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2005年5月

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦MINE ドライバーズ予選

0528_denag-s ドライバーズ予選でトップタイムをマークした #25 ADVAN DENAG GT3 (織戸学/谷口信輝組)
(Photo: Keiichiro Takeshita)

スーパー耐久MINE500kmRACE-RIJ-(2005/05/28)Drivers' Qualify Weather:Fine Course:Dry
2005 Super Taikyu Series Round 3 MINEサーキット 3.330839km

PNoClsPCar/TypeDriverTireTimeDelayGapkm/h
125ST11ADVAN DENAG GT3
ポルシェ/911GT3
織戸 学
谷口 信輝
YH1'31.084--131.65
21ST12FALKEN☆PORCSHE
ポルシェ/911GT3
田中 哲也
荒 聖治
FK1'31.5120.4280.428131.03
32ST21FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL1'34.0762.9922.564127.46
424ST13PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ/911GT3
井上 貴志
堤 明彦
YH1'34.2243.1400.148127.26
53ST14エンドレスアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'34.2983.2140.074127.16
613ST22シーケンシャルエンドレス アドバン座間
三菱ランサーエボ/CT9A
和田 久
村田 信博
Y.HINOKI
YH1'34.3083.2240.010127.15
76ST23FALKEN☆梁山泊☆EVO
三菱ランサーエボ/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL1'34.3883.3040.080127.04
863ST24WING PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
樋口 統也
清水 和夫
池田 昌弘
DL1'35.6464.5621.258125.37
929ST31PERSON'S elf YH NSX FAB
ホンダNSX/NA2
古谷 直広
山下 潤一郎
糸田川 和亮
YH1'36.1795.0950.533124.67
1020ST25RSオガワADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
小川 日出夫
福山 英朗
砂子 塾長
YH1'36.2595.1750.080124.57
1123ST32C-WEST ORC アドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
尾本 直史
山田 英二
YH1'36.2825.1980.023124.54
1227ST33FINAエムスクエアーADVAN M3
BMW M3/E46
小林 且雄
筒井 克彦
中村 真一郎
YH1'36.4435.3590.161124.33
1330ST26オガワディクセルADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
赤鮫 オヤジ
阪口 良平
古谷 直樹
YH1'36.5735.4890.130124.17
1411ST27オーリンズランサーEVO IX
三菱ランサーエボ/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH1'36.6015.5170.028124.13
1537ST51ARTA F.O.S アルテッツア
トヨタアルテッツァ/SXE10
峰尾 恭輔
長島 正興
影山 正彦
YH1'37.0655.9810.464123.54
1619ST34EBBRD・ Z ・TC神戸
日産FAIRLADY Z/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH1'37.2796.1950.214123.26
1715ST35岡部自動車ハーツRX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH1'37.4736.3890.194123.02
1880ST52ネストwithアペル雅YH
(トヨタアルテッツァ/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
西澤 誠剛
YH1'37.5216.4370.048122.96
197ST36メーカーズ ゼナドリン RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH1'37.6986.6140.177122.74
2036ST53MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
トヨタアルテッツァ/SXE10
黒澤 琢弥
中嶋 一貴
YH1'37.8866.8020.188122.50
2148ST37フィールズT&GアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
小園 ひろみ
星野 一樹
YH1'37.9826.8980.096122.38
2257ST28アクレ Gキッス★RSKランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
カルロス 本田
中村 啓
九乗 俊二
DL1'38.4167.3320.434121.84
2360ST38Nico Cut S2000
ホンダS2000/AP1
谷川 達也
清水 康弘
YH1'38.5987.5140.182121.62
2417ST54INGS & RUNUP キーパーインテグラ
ホンダ
田中 篤
松永 まさひろ
DL1'39.7568.6721.158120.20
2581ST41EXTOLLwithFBS YH
ホンダインテグラ/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
橋本 達也
YH1'39.9148.8300.158120.01
2610ST42edge-channel ADVANTAGE HV東海YH
ホンダインテグラ/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH1'39.9658.8810.051119.95
2773ST43ロイヤルハウス・YHラインナップDC5
ホンダインテグラ/DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
YH1'40.1339.0490.168119.75
2818ST39コスモソニック21 FKインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
浅野 武夫
岡野 陽朋
森 正行
YH1'41.56510.4811.432118.06
-------- 以上予選通過 --------
-96ST5-ネッツ大分アクレアルテッツァ
トヨタアルテッツァ/SXE10
瀬田 和己
三沢 伸輔
DL1'41.0479.963-118.67
  • 予選通過基準タイム: (総合 130%) 1'59.891 / (ST1 110%) 1'41.501 / (ST2 110%) 1'43.683 / (ST3 110%) 1'45.931 / (ST4 110%) 1'50.004 / (ST5 110%) 1'47.240
  • 参加台数: 30台 / 出走台数: 29台

スーパー耐久

スーパー耐久第2戦鈴鹿決勝 SUBARU MOTORSPORT EXPRESS

スーパー耐久シリーズ2005 第2戦
「スーパー耐久・鈴鹿300マイル」
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■開催月日:2005年5月14-15日
■開催場所:鈴鹿サーキット
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◇ FUJITSUBO hpi IMPREZAは連続2位表彰台に
  WING PERMAGARD IMPREZAも4位入賞

スーパー耐久シリーズ2005第2戦は、5月14~15日に三重県の鈴鹿サーキットで行われ、PROVARACING DIVISIONが2台のインプレッサで参戦。吉田寿博/小泉和寛組の#2FUJITSUBO hpi IMPREZAが2戦連続でST2クラス2位、樋口統也/清水和夫/池田昌弘組の#63WING PERMAGARD IMPREZAが4位と、そろってポイントを獲得した。

予選日の14日午後に行われたグリッド予選で、まず#63インプレッサの樋口が2分16秒787でクラストップに立った。しかし#2インプレッサの吉田が2分15秒250でクラストップに。しかし終盤、昨年のチャンピオンの#11ランサーが2分14秒900でトップを奪取。インプレッサ勢も逆転をかけてコースインするが及ばず、#2インプレッサは2位、#63インプレッサは3位と逆転に向け決勝のスタートに挑む。

15日決勝レースは13時35分にスタート。#2インプレッサが1ピットで吉田→小泉、#63インプレッサが2ピットで樋口→池田→清水という戦略でスタートした。#2インプレッサの吉田はスタート直後の混乱でST1クラスのポルシェをかわすなどスタンドを沸かして#11ランサーを追った。しかし2台の差は徐々に開き始め、#11ランサー、#2インプレッサ、そして樋口の#63インプレッサは単独走行に。

レースは折り返し点から動いた。39周でクラス3位の#63インプレッサの樋口がピットイン。池田に交代してタイヤ交換、給油を済ませた。40周で2位の#2インプレッサに30秒ほどのリードを築いていたクラストップの#11ランサーがピットイン。そして、46周で#2インプレッサがピットイン。小泉に交代し、タイヤ交換、給油、ボンネットが浮かない ように応急措置を施しコース復帰した。

#63インプレッサの池田は鈴鹿は初めての走行となる為、練習走行から清水が自分の乗る時間を削ってまで池田に走行させる中で、経験を積みながら#63インプレッサを走らせ、54周でピットインして清水に交代、給油のみで清水はコースへ戻った。しかし1ピット作戦を選択していた#13ランサーに逆転される結果となった。

後半は#2インプレッサの小泉が必死に前を追うが距離は縮まらず、また#63インプレッサの清水もなかなかペースが上げられない中、4位のポジションをキープしてそのままチェッカー。#2インプレッサは2戦連続の表彰台を獲得。#63インプレッサは表彰台こそ逃したが4位でポイントを加算、シリーズ3位を守った。なお、KIM EUISOO/井尻薫/Lee Sae Chang組の#111 A.E.BAWOO.INGS.IMPREZAは8位で初完走し、ポイントを獲得した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

スーパー耐久

スーパー耐久第2戦鈴鹿決勝 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

スーパー耐久シリーズ2005 第2戦
「スーパー耐久・鈴鹿300マイル」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年5月15日
■開催場所:鈴鹿サーキット
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

◇C-WEST ORCアドバンZがクラス優勝!!
 イーストオーシャン・ings Zは3位表彰台に

スーパー耐久シリーズ2005の第2戦は鈴鹿サーキットで開催され、尾本直史/山田英二組の#23C-WEST ORCアドバンZがST3クラスで優勝。また小泉洋史/吉冨章組の#33イーストオーシャン・ings Zが3位で表彰台を得た。また、ST1クラスの木下みつひろ/影山正美組の#3エンドレス アドバンZは、終盤4位走行中にブレーキトラブルの ためにリタイアとなった。

14日午後行われたグリッド予選、14時10分からのST3/4クラスの専有走行枠で、#19Zの黒澤が、2分18秒430のタイムで3位につけるが、続けてアタック中のデグナーでコースアウトしてクラッシュ。14時30分からは全車の走行枠で、ここで#33Zの吉冨が2分18秒448にタイムアップして5位、#23Zの山田が2分17秒949を出して4位となった。これで#19Zは5位、#33Zは6位に。また、#48Zは燃料系トラブルでコースインできずノータイムとなった。一方、ST1クラスの#3Zは木下が2分15秒408で5位につけた。

15日決勝日も朝から晴れ。8時から30分間のフリー走行が行われ#48Z、修復なった#19 Zも無事出走。結果、#48 Zと#19 ZのCドライバー(菊地)の決勝レース出走が認められた。

1万4500人のファンが立ち上がって見守る中、13時35分に決勝レースがスタート。ST1クラスの#3 Zは木下がスタートを担当してコンスタントラップを刻みながらクラス5位を走行した。そして43周目、クラス4位の#24ポルシェがスローダウンしてストップすると、#3Zは4位にポジションアップ。

一方ST3クラスでは#33 Zの吉冨が序盤にペースをつかみ、2周目には3位、3周目に2位、そして6周目にはクラストップに躍り出た。同様に会場を沸かせたのが、最後尾のスタートから追い上げた#48Zの星野だった。星野は15周目にクラス7位とST3の3位グループに追いつくと、20周目にクラス3位、22周目にはクラス2位までポジションアップを果たした。

53周目、信じられない光景がモニターに映し出された。ブレーキトラブルのためにヘアピンで#3Zがコースアウトして、タイヤバリアに突っ込んでしまったのだ。#3Zは残念ながらリタイアとなった。

ST3クラスは、55周でクラストップの#48 Zの星野が2回目のピットイン。これで#23Z、#33Zの1-2となった。しかし、2位の小泉にペナルティを命じるボードが掲出された。ピットインの際、ドライバー交代以外の一切の作業が禁止される給油中に窓ガラスを拭いてしまい10秒ストップのペナルティが課せられてしまったのだった。この間にクラス3位の#83 NSXがメインストレートを通過。Z勢は#23Zがトップ、#33Zが3位、#48Zが4位となった。終盤は大きなトラブルもなく、このままレースは82周でチェッカー。#23Zは今季初優勝、#33Zは初の表彰台を獲得した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Japanese F3

F3第5,6戦菅生 トヨタモータースポーツニュース


平成17年5月15日
トヨタ自動車(株)広報部

全日本F3選手権
第5/6戦 SUGO

全日本F3第3大会はトヨタエンジン勢が2戦連続2位
第5戦でJ.リードが2位F3初表彰台。
第6戦はJ.P.デ・オリベイラが2位でランキング首位を堅守


第6戦で2位入賞を果たし、ポイント首位を守ったJ.P.デ・オリベイラ
 2005年全日本F3選手権の第3大会(第5戦、第6戦)が5月14日(土)、15日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。同大会には14台が出場し、トヨタ・トムス3S‐GE型エンジン搭載車は、このうち10台を占めた。
 コースはシーズンオフに舗装を一新したため、12日(木)と13日(金)の2日間に渡って練習走行が行われ、ポイントランキング首位のJ.P.デ・オリベイラ(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)が総合トップ、中嶋一貴(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)が3番手、池田大祐(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)も4番手タイムと順調な仕上がりをアピールした。

◆予選◆

 14日(土)は前夜の雨は上がったものの、曇天で気温が上がらず、午前10時の公式予選開始時の路面はハーフウエット状態。滑りやすい状況の中、15分づつ行われた予選では、第5戦のセッションでJ.リード(INGING/トヨタ・トムス3S‐GE)がトップタイムを記録するが、コースアウト車両による黄旗提示中だったため、ベストタイムを抹消され2番手に後退。同じくベストタイムを抹消された中嶋一貴が4番手。R.ストレイト(INGING/トヨタ・トムス3S‐GE)が5番手につけた。
 続く第6戦のセッションでは路面はほぼドライとなり、終盤まで僅差のアタック合戦の末、J.リードが再び2番手、中嶋一貴が3番手、J.P.デ・オリベイラが4番手グリッドを獲得した。

◆第5戦決勝◆

 第5戦の決勝レース(18周)は完全ドライコンディションのもと14日(土)午後2時24分にスタート。今大会よりシャシーをダラーラから童夢にスイッチしたJ.リードはポールの横溝直輝(ニッサンSR20VE)に迫るが逆転はならず2位で1コーナーへ。中嶋一貴は4位、8番手から絶妙なスタートを切ったJ.P.デ・オリベイラは6位に浮上して周回を開始した。
 序盤戦、首位を追うJ.リードは思うようにペースが上がらず、じわじわと差は拡大。1周目を終えて5位に躍進したJ.P.デ・オリベイラは中嶋一貴と激しい4位争いを展開し、テール・トゥ・ノーズ状態のまま周回を重ね、2台のバトルは観客の注目を集めたが、ファイナルラップのSPコーナーでJ.P.デ・オリベイラは痛恨のコースアウト。J.リードは2位を守り切り、全日本F3初表彰台を獲得。中嶋一貴は4位、R.ストレイトは5位でチェッカーを受けた。

◆第6戦決勝◆

 15日(日)は朝から晴天となったが、昼頃には降雨の予報。しかし、第6戦決勝スタート前は路面温度も上昇し、各車これに合わせてセッティングを微調整してグリッドに臨んだ。
 レースは午後12時53分にスタート。J.リードは2番手グリッドから好スタートを切り、1コーナーまでにポールポジションの横溝直輝をかわすことに成功。首位で周回を開始。トップ2台は激しい首位争いを続けるが、8周目のストレートで横に並びかけられたJ.リードは、1コーナー入り口でコース内側のダストに乗って痛恨のスピンを喫し、6位に後退。
 一方、J.P.デ・オリベイラは2位に躍進し、序盤はペースが上がらず5位に後退していた中嶋一貴が4位にポジションアップ。この頃から小雨が落ち始め、濡れた路面に挙動を乱す車両が出始めるが、全車スリックタイヤのままでレースを続行。中嶋一貴は、16周目にP.モンティン(ニッサンSR20VE)をパスして3位に浮上。続いてチームメイトの池田大祐も4位に浮上すると、2台は雨でペースを落とした首位の横溝直輝、2位J.P.デ・オリベイラを猛追するが、上位逆転はならず、J.P.デ・オリベイラが2位入賞でポイントランキング首位の座を堅持。中嶋一貴は今季3回目の3位表彰台を獲得した。

トヨタ・チームトムス J.P.デ・オリベイラのコメント:

 第5戦では自分のミスでコースアウトを喫してしまい、やってはいけないノーポイントに終わってしまった。第6戦では確実にポイントを獲ることを心がけた結果、慎重に行き過ぎたと言われるかも知れないが、シリーズを考えれば悪くない結果だと思う。次戦富士では勝利をものにし、この悔しさを晴らす。

INGING J.リードのコメント:

 今回からスイッチしたシャシーの感覚の違いにも慣れ、第5戦では初めて表彰台に立つことが出来た。第6戦ではせっかく首位に立ちながら残念だったが、とても多くのことを学んだ。これからはさらに上位を目指す。

トヨタ・チームトムス 中嶋一貴のコメント:

 第6戦では難しいコンディションの中で3位表彰台に上がることが出来たが、序盤で順位を落としたのは自分のミス。次戦富士はテストで手応えを得ているので、表彰台の真ん中を目指して全力を尽くす。

TDPスーパーバイザー 関谷正徳のコメント:

 皆がそれぞれ良いレースをしてくれている。第6戦の雨の中で終盤トップに迫った場面など見応えもあったが、全体的にはこじんまりとまとまっている印象で、まだ物足りなさも感じた。次戦はリニューアルオープンした富士スピードウェイでのF3レース初舞台。ハッと思わせるような走りに期待したい。

Formula Nippon

FN第3戦菅生決勝 本山哲今季初優勝!

 全日本フォーミュラニッポン第3戦は15日、宮城県のスポーツランド菅生で決勝を行い、本山哲(Arting IMPUL)が80周を走って今季初優勝を飾った。2位にはリチャード・ライアン(DoCoMo DANDELION)、3位には小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)が入った。

 F3第6戦の決勝レース中に降り始めた雨のため、フォーミュラ・ニッポン決勝の前に午後2時より10分間、特別フリー走行が行われた。しかし、決勝フォーメーションラップの午後2時30分前には雨は止み、雲の切れ間から日が差し始めた。だが、路面はウエットのままだ。このため全車レインタイヤを選択したが、このまま雨が降らずに路面は乾くと読んだチームは足回りをドライセッティングに、雨が再び降ると読んだチームはレインセッティングに、また中間的なセッティングを施したチームもあり、結局この選択がレース結果を大きく左右することとなった。

 レースは、好スタートを切りトップで1コーナーに入ったポールポジションの小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)、予選2位ながらスタートを失敗し6位に落ちた本山哲(Arting IMPUL)、2位にはルーキーの山本左近(KONDO)という展開で始まった。

 トップの小暮は、序盤に山本をパスして2位に上がってきたブノワ・トレルイエ(IMPUL)との接戦を演じながら3位以下を引き離していく。一方、6位に落ちた本山もオープニングラップで前を走る野田英樹(CARROZZERIA MOHN)を捉え5位に上がると、7周目には山本を、トラブルでピットインしたアンドレ・ロッテラー(PIAA NAKAJIMA)をかわして、15周目には早くも3位に上がってきた。

 15周を過ぎるあたりから路面も乾いてきたので、給油とスリックタイヤに交換するためにピットインするクルマも出始めた。しかし、タイム的にはまだレインタイヤのほうが有利のようだ。このトップ3のなかで最初に動いたのはトレルイエで26周目にタイヤ交換、本山が27周目。この頃になるとスリックのほうがタイムは出るようになってきた。

 30周をまわってようやく事実上のトップの小暮がピットに滑り込んできた。スリックタイヤに交換してピットアウトする小暮、背後にトレルイエ。しかし、タイヤが冷えているためペースが上がらない。ついにトレルイエにヘアピンで捉えられると焦ったのか馬の背コーナーで痛恨のスピンを演じてしまった。その脇をすり抜けていく本山。小暮は3位に落ちてしまった。

 ところが好事魔多しか。トップに立ったトレルイエが、まだ濡れた路面で足をすくわれたのか、迫る本山のプレッシャーだったのかあろうことか33周目に入った1コーナーを曲がりきれずにクラッシュしてしまった。これで、トップに立ったのが本山、小暮が2位に上がってきた。

 2位に上がった小暮を脅かす存在となったのが、リチャード・ライアン(DoCoMo DANDELION)。8位でレースをスタートしたライアンは、序盤に片岡龍也(Forum Engineering LeMans)、野田、山本をかわし、本山の後ろまで来ていたのだ。各車ピットインが終ってみると2位小暮と3位ライアンの差は14秒。小暮のペースが上がらない。小暮は雨が降り続くと見てレインセッティングの足回りでレースに臨んでいたのだ。1周1秒づつ詰められていくライアンとの差。ついに小暮は73周目に入った1コーナーでライアンの先行を許してしまった。

 レースはこのまま終了で、本山は嬉しい今シーズン初優勝。2位は終盤小暮をかわしたライアン、3位はポールポジションの小暮となった。

 予選3位を獲得して周囲を驚かせたルーキーの山本は、レースを2位でスタートするもずるずると後退、タイヤ交換後の31周目の1コーナー出口でスピンし、レースを終えてしまった。予選5位と久しぶりに上位陣にカムバックした野田英樹は、序盤得意のレーシングスクールを開催できずに後続にパスされるものの、タイヤ交換後の乾いた路面では誰よりも速く走りファステストラップを記録したが、結果には結びつかなかった。前戦鈴鹿2位で上り調子と思われた松田次生(5ZIGEN)は、1回目の予選開始早々にクラッシュ、決勝でもオープニングラップでクラッシュしさんざんな週末となってしまった。高木虎之介(TAKAGI)は、スターティンググリッド上でエンジンストール。それでもレースに復帰すると中盤は2位を走る本山を追い掛け回し、かつてのライバル対決を演じて観客を喜ばせたが、11位と完走車中最下位の結果となってしまった。

 フォーミュラ・ニッポン第4戦は、新装なった富士スピードウェイに舞台を移し、6月5日に決勝が行われる。

Formula Nippon

FN第3戦菅生決勝 リザルト

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2005/05/15) Race Result Weather:Cloudy Course:Wet-Dry
2005 Fomula Nippon Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamLapTime
123本山 哲Arting IMPUL80 
21リチャード・ライアンDoCoMo DANDELION8010.380
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMA8015.120
48土屋 武士Forum Engineering LeMans8046.657
520井出 有冶mobilecast IMPUL791Lap
62服部 尚貴DoCoMo DANDELION791Lap
74ヤレック・ヤニスKONDO791Lap
87片岡 龍也Forum Engineering LeMans791Lap
931アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA782Laps
1028野田 英樹CARROZZERIA MOHN773Laps
1112高木 虎之介TAKAGI CERUMO764Laps
-------- 以上規定周回(72 Laps)完走 --------
-19ブノワ・トレルイエmobilecast IMPUL3248Laps
-3山本 左近KONDO3050Laps
-11平中 克幸CERUMO2357Laps
-5松田 次生5ZIGEN080Laps
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.28 野田 英樹 1'11.571(77/77) 186.323km/h

Formula Nippon

F3第6戦菅生決勝 リザルト

全日本F3 -RIJ- (2005/05/15) Race Results Weather:Rain Course:Dry-Wet
All Japan F3 Championship Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/Behind
112横溝 直輝ThreeBondDALLARA F305SR20VE2533'59.499
236ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラDYNACITYトムスF305DALLARA F3053S-GE251.136
337中嶋 一貴TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE252.256
438池田 大祐TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE252.589
51ロベルト・ストレイトINGING F107DOME F1073S-GE253.662
65ジョニー・リードINGING F107DOME F1073S-GE258.040
733番場 琢DeODEOダラーラF305DALLARA F3053S-GE2513.397
810武藤 英紀Honda・M-TEC F107DOME F107MF204C2513.916
93加藤 寛規INGING F107DOME F1073S-GE2513.921
102高崎 保浩Honda・戸田 FIGHTEXDOME F107MF204C2532.891
1162嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE2551.608
1214パオロ・モンティンThreeBondDALLARA F305SR20VE241 Lap 
1319折目 遼佐川印刷 With M&O ダラーラDALLARA F3043S-GE241 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 --------
-50磯崎 元彦ZAP-SPEED F305DALLARA F3053S-GE169 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 1'18.237 12/25 170.448km/h

Japanese F3

F3第6戦菅生決勝 横溝直輝が連勝!

 午後になると雲は多いものの日差しも徐々に強くなり気温も上がってきた。ストレートにかなり強いフォローの風か吹き始める。全日本F3選手権第6戦は、予定通り午後12時50分にフォーメーションラップを開始、予選ノータイムの加藤寛規の出走が認められたため14台がコースを1周してグリッドにつきレーススタート。

 スタートを制したのは予選2位のジョニー・リード。好スタートでポールポジションの横溝直樹の前に出てトップで1コーナーへ。2位に横溝、3位中嶋一貴、4位オリベイラの順。予選8位の高崎はコースアウトして最後尾に。

 2周目、中嶋がジョアオ・パオロ・デ・オリベイラにかわされ4位に、さらに4周目の1コーナーではパオロ・モンティンにもかわされ5位まで落ちた。トップ2台はバトルをしながら後続を引き離しにかかるが、3位以下は混戦。オリベイラ、モンティン、中嶋、池田大祐は接近戦だ。

 4周目あたりからトップ争いも熾烈になってきた。明らかにリードより横溝のほうがラップタイムは勝っている。7周目から8周目にかけてついにストレートで横溝がリードに並びかけた。1コーナーで横溝がアウトからリードにかぶせる。リードはインで踏ん張るが堪えれずにスピン、この間後続に抜かれて10位まで順位を落としてしまった。横溝はついにトップに立った。

 10周を終わっての順位は、トップ横溝、2位オリベイラ、3位モンティン、4位中嶋、5位池田、6位ロベルト・ストレイトの順。14周目あたりからコース上に雨がぱらぱら落ちてきた。やがてレース終盤に向けこの雨も強くなると、全車ラップタイムを10秒近く落としてスローダウン。

 17周目、中嶋がモンティンの前に出て3位に上がる。2位争い以下は混戦のままレース終盤へ。そして、最終ラップ、モンティンがコースアウトして戦列を去った。

 レース終了。トップは、昨日に続き2連勝の横溝直輝、2位にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ、3位中嶋一貴、4位池田大祐、5位ロベルト・ストレイト、6位にスピン後追い上げたジョニー・リードが入った。

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FN第3戦菅生フリー走行 本山哲がトップタイム!

 昨日まで天候がすぐれなかった菅生もようやく日曜日の朝になって太陽が顔を覗かせてきた。気温も朝の段階で昨日より上がり、本日の決勝はドライのコンディッションで行われそうである。午前9時40分より、決勝に向けてのセッティングを決めるフリー走行が30分にわたって行われた。

 昨日の予選、ポールポジションを獲得した小暮卓史は、フリー走行序盤トップタイムで推移するも馬の背コーナーでスピン、それでも最終的に僅差の3位に着け仕上がりは上々のようだ。ここでトップタイムを叩き出したのが予選2位の本山哲、決勝に向けて好調さをアピールした。

 フリー走行2位は、予選で8位と沈んだものの決勝の走りには定評のある井出有治。前戦鈴鹿でも予選7位から優勝しており、決勝レースでは目の離せない存在だ。4位には予選での好調がフロックでないことを証明したベテランの野田英樹。後続のブロックには定評があるだけに、下位から上位進出を狙うドライバーとのバトルが決勝レースの見所になるだろう。

 予選3位だったルーキーの山本は9位と下位に沈んだ。ここまで完走がないだけに、スタートをうまく決め上位陣での粘りに期待したいところ。意外に不調だったのが外人ドライバーの4名。高木虎之介とともに11~15位と仲良くリザルト下位に並んでしまった。決勝でなんからの戦略を狙っているのかも知れない。彼らの動きにも注目だ。

 フォーミュラニッポン決勝は、本日午後2時30分より80周にわたって争われる。

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FN第3戦菅生フリー走行 リザルト

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2005/05/15) Free Session Weather:Cloudy Course:Dry
2005 Fomula Nippon Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
123本山 哲Arting IMPUL1'11.646--186.13
220井出 有冶mobilecast IMPUL1'11.7160.0700.070185.95
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMA1'11.8240.1780.108185.67
428野田 英樹CARROZZERIA MOHN1'12.0300.3840.206185.14
55松田 次生5ZIGEN1'12.3320.6860.302184.36
68土屋 武士Forum Engineering LeMans1'12.3440.6980.012184.33
72服部 尚貴DoCoMo DANDELION1'12.4300.7840.086184.11
811平中 克幸CERUMO1'12.5890.9430.159183.71
93山本 左近KONDO1'12.8641.2180.275183.02
107片岡 龍也Forum Engineering LeMans1'12.9841.3380.120182.72
1119ブノワ・トレルイエmobilecast IMPUL1'13.0791.4330.095182.48
121リチャード・ライアンDoCoMo DANDELION1'13.1291.4830.050182.35
1312高木 虎之介TAKAGI CERUMO1'13.1621.5160.033182.27
144ヤレック・ヤニスKONDO1'13.2801.6340.118181.98
1531アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA1'13.3931.7470.113181.70
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

F3第5戦菅生決勝 記者会見

優勝 横溝直輝(ThreeBond)

0514_yokomizo-s 「2勝目ですが、今年は2月くらいまでシートがなくてその時、スリーボンドさんから話をいただいて参戦できたので、今回の優勝は去年のとは意味が違いますね。菅生は得意な中高速コーナーが多いので好きなサーキットです。チームメートと比べても速いですし。明日は、スタートを決めたいですね」

2位 ジョニー・リード(INGING F107)

0514_reid-s 「このサーキットで初めて走ってこの表彰台という結果には満足しています。テストは雨でドライのコンディションで走れなかったので、セッティングはまだまだです。クルマもよく、チームもいい仕事をしてくれてたので感謝しています。日本には勝つために来ているし、今回の2位は自信になったので、明日のレースもこれからもチームと一緒にいい仕事をして行きたいと思っています」

3位 武藤英樹(Honda・M-TEC F107)

0514_muto-s 「決勝は苦しかったです。レース最後にようやく最終コーナーが乗れてきた感じでした。3位はベストを尽くした結果ですし、最後に何かつかんだ気がするので意味があったレースだと思います。明日は7位スタートなので1台でも多く抜いて前のポジションでフィニッシュしたいと思います。最低表彰台ですね」

Text & Photo: Yoshinori Ohnishi (FMOTOR)

Formula Nippon

FN第3戦菅生予選 リザルト

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2005/05/14) Qualfying Session Weather:Cloudy Course:Dry
2005 Fomula Nippon Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamTime1
Time2
TimeDelaykm/h
132小暮 卓史PIAA NAKAJIMA1'10.029
*1'09.320
1'09.320-192.37
223本山 哲Arting IMPUL1'10.199
*1'09.583
1'09.5830.263191.65
33山本 左近KONDO1'10.301
*1'09.614
1'09.6140.294191.56
419ブノワ・トレルイエmobilecast IMPUL1'09.921
*1'09.683
1'09.6830.363191.37
528野田 英樹CARROZZERIA MOHN1'12.330
*1'09.815
1'09.8150.495191.01
61リチャード・ライアンDoCoMo DANDELION1'09.990
*1'09.819
1'09.8190.499191.00
731アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA*1'09.836
1'09.924
1'09.8360.516190.95
820井出 有冶mobilecast IMPUL1'10.787
*1'09.874
1'09.8740.554190.85
98土屋 武士Forum Engineering LeMans1'10.621
*1'09.987
1'09.9870.667190.54
105松田 次生5ZIGEN1'16.508
*1'10.043
1'10.0430.723190.39
117片岡 龍也Forum Engineering LeMans1'10.683
*1'10.076
1'10.0760.756190.30
1211平中 克幸CERUMO1'10.421
*1'10.138
1'10.1380.818190.13
132服部 尚貴DoCoMo DANDELION1'11.312
*1'10.435
1'10.4351.115189.33
144ヤレック・ヤニスKONDO1'11.441
*1'10.541
1'10.5411.221189.04
1512高木 虎之介TAKAGI CERUMO1'11.410
*1'10.989
1'10.9891.669187.85

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FN第3戦菅生予選 小暮卓史初ポール!

 全日本フォーミュラニッポン第3戦は14日、宮城県のスポーツランド菅生で決勝に向けてのグリッドを決める公式予選を行い、小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)が1'09.320でポール・ポジションを獲得した。2位には本山哲(Arting IMPUL)、3位にはルーキーの山本左近(KONDO)が入った。

 午後になりF3第5戦の決勝レースが終わっても菅生の上空は厚い雲に覆われ気温もさらに低くなってきた。風はほぼ無風状態。午後3時25分定刻、フォーミュラニッポン2回目の予選が始まった。

 2回目の予選は開始早々からハイペース、トラックコンディションも回復しつつあるようだ。開始10分過ぎ、本山哲が午前のポールタイムに迫る1'09.971でまずはトップに立った。

 開始20分過ぎ、小暮卓史が午前、午後のタイムを通してのトップタイムとなる1'09.563を叩き出した。本山は2位に落ち、以下リチャード・ライアン、ブノワ・トレルイエの順。さらに開始30分過ぎ、小暮はタイムを1'09.320とトップタイムを更新した。本山も1'09.483とさらにタイムを縮めるがトップの小暮には届かず。

 予選も残すところあと5分、トップ陣はなかなか自身のタイムを更新できない。そんななか、山本左近が1'09.613を叩き出し3位に上がってきた。

 結局、ポールポジションは自身始めての小暮卓史で1'09.320、2位に本山哲、3位はルーキーの山本左近、4位にブノワ・トレルイエ、5位に久々の予選上位となる野田英樹、6位にディフェンディングチャンピオンのリチャード・ライアンが入った。

 明日15日の決勝は、午後2時30分より80周にわたって争われる。

Japanese F3

F3第5戦菅生決勝 リザルト

全日本F3 -RIJ- (2005/05/14) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/Behind
112横溝 直輝ThreeBondDALLARA F305SR20VE1823'20.661
25ジョニー・リードINGING F107DOME F1073S-GE185.224
310武藤 英紀Honda・M-TEC F107DOME F107MF204C1810.137
437中嶋 一貴TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE1810.917
51ロベルト・ストレイトINGING F107DOME F1073S-GE1820.771
63加藤 寛規INGING F107DOME F1073S-GE1820.932
738池田 大祐TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE1825.299
833番場 琢DeODEOダラーラF305DALLARA F3053S-GE1830.229
914パオロ・モンティンThreeBondDALLARA F305SR20VE1830.370
1019折目 遼佐川印刷 With M&O ダラーラDALLARA F3043S-GE1857.368
1150磯崎 元彦ZAP-SPEED F305DALLARA F3053S-GE1857.794
1236ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラDYNACITYトムスF305DALLARA F3053S-GE171 Lap 
132高崎 保浩Honda・戸田 FIGHTEXDOME F107MF204C162 Laps
-------- 以上規定周回数 ( 16 Laps ) 完走 --------
-62嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE414 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.5 ジョニー・リード 1'17.053 14/18 173.067km/h
  • No1の車両は、国際モータースポーツ競技規則付則L項及び2005年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第28条12.3)違反により、訓戒及びペナルティポイント1点を課す。

Japanese F3

F3第5戦菅生決勝 横溝直輝ポールトゥウイン!

 午後になってもスポーツラド菅生は相変わらず曇り、肌寒い気温のなか18周によるF3決勝を迎えた。午前中の予選で初ポールを獲得したと思われたジョニー・リードは、加藤寛規のコースアウトによる黄旗提示中のタイムが抹消され予選2位となり、代わってポールポジションからは横溝直輝がスタートする。

 スタートを決めたのは、ポールポジションの横溝、2位にリード、3位が武藤英紀、4位中嶋一貴と予選順でレースが始まった。トップの横溝は快調にラップを重ね後続を引き離しにかかる。リードは徐々に遅れ始め、そのさらに後方では、武藤、中嶋、ジョアフ・パオロ・デ・オリベイラの3台での3位争いが激しくなってきた。

 レース中盤9周目、トップ横溝リードの差は3秒6と広がった。リードと3位争いを続ける武藤、中嶋、オリベイラとの差は5秒余り。

 レース終盤になるとトップの横溝は独走状態、3位争いから武藤が抜け出し、中嶋とオリベイラ激しい4位争いを展開。再三、オリベイラが中嶋に仕掛けるもなかなか抜けない。そして最終ラップ、ついに堪らず勢い余ったオリベイラはコースアウトしてしまった。

 結局、優勝はポールからスタートし余裕でレースをリードした横溝直輝、2位はジョニー・リード、3位に武藤英紀、4位中嶋一貴、5位ロベルト・ストレイト、6位加藤寛規となった。

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

Japanese F3

F3第5,6戦菅生予選 ドライバーコメント

横溝直輝 第5戦予選PP、第6戦予選PP

 「今年はこんななずじゃないという悔しい思いをしてきたので、この結果はすごくうれしいですね。菅生は自分自身好きなサーキットですし、このレースに向けて結果を出そうということで、チームにいろいろなお願いをしたり、富士のテストをこなしたりしてきたので、ポールを獲れてよかったです。後はスタートを決めるだけですね」

ジョニー・リード 第5戦予選2位、第6戦予選2位

 「童夢シャーシーに乗り換えての最初の予選でフロントロウを獲れたことは、とにかくハッピーだ。トリッキーなコンディションだったから、ともすればブレーキングでミスをして飛び出したりしやすいセッションだったけど、クルマはかなり決まっていたし、いい感じでプッシュできたと思う。とにかくフロントローからのスタートだから、決勝では特別な作戦など考えずに、まずはクリーンなスタートを決めることに集中するよ」

武藤英紀 第5戦予選3位、第6戦予選7位

「クルマは昨日の雨の状況からよかったんですが、難しい路面の状況があったり、前のマシンにつかえてしまったりして、自分がうまく生かせなかったというか、なんだか自分で空回りしてしまったような感じです。明日の第6戦はグリッドが悪いんで、今日の第5戦では2列目なので、勝ちを狙って戦いますが、長いシーズンを考えて、最低限ポイントを争っているオリベイラ選手より前でフィニッシュしたいと思います」

中嶋一貴 第5戦予選4位、第6戦予選3位

 「(第5戦予選では結果的に順位が繰り上がって)ラッキーですね。ぼくも順位が落ちるものかと思ったんですが。予選1回目はタイミングを逃したこととミスもあってあのタイム。予選2回目も最後に微妙なミスをしてしまって……。全体的に今ひとつの予選でしたが、予選1回目のグリッドが上がったのでツキはあるかなと思いますね」

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 第5戦予選8位、第6戦予選4位

 「マシンに関しては悪くなかったと思う。けれど、残念ながら自分がうまく乗れなかったという感じだった。1~2コーナーなど前半部分が結構濡れていたんだけれど、その部分で特にブレーキングで行き過ぎてしまったり、リアをスライドさせてしまったり、引っ掛かったりして、とにかくうまくまとめ切れなかったんだ。悔しいけれど、ポイントを確実に稼いでいくことに集中してレースを戦うよ」

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FN第3戦菅生1回目予選 リザルト

Fニッポン第3戦 -RIJ- (2005/05/14) Qualfying Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2005 Fomula Nippon Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
131アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA1'09.836--190.95
219ブノワ・トレルイエmobilecast IMPUL1'09.9210.0850.085190.72
31リチャード・ライアンDoCoMo DANDELION1'09.9900.1540.069190.53
432小暮 卓史PIAA NAKAJIMA1'10.0290.1930.039190.43
523本山 哲Arting IMPUL1'10.1990.3630.170189.96
63山本 左近KONDO1'10.3010.4650.102189.69
711平中 克幸CERUMO1'10.4210.5850.120189.37
88土屋 武士Forum Engineering LeMans1'10.6210.7850.200188.83
97片岡 龍也Forum Engineering LeMans1'10.6830.8470.062188.66
1020井出 有冶mobilecast IMPUL1'10.7870.9510.104188.39
112服部 尚貴DoCoMo DANDELION1'11.3121.4760.525187.00
1212高木 虎之介TAKAGI CERUMO1'11.4101.5740.098186.74
134ヤレック・ヤニスKONDO1'11.4411.6050.031186.66
1428野田 英樹CARROZZERIA MOHN1'12.3302.4940.889184.37
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'14.7254.8892.395178.46
155松田 次生5ZIGEN1'16.5086.6721.783174.30
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • 赤旗中断: (1)11:08~11:25、(2)11:56~12:07、12:12赤旗により終了

Formula Nippon

FN第3戦菅生1回目予選 リポート ロッテラーが暫定ポール!

 フォーミュラニッポン第3戦の行われるスポーツランド菅生は、朝から一時霧雨も降る肌寒い気候となった。F3第5戦予選の始まる午前10時には路面はハーフウエット、F3第6戦予選の終わる頃にはレコードラインは乾いてきたが、ラインを外れると濡れているところもある。午前11時、フォーミュラニッポン1回目の予選が始まった。

 予選序盤、まずは10台前後のマシンがコースイン。開始8分、各車様子見のなか、松田次生が馬の背コーナーでコースアウト、車両回収のため赤旗が提示され予選が中断。松田のマシンはリアウイングが飛び、右側前後の足回りも大きなダメージを負った模様。

 午前11時25分、残り37分で予選が再開された。予選終了15分前、ここまでのトップは、1'10.228で小暮卓史、2位に本山哲、3位にルーキー平中克幸、4位アンドレ・ロッテラー、5位ブノワ・トレルイエ、6位山本左近。

 予選残り10分、ディフェンディングチャンピオン、リチャード・ライアンがタイムアタック開始。1'10.203を叩き出し僅差で小暮を逆転、トップに立った。そして、いよいよ各車最後のアタックに入いろうとコースインを開始したまさにそのとき、ヤレック・ヤニスがスピン、コース上にマシンがかかったため、この回収のため再び赤旗が提示された。

 午後12時7分、残り6分で予選が再開。ここまでトップのライアンが1'10.154でさらにタイムを縮めた。直後、小暮が1'10.020でライアンを逆転すると、ロッテラーが1'09.836、トレルイエが1'09.921とあいついで9秒台に入り、トップを逆転。各車アタックラップ中で、さらにポール争いが白熱すると思われたそのとき、服部尚貴が1コーナーでコースアウト、三度赤旗が提示された。残り時間が少なかったため1回目の予選はここで終了となった。

 結局、1回目予選の暫定ポールは、1'09.836でアンドレ・ロッテラー、0.085の僅差で2位にブノワ・トレルイエ、3位にリチャード・ライアン、4位小暮卓史、5位本山哲、6位山本左近となった。

 ポールポジションを決める2回目の予選は午後3時25分より45分間にわたって行われる。

Text: Yoshinori Ohnishi (FMOTOR)

Japanese F3

F3第6戦菅生予選 リザルト 横溝連続ポール!

全日本F3 -RIJ- (2005/05/14) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2005 All Japan F3 Championship Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
112横溝 直輝ThreeBondDALLARA F305SR20VER1'17.287--172.54
25ジョニー・リードINGING F107DOME F1073S-GER1'17.3640.0770.077172.37
337中嶋 一貴TPDトムス F305DALLARA F3053S-GER1'17.6000.3130.236171.85
436ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラDYNACITYトムスF305DALLARA F3053S-GER1'17.7840.4970.184171.44
514パオロ・モンティンThreeBondDALLARA F305SR20VER1'17.8170.5300.033171.37
638池田 大祐TPDトムス F305DALLARA F3053S-GER1'17.9180.6310.101171.15
710武藤 英紀Honda・M-TEC F107DOME F107MF204CR1'17.9300.6430.012171.12
82高崎 保浩Honda・戸田 FIGHTEXDOME F107MF204CR1'17.9990.7120.069170.97
91ロベルト・ストレイトINGING F107DOME F1073S-GER1'18.4041.1170.405170.08
1033番場 琢DeODEOダラーラF305DALLARA F3053S-GE1'18.6221.3350.218169.61
1162嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'19.0391.7520.417168.72
1219折目 遼佐川印刷 With M&O ダラーラDALLARA F3043S-GE1'20.5193.2321.480165.62
1350磯崎 元彦ZAP-SPEED F305DALLARA F3053S-GE1'21.3624.0750.843163.90
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'25.1587.8713.796156.59
143加藤 寛規INGING F107DOME F1073S-GEno time---

Japanese F3

F3第5戦菅生予選 リザルト 横溝ポール!

全日本F3 -RIJ- (2005/05/14) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2005 All Japan F3 Championship Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
112横溝 直輝ThreeBondDALLARA F305SR20VE1'18.063--170.83
25ジョニー・リードINGING F107DOME F1073S-GE1'18.1910.1280.128170.55
310武藤 英紀Honda・M-TEC F107DOME F107MF204C1'18.9960.9330.805168.81
437中嶋 一貴TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE1'19.0140.9510.018168.77
51ロベルト・ストレイトINGING F107DOME F1073S-GE1'19.0771.0140.063168.64
63加藤 寛規INGING F107DOME F1073S-GE1'19.1371.0740.060168.51
72高崎 保浩Honda・戸田 FIGHTEXDOME F107MF204C1'19.3141.2510.177168.13
836ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラDYNACITYトムスF305DALLARA F3053S-GE1'19.4151.3520.101167.92
938池田 大祐TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE1'19.4311.3680.016167.89
1014パオロ・モンティンThreeBondDALLARA F305SR20VE1'19.5551.4920.124167.62
1133番場 琢DeODEOダラーラF305DALLARA F3053S-GE1'20.7702.7071.215165.10
1262嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'21.9913.9281.221162.64
1319折目 遼佐川印刷 With M&O ダラーラDALLARA F3043S-GE1'22.1214.0580.130162.39
1450磯崎 元彦ZAP-SPEED F305DALLARA F3053S-GE1'22.2264.1630.105162.18
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'26.2588.1954.032154.60
  • 2005年全日本選手権レースブルテンNo.006-2005「黄旗提示に伴う減速に関する運用について」に基づき、公式予選中、黄旗提示から撤去に至るまでの間に該当区間を走行した車両のタイムは、公式予選結果として採用しないものとした。

スーパー耐久

スーパー耐久第2戦鈴鹿 STI事前情報

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スーパー耐久シリーズ2005 第2戦
「スーパー耐久・鈴鹿300マイル」 事前情報
■開催月日:2005年5月14-15日
■開催場所:鈴鹿サーキット
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◇今季初優勝を狙うインプレッサ

 スーパー耐久シリーズ第2戦は開催地を三重県の鈴鹿サーキットに移して開催される。今回、インプレッサが区分されるST2クラス(4WD、2001~3500cc)には13台がエントリー(全クラス40台)。うち3台がインプレッサで、プローバレーシングディビジョンが、吉田寿博/小泉和寛組の#2 FUJITSUBO hpi IMPREZA、樋口統也/清水和夫/池田昌弘組の#63 WING PERMAGARD IMPREZA、2台のインプレッサをエントリーする。

 前回の開幕戦、仙台ハイランドでは、最後尾スタートから驚異的に追い上げて#2インプレッサが2位、#63インプレッサが3位とクラス表彰台を獲得し、インプレッサのポテンシャルの高さをアピールした。今回のレースは300マイル、つまり約480kmのレースとして行われるため、通常のピット作業は2回が必要となる。しかし中低速のトルク が太く燃費に勝るインプレッサは、1回のピットインという作戦を取ることも可能となるため、1回分のピット作業時間を短縮でき、今季初優勝のチャンスは高い。

 鈴鹿サーキットは中高速のテクニカルサーキットだが、前半部分にS字~逆バンク~ダンロップコーナーと右に左にコーナーが連続する区間がある。低重心な水平対向エンジンを搭載し、シンメトリカルAWDシステムを採用して回頭性能に優れたインプレッサにとってはレースを有利に展開できそうだ。先のニュルブルクリンク24時間レースに初出場し、見事A6クラス2位を獲得したインプレッサだけに、車両の耐久性も自信を持っている。ニュル24時間で活躍した清水、吉田の活躍にも期待がかかる。

 なお、公式予選は5月14日、ドライバー予選が9時40分~10時10分、決勝グリッドを決定するグリッド予選が13時50分~14時50分に行われる。82周の決勝レースは15日13時30分にスタートする予定。

 ◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

SUPER GT

SUPER GT第2戦富士決勝 ホンダレポート

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EPSON NSX(松田/ロッテラー組)が8位

決勝日:5月4日(水)
サーキット:富士スピードウェイ 天候:予選/晴れ 決勝/晴れ 気温:20℃(14:00現在) 決勝レース:110周(501.93km) コースコンディション:ドライ 観客数:52,400人(主催者発表)

 5月4日(水)、富士スピードウェイ(静岡県)においてSUPER GT第2戦「FUJI GT 500KM RACE」の決勝レースが開催された。富士スピードウェイは一昨年より大幅な改修工事を行い、今年の4月に完成した。このSUPER GTのレースが最初のビッグレースとなる。

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  このサーキットは直線1.5kmのホームストレートを中心とするハイスピードな部分を残しながら、最終セクションにテクニカル・セクションを設け、全く新たなコースレイアウトとなった。よって、今までのデータは通用せず、いかに早くコースの特徴を把握し、マシンのセッティングやドライビングに反映できるかに注目が集まった。

 今シーズンから新たな予選方式となった公式予選2回目のスーパーラップにおいて、Honda NSX-GTからは#8伊藤大輔 /ラルフ・ファーマン組(ARTA NSX)と#32松田次生/アンドレ・ロッテラー組(EPSON NSX)が出場した。GT500クラスのトップでスタートしたロッテラー選手は1分35秒014のタイムを記録し、9番グリッドを獲得。予選1回目に9番手だった伊藤大輔選手は渾身のタイムアタックで1分34秒696の好タイムを記録し、ポジションを5つ上げて4番グリッドから決勝スタートを迎えることとなった。#100セバスチャン・フィリップ/ジェレミー・デュフォア組(RAYBRIG NSX)は15番グリッド、#18道上 龍/小暮卓史 組(TAKATA童夢NSX)は16番グリッドからのスタートとなった。

 決勝日の4日(水)は朝から快晴となり、標高が高いながらもスタート時点で気温は20度まで上昇した。ゴールデン・ウィークに集まった5万人以上のファンが見守るなか、13時48分に総参加台数45台(GT500クラス19台)のマシンがローリングスタートを切った。
 オープニングラップは#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手が5番手に下がるものの、ヘアピンコーナーで4番手に復帰。1周目通過時点でR.ファーマン選手が4位、#32EPSON NSXのA.ロッテラー選手が11位、#100 RAYBRIG NSXのS.フィリップ選手が15位、#18 TAKATA童夢NSXの道上龍選手が16位を走行した。その後、R.ファーマン選手は激しい4位争いを展開し、粘り強く走行するものの6周目に7位と徐々にポジションを落としていき、Honda NSX-GT勢は苦しい展開となっていった。

 今回のレースは500km以上の距離があり、燃料補給を考慮すると2回のピットインが必要となる。そこで、各チームはピットインのタイミングとドライバーの分担で様々な作戦を練っていた。
 ピットインの先陣を切ったのはARTA NSXだった。30周終了時で12位を走行していたR.ファーマン選手が1回目のピットイン。ドライバーは交代せず、タイヤ交換と燃料補給をしてコースに復帰する。32周終了時には10位まで浮上していたA.ロッテラー選手がピットイン。41秒のピット作業を終えてA.ロッテラー選手も交代せずコースに復帰した。ピット作業で数件のトラブルが発生した影響もあり、ほぼ全車が1回目のピットインを終えた47周目時点でA.ロッテラー選手が6位に浮上した。道上選手(TAKATA童夢NSX)が10位、R.ファーマン選手が11位、J.デュフォア選手(RAYBRIG NSX)が12位と続いた。

 57周目、それまで前を走るG’ZOX・HASEMI・Zを猛追していたA.ロッテラー選手が、57周目の1コーナーでインを差して5位へ浮上。その後もこの2台のバトルは続いた。67周終了時にA.ロッテラー選手が2回目のピットイン。松田次生選手(EPSON NSX)に交代し、45秒のピット作業でコースに復帰した。ほぼ全車が2回目のピットインを終えてもEPSON NSXとG’ZOX・HASEMI・Zの争いは続き、チェッカーフラッグまで激しいバトルが繰り広げられた。

 今シーズン最長となる110周=501.93kmのレースは、Honda NSX-GT全車が完走を果たし、#32 EPSON NSXが8位、#100RAYBRIG NSX が11位、#8 ARTA NSXが12位。#18 TAKATA童夢NSX が13位でチェッカーフラッグを受けた。優勝は立川祐路/高木虎之介組(#38 ZENT セルモ スープラ)だった。

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■コメント


白井 裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー>

  「悔しい結果となりました。新しくなった富士のレイアウトやコース特性への対応にてこずり、残念ながら満足する結果を出すことができませんでした。しかし、ドライバー達は本当によく頑張ってくれました。この状況を挽回すべく、改善すべき課題は分かっているので、今後のレースへ向けてより一層の競争力向上に努めていきます。皆様の更なる応援を宜しくお願い致します」

8位 #32 EPSON NSX
松田 次生(Tsugio Matsuda)選手

 「富士のようなサーキットで戦うには、もう少しターボの熟成を進めたいですね。しかし、コーナリングスピードはかなり上がっています。次戦のセパンではNSX-GTのコーナリングスピードを生かせるし、僕自身も得意にしているコースなので期待していてください」

アンドレ・ロッテラー(Andre Lotterer)選手

 「チームは良い仕事をしてくれた。まだまだ改善点はあるし、もっとスピードが欲しいと思うけど、NSX-GTのコーナリングスピードは高いので、次戦のマレーシアではベストを尽くせば、いい結果を残せるよ」

順位No. マシン ドライバー 周回数 タイム/差
1 38 ZENT セルモ スープラ 立川祐路 / 高木虎之介 110 2:59'16.717
2 22 モチュール ピットワーク Z M.クルム / 柳田真孝 110 +0'32.835
3 35 イエローハットYMSスープラ 服部尚貴 / 脇阪薫一 110 +0'32.940
4 1 ザナヴィ ニスモ Z 本山哲 / R.ライアン 110 +0'42.256
5 6 エッソウルトラフロースープラ 脇阪寿一 / 飯田章 110 +0'56.614
6 37 DYNACITY TOM'S SUPRA 片岡龍也 / 山本左近 110 +1'09.748
8 32 EPSON NSX 松田次生 / A.ロッテラー 109 +1lap
11 100 RAYBRIG NSX S.フィリップ / J.デュフォア 109 +1lap
12 8 ARTA NSX 伊藤大輔 / R.ファーマン 109 +1lap
13 18 TAKATA DOME NSX 道上龍 / 小暮卓史 109 +1lap
順位 No. ドライバー 総合
ポイント
1 38 立川祐路 / 高木虎之介 23
2 25 織戸学 / D.シュワガー 22
3 22 M.クルム / 柳田真孝 18
4 36 土屋武士 / J.コートニー 16
5 35 服部尚貴 / 脇阪薫一 15
6 3 金石年弘 / E.コマス 14
9 8 伊藤大輔 / R.ファーマン 9
9 32 松田次生 / A.ロッテラー 9
12 18 道上龍 / 小暮卓史 4
15 100 S.フィリップ / J.デュフォア 1
順位 No. チーム 総合
ポイント
1 38 TOYOTA TEAM CERUMO 23
2 25 TEAM ADVAN・ツチヤ 22
3 36,37 TOYOTA TEAM TOM'S 21
4 1,22 NISMO 19
5 34,35 KRAFT 15
6 3 ハセミモータースポーツ 14
7 8,18 チーム・ホンダ・レーシング 9
7 32 エプソン・ナカジマレーシング 9
11 100 チーム・クニミツ 1

SUPER GT

SUPER GT第2戦富士決勝 トヨタモータースポーツニュース

SUPER GT
第2戦 富士GT500kmレース

「SUPER GT」第2戦 新生“富士”でスープラ独走2連勝
リニューアル“オープニング・レース”を立川祐路/高木虎之介組が完全制覇

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新生富士スピードウェイ初レースでポールポジションからスタート。
見事ポール・トゥ・ウィンを飾ったスープラ38号車

 今季よりインターナショナルシリーズとなった「SUPER GT」の第2戦「FUJI GT 500km RACE」が5月3日、4日の両日、静岡県の「富士スピードウェイ」で行われた。今大会は4月10日にリニューアルオープンした“富士”の記念すべき初レースとしてシリーズ最長の500㎞レースで開催。5月の連休とあって予選・決勝を通じて約8万人の観客を集めた。
 開幕戦以来約一月ぶりとなるシリーズ第2戦にはGT500クラスに19台、GT300クラスに26台の合計45台が出場。トヨタ勢はGT500クラスに8台のスープラ、GT300クラスには2台のセリカと2台のMR-Sがエントリーした。
 公式日程に先立ち2日(月)に行われた練習走行は好天のもと、立川祐路/高木虎之介組のZENTセルモスープラ38号車が1分33秒872のトップタイムを記録、上位6番手までをトヨタ・スープラ勢が占め、快調な仕上がりを印象づけた。

◆予選◆

 3日(火)の天候は晴れ。今大会の公式予選は開幕戦に続いてセッション1回目(各クラス40分間)の上位10台および2回目(各クラス15分間)の上位2台を加えた計12台が2台づつタイムアタックして上位グリッドを決める「スーパーラップ」方式を採用。
 午前10時30分から行われた1回目セッションではスープラ38号車が終盤にトップタイムを記録して好調ぶりを改めて印象づけたが、惜しくもピット入り口のホワイトラインカットによりペナルティ。ベストタイムと2番目のラップタイムが抹消され10番手に後退。代わってエッソウルトラフロースープラ6号車が予選トップ、以下35号車、37号車と続き、予選上位3台をトヨタ・スープラ勢が独占。「スーパーラップ」に進出する10台中7台を占めた。
 その後、午後4時15分から予選2回目のセッションがスタート。GT500/GT300それぞれ15分づつの走行で2台の追加参加車を決めたあと、「スーパーラップ」に突入。2万6千人の観客が見守る中、立川祐路がアタックを担当したスープラ38号車は9台目に出走して驚異的な1分33秒070を記録し、初めてのポールポジションを獲得。これに続き、最後にコースインしたスープラ6号車が2番手タイムを叩き出し、スープラ勢がフロントローを独占した。

◆決勝◆

 4日(水)も朝から好天に恵まれ、5万2400人が入場。新しい富士スピードウェイのシンボル的な折鶴をイメージしたグランドスタンドもほぼ満席となる中、ネッツカップ・アルテッツァシリーズ第2戦決勝などサポートレースに続いて午後1時48分に110周の決勝レースがスタートした。
 スープラ38号車は安定したハイペースで首位を快走。これにスープラ6号車が続き、さらに27周目には10番手スタートのデンソーサードスープラ39号車が3番手に浮上し、スープラの1・2・3体制となった。スープラ38号車は39周目に1回目のピット作業を行い立川祐路から高木虎之介にドライバー交代。翌周には続く2台もピットへ向かうが、共に給油、タイヤ交換後の再スタート時にエンジンが掛からずタイムロス。
 しかし、スープラ38号車は順調に2位以下を引き離し、首位をキープし76周で2回目のピットイン。各車最後のピットインが一巡したところで完全な独走状態を確立。終盤は2位に32秒835の大差をつけて堂々のポール・トゥ・ウィンで今季初優勝を獲得した。
 また、予選7番手グリッドから中盤以降じわじわとポジションを上げ、最終ラップには2位のZを猛追、テール・トゥ・ノーズのバトルで観客を沸かせたイエローハットスープラ35号車は、惜しくも逆転はならなかったものの3位表彰台を獲得。後半追い上げたスープラ6号車は5位でチェッカーを受け、トヨタ・スープラは上位10台中6台を占めた。
 また、GT300クラスでもRECKLESS MR-S30号車が3位で表彰台に上がった。

ZENTセルモスープラ38号車 ドライバー立川祐路のコメント:

 開幕戦から一ヶ月しかない中、完璧にスープラを仕上げてくれたチームと、トヨタ、TRDの努力に感謝したい。新しいパートナーの高木虎之介選手も素晴らしい走りで首位を守りきってくれた。これからも、毎戦努力を続け、さらに仕上げて行けば、きっとチャンピオンは見えてくるだろう。

ZENTセルモスープラ38号車 ドライバー高木虎之介のコメント:

 帰国2戦目で勝てるとは思っていなかった。まだ実感は沸かないがとても嬉しい。新しい“富士”はドライバーにとって安全なコースで100%の力を発揮できる。良いチームメイトと素晴らしいスープラに恵まれたので、この勝利をきっかけに、最強コンビで戦い続けて行きたい。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部部長 木下美明のコメント:

 この歴史的な一戦で勝利を飾ることが出来、頑張ってくれたチーム、ドライバー全員に感謝したい。これからも全力を尽くしてシリーズチャンピオンを目指す。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:

 トラブルもあったが、新しい“富士”で圧倒的な速さを披露し、初レースを勝つことが出来て本当に嬉しい。今後も、スープラの信頼性をさらに高めなければいけないが、開発スタッフ一堂に良いモチベーションをもたらしてくれた。次戦はテストで走り込んだセパンで開幕3連勝を目指す。

SUPER GT

SUPER GT第2戦富士決勝 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

◆◆速報!!◆◆
SUPER GT 第2戦
「FUJI GT 500km RACE」  決勝
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■開催月日:2005年5月4日
■開催場所:富士スピードウェイ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■モチュールピットワークZが2位で表彰台へ
  ザナヴィ ニスモZも4位入賞

 5月4日(祝)富士スピードウェイ(1周4.563km)においてSUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」決勝レースが行われ、予選3位からスタートした#22モチュールピットワークZ(ミハエル・クルム/柳田真孝組)が2位に入り、今季初の表彰台を獲得した。また、予選11位の#1ザナヴィ ニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン組)も序盤から果敢に追い上げ、4位に入賞した。#3 G’ZOX・HASEMI・Z(金石年弘/エリック・コマス組)は、予選13位からスタートして9位完走。#12カルソニックインパルZ(ブノワ・トレルイエ/井出有治組)は8位からスタートし一時3位を走るものの、終盤に燃料系トラブルが発生し、15位でレースを終えることとなった。

 気持ちのよい五月晴れのもと、52,400名の観衆が富士スピードウェイを訪れ、白熱したGTレースを堪能した。 #22クルムは、後続との距離を離しながら上位2台を追って序盤3位で周回したが、27周目に#39スープラに追いつかれ4位となった。しかし、39周目にピットインして柳田に交代するとニスモの素早いピット作業で2位に浮上。ルーキーの柳田は77周目に2回目のピットインでクルムにバトンを戻すまでポジションを守った。再度コースに戻ったクルムは、81周目にベストラップを記録するなど激しくプッシュ。後半は安定したペースで周回し、最終ラップの110周目には周回遅れに詰まって#35スープラに背後まで迫られたが、振り切って2位でフィニッシュラインを通過した。

 本山哲がスタートドライバーをつとめた#1 Zは、1周目に10位、2周目に9位、3周目に8位と序盤からハイペースで上位を追い越し、37周目にピットインした時には6位まで順位を押し上げていた。迅速で無駄のないピットワークでコースに復帰したライアンは、4位でレース中盤を周回。その後ライアンは3位に上がり、ポジションを固定したかに見えたが、終盤の93周目に#35スープラに先行を許し、4位でチェッカーフラッグを受けた。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

SUPER GT

SUPER GT第2戦富士予選 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

◆◆速報!!◆◆
SUPER GT 第2戦
  「FUJI GT 500km RACE」  公式予選
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年5月3日
■開催場所:富士スピードウェイ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■スーパーラップでクルムが3番グリッドを獲得

 4月にリニューアルオープンしたばかりの富士スピードウェイ。公式予選は5月3日に行われた。岡山国際サーキットで行われた開幕戦同様、今回もスーパーラップ方式を取り入れている。1回目の予選は、予定から15分強遅れた午前10時47分過ぎに始まった。GT300専有時間にコースにオイルが出たため、GT500のタイムアタックは予定よりさらに遅れてスタートすることとなった。#1 Zは本山哲がアタックに臨み、スーパーラップ進出ぎりぎりの10番手タイムを出したため、連続アタックせずにピットイン。しかしその直後に#39スープラが本山のタイムを0.2秒強上回り、#1のポジションは11位となってしまう。#1 Zよりも若干ハードなタイヤをセレクトした#22 Zのクルムは、クリアラップに1分34秒670を記録して7番手タイム。

 SUPER GT第2戦公式予選2回目は、予定から45分遅れの16時15分にスタートした。1回目のセッションで11位の#1 Zは、ここでスーパーラップに進出しておかないとスターティンググリッドが自動的に13番手となってしまうため、是が非でも2位以内のタイムを出しておきたい。本山哲が戦闘態勢でコースイン。渾身の力を込めたアタッ クラップを続け、1回目の4番手タイムに相当する1分34秒244を出してセッション2回目のトップにつけた。

 一方、1回目8番手の#22 Zは、アタッカーのミハエル・クルムがスーパーラップに向けたチェック走行の後、スーパーラップのアタックに備えた。#3 Zは、エリック・コマスがコースインし、復調を確認した後タイムアタックを実行した。しかし、コマスが出した1分34秒868のタイムは2回目セッションのトップ2に及ばず、スーパーラップ進出を 逃した。

 いよいよこの日のクライマックスであるスーパーラップ。1枠目の#1 Zと#32 NSXがスタートしたのは17時40分で、気温も路面温度も急速に冷え始める時間であった。日産勢でこのスーパーラップを最もうまく使えたのは#22のクルム。3枠目の先行車となったクルムは、アウトラップ、そしてウォームアップラップでタイヤとシャシーを最適の状態に引き上げ、12台中3位のタイムを叩き出すことに成功した。
井出の#12 Zは8位、本山が駆る#1 Zは11位でスーパーラップを終え、スターティンググリッドをそれぞれ決定した。#3 Zは13位。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

SUPER GT

SUPER GT第2戦富士 SUBARU MOTORSPORTS EXPRESS

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<<<<< SUBARU MOTORSPORT EXPRESS >>>>>
2005/04/28号 Vol.422
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SUPER GT 第2戦
「FUJI GT 500km RACE」 事前情報

■開催月日:2005年5月3-4日
■開催場所:富士スピードウェイ


◇シリーズ最長となる500kmレースは、粘りの走りで表彰台を狙う

 ゴールデンウィーク真っ只中、1年半にもわたる改修を受け、生まれ変わった富士スピードウェイにて、こけら落としとなるビッグイベントが開催される。SUPER GT第2戦はシリーズで最も走行距離の長い500kmレースとして開催。CUSCO RACINGは、小林且雄/谷川達也組のクスコスバルADVANインプレッサでGT300クラスに参戦する。

 富士スピードウェイは、世界でも有数の1.5kmにもわたるホームストレートを残し以前のレイアウトを踏襲しながら、全く異なるサーキットに生まれ変わった。特に変わった部分はコース後半の上りのテクニカルセクションだ。以前のBコーナーの場所に設けられたシケインから最終コーナーにかけての部分が非常に難しくなった。特にシケインでは追い越しができず、左のヴィッツコーナーは逆バンク状態でクリッピングポイントが見えない。さらに最終コーナーであるパナソニックコーナーも大回りを強いられる。コーナーからの脱出スピードが遅くなったためにストレートスピードは遅くなったがそれでもGT300クラス車両でも250km/hをオーバーする。

 ストレートエンドの第1コーナーはV字コーナーとなり、以前のように車両が並んで進入することは難しくなった。したがって手前のブレーキ合戦は見ものとなる。1コーナーを下った先のコカ・コーラコーナーはハイスピードのコーナーに変わった。さらに、チャレンジングなセクションは続き、100Rはもうひとつの抜きどころとなる。

 低重心の水平対向エンジンを搭載し回頭性に優れたインプレッサが、その性能を発揮するのは最終セクション。なかなか抜きどころのない場所ではあるが、チェックしておきたい。ここはライン取りが難しく、どのドライバーもベストなラインを探している状態なので、接触すれすれでスリリングなバトルも展開されそうだ。

 今回は500kmレースであるため、どのチームも2回のピット作業が行われる予定。どのタイミングでピット作業となるのか、ドライバーの交代があるのか、などピットワークもチェックしておきたい。コンスタントラップを守りながら、じわじわとポジションを上げるのが得意なインプレッサだけに、長丁場となるレースは大きなチャンスでもある。ふたりのドライバー、そしてチームワークに期待したい。

 なおグランドスタンド裏のイベントスペースでは、555台の限定発売ながら既に完売となった「インプレッサS203」、そして「LEGACY 3.0R spec.B Tuned by STI」を展示。「インプレッサS203」は、デモランも披露する予定。

■谷川達也選手

 「以前の富士と比べると難しいコースですが、新しいサーキットと思えば難しいなりにやりがいがあります。特に前半部分はハイスピードでチャレンジングで面白いですね。5月は気温も上がるのでタイヤに厳しくなるでしょう。いつものように気がつけばポイント圏内を走っているようなレースをして、ひとつでも多くのポイントを取りたいです。完走記録も更新しますよ!」

◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

その他

トヨタモータースポーツニュース 2005年度 『フォーミュラトヨタ・レーシングスクール』の開催について

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2005年4月27日
FTRS運営事務局
トヨタテクノクラフト(株) TRD
トヨタ自動車(株)

2005年度 『フォーミュラトヨタ・レーシングスクール』の開催について

 フォーミュラトヨタレーシングスクール運営事務局、トヨタテクノクラフト(株)TRDおよびトヨタ自動車(株)は、2005年度のフォーミュラトヨタ・レーシングスクール(以下、FTRS)の開催内容を決定した。

 1995年にスタートしたFTRSは、トヨタのドライバー育成プログラムTDP(Toyota young Drivers Program)の一環として開催されるレーシングスクールで、世界および日本のトップカテゴリーにおいて活躍できるレーシングドライバーの発掘・育成と、正しいドライビング教育によるモータースポーツ底辺の健全な拡大を目指している。講師は、日本人初のル・マン24時間レース総合優勝者である関谷正徳が校長を務め、経験豊富なレーシングドライバーが直接指導にあたる。

 本年は、全面リニューアルされた新生富士スピードウェイで、ワンデイコースとスカラシップコースの二つのコースを設け開催する。

 ワンデイコースはESSOフォーミュラトヨタシリーズの参戦希望者、及びスキルアップを目指す幅広い年齢層を対象に、正しいドライビングの習得を目的とし、基礎を中心とした1日コースで開催する。スカラシップコースは、2泊3日の合宿形式で、基礎からの徹底した指導とともに、最終日には模擬レースを実施するなど実戦に向けた指導も行う。
募集対象は、ワンデイコースが14歳以上のカートレース出場経験者または普通運転免許所持者、スカラシップコースは14歳以上のカートレース出場経験者または4輪レース出場経験者とした。

 また、来シーズンのフォーミュラトヨタ・スカラシップ対象者を、今回のFTRS受講生より選抜する。具体的にはスカラシップコース受講者の中から、将来性あるドライバーを対象に別途オーディションを実施し、さらに選ばれた若干名のドライバーのESSOフォーミュラトヨタシリーズへの参戦を支援する。

 なお、今シーズン、フォーミュラトヨタ・スカラシップ1期生の片岡龍也と平中克幸はスーパーGTおよびフォーミュラニッポンに、2期生の番場琢は全日本F3選手権、平手晃平はユーロF3選手権、小林可夢偉はユーロ及び伊フォーミュラルノー選手権に、3期生の中嶋一貴は全日本F3選手権及びスーパーGT、大嶋和也はESSOフォーミュラトヨタシリーズに、4期生の関口雄飛と5期生の山内英輝もESSOフォーミュラトヨタシリーズに参戦している。5期生の国本京佑は、訓練生としてESSOフォーミュラトヨタシリーズ参戦に向け準備中。

【2005年度 フォーミュラトヨタ・レーシングスクール概要】

 

《ワンデイコース》

《スカラシップコース》

(1)日程

第1回 10月28日(金)
第2回 10月29日(土)

第1回  8月 3日(水)~ 5日(金)
第2回  8月 8日(月)~10日(水)
第3回  8月22日(月)~24日(水)
第4回  8月29日(月)~31日(水)

(2)開催地

富士スピードウェイ ショートサーキット(静岡県駿東郡小山町)

(3)使用車輌

フォーミュラトヨタ・FT30

(4)講師

校長の関谷正徳ほか、レーシングドライバー

(5)受講対象者

14歳以上のカートレース出場経験者
または普通運転免許証所持者

14歳以上のカートレース出場経験者
または4輪レース出場経験者

(6)受講定員

各日程 10名(合計 20名)

各日程 10名(合計 40名)

(7)受講料

105,000円(昼食・税込み)

210,000円(宿泊費・食事・税込み)

(8)申込締切

開催日の1ヶ月前

各開催日の1ヶ月前

(9)問い合せ先

フォーミュラトヨタレーシングスクール運営事務局
〒190-1211  東京都西多摩郡瑞穂町石畑1590-15
TEL:042-556-0911   FAX:042-556-2393

お問い合わせ先) フォーミュラトヨタレーシングスクール運営事務局 田口・福木 042-556-0911
トヨタテクノクラフト(株)TRD 鈴木 045-540-2123
トヨタ自動車(株) 広報部 西川・木下 03-3817-9121
お問い合わせ先:
トヨタ自動車(株) 広報部 商品・技術広報室
第1商品技術広報グループ 西川・木下
TEL:03-3817-9121
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スーパー耐久

スーパー耐久第1戦仙台決勝 リポート FALKEN PORSCHE優勝!

0424_start-s

 4月24日、仙台ハイランドレースウェイでスーパー耐久開幕戦の決勝レースが行われた。

 晴れわたった空の下、12時50分過ぎにローリングからスタートが切られた。気温17度路面温度26度と風もおさまり心地よい気候だ。

 ポールからスタートを決めた#25 ADVAN DENAG GT3(織戸学/谷口信輝組) はオープニングラップから2番手の#1 FALKEN PORSCHE(田中哲也/荒聖治組)に2秒3の大差をつける展開となり、31周目に#1 FALKEN PORSCHEが荒から田中にバトンを渡す。#25は1ストップ作戦で今回の400kmレースを戦うことを決めていた。

 レースのちょうど折り返しとなった50周目にコース上に止まったマシンを排除するためにSCカーランとなる。予定通り1回のピットストップに向かう#25だったが、ここで#1も絶妙のタイミングで2回目のピットストップを敢行する。ドライバー交代は行わずに#25よりも先にコースへ復帰しトップを奪う。55周目#1を先頭にしたローリングからリスタートが切られる。もう1回のピットインを行いドライバー交代を強いられる#1はハイペースで逃げ切り体制に入り、田中から荒へ73周目に最後のバトンを渡す。残り20周あまりでトップ#25との差は30秒を切っていた。

0424_falken-s だが、トップを快走しているかのように見えた#25も「ABSが壊れてリアがロックし始めて、そのうちフロントも煙が上がるようになって、ブレーキをホントに軽く踏んでもロックしてしまうような状態だった。SCにひっかかってアドバンテージを失ったことと2つのトラブルが重なった。1ストップは正解だったと思うしトラブルが1つなら勝てる可能性はあったと思う。すごく悔しい・・・」と谷口と言うようなマシントラブルに見舞われていた。残り6周で#1は難なく#25をとらえてチェッカーをうける。

 2位には#25、総合3位にはクラスST2の#11オーリンズランザーEVOIX(中谷明彦/木下隆之組)が入り、総合11位にはクラスST3のウイナー#27 FINAエムスクエアーADVAN M3(小林且雄/筒井克彦/中村真一郎組)。16位にはN+からST5クラスとその名を変えた#37 ARTA F.O.Sアルテッツア(峰尾恭輔/長嶋正興/影山正彦組)が入った。クラスST4は19位に#18コスモニック21FKインテグラ(浅野武夫/水書健司/笠原智行組)が入った。

0424_pidium-s

#1 FALKEN PORSCHE

荒聖治「スタートして序盤はきつかったし苦しかった。レースの真ん中位まで引っ張りたかったけれど気温も高くて早めに入りました。ピットインの作戦も良かったしメカも作業が速くて#25の前に出してくれたし、(田中)哲也さんのプッシュで引き離してくれたから最後の逆転につながったと思います。みんなの力で勝てたと思っています。(竹内選手の後をついで)ただ走るだけじゃなくクルマを良くするのもボクの仕事だと思っています。毎戦進化させていものをつくりたい。本当に嬉しい心から喜べる1勝でした!」

Text & Photo: Keiichiro Takeshita

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦仙台決勝 リザルト

ハイランド・スーパー耐久レース -RIJ- (2005/04/24) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2005 Super Taikyu Series Round 1 仙台ハイランドレースウェイ 4.063km

PosNoClsPCar/TypeDriverTyreLapTime/Bihind
11ST11FALKEN☆PORCSHE
ポルシェ/911GT3
田中 哲也
荒 聖治
FK1003:23'51.545
225ST12ADVAN DENAG GT3
ポルシェ/911GT3
織戸 学
谷口 信輝
YH10014.199
311ST21オーリンズランサーEVO IX
三菱ランサーエボ/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH1001'37.001
4*2ST22FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL991Lap 
5333ST13エンドレス アドバン ゲンバラGT3R-R
ポルシェ/911GT3
山岸 大
青木 孝行
YH991Lap 
624ST14PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ/911GT3
井上 貴志
堤 明彦
YH991Lap 
745ST15スケープ45スペックスポルシェ
ポルシェ/911GT3
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI982Laps
863ST23WING PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
樋口 統也
池田 昌弘
DL973Laps
920ST24RSオガワADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
小川 日出夫
福山 英朗
砂子 塾長
YH973Laps
1013ST25シーケンシャルエンドレス アドバン座間
三菱ランサーエボ/CT9A
和田 久
村田 信博
Y.HINOKI
YH973Laps
1127ST31FINAエムスクエアーADVAN M3
BMW M3/E46
小林 且雄
筒井 克彦
中村 真一郎
YH973Laps
1223ST32C-WEST ORC アドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
尾本 直史
山田 英二
YH964Laps
1315ST33岡部自動車ハーツRX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH964Laps
1426ST26エンドレスアドバンTMCランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH964Laps
1583ST34bp ADVAN NSX
ホンダNS-X/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
小林 正吾
YH964Laps
1637ST51ARTA F.O.S アルテッツア
トヨタアルテッツァ/SXE10
峰尾 恭輔
影山 正彦
碓井 久彦
YH964Laps
1748ST35フィールズT&GアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
小園 ひろみ
星野 一樹
YH964Laps
1833ST36ハート・イン・ハート東名Z
日産FAIRLADY Z/Z33
小泉 洋史
吉冨 章
YH955Laps
1918ST41コスモソニック21 FKインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
浅野 武夫
水書 健司
笠原 智行
YH946Laps
2010ST42edge-channel ADVANTAGE HV東海YH
ホンダインテグラ/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH946Laps
217ST37メーカーズ ゼナドリン RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH946Laps
2280ST52ネストwithアペル雅YH
(トヨタアルテッツァ/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
YH946Laps
2322ST43モンドスピードDL ZOIL
ホンダインテグラ/DC5
斉藤 多聞
富澤 勝
DL946Laps
2473ST44ロイヤルハウスA-ONE-YHDC5
ホンダインテグラ/DC5
前嶋 秀司
山崎 学
杉浦 甫
YH937Laps
2587ST45RISO☆VBCインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
金森 敏一
星野 薫
竹島 徹
YH928Laps
2657ST27アクレ Gキッス★RSKランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
カルロス 本田
中村 啓
九乗 俊二
DL8614Laps
2781ST46EXTOLLwithFBS YH
ホンダインテグラ/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
YH7624Laps
-------- 以上完走 --------
-3ST1-エンドレスアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH8812Laps
-111ST2-A.E.BAWOO.IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
KIM EUISOO
井尻 薫
イ・セチャン
YH7129Laps
-19ST3-EBBRD・ Z ・TC神戸
日産FAIRLADY Z/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH4258Laps
-54ST5-ADVANアンクルインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
山内 伸弥
浅見 武
上田 五郎
YH3565Laps
-36ST5-MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
トヨタアルテッツァ/SXE10
黒澤 琢弥
池田 大祐
YH2278Laps
-29ST3-PERSON'S elf YH NSX FAB
ホンダNSX/NA2
古谷 直広
山下 潤一郎
糸田川 和亮
YH1189Laps
-6ST2-FALKEN☆梁山泊☆EVO
三菱ランサーエボ/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL793Laps
  • セーフティーカー 14;32~14:49
  • CarNo.2は、ハイランドスーパー耐久レース大会特別規則書第10条違反により、ドライブスルーペナルティが課された。
  • Fastest Lap: 1'53.403 #1 田中哲也 57/47 128.981km/h

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦仙台フリー走行 リザルト

ハイランド・スーパー耐久レース -RIJ- (2005/04/24) Free-Practice Weather:Fine Course:Dry
2005 Super Taikyu Series Round 1 仙台ハイランドレースウェイ 4.063km

PNoClsPCar/TypeDriverTyreTimeDelayGapkm/h
125ST11ADVAN DENAG GT3
ポルシェ/911GT3
織戸 学
谷口 信輝
YH1'53.790--128.54
2333ST12エンドレス アドバン ゲンバラGT3R-R
ポルシェ/911GT3
山岸 大
青木 孝行
YH1'55.0671.2771.277127.12
33ST13エンドレスアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'55.7461.9560.679126.37
41ST14FALKEN☆PORCSHE
ポルシェ/911GT3
田中 哲也
荒 聖治
FK1'55.7992.0090.053126.31
513ST21シーケンシャルエンドレス アドバン座間
三菱ランサーエボ/CT9A
和田 久
村田 信博
Y.HINOKI
YH1'57.0513.2611.252124.96
624ST15PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ/911GT3
井上 貴志
堤 明彦
YH1'57.5663.7760.515124.41
72ST22FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL1'57.7523.9620.186124.22
811ST23オーリンズランサーEVO IX
三菱ランサーエボ/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH1'58.1424.3520.390123.81
929ST31PERSON'S elf YH NSX FAB
ホンダNSX/NA2
古谷 直広
山下 潤一郎
糸田川 和亮
YH1'58.3204.5300.178123.62
1063ST24WING PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
樋口 統也
池田 昌弘
DL1'58.4274.6370.107123.51
1145ST16スケープ45スペックスポルシェ
ポルシェ/911GT3
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI1'58.5534.7630.126123.38
1215ST32岡部自動車ハーツRX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH1'59.2275.4370.674122.68
136ST25FALKEN☆梁山泊☆EVO
三菱ランサーエボ/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL1'59.2625.4720.035122.64
1423ST33C-WEST ORC アドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
尾本 直史
山田 英二
YH1'59.3845.5940.122122.52
1583ST34bp ADVAN NSX
ホンダNS-X/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
小林 正吾
YH1'59.9926.2020.608121.90
1636ST51MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
トヨタアルテッツァ/SXE10
黒澤 琢弥
池田 大祐
YH2'00.1266.3360.134121.76
1733ST35ハート・イン・ハート東名Z
日産FAIRLADY Z/Z33
小泉 洋史
吉冨 章
YH2'00.1276.3370.001121.76
1827ST36FINAエムスクエアーADVAN M3
BMW M3/E46
小林 且雄
筒井 克彦
中村 真一郎
YH2'00.2456.4550.118121.64
1926ST26エンドレスアドバンTMCランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH2'00.2646.4740.019121.62
2020ST27RSオガワADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
小川 日出夫
福山 英朗
砂子 塾長
YH2'00.5806.7900.316121.30
2137ST52ARTA F.O.S アルテッツア
トヨタアルテッツァ/SXE10
峰尾 恭輔
影山 正彦
碓井 久彦
YH2'00.9417.1510.361120.94
2248ST37フィールズT&GアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
小園 ひろみ
星野 一樹
YH2'00.9527.1620.011120.93
23111ST28A.E.BAWOO.IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
KIM EUISOO
井尻 薫
イ・セチャン
YH2'00.9907.2000.038120.89
247ST38メーカーズ ゼナドリン RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH2'01.6407.8500.650120.25
2554ST53ADVANアンクルインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
山内 伸弥
浅見 武
上田 五郎
YH2'02.0408.2500.400119.85
2619ST39EBBRD・ Z ・TC神戸
日産FAIRLADY Z/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH2'02.0788.2880.038119.82
2757ST29アクレ Gキッス★RSKランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
カルロス 本田
中村 啓
九乗 俊二
DL2'02.2428.4520.164119.65
2880ST54ネストwithアペル雅YH
(トヨタアルテッツァ/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
YH2'02.6208.8300.378119.29
2973ST41ロイヤルハウスA-ONE-YHDC5
ホンダインテグラ/DC5
前嶋 秀司
山崎 学
杉浦 甫
YH2'03.93810.1481.318118.02
3018ST42コスモソニック21 FKインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
浅野 武夫
水書 健司
笠原 智行
YH2'03.98610.1960.048117.97
3122ST43モンドスピードDL ZOIL
ホンダインテグラ/DC5
斉藤 多聞
富澤 勝
DL2'04.14010.3500.154117.83
3287ST44RISO☆VBCインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
金森 敏一
星野 薫
竹島 徹
YH2'04.49110.7010.351117.49
3310ST45edge-channel ADVANTAGE HV東海YH
ホンダインテグラ/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH2'04.52710.7370.036117.46
3481ST46EXTOLLwithFBS YH
ホンダインテグラ/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
YH2'05.48411.6940.957116.56

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦仙台グリッド予選 リザルト

ハイランド・スーパー耐久レース -RIJ- (2005/04/23) Grid Qualify Weather:Fine Course:Dry
2005 Super Taikyu Series Round 1 仙台ハイランドレースウェイ 4.063km

PNoClsPCar/TypeDriverTyreTimeDelayGapkm/h
125ST11ADVAN DENAG GT3
ポルシェ/911GT3
織戸 学
谷口 信輝
YH1'52.515--130.00
21ST12FALKEN☆PORCSHE
ポルシェ/911GT3
田中 哲也
荒 聖治
FK1'53.0110.4960.496129.43
311ST21オーリンズランサーEVO IX
三菱ランサーエボ/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH1'53.2200.7050.209129.19
4333ST13エンドレス アドバン ゲンバラGT3R-R
ポルシェ/911GT3
山岸 大
青木 孝行
YH1'53.9311.4160.711128.38
545ST14スケープ45スペックスポルシェ
ポルシェ/911GT3
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI1'54.7892.2740.858127.42
63ST15エンドレスアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'55.0032.4880.214127.19
724ST16PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ/911GT3
井上 貴志
堤 明彦
YH1'55.4612.9460.458126.68
829ST31PERSON'S elf YH NSX FAB
ホンダNSX/NA2
古谷 直広
山下 潤一郎
糸田川 和亮
YH1'55.8133.2980.352126.30
97ST32メーカーズ ゼナドリン RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH1'55.9823.4670.169126.11
106ST22FALKEN☆梁山泊☆EVO
三菱ランサーエボ/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL1'56.0943.5790.112125.99
1123ST33C-WEST ORC アドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
尾本 直史
山田 英二
YH1'56.1353.6200.041125.95
1227ST34FINAエムスクエアーADVAN M3
BMW M3/E46
小林 且雄
筒井 克彦
中村 真一郎
YH1'56.5424.0270.407125.51
1383ST35bp ADVAN NSX
ホンダNS-X/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
小林 正吾
YH1'56.8204.3050.278125.21
1448ST36フィールズT&GアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
小園 ひろみ
星野 一樹
YH1'57.3044.7890.484124.69
1520ST23RSオガワADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
小川 日出夫
福山 英朗
砂子 塾長
YH1'57.4124.8970.108124.58
1633ST37ハート・イン・ハート東名Z
日産FAIRLADY Z/Z33
小泉 洋史
吉冨 章
YH1'57.9085.3930.496124.05
1715ST38岡部自動車ハーツRX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH1'57.9185.4030.010124.04
1880ST51ネストwithアペル雅YH
(トヨタアルテッツァ/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
YH1'58.6996.1840.781123.23
1937ST52ARTA F.O.S アルテッツア
トヨタアルテッツァ/SXE10
峰尾 恭輔
影山 正彦
碓井 久彦
YH1'59.1366.6210.437122.77
2019ST39EBBRD・ Z ・TC神戸
日産FAIRLADY Z/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH1'59.3586.8430.222122.55
2126ST24エンドレスアドバンTMCランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH1'59.3736.8580.015122.53
2236ST53MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
トヨタアルテッツァ/SXE10
黒澤 琢弥
池田 大祐
YH2'00.1047.5890.731121.78
2357ST25アクレ Gキッス★RSKランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
カルロス 本田
中村 啓
九乗 俊二
DL2'00.3767.8610.272121.51
2410ST41edge-channel ADVANTAGE HV東海YH
ホンダインテグラ/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH2'00.3887.8730.012121.50
2522ST42モンドスピードDL ZOIL
ホンダインテグラ/DC5
斉藤 多聞
富澤 勝
DL2'00.5878.0720.199121.30
2618ST43コスモソニック21 FKインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
浅野 武夫
水書 健司
笠原 智行
YH2'00.9278.4120.340120.96
27*111ST26A.E.BAWOO.IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
KIM EUISOO
井尻 薫
イ・セチャン
YH2'00.9688.4530.041120.91
2854ST54ADVANアンクルインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
山内 伸弥
浅見 武
上田 五郎
YH2'01.3918.8760.423120.49
2973ST44ロイヤルハウスA-ONE-YHDC5
ホンダインテグラ/DC5
前嶋 秀司
山崎 学
杉浦 甫
YH2'01.7629.2470.371120.13
3081ST45EXTOLLwithFBS YH
ホンダインテグラ/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
YH2'02.72510.2100.963119.18
3187ST46RISO☆VBCインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
金森 敏一
星野 薫
竹島 徹
YH2'03.12810.6130.403118.79
-------- 以上予選通過 --------
-*13ST2-シーケンシャルエンドレス アドバン座間
三菱ランサーエボ/CT9A
和田 久
村田 信博
Y.HINOKI
YH計測できず---6
-*2ST2-FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL計測できず---
-*63ST2-WING PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
樋口 統也
池田 昌弘
DL計測できず---
  • CarNo.2および63は、24日朝の車検の合格およびフリー走行に、出走することを条件に最後尾スタートが認められた。
  • CarNo.13は、最後尾スタートを条件に決勝レースの出走が認められた。ただし、Cドライバーに関しては、決勝朝のフリー走行において、スーパー耐久シリーズ2005 シリーズ規則第7条(7)の条件をクリアすることとする。
  • CarNo.111のCドライバー(イ・セチャン)の決勝レース出走が認められた。ただし、スタートドライバーとしては認められない。

スーパー耐久

スーパー耐久第1戦仙台ドライバース予選 リザルト

ハイランド・スーパー耐久レース -RIJ- (2005/04/23) Drivers' Qualify Weather:Fine Course:Dry
2005 Super Taikyu Series Round 1 仙台ハイランドレースウェイ 4.063km

PNoClsPCar/TypeDriverTyreTimeDelayGapkm/h
125ST11ADVAN DENAG GT3
ポルシェ/911GT3
織戸 学
谷口 信輝
YH1'52.430--130.10
21ST12FALKEN☆PORCSHE
ポルシェ/911GT3
田中 哲也
荒 聖治
FK1'53.3310.9010.901129.06
311ST21オーリンズランサーEVO IX
三菱ランサーエボ/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH1'54.8402.4101.509127.37
445ST13スケープ45スペックスポルシェ
ポルシェ/911GT3
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI1'55.1432.7130.303127.03
524ST14PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ/911GT3
井上 貴志
堤 明彦
YH1'55.4313.0010.288126.71
63ST15エンドレスアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'55.9983.5680.567126.10
76ST22FALKEN☆梁山泊☆EVO
三菱ランサーエボ/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL1'56.5584.1280.560125.49
829ST31PERSON'S elf YH NSX FAB
ホンダNSX/NA2
古谷 直広
山下 潤一郎
糸田川 和亮
YH1'57.4835.0530.925124.50
9333ST16エンドレス アドバン ゲンバラGT3R-R
ポルシェ/911GT3
山岸 大
青木 孝行
YH1'58.1895.7590.706123.76
1020ST23RSオガワADVANランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
小川 日出夫
福山 英朗
砂子 塾長
YH1'58.2705.8400.081123.67
1127ST32FINAエムスクエアーADVAN M3
BMW M3/E46
小林 且雄
筒井 克彦
中村 真一郎
YH1'58.3345.9040.064123.61
1233ST33ハート・イン・ハート東名Z
日産FAIRLADY Z/Z33
小泉 洋史
吉冨 章
YH1'58.9906.5600.656122.92
1337ST51ARTA F.O.S アルテッツア
トヨタアルテッツァ/SXE10
峰尾 恭輔
影山 正彦
碓井 久彦
YH1'59.1766.7460.186122.73
1436ST52MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
トヨタアルテッツァ/SXE10
黒澤 琢弥
池田 大祐
YH1'59.4066.9760.230122.50
157ST34メーカーズ ゼナドリン RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH1'59.4677.0370.061122.43
1680ST53ネストwithアペル雅YH
(トヨタアルテッツァ/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
YH1'59.4937.0630.026122.41
1723ST35C-WEST ORC アドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
尾本 直史
山田 英二
YH2'00.2087.7780.715121.68
1883ST36bp ADVAN NSX
ホンダNS-X/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
小林 正吾
YH2'00.4167.9860.208121.47
1919ST37EBBRD・ Z ・TC神戸
日産FAIRLADY Z/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH2'00.6448.2140.228121.24
2026ST24エンドレスアドバンTMCランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH2'00.8278.3970.183121.06
2115ST38岡部自動車ハーツRX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH2'00.8738.4430.046121.01
2257ST25アクレ Gキッス★RSKランサー
三菱ランサーエボ/CT9A
カルロス 本田
中村 啓
九乗 俊二
DL2'00.8858.4550.012121.00
2354ST54ADVANアンクルインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
山内 伸弥
浅見 武
上田 五郎
YH2'01.5839.1530.698120.30
2422ST41モンドスピードDL ZOIL
ホンダインテグラ/DC5
斉藤 多聞
富澤 勝
DL2'01.6569.2260.073120.23
2573ST42ロイヤルハウスA-ONE-YHDC5
ホンダインテグラ/DC5
前嶋 秀司
山崎 学
杉浦 甫
YH2'01.8129.3820.156120.08
26111ST26A.E.BAWOO.IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
KIM EUISOO
井尻 薫
イ・セチャン
YH2'01.8239.3930.011120.07
2710ST43edge-channel ADVANTAGE HV東海YH
ホンダインテグラ/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH2'03.31010.8801.487118.62
2818ST44コスモソニック21 FKインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
浅野 武夫
水書 健司
笠原 智行
YH2'04.17811.7480.868117.79
2948ST39フィールズT&GアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
小園 ヒロミ
星野 一樹
YH2'04.46312.0330.285117.52
3081ST45EXTOLLwithFBS YH
ホンダインテグラ/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
YH2'04.60312.1730.140117.39
3187ST46RISO☆VBCインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
金森 敏一
星野 薫
竹島 徹
YH2'04.80612.3760.203117.20
-------- 以上基準タイム通過 --------
-2ST2-FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL計測できず---
-63ST2-WING PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
樋口 統也
池田 昌弘
DL計測できず---
-13ST2-シーケンシャルエンドレス アドバン座間
三菱ランサーエボ/CT9A
和田 久
村田 信博
Y.HINOKI
YH計測できず---

Japanese F3

F3第3,4戦鈴鹿 トヨタモータースポーツニュース

newsdot

平成17年4月17日

全日本F3選手権
第3/4戦 鈴鹿

全日本F3第3戦でトムス勢が1-2-3表彰台独占!
今季2勝目のオリベイラは第4戦も2位でランキング首位のリード拡大。
中嶋は連続表彰台獲得

f3_05_r2 2005年全日本F3選手権第2大会(第3戦、第4戦)が4月16日、17日の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。今大会にはトヨタ・トムス3S‐GE型エンジン搭載車10台を含む14台が出場。
 開催前日15日の特別スポーツ走行では、開幕戦優勝のJ.P.デ・オリベイラ(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)がトップタイム、チームメイトの中嶋一貴(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)が3番手、池田大祐(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)が4番手のタイムをマークした。

◆予選◆
 朝から好天に恵まれ春らしいうららかな陽気となった16日、公式予選が定刻より10分遅れの11時45分から15分間づつ行われた。今大会は全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦のほか、2輪の全日本ロードレース第2戦が併催され、路面コンディションが思わしくなかったが、セッション序盤から次々とトップタイムが更新される激しい争いとなった。
 第3戦の予選では池田大祐がチェッカー間際の6周目にベストタイムを叩き出し、自身2度目のポール・ポジションを獲得。これに他車に阻まれ思うようにクリアラップが取れなかったJ.P.デ・オリベイラ、中嶋一貴が続き、好調なトムス勢が1~3位を独占した。
 路面状況が好転した第4戦の予選セッションではJ.P.デ・オリベイラが2周目にいきなりただ一人55秒台に入れて暫定首位に躍り出て、さらに4周目に自己ベストをさらに縮めて文句なしのポール・ポジションを決めた。これに中嶋一貴が2番手で続く一方、池田大祐はなかなかクリアラップが取れず残念な4番手にとどまることとなった。

◆第3戦決勝◆
 第3戦は午後4時29分に12周のレースがスタート。ポール・ポジションの池田大祐は好スタートを切り、トップで1コーナーへ。3番手グリッドの中嶋一貴も絶妙なスタートを決めて、1コーナー進入で2位のJ.P.デ・オリベイラに並び かけるが逆転はならず、グリッドそのままの順位で周回を開始した。
 トップを逃げる池田大祐だが、J.P.デ・オリベイラは激しい追い上げを見せ、7周目にはファステストラップを記録してテール・ツー・ノーズ状態。チームメイト同士による首位争いの接近戦は、観客を大いに沸かせた。しかし、8周目のシケインで池田大祐が痛恨のシフトミスを喫し、これを機にJ.P.デ・オリベイラが9周目の1コーナーで首位逆転。そのままトップでチェッカー。池田大祐は無念の2位となった。
 一方、中嶋一貴も好走を見せ、4位以下を引き離して2位の池田大祐に迫るが、2位逆転までには至らず3位フィニッシュ。トムスチームの3台が4位以下に大差をつけて表彰台を独占した。

◆第4戦決勝◆
 17日も引き続き朝から晴天。路面温度上昇のため各車対策を施して午前9時55分からの第4戦決勝へと臨んだ。
 ポール・ポジションのJ.P.デ・オリベイラと2番手グリッドの中嶋一貴はスムーズなスタートを切ったが、3番手グリッドから絶妙なスタートを見せた武藤英紀(M-TEC MF204C)がこの2台をかわし、トップで1コーナーへ進入。
 これを追うJ.P.デ・オリベイラは2コーナーの立ち上がりでアウト側に片輪を落とし、池田大祐の先行を許して4位に後退。しかし、今度は池田大祐が6周目のスプーンカーブで小さいミスからコースオフ。これで再び3位に浮上したJ.P.デ・オリベイラは前を行く中嶋一貴を猛追し、10周目のシケインで2位にポジションアップ。12周目にはファステストラップを記録するなどさらにハードプッシュしながら首位を逃げる武藤英紀を追撃。
 残り2周で首位争いへ持ち込んだJ.P.デ・オリベイラは最終ラップで気迫の接近戦を演じ、大歓声の中、130Rをテール・ツー・ノーズで駆け抜け、最後のシケイン進入に勝負を賭けたが惜しくも逆転は果たせず、僅差の2位となった。
 一方、中嶋一貴は3位で連続表彰台を獲得した。池田大祐は4位、J.リード(INGING/トヨタ・トムス3S-GE)が5位であった。

トヨタ・チームトムス J.P.デ・オリベイラのコメント:
 第3戦では2勝目を挙げることが出来て本当に嬉しい。トムスチームとしても表彰台を独占する素晴らしい結果だった。第4戦ではスタートで慎重になりすぎ、さらに2コーナーでミスをして遅れてしまった。次戦SUGOでは好調を維持し、再び優勝してポイントのリードを広げるべく、全力で臨む。

トヨタ・チームトムス 中嶋一貴のコメント:
 開幕大会をノーポイントで終わり、鈴鹿には仕切りなおしと思って臨んだ。第3戦では序盤にミスがあって順位を上げられず、第4戦ではシケインでのブレーキミスでJ.P.デ・オリベイラの先行を許してしまった。連続3位という結果は得られたが、決して満足していない。今後もベストを尽くし、巻き返したい。

トヨタ・チームトムス 池田大祐のコメント:
 第3戦ではポールを獲りながら、決勝でシフトミスしポジションを落としてしまい、2位に終わったことは悔しい。第4戦でも自分のミスで4位に後退してしまった。今後はミス無くレースを戦いたい。

TDPスーパーバイザー 関谷正徳のコメント:
 第3戦での表彰台独占など、トムスチームとしては良かったし、池田君もポール獲得など光るところを見せてくれた。ただ、J.P.デ・オリベイラが速いのも確かだが、ミスをしなければ抜かれない。今大会は若手ドライバーにとっては決勝に課題を残した格好だ。これから富士スピードウェイでのテストを経て次戦のSUGOに向かうが、新装でテクニカルになった富士は新たな評価シートとしても興味深く、テストを楽しみにしている。

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿決勝 記者会見

0417_ide_press-s優勝 井出有治
 「昨日の予選ではクルマのセットを路面に合わせられなくて10番グリッドからというかなり苦しいスタートでしたが、今朝のフリー走行でクルマのバランスが良くてポイントは取れるんじゃないかと頑張りました。結果的に完璧にいって勝つことができました」

0417_matsuda_press2位 松田次生
 「昨日の予選はコンマゼロ7秒の2位で悔しい思いをしました。今日もスタートでトップに立ったんですけど、フリー走行で自分のミスでコースアウトしたのもあってクルマを煮詰め切れなくてペースが上がりませんでした。ピットインで抜かれたクルマをかわせなかったのも勝てなかった原因です。今回、井出選手がなんで勝ったのかのデータも参考にして次戦に繋げたいと思います」

0417_kogure_press-s3位 小暮卓史
 「予選は走りを煮詰めきれないとこがあって7番手になってしまいました。決勝は2ストップ作戦で前のクルマを抜かなければならない状況だというのは良く分かっていましたが、1セット目のタイヤにフラットスポットを作ってしまい、ペースが50秒台と上がりませんでした。その後、粘ってたらなんとか3位になれました」

0417_hoshino_press-s優勝監督 星野一義
 「優勝できたのはみなさんの応援のお陰と感謝しています。実際、予選10位から優勝はスーパーマン井出選手でもきついと思っていました。2回ピット作戦は計算では成り立つんですけど、相手のあることなので計算どおり行かないのがレースです。うまくいって3位かなとか、リチャード選手の前に出れればポイント差が縮まるかもしくは逆転するかなとは思っていたんですが」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

Japanese F3

F3第3戦、4戦鈴鹿 決勝記者会見

第3戦優勝、第4戦2位 ファオ・パオロ・デ・オリベイラ
 「第3戦でトップの池田選手の後ろについたときは、冷静に対処しようと自分にいいきかせました。池田選手はミスがなかったので、抜くタイミングを計っていたました。スプーンでの脱出で迫ってもバックストレートでのスピードが足らなくて抜けなかったのですが、メインストレートで捕らえることができました。
 第4戦は、ジャンプスタートを気にしすぎてスタートが遅れてしまい、完璧なスタートをした武藤選手に先行され、チームメートにも並ばれました。そして2コーナーでミスしてコースオフしました」

第3戦4位、第4戦優勝 武藤英紀
 「第3戦は、スタートに賭けていたんですが、前の2台の間に割って入ることができなくて、逆に後ろの選手に抜かれてしまいました。もし、前に出たとしてもペースが遅かったので4位が限界なのかと思います。
 第4戦では、オリベイラ選手がインを差してきてもラインを残してきれいなレースをしたいと思っていました。プレッシャーとかはなくて、逆に気が引き締まって集中して走れました。まだオリベイラ選手に比べて劣っている部分があるので、次までにクルマで稼げる部分を見つけたいと思います」

第3戦3位、第4戦3位 中嶋一貴
 「第3戦はスタートを狙ってたんですが、並びかけるところまでしか行けなくて、1、2周目にミスがあってペースを上げられなかったのが敗因かなと思います。最後、JPが前に出てから池田君との差が詰まったんですけど、前半もっと詰めていければ、そこでもう一度バトルが出来たんじゃないかと思います。
 第4戦は、スタートで2位で、トップの武藤選手について行けそうな感じはあったんですけど、徐々に離されていきました。JPが来たときは抑えなきゃと思ってたんですけど、ブレーキングをミスってしまって抜かれてしまいました。その後もペースが上がらなかったのでしょうがないですね。悔しいですけど」

第3戦2位、第4戦4位 池田大祐
 「第3戦は、せっかくポールが取れんたんですけど、レース中ペースが上がらなくて、ミスもしてしまってオリベイラ選手に抜かれてしまいました。すごい悔しいです。
 第4戦では、前の一貴選手を抜こうとしてスプーンでコースアウトしてしまいました。その後、前に追いつこうとペースを上げたときのラップタイムは悪くなかったです。昨日、今日と自分のミスで順位を落としているのでこれをなんとか直したいと思います。」

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿決勝 リザルト

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2005/04/17) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2005 Fomula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamLapTime
120井出 有冶mobilecast IMPUL511:35'15.713
25松田 次生5ZIGEN5114.593
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMA5120.170
423本山 哲Arting IMPUL5134.838
51リチャード・ライアンDoCoMo DANDELION5134.985
62服部 尚貴DoCoMo DANDELION5157.501
74ヤレック・ヤニスKONDO511'15.643
87片岡 龍也Forum Engineering LeMans501Lap
919ブノワ・トレルイエmobilecast IMPUL465Laps
-------- 以上規定周回(45 Laps)完走 --------
-31アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA3516Laps
-3山本 左近KONDO3318Laps
-8土屋 武士Forum Engineering LeMans3219Laps
-11平中 克幸CERUMO3120Laps
-28野田 英樹CARROZZERIA MOHN1734Laps
-12高木 虎之介TAKAGI CERUMO744Laps
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: No.32 小暮卓史 1'49.481 (31/51)

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿フリー走行 リザルト

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2005/04/17) Free Session WeatherFine: Course:Dry
2005 Fomula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
111平中 克幸CERUMO1'48.654--192.40
219ブノワ・トレルイエmobilecast IMPUL1'48.7840.1300.130192.17
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMA1'48.9290.2750.145191.92
412高木 虎之介TAKAGI CERUMO1'49.0050.3510.076191.78
58土屋 武士Forum Engineering LeMans1'49.0240.3700.019191.75
61リチャード・ライアンDoCoMo DANDELION1'49.2480.5940.224191.36
720井出 有冶mobilecast IMPUL1'49.2910.6370.043191.28
85松田 次生5ZIGEN1'49.3060.6520.015191.25
93山本 左近KONDO1'49.3060.6520.000191.25
1023本山 哲Arting IMPUL1'49.3370.6830.031191.20
112服部 尚貴DoCoMo DANDELION1'49.5600.9060.223190.81
127片岡 龍也Forum Engineering LeMans1'49.7751.1210.215190.44
1328野田 英樹CARROZZERIA MOHN1'49.8151.1610.040190.37
1431アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA1'50.0081.3540.193190.03
154ヤレック・ヤニスKONDO1'50.1731.5190.165189.75
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿フリー走行 ルーキー平中がトップタイム!

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 予選日から明けて決勝の行われる17日、鈴鹿は雲ひとつない快晴。春霞で鈴鹿山脈の山の端もすっかり空の色に溶け込んで判別が難しいほど穏やかな春らしい朝を迎えた。桜の花の大半を散らしてしまった昨日の強風もすっかり止みほぼ無風状態である。

 午前8時50分定刻、決勝への満タンテスト、セッティングなどを決めるフリー走行が30分にわたって行われた。開始早々、リチャード・ライアンがデグナーカーブでスロー走行。ゆっくりとピットに戻ってきたが、調整をしてピットアウト。大きなトラブルではなかったようだ。

 フリー走行終盤、予選で2位につけている松田次生がデグナーカーブでスピンアウト。クルマを降りてしまった。

 このフリー走行では、小暮卓史が好調だ。1'48.929を出し、フリー走行を中盤からリード。このタイムを破ったのは、ポールシッターのブノワト・レルイエで1'48.784。このままフリー走行が終了すると思われていた終了直前、なんとルーキーの平中克幸が、素晴らしいスピードでチェッカーを受けるとタイムは、1'48.654。トップに躍り出た。

 決勝レースは午後2時30分より51周にわたって争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR) / Photo: FMOTOR

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿予選記者会見

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ブノワ・トレルイエ
 「朝からクルマのバランスが良かったのでいろんなセットアップやタイヤを試してみました。鈴鹿サーキットの各コーナーを攻めるのは自分にとってはチャレンジです。2ndセットのタイヤでミスったので、自分がまだポールポジションにいるのかどうかチームと連絡を取りながらプッシュしていました」

松田次生
 「2年間予選で上位に来れませんでした。今年は、いい体制を作ってもらったし、クルマも金曜日に持ってきた状態が良かったのでほとんどセッティングはいじらずに対応していました。ただ、タイヤのウオームアップに1セット目、2セット目とも失敗してしまって、1周だけのウオームアップでタイムが出るというのに気がづくのが遅かったです。上位のほうで戦ってなかったので気持ち的に守りに入っていたのもポールが取れなかった要因だと思います。これが今後の課題ですが、久しぶりに2番手に来れてすごく嬉しいです」

片岡龍也
 「去年からFNに参戦して予選のベストリザルトが11位でした。チームは同じですが、2年目だし、充実した体制を用意してもらっているので上位を狙えるはずだったんですが、開幕戦は予選が8位でした。片岡は予選がヘタクソだといわれていたので、今日の結果で自信が持てました。クルマは金曜日に持ち込んだ時点ではあまり良くなかったのですが、今朝は走り出しから車の状態が良くて、午後の予選ではS字の区間なんかは完璧で、クルマに自分が着いていかなければいけないような状態でした。これを機会にこれからも予選ではこの位置で争えるようになりたいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿予選2回目 トレルイエ鈴鹿初PP!

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2005/04/16) Qualfying Session Weather:Fine Course:Dry
2005 Fomula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamTime1
Time2
TimeDelaykm/h
119ブノワ・トレルイエmobilecast IMPUL1'45.468
*1'44.677
1'44.677-199.71
25松田 次生5ZIGEN1'46.214
*1'44.747
1'44.7470.070199.58
37片岡 龍也Forum Engineering LeMans1'46.440
*1'44.814
1'44.8140.137199.45
431アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA1'46.219
*1'44.826
1'44.8260.149199.43
58土屋 武士Forum Engineering LeMans1'46.424
*1'45.100
1'45.1000.423198.91
623本山 哲Arting IMPUL1'45.885
*1'45.154
1'45.1540.477198.81
732小暮 卓史PIAA NAKAJIMA1'46.608
*1'45.201
1'45.2010.524198.72
811平中 克幸CERUMO1'46.777
*1'45.272
1'45.2720.595198.58
91リチャード・ライアンDoCoMo DANDELION1'45.876
*1'45.321
1'45.3210.644198.49
1020井出 有冶mobilecast IMPUL1'46.133
*1'45.322
1'45.3220.645198.49
112服部 尚貴DoCoMo DANDELION1'46.242
*1'45.663
1'45.6630.986197.85
1228野田 英樹CARROZZERIA MOHN1'47.019
*1'45.871
1'45.8711.194197.46
133山本 左近KONDO1'57.551
*1'45.996
1'45.9961.319197.23
1412高木 虎之介TAKAGI CERUMO1'46.758
*1'46.058
1'46.0581.381197.11
154ヤレック・ヤニスKONDO1'47.377
*1'46.339
1'46.3391.662196.59
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • コースレコード: 1'44.082

Formula Nippon

FN第2戦予選2回目 トレルイエがPP

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 フォーミュラ・ニッポン第2戦予選は16日、三重県の鈴鹿サーキットで決勝に向けてのグリッドを決める予選を行い、ブノワ・トレルイエ(mobilecast IMPUL)がポールポジションを獲得した。予選2位には、地元三重県出身の松田次生(5ZIGEN)が、同3位には片岡龍也(Forum Engineering LeMans)が入った。

 午前中に引き続き鈴鹿は快晴、汗ばむほどの気温になってきた。散り始めた桜の花びらを舞い上がらせ強い風が最終コーナーから1コーナーにかけて吹いている。路面温度は38度。午前中10分遅れで進行していたタイムスケジュールもピットウォークなどで調整され、オンタイムの午後3時5分、2回目の予選が開始された。

 予選2回目は開始早々ほぼ全車がピットアウト。開始10分、トップは1'46.100でリチャード・ライアンが着けたが、午前中トップのブノワ・トレルイエのタイムにはまだ0.6秒ほど及ばない。2位は1'46.438で井出有治、3位は1'46.611でアンドレ・ロッテラー。

 開始15分過ぎ、各車ニュータイヤを履いて早くもタイムアタックを開始。本山哲が1'45.623でまずはトップに立つと、片岡龍也が1'45.190がトップを逆転。2位に1'45.225でトレルイエが上がってきた。3位に着けたのはなんと1'45.481でルーキーの平中克幸だ。4位ロッテラーで、本山は5位に落ちた。

 1回目のアタックが終わり各車ピットインして待機中の開始25分過ぎ、ライアンがタイムアタックを開始、1'45.321で3位に上がってきた。予選終了15分前、トレルイエが、1'44.677でついに44秒台に入りトップに立った。2位には1'45.086でロッテラーが上がってきた。

 予選もいよいよ残り10分を切ってきた。ほぼ全車が最後のタイムアタックに出撃。1'44.814で片岡が2位に着けると、予選終了のチェッカーが振られる直前にコントロールラインを通過した松田次生が渾身のアタックで、1'44.747を叩き出し2位を逆転。片岡は3位に入った。

 結局ポールポジションは1'44.677で鈴鹿初のブノワ・トレルイエ、2位松田次生、3位片岡龍也、4位アンドレ・ロッテラー、5位土屋武士、6位本山哲となった。

 決勝レースは明日17日の午後2時30分より51周によって争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR) / Photo: FMOTOR

Formula Nippon

FN第2戦鈴鹿予選1回目 トレルイエが暫定ポール

鈴鹿2&4レース -RIJ- (2005/04/16) Qualfying Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2005 Fomula Nippon Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
119ブノワ・トレルイエmobilecast IMPUL1'45.468--198.21
21リチャード・ライアンDoCoMo DANDELION1'45.8760.4080.408197.45
323本山 哲Arting IMPUL1'45.8850.4170.009197.43
420井出 有冶mobilecast IMPUL1'46.1330.6650.248196.97
55松田 次生5ZIGEN1'46.2140.7460.081196.82
631アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA1'46.2190.7510.005196.81
72服部 尚貴DoCoMo DANDELION1'46.2420.7740.023196.77
88土屋 武士Forum Engineering LeMans1'46.4240.9560.182196.43
97片岡 龍也Forum Engineering LeMans1'46.4400.9720.016196.40
1032小暮 卓史PIAA NAKAJIMA1'46.6081.1400.168196.09
1112高木 虎之介TAKAGI CERUMO1'46.7581.2900.150195.82
1211平中 克幸CERUMO1'46.7771.3090.019195.78
1328野田 英樹CARROZZERIA MOHN1'47.0191.5510.242195.34
144ヤレック・ヤニスKONDO1'47.3771.9090.358194.69
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'52.8517.3835.474185.25
153山本 左近KONDO1'57.55112.0834.700177.84
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • コースレコード: 1'44.082

Japanese F3

F3第1,2戦もてぎ トヨタモータースポーツニュース

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平成17年4月3日
トヨタ自動車(株)広報部
全日本F3選手権
第1/2戦 もてぎ

 全日本F3開幕 トムスのJ.P.デ・オリベイラが開幕戦勝利!
 惜しくも第2戦は2位に甘んじるもののポイントランキング首位獲得でシーズンイン

f3_05_r1 2005年の全日本F3選手権が開幕。第1、2戦の行われる第1大会が4月2日、3日の両日、栃木県のツインリンクもてぎロードコースで開催された。
 今季もシリーズは全10大会20戦を予定。3年に一度のシャシーモデルチェンジ時期でダラーラはF305型、童夢はF107型の新型シャシーをそれぞれ投入したが、競技規則により昨年までのシャシーも継続して使用出来ることになった。
 今大会には14台が出場。トヨタ・トムス3S‐GE型エンジン搭載車は、10台を占めた。

◆予選◆
 2日(土)の天候は曇りときどき晴れ。定刻の午前10時5分から15分づつ行われた公式予選では、今季トムスチームに移籍し、前日の練習走行でトップタイムを記録するなど好調の波に乗るJ.P.デ・オリベイラ(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)、世界トップレベルのレーシングドライバー育成を目的としたトヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)のF3スカラシップにより2年目のシーズンを戦う中嶋一貴(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)と池田大祐(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)らが序盤から激しいタイムアタック合戦を展開。
 第1戦の予選セッションでは上位6台がコースレコードを更新する中、J.P.デ・オリベイラがポールポジションを獲得。中嶋一貴は3番手、池田大祐が5番手グリッドを得た。
 10分のインターバルを経て行われた第2戦セッションでは、全車がタイムアップしたが、最終ラップでJ.P.デ・オリベイラは前予選セッションで自らが記録したコースレコードをさらに更新、見事2戦連続ポールポジションを獲得。中嶋一貴が再び3番手、池田大祐が5番手と、上位6番手までは第1戦と同じ顔ぶれが並んだ。

◆第1戦決勝◆
 第1戦(14周)は雲の間に陽射しがのぞく中で、午後2時40分にスタート。ポールポジションから好スタートを切ったJ.P.デ・オリベイラは序盤から後続を引き離しながら周回。2周目には早くも2位以下に2秒差をつけ、完全な独走体制を築いた。
 一方、中嶋一貴は3番手スタートのポジションを守って1コーナーへ。しかし、間もなくスタートで4位に後退した武藤英紀(M-TEC MF204C)に迫られ、激しい3位争いを展開。さらに、5周目の3コーナーで2台は接触を喫し、両者ともその場で無念のリタイアとなった。
 一方、J.P.デ・オリベイラはファステストラップを記録して快調に周回を重ね、2位に6.171秒の大差をつけて見事開幕戦勝利を飾った。昨年のチャンピオンチームである、INGINGからのエントリーで全日本F3選手権初レースを戦ったR.ストレイト(INGING/トヨタ・トムス3S‐GE)が4位。スタートで痛恨のエンジンストールを喫した池田大祐が5位、J.リード(INGING/トヨタ・トムス3S‐GE)が6位で続いた。

◆第2戦決勝◆
 3日(日)は午後から降雨の予報もあったが、午前中は晴天でドライコンディション。路面温度も上昇した。65台のエントリーを集めたネッツカップ・ヴィッツ関東シリーズ第1戦決勝に続いて午前10時55分にF3第2戦の決勝(20周)がスタート。
 ポールポジションスタートのJ.P.デ・オリベイラは、温度上昇でグリップの上がった路面にクラッチミートをミス。僅かに予選2番手武藤英紀の先行を許し、1周目序盤から武藤英紀の直後につけて猛プッシュ。しかし、J.P.デ・オリベイラは、ブレーキング時のダウンフォース確保のためのテール・ツー・ノーズ状態を続けることも適わず、惜しくも2位でチェッカーフラッグを受けた。J.P.デ・オリベイラは開幕第1戦1位、第2戦2位と連続表彰台獲得で第1大会を終えてポイントランキング首位につけ、幸先の良いシーズンスタートとなった。
 また、5番手スタートの池田大祐は序盤から4位で逃げる横溝直輝(ニッサンSR20VE)に迫ったが、逆転はならず。
 3番手スタートの中嶋一貴はスタートでやはりTDPスカラシップを受けるF3ルーキー安岡秀徒(INGING)と軽い接触を喫してバランスを崩し、R.ストレイトと激しい6位争いを見せたものの13周目にコースアウト。無念の連続リタイアとなった。

トヨタ・チームトムス J.P.デ・オリベイラのコメント:
 トムスチームに移籍した開幕第1戦でポール・トゥ・ウィンを飾ることが出来て嬉しい。第2戦では悔しいスタートミスを喫したが、これを糧にシリーズチャンピオンを目指して努力を続けたい。

トヨタ・チームトムス 池田大祐のコメント:
 チームメイトのJ.P.オリベイラと比べても上手くマシンを使いこなせていないように感じるし、まだまだ勉強することは多い。次戦鈴鹿はテストの感触も良かったので、是非とも表彰台を狙いたい。

TDPスーパーバイザー 関谷正徳のコメント:
 今年から欧州との連携を強めたTDPとして引き続き若手ドライバー育成に力を入れていく。2年目の中嶋君、池田君、ルーキーの安岡君はそれぞれに細かいミスの積み重ねで残念ながら結果に繋がらなかった印象だ。次の鈴鹿を仕切り直しのスタートと気持ちを切り替え、今後のレースを全力で戦って欲しい。

SUPER GT

SUPER GT第1戦岡山 写真集

■GT500
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■GT300
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■SNAP
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Photo: Keiichiro TAKESHITA / Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

※全ての写真はクリックで拡大画像が表示されます。

SUPER GT

SUPER GT第1戦岡山 HONDAリリース

05年型NSX-GT、開幕戦で全車完走
ARTA NSX(伊藤/ファーマン組)4位、EPSON NSX(松田/ロッテラー組)5位
3月27日(日)・決勝
サーキット:岡山国際サーキット 天候:曇り 気温:13℃ 決勝レース:82周(303.646km)
コースコンディション:ドライ 観客数:59,100人

 3月27日(日)、岡山国際サーキット(岡山県)において今年から新シリーズとなる2005年SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300KM RACE」の決勝レースが開催された。

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 SUPER GTの予選は新たなルールが設定された。まず土曜日の午前中に行われる予選1回目の上位10台(各クラス)が予選2回目に行われるスーパーラップ(それぞれが3周のタイムアタックを行い、最終グリッドが決定する方式)で出場権を得る。そして、その10台に入れなかったマシンの中から予選2回目の始めに行われるフリー走行での各クラス上位2台が新たに出場権を獲得し、スーパーラップでは各クラス12台のマシンが最終グリッドを争うこととなった。

 26日(土)は前日までの雪から好天となり、ドライコンディションでの公式予選となった。NSX-GT勢はスーパーラップに3台が参加し、#32松田次生/アンドレ・ロッテラー組(EPSON NSX)が見事なタイムアタックをみせて1分25秒256を記録して10台抜きの4番グリッドを獲得した。#8伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(ARTA NSX)は6番手、#18道上 龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)は7番グリッドとなった。フリー走行で惜しくもスーパーラップに進出することができなかった#100 セバスチャン・フィリップ/ジェレミー・デュフォア組(RAYBRIG NSX)は14番グリッドからのスタートとなった。

 27日(日)は朝から快晴となったものの、天気予報では夕方前から雨が降るとの情報もあり、各チームは対策に悩まされた。スタート時間が近づくにつれ、天候も曇りとなり、午前中に16℃もあった気温も下がり始めた。そして5万人以上のファンが見守るなか、14時03分に総参加台数43台(GT500クラス18台)のマシンがローリングスタートを切った。

 決勝レースはスタート直後の1コーナーでポールポジションスタートの#22 モチュールピットワークZがコースアウトを喫するアクシデントが発生した。混乱のオープニングラップを終えて#32 EPSON NSXのA.ロッテラー選手が3位、#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手が1台を抜いて4位、#18 TAKATA童夢NSXの道上 龍選手が8位、#100 RAYBRIG NSXのS.フィリップ選手が11位を走行する。

 3位のロッテラー選手と4位のファーマン選手は序盤から1分26秒台のハイペースを維持してトップグループを追走していく。8周目には早くもバックマーカーが出現しトップグループのラップタイムも28秒台まで下がり、バックマーカーと接触してクラッシュするアクシデントも発生。混戦での速さと忍耐力が必要な激しいレース展開となった。

 20周目の時点で、ロッテラー選手が3位、ファーマン選手が4位、道上選手が9位、フィリップ選手が10位を走行。28周目、フィリップ選手が1コーナーで他車に接触されコースアウト、すぐに復帰をするものの12位まで順位を下げてしまう。

 34周終了時、4位を走行していた#32 EPSON NSXのロッテラー選手が先陣を切ってピットイン。松田次生選手へのドライバー交代と燃料補給を行い、46.9秒のピット作業でコースに復帰した。その後、次々に各車がドライバー交代をするなか、#8 ARTA NSXはピットインのタイミングを遅らせる作戦に出る。ファーマン選手は粘る走りをみせて40周終了時にトップでピットイン、伊藤大輔選手に交代した。

 ほぼ全てのマシンがピットイン作業を終えた43周時点でNSX-GT勢は松田選手(EPSON NSX)が4位、伊藤選手(ARTA NSX)が5位、小暮卓史選手(TAKATA童夢NSX)が9位、J.デュフォア選手(RAYBRIG NSX)が11位となった。

 54周目、トップを走行していたザナヴィニスモZが接触によるタイヤトラブルのためスローダウン。60周時点では松田選手と伊藤選手がテール・トゥ・ノーズの状態で4位争いを展開。道上選手が7位、デュフォア選手も10位まで順位を上げる。その後、伊藤選手が松田選手を抜いて4位に浮上した。

 結局、気温は下がったものの最後まで天候は崩れなかった。82周=303.646㎞という長丁場のレースは、Honda NSX-GT全車が大きなトラブルもなく完走を果たし、#8 ARTA NSXが表彰台まであと一歩の4位。#32 EPSON NSXが5位、#18 TAKATA童夢NSXが7位、#100 RAYBRIG NSXが10位でチェッカーフラッグを受けた。優勝したのは織戸 学/D.シュワガー組(#25 ECLIPSE ADOVAN スープラ)だった。

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白井 裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「今シーズンの新型NSX-GTが順調な仕上がりを見せていただけに表彰台を獲得できなかったのは残念です。実戦を走ってみてライバルとの比較もできましたので、今後はマシンセッティングなどハード部分をさらに熟成し、あわせてチーム戦略などソフト領域の課題を詰めていきたいと思います。これからやることがたくさんありますが、ファンの皆様の期待に応え、いち早く優勝の二文字をお届けできるように頑張ります」

4位 #8 ARTA NSX
伊藤大輔(Daisuke Ito)選手
「表彰台に上がれなかったのは悔しいですね。今シーズンは新しい体制、マシンとなり、時間の無いなかでHondaやチームスタッフが頑張ってくれたことに感謝しています。マシンは全てが進化しているのですが、本来の能力をフルに発揮していくには、すべきことがたくさんあります。今回の予選と決勝でのパフォーマンスは満足できるものでしたので、今シーズンは大いに期待していてください」

ラルフ・ファーマン(Ralf Firman)選手
「久しぶりのGTレースだったけど楽しめたよ。2002年に乗っていたマシンより大きく進化していて随分速くなっているけど、ライバル達も速くなっているね。でも、このマシンなら期待の持てるシーズンになりそうだよ。最終目標は当然チャンピオンなので、早く優勝できるようにマシンを熟成していきます。私の大好きな日本のみなさん、これからも応援をよろしくお願いします」

SUPER GT

SUPER GT第1戦岡山 STI リリース

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            2005/03/29号 Vol.404
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SUPER GT 第1戦
   「岡山 GT300kmレース」
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■開催月日:2005年3月26-27日
■開催場所:岡山国際サーキット
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◇ クスコスバルADVANインプレッサ
  トラブルを克服し、12位完走

国際シリーズ化されJGTC(全日本GT選手権)からSUPER GTに生まれ変わった新生GT。その開幕戦は3月26~27日岡山国際サーキット(旧称:TIサーキット英田)で開催され、小林且雄/谷川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは、予選のクラッシュから蘇り12位完走を果たした。

#77インプレッサは、基本的に昨年のボディをモディファイしたもの。主な改良点は、オーバーフェンダーやホイールアーチ、そしてリヤのフレーム以外の素材を鉄からアルミに変更して約10kgほどの軽量化を図ったこと。また、エンジンや冷却系にも改善が図られている。

予選は今年から新しいシステムが導入され、予選1回目は1時間枠をGT300の専有枠、GT500の専有枠、GT300とGT500の混走枠と20分ずつの走行枠に区分する従来どおりの方法。この予選1回目で2名のドライバーが予選基準タイムをクリアしてトップ10に入ると、予選2回目に行われるF1同様1台ずつのアタックとなる“スーパーラップ(SL)”への出場権が得られる。また予選2回目は初めに15分ずつのGT300、GT500それぞれの専有走行枠があり、予選1回目に2名のドライバーが基準タイムをクリアしてSL進出10台を除いた中でトップ2に入るとSLに出場することができる。そしてSLは2台ずつがコースインして行われ、この順位がトップ12のグリッドとなり、13位以下は予選1回目のタイム順となる。

26日の予選1回目、10時30分から20分がGT300クラスの専有走行枠。谷川はインプレッサをコースインさせ、開始8分のタイミングでアタックに入った。しかし最終コーナーで車両のバランスを乱してコースアウト。タイヤバリアに当たりフロントと右サイドを壊しストップしてしまった。このクラッシュで、車両のダメージは大きく、V字マウントのラジエター を破損。ここで、エンジンルームのスペックは04モデルのものに戻すことになった。チームスタッフの懸命な作業で予選2回目にはエンジンもかかったが、今度は電気系のトラブルも発生したため出走をあきらめ、予選不通過という結果に終わったが、チームは嘆願書を提出、決勝出場の可否は翌朝のフリー走行の状況で判断されることになっ た。そして27日朝のフリー走行で小林がコースを8周して問題がないと判断され、決勝レースへの進出が認められることになった。

6万人近いファンがスタンドを埋めた14時からの決勝レース。#77インプレッサは参加24台のGT300クラス、最後のグリッドからフォーメーションに臨んだ。スターターは谷川。スタートでポジションを上げた谷川は、1分34~35秒台のタイムを連発しながら、前を行く車両を次々とパス。20周目には12位まで浮上した。30周を過ぎた中盤に早めのルーティーンピットが始まると周回ごとにポジションアップ。36周目に8位までポジションを上げてピットインして小林に交代、小林はコースへ13位で復帰していった。各車のピット作業が落ち着いた48周目には小林は9位までポジション を戻した。しかしタイヤの磨耗はつらく、終盤はペースを落とさざるを得なくなり12位でチェッカーを受けることになった。ポイント獲得こそならなかったが、最悪の状態からもチーム力でリカバリーして手堅く完走、データを収集した#77インプレッサ。次はリニューアルオープンとなる新生・富士スピードウェイが舞台となる。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

SUPER GT

SUPER GT 第1戦岡山 トヨタモータースポーツニュース

SUPER GT
第1戦 岡山GT300kmレース

新生「SUPER GT」開幕 トヨタ・スープラが1-2フィニッシュ
織戸学/D.シュワガー組が先制勝利。
土屋武士/J.コートニー組も2位でチェッカーフラッグ

開幕戦で先制勝利を果たしたスープラ25号車

 昨年までの「全日本GT選手権(JGTC)」が国際化に伴い「SUPER GT」と改称した。全日本選手権からインターナョナルシリーズとなったもので、その開幕戦が3月26日(土)と27日(日)の両日、岡山県の「岡山国際サーキット」(TIサーキット・英田が改称)で開催された。
 今季は改装一新された富士スピードウェイでの2戦を含む全8戦に米国カリフォルニア・スピードウェイでのオールスター戦を加えた合計9レースが予定されている。

 開幕戦の岡山にはGT500クラス18台、GT300クラス26台の合計44台が出場。トヨタ勢はGT500クラスに8台のスープラ、GT300クラスには2台のセリカと2台のMR-Sがエントリー。金曜日に行われた練習走行は一時吹雪模様に見舞われる不順な天候だったが高木虎之介/立川祐路組のZENTセルモスープラ38号車が2番手を記録し、好調を印象づけた。

◆予選◆
 26日(土)の天候は晴れ時々曇り。公式予選は2セッションでベストタイム順にグリッドを決定する従来の方式から新たにセッション1回目(1時間)の上位10台および2回目(30分)の上位2台を加えた計12台が2台づつタイムアタックして上位グリッドを決める「スーパーラップ」方式が導入された。
 グランドスタンドを埋めたファンが注目する中、午後3時半から行われた「スーパーラップ」方式のタイムアタックで、GT500クラスでは織戸学/D.シュワガー組ECLIPSE ADVANスープラ25号車が3番手、スープラ38号車が5番手グリッドを獲得。
 GT300クラスでは佐々木孝太/山野哲也組RECKLESS MR-S30号車がトップタイムを記録したが、ピットアウトの際に信号無視と判断されてペナルティを課せられ、2番手タイムの加藤寛規/谷口信輝組ウエッズスポーツセリカ19号車が繰り上がりでポールポジションを獲得した。

◆決勝◆
 27日(日)は早朝から熱狂的な観客がサーキットに詰めかけ、土日合計の入場者数は8万4千人余りと過去最高を記録。GTレースの人気ぶりを改めて印象付けた。
 天候は午後から降雨との予報もあったが、曇天ながら無事ドライコンディションを維持。午前中にはサポートイベントとしてワンメイクレースとしてすっかり定着したネッツカップ・アルテッツァの決勝レースも行われ、午後2時に新生「SUPER GT」の開幕戦となる決勝レースのローリングスタートが切られた。
 3番手スタートのスープラ25号車は見事なスタートダッシュを決めると第1コーナー進入で2位に浮上。さらにトップの日産フェアレディZ1号車と接近戦を展開し、9周目には首位奪取に成功。
 スープラ25号車はその後GT300車両に行く手を阻まれて23周目に惜しくも2位に後退。中盤のピット作業を経て2位をキープしていたところ、首位を逃げるフェアレディZ1号車は他車との接触でスローパンクチャーに見舞われてピットへ。スープラ25号車は再び首位奪還を果たすと、そのまま2位以下との間隙を保ったままチェッカーを受け、見事開幕戦で先制勝利。
 また、8番手スタートからじわじわとポジションを上げた土屋武士/J・コートニー組DYNACITY TOM'S スープラ36号車も41周目にNSX8号車をパス。スープラ25号車に続き2位でチェッカーを受け、スープラ勢は開幕戦で見事ワン・ツー・フィニッシュを達成する快挙を成し遂げた。
 一方、GT300クラスでは予選1番手のセリカ19号車は前半戦首位を守ったが、中盤のピットインで他車に先行されて首位脱落。さらに不運な接触、スピンなどに見舞われて後退。代わって田中実/中嶋一貴組MRーS31号車が4位に浮上。終盤3位のNSX0号車と接戦を展開するが逆転はかなわず、4位でゴールした。

ECLIPSE ADVANスープラ25号車 ドライバー織戸学のコメント:
 ライバルにもハンディウェイトの乗っていないイーブンな状態で戦う開幕戦で優勝出来てものすごく嬉しい。今週はラッキーもあったが、スープラと同時にタイヤのパフォーマンス向上も大きいと思う。まだ始ったばかりだが、今後もチャンピオンシップの上位を狙ってベストを尽くす。

ECLIPSE ADVANスープラ25号車 ドライバーD.シュワガーのコメント:
 まさか開幕戦で優勝出来るとは予想していなかった。予選でソフトタイヤを選んでいたら予選トップが獲れたと思うが、決勝を走ってみてミディアムを選んだのは正解だった。終盤はブレーキに若干トラブルを抱えていたが、無事トップでチェッカーを受けることが出来て感激だ。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:
 開幕戦をスープラのワン・ツーで飾ることが出来て良かった。新たに「SUPER GT」となったシリーズには新たな方式の予選、「スーパーラップ」も導入され、ファンの方々にも楽しんで頂けたと思う。今後はさらにスープラの熟成を重ね、常に上位争いが出来るよう全力を尽くす。GT300クラスでもセリカ19号車がポールポジションを獲得。またMR-S31号車の活躍など、新たにGTに入ってきた若手ドライバーも頑張ってくれた。

SUPER GT

SUPER GT 第1戦 岡山 NISMO モータースポーツフラッシュ

SUPER GT 第1戦
  「OKAYAMA GT 300km RACE」  決勝
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年3月27日
■開催場所:岡山国際サーキット
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■G'ZOX・HASEMI・Zが3位表彰台へ
 ニスモの2台はトラブルに泣く

SUPER GT開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が、岡山国際サーキットで開催され、予選9位からスタートした#3 G'ZOX・HASEMI・Z(金石年弘/エリック・コマス組)が3位に入り、表彰台にあがった。
ポールポジションからスタートした#22モチュールピットワークZ(ミハエル・クルム/柳田真孝組)は、スタート直後にスピンアウトし順位を落としたものの12位で完走。予選2位#1ザナヴィ ニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン組)は中盤までレースをリードしたがマシントラブルでリタイヤし、予選13位の#12カルソニック インパルZは、レース序盤に他車と接触してマシンを破損して戦列を去ることとなった。

59,100名の観衆を集めた注目の開幕戦は、意外な展開となった。フロントロウを独占した2台のニスモZは、前日の公式予選から高いパフォーマンスを見せており、決勝レースでも注目の的であった。
14:00にフォーメーションラップが開始し、1周の後グリーンライトが点灯してレースはスタートとなったが、ポールポジションのルーキー柳田の両側から#1本山と#25スープラがかわしていくと、第2コーナーでは柳田を後続車がプッシュ。柳田Zはグラベルベッドへとスピンアウトしてしまった。#22は自力での脱出ができず、3周をロス。柳田のGT500デビュー戦は、一転不利な位置からの追い上げレースとなってしまった。

一方、#22 Zを抜いてトップに立った本山の#1 Zは、序盤のレースをリード。激しくチャージをかける#25スープラに一時首位を明け渡したが、23周目からは再びトップへと返り咲いた。そして38周目にピットインするまでレースリーダーのポジションを維持し続けた。
トップでレースに復帰したリチャード・ライアンはハイペースで2位との差を広げていったが、54周目に他車との接触によってタイヤをパンクさせて緊急ピットイン。順位を9位に落とした。そしてコースに戻った直後の57周目に再度ピットインすることとなった。駆動系のトラブルでギアがシフトできない状態となっており、そのままリタイヤとなった。

グラベルベッドから抜け出した#22 Zは、その後はミスなく周回。柳田は、予選の最速タイムを記録したミハエル・クルムにドライバー交代した。クルムはレース終盤に至るまでトップグループと同等のペースで追い上げ、スタート直後に総合40位まで落とした順位を12位にあげてフィニッシュした。

金石年弘がレースをスタートした#3 Zは、スタート後徐々に順位を上げ、先行車を次々パスしていった。そして37周目にエリック・コマスに交代すると、コマスも金石同様のアグレッシブな走りで先行車を追う。そして54周目に3位にあがると、その順位をキープしてフィニッシュラインを通過した。

■ニスモ出川監督
「ニスモの2台は順調だっただけに残念でした。#1は勝てるレースだったのに。出てほしくないときにトラブルが出てしまいました。去年は運に助けられたこともありましたが、今回は運が足らなかったのでしょう。しかし、クルマのパフォーマンスには満足できたので、次回の富士に雪辱を期します。また、柳田のGT500デビューは、不可抗力だったとはいえ見事に先輩達の厳しい洗礼を受けてしまいました。ですが、その後の走りは悪くなかったので、これを今後の教訓にしてくれることでしょう」

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

SUPER GT

SUPER GT Rd1 岡山 優勝記者会見

050327_winner-s

GT500クラス優勝 CarNo.25 ECLIPSE ADVANスープラ

織戸 学
 「いままで周りがウェイトを積んだときとかリストリクターが大きいときがチャンスだったんですが開幕戦から勝てて嬉しいです。金・土はぼくらにとってラッキーなコンディションでしたが、今日はZが速いのが分かってたので、行かれるかなと思ったのですが、意外に速くなかったですね。今日は勝とうとかそいう欲がなかったので、走行会に来て走ってるみたいでした。周りの動きも良く見えたし、今日は楽しかったです。でも、ラスト5周くらいはどきどきしました」

ドミニク・シュワガー
 「表彰台に立てるとは思ってましたが、優勝という結果は信じられないです。朝のフリー走行から快調でしたが、決勝レースは最後20ラップあたりからブレーキバランスが悪くなったので、トップに立ってからは後ろのクルマとの距離を保つことに専念しました」

GT300クラス優勝 CarNo.13 エンドレス アドバンZ

木下みつひろ
 「クルマは新車ですが去年とはほとんど変ってないので、走る度にセッティングを変更し、タイヤをトライし、細かい煮詰めを行ってコンスタントに速く走れるようになりました。辛いレースになると思っていましたし、勝てるとは思ってなかので正美くんと表彰台に乗れれば御の字だと言っていました。300のZで初優勝したので当然チャンピオンは狙って行きます」

影山正美
 「ぼくを迎え入れてくれたエンドレス、アドバン、NISMOに感謝します。2年間Zに乗っていた木下さんに開幕までにクルマを仕上げてもらいました。レースは勝てるとは思っていませんでした。レース中にM-TECに抜かれたときはクラスが違うんじゃないかと思いましたが、でも勝ちは勝ちだし、これでチームの雰囲気も良くなるのでいい流れを続けていきたいと思います」

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

SUPER GT

SUPER GT Rd1 岡山 決勝 リザルト

岡山GT 300kmレース -RIJ- (2005/03/27) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry
2005 AUTOBACS SUPER GT Championship Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
PosNoClsPosCar
Model
DriverLapTime/Bihind
1255001ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
織戸 学
ドミニク・シュワガー
822:02'29.899
2365002DYNACITY TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
土屋 武士
ジェームス・コートニー
823.494
335003G'ZOX・HASEMI・Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
金石 年弘
エリック・コマス
8221.403
485004ARTA NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
8230.533
5325005EPSON NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
松田 次生
アンドレ・ロッテラー
8248.176
6375006DYNACITY TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
片岡 龍也
山本 左近
8251.411
7185007TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
道上 龍
小暮 卓史
821'06.041
8395008デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
アンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ
811Laps
9355009イエローハットYMSスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
服部 尚貴
脇阪 薫一
811Laps
1010050010RAYBRIG NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
セバスチャン・フィリップ
ジェレミー・デュフォア
811Laps
11650011エッソウルトラフロースープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
脇阪 寿一
飯田 章
811Laps
12*2250012モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ミハエル・クルム
柳田 真孝
802Laps
138850013JLOC ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO R-GT / GH-BC10E / L535
山西 康司
和田 久
784Laps
14133001エンドレス アドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
木下 みつひろ
影山 正美
775Laps
1573002雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7 / FD3S / 20B
山路 慎一
井入 宏之
775Laps
1603003EBBRO M-TEC NSX
HONDA NSX / LA-NA2 / C32B
黒澤 治樹
細川 慎弥
775Laps
17313004APEXERA MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
田中 実
中嶋 一貴
775Laps
18303005RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
佐々木 孝太
山野 哲也
775Laps
19113006GPH FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
田中 哲也
パオロ・モンティン
775Laps
20193007ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
加藤 寛規
谷口 信輝
766Laps
21463008Dream Cube's ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
星野 一樹
青木 孝行
766Laps
22273009direxiv ADVAN 320R
VEMAC RD320R / RD320R / C32B
宮川 やすお
密山 祥吾
766Laps
234330010ARTA Garaiya
ASL Garaiya / ASLGaraiya / VQ35DE
新田 守男
高木 真一
766Laps
245230011プロμ太陽石油 KUMHO セリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
竹内 浩典
平中 克幸
766Laps
257730012クスコ スバル ADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA / GD / EJ20
小林 且雄
谷川 達也
766Laps
261030013MACH-GO FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
三船 剛
松田 秀士
757Laps
27*230014プリヴェチューリッヒRD320R
Vemac RD320R / RD320R / C32B
高橋 一穂
渡辺 明
757Laps
284730015CCI・リカルデント・ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
清水 剛
藤井 誠暢
757Laps
29930016 Gulf ADVAN FORTUNE MT
MOSLER MT900R / MT900R / LS1
山下 潤一郎
山田 英二
757Laps
307230017FK/massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR / 911GT3RSR / M96/73
井上 貴志
平川 晃
739Laps
317030018外国屋アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
石橋 義三
田嶋 栄一
739Laps
32*530019プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU
Vemac RD320R / RD320R / C32B
玉中 哲二
筒井 克彦
6913Laps
333850014ZENT セルモ スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
立川 祐路
高木虎之介
6121Laps
-------- 以上規定周回数完走 --------
-1500-ザナヴィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
本山 哲
リチャード・ライアン
5626Laps
-777300-梁山泊・TEAM高見沢ADVAN GT3
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
高見沢 一吉
砂子 塾長
5131Laps
-26300-ENDLESS TAISAN ゲンバラGT3R
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
山岸 大
井尻 薫
5131Laps
-21500-ノマド フェラーリ 550 GTS
FERRARI 550 MARANELLO / F550 / F133
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
1963Laps
-*12500-カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
775Laps
-112300-ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3
PORSCHE 911GT3 / GF99663 / M96/77
余郷 敦
澤 圭太
676Laps
-62300-WILLCOM ADVAN VEMAC350R
VEMAC RD350R / RD350R / ZV348
柴原 眞介
植松 忠雄
676Laps
-111300-ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4
PORSCHE 968 /E-968 / M44
飯島 寛也
Guts 城内
577Laps
-34500-BANDAIスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
荒 聖治
横溝 直輝
082Laps
-913300-K-stadium ADVAN CORVETTE C6
CHEVROLET CORVETTE / C6 / LS1
福山 英朗
松本 晴彦
0未出走
  • Fastest Lap: #1 本山哲 1'26.350 4/37 154.381km
  • ゼッケンNo.12は、2005 SUPER GT シリーズ規則第3章第28条14.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(14:15)【リタイアのため未消化】
  • ゼッケンNo.22は、2005 SUPER GT シリーズ規則第3章第29条14.(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(15:05)
  • ゼッケンNo.2は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 b)(青旗提示後、後続車両を先行させず接触)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。(15:35)
  • ゼッケンNo.5は、2005 SUPER GT シリーズ規則第3章第34条10.(給油中の作業違反)により、決勝結果に25秒を加算する。(16:10)

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