予選日、日本レースプロモーション(JRP)による恒例のサタデーミーティング(定例会見)が行われ、今回初参戦するパトリシオ・オワード選手、解説を務める土屋武士氏がそれぞれの思いを語った。
- パトリシオ・オワード(#15TEAM MUGEN SF19)
-
ミナサン、コンニチハ。パトリシオ・オワードデス。ヨロシクオネガイシマス(日本語)。
スーパーフォーミュラ(SF)の第一印象は、非常に速いクルマだということです。ダウンフォースも効いているし、ドライバーとして早く慣れないと自信をもって走ることはできないと感じています。ここまでのプラクティスセッションは楽しんで走っていますし、レースも楽しみです。
今回の参戦のオファーは非常に突然でした。オーストリアでF2に出場しているときに「次は日本に行ってほしい」と言われ「はい、わかりました」という感じでした。一度日本には行ってみたいと思っていましたし、このようなチャンスを貰えることはすごく光栄なことです。F1などの上のカテゴリーに備えるためには最適なシリーズだと思います。どのドライバーも最終的にはF1を目指していると思いますし、僕もその過程の中にいます。ここで結果を残さないと次はないと思っていますので、今はそのことを最も重要視しています。
SFは、F1に行くために最適なカテゴリーだと思っています。クルマもF1に近いですし、競争力ということも含め、F1に備えるためにこれ以上のカテゴリーはないと感じています。
インディカーシリーズではカーリンレーシングがサポートしてくれていますが、僕がF1に乗りたいということは理解してくれていますので、今回のレッドブルからの話も非常に喜んでくれました。インディカーシリーズへの参戦は確定したものではありませんので、SFに集中したいと思います。
ただ、まったく知らないクルマ、タイヤ、コースで、シーズン途中から参戦するのはかなり大変です。他のドライバーはすでに多くの経験を積んでいますので、僕は少しでもそれに追いつかなければなりません。まだまだやることがたくさんあります。
- 土屋武士氏(TV解説者)
-
SFは昔から見続けていますが、日本一速い男を決める本当の戦いが見れるカテゴリーだと思っています。その解説として携われることを光栄に思っています。できるだけその魅力をたくさんの皆さんに伝えたいと思っています。
僕は長年レースを見て、携わっている時間も長いですので、かなりのエキスパートであると自負しています。また、メカニック、エンジニアもやっていますし、チームも持っていますので、色々な角度から、選手の心境なども含め、視聴者の皆さんが感情移入できるようにしたいと思います。
注目する選手は、アレックス・パロウ選手です。コースサイドで見ていると、今までに見たことのないセンスを持っていて、すごくインパクトある選手だと思っています。
もう一人は、山本尚貴選手です。今年の成熟度というか、ほんとに一皮剥けたというイメージを持っています。スポーツで心技体という言葉がありますが、非常にバランスのとれた選手として、SFをはじめとした全日本のトップカテゴリーのなかで、ここまで成熟したチャンピオンというのはなかなか印象にありません。
今後日本のレース界を引っ張っていく存在として、例えば、星野一義さん、本山哲さん、そして山本尚貴選手となっていくのかなぁという印象を持っています。この先、強い選手がたくさんいる中で、山本選手はどういう戦いをして、どういう振る舞いをするのかというのを、人として興味を持っています。
他にも面白い選手はたくさんいますが、山本選手に今年のルーキーをはじめとする勢いのある選手が、どうぶつかっていくのかは非常に面白いと思います。できればドライでその戦いを見たいと思います。
(解説者としては)あまり細かい事を言ってもというのはあるんですが、マニアックになりすぎないように、視聴者の皆さんが「あ、そうなんだ」と腑に落ちるようなポイントをついていきたいと思います。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI
TCRジャパンサタデーシリーズ第3戦の公式予選が7月13日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#21篠原拓朗(Audi RS 3 LMS)が今季2度目のポールポジションを獲得した。
公式予選は午前10時20分より20分間で行われた。途中コース上に障害物が落ちていたということで赤旗中断が一度あったものの、大きなクラッシュなどもなく順調にセッションは進行した。
前回のSUGOでポールポジションを獲得している篠原はここでも好調ぶりを見せ、最初のアタックでいきなり1'48.377を記録。午後の決勝をポールからスタートすることになった。
ジェントルマンクラストップは#33前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)。終了間際まで懸命のアタックを続けて1'48.434を記録。オーバーオールのポールまでわずか0.057秒差にまで迫り、見事フロントロースタートをものにした。
オーバーオールの3位は#52密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR)。ジェントルマンクラス2位には#23YOSHIKI(Audi RS 3 LMS)がつけた。
サタデーシリーズ第3戦決勝はこのあと午後4時10分より23分+1周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2019 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 21 | | | 篠原 拓朗 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 1'48.377 | - | - | 151.571 |
2 | 33 | G | 1 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 1'48.434 | 0.057 | 0.057 | 151.491 |
3 | 52 | | | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreenBrave | 1'48.744 | 0.367 | 0.310 | 151.059 |
4 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 1'49.037 | 0.660 | 0.293 | 150.653 |
5 | 5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | 1'49.276 | 0.899 | 0.239 | 150.324 |
6 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 1'49.607 | 1.230 | 0.331 | 149.870 |
7 | 23 | G | 2 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS N-SPEED | 1'49.752 | 1.375 | 0.145 | 149.672 |
8 | 19 | G | 3 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 1'49.854 | 1.477 | 0.102 | 149.533 |
9 | 72 | G | 4 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 1'49.863 | 1.486 | 0.009 | 149.521 |
10 | 24 | G | 5 | KENJI | Audi RS 3 LMS N-SPEED | 1'49.925 | 1.548 | 0.062 | 149.436 |
11 | 62 | G | 6 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR TEAM G/MOTION' | 1'50.186 | 1.809 | 0.261 | 149.082 |
12 | 22 | G | 7 | ポール・イップ | Honda CIVIC TCR KCMG | 1'50.793 | 2.416 | 0.607 | 148.266 |
13 | 55 | G | 8 | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | 1'51.230 | 2.853 | 0.437 | 147.683 |
14 | 10 | G | 9 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 1'51.301 | 2.924 | 0.071 | 147.589 |
15 | 101 | G | 10 | 中原 英貴 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 1'51.600 | 3.223 | 0.299 | 147.194 |
16 | 190 | G | 11 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 1'52.319 | 3.942 | 0.719 | 146.251 |
17 | 7 | G | 12 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 1'52.837 | 4.460 | 0.518 | 145.580 |
全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦のフリー走行が7月13日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#37ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)が従来のコースレコードを上回る1'22.569を記録してトップタイム。ダニエル・ティクトゥムに代わって今回から参戦の#15パトリシオ・オワード(TEAM MUGEN SF19)は1'23.057を記録し、ホンダ勢最速の8位につけた。
フリー走行は午前9時5分より60分間で行われた。当初雨が心配されたものの、終始ドライコンディションでの走行となった。途中スープラコーナー立ち上がりで#4国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)がスピンしたことにより赤旗中断があったものの、それ以外は大きなアクシデントもなく順調に進行した。
開幕戦を制したキャシディは今回も好調で、序盤から1'22.868を記録してトップに立つ。終盤に入って#3山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19)が1'22.730を記録してトップに立ったが、キャシディはその直後に1'22.569を叩き出し、再びトップの座を奪い返した。
このタイムはアンドレ・ロッテラーが2014年の第2戦で記録した1'22.572のコースレコードを上回るもの。公式予選での大幅なタイム更新が大いに期待できそうだ。2位には#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)が割って入り、山下は3位でフリー走行を終えた。
また、開幕から15号車をドライブしていたダニエル・ティクトゥムが突如レッドブルのスカラシップから外されたことに伴い、今回から参戦することが決まったオワードは昨年のインディライツチャンピオン。今シーズンはインディカーシリーズに参戦しながら、先日のFIA-F2オーストリア大会にも参戦したレッドブル期待の若手。前日の専有走行では最下位に終わったものの、このセッションでは一時3位に食い込む速さを見せ、ホンダ勢最速の8位につけた。
第4戦の公式予選はこのあと午後2時45分よりノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | R1'22.569 | - | - | 198.946 |
2 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'22.691 | 0.122 | 0.122 | 198.653 |
3 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'22.730 | 0.161 | 0.039 | 198.559 |
4 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'22.801 | 0.232 | 0.071 | 198.389 |
5 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'22.932 | 0.363 | 0.131 | 198.076 |
6 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'22.948 | 0.379 | 0.016 | 198.037 |
7 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'22.959 | 0.390 | 0.011 | 198.011 |
8 | 15 | パトリシオ・オワード | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.057 | 0.488 | 0.098 | 197.777 |
9 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'23.079 | 0.510 | 0.022 | 197.725 |
10 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.219 | 0.650 | 0.140 | 197.392 |
11 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.267 | 0.698 | 0.048 | 197.279 |
12 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.283 | 0.714 | 0.016 | 197.241 |
13 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'23.289 | 0.720 | 0.006 | 197.227 |
14 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.301 | 0.732 | 0.012 | 197.198 |
15 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'23.390 | 0.821 | 0.089 | 196.988 |
16 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.557 | 0.988 | 0.167 | 196.594 |
17 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.624 | 1.055 | 0.067 | 196.436 |
18 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'23.702 | 1.133 | 0.078 | 196.253 |
19 | 7 | アーテム・マルケロフ | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'23.891 | 1.322 | 0.189 | 195.811 |
20 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'24.085 | 1.516 | 0.194 | 195.359 |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'22.572)を非公式に上回りました。
全日本F3選手権第11戦、第12戦の公式予選が7月13日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が前回SUGO大会に続いて4戦連続のポールポジションを獲得した。
公式予選は午前8時25分より30分間で行われた。上空を厚い雲が覆い尽くしていたものの、雨が降ることはなく、終始ドライコンディションでの走行となった。
前日の専有走行では#11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)が午前中トップ。午後は#12大津弘樹(ThreeBond F318)がトップタイムを記録していたが、この予選では最初のアタックから宮田が1'34.409、1'34.181、1'34.024と順調にタイムを縮めて序盤からトップに立った。
フェネストラズは2セット目のタイヤを投入した直後に1'33.850を記録して一時トップに立ったものの、宮田はすぐに1'33.540を叩き出してトップを奪い返し、チェッカー提示直後には1'33.504までタイムを縮めてベスト、セカンドベスト共にトップとなり、第11戦、第12戦ともにポールポジションからスタートすることになった。2位はフェネストラズ、3位には#37小高一斗(カローラ中京Kuo TOM'S F317)がつけた。
なお、今回は久保田克昭、山口大陸の両名が欠場しているため、マスタークラスは#30DRAGON(TEAM DRAGON F3)のみが出走している。
第11戦決勝はこのあと午後1時45分より15周で、第12戦決勝は明日午後4時5分より21周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 12 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 36 | | 宮田 莉朋 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.548 | - | - | 175.598 |
2 | 11 | | サッシャ・フェネストラズ | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 1'34.076 | 0.528 | 0.528 | 174.612 |
3 | 12 | | 大津 弘樹 | ThreeBond F318 Dallara F318 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 1'34.278 | 0.730 | 0.202 | 174.238 |
4 | 37 | | 小高 一斗 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'34.297 | 0.749 | 0.019 | 174.203 |
5 | 65 | | エナム・アーメド | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F312 | Volkswagen Spiess A41 | 1'34.454 | 0.906 | 0.157 | 173.913 |
6 | 35 | | 河野 駿佑 | RS FINE K&N F318 Dallara F318 | Mercedes-Benz HWA 414 | 1'34.544 | 0.996 | 0.090 | 173.748 |
7 | 8 | | 片山 義章 | YTB by Carlin Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 1'34.680 | 1.132 | 0.136 | 173.498 |
8 | *2 | | 大湯 都史樹 | TODA FIGHTEX Dallara F319 | TODA TR-F301 | 1'34.721 | 1.173 | 0.041 | 173.423 |
9 | 51 | | アメヤ・ベイディアナサン | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 1'35.325 | 1.777 | 0.604 | 172.324 |
10 | 30 | M | DRAGON | TEAM DRAGON F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 1'35.672 | 2.124 | 0.347 | 171.699 |
11 | 13 | | 三浦 愛 | ThreeBond F314 Dallara F314 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 1'35.684 | 2.136 | 0.012 | 171.678 |
12 | 5 | | 石澤 浩紀 | Planex・スマカメF3 Dallara F315 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'36.542 | 2.994 | 0.858 | 170.152 |
---- 以上基準タイム(110% - 1'43.364)予選通過 ---- |
- CarNo.2は、統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ラップ削除のペナルティーを科した。
SUPER FORMULA Rd.4 -RIJ- (2019/07/13) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 11 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 36 | | 宮田 莉朋 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.507 | - | - | 175.675 |
2 | 11 | | サッシャ・フェネストラズ | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 1'33.850 | 0.343 | 0.343 | 175.032 |
3 | 37 | | 小高 一斗 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'33.994 | 0.487 | 0.144 | 174.764 |
4 | 12 | | 大津 弘樹 | ThreeBond F318 Dallara F318 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 1'34.061 | 0.554 | 0.067 | 174.640 |
5 | 65 | | エナム・アーメド | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F312 | Volkswagen Spiess A41 | 1'34.219 | 0.712 | 0.158 | 174.347 |
6 | 35 | | 河野 駿佑 | RS FINE K&N F318 Dallara F318 | Mercedes-Benz HWA 414 | 1'34.404 | 0.897 | 0.185 | 174.005 |
7 | 8 | | 片山 義章 | YTB by Carlin Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 1'34.481 | 0.974 | 0.077 | 173.864 |
8 | 2 | | 大湯 都史樹 | TODA FIGHTEX Dallara F319 | TODA TR-F301 | 1'34.586 | 1.079 | 0.105 | 173.671 |
9 | 51 | | アメヤ・ベイディアナサン | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 1'35.308 | 1.801 | 0.722 | 172.355 |
10 | 13 | | 三浦 愛 | ThreeBond F314 Dallara F314 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 1'35.422 | 1.915 | 0.114 | 172.149 |
11 | 30 | M | DRAGON | TEAM DRAGON F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 1'35.454 | 1.947 | 0.032 | 172.091 |
12 | 5 | | 石澤 浩紀 | Planex・スマカメF3 Dallara F315 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'36.389 | 2.882 | 0.935 | 170.422 |
---- 以上基準タイム(110% - 1'43.162)予選通過 ---- |
前戦鈴鹿ラウンドから5日のメンテナンス期間で、Arnage Racingはタイにマシンを送り出した。タイヤの熱ダレに泣かされた鈴鹿ラウンドから、チームはさらにタイヤのチョイスに熟考を重ね、これまでに使用したことのない硬さのタイヤでタイ大会に臨むことを決断した。
June 29th Qualifying Day 曇り/ドライ 気温33℃ 路面温度40℃ 入場者10,618人
予選日は、朝から強めに吹く風が比較的涼しく、タイらしからぬ過ごしやすいコンディションとなった。
チームは、午前中の公式練習を、未知数のハードタイヤの摩耗状態とグリップの確認に費やした。その結果、タイで通常起こる異常摩耗の現象が見られず、状態が非常に良いことを確認することができた。また、ガレージで実施したデフの調整が功を奏してか、セッティングは予想以上に当たっている。タイヤもマシンの安定感も今季一番で、チームは決勝に向けての手応えを十分感じることができた。ドライバー2人も十分にマシンのフィーリングを確かめることができ、特にチャーンインターナショナルサーキットが初めての山下選手は、十分な慣熟走行をすることができた。
午後からの予選は、15時よりスタート。
今年初めてQ1を担当する加納選手が、Q2目指して早々にコースに出てアタック開始。加納選手は5Lap目に1‘35.226をマークしたが、残念ながら一発の速さに欠け、並み居る強豪マシンに1秒及ばずQ2進出は叶わなかった。
ARNAGE AMG GT3は決勝を最後尾から追い上げることとなった。
June 30th Race Day 晴れ/ドライ 気温:33℃→34℃ / 路面温度:48℃→45℃ 入場者;20,282人
決勝の行われる日曜日も、雲の多い蒸し暑い天候だったが、雲は薄く、タイ名物スコール襲来の心配はなさそうだ。
タイラウンド では決勝前のウォームアップ走行の前に、サーキットサファリの時間が設けられ、コースの理解をさらに深めるため、山下選手がコースに出た。途中フロントのバイブレーションを訴えてピットに戻る場面もあったが、ブレーキパッドを交換して解決。その後のウォームアップの時間に、加納選手も最終確認をして、マシンはスターティンググリッドについた。
最後尾から追い上げる形となったArnage Racingの第一スティントを任された山下選手は、落ち着いた走りで少しずつペースを上げ、ポジションアップを図る。スティントの中盤以降には1分35秒台のタイムをコンスタントに刻み、31Lap目に、見かけ上の順位を8番手にまで上げて、加納選手と交代するためにピットに戻ってきた。
チームは左側のタイヤを前後交換し、素早い給油を済ませて、19番手でマシンをコースに戻した。
加納選手の担当する第2スティントがスタートして間も無く、35Lap目に500クラスのマシンの多重クラッシュが発生。セーフティーが導入され、全てのマシンのギャップがクリアになったが、このタイでも、セーフティーカーのタイミングはArnage Racingに有利には働かない。事実上トップのマシンはARNAGE AMG GT3のすぐ後方に迫っており、レース再開後間も無い40Lap目に加納選手をパス。周回遅れとなったArnage Racingには、またしても少し不利な展開となってしまった。
それでも加納選手はリスタートしてすぐに1‘35.189をマークするなど、非常に好調な走りを見せた。時刻は16時を回り少しずつ日が陰り始めたが、気温は下がる気配を見せない。しかし、チョイスされた硬めのタイヤのおかげで、加納選手の走りは衰えなかった。
ところが45Lap目、完走ポイント3に向けて順調な快走を続けていた加納選手にアクシデントが襲いかかる。通称「HONDA1コーナー」に差し掛かったところで、後方から近づいてきた300クラスのマシンが接触。ポジションこそ大きく落とさなかったものの、ARNAGE AMG GT3はコースサイドでストップしてしまった。
マシンは左側を大きく損傷し、1分近くストップしていたが、なんとかコースに復帰。走行を再開した加納選手は、何事もなかったかのように1分35秒台をマークしながら残りの15周をクリアして、無事に20位でチェッカーを受けることができた。しかし、接触により失った1分の代償は大きく、ほんの僅かの差で500クラストップのマシンにパスされてしまったため、完走ポイント3を取ることはできなかった。
ARNAGE RACING Team Release
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
株式会社ル・ボーセモータースポーツ(代表取締役・坪松唯夫)は、7月27日に行われる祇園祭ふるさと茂木夏祭りにおいて、スーパー耐久に参戦中のDENSO Le Beausset RC350のデモ走行を行うと発表した。中山雄一がドライブする。詳細は以下リリースにて。
ル・ボーセモータースポーツでは、茂木町内一のイベントとなる「祇園祭 ふるさと茂木 夏まつり」において、スーパー耐久車両のDENSO Le Beausset RC350を展示し、メイン会場の街中で栃木県初の公道における走行を行うこととなりました。
茂木町は、多くのモータースポーツファンが集っておりますが、今回は地域密着活動のひとつとして、モータースポーツの町 茂木を更に盛り上げるべく夏まつりに参加し、レーシングカーを身近に感じていただくとともに、その迫力に触れていただければと考えております。茂木町の商工観光課をはじめとした町役場の皆様、茂木警察署、夏まつり実行委員会の皆様の多大なるご協力のもと、また何よりもモータースポーツにご理解いただける町民の皆様のご協力があって実施できることとなりましたこと、本当に嬉しく思います。
多くの皆様にお越しいただき、茂木ならではの夏祭りを楽しんでいただければと思います。
祇園祭 ふるさと茂木 夏まつり
DENSO Le Beausset RC350 Showrun Motegi
日付 | 2019年7月27日(土) |
展示 | 14:00~21:00 |
デモ走行 | 17:00~17:15 |
ドライバー | 中山雄一 2015~2017年 スーパー耐久 ル・ボーセモータースポーツより参戦 2019年 スーパーGT参戦(GT-500) ニュルブルクリンク24時間参戦(TOYOTA GAZOO Racing) |
Le Beausset Motorsports
ル・ボーセモータースポーツが参戦するカテゴリーのうちのひとつ、スーパーFJもてぎシリーズの第3戦が7月6(土)にツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催された。
前戦から2ヶ月半のインターバルを経て開催された今大会、岩澤は開幕からの3連勝を狙い、そのライバルともいえる伊東は初勝利を、岸本は表彰台を目指して挑んだ。
予選 7月6日(土)天候/曇り コース状況/ドライ
レースウィークを通して涼しい気候となった第3戦。梅雨時期ながら雨は降らず、金曜日のトレーニングでは2本の走行ともにドライコンディションで、前戦の4月に対して路面温度も高い状況のため、それに合わせたセッティングを進めながら練習を重ねた。予選が行われる土曜日も雨粒が落ちることはなく、9時30分から20分間の計測が開始された。
岸本は、計測時間が半分を過ぎた5周目にまず2分7秒500に入れると後半へ向けてペースを上げていく。8周目には7秒074で4番手に上がると、残り2分半で続けてもうワンアタック。セクター1、セクター3を自己ベストで繋ぐと、6秒730でベスト更新、自己最高位の3番手を獲得した。
伊東は序盤、周りとの間隔を合わせながらじっくりタイヤに熱を入れていき、6周目に6秒090を記録し2番手。狙いを定めていた後半へ向けペースを上げていくと、9周目にセクター1~3まで自己ベストでクリアしていく。そのまま最終コーナーまでミスなく立ち上がっていくと5秒688で逆転し、開幕戦以来の二度目のポールポジションを獲得した。
岩澤は、3周目には6秒台に入れ早々にタイムを刻んでいく。すると5周目には5秒890で唯一5秒台を出し、続く6周目には5秒831でさらに更新してトップをキープしていくが、終盤の伊東のアタックによりわずかに及ばず2番手となった。
その結果、ル・ボーセが予選1-2-3を獲得し、決勝での表彰台独占が期待された。
決勝 7月6日(土)天候/曇り コース状況/ドライ
午後に行われた決勝では、2番手の岩澤がスタートを決めて伊東を攻略すると、一方の伊東はそのまま岩澤に食らい付いていく。3番手スタートの岸本もポジションキープで3コーナーに入っていくが、ブレーキング勝負で6番手に。
岩澤にピタリとついていた伊東は、2周目の1コーナーで逆転しトップに躍り出ると差を築こうとプッシュしていく。岸本も同じく1コーナーでインから5番手に上がるが、相手もしぶとく一進一退の展開。
レース折り返し地点の5周目、岩澤は2番手で伊東を追いかける展開が続いていたが、S字コーナーでフロントサスペンションが破損。そのままコースアウトを喫し、リタイアとなってしまう。それにより岸本は5番手となり、終盤へ向けてスパートをかけていく。
トップを守っていた伊東は、安定して6秒台のペースで周回していき、1周あたり約2秒のペースで後続を引き離すと、最終ラップには各セクターをまとめ上げ6秒436でファステストラップを記録。後続と12秒差でポールトゥウィン、自身初勝利を飾った。
岸本は追い上げ叶わず5位でチェッカー、しかし2戦連続で入賞を果たし今回もポイントを獲得した。
次戦もインターバルを経て10月の開催となる。更に強くなって残り2戦を戦うことが期待される。
- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
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予選で上位を独占出来たことは頼もしい限りだ。決勝はそれぞれの持ち味が出るようアドバイスしたが岸本は1周目に遅れてしまったことで、予選での速さを生かし切れなかった。トップは伊東と岩澤の争いになるだろうと予想していたが岩澤にトラブルが出てしまい早い時点で勝負が決まってしまった。伊東はスタートこそ2番手にダウンしたが、持ち前のスピードで後続を12秒引き離し格の違いを見せつけた。
- Driver 岸本尚将(Naomasa Kishimoto)COMMENT
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今回のレースウィークを通して、色々とセッティングも変えながら上り調子で来ていて、予選でもいいペースで走れるようになり、課題であったリアのコントロールもできるようになりました。しかし、決勝の序盤で抜かれてしまうことが多く、冷えているときのコントロールが甘いというのが反省点です。ペースは悪くないところまで来たので、まだ温まっていない時の走り方を練習していきたいと思います。
- Driver 伊東黎明(Reimei Ito)COMMENT
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予選は、ラスト2~3周でアタックしようと思っていたので、それに向けて位置取りやタイヤへの熱も上手く入れることができて、ポールを取ることができました。決勝はスタートで出遅れてしまいましたが、すぐに追いついて仕掛けることができて、その後はペースを乱さず走れましたし、最後のファステストも狙っていたので、ほとんどミスなく走れて良かったです。勝てて嬉しいですが、余韻に浸らず、強い気持ちで次戦以降も臨みたいと思います。
- Driver 岩澤優吾(Yugo Iwasawa)COMMENT
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今回の予選では、自分のドライビングのピークを持ってくるのが早すぎて、後半のクルマがいい状態の時にタイムを出すことが出来ませんでした。レースはスタートもまずまず決まってトップになれたのですが、2周目からペースが上がらず何とかついていく状態で、ポイントが欲しかったのでできるところまで走ろうと周回していましたが、5周目でリタイアとなってしまいました。これも運なので、インターバルはトレーニングなど続けながら、絶対誰にも負けないように運も引きつけられるようにしたいです。
Le Besusset Motorsports