カテゴリー

ニュース内検索

2016年9月

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGOフリー走行2回目 オリベイラが速すぎるタイムでトップ!

sf-rd6-f2-19 sf-rd6-f2-11 sf-rd6-f2-20

 9月25日決勝日、やや雲は多いもののサーキットには陽が差している。仙台地方の天気予報は晴れのち曇り。雨の心配はなく絶好のレース日和になりそうだ。

 午前9時30分から行われた30分間のフリー走行は、ポールシッター#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)をはじめとする予選上位陣の仕上がりに加え、昨日の予選Q1で接触され後方グリッドに埋もれることになった#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)、好調さを窺わせながらもアタック中のコースアウトでQ1進出を逃してしまった#34小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)などの走りにも注目された。

 ここで他を圧倒する速さを見せたのが予選6位の#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)。走り出してまもなく1分7秒360をマークしてトップに立つと、さらにタイムを縮め最終的に1分6秒690というフリー走行にしては速すぎるタイムを叩き出した。

 予選トップ3は、#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)が1分7秒681で3位、#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM'S SF14)が1分7秒944で4位と2人は上々の仕上がりを見せたが、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)は1分8秒259で14位と決勝に向けやや不安を残した。

 決勝での巻き返しを期す#8可夢偉と#34小暮は8位と9位。スタート次第では上位進出の可能性を感じさせた。

 なお、走行終了4分前、ハイポイントコーナーでで#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)がスピンアウト。これにより赤旗が提示され走行終了となったが、名手#36ロッテラーは昨日の予選からいまひとつ歯車がかみ合っていないようだ。

 決勝は、午後3時15分から68周(約250km)で行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGO予選会見 関口「チーム力が結果につながった」

sf-rd6-q-pc-top3

PP #20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)
sf-rd6-q-pc-sekiguchi  「今日の結果は狙いどおりです。うちのチームはエンジニア同士がデータを出し合っていますし、ドライバーもお互いのデータロガーを見て勉強しています。昨日も自分が良かったので、そのデータをJPが見て速くなりましたし、僕もJPのデータ見て参考にさせてもらっています。そういうことが結果に出ていると思います(会見途中に星野監督が乱入して関口選手を祝福。笑いを誘った)」
2位 #37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM'S SF14)
sf-rd6-q-pc-kazuki  「調子は悪くありませんでしたが、Q1はいまひとつ上手にまとめ切れなかったという感じです。Q2は非常にうまくいって、Q3は自信を持って臨みました。あと一歩届きませんでしたが、フロントローなので良しとします。(関口)雄飛は昨日から少し抜き出ていて、他をコンマ5秒くらい引き離していました。予選は2番狙いかな、なんて言っていたんですが、本当にそうなってしまいましたね」
3位 #40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)
sf-rd6-q-pc-nojiri  「レースウィークに入ったときは自分たちがどの位置にいるのか、セットアップをどの方向に持っていったらいいのかわからないような状態だったのですが、少しずつアジャストしていってようやくここまで来ました。今のスーパーフォーミュラはすべて揃わないと勝てないので厳しいとは思いますが、とりあえず、明日はスタートを決めて、あとは運まかせです(笑)」

※中嶋一貴選手は、ピットアウト時に安全確認を怠り他車と接触したとして、決勝は1グリッド降格のペナルティが課されることになった。

まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGO公式予選 立ちはだかる敵を一刀両断! 侍・関口2度目のポールポジション!

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の公式予選が9月24日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、ルーキーらしからぬ速さを見せる#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)が自身2度目ポールポジションを獲得した。

sf-rd6-q-sekiguchi

sf-rd6-q-kazuki

sf-rd6-q-nojiri

sf-rd6-q-contact

sf-rd6-q-20

sf-rd6-q-37

sf-rd6-q-40

sf-rd6-q-sekiguchi-pp

 公式予選は午後1時よりノックアウト方式で行われた。朝のフリー走行では一部ウェットだったコースも完全ドライ。秋の気配が漂う中でのアタックとなった。

Q1

 午前中より路面温度が下がったことで、各マシンはウェービングでタイヤを温めつつアタックに入っていく。1回目のアタックでトップタイムをマークしたのは、朝のフリー走行で好調だった#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)。1分6秒366をマークするが、これではQ1クリアは難しい。10分を経過して全車一旦ピットイン。タイヤを交換して2回目のアタックに備える。

 残り7分となったところで各マシンが次々にコースインするが、ここで予想外のアクシンデントが発生。ピットロードを走ってきた#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)に、ピットアウトした#16山本尚貴(TEAM無限 SF14)が接触。マシン同士が絡んで動けなくなってしまう。何とか引き離されたマシンで両者はコースインするが、マシンにダメージを抱えて満足にアタックできずにQ1で消えることになった。

 ここでのトップタイムは2回目のアタックで1分5秒586を叩き出した#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)。僅差で#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)、#34小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)が続いた。#20関口は昨日の練習走行から好調を維持しており、ここ一発の速さが光っている。シリーズポイントリーダーの#2国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)は17位と低迷。ここで姿を消してしまった。

Q2

 14台による7分間のQ2は、時間が短いだけにワンチャンスをいかに生かすかが鍵となる。ここで手痛いミスを犯してしまったのが、尻上がりに調子を上げていた#34小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)。アタック中にコースアウトを喫してしまい、自らチャンスを潰してしまった。

 トップタイムは、#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM'S SF14)。底力を見せQ1の5位から一気にジャンプアップを果たした。2位は#20関口。ややマシンをスライドさせてしまいタイムロスをしたが、手応えは感じているようだ。シリーズポイント2位の#1石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)はここで脱落。シリーズをリードしているセルモ・インギングにとっては厳しい予選結果となった。

Q3

 8台になったQ3。ここまでの流れでは#37中嶋対#20関口という構図だが、量らずもそのとおりとなった。まずは#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14) が1分5秒732をマークしてトップに立つが、ここから#41バンドーン1分5秒598、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)1分5秒506と次々にトップが入れ替わる。

 そして、最後に登場したのが#20関口。その姿はまるでSF界の侍。自らの前に立ちはだかる敵をバッサバッサと斬り倒すような鋭い走りで1分5秒398を叩き出す。#37中嶋も最後の力を振り絞るが1分5秒416と#20関口には僅かに届かず。#20関口がハイスピードコースのSUGOで2度目のポールポジションを決めることになった。

 なお、#37中嶋は、ピットアウト時に安全確認を怠り他車(#8可夢偉)と接触したとして、予選終了後、決勝において1グリッド降格のペナルティが課されることになった。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGOノックアウト予選総合結果

スーパーフォーミュラ第6戦 -RIJ- (2016/09/24) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Team
Q1Q2Q3
120関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
1'05.5861'05.6171'05.398
2*37中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
1'06.0861'05.5461'05.416
340野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'06.1781'05.8361'05.506
464中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'06.1201'05.8581'05.544
541ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'05.7391'05.8961'05.598
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
1'06.1221'05.6921'05.629
718中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
1'06.0511'05.7651'06.208
83ジェームス・ロシターフジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
1'06.2421'05.9721'06.361
936アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
1'06.2771'05.982
101石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
1'06.3091'05.997
1165ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'06.2151'06.027
1210塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
1'06.3441'06.057
1334小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
1'05.9631'06.196
147ナレイン・カーティケヤンSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
1'06.2691'06.232
158小林 可夢偉SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
1'06.361
164ウィリアム・ブラーフジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
1'06.403
172国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
1'06.411
1811伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
1'06.617
19*16山本 尚貴TEAM無限SF14
TEAM無限
1'06.754
---- 以上基準タイム(107% - 1'10.177)予選通過 ----
  • CarNo.16は、2016年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条12.(ピットアウト時の安全確認)違反により、5グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo.37は、2016年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条12.(ピットアウト時の安全確認)違反により、1グリッド降格のペナルティーを科す。

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGOノックアウト予選Q3結果

スーパーフォーミュラ第6戦 -RIJ- (2016/09/24) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
120関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'05.398--203.913
237中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'05.416 0.018 0.018203.854
340野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14Honda HR-414E1'05.506 0.108 0.090203.574
464中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'05.544 0.146 0.038203.456
541ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14Honda HR-414E1'05.598 0.200 0.054203.289
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'05.629 0.231 0.031203.193
718中山 雄一KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A1'06.208 0.810 0.579201.416
83ジェームス・ロシターフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1'06.361 0.963 0.153200.951

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGOノックアウト予選Q2結果

スーパーフォーミュラ第6戦 -RIJ- (2016/09/24) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
137中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'05.546--203.450
220関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'05.617 0.071 0.071203.230
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'05.692 0.146 0.075202.998
418中山 雄一KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A1'05.765 0.219 0.073202.772
540野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14Honda HR-414E1'05.836 0.290 0.071202.554
664中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'05.858 0.312 0.022202.486
741ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14Honda HR-414E1'05.896 0.350 0.038202.369
83ジェームス・ロシターフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1'05.972 0.426 0.076202.136
---- 以上Q3進出 ----
936アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'05.982 0.436 0.010202.105
101石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'05.997 0.451 0.015202.060
1165ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'06.027 0.481 0.030201.968
1210塚越 広大REAL SF14Honda HR-414E1'06.057 0.511 0.030201.876
1334小暮 卓史DRAGO CORSE SF14Honda HR-414E1'06.196 0.650 0.139201.452
147ナレイン・カーティケヤンSUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'06.232 0.686 0.036201.343

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGOノックアウト予選Q1結果

スーパーフォーミュラ第6戦 -RIJ- (2016/09/24) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
120関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'05.586--203.326
241ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14Honda HR-414E1'05.739 0.153 0.153202.853
334小暮 卓史DRAGO CORSE SF14Honda HR-414E1'05.963 0.377 0.224202.164
418中山 雄一KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A1'06.051 0.465 0.088201.894
537中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'06.086 0.500 0.035201.787
664中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'06.120 0.534 0.034201.684
719ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'06.122 0.536 0.002201.678
840野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14Honda HR-414E1'06.178 0.592 0.056201.507
965ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'06.215 0.629 0.037201.394
103ジェームス・ロシターフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1'06.242 0.656 0.027201.312
117ナレイン・カーティケヤンSUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'06.269 0.683 0.027201.230
1236アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'06.277 0.691 0.008201.206
131石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'06.309 0.723 0.032201.109
1410塚越 広大REAL SF14Honda HR-414E1'06.344 0.758 0.035201.003
---- 以上Q2進出 ----
158小林 可夢偉SUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'06.361 0.775 0.017200.951
164ウィリアム・ブラーフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1'06.403 0.817 0.042200.824
172国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'06.411 0.825 0.008200.800
1811伊沢 拓也REAL SF14Honda HR-414E1'06.617 1.031 0.206200.179
1916山本 尚貴TEAM無限SF14Honda HR-414E1'06.754 1.168 0.137199.768
---- 以上基準タイム(107% - 1'10.177)予選通過 ----

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGO JRPサタデーミーティング 今季優勝を遂げた3選手が登場

 予選日の午前、日本レースプロモーション(JRP)による恒例のサタデーミーティング(定例会見)が行われた。

JRP代表取締役社長 倉下 明
 今シーズンはご存じのように大混戦になっています。今回のサタデーミーティングはその要因となっているドライバー3人においでいただきました。
#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
sf-rd6-sm-sekiguchi  ルーキーですが、とにかく1勝できてほっとしています。開幕戦まではセッティングに苦しみました。第3戦富士まではクルマを仕上げることができなくて、第4戦からようやく速さを示すことができるようになったと思います。ドライビングは向上していないですが、クルマをつくる能力はついたと思います。ここまでの点数をつけると5点満点で4.5点です。-0.5点はポイントリーダーになっていないことですね。
#2 国本雄資(P.MU/CERUMO · INGING)
sf-rd6-sm-kunimoto  昨年は苦しいシーズンだったので勝てて気が楽になりました。おかげでレースに集中できているように思います。混戦になっている要因は、やはりタイヤだと思います。各チームともタイヤの特性を掴み切れていないからではないでしょうか。シリーズ2位につけている石浦選手とは今のところ良好な関係ですが、最終戦の鈴鹿ではピットに壁を造ってもらうようになるかもしれません(笑)。
#41 ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
sf-rd6-sm-vandoorne  いつも優勝は特別ですが、初のスーパーフォーミュラ、初の日本での勝利でしたので、印象深いですね。来季はマクラーレンホンダF1に乗るので、日本でのレースは残り僅かですが、ぜひ残るレースも良い結果を残したいと思います。サポートを受けているマクラーレンのスタッフも優勝を喜んでくれました。ここまでの結果はアップダウンがありましたが、日本の文化も学ぶことができましたし、とても良い経験を積むことができました。ヨコハマタイヤはグリップが良く耐久性もありますが、マシンのセッティングと合わせるのが難しいという側面があると思います。これが成績が安定していない理由ですね。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGOフリー走行1回目 トヨタエンジンが上位を独占

sf-rd6-f1-19 sf-rd6-f1-37 sf-rd6-f1-8

 9月24日予選日、朝9時から行われたフリー走行は、開始直後こそ路面に濡れた部分があったものの、マシンが走り出すと徐々にコンディションは回復。15分経過する頃にはほぼドライとなった。

 このあたりから各チームは本格的にアタックを開始。ピットインを繰り返しながら予選に向けてセッティングを煮詰めていく。混戦模様の今シーズンを象徴するように、トップタイムが次々と塗り替えられるなか、好調さをアピールしたのはベテラン勢。特に、今季勝利のない#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)は、開始20分時点で他車に先駆け1分6秒台をマークすると、その後もタイムを削り取り常に上位に名を連ね続けた。

 終了間際には、#36ロッテラーのタイムを#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)、#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM'S SF14)が相次いで更新。さらに高速コーナーで速さを見せた#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)もこれに続いた。以下、#36ロッテラー、#18中山雄一(KCMG Elyse SF14)、#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)という結果となり、フリー走行ではあるものの、トヨタエンジンユーザーが上位を占めることとなった。

 混戦必至の19台による予選は、午後1時から行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第6戦SUGOフリー走行1回目結果

スーパーフォーミュラ第6戦 -RIJ- (2016/09/24) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'05.668--203.072
237中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'05.856 0.188 0.188202.492
38小林 可夢偉SUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'05.953 0.285 0.097202.194
436アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'05.958 0.290 0.005202.179
518中山 雄一KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A1'05.974 0.306 0.016202.130
620関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'06.051 0.383 0.077201.894
764中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'06.078 0.410 0.027201.812
840野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14Honda HR-414E1'06.116 0.448 0.038201.696
934小暮 卓史DRAGO CORSE SF14Honda HR-414E1'06.303 0.635 0.187201.127
1065ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'06.316 0.648 0.013201.088
1111伊沢 拓也REAL SF14Honda HR-414E1'06.425 0.757 0.109200.758
1210塚越 広大REAL SF14Honda HR-414E1'06.453 0.785 0.028200.673
131石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'06.500 0.832 0.047200.531
142国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'06.514 0.846 0.014200.489
157ナレイン・カーティケヤンSUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'06.559 0.891 0.045200.353
1641ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14Honda HR-414E1'06.576 0.908 0.017200.302
1716山本 尚貴TEAM無限SF14Honda HR-414E1'06.885 1.217 0.309199.377
183ジェームス・ロシターフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1'07.114 1.446 0.229198.697
194ウィリアム・ブラーフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1'07.441 1.773 0.327197.733

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿 ODYSSEY SLS、「忘れ物を取りに行こう」を合言葉に、チーム一丸で1000㎞レースの完走を勝ち取る! (Arnage)

gt-rd6-arnage-18

 「真夏の三連戦」と呼ばれるシーズン中盤の連戦の最後を飾るのは、今年で45回目を迎える「International SUZUKA 1000km」。走行時間が6時間に及ぶ伝統の耐久レースは、Arnage Racingの地元で行われる唯一のレースで、シーズン最大の山場ともいえる。しかし、Arnage Racingはチームが発足した2013年に入賞して以来完走に恵まれておらず、特に昨年は大きなクラッシュでレースを終えている。苦い思い出がつきまとう鈴鹿1000㎞を、今年は何としても無事に完走させて胸のつかえを払拭したい。ガレージでは、3週間のインターバルの間に1000㎞の長丁場を走り切れるように、細かい箇所までメンテナンスを行った。特に第5戦の富士ラウンド前に投入した左側のドライブシャフトに加え、右側も新しいドライブシャフトに交換するなどして、マイレージの蓄積からくる不安を取り除いた。前戦富士スピードウェイで、よい流れを取り戻して意気の高まるArnage Racingは、第3ドライバーに5月の富士ラウンド以来3戦ぶりとなる加納選手を迎え、「忘れ物を取りに行こう」を合言葉にレースウィークを迎えた。

August 27th Qualifying Day曇り/ドライ 気温:33℃→32℃ / 路面温度:44℃→41℃ 入場者;26,500人

gt-rd6-arnage-08  レースウィークは台風10号の接近で曇りと雨のマークが並ぶ天気予報。予選日も、朝のうちは暑い雲に覆われ、時折小雨がぱらついたが、コースコンディションはどうにかドライのまま。Arnage Racingもドライタイヤで9時20分からの公式練習をスタートさせ、安岡選手、加納選手、凜太郎選手が順にコースに出て、時間いっぱいを使ってマシンの感触を確かめた。ODYSSEY SLSは終始順調で、7月に公式テストに参加した成果もあり、よい方向で決勝に向けてのセッティングが決まった。午後になると空模様は予想外に好転し、夏の青空が広がる陽気となった。14時30分から行われた予選は、安岡選手がQ2進出をかけてマシンをコースに進めた。ところが、ODYSSEY SLSはここでまさかの変調を見せる。安岡選手がアタックを開始しようとしたとき、燃圧系のアラームが点灯、メカニックが懸命に原因究明を図ったが短時間のうちには解決せず、ODYSSEY SLSはまったくアタックできないままにQ1の時間を終えてしまった。

gt-rd6-arnage-07  予選終了後のチェックの結果、原因は燃圧ポンプの故障と判明した。燃圧ポンプは今大会終了後に交換の予定で、既に本国ドイツから空輸中であった。しかしこのタイミングのトラブル発生では間に合わない。チームに一瞬緊張が走った。幸い四日市市内に同じくガレージを構えるARN Racingさんが、保有している新品パーツをわざわざ四日市から届けてくださり、決勝を無事に戦うお膳立てができた。予選を戦えなかったために、決勝グリッドは最後列となったが、1000㎞レースの間にはチャンスもあるはず。特に、5度のピットインが義務付けられている今シーズンの鈴鹿1000㎞では、迅速で確実なピットワークを行うことが良いポジションを得るための重要なカギとなる。予選後、Arnage Racingはピットストップの練習を入念に行い、丁寧なメンテナンスを施して決勝に備えた。なお、予選の結果は以下の通り。

  • P1 #18 UPGARAGE BANDOH 86 中山友貴 / 山田真之亮(1'57.876)
  • P2 #31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨宏紀 / 中山雄一(1'58.092)
  • P3 #2 シンティアム・アップル・ロータス 高橋一穂 / 加藤寛規 / 牧野任祐 (1'58.127)
  • P28 #50 ODYSSEY SLS  安岡秀徒 / 久保凜太郎 / 加納政樹(3'30.950)

August 28th Race Day 曇り時々雨/ウェット→ドライ 気温:27℃→28℃ / 路面温度:28℃→30℃ 入場者:34,000人

gt-rd6-arnage-13  決勝の朝、鈴鹿サーキットは雨。午前中に行われたサポートレースの時には強い雨脚に、一時赤旗が提示される場面も見られたが、雨雲レーダーでは午後から雨が降る気配が見られない。決勝に向けてのタイヤチョイスが悩ましいところである。鈴鹿大会は朝のフリー走行がなく、11時8分からウォームアップ走行が20分間行われた。この頃になると雨は止み、コース上は一部乾き始めていた。ODYSSEY SLSはウェットタイヤでウォームアップ走行を行ったが、このまま晴れていく方向に賭けたチームは、グリッド上でウェットタイヤからスリックタイヤに交換。ドライコンディションでレースをスタートすることになった。 上空にはまだ雲が多いものの、大きな雨雲は見当たらない。34000人の観衆が見守る中、12時30分、いよいよ2016年International SUZUKA 1000kmの幕が切って落とされた。ここ鈴鹿でもスタートドライバーを任された凜太郎選手は、最後列の28位から1000㎞先のゴールを目指してレースを開始。スタートを得意とする凜太郎選手は、いきなり最初のラップで22位までポジションアップ、さらに次の周回で20位までポジションを上げて走行を始めた。凜太郎選手は、2分4秒台から5秒台の落ち着いたペースでポジションをキープしながら淡々と第1スティントを走った。

gt-rd6-arnage-16  30Lap目、1回目のピットインで凜太郎選手から安岡選手へとドライバーチェンジ。給油と前後4輪のタイヤ交換を行った。燃費のよくないMercedes Benz SLS GT3は、他のマシンと比べると給油時間に20秒近いロスが出てしまう。見かけ上4位でピットインしたODYSSEY SLSは、コースに戻ると24位までポジションを落としていた。しかし、第2スティント担当の安岡選手は、自ら100点満点という好調なドライビングで、再びポジションを19位まで上げて快走を続けた。スティントの後半、50Lapを過ぎた頃に空模様が怪しくなって雨が降り始めた。マシンをピットインさせるチームが出てくる中、Arnage Racingも雲行きをみてピットインのタイミングを計っていたが、安岡選手をもう少しコース上にとどまらせ様子を見ることにした。雨は暫くコースを濡らしていたが、間もなく雨雲が通り過ぎ、すぐにまたドライコンディションになった。安岡選手は63Lap目まで走行し、14位でピットに戻ってきた。

gt-rd6-arnage-19  当初チームは、4輪交換の次のピットストップではタイヤ無交換でピット作業時間を稼ぐ予定だった。しかし、最初のピットストップ後のタイヤの状況から無交換作戦が不可能だと判断していた。2回目のピット作業では後輪2輪を交換して給油を終え、第3スティント担当の加納選手が22位でコースに復帰する。レースは中盤に差し掛かり、マシントラブルやアクシデントで脱落するマシンが出てくる中、ODYSSEY SLSは好調なコンディションをキープしていた。加納選手も終始落ち着いたペースで悠々と走行を続け、ポジションを18位にまで上げていた。82Lap目、S字コーナー付近で300クラスのマシンがクラッシュ、セーフティーカーが導入されるアクシデントが発生。予定周回数より多い28周を走行した加納選手は90Lap目に17位でピットインした。

gt-rd6-arnage-21  3回目のピットインで、ODYSSEY SLSは再びタイヤを4輪交換。第4スティント担当の凜太郎選手にステアリングが渡された。このピットストップでも給油に時間はかかったが、ピットインのタイミングがよかったためか、凜太郎選手は順位を落とすことなく18位でコースに復帰した。第4スティント終盤、114Lapを過ぎた頃に、再び空が暗くなって雨粒が落ちてきた。雨はコースを濡らして、多くのマシンがワイパーを動かして走行し始める。再びピットインのタイミングが迫っていたArnage Racingもレインタイヤを準備したが、凜太郎選手のスティントを引っ張ってコースの状況を見極めていた監督は、117Lap目、ドライ続行を確信したところでマシンを呼び戻し、4回目のピット作業を行った。

gt-rd6-arnage-17  Arnage Racingは、この4回目のピットインでも後輪2輪だけタイヤを交換、第5スティント担当の加納選手にドライバーチェンジして、マシンは19位でコースに復帰した。すでにレース開始から4時間以上が過ぎ、暗雲立ち込める空模様も手伝ってあたりは薄暗い。加納選手は落ち着いた走行で14周の短いスティントを走り、いよいよ最終スティントとなる安岡選手にステアリングを委ねるため132Lap目にピットに戻ってきた。

gt-rd6-arnage-11  最後のピットイン。Arnage Racingはタイヤを前後4輪とも交換、メカニックは最後まで正確で迅速なピット作業で給油を行い、ODYSSEY SLSをコースに送り出した。安岡選手はコースに復帰直後から良いペースで、チェッカーに向けてひた走った。残り5Lapというところで、再び雨が降ってきたが気迫の走りは衰えない。背後から500クラストップの38号車が迫っていたが、安岡選手は強い雨の中踏ん張りを見せてオーバーテイクを許さず、3Lap遅れのマージンを死守して、16位で1000㎞のチェッカーを受けた。

gt-rd6-arnage-15  Arnage Racingは、予選日のトラブルを乗り越え、ようやく鈴鹿1000㎞レースを完走することができた。終わってみれば、多くのマシンが2分1秒台から2秒台のベストラップを出す中、ODYSSEY SLSは淡々と地道なタイムを積み上げ、ノートラブル、ノーアクシデント、チーム一丸で掴んだ16位完走であった。

  • P1 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 井口卓人 / 山内英輝
  • P2 #31 TOYOTA PRIUS apr GT 嵯峨宏紀 / 中山 雄一
  • P3 #0 GAINER TANAX GT-R アンドレ・クート/ 富田竜一郎
  • P16 #50 ODYSSEY SLS 安岡秀徒 / 久保凜太郎 / 加納政樹
ドライバー 安岡秀徒
 1000km、2013年以来完走できました!もう、うれしいの一言です。第2スティントでは、自分でも9割5分以上のすごくいい走りができました、第2スティントであることとか、順位とか考えたら、それ以上の走りと状況判断はない!というくらい濃密なスティントが走れたと思います。そのあと、加納さん凜ちゃん加納さんとつないですごいいい状態で走れたので、最後はしっかり締めなきゃいけないと思って最終スティントに臨みました。かなりトリッキーなコンディションだったんですけど、ここはペースを上げて終わりたいと、かなり集中して、最後まで走れてよかったと思います。最後の「後ろのZENTから逃げろ」というムチャぶりには焦りましたけど…(笑)。でも、終わってみると気持ちは早くも来年の1000キロに飛んでて、「攻めの最終スティントをやってみたい!」と思っている自分には驚きです。残り3戦、特にタイは、僕も凜ちゃんも初めてで、キーを握るレースだと思いますので、そこに向けて、気持ち切り替えてやっていきたいと思います。応援ありがとうございます。
ドライバー 久保凜太郎
 初めての1000㎞で、話ではいろいろ聞いてたんですけど、鈴鹿公式テストで乗ったときにあんまり得意な感じじゃなかったし、1000㎞でのタイヤ温存となると果たして富士みたいに走れるのかなっていうのも結構不安だったし、雨スリックみたいな感じになったのも不安でした。でも、実際スタートしてみたら、スタートでジャンプアップできて、我ながらいい流れを作れたかなって思ってます。ミスとか難しいところもいろいろあったんですけど、2スティント乗って、自分自身の中で、トレーニング不足も感じたし、ドライビングとか自分の悪い部分をいっぱい気付けたんですよ。それが今後、自分にとって、特に、次のタイに向けてはすごく糧になるんじゃないかと思ってます。何より完走できて、みんなが喜んでるのが、僕は一番うれしいです。ありがとうございました。
ドライバー 加納政樹
gt-rd6-arnage-10  ここ2年間、トラブルとか去年はクラッシュやったりとか悔しい思いをしてて、今年は何としてでもきっちり完走して、最後のチェッカー受けるのが目標で、やっすー筆頭に、凜ちゃんも僕も、各々がシミュレーターでトレーニングしたり、チームとしてもテストに参加したり、ほんとにここをメインとしてやってきました。今日は、レースの内容とか、周りのラップタイムとかいろんなもの見てても、みんながそれぞれ自分の持ち場できっちりやれた。何より、ここ最近あったペナルティーやとかイージーなミスもなく、みんなが気持ちひとつできちっとまとめて、完走っていう結果を勝ち取れたっていうのは、ぐっとくるものがありました。このあと、タイと、もてぎの2戦が残ってるんですが、まずはこの鈴鹿1000㎞で借りを返すというミッションがクリアできて、そういった意味で弾みになるようなレースだったんじゃないでしょうか。残り3戦もやっすーと凜ちゃんをしっかりサポートして頑張りたいと思っていますので、応援宜しくお願いします。

gt-rd6-arnage-01 gt-rd6-arnage-02 gt-rd6-arnage-03 gt-rd6-arnage-04 gt-rd6-arnage-05 gt-rd6-arnage-06 gt-rd6-arnage-09 gt-rd6-arnage-12 gt-rd6-arnage-14 gt-rd6-arnage-20 gt-rd6-arnage-22 gt-rd6-arnage-23

Arnage Racing: 2016 SUPER GT Race report

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿1000kmフォトギャラリー

gt-rd6-kob-001 gt-rd6-kob-002 gt-rd6-kob-003 gt-rd6-kob-004
gt-rd6-kob-005 gt-rd6-kob-006 gt-rd6-kob-007 gt-rd6-kob-008
gt-rd6-kob-009 gt-rd6-kob-010 gt-rd6-kob-011 gt-rd6-kob-012
gt-rd6-kob-013 gt-rd6-kob-014 gt-rd6-kob-015 gt-rd6-kob-016
gt-rd6-kob-017 gt-rd6-kob-018 gt-rd6-kob-019 gt-rd6-kob-020
gt-rd6-kob-021 gt-rd6-kob-022 gt-rd6-kob-023 gt-rd6-kob-024
gt-rd6-kob-025 gt-rd6-kob-026 gt-rd6-kob-027 gt-rd6-kob-028
gt-rd6-kob-029 gt-rd6-kob-030 gt-rd6-kob-031 gt-rd6-kob-032
gt-rd6-kob-033 gt-rd6-kob-034 gt-rd6-kob-035 gt-rd6-kob-036
gt-rd6-kob-037 gt-rd6-kob-038 gt-rd6-kob-039 gt-rd6-kob-040
gt-rd6-kob-041 gt-rd6-kob-042 gt-rd6-kob-043 gt-rd6-kob-044
gt-rd6-kob-045 gt-rd6-kob-046 gt-rd6-kob-047 gt-rd6-kob-048
gt-rd6-kob-049 gt-rd6-kob-050 gt-rd6-kob-051 gt-rd6-kob-052
gt-rd6-kob-053 gt-rd6-kob-054 gt-rd6-kob-055 gt-rd6-kob-056
gt-rd6-kob-057 gt-rd6-kob-058 gt-rd6-kob-059 gt-rd6-kob-060
gt-rd6-kob-061 gt-rd6-kob-062 gt-rd6-kob-063 gt-rd6-kob-064
gt-rd6-kob-065 gt-rd6-kob-066 gt-rd6-kob-067 gt-rd6-kob-068
gt-rd6-kob-069 gt-rd6-kob-070 gt-rd6-kob-071 gt-rd6-kob-072
gt-rd6-kob-073 gt-rd6-kob-074 gt-rd6-kob-075 gt-rd6-kob-076
gt-rd6-kob-077 gt-rd6-kob-078 gt-rd6-kob-079 gt-rd6-kob-080
gt-rd6-kob-081 gt-rd6-kob-082 gt-rd6-kob-083 gt-rd6-kob-084
gt-rd6-kob-085 gt-rd6-kob-086 gt-rd6-kob-087 gt-rd6-kob-088
gt-rd6-kob-089 gt-rd6-kob-090 gt-rd6-kob-091 gt-rd6-kob-092
gt-rd6-kob-093 gt-rd6-kob-094 gt-rd6-kob-095 gt-rd6-kob-096
gt-rd6-kob-097 gt-rd6-kob-098 gt-rd6-kob-099 gt-rd6-kob-100
gt-rd6-kob-101 gt-rd6-kob-102 gt-rd6-kob-103 gt-rd6-kob-104
gt-rd6-kob-105 gt-rd6-kob-106 gt-rd6-kob-107 gt-rd6-kob-108
gt-rd6-kob-109 gt-rd6-kob-110 gt-rd6-kob-111 gt-rd6-kob-112
gt-rd6-kob-113 gt-rd6-kob-114 gt-rd6-kob-115 gt-rd6-kob-116
gt-rd6-kob-117 gt-rd6-kob-118 gt-rd6-kob-119 gt-rd6-kob-120
gt-rd6-kob-121 gt-rd6-kob-122 gt-rd6-kob-123 gt-rd6-kob-124
gt-rd6-kob-125 gt-rd6-kob-126 gt-rd6-kob-127 gt-rd6-kob-128
gt-rd6-kob-129 gt-rd6-kob-130 gt-rd6-kob-131 gt-rd6-kob-132
gt-rd6-kob-133 gt-rd6-kob-134 gt-rd6-kob-135 gt-rd6-kob-136
gt-rd6-kob-137 gt-rd6-kob-138 gt-rd6-kob-139 gt-rd6-kob-140
gt-rd6-kob-141 gt-rd6-kob-142 gt-rd6-kob-143 gt-rd6-kob-144
gt-rd6-kob-145 gt-rd6-kob-146 gt-rd6-kob-147 gt-rd6-kob-148
gt-rd6-kob-149 gt-rd6-kob-150 gt-rd6-kob-151 gt-rd6-kob-152
gt-rd6-kob-153 gt-rd6-kob-154 gt-rd6-kob-155 gt-rd6-kob-156
gt-rd6-kob-157 gt-rd6-kob-158 gt-rd6-kob-159 gt-rd6-kob-160
gt-rd6-kob-161 gt-rd6-kob-162 gt-rd6-kob-163 gt-rd6-kob-164
gt-rd6-kob-165 gt-rd6-kob-166 gt-rd6-kob-167 gt-rd6-kob-168
gt-rd6-kob-169 gt-rd6-kob-170 gt-rd6-kob-171 gt-rd6-kob-172
gt-rd6-kob-173 gt-rd6-kob-174 gt-rd6-kob-175 gt-rd6-kob-176
gt-rd6-kob-177 gt-rd6-kob-178 gt-rd6-kob-179 gt-rd6-kob-180
gt-rd6-kob-181 gt-rd6-kob-182 gt-rd6-kob-183 gt-rd6-kob-184
gt-rd6-kob-185 gt-rd6-kob-186 gt-rd6-kob-187 gt-rd6-kob-188
gt-rd6-kob-189 gt-rd6-kob-190 gt-rd6-kob-191 gt-rd6-kob-192
gt-rd6-kob-193 gt-rd6-kob-194 gt-rd6-kob-195 gt-rd6-kob-196
gt-rd6-kob-197 gt-rd6-kob-198 gt-rd6-kob-199 gt-rd6-kob-200
gt-rd6-kob-201 gt-rd6-kob-202 gt-rd6-kob-203 gt-rd6-kob-204
gt-rd6-kob-205 gt-rd6-kob-206 gt-rd6-kob-207 gt-rd6-kob-208
gt-rd6-kob-209 gt-rd6-kob-210 gt-rd6-kob-211 gt-rd6-kob-212
gt-rd6-kob-213 gt-rd6-kob-214 gt-rd6-kob-215 gt-rd6-kob-216
gt-rd6-kob-217 gt-rd6-kob-218 gt-rd6-kob-219 gt-rd6-kob-220
gt-rd6-kob-221 gt-rd6-kob-222 gt-rd6-kob-223 gt-rd6-kob-224
gt-rd6-kob-225 gt-rd6-kob-226 gt-rd6-kob-227 gt-rd6-kob-228
gt-rd6-kob-229 gt-rd6-kob-230 gt-rd6-kob-231 gt-rd6-kob-232
gt-rd6-kob-233 gt-rd6-kob-234 gt-rd6-kob-235 gt-rd6-kob-236
gt-rd6-kob-237 gt-rd6-kob-238 gt-rd6-kob-239 gt-rd6-kob-240
gt-rd6-kob-241 gt-rd6-kob-242 gt-rd6-kob-243 gt-rd6-kob-244
gt-rd6-kob-245 gt-rd6-kob-246 gt-rd6-kob-247 gt-rd6-kob-248
gt-rd6-kob-249 gt-rd6-kob-250 gt-rd6-kob-251 gt-rd6-kob-252
gt-rd6-kob-253 gt-rd6-kob-254 gt-rd6-kob-255 gt-rd6-kob-256
gt-rd6-kob-257 gt-rd6-kob-258 gt-rd6-kob-259 gt-rd6-kob-260
gt-rd6-kob-261 gt-rd6-kob-262 gt-rd6-kob-263
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿決勝 接戦を制した#38ZENT RC Fが今季初勝利! GT300は#61BRZが3年ぶりの優勝

スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000km」の決勝レースが8月28日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選8番手からスタートしたは#38ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明組)が今季初優勝。GT300クラスはピット戦略をうまくまとめた予選2番手の#61SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)がこちらも今季初優勝を達成した。

gt-rd6-r-1st-corner-1

gt-rd6-r-2nd-coner-1

gt-rd6-r-38vs36-1

gt-rd6-r-38vs36-2-1

gt-rd6-r-38c-1

gt-rd6-r-36c-1-1

gt-rd6-r-46c-1

gt-rd6-r-61b-1

gt-rd6-r-31b-1

gt-rd6-r-0b-1

gt-rd6-r-podium-300-winners-1

gt-rd6-r-podium-300-1

gt-rd6-r-podium-500-winners-1

gt-rd6-r-podium-500-1

決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から雨。コース上には川がいくつもできている状態だったが、スタート前のピットウォークが始まる頃にはそれも止んで路面は次第に乾き始めた。
このため、GT500クラスは全車スリックタイヤ。GT300クラスも多くのチームがスリックを選択してスタートに臨んだ。

レースは午後0時30分にスタート。173周の長い戦いが始まった。
ホールショットを奪ったのはポールポジションの#15ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT(武藤英紀/オリバー・ターベイ組)。
しかしその後方からは予選8番手の#38ZENT RC Fが凄まじい勢いで順位を上げてきていた。スタートドライバーは立川だ。

立川はオープニングラップを5位で戻ってくると、5周めのシケインで#8ARTA NSX CONCEPT-GT(松浦孝亮)を、12周めの1コーナーで#12カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)を、15周めの1コーナーでは#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲)を抜き去って2位に浮上すると、22周めのシケインでは#15武藤のインをついてトップに立った。
38号車は27周めに最初のピット作業を行い、その後もトップを快走。
しかし2位以下のチームはレース中盤に入って様々な理由で1台、また1台と脱落していく。

#15ドラゴモデューロNSXは25周めに最初のピット作業を行ったのち次第に順位を落とし、メカニカルトラブルにより80周めにピットに戻ってそのままリタイヤしてしまった。
続いて#46S Road GT-Rには黄旗追い越しにより10秒のペナルティストップが課せられて後退、#12カルソニックGT-Rは59周めに2度めのピット作業を行った際、補給したオイルがエンジンルーム内にこぼれ、これが走行中に発火してアウトラップのS字コーナーでストップしてしまった。

これで2位に浮上したのが#36au TOM’S RC F(伊藤大輔/ニック・キャシディ組)。3位には#6WAKO’S 4CR RC F(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)がつけ、一時はレクサスの1-2-3という状態に。
しかしトップが90周めに入ったところでGT300クラスの#2シンティアム・アップル・ロータス(高橋一穂)がS字コーナーでクラッシュしたためにセーフティーカーが入り、これで46号車のタイムロスが帳消しに。
今回怪我で欠場の千代勝正に代わって第2ドライバーに抜擢された高星明誠が99周めの130Rでアウトから豪快に大嶋を抜き去って3位に浮上した。

レースは後半に入って#38ZENTと#36auの2台のレクサスRC Fによるマッチレースの様相に。
SCラン明けの116周めに38号車が4度めのピット作業を行った際、1周早くピット作業を済ませていた36号車がアウトラップの立川をキャシディがS字コーナーで捉えてトップに浮上。
しかし立川も129周めのスプーンで降り始めた雨によりコントロールを乱したキャシディをかわしてトップを奪い返す。
この時このコーナーでは#17KEHIN NSX CONCEPT-GT(小暮卓史)がグラベルに捕まっていたために黄旗が提示されていたが、36号車がコントロールを失った状態だったこともあって立川の行為は問題なしとされた。
キャシディは131周めに再び立川を抜き返したが、立川も132周めにキャシディを抜き返す。

2台はその後も僅差で周回を重ねたが、最後のスティントを担当した石浦は最後までトップを守って173周を走りきり、#38ZENT RC Fが今季初勝利を挙げた。石浦にとってはセルモに加入して以来の初勝利だ。
2位は#36au RC F。3位には#46S Road GT-Rが入った。
またポイントリーダーの#1MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)は100kgものウェイトハンデを物ともせずに一時は4位まで浮上してきたが、最後の最後にガス欠で130R手前にストップ。それでも6位に入って貴重な5ポイントを獲得している。

GT300クラスは序盤からポールポジションの#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/山田真之亮組)と予選2番手の#61SUBARU BRZが序盤からトップ争いを展開。
#61BRZは25周めに最初のピット作業を行った直後、アウトラップのS字コーナーで#0GAINER TANAX GT-R(アンドレ・クート/富田竜一郎組)に後ろから押されてスピンアウト、一気に順位を落としてしまったが、レース中盤のセーフティーカーランでこのロスを取り戻し、レース後半には2位に浮上。
146周めに#18UPGARAGE 86が最後のピットストップを行った際に61号車がトップに立ってそのままフィニッシュ。#61BRZの勝利は2013年の鈴鹿1000km以来3年ぶり、井口・山内組になってからは初めての優勝だ。
2位にはウェットタイヤでスタートして序盤大きく順位を落とした#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)、3位には#61BRZを押し出したことでドライブスルーペナルティを受けた#0GAINER GT-Rが入った。いずれも序盤の大きなロスをセーフティーカーランに救われた格好だ。

次戦の舞台はタイのチャーン・インターナショナルサーキット。
10月9日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿 1000kmレースで立川/石浦組38号車が今季初勝利! 伊藤/キャシディ組36号車が2位に入りLEXUS RC Fが1-2フィニッシュ (TOYOTA)

 SUPER GT第6戦鈴鹿1000kmの決勝レースが鈴鹿サーキットで行われ、立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO RC F 38号車が今季初勝利。伊藤 大輔/ニック・キャシディ組 au TOM'S RC F 36号車が2位で続き、LEXUS RC Fは3年連続の1000kmレース制覇を1-2フィニッシュで飾った。GT300クラスでは嵯峨 宏紀/中山 雄一組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車が2位表彰台を獲得した。

今季初勝利を挙げたZENT CERUMO RC F 38号車の立川祐路と石浦宏明、2位に入ったau TOM'S RC F 36号車の伊藤 大輔とニック・キャシディ

今季初勝利を挙げたZENT CERUMO RC F 38号車の立川祐路と石浦宏明、2位に入ったau TOM'S RC F 36号車の伊藤 大輔とニック・キャシディ

 8月27日(土)、28日(日)の両日、三重県北部、鈴鹿市に位置する鈴鹿サーキットで、SUPER GT第5戦「45th International SUZUKA 1000km」が開催された。

 伝統のレース「鈴鹿1000km」は夏の一大レースとして長い歴史を持つ、SUPER GT最長の1000kmレース。通常の300kmレースの3倍、春の富士500kmレースの倍というロングレースは、真夏の厳しいコンディションの下で、文字通りの耐久レースとして、およそ6時間にわたる熱い戦いが繰り広げられた。

 今大会はレース距離が長いだけでなく、入賞時の獲得ポイントも通常のレースよりも多く得られるため、タイトル争いにおいても重要な一戦。

 今季からの変更点として、ピットインは最低5回行うことが義務づけられた。昨年までは、燃費走行での4回ピット(5スティント)とハイペースでの5回ピット(6スティント)と作戦が分かれたが、今年は全車が最低5回ピットを行わなくてはならない。

 車両、ドライバーだけでなく、チームの総合力も一層問われるこの耐久レースで、LEXUS RC Fは新規定となった2014年以来2連勝を飾っており、3連勝を目指して臨んだ。

◆予選◆

 予選日は、朝方軽い雨はあったものの、その後好天に恵まれ、強い日差しの下、気温30度、路面温度は40度を超える暑さの中で、午後2時50分からGT500クラスのQ1(15分)が開始された。いつも通りセッション前半は全車様子を見、残り8分を切ったあたりからコースイン。石浦の38号車が3周目のアタックで好タイムを記録しトップに立つと、前週のスーパーフォーミュラで初優勝を飾るなど勢いに乗る19号車の関口がこれを更新。その後、ライバル勢も次々にタイムを更新していったが、19号車が3番手、38号車が6番手となり、LEXUS RC F勢は2台がQ2進出を果たした。

 Q2進出のボーダーラインとなる8位争いは非常に僅差となり、わずか0.1秒届かず大嶋和也がアタックしたWAKO'S 4CR RC F 6号車が10番手、この6号車と0.1秒差の11番手に伊藤大輔のau TOM'S RC F 36号車が続いた。

 ランキング2位、3位で重いウェイトハンデを積むDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車とKeePer TOM'S RC F 37号車は長い決勝を見据えての走行に専念。15番手、14番手グリッドとなった。

 午後3時35分からのQ2(12分間)も残り7分あたりから各車コースイン。シリーズの最多ポールポジション記録(21回)を持つ38号車の立川は記録更新を目指しアタックしたが、スプーンカーブ立ち上がりで僅かにコースオフ。8番手グリッドに。

 国本雄資の19号車は4番手タイムをマーク。チームにとってGT500のドライコンディションでは最上位となる2列目4番手グリッドから決勝に臨むこととなった。

 GT300クラスでは、29台もの車両が走行し上位14台がQ2へ進出するノックアウト方式Q1で、嵯峨の駆る31号車が11番手タイムをマークしQ2へ進出。佐々木孝太がドライブしたTOYOTA PRIUS apr GT 30号車は12番手タイムをマークしたものの、他の車両への走路妨害ペナルティを取られ、ベストタイムを抹消。30号車は27番手、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は26番手から決勝に臨むこととなった。

 午後3時15分からのQ2(12分)では、唯一進出となった31号車の中山雄一が40kgのウェイトハンデをものともせぬ好走を見せ、2番手タイムをマーク。決勝レースは最前列からスタートを切ることとなった。

◆決勝◆

 28日(日)は前夜からの雨で、午前11時過ぎからのウォームアップ走行時は完全なウェット路面だったが、その後雨が止んで路面は乾いていき、決勝スタートの午後12時半には走行ライン上はほぼ乾いている状況。気温は27度、路面温度30度というコンディションの下、ほとんどの車両がスリックタイヤを選択して、173周、1000kmという長丁場のレーススタートが切られた。

 LEXUS RC F勢最上位グリッド2列目4番手からスタートを切った19号車関口は、スタートでのポジションアップを図ってライバルに並びかけたが、逆にブロックされて行き場を失い、片輪がコースオフ。加速が鈍り、6位へと後退。

 8番手グリッドから好スタートを切った立川の38号車は、1周目に19号車もかわし5位へ。勢いに乗る38号車は、5周目に4位へポジションを上げると、前を行くGT-Rを猛プッシュ。12周目に3位の12号車をかわすと、その勢いで更に2位の46号車にもアタックを仕掛け、15周目にはストレートでの激しいバトルを制し、ついに2位へと浮上した。

 更に38号車の立川は首位との差をみるみるうちに詰め、テール・トゥ・ノーズへ。22周目のシケインでインに飛びこみ、8番手スタートから僅か22周で首位へと浮上して見せた。

 その後方では、11番手スタートの36号車もキャシディの好走によりポジションアップ。5位の19号車関口の後方に続くと、3台での4位争いを展開した。

 首位に浮上した38号車は、27周でピットインし、立川から石浦へとドライバーチェンジ。ピット戦略の異なるライバルをすぐにかわし、首位をキープした。

 伊藤へとドライバー交代した36号車は、35周目に5位のNSXをかわすと、45周目には前を行く国本の19号車もパス。

 2位、3位につけていたGT-R勢がトラブルとペナルティで後退したため、36号車が2位、10番手スタートから追い上げた6号車が19号車をかわし3位、19号車が4位と、LEXUS RC F勢がトップ4を占める前半戦となった。

 レースが折り返しを過ぎ、39号車以外の全車が3度目のピットインを終えたところで、GT300クラス車両がクラッシュし、セーフティカーが導入されたため、上位勢がそれまでに作ってきたマージンが帳消しに。特にトップ2を走っていたLEXUS RC Fは3位以下に1分近い差をつけていただけに、厳しい状況で後半戦が再開されることとなった。

 しかし、再開後も首位の38号車とそれを追う36号車の2台が3位以下を引き離すバトルを展開。115周が終わった時点で、一足先に36号車がピットへ向かい、キャシディへと交代。38号車も翌周ピットインし、石浦から立川へと交代してコースへ復帰したが、アウトラップでタイヤが温まっていない隙を突き、36号車が首位に立った。

 しかし、立川もファステストラップを更新する走りを見せ猛追。125周を過ぎたあたりで、コースの一部で強い雨が降り始め、各車がペースダウンするのをものともせずにハイペースを維持した立川の38号車は、128周目のスプーンコーナーで36号車をパス。しかし、まもなく雨が止み、コースが乾いてくると36号車のキャシディも負けじと131周目のシケインで逆転。翌周のスプーンコーナーで再び38号車立川が首位へ復帰するなどLEXUS RC F同士が首位争いを展開。3位以下を10秒以上引き離し、首位の38号車を36号車が2秒以内の差で追い続ける展開となった。

 142周目を終えたところで首位走行中の38号車がピットインし、石浦へと交代。ここでチームが素晴らしいピット作業をこなし、翌周ピットインした36号車の前に出ることに成功。36号車の伊藤も追い上げを見せ、一時10秒近くあった差は4秒ほどに縮まったが、首位を行く石浦の38号車はその差をキープ。

 残り3周というころでかなり強い雨が降り始め、各車大きくペースダウン。38号車の石浦は最後のシケインでコースアウトするもすぐに復帰しそのままトップチェッカー。シリーズ最長の1000kmレースで今季初勝利を飾った。立川と石浦にとっては、コンビを組んで初の勝利となった。この勝利で立川/石浦組はドライバーズランキングでも2位に浮上した。

 36号車は2位フィニッシュ。3年連続の勝利はならなかったものの、LEXUS RC Fにとっては3年連続、そして1-2フィニッシュで夏の3連戦最後のレースを飾った。36号車のニック・キャシディにとってはSUPER GTで初の表彰台獲得。

 6号車は終盤まで追い上げるGT-R 1号車とのバトルで観客を沸かせたが、ファイナルラップで1号車がストップ。6号車が4位、19号車が5位でフィニッシュし、LEXUS RC Fはトップ5に4台という活躍を見せた。

 GT300クラスでは、ほとんどの車両がスリックタイヤを選択する中、最前列2番手グリッドの31号車はウェットタイヤを装着してスタート。しかし、このタイヤチョイスが裏目に出て、31号車はみるみるポジションを落とすことに。2周終了の時点でピットへ向かい、スリックタイヤに交換すると共に、ドライバーも中山雄一へと交代した。

 第2スティントを担当することとなった中山雄一は最後尾近くからハイペースで追い上げを開始。1時間を過ぎたところで同クラスの全車が1度目のピットを終えた時点で2位へとポジションアップ。ライバルとは異なるピット戦略ながら上位争いへと復帰して見せた。

 その後は義務づけられた最少の5回ピットで終えられるようペースをコントロールし、5回目のピットインを終えた時点で7位を走行。その後、前を行くライバルが次々にピットインしていき、ポジションアップ、149周目に3位に浮上した。残り3周の時点で雨が降り始めると、ライバルがペースダウンする中、中山雄一は数秒速いペースで追い上げ、残り2周で2位に浮上。2位表彰台を獲得した。  60号車は18位、30号車は24位完走を果たした。

今季初勝利を挙げたZENT CERUMO RC F 38号車

今季初勝利を挙げたZENT CERUMO RC F 38号車

2位フィニッシュを果たしたau TOM'S RC F 36号車

2位フィニッシュを果たしたau TOM'S RC F 36号車

ZENT CERUMO RC F 38号車 ドライバー 立川祐路:
 こんなに疲れた1000kmレースは初めてだ。1周1周、最初から最後まで全開で走り続けた。正直途中疲れも感じたが、この勝つチャンスをものにしなくてはいけないと必死で走った。結果的に勝てたので、頑張った甲斐があったという思いだ。去年から石浦という最強のパートナーを得て、一緒に戦ってきたのになかなか勝てそうで勝てず、という状況が続いた。そういう意味でも、今回勝てて本当に良かった。
ZENT CERUMO RC F 38号車 ドライバー 石浦宏明:
 チーム・セルモに来て、スーパーフォーミュラではチャンピオンを取らせてもらったが、GTではなかなか勝てず、立川さんと組んで勝てていないというのは自分の中でもプレッシャーになっていたし、何とか早く勝ちたいと思っていたので、やっとその日が来て嬉しい。昨日の予選の後、立川さんがすごく悔しそうで、明日絶対に挽回すると予選直後から言っていて、その言葉通り最初のスティントでいきなりトップに立ってくれた。あの気迫を見て、自分もクルマ以上のパフォーマンスを出すような走りをしたいと思っていた。後続の追い上げも凄かったが、引き離すよりも絶対に競り勝つんだという気持ちで最後まで走った。とにかく結果が出せて本当に良かった。
au TOM'S RC F 36号車 ドライバー 伊藤大輔:
 予選でちょっとパフォーマンスが悪かったが、結果的にここまで巻き返して、ほぼトップ争いが出来たので、そういう意味では満足している部分もある。しかし、3連覇がかかっていた車として、どうしても勝ちたかったのに届かなかったという意味で正直悔しいし、複雑な気持ちだ。ニック(キャシディ)もスタートから頼もしい走りをしてくれて、自分たちの車のパフォーマンスが良いことを確認出来、レースペース的には自信を持って挑めたので良かった。雨が降ったり止んだり、運転する方は結構どきどきしたが、今年初表彰台という意味では良いステップになったレースだと思う。まだまだポイント面ではトップに届いていないが、それでもこの暑い鈴鹿できちんと結果を出せたことを自信に、次のタイでは予選から前のポジションを狙い、主導権を握ったレースで勝ちたい。
au TOM'S RC F 36号車 ドライバー ニック・キャシディ:
 自分の最初のスティントは、1周目から2台パスでき、良いスタートが切れた。その後はとても長いレースだと自分に言い聞かせてペースを保とうとしたが、周りが最初からすごくアグレッシブなので驚いた。伊藤選手も順調な走りでポジションを上げてくれて、私の2度目のスティント時に勝てると思った。3度目のスティントのアウトラップは、これまでにないほど全てを出し尽くして走り、トップに立てた。その後雨に見舞われたが、GTのスリックタイヤで雨の中を走るのは初めての経験で、経験豊富な立川選手に追い上げられてしまった。とにかくコースオフしないように安全重視で走り続けた。こんなに長いレースで、(伊藤)大輔という素晴らしいパートナーと一緒に戦えて本当に良かったし、多くの経験も積めた。次戦のタイは初めてだが、前戦富士ではLEXUS勢最上位だったし、SUGOではペナルティまでは首位を争うなど、この3レースは調子がいいのでその勢いを活かして臨みたい。GTで初めての表彰台は嬉しいが、1000kmも走って1.2秒差で勝利を逃したという意味では残念でもあるし、複雑な気分だ。
TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 嵯峨宏紀:
 スタートのウェットタイヤ選択は、路面がもっと濡れていると思って安全重視で選んだのだが、完全に間違いだった。我々は4ストップでも行けるほど燃費が良かったので、最初短めでもいいからとウェットを選んだのだが、思いの外乾いていた。被害を最小限にすべくすぐにピットインしたが、かなりタイム差が開いてしまった。セーフティカーが入ってくれたおかげで助かった部分もある。もし最初に正攻法のタイヤを選んでいたら、ピットインの前にセーフティカーが入ってしまったかも知れず、そういう意味では運も良かった。次戦タイは、過去プリウスとの相性が良いとは言えないが、去年から今年にかけてプラッシュアップしてきた部分がどのくらい効を奏するか、自分の中でも楽しみだ。
TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 中山雄一:
 スタートで我々だけが取ったタイヤ選択が裏目に出て、ほとんど昨日の予選をやってないような位置まで落ちてしまったが、そこからは濡れていても乾いていてもタイヤのパフォーマンスはとても良く追い上げることが出来た。今回3レース分ノートラブルで走り切れたので、長いレースでも最後までハイペースで攻めきることが出来るクルマをメンテナンスしてくれたチームの皆さんに感謝している。僕も嵯峨選手もベストを尽くして、大きなミスなく最後までクルマのパフォーマンスを100%引き出して走ることが出来た。最後は雨も味方してくれて2位と、今週すごく良い流れで終えられたので、率直に嬉しい。次戦のタイも去年のレース後半はペースが良かったので、今日の流れが維持できればと思っている。
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿決勝記者会見 石浦「立川さんのファーストスティントを見ていて『そんなにですか?! 挽回どころかトップですけど?』って思いました」。井口「伊勢神宮に行っといてよかったです。五千円あれしたんで」

gt-rd6-r-ps-winners gt-rd6-r-ps-winners-500 gt-rd6-r-ps-winners-300

GT500クラス優勝 #38ZENT CERUMO RC F

立川祐路
gt-rd6-r-pc-tachikawa 率直に、こんなに疲れた1000kmは初めてです。最初から最後までスプリントというか、全開で走り続けて、ものすごく1周1周頑張って走ったレースなんで。自分も疲れてきたんですけど、この勝つチャンスをものにしないといけないと思って必死で頑張って走りました。勝てたんで、疲れるぐらい頑張った甲斐があったなと。あと去年から石浦という最強のパートナーを得て、一緒に戦ってきたんですけどなかなか勝てなくて。勝てそうで勝てない状況が続いていたので、今回勝ててよかったなと。
石浦宏明
gt-rd6-r-pc-ishiura セルモに来させてもらってスーパーフォーミュラではチャンピオンを獲らせてもらいましたけど、GTでは一度も勝ってなくて。やっぱり立川さんと組んで勝ってないっていうのはプレッシャーになってたし、なんとか早く勝ちたいと思っていたので、やっとその日が来て嬉しいですし、昨日の予選のあと立川さんがすごい悔しそうで、「明日絶対挽回する」って予選の直後から言ってて、ファーストスティント見たときに「そんなにですか?!」って思うぐらい。挽回っつうかトップまで行ってますけど?みたいな気迫を見て、自分も立川さんような、クルマ以上のパフォーマンスを出す走りをしたいと思って1周も手を抜かずに。絶対に競り勝つんだという気持ちで最後まで走りました。大事なチャンスをものにしてやるという気持ちで走って、結果がついてきてよかったです。最後の3周は覚えてないくらい緊張してました。最後シケインまっすぐ行っちゃいましたけど、最悪まっすぐ行っても大丈夫だと思ってたんで(笑)落ち着いてはいたので。

GT300クラス優勝 #61SUBARU BRZ R&D SPORT

山内英輝
gt-rd6-r-pc-yamauchi スタートから2位に上がって、ペースは18号車についていくのがいっぱいいっぱいだったんですけど、そのあと井口選手に代わって追突とかあって下がってしまったんですけど、そこから僕たちは諦めずに全力でプッシュし続けた結果勝てました。自分のスティントの時は2輪交換だけだったんですけど、井口選手がフロントをしっかり残してくれたんで、こういう作戦も取れたのかなと。本当に井口さん、スバルファンの皆さん、チーム、みんなに感謝しています。
井口卓人
gt-rd6-r-pc-iguchi あまりフロントを残したつもりはなかったんですけど(笑)。山内選手がスタートからすごくいい流れを作ってくれて、僕に代わってから1周めで追突されて、スピンした時はもう「この1000kmは終わってしまうな」と諦めかけたんですけど、全然クルマは問題なくて、結構いいペースで走れたんで。セーフティーカーのタイミングとかラッキーなこともあったんで、なんとか前の方に行けたので良かったです。チームがノーミスで頑張ってくれたのと、ドライバーがノーミスで走れたので、この結果が得られたと思います。2013年の鈴鹿で勝って、スバルに乗るようになって、パートナーが山内さんに代わって、ずっと勝ててなかったので、本当に嬉しいです。伊勢神宮に行ってよかったです。五千円あれしたんで(笑)
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿決勝 GT500は#38ZENT RC Fが逃げ切る。GT300は#61BRZが終盤逆転で久々の勝利

スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000km」の決勝レースは#38ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明組)が最後まで逃げ切って今季初優勝。
GT300クラスはピット戦略をうまくまとめた#61SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)がこちらも今季初優勝を達成した。

レース展開は終盤に入ってやや落ち着きを見せる。
トップの38号車は142周めに最後のピット作業を行い、石浦が最後のスティントを担当。
#36au TOM’S RC F(伊藤大輔/ニック・キャシディ組)は143周めにピット作業を行い、ストレート1本分のリードを保ってコースに復帰するが、ダンロップコーナーで#38石浦にかわされてしまった。
結局石浦はこのままトップを守って173周を走りきり、今季初勝利を挙げた。
2位には#36au RC F、3位には#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/高星明誠)が入った。これがGT500デビュー戦となった高星は負傷欠場した千代勝正の代役を立派に果たした格好だ。

GT300クラスはここまで快調にトップを快走していた#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/山田真之亮組)が146周めに最後のピット作業を行った結果、#61BRZがトップでチェッカーを受ける結果に。序盤のスピンによるタイムロスが中盤のセーフティーカーランで帳消しになったことも見逃せないポイントだ。
同様にウェットタイヤでスタートして順位を落とした#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)が2位、61号車を押し出した件でドライブスルーペナルティを受けた#0GAINER TANAX GT-R(アンドレ・クート/富田竜一郎組)が3位に入ったことも皮肉な結果だ。
ポールの18号車は結局4位でレースを終えた。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿決勝結果

45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/28) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
1385001立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS401735:45'34.230
2365002伊藤 大輔
ニック・キャシディ
au TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS341731.242
3*465003本山 哲
高星 明誠
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI301731'15.104
465004大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS501731'31.514
5195005関口 雄飛
国本 雄資
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH241731'48.254
615006松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1001721Lap
71005007山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS261721Lap
8*395008ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS741721Lap
985009松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS201712Laps
101750010塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS401712Laps
116450011中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
DL21712Laps
122450012佐々木 大樹
柳田 真孝
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH441694Laps
13613001井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL4416112Laps
14313002嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS4016112Laps
15*03003アンドレ・クート
富田 竜一郎
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL2216112Laps
16183004中山 友貴
山田 真之亮
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH2416112Laps
1743005谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH5016013Laps
18213006リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL4616013Laps
19333007山野 直也
坂本 祐也
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3 R
YH16013Laps
20653008黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG-GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH4016013Laps
21883009織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH3015914Laps
22330010星野 一樹
ヤン・マーデンボロー
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH6415914Laps
235130011都筑 晶裕
新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH2615914Laps
2436030012柴田 優作
田中 篤
清原 章太
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH15914Laps
25930013阪口 良平
吉田 広樹
GULF NAC PORSCHE 911
PORSCHE 911 GT3 R
YH15815Laps
265530014高木 真一
小林 崇志
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS7415815Laps
2711130015植田 正幸
鶴田 和弥
石川 京侍
エヴァRT初号機Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH15815Laps
285030016安岡 秀徒
久保 凜太郎
加納 政樹
ODYSSEY SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH15815Laps
29*8730017細川 慎弥
佐藤 公哉
飯田 太陽
triple aランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH615716Laps
306030018飯田 章
吉本 大樹
ドミニク・ファーンバッハー
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH15716Laps
31*10830019峰尾 恭輔
ジョノ・レスター
竹内 浩典
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH15716Laps
32*2630020密山 祥吾
元嶋 佑弥
中野 信治
TAISAN SARD FJ AUDI R8
Audi R8 LMS ultra
YH615617Laps
334830021高森 博士
田中 勝輝
青木 孝行
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH215518Laps
342530022土屋 武士
松井 孝允
山下 健太
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH6614726Laps
352230023和田 久
城内 政樹
東 徹次郎
アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH14627Laps
363030024永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH412251Laps
376330025エイドリアン・ザウグ
横溝 直輝
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH11360Laps
---- 以上規定周回数(70% - GT500:121Laps GT300:112Laps)完走 ----
-37500-ジェームス・ロシター
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS609281Laps
-2300-高橋 一穂
加藤 寛規
牧野 任祐
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH8291Laps
-15500-武藤 英紀
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS88093Laps
-11300-平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL4070103Laps
-12500-安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS5659114Laps
-5300-玉中 哲二
山下 潤一郎
影山 正美
マッハ車検MC86
TOYOTA 86 MC
YH50123Laps
-7300-ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH24DNS-
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.24 佐々木大樹(フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R) 1'50.924
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.18 中山友貴(UPGARAGE BANDOH 86)2'01.301
  • CarNo.39(平手晃平)は、Spr.26-11(ピットレーンスピード違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.46(本山哲)は、H項2-2.4.5.1b(黄旗中の追い越し)により、ペナルティーストップ10秒を科した。
  • CarNo.108は、Spr.28-7(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.108は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.0(富田竜一郎)は、Spr.13-1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CraNo.26は、Spr.28-5(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.26は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.87(細川慎弥)は、Spr.26-11(ピットレーンのスピード違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿決勝途中経過(750km/130Laps)

45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/28) After 750km Weather:Cloudy Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
1385001立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS401304:21'35.153
2365002伊藤 大輔
ニック・キャシディ
au TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS341300.802
3465003本山 哲
高星 明誠
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI3013014.534
465004大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS501301'04.618
5195005関口 雄飛
国本 雄資
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH241301'05.740
615006松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1001301'08.720
71005007山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS261291Lap
8395008ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS741291Lap
985009松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS201291Lap
101750010塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS401291Lap
116450011中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
DL21291Lap
122450012佐々木 大樹
柳田 真孝
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH441273Laps
13183001中山 友貴
山田 真之亮
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH241219Laps
14613002井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL441219Laps
15333003山野 直也
坂本 祐也
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3 R
YH1219Laps
1603004アンドレ・クート
富田 竜一郎
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL221219Laps
17313005嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS401219Laps
18213006リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL461219Laps
1943007谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH501219Laps
20253008土屋 武士
松井 孝允
山下 健太
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH6612010Laps
21653009黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG-GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH4012010Laps
22330010星野 一樹
ヤン・マーデンボロー
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH6412010Laps
238830011織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH3012010Laps
245130012都筑 晶裕
新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH2612010Laps
255530013高木 真一
小林 崇志
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS7411911Laps
2636030014柴田 優作
田中 篤
清原 章太
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH11911Laps
278730015細川 慎弥
佐藤 公哉
飯田 太陽
triple aランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH611911Laps
28930016阪口 良平
吉田 広樹
GULF NAC PORSCHE 911
PORSCHE 911 GT3 R
YH11911Laps
295030017安岡 秀徒
久保 凜太郎
加納 政樹
ODYSSEY SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH11812Laps
306030018飯田 章
吉本 大樹
ドミニク・ファーンバッハー
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH11812Laps
3111130019植田 正幸
鶴田 和弥
石川 京侍
エヴァRT初号機Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH11812Laps
324830020高森 博士
田中 勝輝
青木 孝行
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH211812Laps
332630021密山 祥吾
元嶋 佑弥
中野 信治
TAISAN SARD FJ AUDI R8
Audi R8 LMS ultra
YH611812Laps
3410830022峰尾 恭輔
ジョノ・レスター
竹内 浩典
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH11713Laps
353030023永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH411713Laps
366330024エイドリアン・ザウグ
横溝 直輝
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH11317Laps
372230025和田 久
城内 政樹
東 徹次郎
アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH11317Laps
383750013ジェームス・ロシター
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS609238Laps
39230026高橋 一穂
加藤 寛規
牧野 任祐
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH8248Laps
401550014武藤 英紀
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS88050Laps
411130027平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL407060Laps
421250015安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS565971Laps
44730028ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH240130Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.38 立川祐路(ZENT CERMO RC F) 1'51.014 (59/70) 188.31km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.2 加藤寛規(シンティアム・アップル・ロータス) 2'01.401 (28/31) 172.200km/h
  • CarNo.39(平手晃平)は、Spr.26-11(ピットレーンスピード違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.46(本山哲)は、H項2-2.4.5.1b(黄旗中の追い越し)により、ペナルティーストップ10秒を科した。
  • CarNo.108は、Spr.28-7(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.108は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.0(富田竜一郎)は、Spr.13-1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CraNo.26は、Spr.28-5(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.26は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.87(細川慎弥)は、Spr.26-11(ピットレーンのスピード違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿決勝 雨に乗じて立川祐路がトップに浮上。GT300クラスはアップガレージ86がトップを快走(750km経過時点)

スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000km」の決勝は規定周回数の4分の3を消化。トップは依然としてGT500が#38ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明組)、GT300は#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/山田真之亮組)。しかし途中38号車に対して黄旗区間追い越しの検証が入っており、レース後に物議を醸しそうだ。

1000kmレースもいよいよ後半に入った。#2シンティアム・アップル・ロータス(高橋一穂/加藤寛規/牧野任祐組)のクラッシュによるセーフティーカーランは92周めまで。

リスタート後の116周めにトップの38号車はピットイン。石浦から立川に交代した。ところが1周早くピット作業を済ませていた#36au TOM’S RC F(伊藤大輔/ニック・キャシディ組)がここで急接近し、まだタイヤの冷えていた38号車をS字でかわしてトップに立った。

しばらくは1位#36au、2位#38ZENTでレースは進行したが、トップが127周めにさしかかったあたりで東コースから激しい雨が降り始めた。雨は次第に西コース方面へ移動。これに足を取られた#17KEHIN NSX CONCEPT-GT(小暮卓史)がスプーンカーブで飛び出してグラベルに捕まってしまう。

そこへ通りかかったトップ2台。雨脚に合わせてペースを落とした#36キャシディを#38立川が抜き去り、再びトップに浮上する。キャシディも131周めに抜き返したが、立川は132周めのスプーンで再びキャシディを抜き返した。これに対し黄旗区間追い越しの検証が38号車に対してなされたが、競技団の裁定はセーフ。しかしこれは後々物議を醸しそうだ。

なお10秒ストップのビハインドをSCランで帳消しにされた格好の#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/高星明誠組)が高星の健闘もあって3位につけている。

GT300クラスはピットストップのタイミングで何度かトップが入れ替わっているものの、依然として#18アップガレージ86がトップを守っている。

2番手には#61SUBARU BRZ(井口卓人/山内英輝組)が再び浮上。#25Vivac 86MC(土屋武士/松井孝允/山下健太組)も90周終わりのピット作業でタイヤ無交換作戦を取るなどして上位に浮上してきたが、ボンネット品のトラブルで113周めに早めのピット作業を行い、8位に後退している。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿決勝途中経過(500km/87Laps)

45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/28) After 500km Weather:Cloudy Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
1385001立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS40872:49'36.501
265002大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS508752.327
315003松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI100871'17.367
4175004塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS40871'22.700
5365005伊藤 大輔
ニック・キャシディ
au TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS34871'42.921
6395006ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS74872'02.031
7465007本山 哲
高星 明誠
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI30872'25.219
8195008関口 雄飛
国本 雄資
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH24872'37.691
9375009ジェームス・ロシター
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS60872'4.541
1010050010山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS26872'55.241
11850011松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS20861Lap
126450012中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
DL2861Lap
132450013佐々木 大樹
柳田 真孝
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH44843Laps
14183001中山 友貴
山田 真之亮
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH24816Laps
1543002谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH50816Laps
16253003土屋 武士
松井 孝允
山下 健太
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH66816Laps
17333004山野 直也
坂本 祐也
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3 R
YH816Laps
1823005高橋 一穂
加藤 寛規
牧野 任祐
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH816Laps
19653006黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG-GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH40816Laps
20213007リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL46816Laps
2103008アンドレ・クート
富田 竜一郎
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL22816Laps
22313009嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS40816Laps
231550014武藤 英紀
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS8807Laps
246130010井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL44807Laps
25330011星野 一樹
ヤン・マーデンボロー
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH64807Laps
268830012織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH30807Laps
27930013阪口 良平
吉田 広樹
GULF NAC PORSCHE 911
PORSCHE 911 GT3 R
YH807Laps
284830014高森 博士
田中 勝輝
青木 孝行
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2807Laps
295530015高木 真一
小林 崇志
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS74807Laps
305130016都筑 晶裕
新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH26807Laps
318730017細川 慎弥
佐藤 公哉
飯田 太陽
triple aランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH6807Laps
325030018安岡 秀徒
久保 凜太郎
加納 政樹
ODYSSEY SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH807Laps
3336030019柴田 優作
田中 篤
清原 章太
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH807Laps
343030020永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH4807Laps
356330021エイドリアン・ザウグ
横溝 直輝
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH798Laps
3611130022植田 正幸
鶴田 和弥
石川 京侍
エヴァRT初号機Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH798Laps
376030023飯田 章
吉本 大樹
ドミニク・ファーンバッハー
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH798Laps
3810830024峰尾 恭輔
ジョノ・レスター
竹内 浩典
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH798Laps
392630025密山 祥吾
元嶋 佑弥
中野 信治
TAISAN SARD FJ AUDI R8
Audi R8 LMS ultra
YH67710Laps
402230026和田 久
城内 政樹
東 徹次郎
アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH7413Laps
411130027平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL407017Laps
421250015安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS565928Laps
43530028玉中 哲二
山下 潤一郎
影山 正美
マッハ車検MC86
TOYOTA 86 MC
YH4542Laps
44730029ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH24087Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.15 武藤英紀(ドラゴモヂューロ) 1'51.381 (29/47) 187.396km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.2 加藤寛規(シンティアム・アップル・ロータス) 2'01.401 (28/31) 172.200km/h
  • CarNo.39(平手晃平)は、Spr.26-11(ピットレーンスピード違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.46(本山哲)は、H項2-2.4.5.1b(黄旗中の追い越し)により、ペナルティーストップ10秒を科した。
  • CarNo.108は、Spr.28-7(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.108は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.0(富田竜一郎)は、Spr.13-1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CraNo.26は、Spr.28-5(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.26は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿決勝 相次ぐ上位陣の脱落でGT500はレクサスの1-2-3に!トップは依然として#38ZENT RC F(500km経過時点)

スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000km」は規定周回数の半分を消化。
依然としてトップはGT500クラスが#38ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明組)、GT300は#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/山田真之亮)だ。

レースもいよいよ中盤に入った。
トップを快走するのは依然として#38ZENT RC Fだが、2番手以下には大きな動きが。
まず#15ドラゴモデューロ NSX CONCEPT-GT(武藤英紀/オリバー・ターベイ組)は最初のピット作業を終えてからはターベイのペースが今ひとつで次第に順位を落とした上、メカニカルトラブルにより80周終わりでピットイン。そのままガレージに押し戻されてしまった。
続いて#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/高星明誠組)は黄旗追い越しにより10秒のペナルティストップを課せられてしまう。
さらに#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)は59周めに2度めのピット作業を行った際に補給したオイルがエンジンルーム内に漏れて炎上。アウトラップのS字コーナーでストップしてしまった。

これにより2位には#36au TOM’S RC F(伊藤大輔/ニック・キャシディ組)、3位には#6WAKO’S 4CR RC F(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)が浮上してレクサスの1-2-3体制となっている。
トップの38号車は87周めに3度めのピット作業を行い、現在は石浦がドライブしている。

GT300クラスはピットタイミングを引き延ばした#4グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也組)が2位に浮上、一時は#18アップガレージをかわしてトップに浮上する場面もあったが、81周消化時点では#18、#4の順となっている。
また今回牧野任祐を第3ドライバーに起用した#2シンティアム・アップル・ロータス(高橋一穂/加藤寛規/牧野任祐組)も牧野の快走が功を奏して3位まで浮上したが、こちらは高橋に後退した直後の83周めにS字でクラッシュ、リアセクションを大破してレースを終えることになった。
またこのクラッシュにより90周めにセーフティカーが入った。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿決勝途中経過(250km/44Laps)

45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/28) After 250km Weather:Cloudy Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
1385001立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS40441:25'36.417
2125002安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS56444.777
3465003本山 哲
高星 明誠
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI304427.890
4195004関口 雄飛
国本 雄資
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH244428.075
5365005伊藤 大輔
ニック・キャシディ
au TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS344429.252
6155006武藤 英紀
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS84432.284
765007大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS504433.438
8175008塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS404443.662
915009松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1004444.024
1010050010山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS264452.140
11850011松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS20441'00.560
123950012ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS74441'01.081
133750013ジェームス・ロシター
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS60441'02.509
146450014中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
DL2441'21.963
152450015佐々木 大樹
柳田 真孝
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH44422Laps
16183001中山 友貴
山田 真之亮
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH24413Laps
1743002谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH50413Laps
18113003平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL40413Laps
19333004山野 直也
坂本 祐也
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3 R
YH413Laps
2023005高橋 一穂
加藤 寛規
牧野 任祐
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH413Laps
21253006土屋 武士
松井 孝允
山下 健太
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH66413Laps
22613007井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL44413Laps
23653008黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG-GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH40413Laps
2403009アンドレ・クート
富田 竜一郎
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL22413Laps
25330010星野 一樹
ヤン・マーデンボロー
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH64413Laps
262130011リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL46413Laps
275130012都筑 晶裕
新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH26413Laps
288830013織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH30413Laps
298730014細川 慎弥
佐藤 公哉
飯田 太陽
triple aランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH6404Laps
306330015エイドリアン・ザウグ
横溝 直輝
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH404Laps
31930016阪口 良平
吉田 広樹
GULF NAC PORSCHE 911
PORSCHE 911 GT3 R
YH404Laps
324830017高森 博士
田中 勝輝
青木 孝行
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2404Laps
333130018嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS40404Laps
345530019高木 真一
小林 崇志
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS74404Laps
356030020飯田 章
吉本 大樹
ドミニク・ファーンバッハー
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH404Laps
363030021永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH4404Laps
375030022安岡 秀徒
久保 凜太郎
加納 政樹
ODYSSEY SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH404Laps
38530023玉中 哲二
山下 潤一郎
影山 正美
マッハ車検MC86
TOYOTA 86 MC
YH404Laps
3910830024峰尾 恭輔
ジョノ・レスター
竹内 浩典
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH404Laps
4036030025柴田 優作
田中 篤
清原 章太
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH395Laps
4111130026植田 正幸
鶴田 和弥
石川 京侍
エヴァRT初号機Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH395Laps
422630027密山 祥吾
元嶋 佑弥
中野 信治
TAISAN SARD FJ AUDI R8
Audi R8 LMS ultra
YH6386Laps
432230028和田 久
城内 政樹
東 徹次郎
アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH368Laps
44730029ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH24044Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.38 立川祐路(ZENT CERMO RC F) 1'51.556 (3/27) 187.396km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.2 加藤寛規(シンティアム・アップル・ロータス) 2'01.401 (28/31) 172.200km/h
  • CarNo.108は、Spr.28-7(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.108は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.0(富田竜一郎)は、Spr.13-1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿決勝 序盤トップに立ったのは予選8番手の#38ZENT!!

スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000km」決勝がスタート。
から250kmを消化した時点では#38ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明組)がトップに立っている。
GT300クラスはポールシッターの#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/山田真之亮組)が以前トップだ。

gt-rd6-250km-police

gt-rd6-250km-start-500

gt-rd6-250km-start-300

gt-rd6-250km-38

gt-rd6-250km-18

第6戦決勝は午後0時30分スタート。
朝から降り続いた雨はピットウォークが終わる頃にはおさまり、上空は明るくなってきた。
このためGT500クラスは全車、GT300も多くのチームがスリックタイヤを選択してスタートに臨んだ。

ホールショットを奪ったのは#15ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT(武藤英紀)。
しかしその後方からは予選8番手の#38ZENT RC Fが凄まじい勢いで順位を上げてきていた。スタートドライバーは立川だ。
立川はオープニングラップを5位で戻ってくると、5周めのシケインで#8ARTA NSX CONCEPT-GT(松浦孝亮)を、12周めの1コーナーで#12カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)を、15周めの1コーナーでは#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲)を抜き去って2位に浮上すると、22周めのシケインでは#15武藤のインをついてトップに立った。
38号車は27周終わりでピットイン。石浦宏明に交代。依然としてトップを快走している。

GT300クラスはスタートから#18アップガレージ86(中山友貴)と#61SUBARU BRZ(山内英輝)が接戦を繰り広げていたが、61号車は25周終わりでピット作業を行ったのち、アウトラップのS字で#0GAINER TANAX GT-R(アンドレ・クート)に押されてスピンアウト。一気に順位を落としてしまった。
予選2番手の#31TOYOTA PRIUS apr GTはスタートにウェットタイヤを選択したのが裏目に出ていっきに順位を落とし、3周終わりでスリックには着替える羽目に陥った。
その後は最初のピット作業を引っ張った#4グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也組)が2位に浮上、トップを追い上げる展開となっている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿予選記者会見 中山友貴「武藤さんが隣にいるのが不思議な感じ」

gt-rd6-q-ps-pps gt-rd6-q-ps-pp-500 gt-rd6-q-ps-pp-300

GT500クラス #15ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT

武藤英紀
gt-rd6-q-pc-mutoh 7月に鈴鹿で行った合同テストでクルマが非常にいいことはわかっていたので、そのセットを今回持ち込みました。走り始めからペースが良くて、これならポール争いができるかな、と早い段階から手ごたえがありました。そこで公式練習では燃料を積んでレースをメインにセットアップを進めていきました。予選に関しては、オリバーがQ1でトップタイムを出したことでクルマの調子がいいことはわかっていたし、彼自身もクルマに問題はないと言ってくれたので、それを信じて思いっきりアタックしました。シーズン序盤は苦しい戦いが続いていましたけど、今回ウェイトが軽いのはありますけど、シャシーとエンジンともに性能が向上しているので、皆さんの仕事がポールポジションという形で報われたことが非常に嬉しいです。
オリバー・ターベイ
gt-rd6-q-pc-turvey 朝のセッションからクルマのバランスが良くて、予選には自信を持てました。チームのみんなが今シーズンこのクルマの開発に全力で取り組んでくれたおかげです。Q1を担当するのは2回目で、少しプレッシャーを感じましたが、ちゃんと走れてトップに立てたことをすごく嬉しく思っています。ここまで開発に取り組んでくれたエンジニア、メカニック、そしてホンダの皆さんに感謝しています。

GT300クラス #18UPGARAGE BANDOH 86

中山友貴
gt-rd6-q-pc-nakayama 去年このチームに来て、アップガレージがスーパーGTに参戦して2年目になりますが、第6戦までかかりましたけどポールを取ることができて、石田(誠)さんに少しお返しできたかなと。明日のレースは長いんですけど、本当に結果が欲しかったので。去年はもがいていてもなかなか結果に結び付けられずにシーズンが終わってしまいましたが、オフの間からマサ監督や石田さんと勝つためには何が必要かを詰めてきて、今シーズンが始まりました。アップガレージさんと坂東さんがいい環境を作ってくれるように動いてくれて、テストなどで走る機会を増やしてくれました。今日はQ1を山田選手が走って、そのフィードバックをQ2にしっかり活かして、レベルを上げていくということを積み重ねていって、結果的にポールが取れてうれしいです。前一緒に組んでた武藤さんが隣にいるのがちょっと不思議な感じですけど(笑)
山田真之亮
gt-rd6-q-pc-yamada 今ここに座れていることが夢のようです。去年はFIA-F4に乗っていたし、スーパーGTに憧れてレースをしていましたので。こういう結果が出たことについて、自分の力は微々たるもので、中山選手の素晴らしいアタックのおかげというのもありますし、走る機会を作ってくださった石田監督や坂東(正敬)総監督には本当に感謝しています。今日の走りに関しては、Q1はほぼミスなく走れたましたし、Q2に向けてマシンの状態をエンジニアさんにフィードバックできたので、本当に満足しています。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿公式予選 GT500クラスは 武藤英紀/オリバー・ターベイ組が、GT300クラスは中山友貴/山田真之亮組がポールポジション

オートバックス スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000kmレース」の公式予選が8月27日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#15ドラゴ モデューロNSX CONCEPT-GT(武藤英紀/オリバー・ターベイ組)が1’47.456のコースレコードを樹立してチーム初のポールポジションを獲得した。 GT300クラスも#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/山田真之亮組)が今季初のポールポジションを獲得した。

公式予選は午後2時30分よりノックアウト方式。気温30度を超える中での厳しい戦いとなった。

予選Q1

gt-rd6-q-15

gt-rd6-q-46

gt-rd6-q-12

gt-rd6-q-18

gt-rd6-q-31

gt-rd6-q-2

GT500クラスの予選Q1はいつものように予定時間の半分が経過してから各車コースイン。

最初にアタックに入ったのは今回千代勝正に変わって高星明誠がステアリングを握る#46S Road CRAFTSPORTS GT-R。Q1はその高星が担当。最初のアタックで1’48.163とまずまずのタイムを記録する。 その後#19WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛が1’48.007、#24フォーラムエンジニアリングADVAN GT-Rの佐々木大樹が1’47.963と相次いで高星のタイムは打ち破られるが、それでも終わってみれば7番手と、見事Q2進出の重責を果たす結果となった。

トップタイムは#15オリバー・ターベイ(ドラゴモデューロNSX)の1’47.638だった。

GT300クラスは、今回スポット参戦することになった牧野任祐のドライブする#2シンティアム・アップル・ロータスがいきなり1’57.811というタイムを叩き出してトップに。2位の#65蒲生尚弥(LEON CVSTOS AMG-GT)に1秒以上の大差をつけ、周囲の期待以上の結果を出して見せた。

3位には#18UPGARAGE 86の山田真之亮、4位には#88マネパランボルギーニGT3の平峰一貴と、このセッションは若手の活躍が目立ったが、一方で平中克幸がドライブした#11GAINER TANAX AMG GT3は惜しくも15位で脱落、荒聖治のドライブした#7Studie BMW M6に至ってはトラブルによりコース上にストップという結果に終わっている。

予選Q2

結局15号車は朝のフリー走行から予選Q1、Q2と今日行われた全てのセッションでトップタイムを記録する快挙を成し遂げた。

2番手には#46S Road GT-R、3番手には前回の富士で優勝した#12カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信組)がつけた。

GT300クラスは中山友貴のドライブする#18UPGARAGE BANDOH 86が1’57.876でトップ。中山雄一のドライブする#31TOYOTA PRIUS apr GTが1’58.092で続く。

牧野がダントツのトップタイムを記録した#2ロータス・エヴォーラは加藤寛規がチェッカー間際まで懸命のアタックを続けたが、タイムは1’58.127とわずかに及ばず、明日の決勝を3位からスタートすることになった。

第6戦決勝は明日午後0時30分より173周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichir TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿公式予選総合結果

■GT500 Class

45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Knock Out Qualify Weather: Course:
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
115武藤 英紀
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS81'47.638R1'47.456
246本山 哲
高星 明誠
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI301'48.163R1'47.587
312安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS561'48.0821'47.922
419関口 雄飛
国本 雄資
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH241'48.0071'48.114
58松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS201'48.1081'48.191
617塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS401'48.6751'48.534
724佐々木 大樹
柳田 真孝
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH441'47.9631'48.696
838立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS401'48.1291'49.327
964中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
DL21'48.679
106大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS501'48.763
1136伊藤 大輔
ニック・キャシディ
au TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS341'48.861
121松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1001'48.896
13100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS261'49.150
1437ジェームス・ロシター
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS601'49.157
1539ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS741'49.204
---- 以上基準タイム予選通過 ----

■GT300 Class

45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Knock Out Qualify Weather: Course:
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
118中山 友貴
山田 真之亮
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH241'58.9231'57.876
231嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS401'59.6381'58.092
32高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'57.8111'58.127
461井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL441'59.2891'58.348
525土屋 武士
松井 孝允
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH661'59.0691'58.608
60アンドレ・クート
富田 竜一郎
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL221'59.2111'58.947
74谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH501'59.1801'58.981
833山野 直也
坂本 祐也
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'59.6891'59.230
965黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG-GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH401'58.9231'59.484
1063エイドリアン・ザウグ
横溝 直輝
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'59.8251'59.728
113星野 一樹
ヤン・マーデンボロー
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH641'59.4431'59.904
1221リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL461'59.9492'00.020
1326密山 祥吾
元嶋 佑弥
TAISAN SARD FJ AUDI R8
Audi R8 LMS ultra
YH61'59.1792'00.235
1488織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH301'58.9342'00.559
1511平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL402'00.366
1648高森 博士
田中 勝輝
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH22'00.522
1787細川 慎弥
佐藤 公哉
triple aランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH62'00.530
1851都筑 晶裕
新田 守男
JMS LMcorsa 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH262'00.563
19360柴田 優作
田中 篤
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'00.609
207ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH242'00.654
219阪口 良平
吉田 広樹
GULF NAC PORSCHE 911
PORSCHE 911 GT3 R
YH2'00.720
22108峰尾 恭輔
ジョノ・レスター
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH2'00.782
23111植田 正幸
鶴田 和弥
エヴァRT初号機Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH2'01.074
2455高木 真一
小林 崇志
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS742'01.168
2522和田 久
城内 政樹
アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'02.591
2660飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH2'06.136
2730永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH42'09.739
2850安岡 秀徒
久保 凜太郎
ODYSSEY SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH3'30.950
-5玉中 哲二
山下 潤一郎
マッハ車検MC86
TOYOTA 86 MC
YHno time

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿ノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Knock Out Q2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
115武藤 英紀ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS81'47.456--194.547
246本山 哲S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI301'47.587 0.131 0.131194.310
312安田 裕信カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS561'47.922 0.466 0.335193.707
419国本 雄資WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH241'48.114 0.658 0.192193.363
58松浦 孝亮ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS201'48.191 0.735 0.077193.225
617小暮 卓史KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS401'48.534 1.078 0.343192.614
724柳田 真孝フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH441'48.696 1.240 0.162192.327
838立川 祐路ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS401'49.327 1.871 0.631191.217

■GT300 Class

45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Knock Out Q2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
118中山 友貴UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH241'57.876--177.349
231中山 雄一TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS401'58.092 0.216 0.216177.025
32加藤 寛規シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'58.127 0.251 0.035176.972
461山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL441'58.348 0.472 0.221176.642
525松井 孝允VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH661'58.608 0.732 0.260176.255
60アンドレ・クートGAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL221'58.947 1.071 0.339175.752
74谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH501'58.981 1.105 0.034175.702
833坂本 祐也Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'59.230 1.354 0.249175.335
965黒澤 治樹LEON CVSTOS AMG-GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH401'59.484 1.608 0.254174.962
1063横溝 直輝DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'59.728 1.852 0.244174.606
113星野 一樹B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH641'59.904 2.028 0.176174.349
1221藤井 誠暢Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL462'00.020 2.144 0.116174.181
1326密山 祥吾TAISAN SARD FJ AUDI R8
Audi R8 LMS ultra
YH62'00.235 2.359 0.215173.870
1488織戸 学マネパランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH302'00.559 2.683 0.324173.402

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿ノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Knock Out Q1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
115オリバー・ターベイドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS81'47.638--194.218
224佐々木 大樹フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH441'47.963 0.325 0.325193.633
319関口 雄飛WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH241'48.007 0.369 0.044193.554
412ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラカルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS561'48.082 0.444 0.075193.420
58野尻 智紀ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS201'48.108 0.470 0.026193.373
638石浦 宏明ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS401'48.129 0.491 0.021193.336
746高星 明誠S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI301'48.163 0.525 0.034193.275
817塚越 広大KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS401'48.675 1.037 0.512192.364
---- 以上Q2進出 ----
964ベルトラン・バゲットEpson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
DL21'48.679 1.041 0.004192.357
106大嶋 和也WAKO'S 4CR RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS501'48.763 1.125 0.084192.209
1136伊藤 大輔au TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS341'48.861 1.223 0.098192.036
121松田 次生MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1001'48.896 1.258 0.035191.974
13100伊沢 拓也RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS261'49.150 1.512 0.254191.527
1437ジェームス・ロシターKeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS601'49.157 1.519 0.007191.515
1539ヘイッキ・コバライネンDENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS741'49.204 1.566 0.047191.433
---- 以上基準タイム予選通過 ----

■GT300 Class

45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Knock Out Q1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
12牧野 任祐シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'57.811--177.447
265蒲生 尚弥LEON CVSTOS AMG-GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH401'58.923 1.112 1.112175.788
318山田 真之亮UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH241'58.923 1.112 0.000175.788
488平峰 一貴マネパランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH301'58.934 1.123 0.011175.771
525土屋 武士
山下 健太
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH661'59.069 1.258 0.135175.572
626元嶋 佑弥TAISAN SARD FJ AUDI R8
Audi R8 LMS ultra
YH61'59.179 1.368 0.110175.410
74片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH501'59.180 1.369 0.001175.409
80富田 竜一郎GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL221'59.211 1.400 0.031175.363
961井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL441'59.289 1.478 0.078175.248
103ヤン・マーデンボローB-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH641'59.443 1.632 0.154175.022
1131嵯峨 宏紀TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS401'59.638 1.827 0.195174.737
1233山野 直也Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'59.689 1.878 0.051174.663
1363エイドリアン・ザウグDIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'59.825 2.014 0.136174.464
1421リチャード・ライアンHitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL461'59.949 2.138 0.124174.284
---- 以上Q2進出 ----
1511平中 克幸GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL402'00.366 2.555 0.417173.680
1648青木 孝行DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH22'00.522 2.711 0.156173.455
1787佐藤 公哉triple aランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH62'00.530 2.719 0.008173.444
1851都筑 晶裕JMS LMcorsa 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH262'00.563 2.752 0.033173.396
19360清原 章太RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'00.609 2.798 0.046173.330
207荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH242'00.654 2.843 0.045173.266
219阪口 良平GULF NAC PORSCHE 911
PORSCHE 911 GT3 R
YH2'00.720 2.909 0.066173.171
22108ジョノ・レスターDIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH2'00.782 2.971 0.062173.082
23111鶴田 和弥エヴァRT初号機Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH2'01.074 3.263 0.292172.665
2455小林 崇志ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS742'01.168 3.357 0.094172.531
2522城内 政樹アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'02.591 4.780 1.423170.528
2660吉本 大樹SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH2'06.136 8.325 3.545165.735
2730佐々木 孝太TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH42'09.73911.928 3.603161.133
2850安岡 秀徒ODYSSEY SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH3'30.9501'33.1391'21.21199.100
-5影山 正美マッハ車検MC86
TOYOTA 86 MC
YHno time---

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿公式練習 トップタイムは#15ドラゴモデューロNSX

スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000km」の公式練習が8月27日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは#15ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT(武藤英紀/オリバー・ターベイ組)、GT300クラスは#2シンティアム・アップル・ロータス(高橋一穂/加藤寛規/牧野任祐組)がトップタイムだった。

gt-rd6-p-15-1 gt-rd6-p-2-1

真夏の高速3連戦第3幕の舞台は伝統の一戦、鈴鹿1000キロ。
台風10号の影響もあってか、公式予選日の朝はどんよりとした曇り空。
朝早くからコースサイドに詰めかけた多くの観客が見守る中、公式練習は午前9時20分から105分間、2回の赤旗中断を挟んで終始ドライコンディションで行われた。
最初の赤旗は開始から20分が経過したところで#5マッハ車検MC86(玉中哲二/山下潤一郎/影山正美組)がデグナーでクラッシュしたため。影山がドライブしており、バリアに接触してボディーパネルを破損していたが、自走でガレージに戻ってきた。
2度目の赤旗は開始から1時間あまりが経過したところで#39DENSO KOBELCO SARD RC F(ヘイッキ・コバライネン/平手晃平組)がS字でスピンアウトし、コース上にストップしたため。こちらもバリアに当たってリヤウィングの左翼端板を失ったものの、自力で戻ってきており、予選への影響は大きくないと思われる。

そうした中、序盤から好タイムを連発したのがGT500トップの#15ドラゴモデューロだ。
開始10分で武藤が1’49.364を出してトップに立つと、その20分後には同じく武藤が1’47.910までタイムを縮めてきた。
2番手には#100RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/伊沢拓也組)と同じくホンダ勢が続き、先週ツインリンクもてぎで行われたスーパーGT第4戦で初優勝を成し遂げた関口雄飛の乗る#19WedsSport ADVAN RC F(関口雄飛/国本雄資組)が3番手。4番手には#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/高星明誠組)がつけた。
46号車は第5戦富士の決勝でクラッシュした際、千代勝正が背骨を負傷、今回参加を見合わせることになった。代わって第2ドライバーに登録された高星は初めてのGT500ドライブだったが、専有走行で本山のタイムを上回る1’48.322を叩き出して見せた。

GT300クラスは開始20分で加藤が1’58.870、1’58.603と好タイムを連発して#2エヴォーラがトップに立つと、専有走行でも今回第3ドライバーに起用された牧野が1’58.809とそれに迫るタイムを記録、午後の予選も大いに期待できそうな仕上がりを見せる。
蒲生尚弥がセッション終盤に1’59.306を記録し、#65LEON CVSTOS AMG-GT(黒澤治樹/蒲生尚弥組)が2番手につけ、第3ドライバーに山下健太が加わった#25Vivac 86 MC(土屋武士/松井孝允/山下健太組)が3番手という結果になった。

スーパーGT第6戦の公式予選はこのあと午後2時30分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿公式練習結果

■GT500クラス

45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
115武藤 英紀
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS81'47.910--193.728
2100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS261'48.071 0.161 0.161193.439
319関口 雄飛
国本 雄資
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH241'48.208 0.298 0.137193.195
446本山 哲
高星 明誠
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI301'48.322 0.412 0.114192.991
536伊藤 大輔
ニック・キャシディ
au TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS341'48.408 0.498 0.086192.838
638立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS401'48.454 0.544 0.046192.756
737ジェームス・ロシター
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS601'48.508 0.598 0.054192.660
817塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS401'48.510 0.600 0.002192.657
924佐々木 大樹
柳田 真孝
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH441'48.629 0.719 0.119192.446
108松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS201'48.693 0.783 0.064192.333
116大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS501'48.918 1.008 0.225191.935
1212安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS561'49.054 1.144 0.136191.696
131松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1001'49.397 1.487 0.343191.095
1439ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS741'49.716 1.806 0.319190.539
1564中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
DL21'50.182 2.272 0.466189.733

■GT300クラス

45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
12高橋 一穂
加藤 寛規
牧野 任祐
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'58.603--176.262
265黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG-GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH401'59.360 0.757 0.757175.144
325土屋 武士
松井 孝允
山下 健太
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH661'59.369 0.766 0.009175.131
418中山 友貴
山田 真之亮
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH241'59.782 1.179 0.413174.527
54谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH501'59.875 1.272 0.093174.392
60アンドレ・クート
富田 竜一郎
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL221'59.900 1.297 0.025174.355
761井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL441'59.978 1.375 0.078174.242
826密山 祥吾
元嶋 佑弥
中野 信治
TAISAN SARD FJ AUDI R8
Audi R8 LMS ultra
YH62'00.001 1.398 0.023174.209
93星野 一樹
ヤン・マーデンボロー
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH642'00.099 1.496 0.098174.066
1031嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS402'00.124 1.521 0.025174.030
1163エイドリアン・ザウグ
横溝 直輝
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH2'00.247 1.644 0.123173.852
1288織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH302'00.251 1.648 0.004173.846
1311平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL402'00.288 1.685 0.037173.793
1421リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL462'00.417 1.814 0.129173.607
1533山野 直也
坂本 祐也
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3 R
YH2'00.565 1.962 0.148173.394
1651都筑 晶裕
新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH262'00.648 2.045 0.083173.274
179阪口 良平
吉田 広樹
GULF NAC PORSCHE 911
PORSCHE 911 GT3 R
YH2'00.880 2.277 0.232172.942
185玉中 哲二
山下 潤一郎
影山 正美
マッハ車検MC86
TOYOTA 86 MC
YH2'01.178 2.575 0.298172.516
1948高森 博士
田中 勝輝
青木 孝行
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH22'01.244 2.641 0.066172.423
20360柴田 優作
田中 篤
清原 章太
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'01.254 2.651 0.010172.408
21108峰尾 恭輔
ジョノ・レスター
竹内 浩典
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH2'01.264 2.661 0.010172.394
2260飯田 章
吉本 大樹
ドミニク・ファーンバッハー
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH2'01.411 2.808 0.147172.185
2355高木 真一
小林 崇志
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS742'01.515 2.912 0.104172.038
24111植田 正幸
鶴田 和弥
石川 京侍
エヴァRT初号機Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH2'01.840 3.237 0.325171.579
2587細川 慎弥
佐藤 公哉
飯田 太陽
triple aランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH62'02.332 3.729 0.492170.889
2630永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH42'02.352 3.749 0.020170.861
2750安岡 秀徒
久保 凜太郎
加納 政樹
ODYSSEY SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'02.483 3.880 0.131170.678
2822和田 久
城内 政樹
東 徹次郎
アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'02.696 4.093 0.213170.382
297ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH242'06.220 7.617 3.524165.625

SUPER GT

SGT:レクサスのGT500ニューモデルはLC500に!! 鈴鹿サーキットで初お披露目

GTアソシエイション(GTA)とLEXUS GAZOO Racingは8月26日、鈴鹿サーキットで記者発表会を行い、来シーズンからSUPER GT GT500クラスに、従来の「RC F」に替えて、2016年1月デトロイトモーターショーで発表した新型ラグジュアリークーペ「LC500」をベースとしたレース車両で参戦することを発表した。

「LC500」は、レクサスが2017年春頃から日本発売を予定しているフラッグシップクーペで、美しいデザインや「より鋭く、より優雅に」 をキーワードに、すっきりとして奥深い走りの実現を目指している。

GT500クラスは2017年より車両規則が変更され、モノコックの更新やダウンフォースの25%削減が図られることになっている。
それを受けて現在レクサス、日産、ホンダの3メーカーは新規則に沿って新型車両の開発に取り組んでいる。
LC500はトヨタテクノクラフトで開発が進められており、9月から実車テストを開始する予定。
日産、ホンダの新車両は最終戦もてぎで披露される予定だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

KF

KF:第5,6戦茂原 宮田莉朋が2連勝!

 2016年オートバックス全日本カート選手権KF部門の第5・6戦が7月10日、茂原ツインサーキット(千葉県)で行われ、第5・6戦ともに宮田莉朋(EXPRIT TAKAGI RACING)が優勝した。

3月に開幕したオートバックス全日本カート選手権KF部門も、今大会で折り返し地点となる5大会中3大会目の開催となった。例年は関東地方の梅雨明け時期と重なるため、灼熱の茂原と呼ばれるほど猛暑の中で開催される茂原大会だが、今年は例年よりも1週間程度早い開催時期となり、梅雨明け前の開催となった。

kf-rd5-1 kf-rd5-2 kf-rd5-3

 レースウィークに入ってからは梅雨の中休みで晴れが続いたが、タイムトライアルと第5戦の予選が行われる大会初日の土曜日には天候は一転し、第5戦の予選を翌日に順延するほどの豪雨に見舞われた。

【第5戦】 宮田莉朋待望の今季初優勝

kf-rd5-4

kf-rd5-5

kf-rd5-6

kf-rd5-7

kf-rd5-8

kf-rd5-9

kf-rd5-10

 土曜日に行われたタイムトライアルでは、菅波冬悟(SUCCED SPORTS Jr)がトップタイムをマーク、2番手には小高一斗(ADVAN HIROTEX)、3番手には高橋悠之(TONYKART R.T.J)という順位となり、タイヤメーカー3社がトップ3に入る結果となった。

 日曜日は前日の雨から一転し、茂原らしい真夏日となった。公式練習後に、前日より順延となった第5戦の予選ヒートが行われ、5番手スタートの宮田がトップでチェッカーを受け、決勝ヒートのポールポジションを獲得した。2番手には小暮ひかる(Croc Promotion)、3番手には澤田真治(EXPRIT TAKAGI RACING)、4番手には野中誠太(RICCIARDO NEXUS)という順位となった。

 決勝ヒートでは宮田がホールショットを決めるが、5番手からジャンプアップを果たした名取がすぐ後ろにつけ、2周目にはトップを奪う。その後2台は後続を突き放していき、2台の優勝争いになるかと思われたが、10周目に宮田がトップを奪い返すと名取を突き放して独走でチェッカー。2014年最終戦もてぎ大会以来遠ざかっていた、待望の優勝を飾った。2位には予選をエンジントラブルでリタイアした角田裕毅(Drago Corse)が、最後尾25番グリッドから怒涛の追い上げを果たした。3位には名取が入った。

【第6戦】宮田莉朋執念のオーバーテイク

kf-rd6-1

kf-rd6-2

kf-rd6-3

kf-rd6-4

kf-rd6-5

kf-rd6-6

kf-rd6-7

 午後に入ってさらに気温が上昇する中、第6戦の予選ヒートが行われ、午前の勢いそのままに第6戦決勝ヒートのポールポジションを宮田が獲得した。2番手には菅波が、3番手には名取、4番手には朝日と続いた。

 決勝ヒートのスタートでは、第5戦同様に好スタートの名取がホールショットを決め、名取、高橋、宮田の3台が後続を離すようにレースをリードしていく。序盤はブリヂストンタイヤを履く名取、高橋のペースが良かったが、徐々にダンロップタイヤを履く宮田のペースが上がり、10周目には宮田がトップに出る。そして3台ワンパックだったとところに、第5戦と同じく予選をトラブルで走ることができなかった角田が追いつき一気にトップへ踊りでる。その後角田と宮田は激しい攻防を繰り広げ、度々順位を入れ替えながら後続を引き離しファイナルラップへと突入する。2台の攻防はファイナルラップでも止まらない。両者横並びでファイナルラップに突入、1コーナーでインに飛び込んだ角田が前にでる。その後2つのオーバーテイクポイントを抑えた角田、このまま決するかに思えたが最終コーナーで宮田が鋭く角田インを付きトップ浮上。執念のオーバーテイクを見せて今大会2連勝を飾った。最終コーナーでインを突かれた角田は体制を崩し大きくにアウト側へと膨らむが、なんとか体制を立て直し2戦連続での2位となった。3位には高橋が入った。

 前回瑞浪大会では2戦連続2位となり、もう2位はいらないと悔しさを滲ませた宮田。優勝するために改善すべきはタイムトライアルだと語り、今大会では過去2大会よりもしっかりとまとめてみせた。その結果、2レースともに予選ヒートをトップで終え決勝ヒートのポールポジションを獲得し、悲願の優勝に向けて盤石の態勢を築いた。前からスタートさえすれば勝てると語ったその言葉通り、決勝では圧巻の走りで見事2連勝を飾った。2014年KF部門チャンピオンの存在感を改めて見せつけた茂原大会となった。

宮田莉朋のコメント
kf-rd5-11  2年前のポールトゥウィンでの2連勝が実現できたことが本当に嬉しいです。タイムトライアルを5番手で終えることができ、ドライでの走りには自信をもっていたので余裕をもってレースに臨むことができました。次の菅生は2013年からダンロップは勝てていないので、次戦までのインターバルを有効的に使って、優勝をプレゼントしたいと思います。

Download (PDF, 276KB)

Download (PDF, 179KB)

Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4) | KF

KF:第5,6戦茂原 宮田莉朋に聞く「セットアップ能力、ドライビング能力を身につけてF1に行く」

 2016年クス全日本カート選手権KF部門の第5・6戦が、7月10日に茂原ツインサーキット(千葉県)で開催される。

 ルーキー勢が勢いを見せたもてぎ大会、ベテラン勢が強さと経験を見せつけた瑞浪大会と、5大会中2大会が開催された訳だが、その表彰台に登壇したメンバーの顔触れは2大会で全く異なることとなった。シーズン折り返し地点となる第3大会の茂原ツインサーキットでは、どのようなレースが繰り広げられるのかとても楽しみだ。

 国内最高峰カートカテゴリーであるKF部門は、日本一のカートドライバーを決める一方で、フォーミュラカテゴリーへの登竜門の様相を呈してきており、フォーミュラを目指す多くのドライバーが参戦している。フォーミュラカテゴリーへのステップアップを果たすと同時に、カートを卒業していくドライバーも多いが、その一方でカートによって学べるドライビングスキルは多いと、GTドライバーがトレーニングにカートを取り入れるなど、モータースポーツにおけるカートの重要性は極めて高い。最高峰カテゴリーのKFともなると、ジュニアフォーミュラよりも遥かにマシンの挙動やコーナリングスピードは速いと言われており、今季のKF部門にはFIA-F4で走る4名のドライバーが参戦しているが、皆FIA-F4にて優秀な成績を収めていることからも、カートの重要性を窺い知ることができる。

 FIA-F4とKFに参戦するドライバーの一人が、2014年度のKF部門チャンピオンの宮田莉朋だ。日本国内のカートドライバーの頂点に立ち、フォーミュラへのステップアップを果たしてもなおカートレースの頂点に挑み続ける宮田に、カートの魅力や重要性についてや将来の夢について話を聞いてみた。

プロフィール

  • EXPRIT TAKAGI RACING(エクスプリット タカギ レーシング)
  • No.3 宮田 莉朋(みやた りとも)
  • 1999年8月10日生まれ 16歳

経歴戦歴

20044歳にてカートを始める
2006サーキット秋ヶ瀬にてレースデビュー
2007茂原5スターカップ コマー60エキスパートクラス シリーズ3位APG CUPカデットクラス シリーズチャンピオン
2008東日本ジュニアコマー60エキスパートクラス シリーズ3位茂原5スターカップ コマー60EXTクラス シリーズチャンピオン
2009東日本ジュニア カデットクラス シリーズチャンピオンNTCカップ カデットクラス シリーズチャンピオン
2010NTCカップ Sクラス シリーズ2位
2011NTCカップ ジュニアMAXクラス シリーズチャンピオンハルナカップ ジュニアMAXクラス シリーズ2位
2012JAF地方カート選手権 FS125クラス シリーズ2位
2013JAF全日本カート選手権 KF2クラス シリーズ2位
2014JAF全日本カート選手権 KFクラス シリーズチャンピオン
2015CIK FIA KF WORLD CHAMPIONSHIP 24位ASIA PACIFIC KF 2位JAF全日本カート選手権 KFクラス シリーズ3位

2016年シーズンの活動

  • FIA F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP フル参戦
  • 全日本カート選手権 KFクラス フル参戦

kf-miyata-1

kf-miyata-2

kf-miyata-3

kf-miyata-4

kf-miyata-5

kf-miyata-6

kf-miyata-7

kf-miyata-8

kf-miyata-9

カートとの出会いと魅力について

カートをはじめたきっかけはなんですか?
 4歳の時に両親に連れられて中井インターサーキットに行き、そこで体験試乗でカートに乗ったことがきっかけです。僕が夢中になっている様子を見て、カートをやらせてみようと両親が始めさせてくれました。
宮田選手にとってカートはどのような存在ですか?
 幼い頃から僕にとってはこれしかないと思えたのがカートです。そしてレースを始めたいと思わせてくれたのもカートです。カートは僕の原点であり、もっとも輝ける存在です。
カートの魅力はなんですか?
 今後上のカテゴリーに上がっていくにあたり、必要とされるドライビングスキルやバトルでのテクニックを磨くことができるのが魅力です。また、現在乗っているFIA F4より体感スピードは速いですし、接近戦ができるところも魅力のひとつです。

世界カート選手権のレベルについて

昨年、CIK-FIA 世界カート選手権のKF部門に参戦されましたが、世界最高峰カートのステージで戦ってみて世界のレベルをどのように感じましたか? また、国内カートとの違いはありましたか?
 世界選手権で戦ってみて、速さは負けないレベルにあると感じています。しかし、バトルのレベルが物凄く高いと感じました。海外のレースでは当てあいレースになるのではと思い、攻めながらも当てられないようにと臨みましたが、予想とは全く違い、当てられるようなことは無かったです。世界で走ってみて特に驚いたのは、彼らは守りのブロックラインを走っているのにも関わらず、タイムを落とさずにトップ集団と同じペースで走れているという事です。全日本であれば同じような走りをするとラップタイムが落ち、後続集団に追い付かれバトルが起きてしまうのですが、世界選手権で戦う選手は上手く守りながらもペースを落としません。その点では世界の壁を痛感しました。昨年全日本選手権にベン選手が来た際、彼が優勝しているのは速さももちろんですが、バトルが強いから独走で勝ったのだと思っています。

ステップアップをするうえでカートから得られるもの

昨年よりFIA-F4への参戦をし、今シーズンはFIA F4と全日本カート選手権KF部門の2つのカテゴリーに参戦していますが、カートの経験はフォーミュラのレースでどのように活かされていますか? またこの先、上のカテゴリーへとステップアップを果たすにあたって、カートでの経験やドライビングスキルはどのような意味を持ちますか?
 FIA F4でカートの経験が活かされていると思うのは、体感スピードがカートの方が速いことで余裕を持つことができています。例えばバトルになった時の対処や、展開の読みなどに役立っていると思います。また、今後上のカテゴリーに上がっていくうえで、カートに乗ることは体力トレーニングにもありますし、バトルのスキルアップにも繋がると考えています。

勝つための努力

数あるスポーツの中でもモータースポーツは他の競技と異なり、サーキットに行かないと練習ができず、練習時間が限られてしまうと思います。サーキットでの練習走行以外に日常生活において取り組んでいることや意識していることはありますか?
 ジムに通っての体力づくりや、常に万全の状態を維持するように体調管理をしています。また、今年からはFTRSスカラシップ生としてメンタルトレーニングの講習会も受けています。ドライビング面では、フォーミュラになるとより練習回数が少なくなってしまいますが、レーシングシュミュレーターを活用しています。週3~4日くらいの頻度でシュミュレーターに乗っています。
レースにおける勝敗を分ける”差”はなんだと思いますか? ライバルに対してその差をつける努力や取り組みはありますか?
 これをやれば勝てるというのがなにかは難しいですが、自分自身の勝つために改善すべき課題は分かっています。ですので、練習走行時にはきちんと目的を考え、練習を終えた後にはデータを解析して自分の走りを振り返り、改善するようにしています。また、レース前であれば開催地のレース動画を見て、レースのイメージをするなどの準備をしています

将来の夢と実現に向けて

宮田選手の将来の夢はなんですか?
 夢はF1ドライバーです。
F1ドライバーになるという夢を実現するためにクリアしなければならない課題はなんですか? 課題解決のためにどのような取り組みをしていますか?
 昨年FTRSのオーディションに合格することができ、今年からFTRSスカラシップを受けてFIA F4に参戦しています。夢を実現するためには結果を残すことはもちろん、メンタルやフィジカルを鍛える必要があります。僕が今レースをできているのは、たくさんの人の支えがあってのことです。そしてこの先ステップアップするのにもたくさんの人の支えを必要とします。そうした方々の期待に応える為にも、日常からレースに対する姿勢を正して取り組むことが大切だと思います。ですので、今はメンタルトレーニングの講習やフィジカルトレーニングを受け、レースに対しての取り組み方などをたくさん学んでいます。
宮田選手はどのようなドライバーになりたいですか?
 セットアップ能力、ドライビング能力の両方の知識を持っているドライバーになるのを目指しています。レースを戦う為には良い車を作ることが必要で、プロのドライバーになっていく上で、セットアップ能力が必要とされると思っています。ですので、ドライビング能力だけはなく、両方の能力を持っている選手こそ速いドライバーだと思い目指しています。
最後に2016年シーズンの意気込みと、応援してくれるファンに向けて一言お願いします。
 本年も応援して下さっている皆様、ありがとうございます。昨年同様、FIAF4、全日本カート選手権に参戦でき、とても感謝しております。皆様に早く良いご報告ができるよう一所懸命頑張りますので、引き続き応援よろしくお願い申し上げます。
Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA

Japanese F3

JF3:第5,6戦岡山 第5戦で山下健太が今季3勝目、坪井翔が2位で1-2フィニッシュ。雨天の第6戦は坪井翔が3位に入り6戦連続表彰台 (TOYOTA)

 岡山国際サーキットで全日本F3選手権の第3大会(第5戦、第6戦)が開催。第5戦は山下健太(TEAM TOM'S)が今季3勝目、坪井 翔(TEAM TOM'S)が2位でTDPドライバーが1-2フィニッシュ。雨に見舞われた第6戦では坪井が3位に入り、6戦連続表彰台獲得を果たした。

第5戦で今季3勝目を挙げた山下健太(TEAM TOM'S #36)

第5戦で今季3勝目を挙げた山下健太(TEAM TOM'S #36)

 全日本F3選手権の第3大会(第5戦、第6戦)が5月28日(土)と29日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。

 明日のトップドライバーを目指し若き才能がしのぎを削る全日本F3選手権。トヨタはTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)として今季シリーズにフル参戦している山下健太(TEAM TOM'S)と坪井 翔(TEAM TOM'S)を支援している。

 シリーズ参戦3年目、2年連続でのランキング2位で悲願のタイトルを目指す20歳の山下は、開幕の第1戦、第2戦と連続勝利。第3戦は5位に終わったものの、第4戦で2位表彰台を獲得し、ランキング首位で今大会に臨んだ。

 昨年FIA-F4の初年度チャンピオンに輝き、今季よりF3にステップアップを果たした坪井は先週21歳になったばかり。デビューイヤーの今年、開幕からの4戦でまだ勝利は無いものの、3位3回、2位2回と全レース表彰台を続けている。

 28日(土)午前10時15分より10分ずつの予選が行われた。好天で路面温度も高かった前日の練習走行とは打って変わって空を雲が覆い、時たま僅かに雨粒を感じるようなコンディション。気温、路面温度とも下がったことでタイムも上がり、第5戦の予選から上位6台がコースレコードを更新するセッションとなった。

 坪井と山下がトップを塗り替え合ったが、最後にライバルに僅かに上回られ、山下が2番手、坪井が3番手グリッド。

 10分間のインターバルの後に行われた第6戦予選では、ライバル勢が更にタイムを詰めてくる中、山下がタイムを伸ばせず4番手。坪井はタイムアップを果たし3番手と、トムスの2台が2列目に並ぶこととなった。

 第5戦の決勝(18周)は、直前に僅かに雨がぱらついたものの、ドライコンディションで午後3時45分にフォーメーションラップが開始された。

 スタートでは最前列2番手の山下が好ダッシュを見せ、首位を奪取。坪井もポールポジションの車両をかわしてこれに続き、TDPドライバーの1-2体制に。首位の山下は1周目に2位に1.7秒差を付けると、周回ごとにこの差を広げていった。

 一方、2位の坪井は後続から1秒以内の差で追撃を受けたがポジションを死守。

 山下は最終的に5秒以上の差をつけて独走しトップチェッカー。今季3勝目を挙げた。坪井も逃げ切り、2位フィニッシュで開幕から5戦連続の表彰台獲得。TDPドライバーが1-2フィニッシュを果たした。

 29日(日)は昼前から雨が降り始め、第6戦決勝レース(25周)のスタート前には路面はフルウェットに。今大会初のウェットコンディションとなり、各車ウェットタイヤを装着してコースイン。午後1時にフォーメーションラップが開始された。  水煙を上げてのスタートで、2列目からスタートした坪井と山下は、1コーナー進入から激しい順位争いを展開したが、3,4番手のまま1周目を終えた。

 坪井、山下共に急なウェットコンディションでセッティングの対応に苦しみペースが上がらず、山下は2周目に後続にかわされ6位に後退。

 坪井は後続の猛追を受けながらも懸命にポジションを守り、逃げ切って3位でフィニッシュ。6戦連続の表彰台を獲得した。

 山下は6位フィニッシュとなったが、ランキング首位の座は守った。

第5戦では山下健太(右)が優勝、坪井翔(左)が2位で続き、TDPドライバーが1-2フィニッシュ

第5戦では山下健太(右)が優勝、坪井翔(左)が2位で続き、TDPドライバーが1-2フィニッシュ

雨の第6戦で苦しみながらも3位表彰台を獲得した坪井翔(TEAM TOM'S #37)

雨の第6戦で苦しみながらも3位表彰台を獲得した坪井翔(TEAM TOM'S #37)

トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部

Japanese F3

JF3:第6戦岡山決勝会見 「序盤からハードにプッシュしましたが、最後まで楽しんでドライブできました」(#22ヤン・マーデンボロー)

優勝 #22ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)
f3-rd6-r-pc-mardenborough 3年ぶりのウェットレースでした。千代がいいスタートをしましたが、抜く自信があったので、落ち着いてオーバーテイクしました。そのあとはずっとハードにプッシュしましたが、最後まで楽しんでドライブできましたよ。
ドライでもウェットでも、レースに対する気持ちは特に変わりません。
ウェットでは過去の経験が大いに役立ちますが、ここでもGTの経験が役立ちました。
前回の鈴鹿とはクルマの仕上がりが違うし、僕も経験を積んだので、もっとうまくやる自信がありますよ。
2位 #12牧野任祐(TODA FIGHTEX)
f3-rd6-r-pc-makino 5番手からのスタートでしたが1-2コーナーの位置どりがうまく行って順位を上げることができました。雨になったので「これならいける」と思いました。
ドライコンディションに関してはまだまだ課題が多いので、一つづつ課題を解決していきたいと思います。
3位 #37坪井翔(ZENT TOM’S F314)
f3-rd6-r-pc-tsuboi 雨の用意もしていましたし、前回のテストでもウェットで走っていました。その時の感触が良かったので「雨でも戦える」って思っていたんですが、スタート大失敗してしまって、その後もペースが上がらなくて、後ろからも追い上げられてしまいました。
中盤からは徐々にペースが上がり、単独3位だったのでファステストラップを狙いに行ったんですが、ヤン選手の方が速かったです。終盤は牧野選手が見えてきたので、追いつこうと思ったんですが、序盤に離されていたので取り戻せませんでした。
クルマも、僕のドライビングも、序盤はうまくコンデイションに合わせられませんでした。
良い週末ではなかったけど、遅い中で表彰台に上がれたので、シリーズを考えたらよかったと思います。
Nクラス優勝 #78片山義章(Petit LM Racing)
f3-rd6-r-pc-katayama スタートはうまく行ったんですが、前がストールしていたので、危ないと思ってアクセルを抜いてしまいました。でも慣れ親しんだコースなので、いつも通り走ったらこういう結果になりました。
視界は悪かったんですが、テールランプが見えたので、普通にレースできました。
鈴鹿は岡山の次に走り込んでいるコースなので、まだ勝ち続けたいと思います。
Nクラス2位 #30DRAGON(B-MAX)
f3-rd6-r-pc-dragon 昨日もアクシデントでチャンスを失ってしまって、どうも流れを引き寄せられません。今日は雨のレースなので、クラッシュしないことを前提に走りました。序盤は本当にクルマがあってなくて、片山くんに追い上げられてしまいましたが、全然勝負になりませんでした。
シーズンを通して結果的に2位が最高位ですけど、毎回1回はトップを走れているので、きっとチャンスはあると思います。これから来る暑くて難しいコンディションの中で、チャンスをものにしたいですね。
Nクラス3位 #10岡崎善衛(Glocal アルビ TLM)
f3-rd6-r-pc-okazaki 前で5号車がピットに入ったので3位に上がって、なんとか最後まで残ることができました。
周りでいろいろ起きている中、初めての岡山で雨のレースで、どう走っていいのかわからなかったので、とにかく前のクルマを見ながら走っていました。
後ろから追い上げてきたクルマと前のクルマに挟まれるような格好になったので、なかなか抜く抜かないの状態にはなれませんでした。
前回の鈴鹿は全然レースになりませんでしたが、だいぶ経験も積んだので、もっと良くなると思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第6戦岡山決勝 #22マーデンボローが待望のF3初優勝!!

f3-rd6-r-start3

f3-rd6-r-37vs2

f3-rd6-r-22

f3-rd6-r-12

f3-rd6-r-37

f3-rd6-r-78

f3-rd6-r-30

f3-rd6-r-10

f3-rd6-r-22-finish

f3-rd6-r-podium-winner

f3-rd6-r-podium

f3-rd6-r-podium-n

待ちに待った初勝利!!
5月29日に岡山国際サーキットで行われた全日本F3選手権第6戦の決勝レースは、ポールポジションからスタートした#22ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が2位以下を25秒8突き放し今季初優勝を達成した。
Nクラスは#78片山義章が今季5勝目を挙げた。

第6戦決勝は午後1時より25周で行われた。
スタート前に行われたピットウォークの途中から小雨が降り始めたため、全車ウェットタイヤを装着しての走行。このことがこれまでの4戦とは全く異なる展開を演出した。

ホールショットを奪ったのは2番手スタートの#23千代勝正(B-MAX NDDP)。ポールポジションのマーデンボローは出遅れて一時は3位に後退したものの、すぐさま追い上げに転じ、バックストレートで早くも千代のインに並びかけて、ヘアピンで激しいブレーキング競争に持ち込んだ。
ここで千代は痛恨のオーバーラン、これに後続の#21高星明誠(B-MAX NDDP)も巻き込まれる形でスピンしてしまい、揃って後方に沈んでしまった。
この間に4位を走行していた#12牧野任祐(戸田レーシング)はヘアピンで#36山下健太(トムス)をアウトからかわして2位に浮上。
3位#37坪井、4位#36山下、5位#2石川京侍(戸田レーシング)の順でオープニングラップを終えた。

しかし今日のトムス勢はペースが上がらない。ウェットコンディションへの対応が今ひとつうまくいってなかったようだ。
山下は2周めに石川の先行をも許し、坪井も牧野のペースについていけないでいる。
4位に浮上した石川は坪井の背後に迫り、隙を窺っていたが、9周目のヘアピンで痛恨のオーバーラン、逆に#7阪口晴南の先行を許してしまう。
石川はその後も順位の挽回を狙い、トップのマーデンボローにも劣らないハイペースで阪口を追い上げたが、19周目のアトウッドで2度目のコースオフを喫してしまい、万事休す。

こうした中、トップのマーデンボローは序盤から後続を突き放し、1周1秒以上の差を牧野につけて25周を走りきり、待望の初勝利をものにした。
2位にはこれがF3初表彰台となる牧野、坪井は今季6戦すべてで表彰台に上がった唯一のドライバーとなった。

Nクラスは予選トップの片山が今季5勝目。
スタートでは目の前でストールしたクルマを回避しようとスロットルを戻したために出遅れた片山だったが、隅々まで知り尽くした岡山でのレースとあって、その後は落ち着いて前車を追い上げ、瞬く間にトップを奪い返してそのまま逃げ切った。
2位は#30DRAGON(B-MAX)、#10岡崎善衛が3位を獲得して第1戦鈴鹿以来の表彰台をものにした。

次戦の舞台は今季2度目の鈴鹿サーキット。
スーパー耐久との併催で6月11-12日に行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第6戦岡山決勝結果

SUPER FORMULA Rd.2 -RIJ- (2016/05/29) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
1221ヤン・マーデンボローB-MAX NDDP F3
Dallara F314
Volkswagen A412543'24.904
2122牧野 任祐TODA FIGHTEX
Dallara F314
TODA TR-F3012525.803
3373坪井 翔ZENT TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ312530.032
474阪口 晴南HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D2532.988
525石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3012533.954
6366山下 健太ZENT TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ312559.887
787大津 弘樹HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D251'00.773
8218高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F312
Volkswagen A41251'22.259
9239千代 勝正B-MAX NDDP F3
Dallara F315
Volkswagen A41251'43.630
1078N1片山 義章Petit LM Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE241Lap
1130N2DRAGONB-Max Racing F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE241Lap
1210N3岡崎 善衛GlocalアルビTLM
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE232Laps
13*5N4アレックス・ヤンALEX YANG Hanashima F3
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE232Laps
---- 以上規定周回数(90% - 22Laps)完走 ----
-9N-廣田 築アルビレックスF306TLM
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1015Laps
-3-三浦 愛EXEDY B-Max F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31817Laps
-2811山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
TOYOTA TOM'S TAZ31-23Laps
  • Fastest Lap: CarNo.22 ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3) 1'42.917 (23/25) 129.530km/h
  • CarNo.5は、2016全日本F3選手権統一規則第31条7.(スタート手順違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

Japanese F3

JF3:第6戦岡山公式予選 #22マーデンボローが連続ポールを達成

マーデンボローダントツの速さ!
全日本F3選手権第6戦の公式予選が5月28日、岡山国際サーキットで行われ、#22ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が1’20.990を叩き出し、2戦連続、今季3度目のポールポジションを獲得した。
Nクラスは現在ランキングトップの#78片山義章(Petit LM Racing)がトップだった。

f3-rd6-q-22 f3-rd6-q-23 f3-rd6-q-37 f3-rd6-q-78 f3-rd6-q-30 f3-rd6-q-9

マーデンボローの速さが止まらない。
第5戦でコースレコードを大幅に上回るタイムを叩き出したこのルーキーは、第6戦の予選が始まっても最初のアタックで1’21.165と早くも第5戦のポールタイムを上回ると、次の周回では1’20.990とただ一人1分20秒台を記録、他をまったく寄せ付けない走りで2戦連続でポールポジションを獲得。
チームメイトの#23千代勝正も1’21.335で続き、B-MAX NDDPがフロントローを独占と、富士大会に続いて好調ぶりを見せた。
3番手には#36山下健太、4番手には坪井翔とトムス勢が続き、#12牧野任祐(戸田レーシング)、#21高星明誠(B-MAX NDDP)、#2石川京侍(戸田レーシング)までの7人が1分21秒台のタイムを記録した。

Nクラスは#78片山が走り慣れたホームコースという強みを生かし、2位以下を1.3秒突き放す1’24.677を記録、2番手には#30DRAGON(B-MAX)がつけた。

第6戦決勝は今日午後3時45分より18周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第6戦岡山公式予選結果

SUPER FORMULA Rd.2 -RIJ- (2016/05/28) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 6 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
122ヤン・マーデンボローB-MAX NDDP F3
Dallara F314
Volkswagen A41R1'20.990--164.598
223千代 勝正B-MAX NDDP F3
Dallara F315
Volkswagen A411'21.335 0.345 0.345163.900
337坪井 翔ZENT TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'21.414 0.424 0.079163.741
436山下 健太ZENT TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'21.452 0.462 0.038163.664
512牧野 任祐TODA FIGHTEX
Dallara F314
TODA TR-F3011'21.693 0.703 0.241163.182
621高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F312
Volkswagen A411'21.752 0.762 0.059163.064
72石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011'21.803 0.813 0.051162.962
87阪口 晴南HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D1'22.114 1.124 0.311162.345
93三浦 愛EXEDY B-Max F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'22.436 1.446 0.322161.711
108大津 弘樹HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D1'22.491 1.501 0.055161.603
1128山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
TOYOTA TOM'S TAZ311'23.177 2.187 0.686160.270
1278N片山 義章Petit LM Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'24.677 3.687 1.500157.431
1330NDRAGONB-Max Racing F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'25.960 4.970 1.283155.081
149N廣田 築アルビレックスF306TLM
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'26.098 5.108 0.138154.833
1510N岡崎 善衛GlocalアルビTLM
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'26.329 5.339 0.231154.419
165Nアレックス・ヤンALEX YANG Hanashima F3
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'26.487 5.497 0.158154.136
---- 以上基準タイム(1'29.371)予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'21.171)を更新しました。

スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿 BRP★J‘S RACINGフィット、昨年の雪辱を晴らし有終の美を飾る (J'S RACING)

st-rd6-js-01

st-rd6-js-02  今年の最終戦はJ’S RACINGの地元、ホームコースでもある鈴鹿サーキットです。昨年の鈴鹿は優勝を逃してしまい、ホームコースでのレースで悔しい結果となりました。今年は有終の美を飾り、昨年の雪辱を晴らすべく、必勝を誓って最終戦に望みます。

●大野選手のレースリポート

■金曜・練習走行

st-rd6-js-03  昨年まで鈴鹿でのスーパー耐久はWTCCとの併催で変則的なレースでしたが、今年はS耐のみとなり、なんと4年ぶりに全クラス混走の3時間耐久レースとなりました。シリーズチャンピオンは決まっていますが、全力で最終戦を闘います。

 ドライバーは私と梅本選手に加え、前戦でも活躍してくれた赤星選手との3人で挑みます。

 最終戦鈴鹿は木曜日の走行枠が無く、金曜日フリー走行からのスタートとなりました。

 残念ながら同じチームの19号車が前回岡山でのクラッシュにより全損になった為、急遽昨年使用していた旧モデルGE8・FIT2での参戦となりました。

 今回の最終戦では19号車のシリーズ2位が掛かっており、必要があれば19号車のサポートも行います。

 3時間の占有走行では梅本選手、赤星選手と決勝を想定したロングスティントでの走行でセッティングを煮詰めていきます。全てのドライバーが2分32秒~33秒位でLAP出来る事を確認し、決勝に備えました。

 チーフエンジニアの飛澤さん、チーフメカニックの福條さんとの打ち合わせも順調で、車のセットアップも短時間で確実に進化していきます。素晴らしい体制です。

■土曜・予選

st-rd6-js-04  予選日の土曜日を迎えました。私の出番、Aドライバー予選です。ターゲットタイムは昨日のフリー走行でマークした2分31秒7を上回る2分31秒前半を狙います。

 1周約5.8kmと長く、高速コーナー主体の鈴鹿サーキット。タイヤの発熱が思ったより早く、計測が始まって2周目にアタックを敢行しました。1コーナーからS字にかけてはグリップがまだ完全では無い状態でしたが、逆バンクあたりから最大グリップを得られたのでミスの無いよう、さらに攻め込んだアタックを続けます。130Rは安全マージンを取り、ボトム速度を2km/h落して確実に決めました。その結果、2分30秒723と、31秒を切ってコースレコードを樹立する事が出来ました!

 他チームが34秒台と苦戦していたのでBドライバー予選に向けて大きなアドバンテージが築けました。

 続いては前回岡山ではコースレコードを獲って波に乗っている梅本選手の出番です。Aドライバー予選でライバルチームと3秒以上マージンがあったので無理なアタックはせず、確実にタイムを刻んで2分33秒386と見事ポールポジションを奪取いたしました!

 Cドライバーは赤星選手です。グリッドに関係ないC予選と言っても手は緩めません。トップタイムを狙って新品タイヤでのアタックです。鈴鹿の走行は久しぶりとなる赤星選手でしたが、周回を重ねる度にタイムを上げていき、2分33秒771でクラストップタイムをマークしました。

日曜日・決勝 3時間耐久レース

 いよいよ2015年の最終戦、3時間レースのスタートです。スタートドライバーは私が担当致しました。ポールポジションからのスタート、これまで何度も戦った#2号車の山田英二選手との一騎打ちです。

 1周目に上位クラスの車がハーフスピンし、回避した瞬間に#2山田選手に先行を許しましたがそのままぴったりと着いて行く作戦に。そのまま2台とも2分32秒台周回を重ね、後方を大きく離していきます。私は2番手から様子を伺い、無駄にタイヤを消耗させないようにコントロールしながら付いて行きました。

 13周目、シケインの落下物回収の為にセーフティカーが入り、さらにセーフティカーランが明けた直後に130Rで大きなクラッシュが発生。その時点でクラストップ走行中でしたが、後の事を考え20LAPした所で赤星選手にバトンを渡しました。

st-rd6-js-05  ここで私の2015年度スーパー耐久レースでの出番は終わり、後は赤星選手、梅本選手に託します。

 しかし、セーフティカーラン終了後、ピット信号違反で10秒のペナルティを受けてしまい、一時最下位まで落ちてしまいました。

 梅本選手から「諦めずにもう一度勝利目指してがんばろう!」と作戦を立て直し、赤星選手も安定した周回を刻んで3位まで浮上。18周後に梅本選手に交代しました。

 その時点でトップとの差は110秒。半場諦めていた私でしたが、ここからの梅本選手の追い上げは凄かった! まさに鬼神のような走りで自身の予選タイムを上回るラップでトップを捕らえます。35周目にはトップに返り咲き、最終的にはその差を7秒まで広げチェッカーを受けることが出来ました!

■最後に

 チームメイトを信じ、メカニックを信じ、最後まで諦めずに攻め続ける梅本選手に感動しました。そして勝利をもぎ取ったのです! 男泣きしました。感動しました。

 2015年も大変多くの方々に支えられ、最後まで戦い抜くことが出来ました。チーム代表奥村選手、J'S RACING会長梅本選手、そして奥様、スポンサー様をはじめ、応援に駆けつけて頂いたファンの皆様、チーフエンジニア飛澤さん、メカニック、サポートメンバーの皆様、支えてくれた大切な家族。2年連続チャンピオン感謝感激です! 本当にありがとう御座いました。

 今年を振り返ってみると全6戦中、ポール5回、優勝5回、2位1回と信じられない結果でした。これも常に車を速くする事を考えてくれたエンジニア、メカニック、セットアップに大きく貢献してくれた井入選手、海外から参戦してくれたチャールズ選手、沢山の方々の支えで掴んだ勝利でした。ありがとうございました!

 来シーズンの事は現時点ではまだ何も決まっていませんが、また同じメンバーで戦える事を望んでいます。来年度も精進してまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

 皆様のご声援のおかげで最終戦もポール・トゥ・ウィンと最高の結果となりました。2015年はライバルが速さを増す中、最終戦を待たずしてチャンピオン獲得。全6戦中5勝と昨年を超える成績を残すことができました。

 本年もご声援ありがとうございました。2016年の体制は現時点で未定ですが、決まり次第ホームページやプレスリリースにて発表させていただきます。

 今後共J‘S RACINGへのご声援をよろしくお願いいたします。

st-rd6-js-06 st-rd6-js-07 st-rd6-js-08 st-rd6-js-09 st-rd6-js-10 st-rd6-js-11

J'S RACING 大野尊久

スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿フォトギャラリー

st_suzuka_001 st_suzuka_002 st_suzuka_003 st_suzuka_004
st_suzuka_005 st_suzuka_006 st_suzuka_007 st_suzuka_008
st_suzuka_009 st_suzuka_010 st_suzuka_011 st_suzuka_012
st_suzuka_013 st_suzuka_014 st_suzuka_015 st_suzuka_016
st_suzuka_017 st_suzuka_018 st_suzuka_019 st_suzuka_020
st_suzuka_021 st_suzuka_022 st_suzuka_023 st_suzuka_024
st_suzuka_025 st_suzuka_026 st_suzuka_027 st_suzuka_028
st_suzuka_029 st_suzuka_030 st_suzuka_031 st_suzuka_032
st_suzuka_033 st_suzuka_034 st_suzuka_035 st_suzuka_036
st_suzuka_037 st_suzuka_038 st_suzuka_039 st_suzuka_040
st_suzuka_041 st_suzuka_042 st_suzuka_043 st_suzuka_044
st_suzuka_045 st_suzuka_046 st_suzuka_047 st_suzuka_048
st_suzuka_049 st_suzuka_050 st_suzuka_051 st_suzuka_052
st_suzuka_053 st_suzuka_054 st_suzuka_055 st_suzuka_056
st_suzuka_057 st_suzuka_058 st_suzuka_059 st_suzuka_060
st_suzuka_061 st_suzuka_062 st_suzuka_063 st_suzuka_064
st_suzuka_065 st_suzuka_066 st_suzuka_067 st_suzuka_068
st_suzuka_069 st_suzuka_070 st_suzuka_071 st_suzuka_072
st_suzuka_073 st_suzuka_074 st_suzuka_075 st_suzuka_076
st_suzuka_077 st_suzuka_078 st_suzuka_079 st_suzuka_080
st_suzuka_081 st_suzuka_082 st_suzuka_083 st_suzuka_084
st_suzuka_085 st_suzuka_086 st_suzuka_087 st_suzuka_088
st_suzuka_089 st_suzuka_090 st_suzuka_091 st_suzuka_092
st_suzuka_093 st_suzuka_094 st_suzuka_095 st_suzuka_096
st_suzuka_097 st_suzuka_098 st_suzuka_099 st_suzuka_100
st_suzuka_101 st_suzuka_102 st_suzuka_103 st_suzuka_104
st_suzuka_105 st_suzuka_106 st_suzuka_107 st_suzuka_108
st_suzuka_109 st_suzuka_110 st_suzuka_111 st_suzuka_112
st_suzuka_113 st_suzuka_114 st_suzuka_115 st_suzuka_116
st_suzuka_117 st_suzuka_118 st_suzuka_119 st_suzuka_120
st_suzuka_121 st_suzuka_122 st_suzuka_123 st_suzuka_124
st_suzuka_125 st_suzuka_126 st_suzuka_127 st_suzuka_128
st_suzuka_129 st_suzuka_130 st_suzuka_131 st_suzuka_132
st_suzuka_133 st_suzuka_134 st_suzuka_135 st_suzuka_136
st_suzuka_137 st_suzuka_138 st_suzuka_139 st_suzuka_140
st_suzuka_141 st_suzuka_142 st_suzuka_143 st_suzuka_144
st_suzuka_145 st_suzuka_146 st_suzuka_147 st_suzuka_148
st_suzuka_149 st_suzuka_150 st_suzuka_151 st_suzuka_152
st_suzuka_153 st_suzuka_154 st_suzuka_155 st_suzuka_156
st_suzuka_157 st_suzuka_158 st_suzuka_159 st_suzuka_160
st_suzuka_161 st_suzuka_162 st_suzuka_163 st_suzuka_164
st_suzuka_165 st_suzuka_166 st_suzuka_167 st_suzuka_168
st_suzuka_169 st_suzuka_170 st_suzuka_171 st_suzuka_172
st_suzuka_173 st_suzuka_174 st_suzuka_175 st_suzuka_176
st_suzuka_177 st_suzuka_178 st_suzuka_179 st_suzuka_180
st_suzuka_181 st_suzuka_182 st_suzuka_183 st_suzuka_184
st_suzuka_185 st_suzuka_186
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿 DENSO Le Beausset RC350、4位入賞もピットでのアクシデントであと一歩のところで表彰台を逃す (Le Beausset)

st-rd6-lb-1

 ル・ボーセモータースポーツが今年新たに挑む、スーパー耐久シリーズの第6戦が鈴鹿サーキット(三重県)で10月24日(土)〜25日(日)に開催された。激戦区として知られるST-3クラスに挑む「DENSO Le Beausset RC350」はデビューウィンを果たして以来、リタイアなく入賞を重ね続け、着実に進化を遂げつつある。今季最後の戦いの場は、国内のみならず国際的にも屈指のドライバーズサーキット。

 今回も3人体制で挑み、嵯峨宏紀、山下健太、中山雄一のチームワークの良さは、前回のレースで実証済。また、それぞれ得意と公言してはばからないコースでもあるだけに、今季最後の戦いを、初年度の集大成とすることが大いに期待された。

予選 10月24日(土) 天候/晴れ コース状況/ドライ

 今回のレースに臨むにあたり、チームは事前にスポーツランドSUGOでのテストを実施。主に足まわりのセットを試すことによって、これまで抱えていたアンダーステア症状がかなり解消されるようになっていた。金曜日には1時間ずつ3セッションの専有走行が行われ、そのうちセッション2は温度の上昇によって全体的にタイムは伸び悩んでいたものの、セッション1で記したベストタイム、2分18秒613はセッションを重ねるごとにタイムを縮め、最終セッションでベストタイムをコンマ1秒縮めた。さらに土曜日には30分間のウォームアップが行われ、ここでは2分18秒318をたたき出し、前日をさらに上回るタイムを記録した。前日のさまざまなトライが、しっかりと実を結んでいることを証明した。

 今回もAドライバー予選は、嵯峨が担当。最初のアタックで2分18秒701をマークし、続けていったアタックでさらにタイムを縮め、クラス6番手につけたことからタイヤへの負担を考慮し、早々とピットに戻ることに。

 そして、今回のBドライバー予選を担当したのは山下。コンディションの向上が確認できたこともあって、より入念にウォームアップを行なった後、一発で2分16秒856をマーク。4番手につけることとなる。

 その結果、タイム合算で決められる「DENSO Le Beausset RC350」のグリッドは、クラス5番手に決定。そして、その後に行われたCドライバーのセッションには中山が挑み、決勝を見据えたセッティングでマークした2分18秒932は3番手に相当。上々の手応えを掴むこととなった。

st-rd6-lb-2 st-rd6-lb-3

決勝 10月25日(日) 天候/晴れ コース状況/ドライ

 土曜日早朝に行われたフリー走行は、金曜日までの爽やかな青空はどこへやら。晴れ間も見えるが、風の強い一日となった。ここで試されたのは、もちろん決勝セット。いかにコンスタントに走り続けられるか、特に足まわりにはいくつかのメイク&トライが行われ、走行は順調に進んだ。

 そして、正午過ぎには、いよいよ決勝レースのスタート進行が開始。さまざまな個性に満ちた車両がずらりと並ぶ様子は、いつ見ても壮観の一言だ。今回、最初に「DENSO Le Beausset RC350」のステアリングを握るのは中山。1周のローリングラップの後、グリーンシグナルの点灯とともに、それぞれ一斉に加速していく。スタート後6番手となるが、前を行く車両から大きく遅れることなく、逆転の機会をうかがいつつ周回を重ね、そして15周目には5番手に浮上する。

 その頃、130Rでアクシデントが発生していたため、SC(セーフティーカー)がコースに入り、これに合わせて16周目に山下へのドライバー交代が行われることとなる。ところが、同じタイミングで多くの車両が戻ってきたためピットは混乱を来たし、中山が通り過ぎてしまうハプニングが発生。スタッフによってマシンは押し戻されたが、停止した場所に給油ホースが届かず、タイヤ交換を4本とも終わらせた後、車両を動かして給油を行った。このピット作業の間に、ピットレーン出口では赤信号が灯され、隊列の通過を待つことになってしまう。

 そのため、トップから1周遅れの7番手にまで後退するが、SCラン明けに一台がクラッシュして6番手に。さらに二度目のSCラン中にドライバー交代を行った車両があったため、25周目に山下はひとつポジションを上げる。さらに36周目にはトラブルを抱えた車両の後退で4番手まで浮上。このポジションを保って48周目に、嵯峨に最後のバトンを託すこととなった。

 しかし、前はもちろん、後ろにも大きな周回差があることでライバルが存在しない状態であったが、嵯峨はコンスタントにラップを刻みながら、攻めの走りを見せてくれた。そして3時間を経過し、67周を走破したところでチェッカーが。「DENSO Le Beausset RC350」は4位入賞を果たすこととなった。

st-rd6-lb-4 st-rd6-lb-5 st-rd6-lb-6 st-rd6-lb-7

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)
 今回は走行時間が少ない中でも上位争いが出来る感触があったが、コンスタントに上位と絡むには、クルマのスピードと人間の経験が足りない。我々にはやるべきことが沢山残されている。来年の開幕までの5ヶ月間の日々は、ハードワークが続く。
Driver 嵯峨宏紀(koki Saga)COMMENT
 今回はレースの後半を担当することになったので、タイヤの空気圧を落とし目で行って、ペースはそんなに悪くなかったんです。ただレースの終盤でクラスちがいの車両と接触してしまった影響で、タイヤにバイブレーションが発生してしまったので、安全策をとりペースを落として走りました。4位のチェッカーは悔しいですが、表彰台まであと一歩。チームとして今年新たに挑んだスーパー耐久で得たことはたくさんあります。課題も見つけられましたし、来年は再び表彰台へあがります。
Driver 中山雄一(Yuichi Nakayama)COMMENT
スタートを担当した僕は、最初ロングの予定たっだので、集団についていきながらタイヤを労って走ることを意識しました。ただ、途中の早い段階でSCが入ったので、予定よりも早くピットに戻ることになって、そのときすごくピットが混雑していて、自分のピットを見失ってしまったんです。気づいたときにはちょっと通りすぎてしまっていて…。今後のレースではそういうことが起きないように、自分が気をつけなくてはいけないですし、みんなで改善していけたらいいな、と思います。
Driver 山下健太(Kenta Yamashita)COMMENT
 僕がコースに入ったときにはすでに周回遅れになっていて、とにかく追い上げることをあきらめずに走りました。その中でSCが入ったり、トラブルの車両が出たりして、だんだんと状況も向いてきたりして…。次の嵯峨選手へのバトンをつなぐために、自分としてもベストを尽くせました。
Le Beausset Motorsports

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第6戦もてぎ決勝 川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)がポールトゥウィンでシリーズチャンピオン獲得

 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第6戦は10月25日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で決勝を行い、62号車 川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が20分49秒155で優勝を飾り、2015年シリーズチャンピオンを獲得した。

sfjm-rd6-r-start

sfjm-rd6-r-63vs19

sfjm-rd6-r-63vs62-lap2

sfjm-rd6-r-62ot63-lap3

sfjm-rd6-r-finish

sfjm-rd6-r-62

sfjm-rd6-r-63

sfjm-rd6-r-66

sfjm-rd6-r-winner-kota

sfjm-rd6-r-podium

sfjm-rd6-r-podium-s-fight

sfjm-rd6-le-beausset

 ツインリンクもてぎは澄み渡る快晴の中、12時よりフォーメーションラップを開始。

 シグナルブラックアウトからスタートするとポールポジションの川合孝汰は無難にスタート。

 その後方で川合孝汰とチャンピオンを争う3番グリッドの63号車・武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が絶妙なスタートで2番グリッドの19号車・徳升広平(ZAP SPEED 10V ED)をオーバーテイクし2位で1コーナーに飛び込む。

 更に2周目の1コーナーに63号車・武村和希がトップで飛び込む。序盤にスパートし勝負をかけている様だ。

 しかし62号車・川合孝汰は3周目にトップを奪還。チャンピオン争いはル・ボーセ同士の激しいぶつかり合いとなる。

 その後前日のフリー走行でトップタイムを取り予選でも2位に食い込む好調ぶりをみせていた19号車・徳升広平は本調子ではないのかトップグループから少しずつ遅れ始め、66号車・飛田陽宏(Deep-R・10V関口ED)に3位のポジションを明け渡す。

 更に3位争いのグループに加わっていた8号車・飯嶋郁陽(ZAP SPEED ED)が7周目にスピンした模様で6位までドロップしてしまった。

 その後トップ川合孝汰はリードを広げ、2位武村和希、3位飛田陽宏のオーダーでファイナルラップに突入。

 そのままのオーダーでフィニッシュし62号車・川合孝汰が優勝を飾り、2015年のシリーズチャンピオンを自らの手で決めた。

 2位には63号車・武村和希が入り、地元ル・ボーセがワンツーフィニッシュ。

 3位には66号車・飛田陽宏、4位に20号車・鶴賀義幸(ZAP SPEED 10VED)、5位に徳升広平が入った。

川合孝太選手のコメント
 「シーズン序盤はポールポジションを取りながらなかなか勝てませんでしたが、レースを重ねて行くうちに慣れてきて余裕が出て来ました。カートトレーニングも取り入れて体力向上とレース感を磨きカート時代の大きいレースを思い出しながらレース運びをしていました。前から2位ばかりだったけど、両親にやっと恩返し出来たかな?」
武村和希選手のコメント
 「僕はスタートと序盤のタイヤが冷えてる時が得意で今日も序盤に勝負をかけました。絶妙なスタートが切れ序盤ペースを上げてトップに立てましたが、路面に対応できずペースを上げきれませんでした。シリーズ2位にはなりましたが同じチームの川合選手とはよきライバルとしてお互いに切磋琢磨出来たと思います」

 これにてスーパーFJもてぎシリーズの2015年シーズンは全日程を終了した。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第6戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2015/10/25) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJもてぎシリーズ Round 6 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
162川合 孝汰ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH1020'49.155
263武村 和希ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH102.533
366飛田 陽宏Deep-R・関口10VED
TOKYO R&D RD10V
YH1015.369
420鶴賀 義幸ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
YH1018.971
519徳升 広平ZAP SPEED 10VED
TOKYO R&D RD10V
YH1021.650
68飯嶋 郁陽ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
YH1026.831
780片岡 聡NRS KK-SⅡ ED
MYST KK-S2
YH1028.001
811キム ドンホDreamRacer109ED
ZAP F109
YH101'14.931
916芳賀 靖KRacモータースポーツ
WEST 07J
YH101'20.885
---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ----
-38河瀬 達志Sウィンズkob★EDKKS2
MYST KK-S2
YH19Laps
  • Fastest Lap: CarNo.62 川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC) 2'03.905 (8/10) 139.50km/h

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第6戦もてぎ公式予選 川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)がポールポジション

 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第6戦は10月25日ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で公式予選を行い、62号車 川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が2分03秒876で今期5度目のポールポジションを獲得し、シリーズチャンピオンに一歩近付くアドバンテージを得た。

 ツインリンクもてぎはスッキリ晴れ渡る青空の下、午前9時00分より20分間にわたり公式予選が行われた。

 第5戦を終えてのポイントランキングは1位:62号車 川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)66pt、2位:63号車 武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)64pt、3位は19号車徳升広平(ZAP SPEED 10VED)53pt。ポールポジションで1pt優勝で15ptが与えられる為、この上位3人が2015シリーズチャンピオンを目指し今日の最終戦に挑む。

sfjm-rd6-q-63-62-train

sfjm-rd6-q-62

sfjm-rd6-q-19

sfjm-rd6-q-63

 ツインリンクもてぎのアナウンスによると8時半頃の気温が13℃弱、路面温度が18℃という事で予選終盤にタイムアタックが本格化しそうなコンディション。

 序盤はチャンピオンを争う地元ル・ボーセの63号車・武村和希と62号車・川合孝汰が引っ張り合ってタイムアップを狙う。それに対抗するZAP SPEED勢は隊列を組まずにそれぞれがアタックを開始。

 コンディションから予想された通り、終盤にかけて各車タイムアップ。7周目あたりに各車最速ラップを記録するが9周目に62号車 川合孝汰が一人2分3秒台に入れトップタイムを更新。ポールポジションで1ptを獲得しチャンピオン獲得への貴重なアドバンテージとなった。

 2位は19号車・徳升広平で2分04秒117でル・ボーセの2台の間に割り込んだ。3位は63号車・武村和希で2分04秒352。この3人にシリーズチャンピオンの可能性があり、決勝での熾烈な争いが楽しみだ。

 以降4位66号車・飛田陽宏(Deep-R・10V関口ED)、5位8号車・飯嶋郁陽(ZAPSPEED・ED)と続いた。

 最終戦となる第6戦決勝は上記順位のグリッド順で本日10月25日、12時より10周で行われる。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第6戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2015/10/25) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJもてぎシリーズ Round 6 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/hLap
162川合 孝汰ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
2'03.876--139.5349/10
219徳升 広平ZAP SPEED 10VED
TOKYO R&D RD10V
2'04.117 0.241 0.241139.2637/10
363武村 和希ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
2'04.352 0.476 0.235139.0007/10
466飛田 陽宏Deep-R・関口10VED
TOKYO R&D RD10V
2'04.420 0.544 0.068138.9247/10
58飯嶋 郁陽ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
2'04.912 1.036 0.492138.3777/10
620鶴賀 義幸ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'05.190 1.314 0.278138.0709/10
780片岡 聡NRS KK-SⅡ ED
MYST KK-S2
2'05.566 1.690 0.376137.6567/10
838河瀬 達志Sウィンズkob★EDKKS2
MYST KK-S2
2'07.746 3.870 2.180135.3077/10
911キム ドンホDreamRacer109ED
ZAP F109
2'10.550 6.674 2.804132.4018/9
1016芳賀 靖KRacモータースポーツ
WEST 07J
2'11.528 7.652 0.978131.4176/8
---- 以上基準タイム(130%- 2'41.349)予選通過 ----

スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿決勝 ST-Xクラスのガミさん/星野一樹/吉田広樹組が今季初優勝、ST-3クラスは長島正明/田中徹/田中哲也組が、ST-4クラスは番場琢/服部尚貴/平沼貴之組がチャンピオンを決める

 スーパー耐久シリーズ第6戦は25日、三重県の鈴鹿サーキットで3時間の決勝を行い、セーフティーカーが3度入る波乱のレースを制したST-Xクラス・GTNET ADVAN C-WEST GT-Rのガミさん/星野一樹/吉田広樹組が73周・3時間1分29秒531で総合優勝を飾った。

st-rd6-r-start-gr1-t st-rd6-r-start-gr2-t

 午後1時、鈴鹿の上空は晴れ渡り、肌寒い風が吹く中、3時間レースのローリングラップが始まった。

st-rd6-r-sc-t

st-rd6-r-1-t

st-rd6-r-16-m

st-rd6-r-3-m

st-rd6-r-yoshida-t

st-rd6-r-59-t

st-rd6-r-20-m

st-rd6-r-6-m

st-rd6-r-39-t

st-rd6-r-38-m

st-rd6-r-15-m

st-rd6-r-93-t

st-rd6-r-52-t

st-rd6-r-13-m

st-rd6-r-69-t

st-rd6-r-2-m

st-rd6-r-17-m

 スタートを制したのはST-Xポールポジション・永井宏明/佐々木孝太/佐藤敦組(ARN AMG SLS GT3)の永井。以下、予選順位どおりに星野敏/藤井誠暢/高星明誠組(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)の高星、ガミさん/星野一樹/吉田広樹組(GTNET ADVAN C-WEST GT-R)の星野、飯田太陽/小林崇志/テツオ・オギノ組(ケーズフロンティアDirection Racing GT3R)の飯田、ユーク・タニグチ/峰尾恭輔/元嶋佑弥組(ENDLESS・ADVAN・BMW)の元嶋と続く。

 しかし永井のペースが上がらず、2周目の1コーナーで高星に、4周目の1コーナーで星野、白井剛/青木孝行/藤波清斗組(MACH MAKERS GT-R)の青木にパスされ4位にドロップダウン。

 ここでトップに立った高星にトラブルが襲う。5周目に右リアタイヤがバーストしてピットインしてタイヤを交換。しかしそのタイヤも長く持たず再び16周目の130Rでバースト。破片がコース上に散乱したため、セーフティーカー(SC)が導入されることとなった。

 SCは20周を回ってピットイン。21周目からレースは再開されたが、トップが23周目を走行中、ST-4クラスの松井猛敏/中島保典/黒澤琢弥組(孚海國際×SPOON S2000)の黒沢と蒲生尚弥/井口卓人/松井孝允組(TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86)の松井が130R立ち上がりで接触して激しくクラッシュ。2度目のSCが導入されることとなった。

 SCは29周終わりでピットイン。30周目からレースが再開されたが、この2度のSCの間に多くのチームが1回目のドライバー交代を行った。この間にヒロマサ・ニシダ/片岡龍也/阿部翼組(REAF REAL ESTATE KiiVA BMW)のスタートドライバー・ニシダから交代した片岡がトップに浮上。2位には星野から交代したガミさんが上がり、3位に元島から交代したタニグチが続く。

 ここからプラチナドライバー・片岡がハイペースで後続を突き放しにかかる。大量のリードを築いて47周終わりにピットインし、最終ドライバーの阿部に交代すると、トップのままコースに復帰することに成功した。

 ちょうど2時間を経過した時点で阿部は、44周終わりにガミさんから交代した最終ドライバーの吉田を37秒リードすることになる。

 阿部が大量のリードで逃げ切ると思われた58周目、今度はヘアピン立ち上がりでST-4クラスの村上モータースMAZDAロードスターとケーズフロンティアDirection Racing GT3Rが接触してクラッシュ。3度目のSCが導入されることとなった。

 このSCで阿倍のリードは帳消し。64周目に再スタートが切られるとその差は6秒あまり。ここから吉田が猛スパート、阿部とのタイム差を削り、68周目にはテールトゥノーズ。ついに70周目に吉田が阿部を抜き去りトップに立った。吉田はこのまま逃げ切り昨年チャンピオンのGTNET ADVAN C-WEST GT-Rに今季初優勝をプレゼントすることとなった。2位は吉田、3位にはすでにチャンピオンを決めているユーク・タニグチ/峰尾恭輔/元嶋佑弥組が入った。

 ST-2クラスは、ピットインのタイミングで一時後退することもあったが、すでにチャンピオンを決めている大澤学/松田晃司/吉田寿博組(DAMD MOTUL ED WRX STI)がこのクラスを圧倒。2位以下をラップダウンして今季5勝目を飾ることとなった。2位には下垣和也/松本武士/近藤説秀組(RSオガワADVANランサー)が、3位には冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組(新菱オートDIXCELエボⅩ)が入った。

 ST-3クラスは、今季途中から参戦した柴田優作/平手晃平/片山義章組(SARD Racing RC350)がほぼレースをリード、今季初優勝を飾った。2位には植田正幸/阪口良平/堀口誠組(ムータレーシングTWS IS350)が入った。注目のチャンピオン争いは、ランキングトップの前嶋秀司/佐々木雅弘/佐藤公哉組(asset ingsテクノRC350)が21周目の1コーナーで他車と接触してリタイア。3位に入った長島正明/田中徹/田中哲也組(岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34)が今シーズンのチャンピオンに輝いた。

 ST-4クラスは、植松忠雄/太田侑弥/鈴木陽組(TAKUMI×UEMATSU×SKR S2000)が今季初優勝。注目のチャンピオン争いは、3度目のSCが退いた後、上位フィニッシュした方がチャンピオンになる番場琢/服部尚貴/平沼貴之組(埼玉トヨペットGreenBrave)の服部と山内英輝/村田信博/小河諒組(ENDLESS.ADVAN.86)の山内との激しい争いとなる。62周目のシケインでは明らかにペースの速い山内が服部のインから接触しながら仕掛けるが抜けず。テールトゥノーズの争いは、ついに66周目のヘアピンで山内が服部に並びかける。両者、併走しながらの意地の張り合いは、スプーンでアウトからパスしようとした山内が服部に押し出される形でコースアウト。山内はすかさずコースに復帰するがここでのロスタイムは大きく、最終ラップで追いすがる山内を振り切った服部が2位に入って今シーズンのチャンピオンを決めることとなった。3位には0秒6差で山内が入った。

 ST-5クラスは、すでにチャンピオンを決めている大野尊久/梅本淳一/赤星陽太郎組(BRP☆J'S RACINGフィット)が10秒のペナルティーストップを受けながらもそれをものともせず今季5勝目。2位には山下潤一郎/山田英二/加茂新組(ホンダカーズ野崎with CUSCO & BOMEX FIT)が入った。今シーズンスーパー耐久にディーゼルエンジンを持ち込んだ野上敏彦/谷川達也/野上達也組(DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-D)が初表彰台となる3位に入った。

 今シーズンのスーパー耐久シリーズはこれで終了。来シーズンは4月2~3日にツインリンクもてぎで開幕戦が開催される予定だ。

st-rd6-r-podium-stx-t st-rd6-r-podium-st2-t st-rd6-r-podium-st3-t st-rd6-r-podium-st4-t st-rd6-r-podium-st5-t

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Hiroyuki MINAMI

スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿決勝結果

Super Taikyu Series Rd.6 -RIJ- (2015/10/25) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 Super Taikyu Series Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
11ST-X1ガミさん
星野 一樹
吉田 広樹
GTNET ADVAN C-WEST GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
733:01'29.531
2*16ST-X2ヒロマサ・ニシダ
片岡 龍也
阿部 翼
REAF REAL ESTATE KiiVA BMW
BMW Z4 GT3
7340.482
3*3ST-X3ユーク・タニグチ
峰尾 恭輔
元嶋 佑弥
ENDLESS・ADVAN・BMW
BMW Z4 GT3
7347.800
410ST-X4フィリップ・デベサ
マイケル・グリーン
密山 祥吾
Adenau SLS GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
731'54.919
58ST-X5永井 宏明
佐々木 孝太
佐藤 敦
ARN AMG SLS GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
703Laps
639ST-31柴田 優作
平手 晃平
片山 義章
SARD Racing RC350
TOYOTA LEXUS RC350
694Laps
759ST-21大澤 学
松田 晃司
吉田 寿博
DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
694Laps
838ST-32植田 正幸
阪口 良平
堀口 誠
ムータレーシングTWS IS350
TOYOTA LEXUS IS350
685Laps
915ST-33長島 正明
田中 徹
田中 哲也
岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN Fairlady Z
685Laps
1020ST-22下垣 和也
松本 武士
近藤 説秀
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
685Laps
116ST-23冨桝 朋広
菊地 靖
大橋 正澄
新菱オートDIXCELエボⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
685Laps
1262ST-34嵯峨 宏紀
山下 健太
中山 雄一
DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
676Laps
1393ST-41植松 忠雄
太田 侑弥
鈴木 陽
TAKUMI×UEMATSU×SKR S2000
HONDA S2000
676Laps
1468ST-35脇阪 寿一
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGB マークX G's
TOYOTA MARK X
676Laps
1552ST-42番場 琢
服部 尚貴
平沼 貴之
埼玉トヨペットGreenBrave
TOYOTA 86
676Laps
1613ST-43山内 英輝
村田 信博
小河 諒
ENDLESS.ADVAN.86
TOYOTA 86
676Laps
1731ST-24朝倉 貴志
長谷川 智秀
長谷川 奉徹
HASEPRO RACING LANCER EVOLUTIONⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
676Laps
18*40ST-44藤田 竜樹
吉本 晶哉
筒井 克彦
TRACY SPORTS ings SSR S2000
HONDA S2000
676Laps
19*58ST-45小林 康一
塩谷 烈州
辻 佐起子
ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
676Laps
207ST-25藤井 芳樹
遠藤 浩二
佐藤 勝博
新菱オートD-LanguageエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
667Laps
21333ST-46野間 一
中島 佑弥
森 国形
GLORY RACING A-ONE FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
667Laps
2241ST-47兵藤 信一
寺西 玲央
吉田 靖之
TEAM HERO'S×TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
667Laps
2354ST-48加藤 彰彬
近藤 翼
堤 優威
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
667Laps
2455ST-49たしろ じゅん
鵜飼 龍太
伊藤 毅
SunOasisAUTOFACTORY86
TOYOTA 86
667Laps
25*18ST-410浅野 武夫
森 正行
西村 和則
Y`s distraction 86
TOYOTA 86
658Laps
2644ST-411カルロス 本田
山岸 洋之
中村 ひかる
恒力技巧ARS AD86
TOYOTA 86
658Laps
27*24ST-X6星野 敏
藤井 誠暢
高星 明誠
スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
658Laps
2849ST-412井尻 薫
大賀 裕介
大塚 隆一郎
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
649Laps
29*69ST-51大野 尊久
梅本 淳一
赤星 陽太郎
BRP☆J'S RACINGフィット
HONDA FIT 3 RS
6310Laps
30*2ST-52山下 潤一郎
山田 英二
加茂 新
ホンダカーズ野崎with CUSCO & BOMEX FIT
HONDA FIT 3 RS
6211Laps
3117ST-53野上 敏彦
谷川 達也
野上 達也
DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-D
MAZDA DEMIO Diesel Turbo
6211Laps
3219ST-54古宮 正信
奥村 浩一
新垣 元
BRP☆J'S RACINGフィット
HONDA FIT 2 RS
6211Laps
3312ST-413リク
松井 隆幸
ハヤト・ダテ
シビックFD2
HONDA CIVIC TYPE-R
5815Laps
34195ST-36安宅 徳光
小泉 和寛
輿水 敏明
岡部自動車ZEROSUN195Z34
NISSAN Fairlady Z
5419Laps
3514ST-37山崎 学
小松 一臣
杉林 健一
岡部自動車KYOSHINマイカーズZ34
NISSAN Fairlady Z
5221Laps
3671ST-55川村 剛士
黒田 保男
松本 康太
ピースMS制動屋フィットRS
HONDA FIT 2 RS
5221Laps
---- 以上規定周回数(70% - ST-X:51Laps ST-2,3:48Laps ST-4:46Laps ST-5:44Laps)完走 ----
-32ST-X-飯田 太陽
小林 崇志
テツオ・オギノ
ケーズフロンティアDirection Racing GT3R
PORSCHE 911GT3
5122Laps
-88ST-4-村上 博幸
トミさん
脇谷 猛
村上モータースMAZDAロードスター
MAZDA ROADSTER
5023Laps
-*27ST-4-伊橋 勲
馬場 優輝
FINA ADVANサントラントBRZ
SUBARU BRZ
3439Laps
-*48ST-4-タカモリ 博士
猪股 京介
前川 佳紀
DIJON Racingエンドレスワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
3142Laps
-*5ST-X-白井 剛
青木 孝行
藤波 清斗
MACH MAKERS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
2944Laps
-92ST-4-玉江 浩明
杉原 直弥
山谷 直樹
ニールレーシングwithセイコーSSR亜衣
TOYOTA 86
2746Laps
-505ST-2-田ヶ原 章蔵
岡本 武之
塚田 利郎
GRGランサーEVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
2647Laps
-34ST-3-前嶋 秀司
佐々木 雅弘
佐藤 公哉
asset ingsテクノRC350
TOYOTA LEXUS RC350
2053Laps
-95ST-4-松井 猛敏
中島 保典
黒澤 琢弥
孚海國際×SPOON S2000
HONDA S2000
1954Laps
-86ST-4-蒲生 尚弥
井口 卓人
松井 孝允
TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86
TOYOTA 86
1954Laps
  • Fastest Lap: CarNo.24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R 2'02.869 (26/65) 170.14km/h
  • CarNo.48は(猪俣京介)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則第13条(12)(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.27(馬場優輝)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則付則1-6(SC中の危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.69(赤星陽太郎)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則付則1-10(SC活動中の信号無視)により、ペナルティーストップ10秒を科した。
  • CarNo.5(白井剛)は、スーパー耐久シリーズ2015特別規則第30条(ピットレーンの速度制限)によりドライビングスルーペナルティーを科したがリタイアにより未消化。
  • CarNo.2(山田英二)は、鈴鹿サーキット一般競技規則第25条~1)①違反(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.3(ユーク・タニグチ)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則第15条(2)(エンジン停止違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.24(藤井誠暢)は、は公式通知No.11(プラチナドライバー運転時間違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.58(塩谷烈州)は、鈴鹿サーキット一般競技規則第25条~1)②違反(危険なドライブ行為)により、ペナルティーストップ10秒を科した。
  • CarNo.16(阿部翼)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則付則1-5(SC活動中の追い越し)により、競技結果に40秒を加算した。
  • CarNo.40(吉本昌哉)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則付則1-4(SC後方の整列)により、競技結果に40秒を加算した。
  • CarNo.18(浅野武夫)は、スーパー耐久シリーズ2015特別規則第30条(ピットレーン速度制限)により、競技結果に30秒を加算した。
  • CarNo.24(高星明誠)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則第6条(7)(最低義務周回違反)により、競技結果に30秒を加算した。

スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿フリー走行 ST-Xクラスの星野敏/藤井誠暢/高星明誠組がトップタイム

 スーパー耐久シリーズ第6戦は25日、鈴鹿サーキットで決勝に向けた最終調整の場となるフリー走行を行い、ST-Xクラス・スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの星野敏/藤井誠暢/高星明誠組が2分2秒209で総合のトップタイムを記録した。

st-rd6-f-24

st-rd6-f-59

st-rd6-f-38

st-rd6-f-40

st-rd6-f-2

 決勝レースの日曜日を迎えた鈴鹿は早朝から快晴。中秋の空に雲一つ無い青空が広がった。フリー走行は午前8時15分から30分間にわたり行われた。

 ST-Xクラスは総合では2位に甘んじたものの、昨日の予選でただ1台、2分0秒台をたたき出したスリーボンド日産自動車大学校GT-Rの星野敏/藤井誠暢/高星明誠組がここでも好調。GTNET ADVAN C-WEST GT-Rのガミさん/星野一樹/吉田広樹組に一時はトップを奪われたが、終盤に逆転。今季初優勝に向けトップでフリー走行を切り上げた。

 ST-2クラスはすでにチャンピオンを決めているDAMD MOTUL ED WRX STIの大澤学/松田晃司/吉田寿博組がここでもトップタイム。昨日からすべてのセッションでトップに立ち、決勝に向けても盤石のようだ。

 ST-3クラスは速さでは定評のあるムータレーシングTWS IS350の植田正幸/阪口良平/堀口誠組がトップタイム。チャンピオンを争うasset ingsテクノRC350の前嶋秀司/佐々木雅弘/佐藤公哉組は4位、岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34の長島正明/田中徹/田中哲也組は2位に付けている。

 ST-4クラスはわずかにチャンピオンの可能性を残しているTRACY SPORTS ings SSR S2000の藤田竜樹/吉本晶哉/筒井克彦組がトップタイム。ランキングトップ、埼玉トヨペットGreenBraveの番場琢/服部尚貴/平沼貴之組は7位、1ポイント差で追うENDLESS.ADVAN.86の山内英輝/村田信博/小河諒組は8位、4ポイント差で追うウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5の小林康一/塩谷烈州/辻佐起子組は9位と下位に仲良く並んで走行を切り上げた。

 ST-5クラスはここまで4勝ですでにチャンピオンを決めているBRP☆J'S RACINGフィットの大野尊久/梅本淳一/赤星陽太郎組に唯一土を付けたホンダカーズ野崎with CUSCO & BOMEX FITの山下潤一郎/山田英二/加茂新組がトップタイム。一矢を報うべく、虎視眈々と今季2勝目を狙う。

 決勝レースは午後1時より。ST-3、ST-4クラスのチャンピオンを手にするのはどのチームになるのであろうか? 久々に3時間レースとして開催される決勝から目が離せない。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第6戦鈴鹿フリー走行結果

■ST-Xクラス

Super Taikyu Series Rd.6 -RIJ- (2015/10/25) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2015 Super Taikyu Series Round 6 ST-X class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
124星野 敏
藤井 誠暢
高星 明誠
スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
2'02.209--171.061
21ガミさん
星野 一樹
吉田 広樹
GTNET ADVAN C-WEST GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
2'02.380 0.171 0.171170.822
35白井 剛
青木 孝行
藤波 清斗
MACH MAKERS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
2'03.501 1.292 1.121169.272
432飯田 太陽
小林 崇志
テツオ・オギノ
ケーズフロンティアDirection Racing GT3R
PORSCHE 911GT3
2'04.076 1.867 0.575168.487
516ヒロマサ・ニシダ
片岡 龍也
阿部 翼
REAF REAL ESTATE KiiVA BMW
BMW Z4 GT3
2'04.271 2.062 0.195168.223
63ユーク・タニグチ
峰尾 恭輔
元嶋 佑弥
ENDLESS・ADVAN・BMW
BMW Z4 GT3
2'04.297 2.088 0.026168.187
78永井 宏明
佐々木 孝太
佐藤 敦
ARN AMG SLS GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
2'04.785 2.576 0.488167.530
810フィリップ・デベサ
マイケル・グリーン
密山 祥吾
Adenau SLS GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
2'08.145 5.936 3.360163.137

■ST-2クラス

Super Taikyu Series Rd.6 -RIJ- (2015/10/25) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2015 Super Taikyu Series Round 6 ST-2 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
159大澤 学
松田 晃司
吉田 寿博
DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
2'17.476--152.064
26冨桝 朋広
菊地 靖
大橋 正澄
新菱オートDIXCELエボⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
2'19.538 2.062 2.062149.817
320下垣 和也
松本 武士
近藤 説秀
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
2'20.138 2.662 0.600149.176
431朝倉 貴志
長谷川 智秀
長谷川 奉徹
HASEPRO RACING LANCER EVOLUTIONⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
2'21.553 4.077 1.415147.685
57藤井 芳樹
遠藤 浩二
佐藤 勝博
新菱オートD-LanguageエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
2'21.764 4.288 0.211147.465
6505田ヶ原 章蔵
岡本 武之
塚田 利郎
GRGランサーEVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
2'37.54920.07315.785132.690

■ST-3クラス

Super Taikyu Series Rd.6 -RIJ- (2015/10/25) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2015 Super Taikyu Series Round 6 ST-3 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
138植田 正幸
阪口 良平
堀口 誠
ムータレーシングTWS IS350
TOYOTA LEXUS IS350
2'17.025--152.565
215長島 正明
田中 徹
田中 哲也
岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN Fairlady Z
2'17.504 0.479 0.479152.033
339柴田 優作
平手 晃平
片山 義章
SARD Racing RC350
TOYOTA LEXUS RC350
2'18.635 1.610 1.131150.793
434前嶋 秀司
佐々木 雅弘
佐藤 公哉
asset ingsテクノRC350
TOYOTA LEXUS RC350
2'18.653 1.628 0.018150.774
514山崎 学
小松 一臣
杉林 健一
岡部自動車KYOSHINマイカーズZ34
NISSAN Fairlady Z
2'18.676 1.651 0.023150.749
662嵯峨 宏紀
山下 健太
中山 雄一
DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
2'19.473 2.448 0.797149.887
768脇阪 寿一
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGB マークX G's
TOYOTA MARK X
2'20.911 3.886 1.438148.357
8195安宅 徳光
小泉 和寛
輿水 敏明
岡部自動車ZEROSUN195Z34
NISSAN Fairlady Z
2'21.613 4.588 0.702147.622

■ST-4クラス

Super Taikyu Series Rd.6 -RIJ- (2015/10/25) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2015 Super Taikyu Series Round 6 ST-4 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
140藤田 竜樹
吉本 晶哉
筒井 克彦
TRACY SPORTS ings SSR S2000
HONDA S2000
2'22.245--146.966
286蒲生 尚弥
井口 卓人
松井 孝允
TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86
TOYOTA 86
2'22.539 0.294 0.294146.663
395松井 猛敏
中島 保典
黒澤 琢弥
孚海國際×SPOON S2000
HONDA S2000
2'23.010 0.765 0.471146.180
492玉江 浩明
杉原 直弥
山谷 直樹
ニールレーシングwithセイコーSSR亜衣
TOYOTA 86
2'23.094 0.849 0.084146.094
527伊橋 勲
馬場 優輝
FINA ADVANサントラントBRZ
SUBARU BRZ
2'23.284 1.039 0.190145.900
693植松 忠雄
太田 侑弥
鈴木 陽
TAKUMI×UEMATSU×SKR S2000
HONDA S2000
2'23.811 1.566 0.527145.366
752番場 琢
服部 尚貴
平沼 貴之
埼玉トヨペットGreenBrave
TOYOTA 86
2'23.858 1.613 0.047145.318
813山内 英輝
村田 信博
小河 諒
ENDLESS.ADVAN.86
TOYOTA 86
2'24.045 1.800 0.187145.130
958小林 康一
塩谷 烈州
辻 佐起子
ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
2'24.274 2.029 0.229144.899
1055たしろ じゅん
鵜飼 龍太
伊藤 毅
SunOasisAUTOFACTORY86
TOYOTA 86
2'24.627 2.382 0.353144.546
1141兵藤 信一
寺西 玲央
吉田 靖之
TEAM HERO'S×TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
2'25.135 2.890 0.508144.040
1288村上 博幸
トミさん
脇谷 猛
村上モータースMAZDAロードスター
MAZDA ROADSTER
2'25.503 3.258 0.368143.675
13333野間 一
中島 佑弥
森 国形
GLORY RACING A-ONE FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
2'25.519 3.274 0.016143.660
1448タカモリ 博士
猪股 京介
前川 佳紀
DIJON Racingエンドレスワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
2'26.225 3.980 0.706142.966
1549井尻 薫
大賀 裕介
大塚 隆一郎
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
2'26.231 3.986 0.006142.960
1644カルロス 本田
山岸 洋之
中村 ひかる
恒力技巧ARS AD86
TOYOTA 86
2'26.769 4.524 0.538142.436
1754加藤 彰彬
近藤 翼
堤 優威
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
2'27.604 5.359 0.835141.630
1818浅野 武夫
森 正行
西村 和則
Y`s distraction 86
TOYOTA 86
2'29.489 7.244 1.885139.844
1912リク
松井 隆幸
ハヤト・ダテ
シビックFD2
HONDA CIVIC TYPE-R
2'30.704 8.459 1.215138.717
20111大瀧 賢治
武井 寛史
ヘルムート・ギーセル
EXPRIDE G-Tech Sportster GT/R
G-TECH Sportster GT/R
2'37.29115.046 6.587132.908

■ST-5クラス

Super Taikyu Series Rd.6 -RIJ- (2015/10/25) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2015 Super Taikyu Series Round 6 ST-5 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
12山下 潤一郎
山田 英二
加茂 新
ホンダカーズ野崎with CUSCO & BOMEX FIT
HONDA FIT 3 RS
2'34.421--135.378
269大野 尊久
梅本 淳一
赤星 陽太郎
BRP☆J'S RACINGフィット
HONDA FIT 3 RS
2'35.037 0.616 0.616134.840
317野上 敏彦
谷川 達也
野上 達也
DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-D
MAZDA DEMIO Diesel Turbo
2'35.781 1.360 0.744134.196
419古宮 正信
奥村 浩一
新垣 元
BRP☆J'S RACINGフィット
HONDA FIT 2 RS
2'38.649 4.228 2.868131.770
-33船木 宏
タクミ
東伸★RAYS★μ★WAKO'S★Vitz
TOYOTA Vitz
absence---
-71川村 剛士
黒田 保男
松本 康太
ピースMS制動屋フィットRS
HONDA FIT 2 RS
absence---
-213東 貴史
原田 学
横尾 優一
WAKO'S APP菅野自動車Vitz
TOYOTA Vitz
absence---

検索

r6 最新ニュース