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2021年5月

TCR JAPAN SATURDAY | TCR JAPAN SUNDAY

TCRJ:第2戦オートポリス公式予選 サタデーシリーズは白坂卓也が、サンデーシリーズは初参戦の三浦愛がポールポジション

 TCRジャパンシリーズは15日、オートポリスで公式予選を行い、サタデーシリーズは白坂卓也(若甦ドリームドライブwith KCMG)が、サンデーシリーズは三浦愛(DOME RACING)がポールポジションを獲得した。

 オートポリスは予報通り早朝より雨、高地のため涼しい中でTCRジャパンシリーズのサタデーシリーズとサンデーシリーズの公式予選が行われた。

■サタデーシリーズ

ポールポジションを獲得した白坂卓也(若甦ドリームドライブwith KCMG)

 サタデーシリーズの予選は午前8時35分より15分間で行われた。

 ここでは白坂卓也(若甦ドリームドライブwith KCMG)が2周目に2分8秒927でトップに立つと、そのタイムを4周目に8秒237まで伸ばし、2位以下を1秒弱ちぎってポールポジションを獲得した。

 2位にはヒロボン(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が、3位にはシリーズ初参戦の三浦愛(DOME RACING)が僅差で続いた。

 なお3位の三浦はエンジン交換のため7番グリッドからのスタートとなる。

■サンデータデーシリーズ

ポールポジションを獲得した三浦愛(DOME RACING)

 サタデーシリーズに続き10分間のインターバルで午前9時より15分間で公式予選が行われた。

 ここではまずヒロボン(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が2周目に2分8秒262を出しトップに立つ。2位には白坂が続くが、 3周目に2分7秒986をたたき出した三浦が一気にトップに浮上。そのままポールポジションを決めた。

 2位にはタイム更新ならなかったヒロボンが、3位には白坂が入った。

 決勝はサタデーシリーズが本日15日午後2時5分より20分+1周で、サンデーシリーズが明日16日午前9時45分より20分+1周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Kazuhro NOINE

TCR JAPAN SUNDAY

TCRJ-SUN:第2戦オートポリス公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦 -RIJ- (2021/05/15) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2021 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 2 オートポリス 4.674km

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
197三浦 愛Honda CIVIC TCR
DOME RACING
2'07.986--131.471
219ヒロボンCUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'08.262 0.276 0.276131.188
345白坂 卓也Honda CIVIC TCR
若甦ドリームドライブwith KCMG
2'08.293 0.307 0.031131.156
465加藤 正将Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
2'09.450 1.464 1.157129.985
573大蔵 峰樹Alfa Romeo Giulietta Veloce TCR
M-PROTOTYPING Team STILE CORSE
2'09.641 1.655 0.191129.793
671大山 正芳Honda CIVIC TCR
ダイワN通商アキランドCIVIC
2'11.190 3.204 1.549128.260
717鈴木 建自Audi RS3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'11.390 3.404 0.200128.065
810佐藤 潤Volkswagen Golf GTI TCR
Adenau IDI GOLF TCR
2'13.365 5.379 1.975126.168
---- 以上基準タイム(110% - 2'20.784)予選通過 ----

TCR JAPAN SATURDAY

TCRJ-SAT:第2戦オートポリス公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦 -RIJ- (2021/05/15) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2021 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 2 オートポリス 4.674km

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
145白坂 卓也Honda CIVIC TCR
若甦ドリームドライブwith KCMG
2'08.237--131.213
219ヒロボンCUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'09.211 0.974 0.974130.224
3*97三浦 愛Honda CIVIC TCR
DOME RACING
2'09.412 1.175 0.201130.022
465加藤 正将Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
2'09.546 1.309 0.134129.888
573大蔵 峰樹Alfa Romeo Giulietta Veloce TCR
M-PROTOTYPING Team STILE CORSE
2'09.877 1.640 0.331129.556
6*71大山 正芳Honda CIVIC TCR
ダイワN通商アキランドCIVIC
2'11.367 3.130 1.490128.087
717鈴木 建自Audi RS3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'13.348 5.111 1.981126.184
810佐藤 潤Volkswagen Golf GTI TCR
Adenau IDI GOLF TCR
2'15.099 6.862 1.751124.549
--- 以上基準タイム(110% - 2'21.060)予選通過 ----
  • CarNo.97,71は、2021 TCR JAPAN SERIES競技規則18-1.d)(エンジン交換)により、最後尾からのスタートとする。

SUPER GT

SGT:第2戦富士 大荒れの500kmレース、長丁場をドライバーの激走で完走しチームポイント2を獲得! (Arnage)

 昨シーズンはコロナの影響で5月の富士ラウンド開催が見送られたため、今シーズンは2年ぶりにゴールデンウィークに開催される富士500kmレースとなった。天候にも恵まれ、久しぶりのロングレースを楽しもうと大勢の観客が訪れていた。

5/3 予選日

 開幕戦の後、Arnage Racingは富士ラウンドに向けて、2回の公式テストと岡山レースのセットを再考し、持ちうるベストのセットを持ち込んでいた。

 またガレージでは長丁場に備えて、プロペラシャフトから、ドライブシャフト、インプットシャフト、クラッチ、ギア、ポジションセンサに至るまで、駆動系のライフパーツを一新、入念にメンテナンスを行った。

 予選日の朝は雲ひとつない晴天に恵まれ、4月に逝去された土屋春雄氏への黙祷の後、9時5分から公式練習が始まった。走り出しは柳田選手で、加納選手と交代しながらマシンのフィーリングを確認した後、セットの確認を行った。

 持ち込みセットの評価はまずまずだったが、路面状況や周囲の車両との兼ね合いから考慮すべき点もあり、チームは何度もマシンをピットに入れてダンパーやスタビなど、足回りを中心に細かいセッティングを繰り返した。

 セットがある程度落ち着いてきたところで、今回の公式練習の要となる空力系のテストを行った。決勝に向けて、少しでもコーナリング速度を上げて戦闘力をアップするため、ウイングを中心にいくつかの方向性が検討された。またチームは同時に、決勝のタイヤとしてH(ハードタイヤ)-Hの他に、H-MH(ミディアムハードタイヤ)のコンビネーションも持ち込み、タイヤのテストも行った。

 検討の結果、決勝スタート時の路面温度が上がることを考慮し、決勝スタートタイヤとなる予選タイヤを4輪ともHに決めた。そして、コーナリング速度のアップを図るため、公式練習後のインターバルに足回りのセットチェンジを行い、予選に臨むこととなった。

 14時30分、300クラスから予選がスタートした。

 今大会もBグループから出走するArnage Racingは柳田選手がQ1を担当。柳田選手は慎重にタイヤに熱を入れ、タイミングを見計らって5Lap目、1’37.924をマークしてQ1を終了した。

 上位マシンが1分35秒台を叩き出す中、今大会もQ2進出は叶わず、Arnage Racingは23番グリッドからの決勝スタートとなった。決して高順位ではないが、柳田選手自身が目標としていた1分37秒台を、レースを見据えたH-Hタイヤでクリアすることができたことは、決勝に向けての好材料と言える。

 セットアップの方向性が定まり、レースに向けての感触は非常に良くなってきたが、まだ満足のいくものではなかった。

5/4決勝日

 決勝日も雨の心配が全くない、初夏を思わせる気持ちのいい晴天に恵まれた。

 予選後のドライバーのコメントをもとに、チームはコーナリングのフィーリングをさらにアップすべく、足回りと空力系に再度セットチェンジを入れて、決勝前のウォームアップ走行に臨んだ。

 しかし、変更したセットには全く効果が見られず、それどころかドライバーがアンダーステアを訴える事態となってしまった。決勝前ギリギリのタイミングだったが、予想外のフィーリングの豹変に、チームは原因がわからないまま、再びセットを全て昨日の予選後の状態に戻すこととなった。

 14時30分から、500kmの長丁場となるレースがスタート。

 スタートドライバーを任された柳田選手が、23番手から追い上げを開始する。柳田選手はスタートでポジションを落とすも、2Lap目に出たSC後は安定したペースで走行、前方のマシンとのギャップを少しずつ縮めていく。

 今大会ではドライバー交代を伴う最低2回のピットインが義務付けられているため、7周目あたりから1回目のルーティンピットを敢行するチームが出始める。

 スティント序盤アンダーステアを訴えていた柳田選手だったが、路面温度が少し落ち着いてきたスティントの中盤以降は、1分39秒台後半から40秒台の粒の揃ったタイムで周回を重ね、見かけ上の順位を少しずつ上げていった。

 Arnage Racingは予定通り柳田選手のスティントを引っ張り、34Lap目に見かけ上8番手で1回目のルーティンピットのため、マシンをピットに呼び戻す。チームは迅速なピットワークで左側のみタイヤを交換、満タンに給油を行って、第2スティントを担当する加納選手をコースに送り出した。

 26番手でレースを再開した加納選手は開幕戦でも見せた気迫のこもった走りを展開する。

 加納選手はユーズドの右側タイヤをうまくマネージメントしながら、前方の9号車にジリジリと迫り、ついに57Lap目にオーバーテイク。65Lap目の2回目のルーティンピットまで31周を激走する。

 ピットイン直前の無線で、加納選手はユーズドの右側タイヤが第3スティントでも使用に堪えうることを伝えていた。ピットタイムを稼ぐ作戦として再度左側2輪交換も可能だったが、チームは第3スティントの柳田選手と協議し、また、路面温度が下がってきていることも考慮して、タイヤ4輪を交換してリアにMHタイヤを投入する作戦を採り、最後のスティントのタイムアップに賭ける道を選択した。

 加納選手は65Lap目に見かけ上15番手でピットイン、柳田選手に最終スティントのステアリングを委ねた。

 24番手でコースに復帰した柳田選手の激走が始まる。

 路面温度は24℃。スタート時を10℃近く下回る路面温度に、チームのチョイスしたMHタイヤはパフォーマンスを発揮して、柳田選手は1分39秒台前半の好ペースで走行。ライバルチームのアクシデントなどに乗じて少しずつ順位を上げる。途中84Lap目7号車にオーバーテイクされるも、ジリジリと毎Lapギャップを縮める好走を見せ、残り8Lapとなる94Lap目に今大会ベストとなる1’38.768を叩き出す。

 そしてファイナルとなる101Lap目、21位でチェッカーを受けることができた。

 Arnage Racingが目指しているチームポイント3獲得には惜しくも1Lap足りず、2ポイントの獲得となったが、加納、柳田の両ドライバーがミスなく手堅い走りをしたおかげで、2年ぶりのロングレースを無事に走り抜くことができた。そしてこの2ポイント獲得で、岡山、富士の2レース合計のチームポイントは5ポイントとなり、Cグループの中では単独トップとなった。

Arnage Racing

筑波・富士S-FJ選手権

S-FJ:第2戦筑波決勝 スタート直前の降雨が波乱を呼び、3番グリッドスタートの野島遼葵が逆転で初優勝を飾る

雨の中、18周の決勝がスタートした

雨の中、18周の決勝がスタートした

 2021年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦決勝は5月5日(水)に筑波サーキットで開催され、66号車・野島遼葵(Deep-R・10V ED)が初優勝を飾った。

 朝の予選は曇天の下で行われたが、予報よりかなり早く午前11時頃から雨が降り始め、決勝が始まる午後1時までの間降ったり止んだりを繰り返す状態。パドックでは各車カバーがかけられ、ドライタイヤで行くかレインタイヤで行くか、チームは気象情報と雲行きを眺めつつの思案が続く。マシンの走行が続くコース上は湿っている程度で、結局全車がスリックタイヤでコースインを始める。

 しかしながらこのタイミングで雨足が早くなり、コントロールタワーからは「ウエットレース」の宣言が出され、各チームはコースインしたマシンを追うようにレインタイヤを運んでグリッドへ向かう。

 スタート進行の僅かな時間で各車慌ただしくレインタイヤへの交換作業を行うが、その中でフロントロウ2番グリッドの7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)は運び込んだレインタイヤではなくスリックタイヤを選択。路面の濡れが少ない序盤でトップに立とうという勝負に出た。

ドライタイヤを選択した予選2位の本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)順位を落とす

ドライタイヤを選択した予選2位の本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)順位を落とす

17周目、Rockyと本間隆史が第1ヘアピンで接触

17周目、Rockyと本間隆史が第1ヘアピンで接触

優勝は野島遼葵(Deep-R・10V ED)

優勝は野島遼葵(Deep-R・10V ED)

決勝2位は安田航(Fガレージ&SウインズSII)

決勝2位は安田航(Fガレージ&SウインズSII)

決勝3位は秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)

決勝3位は秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)

決勝4位は澤井良太朗(ELEVレーシングドリームED)

決勝4位は澤井良太朗(ELEVレーシングドリームED)

決勝5位は竹上裕樹(餃座流星群FER KKSII)

決勝5位は竹上裕樹(餃座流星群FER KKSII)

決勝6位はRocky(オートルックRocky)

決勝6位はRocky(オートルックRocky)

決勝7位は松田大輝(K-TACK RaiseUP)

決勝7位は松田大輝(K-TACK RaiseUP)

 各車1周のフォーメーションラップでグリッドに戻りレーススタート。スリックタイヤの本田はやはり蹴り出しが弱く1コーナーまでに後続車に吞み込まれて4位にドロップ、ポールスタートの52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)の後ろには3番手スタートの野島、4番手スタートの3号車・秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)が続きトップグループを形成する。4位以下は本田がフタをする形で上位3台から大きく引き離されてオープニングラップを終える。

 そんな中で順位を上げたのが予選7番手だった46号車・本間隆史(MATRacing10VED)と、予選9番手だったレース2戦目の91号車・澤井良太朗(ELEVレーシングドリームED)で、レインコンデションでのスタートラップで前車を抜き、5位、6位に進出する。

 2周目、トップ安田と野島のギャップは0.389秒とテール・ツー・ノーズ状態でコントロールラインを通過。一方3位秋山はやや離され2.126秒差。本田はこの周も順位を落とし8位まで下がり、代わって本間、澤井が4位、5位。しかし秋山とはかなり差が開いている。

 そして3周目に入り野島のプレッシャーに屈したか首位安田はダンロップブリッジ先の左80Rコーナーで姿勢を乱してコースアウトを喫し、野島を前に出してしまう。からくも2位を守った安田だが野島とは2.294秒の差がつき、後ろから0.255秒差で秋山に追い立てられる。

 野島はここぞとばかりファステストラップを連発して安田を突き放しにかかり、安田は秋山の追撃は振り切ったが野島とは僅かずつギャップが拡がっていく。

 後方では4位争いが激しくなり、6周目の終わりに0.281秒差で本間を追う澤井の後方に0.472秒差で今回3年ぶりに筑波シリーズ戦に参戦した11号車・Rocky(オートルック Rocky)が迫り三つ巴の様相に。7周目には澤井が本間の攻略に成功して4位に進出。前回デビュー戦ではスタート直後にS字でスピン~クラッシュして最下位完走と雨のレースの洗礼を受けた澤井だったが、今回は見違えるように安定した走りで大きく順位を上げてきた。

 レースの中盤を迎えて野島は安田とのギャップを4.5秒前後で維持し、この2台が飛びぬけて速く3位秋山はスピンもあって13秒近く後方に離され、4位澤井とも10秒近い差で単独走行。その澤井の2.2秒後方では本間とRockyの5位争いが続く展開。

 11周目には後方に沈んでいた39号車・金沢太景(スマイルマックス NRS sII)が、第2ヘアピンの進入でスピンしてイン側のグリーンに飛び込み、スポンジバリアを飛ばしながら今度はアウト側へ出てフロントからクラッシュ。脱出には成功したがフロントを大きく損傷してピットインした。

 野島はトップに立ってからは終始安定したペースで安田との差をコントロールした状態で終盤を走り切り、トップでチェッカードフラッグを受けて筑波スーパーFJシリーズ戦初優勝を飾った。2位は安田、2戦連続ポールスタートから2位フィニッシュと悔しい結果になった。3位は秋山でマスターズクラスではぶっちぎのトップ。4位は今回大健闘の澤井となった。

 5位争いは17周目に本間とRockyが第1ヘアピンで接触、その隙に15号車・竹上裕樹(餃座流星群 FER KKSII)が前に出て10年ぶりのスーパーFJでのレースで5位を獲得、Rockyが6位、今回デビューレースの5号車・松田大樹(K-TAC RaiseUp)が7位、71号車・林寛樹(真不同ゼンカイレーシングED)が松田と0.177秒差の8位に入り、マスターズクラスの2番手となった。

■決勝後のコメント

優勝 66号車・野島遼葵(Deep-R・10V・ED)
優勝した野島遼葵(Deep-R・10V ED)

優勝した野島遼葵(Deep-R・10V ED)

 「雨には自信があったので、前に出たらこっちのものだと思っていたので会心のレースだった。優勝は初めてで、今までよくて3位止まりで終わっていたので嬉しい。今シーズンの残りも頑張る」
2位 52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII))
決勝2位の安田航(Fガレージ&SウインズSII)

決勝2位の安田航(Fガレージ&SウインズSII)

 「(3周目のアクシデントは?)80Rでマシンを滑らせて、そのままバランスを崩してコースアウトした。バリア寸前まで行ってしまったが、そこから何とか戻って来られたが、自分のミスだった。追い上げようとしたが、そこから差が縮まらなかった」
3位 3号車・秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)マスターズクラス1位
決勝3位、マスタークラス優勝の秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)

決勝3位、マスタークラス優勝の秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)

 「去年も上がってはいるが久しぶりの(総合の)表彰台だ。前の車(7号車)がスリックだったので、スタートで前に出ることができた。途中1回スピンしたが、レースペースは良かったのでそれがなければもう少し2位について行けたかなと思う」
4位 91号車・澤井良太朗(ELEVレーシングドリームED)
決勝4位の澤井良太朗(ELEVレーシングドリームED)

決勝4位の澤井良太朗(ELEVレーシングドリームED)

 「前回のレースの悔しさが大きかったので、それを挽回したいという想いがあった。それでもレース中は謙虚に戦う事を忘れずにいたことで(混戦を)生き抜くことができ、しっかりオーバーテイクすることもできた。(雨に自信ついた?)自分でもちょっと(雨が)得意なのかな?と思ってしまいそうだが、これからもしっかり練習してもっと上手くなりたい」
優勝した野島遼葵とチームクルー

優勝した野島遼葵とチームクルー

総合の表彰式: 左から2位・安田航、優勝・野島遼葵、3位・秋山健也

総合の表彰式: 左から2位・安田航、優勝・野島遼葵、3位・秋山健也

マスタークラスの表彰式

マスタークラスの表彰式

 2021年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第3戦は5月23日(日)に開催される。2戦連続ポールから2位フィニッシュの安田が3度目の正直で勝つか、それとも第3のウィナーが現れるか、注目だ。

Text: Junichi SELINE
Photo: Hirokazu NOINE

筑波・富士S-FJ選手権

S-FJ:筑波第2戦公式予選 安田航が2戦連続のポールポジション

 2021年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第2戦予選が5月5日(水)に筑波サーキットで開催された。

 ゴールデンウィーク最終日は子供の日、サーキットのインフィールドには鯉のぼりがひるがえり、曇り空ながら気温19度で絶好の予選コンディションである。第1戦優勝の内藤をはじめとして上位入賞者が欠場したものの、今シーズン初参戦が4台あり、出走台数は第1戦と同じ14台となった。

■今回スーパFJレースデビュー戦を迎えた選手インタビュー(予選終了後のもの)

5号車・松田大樹(K-TAC RaiseUp)
スーパーFJにデビューした松田大樹(K-TAC RaiseUp)

スーパーFJにデビューした松田大樹(K-TAC RaiseUp)

 「去年は出ていなかったが一昨年まで3年間カートレースに出ていた。レーシングドライバーだった父親(元スーパーGTドライバーの松田晃司選手)の縁があり今年はMYSTで鈴鹿シリーズに出る事が決まっているのだが、鈴鹿デビュー(5月22日)の前に経験を積もうと筑波にエントリーした。(筑波初走行の感触は?)まだかなり遅くて予選は最下位争いになってしまったが、これを起点に経験を積んで速くなれるように頑張る」
39号車・金沢太景(スマイルマックス NRS sII)
スーパーFJにデビューした金沢太景(スマイルマックス NRS sII)

スーパーFJにデビューした金沢太景(スマイルマックス NRS sII)

 「20年前にFJ1600で走っていて、2002年は筑波のチャンピオンを取っているが、スーパーFJとしてはデビュー戦になる。去年もてぎでの日本一決定戦で出場の予定だったが、久しぶりの走行でまだ不安がありドライバー交代して貰った。今年はちゃんと練習して日本一決定戦に出たいと思っている。このレースが終わったら鈴鹿に行って毎月練習を積んで日本一決定戦出場にこぎつけたい」

ポールポジションを獲得した安田航(Fガレージ&SウインズSII)

ポールポジションを獲得した安田航(Fガレージ&SウインズSII)

予選2位は本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)

予選2位は本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)

予選3位は野島遼葵(Deep-R・10V ED)

予選3位は野島遼葵(Deep-R・10V ED)

予選4位・マスタークラスPPの秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)

予選4位・マスタークラスPPの秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)

デビューレースの金沢太景(スマイルマックスNRS SII)は予選5位・マスタークラス2位

デビューレースの金沢太景(スマイルマックスNRS SII)は予選5位・マスタークラス2位

予選6位は下村剛司(SウィンズKENS2 ED)

予選6位は下村剛司(SウィンズKENS2 ED)

デビューレースの松田大輝(K-TACK RaiseUP)は予選13位

デビューレースの松田大輝(K-TACK RaiseUP)は予選13位

 午前8時45分から20分間の予選が開始。コースコンデイションはドライ、午後から雨が予想されているがこの時点では曇りで絶好のドライコンディション。前回ポールシッターの52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)を先頭にコースイン。ウオームアップを終えた5分経過時点で、まずは前回の予選でもペースセッターとなった66号車・野島遼葵(Deep-R・10V ED)が59秒716と最初に1分を切りトップに立ち、安田が0.009秒差で2番手につける。

 7分経過時点で安田が59秒501とベストタイムを更新しトップに立ち、前回予選2位だった7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)も1分を切って3番手に上がってくる。マスターズクラスながら毎回総合の上位で戦う3号車・秋山健也(スーパーウインズKKS・ED)は本田に抜かれて4番手へ。金沢がそれに続いて5番手。

 安田はその後も59秒315、59秒265とタイムを削り続けてトップの座を維持し、野島も自己ベストを更新するがトップ奪還には至らず2位をキープ。

 後方では秋山を追ってマスターズクラスの2番手争いが金沢と46号車・本間隆史(MATRacing10VED)の間で行われ、9分経過時点では本間が金沢の前に出る。

 11分経過時点で本田が2番手となる59秒577を出し、野島をフロントロウから引きずり下ろす。野島はタイムが伸びなくなっており3番手へ。本田は更に59秒504を出して安田を追うが、安田は15分時点で59秒248の最速ラップを出してポールポジションを決めた。野島3番手、秋山4番手で2列目に並んだ。

マスターズクラス2番手争いは金沢が本間を再逆転、1分0秒102で全体5番手、2002年筑波FJ1600でチャンピオンの貫禄を見せた。

■予選後のコメント(予選終了直後のもの)

ポールポジション 52号車・安田航(Fガレージ&SウインズSII)59秒248
ポールポジションを獲得した安田航(Fガレージ&SウインズSII)

ポールポジションを獲得した安田航(Fガレージ&SウインズSII)

 「前回は繰り上がりだったので、今回コンマ3秒近く離して文句なしのポールポジションが取れて嬉しい。昨日の練習時点では考えていなかったタイムが出せた、セッティングも自分自身も良い方向にまとめられた。決勝に向けてはスタートさえ決めれば優位に進められるので、スタートを落ち着いて出て、後は(後方を)千切れるように頑張る」
2位 7号車・本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)59秒504 トップと0.256秒差
予選2位の本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)

予選2位の本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)

 「目標タイムは出たが、上とは(タイムが)離れてしまっているので、スタートで何とか前に出て、そのままペースを落とさない様にする。レースペース的には悪くないと思うので、ペースを落とさなければ抜かされる事はないと思う。最初が大切だ、スタートでしくじらないようにしないと」
3位 66号車・野島遼葵(Deep-R・10V ED)59秒621 トップと0.373秒差
予選3位の野島遼葵(Deep-R・10V ED)

予選3位の野島遼葵(Deep-R・10V ED)

 「(タイムの)伸びがなくて、3番手になってしまったのが悔しい。決勝に向かっては序盤の数周は10Vの方が(KKSよりも)速いと言われているので、それを活かして先に前に出て(後ろを)押さえたいと思う」

 決勝は13時5分スタート予定。天気予報では3時ごろから雨という予報で、スタート時刻はドライコンディションが見込まれている、しかしながら筑波は風が強く雲が広がってきていて微妙な状況だ。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

筑波・富士S-FJ選手権

S-FJ:第2戦筑波決勝結果

筑波サーキット・カーフェスティバル -RIJ- (2021/05/05) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
166野島 遼葵Deep-R・10V ED
TOKYO R&D RD10V
1819'31.114--
2*52安田 航Fガレージ&SウインズSII
MYST KK-S2
1819'36.806 5.692 5.692
33M1秋山 健也スーパーウインズKKS・ED
MYST KK-S
1819'55.69024.57618.884
491澤井 良太朗ELEVレーシングドリームED
TOKYO R&D RD10V
1820'13.63142.51717.941
515竹上 裕樹餃座流星群FER KKSII
MYST KK-S2
1820'16.45045.336 2.819
611RockyオートルックRocky
TOKYO R&D RD10V
1820'33.0761'01.96216.626
75松田 大輝K-TACK RaiseUP
WEST 07J
1820'41.9461'10.832 8.870
871M2林 寛樹真不同ゼンカイレーシングED
MYST KK-S2
1820'42.1231'11.009 0.177
9*46M3本間 隆史MAT Racing 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1719'35.2611Lap 1Lap
1073下村 剛司SウィンズKENS2 ED
MYST KK-S2
1720'23.6471Lap 48.386
117本田 千啓オートルック☆モダン☆10V
TOKYO R&D RD10V
1720'27.5491Lap 3.902
1282M4稲生 幸敏NRS TWS-ED KKSII
MYST KK-S2
1620'53.6342Laps1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 16Laps)完走 ----
-39M-金沢 太景スマイルマックスNRS SII
MYST KK-S2
1216'21.5536Laps4Laps
-12M-塚本 成人NRSエンドレスKK-S2
MYST KK-S2
710'11.76311Laps5Laps
  • Fastest Lap: CarNo.66 野島遼葵(Deep-R・10V ED) 1'04.021 (5/18) 114.994km/h
  • CarNo.52は、筑波サーキット一般競技規則第36条1.違反(ホワイトラインカット)により、訓戒とした。
  • CarNo.46は、筑波サーキット一般競技規則第17条1.違反(ダブルチェッカー)により、訓戒とした。

筑波・富士S-FJ選手権

S-FJ:第2戦筑波公式予選結果

筑波サーキット・カーフェスティバル -RIJ- (2021/05/05) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2021 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 2 筑波サーキット 2.045km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
152安田 航Fガレージ&SウインズSII
MYST KK-S2
0'59.248--124.257
27本田 千啓オートルック☆モダン☆10V
TOKYO R&D RD10V
0'59.504 0.256 0.256123.723
366野島 遼葵Deep-R・10V ED
TOKYO R&D RD10V
0'59.621 0.373 0.117123.480
43M1秋山 健也スーパーウインズKKS・ED
MYST KK-S
0'59.778 0.530 0.157123.156
539M2金沢 太景スマイルマックスNRS SII
MYST KK-S2
1'00.102 0.854 0.324122.492
673下村 剛司SウィンズKENS2 ED
MYST KK-S2
1'00.227 0.979 0.125122.238
746M3本間 隆史MAT Racing 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'00.418 1.170 0.191121.851
871M4林 寛樹真不同ゼンカイレーシングED
MYST KK-S2
1'00.418 1.170 0.000121.851
991澤井 良太朗ELEVレーシングドリームED
TOKYO R&D RD10V
1'00.519 1.271 0.101121.648
1015竹上 裕樹餃座流星群FER KKSII
MYST KK-S2
1'00.625 1.377 0.106121.435
1111RockyオートルックRocky
Mercedes AMG RD10V
1'00.685 1.437 0.060121.315
1212M5塚本 成人NRSエンドレスKK-S2
MYST KK-S2
1'01.196 1.948 0.511120.302
135松田 大輝K-TACK RaiseUP
WEST 07J
1'01.663 2.415 0.467119.391
1482M6稲生 幸敏NRS TWS-ED KKSII
MYST KK-S2
1'01.730 2.482 0.067119.261
---- 以上基準タイム(130% - 1'17.294)予選通過 ----

SUPER GT

SGT:第2戦富士優勝チームのコメント 塚越広大「今回はチーム力で勝てたので、次は速さを見せたい」

GT500クラス優勝 #17Astemo NSX-GT

塚越広大(Astemo REAL RACING)
「昨日の予選で僕が失敗して、最初のスティントでも速さを見せられなくて、本当に流れを引き寄せられなかったんですけど、チームのいい判断がありました。そのあとはバゲットが耐えてくれて、僕もチームの後押しもあってなんとか耐えられました。今回はチーム力で勝ったので、次は速さを見せたいです」
ベルトラン・バゲット(Astemo REAL RACING)
「僕のスティントはチームの戦略もよく、フルコースイエローなどもあってラッキーな展開でした。チームで考えたことが全てうまくハマりました。広大はファンタスティックな仕事をしてくれましたし、本当に嬉しい勝利です」
優勝チーム監督 金石勝智(Astemo REAL RACING)
「戦略が見事にハマりました。レースの途中でバゲットと話した時に、『ちょっと早く入ったほうがいいんじゃないか』という話が出たので、作戦を考え直してあのタイミングになりました。(バゲットは)ストラテジーの師匠です(笑)」

GT300クラス優勝 #60SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT

河野駿佑(LM corsa)
「また泣きそうです。チームが持ち込んだクルマとダンロップさんのタイヤが本当に良くて、いいペースで走ることができました。バトルとか戦略の違いはあったんですが、その中で粘れて、最終スティントはバトルもできて抜けてよかったです」
吉本大樹(LM corsa)
「去年の我々はすごく苦しいシーズンを送りました。若手がどんどんデビューしていく中で、駿佑は一切結果が残せないシーズンが続きました。それが今シーズンは始まっていきなり勝つことができて、よかったなあと思います。クルマをスープラにスイッチするという決断のもと、我々のメカニックが細かい作業を続けた結果、クルマは最高になりました。ダンロップさんも素晴らしいタイヤを用意してくださいました。戦略も全てがハマって最高の結果になったと思います。ただ残念ながら今回52号車はトラブルでリタイヤになりましたが、ガチで戦ったらまだ叶わないと思うので、我々もまだ更に強くなって、52号車をガチで倒しに行こうと思います」
優勝チーム監督 飯田章(LM corsa)
「本当にハラハラドキドキしました。レースって何が起きるか分からないし、どんな作戦を立ててても思うどうりにならないと思うんですが、今回は持ち込みから手応えがあったので、運さえあれば勝てると思いました。本当に昨日寝れなくて、胸騒ぎがしたんですが、優勝を皆さんにプレゼントできて本当に嬉しく思います。これからもチーム一丸となって頑張っていきます」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 波乱相次ぐ長距離バトルを制したのは#17Astemo NSX-GT!!

2021オートバックス スーパーGT第2戦「たかのこのホテル富士GT500kmレース」の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われた。レースは序盤からセーフティーカーが導入されたほか、3度のフルコースイエローが出る荒れた展開となったが、そうしたなかGT500クラスは塚越広大/ベルトラン・バゲット組(17号車・Astemo NSX-GT)が予選13番手スタートながら巧みなピット戦略で中盤トップに立ち、今季初優勝を達成した。GT300クラスは予選3番手からスタートした吉本大樹/河野駿佑組(60号車・SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)が終盤トップに立ち、2年ぶりの優勝を手にした。

(天候:晴れ コース:ドライ)

第2戦決勝は午後2時30分より110周で行われた。フォーメーションラップは今回も2周。スタート時の気温は20℃。爽やかな五月晴れの中での戦いとなった。

スタートでトップに立ったのは予選2番手の#8福住仁嶺(ARTA NSX-GT)、#36坪井翔(au TOM'S GR Supra)が2番手につける。#38石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)が3番手、#37平川亮(KeePer TOM'S GR Supra)が4番手だ。ポールの#19宮田莉朋(WedsSport ADVAN GR Supra)はスタートに失敗。1コーナーで後続の車群に飲み込まれ、6位に後退してしまった。

その後方では予選7番手からスタートした#23MOTUL AUTECH GT-Rが、3周目の1コーナーに入ったところでエキゾーストパイプ付近から白煙を吹き上げ、コース脇に停止するアクシデントに見舞われる。23号車はその後出火したこともあり、トップが4周目に入ったところでセーフティーカー(SC)が導入された。ドライバーはロニー・クインタレッリだった。

SCは6周を終えてピットイン、レースは7周目から再開となる。するとすかさず#36坪井がアウトから#8福住に並びかけ、コカコーラコーナー手前でトップに躍り出た。そこから一気に逃げにかかる#36坪井は8周終わりでリードを1.452秒とすると、12周目には2.080秒、16周目には2.834秒差とするが、その後は周回遅れの影響もあり、2位との差は広がったり詰まったりを繰り返すことになる。

後方では#37平川を抜いて4位に浮上していた#14山下健太(ENEOS X PRIME GR Supra)が16周目のダンロップコーナーで#38石浦をも捉えて3位にジャンプアップしてきた。さらに#37平川も21周目のダンロップコーナーで#38石浦を捉えて4位に浮上した。

さらにその後方では最後尾スタートとなった#1山本尚貴(STANLEY NSX-GT)が激しい追い上げをみせ、最初の10周で9位まで浮上してきた。

山本は8位の#3千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)を追い上げながら周回を重ねるが、オーバーテイクの糸口を見つけることができず、そのまま30周目にピットイン、今回からチームに復帰した牧野任祐に交代した。

上位陣では#38ZENT CERUMO GR Supraが31周目の最終コーナーを立ち上がったところでハブのトラブルにより左後輪が脱落するアクシデントに見舞われる。石浦はすぐさまピットに戻ってきたが、なすすべなくここでレースを終えることとなる。

これによりトップが32周目に入ったところでフルコースイエロー(FCY)が宣言され、その周終わりで解除となる。するとその直後から#8福住が#36坪井との差を一気に詰め、34周目には0.774秒差にまで迫ってきた。

トップの#36坪井は#8福住の追撃を巧みに交わしながら周回を重ね、38周目にピットに飛び込む。

続いて#8福住が40周終わりでピットイン。#37平川は41周目にピットへ。最後に#39ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が43周目にピットに入ったところでGT500クラスは全車が最初のピット作業を終えた。

するとここで思わぬ伏兵が現れる。それが#17Astemo NSX-GTだ。17号車は上位陣に先んじて31周目に早めのドライバー交代を行ったが、ピット作業の最中にフルコースイエローが出たことにより、タイムロスを最小限にとどめることができたのだ。その結果44周を終えた時点では#17ベルトラン・バゲットが後続に大差を付けてトップに浮上。2位には#36関口雄飛、3位には37周目にドライバー交代を済ませた#14大嶋和也が#8野尻智紀をかわして3位に浮上した。

さらにトップが48周目に入ったところでコース上に落下物があるということで2度目のFCYが宣言され、49周目に解除となると、すかさず#8野尻が#14大嶋を捉えて50周目に3位に浮上した。

規定周回数のちょうど半分となる55周終了時点の#17バゲットのリードは11.433秒。#36関口と#8野尻の差は5.995秒だ。

その後もバゲットは着実にリードを広げ、60周目には15.102秒差とする。一方#36関口は#8野尻の接近を許し、60周目には0.4秒差にまで迫られた。

その後方では#1牧野が62周目のダンロップコーナーでなんと#14大嶋を捕らえて4位に浮上していた。

後続を大きく引き離してトップを快走する#17バゲットは67周を終えてもなお11.282秒のリードを保っていた。そして17号車は68周目に2度目のピットイン。再び塚越に交代したが、ここで左前輪の交換に手間取って大きくタイムを失うこととなった。

これでトップに返り咲いた#36関口は#8野尻との差を69周目に2.472秒とし、72周目には2.777秒にまで広げる。

後方では#1牧野が69周目にピットインし、最後のスティントを山本に託した。

トップの#36関口は2位の#8野尻との差を2秒強に保ったまま周回を重ね、76周目に2度目のピット作業を行う。これにより再び17号車が先行、#36坪井は#17塚越の後ろでコースへ復帰することになった。

続いて#8野尻が78周目にピットへ。交代した福住は#17塚越の遥か前方でコースに復帰したが、すでにタイヤに熱の入った#17塚越は一気に差を詰め、81周目に#8福住をバスして実質トップに返り咲く。#36坪井はその4.137後方だ。

79周を終えたところで#37阪口晴南がピットイン。81周目に#39中山雄一がピットインしたことで17号車がトップとなるが、2位の#8福住は82周目の最終コーナーで#17塚越のインをついてトップに浮上。さらに#36坪井も82周終わりで#17塚越との差を詰め、85周目には0.411秒差にまで迫ってきた。

ここからは10周以上にわたって3台による接近戦が展開されたが、波乱は97周目にやってきた。

#31中山友貴(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)がメカニカルトラブルに見舞われ、コース脇でストップしてしまったのだ。これにより、この日3度目のFCYが宣言される。

FCYは99周目に入ったところで解除となるが、その直後に#36au TOM'S GR Supraがマシントラブルに見舞われてまさかのスローダウン。コカコーラコーナー手前でストップしてしまった。車内でステアリングを叩いて悔しがる坪井。そしてトップの#8福住は黄旗無視があったとしてによりドライブスルーペナルティを課せられてしまい、FCY解除後ピットイン。これにより大きく後退してしまった。

これで#17塚越が再びトップに。しかし2位には#14山下が迫ってきた。101周終わってその差は0.484だ。さらに108周目の1コーナーで#1山本を捉えて3位に浮上した#37平川もトップ2台に急接近してきた。

しかし塚越広大/ベルトラン・バゲット組(17号車・Astemo NSX-GT)は最後まで後続に付け入る隙を与えずにトップでチェッカーを受けた。2位大嶋和也/山下健太組(14号車・ENEOS X PRIME GR Supra)との差は0.831秒、3位の平川亮/阪口晴南組(37号車・KeePer TOM'S GR Supra)は14号車のわずか0.286秒後方だった。

REAL RACINGの優勝は昨年9月の第4戦もてぎ以来。当時はKEHIN NSX-GTとしての参戦だった。

GT300もまた終盤まで目の離せない緊迫した戦いが展開された。

まずはポールポジションの#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)がスタートからトップで周回を重ね、予選3番手の#60河野駿佑(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)が2位、予選2番手の#55佐藤蓮(ARTA NSX GT3)は3位につけるが、ライバルたちが最初のピットストップでタイヤ無交換作戦を採ったのに対し、61号車は35周目に行った最初のピット作業でフルサービスの作業を行ったため、ここでやや順位を落とすことになる。

替わってトップに立ったのはタイヤ無交換で最初のピットストップを終えた予選4番手スタートの#52川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)。更に予選20番手スタートの#88JLOCランボルギーニGT3も、スタートドライバーの元嶋佑弥が果敢に攻めて10以上も順位を上げ、タイヤ無交換で小暮卓史を送り出したことが功を奏し2位に浮上した。同様にして#10星野一樹(GAINER TANAX with IMPUL GT-R)が3位に浮上、#61井口卓人は#55高木真一の先行をも許して5位となった。

6位には#56藤波清斗(リアライズ 日産自動車大学校GT-R)がつけ、#60吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)は7位から#56藤波を追い上げる。56号車は最初のピットインの直後に最初のFCYが出たために大幅なジャンプアップに成功していたのだ。その後ろには#11平中克幸(GAINER TANAX GT-R)がつけ、3台での接戦が繰り広げられたが、51周目の1コーナーで#60吉本が#56藤波を抜いて6位に。#11平中も#56藤波を捉えて7位に上がってきた。

更に#60吉本はライバルたちが2度目のピット作業を行う間隙を縫って#61井口を捉えてトップに立ち、73周目に2台揃ってピットに飛び込んだ。

これで再び#52吉田広樹がトップに浮上、その後も大量リードを保って周回を重ねる52号車だったが、97周目に入ったところで突如マシントラブルに見舞われてスローダウン。そのまま力なくガレージへ。
替わってトップに立ったのは#60河野。#61山内が2位で60号車を追い上げるが、河野は最後まで山内の追撃を退け、参戦2年目にして自身初のスーパーGT優勝を成し遂げた。
吉本とLM corsaにとっては2019年9月の第6戦オートポリス以来の勝利だ。

2位には井口卓人/山内英輝組(61号車・SUBARU BRZ R&D SPORT)が入り、高木真一/佐藤蓮組(55号車・ARTA NSX GT3)が3位でフィニッシュした。

次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。5月30日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝結果

■GT500クラス

たかのこのホテルFUJI GT 500km RACE -RIJ- (2021/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2021 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
117塚越 広大
ベルトラン・バゲット
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS121103:03'07.846--
214大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS401103:03'08.677 0.831 0.831
337平川 亮
阪口 晴南
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS241103:03'08.963 1.117 0.286
41山本 尚貴
武藤 英紀
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS61103:03'09.398 1.552 0.435
53平手 晃平
千代 勝正
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
NDDP RACING with B-MAX
MI41103:03'41.94834.10232.550
639ヘイッキ・コバライネン
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS161103:03'44.23636.390 2.288
719国本 雄資
宮田 莉朋
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1103:03'44.28936.443 0.053
8*8野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS81103:03'52.92945.083 8.640
912平峰 一貴
松下 信治
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS21103:04'27.8601'20.01434.931
1064伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1103:04'28.5131'20.667 0.653
11*16笹原 右京
大湯 都史樹
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL1103:04'34.6721'26.826 6.159
1224高星 明誠
佐々木 大樹
リアライズコーポレーションADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
KONDO RACING
YH1093:04'02.5561Lap 1Lap
1336関口 雄飛
坪井 翔
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS30982:44'31.31212Laps11Laps
---- 以上規定周回数(70% - 77Laps)完走 ----
-*38立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS103152'01.36079Laps67Laps
-23松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
NISMO
MI23'04.406108Laps29Laps

■GT300クラス

たかのこのホテルFUJI GT 500km RACE -RIJ- (2021/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2021 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWLapTimeBehindGap
160吉本 大樹
河野 駿佑
SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL91033:04'16.736--
261井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1033:04'17.448 0.712 0.712
355高木 真一
佐藤 蓮
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS1033:04'18.022 1.286 0.574
465蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS451033:04'38.31621.58020.294
510星野 一樹
石川 京侍
GAINER TANAX with IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL31023:02'57.3441Lap 1Lap
688小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH61023:03'14.4271Lap 17.083
756藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH601023:03'23.8171Lap 9.390
84谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1023:03'37.1241Lap 13.307
918小林 崇志
名取 鉄平
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH1023:04'10.5671Lap 33.443
102加藤 寛規
阪口 良平
小高 一斗
muta Racing Lotus MC
LOTUS EVORA MC
muta Racing INGING
BS1023:04'10.8321Lap 0.265
11244三宅 淳詞
堤 優威
たかのこの湯RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
Max Racing
YH181023:04'27.4061Lap 16.574
125平木 湧也
平木 玲次
マッハ車検GTNET MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1023:04'28.3161Lap 0.910
1325松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Porsche
Porsche 911 GT3 R
HOPPY team TSUCHIYA
YH121023:04'28.8261Lap 0.510
1496新田 守男
平良 響
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL151023:04'30.6741Lap 1.848
1587松浦 孝亮
坂口 夏月
グランシードランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1023:04'39.6131Lap 8.939
1611平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL271013:02'28.1682Laps1Lap
1721川端 伸太朗
篠原 拓朗
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Audi Team Hitotsuyama
YH1013:03'25.5212Laps57.353
18*30永井 宏明
織戸 学
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
YH1013:03'32.3122Laps 6.791
1934道上 龍
密山 祥吾
Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Drago CORSE
YH1013:03'41.0452Laps 8.733
207荒 聖治
山口 智英
Studie PLUS BMW
BMW M6 GT3
BMW Team Studie × CSL
YH1013:03'47.9352Laps 6.890
2150加納 政樹
柳田 真孝
ARNAGE AMG GT3
Mercedes AMG GT3
Arnage Racing
YH1013:03'49.5502Laps 1.615
2235ショーン・ウォーキンショー
ジュリアーノ・アレジ
arto RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
arto Ping An Team Thailand
YH1003:03'13.3403Laps1Lap
23*6本山 哲
片山 義章
Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans w/MOTOYAMA Racing
YH1003:03'17.9793Laps 4.639
24360青木 孝行
田中 篤
内田 優大
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1003:03'26.2593Laps 8.280
259木村 武史
ケイ・コッツォリーノ
PACIFIC NAC CARGUY Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH1003:04'11.5713Laps45.312
2648田中 勝輝
飯田 太陽
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1003:04'22.3503Laps10.779
2752吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS33972:55'01.4226Laps3Laps
2831嵯峨 宏紀
中山 友貴
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS722:32'11.87431Laps25Laps
---- 以上規定周回数(70% - 72Laps)完走 ----
-22和田 久
城内 政樹
山下 亮生
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH712:13'03.95632Laps1Lap
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.36 1'29.476 (10/98) 183.569km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.60 1'37.577 (9/103) 168.347km/h
  • CarNo.8(福住仁嶺)は、H項2-2.5.5.1b(黄旗中の追い越し)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.16(笹原右京)は、SpR.付則4-3(FCY中のスピン)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.30(永井宏明)は、SpR.13-1.a.(危険なドライブ行為)によりドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.6は、SpR.27-1.2(ウォームアップ中のピット作業違反)により、罰金10万円を科した。
  • CarNo.6は、SpR.27-3.(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.9(ケイ・コッツォリーノ)は、SpR.付則4-4(FCY中のピットイン)により、ペナルティーストップ60秒を科した、。
  • CarNo.38は、SpR/25-6(ホイールの脱落)により、罰金10万円を科した。

SUPER GT

SGT:第2戦富士ウォームアップ走行 トップタイムは#36au TOM'S GR Supra

2021オートバックス スーパーGT第2戦「たかのこのホテル富士GT500kmレース」の決勝前ウォームアップ走行が5月4日、12時55分より20分間で行われた。天候は晴れ。開始時の気温は19℃だ。

開始8分余りで#24高星明誠/佐々木大樹組(KONDO RACING)がスロー走行でピットに戻ってきたが、KONDO RACINGのクルーはフロントタイヤを交換したのみで24号車を送り出した。どうやらスローパンクチャーだった模様だ。24号車はその後順調に周回を重ね、ベストタイム1'30.184で7番手につけた。

これ以外には大きなアクシデントもなく午後1時15分にチェッカーフラッグが提示され、ウォームアップ走行は終了した。

GT500のトップタイムは関口雄飛/坪井翔組(36号車・au TOM'S GR Supra)で1'29.833。笹原右京/大湯都史樹組(16号車・Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が1'29.870で2番手につける。ポールシッターの国本雄資/宮田莉朋組(19号車・WedsSport ADVAN GR Supra)は1'30.374で12番手だ。

GT300クラスはポールシッターの井口卓人/山内英輝組(61号車・SUBARU BRZ R&D SPORT)が1'37.300でここでもトップだ。2番手は加藤寛規/阪口良平/小高一斗組(2号車・muta Racing Lotus MC)で1'37.480だった。

第2戦決勝はこのあと午後2時30分より110周(500km)で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第2戦富士ドライバートークショー 山内英輝「今日もパパパワーで頑張る」

5月4日、スーパーGT第2戦が行われている富士スピードウェイでも恒例のドライバートークショーが開催された。

今回出席したのはGT500クラスポールポジションの#19宮田莉朋(WedsSport ADVAN GR Supra)、予選2位の#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)、そして予選3位の#38立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)。

GT300クラスはポールポジションの#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)、予選2位の#55佐藤蓮(ARTA NSX GT3)、そして予選3位の#60河野駿佑(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)だ。

各ドライバーのコメントは以下の通り。

立川祐路(TGR TEAM ZENT CERUMO)

「今までトークショーはいつも石浦が担当していて、僕は行かせてもらえなかったので、『今日は俺がいく』と言ってきました」

(昨日の予選について)「朝の状態が良くなかったので、予選は全く自信がなかったのですが、セッティングを変更したら、手応えを感じるようになりました。でも石浦のQ1がよかったのでプレッシャーを感じました。もうちょっと前からスタートしたかったんですけど」

「決勝は長いレースになるので、色々な要素が絡んできます。いい流れを掴んで結果を残したいですね」

野尻智紀(ARTA)

「(予選は)仁嶺がすごく頑張ってくれましたね。僕はコンマ6秒くらい水を開けられたので、『速いなあ』と思って見ていました」

「決勝では何も悪いことが起きなければいいなと思います。普通にいけばいい結果が出せると思います。運を引き寄せて勝ちを拾えたらいいなと思います」

「福住選手は先週不運に見舞われましたが、今日は行ってくれると思うので、期待しています」

宮田莉朋(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

(昨日の予選を振り返って)「今までQ2をやらせてもらったことがなかったので、今回初めて担当させてもらって、結果につなげることができたのが嬉しかったです。去年は27秒台に入ったこともなかったのですが、クルマを進化させ続けていった結果26秒台のタイムを出すことができました」

「同世代の選手がトップを取ったりする一方で、僕は頑張ってタイヤを作ったりしていました。『GTに来ると宮田は遅いんじゃないか』って思われてるんじゃないかと気にしていたので、ようやく速いタイムを出せて嬉しかったです」

河野駿佑(LM corsa)

「今年からLM corsaは昨年までのRC Fからスープラにマシンを替えました。2月にシェイクダウンしてから2回の公式テスト、そしてレースを1回やって富士を迎えましたが、JAF規定の車両ということで、いろんなことができるんですよ。日々進化していく中で本当にクルマが良くなりました」

「去年まではQ1を通ったことがなかったので、今回の予選もドキドキだったんですが、走り出しから手応えを感じて1位通過することができました。前回の岡山では吉本さんがQ1を担当して、トップ通過だったので相当プレッシャーを感じましたが今回は逆に吉本さんが『気持ちがわかった』と言ってくださいました」

「吉本さんには優しくいただいて、いろんなアドバイスをいただいています。非常に心強い先輩です」

佐藤蓮(ARTA)

「大勢の人の前で喋るのは初めてなので緊張しています。予選では高木さんが2番手でQ1を通過していただいて、僕がQ2を担当しました。前回の反省を生かして、タイヤの温め方やセットアップを煮詰めていったら、いいフィーリングで走れて、いいタイムを出すことができたので、ポールポジションを取れるかなと思ったんですが、最後に山内さんにやられてしまいました」

「高木さんは大ベテランなので学ぶことが多いです。毎セッション多くのことを学ばせていただいています」

(今日出席した先輩方に質問は?)「山内選手にお聞きします。先日娘さんが生まれたそうですが、レースに向けてパワーみたいなものをもらっていますか?」

山内英輝(R&D SPORT)

(佐藤の質問を受けて)「見てもらっている通り、全力でパワーを感じていい走りをできていますね。このポールは思い出になると思いますし、本当に嬉しかったです」

「ここに来るまでに不安を感じることもありましたが、井口選手やチームとよく話し合った結果、最高の形で昨日を終わることができました。今日も大事な一戦ですので、昨日の流れに乗って頑張りたいと思います」

(決勝の戦略について)「他のチームがどういう戦略を取るかわかりませんが、チームが最高の選択をしてくれると信じているので、僕らは走りに集中するだけです。今日も全力で『パパパワー』で頑張ります」

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第2戦富士決勝 トムススピリット勢が表彰台を独占 参戦3年目の#35野中が待望の初勝利!!

2021年FIA-F4選手権第2戦の決勝が5月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした#35野中誠太(TGR-DC RS トムススピリットF4)が待望の初勝利を挙げた。

(天候:晴れ コース:ドライ)

第2戦決勝は午前8時15分より14周で行われた。この日も富士スピードウェイは昨日に続いて好天に恵まれたものの、スタート時の気温は13℃と例年に比べてやや低い印象だ。

スタートでトップに立ったのは2番手スタートの#35野中。ポールの#5小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング)は1コーナー入り口で3番手スタートの#6木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング)に追突されて痛恨のスピン。レースには復帰したものの一気に22位まで後退、開幕戦優勝の#6木村も8位まで順位を落としてしまった。木村はこの影響からか6周目にピットインを余儀なくされ、25位でレースを終えている。

変わって#7太田格之進(HFDP/SRS/コチラレーシング)が2位に浮上したが、2周目の1コーナーで#36荒川麟(TGR-DC RS トムススピリットF4)が#7太田を捉え、トムススピリットのドライバーが1-2を形成する。さらに#7太田は3周目の1コーナーで#38清水英志郎(TGR-DC RS トムススピリットF4)と接触、そのままリタイヤを余儀なくされる。#38清水はそのまま3位に浮上、4位には#37奥住慈英(TGR-DC RS トムススピリットF4)が続き、上位4台をトムススピリット勢が占めることになる。

4位の#37奥住は7周目の1コーナーで#38清水にアウトから並びかけ、コカコーラコーナー手前で前に。続いて#80伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)も#38清水を捉えて4位に浮上すると、8周目の1コーナーでは#37奥住のインをついて3位に。しかし伊藤はダンロップコーナーの飛び込みでハーフスピンを喫してしまい、6位まで順位を落としてしまった。

一方、トップの#35野中は5周終了時点で2位に1.298差をつけていたが、そこから2位の荒川が徐々に差を詰め、9周目には0.600秒差にまで迫ってきた。

しかし野中は最後まで荒川に付け入る隙を与えず、参戦3年目にして待望の初優勝を成し遂げた。

その後方では#37奥住と#38清水による3位争いが展開され、11周終わりのホームストレートで#38清水が#37奥住を捉えて3位を奪い返した。

抜かれた#38奥住はファイナルラップの1コーナーで#77小川とのブレーキング競争の末オーバーラン。5位に後退してレースを終えた。

インディペンデントカップは#11HIROBON(Rn-sports Amdare)がデビュー2戦目で初優勝を物にしている。

次戦の舞台は鈴鹿サーキット。今月末の29-30日に第3戦、第4戦が行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第2戦富士決勝結果

たかのこのホテルFUJI GT500km RACE -RIJ- (2021/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2021 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
135野中 誠太TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1424'42.462--
236荒川 鱗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1424'43.105 0.643 0.643
338清水 英志郎TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1424'50.881 8.419 7.776
477小川 颯太WARMTECH SkillSpeed
SKILL SPEED
1424'51.406 8.944 0.525
537奥住 慈英TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1424'52.217 9.755 0.811
680伊東 黎明OTG DL F4CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1424'52.72510.263 0.508
75小出 峻HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1424'53.21610.754 0.491
840元嶋 成弥SACCESS RACING
SACCESS RACING
1424'59.62517.163 6.409
962松澤 亮佑HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1425'01.25918.797 1.634
1013藤原 大輝ACE LINES MDFactory
KRac Motorsorts
1425'02.68620.224 1.427
1131鶴田 哲平ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Racing
1425'03.00520.543 0.319
1297岩澤 優吾BJ Racingスカラシップ
Bionic Jack Racing
1425'07.32124.859 4.316
1398岡本 大輝BJ Racing
Bionic Jack Racing
1425'07.99325.531 0.672
1473塙 瞬佑カローラ新茨城C.S.I Racing
CSIレーシング
1425'08.44625.984 0.453
1539宮下 源都SACCESS RACING
SACCESS RACING
1425'09.08226.620 0.636
1611IC1ヒロボンRn-sports Andare
Rn-sports
1425'17.39634.934 8.314
1743IC2DRAGONZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1425'18.31135.849 0.915
1815吉村 渉Media Do影山BEAR
Media Do Kageyama Racing
1425'19.92337.461 1.612
19*16高橋 悠之Media Do影山Giddy UP
Media Do Kageyama Racing
1425'20.47738.015 0.554
20*32マックス・サロATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Racing
1425'20.51738.055 0.040
2196IC3齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランド
AKILAND RACING
1425'32.37949.91711.862
224IC4佐々木 祐一Sendai DayDream F110
DayDream Racing
1425'35.60053.138 3.221
2329IC5井出 靖司RSイディアイーグルスポーツ
SACCESS RACING
1425'37.76655.304 2.166
2418IC6堀田 誠ムータレーシング
AKILAND RACING
1425'38.03755.575 0.271
25*6木村 偉織HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1425'38.07855.616 0.041
2699IC7近藤 善嗣アンドIoTくじらRn-sports
Rn-sports
1425'51.0551'08.59312.977
2771IC8大山 正芳ダイワN通商アキランド
AKILAND RACING
1425'52.1551'09.693 1.100
2823IC9YUGOS2R Racing
N-SPEED
1425'52.2991'09.837 0.144
2933IC10慶原 克律ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Racing
1426'28.7611'46.29936.462
3086IC11大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1323'45.1461Lap 1Lap
317太田 格之進HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1225'57.0012Laps1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.5 小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング) 1'45.263 (12/14) 156.055km/h
  • CarNo.16,32は、シリーズ規則第15条1.2)(他車のコースアウトを強いるもの)違反により、競技結果に対し5秒加算のペナルティーを科す。
  • CarNo.6は、シリーズ規則第15条1.1)(他車への衝突行為)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT

SGT:第2戦富士ポールシッターのコメント 宮田莉朋「Q1の国本選手のデータをもとに限界までプッシュしました」

GT500クラスポールポジション #19WedsSport ADVAN GR Supra

宮田莉朋(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

「昨年はQ1でトップタイムを何回も残していましたが...2年目を迎えるにあたってシーズン初めから、予選から含めて全部の流れを国本選手とチーム全員でミーティングしてきました。ようやくQ2でトップタイムを残せて本当に嬉しいですし、Q1で国本選手が素晴らしいアタックをしてくれたので、そのデータをもとに限界までプッシュしました」

「自分で36秒4だったので、BS勢はもっといいタイムが出るかと思っていました。もうこれ以上のタイムは出ないので、頼むからトップのままでいさせてくれと思っていました」

「500kmの長丁場ですし、クルマやタイヤを労って走らないといけないので、予選と決勝はきっちり区別して。初めてのポールからのスタートなので、しっかり順位を落とさずに優勝できるよう、チームと一緒に頑張ります」

国本雄資(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

「朝のフィーリングが良かったので、Q1は通れるかなと思っていましたが、クルマは少しピーキーなところがあったので、Q1は苦労しました。Q2は宮田くんが素晴らしい走りをしてくれたので、ポールからスタートできるのがすごく嬉しいです」

「明日は長いレースですが、一番前からスタートできるので、しっかり走って、このまま順位をキープできるよう、精一杯走ります」

GT300クラスポールポジション #61SUBARU BRZ R&D SPORT

山内英輝(R&D SPORT)

「本当にチーム自身もいいクルマを持ってきてくれましたし、ダンロップタイヤさんもすごくいいタイヤを持ってきてくれたお陰で、いいアタックができました。何よりQ1を走った井口選手のコメントが生きたので、ナイスです」

「僕たちのチームが最強だっていうところを明日見せたいと思いますので、全力で頑張ります。みなさんの応援があるから頑張れますので、明日も旗を振って応援してください。一生懸命頑張ります」

井口卓人(R&D SPORT)
「いやあ本当にチームっていいですね。助け合いの結果でした。岡山は最悪の結果でしたけど、みんなの助け合いでここまで来れたので、明日の決勝も頑張ります」

「すごくいい天気で、気持ちの良いゴールデンウィークですし、お客さんもたくさん入っているので、BRZの速くてかっこいいところをお客さんに見せたいです。明日のレースも最後まで気を抜かずに頑張ります」

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 #19WedsSport ADVAN GR Supraが4年7ヶ月ぶりのポール獲得!!

2021オートバックス スーパーGT第2戦「たかのこのホテル富士GT500kmレース」の公式予選が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは国本雄資/宮田莉朋組(19号車・WedsSport ADVAN GR Supra)、GT300クラスは井口卓人/山内英輝組(61号車・SUBARU BRZ R&D SPORT)がポールポジションを獲得した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

公式予選は午後2時30分よりノックアウト方式で行われた。開始時点の気温は16℃。しかし最終コーナーから1コーナーに向かって冷たい追い風が吹く中での走行となった。

予選Q1:スープラ勢全車がQ2進出! トップタイムは#14山下

GT500クラスのQ1は午後3時3分に走行開始。上位8台がQ2に駒を進める。出走ドライバーは#1山本尚貴(STANLEY NSX-GT)、#3千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)、#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)、#12松下信治(カルソニックIMPUL GT-R)、#14山下健太(ENEOS X PRIME GR Supra)、#16笹原右京(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)、#17塚越広大(Astemo NSX-GT)、#19国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)、#23松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)、#24佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)、#36坪井翔(au TOM'S GR Supra)、#37平川亮(KeePer TOM'S GR Supra)、#38石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)、#39中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)そして#64伊沢拓也(Modulo NSX-GT)だ。

各ドライバーともアウトラップ、2周目、3周目と入念にウォームアップを行い、4周目からタイムアタックに入っていく。

まずは#64伊沢が4周目に1'30.428、続いて#38石浦が1'27.815をマーク。

#24佐々木は1'28.407。#64伊沢は5周目に1'28.132。そして#23松田が1'27.569でトップに。しかしすぐに#39中山が1'27.418、#8野尻が1'27.413とこれを上回るが、最後に#14山下が40kgのサクセスウェイトをものともせず、1'27.176でトップに躍り出た。

2番手には#8野尻で1'27.195、#36坪井が1'27.220で続き、以下#37平川、#38石浦、#19国本、#39中山そして#23松田までがQ2進出。スープラは全車生き残り、ここで#16笹原、#64伊沢、#17塚越、#3千代、#12松下、#24佐々木、そして前年王者の#1山本がここで敗退した。

GT300クラスはA、Bのにグループに分かれて走行し、各グループの上位8台がQ2進出の権利を得る。

Aグループは公式練習トップの#61井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が4周目に1'35.963を記録してでトップに。続いて#2加藤寛規(muta Racing Lotus MC)が5周目に1'36.104で2番手に浮上。3番手には#7荒聖治(Studie PLUS BMW)が続いた。

以下、#52吉田広樹(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)、#31中山友貴(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)、#9ケイ・コッツォリーノ(PACIFIC NAC CARGUY Ferrari)、#18名取鉄平(UPGARAGE NSX GT3)、#5平木湧也(マッハ車検GTNET MC86マッハ号)の8台がQ2進出を果たした。

続いてBグループも2周目、3周目と次第にペースを上げながらタイヤとブレーキに熱を入れ、4周目から本格的なアタックを開始。

まずは#60河野駿佑(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)が1'35.791といきなり好タイムを叩き出す。

続いて#10星野一樹(GAINER TANAX with IMPUL GT-R)、#11安田裕信(GAINER TANAX GT-R)のゲイナー勢が1分36秒台のタイムを叩き出すが、#60河野は1'35.727とさらにタイムを縮めてみせた。

結局2番手には1'36.046を記録した#55高木真一(ARTA NSX GT3)がつけ、#11安田が1'36.295で3番手。以下#65菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)、#10星野、#360青木孝行(RUNUP RIVAUX GT-R)、#96新田守男(K-tunes RC F GT3)、#4片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)までがQ2進出を果たした。

予選Q2:#19宮田が会心のアタック!!自身初のPP獲得

GT500クラスは午後3時41分に走行開始。ポールポジションを争う10分間のアタック合戦だ。

まずはコースオープンと同時に#8福住仁嶺(ARTA NSX-GT)、#14大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)、#19宮田莉朋(WedsSport ADVAN GR Supra)、#38立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)、#39ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)がコースイン。少し遅れて#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)、#36関口雄飛(au TOM'S GR Supra)、そして開幕戦に続いて代役参戦の#37阪口晴南(KeePer TOM'S GR Supra)が走行を開始した。

ここでも各ドライバーがアタックに入ったのは4周目からとなった。

まずは#38立川が1'27.114をマーク。続いて#19宮田が5周目に1'26.496を叩き出してトップに浮上する。立川も5周目に再びアタックを行なったが、タイムは1'27.031と一歩及ばなかった。

そして最後に#8福住が1'26.499と、19号車にわずか千分の3秒差という好タイムを叩き出したところでチェッカーが提示された。

その結果、国本雄資/宮田莉朋組(19号車・WedsSport ADVAN GR Supra)が第2戦のポールポジションを獲得。TGR TEAM WedsSport BANDOHにとっては2016年10月の第7戦チャン・インターナショナルサーキット以来、実に4年7ヶ月ぶりのポール獲得となった。宮田にとってはこれがGT500で初のポールポジションだ。

2番手には野尻智紀/福住仁嶺組(8号車・ARTA NSX-GT)がつけ、立川祐路/石浦宏明組(38号車・ZENT CERUMO GR Supra)が3番手から明日の決勝をスタートすることになった。

GT300クラスは午後3時23分に走行開始。ここで#2muta Racing INGINGは第3ドライバーの小高一斗にアタックを任せた。

Q1同様に2周目、3周目とウォームアップを行って4周目からアタックに入る各車。

まずは#52川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が1'36.005。続いて#2小高一斗(muta Racing Lotus MC)が1'36.233を記録し、#55佐藤蓮(ARTA NSX GT3)が1'35.485でトップに。Q1トップの#60吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)は1'36.079で3番手だ。

しかし#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が5周目のアタックで1'35.343を叩き出して一気にトップへ。#55佐藤も5周目のセクター1で全体ベストを叩き出すも、コントロールラインに戻ってくると1'35.702とタイム更新ならず。

これにより今季から新型BRZを投入したが井口卓人/山内英輝組(61号車・SUBARU BRZ R&D SPORT)ポールポジションを獲得。高木真一/佐藤蓮組(55号車・ARTA NSX GT3)が2番手につけ、6周目に1'35.824を記録した吉本大樹/河野駿佑組(60号車・SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT)が3番手という結果となった。

第2戦決勝は明日の午後2時30分より110周(500km)で行われる。2年ぶりに行われる長距離レースを制するのは果たしてどのチームだろうか。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第1戦富士決勝 2年ぶり参戦の#6木村がFIA-F4初優勝を達成

さFIA-F4選手権第1戦の決勝が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、#6木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング)が1年間のブランクをものともせず、ポール・トゥ・ウィンでFIA-F4初優勝を達成した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

第1戦決勝は午後1時20分より14周で行われた。スタート時の気温は16℃だ。

なお予選でトップタイムを記録した#36荒川麟(TGR-DC RS トムススピリットF4)はトラックリミット違反により7グリッド降格の8番手スタートとなり、繰り上げで#6木村がポールポジションからスタートすることになった。

スタートでトップに立ったのは#6木村。#5小出峻(HFDP/SRS/コチラレーシング)も1コーナーでインから並びかけるが、コカコーラコーナーでは#6木村が先行した、3番手には#35野中誠太(TGR-DC RS トムススピリットF4)がつけ、5番手スタートの#7太田格之進(HFDP/SRS/コチラレーシング)が4番手に浮上した。

僅差で追い上げる#5小出だったが、ストレートの伸びでは#6木村にやや分があり、両者膠着状態のまま周回を重ねることになった。

その後方では6周目のヘアピンで#38清水英志郎(TGR-DC RS トムススピリットF4)が#80伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)のインに飛び込んで5位に浮上。続いて#36荒川が7周目に#37奥住慈英(TGR-DC RS トムススピリットF4)をかわして7位に浮上すると、11周めのダンロップ二つ目で#80伊東のインをついて6位まで上がってきた。

一方トップ争いは、レースの折り返し点となる7周目を終えた時点での#6木村が0.593秒のリード。8周目には0.969とやや差が開いてきた。その後も懸命に食らいつく#5小出だったが、#6木村は最後まで付け入る隙を与えずに14周を走り切り、自身初のFIA-F4優勝を達成した。2位は#5小出、#35野中が3位に入った。

インディペンデントカップはスタートでトップに立った#11HIROBON(Rn-sports Amdare)を#43DRAGON(ZAP SPEED F110)が13周目のコカコーラコーナーで交わしてトップに立ち、そのまま逃げ切って優勝している。

第2戦決勝は明日の朝8時15分より14周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第1戦富士決勝結果

たかのこのホテルFUJI GT500km RACE -RIJ- (2021/05/03) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2021 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
16木村 偉織HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1424'43.516--
25小出 峻HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1424'44.226 0.710 0.710
335野中 誠太TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1424'44.679 1.163 0.453
47太田 格之進HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1424'45.412 1.896 0.733
538清水 英志郎TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1424'47.015 3.499 1.603
636荒川 鱗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1424'48.504 4.988 1.489
737奥住 慈英TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1424'50.109 6.593 1.605
880伊東 黎明OTG DL F4CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1424'51.002 7.486 0.893
977小川 颯太WARMTECH SkillSpeed
SKILL SPEED
1424'57.67614.160 6.674
1040元嶋 成弥SACCESS RACING
SACCESS RACING
1424'58.96615.450 1.290
1197岩澤 優吾BJ Racingスカラシップ
Bionic Jack Racing
1424'59.38715.871 0.421
1262松澤 亮佑HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1425'05.89822.382 6.511
1316高橋 悠之Media Do影山Giddy UP
Media Do Kageyama Racing
1425'07.33123.815 1.433
1498岡本 大輝BJ Racing
Bionic Jack Racing
1425'07.94224.426 0.611
1531鶴田 哲平ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Racing
1425'08.62625.110 0.684
1639宮下 源都SACCESS RACING
SACCESS RACING
1425'09.29725.781 0.671
1713藤原 大輝ACE LINES MDFactory
KRac Motorsorts
1425'09.65026.134 0.353
1832マックス・サロATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Racing
1425'10.78427.268 1.134
1973塙 瞬佑カローラ新茨城C.S.I Racing
CSIレーシング
1425'12.91329.397 2.129
2043IC1DRAGONZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1425'21.96238.446 9.049
2111IC2ヒロボンRn-sports Andare
Rn-sports
1425'22.24738.731 0.285
2215吉村 渉Media Do影山BEAR
Media Do Kageyama Racing
1425'41.40157.88519.154
2399IC3近藤 善嗣アンドIoTくじらRn-sports
Rn-sports
1425'45.7911'02.275 4.390
2429IC4井出 靖司RSイディアイーグルスポーツ
SACCESS RACING
1425'47.6951'04.179 1.904
2586IC5大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1425'48.3921'04.876 0.697
2618IC6堀田 誠ムータレーシング
AKILAND RACING
1425'48.8721'05.356 0.480
2771IC7大山 正芳ダイワN通商アキランド
AKILAND RACING
1425'51.9231'08.407 3.051
2823IC8YUGOS2R Racing
N-SPEED
1426'03.3911'19.87511.468
2933IC9慶原 克律ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Racing
1426'10.3141'26.798 6.923
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ----
-4IC-佐々木 祐一Sendai DayDream F110
DayDream Racing
713'31.7127Laps7Laps
-96IC-齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランド
AKILAND RACING
48'05.05910Laps3Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4) 1'45.236 (8/14) 156.095km/h

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習 トップタイムは#19WedsSport ADVAN GR Supra

2021オートバックス スーパーGT第2戦「たかのこのホテル富士GT500kmレース」の公式練習が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは国本雄資/宮田莉朋組(19号車・WedsSport ADVAN GR Supra)、GT300クラスは井口卓人/山内英輝組(61号車・SUBARU BRZ R&D SPORT)がトップタイムを記録した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

第2戦の公式練習は、先ごろ急逝された土屋春雄さん(前つちやエンジニアリング代表)のご冥福を祈って関係者および観客全員で黙祷を捧げたのち、午前9時5分より混走85分間、専有走行各10分間で行われた。コース上空はきれいに晴れ、頂上に雪を戴いた富士山も見えていたが、開始時の気温は14℃とこの時期としてはやや肌寒い気候だ。にもかかわらず、スタンドには2年ぶりの500kmレースの開催を待ち侘びたファンが早朝から大勢詰めかけている。

しかし始まってすぐに#3平手晃平(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)が電気系のトラブルに見舞われて1コーナー先でスローダウン、そのままコース脇にストップしたため、セッションは開始わずか10分で赤旗中断となった。

車両回収ののち、走行は午前9時21分に再開となる。回収された3号車はガレージでの修復作業ののち、残り時間51分を切ったところででコースに復帰した。

序盤トップに立ったのは#8福住仁嶺(ARTA NSX-GT)。1'28.135を走行5周目に記録した。続いて#17ベルトラン・バゲット(Astemo NSX-GT)が1'28.370で2番手と滑り出しはホンダ勢の1-2だ。

GT500クラスの各車は8〜12周を走って一旦ピットへ。開始から30分が経過した時点での順位は、8-17-36-19-23-39-12だ。

開始から40分が経過したところで#19宮田莉朋(WedsSport ADVAN GR Supra)が1'27.956を記録してトップに立つが、#8福住も混走残り30分を切ったところで1'27.794を記録して再びトップに。福住はそのままピットに戻り、野尻智紀に交代した。

GT300クラスは15周目に1'36.242を記録した井口卓人/山内英輝組(61号車・SUBARU BRZ R&D SPORT)が混走残り15分の時点でトップ。星野一樹/石川京侍組(10号車・GAINER TANAX with IMPUL GT-R)が2番手だ。

2クラス混走は残り10分を切ったところで#24佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)が左フロントタイヤのスローパンクチャーによりピット出口先にストップしたため、公式戦で初めてのフルコースイエロー(FCY)が宣言されることになった。

車両排除ののちコース上はオールグリーンとなったが、そこから混走終了までは目立ったタイム更新は見られず、公式練習はそのままGT300クラスの専有走行へ移行した。

GT300クラスの専有走行では今回#2muta Racing Lotus MCの第3ドライバーに抜擢された小高一斗が1'36.763を叩き出して4番手につけたが、トップ3はタイムの更新がなく、混走トップの井口卓人/山内英輝組(61号車・SUBARU BRZ R&D SPORT)がそのままトップ、星野一樹/石川京侍組(10号車・GAINER TANAX with IMPUL GT-R)が2番手、平中克幸/安田裕信組(11号車・GAINER TANAX GT-R)が3番手で走行を終えた。

続いて行われたGT500クラスの専有走行は、#19国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)が1'27.753で8号車を上回って、トップに浮上。今大会からチームに合流した#1牧野任祐(STANLEY NSX-GT)が混走で山本尚貴の記録したタイムを上回って1'27.909を叩き出した。

この結果、公式練習トップは国本雄資/宮田莉朋組(19号車・WedsSport ADVAN GR Supra)、野尻智紀/福住仁嶺組(8号車・ARTA NSX-GT)が2番手、山本尚貴/武藤英紀組(1号車・STANLEY NSX-GT)が3番手となった。

なおニッサンGT-R勢の最上位は松田次生/ロニー・クインタレッリ組(23号車・MOTUL AUTECH GT-R)で6番手と今回もやや出遅れた格好だ。

第2戦の公式予選はこのあと午後2時30分よりノックアウト方式で行われる

Text:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第1戦、第2戦富士公式予選 第1戦は#36荒川、第2戦は#5小出がPP獲得

2021年FIA-F4選手権第1戦、第2戦の公式予選が5月3日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、第1戦は#36荒川凛(TGR-DC RS トムススピリットF4)、第2戦は#5小出俊(HFDP/SRS/コチラレーシング)がポールポジションを獲得した。
(天候:晴れ コース:ドライ)

公式予選は午前8時15分より30分間で行われた。
コースはドライだが、気温、路面温度ともに5月にしては低めのコンディションということもあり、各車周回を重ねながら徐々にペースを上げていく。

開始から10分が経過した時点でのトップは#36荒川で1'45.958。6木村偉織(HFDP/SRS/コチラレーシング)が1'46.052で続く。3番手は#37野中誠太(TGR-DC RS トムススピリットF4)、4番手に5小出と上位陣はトヨタとホンダの育成ドライバーががっぷり四つといった格好だ。

その後は開始12分で#6木村が1'45.658を記録して一旦はトップに立つが、これを#36荒川が開始14分で1'45.594、さらに残り時間10分を切ったところで1'45.407と着実にタイムを縮めて上回り、トップに浮上する。

#6木村もセッション終盤に1'45.470までタイムを上げて2番手に浮上。#5小出は1'45.500で3番手につけるが、セカンドベストでは1'45.526の小出がトップだ。

これにより#36荒川凛が開幕戦のポールポジションを獲得。第2戦は#5小出俊がポールポジションとなった。

なおインディペンデントカップは1'47.474を記録した#43DRAGON(ZAP SPEED F110)がセカンドベストでも1'47.526で第1戦、第2戦ともにポールポジションを獲得している。

第1戦決勝はこのあと午後1時20分より、第2戦決勝は明日の朝8時15分より、いずれも14周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第2戦富士公式予選結果

たかのこのホテルFUJI GT500km RACE -RIJ- (2021/05/03) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15小出 峻HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'45.500--155.704
235野中 誠太TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'45.538 0.038 0.038155.648
36木村 偉織HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'45.567 0.067 0.029155.605
436荒川 鱗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'45.591 0.091 0.024155.570
57太田 格之進HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'45.813 0.313 0.222155.244
638清水 英志郎TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'45.835 0.335 0.022155.211
780伊東 黎明OTG DL F4CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1'45.858 0.358 0.023155.178
837奥住 慈英TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'45.953 0.453 0.095155.039
977小川 颯太WARMTECH SkillSpeed
SKILL SPEED
1'46.171 0.671 0.218154.720
1062松澤 亮佑HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'46.356 0.856 0.185154.451
1140元嶋 成弥SACCESS RACING
SACCESS RACING
1'46.399 0.899 0.043154.389
1297岩澤 優吾BJ Racingスカラシップ
Bionic Jack Racing
1'46.516 1.016 0.117154.219
1331鶴田 哲平ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Racing
1'46.593 1.093 0.077154.108
1439宮下 源都SACCESS RACING
SACCESS RACING
1'46.699 1.199 0.106153.955
1513藤原 大輝ACE LINES MDFactory
KRac Motorsorts
1'46.774 1.274 0.075153.846
1616高橋 悠之Media Do影山Giddy UP
Media Do Kageyama Racing
1'47.011 1.511 0.237153.506
1773塙 瞬佑カローラ新茨城C.S.I Racing
CSIレーシング
1'47.286 1.786 0.275153.112
1898岡本 大輝BJ Racing
Bionic Jack Racing
1'47.312 1.812 0.026153.075
1943IC1DRAGONZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1'47.526 2.026 0.214152.770
2096IC2齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランド
AKILAND RACING
1'47.617 2.117 0.091152.641
2111IC3ヒロボンRn-sports Andare
Rn-sports
1'47.708 2.208 0.091152.512
2232マックス・サロATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Racing
1'47.712 2.212 0.004152.507
2315吉村 渉Media Do影山BEAR
Media Do Kageyama Racing
1'47.726 2.226 0.014152.487
2499IC4近藤 善嗣アンドIoTくじらRn-sports
Rn-sports
1'48.025 2.525 0.299152.065
2586IC5大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'48.225 2.725 0.200151.784
264IC6佐々木 祐一Sendai DayDream F110
DayDream Racing
1'48.318 2.818 0.093151.653
2729IC7井出 靖司RSイディアイーグルスポーツ
SACCESS RACING
1'48.769 3.269 0.451151.025
2818IC8堀田 誠ムータレーシング
AKILAND RACING
1'48.894 3.394 0.125150.851
2923IC9YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'49.766 4.266 0.872149.653
3071IC10大山 正芳ダイワN通商アキランド
AKILAND RACING
1'49.781 4.281 0.015149.632
3133IC11慶原 克律ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Racing
1'50.746 5.246 0.965148.329
---- 以上基準タイム(110% - 1'56.088)予選通過 ----

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第1戦富士公式予選結果

たかのこのホテルFUJI GT500km RACE -RIJ- (2021/05/03) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2021 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
1*36荒川 鱗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'45.407--155.842
26木村 偉織HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'45.470 0.063 0.063155.749
35小出 峻HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'45.479 0.072 0.009155.735
435野中 誠太TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'45.502 0.095 0.023155.701
580伊東 黎明OTG DL F4CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1'45.746 0.339 0.244155.342
67太田 格之進HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'45.766 0.359 0.020155.313
738清水 英志郎TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'45.801 0.394 0.035155.261
837奥住 慈英TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'45.905 0.498 0.104155.109
977小川 颯太WARMTECH SkillSpeed
SKILL SPEED
1'46.032 0.625 0.127154.923
1062松澤 亮佑HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'46.037 0.630 0.005154.916
11*40元嶋 成弥SACCESS RACING
SACCESS RACING
1'46.235 0.828 0.198154.627
1231鶴田 哲平ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Racing
1'46.405 0.998 0.170154.380
1397岩澤 優吾BJ Racingスカラシップ
Bionic Jack Racing
1'46.434 1.027 0.029154.338
1439宮下 源都SACCESS RACING
SACCESS RACING
1'46.675 1.268 0.241153.989
1513藤原 大輝ACE LINES MDFactory
KRac Motorsorts
1'46.736 1.329 0.061153.901
1698岡本 大輝BJ Racing
Bionic Jack Racing
1'46.911 1.504 0.175153.649
1716高橋 悠之Media Do影山Giddy UP
Media Do Kageyama Racing
1'46.990 1.583 0.079153.536
1873塙 瞬佑カローラ新茨城C.S.I Racing
CSIレーシング
1'47.248 1.841 0.258153.166
1932マックス・サロATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Racing
1'47.362 1.955 0.114153.004
2043IC1DRAGONZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1'47.474 2.067 0.112152.844
2196IC2齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランド
AKILAND RACING
1'47.478 2.071 0.004152.839
2211IC3ヒロボンRn-sports Andare
Rn-sports
1'47.617 2.210 0.139152.641
2315吉村 渉Media Do影山BEAR
Media Do Kageyama Racing
1'47.719 2.312 0.102152.497
2499IC4近藤 善嗣アンドIoTくじらRn-sports
Rn-sports
1'47.972 2.565 0.253152.139
2586IC5大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'48.195 2.788 0.223151.826
264IC6佐々木 祐一Sendai DayDream F110
DayDream Racing
1'48.207 2.800 0.012151.809
2729IC7井出 靖司RSイディアイーグルスポーツ
SACCESS RACING
1'48.708 3.301 0.501151.109
2818IC8堀田 誠ムータレーシング
AKILAND RACING
1'48.721 3.314 0.013151.091
2923IC9YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'49.464 4.057 0.743150.066
3071IC10大山 正芳ダイワN通商アキランド
AKILAND RACING
1'49.753 4.346 0.289149.671
3133IC11慶原 克律ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Racing
1'50.708 5.301 0.955148.380
---- 以上基準タイム(110% - 1'55.997)予選通過 ----
  • CarNo.36は、L項第4章第2条c)d)(走路外走行複数回)違反により、予選結果より7グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo.40は、L項第4章第2条c)d)(走路外走行複数回)違反により、予選結果より4グリッド降格のペナルティーを科す。

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