリ組6号車、3位に平川/キャシディ組37号車が続き、LEXUS勢は開幕戦岡山に続き、2戦連続の表彰台独占。

 ペナルティから終盤猛烈な追い上げを見せた36号車が5位、苦しみながらも1号車が7位、19号車が10位でフィニッシュし、LEXUS LC500は6台全車がトップ10フィニッシュでポイント獲得を果たした。

 今大会の結果、2戦連続の表彰台獲得となった37号車の平川/キャシディ組のランキング首位、大嶋/カルダレッリ組の2位は変わらないものの、大嶋/カルダレッリ組は首位と僅か1ポイント差となり、優勝した立川/石浦組が2ポイント差の3位へと浮上した。

 GT300クラスでは、2列目4番手スタートの51号車が、スタートを担当した中山雄一の好走で4周目に3位浮上。その後、ライバルが次々にピットインしていく中、燃費の良さを活かしてピットインを遅らせ、坪井へとドライバーチェンジ。

 中盤のスティントを担当した坪井もハイペースで周回を重ね、同様にピットを大きく遅らせる作戦。ライバルが2度目のピットを終えた後、首位に立った坪井の51号車は後続との差を着実に広げていき、2位に1分半ほどのマージンを持って残り20周あまりのところでピットイン。燃料給油も短時間で済ませ、51号車は首位の座を守ったまま中山雄一がコースへ復帰した。

 交換したばかりで冷えたタイヤの51号車に、2位の車両が猛追を見せ、数周後には1秒以内にまで迫られたが、タイヤが暖まってからは中山雄一が再び後続との差を広げる快走。最後は8秒近い大差をつけ、トップでチェッカー。若き2人のドライバーと、今季より新型車両で参戦を開始した51号車が、参戦2戦目にして初優勝を飾った。中山雄一と坪井はランキング首位に浮上。

 同じ新型LEXUS RC F GT3の60号車は21番手と後方スタートながら速さを見せてポジションアップ。中盤にはトップ10圏内に浮上し、8位でフィニッシュ。ポイント獲得を果たした。

 ポイント圏内を伺うバトルを繰り広げていたプリウス31号車は12位。30号車はトラブルでピットでの長い修理を余儀なくされたが、終盤コースに復帰し、26位でチェッカーを受けた。

ポール・トゥ・ウィンの圧勝でLEXUSに3年ぶりの富士での勝利をもたらした立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO LC500 38号車

ポール・トゥ・ウィンの圧勝でLEXUSに3年ぶりの富士での勝利をもたらした立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO LC500 38号車

2位フィニッシュを果たした大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR LC500 6号車

2位フィニッシュを果たした大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR LC500 6号車

コンビとしての初勝利を挙げた中山 雄一と坪井 翔

コンビとしての初勝利を挙げた中山 雄一と坪井 翔

今季初勝利を挙げた中山 雄一/坪井 翔組 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車

今季初勝利を挙げた中山 雄一/坪井 翔組 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車

ZENT CERUMO LC500 38号車 ドライバー 立川祐路:
 本当に嬉しい。久々の富士での勝利で、3年間悔しい思いをしてきたので、今回勝てて本当に良かったし、富士でも勝てるクルマを目標に開発してくれたそして今週その車をきちんと完璧に仕上げて、レース中もトラブルやピット作業のミスなくこなしてくれたチームにも感謝したい。今日のレースに関しては、スタートを僕が行って、出来るだけ逃げたいという思いもあったが、周りのLEXUS陣営も速く、僅差ですごく大変な序盤だった。ただ、GT300クラスが現れてからは、それを上手く処理することに専念して、後続との間隔は保ったまま石浦選手に交代出来た。その後は石浦選手が頑張ってくれて、状況も味方して10秒以上のマージンが出来たので、最後のスティントは本当に楽をさせてもらった。後続との間隔を見ながら安全に、確実にゴールまで運ぶだけだったので、僕としては楽だったし、クルマが本当に良かった。
ZENT CERUMO LC500 38号車 ドライバー 石浦宏明:
 まず最初スタート直後の立川選手が走っているところを見ながら、セクタータイムなどを見ていて、やはりそう簡単には勝てそうにないなというくらい周りも速く、今日は厳しい戦いになるというのは覚悟していた。昨日から自分のアウトラップがすごく大事な要素になるなと思っていたので、今日もフリー走行の段階からコールドタイヤで練習させてもらい、その成果を出せて、自分なりに納得出来るアウトラップが走れたので、そこからは落ち着いて走った。途中タイムを失ったりもしたが、自分の走りに集中して、立川選手になるべくリードを築いてから渡したいという気持ちで集中して走った。今回本命というか、期待されていたのは分かっていたので、プレッシャーには感じていた。前回チームとしても少し失敗の部分もあったので、その反省を今回に繋げ、みんなで今回にかけた意気込みが結果に繋がったので本当に嬉しい。
WAKO'S 4CR LC500 6号車 ドライバー 大嶋和也:
 思ったよりもタイヤの暖まりと内圧の上がりが悪く、前半苦戦した。それで順位を落としてしまった分、挽回しなくてはと最後まで必死に走った。最後速かっただけに、序盤もう少し上手く走れていれば勝てるチャンスがあったのではないか、とそういう意味ではちょっと悔しいが。去年に増してレースを力強く戦えてると思うし、シーズンのことを考えれば、ランキングも僅差の2位なので、非常に良いレースだったと思う。次戦オートポリスは第2の故郷というか、生まれは九州なので、是非良い結果を残したいと思うし、僕らは行っていないが、岡山やオートポリスのテストでも非常にLEXUS LC500は好調だったので、そのデータを参考にして、上位を目指したい。
WAKO'S 4CR LC500 6号車 ドライバー アンドレア・カルダレッリ:
 スタートを担当した(大嶋)和也は序盤、タイヤのトラブルでペースが上がらなかったが、その後調子を取り戻すことが出来、追い上げた。チャンピオンシップは非常に接近戦になるだろうから、1ポイントが重要になるし、我々の車両の戦闘力が高いことは分かっていたので懸命に走ったし、ペースも悪くなかった。チームやドライバーみんなでとても良い仕事をした結果で、チャンピオンシップを考えても2位は悪くない。次戦は更に難しいレースになると思うが、今年のLC500は素晴らしい車両なので出来る限りのポイントを稼ぐべく、安全に、賢く戦いたい。
KeePer TOM'S LC500 37号車 ドライバー 平川亮:
 悪くない結果だと思う。トップ6を目標にやってきたので、その中で上手くレースをこなせた。周りがつぶれたりといった運も味方してくれて、3位表彰台が獲得出来、なおかつポイントもリードしたまま終われたので良かった。次戦は更にハンデが厳しくなるので、無理せず戦いたい。初戦、第2戦とポイントを多く稼ぐという展開のシーズンは2回目で、今後どういうレースをしたら良いかというのは分かっているので、その中で無理せずしっかりポイントを取っていきたい。
KeePer TOM'S LC500 37号車 ドライバー ニック・キャシディ:
 表彰台獲得という結果にはとても満足している。我々はとても重いウェイトハンデを積んでいたので、今週末は困難になることは分かっていた。それを考えれば表彰台は最良の結果だろう。(平川)亮がとても良い走りをしてくれた。個人的には自分のパフォーマンスには若干不満が残るが、その分次戦頑張りたい。
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車 ドライバー 中山雄一:
 前回の岡山大会では結構苦戦して、予選は4番手だったのに決勝が8位と言うことで結構悔しいレースだったが、そこからTRDやチームと考えたセットアップに変更し、前回のオートポリステストでいい感触だったタイヤを何とか今回のレースに間に合わせてくれた。そのタイヤが非常に良かった。昨日の予選4番手というのは、岡山と同じだが、僕たちとしては本当にレベルアップして獲得した結果で、それを今日のレースでしっかり活かし、1位で帰ってくることが出来て良かった。坪井選手のタイムもすごく良くて、彼のスティントの間にライバルをパスすることが出来て、僕は最後、作ってもらったマージンを守るだけだった。本当に良いレースだったと思う。僕自身、インタープロトシリーズなどで富士はたくさん練習しており、誰より自信があるので、その富士で勝てて良かった。
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車 ドライバー 坪井翔:
 今日の結果は素直に嬉しい。GT参戦2戦目で、立ち上がったばかりのチームで、いきなりこんなに上出来というか、良い流れで来て良いのかなと思うくらいだ。僕は第2スティントを担当したが、こんなに長いスティントを走るは初めてだったので、タイヤが持つかとか、何も分からず、ひたすらプッシュするしかないと頑張った。クルマもタイヤも非常にパフォーマンスが高かったので、安定したタイムをキープしてトップで中山選手にバトンを渡せて、僕が出来ることは最大限発揮出来たなと思うので、今日のレースについては合格点をあげたい。
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝優勝記者会見 「セルモインギングにとっても最高の1日になりましたが、両方のクルマを開発した立川さんのおかげかなと思います」(石浦宏明)

yusho_gt300_500

GT500クラス #38ZENT CERUMO LC500

立川祐路
gt500_tachikawa 富士でも強く速いクルマを開発してくれたTRD、そして今週末に向けてクルマを完璧に仕上げて、レース中もミスなく進めてくれたチームに感謝します。スタートでできるだけ逃げたかったのに、それができずに厳しい序盤になりましたが、石浦が頑張ってくれて10秒以上のマージンができたので、最後のスティントは楽をさせてもらったというか、後ろとのマージンを見て走ることができました。300と500両方でセルモインギングが優勝するという素晴らしい結果になりましたが、一体誰が両方のクルマを開発したのかなと(笑) クルマが素晴らしかったですね。
石浦宏明
gt500_ishiura スタート直後の立川選手のセクタータイムと周りとの差を見て、今日は厳しい戦いになると覚悟していました。でも自分のアウトラップが一番大事な要素になると思っていたので、昨日のフリー走行からコールドタイヤで練習させてもらっていて、その成果が出せて納得のいくアウトラップが走れましたし、そこからはリードを築いて立川さんに渡したい、という思いで集中して走りました。また前回の失敗を糧にチーム全体が今回にかける意気込みも勝利につながったのだと思います。セルモインギングにとっても最高の1日になりましたが、両方のクルマを開発した立川さんのおかげかなと思います。

GT300クラス #51JMS P.MU LMcorsa RC F GT3

中山雄一
gt300_nakayama 開幕戦の岡山は悔しいレースでしたので、その後チームでマシンを煮詰め、タイヤとのマッチングも含めて良いセッティングを見つけました。予選は岡山と同じ4位でしたが、気持ちはまったく異なりました。坪井選手が素晴らしい走りをしてくれたので、僕はそのマージンを守るだけでした。終盤少し追い上げられる場面もありましたが、コース上の混乱に乗じて逃げ切ることができたのは運が良かったと思います。次戦のオートポリスは自信を持って臨むことができそうです。
坪井翔
gt300_tsuboi スーパーGT参戦2戦目で、こんなに良い流れできてしまっていいのかなという気持ちです。第2スティントを担当しましたが、RC Fでこれほど長く走るのは初めてだったので、タイヤを気遣いながらミスしないように走りました。先週のSUGOスーパー耐久(4クラスで優勝)の経験も役立ったように思います。トップに立ってそのまま中山選手にバトンタッチすることができましたし、自分の役目は果たしたと思います。合格点ですね。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Shigeru KITAMICHI
Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 セルモインギングが両クラスを制覇!!GT500クラスはレクサス勢の1-2-3

レクサスLC500またも上位独占!!
そしてセルモインギング会心のダブル優勝!!

5月4日に静岡県の富士スピードウェイで行われた、2017オートバックススーパーGT第2戦「富士GT500km」レースの決勝は、GT500クラスで#38立川祐路/石浦宏明組(ZENT CERUMO LC500)ポール・トゥ・ウィン、GT300でもセルモインギングがメンテナンスする#51中山雄一/坪井翔組(JMS P.MU LMcorsa RC F GT3)がレクサスRC F GT3に初優勝をもたらすという結果に終わった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:公式予選日34,100人/決勝日58,000人/大会総入場者数92,100人)

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第2戦決勝は午後2時10分より110周(500km)で行われた。
ポールシッターの#38 ZENT CERUMO LC500は立川のドライブでスタートから34周目までをトップで快走して石浦に交代した。

その後方では2番手スタートの#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)に#36ジェームス・ロシター(au TOM'S LC500)、#1ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD LC500)らが次々に襲いかかり、始まって7周で4位に後退してしまう。
ロシターはその後もハイペースで周回を重ね、30周終了時点で立川の0.6秒後ろにまで迫った。

しかし上位陣が最初のピット作業を終えた時点で#36au TOM'S LC500は#1DENSO KOBELCO SARD LC500の先行を許すことになった上、52周目の最終コーナーで周回遅れを挟んで#36伊藤大輔(au TOM'S LC500)が#1平手晃平(DENSO KOBELCO SARD LC500)をインから抜こうとした際に両者は接触、平手をスピンさせてしまった。
これにより伊藤にはドライビングスルーペナルティが課せられた。
平手もその接触の前に周回遅れとの接触でフロントバンパーを破損していたことが響いたかペースが上がらず、次第に順位を落とすことに。
これに代わって上位に浮上してきたのが#6アンドレア・カルダレッリ(WAKO'S 4CR LC500)と#37平川亮(KeePer TOM'S LC500)だった。

カルダレッリは55周目のダンロップコーナーで平手を捉えて3位に浮上すると、伊藤のペナルティに乗じて2位に浮上。
平川も53周目の1コーナーで#23松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)を捉えて立ち上がりでパス、続いて64周目のダンロップコーナー入り口で平手のインに飛び込んで3位に浮上してみせた。

こうした後続の争いを尻目に、#38石浦は2位以下に14秒以上のリードを築いて74周目にピットイン。
最後を担当した立川もペースをセーブする余裕すら見せて110周を走りきり、#38ZENT CERUMO LC500が見事今季初優勝を達成。2位に#6WAKO'S 4CR LC500、3位に#37KeePer TOM'S LC500と、前戦岡山に続いて今回もレクサス勢がトップ3を占める結果となった。
GT-R勢最上位は#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)の4位、NSX勢の最上位は#100山本尚貴/伊沢拓也組(RAYBRIG NSX-GT)の6位だった。

GT300クラスは、レースの前・後半で主役が交代する展開となった。
前半の主役はポールシッターの#4グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也組)。序盤、第1ドライバーの片岡が同じメルセデスの#11GAINER TANAX AMG GT3(ビヨン・ビルドハイム)を従えて、トップを快走。29周目にピットインした後、一旦は#11にトップを明け渡すが、第2ドライバーの谷口がすぐにその座を奪い返し、その後は着実に2位#11との差を開いていった。
しかし、61周目、#4に魔の手が伸びる。
左フロントタイヤが突然パンクしスローダウン。即座にピットに滑り込むが、大きく順位を落としてしまった。
#4は残り5周となった終盤4位走行中にも同じトラブルが発生し、昨日とは打って変わって散々な日になってしまった。

対照的に、後半の主役となったのが#51JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一/坪井翔組)。
若い2人を擁して今シーズンから参戦の新チームは、できるだけピットインを遅らせる作戦を取り、60周まではメルセデス勢の後方で堅実に3位をキープ。#4のトラブルで2位、#11のピットインで首位に躍り出ると、2度目のピットインを79周目まで引っ張り給油時間を最小限にとどめた。
トップを譲ることなくコースに復帰した#51は、そのまま逃げ切って参戦2戦目で嬉しい初優勝を飾った。
2位はこの週末安定した速さを見せた#11AMG、3位は終盤ファステストラップを記録した#33D'station Porsche(藤井誠暢/スヴェン・ミューラー組)が入った。
なお、好調だったGT3マシンに比べ、マザーシャーシを使うマシンは#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/川端伸太朗組)の9位が最高位。残る5台のマシンも下位に沈み、次戦に向け課題を残す結果となった。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Shigeru KITAMICH
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2017/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNo DriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
138 立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS161102:52'28.925
26 大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301104.797
337 平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS4011025.196
423 松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI811031.792
5*36 伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS1211033.567
6100 山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX
BS11035.071
71 ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS2211051.376
817 塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX
BS11055.931
98 野尻 智紀
小林 崇志
ARTA NSX-GT
Honda NSX
BS21101'11.115
1019 関口 雄飛
山下 健太
WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH101091Lap
11*46 本山 哲
千代 勝正
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1091Lap
12*24 佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH21082Laps
1364 ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX
DL1064Laps
1412 安田 裕信
ヤン・マーデンボロー
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS61019Laps
1516 武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX
YH49317Laps
---- 以上規定周回数(70% - 77Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.36 ジェームス・ロシター(au TOM'S LC500) 1'30.480 (4/72) 181.552km/h
  • CarNo.46(千代勝正)は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2-2.4.5.1b(黄旗中の追い越し)によりドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.36(伊藤大輔)は、2017 SGT-SpR 第13条1.a.b.(危険なドライブ行為)によりドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.24(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2-2.4.5.1d(青旗無視)によりドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.24(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、2017 SGT-SpR 第26条11.(ピットレーン速度違反)によりドライビングスルーペナルティーを科した。

■GT300クラス

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2017/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNo DriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
151 中山 雄一
坪井 翔
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS61022:52'57.578
211 平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL1027.789
333 藤井 誠暢
スヴェン・ミューラー
D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH410217.578
487 細川 慎弥
佐藤 公哉
元嶋 佑弥
ショップチャンネルランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH10259.492
565 黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS321021'06.628
63 星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH81021'08.151
77 ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH1011Lap
860 飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC350
YH1011Lap
918 中山 友貴
川端 伸太朗
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH1011Lap
109 ジョノ・レスター
峰尾 恭輔
GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH221011Lap
114 谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH401011Lap
1231 嵯峨 宏紀
久保 凜太郎
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS21011Lap
1361 井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1011Lap
1421 リチャード・ライアン
柳田 真孝
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL1011Lap
1525 松井 孝允
近藤 翼
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH161011Lap
16117 井出 有冶
阪口 良平
EIcars BENTLEY GT3
BENTLEY CONTINENTAL GT3
YH1002Laps
17*55 高木 真一
ショーン・ウォーキンショー
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS121002Laps
18111 石川 京侍
山下 亮生
植田 正幸
エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH993Laps
195 坂口 夏月
藤波 清斗
山下 潤一郎
マッハ車検MC86 GTNET
TOYOTA 86 MC
YH993Laps
2048 高森 博士
田中 勝輝
飯田 太陽
植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH993Laps
21*26 山田 真之亮
ジェイク・パーソンズ
TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS
YH993Laps
222 高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH993Laps
2322 城内 政樹
安岡 秀徒
アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH966Laps
2410 富田 竜一郎
吉田 広樹
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL10966Laps
25*88 織戸 学
平峰 一貴
高橋 翼
マネパランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH9111Laps
2630 永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH8220Laps
2752 番場 琢
脇阪 薫一
平沼 貴之
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH7230Laps
---- 以上規定周回数(70% - 71Laps)完走 ----
-35 ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
ARTO 86 MC 101
TOYOTA 86 MC
YH1191Laps
  • Fastest Lap: CarNo.33 藤井誠暢(D'station Porsche) 1'38.083 (39/67) 167.278km/h
  • CarNo.26は、2017 SGT-SpR 第27条1.3.(ピット作業違反)によりドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.55は、2017 SGT-SpR 第27条1.3.(ピット作業違反)によりドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.88は、2017 SGT-SpR 第25条6.(ホイール外れ)により罰金100,000円を科した。

SUPER GT

SGT:第2戦富士GTアソシエイション定例会見「面白いレースになると思う」

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決勝日朝、恒例のGTアソシエイション坂東正明代表による定例会見が行われた。

■今回のレース展望について
開幕戦では、ホンダNSXにトラブルが相次いだ。長くモータースポーツに関わっているが、こんなことが起きるんだなぁと思った。
レクサスLC500は、乗用車としても久々に格好いいと思えるクルマが出てきた。ドライバーにも普段の足としてLC500を与えるなど、メーカーも気合いを入れ、プライドを持ってレースに臨んでいるという印象を受ける。そういう姿勢も影響して、現時点では一歩抜き出ているのだろう。GT-Rは予選でロニー選手が何とか威信を保ったが、ちょっと噛み合っていないのかなと思う。
GT300は、谷口選手が速いとはいえ、ウェイトを積んでいる初音ミクAMGがポールポジションというのは、ちょっと気に入らない(笑)。ただ、過去の戦績を見るとかなり苦労して現在の速さを手にしているのが窺える。JAF-GTマシンは、コースによっても速さにバラつきがあるように感じる。
色々な要素があり、500kmという長丁場でもあるので、面白いレースになると思う。
もし、今回もレクサスの圧勝となるようなら、そこは日産、ホンダの開発陣にさらに頑張っていただくしかない。

■決勝日のプロモーション増について
朝のフリー走行を止めて、トークショーやピットウォークなどファンと触れ合う時間を増やした。チーム側からすれば、特に前日クラッシュした時はなど朝走りたいと思うだろう。このため、決勝前の走行後にマシンチェックの時間を設けるなどした。
この変更には賛否や改善点もいろいろあると思うが、基本的にはこの方向でファンサービスを充実していきたいと考えている。サーキットごとに条件も異なるので、工夫しながら進めたい。

■来年の鈴鹿10時間レース(GT3の世界統一戦のようになる予定)について
今の状況下でGT300クラスのマシンがすべて参加することは難しいので、SGTシリーズのポイントを与えることはできない。また、タイヤはワンメイクになると思うので、レース終了後にSGTのタイ戦に向けて、マシンの仕様を変更したり搬送準備をしたり、チームが時間的にきつくならないように考えなければならない。
GTAとしても(鈴鹿サーキットを運営する)モビリティランドと前向きに話し合いを進めていきたい。

■2年ぶりのオートポリス開催について
サーキットにもまだ震災の爪痕が残っている。観客が立ち入れない危険な個所や、アクセス道路も寸断しているところなどがある。
それでも、九州でイベントをやることによって、少しでも復興を後押ししたい、九州の人達に元気になってもらいたいと考えている。ぜひ、当日は多くの人にサーキットに足を運んでいただきたい。

まとめ&Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士ポールポジション会見 「いつ以来のポールポジションかなあと思っていたんですけど、初めてでした」(片岡龍也)

GT500クラスPP #38ZENT CERUMO LC500
石浦宏明
今回は本命と言われてプレッシャーを感じていました。ただ決して順調だったわけではなくて。
午前中の走行で小さなトラブルがありましたが、赤旗で時間が少なくなってしまいました。
専有走行では立川さんにニュータイヤでアタックする予定でしたが、時間がなくて僕が走ることになってしまいました。
29秒台しか体験していない中でQ2を走った立川さんは本当に大変だったと思いますが、27秒台なんて別世界のタイムを出してくれました。
そういう、いろんな大変なことがちょっとずつありながら、クルマのフィーリングは予選に向けても良かったし、タイムをまとめてこれたのはチームのおかげが大きかったし、立川さんが最後にポールを絞り出してくれたのはありがたかったです。
立川祐路
富士でも速いクルマを作ってくれたレクサスの開発陣に感謝すると同時に、当日に仕上げてくれたチームと石浦にも感謝します。
今日は練習走行の前半に僕が乗ってて、後半とサーキットサファリを担当した石浦がクルマを仕上げてくれたので、予選ではフィーリングが良くなってました。そのおかげです。
練習走行の終盤でも、Q1でも石浦がトップタイムを出してくれました。僕はいける気がしなかったんですけど、思った以上にクルマが仕上がってて、いけました。
でも最大の目標はレクサス勢が3年間勝ってない富士で勝つことです。余計にプレッシャーもかかってしまいましたが、このままトップでレースを終えたいです。
GT300クラスPP #4グッドスマイル初音ミクAMG
片岡龍也
ポールポジションを取れて嬉しかったんですけど、Q2を走りたかった〜(笑)
今日練習走行をスタートした時点では苦戦が予想されていて、Q1突破もやばいと感じていたので、エンジニアの河野さんに言いたいことを言ってクルマを色々いじってもらったらQ1を走った時には感触が良くなっていました。
いつ以来のポールポジションかなあと思っていたんですけど、初めてでした(笑)
足掛け14年ばかりGTやってるんですけど、ポールポジションは初めてだってことに一番びっくりしました。
谷口信輝
まずは片岡選手に謝りたいです。すいませんねQ2走っちゃって(笑)
練習走行の流れではまず片岡選手にニュータイヤで走ってもらって、僕が中古タイヤだったので、僕がまずQ1をクリアして、片岡選手にアタックしてもらうのがセオリーだと思っていましたが、練習走行が終わってみると1位から15位がコンマ5秒差という接戦だったので、ここは確実に片岡選手にQ1を行ってもらうことになりました。
Q1を片岡選手が2番手で戻ってきてくれて、そのフィーリングを元にアジャストを加えて、そして片岡選手の走り方を取り入れてアタックしたらポールが取れました。2011年以来ということで、ポールポジション会見ってこんなだったっけ?カメラマンさんがたくさん写真を撮ってくれていいものだな、と再確認しました。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 レクサス優位揺るがず、ポールは立川駆るZENTセルモ!ニスモGT-R殊勲の2位!

5月3日、2017オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の公式予選が富士スピードウェイで行われ、#38ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明組)がポールポジションを獲得した。立川はGT500クラスにおける自身の最多PP記録を更新。通算22回目のポールポジション奪取となった。
GT300クラスは、#4グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也組)が、メルセデスとポルシェによる争いを制し、6年ぶりにクラスポールを手にした。

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ゴールデンウィーク後半初日の富士スピードウェイ。雲はやや多いものの風は涼しく、予選には絶好のコンディションとなった。

早朝から詰めかけた多くの観客が見守るなか、午後2時40分から始まった予選は開幕戦で圧勝したレクサス勢が主導権を握ることになったが、最後の最後にGT-Rがフロントローを奪い取り、決勝の好バトルに期待を抱かせる結果となった。

予選Q1

両クラスのターゲットタイムは、昨年この大会でマークされたレコードタイム、1分27秒366(GT500クラス)と1分35秒707(GT300クラス)だ。

GT500クラスは、残り2分を切ってから熾烈なタイムアタックが始まった。ここでリードしたのはやはりレクサス勢。#6WAKO'S 4CR LC500(アンドレ・カルダレッリ)、#36au TOM'S LC500(ジェームス・ロシター)、#38ZENT CERUMO LC500(石浦宏明)の3台がタイムを削り合ったが、最後に#36が逆転でトップタイム。レクサス以外で気を吐いたのは#8ARTA NSX-GT(野尻智紀)。それでも5位に食い込むのがやっと。一方、開幕戦はQ1で全滅したGT-Rは、#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)がかろうじてQ1を通過した。

GT300クラスは、#4グッドスマイル初音ミクAMG(片岡龍也)と#11GAINER TANAX AMG GT3(平中克幸)のメルセデス2台を中心にタイムアタックが繰り広げられたが、残り5分でレコードタイムに迫る1分35秒864をマークした#11がトップとなった。3位は#9GULF NAC PORSCHE 911(峰尾恭輔)。メルセデス好調のなか、開幕戦で2位表彰台に上った#65LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹)はQ2進出ならず。同じメルセデスでも明暗を分けることになった。

予選Q2

GT500クラスは、Q1でも争った2台、#38ZENT CERUMO LC500(立川祐路)と#36au TOM'S LC500(伊藤大輔)がトップ争奪戦を演じた。伊藤は今季チーム監督を務めているが、今回は中嶋一貴の代役としてドライブ。衰えのないところを見せた。ところが、終了間際この2台の争いに割って入ったのが、日産のエースナンバーを背負う#23MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)。鬼神の走りを見せて予想を大きく上回る2位、フロントローを手に入れた。開幕戦に続きレクサス勢の優位は揺るがないが、決勝でレース巧者のニスモチームが一矢報いる可能性もありそうだ。

GT300クラスは、#4グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝)がこのセッションをコントロールし続けた。途中#9GULF NAC PORSCHE 911(ジョノ・レスター)が一瞬トップに立ったが、#4が即座に逆転。最後は時間を残してピットインする余裕を見せた。3位は#33D'station Porsche(スヴェン・ミューラー)、4位は#11GAINER TANAX AMG GT3(ビヨン・ビルドハイム)が入り、メルセデスとポルシェが上位を占めることとなった。

なお、#33ポルシェはコース外走行(4輪脱輪)を繰り返したとのことで、当該周のタイムが抹消された結果14位に降格となった。

スーパーGT第2戦決勝は、明日4日午後2時10分から110周で行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士ノックアウト予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2017/05/03) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
138立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS161'28.0891'27.825
223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI81'28.6511'28.168
36大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301'28.2411'28.217
436伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS121'28.0561'28.222
51ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS221'28.4851'28.260
619関口 雄飛
山下 健太
WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH101'28.4741'28.537
737平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS401'28.5821'28.688
88野尻 智紀
小林 崇志
ARTA NSX-GT
Honda NSX
BS21'28.4801'29.088
9100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX
BS1'28.674
1017塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX
BS1'28.823
1146本山 哲
千代 勝正
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1'28.836
1212安田 裕信
ヤン・マーデンボロー
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS61'28.883
1316武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX
YH41'29.281
1424佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH21'29.458
1564ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX
DL1'29.880

■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2017/05/03) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
14谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH401'36.1891'35.824
29ジョノ・レスター
峰尾 恭輔
GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH221'36.2671'35.930
311平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL1'35.8641'36.056
451中山 雄一
坪井 翔
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS61'36.4091'36.183
587細川 慎弥
佐藤 公哉
元嶋 佑弥
ショップチャンネルランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'36.4551'36.351
661井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'36.6471'36.742
77ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH1'36.5701'36.752
825松井 孝允
近藤 翼
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH161'36.4101'36.832
955高木 真一
ショーン・ウォーキンショー
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS121'36.4611'36.842
105坂口 夏月
藤波 清斗
山下 潤一郎
マッハ車検MC86 GTNET
TOYOTA 86 MC
YH1'36.6441'37.088
113星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH81'36.5491'37.090
12111石川 京侍
山下 亮生
植田 正幸
エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH1'36.6321'37.208
1321リチャード・ライアン
柳田 真孝
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL1'36.8701'37.837
14*33藤井 誠暢
スヴェン・ミューラー
D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH41'36.4281'42.374
1565黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS321'36.899
1610富田 竜一郎
吉田 広樹
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL101'36.940
1788織戸 学
平峰 一貴
高橋 翼
マネパランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'36.987
1818中山 友貴
川端 伸太朗
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH1'36.990
192高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'37.039
2031嵯峨 宏紀
久保 凜太郎
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS21'37.191
2160飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC350
YH1'37.377
22117井出 有冶
阪口 良平
EIcars BENTLEY GT3
BENTLEY CONTINENTAL GT3
YH1'37.696
2352番場 琢
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH1'37.886
2430永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH1'37.896
2548高森 博士
田中 勝輝
飯田 太陽
植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'38.056
2626山田 真之亮
ジェイク・パーソンズ
TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS
YH1'38.113
2722城内 政樹
安岡 秀徒
アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'38.351
2835ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
ARTO 86 MC 101
TOYOTA 86 MC
YH1'39.464
-360柴田 優作
田中 篤
青木 孝行
RUNUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YHDNR
  • CarNo.33(スヴェン・ミューラー)は、SpR 18-1.(4輪脱輪)のため当該ラップタイム(Q2)を削除した。

SUPER GT

SGT:第2戦富士ノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2017/05/03) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
138立川 祐路ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS161'27.825--187.040
223ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI81'28.168 0.343 0.343186.312
36大嶋 和也WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301'28.217 0.392 0.049186.209
436伊藤 大輔au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS121'28.222 0.397 0.005186.198
51平手 晃平DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS221'28.260 0.435 0.038186.118
619山下 健太WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH101'28.537 0.712 0.277185.536
737ニック・キャシディKeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS401'28.688 0.863 0.151185.220
88小林 崇志ARTA NSX-GT
Honda NSX
BS21'29.088 1.263 0.400184.388

■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2017/05/03) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
14谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH401'35.824--171.427
29ジョノ・レスターGULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH221'35.930 0.106 0.106171.237
311ビヨン・ビルドハイムGAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL1'36.056 0.232 0.126171.013
451中山 雄一JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS61'36.183 0.359 0.127170.787
587佐藤 公哉
元嶋 佑弥
ショップチャンネルランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'36.351 0.527 0.168170.489
661井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'36.742 0.918 0.391169.800
77ヨルグ・ミューラーStudie BMW M6
BMW M6 GT3
YH1'36.752 0.928 0.010169.783
825近藤 翼VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH161'36.832 1.008 0.080169.642
955ショーン・ウォーキンショーARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS121'36.842 1.018 0.010169.625
105坂口 夏月マッハ車検MC86 GTNET
TOYOTA 86 MC
YH1'37.088 1.264 0.246169.195
113星野 一樹B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH81'37.090 1.266 0.002169.191
12111山下 亮生エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH1'37.208 1.384 0.118168.986
1321柳田 真孝Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL1'37.837 2.013 0.629167.900
14*33スヴェン・ミューラーD'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH41'42.374 6.550 4.537160.459
  • CarNo.33(スヴェン・ミューラー)は、SpR 18-1.(4輪脱輪)のため当該ラップタイムを削除した。

SUPER GT

SGT:第2戦富士ノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2017/05/03) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
136ジェームス・ロシターau TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS121'28.056--186.549
238石浦 宏明ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS161'28.089 0.033 0.033186.480
36アンドレア・カルダレッリWAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301'28.241 0.185 0.152186.158
419関口 雄飛WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH101'28.474 0.418 0.233185.668
58野尻 智紀ARTA NSX-GT
Honda NSX
BS21'28.480 0.424 0.006185.656
61ヘイッキ・コバライネンDENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS221'28.485 0.429 0.005185.645
737平川 亮KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS401'28.582 0.526 0.097185.442
823松田 次生MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI81'28.651 0.595 0.069185.297
9100山本 尚貴RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX
BS1'28.674 0.618 0.023185.249
1017塚越 広大KEIHIN NSX-GT
Honda NSX
BS1'28.823 0.767 0.149184.939
1146千代 勝正S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1'28.836 0.780 0.013184.912
1212ヤン・マーデンボローカルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS61'28.883 0.827 0.047184.814
1316武藤 英紀MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX
YH41'29.281 1.225 0.398183.990
1424ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラフォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH21'29.458 1.402 0.177183.626
1564ベルトラン・バゲットEpson Modulo NSX-GT
Honda NSX
DL1'29.880 1.824 0.422182.764

■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2017/05/03) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
111平中 克幸GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL1'35.864--171.355
24片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH401'36.189 0.325 0.325170.776
39峰尾 恭輔GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH221'36.267 0.403 0.078170.638
451坪井 翔JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS61'36.409 0.545 0.142170.387
525松井 孝允VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH161'36.410 0.546 0.001170.385
633藤井 誠暢D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH41'36.428 0.564 0.018170.353
787細川 慎弥ショップチャンネルランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'36.455 0.591 0.027170.305
855高木 真一ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS121'36.461 0.597 0.006170.295
93高星 明誠B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH81'36.549 0.685 0.088170.140
107荒 聖治Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH1'36.570 0.706 0.021170.103
11111石川 京侍エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH1'36.632 0.768 0.062169.993
125藤波 清斗マッハ車検MC86 GTNET
TOYOTA 86 MC
YH1'36.644 0.780 0.012169.972
1361山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'36.647 0.783 0.003169.967
1421リチャード・ライアンHitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL1'36.870 1.006 0.223169.576
1565黒澤 治樹LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS321'36.899 1.035 0.029169.525
1610富田 竜一郎GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL101'36.940 1.076 0.041169.453
1788織戸 学マネパランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'36.987 1.123 0.047169.371
1818中山 友貴UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH1'36.990 1.126 0.003169.366
192加藤 寛規シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'37.039 1.175 0.049169.280
2031嵯峨 宏紀TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS21'37.191 1.327 0.152169.016
2160吉本 大樹SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC350
YH1'37.377 1.513 0.186168.693
22117阪口 良平EIcars BENTLEY GT3
BENTLEY CONTINENTAL GT3
YH1'37.696 1.832 0.319168.142
2352番場 琢埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH1'37.886 2.022 0.190167.816
2430永井 宏明TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH1'37.896 2.032 0.010167.798
2548高森 博士植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'38.056 2.192 0.160167.525
2626山田 真之亮TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS
YH1'38.113 2.249 0.057167.427
2722城内 政樹アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'38.351 2.487 0.238167.022
2835ナタポン・ホートンカムARTO 86 MC 101
TOYOTA 86 MC
YH1'39.464 3.600 1.113165.153
29360青木 孝行RUNUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YHDNR---

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習 トップタイムは#38ZENT LC500。#46S Road GT-Rも3位に食い込む

2017オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」が5月3日、静岡県の富士スピードウェイで開幕、予選日朝の公式練習では#38立川祐路/石浦宏明組(ZENT CERUMO LC500)が1'28.691でトップタイム。GT300クラスは専有走行で1'37.057を記録した藤井誠暢/スヴェン・ミューラー組(D'station Porsche)がトップだった。

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公式予選日を迎えた富士スピードウェイは朝から快晴。ゲートオープン前から多くの観客が詰めかけ、例年以上の盛り上がりを見せている。
また今回、世界耐久選手権(WEC)第2戦スパ・フランコルシャンに参戦する中嶋一貴と国本雄資の欠場を受けて、#36au TOM'S LC500には伊藤大輔が、#19WedsSport ADVAN LC500には山下健太が乗ることになった。
これによってシートの空いた#25VivaC 86 MCの第2ドライバーには近藤翼が抜擢された。
近藤はポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)やスーパー耐久などで活躍する若手の実力派だ。
また500kmの長丁場ということもありJLOCは第3ドライバーとして#87ショップチャンネルランボルギーニ GT3に元嶋佑弥、#88マネパランボルギーニ GT3には高橋翼を起用している。
こうした若手の活躍にも大いに注目したいところだ。

そうしたなか、公式練習は午前9時より105分間で行われた。
序盤から好調ぶりをみせたのはレクサス勢。開幕戦岡山での上位独占を再現するかのように#6大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組(WAKO'S 4CR LC500)、#36伊藤大輔/ジェームス・ロシター組(au TOM'S LC500)、#38立川祐路/石浦宏明組(ZENT CERUMO LC500)がトップ3を占める。トップの6号車のタイムは1'29.045だ。
しかし岡山では予選で全車Q1落ちという屈辱を味わった日産勢も今回は奮起。
#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)がセッション前半で4番手につけたほか、終盤の専有走行でも#46本山哲/千代勝正組(S Road CRAFTSPORTS GT-R)が3位に食い込んできた。
最終的にトップに立ったのは#38ZENT CERUMO LC500。石浦が1'28.691を記録している。

GT300クラスは専有走行で藤井誠暢が1'37.057を記録した#33D'station Porscheがトップタイム。2番手には中山雄一/坪井翔の若手コンビがドライブする#51JMS P.MU LMcorsa RC F GT3がつけた。
なお混走の終盤に#360柴田優作/田中篤/青木孝行組(RUNUP GT-R)がホームストレート上で左リヤタイヤのバーストに見舞われてコースを飛び出し、リヤ周りを大破。これによりセッションは赤旗中断となった。
乗っていた田中篤は無事だったようだが、クルマのダメージが大きく、午後の予選への出走が危ぶまれる。

公式予選は午後2時40分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習結果

■GT500クラス

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2017/05/03) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindkm/h
138立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS161'28.691-185.214
26大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301'28.712 0.021185.170
346本山 哲
千代 勝正
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1'29.171 0.480184.217
436伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS121'29.179 0.488184.200
51ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS221'29.403 0.712183.739
6100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX
BS1'29.537 0.846183.464
723松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI81'29.584 0.893183.368
824佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH21'29.601 0.910183.333
937平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS401'29.619 0.928183.296
108野尻 智紀
小林 崇志
ARTA NSX-GT
Honda NSX
BS21'29.704 1.013183.122
1117塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX
BS1'29.737 1.046183.055
1219関口 雄飛
山下 健太
WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH101'29.909 1.218182.705
1312安田 裕信
ヤン・マーデンボロー
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS61'30.258 1.567181.998
1416武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX
YH41'30.428 1.737181.656
1564ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX
DL1'30.677 1.986181.157

■GT300クラス

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2017/05/03) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindkm/h
133藤井 誠暢
スヴェン・ミューラー
D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH41'37.057-169.249
251中山 雄一
坪井 翔
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS61'37.115 0.058169.148
318中山 友貴
川端 伸太朗
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH1'37.208 0.151168.986
465黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS321'37.212 0.155168.979
53星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH81'37.264 0.207168.889
64谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH401'37.280 0.223168.861
711平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL1'37.287 0.230168.849
89ジョノ・レスター
峰尾 恭輔
GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH221'37.297 0.240168.832
925松井 孝允
近藤 翼
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH161'37.299 0.242168.828
1021リチャード・ライアン
柳田 真孝
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL1'37.308 0.251168.812
117ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH1'37.308 0.251168.812
12111石川 京侍
山下 亮生
植田 正幸
エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH1'37.365 0.308168.714
1360飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC350
YH1'37.480 0.423168.515
145坂口 夏月
藤波 清斗
山下 潤一郎
マッハ車検MC86 GTNET
TOYOTA 86 MC
YH1'37.493 0.436168.492
1555高木 真一
ショーン・ウォーキンショー
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS121'37.584 0.527168.335
16360柴田 優作
田中 篤
青木 孝行
RUNUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'37.751 0.694168.047
1788織戸 学
平峰 一貴
高橋 翼
マネパランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'37.792 0.735167.977
1810富田 竜一郎
吉田 広樹
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL101'37.837 0.780167.900
1987細川 慎弥
佐藤 公哉
元嶋 佑弥
ショップチャンネルランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'38.113 1.056167.427
2061井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'38.184 1.127167.306
212高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'38.475 1.418166.812
2231嵯峨 宏紀
久保 凜太郎
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS21'38.508 1.451166.756
2326山田 真之亮
ジェイク・パーソンズ
TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS
YH1'38.539 1.482166.704
2452番場 琢
脇阪 薫一
平沼 貴之
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH1'38.592 1.535166.614
25117井出 有冶
阪口 良平
EIcars BENTLEY GT3
BENTLEY CONTINENTAL GT3
YH1'38.784 1.727166.290
2622城内 政樹
安岡 秀徒
アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'38.986 1.929165.951
2730永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH1'39.505 2.448165.085
2835ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
ARTO 86 MC 101
TOYOTA 86 MC
YH1'39.874 2.817164.475
2948高森 博士
田中 勝輝
飯田 太陽
植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'40.085 3.028164.128

スーパー耐久

S耐:第2戦菅生グループ1決勝 ST-Xクラス内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が2連勝

st-rd2-r-start

st-rd2-r-start2

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st-rd2-r-podium-stx-1

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 2017スーパー耐久シリーズ第2戦は宮城県のスポーツランド菅生でグループ1の決勝が3時間で行われ、ST-Xクラスは内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組(#1 スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が第1戦もてぎに続き優勝。ST-1クラスは小川勝人/影山雅美/富田竜一郎組(#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup)、ST-TCRクラスは伊藤真一/海老澤紳一/中野信治組(#97 Modulo CIVIC TCR)、ST-2クラスは大澤学/後藤比東至組(#59 DAMD MOTUL ED WRX STI)、ST-3クラスは長島正明/田中徹/田中哲也組(#15 岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34)がそれぞれクラス優勝を飾った。

 13時00分から8分間のウォームアップ走行が行われたが、なんとここでポールポジションの#8 ARN Ferrari 488 GT3が出て来ない。直前にブレーキ周りのトラブルが発見され慌ただしく修復にかかった様子だったが、その後のサイティングラップには間に合いピットアウト。チーム全員が安堵したのもつかの間今度はヘアピンでコースアウト。なんとかコースに復帰しグリッドにたどり着くものの修復直後だけに不安が続く。

 スポーツランド菅生は朝から晴れ渡り爽やかな青空の下、14:00にフォーメーションラップ開始。1周の後ローリングスタートで決勝レースの火蓋が切られた。ここでポールの#8 ARN Ferrari 488 GT3の加速が鈍り、#24 スリーボンド 日産自動車大学校GT-Rと#3 ENDLESS・ADVAN・GT-Rに両サイドから飲み込まれポジションを落とす。代わってトップに立ったのは#3 ENDLESS・ADVAN・GT-Rの山内英輝。

 その後方ではもてぎラウンドの雪辱を果たしたいST-TCRクラスのAudi RS3 LMSの2台がクラストップ争いを長い事続けるが、その背後から予選では後方に沈んでいたHonda CIVIC TYPE-Rがひたひたと忍び寄る。

 レース折り返しとなる1時間30分経過時点でST-Xクラスは#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rがトップ。ST-1クラスは#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup、ST-TCRクラスは#98 Modulo CIVIC TCR、ST-2クラスは#59 DAMD MOTUL ED WRX STI、ST-3クラスは#62 DENSO Le Beausset RC350がクラストップに立った。

 その後レース残り1時間10分ちょっととなる頃に最終コーナーで接触があり15:44にSC導入となる。ここで上位陣各車ピットインを行うが、充分なマージンを築き上げたと思われた#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-RがこのSC導入によりマージンが消失。更に同時ピットインした#3 ENDLESS・ADVAN・GT-Rがタイヤ無交換を敢行しピットアウトで逆転。元嶋佑弥のドライブで優勝を目指す。ST-TCRクラスはCIVIC勢がAUDI勢に追い付き激しいバトルを展開し終盤までもつれ込む事に。このSC導入で不運に見舞われたのはST-3クラスのトップを快走していた#62 DENSO Le Beausset RC350で、1時間半以上中山雄一で引っぱったが、SC導入で山下健太が僅か6周しか走らずに嵯峨宏紀に交代。2番手にポジションを落とす。ここで逆転を果たしたのは#15 岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34だった。

 その後#3 ENDLESS・ADVAN・GT-Rの元嶋を背後から#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの平峰がチャンスをうかがい、元嶋の僅かなミスを突き87周目についに平峰が攻略。ワンチャンスをものにしてトップに立つとタイヤ交換のメリットを存分に生かし快走する。

 総合優勝はST-Xクラスの内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組(#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が決めた。2位はYUKE TANIGUCHI/峰尾恭輔/山内英輝組(#3 ENDLESS ADVAN GT-R)。3位は永井宏明/佐々木孝太組(ARN Ferrari 488 GT3)となった。

 ST-1クラスは小川勝人/影山雅美/富田竜一郎組(#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup)が嬉しい初優勝。

 ST-TCRクラスは激しいバトルを制し伊藤真一/海老澤紳一/中野信治組(#97 Modulo CIVIC TCR)が優勝。2位は黒澤琢弥/石川京侍/加藤寛規組(#98 Modulo CIVIC TCR)となり、順位が入れ替わったものの再びCIVICがワンツーフィニッシュ。3位は田ヶ原章蔵/白坂卓也/竹田直人組(#45 LIQUI MORY RS3 LMS)となった。

 ST-2クラスは大澤学/後藤比東至組(#59 DAMD MOTUL ED WRX STI)が優勝。2位は吉田綜一郎/石崎敦士/成澤正人組(#7 サーキットWOLF新菱オートEVOⅩ)となった。

 ST-3クラスは長島正明/田中徹/田中哲也組(#15 岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34)が優勝。2位はトラブルで一時5位までドロップした嵯峨宏紀/中山雄一/山下健太組(#62 DENSO Le Beausset RC350)が追い上げて殊勲の表彰台。3位は本山哲/松原怜史/安田裕信組(#14 SKT team motoyama Z34)となった。

 次戦第3戦は6月10-11日に三重県鈴鹿サーキットで「SUZUKA“S耐”サバイバル」として開催される。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOグループ1決勝結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2017/04/30) Group 1 Final Weather:Fine Course:Dry
2017 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
11ST-X1内田 優大
藤井 誠暢
平峰 一貴
スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1243:00'15.445
23ST-X2ユーク・タニグチ
山内 英輝
元嶋 佑弥
ENDLESS・ADVAN・GTR
NISSAN GT-R NISMO GT3
1243.058
38ST-X3永井 宏明
佐々木 孝太
ARN Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
12422.535
4*89ST-X4モーリス・チェン
吉本 大樹
坂本 祐也
HubAuto Ferrari 488 GT3R
Ferrari 488 GT3
1222Laps
525ST-X5テツオ・オギノ
飯田 太陽
野尻 智紀
ケーズフロンティア911 GT3R
Porsche 911 GT3
1222Laps
6777ST-X6星野 敏
荒 聖治
近藤 翼
D'station Porsche
Porsche 911 GT3
1213Laps
731ST-11小川 勝人
影山 正美
富田 竜一郎
Nissoku Porsche991 GT3 Cup
Porsche 991 GT3 Cup
1177Laps
8*97ST-R1伊藤 真一
海老澤 紳一
中野 信治
Modulo CIVIC TCR
Honda CIVIC TYPE-R
11311Laps
998ST-R2黒澤 琢弥
石川 京侍
加藤 寛規
Modulo CIVIC TCR
Honda CIVIC TYPE-R
11311Laps
1015ST-31長島 正明
田中 徹
田中 哲也
岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
11311Laps
1162ST-32嵯峨 宏紀
中山 雄一
山下 健太
DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
11311Laps
1234ST-33本山 哲
松原 怜史
安田 裕信
SKT team motoyama Z34
NISSAN FAIRLADY Z
11212Laps
1339ST-34手塚 祐弥
前嶋 秀司
鈴木 陽
ADVICS TRACY RC350
TOYOTA LEXUS RC350
11212Laps
1438ST-35堀田 誠
阪口 良平
muta Racing TWS IS350
TOYOTA LEXUS IS350
11212Laps
1545ST-R3田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
竹田 直人
LIQUI MOLY RS3 LMS
Audi RS3 LMS
11212Laps
16*59ST-21大澤 学
後藤 比東至
DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
11212Laps
1723ST-36安宅 光徳
甲野 将哉
大原 学
岡部自動車195MBFネットワークスZ34
NISSAN FAIRLADY Z
11212Laps
1819ST-R4奥村 浩一
秋吉 圭
柴田 優作
BRP Audi Mie RS3 LMS
Audi RS3 LMS
11212Laps
1968ST-37服部 尚貴
脇阪 薫一
平沼 貴之
埼玉トヨペットGreenBraveマークX
TOYOTA MARK X
11113Laps
20*14ST-38山崎 学
荒井 康裕
輿水 敏明
岡部自動車ZEROSUNマイカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z
11014Laps
217ST-22吉田 綜一郎
石崎 敦士
成澤 正人
サーキットWOLF新菱オートEVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
10915Laps
2299ST-X7植松 忠雄
星野 一樹
藤波 清斗
Y`s distraction GTNET GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
9925Laps
---- 以上規定周回数(70%)完走 ----
-17ST-3-谷川 達也
野上 達也
野上 敏彦
DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D
MAZDA AXELA Diesel Turbo
6064Laps
-6ST-2-冨桝 朋広
菊地 靖
大橋 正澄
新菱オート☆DIXCEL☆EVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
5371Laps
-30ST-2-大波 肇
伊藤 勝一
RSオガワ エボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
3490Laps
-20ST-2-下垣 和也
松本 武士
近藤 説秀
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
2896Laps
  • Fastest Lap: CarNo.3 山内英輝(ENDLESS・ADVAN・GT-R) 1'21.556 (2/124) 163.511km/h
  • CarNo.89のAドライバーは、スーパー耐久シリーズ2017スポーツ規則第15条(11)違反(ジャンプスタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.59のAドライバーは、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第4条d)違反(ホワイトラインカット)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.14のAドライバーは、スーパー耐久シリーズ2017スポーツ規則第第9条(3)違反(ピットロード走行中のシートベルト外し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.97のBドライバーは、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章2.9.10違反(SC中の追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.89のBドライバーは、スーパー耐久シリーズ2017スポーツ規則第17条(3)(ピットレーン通過速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.89のCドライバーは、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章2.9.10違反(SC中の追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOグループ2決勝 ST-4クラスは松井孝允/蒲生尚弥/坪井翔組が、ST-5クラスは村上博幸/脇谷猛組が優勝

st-rd2-r-start-st4 st-rd2-r-start-st5

 午前中に行われた公式予選から、3時間ほどのインターバルで、13時20分から8分間のウォームアップ走行が行われた。

 決勝レースを前に一時的に雨がコースを濡らしたが、レインタイヤを装着するほどのコンディションには至らず、晴れ間も見えてきた。

st-rd2-r-86

st-rd2-r-13

st-rd2-r-93

st-rd2-r-40

st-rd2-r-88

st-rd2-r-57

st-rd2-r-2

st-rd2-r-37

 その後14時18分にフォーメーションラップからのスタートが切られた。

 #86TOM‘S SPIRIT 86の松井孝允を先頭に、#27 D’station FINA BRZの伊橋勲、#55SunOasis田中建築スズバン86のたしろじゅん、#54 TC CORSE iRacing RDADSTERの堤優威と序盤を予選順位のオーダーでレースは展開される。約1時時間後には#55がトップに立っており、2位に#86、3位に#77 CUSCO RACING86のオーダーに。

 ST5クラスは#57ホンダカーズ桶川・V-BOX・セキショウFitの原田健太、#66 odula MAZDA DEMIO 15Bがこれを追っていた。

 この後、2番手走行の#86にピット作業違反のドライブスルーペナルティが課せられるが、2番手のままで復帰。

 残り90分のレース折り返し点では、#55に40秒ほどの差で#86、3位には#13 ENDLESS・ADVAN・86、4位に#54、5位に#93 SKR ENGINEERING ings S2000までが同一周回の57周を走行していた。

 ST5クラスはPPの#88村上モータースMAZDAロードスターND、2位に#57、3位に#2 TEAM221 BOMEX with オートラボND5RCとなっていた。

 残り10分を切って、ST4クラスはトップ#86は逃げ切りの態勢をとり、#54と#13の2位争いが激化。7分を切った110周目のSP入り口で#13が#54をパスしたが、ここで接触があり#54はコースアウトでマシンはグラベルにストップ。このため、決勝レースの正式結果で#13はプッシングのペナルティで35秒加算の裁定がくだるが、2位の結果は変わらず。3位には#93が入った。4位には#40ゴーゴーガレージTRACY 86 SSR ingsとなった。

 ST5クラスは#88が結果的にはポールtoフィニッシュを飾り、2位には#57、3位に#2、4位に#37DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-Dが入った。

 次戦第3戦は6月10-11日に三重県鈴鹿サーキットでS耐サバイバルとして行われる予定だ。

st-rd2-r-podium-st4 st-rd2-r-podium-st5

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOグループ2決勝結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2017/04/29) Group 2 Final Weather:Fine Course:Dry
2017 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
1*86ST-41松井 孝允
蒲生 尚弥
坪井 翔
TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
1133:01'12.467
2*13ST-42小河 諒
高橋 翼
花里 祐弥
ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1131'06.897
393ST-43太田 侑弥
佐々木 雅弘
蘇武 喜和
SKR ENGINEERING S2000
Honda S2000
1131'10.215
440ST-44藤田 竜樹
浜野 彰彦
吉本 晶哉
ゴーゴーガレージTRACY 86 SSR ings
TOYOTA 86
1121Lap
577ST-45山田 英二
遠藤 浩二
中島 保典
CUSCO RACING 86
TOYOTA 86
1121Lap
655ST-46たしろ じゅん
伊藤 毅
田中 雅之
SunOasis田中建築スズバン86
TOYOTA 86
1112Laps
718ST-47浅野 武夫
井上 雅貴
山田 大司
Y’sdistraction 86
TOYOTA 86
1112Laps
812ST-48松井 隆幸
リク
ハヤト・ダテ
シビックTYPE-R☆STA
Honda CIVIC TYPE-R
1103Laps
929ST-49東 徹次郎
松永 大祐
小倉 康宏
T's concept 86
TOYOTA 86
1094Laps
1026ST-410大谷 飛雄
川中子 和彦
松尾 充晃
エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vits GRMN Turbo
1094Laps
1160ST-411松本 和之
松波 太郎
鈴木 はじめ
G/MOTION' KRP WMインテグラ
Honda INTEGRA TYPE-R
1085Laps
1288ST-51村上 博幸
脇谷 猛
村上モータースMAZDAロードスターND
MAZDA ROADSTER
1076Laps
1357ST-52遠藤 光博
原田 健太
桝本 隆介
ホンダカーズ桶川・V-BOX・セキショウFit
Honda FIT 3 RS
1067Laps
14*2ST-53筒井 克彦
山下 潤一郎
山西 康司
TEAM221 BOMEX withオートラボND5RC
MAZDA ROADSTER
1067Laps
1537ST-54関 豊
梅田 剛
井尻 薫
DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-D
MAZDA DEMIO DIESEL TURBO
1067Laps
1666ST-55橋本 陸
大塚 隆一郎
武地 孝幸
odula MAZDA DEMIO 15MB
MAZDA DEMIO
1058Laps
1748ST-56岡崎 善衛
井上 恵一
西村 元気
GO&FUNホンダカーズ野崎エンドレスFIT
Honda FIT 3 RS
1058Laps
18*4ST-57芝谷 純三
ススム・ナカムラ
相原 誠司郎
THE BRIDE FIT
Honda FIT 3 RS
1058Laps
19700ST-58ヒロボン
藺牟田 政治
大賀 裕介
J'S RACINGホンダカーズ浜松北ダークみきゃんFIT
Honda FIT 3 RS
1058Laps
2011ST-59大西 隆生
三木 孝浩
板垣 裕之
ネッツトヨタ京華BLOOD SPORTS WM☆Vitz
TOYOTA Vitz RS
1058Laps
21213ST-510東 貴史
横尾 優一
WAKO’S ★GenesisPURE★WM★Vitz
TOYOTA Vitz RS
1049Laps
2232ST-511原嶋 昭弘
岡原 達也
飯沼 章妃
Nissoku ND ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1049Laps
23100ST-412渋谷 崇
渡辺 忠司
大阪 八郎
A-GENT1 86
TOYOTA 86
1049Laps
2454ST-413加藤 彰彬
堤 優威
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1094Laps
---- 以上規定周回数(70% - ST-4:79Laps / ST-5:74Lpas)完走 ----
-50ST-5-岩岡 万梨恵
北平 絵奈美
山本 絵里子
LOVE DRIVE RACINGロードスター
MAZDA ROADSTER
7637Laps
-69ST-5-大野 尊久
梅本 淳一
J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT
Honda FIT 3 RS
3974Laps
-27ST-4-伊橋 勲
馬場 優輝
連 貴洋
D'station FINA BRZ
SUBARU BRZ
3380Laps
  • Fastest Lap: CarNo.86 松井孝允(TOM'S SPILIT 86) 1'32.982 (3/113) 143.418km/h
  • CarNo.2のAドライバーは、ウォームアップ走行における国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第5条違反(ホワイトラインカット)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.86は、スーパー耐久シリーズ2017スポーツ規則第17条(2)違反(給油中のエンジン始動)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.4は、スーパー耐久シリーズ2017スポーツ規則第17条(13)違反(燃料給油中のジャッキダウン)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.13は、スーパー耐久シリーズ2017スポーツ規則付則2 8.違反(プッシング)によりドライビングスルー相当のペナルティーとされ、競技結果に対して35秒を加算した。

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOグループ1公式予選 永井宏明/佐々木孝太組(ARN Ferrari 488 GT3)が2戦連続のポールポジション

 2017スーパー耐久シリーズ第2戦は宮城県のスポーツランド菅生で午前11時10分から公式予選が行われ、A/Bドライバーの合算タイム2分42秒248でST-Xクラスの永井宏明/佐々木孝太組(#8 ARN Ferrari 488 GT3)が前戦もてぎに続きグループ1のポールポジションを獲得した。

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 今回はST-X〜ST-3クラスまでに前回もてぎからTCRマシンのよる新クラスST-RがST-TCRと名称を改めてグループ1に加わり、A〜Cドライバー各15分で公式予選が争われた。

 朝からスッキリ晴れ渡り爽やかな青空の下、絶好のコンディションで午前11時10分に公式予選がスタート。

 Aドライバー予選のST-Xクラスは初戦を制した内田優大(#1 スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が1分21秒797のトップタイムをマーク。2位にYUKE TANIGUCHI(#3 ENDLESS ADVAN GT-R)、3位に永井宏明(#8 ARN Ferrari 488 GT3)と続く。

 今回より前戦のトップ3にウェイトハンデが課せられる事からGT-R勢への影響が注目されたがものともせず上位に食い込んできた。

 ST-1クラストップは小川勝人(#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup)で1分28秒507をマーク。ST-TCRクラスは田ヶ原章蔵(#45 LIQUI MORY RS3 LMS)が1分29秒534でトップに立つ。ST-2は大澤学(#59 DAMD MOTUL ED WRX STI)が1分31秒079でクラストップ。ST-3は長島正明(#15 岡部自動車Rn-SチームテツヤZ34)が1分30秒839でクラストップとなった。

 Bドライバー予選はST-Xクラスにプラチナドライバーが続々登場しグッとタイムアップ。佐々木孝太(#8 ARN Ferrari 488 GT3)が1分20秒066のコースレコードでトップタイム。続く2位が吉本大樹(#89 HubAuto Ferrari 488GT3)で1分20秒813、3位が山内英輝(#3 ENDLESS ADVAN GT-R)で1分20秒997をマークし、ここまでが1分20秒台の激戦となった。

 ST-1クラスは影山正美(#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup)が1分25秒407、ST-TCRクラスは白坂卓也(#45 LIQUI MORY RS3 LMS)が1分29秒696、ST-2クラスは菊池靖(#6 新菱オート☆DIXCELエボX)で1分30秒567、ST-3クラスは中山雄一(#62 DENSO Le Beausset RC350)がST-2クラスを上回る1分30秒351でそれぞれクラストップとなった。

 この結果、A/Bドライバーの合算タイム2分42秒248でST-Xクラスの永井宏明/佐々木孝太組(#8 ARN Ferrari 488 GT3)が第1戦もてぎに続きポールポジションを獲得した。2位はYUKE TANIGUCHI/山内英輝(#3 ENDLESS ADVAN GT-R)、3位は内田優大/ 藤井 誠暢/平峰一貴組(#1 スリーボンド日産自動車大学校GT-R)となった。

 ST-1クラスは小川勝人/影山雅美/富田竜一郎組(#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup)が2分53秒914、ST-TCRクラスは田ヶ原章蔵/白坂卓也/竹田直人組(#45 LIQUI MORY RS3 LMS)が2分59秒236、ST-2クラスは大澤学/後藤比東至組(#59 DAMD MOTUL ED WRX STI)が3分01秒758、ST-3クラスは嵯峨宏紀/中山雄一/山下健太組(#62 DENSO Le Beausset RC350)が3分01秒273でそれぞれクラスポールポジションとなった。

 第2戦のグループ1決勝レースは明日4月30日午後2時にスタートし、3時間で争われる。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

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