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2007年4月

SUPER GT

SGT:第2戦岡山予選1回目結果

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2007/04/07) Qualifying 1 Weather:Cloudy Course:Dry/Wet
2007 AUTOBACS SUPER GT Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindGapkm/h
150018ARTA NSX
HONDA NSX
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS101'22.753--161.091
2500218TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX
道上 龍
小暮卓史
BS1'23.065 0.312 0.312160.486
3500317REAL NSX
HONDA NSX
金石 勝智
金石年弘
BS1'23.071 0.318 0.006160.475
450041宝山 TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS+11'23.228 0.475 0.157160.172
55005100RAYBRIG NSX
HONDA NSX
ドミニク・シュワガー
細川 慎弥
BS1'23.497 0.744 0.269159.656
6500632EPSON NSX
HONDA NSX
ロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
DL+251'23.528 0.775 0.031159.597
7500722MOTUL AUTECH Z
NISSAN FAIRLADY Z
ミハエル・クルム
松田 次生
BS1'23.670 0.917 0.142159.326
8500823XANAVI NISMO Z
NISSAN FAIRLADY Z
本山 哲
リチャード・ライアン
BS301'23.769 1.016 0.099159.138
9500938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川祐路
高木 虎之介
BS501'23.884 1.131 0.115158.919
1050010*6Forum Eng. SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
BS101'24.410 1.657 0.526157.929
115001125ECLIPSE ADVAN SC430
LEXUS SC430
土屋 武士
織戸学
YH+11'24.428 1.675 0.018157.895
125001212カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z
ブノワ・トレルイエ
星野一樹
BS1'24.447 1.694 0.019157.860
135001339デンソー サード SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平中 克幸
BS1'24.669 1.916 0.222157.446
14500143YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
セバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
BS1'24.866 2.113 0.197157.081
155001535BANDAI DUNLOP SC430
LEXUS SC430
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL+11'26.007 3.254 1.141154.997
165001624WOODONE ADVAN Clarion Z
NISSAN FAIRLADY Z
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
荒聖治
YH1'26.763 4.010 0.756153.646
17300113エンドレスアドバン洗剤革命 Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山正美
藤井 誠暢
YH401'30.540 7.787 3.777147.237
18300262WILLCOM ADVAN VEMAC408R
VEMAC 408R
柴原眞介
黒澤 治樹
YH1'30.553 7.800 0.013147.215
19300388アクティオ ムルシェRG-1
LAMBORGHINI MURCIELGO R-G1
マルコ・アピチェラ
山西 康司
YH51'30.799 8.046 0.246146.817
20300446宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 孝太
横溝 直輝
DL1'30.910 8.157 0.111146.637
2130052プリヴェKENZOアセット・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
高橋 一穂
加藤寛規
YH201'31.089 8.336 0.179146.349
223006101TOY STORY Racing apr MR-S
TOYOTA MR-S
大嶋和也
石浦 宏明
MI151'31.107 8.354 0.018146.320
23300743ARTA Garaiya
Garaiya
新田 守男
高木真一
MI1'31.161 8.408 0.054146.234
2430084EBBRO 350R
VEMAC RD350R
田中 哲也
山崎 信介
YH+11'31.254 8.501 0.093146.085
25300987マルホン ムルシエRG-1
LAMBORGHINI Murcielago R-G1
檜井保孝
余郷 敦
YH1'31.303 8.550 0.049146.006
263001026ユンケルパワー タイサン ポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
山路 慎一
谷口信輝
YH1'31.305 8.552 0.002146.003
273001131apr MR-S
TOYOTA MR-S
峰尾 恭輔
坂本 祐也
MI+11'31.336 8.583 0.031145.953
283001219ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
飯田 章
関口 雄飛
YH+11'31.395 8.642 0.059145.859
2930013110GREEN-TEC BOXSTER GT
PORSCHE BOXSTER
黒澤 琢弥
光貞秀俊
YH1'31.483 8.730 0.088145.719
30300147RE 雨宮 RX-7
MAZDA RX-7
井入 宏之
折目 遼
YH1'31.708 8.955 0.225145.361
313001511TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360
FERRARI F360 MODENA
植田 正幸
松田秀士
YH+11'31.827 9.074 0.119145.173
323001677クスコ DUNLOP スバルインプレッサ
SUBARU IMPREZA
山野 哲也
青木孝行
DL1'31.902 9.149 0.075145.055
33300175クムホ プロμ マッハ号 320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
竹内浩典
KH+11'31.956 9.203 0.054144.969
343001833HANKOOK NSC PORSCHE
PORSCHE 911GT3R
木下 みつひろ
坂本 祐也
HK1'32.235 9.482 0.279144.531
353001947宝山 DUNLOP Z
NISSAN FAIRLADY Z
脇阪 薫一
密山祥吾
DL+11'32.529 9.776 0.294144.072
363002055DHG ADVAN FORD GT
FORD GT
池田 大祐
番場 琢
YH+11'32.621 9.868 0.092143.928
37300219LEYJUN DUNLOP MT900
MOSLER MT900R OOX
OSAMU
Guts 城内
DL1'32.77810.025 0.157143.685
3830022666楽天 BOMEX 320R
VEMAC 320R
周防 彰悟
山下 潤一郎
YH+11'33.47310.720 0.695142.617
3930023333Mario ADVAN 石松 PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
小林 且雄
井上貴志
YH1'33.72710.974 0.254142.230
403002470ノマド・GAIKOKUYA ADVAN GT3-RS
PORSCHE 996GT3RS
石橋 義三
小泉洋史
YH1'34.18411.431 0.457141.540
---- 以上予選通過(基準タイム GT500[107%]: 1'28.770 / GT300[107%]: 1'36.975)----
-300-66トリプルA ガイヤルド RG3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
古谷 直広
栗原宗之
YH1'37.66914.916 3.485136.490
-300-67トリプルA ガイヤルド RG3
LAMBORGHINI Gallardo R-G3
黒澤 翼
和田久
YHAbsent---
  • CarNo.6は、計測トランスポーター切替違反により、罰金2万円を課す。
  • GT500、GT300両クラスの上位10台はスーパーラップに進出する。

SUPER GT

SGT:第2戦岡山公式予選2回目 ここでもNSXが1-2-3

スーパー第2戦、岡山GT300kmレースの公式予選2回目は、 #18TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)が1分24秒794のトップタイムを記録。以下、#100レイブリックNSX、 #8ARTA NSXと、ここでもNSX勢がトップ3を独占してみせた。
GT300クラスは#2プリヴェKENZOアセット・紫電(加藤寛規/高橋一穂組)で、タイムは1分31秒634だった。

午後2時30分、GT300クラスの専有走行から公式予選2回目が始まった。
この時点で予選通過基準タイムを満たしていないのは、#66、#67のガヤルド2台。
コースインに手間取った午前中の予選とは違い、2台とも開始直後から走行に加わる。
しかし66号車の栗原宗之が1分35秒845をマークしたものの、67号車は和田久が1分40秒237を出すに留まり、 このままではドライブしていない2人を含め、このままでは予選通過の条件を満たしていない。
ただし、今大会の最大スタート台数は42台であり、昨日の合同テストでクラッシュした#83ヴィーマックが出走を取り消したため、 嘆願書での決勝出走はできるものと思われる。

GT300の15分間の走行が終了すると、今度はGT500の専有が始まった。
こちらのクラスは全車基準タイムをクリアしているため、もっぱらスーパーラップへ向けての調整と、明日の決勝をにらんだ確認作業に終始する。
そうした状況でも、やはりNSXの速さが目立ち、#18TAKATA童夢、#100レイブリック、#8ARTAの順でトップ3を独占する。
1位道上のタイムは1分24秒794。2位以下は5位の#25エクリプスSCまでが25秒台で並んだ

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第2戦岡山 スーパーラップ出走順とドライバー

 GT300クラス

出走順 CarNo. 車名 ドライバー
1 26 ユンケルパワー タイサン ポルシェ 山路慎一
2 87 マルホン ムルシエRG-1 桧井保孝
3 4 EBBRO 350R 田中哲也
4 43 ARTA Garaiya 高木真一
5 101 TOYSTORY RT apr MR-S 大嶋和也
6 2 プリベKENZOアセット・紫電 加藤寛規
7 46 宝山DUNLOP Z 佐々木孝太
8 88 アクティオ ムルシエRG-1 マルコ・アピチェラ
9 62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R 黒澤治樹
10 13 エンドレスアドバン洗剤革命Z 影山正美

 

 

 GT500クラス

出走順 CarNo. 車名 ドライバー
1 6 Forum Eng.SC430 片岡龍也
2 38 ZENT CERUMO SC430 立川祐路
3 23 XANAVI NISMO Z 本山哲
4 22 MOTUL AUTECH Z ミハエル・クルム
5 32 EPSON NSX ロイック・デュバル
6 100 RAYBRIG NSX ドミニク・シュワガー
7 1 宝山TOM'S SC430 アンドレ・ロッテラー
8 17 REAL NSX 金石年弘
9 18 TAKATA童夢NSX 道上龍
10 8 ARTA NSX ラルフ・ファーマン

 

SUPER GT

SGT:第2戦岡山予選1回目 NSX勢が1-2-3! 暫定ポールはARTA

2006スーパーGT第2戦、「岡山GT300kmレース」の公式予選1回目は、#8ARTA NSX(伊藤大輔/ラルフ・ ファーマン組)が1分22秒753で暫定ポールを獲得した。GT300クラストップは、#13エンドレスアドバン洗剤革命Z (影山正美/藤井誠暢組)で、タイムは1分30秒540だった。

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第2戦の予選日を迎えた岡山国際サーキットは朝から時折小雨の降る曇天。気温、路面温度とも低めだが、 コースはどうにかドライコンディションが保たれている。

予選1回目は午前10時25分、GT300の専有走行で始まった。

開始直後から14台の車両が一斉にコースに飛び出し、タイムアタックに取り掛かる。 最初に30秒台のタイムを出したのは#88ムルシエGT-1を駆るマルコ・アピチェラ。 #101MR-Sの大嶋和也が31秒107で2位につける。

予選開始から10分が経過したあたりで、それまでピットで待機していた#2紫電、#13Z、#46Z、 #4ヴィーマックらがコースイン。相次いでタイムアタックを開始する。そんな中、 開始12分で#62ヴィーマックの黒澤治樹が1分30秒553でトップに立つが、 その3分後には#13Zを駆る影山正美が30秒540までタイムを縮めて一気にクラストップ上がってきた。

その他、2号車は加藤寛規が5位、4号車は田中哲也が8位、46号車は佐々木孝太が4位タイムを出し、 いずれもスーパーラップ圏内につけた。

前回クルマが間に合わなかったJLOCの2台のガヤルドはここでも準備に手間取り、66号車がコースインしたのは専有終了ぎりぎりで、 タイムも39秒647がやっとだった。

そして10時45分、GT500の専有走行が始まった。

一斉にアタックの始まったGT300と違い、こちらは#25、#35、#39のSC430、 #3のZ以外はインストレーションラップのみでピットに戻ってくる。本格的なアタック合戦が始まったのは専有残り5分前後からとなった。

前回ポールを獲得し、前日の合同テストでもトップタイムを出している#8ARTA NSXはラルフ・ ファーマンのドライブで1分22秒753。コースレコードにはコンマ3秒及ばないものの、このセッション唯一の22秒台で堂々のトップ。 2番手には昨年のチャンピオンチーム、#1宝山SC430のアンドレ・ロッテラーが当初つけていたが、終了間際に#18TAKATA童夢、 #17REALの2台のNSXが立て続けに2位、3位タイムを記録してきた。18号車は道上龍、17号車は金石年弘のドライブだ。

Z勢は#22モチュールのミハエル・クルムが7番手タイムを出したのが最高で、以下8、12、14、16位と苦しい予選となった。

2クラス混走の最後の20分間は、ほとんどのチームが基準タイムクリアに専念したため、 GT500では上位陣の順位変動はほとんどなかったが、GT300では専有で13番手だった#43ARTA Garaiyaが一気に7位にジャンプアップ、スーパーラップ進出を果たした。

結局、ガヤルドは67号車が出走せず、66号車も37秒669に留まり、基準タイムをクリアできなかった。

公式予選第2回は午後2時30分から、スーパーラップは午後3時50分から行われる予定だ。

 

Text:Kazuhisa SUEHIRO  Photo:Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:第1戦富士 B.トレルイエがポールトゥウィン (トヨタモータースポーツニュース)

2007年のフォーミュラ・ニッポン開幕戦 トヨタRV8Jエンジン搭載のB.トレルイエがポール・トゥ・ウィンで完勝
07fn_01.jpg
ポール・トゥ・ウィンでディフェンディングチャンピオンの
貫禄を見せたB.トレルイエ

 2007年シーズンのフォーミュラ・ニッポン開幕戦となる第1戦が3月31日(土)、4月1日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。トヨタは同シリーズに昨年よりエンジン供給を開始。昨年は初年度ながらトヨタRV8Jエンジン搭載車を駆るB.トレルイエ(mobilecast TEAM IMPUL)がシリーズチャンピオンを獲得した。トヨタは2007年シーズンも7チーム14台にトヨタRV8Jエンジンを供給、シリーズを戦う。

 31日(土)の午前、午後の2回に分けて行われた予選では、ディフェンディングチャンピオンのB.トレルイエが貫禄のポールポジションを獲得。2番手にチームメイトの松田次生が入り、続く6番手までをトヨタRV8Jエンジン搭載車が独占し、翌日の決勝へと臨んだ。  昨年は悪天候によりレース中断となってしまった富士の開幕戦だが、今年は曇天ながらドライコンディションでスタート。途中、軽い降雨はあったがドライコンディションのままレースは進行した。

 レースはポールポジションからスタートを切ったB.トレルイエが、そのままポール・トゥ・ウィンで優勝。2位にはチームメイトの松田次生が入り、昨年のチャンピオンチームが1-2フィニッシュを果たした。松田次生を終始追いつめたJ.P.デ・オリベイラ(CARCHS KONDO RACING)は3位でチェッカーを受けたが、レース後の車検で車両規定違反が指摘され、惜しくも失格となった。

Text & Photo: TOYOTA

Japanese F3

JF3:第1,2戦富士 1AZ-FE型エンジンがデビュー戦で2連勝(トヨタモータースポーツニュース)

全日本F3第1大会富士 第1戦はO.ジャービス、第2戦を大嶋和也が制し新型“トヨタ・トムス1AZ-FE”型エンジンがデビュー戦で2連勝!
07f3_01.jpg
連続ポールポジションから、スタートをミスするも、
第2戦で見事今季初優勝を飾った大嶋和也

 2007年の全日本F3選手権開幕戦となる第1大会(第1戦、第2戦)が3月31日、(土)、4月1日(日)の両日、富士スピードウェイを舞台に開催された。今大会には12台がエントリー。そのうちトヨタ・トムス3S-GE型エンジン搭載車は5台。そして今季から投入される新開発のトヨタ・トムス 1AZ-FE型エンジンの搭載車も2台参戦することとなった。

 31日の午前中に行われた第1戦、第2戦の予選では、どちらもTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)のサポートを受ける大嶋和也(TOM'S)がコースレコードを更新する速さでポールポジションを獲得。2006年英国F3ランキング2位のO.ジャービス(TOM'S)が2番手、 TDPサポートドライバーの石浦宏明(TOM'S)が3番手、R.ストレイト(INGING)が4番手と、2戦共に上位陣は同じ顔ぶれで決勝へ臨むこととなった。

 31日午後の第1戦決勝は、直前の降雨などにより若干遅れてスタートが切られた。ポールポジションの大嶋和也は痛恨のスタートミス。これをかわしたO.ジャービスが首位に立つと、そのまま独走。新型1AZ-FEエンジンによるデビューウィンを飾った。

 一方、大嶋和也は6位までポジションを落とすが、その後追い上げを見せ、3位でフィニッシュ。2位には石浦宏明が入り、TOM'Sの3台が表彰台を独占した。

 1日に行われた第2戦決勝では、ポールポジションの大嶋和也は、再びスタートを失敗。しかし、2周目の1コーナーで首位を奪い返すと、その後は危なげなく独走し、見事今季初優勝を果たした。2位にはR.ストレイト、3位にO.ジャービスが入り、2戦連続でトヨタ勢が表彰台を独占。トヨタが投入した新型 1AZ-FEエンジンは開幕2連勝を飾ることとなった。

Text & Photo: TOYOTA

Formula Nippon

FN:第1戦富士決勝 ローニ-・クインタレリが5位入賞 (INGING)

INGING MOTOR SPORTS レースレポート
2007年全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦決勝
4月1日 富士スピードウェイ

 強い雨と雷が夜半まで続いたが、一夜明けた日曜日は6月の陽気の青空。朝一番のウォームアップの時点で既に気温16度を超えている。但し、ウェット宣言がでる程に路面は濡れており、走行が進んでも中々乾かない。その中で、タイヤ交換・給油の練習を含めてプログラムをこなし、セッティングを煮詰めていく。しかし、路面は最後まで乾かなかったため、レース・シミュレーションを完全に行うことは叶わなかった。

 この後、ドライバー全員の記念撮影など、開幕戦ならではのプログラムをこなした後、いよいよ、今シーズン初めてのスタート進行が始まった。前日の予選結果から、ロニーが8番グリッドから、ナオキが18番グリッドからのスタートだ。二人ともリラックスした様子で、ゲストの写真撮影などに応じながら、スタートの時間を待つ。

 定刻午後2時半、フォーミュラニッポン開幕戦の火ぶたが切って落とされた。数台のクルマがエンジンストールのため、スタートが出来なかったが、IMSの2台はその中には居ない。しかし、オープニングラップのAコーナーで、ロニーはブレーキングをミス、順位を20位にまで落としてしまった。一方、ナオキは、他車の脱落もあって、14位まで順位を上げた。9周目には、ロニーは14位まで順位を回復し、12位を走るナオキの後ろに迫った。

 23周目には、10位を走るナオキの後ろにロニーが付き、25周目にはロニーが先行して、9位ロニー、10位ナオキのランデブー走行となった。これはその後も続き、28周目には各々8位9位となり、この後の展開を期待できる状況となった。30周目、ロニーはこれまでの自己ベストを出し、ナオキに2秒以上の差をつけ始める。32周目にナオキ、ピットイン。ピットストップ練習の成果か、約12秒で給油、タイヤ交換を終わらせて再スタート。ここまで、ナオキはタイヤのバイブレーションに苦しみ、ペースを上げることができなかったが、タイヤを交換してこれは解消した。しかし、ポジションは14位に下がった。その一方で、他にもピットに入るクルマが多く、ロニーは7位に上がった。

 34周目、ナオキはこのレースの自己ベストとなる1分30秒227を出すが、順位は変わらず。その間に、ロニーは35周目6位、36周目5位、37周目4位と順調にポジションを上げていく。39周目にはナオキも13位、42周目には12位になった。ロニーは給油間近で軽くなったせいか、トップ差も徐々に縮めていく。42周目、ようやくピットストップをしたロニーは、11秒で再スタート。ピットクルーも大活躍だ。

 7位でコースに復帰したロニーは、49周目にこのレースの自己ベストである1分29秒131を記録し、その後も1分29秒台から外すことなく、最後までこのペースを維持して、59周目6位に順位を上げ、フィニッシュを迎えた。ナオキは、1分30秒台のペースで走り続け、56周目に順位を11位に上げて、フィニッシュとなった。

 新体制での初めてのレース。ドライバー、スタッフが一丸となって戦ったこと、ロニーの見事な追い上げなど、評価すべき点もあるが、まだまだ煮詰めなくてはいけないことも多い。この努力が実った時、IMSのドライバーたちは表彰台に立つだろう。今シーズン中に、是非それを実現したいものである。

OQ5T1816 OQ5T1766

  • 33号車 ロニー クインタレリ 6位 トップ差41秒033
  • 34号車 横溝 直輝 11位 トップ差1分20秒339

 皆様の応援、有難うございました。今後とも、IMSへの応援をどうぞ、宜しくお願いいたします。

 PS:その後,3位入賞者が失格となったため,IMSの二人のドライバーは順位を5位、10位と、一つずつ上げることとなった。

Text: INGING MOTORSPORTS / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦富士決勝 ロベルト・ストレイトが2位表彰台 (INGING)

INGING MOTOR SPORTS レースレポート
2007年全日本フォーミュラ3選手権 第2戦
4月1日 富士スピードウェイ

 前夜の雨もすっかり上がり、富士山がくっきりと見える好天の中、フォーミュラニッポンのサポートレースとして、F3第2戦が行われた。IMSのドライバー、ロベルト・ストレイトは、今年で3年目のシーズンを迎えることとなる。

 昨日行われた予選によって、スターティンググリッドは4番。22度の気温の中、レースは定刻にスタートを切った。ロベルトは見事なスタートで、1周目の1コーナーで1台をパスし、順位を一つ上げた。更に、3周目の1コーナーでもう1台を抜いて、2位になったが、トップのクルマは速く、トップ差は3周目に2秒台に、12周目に3秒台となる。

 ロベルトは、コンスタントに1分38秒台のペースで走り続け、レースはその後も淡々と進んだ。トップのクルマはその後もペースを落とすことなく、16周目にはトップ差が4秒台となり、21周終了時点では、4秒910。2位のままでフィニッシュとなった。

 クルマの速さでは現在負けているものの、レース巧者のロベルトが、今シーズンどのようなバトルを見せてくれるか、楽しみなシーズンである。

OQ5T1577 DSC_0364

  • 3号車 ロベルト ストレイト 2位 トップ差4秒910

 皆様の応援、有難うございました。今後も面白いレースをお見せできるよう、努力いたします。有難うございました。

Text: INGING MOTORSPORTS / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第1戦富士決勝 オリベイラの失格が確定

 暫定結果が正式結果となったため、オリベイラの失格が確定した。

Formula Nippon

FN:第1戦富士決勝結果【正式】

Fニッポン第1戦 -RIJ- (2007/04/01) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineLapTime/
Behind
11ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J651:38'04.095
22松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J655.843
331ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E6534.685
440ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E6535.701
533ロニー・クインタレッリINGINGTOYOTA RV8J6541.033
620ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J6552.207
77片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J651'10.426
832小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E651'10.966
93柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J651'18.873
1034横溝 直輝INGINGTOYOTA RV8J651'20.399
1137荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J651'27.060
1256金石 年弘ARTAHONDA HF386E641Lap 
136吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E641Lap 
1455井出 有冶ARTAHONDA HF386E641Lap 
1541ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E641Lap 
1611立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J641Lap 
1712佐々木 孝太RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J632Laps
-------- 以上規定周回(58 Laps)完走 --------
-8高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J5015Laps
-19本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1550Laps
-36アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J164Laps
-5平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E164Laps
-4ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J-失格
  • Fastest Lap: CarNo.1 ブノワ・トレルイエ mobilecast IMPUL 1'28.795 (59/65) 184.997km/h
  • CarNo.4は、2007年JAF国内競技車両規則付則第1編第12章第2条2.13.1)d)(スキッドブロック)寸法不足により、失格とした。
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第1戦決勝 上位3人のコメント

ブノワ・トレルイエ(優勝)

070401_treluyer_winner.jpg 今日はできるだけペースをコントロールすることと、後続とのギャップをキープすることを考えて走りました。その上で、 できるだけタイヤをセーブするよう心がけていました。
昨日とは全くコンディションが違ってしまったので、ウォームアップぎりぎりまでセッティングをいじってました。
その結果、最初の10周はオーバーステアが出てしまいましたが、15周を過ぎるとおさまりました。
ツギオやJPを後ろに従えて走っていたので、楽には勝てないと思ってましたが、うまくギャップをコントロールすることができました。

松田次生(2位)

070401_matsuda_2nd.jpg 正直いってブノワに追いつきたかったんですが、5、6周走ったところでリヤが厳しくなってきて、その間にJPが追いついてきました。 結局ミスで飛び出してしまい、前に行かれてしまいましたが、ピットストップのときにインラップとアウトラップを頑張って、 なんとかJPを押さえ込むことができました。
ここにきてもブノワとの差が縮まっていないのが気になっていますが、エンジニアともよく話し合ってクルマを仕上げていきます。
ですから次に期待しててください。

*ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(3位)

070401_oliveira_3rd.jpg スタートはよかったんですが、ライン取りを間違えてインにつけなくなってしまい、順位を下げてしまいました。
クルマはすごくよかったので、マツダを追いかけていって、ピットストップの前に抜くことができました。
でも、ピットストップのタイミングが遅かったためにまた前に出してしまったので、2スティント目も思い切りプッシュしましたが、 残り5周と言うところでクラッチに問題が出てしまい、ペースを落とさざるを得ませんでした。

星野一義(優勝チーム監督)

070401_hoshino.jpg 1-2フィニッシュということで喜んでいます。
松田については、スタッフを入れ替えたことでイライラさせてしまい、申し訳なかったです。クルマも、セクター1、 2はどうにか勝負できても完璧じゃありませんでした。
ブノワも完璧ではない中で後ろとの差をうまくコントロールしてくれました。ちょっとブノワらしくないくらいに。
松田もブレーキがきつかったようで、この結果に満足せず、 これからもドライバーの負担を少なくできるようにミーティングを重ねてクルマを仕上げていきます。

*オリベイラについては、記者会見終了後にスキッドブロックの寸法不足が発覚したため、失格となった。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第1戦富士決勝 3位のオリベイラ失格か?

 本日の決勝レースで3位に入ったジョアオ・パオロ・デ・オリベイラだが、再度出された暫定結果の訂正版によると失格扱いとなっている。

 理由は、スキッドブロックの寸法不足によるものとされているが、現在のところ正式結果とはなっていない。

 これが正式結果となれば、3位にロイック・デュバルが繰り上がり、4位ビヨンビル・ドハイム、5位ロニー・クインタレッリ、6位ミハエル・クルム、7位片岡龍也、8位小暮卓史となり、ここまでポイントが与えられることとなる。

Text: Yoshionri OHNISHI

Japanese F3

JF3:第2戦富士決勝 上位3人のコメント

DSC_0367.JPG

大嶋和也(優勝)
ジャービスに前にいかれましたが、昨日とは違い完璧とは言い難いけど、悪くないスタートでした。
ホームストレートで並んでいったら1コーナーに黄旗が出ていて、結構悩んだんですけど、ストレートで既に前にいたので、 問題ないと判断しました。
これでポイントランキングもトップになりましたから、鈴鹿でも優勝して、このポジションを守りたいですね。

ロベルト・ストレイト(2位)
自分としては完璧な一日でした。ミスなくレースを運べましたから。
後ろのドライバーを引き離そうとプッシュしたのになかなか引き離せませんでしたが、いいレースだったと思います。
クルマに関しては、昨日と全然違うコンディションになったことで、決勝までに考えられるものは全部変えましたが、 それでステアリングの感覚が昨日とは違ってました。
これからも2人から離れない位置でチャンピオンシップを戦っていきたいです。

オリバー・ジャービス(3位)
連勝したかったんですが、天候が変わったせいでクルマのフィーリングがかなり変わってしまって、前に追いつくのも大変な状態でした。
それでもランキング2位に留まれたのはよかった。
今後はできるだけ多く勝ちたいです。
次のレースに関しては、鈴鹿をドライブできることすごく楽しみにしています。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第1戦富士決勝 オリベイラの猛追実らず。トレルイエが磐石の走りで初戦を制す

富士スピードウェイで行われた2007全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦の決勝は、ポールシッターの#1ブノワ・トレルイエ(モバイルキャスト チームインパル)が後続をまったく寄せ付けない磐石の走りで65周を走り抜いて優勝、2連覇に向けて幸先のいいスタートを切った。
2位には#2松田次生、3位に#4ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと終わってみれば予選トップ3と全く同じ顔ぶれがそのままフィニッシュすることとなった。

(観客動員数:19,300人)

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14時25分、フォーメーションラップが開始された。ここで最後尾の#12佐々木孝太がエンジンストールしたが、 すぐに再始動して隊列に加わる。
スタートでは上位3台がポジションキープで1コーナーをクリアしていくが、その後方では#36アンドレ・ロッテラー、#19本山哲らがジャンプアップに成功、それぞれ4位、5位でホームストレートに戻ってくる。

しかしロッテラーは最終コーナーを立ち上がったところでいきなり失速、1コーナーを回りきったところで自らランオフエリアにクルマを止め、あっけなく戦列を去った。
これで4位に繰り上がった本山だったが、こちらもペースが全くあがらず、とうとう15周を走ったところでピットに戻ってクルマを降りることとなってしまった。

トップグループでは、トレルイエが安定したペースで2位との差をコントロールする中、3位のオリベイラが序盤からハイペースで飛ばし、何度も松田に仕掛けていく。

その度に松田は巧みにこれを押さえ込んでいたが、41周目のダンロップで周回遅れをかわす際に姿勢を乱してしまい、オーバーラン。これによってオリベイラが2番手に浮上した。

20周目に#7片岡龍也が入ったのを皮切りに徐々に4位以下がピット作業を済ませる中、上位3台はトレルイエが41周、松田42周、オリベイラは45周まで引っ張ってピットに向かった。

インパルの2台がピットインする間にハイペースで飛ばしてギャップを広げ、彼らが冷えたタイヤでペースを上げられない間に自分のピット作業を済ませてしまおう、というのがオリベイラと彼のチームスタッフの目論見であった。

しかし作業時間がインパルの2台が15秒3に対し、16秒9を要したうえ、路面温度が上がったことでインパル勢のアウトラップがハイペースだったため、この作戦は実らず、オリベイラは再び松田の後ろでコースに復帰することとなった。
しかも松田との差は4秒以上、トレルイエに対しては10秒以上ギャップを広げられている。

しかしここからオリベイラは猛追を再開。
前の2台が28秒9から29秒台前半で周回を重ねる中、48周目にこのレースのファステストとなる1分28秒475を叩き出し、 その他のラップも28秒5から29秒フラットを連発して、見る見る間に上位2台とのギャップを削り取っていく。
一時は松田のコンマ8秒後方まで迫り、トレルイエに対しても5.3秒差まで迫った。

ところが。
60周を終えたところでオリベイラが一気にペースダウン。
彼のアグレッシブな走りにとうとうクラッチが耐え切れなくなったのだ。
一旦縮まった差はどんどん開いていく。

結局昨年王者のトレルイエは、ピットストップによる順位ダウンを除いては1度もトップを脅かされることなく、2位に5.8秒、3位には14秒1もの大差をつけて65周を走りきり、連覇に向けて大きな一歩を踏み出した。

次戦は鈴鹿サーキット。4月15日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第1戦富士決勝結果【暫定】

Fニッポン第1戦 -RIJ- (2007/04/01) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry
2007 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineLapTime/
Behind
11ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J651:38'04.095
22松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J655.843
34ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J6514.155
431ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E6534.685
540ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E6535.701
633ロニー・クインタレッリINGINGTOYOTA RV8J6541.033
720ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J6552.207
87片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J651'10.426
932小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E651'10.966
103柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J651'18.873
1134横溝 直輝INGINGTOYOTA RV8J651'20.399
1237荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J651'27.060
1356金石 年弘ARTAHONDA HF386E641Lap 
146吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E641Lap 
1555井出 有冶ARTAHONDA HF386E641Lap 
1641ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E641Lap 
1711立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J641Lap 
1812佐々木 孝太RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J632Laps
-------- 以上規定周回(58 Laps)完走 --------
-8高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J5015Laps
-19本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1550Laps
-36アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J164Laps
-5平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E164Laps
  • Fastest Lap: CarNo.4 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ CARCHS KONDO 1'28.475 (48/65) 185.666km/h
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

JF3:第2戦富士決勝 PPの大嶋が今季初勝利!!

富士スピードウェイで行われた、全日本F3選手権第2戦の決勝は、ポールシッターの#36大嶋和也が後続に大差をつけ、 今季初勝利を挙げた。

070401_jarvis

070401_jarvis2

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070401_ohshima

12時55分、21周の戦いが始まった。
1コーナーにトップで入ったのは、第1戦と同じく#1オリバー・ジャービス。
昨日痛恨のスタートミスを喫した大嶋は、今回は無難に発進したものの、車速の伸びでジャービスが上回った。
それでも2位につけて追い上げを開始した大嶋はホームストレートで果敢にジャービスのインをこじ開け、トップに躍り出た。
実はこの時、スタート直後の1コーナーで起きたアクシデントによりイエローフラッグが提示されており、 このオーバーテイクはペナルティをとられかねない際どいものだった。
しかし2台はホームストレートで完全に並走状態になっており、コーナー手前で既に大嶋が前にでていたと判断された模様。

大嶋はその後もファステストラップを連発しながら快調に逃げ続け、最後には2位に4.9秒もの大差をつけて21周を走り切った。

一方、抜かれたジャービスのほうは3周目の1コーナーで#3ロベルト・ストレイトにも抜かれ、 レース後半懸命に追い上げを図ったものの順位を回復することはできず、このレースを3位で終えた。

後方では#12マルコ・アスマーと#10塚越広大が熾烈な5位争いを展開、 5周目の1コーナーでアウトにはらんだアスマーを塚越がインからパスすれば、 その後立て続けに8位まで順位を落としアスマーも一つづつ順位を取り戻し、ファイナルラップの1コーナーで塚越に挑みかかる。
激しいブレーキング競争で姿勢を乱した塚越。インをつくアスマー。
しかし一旦は前に出たアスマーも立ち上がりでオーバーランしてしまい、再び塚越が5位を取り返してチェッカーを受けた。

次戦は鈴鹿。4月14日に第3戦決勝、第4戦は翌15日決勝だ

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦富士決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2007/04/01) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 2 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136大嶋 和也TDP TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE2134'24.467
23ロベルト・ストレイト・フィーリョINGING F306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE214.910
31オリバー・ジャービスDHG TOM'S F307DALLARA F306TOYOTA/1AZ-FE218.255
437石浦 宏明TDP TOM'S F307DALLARA F307TOM'S TOYOTA 3S-GE2110.718
510塚越 広大Honda Real F307DALLARA F307MF204C2118.862
612マルコ・アスマーThreeBondDALLARA F307THREEBOND NISSAN SR20VE2119.741
714安田 裕信ThreeBondDALLARA F306THREEBOND NISSAN SR20VE2129.726
811伊沢 拓也Honda Real F307DALLARA F307MF204C2132.733
933関口 雄飛広島トヨタ・ダラーラF305DALLARA F305TOM'S TOYOTA 3S-GE2134.415
1062嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF306DALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE2149.030
1116石川 資章Mainte・ShiOnFmuDALLARA F306TOM'S TOYOTA 3S-GE201 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 --------
-2中山 友貴Honda・戸田 FIGHTEXDALLARA F307MF204C021 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 大嶋和也 TDP TOM'S F307 1'37.842 (16/21) 167.840km/h
  • CarNo.2は、2007年フジスピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、罰金5万円および競技長訓戒とする。

Formula Nippon

FN:第1戦富士フリー走行 高木が久々のトップタイム!

全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦の決勝前フリー走行は、 #8高木虎之介(フォーラムエンジニアリングチームルマン)が1分28秒650を出し、久々にトップタイムを記録した。

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午前8時30分から30分間のフリー走行が開始された。
決勝日を迎えた富士スピードウェイは朝から快晴だが、昨夜降った雨により開始時点では路面が乾いておらず、 このセッションではウェット宣言が出された。
このため、走り始めはウェットタイヤを履いていたドライバーたちも、 走行を重ねるにつれて乾いていく路面に合わせてスリックタイヤに履き替えていく。

ラップタイムもそれにつれて次第に上がっていき、まずは#2松田次生が1分28秒992と、最初に28秒台を出してトップに立った。
しかし他のドライバーたちも、セッション終盤にいくにしたがって次々にタイムを上げ、開始27分で#19本山哲が28秒970、 #4ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが28秒940を相次いで記録、松田も28秒754までタイムを縮めて再びトップに立つ。

しかし28分過ぎから28秒台に入れて徐々に順位を上げていた高木がチェッカー寸前になって28秒650を出し、 これがこのセッションのトップタイムとなった。
勿論各ドライバーがどれだけの燃料を搭載していたかはこの時点では分からないものの、 05年にフォーミュラニッポン復帰以来苦戦の続いていた高木が今回久々にリーダーボードのトップに名を連ねたことにより、 決勝での活躍が大いに期待される。

フォーミュラニッポン第1戦決勝は、今日午後2時30分より、65周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第1戦富士フリー走行結果

Fニッポン第1戦 -RIJ- (2007/04/01) Free Session Weather:Fine Course:Semi-Wet
2007 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18高木 虎之介Team LeMansTOYOTA RV8J1'28.650--185.30
22松田 次生mobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'28.7540.1040.104185.08
34ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラCARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'28.9100.2600.156184.76
419本山 哲Arabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'28.9700.3200.060184.63
555井出 有冶ARTAHONDA HF386E1'29.0670.4170.097184.43
633ロニー・クインタレッリINGINGTOYOTA RV8J1'29.0780.4280.011184.41
740ビヨン・ビルドハイムDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'29.0870.4370.009184.39
811立川 祐路RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'29.1370.4870.050184.29
91ブノワ・トレルイエmobilecast IMPULTOYOTA RV8J1'29.2140.5640.077184.13
1036アンドレ・ロッテラーDHG TOM'STOYOTA RV8J1'29.2460.5960.032184.06
1131ロイック・デュバルPIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'29.4290.7790.183183.69
1241ファビオ・カルボーンDoCoMo DANDELIONHONDA HF386E1'29.4570.8070.028183.63
1332小暮 卓史PIAA NAKAJIMAHONDA HF386E1'29.5220.8720.065183.49
1420ミハエル・クルムArabian Oasis IMPULTOYOTA RV8J1'29.6551.0050.133183.22
1537荒 聖治DHG TOM'STOYOTA RV8J1'29.6551.0050.000183.22
165平中 克幸SG 5ZIGENHONDA HF386E1'29.7351.0850.080183.06
177片岡 龍也Team LeMansTOYOTA RV8J1'29.7771.1270.042182.97
1834横溝 直輝INGINGTOYOTA RV8J1'29.8451.1950.068182.83
1956金石 年弘ARTAHONDA HF386E1'30.1531.5030.308182.21
2012佐々木 孝太RECKLESS CERUMOTOYOTA RV8J1'30.6071.9570.454181.30
213柳田 真孝CARCHS KONDOTOYOTA RV8J1'30.8582.2080.251180.80
226吉本 大樹SG 5ZIGENHONDA HF386E1'39.07010.4204.214165.81
  • シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。

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