9月25日決勝日、やや雲は多いもののサーキットには陽が差している。仙台地方の天気予報は晴れのち曇り。雨の心配はなく絶好のレース日和になりそうだ。
午前9時30分から行われた30分間のフリー走行は、ポールシッター#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)をはじめとする予選上位陣の仕上がりに加え、昨日の予選Q1で接触され後方グリッドに埋もれることになった#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)、好調さを窺わせながらもアタック中のコースアウトでQ1進出を逃してしまった#34小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)などの走りにも注目された。
ここで他を圧倒する速さを見せたのが予選6位の#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)。走り出してまもなく1分7秒360をマークしてトップに立つと、さらにタイムを縮め最終的に1分6秒690というフリー走行にしては速すぎるタイムを叩き出した。
予選トップ3は、#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)が1分7秒681で3位、#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM'S SF14)が1分7秒944で4位と2人は上々の仕上がりを見せたが、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)は1分8秒259で14位と決勝に向けやや不安を残した。
決勝での巻き返しを期す#8可夢偉と#34小暮は8位と9位。スタート次第では上位進出の可能性を感じさせた。
なお、走行終了4分前、ハイポイントコーナーでで#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)がスピンアウト。これにより赤旗が提示され走行終了となったが、名手#36ロッテラーは昨日の予選からいまひとつ歯車がかみ合っていないようだ。
決勝は、午後3時15分から68周(約250km)で行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
- PP #20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)
-
「今日の結果は狙いどおりです。うちのチームはエンジニア同士がデータを出し合っていますし、ドライバーもお互いのデータロガーを見て勉強しています。昨日も自分が良かったので、そのデータをJPが見て速くなりましたし、僕もJPのデータ見て参考にさせてもらっています。そういうことが結果に出ていると思います(会見途中に星野監督が乱入して関口選手を祝福。笑いを誘った)」
- 2位 #37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM'S SF14)
-
「調子は悪くありませんでしたが、Q1はいまひとつ上手にまとめ切れなかったという感じです。Q2は非常にうまくいって、Q3は自信を持って臨みました。あと一歩届きませんでしたが、フロントローなので良しとします。(関口)雄飛は昨日から少し抜き出ていて、他をコンマ5秒くらい引き離していました。予選は2番狙いかな、なんて言っていたんですが、本当にそうなってしまいましたね」
- 3位 #40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)
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「レースウィークに入ったときは自分たちがどの位置にいるのか、セットアップをどの方向に持っていったらいいのかわからないような状態だったのですが、少しずつアジャストしていってようやくここまで来ました。今のスーパーフォーミュラはすべて揃わないと勝てないので厳しいとは思いますが、とりあえず、明日はスタートを決めて、あとは運まかせです(笑)」
※中嶋一貴選手は、ピットアウト時に安全確認を怠り他車と接触したとして、決勝は1グリッド降格のペナルティが課されることになった。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の公式予選が9月24日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、ルーキーらしからぬ速さを見せる#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)が自身2度目ポールポジションを獲得した。
公式予選は午後1時よりノックアウト方式で行われた。朝のフリー走行では一部ウェットだったコースも完全ドライ。秋の気配が漂う中でのアタックとなった。
Q1
午前中より路面温度が下がったことで、各マシンはウェービングでタイヤを温めつつアタックに入っていく。1回目のアタックでトップタイムをマークしたのは、朝のフリー走行で好調だった#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)。1分6秒366をマークするが、これではQ1クリアは難しい。10分を経過して全車一旦ピットイン。タイヤを交換して2回目のアタックに備える。
残り7分となったところで各マシンが次々にコースインするが、ここで予想外のアクシンデントが発生。ピットロードを走ってきた#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)に、ピットアウトした#16山本尚貴(TEAM無限 SF14)が接触。マシン同士が絡んで動けなくなってしまう。何とか引き離されたマシンで両者はコースインするが、マシンにダメージを抱えて満足にアタックできずにQ1で消えることになった。
ここでのトップタイムは2回目のアタックで1分5秒586を叩き出した#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)。僅差で#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)、#34小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)が続いた。#20関口は昨日の練習走行から好調を維持しており、ここ一発の速さが光っている。シリーズポイントリーダーの#2国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)は17位と低迷。ここで姿を消してしまった。
Q2
14台による7分間のQ2は、時間が短いだけにワンチャンスをいかに生かすかが鍵となる。ここで手痛いミスを犯してしまったのが、尻上がりに調子を上げていた#34小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)。アタック中にコースアウトを喫してしまい、自らチャンスを潰してしまった。
トップタイムは、#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM'S SF14)。底力を見せQ1の5位から一気にジャンプアップを果たした。2位は#20関口。ややマシンをスライドさせてしまいタイムロスをしたが、手応えは感じているようだ。シリーズポイント2位の#1石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)はここで脱落。シリーズをリードしているセルモ・インギングにとっては厳しい予選結果となった。
Q3
8台になったQ3。ここまでの流れでは#37中嶋対#20関口という構図だが、量らずもそのとおりとなった。まずは#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14) が1分5秒732をマークしてトップに立つが、ここから#41バンドーン1分5秒598、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)1分5秒506と次々にトップが入れ替わる。
そして、最後に登場したのが#20関口。その姿はまるでSF界の侍。自らの前に立ちはだかる敵をバッサバッサと斬り倒すような鋭い走りで1分5秒398を叩き出す。#37中嶋も最後の力を振り絞るが1分5秒416と#20関口には僅かに届かず。#20関口がハイスピードコースのSUGOで2度目のポールポジションを決めることになった。
なお、#37中嶋は、ピットアウト時に安全確認を怠り他車(#8可夢偉)と接触したとして、予選終了後、決勝において1グリッド降格のペナルティが課されることになった。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
スーパーフォーミュラ第6戦 -RIJ- (2016/09/24) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | No | Driver | Car Team | Q1 | Q2 | Q3 |
| 1 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1'05.586 | 1'05.617 | 1'05.398 |
| 2 | *37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 VANTELIN TEAM TOM’S | 1'06.086 | 1'05.546 | 1'05.416 |
| 3 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'06.178 | 1'05.836 | 1'05.506 |
| 4 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | 1'06.120 | 1'05.858 | 1'05.544 |
| 5 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'05.739 | 1'05.896 | 1'05.598 |
| 6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1'06.122 | 1'05.692 | 1'05.629 |
| 7 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 KCMG | 1'06.051 | 1'05.765 | 1'06.208 |
| 8 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 KONDO RACING | 1'06.242 | 1'05.972 | 1'06.361 |
| 9 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 VANTELIN TEAM TOM’S | 1'06.277 | 1'05.982 | |
| 10 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO · INGING | 1'06.309 | 1'05.997 | |
| 11 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | 1'06.215 | 1'06.027 | |
| 12 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 REAL RACING | 1'06.344 | 1'06.057 | |
| 13 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 DRAGO CORSE | 1'05.963 | 1'06.196 | |
| 14 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 SUNOCO TEAM LEMANS | 1'06.269 | 1'06.232 | |
| 15 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 SUNOCO TEAM LEMANS | 1'06.361 | | |
| 16 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 KONDO RACING | 1'06.403 | | |
| 17 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO · INGING | 1'06.411 | | |
| 18 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 REAL RACING | 1'06.617 | | |
| 19 | *16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 TEAM無限 | 1'06.754 | | |
| ---- 以上基準タイム(107% - 1'10.177)予選通過 ---- |
- CarNo.16は、2016年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条12.(ピットアウト時の安全確認)違反により、5グリッド降格のペナルティーを科す。
- CarNo.37は、2016年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条12.(ピットアウト時の安全確認)違反により、1グリッド降格のペナルティーを科す。
スーパーフォーミュラ第6戦 -RIJ- (2016/09/24) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.398 | - | - | 203.913 |
| 2 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.416 | 0.018 | 0.018 | 203.854 |
| 3 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'05.506 | 0.108 | 0.090 | 203.574 |
| 4 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'05.544 | 0.146 | 0.038 | 203.456 |
| 5 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'05.598 | 0.200 | 0.054 | 203.289 |
| 6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.629 | 0.231 | 0.031 | 203.193 |
| 7 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.208 | 0.810 | 0.579 | 201.416 |
| 8 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.361 | 0.963 | 0.153 | 200.951 |
スーパーフォーミュラ第6戦 -RIJ- (2016/09/24) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.546 | - | - | 203.450 |
| 2 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.617 | 0.071 | 0.071 | 203.230 |
| 3 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.692 | 0.146 | 0.075 | 202.998 |
| 4 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.765 | 0.219 | 0.073 | 202.772 |
| 5 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'05.836 | 0.290 | 0.071 | 202.554 |
| 6 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'05.858 | 0.312 | 0.022 | 202.486 |
| 7 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'05.896 | 0.350 | 0.038 | 202.369 |
| 8 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.972 | 0.426 | 0.076 | 202.136 |
| ---- 以上Q3進出 ---- |
| 9 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.982 | 0.436 | 0.010 | 202.105 |
| 10 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.997 | 0.451 | 0.015 | 202.060 |
| 11 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'06.027 | 0.481 | 0.030 | 201.968 |
| 12 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'06.057 | 0.511 | 0.030 | 201.876 |
| 13 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 1'06.196 | 0.650 | 0.139 | 201.452 |
| 14 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.232 | 0.686 | 0.036 | 201.343 |
スーパーフォーミュラ第6戦 -RIJ- (2016/09/24) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.586 | - | - | 203.326 |
| 2 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'05.739 | 0.153 | 0.153 | 202.853 |
| 3 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 1'05.963 | 0.377 | 0.224 | 202.164 |
| 4 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.051 | 0.465 | 0.088 | 201.894 |
| 5 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.086 | 0.500 | 0.035 | 201.787 |
| 6 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'06.120 | 0.534 | 0.034 | 201.684 |
| 7 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.122 | 0.536 | 0.002 | 201.678 |
| 8 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'06.178 | 0.592 | 0.056 | 201.507 |
| 9 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'06.215 | 0.629 | 0.037 | 201.394 |
| 10 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.242 | 0.656 | 0.027 | 201.312 |
| 11 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.269 | 0.683 | 0.027 | 201.230 |
| 12 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.277 | 0.691 | 0.008 | 201.206 |
| 13 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.309 | 0.723 | 0.032 | 201.109 |
| 14 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'06.344 | 0.758 | 0.035 | 201.003 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 15 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.361 | 0.775 | 0.017 | 200.951 |
| 16 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.403 | 0.817 | 0.042 | 200.824 |
| 17 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.411 | 0.825 | 0.008 | 200.800 |
| 18 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'06.617 | 1.031 | 0.206 | 200.179 |
| 19 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 1'06.754 | 1.168 | 0.137 | 199.768 |
| ---- 以上基準タイム(107% - 1'10.177)予選通過 ---- |
予選日の午前、日本レースプロモーション(JRP)による恒例のサタデーミーティング(定例会見)が行われた。
- JRP代表取締役社長 倉下 明
-
今シーズンはご存じのように大混戦になっています。今回のサタデーミーティングはその要因となっているドライバー3人においでいただきました。
- #20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
-
ルーキーですが、とにかく1勝できてほっとしています。開幕戦まではセッティングに苦しみました。第3戦富士まではクルマを仕上げることができなくて、第4戦からようやく速さを示すことができるようになったと思います。ドライビングは向上していないですが、クルマをつくる能力はついたと思います。ここまでの点数をつけると5点満点で4.5点です。-0.5点はポイントリーダーになっていないことですね。
- #2 国本雄資(P.MU/CERUMO · INGING)
-
昨年は苦しいシーズンだったので勝てて気が楽になりました。おかげでレースに集中できているように思います。混戦になっている要因は、やはりタイヤだと思います。各チームともタイヤの特性を掴み切れていないからではないでしょうか。シリーズ2位につけている石浦選手とは今のところ良好な関係ですが、最終戦の鈴鹿ではピットに壁を造ってもらうようになるかもしれません(笑)。
- #41 ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-
いつも優勝は特別ですが、初のスーパーフォーミュラ、初の日本での勝利でしたので、印象深いですね。来季はマクラーレンホンダF1に乗るので、日本でのレースは残り僅かですが、ぜひ残るレースも良い結果を残したいと思います。サポートを受けているマクラーレンのスタッフも優勝を喜んでくれました。ここまでの結果はアップダウンがありましたが、日本の文化も学ぶことができましたし、とても良い経験を積むことができました。ヨコハマタイヤはグリップが良く耐久性もありますが、マシンのセッティングと合わせるのが難しいという側面があると思います。これが成績が安定していない理由ですね。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
9月24日予選日、朝9時から行われたフリー走行は、開始直後こそ路面に濡れた部分があったものの、マシンが走り出すと徐々にコンディションは回復。15分経過する頃にはほぼドライとなった。
このあたりから各チームは本格的にアタックを開始。ピットインを繰り返しながら予選に向けてセッティングを煮詰めていく。混戦模様の今シーズンを象徴するように、トップタイムが次々と塗り替えられるなか、好調さをアピールしたのはベテラン勢。特に、今季勝利のない#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)は、開始20分時点で他車に先駆け1分6秒台をマークすると、その後もタイムを削り取り常に上位に名を連ね続けた。
終了間際には、#36ロッテラーのタイムを#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)、#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM'S SF14)が相次いで更新。さらに高速コーナーで速さを見せた#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)もこれに続いた。以下、#36ロッテラー、#18中山雄一(KCMG Elyse SF14)、#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)という結果となり、フリー走行ではあるものの、トヨタエンジンユーザーが上位を占めることとなった。
混戦必至の19台による予選は、午後1時から行われる。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
スーパーフォーミュラ第6戦 -RIJ- (2016/09/24) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.668 | - | - | 203.072 |
| 2 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.856 | 0.188 | 0.188 | 202.492 |
| 3 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.953 | 0.285 | 0.097 | 202.194 |
| 4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.958 | 0.290 | 0.005 | 202.179 |
| 5 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 1'05.974 | 0.306 | 0.016 | 202.130 |
| 6 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.051 | 0.383 | 0.077 | 201.894 |
| 7 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'06.078 | 0.410 | 0.027 | 201.812 |
| 8 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'06.116 | 0.448 | 0.038 | 201.696 |
| 9 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 1'06.303 | 0.635 | 0.187 | 201.127 |
| 10 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'06.316 | 0.648 | 0.013 | 201.088 |
| 11 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'06.425 | 0.757 | 0.109 | 200.758 |
| 12 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'06.453 | 0.785 | 0.028 | 200.673 |
| 13 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.500 | 0.832 | 0.047 | 200.531 |
| 14 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.514 | 0.846 | 0.014 | 200.489 |
| 15 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'06.559 | 0.891 | 0.045 | 200.353 |
| 16 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'06.576 | 0.908 | 0.017 | 200.302 |
| 17 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 1'06.885 | 1.217 | 0.309 | 199.377 |
| 18 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'07.114 | 1.446 | 0.229 | 198.697 |
| 19 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'07.441 | 1.773 | 0.327 | 197.733 |
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000km」の決勝レースが8月28日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選8番手からスタートしたは#38ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明組)が今季初優勝。GT300クラスはピット戦略をうまくまとめた予選2番手の#61SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)がこちらも今季初優勝を達成した。
決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から雨。コース上には川がいくつもできている状態だったが、スタート前のピットウォークが始まる頃にはそれも止んで路面は次第に乾き始めた。
このため、GT500クラスは全車スリックタイヤ。GT300クラスも多くのチームがスリックを選択してスタートに臨んだ。
レースは午後0時30分にスタート。173周の長い戦いが始まった。
ホールショットを奪ったのはポールポジションの#15ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT(武藤英紀/オリバー・ターベイ組)。
しかしその後方からは予選8番手の#38ZENT RC Fが凄まじい勢いで順位を上げてきていた。スタートドライバーは立川だ。
立川はオープニングラップを5位で戻ってくると、5周めのシケインで#8ARTA NSX CONCEPT-GT(松浦孝亮)を、12周めの1コーナーで#12カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)を、15周めの1コーナーでは#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲)を抜き去って2位に浮上すると、22周めのシケインでは#15武藤のインをついてトップに立った。
38号車は27周めに最初のピット作業を行い、その後もトップを快走。
しかし2位以下のチームはレース中盤に入って様々な理由で1台、また1台と脱落していく。
#15ドラゴモデューロNSXは25周めに最初のピット作業を行ったのち次第に順位を落とし、メカニカルトラブルにより80周めにピットに戻ってそのままリタイヤしてしまった。
続いて#46S Road GT-Rには黄旗追い越しにより10秒のペナルティストップが課せられて後退、#12カルソニックGT-Rは59周めに2度めのピット作業を行った際、補給したオイルがエンジンルーム内にこぼれ、これが走行中に発火してアウトラップのS字コーナーでストップしてしまった。
これで2位に浮上したのが#36au TOM’S RC F(伊藤大輔/ニック・キャシディ組)。3位には#6WAKO’S 4CR RC F(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)がつけ、一時はレクサスの1-2-3という状態に。
しかしトップが90周めに入ったところでGT300クラスの#2シンティアム・アップル・ロータス(高橋一穂)がS字コーナーでクラッシュしたためにセーフティーカーが入り、これで46号車のタイムロスが帳消しに。
今回怪我で欠場の千代勝正に代わって第2ドライバーに抜擢された高星明誠が99周めの130Rでアウトから豪快に大嶋を抜き去って3位に浮上した。
レースは後半に入って#38ZENTと#36auの2台のレクサスRC Fによるマッチレースの様相に。
SCラン明けの116周めに38号車が4度めのピット作業を行った際、1周早くピット作業を済ませていた36号車がアウトラップの立川をキャシディがS字コーナーで捉えてトップに浮上。
しかし立川も129周めのスプーンで降り始めた雨によりコントロールを乱したキャシディをかわしてトップを奪い返す。
この時このコーナーでは#17KEHIN NSX CONCEPT-GT(小暮卓史)がグラベルに捕まっていたために黄旗が提示されていたが、36号車がコントロールを失った状態だったこともあって立川の行為は問題なしとされた。
キャシディは131周めに再び立川を抜き返したが、立川も132周めにキャシディを抜き返す。
2台はその後も僅差で周回を重ねたが、最後のスティントを担当した石浦は最後までトップを守って173周を走りきり、#38ZENT RC Fが今季初勝利を挙げた。石浦にとってはセルモに加入して以来の初勝利だ。
2位は#36au RC F。3位には#46S Road GT-Rが入った。
またポイントリーダーの#1MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)は100kgものウェイトハンデを物ともせずに一時は4位まで浮上してきたが、最後の最後にガス欠で130R手前にストップ。それでも6位に入って貴重な5ポイントを獲得している。
GT300クラスは序盤からポールポジションの#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/山田真之亮組)と予選2番手の#61SUBARU BRZが序盤からトップ争いを展開。
#61BRZは25周めに最初のピット作業を行った直後、アウトラップのS字コーナーで#0GAINER TANAX GT-R(アンドレ・クート/富田竜一郎組)に後ろから押されてスピンアウト、一気に順位を落としてしまったが、レース中盤のセーフティーカーランでこのロスを取り戻し、レース後半には2位に浮上。
146周めに#18UPGARAGE 86が最後のピットストップを行った際に61号車がトップに立ってそのままフィニッシュ。#61BRZの勝利は2013年の鈴鹿1000km以来3年ぶり、井口・山内組になってからは初めての優勝だ。
2位にはウェットタイヤでスタートして序盤大きく順位を落とした#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)、3位には#61BRZを押し出したことでドライブスルーペナルティを受けた#0GAINER GT-Rが入った。いずれも序盤の大きなロスをセーフティーカーランに救われた格好だ。
次戦の舞台はタイのチャーン・インターナショナルサーキット。
10月9日決勝だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER GT第6戦鈴鹿1000kmの決勝レースが鈴鹿サーキットで行われ、立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO RC F 38号車が今季初勝利。伊藤 大輔/ニック・キャシディ組 au TOM'S RC F 36号車が2位で続き、LEXUS RC Fは3年連続の1000kmレース制覇を1-2フィニッシュで飾った。GT300クラスでは嵯峨 宏紀/中山 雄一組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車が2位表彰台を獲得した。

今季初勝利を挙げたZENT CERUMO RC F 38号車の立川祐路と石浦宏明、2位に入ったau TOM'S RC F 36号車の伊藤 大輔とニック・キャシディ
8月27日(土)、28日(日)の両日、三重県北部、鈴鹿市に位置する鈴鹿サーキットで、SUPER GT第5戦「45th International SUZUKA 1000km」が開催された。
伝統のレース「鈴鹿1000km」は夏の一大レースとして長い歴史を持つ、SUPER GT最長の1000kmレース。通常の300kmレースの3倍、春の富士500kmレースの倍というロングレースは、真夏の厳しいコンディションの下で、文字通りの耐久レースとして、およそ6時間にわたる熱い戦いが繰り広げられた。
今大会はレース距離が長いだけでなく、入賞時の獲得ポイントも通常のレースよりも多く得られるため、タイトル争いにおいても重要な一戦。
今季からの変更点として、ピットインは最低5回行うことが義務づけられた。昨年までは、燃費走行での4回ピット(5スティント)とハイペースでの5回ピット(6スティント)と作戦が分かれたが、今年は全車が最低5回ピットを行わなくてはならない。
車両、ドライバーだけでなく、チームの総合力も一層問われるこの耐久レースで、LEXUS RC Fは新規定となった2014年以来2連勝を飾っており、3連勝を目指して臨んだ。
◆予選◆
予選日は、朝方軽い雨はあったものの、その後好天に恵まれ、強い日差しの下、気温30度、路面温度は40度を超える暑さの中で、午後2時50分からGT500クラスのQ1(15分)が開始された。いつも通りセッション前半は全車様子を見、残り8分を切ったあたりからコースイン。石浦の38号車が3周目のアタックで好タイムを記録しトップに立つと、前週のスーパーフォーミュラで初優勝を飾るなど勢いに乗る19号車の関口がこれを更新。その後、ライバル勢も次々にタイムを更新していったが、19号車が3番手、38号車が6番手となり、LEXUS RC F勢は2台がQ2進出を果たした。
Q2進出のボーダーラインとなる8位争いは非常に僅差となり、わずか0.1秒届かず大嶋和也がアタックしたWAKO'S 4CR RC F 6号車が10番手、この6号車と0.1秒差の11番手に伊藤大輔のau TOM'S RC F 36号車が続いた。
ランキング2位、3位で重いウェイトハンデを積むDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車とKeePer TOM'S RC F 37号車は長い決勝を見据えての走行に専念。15番手、14番手グリッドとなった。
午後3時35分からのQ2(12分間)も残り7分あたりから各車コースイン。シリーズの最多ポールポジション記録(21回)を持つ38号車の立川は記録更新を目指しアタックしたが、スプーンカーブ立ち上がりで僅かにコースオフ。8番手グリッドに。
国本雄資の19号車は4番手タイムをマーク。チームにとってGT500のドライコンディションでは最上位となる2列目4番手グリッドから決勝に臨むこととなった。
GT300クラスでは、29台もの車両が走行し上位14台がQ2へ進出するノックアウト方式Q1で、嵯峨の駆る31号車が11番手タイムをマークしQ2へ進出。佐々木孝太がドライブしたTOYOTA PRIUS apr GT 30号車は12番手タイムをマークしたものの、他の車両への走路妨害ペナルティを取られ、ベストタイムを抹消。30号車は27番手、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は26番手から決勝に臨むこととなった。
午後3時15分からのQ2(12分)では、唯一進出となった31号車の中山雄一が40kgのウェイトハンデをものともせぬ好走を見せ、2番手タイムをマーク。決勝レースは最前列からスタートを切ることとなった。
◆決勝◆
28日(日)は前夜からの雨で、午前11時過ぎからのウォームアップ走行時は完全なウェット路面だったが、その後雨が止んで路面は乾いていき、決勝スタートの午後12時半には走行ライン上はほぼ乾いている状況。気温は27度、路面温度30度というコンディションの下、ほとんどの車両がスリックタイヤを選択して、173周、1000kmという長丁場のレーススタートが切られた。
LEXUS RC F勢最上位グリッド2列目4番手からスタートを切った19号車関口は、スタートでのポジションアップを図ってライバルに並びかけたが、逆にブロックされて行き場を失い、片輪がコースオフ。加速が鈍り、6位へと後退。
8番手グリッドから好スタートを切った立川の38号車は、1周目に19号車もかわし5位へ。勢いに乗る38号車は、5周目に4位へポジションを上げると、前を行くGT-Rを猛プッシュ。12周目に3位の12号車をかわすと、その勢いで更に2位の46号車にもアタックを仕掛け、15周目にはストレートでの激しいバトルを制し、ついに2位へと浮上した。
更に38号車の立川は首位との差をみるみるうちに詰め、テール・トゥ・ノーズへ。22周目のシケインでインに飛びこみ、8番手スタートから僅か22周で首位へと浮上して見せた。
その後方では、11番手スタートの36号車もキャシディの好走によりポジションアップ。5位の19号車関口の後方に続くと、3台での4位争いを展開した。
首位に浮上した38号車は、27周でピットインし、立川から石浦へとドライバーチェンジ。ピット戦略の異なるライバルをすぐにかわし、首位をキープした。
伊藤へとドライバー交代した36号車は、35周目に5位のNSXをかわすと、45周目には前を行く国本の19号車もパス。
2位、3位につけていたGT-R勢がトラブルとペナルティで後退したため、36号車が2位、10番手スタートから追い上げた6号車が19号車をかわし3位、19号車が4位と、LEXUS RC F勢がトップ4を占める前半戦となった。
レースが折り返しを過ぎ、39号車以外の全車が3度目のピットインを終えたところで、GT300クラス車両がクラッシュし、セーフティカーが導入されたため、上位勢がそれまでに作ってきたマージンが帳消しに。特にトップ2を走っていたLEXUS RC Fは3位以下に1分近い差をつけていただけに、厳しい状況で後半戦が再開されることとなった。
しかし、再開後も首位の38号車とそれを追う36号車の2台が3位以下を引き離すバトルを展開。115周が終わった時点で、一足先に36号車がピットへ向かい、キャシディへと交代。38号車も翌周ピットインし、石浦から立川へと交代してコースへ復帰したが、アウトラップでタイヤが温まっていない隙を突き、36号車が首位に立った。
しかし、立川もファステストラップを更新する走りを見せ猛追。125周を過ぎたあたりで、コースの一部で強い雨が降り始め、各車がペースダウンするのをものともせずにハイペースを維持した立川の38号車は、128周目のスプーンコーナーで36号車をパス。しかし、まもなく雨が止み、コースが乾いてくると36号車のキャシディも負けじと131周目のシケインで逆転。翌周のスプーンコーナーで再び38号車立川が首位へ復帰するなどLEXUS RC F同士が首位争いを展開。3位以下を10秒以上引き離し、首位の38号車を36号車が2秒以内の差で追い続ける展開となった。
142周目を終えたところで首位走行中の38号車がピットインし、石浦へと交代。ここでチームが素晴らしいピット作業をこなし、翌周ピットインした36号車の前に出ることに成功。36号車の伊藤も追い上げを見せ、一時10秒近くあった差は4秒ほどに縮まったが、首位を行く石浦の38号車はその差をキープ。
残り3周というころでかなり強い雨が降り始め、各車大きくペースダウン。38号車の石浦は最後のシケインでコースアウトするもすぐに復帰しそのままトップチェッカー。シリーズ最長の1000kmレースで今季初勝利を飾った。立川と石浦にとっては、コンビを組んで初の勝利となった。この勝利で立川/石浦組はドライバーズランキングでも2位に浮上した。
36号車は2位フィニッシュ。3年連続の勝利はならなかったものの、LEXUS RC Fにとっては3年連続、そして1-2フィニッシュで夏の3連戦最後のレースを飾った。36号車のニック・キャシディにとってはSUPER GTで初の表彰台獲得。
6号車は終盤まで追い上げるGT-R 1号車とのバトルで観客を沸かせたが、ファイナルラップで1号車がストップ。6号車が4位、19号車が5位でフィニッシュし、LEXUS RC Fはトップ5に4台という活躍を見せた。
GT300クラスでは、ほとんどの車両がスリックタイヤを選択する中、最前列2番手グリッドの31号車はウェットタイヤを装着してスタート。しかし、このタイヤチョイスが裏目に出て、31号車はみるみるポジションを落とすことに。2周終了の時点でピットへ向かい、スリックタイヤに交換すると共に、ドライバーも中山雄一へと交代した。
第2スティントを担当することとなった中山雄一は最後尾近くからハイペースで追い上げを開始。1時間を過ぎたところで同クラスの全車が1度目のピットを終えた時点で2位へとポジションアップ。ライバルとは異なるピット戦略ながら上位争いへと復帰して見せた。
その後は義務づけられた最少の5回ピットで終えられるようペースをコントロールし、5回目のピットインを終えた時点で7位を走行。その後、前を行くライバルが次々にピットインしていき、ポジションアップ、149周目に3位に浮上した。残り3周の時点で雨が降り始めると、ライバルがペースダウンする中、中山雄一は数秒速いペースで追い上げ、残り2周で2位に浮上。2位表彰台を獲得した。
60号車は18位、30号車は24位完走を果たした。

今季初勝利を挙げたZENT CERUMO RC F 38号車

2位フィニッシュを果たしたau TOM'S RC F 36号車
- ZENT CERUMO RC F 38号車 ドライバー 立川祐路:
-
こんなに疲れた1000kmレースは初めてだ。1周1周、最初から最後まで全開で走り続けた。正直途中疲れも感じたが、この勝つチャンスをものにしなくてはいけないと必死で走った。結果的に勝てたので、頑張った甲斐があったという思いだ。去年から石浦という最強のパートナーを得て、一緒に戦ってきたのになかなか勝てそうで勝てず、という状況が続いた。そういう意味でも、今回勝てて本当に良かった。
- ZENT CERUMO RC F 38号車 ドライバー 石浦宏明:
-
チーム・セルモに来て、スーパーフォーミュラではチャンピオンを取らせてもらったが、GTではなかなか勝てず、立川さんと組んで勝てていないというのは自分の中でもプレッシャーになっていたし、何とか早く勝ちたいと思っていたので、やっとその日が来て嬉しい。昨日の予選の後、立川さんがすごく悔しそうで、明日絶対に挽回すると予選直後から言っていて、その言葉通り最初のスティントでいきなりトップに立ってくれた。あの気迫を見て、自分もクルマ以上のパフォーマンスを出すような走りをしたいと思っていた。後続の追い上げも凄かったが、引き離すよりも絶対に競り勝つんだという気持ちで最後まで走った。とにかく結果が出せて本当に良かった。
- au TOM'S RC F 36号車 ドライバー 伊藤大輔:
-
予選でちょっとパフォーマンスが悪かったが、結果的にここまで巻き返して、ほぼトップ争いが出来たので、そういう意味では満足している部分もある。しかし、3連覇がかかっていた車として、どうしても勝ちたかったのに届かなかったという意味で正直悔しいし、複雑な気持ちだ。ニック(キャシディ)もスタートから頼もしい走りをしてくれて、自分たちの車のパフォーマンスが良いことを確認出来、レースペース的には自信を持って挑めたので良かった。雨が降ったり止んだり、運転する方は結構どきどきしたが、今年初表彰台という意味では良いステップになったレースだと思う。まだまだポイント面ではトップに届いていないが、それでもこの暑い鈴鹿できちんと結果を出せたことを自信に、次のタイでは予選から前のポジションを狙い、主導権を握ったレースで勝ちたい。
- au TOM'S RC F 36号車 ドライバー ニック・キャシディ:
-
自分の最初のスティントは、1周目から2台パスでき、良いスタートが切れた。その後はとても長いレースだと自分に言い聞かせてペースを保とうとしたが、周りが最初からすごくアグレッシブなので驚いた。伊藤選手も順調な走りでポジションを上げてくれて、私の2度目のスティント時に勝てると思った。3度目のスティントのアウトラップは、これまでにないほど全てを出し尽くして走り、トップに立てた。その後雨に見舞われたが、GTのスリックタイヤで雨の中を走るのは初めての経験で、経験豊富な立川選手に追い上げられてしまった。とにかくコースオフしないように安全重視で走り続けた。こんなに長いレースで、(伊藤)大輔という素晴らしいパートナーと一緒に戦えて本当に良かったし、多くの経験も積めた。次戦のタイは初めてだが、前戦富士ではLEXUS勢最上位だったし、SUGOではペナルティまでは首位を争うなど、この3レースは調子がいいのでその勢いを活かして臨みたい。GTで初めての表彰台は嬉しいが、1000kmも走って1.2秒差で勝利を逃したという意味では残念でもあるし、複雑な気分だ。
- TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 嵯峨宏紀:
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スタートのウェットタイヤ選択は、路面がもっと濡れていると思って安全重視で選んだのだが、完全に間違いだった。我々は4ストップでも行けるほど燃費が良かったので、最初短めでもいいからとウェットを選んだのだが、思いの外乾いていた。被害を最小限にすべくすぐにピットインしたが、かなりタイム差が開いてしまった。セーフティカーが入ってくれたおかげで助かった部分もある。もし最初に正攻法のタイヤを選んでいたら、ピットインの前にセーフティカーが入ってしまったかも知れず、そういう意味では運も良かった。次戦タイは、過去プリウスとの相性が良いとは言えないが、去年から今年にかけてプラッシュアップしてきた部分がどのくらい効を奏するか、自分の中でも楽しみだ。
- TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 中山雄一:
-
スタートで我々だけが取ったタイヤ選択が裏目に出て、ほとんど昨日の予選をやってないような位置まで落ちてしまったが、そこからは濡れていても乾いていてもタイヤのパフォーマンスはとても良く追い上げることが出来た。今回3レース分ノートラブルで走り切れたので、長いレースでも最後までハイペースで攻めきることが出来るクルマをメンテナンスしてくれたチームの皆さんに感謝している。僕も嵯峨選手もベストを尽くして、大きなミスなく最後までクルマのパフォーマンスを100%引き出して走ることが出来た。最後は雨も味方してくれて2位と、今週すごく良い流れで終えられたので、率直に嬉しい。次戦のタイも去年のレース後半はペースが良かったので、今日の流れが維持できればと思っている。
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000km」の決勝レースは#38ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明組)が最後まで逃げ切って今季初優勝。
GT300クラスはピット戦略をうまくまとめた#61SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)がこちらも今季初優勝を達成した。
レース展開は終盤に入ってやや落ち着きを見せる。
トップの38号車は142周めに最後のピット作業を行い、石浦が最後のスティントを担当。
#36au TOM’S RC F(伊藤大輔/ニック・キャシディ組)は143周めにピット作業を行い、ストレート1本分のリードを保ってコースに復帰するが、ダンロップコーナーで#38石浦にかわされてしまった。
結局石浦はこのままトップを守って173周を走りきり、今季初勝利を挙げた。
2位には#36au RC F、3位には#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/高星明誠)が入った。これがGT500デビュー戦となった高星は負傷欠場した千代勝正の代役を立派に果たした格好だ。
GT300クラスはここまで快調にトップを快走していた#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/山田真之亮組)が146周めに最後のピット作業を行った結果、#61BRZがトップでチェッカーを受ける結果に。序盤のスピンによるタイムロスが中盤のセーフティーカーランで帳消しになったことも見逃せないポイントだ。
同様にウェットタイヤでスタートして順位を落とした#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)が2位、61号車を押し出した件でドライブスルーペナルティを受けた#0GAINER TANAX GT-R(アンドレ・クート/富田竜一郎組)が3位に入ったことも皮肉な結果だ。
ポールの18号車は結局4位でレースを終えた。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/28) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 38 | 500 | 1 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 40 | 173 | 5:45'34.230 |
| 2 | 36 | 500 | 2 | 伊藤 大輔 ニック・キャシディ | au TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 34 | 173 | 1.242 |
| 3 | *46 | 500 | 3 | 本山 哲 高星 明誠 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 30 | 173 | 1'15.104 |
| 4 | 6 | 500 | 4 | 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ | WAKO'S 4CR RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 50 | 173 | 1'31.514 |
| 5 | 19 | 500 | 5 | 関口 雄飛 国本 雄資 | WedsSport ADVAN RC F TOYOTA LEXUS RC F | YH | 24 | 173 | 1'48.254 |
| 6 | 1 | 500 | 6 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 100 | 172 | 1Lap |
| 7 | 100 | 500 | 7 | 山本 尚貴 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 26 | 172 | 1Lap |
| 8 | *39 | 500 | 8 | ヘイッキ・コバライネン 平手 晃平 | DENSO KOBELCO SARD RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 74 | 172 | 1Lap |
| 9 | 8 | 500 | 9 | 松浦 孝亮 野尻 智紀 | ARTA NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 20 | 171 | 2Laps |
| 10 | 17 | 500 | 10 | 塚越 広大 小暮 卓史 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 40 | 171 | 2Laps |
| 11 | 64 | 500 | 11 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | DL | 2 | 171 | 2Laps |
| 12 | 24 | 500 | 12 | 佐々木 大樹 柳田 真孝 | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 44 | 169 | 4Laps |
| 13 | 61 | 300 | 1 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 44 | 161 | 12Laps |
| 14 | 31 | 300 | 2 | 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 40 | 161 | 12Laps |
| 15 | *0 | 300 | 3 | アンドレ・クート 富田 竜一郎 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 22 | 161 | 12Laps |
| 16 | 18 | 300 | 4 | 中山 友貴 山田 真之亮 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | 24 | 161 | 12Laps |
| 17 | 4 | 300 | 5 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 50 | 160 | 13Laps |
| 18 | 21 | 300 | 6 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | 46 | 160 | 13Laps |
| 19 | 33 | 300 | 7 | 山野 直也 坂本 祐也 | Excellence Porsche PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 160 | 13Laps |
| 20 | 65 | 300 | 8 | 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG-GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 40 | 160 | 13Laps |
| 21 | 88 | 300 | 9 | 織戸 学 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 30 | 159 | 14Laps |
| 22 | 3 | 300 | 10 | 星野 一樹 ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 64 | 159 | 14Laps |
| 23 | 51 | 300 | 11 | 都筑 晶裕 新田 守男 脇阪 薫一 | JMS LMcorsa 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 26 | 159 | 14Laps |
| 24 | 360 | 300 | 12 | 柴田 優作 田中 篤 清原 章太 | RUNUP Group&DOES GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 159 | 14Laps |
| 25 | 9 | 300 | 13 | 阪口 良平 吉田 広樹 | GULF NAC PORSCHE 911 PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 158 | 15Laps |
| 26 | 55 | 300 | 14 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 74 | 158 | 15Laps |
| 27 | 111 | 300 | 15 | 植田 正幸 鶴田 和弥 石川 京侍 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | | 158 | 15Laps |
| 28 | 50 | 300 | 16 | 安岡 秀徒 久保 凜太郎 加納 政樹 | ODYSSEY SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 158 | 15Laps |
| 29 | *87 | 300 | 17 | 細川 慎弥 佐藤 公哉 飯田 太陽 | triple aランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 6 | 157 | 16Laps |
| 30 | 60 | 300 | 18 | 飯田 章 吉本 大樹 ドミニク・ファーンバッハー | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 157 | 16Laps |
| 31 | *108 | 300 | 19 | 峰尾 恭輔 ジョノ・レスター 竹内 浩典 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 157 | 16Laps |
| 32 | *26 | 300 | 20 | 密山 祥吾 元嶋 佑弥 中野 信治 | TAISAN SARD FJ AUDI R8 Audi R8 LMS ultra | YH | 6 | 156 | 17Laps |
| 33 | 48 | 300 | 21 | 高森 博士 田中 勝輝 青木 孝行 | DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 2 | 155 | 18Laps |
| 34 | 25 | 300 | 22 | 土屋 武士 松井 孝允 山下 健太 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 66 | 147 | 26Laps |
| 35 | 22 | 300 | 23 | 和田 久 城内 政樹 東 徹次郎 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 146 | 27Laps |
| 36 | 30 | 300 | 24 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 4 | 122 | 51Laps |
| 37 | 63 | 300 | 25 | エイドリアン・ザウグ 横溝 直輝 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 113 | 60Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - GT500:121Laps GT300:112Laps)完走 ---- |
| - | 37 | 500 | - | ジェームス・ロシター 平川 亮 | KeePer TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 60 | 92 | 81Laps |
| - | 2 | 300 | - | 高橋 一穂 加藤 寛規 牧野 任祐 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 82 | 91Laps |
| - | 15 | 500 | - | 武藤 英紀 オリバー・ターベイ | ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 80 | 93Laps |
| - | 11 | 300 | - | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | 40 | 70 | 103Laps |
| - | 12 | 500 | - | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 56 | 59 | 114Laps |
| - | 5 | 300 | - | 玉中 哲二 山下 潤一郎 影山 正美 | マッハ車検MC86 TOYOTA 86 MC | YH | | 50 | 123Laps |
| - | 7 | 300 | - | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 アウグスト・ファルフス | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | 24 | DNS | - |
- Fastest Lap(GT500): CarNo.24 佐々木大樹(フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R) 1'50.924
- Fastest Lap(GT300): CarNo.18 中山友貴(UPGARAGE BANDOH 86)2'01.301
- CarNo.39(平手晃平)は、Spr.26-11(ピットレーンスピード違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.46(本山哲)は、H項2-2.4.5.1b(黄旗中の追い越し)により、ペナルティーストップ10秒を科した。
- CarNo.108は、Spr.28-7(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.108は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.0(富田竜一郎)は、Spr.13-1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CraNo.26は、Spr.28-5(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.26は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.87(細川慎弥)は、Spr.26-11(ピットレーンのスピード違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/28) After 750km Weather:Cloudy Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 38 | 500 | 1 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 40 | 130 | 4:21'35.153 |
| 2 | 36 | 500 | 2 | 伊藤 大輔 ニック・キャシディ | au TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 34 | 130 | 0.802 |
| 3 | 46 | 500 | 3 | 本山 哲 高星 明誠 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 30 | 130 | 14.534 |
| 4 | 6 | 500 | 4 | 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ | WAKO'S 4CR RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 50 | 130 | 1'04.618 |
| 5 | 19 | 500 | 5 | 関口 雄飛 国本 雄資 | WedsSport ADVAN RC F TOYOTA LEXUS RC F | YH | 24 | 130 | 1'05.740 |
| 6 | 1 | 500 | 6 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 100 | 130 | 1'08.720 |
| 7 | 100 | 500 | 7 | 山本 尚貴 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 26 | 129 | 1Lap |
| 8 | 39 | 500 | 8 | ヘイッキ・コバライネン 平手 晃平 | DENSO KOBELCO SARD RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 74 | 129 | 1Lap |
| 9 | 8 | 500 | 9 | 松浦 孝亮 野尻 智紀 | ARTA NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 20 | 129 | 1Lap |
| 10 | 17 | 500 | 10 | 塚越 広大 小暮 卓史 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 40 | 129 | 1Lap |
| 11 | 64 | 500 | 11 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | DL | 2 | 129 | 1Lap |
| 12 | 24 | 500 | 12 | 佐々木 大樹 柳田 真孝 | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 44 | 127 | 3Laps |
| 13 | 18 | 300 | 1 | 中山 友貴 山田 真之亮 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | 24 | 121 | 9Laps |
| 14 | 61 | 300 | 2 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 44 | 121 | 9Laps |
| 15 | 33 | 300 | 3 | 山野 直也 坂本 祐也 | Excellence Porsche PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 121 | 9Laps |
| 16 | 0 | 300 | 4 | アンドレ・クート 富田 竜一郎 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 22 | 121 | 9Laps |
| 17 | 31 | 300 | 5 | 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 40 | 121 | 9Laps |
| 18 | 21 | 300 | 6 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | 46 | 121 | 9Laps |
| 19 | 4 | 300 | 7 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 50 | 121 | 9Laps |
| 20 | 25 | 300 | 8 | 土屋 武士 松井 孝允 山下 健太 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 66 | 120 | 10Laps |
| 21 | 65 | 300 | 9 | 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG-GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 40 | 120 | 10Laps |
| 22 | 3 | 300 | 10 | 星野 一樹 ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 64 | 120 | 10Laps |
| 23 | 88 | 300 | 11 | 織戸 学 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 30 | 120 | 10Laps |
| 24 | 51 | 300 | 12 | 都筑 晶裕 新田 守男 脇阪 薫一 | JMS LMcorsa 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 26 | 120 | 10Laps |
| 25 | 55 | 300 | 13 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 74 | 119 | 11Laps |
| 26 | 360 | 300 | 14 | 柴田 優作 田中 篤 清原 章太 | RUNUP Group&DOES GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 119 | 11Laps |
| 27 | 87 | 300 | 15 | 細川 慎弥 佐藤 公哉 飯田 太陽 | triple aランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 6 | 119 | 11Laps |
| 28 | 9 | 300 | 16 | 阪口 良平 吉田 広樹 | GULF NAC PORSCHE 911 PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 119 | 11Laps |
| 29 | 50 | 300 | 17 | 安岡 秀徒 久保 凜太郎 加納 政樹 | ODYSSEY SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 118 | 12Laps |
| 30 | 60 | 300 | 18 | 飯田 章 吉本 大樹 ドミニク・ファーンバッハー | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 118 | 12Laps |
| 31 | 111 | 300 | 19 | 植田 正幸 鶴田 和弥 石川 京侍 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | | 118 | 12Laps |
| 32 | 48 | 300 | 20 | 高森 博士 田中 勝輝 青木 孝行 | DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 2 | 118 | 12Laps |
| 33 | 26 | 300 | 21 | 密山 祥吾 元嶋 佑弥 中野 信治 | TAISAN SARD FJ AUDI R8 Audi R8 LMS ultra | YH | 6 | 118 | 12Laps |
| 34 | 108 | 300 | 22 | 峰尾 恭輔 ジョノ・レスター 竹内 浩典 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 117 | 13Laps |
| 35 | 30 | 300 | 23 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 4 | 117 | 13Laps |
| 36 | 63 | 300 | 24 | エイドリアン・ザウグ 横溝 直輝 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 113 | 17Laps |
| 37 | 22 | 300 | 25 | 和田 久 城内 政樹 東 徹次郎 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 113 | 17Laps |
| 38 | 37 | 500 | 13 | ジェームス・ロシター 平川 亮 | KeePer TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 60 | 92 | 38Laps |
| 39 | 2 | 300 | 26 | 高橋 一穂 加藤 寛規 牧野 任祐 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 82 | 48Laps |
| 40 | 15 | 500 | 14 | 武藤 英紀 オリバー・ターベイ | ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 80 | 50Laps |
| 41 | 11 | 300 | 27 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | 40 | 70 | 60Laps |
| 42 | 12 | 500 | 15 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 56 | 59 | 71Laps |
| 44 | 7 | 300 | 28 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 アウグスト・ファルフス | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | 24 | 0 | 130Laps |
- Fastest Lap(GT500): CarNo.38 立川祐路(ZENT CERMO RC F) 1'51.014 (59/70) 188.31km/h
- Fastest Lap(GT300): CarNo.2 加藤寛規(シンティアム・アップル・ロータス) 2'01.401 (28/31) 172.200km/h
- CarNo.39(平手晃平)は、Spr.26-11(ピットレーンスピード違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.46(本山哲)は、H項2-2.4.5.1b(黄旗中の追い越し)により、ペナルティーストップ10秒を科した。
- CarNo.108は、Spr.28-7(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.108は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.0(富田竜一郎)は、Spr.13-1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CraNo.26は、Spr.28-5(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.26は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.87(細川慎弥)は、Spr.26-11(ピットレーンのスピード違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000km」の決勝は規定周回数の4分の3を消化。トップは依然としてGT500が#38ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明組)、GT300は#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/山田真之亮組)。しかし途中38号車に対して黄旗区間追い越しの検証が入っており、レース後に物議を醸しそうだ。
1000kmレースもいよいよ後半に入った。#2シンティアム・アップル・ロータス(高橋一穂/加藤寛規/牧野任祐組)のクラッシュによるセーフティーカーランは92周めまで。
リスタート後の116周めにトップの38号車はピットイン。石浦から立川に交代した。ところが1周早くピット作業を済ませていた#36au TOM’S RC F(伊藤大輔/ニック・キャシディ組)がここで急接近し、まだタイヤの冷えていた38号車をS字でかわしてトップに立った。
しばらくは1位#36au、2位#38ZENTでレースは進行したが、トップが127周めにさしかかったあたりで東コースから激しい雨が降り始めた。雨は次第に西コース方面へ移動。これに足を取られた#17KEHIN NSX CONCEPT-GT(小暮卓史)がスプーンカーブで飛び出してグラベルに捕まってしまう。
そこへ通りかかったトップ2台。雨脚に合わせてペースを落とした#36キャシディを#38立川が抜き去り、再びトップに浮上する。キャシディも131周めに抜き返したが、立川は132周めのスプーンで再びキャシディを抜き返した。これに対し黄旗区間追い越しの検証が38号車に対してなされたが、競技団の裁定はセーフ。しかしこれは後々物議を醸しそうだ。
なお10秒ストップのビハインドをSCランで帳消しにされた格好の#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/高星明誠組)が高星の健闘もあって3位につけている。
GT300クラスはピットストップのタイミングで何度かトップが入れ替わっているものの、依然として#18アップガレージ86がトップを守っている。
2番手には#61SUBARU BRZ(井口卓人/山内英輝組)が再び浮上。#25Vivac 86MC(土屋武士/松井孝允/山下健太組)も90周終わりのピット作業でタイヤ無交換作戦を取るなどして上位に浮上してきたが、ボンネット品のトラブルで113周めに早めのピット作業を行い、8位に後退している。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/28) After 500km Weather:Cloudy Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 38 | 500 | 1 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 40 | 87 | 2:49'36.501 |
| 2 | 6 | 500 | 2 | 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ | WAKO'S 4CR RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 50 | 87 | 52.327 |
| 3 | 1 | 500 | 3 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 100 | 87 | 1'17.367 |
| 4 | 17 | 500 | 4 | 塚越 広大 小暮 卓史 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 40 | 87 | 1'22.700 |
| 5 | 36 | 500 | 5 | 伊藤 大輔 ニック・キャシディ | au TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 34 | 87 | 1'42.921 |
| 6 | 39 | 500 | 6 | ヘイッキ・コバライネン 平手 晃平 | DENSO KOBELCO SARD RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 74 | 87 | 2'02.031 |
| 7 | 46 | 500 | 7 | 本山 哲 高星 明誠 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 30 | 87 | 2'25.219 |
| 8 | 19 | 500 | 8 | 関口 雄飛 国本 雄資 | WedsSport ADVAN RC F TOYOTA LEXUS RC F | YH | 24 | 87 | 2'37.691 |
| 9 | 37 | 500 | 9 | ジェームス・ロシター 平川 亮 | KeePer TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 60 | 87 | 2'4.541 |
| 10 | 100 | 500 | 10 | 山本 尚貴 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 26 | 87 | 2'55.241 |
| 11 | 8 | 500 | 11 | 松浦 孝亮 野尻 智紀 | ARTA NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 20 | 86 | 1Lap |
| 12 | 64 | 500 | 12 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | DL | 2 | 86 | 1Lap |
| 13 | 24 | 500 | 13 | 佐々木 大樹 柳田 真孝 | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 44 | 84 | 3Laps |
| 14 | 18 | 300 | 1 | 中山 友貴 山田 真之亮 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | 24 | 81 | 6Laps |
| 15 | 4 | 300 | 2 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 50 | 81 | 6Laps |
| 16 | 25 | 300 | 3 | 土屋 武士 松井 孝允 山下 健太 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 66 | 81 | 6Laps |
| 17 | 33 | 300 | 4 | 山野 直也 坂本 祐也 | Excellence Porsche PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 81 | 6Laps |
| 18 | 2 | 300 | 5 | 高橋 一穂 加藤 寛規 牧野 任祐 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 81 | 6Laps |
| 19 | 65 | 300 | 6 | 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG-GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 40 | 81 | 6Laps |
| 20 | 21 | 300 | 7 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | 46 | 81 | 6Laps |
| 21 | 0 | 300 | 8 | アンドレ・クート 富田 竜一郎 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 22 | 81 | 6Laps |
| 22 | 31 | 300 | 9 | 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 40 | 81 | 6Laps |
| 23 | 15 | 500 | 14 | 武藤 英紀 オリバー・ターベイ | ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 80 | 7Laps |
| 24 | 61 | 300 | 10 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 44 | 80 | 7Laps |
| 25 | 3 | 300 | 11 | 星野 一樹 ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 64 | 80 | 7Laps |
| 26 | 88 | 300 | 12 | 織戸 学 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 30 | 80 | 7Laps |
| 27 | 9 | 300 | 13 | 阪口 良平 吉田 広樹 | GULF NAC PORSCHE 911 PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 80 | 7Laps |
| 28 | 48 | 300 | 14 | 高森 博士 田中 勝輝 青木 孝行 | DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 2 | 80 | 7Laps |
| 29 | 55 | 300 | 15 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 74 | 80 | 7Laps |
| 30 | 51 | 300 | 16 | 都筑 晶裕 新田 守男 脇阪 薫一 | JMS LMcorsa 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 26 | 80 | 7Laps |
| 31 | 87 | 300 | 17 | 細川 慎弥 佐藤 公哉 飯田 太陽 | triple aランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 6 | 80 | 7Laps |
| 32 | 50 | 300 | 18 | 安岡 秀徒 久保 凜太郎 加納 政樹 | ODYSSEY SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 80 | 7Laps |
| 33 | 360 | 300 | 19 | 柴田 優作 田中 篤 清原 章太 | RUNUP Group&DOES GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 80 | 7Laps |
| 34 | 30 | 300 | 20 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 4 | 80 | 7Laps |
| 35 | 63 | 300 | 21 | エイドリアン・ザウグ 横溝 直輝 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 79 | 8Laps |
| 36 | 111 | 300 | 22 | 植田 正幸 鶴田 和弥 石川 京侍 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | | 79 | 8Laps |
| 37 | 60 | 300 | 23 | 飯田 章 吉本 大樹 ドミニク・ファーンバッハー | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 79 | 8Laps |
| 38 | 108 | 300 | 24 | 峰尾 恭輔 ジョノ・レスター 竹内 浩典 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 79 | 8Laps |
| 39 | 26 | 300 | 25 | 密山 祥吾 元嶋 佑弥 中野 信治 | TAISAN SARD FJ AUDI R8 Audi R8 LMS ultra | YH | 6 | 77 | 10Laps |
| 40 | 22 | 300 | 26 | 和田 久 城内 政樹 東 徹次郎 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 74 | 13Laps |
| 41 | 11 | 300 | 27 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | 40 | 70 | 17Laps |
| 42 | 12 | 500 | 15 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 56 | 59 | 28Laps |
| 43 | 5 | 300 | 28 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 影山 正美 | マッハ車検MC86 TOYOTA 86 MC | YH | | 45 | 42Laps |
| 44 | 7 | 300 | 29 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 アウグスト・ファルフス | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | 24 | 0 | 87Laps |
- Fastest Lap(GT500): CarNo.15 武藤英紀(ドラゴモヂューロ) 1'51.381 (29/47) 187.396km/h
- Fastest Lap(GT300): CarNo.2 加藤寛規(シンティアム・アップル・ロータス) 2'01.401 (28/31) 172.200km/h
- CarNo.39(平手晃平)は、Spr.26-11(ピットレーンスピード違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.46(本山哲)は、H項2-2.4.5.1b(黄旗中の追い越し)により、ペナルティーストップ10秒を科した。
- CarNo.108は、Spr.28-7(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.108は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.0(富田竜一郎)は、Spr.13-1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CraNo.26は、Spr.28-5(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.26は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000km」は規定周回数の半分を消化。
依然としてトップはGT500クラスが#38ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明組)、GT300は#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/山田真之亮)だ。
レースもいよいよ中盤に入った。
トップを快走するのは依然として#38ZENT RC Fだが、2番手以下には大きな動きが。
まず#15ドラゴモデューロ NSX CONCEPT-GT(武藤英紀/オリバー・ターベイ組)は最初のピット作業を終えてからはターベイのペースが今ひとつで次第に順位を落とした上、メカニカルトラブルにより80周終わりでピットイン。そのままガレージに押し戻されてしまった。
続いて#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/高星明誠組)は黄旗追い越しにより10秒のペナルティストップを課せられてしまう。
さらに#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)は59周めに2度めのピット作業を行った際に補給したオイルがエンジンルーム内に漏れて炎上。アウトラップのS字コーナーでストップしてしまった。
これにより2位には#36au TOM’S RC F(伊藤大輔/ニック・キャシディ組)、3位には#6WAKO’S 4CR RC F(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)が浮上してレクサスの1-2-3体制となっている。
トップの38号車は87周めに3度めのピット作業を行い、現在は石浦がドライブしている。
GT300クラスはピットタイミングを引き延ばした#4グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也組)が2位に浮上、一時は#18アップガレージをかわしてトップに浮上する場面もあったが、81周消化時点では#18、#4の順となっている。
また今回牧野任祐を第3ドライバーに起用した#2シンティアム・アップル・ロータス(高橋一穂/加藤寛規/牧野任祐組)も牧野の快走が功を奏して3位まで浮上したが、こちらは高橋に後退した直後の83周めにS字でクラッシュ、リアセクションを大破してレースを終えることになった。
またこのクラッシュにより90周めにセーフティカーが入った。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/28) After 250km Weather:Cloudy Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 38 | 500 | 1 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 40 | 44 | 1:25'36.417 |
| 2 | 12 | 500 | 2 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 56 | 44 | 4.777 |
| 3 | 46 | 500 | 3 | 本山 哲 高星 明誠 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 30 | 44 | 27.890 |
| 4 | 19 | 500 | 4 | 関口 雄飛 国本 雄資 | WedsSport ADVAN RC F TOYOTA LEXUS RC F | YH | 24 | 44 | 28.075 |
| 5 | 36 | 500 | 5 | 伊藤 大輔 ニック・キャシディ | au TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 34 | 44 | 29.252 |
| 6 | 15 | 500 | 6 | 武藤 英紀 オリバー・ターベイ | ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 44 | 32.284 |
| 7 | 6 | 500 | 7 | 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ | WAKO'S 4CR RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 50 | 44 | 33.438 |
| 8 | 17 | 500 | 8 | 塚越 広大 小暮 卓史 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 40 | 44 | 43.662 |
| 9 | 1 | 500 | 9 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 100 | 44 | 44.024 |
| 10 | 100 | 500 | 10 | 山本 尚貴 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 26 | 44 | 52.140 |
| 11 | 8 | 500 | 11 | 松浦 孝亮 野尻 智紀 | ARTA NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 20 | 44 | 1'00.560 |
| 12 | 39 | 500 | 12 | ヘイッキ・コバライネン 平手 晃平 | DENSO KOBELCO SARD RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 74 | 44 | 1'01.081 |
| 13 | 37 | 500 | 13 | ジェームス・ロシター 平川 亮 | KeePer TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 60 | 44 | 1'02.509 |
| 14 | 64 | 500 | 14 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | DL | 2 | 44 | 1'21.963 |
| 15 | 24 | 500 | 15 | 佐々木 大樹 柳田 真孝 | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 44 | 42 | 2Laps |
| 16 | 18 | 300 | 1 | 中山 友貴 山田 真之亮 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | 24 | 41 | 3Laps |
| 17 | 4 | 300 | 2 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 50 | 41 | 3Laps |
| 18 | 11 | 300 | 3 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | 40 | 41 | 3Laps |
| 19 | 33 | 300 | 4 | 山野 直也 坂本 祐也 | Excellence Porsche PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 41 | 3Laps |
| 20 | 2 | 300 | 5 | 高橋 一穂 加藤 寛規 牧野 任祐 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 41 | 3Laps |
| 21 | 25 | 300 | 6 | 土屋 武士 松井 孝允 山下 健太 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 66 | 41 | 3Laps |
| 22 | 61 | 300 | 7 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 44 | 41 | 3Laps |
| 23 | 65 | 300 | 8 | 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG-GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 40 | 41 | 3Laps |
| 24 | 0 | 300 | 9 | アンドレ・クート 富田 竜一郎 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 22 | 41 | 3Laps |
| 25 | 3 | 300 | 10 | 星野 一樹 ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 64 | 41 | 3Laps |
| 26 | 21 | 300 | 11 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | 46 | 41 | 3Laps |
| 27 | 51 | 300 | 12 | 都筑 晶裕 新田 守男 脇阪 薫一 | JMS LMcorsa 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 26 | 41 | 3Laps |
| 28 | 88 | 300 | 13 | 織戸 学 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 30 | 41 | 3Laps |
| 29 | 87 | 300 | 14 | 細川 慎弥 佐藤 公哉 飯田 太陽 | triple aランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 6 | 40 | 4Laps |
| 30 | 63 | 300 | 15 | エイドリアン・ザウグ 横溝 直輝 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 40 | 4Laps |
| 31 | 9 | 300 | 16 | 阪口 良平 吉田 広樹 | GULF NAC PORSCHE 911 PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 40 | 4Laps |
| 32 | 48 | 300 | 17 | 高森 博士 田中 勝輝 青木 孝行 | DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 2 | 40 | 4Laps |
| 33 | 31 | 300 | 18 | 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 40 | 40 | 4Laps |
| 34 | 55 | 300 | 19 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 74 | 40 | 4Laps |
| 35 | 60 | 300 | 20 | 飯田 章 吉本 大樹 ドミニク・ファーンバッハー | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 40 | 4Laps |
| 36 | 30 | 300 | 21 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 4 | 40 | 4Laps |
| 37 | 50 | 300 | 22 | 安岡 秀徒 久保 凜太郎 加納 政樹 | ODYSSEY SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 40 | 4Laps |
| 38 | 5 | 300 | 23 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 影山 正美 | マッハ車検MC86 TOYOTA 86 MC | YH | | 40 | 4Laps |
| 39 | 108 | 300 | 24 | 峰尾 恭輔 ジョノ・レスター 竹内 浩典 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 40 | 4Laps |
| 40 | 360 | 300 | 25 | 柴田 優作 田中 篤 清原 章太 | RUNUP Group&DOES GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 39 | 5Laps |
| 41 | 111 | 300 | 26 | 植田 正幸 鶴田 和弥 石川 京侍 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | | 39 | 5Laps |
| 42 | 26 | 300 | 27 | 密山 祥吾 元嶋 佑弥 中野 信治 | TAISAN SARD FJ AUDI R8 Audi R8 LMS ultra | YH | 6 | 38 | 6Laps |
| 43 | 22 | 300 | 28 | 和田 久 城内 政樹 東 徹次郎 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 36 | 8Laps |
| 44 | 7 | 300 | 29 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 アウグスト・ファルフス | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | 24 | 0 | 44Laps |
- Fastest Lap(GT500): CarNo.38 立川祐路(ZENT CERMO RC F) 1'51.556 (3/27) 187.396km/h
- Fastest Lap(GT300): CarNo.2 加藤寛規(シンティアム・アップル・ロータス) 2'01.401 (28/31) 172.200km/h
- CarNo.108は、Spr.28-7(燃料補給違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.108は、Spr.27-3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.0(富田竜一郎)は、Spr.13-1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000km」決勝がスタート。
から250kmを消化した時点では#38ZENT CERUMO RC F(立川祐路/石浦宏明組)がトップに立っている。
GT300クラスはポールシッターの#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/山田真之亮組)が以前トップだ。
第6戦決勝は午後0時30分スタート。
朝から降り続いた雨はピットウォークが終わる頃にはおさまり、上空は明るくなってきた。
このためGT500クラスは全車、GT300も多くのチームがスリックタイヤを選択してスタートに臨んだ。
ホールショットを奪ったのは#15ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT(武藤英紀)。
しかしその後方からは予選8番手の#38ZENT RC Fが凄まじい勢いで順位を上げてきていた。スタートドライバーは立川だ。
立川はオープニングラップを5位で戻ってくると、5周めのシケインで#8ARTA NSX CONCEPT-GT(松浦孝亮)を、12周めの1コーナーで#12カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)を、15周めの1コーナーでは#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲)を抜き去って2位に浮上すると、22周めのシケインでは#15武藤のインをついてトップに立った。
38号車は27周終わりでピットイン。石浦宏明に交代。依然としてトップを快走している。
GT300クラスはスタートから#18アップガレージ86(中山友貴)と#61SUBARU BRZ(山内英輝)が接戦を繰り広げていたが、61号車は25周終わりでピット作業を行ったのち、アウトラップのS字で#0GAINER TANAX GT-R(アンドレ・クート)に押されてスピンアウト。一気に順位を落としてしまった。
予選2番手の#31TOYOTA PRIUS apr GTはスタートにウェットタイヤを選択したのが裏目に出ていっきに順位を落とし、3周終わりでスリックには着替える羽目に陥った。
その後は最初のピット作業を引っ張った#4グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也組)が2位に浮上、トップを追い上げる展開となっている。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Keiichiro TAKESHITA
オートバックス スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000kmレース」の公式予選が8月27日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#15ドラゴ モデューロNSX CONCEPT-GT(武藤英紀/オリバー・ターベイ組)が1’47.456のコースレコードを樹立してチーム初のポールポジションを獲得した。
GT300クラスも#18UPGARAGE BANDOH 86(中山友貴/山田真之亮組)が今季初のポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時30分よりノックアウト方式。気温30度を超える中での厳しい戦いとなった。
予選Q1
GT500クラスの予選Q1はいつものように予定時間の半分が経過してから各車コースイン。
最初にアタックに入ったのは今回千代勝正に変わって高星明誠がステアリングを握る#46S Road CRAFTSPORTS GT-R。Q1はその高星が担当。最初のアタックで1’48.163とまずまずのタイムを記録する。
その後#19WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛が1’48.007、#24フォーラムエンジニアリングADVAN GT-Rの佐々木大樹が1’47.963と相次いで高星のタイムは打ち破られるが、それでも終わってみれば7番手と、見事Q2進出の重責を果たす結果となった。
トップタイムは#15オリバー・ターベイ(ドラゴモデューロNSX)の1’47.638だった。
GT300クラスは、今回スポット参戦することになった牧野任祐のドライブする#2シンティアム・アップル・ロータスがいきなり1’57.811というタイムを叩き出してトップに。2位の#65蒲生尚弥(LEON CVSTOS AMG-GT)に1秒以上の大差をつけ、周囲の期待以上の結果を出して見せた。
3位には#18UPGARAGE 86の山田真之亮、4位には#88マネパランボルギーニGT3の平峰一貴と、このセッションは若手の活躍が目立ったが、一方で平中克幸がドライブした#11GAINER TANAX AMG GT3は惜しくも15位で脱落、荒聖治のドライブした#7Studie BMW M6に至ってはトラブルによりコース上にストップという結果に終わっている。
予選Q2
結局15号車は朝のフリー走行から予選Q1、Q2と今日行われた全てのセッションでトップタイムを記録する快挙を成し遂げた。
2番手には#46S Road GT-R、3番手には前回の富士で優勝した#12カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信組)がつけた。
GT300クラスは中山友貴のドライブする#18UPGARAGE BANDOH 86が1’57.876でトップ。中山雄一のドライブする#31TOYOTA PRIUS apr GTが1’58.092で続く。
牧野がダントツのトップタイムを記録した#2ロータス・エヴォーラは加藤寛規がチェッカー間際まで懸命のアタックを続けたが、タイムは1’58.127とわずかに及ばず、明日の決勝を3位からスタートすることになった。
第6戦決勝は明日午後0時30分より173周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichir TAKESHITA
■GT500 Class
45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Knock Out Qualify Weather: Course:
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
| 1 | 15 | 武藤 英紀 オリバー・ターベイ | ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 1'47.638 | R1'47.456 |
| 2 | 46 | 本山 哲 高星 明誠 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 30 | 1'48.163 | R1'47.587 |
| 3 | 12 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 56 | 1'48.082 | 1'47.922 |
| 4 | 19 | 関口 雄飛 国本 雄資 | WedsSport ADVAN RC F TOYOTA LEXUS RC F | YH | 24 | 1'48.007 | 1'48.114 |
| 5 | 8 | 松浦 孝亮 野尻 智紀 | ARTA NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 20 | 1'48.108 | 1'48.191 |
| 6 | 17 | 塚越 広大 小暮 卓史 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 40 | 1'48.675 | 1'48.534 |
| 7 | 24 | 佐々木 大樹 柳田 真孝 | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 44 | 1'47.963 | 1'48.696 |
| 8 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 40 | 1'48.129 | 1'49.327 |
| 9 | 64 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | DL | 2 | 1'48.679 | |
| 10 | 6 | 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ | WAKO'S 4CR RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 50 | 1'48.763 | |
| 11 | 36 | 伊藤 大輔 ニック・キャシディ | au TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 34 | 1'48.861 | |
| 12 | 1 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 100 | 1'48.896 | |
| 13 | 100 | 山本 尚貴 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 26 | 1'49.150 | |
| 14 | 37 | ジェームス・ロシター 平川 亮 | KeePer TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 60 | 1'49.157 | |
| 15 | 39 | ヘイッキ・コバライネン 平手 晃平 | DENSO KOBELCO SARD RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 74 | 1'49.204 | |
| ---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
■GT300 Class
45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Knock Out Qualify Weather: Course:
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
| 1 | 18 | 中山 友貴 山田 真之亮 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | 24 | 1'58.923 | 1'57.876 |
| 2 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 40 | 1'59.638 | 1'58.092 |
| 3 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 1'57.811 | 1'58.127 |
| 4 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 44 | 1'59.289 | 1'58.348 |
| 5 | 25 | 土屋 武士 松井 孝允 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 66 | 1'59.069 | 1'58.608 |
| 6 | 0 | アンドレ・クート 富田 竜一郎 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 22 | 1'59.211 | 1'58.947 |
| 7 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 50 | 1'59.180 | 1'58.981 |
| 8 | 33 | 山野 直也 坂本 祐也 | Excellence Porsche PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'59.689 | 1'59.230 |
| 9 | 65 | 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG-GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 40 | 1'58.923 | 1'59.484 |
| 10 | 63 | エイドリアン・ザウグ 横溝 直輝 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 1'59.825 | 1'59.728 |
| 11 | 3 | 星野 一樹 ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 64 | 1'59.443 | 1'59.904 |
| 12 | 21 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | 46 | 1'59.949 | 2'00.020 |
| 13 | 26 | 密山 祥吾 元嶋 佑弥 | TAISAN SARD FJ AUDI R8 Audi R8 LMS ultra | YH | 6 | 1'59.179 | 2'00.235 |
| 14 | 88 | 織戸 学 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 30 | 1'58.934 | 2'00.559 |
| 15 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | 40 | 2'00.366 | |
| 16 | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 | DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 2 | 2'00.522 | |
| 17 | 87 | 細川 慎弥 佐藤 公哉 | triple aランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 6 | 2'00.530 | |
| 18 | 51 | 都筑 晶裕 新田 守男 | JMS LMcorsa 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 26 | 2'00.563 | |
| 19 | 360 | 柴田 優作 田中 篤 | RUNUP Group&DOES GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 2'00.609 | |
| 20 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | 24 | 2'00.654 | |
| 21 | 9 | 阪口 良平 吉田 広樹 | GULF NAC PORSCHE 911 PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 2'00.720 | |
| 22 | 108 | 峰尾 恭輔 ジョノ・レスター | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 2'00.782 | |
| 23 | 111 | 植田 正幸 鶴田 和弥 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | | 2'01.074 | |
| 24 | 55 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 74 | 2'01.168 | |
| 25 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 2'02.591 | |
| 26 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 2'06.136 | |
| 27 | 30 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 4 | 2'09.739 | |
| 28 | 50 | 安岡 秀徒 久保 凜太郎 | ODYSSEY SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 3'30.950 | |
| - | 5 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 | マッハ車検MC86 TOYOTA 86 MC | YH | | no time | |
■GT500 Class
45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Knock Out Q2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 15 | 武藤 英紀 | ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 1'47.456 | - | - | 194.547 |
| 2 | 46 | 本山 哲 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 30 | 1'47.587 | 0.131 | 0.131 | 194.310 |
| 3 | 12 | 安田 裕信 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 56 | 1'47.922 | 0.466 | 0.335 | 193.707 |
| 4 | 19 | 国本 雄資 | WedsSport ADVAN RC F TOYOTA LEXUS RC F | YH | 24 | 1'48.114 | 0.658 | 0.192 | 193.363 |
| 5 | 8 | 松浦 孝亮 | ARTA NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 20 | 1'48.191 | 0.735 | 0.077 | 193.225 |
| 6 | 17 | 小暮 卓史 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 40 | 1'48.534 | 1.078 | 0.343 | 192.614 |
| 7 | 24 | 柳田 真孝 | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 44 | 1'48.696 | 1.240 | 0.162 | 192.327 |
| 8 | 38 | 立川 祐路 | ZENT CERUMO RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 40 | 1'49.327 | 1.871 | 0.631 | 191.217 |
■GT300 Class
45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Knock Out Q2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 18 | 中山 友貴 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | 24 | 1'57.876 | - | - | 177.349 |
| 2 | 31 | 中山 雄一 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 40 | 1'58.092 | 0.216 | 0.216 | 177.025 |
| 3 | 2 | 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 1'58.127 | 0.251 | 0.035 | 176.972 |
| 4 | 61 | 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 44 | 1'58.348 | 0.472 | 0.221 | 176.642 |
| 5 | 25 | 松井 孝允 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 66 | 1'58.608 | 0.732 | 0.260 | 176.255 |
| 6 | 0 | アンドレ・クート | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 22 | 1'58.947 | 1.071 | 0.339 | 175.752 |
| 7 | 4 | 谷口 信輝 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 50 | 1'58.981 | 1.105 | 0.034 | 175.702 |
| 8 | 33 | 坂本 祐也 | Excellence Porsche PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'59.230 | 1.354 | 0.249 | 175.335 |
| 9 | 65 | 黒澤 治樹 | LEON CVSTOS AMG-GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 40 | 1'59.484 | 1.608 | 0.254 | 174.962 |
| 10 | 63 | 横溝 直輝 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 1'59.728 | 1.852 | 0.244 | 174.606 |
| 11 | 3 | 星野 一樹 | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 64 | 1'59.904 | 2.028 | 0.176 | 174.349 |
| 12 | 21 | 藤井 誠暢 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | 46 | 2'00.020 | 2.144 | 0.116 | 174.181 |
| 13 | 26 | 密山 祥吾 | TAISAN SARD FJ AUDI R8 Audi R8 LMS ultra | YH | 6 | 2'00.235 | 2.359 | 0.215 | 173.870 |
| 14 | 88 | 織戸 学 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 30 | 2'00.559 | 2.683 | 0.324 | 173.402 |
■GT500 Class
45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Knock Out Q1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 15 | オリバー・ターベイ | ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 1'47.638 | - | - | 194.218 |
| 2 | 24 | 佐々木 大樹 | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 44 | 1'47.963 | 0.325 | 0.325 | 193.633 |
| 3 | 19 | 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F TOYOTA LEXUS RC F | YH | 24 | 1'48.007 | 0.369 | 0.044 | 193.554 |
| 4 | 12 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 56 | 1'48.082 | 0.444 | 0.075 | 193.420 |
| 5 | 8 | 野尻 智紀 | ARTA NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 20 | 1'48.108 | 0.470 | 0.026 | 193.373 |
| 6 | 38 | 石浦 宏明 | ZENT CERUMO RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 40 | 1'48.129 | 0.491 | 0.021 | 193.336 |
| 7 | 46 | 高星 明誠 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 30 | 1'48.163 | 0.525 | 0.034 | 193.275 |
| 8 | 17 | 塚越 広大 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 40 | 1'48.675 | 1.037 | 0.512 | 192.364 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 9 | 64 | ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | DL | 2 | 1'48.679 | 1.041 | 0.004 | 192.357 |
| 10 | 6 | 大嶋 和也 | WAKO'S 4CR RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 50 | 1'48.763 | 1.125 | 0.084 | 192.209 |
| 11 | 36 | 伊藤 大輔 | au TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 34 | 1'48.861 | 1.223 | 0.098 | 192.036 |
| 12 | 1 | 松田 次生 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 100 | 1'48.896 | 1.258 | 0.035 | 191.974 |
| 13 | 100 | 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 26 | 1'49.150 | 1.512 | 0.254 | 191.527 |
| 14 | 37 | ジェームス・ロシター | KeePer TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 60 | 1'49.157 | 1.519 | 0.007 | 191.515 |
| 15 | 39 | ヘイッキ・コバライネン | DENSO KOBELCO SARD RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 74 | 1'49.204 | 1.566 | 0.047 | 191.433 |
| ---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
■GT300 Class
45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Knock Out Q1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 2 | 牧野 任祐 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 1'57.811 | - | - | 177.447 |
| 2 | 65 | 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG-GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 40 | 1'58.923 | 1.112 | 1.112 | 175.788 |
| 3 | 18 | 山田 真之亮 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | 24 | 1'58.923 | 1.112 | 0.000 | 175.788 |
| 4 | 88 | 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 30 | 1'58.934 | 1.123 | 0.011 | 175.771 |
| 5 | 25 | 土屋 武士 山下 健太 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 66 | 1'59.069 | 1.258 | 0.135 | 175.572 |
| 6 | 26 | 元嶋 佑弥 | TAISAN SARD FJ AUDI R8 Audi R8 LMS ultra | YH | 6 | 1'59.179 | 1.368 | 0.110 | 175.410 |
| 7 | 4 | 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 50 | 1'59.180 | 1.369 | 0.001 | 175.409 |
| 8 | 0 | 富田 竜一郎 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 22 | 1'59.211 | 1.400 | 0.031 | 175.363 |
| 9 | 61 | 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 44 | 1'59.289 | 1.478 | 0.078 | 175.248 |
| 10 | 3 | ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 64 | 1'59.443 | 1.632 | 0.154 | 175.022 |
| 11 | 31 | 嵯峨 宏紀 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 40 | 1'59.638 | 1.827 | 0.195 | 174.737 |
| 12 | 33 | 山野 直也 | Excellence Porsche PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'59.689 | 1.878 | 0.051 | 174.663 |
| 13 | 63 | エイドリアン・ザウグ | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 1'59.825 | 2.014 | 0.136 | 174.464 |
| 14 | 21 | リチャード・ライアン | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | 46 | 1'59.949 | 2.138 | 0.124 | 174.284 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 15 | 11 | 平中 克幸 | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | 40 | 2'00.366 | 2.555 | 0.417 | 173.680 |
| 16 | 48 | 青木 孝行 | DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 2 | 2'00.522 | 2.711 | 0.156 | 173.455 |
| 17 | 87 | 佐藤 公哉 | triple aランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 6 | 2'00.530 | 2.719 | 0.008 | 173.444 |
| 18 | 51 | 都筑 晶裕 | JMS LMcorsa 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 26 | 2'00.563 | 2.752 | 0.033 | 173.396 |
| 19 | 360 | 清原 章太 | RUNUP Group&DOES GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 2'00.609 | 2.798 | 0.046 | 173.330 |
| 20 | 7 | 荒 聖治 アウグスト・ファルフス | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | 24 | 2'00.654 | 2.843 | 0.045 | 173.266 |
| 21 | 9 | 阪口 良平 | GULF NAC PORSCHE 911 PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 2'00.720 | 2.909 | 0.066 | 173.171 |
| 22 | 108 | ジョノ・レスター | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 2'00.782 | 2.971 | 0.062 | 173.082 |
| 23 | 111 | 鶴田 和弥 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | | 2'01.074 | 3.263 | 0.292 | 172.665 |
| 24 | 55 | 小林 崇志 | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 74 | 2'01.168 | 3.357 | 0.094 | 172.531 |
| 25 | 22 | 城内 政樹 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 2'02.591 | 4.780 | 1.423 | 170.528 |
| 26 | 60 | 吉本 大樹 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 2'06.136 | 8.325 | 3.545 | 165.735 |
| 27 | 30 | 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 4 | 2'09.739 | 11.928 | 3.603 | 161.133 |
| 28 | 50 | 安岡 秀徒 | ODYSSEY SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 3'30.950 | 1'33.139 | 1'21.211 | 99.100 |
| - | 5 | 影山 正美 | マッハ車検MC86 TOYOTA 86 MC | YH | | no time | - | - | - |
スーパーGT第6戦「インターナショナル鈴鹿1000km」の公式練習が8月27日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは#15ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT(武藤英紀/オリバー・ターベイ組)、GT300クラスは#2シンティアム・アップル・ロータス(高橋一穂/加藤寛規/牧野任祐組)がトップタイムだった。
真夏の高速3連戦第3幕の舞台は伝統の一戦、鈴鹿1000キロ。
台風10号の影響もあってか、公式予選日の朝はどんよりとした曇り空。
朝早くからコースサイドに詰めかけた多くの観客が見守る中、公式練習は午前9時20分から105分間、2回の赤旗中断を挟んで終始ドライコンディションで行われた。
最初の赤旗は開始から20分が経過したところで#5マッハ車検MC86(玉中哲二/山下潤一郎/影山正美組)がデグナーでクラッシュしたため。影山がドライブしており、バリアに接触してボディーパネルを破損していたが、自走でガレージに戻ってきた。
2度目の赤旗は開始から1時間あまりが経過したところで#39DENSO KOBELCO SARD RC F(ヘイッキ・コバライネン/平手晃平組)がS字でスピンアウトし、コース上にストップしたため。こちらもバリアに当たってリヤウィングの左翼端板を失ったものの、自力で戻ってきており、予選への影響は大きくないと思われる。
そうした中、序盤から好タイムを連発したのがGT500トップの#15ドラゴモデューロだ。
開始10分で武藤が1’49.364を出してトップに立つと、その20分後には同じく武藤が1’47.910までタイムを縮めてきた。
2番手には#100RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴/伊沢拓也組)と同じくホンダ勢が続き、先週ツインリンクもてぎで行われたスーパーGT第4戦で初優勝を成し遂げた関口雄飛の乗る#19WedsSport ADVAN RC F(関口雄飛/国本雄資組)が3番手。4番手には#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/高星明誠組)がつけた。
46号車は第5戦富士の決勝でクラッシュした際、千代勝正が背骨を負傷、今回参加を見合わせることになった。代わって第2ドライバーに登録された高星は初めてのGT500ドライブだったが、専有走行で本山のタイムを上回る1’48.322を叩き出して見せた。
GT300クラスは開始20分で加藤が1’58.870、1’58.603と好タイムを連発して#2エヴォーラがトップに立つと、専有走行でも今回第3ドライバーに起用された牧野が1’58.809とそれに迫るタイムを記録、午後の予選も大いに期待できそうな仕上がりを見せる。
蒲生尚弥がセッション終盤に1’59.306を記録し、#65LEON CVSTOS AMG-GT(黒澤治樹/蒲生尚弥組)が2番手につけ、第3ドライバーに山下健太が加わった#25Vivac 86 MC(土屋武士/松井孝允/山下健太組)が3番手という結果になった。
スーパーGT第6戦の公式予選はこのあと午後2時30分よりノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
■GT500クラス
45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 15 | 武藤 英紀 オリバー・ターベイ | ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 8 | 1'47.910 | - | - | 193.728 |
| 2 | 100 | 山本 尚貴 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 26 | 1'48.071 | 0.161 | 0.161 | 193.439 |
| 3 | 19 | 関口 雄飛 国本 雄資 | WedsSport ADVAN RC F TOYOTA LEXUS RC F | YH | 24 | 1'48.208 | 0.298 | 0.137 | 193.195 |
| 4 | 46 | 本山 哲 高星 明誠 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 30 | 1'48.322 | 0.412 | 0.114 | 192.991 |
| 5 | 36 | 伊藤 大輔 ニック・キャシディ | au TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 34 | 1'48.408 | 0.498 | 0.086 | 192.838 |
| 6 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 40 | 1'48.454 | 0.544 | 0.046 | 192.756 |
| 7 | 37 | ジェームス・ロシター 平川 亮 | KeePer TOM'S RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 60 | 1'48.508 | 0.598 | 0.054 | 192.660 |
| 8 | 17 | 塚越 広大 小暮 卓史 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 40 | 1'48.510 | 0.600 | 0.002 | 192.657 |
| 9 | 24 | 佐々木 大樹 柳田 真孝 | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 44 | 1'48.629 | 0.719 | 0.119 | 192.446 |
| 10 | 8 | 松浦 孝亮 野尻 智紀 | ARTA NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | BS | 20 | 1'48.693 | 0.783 | 0.064 | 192.333 |
| 11 | 6 | 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ | WAKO'S 4CR RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 50 | 1'48.918 | 1.008 | 0.225 | 191.935 |
| 12 | 12 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 56 | 1'49.054 | 1.144 | 0.136 | 191.696 |
| 13 | 1 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 100 | 1'49.397 | 1.487 | 0.343 | 191.095 |
| 14 | 39 | ヘイッキ・コバライネン 平手 晃平 | DENSO KOBELCO SARD RC F TOYOTA LEXUS RC F | BS | 74 | 1'49.716 | 1.806 | 0.319 | 190.539 |
| 15 | 64 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT Honda NSX CONCEPT-GT | DL | 2 | 1'50.182 | 2.272 | 0.466 | 189.733 |
■GT300クラス
45th INTERNATIONAL SUZUKA 1000km -RIJ- (2016/08/27) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 6 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 牧野 任祐 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 1'58.603 | - | - | 176.262 |
| 2 | 65 | 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG-GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 40 | 1'59.360 | 0.757 | 0.757 | 175.144 |
| 3 | 25 | 土屋 武士 松井 孝允 山下 健太 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 66 | 1'59.369 | 0.766 | 0.009 | 175.131 |
| 4 | 18 | 中山 友貴 山田 真之亮 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | 24 | 1'59.782 | 1.179 | 0.413 | 174.527 |
| 5 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 50 | 1'59.875 | 1.272 | 0.093 | 174.392 |
| 6 | 0 | アンドレ・クート 富田 竜一郎 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 22 | 1'59.900 | 1.297 | 0.025 | 174.355 |
| 7 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 44 | 1'59.978 | 1.375 | 0.078 | 174.242 |
| 8 | 26 | 密山 祥吾 元嶋 佑弥 中野 信治 | TAISAN SARD FJ AUDI R8 Audi R8 LMS ultra | YH | 6 | 2'00.001 | 1.398 | 0.023 | 174.209 |
| 9 | 3 | 星野 一樹 ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 64 | 2'00.099 | 1.496 | 0.098 | 174.066 |
| 10 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 40 | 2'00.124 | 1.521 | 0.025 | 174.030 |
| 11 | 63 | エイドリアン・ザウグ 横溝 直輝 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 2'00.247 | 1.644 | 0.123 | 173.852 |
| 12 | 88 | 織戸 学 平峰 一貴 | マネパランボルギーニGT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 30 | 2'00.251 | 1.648 | 0.004 | 173.846 |
| 13 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | 40 | 2'00.288 | 1.685 | 0.037 | 173.793 |
| 14 | 21 | リチャード・ライアン 藤井 誠暢 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | 46 | 2'00.417 | 1.814 | 0.129 | 173.607 |
| 15 | 33 | 山野 直也 坂本 祐也 | Excellence Porsche PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 2'00.565 | 1.962 | 0.148 | 173.394 |
| 16 | 51 | 都筑 晶裕 新田 守男 脇阪 薫一 | JMS LMcorsa 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 26 | 2'00.648 | 2.045 | 0.083 | 173.274 |
| 17 | 9 | 阪口 良平 吉田 広樹 | GULF NAC PORSCHE 911 PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 2'00.880 | 2.277 | 0.232 | 172.942 |
| 18 | 5 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 影山 正美 | マッハ車検MC86 TOYOTA 86 MC | YH | | 2'01.178 | 2.575 | 0.298 | 172.516 |
| 19 | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 青木 孝行 | DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 2 | 2'01.244 | 2.641 | 0.066 | 172.423 |
| 20 | 360 | 柴田 優作 田中 篤 清原 章太 | RUNUP Group&DOES GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 2'01.254 | 2.651 | 0.010 | 172.408 |
| 21 | 108 | 峰尾 恭輔 ジョノ・レスター 竹内 浩典 | DIRECTION 108 HURACAN Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 2'01.264 | 2.661 | 0.010 | 172.394 |
| 22 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 ドミニク・ファーンバッハー | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 2'01.411 | 2.808 | 0.147 | 172.185 |
| 23 | 55 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 74 | 2'01.515 | 2.912 | 0.104 | 172.038 |
| 24 | 111 | 植田 正幸 鶴田 和弥 石川 京侍 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | | 2'01.840 | 3.237 | 0.325 | 171.579 |
| 25 | 87 | 細川 慎弥 佐藤 公哉 飯田 太陽 | triple aランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 6 | 2'02.332 | 3.729 | 0.492 | 170.889 |
| 26 | 30 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 4 | 2'02.352 | 3.749 | 0.020 | 170.861 |
| 27 | 50 | 安岡 秀徒 久保 凜太郎 加納 政樹 | ODYSSEY SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 2'02.483 | 3.880 | 0.131 | 170.678 |
| 28 | 22 | 和田 久 城内 政樹 東 徹次郎 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 2'02.696 | 4.093 | 0.213 | 170.382 |
| 29 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 アウグスト・ファルフス | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | 24 | 2'06.220 | 7.617 | 3.524 | 165.625 |
GTアソシエイション(GTA)とLEXUS GAZOO Racingは8月26日、鈴鹿サーキットで記者発表会を行い、来シーズンからSUPER GT GT500クラスに、従来の「RC F」に替えて、2016年1月デトロイトモーターショーで発表した新型ラグジュアリークーペ「LC500」をベースとしたレース車両で参戦することを発表した。
「LC500」は、レクサスが2017年春頃から日本発売を予定しているフラッグシップクーペで、美しいデザインや「より鋭く、より優雅に」 をキーワードに、すっきりとして奥深い走りの実現を目指している。
GT500クラスは2017年より車両規則が変更され、モノコックの更新やダウンフォースの25%削減が図られることになっている。
それを受けて現在レクサス、日産、ホンダの3メーカーは新規則に沿って新型車両の開発に取り組んでいる。
LC500はトヨタテクノクラフトで開発が進められており、9月から実車テストを開始する予定。
日産、ホンダの新車両は最終戦もてぎで披露される予定だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
2016年オートバックス全日本カート選手権KF部門の第5・6戦が7月10日、茂原ツインサーキット(千葉県)で行われ、第5・6戦ともに宮田莉朋(EXPRIT TAKAGI RACING)が優勝した。
3月に開幕したオートバックス全日本カート選手権KF部門も、今大会で折り返し地点となる5大会中3大会目の開催となった。例年は関東地方の梅雨明け時期と重なるため、灼熱の茂原と呼ばれるほど猛暑の中で開催される茂原大会だが、今年は例年よりも1週間程度早い開催時期となり、梅雨明け前の開催となった。

レースウィークに入ってからは梅雨の中休みで晴れが続いたが、タイムトライアルと第5戦の予選が行われる大会初日の土曜日には天候は一転し、第5戦の予選を翌日に順延するほどの豪雨に見舞われた。
【第5戦】 宮田莉朋待望の今季初優勝
土曜日に行われたタイムトライアルでは、菅波冬悟(SUCCED SPORTS Jr)がトップタイムをマーク、2番手には小高一斗(ADVAN HIROTEX)、3番手には高橋悠之(TONYKART R.T.J)という順位となり、タイヤメーカー3社がトップ3に入る結果となった。
日曜日は前日の雨から一転し、茂原らしい真夏日となった。公式練習後に、前日より順延となった第5戦の予選ヒートが行われ、5番手スタートの宮田がトップでチェッカーを受け、決勝ヒートのポールポジションを獲得した。2番手には小暮ひかる(Croc Promotion)、3番手には澤田真治(EXPRIT TAKAGI RACING)、4番手には野中誠太(RICCIARDO NEXUS)という順位となった。
決勝ヒートでは宮田がホールショットを決めるが、5番手からジャンプアップを果たした名取がすぐ後ろにつけ、2周目にはトップを奪う。その後2台は後続を突き放していき、2台の優勝争いになるかと思われたが、10周目に宮田がトップを奪い返すと名取を突き放して独走でチェッカー。2014年最終戦もてぎ大会以来遠ざかっていた、待望の優勝を飾った。2位には予選をエンジントラブルでリタイアした角田裕毅(Drago Corse)が、最後尾25番グリッドから怒涛の追い上げを果たした。3位には名取が入った。
【第6戦】宮田莉朋執念のオーバーテイク
午後に入ってさらに気温が上昇する中、第6戦の予選ヒートが行われ、午前の勢いそのままに第6戦決勝ヒートのポールポジションを宮田が獲得した。2番手には菅波が、3番手には名取、4番手には朝日と続いた。
決勝ヒートのスタートでは、第5戦同様に好スタートの名取がホールショットを決め、名取、高橋、宮田の3台が後続を離すようにレースをリードしていく。序盤はブリヂストンタイヤを履く名取、高橋のペースが良かったが、徐々にダンロップタイヤを履く宮田のペースが上がり、10周目には宮田がトップに出る。そして3台ワンパックだったとところに、第5戦と同じく予選をトラブルで走ることができなかった角田が追いつき一気にトップへ踊りでる。その後角田と宮田は激しい攻防を繰り広げ、度々順位を入れ替えながら後続を引き離しファイナルラップへと突入する。2台の攻防はファイナルラップでも止まらない。両者横並びでファイナルラップに突入、1コーナーでインに飛び込んだ角田が前にでる。その後2つのオーバーテイクポイントを抑えた角田、このまま決するかに思えたが最終コーナーで宮田が鋭く角田インを付きトップ浮上。執念のオーバーテイクを見せて今大会2連勝を飾った。最終コーナーでインを突かれた角田は体制を崩し大きくにアウト側へと膨らむが、なんとか体制を立て直し2戦連続での2位となった。3位には高橋が入った。
前回瑞浪大会では2戦連続2位となり、もう2位はいらないと悔しさを滲ませた宮田。優勝するために改善すべきはタイムトライアルだと語り、今大会では過去2大会よりもしっかりとまとめてみせた。その結果、2レースともに予選ヒートをトップで終え決勝ヒートのポールポジションを獲得し、悲願の優勝に向けて盤石の態勢を築いた。前からスタートさえすれば勝てると語ったその言葉通り、決勝では圧巻の走りで見事2連勝を飾った。2014年KF部門チャンピオンの存在感を改めて見せつけた茂原大会となった。
- 宮田莉朋のコメント
-
2年前のポールトゥウィンでの2連勝が実現できたことが本当に嬉しいです。タイムトライアルを5番手で終えることができ、ドライでの走りには自信をもっていたので余裕をもってレースに臨むことができました。次の菅生は2013年からダンロップは勝てていないので、次戦までのインターバルを有効的に使って、優勝をプレゼントしたいと思います。
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Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA
2016年クス全日本カート選手権KF部門の第5・6戦が、7月10日に茂原ツインサーキット(千葉県)で開催される。
ルーキー勢が勢いを見せたもてぎ大会、ベテラン勢が強さと経験を見せつけた瑞浪大会と、5大会中2大会が開催された訳だが、その表彰台に登壇したメンバーの顔触れは2大会で全く異なることとなった。シーズン折り返し地点となる第3大会の茂原ツインサーキットでは、どのようなレースが繰り広げられるのかとても楽しみだ。
国内最高峰カートカテゴリーであるKF部門は、日本一のカートドライバーを決める一方で、フォーミュラカテゴリーへの登竜門の様相を呈してきており、フォーミュラを目指す多くのドライバーが参戦している。フォーミュラカテゴリーへのステップアップを果たすと同時に、カートを卒業していくドライバーも多いが、その一方でカートによって学べるドライビングスキルは多いと、GTドライバーがトレーニングにカートを取り入れるなど、モータースポーツにおけるカートの重要性は極めて高い。最高峰カテゴリーのKFともなると、ジュニアフォーミュラよりも遥かにマシンの挙動やコーナリングスピードは速いと言われており、今季のKF部門にはFIA-F4で走る4名のドライバーが参戦しているが、皆FIA-F4にて優秀な成績を収めていることからも、カートの重要性を窺い知ることができる。
FIA-F4とKFに参戦するドライバーの一人が、2014年度のKF部門チャンピオンの宮田莉朋だ。日本国内のカートドライバーの頂点に立ち、フォーミュラへのステップアップを果たしてもなおカートレースの頂点に挑み続ける宮田に、カートの魅力や重要性についてや将来の夢について話を聞いてみた。
プロフィール
- EXPRIT TAKAGI RACING(エクスプリット タカギ レーシング)
- No.3 宮田 莉朋(みやた りとも)
- 1999年8月10日生まれ 16歳
経歴戦歴
| 2004 | 4歳にてカートを始める |
| 2006 | サーキット秋ヶ瀬にてレースデビュー |
| 2007 | 茂原5スターカップ コマー60エキスパートクラス シリーズ3位APG CUPカデットクラス シリーズチャンピオン |
| 2008 | 東日本ジュニアコマー60エキスパートクラス シリーズ3位茂原5スターカップ コマー60EXTクラス シリーズチャンピオン |
| 2009 | 東日本ジュニア カデットクラス シリーズチャンピオンNTCカップ カデットクラス シリーズチャンピオン |
| 2010 | NTCカップ Sクラス シリーズ2位 |
| 2011 | NTCカップ ジュニアMAXクラス シリーズチャンピオンハルナカップ ジュニアMAXクラス シリーズ2位 |
| 2012 | JAF地方カート選手権 FS125クラス シリーズ2位 |
| 2013 | JAF全日本カート選手権 KF2クラス シリーズ2位 |
| 2014 | JAF全日本カート選手権 KFクラス シリーズチャンピオン |
| 2015 | CIK FIA KF WORLD CHAMPIONSHIP 24位ASIA PACIFIC KF 2位JAF全日本カート選手権 KFクラス シリーズ3位 |
2016年シーズンの活動
- FIA F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP フル参戦
- 全日本カート選手権 KFクラス フル参戦
カートとの出会いと魅力について
- カートをはじめたきっかけはなんですか?
-
4歳の時に両親に連れられて中井インターサーキットに行き、そこで体験試乗でカートに乗ったことがきっかけです。僕が夢中になっている様子を見て、カートをやらせてみようと両親が始めさせてくれました。
- 宮田選手にとってカートはどのような存在ですか?
-
幼い頃から僕にとってはこれしかないと思えたのがカートです。そしてレースを始めたいと思わせてくれたのもカートです。カートは僕の原点であり、もっとも輝ける存在です。
- カートの魅力はなんですか?
-
今後上のカテゴリーに上がっていくにあたり、必要とされるドライビングスキルやバトルでのテクニックを磨くことができるのが魅力です。また、現在乗っているFIA F4より体感スピードは速いですし、接近戦ができるところも魅力のひとつです。
世界カート選手権のレベルについて
- 昨年、CIK-FIA 世界カート選手権のKF部門に参戦されましたが、世界最高峰カートのステージで戦ってみて世界のレベルをどのように感じましたか? また、国内カートとの違いはありましたか?
-
世界選手権で戦ってみて、速さは負けないレベルにあると感じています。しかし、バトルのレベルが物凄く高いと感じました。海外のレースでは当てあいレースになるのではと思い、攻めながらも当てられないようにと臨みましたが、予想とは全く違い、当てられるようなことは無かったです。世界で走ってみて特に驚いたのは、彼らは守りのブロックラインを走っているのにも関わらず、タイムを落とさずにトップ集団と同じペースで走れているという事です。全日本であれば同じような走りをするとラップタイムが落ち、後続集団に追い付かれバトルが起きてしまうのですが、世界選手権で戦う選手は上手く守りながらもペースを落としません。その点では世界の壁を痛感しました。昨年全日本選手権にベン選手が来た際、彼が優勝しているのは速さももちろんですが、バトルが強いから独走で勝ったのだと思っています。
ステップアップをするうえでカートから得られるもの
- 昨年よりFIA-F4への参戦をし、今シーズンはFIA F4と全日本カート選手権KF部門の2つのカテゴリーに参戦していますが、カートの経験はフォーミュラのレースでどのように活かされていますか? またこの先、上のカテゴリーへとステップアップを果たすにあたって、カートでの経験やドライビングスキルはどのような意味を持ちますか?
-
FIA F4でカートの経験が活かされていると思うのは、体感スピードがカートの方が速いことで余裕を持つことができています。例えばバトルになった時の対処や、展開の読みなどに役立っていると思います。また、今後上のカテゴリーに上がっていくうえで、カートに乗ることは体力トレーニングにもありますし、バトルのスキルアップにも繋がると考えています。
勝つための努力
- 数あるスポーツの中でもモータースポーツは他の競技と異なり、サーキットに行かないと練習ができず、練習時間が限られてしまうと思います。サーキットでの練習走行以外に日常生活において取り組んでいることや意識していることはありますか?
-
ジムに通っての体力づくりや、常に万全の状態を維持するように体調管理をしています。また、今年からはFTRSスカラシップ生としてメンタルトレーニングの講習会も受けています。ドライビング面では、フォーミュラになるとより練習回数が少なくなってしまいますが、レーシングシュミュレーターを活用しています。週3~4日くらいの頻度でシュミュレーターに乗っています。
- レースにおける勝敗を分ける”差”はなんだと思いますか? ライバルに対してその差をつける努力や取り組みはありますか?
-
これをやれば勝てるというのがなにかは難しいですが、自分自身の勝つために改善すべき課題は分かっています。ですので、練習走行時にはきちんと目的を考え、練習を終えた後にはデータを解析して自分の走りを振り返り、改善するようにしています。また、レース前であれば開催地のレース動画を見て、レースのイメージをするなどの準備をしています
将来の夢と実現に向けて
- 宮田選手の将来の夢はなんですか?
-
夢はF1ドライバーです。
- F1ドライバーになるという夢を実現するためにクリアしなければならない課題はなんですか? 課題解決のためにどのような取り組みをしていますか?
-
昨年FTRSのオーディションに合格することができ、今年からFTRSスカラシップを受けてFIA F4に参戦しています。夢を実現するためには結果を残すことはもちろん、メンタルやフィジカルを鍛える必要があります。僕が今レースをできているのは、たくさんの人の支えがあってのことです。そしてこの先ステップアップするのにもたくさんの人の支えを必要とします。そうした方々の期待に応える為にも、日常からレースに対する姿勢を正して取り組むことが大切だと思います。ですので、今はメンタルトレーニングの講習やフィジカルトレーニングを受け、レースに対しての取り組み方などをたくさん学んでいます。
- 宮田選手はどのようなドライバーになりたいですか?
-
セットアップ能力、ドライビング能力の両方の知識を持っているドライバーになるのを目指しています。レースを戦う為には良い車を作ることが必要で、プロのドライバーになっていく上で、セットアップ能力が必要とされると思っています。ですので、ドライビング能力だけはなく、両方の能力を持っている選手こそ速いドライバーだと思い目指しています。
- 最後に2016年シーズンの意気込みと、応援してくれるファンに向けて一言お願いします。
-
本年も応援して下さっている皆様、ありがとうございます。昨年同様、FIAF4、全日本カート選手権に参戦でき、とても感謝しております。皆様に早く良いご報告ができるよう一所懸命頑張りますので、引き続き応援よろしくお願い申し上げます。
Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA
岡山国際サーキットで全日本F3選手権の第3大会(第5戦、第6戦)が開催。第5戦は山下健太(TEAM TOM'S)が今季3勝目、坪井 翔(TEAM TOM'S)が2位でTDPドライバーが1-2フィニッシュ。雨に見舞われた第6戦では坪井が3位に入り、6戦連続表彰台獲得を果たした。

第5戦で今季3勝目を挙げた山下健太(TEAM TOM'S #36)
全日本F3選手権の第3大会(第5戦、第6戦)が5月28日(土)と29日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。
明日のトップドライバーを目指し若き才能がしのぎを削る全日本F3選手権。トヨタはTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)として今季シリーズにフル参戦している山下健太(TEAM TOM'S)と坪井 翔(TEAM TOM'S)を支援している。
シリーズ参戦3年目、2年連続でのランキング2位で悲願のタイトルを目指す20歳の山下は、開幕の第1戦、第2戦と連続勝利。第3戦は5位に終わったものの、第4戦で2位表彰台を獲得し、ランキング首位で今大会に臨んだ。
昨年FIA-F4の初年度チャンピオンに輝き、今季よりF3にステップアップを果たした坪井は先週21歳になったばかり。デビューイヤーの今年、開幕からの4戦でまだ勝利は無いものの、3位3回、2位2回と全レース表彰台を続けている。
28日(土)午前10時15分より10分ずつの予選が行われた。好天で路面温度も高かった前日の練習走行とは打って変わって空を雲が覆い、時たま僅かに雨粒を感じるようなコンディション。気温、路面温度とも下がったことでタイムも上がり、第5戦の予選から上位6台がコースレコードを更新するセッションとなった。
坪井と山下がトップを塗り替え合ったが、最後にライバルに僅かに上回られ、山下が2番手、坪井が3番手グリッド。
10分間のインターバルの後に行われた第6戦予選では、ライバル勢が更にタイムを詰めてくる中、山下がタイムを伸ばせず4番手。坪井はタイムアップを果たし3番手と、トムスの2台が2列目に並ぶこととなった。
第5戦の決勝(18周)は、直前に僅かに雨がぱらついたものの、ドライコンディションで午後3時45分にフォーメーションラップが開始された。
スタートでは最前列2番手の山下が好ダッシュを見せ、首位を奪取。坪井もポールポジションの車両をかわしてこれに続き、TDPドライバーの1-2体制に。首位の山下は1周目に2位に1.7秒差を付けると、周回ごとにこの差を広げていった。
一方、2位の坪井は後続から1秒以内の差で追撃を受けたがポジションを死守。
山下は最終的に5秒以上の差をつけて独走しトップチェッカー。今季3勝目を挙げた。坪井も逃げ切り、2位フィニッシュで開幕から5戦連続の表彰台獲得。TDPドライバーが1-2フィニッシュを果たした。
29日(日)は昼前から雨が降り始め、第6戦決勝レース(25周)のスタート前には路面はフルウェットに。今大会初のウェットコンディションとなり、各車ウェットタイヤを装着してコースイン。午後1時にフォーメーションラップが開始された。
水煙を上げてのスタートで、2列目からスタートした坪井と山下は、1コーナー進入から激しい順位争いを展開したが、3,4番手のまま1周目を終えた。
坪井、山下共に急なウェットコンディションでセッティングの対応に苦しみペースが上がらず、山下は2周目に後続にかわされ6位に後退。
坪井は後続の猛追を受けながらも懸命にポジションを守り、逃げ切って3位でフィニッシュ。6戦連続の表彰台を獲得した。
山下は6位フィニッシュとなったが、ランキング首位の座は守った。

第5戦では山下健太(右)が優勝、坪井翔(左)が2位で続き、TDPドライバーが1-2フィニッシュ

雨の第6戦で苦しみながらも3位表彰台を獲得した坪井翔(TEAM TOM'S #37)
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
待ちに待った初勝利!!
5月29日に岡山国際サーキットで行われた全日本F3選手権第6戦の決勝レースは、ポールポジションからスタートした#22ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が2位以下を25秒8突き放し今季初優勝を達成した。
Nクラスは#78片山義章が今季5勝目を挙げた。
第6戦決勝は午後1時より25周で行われた。
スタート前に行われたピットウォークの途中から小雨が降り始めたため、全車ウェットタイヤを装着しての走行。このことがこれまでの4戦とは全く異なる展開を演出した。
ホールショットを奪ったのは2番手スタートの#23千代勝正(B-MAX NDDP)。ポールポジションのマーデンボローは出遅れて一時は3位に後退したものの、すぐさま追い上げに転じ、バックストレートで早くも千代のインに並びかけて、ヘアピンで激しいブレーキング競争に持ち込んだ。
ここで千代は痛恨のオーバーラン、これに後続の#21高星明誠(B-MAX NDDP)も巻き込まれる形でスピンしてしまい、揃って後方に沈んでしまった。
この間に4位を走行していた#12牧野任祐(戸田レーシング)はヘアピンで#36山下健太(トムス)をアウトからかわして2位に浮上。
3位#37坪井、4位#36山下、5位#2石川京侍(戸田レーシング)の順でオープニングラップを終えた。
しかし今日のトムス勢はペースが上がらない。ウェットコンディションへの対応が今ひとつうまくいってなかったようだ。
山下は2周めに石川の先行をも許し、坪井も牧野のペースについていけないでいる。
4位に浮上した石川は坪井の背後に迫り、隙を窺っていたが、9周目のヘアピンで痛恨のオーバーラン、逆に#7阪口晴南の先行を許してしまう。
石川はその後も順位の挽回を狙い、トップのマーデンボローにも劣らないハイペースで阪口を追い上げたが、19周目のアトウッドで2度目のコースオフを喫してしまい、万事休す。
こうした中、トップのマーデンボローは序盤から後続を突き放し、1周1秒以上の差を牧野につけて25周を走りきり、待望の初勝利をものにした。
2位にはこれがF3初表彰台となる牧野、坪井は今季6戦すべてで表彰台に上がった唯一のドライバーとなった。
Nクラスは予選トップの片山が今季5勝目。
スタートでは目の前でストールしたクルマを回避しようとスロットルを戻したために出遅れた片山だったが、隅々まで知り尽くした岡山でのレースとあって、その後は落ち着いて前車を追い上げ、瞬く間にトップを奪い返してそのまま逃げ切った。
2位は#30DRAGON(B-MAX)、#10岡崎善衛が3位を獲得して第1戦鈴鹿以来の表彰台をものにした。
次戦の舞台は今季2度目の鈴鹿サーキット。
スーパー耐久との併催で6月11-12日に行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.2 -RIJ- (2016/05/29) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Engine | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 22 | | 1 | ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP F3 Dallara F314 | Volkswagen A41 | 25 | 43'24.904 |
| 2 | 12 | | 2 | 牧野 任祐 | TODA FIGHTEX Dallara F314 | TODA TR-F301 | 25 | 25.803 |
| 3 | 37 | | 3 | 坪井 翔 | ZENT TOM'S F314 Dallara F314 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 25 | 30.032 |
| 4 | 7 | | 4 | 阪口 晴南 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 25 | 32.988 |
| 5 | 2 | | 5 | 石川 京侍 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 25 | 33.954 |
| 6 | 36 | | 6 | 山下 健太 | ZENT TOM'S F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 25 | 59.887 |
| 7 | 8 | | 7 | 大津 弘樹 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 25 | 1'00.773 |
| 8 | 21 | | 8 | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F3 Dallara F312 | Volkswagen A41 | 25 | 1'22.259 |
| 9 | 23 | | 9 | 千代 勝正 | B-MAX NDDP F3 Dallara F315 | Volkswagen A41 | 25 | 1'43.630 |
| 10 | 78 | N | 1 | 片山 義章 | Petit LM Racing Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 24 | 1Lap |
| 11 | 30 | N | 2 | DRAGON | B-Max Racing F308 Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 24 | 1Lap |
| 12 | 10 | N | 3 | 岡崎 善衛 | GlocalアルビTLM Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 23 | 2Laps |
| 13 | *5 | N | 4 | アレックス・ヤン | ALEX YANG Hanashima F3 Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 23 | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(90% - 22Laps)完走 ---- |
| - | 9 | N | - | 廣田 築 | アルビレックスF306TLM Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 10 | 15Laps |
| - | 3 | | - | 三浦 愛 | EXEDY B-Max F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 8 | 17Laps |
| - | 28 | | 11 | 山口 大陸 | タイロクレーシング28号 Dallara F316 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | - | 23Laps |
- Fastest Lap: CarNo.22 ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3) 1'42.917 (23/25) 129.530km/h
- CarNo.5は、2016全日本F3選手権統一規則第31条7.(スタート手順違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
マーデンボローダントツの速さ!
全日本F3選手権第6戦の公式予選が5月28日、岡山国際サーキットで行われ、#22ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が1’20.990を叩き出し、2戦連続、今季3度目のポールポジションを獲得した。
Nクラスは現在ランキングトップの#78片山義章(Petit LM Racing)がトップだった。
マーデンボローの速さが止まらない。
第5戦でコースレコードを大幅に上回るタイムを叩き出したこのルーキーは、第6戦の予選が始まっても最初のアタックで1’21.165と早くも第5戦のポールタイムを上回ると、次の周回では1’20.990とただ一人1分20秒台を記録、他をまったく寄せ付けない走りで2戦連続でポールポジションを獲得。
チームメイトの#23千代勝正も1’21.335で続き、B-MAX NDDPがフロントローを独占と、富士大会に続いて好調ぶりを見せた。
3番手には#36山下健太、4番手には坪井翔とトムス勢が続き、#12牧野任祐(戸田レーシング)、#21高星明誠(B-MAX NDDP)、#2石川京侍(戸田レーシング)までの7人が1分21秒台のタイムを記録した。
Nクラスは#78片山が走り慣れたホームコースという強みを生かし、2位以下を1.3秒突き放す1’24.677を記録、2番手には#30DRAGON(B-MAX)がつけた。
第6戦決勝は今日午後3時45分より18周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.2 -RIJ- (2016/05/28) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 22 | | ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP F3 Dallara F314 | Volkswagen A41 | R1'20.990 | - | - | 164.598 |
| 2 | 23 | | 千代 勝正 | B-MAX NDDP F3 Dallara F315 | Volkswagen A41 | 1'21.335 | 0.345 | 0.345 | 163.900 |
| 3 | 37 | | 坪井 翔 | ZENT TOM'S F314 Dallara F314 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'21.414 | 0.424 | 0.079 | 163.741 |
| 4 | 36 | | 山下 健太 | ZENT TOM'S F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'21.452 | 0.462 | 0.038 | 163.664 |
| 5 | 12 | | 牧野 任祐 | TODA FIGHTEX Dallara F314 | TODA TR-F301 | 1'21.693 | 0.703 | 0.241 | 163.182 |
| 6 | 21 | | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F3 Dallara F312 | Volkswagen A41 | 1'21.752 | 0.762 | 0.059 | 163.064 |
| 7 | 2 | | 石川 京侍 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 1'21.803 | 0.813 | 0.051 | 162.962 |
| 8 | 7 | | 阪口 晴南 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 1'22.114 | 1.124 | 0.311 | 162.345 |
| 9 | 3 | | 三浦 愛 | EXEDY B-Max F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'22.436 | 1.446 | 0.322 | 161.711 |
| 10 | 8 | | 大津 弘樹 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 1'22.491 | 1.501 | 0.055 | 161.603 |
| 11 | 28 | | 山口 大陸 | タイロクレーシング28号 Dallara F316 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'23.177 | 2.187 | 0.686 | 160.270 |
| 12 | 78 | N | 片山 義章 | Petit LM Racing Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'24.677 | 3.687 | 1.500 | 157.431 |
| 13 | 30 | N | DRAGON | B-Max Racing F308 Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'25.960 | 4.970 | 1.283 | 155.081 |
| 14 | 9 | N | 廣田 築 | アルビレックスF306TLM Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'26.098 | 5.108 | 0.138 | 154.833 |
| 15 | 10 | N | 岡崎 善衛 | GlocalアルビTLM Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'26.329 | 5.339 | 0.231 | 154.419 |
| 16 | 5 | N | アレックス・ヤン | ALEX YANG Hanashima F3 Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'26.487 | 5.497 | 0.158 | 154.136 |
| ---- 以上基準タイム(1'29.371)予選通過 ---- |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'21.171)を更新しました。

今年の最終戦はJ’S RACINGの地元、ホームコースでもある鈴鹿サーキットです。昨年の鈴鹿は優勝を逃してしまい、ホームコースでのレースで悔しい結果となりました。今年は有終の美を飾り、昨年の雪辱を晴らすべく、必勝を誓って最終戦に望みます。
●大野選手のレースリポート
■金曜・練習走行
昨年まで鈴鹿でのスーパー耐久はWTCCとの併催で変則的なレースでしたが、今年はS耐のみとなり、なんと4年ぶりに全クラス混走の3時間耐久レースとなりました。シリーズチャンピオンは決まっていますが、全力で最終戦を闘います。
ドライバーは私と梅本選手に加え、前戦でも活躍してくれた赤星選手との3人で挑みます。
最終戦鈴鹿は木曜日の走行枠が無く、金曜日フリー走行からのスタートとなりました。
残念ながら同じチームの19号車が前回岡山でのクラッシュにより全損になった為、急遽昨年使用していた旧モデルGE8・FIT2での参戦となりました。
今回の最終戦では19号車のシリーズ2位が掛かっており、必要があれば19号車のサポートも行います。
3時間の占有走行では梅本選手、赤星選手と決勝を想定したロングスティントでの走行でセッティングを煮詰めていきます。全てのドライバーが2分32秒~33秒位でLAP出来る事を確認し、決勝に備えました。
チーフエンジニアの飛澤さん、チーフメカニックの福條さんとの打ち合わせも順調で、車のセットアップも短時間で確実に進化していきます。素晴らしい体制です。
■土曜・予選
予選日の土曜日を迎えました。私の出番、Aドライバー予選です。ターゲットタイムは昨日のフリー走行でマークした2分31秒7を上回る2分31秒前半を狙います。
1周約5.8kmと長く、高速コーナー主体の鈴鹿サーキット。タイヤの発熱が思ったより早く、計測が始まって2周目にアタックを敢行しました。1コーナーからS字にかけてはグリップがまだ完全では無い状態でしたが、逆バンクあたりから最大グリップを得られたのでミスの無いよう、さらに攻め込んだアタックを続けます。130Rは安全マージンを取り、ボトム速度を2km/h落して確実に決めました。その結果、2分30秒723と、31秒を切ってコースレコードを樹立する事が出来ました!
他チームが34秒台と苦戦していたのでBドライバー予選に向けて大きなアドバンテージが築けました。
続いては前回岡山ではコースレコードを獲って波に乗っている梅本選手の出番です。Aドライバー予選でライバルチームと3秒以上マージンがあったので無理なアタックはせず、確実にタイムを刻んで2分33秒386と見事ポールポジションを奪取いたしました!
Cドライバーは赤星選手です。グリッドに関係ないC予選と言っても手は緩めません。トップタイムを狙って新品タイヤでのアタックです。鈴鹿の走行は久しぶりとなる赤星選手でしたが、周回を重ねる度にタイムを上げていき、2分33秒771でクラストップタイムをマークしました。
日曜日・決勝 3時間耐久レース
いよいよ2015年の最終戦、3時間レースのスタートです。スタートドライバーは私が担当致しました。ポールポジションからのスタート、これまで何度も戦った#2号車の山田英二選手との一騎打ちです。
1周目に上位クラスの車がハーフスピンし、回避した瞬間に#2山田選手に先行を許しましたがそのままぴったりと着いて行く作戦に。そのまま2台とも2分32秒台周回を重ね、後方を大きく離していきます。私は2番手から様子を伺い、無駄にタイヤを消耗させないようにコントロールしながら付いて行きました。
13周目、シケインの落下物回収の為にセーフティカーが入り、さらにセーフティカーランが明けた直後に130Rで大きなクラッシュが発生。その時点でクラストップ走行中でしたが、後の事を考え20LAPした所で赤星選手にバトンを渡しました。
ここで私の2015年度スーパー耐久レースでの出番は終わり、後は赤星選手、梅本選手に託します。
しかし、セーフティカーラン終了後、ピット信号違反で10秒のペナルティを受けてしまい、一時最下位まで落ちてしまいました。
梅本選手から「諦めずにもう一度勝利目指してがんばろう!」と作戦を立て直し、赤星選手も安定した周回を刻んで3位まで浮上。18周後に梅本選手に交代しました。
その時点でトップとの差は110秒。半場諦めていた私でしたが、ここからの梅本選手の追い上げは凄かった! まさに鬼神のような走りで自身の予選タイムを上回るラップでトップを捕らえます。35周目にはトップに返り咲き、最終的にはその差を7秒まで広げチェッカーを受けることが出来ました!
■最後に
チームメイトを信じ、メカニックを信じ、最後まで諦めずに攻め続ける梅本選手に感動しました。そして勝利をもぎ取ったのです! 男泣きしました。感動しました。
2015年も大変多くの方々に支えられ、最後まで戦い抜くことが出来ました。チーム代表奥村選手、J'S RACING会長梅本選手、そして奥様、スポンサー様をはじめ、応援に駆けつけて頂いたファンの皆様、チーフエンジニア飛澤さん、メカニック、サポートメンバーの皆様、支えてくれた大切な家族。2年連続チャンピオン感謝感激です! 本当にありがとう御座いました。
今年を振り返ってみると全6戦中、ポール5回、優勝5回、2位1回と信じられない結果でした。これも常に車を速くする事を考えてくれたエンジニア、メカニック、セットアップに大きく貢献してくれた井入選手、海外から参戦してくれたチャールズ選手、沢山の方々の支えで掴んだ勝利でした。ありがとうございました!
来シーズンの事は現時点ではまだ何も決まっていませんが、また同じメンバーで戦える事を望んでいます。来年度も精進してまいりますので、どうぞ宜しくお願い致します。
皆様のご声援のおかげで最終戦もポール・トゥ・ウィンと最高の結果となりました。2015年はライバルが速さを増す中、最終戦を待たずしてチャンピオン獲得。全6戦中5勝と昨年を超える成績を残すことができました。
本年もご声援ありがとうございました。2016年の体制は現時点で未定ですが、決まり次第ホームページやプレスリリースにて発表させていただきます。
今後共J‘S RACINGへのご声援をよろしくお願いいたします。

J'S RACING 大野尊久
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

ル・ボーセモータースポーツが今年新たに挑む、スーパー耐久シリーズの第6戦が鈴鹿サーキット(三重県)で10月24日(土)〜25日(日)に開催された。激戦区として知られるST-3クラスに挑む「DENSO Le Beausset RC350」はデビューウィンを果たして以来、リタイアなく入賞を重ね続け、着実に進化を遂げつつある。今季最後の戦いの場は、国内のみならず国際的にも屈指のドライバーズサーキット。
今回も3人体制で挑み、嵯峨宏紀、山下健太、中山雄一のチームワークの良さは、前回のレースで実証済。また、それぞれ得意と公言してはばからないコースでもあるだけに、今季最後の戦いを、初年度の集大成とすることが大いに期待された。
予選 10月24日(土) 天候/晴れ コース状況/ドライ
今回のレースに臨むにあたり、チームは事前にスポーツランドSUGOでのテストを実施。主に足まわりのセットを試すことによって、これまで抱えていたアンダーステア症状がかなり解消されるようになっていた。金曜日には1時間ずつ3セッションの専有走行が行われ、そのうちセッション2は温度の上昇によって全体的にタイムは伸び悩んでいたものの、セッション1で記したベストタイム、2分18秒613はセッションを重ねるごとにタイムを縮め、最終セッションでベストタイムをコンマ1秒縮めた。さらに土曜日には30分間のウォームアップが行われ、ここでは2分18秒318をたたき出し、前日をさらに上回るタイムを記録した。前日のさまざまなトライが、しっかりと実を結んでいることを証明した。
今回もAドライバー予選は、嵯峨が担当。最初のアタックで2分18秒701をマークし、続けていったアタックでさらにタイムを縮め、クラス6番手につけたことからタイヤへの負担を考慮し、早々とピットに戻ることに。
そして、今回のBドライバー予選を担当したのは山下。コンディションの向上が確認できたこともあって、より入念にウォームアップを行なった後、一発で2分16秒856をマーク。4番手につけることとなる。
その結果、タイム合算で決められる「DENSO Le Beausset RC350」のグリッドは、クラス5番手に決定。そして、その後に行われたCドライバーのセッションには中山が挑み、決勝を見据えたセッティングでマークした2分18秒932は3番手に相当。上々の手応えを掴むこととなった。

決勝 10月25日(日) 天候/晴れ コース状況/ドライ
土曜日早朝に行われたフリー走行は、金曜日までの爽やかな青空はどこへやら。晴れ間も見えるが、風の強い一日となった。ここで試されたのは、もちろん決勝セット。いかにコンスタントに走り続けられるか、特に足まわりにはいくつかのメイク&トライが行われ、走行は順調に進んだ。
そして、正午過ぎには、いよいよ決勝レースのスタート進行が開始。さまざまな個性に満ちた車両がずらりと並ぶ様子は、いつ見ても壮観の一言だ。今回、最初に「DENSO Le Beausset RC350」のステアリングを握るのは中山。1周のローリングラップの後、グリーンシグナルの点灯とともに、それぞれ一斉に加速していく。スタート後6番手となるが、前を行く車両から大きく遅れることなく、逆転の機会をうかがいつつ周回を重ね、そして15周目には5番手に浮上する。
その頃、130Rでアクシデントが発生していたため、SC(セーフティーカー)がコースに入り、これに合わせて16周目に山下へのドライバー交代が行われることとなる。ところが、同じタイミングで多くの車両が戻ってきたためピットは混乱を来たし、中山が通り過ぎてしまうハプニングが発生。スタッフによってマシンは押し戻されたが、停止した場所に給油ホースが届かず、タイヤ交換を4本とも終わらせた後、車両を動かして給油を行った。このピット作業の間に、ピットレーン出口では赤信号が灯され、隊列の通過を待つことになってしまう。
そのため、トップから1周遅れの7番手にまで後退するが、SCラン明けに一台がクラッシュして6番手に。さらに二度目のSCラン中にドライバー交代を行った車両があったため、25周目に山下はひとつポジションを上げる。さらに36周目にはトラブルを抱えた車両の後退で4番手まで浮上。このポジションを保って48周目に、嵯峨に最後のバトンを託すこととなった。
しかし、前はもちろん、後ろにも大きな周回差があることでライバルが存在しない状態であったが、嵯峨はコンスタントにラップを刻みながら、攻めの走りを見せてくれた。そして3時間を経過し、67周を走破したところでチェッカーが。「DENSO Le Beausset RC350」は4位入賞を果たすこととなった。

- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)
-
今回は走行時間が少ない中でも上位争いが出来る感触があったが、コンスタントに上位と絡むには、クルマのスピードと人間の経験が足りない。我々にはやるべきことが沢山残されている。来年の開幕までの5ヶ月間の日々は、ハードワークが続く。
- Driver 嵯峨宏紀(koki Saga)COMMENT
-
今回はレースの後半を担当することになったので、タイヤの空気圧を落とし目で行って、ペースはそんなに悪くなかったんです。ただレースの終盤でクラスちがいの車両と接触してしまった影響で、タイヤにバイブレーションが発生してしまったので、安全策をとりペースを落として走りました。4位のチェッカーは悔しいですが、表彰台まであと一歩。チームとして今年新たに挑んだスーパー耐久で得たことはたくさんあります。課題も見つけられましたし、来年は再び表彰台へあがります。
- Driver 中山雄一(Yuichi Nakayama)COMMENT
-
スタートを担当した僕は、最初ロングの予定たっだので、集団についていきながらタイヤを労って走ることを意識しました。ただ、途中の早い段階でSCが入ったので、予定よりも早くピットに戻ることになって、そのときすごくピットが混雑していて、自分のピットを見失ってしまったんです。気づいたときにはちょっと通りすぎてしまっていて…。今後のレースではそういうことが起きないように、自分が気をつけなくてはいけないですし、みんなで改善していけたらいいな、と思います。
- Driver 山下健太(Kenta Yamashita)COMMENT
-
僕がコースに入ったときにはすでに周回遅れになっていて、とにかく追い上げることをあきらめずに走りました。その中でSCが入ったり、トラブルの車両が出たりして、だんだんと状況も向いてきたりして…。次の嵯峨選手へのバトンをつなぐために、自分としてもベストを尽くせました。
Le Beausset Motorsports
JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第6戦は10月25日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で決勝を行い、62号車 川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が20分49秒155で優勝を飾り、2015年シリーズチャンピオンを獲得した。
ツインリンクもてぎは澄み渡る快晴の中、12時よりフォーメーションラップを開始。
シグナルブラックアウトからスタートするとポールポジションの川合孝汰は無難にスタート。
その後方で川合孝汰とチャンピオンを争う3番グリッドの63号車・武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が絶妙なスタートで2番グリッドの19号車・徳升広平(ZAP SPEED 10V ED)をオーバーテイクし2位で1コーナーに飛び込む。
更に2周目の1コーナーに63号車・武村和希がトップで飛び込む。序盤にスパートし勝負をかけている様だ。
しかし62号車・川合孝汰は3周目にトップを奪還。チャンピオン争いはル・ボーセ同士の激しいぶつかり合いとなる。
その後前日のフリー走行でトップタイムを取り予選でも2位に食い込む好調ぶりをみせていた19号車・徳升広平は本調子ではないのかトップグループから少しずつ遅れ始め、66号車・飛田陽宏(Deep-R・10V関口ED)に3位のポジションを明け渡す。
更に3位争いのグループに加わっていた8号車・飯嶋郁陽(ZAP SPEED ED)が7周目にスピンした模様で6位までドロップしてしまった。
その後トップ川合孝汰はリードを広げ、2位武村和希、3位飛田陽宏のオーダーでファイナルラップに突入。
そのままのオーダーでフィニッシュし62号車・川合孝汰が優勝を飾り、2015年のシリーズチャンピオンを自らの手で決めた。
2位には63号車・武村和希が入り、地元ル・ボーセがワンツーフィニッシュ。
3位には66号車・飛田陽宏、4位に20号車・鶴賀義幸(ZAP SPEED 10VED)、5位に徳升広平が入った。
- 川合孝太選手のコメント
-
「シーズン序盤はポールポジションを取りながらなかなか勝てませんでしたが、レースを重ねて行くうちに慣れてきて余裕が出て来ました。カートトレーニングも取り入れて体力向上とレース感を磨きカート時代の大きいレースを思い出しながらレース運びをしていました。前から2位ばかりだったけど、両親にやっと恩返し出来たかな?」
- 武村和希選手のコメント
-
「僕はスタートと序盤のタイヤが冷えてる時が得意で今日も序盤に勝負をかけました。絶妙なスタートが切れ序盤ペースを上げてトップに立てましたが、路面に対応できずペースを上げきれませんでした。シリーズ2位にはなりましたが同じチームの川合選手とはよきライバルとしてお互いに切磋琢磨出来たと思います」
これにてスーパーFJもてぎシリーズの2015年シーズンは全日程を終了した。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA
もてぎチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2015/10/25) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJもてぎシリーズ Round 6 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 62 | 川合 孝汰 | ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 20'49.155 |
| 2 | 63 | 武村 和希 | ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 2.533 |
| 3 | 66 | 飛田 陽宏 | Deep-R・関口10VED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 15.369 |
| 4 | 20 | 鶴賀 義幸 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 18.971 |
| 5 | 19 | 徳升 広平 | ZAP SPEED 10VED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 21.650 |
| 6 | 8 | 飯嶋 郁陽 | ZAP SPEED・ED TOKYO R&D RD10V | YH | 10 | 26.831 |
| 7 | 80 | 片岡 聡 | NRS KK-SⅡ ED MYST KK-S2 | YH | 10 | 28.001 |
| 8 | 11 | キム ドンホ | DreamRacer109ED ZAP F109 | YH | 10 | 1'14.931 |
| 9 | 16 | 芳賀 靖 | KRacモータースポーツ WEST 07J | YH | 10 | 1'20.885 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ---- |
| - | 38 | 河瀬 達志 | Sウィンズkob★EDKKS2 MYST KK-S2 | YH | 1 | 9Laps |
- Fastest Lap: CarNo.62 川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC) 2'03.905 (8/10) 139.50km/h
JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第6戦は10月25日ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で公式予選を行い、62号車 川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が2分03秒876で今期5度目のポールポジションを獲得し、シリーズチャンピオンに一歩近付くアドバンテージを得た。
ツインリンクもてぎはスッキリ晴れ渡る青空の下、午前9時00分より20分間にわたり公式予選が行われた。
第5戦を終えてのポイントランキングは1位:62号車 川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)66pt、2位:63号車 武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)64pt、3位は19号車徳升広平(ZAP SPEED 10VED)53pt。ポールポジションで1pt優勝で15ptが与えられる為、この上位3人が2015シリーズチャンピオンを目指し今日の最終戦に挑む。
ツインリンクもてぎのアナウンスによると8時半頃の気温が13℃弱、路面温度が18℃という事で予選終盤にタイムアタックが本格化しそうなコンディション。
序盤はチャンピオンを争う地元ル・ボーセの63号車・武村和希と62号車・川合孝汰が引っ張り合ってタイムアップを狙う。それに対抗するZAP SPEED勢は隊列を組まずにそれぞれがアタックを開始。
コンディションから予想された通り、終盤にかけて各車タイムアップ。7周目あたりに各車最速ラップを記録するが9周目に62号車 川合孝汰が一人2分3秒台に入れトップタイムを更新。ポールポジションで1ptを獲得しチャンピオン獲得への貴重なアドバンテージとなった。
2位は19号車・徳升広平で2分04秒117でル・ボーセの2台の間に割り込んだ。3位は63号車・武村和希で2分04秒352。この3人にシリーズチャンピオンの可能性があり、決勝での熾烈な争いが楽しみだ。
以降4位66号車・飛田陽宏(Deep-R・10V関口ED)、5位8号車・飯嶋郁陽(ZAPSPEED・ED)と続いた。
最終戦となる第6戦決勝は上記順位のグリッド順で本日10月25日、12時より10周で行われる。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA
もてぎチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2015/10/25) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJもてぎシリーズ Round 6 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h | Lap |
| 1 | 62 | 川合 孝汰 | ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC TOKYO R&D RD10V | 2'03.876 | - | - | 139.534 | 9/10 |
| 2 | 19 | 徳升 広平 | ZAP SPEED 10VED TOKYO R&D RD10V | 2'04.117 | 0.241 | 0.241 | 139.263 | 7/10 |
| 3 | 63 | 武村 和希 | ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC TOKYO R&D RD10V | 2'04.352 | 0.476 | 0.235 | 139.000 | 7/10 |
| 4 | 66 | 飛田 陽宏 | Deep-R・関口10VED TOKYO R&D RD10V | 2'04.420 | 0.544 | 0.068 | 138.924 | 7/10 |
| 5 | 8 | 飯嶋 郁陽 | ZAP SPEED・ED TOKYO R&D RD10V | 2'04.912 | 1.036 | 0.492 | 138.377 | 7/10 |
| 6 | 20 | 鶴賀 義幸 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'05.190 | 1.314 | 0.278 | 138.070 | 9/10 |
| 7 | 80 | 片岡 聡 | NRS KK-SⅡ ED MYST KK-S2 | 2'05.566 | 1.690 | 0.376 | 137.656 | 7/10 |
| 8 | 38 | 河瀬 達志 | Sウィンズkob★EDKKS2 MYST KK-S2 | 2'07.746 | 3.870 | 2.180 | 135.307 | 7/10 |
| 9 | 11 | キム ドンホ | DreamRacer109ED ZAP F109 | 2'10.550 | 6.674 | 2.804 | 132.401 | 8/9 |
| 10 | 16 | 芳賀 靖 | KRacモータースポーツ WEST 07J | 2'11.528 | 7.652 | 0.978 | 131.417 | 6/8 |
| ---- 以上基準タイム(130%- 2'41.349)予選通過 ---- |
スーパー耐久シリーズ第6戦は25日、三重県の鈴鹿サーキットで3時間の決勝を行い、セーフティーカーが3度入る波乱のレースを制したST-Xクラス・GTNET ADVAN C-WEST GT-Rのガミさん/星野一樹/吉田広樹組が73周・3時間1分29秒531で総合優勝を飾った。
午後1時、鈴鹿の上空は晴れ渡り、肌寒い風が吹く中、3時間レースのローリングラップが始まった。
スタートを制したのはST-Xポールポジション・永井宏明/佐々木孝太/佐藤敦組(ARN AMG SLS GT3)の永井。以下、予選順位どおりに星野敏/藤井誠暢/高星明誠組(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)の高星、ガミさん/星野一樹/吉田広樹組(GTNET ADVAN C-WEST GT-R)の星野、飯田太陽/小林崇志/テツオ・オギノ組(ケーズフロンティアDirection Racing GT3R)の飯田、ユーク・タニグチ/峰尾恭輔/元嶋佑弥組(ENDLESS・ADVAN・BMW)の元嶋と続く。
しかし永井のペースが上がらず、2周目の1コーナーで高星に、4周目の1コーナーで星野、白井剛/青木孝行/藤波清斗組(MACH MAKERS GT-R)の青木にパスされ4位にドロップダウン。
ここでトップに立った高星にトラブルが襲う。5周目に右リアタイヤがバーストしてピットインしてタイヤを交換。しかしそのタイヤも長く持たず再び16周目の130Rでバースト。破片がコース上に散乱したため、セーフティーカー(SC)が導入されることとなった。
SCは20周を回ってピットイン。21周目からレースは再開されたが、トップが23周目を走行中、ST-4クラスの松井猛敏/中島保典/黒澤琢弥組(孚海國際×SPOON S2000)の黒沢と蒲生尚弥/井口卓人/松井孝允組(TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86)の松井が130R立ち上がりで接触して激しくクラッシュ。2度目のSCが導入されることとなった。
SCは29周終わりでピットイン。30周目からレースが再開されたが、この2度のSCの間に多くのチームが1回目のドライバー交代を行った。この間にヒロマサ・ニシダ/片岡龍也/阿部翼組(REAF REAL ESTATE KiiVA BMW)のスタートドライバー・ニシダから交代した片岡がトップに浮上。2位には星野から交代したガミさんが上がり、3位に元島から交代したタニグチが続く。
ここからプラチナドライバー・片岡がハイペースで後続を突き放しにかかる。大量のリードを築いて47周終わりにピットインし、最終ドライバーの阿部に交代すると、トップのままコースに復帰することに成功した。
ちょうど2時間を経過した時点で阿部は、44周終わりにガミさんから交代した最終ドライバーの吉田を37秒リードすることになる。
阿部が大量のリードで逃げ切ると思われた58周目、今度はヘアピン立ち上がりでST-4クラスの村上モータースMAZDAロードスターとケーズフロンティアDirection Racing GT3Rが接触してクラッシュ。3度目のSCが導入されることとなった。
このSCで阿倍のリードは帳消し。64周目に再スタートが切られるとその差は6秒あまり。ここから吉田が猛スパート、阿部とのタイム差を削り、68周目にはテールトゥノーズ。ついに70周目に吉田が阿部を抜き去りトップに立った。吉田はこのまま逃げ切り昨年チャンピオンのGTNET ADVAN C-WEST GT-Rに今季初優勝をプレゼントすることとなった。2位は吉田、3位にはすでにチャンピオンを決めているユーク・タニグチ/峰尾恭輔/元嶋佑弥組が入った。
ST-2クラスは、ピットインのタイミングで一時後退することもあったが、すでにチャンピオンを決めている大澤学/松田晃司/吉田寿博組(DAMD MOTUL ED WRX STI)がこのクラスを圧倒。2位以下をラップダウンして今季5勝目を飾ることとなった。2位には下垣和也/松本武士/近藤説秀組(RSオガワADVANランサー)が、3位には冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組(新菱オートDIXCELエボⅩ)が入った。
ST-3クラスは、今季途中から参戦した柴田優作/平手晃平/片山義章組(SARD Racing RC350)がほぼレースをリード、今季初優勝を飾った。2位には植田正幸/阪口良平/堀口誠組(ムータレーシングTWS IS350)が入った。注目のチャンピオン争いは、ランキングトップの前嶋秀司/佐々木雅弘/佐藤公哉組(asset ingsテクノRC350)が21周目の1コーナーで他車と接触してリタイア。3位に入った長島正明/田中徹/田中哲也組(岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34)が今シーズンのチャンピオンに輝いた。
ST-4クラスは、植松忠雄/太田侑弥/鈴木陽組(TAKUMI×UEMATSU×SKR S2000)が今季初優勝。注目のチャンピオン争いは、3度目のSCが退いた後、上位フィニッシュした方がチャンピオンになる番場琢/服部尚貴/平沼貴之組(埼玉トヨペットGreenBrave)の服部と山内英輝/村田信博/小河諒組(ENDLESS.ADVAN.86)の山内との激しい争いとなる。62周目のシケインでは明らかにペースの速い山内が服部のインから接触しながら仕掛けるが抜けず。テールトゥノーズの争いは、ついに66周目のヘアピンで山内が服部に並びかける。両者、併走しながらの意地の張り合いは、スプーンでアウトからパスしようとした山内が服部に押し出される形でコースアウト。山内はすかさずコースに復帰するがここでのロスタイムは大きく、最終ラップで追いすがる山内を振り切った服部が2位に入って今シーズンのチャンピオンを決めることとなった。3位には0秒6差で山内が入った。
ST-5クラスは、すでにチャンピオンを決めている大野尊久/梅本淳一/赤星陽太郎組(BRP☆J'S RACINGフィット)が10秒のペナルティーストップを受けながらもそれをものともせず今季5勝目。2位には山下潤一郎/山田英二/加茂新組(ホンダカーズ野崎with CUSCO & BOMEX FIT)が入った。今シーズンスーパー耐久にディーゼルエンジンを持ち込んだ野上敏彦/谷川達也/野上達也組(DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-D)が初表彰台となる3位に入った。
今シーズンのスーパー耐久シリーズはこれで終了。来シーズンは4月2~3日にツインリンクもてぎで開幕戦が開催される予定だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Hiroyuki MINAMI
Super Taikyu Series Rd.6 -RIJ- (2015/10/25) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 Super Taikyu Series Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 1 | ST-X | 1 | ガミさん 星野 一樹 吉田 広樹 | GTNET ADVAN C-WEST GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 73 | 3:01'29.531 |
| 2 | *16 | ST-X | 2 | ヒロマサ・ニシダ 片岡 龍也 阿部 翼 | REAF REAL ESTATE KiiVA BMW BMW Z4 GT3 | 73 | 40.482 |
| 3 | *3 | ST-X | 3 | ユーク・タニグチ 峰尾 恭輔 元嶋 佑弥 | ENDLESS・ADVAN・BMW BMW Z4 GT3 | 73 | 47.800 |
| 4 | 10 | ST-X | 4 | フィリップ・デベサ マイケル・グリーン 密山 祥吾 | Adenau SLS GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 73 | 1'54.919 |
| 5 | 8 | ST-X | 5 | 永井 宏明 佐々木 孝太 佐藤 敦 | ARN AMG SLS GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 70 | 3Laps |
| 6 | 39 | ST-3 | 1 | 柴田 優作 平手 晃平 片山 義章 | SARD Racing RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 69 | 4Laps |
| 7 | 59 | ST-2 | 1 | 大澤 学 松田 晃司 吉田 寿博 | DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI | 69 | 4Laps |
| 8 | 38 | ST-3 | 2 | 植田 正幸 阪口 良平 堀口 誠 | ムータレーシングTWS IS350 TOYOTA LEXUS IS350 | 68 | 5Laps |
| 9 | 15 | ST-3 | 3 | 長島 正明 田中 徹 田中 哲也 | 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN Fairlady Z | 68 | 5Laps |
| 10 | 20 | ST-2 | 2 | 下垣 和也 松本 武士 近藤 説秀 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ | 68 | 5Laps |
| 11 | 6 | ST-2 | 3 | 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 | 新菱オートDIXCELエボⅩ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ | 68 | 5Laps |
| 12 | 62 | ST-3 | 4 | 嵯峨 宏紀 山下 健太 中山 雄一 | DENSO Le Beausset RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 67 | 6Laps |
| 13 | 93 | ST-4 | 1 | 植松 忠雄 太田 侑弥 鈴木 陽 | TAKUMI×UEMATSU×SKR S2000 HONDA S2000 | 67 | 6Laps |
| 14 | 68 | ST-3 | 5 | 脇阪 寿一 脇阪 薫一 | 埼玉トヨペットGB マークX G's TOYOTA MARK X | 67 | 6Laps |
| 15 | 52 | ST-4 | 2 | 番場 琢 服部 尚貴 平沼 貴之 | 埼玉トヨペットGreenBrave TOYOTA 86 | 67 | 6Laps |
| 16 | 13 | ST-4 | 3 | 山内 英輝 村田 信博 小河 諒 | ENDLESS.ADVAN.86 TOYOTA 86 | 67 | 6Laps |
| 17 | 31 | ST-2 | 4 | 朝倉 貴志 長谷川 智秀 長谷川 奉徹 | HASEPRO RACING LANCER EVOLUTIONⅩ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ | 67 | 6Laps |
| 18 | *40 | ST-4 | 4 | 藤田 竜樹 吉本 晶哉 筒井 克彦 | TRACY SPORTS ings SSR S2000 HONDA S2000 | 67 | 6Laps |
| 19 | *58 | ST-4 | 5 | 小林 康一 塩谷 烈州 辻 佐起子 | ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 67 | 6Laps |
| 20 | 7 | ST-2 | 5 | 藤井 芳樹 遠藤 浩二 佐藤 勝博 | 新菱オートD-LanguageエボⅨ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ | 66 | 7Laps |
| 21 | 333 | ST-4 | 6 | 野間 一 中島 佑弥 森 国形 | GLORY RACING A-ONE FN2 HONDA CIVIC TYPE-R EURO | 66 | 7Laps |
| 22 | 41 | ST-4 | 7 | 兵藤 信一 寺西 玲央 吉田 靖之 | TEAM HERO'S×TRACY SPORTS ings S2000 HONDA S2000 | 66 | 7Laps |
| 23 | 54 | ST-4 | 8 | 加藤 彰彬 近藤 翼 堤 優威 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | 66 | 7Laps |
| 24 | 55 | ST-4 | 9 | たしろ じゅん 鵜飼 龍太 伊藤 毅 | SunOasisAUTOFACTORY86 TOYOTA 86 | 66 | 7Laps |
| 25 | *18 | ST-4 | 10 | 浅野 武夫 森 正行 西村 和則 | Y`s distraction 86 TOYOTA 86 | 65 | 8Laps |
| 26 | 44 | ST-4 | 11 | カルロス 本田 山岸 洋之 中村 ひかる | 恒力技巧ARS AD86 TOYOTA 86 | 65 | 8Laps |
| 27 | *24 | ST-X | 6 | 星野 敏 藤井 誠暢 高星 明誠 | スリーボンド日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 65 | 8Laps |
| 28 | 49 | ST-4 | 12 | 井尻 薫 大賀 裕介 大塚 隆一郎 | ABARTH 695 ASSETTO CORSE ABARTH 695 ASSETTO CORSE | 64 | 9Laps |
| 29 | *69 | ST-5 | 1 | 大野 尊久 梅本 淳一 赤星 陽太郎 | BRP☆J'S RACINGフィット HONDA FIT 3 RS | 63 | 10Laps |
| 30 | *2 | ST-5 | 2 | 山下 潤一郎 山田 英二 加茂 新 | ホンダカーズ野崎with CUSCO & BOMEX FIT HONDA FIT 3 RS | 62 | 11Laps |
| 31 | 17 | ST-5 | 3 | 野上 敏彦 谷川 達也 野上 達也 | DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-D MAZDA DEMIO Diesel Turbo | 62 | 11Laps |
| 32 | 19 | ST-5 | 4 | 古宮 正信 奥村 浩一 新垣 元 | BRP☆J'S RACINGフィット HONDA FIT 2 RS | 62 | 11Laps |
| 33 | 12 | ST-4 | 13 | リク 松井 隆幸 ハヤト・ダテ | シビックFD2 HONDA CIVIC TYPE-R | 58 | 15Laps |
| 34 | 195 | ST-3 | 6 | 安宅 徳光 小泉 和寛 輿水 敏明 | 岡部自動車ZEROSUN195Z34 NISSAN Fairlady Z | 54 | 19Laps |
| 35 | 14 | ST-3 | 7 | 山崎 学 小松 一臣 杉林 健一 | 岡部自動車KYOSHINマイカーズZ34 NISSAN Fairlady Z | 52 | 21Laps |
| 36 | 71 | ST-5 | 5 | 川村 剛士 黒田 保男 松本 康太 | ピースMS制動屋フィットRS HONDA FIT 2 RS | 52 | 21Laps |
| ---- 以上規定周回数(70% - ST-X:51Laps ST-2,3:48Laps ST-4:46Laps ST-5:44Laps)完走 ---- |
| - | 32 | ST-X | - | 飯田 太陽 小林 崇志 テツオ・オギノ | ケーズフロンティアDirection Racing GT3R PORSCHE 911GT3 | 51 | 22Laps |
| - | 88 | ST-4 | - | 村上 博幸 トミさん 脇谷 猛 | 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER | 50 | 23Laps |
| - | *27 | ST-4 | - | 伊橋 勲 馬場 優輝 | FINA ADVANサントラントBRZ SUBARU BRZ | 34 | 39Laps |
| - | *48 | ST-4 | - | タカモリ 博士 猪股 京介 前川 佳紀 | DIJON Racingエンドレスワコーズ HONDA INTEGRA TYPE-R | 31 | 42Laps |
| - | *5 | ST-X | - | 白井 剛 青木 孝行 藤波 清斗 | MACH MAKERS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 29 | 44Laps |
| - | 92 | ST-4 | - | 玉江 浩明 杉原 直弥 山谷 直樹 | ニールレーシングwithセイコーSSR亜衣 TOYOTA 86 | 27 | 46Laps |
| - | 505 | ST-2 | - | 田ヶ原 章蔵 岡本 武之 塚田 利郎 | GRGランサーEVO Ⅹ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ | 26 | 47Laps |
| - | 34 | ST-3 | - | 前嶋 秀司 佐々木 雅弘 佐藤 公哉 | asset ingsテクノRC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 20 | 53Laps |
| - | 95 | ST-4 | - | 松井 猛敏 中島 保典 黒澤 琢弥 | 孚海國際×SPOON S2000 HONDA S2000 | 19 | 54Laps |
| - | 86 | ST-4 | - | 蒲生 尚弥 井口 卓人 松井 孝允 | TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 19 | 54Laps |
- Fastest Lap: CarNo.24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R 2'02.869 (26/65) 170.14km/h
- CarNo.48は(猪俣京介)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則第13条(12)(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.27(馬場優輝)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則付則1-6(SC中の危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.69(赤星陽太郎)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則付則1-10(SC活動中の信号無視)により、ペナルティーストップ10秒を科した。
- CarNo.5(白井剛)は、スーパー耐久シリーズ2015特別規則第30条(ピットレーンの速度制限)によりドライビングスルーペナルティーを科したがリタイアにより未消化。
- CarNo.2(山田英二)は、鈴鹿サーキット一般競技規則第25条~1)①違反(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.3(ユーク・タニグチ)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則第15条(2)(エンジン停止違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.24(藤井誠暢)は、は公式通知No.11(プラチナドライバー運転時間違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.58(塩谷烈州)は、鈴鹿サーキット一般競技規則第25条~1)②違反(危険なドライブ行為)により、ペナルティーストップ10秒を科した。
- CarNo.16(阿部翼)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則付則1-5(SC活動中の追い越し)により、競技結果に40秒を加算した。
- CarNo.40(吉本昌哉)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則付則1-4(SC後方の整列)により、競技結果に40秒を加算した。
- CarNo.18(浅野武夫)は、スーパー耐久シリーズ2015特別規則第30条(ピットレーン速度制限)により、競技結果に30秒を加算した。
- CarNo.24(高星明誠)は、スーパー耐久シリーズ2015スポーツ規則第6条(7)(最低義務周回違反)により、競技結果に30秒を加算した。
スーパー耐久シリーズ第6戦は25日、鈴鹿サーキットで決勝に向けた最終調整の場となるフリー走行を行い、ST-Xクラス・スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの星野敏/藤井誠暢/高星明誠組が2分2秒209で総合のトップタイムを記録した。
決勝レースの日曜日を迎えた鈴鹿は早朝から快晴。中秋の空に雲一つ無い青空が広がった。フリー走行は午前8時15分から30分間にわたり行われた。
ST-Xクラスは総合では2位に甘んじたものの、昨日の予選でただ1台、2分0秒台をたたき出したスリーボンド日産自動車大学校GT-Rの星野敏/藤井誠暢/高星明誠組がここでも好調。GTNET ADVAN C-WEST GT-Rのガミさん/星野一樹/吉田広樹組に一時はトップを奪われたが、終盤に逆転。今季初優勝に向けトップでフリー走行を切り上げた。
ST-2クラスはすでにチャンピオンを決めているDAMD MOTUL ED WRX STIの大澤学/松田晃司/吉田寿博組がここでもトップタイム。昨日からすべてのセッションでトップに立ち、決勝に向けても盤石のようだ。
ST-3クラスは速さでは定評のあるムータレーシングTWS IS350の植田正幸/阪口良平/堀口誠組がトップタイム。チャンピオンを争うasset ingsテクノRC350の前嶋秀司/佐々木雅弘/佐藤公哉組は4位、岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34の長島正明/田中徹/田中哲也組は2位に付けている。
ST-4クラスはわずかにチャンピオンの可能性を残しているTRACY SPORTS ings SSR S2000の藤田竜樹/吉本晶哉/筒井克彦組がトップタイム。ランキングトップ、埼玉トヨペットGreenBraveの番場琢/服部尚貴/平沼貴之組は7位、1ポイント差で追うENDLESS.ADVAN.86の山内英輝/村田信博/小河諒組は8位、4ポイント差で追うウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5の小林康一/塩谷烈州/辻佐起子組は9位と下位に仲良く並んで走行を切り上げた。
ST-5クラスはここまで4勝ですでにチャンピオンを決めているBRP☆J'S RACINGフィットの大野尊久/梅本淳一/赤星陽太郎組に唯一土を付けたホンダカーズ野崎with CUSCO & BOMEX FITの山下潤一郎/山田英二/加茂新組がトップタイム。一矢を報うべく、虎視眈々と今季2勝目を狙う。
決勝レースは午後1時より。ST-3、ST-4クラスのチャンピオンを手にするのはどのチームになるのであろうか? 久々に3時間レースとして開催される決勝から目が離せない。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
■ST-Xクラス
Super Taikyu Series Rd.6 -RIJ- (2015/10/25) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2015 Super Taikyu Series Round 6 ST-X class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 24 | 星野 敏 藤井 誠暢 高星 明誠 | スリーボンド日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 2'02.209 | - | - | 171.061 |
| 2 | 1 | ガミさん 星野 一樹 吉田 広樹 | GTNET ADVAN C-WEST GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 2'02.380 | 0.171 | 0.171 | 170.822 |
| 3 | 5 | 白井 剛 青木 孝行 藤波 清斗 | MACH MAKERS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 2'03.501 | 1.292 | 1.121 | 169.272 |
| 4 | 32 | 飯田 太陽 小林 崇志 テツオ・オギノ | ケーズフロンティアDirection Racing GT3R PORSCHE 911GT3 | 2'04.076 | 1.867 | 0.575 | 168.487 |
| 5 | 16 | ヒロマサ・ニシダ 片岡 龍也 阿部 翼 | REAF REAL ESTATE KiiVA BMW BMW Z4 GT3 | 2'04.271 | 2.062 | 0.195 | 168.223 |
| 6 | 3 | ユーク・タニグチ 峰尾 恭輔 元嶋 佑弥 | ENDLESS・ADVAN・BMW BMW Z4 GT3 | 2'04.297 | 2.088 | 0.026 | 168.187 |
| 7 | 8 | 永井 宏明 佐々木 孝太 佐藤 敦 | ARN AMG SLS GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 2'04.785 | 2.576 | 0.488 | 167.530 |
| 8 | 10 | フィリップ・デベサ マイケル・グリーン 密山 祥吾 | Adenau SLS GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 2'08.145 | 5.936 | 3.360 | 163.137 |
■ST-2クラス
Super Taikyu Series Rd.6 -RIJ- (2015/10/25) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2015 Super Taikyu Series Round 6 ST-2 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 59 | 大澤 学 松田 晃司 吉田 寿博 | DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI | 2'17.476 | - | - | 152.064 |
| 2 | 6 | 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 | 新菱オートDIXCELエボⅩ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ | 2'19.538 | 2.062 | 2.062 | 149.817 |
| 3 | 20 | 下垣 和也 松本 武士 近藤 説秀 | RSオガワADVANランサー MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ | 2'20.138 | 2.662 | 0.600 | 149.176 |
| 4 | 31 | 朝倉 貴志 長谷川 智秀 長谷川 奉徹 | HASEPRO RACING LANCER EVOLUTIONⅩ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ | 2'21.553 | 4.077 | 1.415 | 147.685 |
| 5 | 7 | 藤井 芳樹 遠藤 浩二 佐藤 勝博 | 新菱オートD-LanguageエボⅨ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ | 2'21.764 | 4.288 | 0.211 | 147.465 |
| 6 | 505 | 田ヶ原 章蔵 岡本 武之 塚田 利郎 | GRGランサーEVO Ⅹ MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ | 2'37.549 | 20.073 | 15.785 | 132.690 |
■ST-3クラス
Super Taikyu Series Rd.6 -RIJ- (2015/10/25) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2015 Super Taikyu Series Round 6 ST-3 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 38 | 植田 正幸 阪口 良平 堀口 誠 | ムータレーシングTWS IS350 TOYOTA LEXUS IS350 | 2'17.025 | - | - | 152.565 |
| 2 | 15 | 長島 正明 田中 徹 田中 哲也 | 岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34 NISSAN Fairlady Z | 2'17.504 | 0.479 | 0.479 | 152.033 |
| 3 | 39 | 柴田 優作 平手 晃平 片山 義章 | SARD Racing RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 2'18.635 | 1.610 | 1.131 | 150.793 |
| 4 | 34 | 前嶋 秀司 佐々木 雅弘 佐藤 公哉 | asset ingsテクノRC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 2'18.653 | 1.628 | 0.018 | 150.774 |
| 5 | 14 | 山崎 学 小松 一臣 杉林 健一 | 岡部自動車KYOSHINマイカーズZ34 NISSAN Fairlady Z | 2'18.676 | 1.651 | 0.023 | 150.749 |
| 6 | 62 | 嵯峨 宏紀 山下 健太 中山 雄一 | DENSO Le Beausset RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 2'19.473 | 2.448 | 0.797 | 149.887 |
| 7 | 68 | 脇阪 寿一 脇阪 薫一 | 埼玉トヨペットGB マークX G's TOYOTA MARK X | 2'20.911 | 3.886 | 1.438 | 148.357 |
| 8 | 195 | 安宅 徳光 小泉 和寛 輿水 敏明 | 岡部自動車ZEROSUN195Z34 NISSAN Fairlady Z | 2'21.613 | 4.588 | 0.702 | 147.622 |
■ST-4クラス
Super Taikyu Series Rd.6 -RIJ- (2015/10/25) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2015 Super Taikyu Series Round 6 ST-4 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 40 | 藤田 竜樹 吉本 晶哉 筒井 克彦 | TRACY SPORTS ings SSR S2000 HONDA S2000 | 2'22.245 | - | - | 146.966 |
| 2 | 86 | 蒲生 尚弥 井口 卓人 松井 孝允 | TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 2'22.539 | 0.294 | 0.294 | 146.663 |
| 3 | 95 | 松井 猛敏 中島 保典 黒澤 琢弥 | 孚海國際×SPOON S2000 HONDA S2000 | 2'23.010 | 0.765 | 0.471 | 146.180 |
| 4 | 92 | 玉江 浩明 杉原 直弥 山谷 直樹 | ニールレーシングwithセイコーSSR亜衣 TOYOTA 86 | 2'23.094 | 0.849 | 0.084 | 146.094 |
| 5 | 27 | 伊橋 勲 馬場 優輝 | FINA ADVANサントラントBRZ SUBARU BRZ | 2'23.284 | 1.039 | 0.190 | 145.900 |
| 6 | 93 | 植松 忠雄 太田 侑弥 鈴木 陽 | TAKUMI×UEMATSU×SKR S2000 HONDA S2000 | 2'23.811 | 1.566 | 0.527 | 145.366 |
| 7 | 52 | 番場 琢 服部 尚貴 平沼 貴之 | 埼玉トヨペットGreenBrave TOYOTA 86 | 2'23.858 | 1.613 | 0.047 | 145.318 |
| 8 | 13 | 山内 英輝 村田 信博 小河 諒 | ENDLESS.ADVAN.86 TOYOTA 86 | 2'24.045 | 1.800 | 0.187 | 145.130 |
| 9 | 58 | 小林 康一 塩谷 烈州 辻 佐起子 | ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 HONDA INTEGRA TYPE-R | 2'24.274 | 2.029 | 0.229 | 144.899 |
| 10 | 55 | たしろ じゅん 鵜飼 龍太 伊藤 毅 | SunOasisAUTOFACTORY86 TOYOTA 86 | 2'24.627 | 2.382 | 0.353 | 144.546 |
| 11 | 41 | 兵藤 信一 寺西 玲央 吉田 靖之 | TEAM HERO'S×TRACY SPORTS ings S2000 HONDA S2000 | 2'25.135 | 2.890 | 0.508 | 144.040 |
| 12 | 88 | 村上 博幸 トミさん 脇谷 猛 | 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER | 2'25.503 | 3.258 | 0.368 | 143.675 |
| 13 | 333 | 野間 一 中島 佑弥 森 国形 | GLORY RACING A-ONE FN2 HONDA CIVIC TYPE-R EURO | 2'25.519 | 3.274 | 0.016 | 143.660 |
| 14 | 48 | タカモリ 博士 猪股 京介 前川 佳紀 | DIJON Racingエンドレスワコーズ HONDA INTEGRA TYPE-R | 2'26.225 | 3.980 | 0.706 | 142.966 |
| 15 | 49 | 井尻 薫 大賀 裕介 大塚 隆一郎 | ABARTH 695 ASSETTO CORSE ABARTH 695 ASSETTO CORSE | 2'26.231 | 3.986 | 0.006 | 142.960 |
| 16 | 44 | カルロス 本田 山岸 洋之 中村 ひかる | 恒力技巧ARS AD86 TOYOTA 86 | 2'26.769 | 4.524 | 0.538 | 142.436 |
| 17 | 54 | 加藤 彰彬 近藤 翼 堤 優威 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | 2'27.604 | 5.359 | 0.835 | 141.630 |
| 18 | 18 | 浅野 武夫 森 正行 西村 和則 | Y`s distraction 86 TOYOTA 86 | 2'29.489 | 7.244 | 1.885 | 139.844 |
| 19 | 12 | リク 松井 隆幸 ハヤト・ダテ | シビックFD2 HONDA CIVIC TYPE-R | 2'30.704 | 8.459 | 1.215 | 138.717 |
| 20 | 111 | 大瀧 賢治 武井 寛史 ヘルムート・ギーセル | EXPRIDE G-Tech Sportster GT/R G-TECH Sportster GT/R | 2'37.291 | 15.046 | 6.587 | 132.908 |
■ST-5クラス
Super Taikyu Series Rd.6 -RIJ- (2015/10/25) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2015 Super Taikyu Series Round 6 ST-5 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 2 | 山下 潤一郎 山田 英二 加茂 新 | ホンダカーズ野崎with CUSCO & BOMEX FIT HONDA FIT 3 RS | 2'34.421 | - | - | 135.378 |
| 2 | 69 | 大野 尊久 梅本 淳一 赤星 陽太郎 | BRP☆J'S RACINGフィット HONDA FIT 3 RS | 2'35.037 | 0.616 | 0.616 | 134.840 |
| 3 | 17 | 野上 敏彦 谷川 達也 野上 達也 | DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-D MAZDA DEMIO Diesel Turbo | 2'35.781 | 1.360 | 0.744 | 134.196 |
| 4 | 19 | 古宮 正信 奥村 浩一 新垣 元 | BRP☆J'S RACINGフィット HONDA FIT 2 RS | 2'38.649 | 4.228 | 2.868 | 131.770 |
| - | 33 | 船木 宏 タクミ | 東伸★RAYS★μ★WAKO'S★Vitz TOYOTA Vitz | absence | - | - | - |
| - | 71 | 川村 剛士 黒田 保男 松本 康太 | ピースMS制動屋フィットRS HONDA FIT 2 RS | absence | - | - | - |
| - | 213 | 東 貴史 原田 学 横尾 優一 | WAKO'S APP菅野自動車Vitz TOYOTA Vitz | absence | - | - | - |