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2018年5月

SUPER FORMULA

SF:第3戦SUGOノックアウトQ3結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2018/05/26) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2018 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
15野尻 智紀DOCOMO DANDELION M5S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
HR-417E
R1'04.694--206.129
218小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
carrozzeria Team KCMG
TOYOTA
RI4A
1'04.941 0.247 0.247205.345
320平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA
RI4A
1'04.985 0.291 0.044205.206
42国本 雄資JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA
RI4A
1'04.986 0.292 0.001205.203
56松下 信治DOCOMO DANDELION M6Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
HR-417E
1'05.048 0.354 0.062205.007
616山本 尚貴TEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda
HR-417E
1'05.313 0.619 0.265204.176
736中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA
RI4A
1'05.498 0.804 0.185203.599
81石浦 宏明JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA
RI4A
1'12.781 8.087 7.283183.225
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'04.910)を更新しました。

SUPER FORMULA

SF:第3戦SUGOノックアウトQ2結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2018/05/26) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2018 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
16松下 信治DOCOMO DANDELION M6Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
HR-417E
R1'04.842--205.659
21石浦 宏明JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA
RI4A
R1'04.882 0.040 0.040205.532
32国本 雄資JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA
RI4A
R1'04.901 0.059 0.019205.475
45野尻 智紀DOCOMO DANDELION M5S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
HR-417E
1'04.938 0.096 0.037205.355
518小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
carrozzeria Team KCMG
TOYOTA
RI4A
1'04.941 0.099 0.003205.345
620平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA
RI4A
1'05.021 0.179 0.080205.093
736中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA
RI4A
1'05.041 0.199 0.020205.029
816山本 尚貴TEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda
HR-417E
1'05.173 0.331 0.132204.614
---- 以上Q3進出 ----
915ダニエル・ティクトゥムTEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda
HR-417E
1'05.256 0.414 0.083204.354
104山下 健太ORIENTALBIO KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA
RI4A
1'05.286 0.444 0.030204.260
113ニック・キャシディORIENTALBIO KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA
RI4A
1'05.377 0.535 0.091203.979
1217塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
Honda
HR-417E
1'05.497 0.655 0.120203.602
1350千代 勝正B-Max Racing SF14
B-MAX Racing Team
Honda
HR-417E
1'05.562 0.720 0.065203.400
1464ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda
HR-417E
1'05.584 0.742 0.022203.332
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'04.910)を更新しました。

SUPER FORMULA

SF:第3戦SUGOノックアウトQ1結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2018/05/26) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2018 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
12国本 雄資JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA
RI4A
1'05.330--204.122
26松下 信治DOCOMO DANDELION M6Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
HR-417E
1'05.365 0.035 0.035204.016
316山本 尚貴TEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda
HR-417E
1'05.372 0.042 0.007203.991
41石浦 宏明JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA
RI4A
1'05.488 0.158 0.116203.630
55野尻 智紀DOCOMO DANDELION M5S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
HR-417E
1'05.654 0.324 0.166203.115
618小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
carrozzeria Team KCMG
TOYOTA
RI4A
1'05.659 0.329 0.005203.100
73ニック・キャシディORIENTALBIO KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA
RI4A
1'05.702 0.372 0.043202.967
820平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA
RI4A
1'05.714 0.384 0.012202.930
964ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda
HR-417E
1'05.743 0.413 0.029202.840
1015ダニエル・ティクトゥムTEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda
HR-417E
1'05.755 0.425 0.012202.803
1117塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
Honda
HR-417E
1'05.763 0.433 0.008202.778
1236中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA
RI4A
1'05.774 0.444 0.011202.745
1350千代 勝正B-Max Racing SF14
B-MAX Racing Team
Honda
HR-417E
1'05.844 0.514 0.070202.529
144山下 健太ORIENTALBIO KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA
RI4A
1'05.886 0.556 0.042202.400
---- 以上Q2進出 ----
158大嶋 和也UOMO SUNOCO SF14
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA
RI4A
1'05.920 0.590 0.034202.296
1619関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA
RI4A
1'06.063 0.733 0.143201.858
1737ジェームス・ロシターVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA
RI4A
1'06.091 0.761 0.028201.772
187トム・ディルマンUOMO SUNOCO SF14
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA
RI4A
1'07.239 1.909 1.148198.327
---- 以上基準タイム(107% - 1'09.903)予選通過 ----
-65伊沢 拓也TCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda
HR-417E
absence---

Japanese F3

JF3:第3,4戦SUGO公式予選 消化不良の予選は坪井翔がダブルポール

 全日本F3選手権第3,4戦は26日、スポーツランドSUGOで公式予選を行い坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が両戦ともポールポジションを獲得した。

第3戦、第4戦ともポールポジションの坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)

第3戦予選2位、第4戦予選3位の宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)

第3戦予選3位、第4戦予選2位の大湯都史樹(TODA FIGHTEX)

初参戦の平峰一貴(B-MAX RACING F3)は第3戦予選9位、第4戦予選10位

 スポーツランドSUGOは薄雲は広がるものの絶好のコンディションで午前10時20分より30分間の予定で公式予選が始まった。ベストタイムで第3戦の、セカンドベストタイムで第4戦のグリッドが決定する。

 先ずは前大会を不本意な成績で終えた大湯都史樹(TODA FIGHTEX)が1分13秒648でトップに立つ。これに宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)、坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)、阪口晴南(TODA FIGHTEX)のトムス、戸田勢が続く。

 翌周、宮田が1分13秒418でトップに立つと、坪井が大湯のタイムを上回って2位にポジションアップ。ここで各ドライバーはピットに入って後半のアタックに備える。

 終了10分前には坪井を先頭にニュータイヤに履き替えて最後のアタックに入り、坪井がコースレコードとなる1分13秒058を出しトップに立ったところで、吉田基良(B-MAX ENGINEERING F3)が3コーナー立ち上がりでクラッシュ。赤旗が提示されこれをもって予選は終了となった。

 坪井に続いてアタックラップに入っていた上位陣のドライバーは後半のタイムは採用されず、前半に出したタイムで順位が決することとなった。

 消化不良となった予選は第3戦、第4戦ともポールポジションは坪井で3戦連続。宮田は第3戦2位、第4戦3位。入れ替わって大湯は第3戦3位、第4戦2位。阪口は両戦とも4位。笹原右京(THREEBOND)が両戦とも5位で続いている。

 この大会から参戦を始めた平峰一貴(B-MAX RACING F3)は第3戦9位、第4戦10位と厳しい結果で予選を終えた。

 第3戦決勝は本日26日午後3時より18周で、第4戦決勝は明日27日午前10時10分より25周で行われる。坪井の4連勝なるか、宮田が一矢報いるのか、大湯は初表彰台を射程にとらえた。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第3戦SUGO JRPサタデーミーティング「SFは楽しい。予選はQ3まで進むよ」(ティクトゥム)

予選日の午前、日本レースプロモーション(JRP)による恒例のサタデーミーティング(定例会見)が行われ、マカオGPのウィナーで今回初参戦のダニエル・ティクトゥム(#15TEAM MUGEN SF14)にスーパーフォーミュラ(SF)の印象などを聞いた。また、日本レースプロモーション(JRP)倉下明・代表取締役社長から来季以降のスケジュールなどについての説明があった。

JRPサタデーミーティング: ダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN)

ダニエル・ティクトゥム
今回が、初来日です。もちろん初SF、初SUGOです。シュミレーターも経験せずに来たのでまったく未知の世界でした。今回の話は2か月前にいただきました。ドライビングコーチからもSFの素晴らしさを聞いていたので、とても楽しみにしていましたし、18歳の僕にこのようなチャンスを与えていただいたことを感謝しています。SFはダウンフォースがあって楽しいクルマです。昨日から走ってクルマ、サーキット、タイヤにも随分慣れてきました。フリー走行ではアタックラップにトラフィックに遭ってしまいましたが、予選では必ずQ3まで進みたいと思います。来季のことは未定ですが、どんな話が来ても応えられるように準備はしています。今回の来日で日本の人、文化が大変気に入りましたので、日本で走れたら嬉しいですね。
倉下明JRP社長
先日、スーパーGTの開催された鈴鹿でGTAの坂東代表と来季以降3年間のカレンダーについて話し合いをしました。2020年にはオリンピック・パラリンピックも控えているので、そのあたりも考慮し、3年間、バランス良く、安定して各サーキットで同じ時期に開催できるようにしたいと思っています。少なくとも今年5月の4週連続のような形は避けたいと思います。新車SF19については7月4~5日に富士スピードウェイでシェイクダウンします。走行は1台のみ、ホンダエンジン搭載車になる予定で、ドライバーについては調整中です。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第3戦SUGOフリー走行1回目 中嶋レーシングの2台がクラッシュ

例年第6戦として9月に行われるSUGO戦だが、今年は第3戦として5月の開催となった。

新緑の美しいスポーツランドSUGOで午前9時から1時間の予定で行われたフリー走行は、2度のクラッシュで中断。各チームはやや消化不良まま予選を迎えることとなった。

フリー走行: トップタイムは石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14)

フリー走行: 2位は国本雄資(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14)

フリー走行: 3位は中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)

フリー走行: 初参戦のダニエル・ティクトゥム(TEAM MUGEN SF14)は11位

昨日行われた専有走行でのトップタイムは#1石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO INGING)の1分7秒151。これが当面のターゲットタイムとなるかと思われたが、開始10分過ぎには、#64ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING SF14)が、早くも1分6秒台に入れてくる。

これを皮切りに6秒台をマークするドライバーが相次ぐが、開始24分に#64カーティケヤンが最終コーナーでコースアウト。アウト側スポンジにフロントからクラッシュしてしまう。マシンのダメージは大きくはなかったが、ここで走行は一時中断。

再開後、前回のポールシッター#20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)が1分6秒030でトップタイムを更新。ここからソフトタイヤによる本格的なアタックが始まるかと思った矢先、今度は#65伊沢拓也(TCS NAKAJIMA RACING SF14)がS字の立ち上がりでコントロールを失いガードレールにクラッシュ。フロント部に大きなダメージを負ってしまう。大事には至らなかったが、伊沢も少し足を引きずりながらマシンから降りてくる。

残り8分で再開されてからは、ソフトタイヤによるアタックが行われ、最終的に#1石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO INGING)が1分05秒663までタイムを削り、これにチームメイトの#2国本雄資(JMS P.MU/CERUMO INGING)が続く形で走行は終了。

好調のセルモチームとは対照的に、中嶋レーシングは予選までの限られた時間をマシンの修復に費やすことになってしまった。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第3戦SUGOフリー走行1回目結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2018/05/26) Free Practice 1 Weather:Fine Course:Dry
2018 SUPER FORMULA Round 3 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
11石浦 宏明JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA
RI4A
1'05.663--203.087
22国本 雄資JMS P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA
RI4A
1'05.687 0.024 0.024203.013
336中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA
RI4A
1'05.709 0.046 0.022202.945
418小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
carrozzeria Team KCMG
TOYOTA
RI4A
1'05.906 0.243 0.197202.339
517塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
Honda
HR-417E
1'06.022 0.359 0.116201.983
620平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA
RI4A
1'06.030 0.367 0.008201.959
74山下 健太ORIENTALBIO KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA
RI4A
1'06.046 0.383 0.016201.910
819関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA
RI4A
1'06.067 0.404 0.021201.845
950千代 勝正B-Max Racing SF14
B-MAX Racing Team
Honda
HR-417E
1'06.096 0.433 0.029201.757
108大嶋 和也UOMO SUNOCO SF14
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA
RI4A
1'06.109 0.446 0.013201.717
1115ダニエル・ティクトゥムTEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda
HR-417E
1'06.193 0.530 0.084201.461
127トム・ディルマンUOMO SUNOCO SF14
UOMO SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA
RI4A
1'06.275 0.612 0.082201.212
135野尻 智紀DOCOMO DANDELION M5S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
HR-417E
1'06.333 0.670 0.058201.036
146松下 信治DOCOMO DANDELION M6Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda
HR-417E
1'06.365 0.702 0.032200.939
1537ジェームス・ロシターVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA
RI4A
1'06.386 0.723 0.021200.876
1616山本 尚貴TEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda
HR-417E
1'06.440 0.777 0.054200.712
173ニック・キャシディORIENTALBIO KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA
RI4A
1'06.798 1.135 0.358199.637
1864ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda
HR-417E
1'06.998 1.335 0.200199.041
1965伊沢 拓也TCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda
HR-417E
1'07.000 1.337 0.002199.035

SUPER GT

SGT:第3戦鈴鹿決勝会見 「新田さんの最多タイ記録に貢献できてよかったなと思います」(中山雄一)

決勝フォトセッション: 両クラスのウィナー

GT500クラス優勝 #8ARTA NSX-GT

野尻智紀
決勝記者会見: GT500クラス優勝の野尻智紀(AUTOBACS RACING TEAM AGURI) 昨日に引き続きこの場に戻ってこられて嬉しいなと思っています。セーフティーカーで伊沢選手が築いたギャップが一度ゼロになり、そこからもう一度後続を引き離してくれて僕に繋がりましたが、やはり後ろにずっと山本選手がいて、すごく力強いレースをするだろうとわかっていたので、僕も諦めちゃいけないし、開幕戦で僕は結構順位を落としたりしていたので、今回は必ず取り返さなきゃいけないという気持ちもあったので、最後まで気持ちを強く持って、折れずに走りきろうと思いました。チームと伊沢選手と、みんなでやってきた結果だと思うので、みんなに感謝したいです。
伊沢拓也
決勝記者会見: GT500クラス優勝の伊沢拓也(AUTOBACS RACING TEAM AGURI) 昨日も今日もいい結果が得られて嬉しく思います。自分のスティントは野尻選手にマージンを残してあげたいと思い、最初からプッシュして、一時は10秒ぐらい稼いだんですが、セーフティーカーで台無しになってしまいました。やっぱり速さだけでなく運も必要なレースかなと思ったりもしました。でも野尻選手がすごくいいスピードで走ってくれて、チームとホンダがすごくいいクルマを用意してくれたので、今日は僕らが一番速かった、というのが勝利につながったと思います。移籍して3戦めでチームも野尻選手もすごく快く僕を受け入れてくれて、まだ数戦しかしていないながらもいいコンビネーションを感じていたので、それが早く結果につながればいいなと思っていましたが、こんなに早く勝利という形になるとは思っていませんでした。でもそれはやはり僕と野尻選手とチームが積み上げてきたものが実を結んだと思うので、本当にみなさんに感謝しています。

GT500クラス優勝 #96K-tunes RC F GT3

新田守男
決勝記者会見: GT300クラス優勝の新田守男(K-tunes Racing LM corsa) 予選から本当に好調で、雄一選手がいいタイムを出してくれたお陰でポールポジションからスタートできたので、なんとか後続を引き離したいなと。他のクルマがタイヤ無交換で行くだろうなと頭に入っていたので、できるだけマージンを作っておきたいなと思っていました。クルマも良く仕上げてもらっていたし、フレッシュタイヤのパフォーマンスも非常に良かったので、完璧な形で進めていましたが、まさかのセーフティーカーで貯金が帳消しになりました。やっぱり俺は変な運を持ってるんだな、とがっかりしながら再スタートしましたが、そこからできるだけ引き離そうと頑張って、雄一選手にバトンタッチした後はハラハラドキドキするバトルが展開されましたが、非常にいい結果に終わることができました。
中山雄一
決勝記者会見: GT300クラス優勝の中山雄一(K-tunes Racing LM corsa) 新田さんの最多タイの記録に貢献できてよかったなと思います。チームにとっても初ポールから初優勝という形で3戦めで結果を残すことができてホッとしています。新田選手に綺麗にスタートしてもらって、非常にいいペースでタイヤのライフとかを確認しながらレースを進めて行ったんですが、あのSCは本当に「何してくれてんだ」という具合に思いました。でも新田さんが諦めずにクルマの100%を引き出しながら最後まで走ってくれました。そのあとのチームのピット作業もすごく早かったので、タイヤ四輪交換しても25号車の前にいたし、18号車と0号車が前にいましたが最小限のロスで済んだなと思いました。コースに出てからのペースはこっちの方が全然よかったんですが、谷口選手のブロックがうまくて、18号車も抜きあぐねていたんですが、RC Fの高速コーナーが得意な特徴を生かして、130Rからシケインで抜くことができました。トップに立ってからは谷口選手が後続を抑えてくれたお陰でリードを広げることができました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第3戦鈴鹿決勝 8年ぶりに復活の300km決戦を制したのは#8ARTA NSX!!

2018オートバックス スーパーGT第3戦「鈴鹿GT300km"FAN FESTIVAL"」の決勝レースが5月20日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#8野尻智紀/伊沢拓也組(ARTA NSX-GT)が#100山本尚貴/ジェンソン・バトン組(RAYBRIG NSX-GT)との接戦を制し、今季初勝利を挙げた。GT300クラスもポールポジションの#96新田守男/中山雄一組(K-tunes RC F GT3)がレース中盤の混戦を抜け出してチーム創設以来初の勝利をものにした。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日20,000人/決勝日33,000人/大会総入場者数53,000人)

三重県交通機動隊の先導でパレードラップが始まった

GT500クラスのスタートシーン

GT300クラスのスタートシーン

レースは途中セーフティーカーが導入された

GT500クラス優勝は野尻智紀/伊沢拓也組(ARTA NSX-GT)

GT500クラス決勝2位は山本尚貴/ジェンソン・バトン組(RAYBRIG NSX-GT)

GT500クラス決勝3位は平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM'S LC500)

GT300クラス優勝は新田守男/中山雄一組(K-tunes RC F GT3)

GT300クラス決勝2位は松井孝允/坪井翔組(HOPPY 86 MC)

GT300クラス決勝3位は井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)

GT500クラスで優勝した野尻智紀/伊沢拓也組と鈴木亜久里監督(ARTA)

GT500クラスで優勝した新田守男/中山雄一組と影山正彦監督(K-tunes Racing LM corsa)

サポートイベントのポルシェカレラカップ・ジャパンのレース中に鈴鹿サーキットの計時システムにトラブルが発生し、これの復旧に時間がかかってしまったため、スーパーGT第3戦は決勝前のウォームアップ走行の開始時刻が当初予定より40分遅れ、決勝レースもそれに伴って当初予定されていた午後2時40分から40分遅れの午後3時20分より52周で行われた。

ポールポジションからスタートした#8伊沢拓也(ARTA NSX-GT)はトップで1コーナーに飛び込むと、その後も快調にリードを広げていたが、13周めのデグナーで#39ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD LC500)がコントロールを失い、立体交差下でストップしてしまったため、これを撤去するために14周めからセーフティーカーが導入され、8号車のリードは一気に帳消しとなってしまった。

しかし#8伊沢はセーフティーカーが18周めにピットインすると、再びリードを広げにかかり、24周めまで走行して野尻に交代。野尻は19周めにドライバー交代をすませていた#100山本の前でコースに戻った。

山本は8号車とともに24周めにピット作業を行なった#12佐々木大樹(カルソニックIMPUL GT-R)、#1平川亮(KeePer TOM'S LC500)らを25周めに相次いで抜き去り、一気に#8野尻の背後に迫ったが、オーバーテイクのきっかけを掴めぬままレースは終盤に。結局5周早くピット作業をすませていたことでタイヤの性能ダウンも8号車より早く訪れることになり、それまでコンマ6秒前後で推移していたトップとの差も最後はずるずると広げられてしまった。

最終的に#8ARTA NSXは#100RAYBRIG NSXに2.793秒の差をつけて52周を走りきり、昨年8月の第5戦富士以来の勝利を達成した。また100号車も開幕戦岡山に続いて2度めの2位表彰台を得たことでポイントリーダーに浮上、次戦タイへは64kgのウェイトハンデを搭載して臨むことになった。3位はスタートで#17塚越広大/小暮卓史組(KEIHIN NSX-GT)をかわした#1平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM'S LC500)が獲得した。

GT300クラスもまたポールスタートの#96新田守男(K-tunes RC F GT3)が序盤に築いたリードをSCランで吐き出す格好になり、ピットストップではタイヤ4本交換を選択したため無交換組の#0谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル初音ミクAMG)、#18中山友貴/小林崇志組(UPGARAGE 86 MC)らの先行を許す苦しい展開に。

しかし130Rからシケインにかけての他の追随を許さない速さを武器に中山雄一が36周めのシケインで#18中山友貴/小林崇志組(UPGARAGE 86 MC)を、38周めのシケインでは#0谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)を攻め落としてトップを奪い返すと、最後は後続に15.885秒もの大差をつけ、今年発足したばかりのチームに3戦めで初勝利をもたらした。同時に新田はこれで第2戦富士で失った通算最多勝記録トップの座をわずか1戦で奪い返すことに成功した。

2位はタイヤ無交換作戦と坪井翔の目覚ましい追い上げでレース後半一気に順位を上げた#25松井孝允/坪井翔組(HOPPY 86 MC)が獲得。前戦富士でエンジントラブルにより悔しいリタイヤに終わった#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)が3位に入った。

スーパーGT第4戦の舞台はタイのチャン・インターナショナルサーキット。7月1日決勝だ。

GT500クラスの表彰式 GT300クラスの表彰式 最多勝に並んだ新田守男がシャンパンファイトの祝福を受ける

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第3戦鈴鹿決勝結果

■GT500クラス

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2018/05/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
18野尻 智紀
伊沢 拓也
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS6521:46'39.770
2100山本 尚貴
ジェンソン・バトン
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS34522.793
31平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS305211.387
412佐々木 大樹
ヤン・マーデンボロー
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS105238.088
536中嶋 一貴
関口 雄飛
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS165238.704
623松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI525240.753
73本山 哲
千代 勝正
CRAFT SPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI10521'04.810
838立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS30521'05.387
924ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
高星 明誠
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH10521'05.558
1064ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
DL521'06.095
11*17塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS42521'17.487
12*6大嶋 和也
ジェームス・ロシター
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS28521'18.066
1319国本 雄資
山下 健太
WedsSport ADVAN LC500
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH4521'32.827
---- 以上規定周回数(70% - 36Laps)完走 ----
-16武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
YH22329Laps
-39ヘイッキ・コバライネン
小林 可夢偉
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301240Laps
  • Fastest Lap: CarNo.8 伊沢拓也(ARTA NSX-GT) 1'48.261 (2/52) 193.10km/h
  • CarNo.6(ジェームス・ロシター)は、SpR.13-1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.17(塚越広大)は、SpR.13-1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

■GT300クラス

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2018/05/20) Final Race 1 Weather:Fine Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
196新田 守男
中山 雄一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS491:48'14.458
225松井 孝允
坪井 翔
HOPPY 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH224915.885
361井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL4922.555
488平峰 一貴
マルコ・マッペリ
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH144924.232
560吉本 大樹
宮田 莉朋
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH84925.049
618中山 友貴
小林 崇志
UPGARAGE 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH404925.354
765黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS324926.015
80谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH184929.706
931嵯峨 宏紀
平手 晃平
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS30481Lap
1010星野 一樹
吉田 広樹
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481Lap
117藤井 誠暢
スヴェン・ミューラー
D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH40481Lap
1287佐藤 公哉
元嶋 佑弥
リーガルフロンティアランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH481Lap
132高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH481Lap
1452番場 琢
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH481Lap
159久保 凜太郎
石川 京侍
GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH481Lap
16*11平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL34481Lap
1730永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH481Lap
18117井出 有冶
阪口 良平
EIcars BENTLEY
BENTLEY CONTINENTAL GT3
YH481Lap
1950加納 政樹
安岡 秀徒
EXE AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
YH2481Lap
2055高木 真一
ショーン・ウォーキンショー
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS52481Lap
21777横溝 直輝
木村 武史
CARGUY ADA NSX GT3
Honda NSX GT3
YH481Lap
2248田中 勝輝
リチャード・ブラッドレー
植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481Lap
2321リチャード・ライアン
富田 竜一郎
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS GT3
DL2481Lap
2435ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
arto RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH481Lap
2522和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
YH472Laps
2634道上 龍
大津 弘樹
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH6472Laps
27360田中 篤
青木 孝行
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH454Laps
2826山田 真之亮
川端 伸太朗
TAISAN R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS GT3
YH4445Laps
---- 以上規定周回数(70% - 34Laps)完走 ----
-5坂口 夏月
平木 湧也
マッハ車検MC86 Y's distraction
TOYOTA 86 MC
YH1336Laps
  • Fastest Lap: CarNo.96 新田守男(K-tunes RC F GT3) 1'59.252 (2/49) 175.30km/h
  • CarNo.11(平中克幸)は、SpR.13-1(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT

SGT:第3戦鈴鹿GTA定例会見 2019年カレンダーは過密スケジュールの解消とDTM交流戦開催を念頭に

GTアソシエイション(GTA)は5月20日、スーパーGT第3戦の開催されている鈴鹿サーキットにて定例会見を開催。来年のレーススケジュールと、ドイツツーリングカー選手権(DTM)Iを運営するITRとかねてより調整を重ねている交流戦の現状について坂東正明代表が説明した。

GTA定例記者会見: 板東正明(GTA代表取締役社長)

来年のスケジュールについて
基本的には国内7大会とブリラム1大会の全8大会というところは変わらない。さらにDTM交流戦を課題として重視しながらカレンダーを組みたい。先日JRPさんもお見えになって、カレンダーについての話し合いを行った。オーガナイザーとプロモーターそれぞれに意向があり、そこをどうやって調整しようかという問題がある。そこで一旦プロモーター、オーガナイザーに集まってもらって話し合いを行い、過密スケジュールが起きない状態にしたいと考えている。今月は第2戦富士から2週間のインターバルで第3戦鈴鹿があり、その間にも他のカテゴリーがある。これはオーガナイザーの意向で8月の1000kmが無くなり、5月にレースが移ってきたため。現状はオーガナイザーの意向が強く、それがチームの負担になっている側面もあるので、これはチーム側の意見も言わせてもらわないといけないなと。GTAが主体となってコントロールする形で話をさせていただきたいと思っている。DTMの交流戦については日本で1戦とホッケンハイムで1戦ということでカレンダーを決めていきたいと考えている。
DTMとの交流戦について
FIAがマニファクチャラーとプロモーターを召集して話をしたいと言ってきている。ツーリングカーの部会でワールドカップを行いたいということだ。それとは別個に我々は(ゲルハルト)ベルガーと話を進めている。どういう形で交流戦をやるか、メルセデスがいなくなった状態でどうやってDTMの2019シーズンが行われるのか、という点を不安に思っているが、そこに対しては2020年までには新たなメーカーを迎えられる可能性があると言ってきていて、それまではアウディとBMWの中で参加する車種を増やそう、プライベーターの参加を増やそう、という話になっており、それなら継続できそうだと考えている。あとはクラス1規定を作り上げる作業があるが、これは6月にノリスリンクでステアリングコミッティーを開いて調印式を行う予定になっている。そこでできた規定に基づいて交流戦を行う。ただし19年に全てクラス1の規定で行えるわけではない。現状はスーパーGT独自の空力やエンジンを使っているが、交流戦に向けてはクラス1規定の空力とエンジンを持ち込む。ホンダミッドシップに関しては特別なルールとして交流戦には出すが、クラス1の規定が決まればそこにどう合わせていくかという話し合いを行う。ワールドカップという話になれば、そこはFIAの規定なのでFRのみになるだろう。これはDTMとの交流戦とはニュアンスの違う話だ。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第3戦鈴鹿ポールポジション会見 「今日はシケインのブレーキが難しかったんですが、前にクルマがいてくれたおかげで突っ込みすぎなくてよかったです(笑)」(伊沢拓也)

予選フォトセッション: 両クラスのポールシッター

GT500クラス #8ARTA NSX-GT

伊沢拓也
GT500クラスポールポジションの伊沢拓也(AUTOBACS RACING TEAM AGURI) 朝から比較的調子は悪くないのかなと思っていました。合同テストからチームと話し合ってセッティングして持ち込んだクルマは何もしなくても走れる状態で予選に行けました。Q1のタイムを見て驚きましたがQ2で野尻選手はさらにいいタイムを出してくれて、僕らにとってはすごくいい結果となりました。僕自身も移籍して3戦目でこういう結果が出たことにホッとしています。ここ何年かうまくいかないレースもありましたが、僕らはこうやって速さを見せる事で信頼を勝ち取ることができるので、ここまで3戦終わってそういう部分でもいまく行ってると思います。決勝も気を引き締めて頑張りたいと思います。今日はシケインのブレーキが難しかったんですが、前にクルマがいてくれたおかげで突っ込みすぎなくてよかったです(笑)。
野尻智紀
GT500クラスポールポジションの野尻智紀(AUTOBACS RACING TEAM AGURI) 今日は走り出しからクルマの調子が良く、予選中も何も触らなかったですし、伊沢選手のタイムを見てすごく調子がいいんだなと確信をしたので、Q2を思いっきり攻めることができました。そういう意味で伊沢選手を信頼していますから、伊沢選手がタイムを出すことによって僕の自信にも繋がっています。チームとしてもすごく高いレベルのものができているのではと思います。僕の中では開幕前からいまのNSXの速さを引き出す事ができていなかった部分もあったので、今日の予選の結果はすごく自信になりましたし、明日のレースもいいペースで走る自信につながりました。今日のことはもう終わったことですので、これからはどうしたら優勝できるかを考えて、明日に備えたいと思います。

GT300クラス #96K-tunes RC F GT3

新田守男
GT300クラスポールポジションの新田守男(K-tunes Racing LM corsa) テストから比較的好調な雰囲気でした。Q1ではタイミングの間合いがうまく測れず、ドライバーズブリーフィングで四脱をするなって言われていたので慎重に走りましたが、比較的いいポジションでQ1を終えられました。雄一選手がテストから好調だったので、ポールポジションを狙いにいけるんじゃないかという期待は非常にありました。期待通りというか、それ以上のタイムを出してくれて、本当に素晴らしい結果になったなと。レクサスRC FのGT3が初めてのポールを取ったことも含めて嬉しく思っていますし、シーズン前半の1戦目、2戦目でポイントを落としているので、明日のレースにつながるいい予選になったと思います。
中山雄一
GT300クラスポールポジションの中山雄一(K-tunes Racing LM corsa) 合同テストの時からタイム的にはよかったんですが、マシンのバランス、フィーリングに良くない部分があって、チームとよく話し合ってクルマを持ち込みました。それが今日の路面にはすごくマッチしていて、高速コーナーはもともとよかったんですが、低速コーナーのバランスも良くなって、予選には微調整だけで臨めましたし、朝から気持ちよく走れていました。予選は公式練習以上に路面にタイヤがマッチしていて本当に気持ちよく走れました。ニュルブルクリンクに行っていたため開幕2戦目まで合同テストに出られなくて、調子が上がらなかったし、チームに迷惑かけた部分もありましたけど、今日しっかりポールを取れて、チームの士気も上がるんじゃないかなと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第3戦鈴鹿公式予選 驚異の1分44秒台連発で#8ARTA NSXがポールポジション獲得!!

オートバックス スーパーGT第3戦「鈴鹿 GT300km”FAN FESTIVAL”」の公式予選が5月19日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは#8野尻智紀/伊沢拓也組(ARTA NSX-GT)が、GT300クラスは#96新田守男/中山雄一組(K-tunes RC F GT3)が、いずれも従来のコースレコードを大幅に上回るタイムを叩き出してポールポジションを獲得した。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:20,000人)

GT500クラスポールポジションの野尻智紀/伊沢拓也組(ARTA NSX-GT)

GT500クラス予選2位の山本尚貴/ジェンソン・バトン組(RAYBRIG NSX-GT)

GT500クラス予選3位の塚越広大/小暮卓史組(KEIHIN NSX-GT)

GT300クラスポールポジションの新田守男/中山雄一組(K-tunes RC F GT3)

GT300クラス予選2位の松井孝允/坪井翔組(HOPPY 86 MC)

GT300クラス予選3位の谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル初音ミクAMG)

公式予選は午後2時35分よりノックアウト方式で行われた。コース上は終始西から強い風が吹いており、午前中から場内の観覧車が運転を休止せざるを得ないほど。このことがホームストレートでは追い風、S字では向かい風という、タイムを出すには格好のコンディションを作り出した。

予選Q1
GT300クラスで赤旗中断があった影響でGT500クラスの走行は当初予定より10分遅い、午後3時05分より15分間で行われた。午前中の公式練習では#64ベルトラン・バゲット(Epson Modulo NSX-GT)が1’45.938と従来のコースレコードを1秒以上上回っており、予選でも好タイムが期待されたが、実際に伊沢拓也(ARTA NSX-GT)が記録したタイムは1’44.806と予想をはるかに上回るものだった。

伊沢に続いて#64バゲットも1’45.109と自身が午前中に出したトップタイムをはるかに上回り、#100ジェンソン・バトン(RAYBRIG NSX-GT)も1’45.130で3位に続く。#17小暮卓史(KEIHIN NSX-GT)も終了間際に1’45.849で8位に滑り込み、結局Q2進出の8台中5台までがホンダNSXという結果になった。またこのクラスは参加全車両が昨年までのコースレコードを上回っている。

GT300クラスも1’56.159を記録した#25坪井翔(HOPPY 86 MC)を筆頭に上位9台がコースレコードを更新したほか、Q2進出の14台中11台がFIA-GT3車両という結果に。これまではJAF-GT有利とされた鈴鹿だが今年は様相が一変した。なお、一時9位につけていた#2加藤寛規(シンティアム・アップル・ロータス)はダンロップコーナーでクラッシュし、赤旗中断の原因を作ったことによりタイム抹消となっている。

予選Q2
Q1では全車がコースレコードを更新したGT500クラスは、Q2に入ってさらにペースアップ。3台のホンダNSXが1分44秒台に突入し、トップ3を占める結果に。ここでも#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)が伊沢を上回る1’44.319を叩き出して今季初のポールポジションを獲得した。予選2位は#100山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)で1’44.473、#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)が1’44.834で続いた。

レクサス勢最上位は#1平川亮(KeePer TOM'S LC500)の4位で1’45.181。ニッサン勢で唯一Q2進出を果たした#12佐々木大樹(カルソニックIMPUL GT-R)は1’45.351で6位に終わった。

GT300クラスは公式練習トップの#96中山雄一(K-tunes RC F GT3)が1’55.531と昨年のコースレコード(1’57.543/山下健太)を2秒以上上回ってチーム初のポールポジションを獲得した。同時にこれはFIA-GT3車両として初めて鈴鹿でのポールポジションでもある。2番手には昨年のレコードホルダー、つちやエンジニアリングの#25松井孝允(HOPPY 86 MC)が1’56.140で続き、#0片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)が1’56.388で3位。JAF-GT最上位は#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)の4位で1’56.433だった。

スーパーGT第3戦決勝は明日午後2時40分より52周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第3戦鈴鹿公式予選結果

■GT500 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2018/05/19) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
18野尻 智紀
伊沢 拓也
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS61'44.8061'44.319
2100山本 尚貴
ジェンソン・バトン
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS341'45.1301'44.473
317塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS421'45.8491'44.834
41平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301'45.5951'45.181
564ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
DL1'44.9591'45.202
612佐々木 大樹
ヤン・マーデンボロー
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS101'45.5961'45.351
716武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
YH21'45.5721'46.405
836中嶋 一貴
関口 雄飛
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS161'45.6131'59.203
919国本 雄資
山下 健太
WedsSport ADVAN LC500
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH41'45.934
1038立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301'45.987
1124ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
高星 明誠
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH101'46.013
123本山 哲
千代 勝正
CRAFT SPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI101'46.018
1339ヘイッキ・コバライネン
小林 可夢偉
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301'46.211
146大嶋 和也
ジェームス・ロシター
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS281'46.287
1523松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI521'46.306

■GT300 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2018/05/19) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
196新田 守男
中山 雄一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS1'56.9651'55.531
225松井 孝允
坪井 翔
HOPPY 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH221'56.1591'56.140
30谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH181'57.2511'56.388
461井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'57.2201'56.433
560吉本 大樹
宮田 莉朋
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH81'57.4381'56.461
665黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS321'57.5701'56.643
77藤井 誠暢
スヴェン・ミューラー
D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH401'57.0891'56.967
818中山 友貴
小林 崇志
UPGARAGE 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH401'58.0061'57.055
921リチャード・ライアン
富田 竜一郎
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS GT3
DL21'57.5311'57.079
1034道上 龍
大津 弘樹
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH61'57.3671'57.494
1110星野 一樹
吉田 広樹
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'57.1571'57.779
129久保 凜太郎
石川 京侍
GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH1'57.7081'58.507
13360田中 篤
青木 孝行
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'58.0632'02.425
1488平峰 一貴
マルコ・マッペリ
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH141'57.5672'07.856
1526山田 真之亮
川端 伸太朗
TAISAN R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS GT3
YH41'58.095
1611平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL341'58.218
175坂口 夏月
平木 湧也
マッハ車検MC86 Y's distraction
TOYOTA 86 MC
YH1'58.223
1887佐藤 公哉
元嶋 佑弥
リーガルフロンティアランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'58.228
1930永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH1'58.251
2055高木 真一
ショーン・ウォーキンショー
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS521'58.393
2131嵯峨 宏紀
平手 晃平
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS301'58.583
2250加納 政樹
安岡 秀徒
EXE AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
YH21'58.642
2352番場 琢
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH1'58.829
24117井出 有冶
阪口 良平
EIcars BENTLEY
BENTLEY CONTINENTAL GT3
YH1'59.061
25777横溝 直輝
木村 武史
CARGUY ADA NSX GT3
Honda NSX GT3
YH1'59.212
2648田中 勝輝
リチャード・ブラッドレー
植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'00.862
2735ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
arto RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH2'00.977
2822和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
YH2'01.311
-2高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YHno time

SUPER GT

SGT:第3戦鈴鹿ノックアウトQ2結果

■GT500 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2018/05/19) Knock Out Q2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
18野尻 智紀ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS6R1'44.319--200.397
2100山本 尚貴RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS34R1'44.473 0.154 0.154200.101
317塚越 広大KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS42R1'44.834 0.515 0.361199.412
41平川 亮KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS30R1'45.181 0.862 0.347198.755
564松浦 孝亮Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
DLR1'45.202 0.883 0.021198.715
612佐々木 大樹カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS10R1'45.351 1.032 0.149198.434
716中嶋 大祐MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
YH2R1'46.405 2.086 1.054196.468
836関口 雄飛au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS161'59.20314.88412.798175.375
  • 'R'マークは従来のコースレーコード(1'47.074)を更新しました。

■GT300 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2018/05/19) Knock Out Q2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
196中山 雄一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BSR1'55.531--180.949
225松井 孝允HOPPY 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH22R1'56.140 0.609 0.609180.000
30片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH18R1'56.388 0.857 0.248179.616
461山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DLR1'56.433 0.902 0.045179.547
560宮田 莉朋SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH8R1'56.461 0.930 0.028179.504
665蒲生 尚弥LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS32R1'56.643 1.112 0.182179.224
77スヴェン・ミューラーD'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH40R1'56.967 1.436 0.324178.727
818中山 友貴UPGARAGE 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH40R1'57.055 1.524 0.088178.593
921富田 竜一郎Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS GT3
DL2R1'57.079 1.548 0.024178.556
1034道上 龍Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH61'57.494 1.963 0.415177.926
1110星野 一樹GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'57.779 2.248 0.285177.495
129久保 凜太郎GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH1'58.507 2.976 0.728176.405
13360田中 篤RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'02.425 6.894 3.918170.759
1488マルコ・マッペリマネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH142'07.85612.325 5.431163.506
  • 'R'マークは従来のコースレーコード(1'57.543)を更新しました。

SUPER GT

SGT:第3戦鈴鹿ノックアウトQ1結果

■GT500 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2018/05/19) Knock Out Q1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
18伊沢 拓也ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS6R1'44.806--199.466
264ベルトラン・バゲットEpson Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
DLR1'44.959 0.153 0.153199.175
3100ジェンソン・バトンRAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS34R1'45.130 0.324 0.171198.851
416武藤 英紀MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
YH2R1'45.572 0.766 0.442198.018
51ニック・キャシディKeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS30R1'45.595 0.789 0.023197.975
612ヤン・マーデンボローカルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS10R1'45.596 0.790 0.001197.973
736中嶋 一貴au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS16R1'45.613 0.807 0.017197.942
817小暮 卓史KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS42R1'45.849 1.043 0.236197.500
---- 以上Q2進出 ----
919山下 健太WedsSport ADVAN LC500
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH4R1'45.934 1.128 0.085197.342
1038石浦 宏明ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS30R1'45.987 1.181 0.053197.243
1124ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラフォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH10R1'46.013 1.207 0.026197.195
123千代 勝正CRAFT SPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI10R1'46.018 1.212 0.005197.185
1339ヘイッキ・コバライネンDENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS30R1'46.211 1.405 0.193196.827
146ジェームス・ロシターWAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS28R1'46.287 1.481 0.076196.686
1523松田 次生MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI52R1'46.306 1.500 0.019196.651
---- 以上基準タイム予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレーコード(1'47.074)を更新しました。

■GT300 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2018/05/19) Knock Out Q1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
125坪井 翔HOPPY 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH22R1'56.159--179.971
296新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BSR1'56.965 0.806 0.806178.730
37藤井 誠暢D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH40R1'57.089 0.930 0.124178.541
410吉田 広樹GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YHR1'57.157 0.998 0.068178.437
561井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DLR1'57.220 1.061 0.063178.342
60谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH18R1'57.251 1.092 0.031178.294
734大津 弘樹Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH6R1'57.367 1.208 0.116178.118
860吉本 大樹SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH8R1'57.438 1.279 0.071178.011
921リチャード・ライアンHitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS GT3
DL2R1'57.531 1.372 0.093177.870
1088平峰 一貴マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH141'57.567 1.408 0.036177.815
1165黒澤 治樹LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS321'57.570 1.411 0.003177.811
129石川 京侍GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH1'57.708 1.549 0.138177.602
1318小林 崇志UPGARAGE 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH401'58.006 1.847 0.298177.154
14360青木 孝行RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'58.063 1.904 0.057177.068
---- 以上Q2進出 ----
1526川端 伸太朗TAISAN R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS GT3
YH41'58.095 1.936 0.032177.020
1611安田 裕信GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL341'58.218 2.059 0.123176.836
175平木 湧也マッハ車検MC86 Y's distraction
TOYOTA 86 MC
YH1'58.223 2.064 0.005176.829
1887元嶋 佑弥リーガルフロンティアランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'58.228 2.069 0.005176.821
1930佐々木 孝太TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH1'58.251 2.092 0.023176.787
2055高木 真一ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS521'58.393 2.234 0.142176.575
2131平手 晃平TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS301'58.583 2.424 0.190176.292
2250安岡 秀徒EXE AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
YH21'58.642 2.483 0.059176.204
2352脇阪 薫一埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH1'58.829 2.670 0.187175.927
24117井出 有冶EIcars BENTLEY
BENTLEY CONTINENTAL GT3
YH1'59.061 2.902 0.232175.584
25777横溝 直輝CARGUY ADA NSX GT3
Honda NSX GT3
YH1'59.212 3.053 0.151175.362
2648田中 勝輝植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'00.862 4.703 1.650172.968
2735ナタポン・ホートンカムarto RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH2'00.977 4.818 0.115172.803
2822和田 久アールキューズAMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
YH2'01.311 5.152 0.334172.327
---- 以上基準タイム予選通過 ----
-2加藤 寛規シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YHno time---
  • 'R'マークは従来のコースレーコード(1'57.543)を更新しました。

SUPER GT

SGT:第3戦鈴鹿公式練習 上位12台がコースレコードを上回ったGT500クラスは#64エプソンNSXがトップタイム

オートバックス スーパーGT第3戦「鈴鹿GT300km "FAN FESTIVAL"の公式練習が5月19日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは#64ベルトラン・バゲット/松浦孝亮組(Epson Modulo NSX-GT)が、GT300クラスは#96新田守男/中山雄一組(K-tunes RC F GT3)がトップタイムを記録した。

公式練習: 赤旗は3回出された 公式練習: GT500クラストップタイムはベルトラン・バゲット/松浦孝亮組(Epson Modulo NSX-GT) 公式練習: GT300クラストップタイムは新田守男/中山雄一組(K-tunes RC F GT3)

近年は真夏の1000km耐久レースとして開催されてきた鈴鹿大会は、今シーズンから通常フォーマットの300kmレースとして開催されることになった。これは春に300km、夏に1000kmと鈴鹿サーキットでは年2回レースが開催されていた2010年3月以来のことだ。

公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットは曇りから晴れへと次第に天候が回復していく状況。路面コンディションは併催のFIA-F4の予選が行われていた時にはところどころ濡れた跡が残っていたものの、公式練習の始まった午前9時には完全なドライとなった。しかし西から吹き付ける強風は場内の観覧車が運転を休止するほど。当然空力マシンである現代のGT車両へも少なからざる影響を及ぼし、相次ぐスピンやコースアウトにより3回の赤旗中断が入ることとなった。

それでも猛暑の中で行われていた昨年までと違い、初夏の爽やかな気候の中での走行となったことでGT500、GT300両クラス共に従来のコースレコードを大幅に上回るタムが相次いで記録された。

まずセッション序盤に#3本山哲(CRAFT SPORTS MOTUL GT-R)が従来のコースレコードである1'47.074を上回る1'46.569を記録してトップに。終盤の専有走行では#100ジェンソン・バトン(RAYBRIG NSX-GT)が1'46.211、#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)が1'46.258、#24高星明誠(フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R)1'46.060を記録、チェッカー直前には#64ベルトラン・バゲット(Epson Modulo NSX-GT)が1'45.938という驚異的なタイムでトップに躍り出た。結局GT500クラスは上位12台までがコースレコードを上回る結果となった。

GT300クラスも2クラス混走の時間帯で#60吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)が早くも昨年までのコースレコードである1'57.543を上回る1'57.416を記録、さらに#96中山雄一(K-tunes RC F GT3)も1'57.240を記録して、レクサスRC Fが1位、2位を占めた。JAF-GT勢の最上位は#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)の5位だった。

スーパーGT第3戦はこのあと午後2時35分よりノックアウト方式で公式予選を行う。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第3戦鈴鹿公式練習結果

■GT500クラス

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2018/05/19) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
164ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
DLR1'45.938--197.334
224ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
高星 明誠
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH101'46.060 0.122 0.122197.107
3100山本 尚貴
ジェンソン・バトン
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS34R1'46.211 0.273 0.151196.827
48野尻 智紀
伊沢 拓也
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS6R1'46.258 0.320 0.047196.740
512佐々木 大樹
ヤン・マーデンボロー
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS10R1'46.530 0.592 0.272196.238
63本山 哲
千代 勝正
CRAFT SPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI10R1'46.569 0.631 0.039196.166
717塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS42R1'46.770 0.832 0.201195.797
81平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS30R1'46.919 0.981 0.149195.524
936中嶋 一貴
関口 雄飛
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS16R1'46.946 1.008 0.027195.474
1016武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
YH2R1'46.961 1.023 0.015195.447
1123松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI52R1'46.976 1.038 0.015195.420
126大嶋 和也
ジェームス・ロシター
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS28R1'47.005 1.067 0.029195.367
1338立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301'47.099 1.161 0.094195.195
1419国本 雄資
山下 健太
WedsSport ADVAN LC500
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH41'47.207 1.269 0.108194.998
1539ヘイッキ・コバライネン
小林 可夢偉
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301'48.183 2.245 0.976193.239
  • 'R'マークは従来のコースレーコード(1'47.074)を上回りました。

■GT300クラス

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2018/05/19) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2018 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
196新田 守男
中山 雄一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BSR1'57.240--178.311
260吉本 大樹
宮田 莉朋
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH8R1'57.416 0.176 0.176178.044
311平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL341'57.598 0.358 0.182177.768
40谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH181'57.720 0.480 0.122177.584
561井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'57.801 0.561 0.081177.462
67藤井 誠暢
スヴェン・ミューラー
D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH401'58.012 0.772 0.211177.145
726山田 真之亮
川端 伸太朗
TAISAN R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS GT3
YH41'58.053 0.813 0.041177.083
818中山 友貴
小林 崇志
UPGARAGE 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH401'58.080 0.840 0.027177.043
910星野 一樹
吉田 広樹
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'58.108 0.868 0.028177.001
1065黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS321'58.170 0.930 0.062176.908
1125松井 孝允
坪井 翔
HOPPY 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH221'58.248 1.008 0.078176.791
129久保 凜太郎
石川 京侍
GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH1'58.286 1.046 0.038176.734
1331嵯峨 宏紀
平手 晃平
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS301'58.505 1.265 0.219176.408
1421リチャード・ライアン
富田 竜一郎
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS GT3
DL21'58.525 1.285 0.020176.378
152高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'58.554 1.314 0.029176.335
1688平峰 一貴
マルコ・マッペリ
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH141'58.592 1.352 0.038176.278
1755高木 真一
ショーン・ウォーキンショー
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS521'58.950 1.710 0.358175.748
1834道上 龍
大津 弘樹
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH61'59.069 1.829 0.119175.572
1950加納 政樹
安岡 秀徒
EXE AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
YH21'59.376 2.136 0.307175.121
2087佐藤 公哉
元嶋 佑弥
リーガルフロンティアランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'59.653 2.413 0.277174.715
2152番場 琢
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH1'59.684 2.444 0.031174.670
225坂口 夏月
平木 湧也
マッハ車検MC86 Y's distraction
TOYOTA 86 MC
YH1'59.734 2.494 0.050174.597
23117井出 有冶
阪口 良平
EIcars BENTLEY
BENTLEY CONTINENTAL GT3
YH1'59.980 2.740 0.246174.239
24777横溝 直輝
木村 武史
CARGUY ADA NSX GT3
Honda NSX GT3
YH2'00.076 2.836 0.096174.100
2548田中 勝輝
リチャード・ブラッドレー
植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'00.781 3.541 0.705173.084
26360田中 篤
青木 孝行
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'00.809 3.569 0.028173.043
2735ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
arto RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH2'01.831 4.591 1.022171.592
2822和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
YH2'02.428 5.188 0.597170.755
2930永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH2'02.621 5.381 0.193170.486
  • 'R'マークは従来のコースレーコード(1'57.543)を上回りました。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第3,4戦富士 女子選手として初の快挙! 小山美姫選手が念願のポイント獲得! (DRP)

 2015年終盤2大会と2016年2大会のスポット参戦と、2017年は女子選手として初めてフル参戦を果たした小山選手は、2018年の第3戦で7位に入り念願のシリーズポイントを獲得。今シーズンに賭ける想いは強く、2016年に自己最高位の11位を記録した岡山開幕戦では惜しくも取り逃し、「富士は走り慣れているサーキットでもあり、開幕戦ではあと一歩のところで自分の弱さが出てしまったので、必ずポイントを取ると公言し挑みました」と自分自身にプレッシャーを与えていた。

☆5月3日(木)公式予選 第3戦9位 第4戦11位

 前日夜より雨が降りウェットコンディションでの予選となる。「はじめは慎重になりすぎてしまった」と語るように徐々にタイムアップしていく。タイミングモニター上でトップ10に入りはじめた頃に濃霧の為、赤旗中断となりそのまま終了となってしまった。「マシンのバランスは良くまだまだ行けそうだったのに、思うようにタイムアップできなかったです」と悔やむ予選となった。それでも自己ベストタイの予選9位と決勝に期待がかかる。

☆5月3日(木)第3戦決勝レース 7位

 雨は上がり強い風の影響もあり路面はすっかり乾きドライコンディションでスタートを迎える。スタートを得意とする小山選手は珍しく失敗し、ストール仕掛けたもののなんとかスタートを切ったが1コーナーで11番手までポジションを落としてしまう。その後ポジションキープで迎えた5周目、6位集団で3台が接触しそこをうまくすり抜けた小山選手は8位にポジションアップ。残り2周となったところで一旦は9位に落とすが再逆転し8位フィニッシュ。ペナルティの選手がいた為、正式結果は7位となった。

☆5月4日(金)第4戦決勝レース 14位

 前日とは打って変わって快晴。小山選手は予選セカンドベストタイムにより11番手からスタートを決める。ポジションキープでダンロップコーナーに差し掛かるとまたもや前車2台が接触。今回は避けることはできたがポジションを3つ落としてしまった。10位争いの集団の中で14位を走行し2戦連続のポイント獲得を目指し1台をオーバーテイク。そして残り3周となった1コーナーで3台横並びの接戦の中でスピンを喫してしまい19位までポジションを落としてしまった。それでも最終的に17位まで追い上げ、ペナルティの選手がいた為、正式結果は14位となった。

小山選手コメント
「競争女子でも走りなれている富士ということもあり、フリー走行からいつもより順位は良かったですが、マシンのポテンシャルが高かっただけに、自分自身の課題が沢山みつかり、満足いくどころか、未熟さを感じることが多くありました。それでも岡山での悔しさをバネにこの富士ラウンドまでに自分が出きる準備はしてきました。Rd.3には岡山の経験やその悔しい気持ちが活きたレースができたと思います。初の7位入賞とっても嬉しいことですが、正直、この入賞は皆様のお陰で良いマシンと良い環境が揃い出来た入賞であり、自分の成長はまだまだ足りないと感じています。なので、嬉しい気持ちもありながも、悔しい気持ちが自分としては強かったです。そんな風に感じられるのも、良い環境があるからこそで、贅沢な悩みだなと思います。次戦までに残されている時間は少ないですが、課題を少しでも克服して良いドライバーに成長していけるように、そして表彰台を狙えるように、今自分が出来る準備をして鈴鹿に備えたいと思います」

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第3,4戦富士 川合孝汰が2戦連続で4位、表彰台が目前に迫る! 小倉祥太も9位〜7位と連続入賞を果たす (Le Beausset)

 ル・ボーセモータースポーツの参戦カテゴリーのひとつ、FIA-F4選手権シリーズの第2大会が、5月3日(木・祝)、4日(金・祝)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催された。

 開幕戦の岡山大会で、川合は悔しいポジションからファステストラップを記録するほどの追い上げを見せて、16台抜きの8位入賞。小倉もデビューレースでしっかり完走していただけに、さらなる上位ポジションでの予選、そして決勝での表彰台を目指し、国内最長となるホームストレートを有する富士スピードウェイでの戦いに臨んだ。

予選 5月3日(木・祝)天候/雨 コース状況/ウエット

 ゴールデンウィーク中の開催とあって、火曜日と水曜日に専有走行が行われた。川合は4セッションすべてトップ6につけ、特に最終確認の場となるセッション4では2番手につけるなど上々の滑り出しを見せた。富士でのレース経験を持たない小倉は、富士の走り方を確認しながらも、着々とタイムアップを果たし、セッションを重ねた。

 早朝からの大雨も、幸い予選が始まる頃には止んだが、代わってサーキットを襲ったのが霧だった。路面状態は時間の経過とともに向上していったが、徐々に視界が奪われていき、残り10分を間もなく切ろうというタイミングで、ついに視界不良のため、赤旗が出されて予選はそのまま終了となった。

 そんな中でもコースを果敢に攻め立てていった川合は、最後のアタックの周にジェントルマンドライバーに行く手を阻まれながらも第3戦の予選順位となるベストタイムで5番手、第4戦の予選順位となるセカンドベストタイムで4番手につける。

 そして、小倉も経験のなさを感じさせないほど、周回を重ねるごとタイムを詰めていくが、セクター1~2と自己ベストを更新した周に最終コーナーでスピンを喫してしまう。それでもベスト、セカンドベストともに13番手につけ、初入賞の期待がかかった。

決勝第3戦 5月3日(木・祝)天候/曇り コース状況/ドライ

 予選の後もしばらく濃霧がコースを包んだことから、タイムスケジュールは大幅に変更され、当初の予定より40分遅れで第3戦決勝が行われた。その頃には午前中の悪天候が嘘のように、陽が差しはじめ、また降雨後の割にはGTがしっかり走り込んだため、路面にはラバーがこびりついてスタートを難しくしていた。川合はポジションキープの5番手で1周目を終えたものの、小倉は14番となる。

 序盤の川合は3番手を争う集団の中でチャンスを待って、7周目には前車の後ろにピタリとつく。そして、8周目のヘアピンでインを刺すも横並びの状態で、続くダンロップコーナーで抜き去り4番手に浮上する。このバトルの間、前車が逃げにかかり、残りの周回で猛追を続けるが、スリップ圏内から離れているせいか差は変わらず、スタートからひとつポジションを上げた4位でチェッカーを受けた。

   一方、小倉は序盤のうちにオーバーテイクを重ね、5周目には10番手に浮上、終盤には前方の2台に追いついていた。最終ラップのレクサスコーナーで2台まとめて抜きにかかるも、レコードラインを外れた滑りやすい路面に足を取られて逆転は叶わなかったが、初めての入賞を果たした。なお、レース後に1台がペナルティを課せられたため、小倉は9位に繰り上がる。

決勝第4戦 5月4日(金・祝)天候/晴れ コース状況/ドライ

 スタートを決めた川合は、ひとつ順位を上げて3番手に、小倉はダンロップコーナーの混乱を回避して11番手に浮上する。2周目に前を走る車両に接触があり、またひとつ順位を上げた小倉は、その後も激しいバトルを繰り広げた。

 川合はトップを争う2台のバトルで徐々に差を詰め、チャンス到来と見た11周目に勝負をかけた。100Rで2番手をとらえ、その後のダンロップコーナーで抜きにかかるが、最終コーナーで再度3番手に。そのまま後ろから迫ってきた2台と4ワイドで1コーナーに飛び込んでいくも、寄せられたことによる接触を避けるためにコースアウトし、5番手となる。しかし、気持ちを切らしていなかった川合は、逆転のチャンスを見定め、最終ラップのヘアピンで再度オーバーテイクを果たし、4位に戻してチェッカーを受けた。

 小倉は、9周目に11番手となったが、最終ラップのストレートでスリップに入り、そのまま横並びで立ち上がっていく。そして、コカコーラコーナーの出口で抜きにかかり、第3戦に引きつづき入賞圏内の10位でゴールを果たした。その後、3名にペナルティが課せられたこともあって、7位に繰り上がり、デビュー2大会目で早くも連続入賞を果たした。

 川合ともども成績は右肩上がりで、5月19~20日に行われる次戦は、小倉にもレース経験のある鈴鹿サーキットが舞台となる。川合、小倉ともに優勝への期待がかかる。

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 今週は十分に戦える状態にあっただけに、今日の結果は残念でならない。混戦の中で競い負けをしていてはチャンスをものにできない。厳しい言い方をすれば速さはあったが強さが足りなかった。課題が明確になった今、次戦の戦い方は決まっている。
Driver 小倉祥太(Shota Ogura)COMMENT
 予選で初めて雨の富士を経験して、いろいろ試しながら走っていたのですが、ベスト~ベストでまとめてきた周に、タイムを出すぞって気持ちが強すぎてセクター3でスピンしてしまいました。それが予選を失敗してしまった原因だと思います。レース1のスタートは回転が落ちすぎて、それで鈍ったところもあったので、レース2では回転高めの意識でスタートしていったのですが、逆に最初の蹴り出しが高すぎて、少し遅れてしまいました。序盤に前との間隔を開けられてしまうというのが今の課題であって、特にレース2では序盤に前のペースについていけなくて、逆に後ろの集団に捕まり、前からは離されてしまいました。序盤のペースと、基本的にもっと自分の限界値を高めないといけません。次回はいい思い出も、悪い思い出もある鈴鹿なので、岡山と富士は初めてでしたが、経験のある鈴鹿で頑張りたいと思います。
Driver 川合孝汰(Kohta Kawaai)COMMENT
 最初のレースはGTが走った後だったせいか、思ったより路面が粘っていて、スタートは少し食われた感じでした。その後、前後を走るクルマよりコーナーでは速かったのですが、ストレートでは向こうの伸びが良かったので、そのあたりを踏まえてセットを変えたら、より戦えるようになりました。レース2は、スタートも悪くなく、後半に勝負をかけようと思っていたのですが、思っていたより早くホンダ同士の争いが始まってしまって。僕の仕掛けが悪かったので、団子状態になった後に寄せられてしまったのは、本当にもったいなかったです。ただ、展開は良くなかったですが、クルマ自体はすごく良くて、トップと戦える状態にはあるので、次の鈴鹿までに過去の動画を見直して、同じようなことをしないよう心がけます。
Le Beausset Motorsports

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第3戦富士決勝 接戦を制し#5角田が今季2勝目!!インディペンデントカップは#39池島が勝利

FIA-F4選手権第3戦の決勝が5月3日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#5角田裕毅(HFDP/SRS/コチラレ一シング)が#6名取鉄平(HFDP/SRS/コチラレ一シング)との接戦を制し、今季2勝目を挙げた。

スタート直後のダンロップコーナー

優勝は角田裕毅(HFDP/SRS/コチラレ一シング)

決勝2位は名取鉄平(HFDP/SRS/コチラレ一シング)

決勝3位は小高一斗(FTRSスカラシップF4)

インディペンデントカップ優勝の池島実紅(SACCESS RACING F4)

表彰式

午前中に予定されていたスーパーGTの公式練習がピットウォーク後に順延となった影響で、第3戦決勝は当初予定より40分遅れ、午後1時45分より15周で行われた。

ホールショットはポールの#5角田。予選3位の#6名取は2コーナーで予選2位の#38平木玲次(茨城トョペットINGING F4)を抜いて2位に浮上、そのままぴったりと#5角田の背後に張り付いて隙を伺う。

予選後のコメントで「10秒ぶっちぎる」と宣言していた#5角田だったが、このレースではトラクションのかかりが思ったほど得られず、終始#6名取を背後に従えての走行となった。それでも「確実に勝とう」、と頭を切り替えた#5角田は巧みなブロックで#6名取の猛追をかわしつつ15周を危なげなく走り切り、第2戦岡山に続いて今季2勝目を挙げた。

3位には2年ぶりの参戦となった#1小高一斗(FTRSスカラシップF4)がつけた。#1小高はオープニングラップの最終コーナー、続く2周目の1コーナーと積極果敢に#38平木に挑みかかり、2周目のコカコーラコーナーで3位に浮上したが、すでにトップ2台とは大きな差がついており、そのままポジションキープでレースを終えることになった。

またインディペンデントカップは、#39池島実紅(SACCESS RACING F4)がスタートから着実に順位を上げ、中盤には#2仲尾恵史(TCS Racing Team)との激しいバトルを制し、今季初勝利を挙げている。

第4戦決勝は明日午前8時50分より15周で行われる。

第3戦優勝 (#5角田祐毅 HFDP/SRS/コチラレ一シング)
優勝した角田裕毅(Hondaフオ一ミュラ・ドリ一ム・プロジ工クト) 思ったよりもぶっちぎれず、苦しい展開が続きましたが、そこで逃げようとしてミスするよりは確実に優勝するように、早い段階で頭を切り替えました。明日はぶっちぎれるようにしっかり対策を組んで、準備して、優勝したいです。
第3戦2位 (#6名取鉄平 HFDP/SRS/コチラレ一シング)
決勝2位の名取鉄平(Hondaフオ一ミュラ・ドリ一ム・プロジ工クト) 今までにこんな悔しいレースがあったかなというくらい悔しいレースでした。ペースは自分の方がいいなと序盤でわかっていたので、前に出たらぶっちぎれるなと思っていたんですが、角田選手のブロックが上手くて、何度もチャンスがあったのに仕掛けられませんでした。悔いが残るレースでしたが、勉強になったし、明日に向けての課題も見つかりました。あしたは優勝できるように頑張りたいです。
第3戦3位 (#1小高一斗 FTRSスカラシップF4)
決勝3位は小高一斗(トムススピリット) 悔しいです。ペースがあまり速くないのはわかっていたので、早めに仕掛けようと思っていましたが、3番手に上がった時にはすでに前と離されすぎていたので、あとはもうジリジリ離されるばかりになりました。前がもうちょっとバトルしてくれれば面白い展開になったかもしれません。まだクルマ的に負けてる部分が大きいので、あしたすぐに改善できるかわかりませんが、全力を尽くして頑張ります。負けられない富士で負けてしまったので、明日は絶対勝ちたいと思います。
第3戦インディペンデントカップ優勝 (#39池島実紅 SACCESS RACING F4)
インディペンデントカップ優勝の池島実紅(SACCESS RACING) 予選で失敗してしまったのでだいぶ後方からのスタートになりましたが、総合順位で見ても上に上げていくことができたので、内容としてはいいレースだったかなと思います。ただ個人的にはもっとペースをあげて、さらに上の順位を狙っていきたいです。今回優勝したことでお客さんに名前を知っていただくきっかけにはなったと思うので、これからどういう風に成長していくかをみなさんに注目していただければ嬉しいです。仲尾選手とのバトルは結構きつかったです。あそこで前との差も開いてしまいましたし。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第3戦、第4戦公式予選 雨と霧の難しいコンディションの中、#5角田が連続ポールを獲得

FIA-F4選手権第3戦、第4戦の公式予選が5月3日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ベストタイム、セカンドタイムともに#5角田裕毅(HFDP/SRS/コチラレ一シング)がトップだった。

公式予選は午前8時より30分間で行われた。この日の富士は朝から激しい雨と雷に見舞われ、コース上はウェット。全車レインタイヤを装着しての走行となったが、セッションが進むにつれて1コーナーからホームストレート方向に向かって霧が発生し、次第にサインボードやコーナーポストの視認が困難な状況となった。

そうした中、序盤から好タイムを記録してトップに立ったのが#5角田だった。開始7分で2’01.039を記録すると、その後も2’00.907、2’00.852と着実にタイムを縮め、残り時間が14分を切ったところで2’00.310を叩き出した。

結局予選は濃い霧による視界不良のため午前8時18分に赤旗中断となり、そのまま終了の決定がなされることに。これにより角田がベスト、セカンドベスト共にトップタイムとなり、第3戦、第4戦ともにポールポジションからスタートすることになった。

第3戦の予選2位は今季チームを移籍した#38平木玲次(茨城トョペットINGING F4)がつけ、ルーキーの#6名取鉄平(HFDP/SRS/コチラレ一シング)が3番手。名取はセカンドタイムで角田に次ぐ2番手タイムを記録し、第4戦ではフロントローからスタートすることになった。

また第4戦の3番手には#55金澤力也(SPASHAN Works Racing)がつけている。

第3戦決勝はこのあと午後1時5分より15周で、第4戦決勝は明日午前8時50分より同じく15周で行われる予定だが、午前10時現在コース上は濃霧のためスーパーGTの公式練習の開始が遅れている状況であり、今後第3戦のスタート時刻が変更となる可能性も出てきている。

第3戦ポールポジション、第4戦ポールポジション #5角田裕毅(HFDP/SRS/コチラレ一シング)
序盤は結構ミスが多くて、そのあとだんだんわかってきたのでアタックしようと思いましたが、人が多くてクリアラップがとれず、霧も濃くなってきて。それでも見えない中でなんとかギリギリでタイムを出すことができたのは良かったです。ただ走り的には良くないんで、もっと詰めることができました。あとコンマ5はいけると思いました。赤旗が出た周はセクター1のタイムが良かったので、もし最後までアタックできていたらもっといけた思います。1コーナーのブレーキングはもう勘でした。決勝はしっかりスタートを決めて、最初から最後まで10秒くらいぶっちぎりたいと思います。
第3戦予選2位 #38平木玲次(茨城トョペットINGING F4)
こういうコンディションになると思ってたので、序盤からプッシュしてタイムを上げていこうとしたんですが、前の車に引っかかってしまってクリアラップがなかなかとれませんでした。その中でたまたまクリアラップがとれた周でベストタイムが出たので、もうちょっと位置どりを考えていればもう少しタイムが上げられたんです。そこが反省点です。サインガードも見えない状態だったので、タイムどんくらいだろう?と思いながら走ってました。霧は最終コーナーから1コーナーが一番ひどかったですが、それ以外はそんなに走れない状態じゃありませんでした。路面も思ったより水の量が少なかったです。決勝はコンディションがどうなるかわかんないですけど、落ち着いていいレースをしたいです。チームは初年度で岡山は色々苦労したんですけど、富士はセッティングがピタリと決まりました。チームもいい状態で来られています。
第3戦予選3位、第4戦予選2位 #6名取鉄平(HFDP/SRS/コチラレ一シング)
富士の雨自体走ったことなくて、昨日の夜車載映像とかユーチューブの動画をたくさん見ました。なんとか最後の2周を決めることができて、それが3番手2番手のタイムになったのはよかったです。特に序盤の走り方が間違っていたのか、タイムが1秒くらい遅かったんですが、最後にどハマりという感じでした。アレに最初から気づけていればと思います。自分の適応能力のなさが目立ってしまいました。富士自体今まで走ったことなくて苦手なさあーキットでしたがとりあえず一安心です。決勝は岡山と変わらないポジションなので、岡山の第1戦みたいにまた優勝できたらと思います。
第4戦予選3位 #55金澤力也(SPASHAN Works Racing)
内容的には割とクリアな状態がずっととれていたので、あとは自分がどういう走り方をするか、でした。割とまとめることができました。クルマのセットもよかったです。昨日みんなが走ったことで路面にゴムが乗っていましたが、それが雨ですごく滑るんです。そのラインをうまく外しながら探り探り走りました。後半は霧が出てきて前の車も見えなくなっていたので、もし続行されてもタイムアップは難しかったと思います。
Text:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第3戦富士公式予選結果

FUJI GT500km RACE -RIJ- (2018/05/03) Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2018 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
15角田 裕毅HFDP/SRS/コチラレ一シング
Hondaフオ一ミュラ・ドリ一ム・プロジ工クト
2'00.310--136.537
238平木 玲次茨城トョペットINGING F4
インギングモ一タ一スポーツ
2'00.361 0.051 0.051136.479
36名取 鉄平HFDP/SRS/コチラレ一シング
Hondaフオ一ミュラ・ドリ一ム・プロジ工クト
2'00.502 0.192 0.141136.320
455金澤 力也SPASHAN Works Racing
フイ一ルドモ一タ一スポーツ
2'00.914 0.604 0.412135.855
563川合 孝汰DENSOルボ一セF4
Le Beausset Motorsports
2'00.955 0.645 0.041135.809
61小高 一斗FTRSスカラシップF4
トムススピリット
2'01.038 0.728 0.083135.716
77大滝 拓也SRS/コチラレ一シング
Hondaフオ一ミュラ・ドリ一ム・プロジ工クト
2'01.076 0.766 0.038135.673
816澤田 真治Media Do ADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
2'01.198 0.888 0.122135.537
995小山 美姫DRP F4
フィールドモータースポーツ
2'01.212 0.902 0.014135.521
108佐藤 蓮SRS/コチラレ一シング
Hondaフオ一ミュラ・ドリ一ム・プロジ工クト
2'01.659 1.349 0.447135.023
1181菅波 冬悟OTG DL F110
OTG
2'01.686 1.376 0.027134.993
1298石坂 瑞基TOEI BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
2'01.939 1.629 0.253134.713
1362小倉 祥太DENSOルボ一セJSS F4
Le Beausset Motorsports
2'02.159 1.849 0.220134.471
1477岡田 琢也Skill Speed F110
Skill Speed
2'02.185 1.875 0.026134.442
1536小川 颯太FTRSスカラシップF4
トムススピリット
2'02.731 2.421 0.546133.844
16*25細田 輝龍DRP F4
フィ一ルドモ一タ一スポーツ
2'02.848 2.538 0.117133.716
172I1仲尾 恵史TCS Racing Team
TEAM RIGHT WAY
2'03.239 2.929 0.391133.292
1880環 優光OTG DL F4 CHALLENGE
OTG
2'03.493 3.183 0.254133.018
1988黒沼 聖那SUCCEED SPORTS F110
SACCEED SPORTS
2'03.521 3.211 0.028132.988
2017塩津 佑介ATEAM Buzz Racing F110
ATEAM Buzz Motorsport
2'03.532 3.222 0.011132.976
2128I2齋藤 真紀雄CS Marketing
イ一グルスポーツ
2'04.403 4.093 0.871132.045
2282庄司 雄磨OTG HubAuto F110
OTG
2'04.726 4.416 0.323131.703
2311I3植田 正幸Rn-sports制動屋F110
Rn-sports
2'04.791 4.481 0.065131.634
2444小野寺 匠SiGMA BJRacing F110
Bionic Jack Racing
2'05.083 4.773 0.292131.327
2515早瀬 広道Media Do ADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
2'05.309 4.999 0.226131.090
264I4佐々木 祐一DayDream Sendai F110
佐々木 祐一
2'05.571 5.261 0.262130.817
2739I5池島 実紅SACCESS RACING F4
SACCESS RACING
2'05.914 5.604 0.343130.460
2873塙 駿佑力ロ一ラ新茨城レオンキッズレ一シング
C.S.I-REON KIDS RACING
2'06.282 5.972 0.368130.080
2913I6SYUJIB-MAX ENGINEERING F4
B-MAX ENGINEERING
2'09.887 9.577 3.605126.470
3086I7大阪 八郎COLLET F110
ザップスピ一ド
2'10.31910.009 0.432126.052
3129I8井出 靖司RSイディアイ一グル
イーグルスポーツ
2'11.59611.286 1.277124.828
---- 以上基準タイム(110% - 2'12.430)予選通過 ----
-23I-YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'13.35913.049 1.763123.177
-20I-本田 浩之エヌデオ・コルセ・チェラミケF110
absence---
-70田中 良平ロジスティックスサ一ビスHiguchi
leprix sport with SSR
absence---
  • CarNo.25は、H項違反により、ベストラップおよびセカンドラップ削除のペナルティーを科す。

スーパー耐久

S耐:第3戦富士 ル・ボーセ、SUPERTEC24時間に石浦宏明・平手晃平を起用! (Le Beausset)

 今シーズン、ピレリスーパー耐久シリーズにST-3クラスから参戦しているル・ボーセモータースポーツ(代表・坪松唯夫)は10日、第3戦として5月31日~6月3日に行われる富士SUPER TEC 24時間レースにレギュラードライバーの嵯峨宏紀、山下健太、宮田莉朋に加えて石浦宏明選手、平手晃平を起用すると発表した。以下、プレスリリース。

 ル・ボーセモータースポーツは、ピレリスーパー耐久シリーズの第3戦、富士SUPERTEC24時間に石浦宏明選手・平手晃平選手を起用します。

 24時間レースは、マシンの性能や耐久性、そしてチームの戦略やピットワークなどの総合力を結集しなくては勝利に近づきません。その中でも、経験豊富な二人を迎えることが大きな力となり、チームを勝利へ導くものと確信しています。

 今更、二人の経歴を説明する必要はないかと思いますが、二人がフォーミュラレースに参戦を開始した頃からの旧知の仲ですし、今やトヨタ自動車を代表するトップドライバーに成長した 二人と共に戦えることが楽しみでなりません。

 富士大会は、2015年の参戦以来、三連覇を飾っており、今年も目指すのは表彰台の頂点です。嵯峨宏紀、山下健太、宮田莉朋に加えて、強力な二人を起用することで四連覇達成を目指します。

石浦宏明

 この度は日本で久しぶりに開催される24時間レースに、若い頃からお世話になってきたル・ボーセモータースポーツから参戦する機会を頂き、大変光栄に思っています。通常の距離のレースとは違って、より耐久レースとなる24時間レースでは、夜間走行やチームワークや作戦など独特の難しさがあると思います。2011年~2015年までニュルブルクリンク24時間レースに参戦してきた経験を生かしながら、チームの歯車の一つとして少しでも役に立てるように全力で頑張りたいと思います。応援をよろしくお願い致します。

平手晃平
 この度ル・ボーセモータースポーツから富士SUPER TEC 24時間レースに参戦する機会を頂き、本当に嬉しく思っています。ル・ボーセとは僕が4輪にデビューした2002年からライバルチームとして戦ってきて、2015年にもこのシリーズに参戦したときは同じクラスのライバルチームとして戦いました。僕の中では常にライバルチームとして存在していたチームとこうしてレースが出来るのは新鮮で、ドライバーやチーム力的には申し分ない状態で自身初となる24時間レースに参戦できるのですごく楽しみです。勝てば富士4連勝!持てる力を出し切り少しでもチームに貢献できるよう努めたいと思いますので応援よろしくお願いします。
株式会社ル・ボーセモータースポーツ
代表取締役 坪松唯夫

Vitz関西

Vitz:関西シリーズ第3戦鈴鹿 勝木崇文が7位に入り初ポイントを獲得

  • チーム代表者:高崎保浩
  • チーム監督:長屋宏和
  • ドライビングアドバイザー:佐藤公哉
  • チーフメカニック:永原達也
  • オフィシャルカメラマン:秋山昌輝
  • エントリー台数 56台 予選落ちあり

第3戦 急遽の旧型投入

 限られた短い走行時間で、3人のドライバーが学び、成長してくれること。AVANTECHでは、結果も必要ですが、ドライバーの成長を最優先に考えています。

 不運にも前戦では、練習走行にてマシンがクラッシュし大破しました。3人のドライバーの精神力の弱さが表れた結果だと痛感しています。

 ヴィッツレースでは、新型と旧型の車が使用されており、噂では、旧型の方が1.5秒速いといわれております。新型でもトップ争いをしているマシンがあり、真偽は定かではありません。

 3人のドライバーは、「旧型に乗れればもっと走れる」という思いはあったはずですが、成長してもらうこと最優先にしてるので、3人がイコールコンディションで争える環境(全員新型)を作っていました。また、新型である程度の結果が出せるようになってから旧型を投入する予定でした。

 今大会で持ち込んでいた勝木選手マシンが原因不明のエンジントラブルが発生。急遽、来年投入予定だった旧型マシンを使用することになりました。1戦を無駄にするより、旧型の前倒し投入でレース経験を積上げることが最も重要とチームが判断しました。

初めてのシングル 課題は山積

土曜練習走行

  • 勝木選手 7位/51台
  • 廣島選手 11位/51台
  • 和田選手 22位/51台

 土曜日の練習走行、走り始めから3人とも調子が良く、上位を走れる雰囲気がありました。最終セッション、ヴィッツレース全ドライバーがタイム計測器を取り付けて走行。ある程度の予選順位を獲得できる走行だったので、予選シミュレーションを実施。

 予選の練習では、予想通りの緊張のし過ぎでドライビングが硬くなり、勝木選手は、目標タイムよりコンマ5秒遅い。廣島選手は、新型の勝木選手のコンマ4秒落ち。和田選手は、初めての鈴鹿に慣れることを優先。

残念な予選 タイムモニターを見る気にもならず

予選

  • 勝木選手 11位/56台
  • 廣島選手 18位/56台
  • 和田選手 36位/56台

 タイヤ、エンジン、路面状況を考えると、上位と変わらないベストタイムが出せるはず。予選は、前日の予選シミュレーションでのミスを繰り返さないことを課題としました。上位は前日の練習走行よりも1秒以上タイムアップさせていましたが、3人は自己ベストも更新出来ず。

 繰り返さないことだけが課題なのに自己ベストを更新できないことが凄く残念でした。まだヴィッツレースなので、コンマ数秒遅くても順位は変わりませんが、ステップアップした時に、このようなことをしていたら、せっかくのチャンスを無駄にしてしまいます。

初ポイント獲得 悔いが残る予選

決勝

  • 勝木選手 7位/56台
  • 廣島選手 15位/56台
  • 和田選手 27位/56台

 決勝レースは、3台共に順位を上げ、良いレースをしてくれたと思います。前に誰かがいるとタイムが出せますが、一人で走るとタイムが出せない。予選で上位に食い込むことが課題だと感じています。

 レース中、3人とも前に引っ張ってもらってタイムを出していたので、順位を上げて帰ってくることは、想定内でした。チームとして、初めてのポイント獲得は嬉しいことでしたが、旧型を使用し、練習走行の走りを考えると、もっと上を狙えたレースだったと感じています。3人はまだ知らないことばかりなので、彼らに気持ち、走り方、踏ん張りどころの3つの指導していきたいと思います。

次戦に向けて

 次戦は来週末、10月22日最終戦の鈴鹿です。最終戦は3人共にマシンを入れ替え、新型を勝木選手、旧型を廣島選手と和田選手が乗る予定です。それぞれが自分の良いところ悪いところに気付き、結果以上に学びを得てもらいたいと思っています。

 結果は、学びの量についてくると信じています。最終戦も応援、宜しくお願い致します。

ピロレーシング代表
長屋宏和

Super Car Race Series

SCR:第3戦富士 GT3クラスの佐藤元春/平中克幸組(KSD RACING SLS GT3)が総合優勝

 スーパーカーによる究極のエンターテイメント集団『CARGUY』を新たなパートナーとして、4シーズン目を迎えることとなった 2017 CARGUY SUPER CAR RACE。富士スピードウェイを舞台に2大会・全4戦で開催、その第2大会が9月16日(土)・17 日(日)に行われ、予選と第3戦決勝レースが9月16日(土)に実施された。

 専有走行が行われた15日(金)は、コンディションに恵まれたものの、近づく台風の影響で未明のうちから天気は一気に悪化、早朝から路面は絶えず濡れたままとなり10時15分からの公式予選には、全車がウェットタイヤを装着して挑むこととなった。

 今回のエントリーは、 前回の11台から4台増えて15台に。その中で最も話題を集めていたのは、 プレミアムクラスに初めてのエントリーがあったことだ。世界に24台、アジアでは1台だけというアストンマーチン・バルカンを三浦陽成が持ち込み、中納徹とともにデモランだけでなく、実際にレースでも走らせることとなったのだ。サーキットを走るためだけに作られたマシンの様子は、まさに威風堂々。そのポテンシャルを遺憾なく発揮してもらいたいところだが、あいにくのコンディションでどれだけの走りが見られるのかにも期待をするところだ。

 なお本来ならば、予選はAドライバーが担当することとなっているが、今回はコンディションを考慮してBドライバーでも担当してもいいよう、 急きょ改められた。ちなみにスタートも同様。降りしきる雨を思えば、早めの変更は大正解だったと言えるだろう。

 最初にタイミングモニターの一番上に名前を記したのは、YJHD HURACAN STの中西一起/ケイ・コッツォリーノ組だった。早めのアタックが功を奏し、素早く1分51秒台に乗せたものの、その直後に逆転してトップに立ったのはCARGUY RUF HURACAN GT3の木村武史。その後も周を重ねるごとタイムを縮めていき、ラストアタックでは1分50秒305にまで到達、ラストアタックでM2 Corse HURACAN GT3の松下正人/林裕介組が2番手につけたものの、木村とコンマ423秒もの差をつけることとなった。

 「後半の方が少しコンディションが良くなっていったのと、タイヤの内圧がなかなか上がらなかったことが逆に幸いして、徐々にタイムが伸びていきました。途中でドライバーのテンションがどんどん上がってきて、少しオーバーランしているんですよ。それがなかったら、(1分)49秒台に入れられる感じはあったので、ちょっともったいなかったですね。GT3は雨になるとダウンフォースが効いている分、他よりも有利になるので、その利点を使って優勝したいと思います」と木村。

 なお、今回からランボルギーニ・ウラカン・スーパートロフェオ(ST)はGT3クラスに取り入れられることとなり、ウラカンGT3勢はフロントローを独占。3番手以降にYJHD HURACAN STを筆頭としてウラカンST勢が3台並び、KSD RACING SLS GT3の佐藤元春/平中克幸組をしっかり押さえ込んでいた。

 総合7番手は、CUP1クラスのKSD RACING 458CHPを駆る、大湯都史樹が獲得。普段は FIA-F4に挑む期待の若手ドライバーにとって、屋根のついた車両でレースするのは、これが初めてとなる。1分54秒663をマークし、クラスの異なるチームメイトのKSD RACING SLS GT3にも1秒と遅れず。

 「今回、Koshido Racingさんのお誘いで乗らせていただいて、マシン自体もすごくいいですし、なおかつ僕にとって初めての『ハコ』のレースなのですが、楽しみながらレースさせてもらっています。難しいコンディションでしたが、ドライビングでカバーできて良かったです。決勝でもしっかり上位を走って、見てくれる方に楽しんでもらえるようなレースをしたいです」と大湯。総合8番手、クラス2番手はCARSCASOアネックス997GT3CUPの肥後聡彌が獲得した。

 そして総合9番手、GT4/N1クラスのトップはR9オートセレクトレーシングのR34スカイラインGT-Rを駆る片岡昇が獲得。TCR車両のBRP★Audi RS3 LMSを駆る奧村浩一/須田力組を僅差で抑えていた。「ドライで走りたかったですね。雨なので仕方ないんですけど。とりあえずニュータイヤなので全開で行こうと。頑張りました(笑)。決勝ではくるくる回らないように頑張ります」と片岡。注目のVulcan 08は総合11番手に留まっていた。

 今回は決勝レースにもレギュレーションの変更があり、従来は30秒間とされたタイムハンデ、すなわちピットでの義務づけられたストップ時間がGT3クラスを除き、一律45秒間に改められた。これはドライバーふたりで挑むチームに、余裕を持って交代してもらうための配慮である。

 また、GT3クラスに関しては車両性能の均一化をはかるため、ウラカンGT3の2台は91秒間に、ウラカンST 勢はプラチナドライバーに対するハンデ15秒間を加えた71.5秒間とされた。その一方でメルセデスSLS AMGに関してはプラチナドライバーに対する15秒間を含めても45 秒間とあって、最大の46秒の違いが生じることとなった。これが決勝結果にどう影響を及ぼすか注目された。

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 決勝レースに先駆け、マクラーレンP1とアストンマーチン・バルカンによる、デモランが実施された。咆哮なエキゾーストノートを上げてストレートを駆け抜ける様子に、観客も大興奮の様子だったが、降りしきる雨は一向に止む気配がなかったことから、大事をとってバルカンは残念ながら決勝への出場を取り消すこととなった。

 さらにレースはセーフティカー(SC)スタートでの開始が決定。これに慌てたのは、プラチナドライバーを充てていたチームだった。第3戦は40分間で争われるが、ドライバー交代はスタートから15~25分間のうちに行わなくてはならない。その貴重な時間をSCランで抑えられてしまうからだ。3番手スタートのYJHD HURACANがコッツォリーノを、4 番手スタートのYuuki Japan GROUP HURACAN STが横溝直輝をスタートドライバーに起用していた。

 そして、それ以上の衝撃が……。グリッドに着くためピットを離れたCARGUY RUF HURACAN GT3が、なんとコース脇にストップしているではないか!「僕自身もよく分からないんですが、急にエンジンがまったく吹けなくなって」と木村。メインスイッチのオンオフでは対応しきれず、マシンは牽引されてピットに戻ってくる。木村にとって不幸中の幸いだったのは、ピットですぐ対応されてエンジンは再び息を吹き返したことと、ピットスタートであってもSCランのおかげで周回遅れにならずに済んだことだ。

 SCランは4周にわたって行われ、ようやくスタートした時にはすでに10分間が経過。リスタートを決めてM2 Corse HURACAN GT3の林は、トップで1コーナーに飛び込んだものの、続くコカコーラコーナーでオーバーラン。なんとかポジションは保ったものの、横溝とコッツォリーノをより近づけることとなってしまう。特に2番手に浮上したばかりの横溝は勢い十分。7周目には林をかわしてトップにも躍り出る。そして、それとほぼ時を同じくしてピットロードがオープンに。6周目にすかさず飛び込んできたのは、5番手を走行していたKSD RACING SLS GT3の佐藤で、素早く平中へとスイッチ。次の周には4番手を走行していたHOJUST HURACAN STの落合俊之も松本武士と交代する。

 残る3台のGT3クラス勢は十分にリードを稼げぬまま、9周目にYuuki Japan GROUP HURACAN ST、M2 Corse HURACAN GT3はピットに入らねばならず、YJHD HURACAN STも10周目にピットクローズド45秒前に入ってなお、大きく順位を落とすことに……。

 代わってトップに立ったのは、もちろんKSD RACING SLS GT3の平中。タイムハンデにも助けられ、HOJUST HURACAN STの松本にも大差をつける。しかも、その間にはKSD RACING 458CHPの大湯さえも。松本は4周をかけて大湯を攻略するが、すでに20秒以上の差がついていたこともあり、ポジションキープに徹することとなった。

 一方、ドライバー交代直後はファステストラップとなった、1分52秒143というハイピッチで飛ばしていた平中ながら、終盤に勢いを増した雨は、1分58 秒台で走るのをやっとという状況にもした。そんな悪条件にアクシデントも連発。14周目の1コーナーでYJHD HURACAN STの中西が1コーナーでコースアウト、同じ周のダンロップコーナーではYuuki Japan GROUP HURACAN STの永江信崇がスピンを喫し、マシンにダメージを負ってしまう。

 そんな過酷な状況を物ともせず、18周を走り抜いたKSD RACING SLS GT3が初優勝。2位はHOJUST HURACAN STが24秒差ながら獲得した。そして総合3位はKSD RACING 458CHPが獲得するとともに、CUP1クラスの優勝も飾ることとなった。総合4位はCARGUY RUF HURACAN GT3が獲得。ペースでは上位の2台と優るとも劣らなかったが、SCラン後のリスタート時にトップとは13台を挟んでいたことが痛手に。木村が激しい追い上げを見せてなお、表彰台に立つのがやっとだった。

 一方、GT4/N1クラスでは、R9オートセレクトレーシングの片岡がトップチェッカーを受けたが、最後までピットに入らなかったため3周減算のペナルティが課せられ、クラス5位に降格。終始危なげない走りを見せていた、BRP★Audi RS3 LMSが初優勝を挙げている。

 なお、17日(日)に行われる決勝レース第4戦は、第3戦のベストラップ順にグリッドが決められるため、ポールポジションにはKSD RACING SLS GT3の佐藤/平中組が着くことに。果たして連勝なるか、大いに注目されるところである。 またポイントランキングでは依然として3位ながらも、トップをキープしたCARGUY RUF HURACAN GT3との差を一気に4ポイントにまで詰めてきた。 さらに間に挟んだM2 Corse HURACAN GT3との差も、 わずか1ポイントに縮めている。

優勝コメント

総合優勝&GT3クラス優勝「KSD RACING SLS GT3」

佐藤元春
 「ようやくスーパーカーレースに出て、平中さんのおかげでもあるんですけど、優勝できて良かったです。わざわざ北海道から出て来た甲斐があります。コンディションは厳しかったのですが、今日はちょうどその前にVITAのレースにも出ていたので、コンディション自体は慣れていたので、自分のペースを維持して平中選手にバトンタッチできたので、良かったです。明日も頑張りますので、よろしくお願いします」
平中克幸
 「正直、面白かったです。 すごく危ないコンディションだったんですけど、その中でもすごく安定したし、乗っていても楽だったし。途中どうなるか分からない作戦だったんですけど、 セーフティカーで長いこと引っ張ってくれたおかげで、これは僕に代わって数周した時点でトップ立つな、というのが分かったので。あとはその中で、どれだけ自分がプッシュできるかっていう感じでした。楽しかったです」

CUP1クラス優勝「KSD RACING 458CHP」

大湯都史樹
 「序盤ちょっとフロントだけじゃなく横もガラスが曇って前にが見えにくくて。そんな状態で2周ぐらい走って、だいぶペースが悪かったんですけど、急きょピットインして拭いてからのペースはすごく、いい感じで走れていたと思います。 みなさんが苦しんで走っている中、内圧とか決まって走れていたので、そういった中でも総合で3位を獲れたのは、すごく良かったと思います。クラスでは1位獲れましたし、すごく良かったです」

GT4/N1クラス優勝「BRP★Audi RS3 LMS」

奧村浩一
 「前回はポルシェさんに勝てなかったので、良かったぁ。 いや、本当にリベンジできて良かったです。今日は相棒が初めてアウディ乗る方なので、いい練習をしてもらいました。来年のうちのドライバー候補です」
須田力
 「奥村さんに誘っていただかなかったら、こんな素晴らしいマシンに乗る機会はありませんから、初めてのレースでとても緊張しましたけど、めちゃめちゃ楽しめました。怖いけど、楽しかったです。今まではタイムアタックばっかりで、しかもナンバーつきしか乗ったことがなかったんです。初レースで勝てるなんて、もう最高です!」
SCR・JAPAN Co., LTd.

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

FS125東地域

FS125東地域第3戦茂原 澤龍之介(Drago corse)が今季2勝目

 2017年全日本カート選手権FS125部門東地域の第3戦が7月2日、茂原ツインサーキット (千葉県)にて行われ、澤龍之介(Drago corse)が優勝した。

 東西地域別5戦、東西統一戦1戦の計年間6戦で争われる全日本カート選手権 FS125部門は、折り返し地点となる第3戦が東地域にて開催された。第3戦決戦の地茂原ツインサーキットは、その名が示す通りカート用のショートコースと、四輪用のロングコースの2つのコースからなるサーキットで、全日本カート選手権では四輪用のロングコースが使用される。第2戦の舞台本庄サーキットも四輪用コースであったが、ストップ&ゴーの本庄とは異なったコース特性となっており、高速で切り抜けるS字コーナーや、最終コーナーからホームストレートへと駆け上る高低差のあるダイナミックなコースレイアウトとなっている。

 タイムトライアル、予選ヒートとトップで終えたのは、第2戦本庄大会にて全日本初優勝を飾った澤。今シーズンより全日本カート選手権FS125部門へとステップアップを果たした澤は、昨シーズンまではジュニアカート選手権のFPJr部門に参戦をしていたが、そのFPJr部門で開催された過去3年間の茂原大会では全て優勝しており、とても相性のいいサーキットだ。ステップアップを果たした今大会でも、優勝に向けて大きく期待が高まるタイムトライアル、予選ヒートの結果となった。

 迎えた決勝ヒート、ホールショットを決めた澤はオープニングラップから後続を突き放していき、レース折り返し地点の12周目終了時には2番手に2秒6のタイムギャップを築く。レース終盤にはさらに2番手とのギャップを5秒へと広げ、優勝に向けて盤石の態勢を築く一方、その後方では2位を賭けたバトルが繰り広げられる。スタートより2番手を走行してきた岡村涼太(RT WORLD)に、塚田海斗(VITEC racing)が襲いかかる。2台はサイドバイサイドの激しいバトルを繰り広げるが、そのバトルに小林陽幸(VITEC racing)、徳永紀京(Drago corse)が加わり混戦状態へと激化する。バトルによって4台のラップタイムが落ちたことで後続車両が追いつき、2位争いは7台が連なる長い隊列となった。後続の争いをよそに、1度もトップの座を譲ることなく24周を駆け抜けた澤が余裕のトップチェッカーを受け、今季2勝目を飾った。2番手には混戦を制した塚田が入り、3番手には岡村が入った。

澤龍之介のコメント
 公式練習ではキャブの調子が悪かったのですが、交換してからはタイムトライアルでもトップタイムを出せましたし、予選でもペースをセーブして走ってもトップで終えることができました。いいリズムに乗ることができたので、余裕を持って決勝に臨むことができました。目指すのはシリーズチャンピオンですので、次戦以降もこのまま安定した成績を残していきたいです。
Text: Hideshi KIKUYAMA
Photo: Hideshi KIKUYAMA
Ryousuke KIKUCHI

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士 石浦宏明が今季初勝利! ルーキーのF.ローゼンクヴィストが2位で初表彰台 (TOYOTA)

 スーパーフォーミュラの第3戦が富士スピードウェイで行われ、2番手グリッドの石浦宏明(P. MU/CERUMO・INGING)がスタートで順位を落とすも、その後追い上げ今季初勝利を挙げた。ポールポジションから圧倒的な速さで前半を支配した国本雄資(P. MU/CERUMO・INGING)はトラブルで無念のリタイア。ルーキーのフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)が2位で初の表彰台を獲得。12番手スタートから早期ピット、タイヤ無交換作戦を成功させたアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)が3位に入った。

 7月8日(土)~9日(日)の両日、静岡県駿東郡小山町に位置する富士スピードウェイで「2017 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第3戦」が開催された。

 前戦岡山大会より1ヶ月半、ル・マン24時間レースという大きなイベントを挟んで、日本最速の4輪レース、スーパーフォーミュラがトヨタのホームコース、富士を舞台に再開。

 今季のスーパーフォーミュラはここまで2戦、3レース(第2戦は2レース制)を終え、3人のウィナーが誕生する混戦となっている。開幕戦鈴鹿は中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)がポール・トゥ・ウィンで圧勝。第2戦岡山のレース1はロッテラー、レース2では関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が速さを見せて勝利をつかんだ。

 この結果、ランキングでは上位5人がわずか2ポイントという僅差でこの第3戦を迎えることとなった。

 トヨタの「ホーム」富士での夏のスーパーフォーミュラ/フォーミュラ・ニッポンは、2010年以来、連続勝利が続いており、昨年はトップ7を独占した。今季参戦組では中嶋一貴が2位、そして関口が3位で初表彰台に上り、昨年の快進撃のきっかけを作った一戦でもある。  この富士大会の後は、8月半ばから2,3週おきの3連戦が待っている。この3連戦に向けて勢いに乗るのは誰かを占うという意味でも、注目の一戦となった。

予選

 7月8日(土)富士スピードウェイは朝から晴れ渡り、午前中に気温は30度を突破。スーパーフォーミュラの予選が行われる午後1時半の時点では、気温が32度、路面温度49度という厳しい暑さの中で、ノックアウト方式の予選が開始された。

 Q1(20分)はセッション開始と共に全車コースインし、タイムを出した後ピットへ。残り7分あまりで各車2度目のアタックに入った。まず石浦が1分23秒台に入れると、チームメイトの国本がこれを0.006秒上回ってトップに。中嶋一貴も好タイムをマークしたが、石浦に1000分の1秒及ばず3番手。

 その後方ではヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、山下 健太(KONDO RACING)、小林 可夢偉(KCMG)、ローゼンクヴィストがコンマ1秒以内の僅差で4番手から7番手で続いた。その後8番手にロッテラー。一本目のアタックではトップにつけていた関口はタイムが伸びず10番手。ニック・キャシディ(KONDO RACING)が13番手につけ、トヨタ勢は11台中10台がQ2進出を果たした。

 大嶋 和也(SUNOCO TEAM LEMANS)はトップとちょうど1秒差のタイムをマークするも最後尾19番手に留まり、Q1敗退となった。

 Q2(7分間)はやや空に雲がかかり、路面温度も若干下がる中で開始。セッション開始前からピットロードに並び、先頭でコースインしていった国本は、計測2周目で1分23秒352という、ライバルを大きく引き離すタイムでトップに。計測3周目で関口がこのタイムにコンマ2秒まで迫るタイムをマークした直後、セッションは残り2分を切ったところで、アタック中だった小林がレクサスコーナーでスピン。ターンしての再発進を試みたがエンジンストールを喫し、セッションは赤旗となってしまった。

 この時点で2度目のアタックを終えておらず、まだQ2突破ラインに達していなかったのは9番手山下、10番手石浦、13番手のロッテラー、14番手のマーデンボロー。セッションは残り3分で再開され、Q2突破を賭けて各車一発アタックに入った。

 このアタックで石浦は4番手、山下が8番手に滑り込みQ3進出を果たしたが、マーデンボローは9番手、タイムアップを果たせなかったローゼンクヴィストがはじき出される形となり10番手、ロッテラーもまさかの12番手でQ2敗退となってしまった。

 Q3(7分間)は予定よりも7分遅れの午後3時24分にスタート。このセッション開始時は一転誰もコースインせず、残り6分を切って中嶋一貴を先頭に各車コースへ。中嶋一貴がまず1分23秒265の好タイムをマークしたが、好調な国本は1分23秒044とコンマ2秒中嶋一貴を上回ってトップへ。その後、石浦、関口も好タイムで中嶋一貴を上回ったが、国本には届かず、国本がトップフォーミュラのシリーズ戦では自身初となるポールポジションを獲得した。

 2番手には0.063秒差でチームメイトの石浦。石浦と0.086秒差の3番手に関口。関口と0.072秒差の4番手で中嶋一貴と、それぞれコンマ1秒以下の僅差でトップ4をトヨタ勢が占めた。

 前戦岡山で速さを示したルーキーの山下、キャシディがそれぞれ6,7番手から明日の決勝レースに臨むこととなった。

決勝

 9日(日)気温32度、路面温度44度という相変わらずの暑さの下、午後2時10分に第3戦決勝レース(55周)のスタートが切られた。ポールポジションの国本は順当に首位を守ったが、2番手の石浦が出遅れ、3,4番手の関口と中嶋一貴が2,3位へ。石浦は4位へとポジションを落としてしまった。

 その後方では、12番手スタートのロッテラーが7位へと一気にジャンプアップ。7番手スタートのキャシディは他車と接触し、フロントウィングを破損。2周目にコースオフを喫し、戦線離脱。

 首位の国本がハイペースで逃げる一方で、2位に上がった関口のペースが上がらず、その差はどんどん開くことに。

 7位に上がっていたロッテラーが、給油すれば最後まで走り切れるぎりぎりのタイミングである、9周終了時点で早くもピットに向かい、タイヤ無交換、給油のみでコースへ復帰。誰もいなくなった空間でハイペースで周回を重ね始めた。

 13周目終了時には、関口のすぐ後につけていた中嶋一貴もピットへ。その翌周には関口もピットへ向かった。関口、中嶋一貴はロッテラーの前でコースに復帰。関口の後に2台のトムス勢が連なる形となった。

 関口、中嶋一貴がいなくなったことで2位へ浮上し、前が空いた石浦は猛プッシュを開始。首位国本も負けじとハイペースで周回し、セルモ・インギングの2台が他の車両を大きく引き離す展開となった。

 他の中団グループ車両も次々にピットへ向かう中、セルモ・インギングの2台に続き、ピットインを遅らせたのはローゼンクヴィストと山下、小林可夢偉。特に3位に上がったローゼンクヴィストは、上位2台と遜色ないペースで周回を重ねていった。

 29周目、ローゼンクヴィストに次ぐ4位を走行していた山下の左リアタイヤがパンク。スローダウンを余儀なくされ、大きくポジションダウン。

 31周目を終えたところで、2位の石浦に5秒差、3位のローゼンクヴィストには15秒もの大差をつけて首位を独走していた国本がピットイン。給油と共にタイヤを交換し、コースへ復帰したが、国本はサスペンショントラブルに見舞われており、翌周にも再度ピットイン。複数回のピットで復旧を試みたが、修復ならず。予選から圧倒的な速さで今大会の前半までを支配していた国本だったが、無念のリタイアとなってしまった。

 国本のリタイアにより、石浦が首位に浮上。その10秒ほど後にローゼンクヴィスト。更に16秒ほど空けて、14番手スタートから粘り強く走行してきた小林が3位までポジションを上げた。

 後方、先にピットを終えたグループでは、ペースの上がらない中嶋一貴をかわしたロッテラーが、37周目には関口もパス。しかし、35周目にピットインしていたローゼンクヴィストには届かず、ローゼンクヴィストから10秒ほど後方の4位となった。

 最後までピットインを遅らせた小林は、42周終了時点でピットへ。5,6位あたりでコース復帰できるかと思われたが、ピットでまさかのエンジンストール。再始動にも手間取り、大きく順位を落としてしまった。

 首位の石浦、2位のローゼンクヴィスト、3位のロッテラーはそれぞれ10秒近い差での単独走行に。その後方10秒ほど離れて4位につける関口は、タイヤ無交換で厳しい中、タイヤを交換した後続からの激しい追撃を受けることに。

 首位の石浦は最終的に7秒差をつけてトップチェッカー。昨年の第2戦岡山大会以来1年ぶりとなる通算4勝目、富士では初となる勝利を飾り、ドライバーズランキング争いでも首位に立った。

 2位はルーキーのローゼンクヴィスト。スーパーフォーミュラデビュー3戦目にして初の表彰台獲得となった。

 3位にはロッテラー。12番手スタートから9つポジションを上げての表彰台で、ランキングは石浦と2.5ポイント差の2位につけている。  ファイナルラップまで4位の攻防戦を繰り広げた関口は、0.035秒差で逃げ切り4位でチェッカーを受けた。

今季初勝利を挙げた石浦 宏明(P. MU/CERUMO・INGING #2)

今季初勝利を挙げた石浦 宏明(P. MU/CERUMO・INGING #2)

デビュー3戦目にして初の表彰台を獲得したフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS #7)

デビュー3戦目にして初の表彰台を獲得したフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS #7)

P. MU/CERUMO・INGING 2号車 ドライバー 石浦 宏明:
 それほど久しぶりだとは感じていなかったが、1年ぶりに勝てて良かった。今シーズン、早いうちに一回は勝たないとシリーズを争うのは厳しいと思っていたが、今大会は予選から流れが国本選手の方にあって、決勝でもスタートを失敗してしまい、その時は厳しいかなと一瞬思った。その後、思いのほか早く前がピットに入ってくれて、国本選手と良いレースがしたいなと思い全力で走ったが、彼は残念な結果になってしまった。チームとしては1-2が見えていたので残念だが、チームが本当に速いクルマを作ってくれて、自分も精一杯走った結果がこの優勝に繋がったと思うので、自分の力を出し切れたという意味ではすごくすっきりしている。
SUNOCO TEAM LEMANS 7号車 ドライバー フェリックス・ローゼンクヴィスト:
 予想外の結果だ。2位でフィニッシュ出来るとは思っていなかった。前戦岡山でとても良いクルマを作ってくれたが、今回予選であまり良い結果にならず、その点は次のレースへ向けての課題だ。序盤はブレーキにトラブルを抱えていて、大きくタイムをロスしてしまったが、その後はライバルとは異なる戦略で走り続け、後半、車が軽くなってからは調子も良くなった。ピットアウト後は前の石浦選手とは11秒あり、最初はタイムを詰めようとトライもしてみたが、届かなかった。それでも10番手からスタートして、2位という結果は望外だ。日本に来て初めての表彰台獲得はとても嬉しい。
VANTELIN TEAM TOM’S 36号車 ドライバー アンドレ・ロッテラー:
 楽しいレースだった。12番手スタートから3位ということで、フェリックスには届かなかったが、多くのポジションアップを果たせて良かった。2位と3位の違いは重要だし、あと一つ上を狙っていたが届かなかった。早めのピット作戦でポジションアップを狙ったが、一貴選手と関口選手が同じ作戦で前に出てしまい、彼らのペースがあまり良くなかったので、少しタイムをロスしてしまった。その後、彼らをかわしてからはハイペースで追い上げた。チームが良くやってくれて、クルマはとても速かった。タイヤ交換をしなかったが、2位は狙えると思っていた。とはいえ、12番手スタートから3位という結果には満足しているし、チャンピオンシップを戦う上でも良いポイントが稼げたと思う。
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

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SF:第3戦富士決勝 独走#1国本にまさかのトラブル!#2石浦が今季初勝利を挙げてポイントリーダーへ

7月9日に静岡県の富士スピードウェイで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の決勝レースは、#2石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)がスタートでの出遅れを見事に挽回して今季初優勝。ルーキーの#7フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)が2位に入り、日本での初表彰台を獲得した。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日13,400人/決勝日21,200人/大会総入場者数34,600人)

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第3戦決勝は午後2時10分より55周で行われた。気温は32℃、路面温度44℃という今年一番の暑さの中での厳しい戦いとなった。

スタートからトップを快走したのはポールシッターの#1国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)。予選2番手の石浦は出遅れて4位に後退、代わって予選3番手の#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)が2位、#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が3位に浮上してきた。その後方では予選12番手だった#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が一気に7位に浮上、予選10番手のローゼンクヴィストもロッテラーの先行は許したが1周目に順位を一つ上げ、3周目には8位に浮上してきた。

周回を重ねるごとに2位以下との差を着実に広げていく国本に対し、チームメイトの石浦を除く上位陣は早めのピット作業を敢行。最初にロッテラーが9周目にピットインして給油のみを行い、続いて中嶋一貴が13周目、関口は14周目にピットに飛び込んだ。彼らはいずれもタイヤ無交換を選択。結局これが裏目に出てレースペースに苦しむことになる。

トップを快走していた国本は関口に1分以上の差をつけて31周目にピットへ。給油とタイヤ4本を交換しながらも実質的にはトップのままでコースに復帰。この時点までは国本がそのまま今季初勝利を挙げるものと思われた。

ところが。

ピットアウトして間も無くの33周目に国本は突然ピットに飛び込んできた。右フロントタイヤを外してブレーキキャリパーの裏側に手を伸ばすメカニック。おそらくはキャンバーシムと呼ばれるアライメント調整に用いられる部品の不具合ではないかと思われる。このトラブルは結局解消せず、国本は何度もピットインを繰り返した挙句、36周目にガレージへ。そのままクルマを降りてしまった。

これでトップに繰り上がったのがスタートで出遅れた石浦。そのまま38周目まで引っ張ってピットイン。国本と同じくタイヤ4本交換と給油を行なってコースに復帰、最後までピットストップを引き伸ばした#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)が42周目にピットインしたことで再びトップに返り咲くと、そのままペースを緩めずに55周を走りきり、今季初勝利を挙げた。

2位は36周目に給油とタイヤ2本交換を選択したローゼンクヴィスト。終盤まで石浦に迫るハイペースで走り続け、来日以来初めての表彰台を獲得した。タイヤ無交換勢の最上位はロッテラー。前を走る中嶋一貴や関口を次々に抜き去り、9ポジションアップを達成。観客を大いに沸かせる走りをみせた。

これによりシリーズポイントは石浦が20.5ポイント、ロッテラー18ポイントとなり、石浦がトップに浮上して第4戦に臨むことになった。

第4戦の舞台はツインリンクもてぎ。昨年に続いてソフトタイヤが導入される注目の一戦は8月20日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士決勝会見 「全力を出し切れた」(石浦)「予選が課題」(ローゼンクヴィスト)

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PP #2石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)
sf-rd3-r-ps-ishiura 「この週末、流れは国本選手にあったように思います。チームとしてはワンツーが見えていましたので、その点は残念でした。自分としては展開に恵まれた面はありますが、プッシュして力を出し切っての優勝ですのでスッキリしています。序盤、関口選手、中嶋選手が早めのピットに入りましたが、特に関口選手はかなり辛そうに見えました。自分は他車より1周コンマ5秒速く走れると思っていたので、あの時は自分にとっていい展開になったと思いました。ランキングはトップに立ちましたが、まだ意識はしていません。でも去年に比べるとかなり楽な展開ですね」
2位 #7フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)
sf-rd3-r-ps-rosenqvist 「ここまで上位に食い込めるとは思っていなかったので嬉しいです。予選10位から決勝2位という結果には満足していますが、それだけに予選が課題ですね。レース序盤はブレーキに少しトラブルを抱えてペースが上がりませんでしたが、途中それも解消されて後半はいい走りができました。ライバル達との差も縮まったように感じていますし、何よりも来日して初めての表彰台ですので非常に良かったと思います。自分はルーキーですが、今日の結果でシリーズ上位に入るチャンスも出てきたと思います。できれば優勝もしたいですね」
3位 #36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM'S SF14)
sf-rd3-r-ps-lotterer 「予選12位から3位ですので、非常に満足していますし楽しいレースでした。前を行く関口選手、(中嶋)一貴選手のペースがあまり上がらなかったので、早めのピットイン、あわせてタイヤ無交換という作戦を取りましたが、これが功を奏したと思います。まだシリーズは意識していません。1戦、1戦大事に戦いたいと思います」
優勝チーム監督 立川祐路(P.MU/CERUMO・INGING SF14)
sf-rd3-r-ps-tachikawa 「石浦選手は、レース全体を通して完璧な仕事をしてくれました。チームとしては国本車にトラブルを出してしまったことには悔いが残ります。2台とも非常に調子が良く、2人のマッチレースになると思った矢先のトラブルだったので、本当に残念でした。あのまま最後まで2人を戦わせたかったですね」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士決勝結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2017/07/09) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
EngineLapTotal_Time
Behind
12石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A551:20'09.046
27フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A557.269
336アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A5522.842
419関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A5541.786
515ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417E5541.821
641伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E5543.384
737中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A5544.067
820ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A5544.361
910塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
Honda HR-417E5544.910
1040野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E5546.192
1164中嶋 大祐TCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E551'03.847
128大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A551'04.549
1350小暮 卓史B-Max Racing team SF14
B-Max Racing team
Honda HR-417E551'06.517
1465ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E551'14.505
1518小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A551'21.174
---- 以上規定周回数(90% - 49Laps)完走 ----
-4山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A469Laps
-1国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A3619Laps
-16山本 尚貴TEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417E2530Laps
-3ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A154Laps
  • Fastest Lap: CarNo.7 フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14) 1'25.581 (46/55) 191.944km/h

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士フリー走行2回目 トップタイムは予選最下位の#8大嶋

富士スピードウェイで行われている全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦のフリー走行2回目は#8大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)が1'25.139でトップ。2位も#64中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING SF14)が1'25.737といずれも予選で下位に沈んだドライバーが続いた。

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決勝日を迎えた富士スピードウェイは快晴。強い日差しのもとで朝のフリー走行が午前9時40分より30分間で行われた。

レース距離が55周(約250km)でタイヤ交換義務のない今回、各チームは様々な戦略を取ってくることが予想され、実際このフリー走行でも給油あり、給油なし、タイヤ2本交換など、様々な試みがなされていた。

そうした中、セッション前半にトップタイムを記録した大嶋だったが、1'25.139というタイムは2位の中嶋大祐に対して0.598秒差、3位の#3ニック・キャシディ(FUJI x raffinee KONDO SF14)に対して0.805秒差であり、毎戦千分の1秒レベルの接戦が続くスーパーフォーミュラにおいては飛び抜けて早いタイム。おそらくは決勝を想定したものではなく軽いタンクで走行した結果ではないかと想像される。

一方、キャシディと4位の#2石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)は0.079秒の僅差であり、最下位の#10塚越広大(REAL SF14)までの17台が0.87秒の間にひしめいており、そこから決勝ペースは1分25秒後半〜1分16秒台で推移するものと予想される。

ポールシッターの#1国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)は1'26.405でここでは11番手だった。

第13戦決勝はこのあと午後2時10分より55周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士フリー走行2回目結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2017/07/09) Free Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
18大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A1'25.139--192.941
264中嶋 大祐TCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'25.737 0.598 0.598191.595
33ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'25.944 0.805 0.207191.134
42石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A1'26.023 0.884 0.079190.958
520ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'26.067 0.928 0.044190.861
637中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'26.186 1.047 0.119190.597
740野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E1'26.199 1.060 0.013190.568
819関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'26.295 1.156 0.096190.356
918小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'26.336 1.197 0.041190.266
1015ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417E1'26.401 1.262 0.065190.123
111国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A1'26.405 1.266 0.004190.114
1241伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E1'26.411 1.272 0.006190.101
1336アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'26.420 1.281 0.009190.081
147フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A1'26.481 1.342 0.061189.947
1516山本 尚貴TEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417E1'26.526 1.387 0.045189.848
1665ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'26.555 1.416 0.029189.785
174山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'26.625 1.486 0.070189.631
1850小暮 卓史B-Max Racing team SF14
B-Max Racing team
Honda HR-417E1'26.659 1.520 0.034189.557
1910塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
Honda HR-417E1'26.814 1.675 0.155189.218

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士予選会見 「初ポールが取れてほっとしている」(国本)「国本選手の余裕は羨ましかった」(関口)

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PP #1国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)
sf-rd3-q-pc-kumimoto 「Q1、Q2と凄く好調でした。クルマのセッティングをもう少しだけ詰めたい部分もありましたが、ポールを取れる自信はありました。朝のフリー走行は少し苦労しましたが、エンジニアと上手くコミュニケーションがとれて、思った方向にクルマを仕上げてくれました。Q2が赤旗中断になったのも自分にとってはラッキーでした。ルマンを経験して、強くなった自分を見せたかったので、初ポールが取れて正直ほっとしています」
2位 #2石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)
sf-rd3-q-pc-ishiura 「予選2位は決して悪くないのですが、国本選手に負けたので複雑な気分です。やっぱり悔しいですね。朝のフリー走行では、周りに対してちょっと負けている感じでしたが、国本選手のセッティングなども参考にさせてもらって予選に向けクルマを仕上げることができました。Q2の赤旗中断でアタックのタイミングを逃しました。イエローフラッグを見たときはがっかりしました。でも、全体的には悪くない予選でした」
3位 #19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)
sf-rd3-q-pc-sekiguchi 「Q1は良くなくて、Q2、Q3と修正を加えクルマはかなり良くなりましたが、完璧とは言えなかったですね。Q2で早々にアタックを止めQ3に備えていた国本選手の余裕は羨ましかったです。モニターで見たら笑ってましたから(笑)。Q3では、それまで2周目にアタックしていたのを3周目にしてみたりしましたが、あまり効果はなかったですね」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士公式予選 ルマン帰りの国本、初のポールポジションを獲得!

7月8日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦の公式予選が、静岡県の富士スピードウェイで行われ、チャンピオンナンバーを背負う#1国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)が、自身初のポールポジションを獲得。#2石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)が僅差で続き、決勝はチームメイトの2人がフロントローに並ぶことになった。

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快晴のもと、午後2時30分から行われたノックアウト方式の予選は、Q1では19台が14台に、Q2では14台が8台に、そしてQ3では残った8台がグリッドを争う。各チームは、ニュータイヤを投入するタイミングを計りながらアタックを行った。

Q1

午前中よりやや風は出てきたものの、気温32度、路面温度49度という厳しいコンディションのなか、各マシンはウォームアップとなる1回目のアタックの後、一旦ピット入りマシンの微調整とタイヤ交換をして、2回目のアタックに入った。

ここで1分23秒台を叩き出したのは、朝のフリー走行でも好調だったセルモ・インギングの2台。ゼッケン順に#1国本、#2石浦がワンツー。#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM'S SF14)、#20ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)がこれに続いた。

ここで涙を飲んだのは、ナカジマレーシングの#64中嶋大祐(NAKAJIMA RACING SF14)と#65ナレイン・カーティケヤン(NAKAJIMA RACING SF14)、#10塚越広大(REAL SF14)、#50小暮卓史(B-Max Racing team SF14)。すべてホンダエンジンユーザーだった。

Q2

やや路面温度が下がったQ2は、残り2分を切ったところでアクシデント。#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)がアタック中のシリウスコーナーでスピンをし、ライン上に止まってしまった。これで赤旗中断となり、アタック中だったドライバーはタイムを出せずに再開を待つことになった。

予選は残り3分で再開されることになったが、アクシデントの煽りを食ってしまったのがポイントリーダーの#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM'S SF14)。タイヤを温めることが難しい再開後はタイムアップを果たせず、ここで姿を消してしまった。

一方、アクシデント前にトップタイムをマークしていた#1国本は、再開後の走行はせずにニュータイヤを履いてQ3を待つ余裕を見せた。以下、#19関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)、#15ピエール・ガスリー(TEAM無限SF14)、#2石浦、#37中嶋一貴、#16山本尚貴(TEAM無限SF14)、#3ニック・キャシディ(フジ・コーポレーションKONDO SF14)、#4山下健太(フジ・コーポレーションKONDO SF14)の8台がQ3に進んだ。

Q3

各ドライバーは集中力を高めて最後のアタックに入るが、ここで#37中嶋が1分23秒265という好タイムをマーク。これがターゲットタイムとなり、ここから23秒前半、僅差の争いが始まる。まず#37中嶋のタイムを上回ったのは#1国本。1分23秒044をマークしトップへ踊り出る。続いて、#2石浦が1分23秒107を、#19関口1分23秒193をマークして2位、3位へ食い込んだ。他の4人は#37中嶋のタイムを上回ることができず、「ルマンを経験して強くなった自分を見せたかった」というディフェンディングチャンピオン#1国本が、意外にも初めてのポールポジションを獲得した。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士公式予選結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2017/07/08) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Q1Q2Q3
11国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
1'23.8551'23.3521'23.044
22石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
1'23.8611'23.8471'23.107
319関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
1'24.2931'23.5391'23.193
437中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
1'23.8621'23.8811'23.265
516山本 尚貴TEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
1'24.4851'23.9571'23.478
64山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
1'24.0071'24.0491'23.516
73ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
1'24.3961'23.9601'23.785
815ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
1'24.3361'23.8421'23.902
920ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
1'24.0021'24.081
107フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
1'24.0891'24.093
1140野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'24.2101'24.173
1236アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
1'24.2001'24.202
1341伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'24.5961'24.308
1418小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
1'24.0871'27.969
1564中嶋 大祐TCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
1'24.612
1665ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
1'24.781
1710塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
1'24.802
1850小暮 卓史B-Max Racing team SF14
B-Max Racing team
1'24.821
198大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
1'24.855
---- 以上基準タイム(107% - 1'29.724)予選通過 ----

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士ノックアウト予選Q3結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2017/07/08) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
11国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'23.044--197.808
22石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'23.107 0.063 0.063197.658
319関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'23.193 0.149 0.086197.454
437中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'23.265 0.221 0.072197.283
516山本 尚貴TEAM MUGEN SF14Honda HR-417E1'23.478 0.434 0.213196.780
64山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14TOYOTA RI4A1'23.516 0.472 0.038196.690
73ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14TOYOTA RI4A1'23.785 0.741 0.269196.059
815ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14Honda HR-417E1'23.902 0.858 0.117195.786

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士ノックアウト予選Q2結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2017/07/08) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
11国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'23.352--197.077
219関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'23.539 0.187 0.187196.636
315ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14Honda HR-417E1'23.842 0.490 0.303195.926
42石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'23.847 0.495 0.005195.914
537中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'23.881 0.529 0.034195.835
616山本 尚貴TEAM MUGEN SF14Honda HR-417E1'23.957 0.605 0.076195.657
73ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14TOYOTA RI4A1'23.960 0.608 0.003195.650
84山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14TOYOTA RI4A1'24.049 0.697 0.089195.443
---- 以上Q3進出 ----
920ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'24.081 0.729 0.032195.369
107フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'24.093 0.741 0.012195.341
1140野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14Honda HR-417E1'24.173 0.821 0.080195.155
1236アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'24.202 0.850 0.029195.088
1341伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14Honda HR-417E1'24.308 0.956 0.106194.843
1418小林 可夢偉KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A1'27.969 4.617 3.661186.734

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士ノックアウト予選Q1結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2017/07/08) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
11国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'23.855--195.895
22石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'23.861 0.006 0.006195.881
337中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'23.862 0.007 0.001195.879
420ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'24.002 0.147 0.140195.552
54山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14TOYOTA RI4A1'24.007 0.152 0.005195.541
618小林 可夢偉KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A1'24.087 0.232 0.080195.355
77フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'24.089 0.234 0.002195.350
836アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'24.200 0.345 0.111195.093
940野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14Honda HR-417E1'24.210 0.355 0.010195.069
1019関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'24.293 0.438 0.083194.877
1115ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14Honda HR-417E1'24.336 0.481 0.043194.778
123ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14TOYOTA RI4A1'24.396 0.541 0.060194.640
1316山本 尚貴TEAM MUGEN SF14Honda HR-417E1'24.485 0.630 0.089194.435
1441伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14Honda HR-417E1'24.596 0.741 0.111194.179
---- 以上Q2進出 ----
1564中嶋 大祐TCS NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-417E1'24.612 0.757 0.016194.143
1665ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-417E1'24.781 0.926 0.169193.756
1710塚越 広大REAL SF14Honda HR-417E1'24.802 0.947 0.021193.708
1850小暮 卓史B-Max Racing team SF14Honda HR-417E1'24.821 0.966 0.019193.664
198大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'24.855 1.000 0.034193.587
---- 以上基準タイム(107% - 1'29.724)予選通過 ----

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SF:2017シーズンは第4戦、第5戦の2戦でソフトタイヤを導入へ(第3戦富士JRPサタデーミーティング)

全日本スーパーフォーミュラ選手権を主催する日本レースプロモーション(JRP)は7月8日、第3戦が開催されている富士スピードウェイで行われたサタデーミーティングにおいて、昨年の第4戦もてぎで導入されたソフトタイヤを今シーズンも使用することを発表した。

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今回は第4戦もてぎに加え、第5戦オートポリスの計2戦での採用となる。
使用セット数、運用方法などは現在JRPとチーム側とで調整を行なっているとのことだが、もてぎでは金曜の練習走行での1セットを含んで3セット、オートポリスでは2セットのニュータイヤを使用することになりそうだ。

この日は倉下明JRP社長とヨコハマ・モータースポーツ・インターナショナル 開発本部 ジェネラルマネージャーの渡辺晋氏が出席。
渡辺ジェネラルマネージャーによると、今回のソフトタイヤは従来のミディアムタイヤと同一の構造でコンパウンドのみを変えているとのことで、昨年9月にスポーツランドSUGOでテストした時点で約0.5~0.8秒のラップタイム向上が見られたとのこと。コンセプトは「より速く、なるべく1レースもたないタイヤ」とのこと。

sf-rd3-jrp-soft-tire また昨年は「ADVAN」のロゴと赤い線が混じってしまい、見分けがつきにくいということで不評だったサイドウォールのデザインも一新され、ロゴの外周に赤いアドバンストライプが入ったものとなった。
さらに今回はオンボード映像でも見分けやすいように、内側にも赤いペイントがされるという。

この新しいソフトタイヤは今月19日にオートポリスでテストされてスペックが確定したのちに量産に入り、レースウィークの金曜日に各チームにデリバリーされるという。

今回のソフトタイヤがもてぎやオートポリスの戦いにどういう影響を及ぼすか、大いに期待したい。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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SF:第3戦富士フリー走行1回目 トムスとセルモ・インギングが好調

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7月8日、予選日の富士スピードウェイは快晴。朝から夏の日差しが照りつけた。
朝9時10分から行われたフリー走行は、序盤、トムスの2人、#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM'S SF14)と#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM'S SF14)がリードした。
特に、開始から10分間はピットで待機していた#37中嶋は、走り出してすぐに1分24秒478という、この時点で他を圧倒するタイムをマーク。#36ロッテラーも開始29分過ぎに#37中嶋のタイムを僅かに上回る1分24秒427を叩き出し、両者のマシンが順調に仕上がっていることを窺わせた。
終盤、残り10分を切った頃から、ほぼ全車がニュータイヤを履いてアタック。ここで上位に食い込んできたのがセルモ・インギングの2人、#1国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING SF14)と#2石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)。ニュータイヤでのアタックでトムスの2人と互角に渡り合い、最終的に、#36ロッテラー(1分23秒727)、#2石浦宏明(1分23秒924)、#37中嶋(1分24秒006)、#1国本雄資(1分24秒010)と、両チームが交互に並んでセッションを終えた。
午後2時30分から始まる予選もこの4人を中心に展開しそうな気配だ。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

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SF:第3戦富士フリー走行1回目結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2017/07/08) Free Practice 1 Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
136アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'23.727--196.195
22石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A1'23.924 0.197 0.197195.734
337中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'24.006 0.279 0.082195.543
41国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A1'24.010 0.283 0.004195.534
540野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E1'24.011 0.284 0.001195.532
68大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A1'24.348 0.621 0.337194.750
73ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'24.362 0.635 0.014194.718
819関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'24.477 0.750 0.115194.453
97フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A1'24.485 0.758 0.008194.435
104山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'24.494 0.767 0.009194.414
1116山本 尚貴TEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417E1'24.533 0.806 0.039194.324
1210塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
Honda HR-417E1'24.635 0.908 0.102194.090
1320ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'24.772 1.045 0.137193.776
1464中嶋 大祐TCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'24.843 1.116 0.071193.614
1515ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417E1'24.928 1.201 0.085193.420
1618小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'25.093 1.366 0.165193.045
1750小暮 卓史B-Max Racing team SF14
B-Max Racing team
Honda HR-417E1'25.120 1.393 0.027192.984
1841伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E1'25.470 1.743 0.350192.194
1965ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'26.534 2.807 1.064189.831

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第3戦もてぎ 小倉・上田、見事揃っての表彰台に! 小倉は3戦連続ポールポジションから3連勝、上田もデビューレースで3位獲得! (Le Beausset)

 ル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつ、スーパーFJのもてぎシリーズ第3戦が、6月18日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催され、小倉祥太と上田裕也が出場した。

 第2戦から2ヶ月のインターバルを経て、エントリー台数も9台に増えた今大会は、上田にとってはデビューレース、小倉は3連勝が懸った大会となる。ライバルたちを制し、ワンツーフィニッシュを目指す。

予選 6月18日(日)天候/曇り コース状況/ドライ

 金曜日から始められた練習は、時折強い雨に見舞われ一時中断となる場面もありながら、ドライ・ウェット両方で走行をし、梅雨時期の天候の変化に対応した内容となった。練習の中でも小倉は、コンスタントに好タイムを記録し、順調な仕上がり。デビューレースとなる上田も2戦を経験した小倉をコンマ2秒追うタイムを記録し、ほぼ互角の速さを見せた。

 日曜日は曇りながら雨粒を落とさず持ちこたえ、涼しい気候での決勝日となった。この日の予選は9時15分から20分間。コースオープンし、ライバルたちを見送った一番最後に小倉・上田ともにコースイン。二人は虎視眈々とアタックのタイミングを狙った。

まず、4周目に上田が2分5秒453でトップに躍り出ると、6周目に小倉が4秒917を記録し、上田を抜き返す。そして、その翌周に上田が4秒862を記し、一進一退の争いに。決着は、最終周に小倉が4秒558を叩き出したことで、上田を逆転し3戦連続のポールポジション獲得。一方の上田も小倉とコンマ3秒差の2番手で予選を終え、決勝グリッドの最前列をル・ボーセの2台で独占することとなった。

決勝 6月18日(日)天候/曇り コース状況/ドライ

 決勝は、グリッドの最前列に堂々とル・ボーセの2台が並び、勝負の時を待った。そして注目されたスタートは、2番グリッドの上田が抜群のスタートダッシュを決め、1コーナーに差し掛かるまでに一気に小倉を抜き去るも3コーナーでコースアウトを喫し最下位までポジションダウンしてしまう。しかし、ここから上田の巻き返しが始まる。上田は、2周目には3台をパスし6番手に。その後も前方を走るライバルたちを捉え、5周目の2コーナー立ち上がりから続く3コーナーまでで一気に2台を抜き去り4番手まで返り咲いた。そして、その翌周の90度コーナーで3番手のインを突き見事3番手に躍り出て、表彰台圏内に。一方の小倉は、1周目から後続を引き離さんばかりの走りで周回を重ね、圧倒的な速さと安定さを見せた。レース終盤には、2番手も寄せ付けないペースで独走状態を築き、3秒以上もの差をつけ3連勝を飾った。上田もスタートの良さと最下位から3位まで巻き返すという速さを見せ、デビューレースで表彰台獲得という健闘を見せた。

 今大会を通して、今後のライバルはチームメイト同士になることが予想されるが、切磋琢磨し、互いに刺激し合いながら経験を積み、今後二人がどのように成長していくかが益々期待されるレースとなった。

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 2人とも練習から好調で、良い流れで予選を迎えられた。前日に比べ気温が低かったせいかタイヤの空気圧の上りが遅く、ベストなタイミングでアタック出来た訳ではないが、2人とも良いタイムを出したと思う。決勝は事実上、上位3人の戦いになることは予想されたが、上田のホールショットは見事だった。ただ、経験の浅さがレース中のミスを誘発してしまった。優勝した小倉は、逃げるレースで誰もが相手にならない速く強いレースを見せてくれた。
Driver 小倉祥太(Shota Ogura)COMMENT
 予選は、最初から最終周を狙ってアタックしようと考えていました。その狙い通り、上手く最後に合わせて持って行けましたし、結果としてポールポジションも獲得できたので良かったです。決勝は、なんとか勝ったという気持ちです。スタートで失敗し、焦ってしまい自分的には序盤はなかなか上手くいきませんでした。レース中盤以降は、冷静に走れましたし、マシンに合わせて走れたと思います。今後はスタートを決めることと、序盤のペースを改善しなくてはいけないので、課題をクリアできるように練習していきたいです。次戦は、なんとか勝ったではなく、圧勝したいと思います。
Driver 上田裕也(Yuya Ueda)COMMENT
 練習から予選・決勝をシミュレートしたメニューをさせてもらいましたが、予選はその練習の時よりもいいタイムを出せたので良かったです。ただ、中盤から後半に向けてタイムアップを狙って走りましたが、後半は上手くタイムを出せませんでした。まだまだタイヤの使い方など改善しないといけないです。決勝は、スタートで上手く前にいけたんですけど、チームメイトの小倉選手を意識しすぎて焦ってしまい、それが3コーナーのコースアウトに繋がってしまいました。その後は、とにかく追いつこうと必死で、3番手まで戻ることができましたが、悔しさが残るレースとなりました。次は焦らず、課題を克服して勝ちたいです。
Le Beausset Motorsports

OK

OK:第3,4戦本庄 第3戦は佐藤蓮が開幕から3連勝、第4戦は名取鉄平が今季初優勝

 2017年全日本カート選手権OK部門の第3・4戦が6月4日、本庄サーキット(埼玉県)にて行われ、第3戦を佐藤蓮(Drago corse)が、第4戦を名取鉄平(TeamBirelART)が優勝した。

 これまで全日本カート選手権FS125部門東地域の開催を行ってきた本庄サーキットだが、最高峰クラスの開催は今年が初となる。長いストレートをヘアピンで繋いだストップ&ゴーレイアウトの超高速サーキットをOKマシンとトップドライバーたちがどのように攻略し、どのようなタイムを刻むのか注目が集まった。

【第3戦】佐藤蓮、開幕3連勝達成!

 土曜日に行われたタイムトライアルでは、開幕2連勝中の驚速ルーキー佐藤がトップタイムをマーク。決戦の地を変えてもなお、その速さはとどまることを知らない。2番手には澤田真治(EXPRIT RACING TEAM JAPAN)、3番手には佐々木大樹(TONY KART R.T.J)が続いた。

 同日夕方に行われた予選ヒートでは、2015年FS125部門チャンピオンで、タイムトライアル4番手の環優光(EXPRIT RACING TEAM JAPAN)がレースをリードする。しかしレース終盤、後ろでチャンスをうかがっていた佐藤にトップを奪われてしまう。佐藤、環、澤田、井本大雅(EXPRIT RACING TEAM JAPAN)の順でチェッカーとなった。

 翌日曜日、第3戦の決勝ヒートが行われた。ホールショットを決めたのは3番手スタートの澤田だったが、すぐさま佐藤がトップを奪い返す。スタート直後こそ、佐藤、澤田、環のトップ集団に第2集団が迫り混戦模様になるかと思われたが、徐々に佐藤と澤田が後方とのギャップを広げ、それぞれ単独走行へと突入した。その後、3番手争いの集団から抜け出した8番手スタートの高橋悠之(TONY KART R.T.J)も単独走行となる。レース中盤は、佐藤と一定の間隔を保ち追走していた澤田だったが、終盤に入るとじりじりとその差を広げられてしまう。そのまま差は縮まることなく佐藤は余裕のトップチェッカー。今季3勝目をマークした。2番手に澤田。3番手には、レース終盤に高橋を追い抜いた三宅淳詞(TOYOTA YAMAHA RT)が入った。

佐藤蓮のコメント
 土曜日の予選ではタイヤをセーブしながら走りました。決勝では前半に前にでて、後ろをじわじわと離していくという戦略で臨みました。その作戦が決まって勝つことができました。

【第4戦】名取鉄平、混戦を制して今季初優勝!

 第3戦に続き第4戦の予選ヒート制したのは佐藤で、開幕4連勝に向けて盤石の態勢を築く。2番手に井本、3番手に佐々木、4番手に澤田と続く。

 佐藤の4連勝に注目が集まる中、決勝ヒートのスタートが切られた。ホールショットを決めたのは井本。6番グリッドの環もスタートを決め2番手にジャンプアップを果たした。佐藤は3番手に順位を落としてしまう。3周目にはトップ奪還を果たした佐藤だったが、後続を引き離すことができない。そんな佐藤と激しいトップ争いを演じたのは名取で、2台は順位を入れ替えながら周回数を重ねていく。しばらくするとトップ争いに三宅も加わり、3人の誰が勝つのか全く予想もつかない激しい争いを繰り広げながらファイナルラップへと突入する。ファイナルラップにトップで入ったのは名取、しかし2コーナーの立ち上がりで佐藤が前にでる。続くコーナーはロングストレートからのヘアピンという絶好のオーバーテイクポイントだが、佐藤はイン側を死守したブロックラインで名取を抑える。次のオーバーテイクポイントとなるヘアピンも佐藤はブロックラインをとるが、佐藤の動きを読んだ名取は立ち上がり重視のラインでアプローチ。交差する2台のライン。前にでたのは名取だった。そのまま残すコーナーを抑えた名取がトップチェッカー。2位に佐藤。3位に三宅という順位となった。

 コースレイアウト上、激しいデットヒートが繰り広げられる本庄だが、ここまで激しくもクリーンなバトルは過去に類を見ないほどの素晴らしさで、国内カート最高峰カテゴリーで戦うドライバーのレベルの高さを見せたレースとなった。

名取鉄平のコメント
 今シーズン始まってから全くいいところがなかったので、ここで流れを変えることができて本当に良かったです。最後の最後、チェッカーを受けるまで勝てるかどうかわからず、ファイナルラップで前にでたあとはトップを守り切ることだけに集中しました。
Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第3戦もてぎ決勝 小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が3連勝

 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第3戦は6月18日ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で決勝(10周)を行い、62号車・小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が21分05秒675で優勝し開幕から3連勝を飾った。

sfjm-rd3-r-62-grid sfjm-rd3-r-front-row sfjm-rd3-r-start sfjm-rd3-r-battle-for-3rd sfjm-rd3-r-62 sfjm-rd3-r-77 sfjm-rd3-r-63 sfjm-rd3-r-winner sfjm-rd3-r-podium

 ツインリンクもてぎは朝から引き続き薄曇りのまま、13時55分よりフォーメーションラップを開始。

 注目のポールポジション小倉のスタートは微妙な失敗で蹴り出しが悪く、しっかりスタートを決めた2番グリッドの63号車・上田裕也(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が横に並び1コーナーでホールショットを奪う。チームメイトバトル勃発か? と思われた矢先、1周目を終えてトップでストレートに戻って来たのは2位に落ちたはずの小倉だった。トップに立ったはずの上田はミスがあったか7番手までポジションを落とす。代わって2位に浮上したのは77号車・荒川麟(Drago CORSE 10V)、3番手に49号車・加納亨介(OZクリエイティブ10Vテイク)と続く。

 しかし万事休すと思われた上田がとてつもないペースで逆襲を開始。レース中盤までに3位争いの集団を攻略し、ついに3番手までポジションを回復。つくづくオープニングラップのポジションダウンが悔やまれる。

 レース後半2位との差を3秒前後でコントロールした62号車・小倉祥太がそのままフィニッシュし開幕から3連勝を飾った。2位は77号車・荒川麟で21分09秒301、3位には脅威の追い上げで63号車・上田裕也が21分18秒631で続き、地元ル・ボーセが二人とも表彰台に上がる結果となった。

 次戦第4戦は7月29日/30日に行われる予定だ。

優勝・小倉祥太選手のコメント
 「今回は小さな失敗(スタートミス)があったので次戦ミスなく頑張りたい」
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第3戦もてぎ決勝結果

MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2017/06/18) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2017 S-FJもてぎシリーズ Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
162小倉 祥太ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH1021'05.675
277荒川 麟Drago CORSE 10V
TOKYO R&D RD10V
YH103.626
363上田 裕也ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
TY1012.956
47G佐藤 セルゲイビッチZAP結婚の学校10V ED
TOKYO R&D RD10V
YH1015.077
549G加納 亨介OZクリエイティブ10Vテイクファースト
TOKYO R&D RD10V
YH1015.620
617小林 丈晃ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
YH1017.483
773草野 裕也T's COXgear 10V ED
TOKYO R&D RD10V
YH1027.269
819G石田 浩樹メッカWEST 07J ED
WEST 07J
YH1033.538
916G芳賀 靖KRacMS-07J
WEST 07J
YH1052.591
---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.62 小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミー) 2'05.418 (5/10) 137.82km/h

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第3戦もてぎ公式予選 小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が3戦連続のポールポジション

 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第3戦は6月18日ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で公式予選を行い、62号車・小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が2分04秒558で3戦連続のポールポジションを獲得した。

sfjm-rd3-q-62 sfjm-rd3-q-63 sfjm-rd3-q-77

 ツインリンクもてぎは薄曇りのやや涼しい天候の中、午前9時15分より20分間にわたり公式予選が行われた。

 序盤は各車入念にウォームアップ。中盤4周目に73号車・草野裕也(T’sCOXgear10VED)が2分06秒789の自己ベストを記録するがその後タイムアップはならず。他のマシンは終盤に向けて徐々にタイムアップ。上位3台は最終LAPにそれぞれ自己ベストのタイムを刻み62号車・小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が2分04秒558でポールポジションを獲得。2位に63号車・上田裕也(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が2分04秒862で飛び込み、地元ル・ボーセがフロントローを独占。3位は77号車・荒川麟(Drago CORSE 10V)で2分05秒298となった。以降4位7号車・佐藤セルゲイビッチ(ZAP 結婚の学校 10VED)、5位49号車・加納亨介(OZクリエイティブ10Vテイク)と続いた。

 第3戦決勝は本日6月18日、13時55分より10周で行われる。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第3戦もてぎ公式予選結果

MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2017/06/18) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2017 S-FJもてぎシリーズ Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/hLap
162小倉 祥太ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
2'04.558--138.77010/10
263上田 裕也ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
2'04.862 0.304 0.304138.4337/10
377荒川 麟Drago CORSE 10V
TOKYO R&D RD10V
2'05.298 0.740 0.436137.95110/10
47G佐藤 セルゲイビッチZAP結婚の学校10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'05.743 1.185 0.445137.4635/10
549G加納 亨介OZクリエイティブ10Vテイクファースト
TOKYO R&D RD10V
2'06.106 1.548 0.363137.06710/10
617小林 丈晃ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
2'06.181 1.623 0.075136.9859/10
773草野 裕也T's COXgear 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'06.709 2.151 0.528136.4154/10
819G石田 浩樹メッカWEST 07J ED
WEST 07J
2'07.838 3.280 1.129135.2106/9
916G芳賀 靖KRacMS-07J
WEST 07J
2'08.939 4.381 1.101134.0559/9
---- 以上基準タイム(130% - 2'42.377)予選通過 ----

スーパー耐久

S耐:第3戦鈴鹿 DENSO Le Beausset RC350が2戦連続ポールを獲得! 戦略通り盤石のレース展開で今季初優勝、優勝コースに鈴鹿も加える (Le Beausset)

 今シーズンはFIA-F4、スーパーFJと併せて挑む、ル・ボーセモータースポーツにとって最高峰カテゴリーである、スーパー耐久シリーズの第3戦が6月10日(土)、11日(日)に鈴鹿サーキット(三重県)で開催された。

使用するマシンは2シーズンにわたって開発、熟成が進められてきたレクサスRC350で、「DENSO Le Beausset RC350」としてST-3クラスに、嵯峨宏紀、中山雄一、山下健太の3人を擁して挑む。

 前回のSUGOでのレースでは、2番手を走行中の終盤に燃料系トラブルが発生し、いったん順位を落としたものの、その後のリカバリーによって2位でフィニッシュ。まさにドライバーとチームが一丸になって、執念で結果をつかむレースとなっていた。

 今回のレースは、通常より1時間長い4時間で争われ、今季初の全クラス混走であるだけでなく、予選と決勝の間に「セカンドチャンス100」と呼ばれる100分間の敗者復活戦を挟む。ST-3クラスの場合、予選6番手以内であれば決勝進出が許されるが、7番手以下であればセカンドチャンス100を走らねばならず、出走する3台のうち最下位の1台は、土曜日のうちにサーキットを離れなくてはならなくなる。

 もちろん、最初の目標とするのはセカンドチャンス100を経ず、予選のうちに決勝進出を決めること。その上で、前回の2位よりひとつ上の順位、優勝を決勝で目指す。

予選 6月10日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ

 レースウィークの練習時間はごく限られているため、早めにサーキット入りしてテスト走行を行い、セットアップを重ねていた「DENSO Le Beausset RC350」。その甲斐あって、マシンの仕上がりも上々で金曜日の専有走行は2セッションともにトップにつけ、セッション1の2分18秒357から17秒454にまで、セッション2では短縮を果たしていた。前回の2位入賞によってウエイトハンディとして10kgの重量追加を命じられているものの、トップタイムを記録して翌日の予選を迎えた。

 予選は土曜日の10時20分からAドライバーのセッションがスタート。初夏を思わせるかのようなコンディションではあったものの、嵯峨は入念にウォームアップを行ってからアタックを開始。嵯峨は他車に引っかかりクリアラップが取れないながらも、ただひとり2分16秒台に乗せる、2分16秒820をマークしてトップにつける。

 続けてBドライバーのセッションに挑んだ中山も、嵯峨からのインフォメーションが効いて、2分16秒064を記してトップに浮上。その結果、Aドライバー、Bドライバーの合算タイムを計算するまでもなく「DENSO Le Beausset RC350」の2戦連続ポールポジションが決定し、貴重な1ポイントを早くも獲得することとなった。なお、続いてCドライバーセッションに挑んだ山下は、決勝を想定し燃料を満タンにした上、ユーズドタイヤで周回を重ねながらも2分19秒010をマークし、ここまでのセッションすべてをトップで終えることに成功した。

決勝 6月11日(日)天候/曇りのち晴れ コース状況/ドライ

 当初は雨との予報も出ていた週末の鈴鹿ながら、その後に好転して決勝レースが行われる日曜日は、穏やかな天気に恵まれた。スターティンググリッドには、セカンドチャンス100で生き残った8台を加え、50台のマシンが並ぶこととなった。

今回の日曜日の走り始めは、スタート進行の開始と同時に行われるウォームアップではなく、早朝にフリー走行が久々に行われ、ここでは中山メインでドライブし、2分19秒567をマークして2番手に。最後に嵯峨が最終チェックを行い、決勝レースへのセットアップを進める。

グリッドウォークなど、さまざまなセレモニーが行われた後、1周のフォーメイションラップを経て、12時34分にグリーンシグナルが点灯。熱戦の火蓋が切られることとなった。スーパー耐久では、初めてスタートを担当した山下とあって、オープニングラップに2番手となるも、これは3周目に抜き返す。しかし、それから間もなく迫ってきたのが、宿敵「muta Racing TWS IS350」(IS350)だった。必死に山下はガードを固め続けるが、無用なリスクを避けて7周目にIS350を前に出す。だが、大きな遅れをとることなく続き、チャンスの到来を待つこととした。

そんな中、最終コーナーで脱落したタイヤを回収するため、40分ほど経過したところでセーフティカーがコースイン。その先導は4周に渡った。ライバルの何台かはそのタイミングでドライバー交代を行ったものの、「DENSO Le Beausset RC350」はコースにステイ。リスタートを完璧に決めた山下は、やはりステイしていたIS350に遅れをとることなく、食らいついていった。そして、34周目に予定どおり中山と交代。IS350とは同一周回でのピットインとなり、ピットでの逆転は果たせなかったものの、しっかり視界におさまる位置でコースに戻っていった。

 中山のペースが明らかに上回ることから、徐々にトップとの差も詰まっていき、43周目には待望のトップに返り咲くことに成功。山下のインフォメーションより後半にはタイヤの摩耗が進みグリップが大きく落ちて厳しい状況であったこともあり、中山は、タイヤをいたわりながらも、IS350より速いラップを刻み逃げ続けていく。そして68周目からは嵯峨が「DENSO Le Beausset RC350」に乗り込み、チェッカーまでの残り1時間10分が託されることとなった。もちろんトップは保たれたままで、2番手との差は20秒以上。

 すでに安全圏へと脱出した格好だったが、2番手争いが激しく繰り広げられていたことで、ペースをコントロールする余裕も得てチェッカーを目指す。そして難なく嵯峨は逃げ切りを果たして今季初優勝。また2年連続で制してきた富士以外のサーキットで、初めての勝利を挙げることとなり、さらにランキングでもトップに躍り出ることとなった。

 次回のレースは7月15〜16日、九州のオートポリスが舞台となる。今回の優勝によってウエイトハンディは30kgとなり、アップダウンに富んだテクニカルコースでは少なからず影響を及ぼすだろう。しかし、クルマの進化が明らかにもなっただけに、連勝も視野に入れての戦いとなる。

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 レースウィークを通してクルマのパフォーマンスも高く、自信を持って決勝を迎えられた。このサーキットの特性上、予選ではタイトルを争うIS350に分があると思っていたがそのギャップをドライバーとエンジニアとで見極め、そして対応してくれた。予選の結果で、更にチーム全体の志気も上がり、緊迫した4時間を走りきれた。そうして成しえた鈴鹿での優勝は格別である。
Driver 嵯峨宏紀(koki Saga)COMMENT
 前回に続いてポールポジションが獲れたのは、すごく良かったと思います。前回のSUGOでは苦戦を予想していながらも、2位という結果も残せたので鈴鹿ではもっと有利に戦えるだろうと思っていました。僕自身の予選としては完璧なアタックではなくて、ところどころにミスがありましたが、それでもうまく16秒台に入れられて、雄一がそこからタイムアップして、ともにトップで終われたので、内容もいい予選でした。決勝は、僕のスティントで後ろがやり合ってくれたので、ペースをコントロールしてゴールを目指すことができました。ただ、タイヤが厳しい中、タイヤをいたわりながら、後ろに追いつかれないように、スピードも求めた走りを続けました。チーム、ドライバーが完璧な仕事をした結果での優勝だったと思います。
Driver 中山雄一(Yuichi Nakayama)COMMENT
 練習や予選からクルマは調子が良くて、最後までドライバーもチームもミスなく、それに結果もついてきて、すごく良かったと思います。去年と比べてクルマが進化し、なおかつチームが成長しているのを実感していますから、すごくやりがいがあります。次のオートポリスでは去年は苦労しているんですが、今の感触ならきっといい戦いができると思います。できるだけ多くのポイントを獲って帰りたいですね。ただ勝てただけでなく、いいタイムも出せたので本当に良かった。次もやれると思います!
Driver 山下健太(Kenta Yamashita)COMMENT
 スタートは初めてで、うまくブロックできずに一台に抜かれてしまって、ちょっとカッコ悪かったですね。それはすぐ抜き返せたのですが、その後にIS350がすごい勢いで迫ってきて、2〜3周はブロックして抑え込むことができました。その後は離されないようにしていれば、チームメイトが逆転してくれるという雰囲気はあったので、他のクラスのクルマをうまく使ったりして、なんとか離されずに食らいついていきました。同じタイミングでピットに入れたのも、勝因のうちだと思っています。次のオートポリスもこの勢いで勝ちたいと思います。
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