ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.3 SENDAI Hiland GTC
GTインサイド・レポート No. 14 1995/ 6/ 25 FMOTOR4版
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64.GTC仙台ハイランド レースレポート
E.コマスのスープラと長谷見昌弘のスカイラインが好スタートでポールポジショ
ンからスタートした田嶋栄一のポルシェをかわしてトップに出る。トップを走るコ
マスを仙台マイスターの長谷見は果敢に攻めるが、15周目に長谷見昌弘のスカイラ
インのデフが壊れて後退し、代わってA.リードのポルシェがコマスを追う。その後
ろではスタートで遅れた田嶋栄一のポルシェと星野一義のスカイラインが激しい3、
4位争いを展開するが、ピットストップの際に田嶋の燃料パイプから燃料が出ない
というトラブルのため、田嶋栄一も後退してしまう。その後ろでは、ルマンから凱
旋した関谷正徳の操るスープラと土屋圭市のポルシェが5ー6位争いを行う。GT
2クラスでは、竹内浩典のRX7に対抗出来る唯一の存在であった牧口エンジニア
リングのDTM仕様M3がフロントホイールが外れて1コーナーでストップしてし
まったため、雨宮RX7が独走する。
スタートから約1時間後のピットストップを境としてレースに変化が見えはじめ
た。関谷正徳からM.クルムに交代したトムス スープラが3番手に上がり、さらに
A.リードから近藤真彦に交代したタイサン ポルシェまで抜いて2位に進出する。
この時点でトップのコマスのセルモ スープラとクルムのトムス スープラの差は約
12秒あったが、クルムは1分49秒台という予選タイムにも匹敵する速さで猛追する。
55周目には2台はテール トウ ノーズとなる。ドラマは58周目に訪れる。山の上の
スプーンコーナーで周回遅れを避けようとしたコマスがスピン。これにクルムのマ
シンが接触してしまって、2台共コースアウトしてしまった。クルムはすぐにコー
スに復帰したが、コマスはグラベルから脱出することが出来なかった。これで関谷
正徳とM.クルムの#36 トヨタ カストロール スープラの優勝が決まった。スープ
ラにとっては嬉しい初優勝である。
65.#7 RE雨宮SuperG RX7
「よかったです、勝てて。完璧でした」(雨宮代表)
「2戦目で勝ててよかったです。後半は後ろと離れているのがわかったので、抑え
ていきました。木下さんが1コーナーで止まったのは見えていました。ピットイン
ではタイヤ交換なしでいったのですが、後ろと離れていましたから、交換してもよ
かったかもしれないですね。BMWはコーナーの立ち上がりからストレートでは速
いのですが、コーナーで勝っていました。シリーズチャンピオンもねらえそうです
が、外国屋さんが2位に入っちゃいましたからねェ・・・」(竹内浩典)
「クルマのバランスとチームワークで優勝できました。次もがんばります」(松本
晴彦)
66.#36トヨタ カストロール スープラ
「どうもありがとう。今日はまったくなにもしていません。クルムにすごいドライ
ビングをしていただきました。今日は彼だけのレースです。ボクはただツキを持っ
てきただけです。ここは非常にパッシングがむずかしいサーキットで、ちょっと問
題もあったかもしれませんが、運・不運ということもありますから・・・。早めのピッ
トインは予定通りです。ピットが混み合うのがイヤだったのもその理由のひとつで
す」(関谷正徳)
「たいへん疲れました。というのはドリンクもクールスーツも働かなくなってしまっ
たからです。次は関谷さんにビッグパートを担当してもらいたいです。クルマはまっ
たく問題ありませんでした。ピットを出るときエンジンストールさせてしまったのは
ボクのミスです。影山選手を抜くのには10ラップくらいかかりましたが、とくに問題
はありませんでした。コマス選手はコーナーで遅く、しかもインを閉めてくるのでな
かなか抜くことができませんでした。終盤、スプーン手前の左コーナーでインが開い
たので、そこへ入ったらまた閉めてきて、ボクのフロントが彼のクルマに当たってし
まいました。これで終わりかと思いましたが、幸運にも再スタートできました。コマ
スにはすまないとは思いますが、フィフティ・フィフティでしょう」(ミハエル・
クルム)
67.#10 Johnson SKYLINE:飯田章
「エンジンも遅いけど、クルマが不安定で踏んで行けなかった。最初は久々に乗っ
て調子良かったんだけど、詰まり始めたらどんどんペース落ちちゃって。ブレーキ
のタッチも落ちて行ったので、後半心配だったから抑えて行った。6位に入ったの
は利男さんのお陰です」
68.#3 ユニシアジェックス・スカイライン:長谷見昌弘
「デフロックがいかれちゃった。パワーがまったく伝わらなくなってしまって。
真っ直ぐたど良いんだけど。クラス10位にでもなれば良いと思って頑張って走り続
けたんだけど、ダメだった」
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GTインサイド・レポート No. 15 1995/ 6/ 25 FMOTOR4版
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69.#1 カルソニック・スカイライン
星野一義:「結果2位だけど、もうちょっと走り込まないとマズイね、このまま
じゃ。シャシーの方もエンジンの方も。パワーも出てないしね。この後も参加?
もうノーサンキュー。影山はもう大丈夫だよ。今回はあくまでも影山のバックアッ
プさ」
影山正彦:「レースとしては苦しい戦いになったんだけど、今日は楽しかった。
もっとみんなで頑張って優勝出来るように、全体的なスカイラインのレベルを上げ
るようにします。リヤのコーナリングのレベルもそうですけど、まだ熟成すべきポ
イントが残っていますから。個人的には久しぶりに星野さんと表賞台に立て嬉し
かったです」
70.#38 トヨタ・スープラ:エリック・コマス
「トヨタのドライバーが1位と2位なのに、何もクルマを壊すようなリスクを冒す
ことはない。ビデオ? カメラの位置が後ろで良くなかったからちゃんと撮影され
ていないんだよ。コーナーの進入で、彼がボクをほとんど抜いたような印象を与え
るんだ。ウーン...。同じチームであんなことする必要ないんだよ。アピールはしな
い。ニッサンを勝たせるだけのことだから」
71.TRD鳩谷和春エンジニア
スープラGTの生みの親であるTRDの鳩谷和春エンジニアは「やっと勝てまし
た。スープラは大きいようでもホイールベースが2500mmしかなくてトラクションの
面では苦しいクルマです。いくらエンジンを小型/軽量の3SGに載せ換えたから
といっても、FRであることには変わりありません。このトラクションを得ること
がスープラGT開発の最大の課題でした。しかし、トラクションを強くしていくと
マシンがアンダーステアになっていきます。この対策が難しいんです。特にこの仙
台ハイランドはアンダーステアのマシンだと苦しいですから。パワーステアリング
を装備したのはこんな理由もあるんです。ポルシェは燃費もレスポンスも良いです
から、ここらへんがこれからの課題です。搭載する燃料の量を減らしてマシンを軽
くしたり、ピットストップの時間の短縮のためにも燃費は良くしなければいけませ
ん。来年は噂通り2リットルの3SGのツインターボとなりますが、燃費とレスポ
ンスという意味もあります。でも問題は国内ではなくてルマンですよね。今年のよ
うなレースとなってしまったら、参加出来るのは限られてしまいます。いくら参加
してイベントを盛り上げることが大切とはいっても、グループCカーの屋根を外し
て参加するようなことは、一時的には良いかもしれませんが、長期的に見た場合決
して良いこととは言えません。今年のルマンだってマクラーレンやポルシェ、ニッ
サン、スープラを見るためにお客さんは集まったんだと思います。難しいですね」
72.#30 綜合警備PORSCHE
「ピットインで時間がかかったのはガソリンが出なかったんです。1分以上もロス
してしまいました。田嶋は2番手のラップタイムが出ていましたし、上位はあまり
差が開いていなかったから、あれがなければ勝ち負けになったんですけどねェ」
(坂田監督)
「スタートで遅れて、後ろには星野さんが早く行けってせっていてくるし、スカイ
ラインはクロスしているシーケンシャルだから、僕がHパターンを一生懸命操作し
ていると追突されそうになっちゃうんです。何度かは当たっているくらいですよ。
最後にタイムが落ちてきたのは、前も後ろも競争相手があまりにも離れているので
緊張感がなくなっちゃったんです。馬の鼻先に人参をぶら下げると速く走るでしょ
(笑)」(田嶋栄一)
73.#70石橋義三
「できすぎです。ここはストップ・アンド・ゴーの連続でクルマ的に不利だし、60kg
もウェイトハンデ積んでましたからね。シリーズチャンピオンですか? いやあ、
まだまだ。次から新しいクルマになりますが、それがデータどおりの性能が出るか
どうかですね。牧口さんのところも、新しいクルマの性能が上がってきたと思った
らリタイアしちゃったし、なにがあるかわかりませんからね」
74.ドライバーズポイント(第3戦終了時点)
GT1クラス GT2クラス
ドライバー ポイント ドライバー ポイント
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1 影山正彦 36 1 石橋義三 55
2 関谷正徳 32 1 星野薫 55
2 M.クルム 32 3 石森浩元 22
4 鈴木利男 31 3 松本晴彦 22
5 長谷見昌弘 25 3 竹内浩典 22
6 松田秀士 23 6 黒須俊文 20
6 山岸豪 20
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
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GTインサイド・レポート No. 12 1995/ 6/ 25 FMOTOR4版
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47.#1影山正彦
「うーん。本番は厳しいと思う。予選上位の方は底力あると思うから...。エンジ
ンは長谷見さんのところがスカイライン勢の中では抜きんでているようですね。た
だクルマ自体は仕上がって来ていると思う。あとはもう少しコーナリングのレベル
でリヤがフロントに比べて低いので、その辺もう少し上げたいというところですね。
トラクションもそうですけど。スタートはたぶん星野さんになると思います」
48.#3長谷見昌弘
「ウチのエンジンが抜きん出ているって? 誰がそんなこと言うの。おなじ場所で
やってんだよ。そんなわけないよ。リヤの沈み込みが大きいんでスプリングを強く
している。満タン状態でもマシンの挙動はわるくない。タイヤがその方がもつとい
うことで、タイヤとの兼ね合いでやっている。良い方向行くと思う。去年の再現?
今年は相手がいっぱいいるから大変だよ」
49.#38エリック・コマス
「ウォームアップは4位だったけど、満タンで出したタイムだから。満タンなら悪
くないよ。でもここはこのクルマでは富士より難しいね。ライン変更がちょっと鈍
くてパワーをかかかり方がかなり激しい。でもフロントをワイドトレッドにしてか
らドライで走ったのはこれがわずか2度目だからね。ポテンシャルはあるけどまだ
まったく新しい。進歩すると思うよ。レースは厳しい戦いになるよ。ニッサンは速
さはもうひとつだけど安定してタイムが出ているし。ポルシェもリヤ・エンジンで
トラクションがあるしね。高速コーナーがないから富士ほどこのマシンのアドバン
テージはない。キツイと思うよ」
50.#39 サード・スープラGT
クロスノフは「クルマのバランスは良いけど、グリップがない。どうしてだかわ
からない。昨日と同じだよ。ノーチャンス。選手権では良いところにいるので、ポ
イントは取りたい。今日は10位以内でフィニッシュ出来るとは思えないけど、ポイ
ントが取れるようにがんばるだけだよ」。
51.#88レインXタムラ ディアブロ
「始めと比べたら良くなっているよ。でも和田さんとタイムの差があるからね。パ
ワーはあるんだけどギアがあってないから、2速と3速しか使えないけど、それで
も合ってないところがありますから。それとステアリングレスポンスがここでは辛
いですね」(池沢さとし)
「反応がなくて切り増さねければならないことがあるんです。それにギアも合わせ
たからと言っても3秒も4秒も速くなる訳じゃないですし、ギアで1秒、ステアリ
ングで1秒は稼げます。シャシーが良くなってきているので場所によってはガンガ
ン行けるようになってます。レースはトップでも51秒台は無理だと思います。暑さ
が辛いレースとなると思います」(和田孝夫)
52.#26関根基司
「朝は2周しか走らなかったから、タイヤが保つかどうか、まだわからないよ。い
ずれにしても暑くなったらキツいことはキツいだろうね」
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GTインサイド・レポート No. 13 1995/ 6/ 25 FMOTOR4版
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53.有料入場者数
6月24日(土) 5,500人 6月25日(日)48,200人
54.スタート直前情報
気温:22゚C 路面温度:25゚C 湿度:83%
ダミーグリッド上で*71がエンジンストール。ピットスタートとなる
55.2時30分
*72 1コーナー進入で左フロントホイールが外れてコースアウトし、リタイア
56.2時55分
*18 キャブレーションにトラブル。ピットで修復作業を行うが25分後にリタイア
57.3時00分
#15 ピットインの際にオイルクーラーからのオイル漏れを発見。応急修理して
コースに戻すが、2コーナーでコースサイドでストップ
58.3時10分
*17 4コーナーのコースサイドでストップ
59.3時25分
#33 エンジンのフケが悪くなりピットイン。確認作業のみでコースに戻る
60.ベルディ川崎・都並敏史
プロサッカーのJリーグチーム・ベルディ川崎で活躍する都並敏史選手が#100
土屋圭市の応援に駆けつけていた。都並さん自身もクルマ好きで有名で、SUGO
などを走った経験もあるとのことだ。「土屋さんとはGTCの特集雑誌「GTX」
の対談で知り合いまして、応援に行く約束をしていたんです。いやぁ、バトルの連
続で燃えましたよ。序盤なんか『コラー、関谷っ! どけーっ!!』てなもんですよ。
最後は惜しかったですね。もうちょっとで表彰台だったのに。また、夏の富士には
絶対来ますよ。今度は土屋さんの表彰台が見れるといいな」
61.#100 土屋圭市
「関谷さんにぴったりくっついていったけど、これが目いっぱい。こんな走り方は
ずっと出来るもんじゃないよ。疲れた~」
62.#36 関谷正徳
「ルマンに続いて2週連続で勝てるなんて、こんな良いことばかりあるわけない。
絶対にお返しがある。」
63.#39 J.クロスノフ
「2速に入らなくなって、途中からは1速と3速でコーナーを回っていた。そのた
めコースアウトしそうになったことも何度もあった。最後にはエンジンもふけなく
なってしまった。ふう~」
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
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GTインサイド・レポート No. 10 1995/ 6/ 25 FMOTOR4版
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34.#30田嶋栄一
「フリー走行は満タン時のセッティングを確認して、ある程度納得できたので早め
に切り上げました。決勝の作戦ですか? 昨日、飲みに行っちゃったんで何にも考
えてませんよ。これから監督に相談して決めたいですね。ただ、今日は気温が高く
なりそうなんでタイヤが心配ですね。体力の方は、クールスーツとドリンクを準備
してますから大丈夫でしょう」
「関谷さんはずっと51秒台でしょう。これだったら付いて行けるかな? でもコー
スが昨日よりも滑るよね。行く人は行ってもらって後から付いて行きます。(笑)」
35.*7 RE雨宮SuperG RX7
「2人共良いドライバーです。パワーが無くても、その範囲の中でこのようなサー
キットなら行けると思います。3プラグのこのエンジンは立ち上がりのピックアッ
プでいいんです。ロータリーは低速トルクが無いですから、インジェクションを使
うことで下から上までトルクを稼ぐようにできます。バランスが良いですって?
今回はテストを十分にさせてもらいましたから(笑い) GTC富士に比べればずっ
と良くなっています。ノーミスならそこそこいけるはずです」と河野チーフエンジ
ニア。「フレッシュマンドライバーでも腕いいよね。 3プラグでインジェクショ
ン付きのロータリーはうちのオリジナルです。GTは自分達がやってるもののまま
で走れるのがいいね。ノーマルパーツだってうちのエンジンは1000km走っても大丈
夫ですから(笑)」と雨宮監督。
37.#5 柏原浩一
「つらいっす。はまってますよ。でも今気温が上がってきているから、このコース
だったら生き残りレースになるはずだよね。それを狙って今回は大事にポイントを
稼ぎます」
38.*70 石橋義三
「今回は厳しいレースになると思います。次の富士のレースからポルシェ993RSRク
ラブスポーツになります。マシンの製作はプローバで行います。今回は60kgもウエ
イトハンデがあるし、クラブスポーツに換えてハンデを0kgにして頑張ります」
39.#1カルソニックスカイライン
市川エンジニアは「タイヤが辛いってみんなが言ってますけど、タイヤそのもの
ではないと思います。内圧の問題でしょう。それに今からではスタートの時のタイ
ヤは変えられないですから。決勝レースでは50秒台の争いじゃないですか? 50秒
台後半かな、いけるでしょう」
40.*72 牧口規雄
「うちのマシンはタイヤ幅で辛いんです。レギュレーションだと300mmまで使えま
すけど、ボディが小さいので230までしか入らないんです。このDTM仕様のM3
はストロークが25mm位しかないので、本当はタイヤ幅で稼がなければならないんで
すけど。富士の時のような異常なステアリングの重さはナックルアームで対策しま
したから、もう問題ありません。もう少し時間がかかると思います」
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GTインサイド・レポート No. 11 1995/ 6/ 25 FMOTOR4版
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41.#33松田秀士
午前のフリー走行終了後、ヨコハマの担当者となにやら厳しい表情で話し込んで
いた。「いや、タイヤだけの問題ではないんですけどね。でもブリヂストンがあれ
だけいいタイヤを造ってきてますから、キツいことも言わないと・・・。レインよりは
ドライのほうがいいんですが、暑くなると今度は保ちが心配ですね」
42.#88レインXタムラディアブロ
フリー走行後、クルマを降りてきた和田孝夫はスタッフに「室内に熱がこもっち
ゃって抜けないよ」と訴えていた。クールスーツは用意されているが、背中に背
負ったV12エンジンの発する熱量はかなりのもの。しかもサイドウィンドウはかろ
うじて手を出せるていどしか開かないので風の抜けるところがない。チームでは、
午後の決勝に向けてサイドウィンドウにベンチレーション用の穴を追加する決断を
したようだ。
43.#72木下隆之
「午後は暑くなりそうですね。タイヤはハードだから保ちは大丈夫だと思うんです
が、ドライバーがつらいんじゃないかな。クールスーツが欲しいですね。一応持っ
てきてはいるようですが、使うかどうか・・・」
44.#15プローバポルシェターボ
昨日の予選2回目はターボのベアリングを破損し1周しかできなかった。朝の
セッションでもブースト圧が上げられず、他のポルシェより100psほども少ないパ
ワーで闘わなければならなかった。しかし金田代表は「午後は後ろから追い上げま
すよ。10位でスタートして10位で終わるよりは、後ろから追い上げて10位に上がる
ほうが次につながりますからね」と前向きの姿勢。ドライバーの古谷直広も「エン
ジンの方向性は見えてきたし、感じはつかめてきた」と、決してめげてはいない。
「雨のほうがパワーの差が出にくいから」と、天候が変わることに期待しているよ
うだ。
60.#11石森浩元
「朝、走らなかったのはトラブルではなく、大事をとったためです。次の富士でエ
ンジンを開ける予定なので、それまでできるだけ消耗させたくないんです。走らな
かったのはウチだけなんで、目立っちゃったみたいですね。ご心配をおかけしてす
みません。天候がこのままいけばレースは生き残り合戦になるでしょうからチャン
スはあると思います。暑さでバテてミスしないよう、シコシコがんばりますよ」
45.#10ジョンソンスカイライン
水野和敏監督は「これはテストカーだったんです。これでレースするのは初め
て。ルマン行っている間に改修して。エンジンがまわってない。立ち上がって来た
あとのストレートが全然伸びて行かない。参った。ギヤや足回りは問題ないんです
けど。は初めてだけど。ちょっとここのエンジン不調。今回はウチがエンジン(日
産3車で)一番ダメみたい。しょうがないね」。鈴木利男も「あっちこっちにうさ
ぎが居るよ。各コーナーに、踏み方次第で3匹でも4匹でも居ますよ。エンジンも
良くないね。ウーン。しょがないよ」とちょっとさえない表情だった。
46.#35アンソニー・リード
「マシンは昨日より良くなっている。フロント・スタビに問題があったんだけど、
昨夜のうちにその対策をして今朝はステアリングは良くなった。マッチのタイムも
上がってきて、1分52、53秒で回っている。僕がだいたい40ラップを受け持つこ
とになる。ポルシェの方がフェラーリより運転しやすいクルマだ。去年はフェラー
リF40で1分52秒台がベストだったけど、今はポルシェで既に1分48秒台が出てい
る。パワーもポルシェの方がある。フェラーリのリストリクターは小さいから。ラ
イバル? トヨタ、日産、それと別のポルシェだね。タジマがすごく速いね。良い
仕事をしているよ」
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
全日本GT選手権第3戦 -RIJ- (1995-06-25) Provisional Race-Results
For All Japan GT Championship Rd.3 仙台ハイランドレースウェイ:(4.0296km)
P No.Cl.Driver(s)----------------- Car----------- Lap GoalTime--- -km/h--
1 36 1 関谷 正徳/M.クルム (D) Toyota Supra GT 62 1:56'15.607 128.936
2 1 1 影山 正彦/星野 一義 Skyline GT-R 62 1:56'33.920 128.598
3 35 1 A.レイド (GB)/近藤 真彦 Ferrari F40 62 1:56'50.803 128.289
4 100 1 高橋 国光/土屋圭市 Porsche RSR T. 62 1:57'04.869 128.032
5 39 1 J.クロスノフ (USA) Toyota Supra GT 62 1:57'07.767 127.979
6 10 1 飯田 章/鈴木 利男 Skyline GT-R 62 1:57'30.472 127.567
7 30 1 田嶋 栄一 Porsche 993GT 62 1:58'07.520 126.900
8 33 1 松田 秀士/鈴木 恵一 Porsche GT2 61 - 1Lap
9 5 1 柏原 浩一 Porsche 61 - 1Lap
10 8 1 長坂 尚樹 Toyota Supra GT 61 - 1Lap
11 2 1 都平 健二/河合 博之 Skyline GT-R 61 - 1Lap
12 19 1 小林 且雄 Skyline GT-R 60 - 2Laps
13 88 1 和田 孝夫/池沢さとし Diabro 60 - 2Laps
14 3 1 長谷見昌弘 Skyline GT-R 59 - 3Laps
15 7 2 松本 晴彦/竹内 浩典 Mazda RX-7 59 - 3Laps
16 38 1 E.コマス (F) Toyota Supra GT 58 - 4Laps
17 70 2 石橋 義三/星野 薫 Skyline GT-R 58 - 4Laps
18 71 2 山岸 豪/黒須 俊文 BMW M3 57 - 5Laps
19 11 2 石森 浩元 Skyline GTS-R 56 - 6Laps
20 31 2 池谷 勝則/石原 将光 Porsche 964A 56 - 6Laps
21 26 2 関根 基司/武藤 文雄 BMW M3 55 - 7Laps
22 23 2 鈴木 隆司/杉田 直人 Porsche 964A 55 - 7Laps
23 54 2 袖山 誠一/中田 雅久 Porsche 964A 54 - 8Laps
----------------------------------- DNC ----------------------------------
15 1 古谷 直広 Porsche 964T 31 - 31Laps
18 2 福嶌 稔大/川崎 哲哉 Mazda RX-7 29 - 33Laps
17 2 野上 敏彦/輿水 敏明 Mazda RX-7 29 - 33Laps
72 2 牧口 規雄/木下 隆之 BMW M3 25 - 37Laps
**************************************************************************
情報提供:宮下 敦(PAF00313)/仙台
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本GT選手権第3戦 -RIJ- (1995-06-25) Warmup-Session
For All Japan GT Championship Rd.3 仙台ハイランドレースウェイ:(4.0296km)
P No.Cl.Driver(s)----------------- Car ---------- Best-LapT Behind -km/h-
1 36 1 関谷 正徳/M.クルム (D) Toyota Supra GT 1'49.451 132.539
2 30 1 田嶋 栄一 Porsche 993GT 1'49.768 0.317 132.157
3 1 1 影山 正彦/星野 一義 Skyline GT-R 1'49.837 0.386 132.074
4 38 1 E.コマス (F) Toyota Supra GT 1'50.007 0.556 131.869
5 35 1 A.レイド (GB)/近藤 真彦 Ferrari F40 1'50.324 0.873 131.491
6 3 1 長谷見昌弘 Skyline GT-R 1'50.414 0.963 131.383
7 8 1 長坂 尚樹 Toyota Supra GT 1'50.482 1.031 131.302
8 10 1 飯田 章/鈴木 利男 Skyline GT-R 1'50.586 1.135 131.179
9 100 1 高橋 国光/土屋圭市 Porsche RSR T. 1'50.979 1.528 130.714
10 33 1 松田 秀士/鈴木 恵一 Porsche GT2 1'51.071 1.620 130.606
11 39 1 J.クロスノフ (USA) Toyota Supra GT 1'51.493 2.042 130.112
12 5 1 柏原 浩一 Porsche 1'52.554 3.103 128.885
13 19 1 小林 且雄 Skyline GT-R 1'53.491 4.040 127.821
14 88 1 和田 孝夫/池沢さとし Diabro 1'54.444 4.993 126.757
15 2 1 都平 健二/河合 博之 Skyline GT-R 1'54.805 5.354 126.358
16 7 2 松本 晴彦/竹内 浩典 Mazda RX-7 1'56.280 6.829 124.755
17 15 1 古谷 直広 Porsche 964T 1'56.519 7.068 124.500
18 72 2 牧口 規雄/堀米 徹 BMW M3 1'56.719 7.268 124.286
19 18 2 福嶌 稔大/川崎 哲哉 Mazda RX-7 1'57.460 8.009 123.502
20 70 2 石橋 義三/星野 薫 Skyline GT-R 1'58.201 8.750 122.728
21 71 2 山岸 豪/黒須 俊文 BMW M3 1'59.554 10.103 121.339
22 26 2 関根 基司/武藤 文雄 BMW M3 2'00.440 10.989 120.446
23 31 2 池谷 勝則/石原 将光 Porsche 964A 2'00.820 11.369 120.068
24 54 2 袖山 誠一/中田 雅久 Porsche 964A 2'04.752 15.301 116.283
25 23 2 鈴木 隆司/杉田 直人 Porsche 964A 2'05.715 16.264 115.392
26 17 2 野上 敏彦/輿水 敏明 Mazda RX-7 2'13.715 24.264 108.489
27 11 2 石森 浩元 Skyline GTS-R --------
****************************************************************************
情報提供:宮下 敦(PAF00313)/仙台
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本GT選手権第3戦 -RIJ- (1995-06-24) Qualify-Session
For All Japan GT Championship Rd.3 仙台ハイランドレースウェイ:(4.0296km)
P No.Cl.Driver(s)----------------- Car ---------- Best-LapT Behind -km/h-
1 30 1 田嶋 栄一 Porsche 993GT 1'47.990 134.332
2 38 1 E.コマス (F) Toyota Supra GT 1'48.105 0.115 134.190
3 3 1 長谷見昌弘 Skyline GT-R 1'48.226 0.236 134.040
4 1 1 影山 正彦/星野 一義 Skyline GT-R 1'48.259 0.269 133.999
5 36 1 関谷 正徳/M.クルム (D) Toyota Supra GT 1'48.355 0.365 133.880
6 35 1 A.レイド (GB)/近藤 真彦 Ferrari F40 1'48.810 0.820 133.320
7 10 1 飯田 章/鈴木 利男 Skyline GT-R 1'48.912 0.922 133.195
8 100 1 高橋 国光/土屋圭市 Porsche RSR T. 1'49.347 1.357 132.665
9 8 1 長坂 尚樹 Toyota Supra GT 1'49.767 1.777 132.158
10 33 1 松田 秀士/鈴木 恵一 Porsche GT2 1'49.777 1.787 132.146
11 39 1 J.クロスノフ (USA) Toyota Supra GT 1'50.652 2.662 131.101
12 88 1 和田 孝夫/池沢さとし Diabro 1'52.040 4.050 129.477
13 19 1 小林 且雄 Skyline GT-R 1'52.145 4.155 129.355
14 5 1 柏原 浩一 Porsche 1'52.195 4.205 129.298
15 2 1 都平 健二/河合 博之 Skyline GT-R 1'53.748 5.758 127.532
16 72 2 牧口 規雄/堀米 徹 BMW M3 1'55.396 7.406 125.711
17 7 2 松本 晴彦/竹内 浩典 Mazda RX-7 1'55.784 7.794 125.290
18 18 2 福嶌 稔大/川崎 哲哉 Mazda RX-7 1'56.990 9.000 123.998
19 70 2 石橋 義三/星野 薫 Skyline GT-R 1'57.476 9.486 123.485
20 71 2 山岸 豪/黒須 俊文 BMW M3 1'57.817 9.827 123.128
21 26 2 関根 基司/武藤 文雄 BMW M3 1'58.937 10.947 121.968
22 11 2 石森 浩元 Skyline GTS-R 2'00.049 12.059 120.839
23 15 1 古谷 直広 Porsche 964T 2'01.312 13.322 119.581
24 54 2 袖山 誠一/中田 雅久 Porsche 964A 2'01.368 13.378 119.525
25 31 2 池谷 勝則/石原 将光 Porsche 964A 2'01.792 13.802 119.109
26 23 2 鈴木 隆司/杉田 直人 Porsche 964A 2'02.393 14.403 118.524
27 17 2 野上 敏彦/輿水 敏明 Mazda RX-7 2'02.461 14.471 118.459
****************************************************************************
情報提供:宮下 敦(PAF00313)/仙台
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本GT選手権第3戦 -RIJ- (1995-06-24) Qualify-Session
For All Japan GT Championship Rd.3 仙台ハイランドレースウェイ:(4.0296km)
P No.Cl Driver-------------------- Car ---------- Best-LapT Behind -km/h-
1 30 1 田嶋 栄一(J) Porsche 993GT 1'47.999 134.321
2 38 1 E.コマス (F) Toyota Supra G 1'48.105 0.106 134.190
3 3 1 長谷見昌弘(J) Skyline GT-R 1'48.226 0.227 134.040
4 1 1 影山正彦(J)/星野一義(J) Skyline GT-R 1'48.259 0.260 133.999
5 36 1 関谷正徳(J)/M.クルム(D) Toyota Supra G 1'48.355 0.356 133.880
6 35 1 A.レイド(GB)/近藤真彦(J) Ferrari F40 1'48.810 0.811 133.320
7 10 1 飯田 章(J)/鈴木利男(J) Skyline GT-R 1'48.912 0.913 133.195
8 100 1 高橋国光(J)/土屋圭市(J) Porsche RSR T. 1'49.347 1.348 132.665
9 8 1 長坂 尚樹(J) Toyota Supra G 1'49.767 1.768 132.158
10 33 1 松田秀士(J)/飯田 薫(J) Porsche GT2 1'49.777 1.778 132.146
11 39 1 J.クロスノフ(USA) Toyota Supra G 1'50.652 2.653 131.101
12 88 1 和田孝夫(J)/池沢さとし(J) Diabro 1'52.040 4.041 129.477
13 19 1 小林 且雄(J) Skyline GT-R 1'52.145 4.146 129.355
14 5 1 柏原浩一(J)/羽根幸浩(J) Porsche 1'52.195 4.196 129.298
15 2 1 都平健二(J)/河合博之(J) Skyline GT-R 1'53.748 5.749 127.532
・
・
****************************************************************************
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.3 SENDAI Hiland GTC
GTインサイド・レポート No. 7 1995/ 6/ 24 FMOTOR4版
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19.#2ZEXELワイズ・スカイライン
4WDの方が有利?と言う問いに河合博之は「ウーン。土砂降りで有利かどうか
というところじゃないですか。まだギヤも合っていないし、エンジン、足回り、ギ
ヤのバランスがまだ見出していない状態で....」。「次回の富士からR33に変える
予定です」と都平健二。
20.GT第1回目公式予選結果(暫定)
ドライバー マシン タイム
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1 長谷見昌弘 #3 ユニシアジェックススカイライン 1'56.541
2 E.コマス #38 トヨタスープラ 1'56.794
3 関谷正徳/M.クルム #36 トヨタ カストロール スープラ 1'57.042
4 田嶋栄一 #30 綜合警備PORSCHE 1'57.202
5 影山正彦/星野一義 #1 カルソニックスカイライン 1'57.773
6 A.リード/近藤真彦 #35 タイサン スターカードGT-2 1'57.919
GT2
16 竹内浩典/松本晴彦 *7 RE SuperG RX7 2'03.956
21.GT第2回目予選結果(暫定)
ドライバー マシン タイム
--------------------------------------------------------------------------
1 田嶋栄一 #30 綜合警備PORSCHE 1'47.999
2 E.コマス #38 トヨタスープラ 1'48.105
3 長谷見昌弘 #3 ユニシアジェックススカイライン 1'48.226
4 影山正彦/星野一義 #1 カルソニックスカイライン 1'48.259
5 関谷正徳/M.クルム #36 トヨタ カストロール スープラ 1'48.355
6 A.リード/近藤真彦 #35 タイサン スターカードGT-2 1'48.810
GT2
16 牧口則雄/木下隆之 *72 WAKO'S BMW M3 1'55.396
22.*72 WAKO'S BMW M3
宿敵RX-7勢を出し抜いてGT2クラストップの予選タイムをマークした*72
WAKO'S M3。今回牧口規雄のパートナーをつとめる木下隆之は、このマシンに乗る
のは今回がはじめて。
「いやあ、乗ってて楽しいですよ。チームがクルマをよく造ってくれたから、乗り
やすいし。足が勝負のここでトップをとれたのは大きいですね。ストレートではRX7
が速いけど、コーナーで追い回しますよ」と決勝にも自信をのぞかせていた。一方
の牧口は、「問題だったハンドルの重さもだいぶ軽くなったし、もうひとりのドラ
イバーが速いからね」と明るい表情を見せていた。
23.*7松本晴彦
「最後はアチコチで黄旗が出ていてタイムアタックにいけなかった。ドライのセッ
ティングも出ているし、決勝ではいけると思う。明日はドライでも雨でも、自分と
してはどちらでもよい」
24.#1カルソニック スカイライン
星野一義は、今シーズン、GT選手権ではここが初登場となる。午前、午後とも影
山正彦より多くの周回数をこなすなど意欲的なところを見せていた。「いやあ、自
分は一歩後に引いてようと思ったんだけど、性分として黙っていられないんだよ。
ルマンではドライバー以外の部分で気を遣うことが多くて疲れたよ。ボクにはプレ
イングマネージャーは向いてないね。・・・ドライで走ったのは午後がはじめて。最
初ニュータイヤで58秒7まで出たから、ウラのほうで一度チャレンジしてみたら行
き過ぎちゃった。クルマは、できればもうちょっとパワーがほしいよね。パワース
ライドさせようと思っても、途中で止まっちゃうんだ。でもレギュレーションだか
らしかたがないよね」。決勝については、「雨でも、高速コースではなくコースア
ウトとしても止まるから、恐くはないけど、やっぱり晴れたほうがいいよね。ボク
は雨が得意というわけじゃないからね」。これをかたわらで聞いていた影山は、
「明日は星野さんにがんばって後ろを引き離してもらって、ボクは最後だけちょ
こっと乗って勝ちますよ。それでもポイントは同じですからね(笑)」と、「星野
走り」におおいに期待してるようすだった。
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'95全日本GT選手権 Rd.3 SENDAI Hiland GTC
GTインサイド・レポート No. 8 1995/ 6/ 24 FMOTOR4版
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25.#100 土屋圭市
「コーナーは速いんだ。ブレーキングとコーナーで追い付いても加速で離されるん
だ。俺のポルシェは5速ミッションでギアレシオも無いタイプだから、2速だと吹
けきっちゃうし3速だと加速していかないし、2.5速があればバッチリなんだけど
ね。でもエンジンも993のツインターボと違ってシングルだからレスポンスが悪く
て、ミッションよりもパワーのあるレスポンスの良いエンジンが欲しいね。993の
エンジンを詰めれば、俺のポルシェの方が速いと思うよ。ショック」
26.#30監督 坂田智和
「ね、ね、ね、ねしかないよね。せっかく造ったリアウイングがだめだっていうん
で、午後外したんです。でもこれが原因で速い訳ではないですよ。田嶋は今何やっ
ても速いし、仙台に入ってから田嶋は調子よかったから。あとはルマンGT2仕様
の細いタイヤのタレですね」
27.#3長谷見昌弘(GT1クラス予選2位)
「黄旗が多すぎたね。アタックラップに入っていた時、山の上で黄旗2本出てい
た。行けないよね。その後でまたアタックしようと思ったらまた黄旗だもんね。リ
ズムがずれてしまった。ただクルマの方はだいぶ良くなって来た。ドライは初め
てだけど。少しアンダーが出ているけど、良い方向に向かっている。悪くないとこ
ろまで来ているよ。昨年勝ったって? いやー、相手も違うし、クルマも違ってい
るから..... 」
28.#38 エリック・コマス(GT1クラス予選2位)
「クルマをモディファイしているんだけど(フロントのトレッドを拡大)、雨にた
たられてテスト不足でセッティングが出来ていないんだ。本来安定性は向上するは
ずなんだけどね。ここはトラクションが求められるコースだからポルシェが有利な
んじゃないかな。ル・マンでポルシェに乗ったからわかるけど。スープラはポテン
シャルはあるマシンだけど、開発にはいつくかのステップがあるから... 最後の
ラップのシケインでスピンしてしまった。ブレーキングが遅すぎちゃって」
29.#39 ジェフ・クロスノフ
「良くない。グリップがなく、それで遅いんだ。原因はわからない。今までこの
スープラでスピンしたことないのに今日はハーフスピンも含めて2度もスピンして
しまった。ブレーキバランス? いや、それは悪くない。ワカラナイ!!」
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'95全日本GT選手権 Rd.3 SENDAI Hiland GTC
GTインサイド・レポート No. 9 1995/ 6/ 24 FMOTOR4版
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30.#35 タイサンスターカードGT2
アンソニー・リードは「ポルシェはF40よりドライブしやすい。イージードライ
ブだ。時々アンダー、時々オーバーになるのでタイムを出そうと思うとチャレンジ
が必要になるんだけど、楽しいんだ。午後の予選では最初1、2位につけていたん
だ。それからマッチに代わって、また交代。ニュータイヤでアタックに出たんだけ
どクリアラップが取れなかったんだ。残念だった。それがなければマシンの状態は
良いので行けたと思うよ。レースは行けると思う。ドライの方が良いけど、スモー
ルレインでも戦闘力は高い」と語った。
31.#35 タイサンスターカードGT2:松田秀士
「アンダーが出てダメだね。昨日リヤのスプリングを柔らかいのに変えて、また今
日ドライだったので硬いものに戻したんだけど。小さいコーナーはまだ良いんだけ
ど、全開のところが踏んで行けないんだ。明日の朝また(セッティングを)やるけ
ど....ポルシェは不思議なクルマで、あるところからアンダーで、それを越えると
オーバーになる。がんばらないとタイムが出ないんですよ。要するにリヤ・エンジ
ンだから荷重移動が激しいんです」
32.#35 タイサンスターカードGT2:鈴木恵一
「今日初めて6ラップ走った。今回初めてだよ。昨日の3時半から乗るつもりだっ
たんだけど、中止になっちゃったから」
33.#88レインXタムラ ディアブロ
監督の寺井恒俊は「トップと4秒差の1分51秒9まで詰めたから、この車として
は頑張っているんです。最後に止まっちゃったのはガス欠です」 エンジニアの今
西豊は「補強した効果で速くなったのかはわかんないけどね。開発の始めでここま
できたんだからいいんじゃない」
32.#30 綜合警備PORSCHE(GT1クラス予選1位)
予選終了後、車両保管所から戻ってくる田嶋を取材陣の輪が出迎えた。その輪の
中心に居た、笑顔の坂田監督から握手を求められると、カメラのフラッシュが焚か
れ田嶋の笑顔も思わず緊張気味だった。それもそのはず、田嶋はグループAでは2
クラストップを獲得したことはあるものの、全日本クラスのポールポジションは始
めての経験。「あのラップはコースが混んでいて、GT2クラスのマシン3台に
引っかかったから、1番になれるとは思わなかった。仙台に来てから雨ばっかで、
ドライで走るのは始めてだから序盤はセッティングに費やした。うちのはルマンG
T2仕様のマシンだからタイヤが細い分、コーナーではかなりしんどい。でもポル
シェはトラクションがいいから立ち上がりで稼げるんだ。決勝はこの細いタイヤ
と、今回は1人で走るから自分の体力がちょっと不安材料かな。あと、スタートも
今シーズン初めてやるしね。でも仙台はグループAでも勝ったことがあるように、
ゲンがいいんだ。決して好きなタイプのコースじゃないんだけど(笑)」。取材陣
からの矢継ぎ早の質問にも終始笑顔が絶えない田嶋だった。
33.GTC仙台 予選レポート
午前中の予選1回目は、小雨が時折ぱらつくウエットコンディションの中で行わ
れた。昨年の仙台ハイランドをポール・トゥ・ウィンで完全制覇した#3ユニシア
ジェックススカイラインの長谷見昌弘と、5月のGTC富士で圧倒的な速さを見せ
つけたエリック・コマスの#38トヨタスープラだった。コマスの間でタイム争いが
繰り広げられた。コマスが1分56秒台に突入すると、長谷見が追いかける。終了10
分前には、ついに1分56秒541をたたき出してコマスを逆転し、暫定ポールを手に
した。
昼過ぎから天候は急激に回復し、今週末初めてのドライコンディションとなっ
た。どのチームもタイムを大幅に短縮し、48秒台の争いとなった。コースアウトし
たクルマにより1コーナーに砂と泥が出たために終了10分前に赤旗中断となった。
再開直後、まずコマスが1分48秒289を出してトップに、しかし、木曜の練習走行
からコンスタントに速かった#30綜合警備PORSCHEの田嶋栄一が、終了3分
前に1分47秒999とただ一人47秒台を記録。この結果、スープラGTや仙台マイス
ターの長谷見を退け、田嶋がポールポジションを獲得した。
GT2クラスは72WAKO'S BMW M3の牧口則雄/木下隆之組と7RE
SuperG RX7の竹内浩典/松本晴彦組の一騎打ちとなり、午後の予選でM
3が1分55秒396とRX7をわずかコンマ388秒差押さえて、クラストップを獲得
した。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
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'95全日本GT選手権 Rd.3 SENDAI Hiland GTC
GTインサイド・レポート No. 6 1995/ 6/ 24 FMOTOR4版
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18.ドライバー アンケートにみる仙台ハイランド攻略法
GTインサイドレポート班では、全日本GT選手権第3戦仙台ハイランドGTレース
の開催を前に、参加ドライバーを対象とした簡単なアンケートを試みた。GT選手権
が開催されるサーキットのなかでも、とりわけドライバーにかかる負担が大きいと
いわれる仙台ハイランドを、各ドライバーはいかに攻略するのか。アップダウン
が激しく、細かいコーナーの連続するコースに合わせるマシンセッティングのポ
イントは? レースを観る側としては、このあたりがおおいに気になるところであ
る。質問項目としては、下記の三つ。アンケートの方法は、事前にチームあてに質
問項目を書いた用紙を送り、今回サーキット入りしてから回収するという方法を
とった。忙しいなか時間を割いて質問にこたえてくださったドライバーのみなさ
ん、協力してくださったチーム関係者のみなさんには、この場を借りて一言お礼を
申し上げたい。たいへんありがとうございました。
質問1:仙台ハイランドレースウェイで、ラップタイム向上のために最も重要
な場所(コーナー)、あるいは最も攻め甲斐のあるコーナーはどこでしょうか?
質問2:仙台ハイランドレースウェイを攻略するうえで、マシンセッティングのポ
イントとなるのはどのような点か?
質問3:GTC仙台ハイランドで優勝するのは誰だと予想しますか? あるいは、
あなたが優勝するために最大のライバルとなるのは誰でしょうか?
質問1の回答
もっとも多かったのが、どこか特定のコーナーだけが重要なのではなく、すべて
のコーナーを平均して速く走れるようにすることがたいせつである、とする回答。
質問2とも関連するが、全体のバランスを重視するドライバーが多いようだ。どん
なサーキットでも、ひとつのコーナーだけが速くてもラップタイムの向上にはつな
がらないので、これは当然の回答ともいえるが、とくにここ仙台ハイランドレース
ウェイでは「複合コーナーの連続だからすべてを速く走れるようにする」(*26
関根基司)という意見に代表されるように、全体のバランスが重要となる。「先
のコーナーをイメージしつつ、一つ一つのコーナーを丁寧に攻め込む」(#30
田嶋栄一)、「全コーナーで、進入から出口まで、さらに次のコーナーまで、リズ
ム感よく走ること」(#15古谷直広)というのも同様の意見。
これと並んで多かった回答は、シケイン。ここから先はずっと上りになるため、
ここでタイムを殺さずトラクションをかけられるかどうかが、大きくラップタイム
に影響するものと思われる。「シケインと、上りのトップまで」(#36関谷正徳)
というのも、同じ意味の回答だろう。「シケインの先からの上りコーナーが楽し
い!!」(*7竹内浩典)と、ここを攻めることに喜びを感じているドライバーもい
るようだ。
逆に、「スプーンから先が攻め甲斐があります」(*7松本晴彦)と、下りのコー
ナーを挙げたドライバーもいる。「BMWですと、ここを全開で真横に向けて走る
のが快感であり、ぜひPRESSの方に写真を撮ってほしい」(*72木下隆之)とのこと
なので、カメラマンのみなさん、よろしくお願いします。
その他の回答はバラバラ。「スプーンコーナー」(*54袖山誠一)、「第4コー
ナーからバックストレッチにかけて」(*31池谷勝則)、「最終コーナー」(#39
ジェフ・クロスノフ、#88和田孝夫)など、さまざまな意見があった。
質問2の回答
ドライバーによって表現はさまざまだが、集約すると連続するコーナーをいかに
俊敏にクリアするかということと、コーナーの立ち上がりでいかにトラクションを
かけ、すばやく脱出するかがポイントとなるようだ。「ストレートスピードを犠牲
にしてもコーナリングスピードを平均してアップさせられればよい」(#15古谷)、
「曲がりやすいサスペンション」(#19小林且雄)、「ふつうよりもオーバーステ
アぎみに」(*26関根)というのは、コーナーでのクイックさを重視する意見。
「フロントタイヤのグリップ」(#3長谷見昌弘)というのも、表現は異なるがや
はりクイックなコーナリング特性を求めていると見てよい。ブレーキを重視する意
見も多かったが、やはりこれもコーナリングに要する時間をできるだけ短縮するた
めといえるだろう。
コーナーからの脱出を重視する意見としては、「トラクションが得られるように
ショック、スプリングの調整をする」(#39ジェフ・クロスノフ)というのが代表
的なもの。 「ギアをうまく合わせること」(*31池谷)、「短いストレートをいか
に加速させるかという点がポイントとなり、ギアのセッティングがウェイトをしめ
るでしょう」(#5柏原浩一)などの意見も、やはり立ち上がりを重視してのこと
だろう。エンジンについては、「低中速型に」(*72牧口規雄)、「ピックアップ
をよくする」(#1影山正彦)と、コースの特性に合わせたセッティングが必要に
なる。これもやはり適切なギア比との組み合わせで速さを発揮できるということに
なる。
こうした意見のほとんどは、どれか一つだけを強調したものではなく、「ターン
インとトラクションをよい方向に持っていくこと」(#38エリック・コマス)とい
うように、ふたつ以上を組み合わせて示されている。結局、「車両のバランス」
(#36ミハエル・クルム)というように、全体のバランスが重要ということだ。
質問3の回答
優勝者については、当然ながら、「本人」(#8長坂尚樹、#38コマス、#39ク
ロスノフ)という意見が圧倒的。「これだけは終わってみなけりゃわからない」
(*19小林)、「誰でも優勝したいよ」(#10鈴木利男)、「速いクルマが優勝す
るでしょう」(#88和田)という意見もあり、設問じたい、いささかムリがあった
ようだ。ライバルについては、「タイサンポルシェ」(#100土屋圭市)、「最大
のライバルはその他のスープラ」(#36関谷)と、自分と同じ車種を使うチームを
ターゲットと考えているドライバーが多い。GT2クラスではロータリー勢をライ
バルに挙げるドライバーがほとんど。「ストレートではリストリクターのないぶん
RX-7が速いでしょうが、コーナリングでテールを追いまくりますよ!!」(#72木下)
という力強い宣言もあり、激しいバトルが期待できそうだ。ユニークなところでは
「最大のライバルはR33のサスペンションセッティング」(#3長谷見)という意
見があった。いろいろな解釈ができるが、ここは「サスペンションセッティングさ
え決まれば、他車に負けることはない」という意味にとるのが一番妥当だと思われ
る。もうひとつ、「ゴルフのライバルは影山兄です」(#7竹内)という冗談もあ
りました。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.3 SENDAI Hiland GTC
GTインサイド・レポート No. 4 1995/ 6/ 24 FMOTOR4版
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10.#30 田嶋栄一
「基本的にこの仙台ハイランドでクリアラップをとれるなんてことはないけれど。
もう少しはいけたかな。長谷見さんと0.7秒差? クリアラップがとれても同じタ
イムは無理だよ。レインタイヤは1つしかないので完全に濡れている時は良いけ
ど、ハーフウェットだとすぐズルズルになっちゃうんです。下りで速いって? バ
ランスからいえばリアエンジンのポルシェは後ろが重いから登りで荷重がリアに移
動した時はリアが辛くなって、下りでフロントに荷重が移動した時はバランスがと
れるからかな? 午後晴れてしまったら、ポルシェの長所のリアの大きなトラク
ションは逆にタイヤの負担が大きくなってマイナスになると思う。雨だとABSも
良いけど、晴れたら突っ込みで勝負出来ないから、雨ならタイヤも減らないから良
いよ。でも晴れてきたからな、今回のマシンはエンジニアが造ってきた状態から何
もいじらなくても雨で速かったんです、晴れではまったく走っていないです」
11.#15 プローバ ポルシェ ターボ
やっと開発が進んで調子を上げてきた、古谷直広の#15 プローバ ポルシェが黒
煙をはいてピットでスットップ。「はっきりは判らないけれど、ターボトラブル
だと思う」と古谷直広。
「晴れてきたから、午後はもっと頑張って攻める。他のポルシェと違ってABSが
ないので下りでは辛かったんですけど、ドライだったらない方が攻められますから」
12.*7 RE SuperG RX7
予選1回目の終了直前にライバルの*72にタイムを一時逆転された*7だが、
タイヤを交換し再逆転でGT2クラストップを奪い返した。「終盤に来てタイヤが
ダメになって、牧口さんとこにぬかれちゃって。ちょっと危なかったんだよ。路面
が乾きだしたでしょ、でもカットスリックは用意してなかったんで、新しいレイン
でもう一度アタックしたんだ。木、金曜日と雨の中を走り込んでるから、雨のセッ
トも自信はある。ドライも9、10日にテストをして1分56秒台はクリアしてるから
大丈夫」と、雨宮監督。雨でも“雨さん”の自信は揺るがないようだ。
13.#3ユニシアジェックス・スカイライン
午前中の予選でトップタイムをマークしたのは#3ユニシアジェックス・スカイ
ラインの長谷見昌弘だった。終了10分前に1分56秒541のベストタイムを叩き出
した。「最初は古いレインタイヤに溝を入れたもので出て行って、それから新品の
レインに履き変えた。12時で終了だと思っていて掲示板を見てシメシメと思ってい
たのにチェッカーが出ない。勘違いしていた。第2戦で出ていたエンジンのバラツ
キはもう解決しているけど、ポルシェはストレート速いね。午後はドライになり
そうだし、この暫定ポールは関係ないよ。まだ、ドライで1度も走ってないんだか
ら。でも課題の足回りも雨の中でこれだけ走れればヨシかな」
14.#36トヨタ・カストロール・スープラ
午前中の予選でガス欠によりクルムのドライブ中に11番ボスト付近でストップ。
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.3 SENDAI Hiland GTC
GTインサイド・レポート No. 5 1995/ 6/ 24 FMOTOR4版
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15.#39サードスープラGT
「グリップがなくて、一番登り切ったところでハーフスピンしてしまった。グリー
ンに出てしまってリヤ・ホイールが空回り。スタックしてしまったんだ。マーシャ
ルが押してくれたんだけど、コースとの段差があってそこでガリッ! ダメージは
なかったけから問題はないけど」とクロスノフ。
16.#88レインXタムラ ディアブロ
MYZの今西豊の手によって徹底的に補強されたディアブロは、グループCカー
のトヨタ88Cのリアウイングまで装備している。今西豊エンジニアによると「開発
はやっと始まったばかり、マシンも木曜日に完成したくらいだから。取り合えず昨
日走った結果からフロントの車高を下げていますけど、セッティングと言えるレベ
ルのものではありません。今回は新たな開発の第一歩のテストみたいなものですか
ら。せっかくパワーのあるエンジンも、今回は2速と3速しか使えないで走ってい
るんですから、2ー3のシーケンシャルでは何にも言えるような状態ではありませ
ん。でも、このマシンは簡単に速くなります。どんなマシンか判ってきましたから
次の富士スピードウェイは速いです」
17.関谷正徳、マクラーレンとスープラの違いを語る
先日、ル・マン24時間で日本人ドライバー初の総合優勝という快挙を果たした関
谷正徳の特別記者会見が予選1回目と2回目のインターバルを利用して行われた。
関谷はここで長年挑戦し続けてきたル・マンに優勝できたよろこびや、優勝できる
態勢を整えてくれた関係者への感謝を述べた。質疑応答のなかで、ル・マン優勝車
であるマクラーレンとスープラとの比較に話が及ぶと、「スープラは最高ですよ」
と前置きしたうえで、「現状では(対等の勝負は)むずかしいかもしれない」とい
う分析を示した。もちろん、マクラーレンは1台1億円するのに対して、スープラ
は誰でも買えるレベルのクルマであることを前提としたうえでのことである。ま
た、トムスとマクラーレンというチームの違いについては、「勝つための情熱は同
じ。ただしシステムが違う。日本ではドライバーに頼っている部分が多いのに対し
て、向こうではドライバーにかかる負担をできるだけ取り除いたうえで、ドライ
バーとしての仕事に専念させる分業制が徹底している」と語った。来年のル・マン
については、「まだわからないが、出場できる状況になれば、できるだけいい態勢
でいいクルマに乗りたい」と、連続優勝への意欲をみせていた。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.3 SENDAI Hiland GTC
GTインサイド・レポート No. 3 1995/ 6/ 23 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
GTA専有フリープラクティス
7.993GT2のリードがトップ! 昨年の優勝者、長谷見のR33も好調
時折霧雨の降るというはっきりしないコンディションの中で、'95GTC第3戦
仙台ハイランドのフリープラクティスが行われた。
完全なウエット状態で午前中の1stセッションは行われ、#30綜合警備PORS
CHEの田嶋栄一がベストタイムを記録。午後の2ndセッションでは霧雨が止み、
後半に山側のコースのライン上が乾きはじめ、ほとんどのマシンがカットスリック
に履き換えての走行が可能となった。このような状況の中、チーム・タイサンのA.
リードが始めて993GT2を走らせたにもかかわらず、1分57秒489という今日の総
合トップタイムをたたき出した。
“富士スペシャル”と思われていた993GT2がトリッキーな仙台ハイランドでも
速いことを証明した。
昨年の優勝者である長谷見昌弘は1st/2edセッション共に2位のタイムを記録
し、コンスタントに仙台で速いことをアピールしている。
コースコンディションがコロコロ変化するため、完全にセッティングを詰めた
チームが少なかった。ミッションを例に取るとトムスのように6速すべてを使って
走るセットを行うチームとリードや長谷見のように4、5速までしか使わずトップ
ギアを殺して走るチームに分かれている。
夕方に予定されていた3rdセッションは、霧のためにキャンセルされた。
8.GTA専有フリープラクティス タイム(非公式) ウエット→ハーフウエット
ドライバー マシン タイム
---------------------------------------------------------------------------
1 A.リード/近藤真彦 #35 タイサン スターカードGT-2 1'57.489
2 田嶋栄一 #30 綜合警備PORSCHE 1'57.509
3 長谷見昌弘 #3 ユニシアジェックススカイライン 1'57.765
4 関谷正徳/M.クルム #36 トヨタ カストロール スープラ 1'58.102
5 E.コマス #38 トヨタスープラ 1'58.734
6 影山正彦/星野一義 #1 カルソニックスカイライン 1'58.738
15 竹内浩典/松本晴彦 *7 RE雨宮Super G RX7 2'03.371
9.トップタイムを記録したA.リードのコメント
「レインタイヤで走った午前中のセッションはオーバーステアに悩まされたが、
コース状況が良くなった午後はカットスリックに履き換えて走った。コンパウンド
が硬すぎてグリップは低かったものの、マシンのバランスはかなり良くなった。そ
れにエンジンの調子も良かったのでベストタイムを出すことができた。ヨコハマは
今日得られたインフォメーションを基に、決勝日が雨でも良いレインタイヤを用意
してくれると思うよ」
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
ANABUKIレーシングチーム
1995年 全日本F3選手権シリーズ第6戦 レースレポート
〔決勝レース〕
予報通り、朝から降り始めた雨はどうやら止みそうにもありませんでした。
ウォームアップ走行で、コース上の水たまりがかなり深くなっていることを確認した本山選手は、いったんピットにもどってマシンの車高を上げ、フロント・ウイングの角度を少し立てぎみに調整し直しました。コーナリング時に前輪のグリップ感が少なく、マシンが外へ逃げようとする(アンダーステア)ので、ウイングを立てて空気抵抗を増やすことで、フロントの挙動安定を図ったのです。
しかし、ますます強くなる雨のまえでは、グリップ感がなくマシンが滑ってしまうのは仕方のないこと。アンダーステアを完全に解消しようとセッティングをいじりすぎると、逆に今度はオーバーステア(マシンが内側に巻き込む動き)になる危険があります。
前輪が不安定でおこるアンダーステアなら、ドライバーのハンドル操作やアクセルのタイミングでカバーできますが、後輪が不安定になるオーバーステアの場合ドライバーの運転でカバーするのは難しいのです。
「アンダーのキツいところで無理しなくてもいい。ストレートで追いつけるからな」と、松本監督の最後のアドバイスにうなづいて、本山選手はスターティング・グリッドに向かいました。
1周のフォーメーション・ラップを終えて全車がグリッドに再整列し、いよいよレースがスタートしました。
シグナルが赤から青へ変わるタイミングがすこし長かったためか、ポールポジションのロサ選手の動きが少し遅れ、その間隙をついて本山選手のマシンがロサ選手より半車身ほど前へ出かかりました。
ところがその時、本山選手とロサ選手の間に割り込んできたマシンが一台。予選3番手の早田岳史選手がミサイル発射のようなスタート・ダッシュで、猛然と突っ込んできたのです。
ロサ選手の前に出かかっていた本山選手でしたが、後ろから突っ込んできた早田選手に接触されそうになり、とっさにステアリングを外へ切りました。その瞬間、加速していたマシンの動きが僅かに鈍り、一度は抜きかけたロサ選手のマシンに抜き返されてしまったのです。
ロサ選手と並んで1コーナーに進入した早田選手は、勢いあまって止まりきれずまっすぐグラベルベッドへ。前を横切る早田選手のマシンを危うく避けたロサ選手が、結局トップで1コーナーを立ち上がりました。
本山選手はロサ選手を追って1コーナーから2コーナーへ。はでに飛んでくる水しぶきの向こうにライバルの姿が滲んでいます。
あいかわらずマシンの挙動は不安定なのは、だんだん強くなる雨のせいでしょうか。前を行くロサ選手のマシンも自分と同じか、それ以上にふらついているのがわかります。
「負けるもんか!」本山選手は必死でマシンをコントロールしながら、ロサ選手の後ろ姿を睨みつけました。
はじめは1秒以上開いていた2台の間隔が、目に見えないほど本当に僅かずつですが、1周ごとに確実に接近し、10周を過ぎる頃にはその差コンマ5秒にまで縮まりました。 しかし、それからがどうにもなりません。
ますます激しさをます雨に何度か足を取られそうになるたびに、本山選手のそれまでの努力は泡となり、あっという間にロサ選手との差が広がってしまいます。
先頭のロサ選手も何度かスピンしそうになってタイム・ロスするのですが、前車の水しぶきを受けず視界が良いぶんだけ、本山選手よりロスを挽回しやすいのです。
近づいては離れ離れては近づきの繰り返しで25周が過ぎ、レースはチェッカーとなったのでした。
◇本山 哲選手のコメント◇
スタートでせっかく掴みかけたチャンスを確実にできなかったのがとにかく悔しい。
ただ、早田選手のマシンがほとんどぶつかりかけていたので、考える間もなくステアリングを切って、それを避けるしかなかった。
レース中はアンダーステアがとにかく酷くて、何度も吹っ飛んでいきそうになった。
でもそれはロサ選手も同じなので、前に出れなかった言い訳にはならない。
◇松本恵二監督のコメント◇
ウェット・コンディションでは誰でもアンダーステアになるもの。
それをどう克服して、相手を凌ぐかがドライバーの腕の見せ所だ。
今日の本山の場合、コーナーの立ち上がりのアクセルの踏み込み方が、濡れている路面に対してほんの少し早く、そのぶんパワーをロスしていた。もっともっと丁寧な足の操作で、アクセルを踏み込まないと..。
その点、今回のロサ選手のアクセル操作は敵ながら見事だった。
本山にもそれが出来るはずだし、もっと意識的にそうしなければならなかったのだ。
6ポイントを加えてランキング2位は守ったものの、ロサ選手とのポイント差は11点にひろがってしまいました。もし、次の菅生戦でロサ選手のトップ・ゴールを許してしまうことになれば、そのままシリーズ・タイトルもさらわれてしまうのです。
表彰台の本山選手は、かつてない厳しい表情で、降りつづける雨空をじっと見据えておりました。
背水の陣の第7戦は、7月30日宮城県のスポーツランドSUGOで闘われます。
ANABUKIレーシングチーム
1995年 全日本F3選手権シリーズ第6戦 レースレポート
「再びウェットレース、本山選手2位でフィニッシュ」
大会名:TI・爆走400km N1耐久レース
日時・場所:1995年6月18日(予選17日) 岡山県・TIサーキット英田(3.702km)
天候:雨(17日:晴れ)
気温:20.0℃
コースコンディション:ウェット
観客数:28,700人(決勝日)
6月18日、岡山県のTIサーキット英田(あいだ)で開催された全日本F3選手権シリーズ第6戦において、ANABUKIレーシングチームの本山 哲選手(ダラーラ395/無限)は、フロントロウの予選2番手からスタート。強い雨がコースを濡らし、非常に滑りやすい状況のもと、本山選手は安定した走りで25周回を走りきってゴール。
今季3度目の二位入賞で6ポイントを加算した本山選手は、シリーズ・ランキング2位の立場を守っています。
〔公式予選〕
1995年全日本F3選手権シリーズも、いよいよ後半戦に突入しました。
その最初のレースとなる第6戦は、いわば”シリーズ仕切りなおし”の一戦です。
これまでのところ最大のライバル、ペドロ・デ・ラ・ロサ選手が優勝三回と二位1回で33ポイントを上げてランキング首位。本山選手は優勝1回を含む25ポイントでランキング2位につけていますが、このTI戦で勝たなければロサ選手とのポイント差はますます拡がり、今後のタイトル争いは非常に苦しくなってしまいます。
11ポイントでランキング3位に並ぶ道上 龍、フィリップ・ペーター両選手にも、まだチャンピオンの可能性は残されているものの、そのパーセンテージは極めて低く、実際にチャンピオンを争っているのは本山選手とロサ選手の二人だけと言えます。
そして、本山選手もこのレースに勝ってロサ選手とのポイント差を縮めなければ、チャンピオンの可能性は遠のいてしまうのです。
予選が行われる土曜日、空気は湿っぽいながらも空は快晴でした。
昨年からF1グランプリも開催されるようになったTIサーキットは、全長が約3.7キロメートル。2本のストレートをはさんでウィリアムズ、モス、リボルバーなど、往年のF1ドライバーの名をつけた12のコーナーが連続した中低速コースは、マシン・サイズの大きいF1レースには少し窮屈ですが、マシンの小振りなF3にとっては追い越しポイントも多い、ぴったりサイズのサーキットです。
しかし、追い越しポイントが多いとはいっても、最前列グリッドを得るに越したことはありません。しかも天気予報は、日曜日の降水確率を50%と予想しています。
ここ二戦、ロサ選手に奪われっぱなしのポールポジションを取り返すべく、マシンに乗り込みコンセントレーションを高めた本山選手は、ムダのない5周きりのアタックでタイムを縮め、1分30秒671のベスト・ラップを4周目にマークしました。
しかし、ロサ選手がそれよりコンマ5秒速いタイムを出しており、本山選手の順位は2番手。気温が上昇した午後の予選二回目は誰もロサ選手のタイムを破れず、結局ロサ選手の3戦連続ポールポジションが決定したのでした。
さて、このレポートをお読みの皆さんの中には、ロサ選手の予選の速さの秘密は何なのか、知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「特別な秘密なんてないんだけど」と、不躾な質問に困った様子のロサ選手。
「その時々に合ったタイヤの使い方を心掛けているくらいかな。
その日の気温や湿度、コースの状態(例えば砂やオイルで滑りやすくなっているとか)と、ブリジストン・タイヤの特性(一周一周のタイヤの消耗具合のことなんだけど)を考えて走り方を変えるんだ。気温やコース状態で、タイヤは消耗の具合が変わるからね。
でもそんな取り組み方は、きっと他の選手も同じじゃないかな。
ただ、一緒に走っていて思うんだけど、他の選手はタイヤを最高に使う走り方が1ラップしかできないみたいなんだ。いわゆる”一発タイム”ってやつさ。
でも僕は、それが一周だけでなく何周でもできる。
予選でタイヤが一番いい状態になるのは走り出してから3周目で、それ以降はどんどんグリップ力が下がる。
しかし、4周目5周目になっても、その時のタイヤの状態に合わせた走り方をすることで、速いタイムを出すことはできるんだよ」
どうすればそれができるようになるのかと尋ねますと、「たくさん走るしかないだろうね」とロサ選手はニッコリ言い切りました。
聞けば、ヨーロッパ、特にロサ選手が参戦していたイギリスのF3選手権では、レース以外の走行時間がとても多かったそうです。
日本のように60~90分のテストを一日二回、それを一ヵ月に1~3日、なんて時間をブツギリにした走行ではなく、マシンやタイヤの様々なテストをこなしながら一日中、それこそ一日置きくらいに走ることもしょっちゅうだったといいます。
つまり、日本のF3選手の一年分の走行距離を、イギリスF3の選手なら一ヵ月足らずで走ってしまうわけですね。
本山選手の場合、F3の参戦年数はロサ選手より多いのですが、その走行距離を考えると、恐らくロサ選手の半分以下でしょう。とすると、ロサ選手と本山選手のコンマ5秒の差は、走行時間=経験の差であるとは言えないでしょうか。
物価の高い日本のモータースポーツ事情では、イギリスのように丸一日サーキットを借り切って走行するなんて贅沢は許されません。本山選手はじめ日本のドライバーが実力をつけるには、全神経を使って頭と身体をフル回転させ、少ない走行時間を有効に活用するしかありません。それゆえ松本恵二監督はじめチームの首脳陣は、口が酸っぱくなるほど”集中力”について本山選手に注意するのです。
(その2へ続く)
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.3 SENDAI Hiland GTC
GTインサイド・レポート No. 2 1995/ 6/ 22 FMOTOR4版
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'95 GTC Rd.3仙台ハイランド直前情報
2.GTC仙台ハイランド直前テスト
今日はあいにく朝から雨模様の天気となってしまったが、トムス、セルモ、ハセ
ミ、ZEXEL、JUNオート、RE雨宮、エリート、テイクワン、プローバの9台がテスト
を行った。今朝ルマンからマシンが空輸されてきたサードは、ルマンGT1仕様か
らN-GT1仕様にスープラを改装する作業(エンジン、ミッション、フラッとボト
ム削除等)を急ピッチで行っている。
特に#36トヨタカストロールスープラと*7RE雨宮SuperG RX7が好調であっ
た。
3.改良進むスープラGT
トムスでは#36トヨタカストロールスープラに超クロスレシオ6速ミッションを
トライ、最終コーナーを3速で立ち上がったマシンはわずか100mの間で6速までシ
フトアップしているほどである。ルマンから凱旋した関谷正徳とコンビを組むM.
クルムは、得意なコースということもあって濡れたコースでも2分2秒台を叩きだ
した。
第2戦富士スピードウェイでも圧倒的な速さを見せたE.コマスとセルモは、エ
ンジンが不調にもかかわらず2分4秒台を記録し、ドライバーのコマスも「雨だっ
たらポルシェが速いだろうけど、僕はウェットでもドライでもイケルと思う」と語っ
ている。F1ドライバーの実力をまたも披露してくれることは間違いないだろう。
セルモはフロントタイヤを太くしたため、大型のオーバーフェンダーを取り付け、
予定通りパワーステアリングも装備された。
4.巻き返しを狙う“スーパーGTR”
開幕の鈴鹿を完全制覇したスカイライン勢は、オーテックジャパンの手によって
徹底的に改良されたニュースペックのRB26エンジンを仙台ハイランドに持ち込ん
できた。昨年の優勝者である長谷見昌弘によると「富士スピードウェイでは惜しかっ
たけどね。原因が完全に掴めたから、今回の3台の“33”は速いよ」と自信を見せ
ている。今日はチェック走行が中心であったため、わずか数周しか走行することが
できなかったが、すでに快調なエキゾーストノートをハイランドレースウェイに響
かせている。スカイライン勢ではただ1台の4輪駆動マシンである#2ZEXELワイズ
スカイラインも雨であれば見逃せない。セッティングが決まっていないにもかかわ
らず都平健二は2分4秒台を叩きだした。
また、日本専用マシンの#10ジョンソンスカイラインがGTC仙台ハイランドに
登場する。
5.余裕のポルシェ
993GT2勢として唯一走行した#30綜合警備PORSCHEは、2段リアウイングをト
ライしてきた。今日はGTC富士で壊してしまったエンジンを新品と交換しての初
めての走行であったため、エンジンとギアの慣らし走行に終始した。古谷直広の#15
プローバ ポルシェ ターボは、エンジンの改良によって見違えるような走りを見せ
ている。
6.ロータリーはGT1キラーとなるか?
今日もっとも好調といえたのが、“雨さん”の*7RE雨宮SuperG RX7である。
彼らは6月9・10日にもテストを行い、パワーと絶妙にマシンのバランスがとれて
いるため、ドライバーの竹内浩典は自在にロータリー・マシンを操っていた。今日
の雨の中でも2分8秒台をコンスタントに記録しており、「牧口さんのM3は気に
なるけど、2クラスは目じゃない。1クラスのマシンも何台かは抜く」と語ってい
る。
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権 Rd.3 Hiland GTC
GTインサイド・レポート No. 1 1995/ 6/ 22 FMOTOR4版
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1.全日本GT選手権 第3戦 ハイランドGT選手権レース 6/24-25
予想エントリーリスト
GT1クラス(16台)
No. 車名 車種 ドライバー
-------------------------------------------------------------------------
#1 カルソニックスカイライン BNR33 影山正彦
#2 ZEXEL ワイズ スカイライン BNR32 都平健二/河合博之
#3 ユニシアジェックススカイライン BNR33 長谷見昌弘
#5 マツダコレクション出光ポルシェ 993GT2 柏原浩一/羽根幸浩
#8 FET SPORTS SUPRA JZA80 長坂尚樹
#10 ジョンソン スカイライン BNR33 飯田章/鈴木利男
#15 プローバ ポルシェ ターボ 964T 古谷直広
#19 JUNスカイラインGT-R BNR32 小林且雄
#30 綜合警備PORSCHE 993GT2 田嶋栄一
#33 タイサン ポルシェ GT-2 993GT2 鈴木恵一/松田秀士
#35 タイサン スターカードGT-2 993GT2 A.リード/近藤真彦
#36 トヨタ カストロール スープラ JZA80 関谷正徳/M.クルム
#38 トヨタ スープラ JZA80 E.コマス
#39 サード スープラGT JZA80 J.クロスノフ
#88 レインX タムラ ディアブロ ランボルギーニ・ディアブロ 和田孝夫/池沢さとし
#100 BPオイル ポルシェ ターボ 964RSR 高橋国光/土屋圭市
GT2クラス(11台)
No. 車名 車種 ドライバー
-------------------------------------------------------------------------
*7 RE雨宮SuperG RX-7 FD3S 竹内浩典/松本晴彦
*11 ムラウチカメイGT-S HR31 石森浩元
*17 東京科学技術専門学校RX7 FC3S 野上敏彦/輿水敏明
*18 ATS-BM ERC RX-7 FC3S 福嶌稔大/川崎哲哉
*23 TKC 鈴木会計ポルシェ 964A 鈴木隆司/杉田直人
*26 タイサン BMW M3 BMW M3 関根基司/武藤文雄
*31 コブラポルシェRS 964A 池谷勝則/石原将光
*54 Gatoradeポルシェ 964A 袖山誠一/T.B.N.
*70 欧州車販売の外国屋アドバン HR31 石橋義三/星野薫
*72 IPF WAKO'S M3 BMW M3 黒須俊文/T.B.N.
*71 WAKO'S M3 BMW M3 牧口則雄/T.B.N.
No.の#はGT1クラス、*はGT2クラスを表す
GTアソシエイション事務局
インサイドレポート担当
古屋 知幸 = MGG01235=
N1耐久シリーズ第4戦 -RIJ- (1995-06-18) Provisional Race-Results
For N1 Endurance Series Rd.4 TI英田サーキット :(3.702km)
P No. Drivers------------- Car------------------- Lap -GoalTime-- -km/h--
1 13 木下みつひろ/菊地靖 Nissan Skyline GT-R 109 3:28'45.215 115.979
2 3 中谷明彦/大井貴之 Mitsubishi GTO 109 3:29'45.699 115.422
3 11 原 貴彦/和田 久 Nissan Skyline GT-R 109 3:30'36.095 114.962
4 23 砂子智彦/藤島敏也 Nissan Skyline GT-R 106 - 3Laps
5 66 渡辺 明/田嶋栄一 Honda Civic Si-R 104 - 5Laps
6 33 三好正己/村松康生 Mitsubishi Lancer Evo. 104 - 5Laps
7 36 佐藤浩二/芥川泰正 Honda Prelude Si 104 - 5Laps
8 54 山内伸弥/瀬在仁志 Honda Civic Si-R 104 - 5Laps
9 73 土屋武士/長島正興 Honda Civic Si-R 103 - 6Laps
10 95 小幡 栄/市嶋 樹 Honds Civic Si-R 103 - 6Laps
11 60 赤尾文夫/鈴木恵一 Honda Civic Si-R 103 - 6Laps
12 63 兵頭信一/三浦 靖 Honda Civic Si-R 103 - 6Laps
13 5 榎本広行/真田睦明 BMW M3 102 - 7Laps
14 34 趙 顕樹/中田雅久 Honda Prelude Si 101 - 8Laps
15 90 松永雅博/三原じゅん子 Toyota Levin 100 - 9Laps
16 85 佐藤清治/佐藤 淳 Honda Civic Si-R 99 - 10Laps
17 18 伊藤隆文/新宅文寛 Mazda RX-7 99 - 10Laps
18 84 中谷誠志/高木雅宏 Honda Civic Si-R 99 - 10Laps
19 30 小川日出生/細野智行 Mitsubishi Lancer Evo. 99 - 10Laps
20 56 浅井順久/谷口太英 Honda Civic Si-R 98 - 11Laps
21 91 河合隆仁/井入宏之 Honda Civic Si-R 98 - 11Laps
22 80 米田幸史/前嶋 晃 Honda Prelude Si 97 - 12Laps
23 93 山本弘幸/上田照憲 Honda Civic Si-R 96 - 13Laps
24 70 橋本道彦/大森重光 Honda Civic Si-R 96 - 13Laps
25 71 及川浩司/柴田徳光 Honda Civic Si-R 93 - 16Laps
26 65 木村 博/辻 孝寿 Honda Civic Si-R 89 - 20Laps
27 51 小嶋光明/西口一馬 Honda Civic Si-R 85 - 24Laps
28 1 桂 伸一/木下隆之 Nissan Skyline GT-R 75 - 34Laps
29 32 横島 久/竹内浩典 Nissan Skyline GT-R 13 - 96Laps
**************************************************************************
情報提供:宮下 敦(PAF00313)/TI
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本F3選手権第6戦 -RIJ- (1995-06-17) Provisional Race-Results
For All Japan F3 Championship Rd.6 TI英田サーキット : (3.702km)
P No. Driver------------- Car-------------------- Lap --GoalTime- -km/h--
1 7 P.デ・ラ・ロサ (E) Dallara F395/Toyota 25 43'57.197 126.339
2 6 本山 哲 (J) Dallara F395/Mugen 25 43'59.546 126.226
3 33 道上 龍 (J) Dallara F395/Toyota 25 44'11.350 125.664
4 4 西宮 圭一 (J) Dallara F393/Opel * 25 44'44.851 124.096
5 23 加藤 寛規 (J) Dallara F395/Mugen 25 44'45.876 124.049
6 26 立川 祐路 (J) Dallara F395/Toyota 25 44'48.072 123.948
7 16 土屋 武士 (J) Dallara F394/Toyota * 25 45'05.604 123.144
8 27 川本 篤 (J) Dallara F395/Toyota 25 45'07.483 123.059
9 2 脇坂 寿一 (J) Dallara F395/Mugen 25 45'13.560 122.783
10 87 大西太一郎 (J) Dallara F395/HKS 25 45'44.741 121.389
11 37 田中 勝喜 (J) Dallara F393/ 24 - 1Lap
12 15 小泉 和寛 (J) Dallara F394/Opel * 22 - 3Laps
------------------------- DNC ------------------------------------------
11 井出 有治 (J) Dallara F393/Mugen * 11 - 14Laps
36 篠宮 正 (J) Dallara F394/Mugen * 7 - 18Laps
8 早田 岳史 (J) Dallara F395/Toyota 5 - 20Laps
3 P.ペーター (A) Dallara F395/Opel 2 - 23Laps
38 浅見 武 (J) Dallara F393/Mugen * 0 - 25Laps
32 横林 直樹 (J) Dallara F395/Toyota 0 - 25Laps
*************************************************************************
* *印はJクラス
情報提供:宮下 敦(PAF00313)/TI
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本F3選手権第6戦 -RIJ- (1995-06-17) Provisional Starting Grid
For All Japan F3 Championship Rd.6 TI英田サーキット : (3.702km)
P No.Driver------------- Car-------------------- Best-LapT Behind -km/h-
1 7 P.デ・ラ・ロサ (E) Dallara F395/Toyota 1'30.150 147.834
2 6 本山 哲 (J) Dallara F395/Mugen 1'30.671 0.521 146.984
3 8 早田 岳史 (J) Dallara F395/Toyota 1'30.885 0.735 146.638
4 33 道上 龍 (J) Dallara F395/Toyota 1'30.916 0.766 146.588
5 3 P.ペーター (A) Dallara F395/Opel 1'30.968 0.818 146.504
6 23 加藤 寛規 (J) Dallara F395/Mugen 1'31.156 1.006 146.202
7 2 脇坂 寿一 (J) Dallara F395/Mugen 1'31.174 1.024 146.173
8 4 西宮 圭一 (J) Dallara F393/Opel * 1'31.245 1.095 146.060
9 11 井出 有治 (J) Dallara F393/Mugen * 1'31.390 1.240 145.828
10 16 土屋 武士 (J) Dallara F394/Toyota * 1'31.447 1.297 145.737
11 27 川本 篤 (J) Dallara F395/Toyota 1'31.519 1.369 145.622
12 26 立川 祐路 (J) Dallara F395/Toyota 1'31.560 1.410 145.557
13 32 横林 直樹 (J) Dallara F395/Toyota 1'31.808 1.658 145.164
14 38 浅見 武 (J) Dallara F393/Mugen * 1'32.112 1.962 144.685
15 36 篠宮 正 (J) Dallara F394/Mugen * 1'32.940 2.790 143.396
16 87 大西太一郎 (J) Dallara F395/HKS 1'33.010 2.860 143.288
17 15 小泉 和寛 (J) Dallara F394/Opel * 1'33.404 3.254 142.683
18 37 田中 カツ喜 (J) Dallara F393/Mugen 1'33.822 3.672 142.048
*****************************************************************************
* *印はJクラス
情報提供:宮下 敦(PAF00313)/TI
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
N1耐久シリーズ第4戦 -RIJ- (1995-06-17) Qualify-Session
For N1 Endurance Series Rd.4 TI英田サーキット :(3.702km)
P No. Driver(s)----------- Car------------------- Best-LapT -Behind -km/h--
1 13 木下みつひろ/菊地靖 Nissan Skyline GT-R R1'39.286 134.230
2 23 砂子智彦/藤島敏也 Nissan Skyline GT-R R1'39.294 0.008 134.220
3 32 横島 久/竹内浩典 Nissan Skyline GT-R R1'39.556 0.270 133.866
4 11 原 貴彦/和田 久 Nissan Skyline GT-R R1'39.917 0.631 133.383
5 3 中谷明彦/大井貴之 Mitsubishi GTO R1'40.541 1.255 132.555
6 1 桂 伸一/木下隆之 Nissan Skyline GT-R 1'40.970 1.684 131.992
7 30 小川日出生/細野智行 Mitsubishi Lancer Evo. 1'45.159 5.873 126.734
8 5 榎本広行/真田睦明 BMW M3 1'45.196 5.910 126.689
9 33 三好正己/村松康生 Mitsubishi Lancer Evo. 1'45.506 6.220 126.317
10 66 渡辺 明/田嶋栄一 Honda Civic Si-R R1'46.181 6.895 125.514
11 36 佐藤浩二/芥川泰正 Honda Prelude Si 1'47.046 7.760 124.500
12 54 山内伸弥/瀬在仁志 Honda Civic Si-R 1'47.088 7.802 124.451
13 63 兵頭信一/三浦 靖 Honda Civic Si-R 1'47.326 8.040 124.175
14 91 河合隆仁/井入宏之 Honda Civic Si-R 1'47.472 8.186 124.006
15 73 土屋武士/長島正興 Honda Civic Si-R 1'47.706 8.420 123.737
16 95 小幡 栄/市嶋 樹 Honds Civic Si-R 1'47.755 8.469 123.681
17 18 伊藤隆文/新宅文寛 Mazda RX-7 1'47.904 8.618 123.510
18 60 赤尾文夫/鈴木恵一 Honda Civic Si-R 1'48.240 8.954 123.126
19 85 佐藤清治/佐藤 淳 Honda Civic Si-R 1'48.619 9.333 122.697
20 93 山本弘幸/上田照憲 Honda Civic Si-R 1'48.692 9.406 122.614
21 90 松永雅博/三原じゅん子 Toyota Levin 1'49.003 9.717 122.265
22 84 中谷誠志/高木雅宏 Honda Civic Si-R 1'49.297 10.011 121.936
23 56 浅井順久/谷口太英 Honda Civic Si-R 1'49.351 10.065 121.875
24 65 木村 博/辻 孝寿 Honda Civic Si-R 1'49.751 10.465 121.431
25 34 趙 顕樹/中田雅久 Honda Prelude Si 1'49.757 10.471 121.425
26 80 米田幸史/前嶋 晃 Honda Prelude Si 1'50.763 11.477 120.322
27 51 小嶋光明/西口一馬 Honda Civic Si-R 1'52.041 12.755 118.949
28 71 及川浩司/柴田徳光 Honda Civic Si-R 1'53.336 14.050 117.590
29 70 橋本道彦/大森重光 Honda Civic Si-R 1'53.527 14.241 117.392
****************************************************************************
* Rマークはコースレコード (#66はクラス4のコースレコード)
情報提供:宮下 敦(PAF00313)/TI
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本F3選手権第6戦 -RIJ- (1995-06-17) 1st Qualify-Session
For All Japan F3 Championship Rd.6 TI英田サーキット : (3.702km)
P No.Driver------------- Car-------------------- Best-LapT Behind -km/h-
1 7 P.デ・ラ・ロサ (E) Dallara F395/Toyota 1'30.150 147.834
2 6 本山 哲 (J) Dallara F395/Mugen 1'30.671 0.521 146.984
3 33 道上 龍 (J) Dallara F395/Toyota 1'30.916 0.766 146.588
4 3 P.ペーター (A) Dallara F395/Opel 1'30.968 0.818 146.504
5 23 加藤 寛規 (J) Dallara F395/Mugen 1'31.158 1.008 146.199
6 4 西宮 圭一 (J) Dallara F393/Opel * 1'31.246 1.096 146.058
7 11 井出 有治 (J) Dallara F393/Mugen * 1'31.390 1.240 145.828
8 8 早田 岳史 (J) Dallara F395/Toyota 1'31.443 1.293 145.743
9 16 土屋 武士 (J) Dallara F394/Toyota * 1'31.447 1.297 145.737
10 26 立川 祐路 (J) Dallara F395/Toyota 1'31.560 1.410 145.557
11 2 脇坂 寿一 (J) Dallara F395/Mugen 1'31.655 1.505 145.406
12 32 横林 直樹 (J) Dallara F395/Toyota 1'31.808 1.658 145.164
13 38 浅見 武 (J) Dallara F393/Mugen * 1'32.112 1.962 144.685
14 36 篠宮 正 (J) Dallara F394/Mugen * 1'32.940 2.790 143.396
15 87 大西太一郎 (J) Dallara F395/HKS 1'33.022 2.872 143.269
16 15 小泉 Kazuhiro (J) Dallara F394/Opel * 1'33.494 3.344 142.546
17 37 田中 KATSUKI (J) Dallara F393/Mugen * 1'33.832 3.682 142.033
18 27 川本 篤 (J) Dallara F395/Toyota 1'36.431 6.281 138.205
*****************************************************************************
* *印はJクラス
情報提供:宮下 敦(PAF00313)/TI
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
JTCC(全日本ツーリングカー選手権)のリザルトの中で、「#31 飯田 薫」
とあるのは、飯田 章選手の誤りでした。
お詫びして訂正いたします。
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686) *
1995年6月12日
本田技研工業株式会社 広報部/モーターレクリエーション推進センター1995年 全日本ツーリングカー選手権 第5戦・第6戦
中子選手(Castrol 無限 CIVIC)
2戦連続ポイント獲得!
●開催日 : 1995年6月10(土/予選)~11日(日/決勝)
●開催地 : 北海道 十勝インターナショナルスピードウェイ
●コース全長:3,400m ●決勝レース: 27周(第5戦、第6戦共)
●天 候 : 決勝日 晴れ(ドライ) 予選日 曇りのち雨(ドライ→ウェット)
●気 温 : 15℃(決勝日/12時30分)
●観客数 : 41,300人
1995年全日本ツーリングカー選手権第3回大会が、6月10~11日、北海道十勝インターナショナルスピードウェイにおいて、地元帯広市の高橋市長を大会名誉会長に迎え開催された。
今大会の参戦チームは、
・ジャックス シビック(JACCS MOON CRAFT MOTOR SPORTS PROJECT)の服部尚貴選手
・PIAA CIVIC VTEC(NAKAJIMA PLANNING)の田中哲也選手
・Castrol 無限 CIVIC(TEAM Castrol 無限 HONDA)の中子修選手
・5ZIGEN CIVIC(TEAM 5ZIGEN)の岡田秀樹選手
・GATHERS・CIVIC(CONCEPT L RACING TEAM)の清水和夫選手
・ADVAN圭市CIVIC(チーム国光)の土屋圭市選手
以上のの6チーム(ゼッケン順)。
エンジンは第2回大会と同じく、Castrol 無限 CIVICの中子修選手と5ZIGEN CIVICの岡田秀樹選手がB18C改、他の4チームはH22A改(リバースヘッド仕様)を使用。
《公式予選:第1回 6月10日(土) 11:20~11:50 第2回14:30~15:00》
午後のセッションは雨天が予想されたため、各チームとも積極的にタイムアタックを開始。
シビック勢は土屋選手を先頭に次々にコースイン、懸命のタイムアタックが始まった。予選開始10分後、服部選手、田中選手、土屋選手が4~6位にポジションを占めていたが、他チームも次々と好タイムをマークし激しいポジション争いとなった。結局、田中選手が13番手、土屋選手が14番手、服部選手が18番手、岡田選手が19番手、清水選手が23番手で公式予選第1回を終了した。中子選手は電気系統のトラブルで不出走となってしまった。予選トップから14番手の土屋選手までがコースレコードを更新するという激しいタイム争いであった。
予想通り、第1回終了直後から雨が降り出し午後2時30分からの公式予選第2回は、降りしきる雨の中ウェット・コンディションで開始された。第1回に出走出来なかった中子選手も終了8分前に猛然とスタート、ラップ毎に好タイムをマークしこの回5番手と健闘したが、ウェット・コンディションのためタイムを伸ばすことができず、結果的にドライで行われた第1回で順位が決まり、予選1・2回を通した総合順位では最後尾スタートとなってしまった。
ポールポジションは、予選第1回に1分23秒137のコースレコードを記録したトム・クリステンセン選手が獲得した。
《第5戦:6月11日(日) 13:08スタート》出走:30台
午前中は多少の雲が残ったものの、ピットウォークが始まる頃にはすっかり晴れ上がり快晴の空の下、十勝スーパーツーリングカー選手権レースのスタート進行が開始された。 レースはほぼ定刻通りにスタート、第1コーナーへ向かった。シビック勢では土屋選手と中子選手が絶妙のスタートを見せ、第1コーナーなどでスピンする他チームを尻目に、土屋選手6位、中子選手は最後尾から一気に15位まで順位を上げ、メインストレートに戻ってきた。中子選手はその後も着実に順位を上げ、8位でゴール。選手権ポイント3点を獲得した。土屋選手は3周目、他車に追突されスピン、コースアウトし29位にまで順位を落としてしまった。その後土屋選手は必死の追い上げを試みたが、スピンした際に左後輪のセッティングにダメージを受け徐々にペースダウンを強いられ、結局23位でレースを終えた。田中選手は14位走行中の12周目、他チームと接触して遅れ16位でゴールとなった。岡田選手は18位でゴール。服部選手は18周目にハブトラブルで、清水選手は4周目にサスペンショントラブルで、ともにリタイヤとなった。
レースは、ポールポジションからスタートしそのまま逃げ切ったトム・クリステンセン選手が、今シーズン3勝目を飾った。
《第6戦:6月11日(日) 14:45スタート》出走:29台
続く第6戦も、ほぼ定刻通りにスタート。
8番手スタートの中子選手は、序盤やや遅れたものの6周目には8位、12周目には7位とポジションを取り戻し、鈴木利男選手と飯田選手のサニー勢とデッドヒートを繰り広げていたが、24周目、周回遅れに阻まれた隙に順位を落とし9位でゴールとなった。他のシビック勢では、岡田選手が着実に走り15位、清水選手はインターバルにパーツ交換を行いスタートには間に合ったものの今一つペースが上げられず24位、服部選手は28位スタートから19位まで追い上げたが、ハブトラブルが再発して15周目にリタイヤしてしまった。田中選手は10周目コースアウト、土屋選手は3周目にエンジントラブルでそれぞれリタイヤした。
レースは、序盤トップをキープしたS.ソーパー選手を7周目にかわしたミハエル・クルム選手が、JTCC参戦以来の初優勝を獲得した。
・Castrol 無限 CIVIC 熊倉淳一監督のコメント
「金曜日のフリー走行でも一桁順位のタイムを出し、マシン全体としては良くなってきていると思います。予選では、スタート時に電気系のトラブルでエンジンがかからず2回目に賭けたのですが、雨のためタイムが伸びず最後尾スタートとなってしまった。第5戦では中子選手のがんばりでスタートで15番手まで上がり、結果は8位にまで挽回できた。第6戦では終盤周回遅れに阻まれて順位を落としてしまった。今後プライベートテストも計画しているし、次の鈴鹿に向けて熟成をはかっていきます。」
・Castrol 無限 CIVIC 中子 修選手のコメント
「今回はあまり良いところがありませんでした。我々のマシンも少しづつ良くなっていますが、あと一歩です。第6戦は僕自身ハーフスピンしたりして失敗したうえに、終盤周回遅れに引っかかった隙に順位を落としてしまいました。現状でも予選でもっと前に出られればもう少し良い結果を残せると思うので、次にがんばります。」
提供:本田技研工業株式会社
(全16戦中6戦終了)
3/12 5/14 6/11 7/ 2 7/23 8/ 6 10/ 8 11/ 5
富 富 菅 菅 十 十 鈴 鈴 美 美 T T 仙 仙 富 富 総 有
士 士 生 生 勝 勝 鹿 鹿 祢 祢 I I 台 台 士 士 合 効
No.-Driver--------- Rd. 1- 2- 3- 4- 5- 6- 7- 8- 9-10-11-12-13-14-15-16- P- P
1 関谷 正徳 9 12 15 15 12 7 70
39 T.クリステンセン 15 15 6 0 15 0 51
10 S.ソーパー 1 6 7 7 9 9 39
37 M.クルム DNS DNS12 0 7 15 34
38 光貞 秀俊 0 0 5 12 4 12 33
87 A.リード 12 9 0 5 0 3 29
16 中子 修 0 0 9 9 3 2 23
18 木下 みつひろ 6 7 1 0 5 0 19
12 星野 一義 5 5 0 4 0 0 14
35 中谷 明彦 0 0 0 0 6 6 12
25 影山 正美 7 0 0 DNS 2 0 9
33 本山 哲 0 0 3 6 0 0 9
14 服部 尚貴 3 4 0 0 0 0 7
32 鈴木 利男 - - 0 0 0 5 5
31 飯田 薫 - - 0 DNS 1 4 5
15 田中 哲也 2 1 0 2 0 0 5
73 J.ヴィンケルホック 4 0 - - - - 4
3 長谷見 昌弘 0 0 4 0 0 0 4
86 J.ベル 0 0 0 3 0 0 3
8 見崎 清志 0 3 0 0 0 0 3
73 L.バイエルン - - 2 1 0 0 3
19 金石 勝智 0 2 0 0 0 1 3
100 土屋 圭市 - - 0 0 0 0 0
77 清水 和夫 0 0 0 0 0 0 0
68 福山 英朗 未出走 0 0 - - 0
50 岡田 秀樹 - - 0 0 0 0 0
47 小林 正吾 0 0 0 0 - - 0
22 茂木 和男 0 0 0 DNS 0 0 0
21 一ツ山 康 0 0 0 0 0 0 0
17 金海 辰彦 - - 0 0 0 0 0
13 浅野 武夫 0 0 0 0 0 0 0
11 原 貴彦 0 0 - - - - 0
6 寺田 陽次朗 0 0 0 0 - - 0
5 真田 睦明 0 0 0 0 0 0 0
68 山本 将之 - - - - 0 0 0
*****************************************************************************
* 1位から10位までに15-12-9-7-6-5-4-3-2-1のポイント
* ( )内は有効ポイント外
* 全16戦のうち11戦まで(全レースの70%,小数点以下四捨五入)の有効ポ
イント制
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
全日本ツーリングカー選手権第6戦 -RIJ- (1995-06-11) Provisional Race-Results
For All Japan Touring Car Championship Rd.6 十勝スピードウェイ : (3.400km)
P No. Driver-------------- Car-------------------- Lap GoalTime-- -km/h--
1 37 M.クルム (D) Toyota Corona Exiv 27 38'34.055 142.814
2 38 光貞 秀俊 (J) Toyota Corona 27 38'42.661 142.285
3 10 S.ソパー (GB) BMW 318i 27 38'43.199 142.252
4 1 関谷 正徳 (J) Toyota Corona Exiv 27 38'44.419 142.177
5 35 中谷 明彦 (J) BMW 318i 27 39'02.819 141.061
6 32 鈴木 利男 (J) Nissan Sunny 27 39'12.937 140.454
7 31 飯田 薫 (J) Nissan Sunny 27 39'13.389 140.427
8 87 A.レイド (GB) Opel Vectra 27 39'13.962 140.393
9 16 中子 修 (J) Honda Civic Ferio 27 39'15.515 140.301
10 19 金石 勝智 (J) Toyota Sprinter Marino 27 39'17.728 140.169
11 3 長谷見 昌弘 (J) Nissan Premera 27 39'19.330 140.074
12 39 T.クリステンセン(DK) Toyota Corona 27 39'25.233 139.724
13 25 影山 正美 (J) Toyota Carolla 27 39'28.784 139.515
14 86 J.ベル (GB) Opel Vectra 27 39'29.370 139.480
15 50 岡田 秀樹 (J) Honda Civic Ferio 27 39'29.833 139.453
16 73 L.P.V.バイエルン (D) BMW 318i 27 39'30.160 139.434
17 51 本山 哲 (J) Toyota Exiv 27 39'31.203 139.372
18 18 木下みつひろ (J) BMW 318i 27 39'37.012 139.032
19 22 茂木 和男 (J) BMW 318i 27 39'41.140 138.791
20 8 見崎 清志 (J) Toyota Carolla 27 39'48.298 138.375
21 5 真田 睦明 (J) BMW 318i 27 39'48.726 138.350
22 17 金海 辰彦 (J) Vauxhall Cavalie 27 40'02.460 137.559
23 21 一ツ山 幹雄 (J) BMW 318i 26 - 1Lap
24 77 清水 和夫 (J) Honda Civic Ferio 26 - 1Lap
25 13 浅野 武夫 (J) BMW 318i 26 - 1Lap
26 68 山本 将之 (J) Toyota Carolla 26 - 1Lap
--------------------------- DNC ------------------------------------------
14 服部 尚貴 (J) Honda Civic Ferio 15 - 12Laps
15 田中 哲也 (J) Honda Civic Ferio 9 - 18Laps
100 土屋 圭市 (J) Honda Civic Ferio 2 - 25Laps
12 星野 一義 (J) Nissan Premera 0 - 27Laps
**************************************************************************
提供:十勝インターナショナルスピードウェイ
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本ツーリングカー選手権第5戦 -RIJ- (1995-06-11) Provisional Race-Results
For All Japan Touring Car Championship Rd.5 十勝スピードウェイ : (3.400km)
P No. Driver-------------- Car-------------------- Lap GoalTime-- -km/h--
1 39 T.クリステンセン(DK) Toyota Corona 27 38'36.265 142.678
2 1 関谷 正徳 (J) Toyota Corona Exiv 27 38'36.655 142.654
3 10 S.ソパー (GB) BMW 318i 27 38'52.127 141.708
4 37 M.クルム (D) Toyota Corona Exiv 27 38'55.241 141.519
5 35 中谷 明彦 (J) BMW 318i 27 39'00.363 141.209
6 18 木下みつひろ (J) BMW 318i 27 39'07.319 140.790
7 38 光貞 秀俊 (J) Toyota Corona 27 39'09.856 140.638
8 16 中子 修 (J) Honda Civic Ferio 27 39'14.212 140.378
9 25 影山 正美 (J) Toyota Carolla 27 39'18.900 140.099
10 31 飯田 薫 (J) Nissan Sunny 27 39'19.100 140.087
11 32 鈴木 利男 (J) Nissan Sunny 27 39'20.282 140.017
12 19 金石 勝智 (J) Toyota Sprinter Marino 27 39'26.193 139.667
13 73 L.P.V.バイエルン (D) BMW 318i 27 39'26.629 139.642
14 22 茂木 和男 (J) BMW 318i 27 39'31.048 139.381
15 86 J.ベル (GB) Opel Vectra 27 39'31.274 139.368
16 15 田中 哲也 (J) Honda Civic Ferio 27 39'31.821 139.336
17 3 長谷見 昌弘 (J) Nissan Premera 27 39'37.599 138.997
18 50 岡田 秀樹 (J) Honda Civic Ferio 27 39'39.045 138.913
19 87 A.レイド (GB) Opel Vectra 27 39'39.244 138.901
20 5 真田 睦明 (J) BMW 318i 27 39'40.163 138.848
21 8 見崎 清志 (J) Toyota Carolla 27 39'44.273 138.608
22 51 本山 哲 (J) Toyota Exiv 27 40'02.869 137.536
23 100 土屋 圭市 (J) Honda Civic Ferio 26 - 1Lap
24 21 一ツ山 幹雄 (J) BMW 318i 26 - 1Lap
25 13 浅野 武夫 (J) BMW 318i 26 - 1Lap
26 68 山本 将之 (J) Toyota Carolla 26 - 1Lap
27 17 金海 辰彦 (J) Vauxhall Cavalie 25 - 2Laps
--------------------------- DNC ------------------------------------------
14 服部 尚貴 (J) Honda Civic Ferio 17 - 10Laps
12 星野 一義 (J) Nissan Premera 12 - 15Laps
77 清水 和夫 (J) Honda Civic Ferio 4 - 23Laps
**************************************************************************
提供:十勝インターナショナルスピードウェイ
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本ツーリングカー選手権第5戦 -RIJ- (1995-06-10) Qualify-Session
For All Japan Touring Car Championship Rd.5 十勝スピードウェイ : (3.400km)
P No. Driver-------------- Car ------------------ Best-LapT Behind -km/h-
1 39 T.クリステンセン(DK) Toyota Corona 1'23.137 147.227
2 37 M.クルム (D) Toyota Corona Exiv 1'23.363 0.226 146.828
3 87 A.レイド (GB) Opel Vectra 1'23.554 0.417 146.492
4 1 関谷 正徳 (J) Toyota Corona Exiv 1'23.659 0.522 146.308
5 12 星野 一義 (J) Nissan Premera 1'23.776 0.639 146.104
6 35 中谷 明彦 (J) BMW 318i 1'23.884 0.747 145.916
7 38 光貞 秀俊 (J) Toyota Corona 1'23.909 0.772 145.872
8 10 S.ソパー (GB) BMW 318i 1'23.924 0.787 145.846
9 19 金石 勝智 (J) Toyota Sprinter Marino 1'24.041 0.904 145.643
10 25 影山 正美 (J) Toyota Carolla 1'24.139 1.002 145.474
11 31 飯田 薫 (J) Nissan Sunny 1'24.184 1.047 145.396
12 86 J.ベル (GB) Opel Vectra 1'24.188 1.051 145.389
13 15 田中 哲也 (J) Honda Civic Ferio 1'24.300 1.163 145.196
14 100 土屋 圭市 (J) Honda Civic Ferio 1'24.325 1.188 145.153
15 18 木下みつひろ (J) BMW 318i 1'24.512 1.375 144.832
16 32 鈴木 利男 (J) Nissan Sunny 1'24.714 1.577 144.486
17 51 本山 哲 (J) Toyota Exiv 1'24.736 1.599 144.449
18 14 服部 尚貴 (J) Honda Civic Ferio 1'25.036 1.899 143.939
19 50 岡田 秀樹 (J) Honda Civic Ferio 1'25.364 2.227 143.386
20 3 長谷見 昌弘 (J) Nissan Premera 1'25.367 2.230 143.381
21 73 L.P.V.バイエルン (D) BMW 318i 1'25.433 2.296 143.270
22 22 茂木 和男 (J) BMW 318i 1'25.446 2.309 143.248
23 77 清水 和夫 (J) Honda Civic Ferio 1'25.607 2.470 142.979
24 8 見崎 清志 (J) Toyota Carolla 1'25.850 2.713 142.574
25 17 金海 辰彦 (J) Vauxhall Cavalie 1'26.743 3.606 141.106
26 13 浅野 武夫 (J) BMW 318i 1'26.991 3.854 140.704
27 21 一ツ山 幹雄 (J) BMW 318i 1'27.023 3.886 140.652
28 5 真田 睦明 (J) BMW 318i 1'27.306 4.169 140.197
29 68 山本 将之 (J) Toyota Carolla 1'29.477 6.340 136.795
30 16 中子 修 (J) Honda Civic Ferio 1'33.108 9.971 131.460
****************************************************************************
提供:十勝インターナショナルスピードウェイ
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 富士・爆走6時間N1耐久レ-ス *
* N1耐久レース正式結果表 *
* 1995.06.04 天候 : 雨のち曇り コース状況 : ウェット&ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2 ドライバー 3
車 名 周回 所要時間 トップ差 km/h ベストタイム
-------------------------------------------------------------------------------
1 32 1 横島 久 竹内 浩典
日産プリンス千葉GTRファルケン 195 6:01'22.626 144.721 1'42.289
2 22 1 河合 博之 都平 健二 須賀 宏明
アイ・オートGT-R 194 6:01'59.858 1 Lap 143.732 1'43.130
3 13 1 木下みつひろ 菊地 靖
エンドレス アドバン GTR 193 6:01'14.479 2 Laps 143.291 1'42.478
4 23 1 砂子 智彦 藤島 敏也
プリンス東京フジツボGT-R 193 6:02'09.792 2 Laps 142.926 1'41.655
5 3 1 中谷 明彦 大井 貴之
プーマ GTO 192 6:00'37.595 3 Laps 142.791 1'41.811
6 36 3 佐藤 浩二 芥川 泰正 鈴木桂太郎
フィールズツインカムプレリュード 183 6:01'37.477 12 Laps 135.723 1'49.470
7 31 1 鈴木 学 金海 辰彦 斉藤 慎輔
Uj・トランピオ・BP・GTR 181 6:01'11.500 14 Laps 134.400 1'47.237
8 5 2 榎本 広行 加藤 隆史 眞田 睦明
ジャラーナBPダンロップBMW 181 6:01'14.727 14 Laps 134.380 1'48.133
9 60 4 赤尾 文夫 鈴木 恵一 新田 守男
ezTropicalCIVIC 180 6:00'14.689 15 Laps 134.009 1'49.866
10 95 4 小幡 栄 市嶋 樹 塚原 久
スプーン シビック 180 6:00'30.400 15 Laps 133.912 1'51.623
11 85 4 佐藤 清治 吉田 寿博 佐藤 淳
バービーズμスワローシビック 179 6:00'27.979 16 Laps 133.182 1'50.110
12 54 4 山内 伸弥 瀬在 仁志 玉本 秀幸
BPビスコベータアンクルシビック 178 6:00'28.056 17 Laps 132.438 1'54.185
13 35 3 岡田 秀樹 高原 智一 佐藤 久実
ホンダ・アコード 177 6:01'08.373 18 Laps 131.449 1'51.633
14 77 4 上原 秀郎 佐藤 清
ITAC CIVIC 176 6:00'50.150 19 Laps 130.816 1'53.153
15 12 3 黒須 俊文 萬雲 恒明 織戸 学
IPFワコーズ 325iクーペ 176 6:02'04.408 19 Laps 130.369 1'51.172
16 34 3 趙 顕樹 佐藤 元彦 湯浅 義光
FUNTECザパラプレリュード 173 6:05'19.196 22 Laps 127.008 1'52.291
17 91 4 河合 隆仁 井入 宏之 牧田 克哉
バーディクラブCIVIC 171 6:00'17.330 24 Laps 127.293 1'49.363
18 37 3 岡本 幸夫 桧井 保孝 伊藤 直澄
GIZAファルケンプレリュード 171 6:01'30.103 24 Laps 126.866 1'51.241
19 50 4 安藤 正一 鬼頭 勉
トライアルゼルダーシビック 169 6:00'55.475 26 Laps 125.582 1'53.839
20 68 4 大場 次雄 嶋村 馨 今村 正広
YAMATO CIVIC 169 6:01'09.317 26 Laps 125.502 1'52.098
21 81 4 吉富 章 柳 実 文 凡
中国賽車学校ミラージュ 163 6:00'32.896 32 Laps 121.250 1'51.886
22 87 4 大谷 浩之 土屋 直樹 大谷 貞治
D-JAC ミラージュ 162 6:01'41.787 33 Laps 120.124 1'54.238
23 92 4 佐々木和軌 大野 豊 岩谷 信一
トレンド・アイ・シビック 161 6:00'20.766 34 Laps 119.830 2'01.148
24 55 4 茂木 和男 大久保健治 古橋 譲
BPADVAN-μ CIVIC 159 6:00'24.824 36 Laps 118.319 1'49.638
25 53 4 奥村 晃三 池上 慎二 北村 正樹
NTT DoCoMo EG6 157 6:00'55.097 38 Laps 116.667 1'56.603
26 24 1 相澤 一民 菊地 聖志 高橋 潔
WiM SPEED GT-R 146 6:02'10.728 49 Laps 108.116 1'48.777
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
73 4 土屋 武士 長島 正興
Castrol CIVIC 176 19 Laps 1'51.465
52 4 西垣内正義 小林 敬一
5ZIGEN CIVIC 146 49 Laps 1'49.322
76 4 星野 薫 野地 広行 桜井 一郎
ASA HOSHINOレビン 136 59 Laps 1'52.502
66 4 渡辺 明 田嶋 栄一
BlacKRacingCIVIC 114 81 Laps 1'50.602
7 1 松岡 一美 渡辺ヒロキ 渡辺 正行
エルフマリーンワタナベ GTR 93 102 Laps 1'49.053
19 1 川崎 哲哉 福嶌 稔大 関根 基司
FKマッシモFALKENGTR 88 107 Laps 1'49.709
30 2 小川日出生 細野 智行
RSオガワランサー 83 112 Laps 1'51.809
1 1 桂 伸一 木下 隆之
日産アルティアファルケンGTR 69 126 Laps 1'49.311
11 1 原 貴彦 和田 久
RAZO・TRAMPIO・GTR 52 143 Laps 1'51.778
93 4 見並 秀文 磯田 尚孝 服部 吉男
KAMY’SSPORTSEG6 44 151 Laps 1'59.648
33 2 村松 康生 三好 正己
ミツビシランサーエボ 28 167 Laps 1'55.000
90 4 松永 雅博 三原じゅん子 田中 実
バーディクラブカローラレビン 25 170 Laps 2'02.807
-------------------------------------------------------------------------------
スタート 12:32'00 フィニッシュ 18:33'22.626
参加台数 : 39 台 出走台数 : 38 台 完走台数 : 26 台
ベストタイム No. 23 ( 砂子 智彦 ) 1'41.655 149/193 158.300 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 富士・爆走6時間N1耐久レ-ス *
* N1耐久 公式予選正式結果表 *
* 1995.06.03 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2 ドライバー 3
形 式 車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 32 1 横島 久 竹内 浩典
BCNR33 日産プリンス千葉GTRファルケン R1'37.113 14 165.704
2 11 1 原 貴彦 和田 久
BCNR33 RAZO・TRAMPIO・GTR R1'37.389 14 165.234
3 13 1 木下みつひろ 菊地 靖
BCNR33 エンドレス アドバン GTR R1'38.514 15 163.347
4 3 1 中谷 明彦 大井 貴之
Z15A プーマ GTO 1'38.746 16 162.964
5 22 1 河合 博之 都平 健二 須賀 宏明
BNR32 アイ・オートGT-R 1'38.904 14 162.703
6 1 1 桂 伸一 木下 隆之
BCNR33 日産アルティアファルケンGTR 1'38.931 18 162.659
7 19 1 川崎 哲哉 福嶌 稔大 関根 基司
BNR32 FKマッシモFALKENGTR 1'39.861 26 161.144
8 31 1 鈴木 学 金海 辰彦 斉藤 慎輔
BNR32 Uj・トランピオ・BP・GTR 1'40.499 20 160.121
9 30 2 小川日出生 細野 智行
CE9A RSオガワランサー 1'42.867 13 156.435
10 33 2 村松 康生 三好 正己
CE9A ミツビシランサーエボ 1'43.990 26 154.746
11 5 2 榎本 広行 加藤 隆史 眞田 睦明
E36 ジャラーナBPダンロップBMW 1'45.938 17 151.900
12 7 1 松岡 一美 渡辺ヒロキ 渡辺 正行
BNR32 エルフマリーンワタナベ GTR 1'46.302 14 151.380
13 66 4 渡辺 明 田嶋 栄一
EG-6 BlacKRacingCIVIC 1'46.834 14 150.626
14 36 3 佐藤 浩二 芥川 泰正 鈴木桂太郎
BB4 フィールズツインカムプレリュード 1'46.969 21 150.436
15 54 4 山内 伸弥 瀬在 仁志 玉本 秀幸
EG-6 BPビスコベータアンクルシビック 1'47.038 22 150.339
16 55 4 茂木 和男 大久保健治 古橋 譲
EG-6 BPADVAN-μ CIVIC 1'47.289 21 149.987
17 60 4 赤尾 文夫 鈴木 恵一 新田 守男
EG-6 ezTropicalCIVIC 1'47.437 26 149.781
18 52 4 西垣内正義 小林 敬一
EG-6 5ZIGEN CIVIC 1'47.479 28 149.722
19 91 4 河合 隆仁 井入 宏之 牧田 克哉
EG-6 バーディクラブCIVIC 1'47.510 25 149.679
20 95 4 小幡 栄 市嶋 樹 塚原 久
EG-6 スプーン シビック 1'47.989 21 149.015
21 93 4 見並 秀文 磯田 尚孝 服部 吉男
EG-6 KAMY’SSPORTSEG6 1'48.319 25 148.561
22 85 4 佐藤 清治 吉田 寿博 佐藤 淳
EG-6 バービーズμスワローシビック 1'48.441 23 148.394
23 37 3 岡本 幸夫 桧井 保孝 伊藤 直澄
BB4 GIZAファルケンプレリュード 1'49.062 19 147.549
24 73 4 土屋 武士 長島 正興
EG-6 Castrol CIVIC 1'49.276 29 147.260
25 77 4 上原 秀郎 佐藤 清
EG-6 ITAC CIVIC 1'49.540 25 146.905
26 35 3 岡田 秀樹 高原 智一 佐藤 久実
CD6 ホンダ・アコード 1'50.165 29 146.072
27 12 3 黒須 俊文 萬雲 恒明 織戸 学
E36 IPFワコーズ 325iクーペ 1'50.257 25 145.950
28 68 4 大場 次雄 嶋村 馨 今村 正広
EG-6 YAMATO CIVIC 1'50.375 26 145.794
29 81 4 吉富 章 柳 実 文 凡
CA4A 中国賽車学校ミラージュ 1'50.920 21 145.078
30 50 4 安藤 正一 鬼頭 勉
EG-6 トライアルゼルダーシビック 1'51.026 30 144.939
31 34 3 趙 顕樹 佐藤 元彦 湯浅 義光
BB4 FUNTECザパラプレリュード 1'51.033 18 144.930
32 76 4 星野 薫 野地 広行 桜井 一郎
AE101 ASA HOSHINOレビン 1'51.107 21 144.833
33 90 4 松永 雅博 三原じゅん子 田中 実
AE101 バーディクラブカローラレビン 1'51.651 16 144.128
34 87 4 大谷 浩之 土屋 直樹 大谷 貞治
CA4A D-JAC ミラージュ 1'51.902 20 143.804
35 53 4 奥村 晃三 池上 慎二 北村 正樹
EG-6 NTT DoCoMo EG6 1'53.099 24 142.282
36 92 4 佐々木和軌 大野 豊 岩谷 信一
EG-6 トレンド・アイ・シビック 1'55.199 24 139.689
37 24 1 相澤 一民 菊地 聖志 高橋 潔
BNR32 WiM SPEED GT-R 1'45.324 16 152.786
38 23 1 砂子 智彦 藤島 敏也
BCNR33 プリンス東京フジツボGT-R 2'57.758 2 90.528
-------------------------------------------------------------------------------
39 3 脇田 一輝 浦吉 浩 黒木 健次
BB4 井村屋・ヤマモリ・プレリュード 1
-------------------------------------------------------------------------------
'R'マークの車は,コースレコードを更新しました 従来のレコードタイムは 1'38.683
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
*********************************************************** Results Writer ***
* Series : '95全日本F3000選手権シリーズ : 95-06-01 *
* Title : F3000タイヤ協会菅生合同テスト *
* Course : スポーツランド菅生 Length(km): 3.704256 *
* Class : FIA/JAF F3000 Weather : FINE *
* : Timed Practice Session-5 Condition : DRY *
******************************************************************************
Pos.No Driver Chassis Engine Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 1 M.アピチェッラ YH REYNARD 95D JUDD/KV2 1'07.050 198.886
2 5 J.クロスノフ YH LOLA T94/50 COSWORTH 1'07.450 197.707 0.400
3 11 T.クリステンセン BS LOLA T94/50 MUGEN/OG 1'08.080 195.877 1.030
4 27 影山 正彦 YH REYNARD 95D MUGEN/TM 1'08.120 195.762 1.070
5 65 黒澤 琢弥 BS REYNARD 95D MUGEN/OG 1'08.340 195.132 1.290
6 3 金石 勝智 BS LOLA T94/50 JUDD/KV2 1'08.370 195.046 1.320
7 8 中野 信冶 YH DOME F104i MUGEN/MG 1'08.390 194.989 1.340
8 64 高木虎之介 BS REYNARD 94D MUGEN/MG 1'08.660 194.223 1.610
9 20 A-G.スコット BS LOLA T93/MC95 MUGEN/TM 1'08.670 194.194 1.620
10 25 山本 勝巳 BS REYNARD 95D MUGEN/TM 1'08.920 193.490 1.870
11 15 鈴木 利男 BS LOLA T94/50 MUGEN/TM 1'09.460 191.986 2.410
12 24 服部 尚貴 BS REYNARD 95D MUGEN/TM 1'09.640 191.489 2.590
13 19 星野 一義 BS LOLA T95/92 MUGEN/TM 1'09.780 191.105 2.730
14 7 影山 正美 YH LOLA T95/50 MUGEN/TM 1'09.800 191.050 2.750
15 9 M.マルティーニ BS LOLA T95/50 MUGEN/OG 1'10.090 190.260 3.040
16 28 近藤 真彦 YH REYNARD 94D MUGEN/TM 1'12.480 183.986 5.430
******************************************************************************
* (C)NAKAJIMA PLANNING/YOSHI ARIMATSU *
*********************************************************** Results Writer ***
* Series : '95全日本F3000選手権シリーズ : 95-06-01 *
* Title : F3000タイヤ協会菅生合同テスト *
* Course : スポーツランド菅生 Length(km): 3.704256 *
* Class : FIA/JAF F3000 Weather : FINE *
* : Timed Practice Session-6 Condition : DRY *
******************************************************************************
Pos.No Driver Chassis Engine Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 3 金石 勝智 BS LOLA T94/50 JUDD/KV2 1'07.620 197.210
2 11 T.クリステンセン BS LOLA T94/50 MUGEN/OG 1'07.620 197.210
3 5 J.クロスノフ YH LOLA T94/50 COSWORTH 1'07.770 196.773 0.150
4 19 星野 一義 BS LOLA T95/92 MUGEN/TM 1'07.800 196.686 0.180
5 1 M.アピチェッラ YH REYNARD 95D JUDD/KV2 1'07.880 196.454 0.260
6 64 高木虎之介 BS REYNARD 94D MUGEN/MG 1'07.880 196.454 0.260
7 24 服部 尚貴 BS REYNARD 95D MUGEN/TM 1'08.170 195.619 0.550
8 27 影山 正彦 YH REYNARD 95D MUGEN/TM 1'08.190 195.561 0.570
9 25 山本 勝巳 BS REYNARD 95D MUGEN/TM 1'08.300 195.246 0.680
10 9 M.マルティーニ BS LOLA T95/50 MUGEN/OG 1'08.670 194.194 1.050
11 65 黒澤 琢弥 BS REYNARD 95D MUGEN/OG 1'08.760 193.940 1.140
12 7 影山 正美 YH LOLA T95/50 MUGEN/TM 1'09.350 192.290 1.730
13 15 鈴木 利男 BS LOLA T94/50 MUGEN/TM 1'09.830 190.968 2.210
14 28 近藤 真彦 YH REYNARD 94D MUGEN/TM 1'11.160 187.399 3.540
******************************************************************************
* (C)NAKAJIMA PLANNING/YOSHI ARIMATSU *
タイヤテストは今日で終了です。
*********************************************************** Results Writer ***
* Series : 1995全日本ツーリングカー選手権 : 95-05-24 *
* Title : タイヤ協会美祢合同テスト *
* Course : MINEサーキット Length(km): 3.2389 *
* Class : 95 JTCC Weather : FINE *
* : Free Practice Session-1 Condition : DRY *
******************************************************************************
Pos.No Driver Chassis Engine Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 1 関谷 正徳 BS TOYOTA EXIV 3S-G 1'31.010 128.118
2 31 影山 正彦 BS NISSAN SUNNY SR20 1'31.230 127.809 0.220
3 39 T.クリステンセン BS TOYOTA EXIV 3S-G 1'31.330 127.669 0.320
4 12 星野 一義 BS NISSAN PREME. SR20 1'31.490 127.446 0.480
5 38 光貞 秀俊 BS TOYOTA CORONA 3S-G 1'31.510 127.418 0.500
6 37 M.クルム BS TOYOTA EXIV 3S-G 1'31.540 127.376 0.530
7 87 A.リード MI OPEL VECTRA C20 1'31.750 127.085 0.740
8 35 中谷 明彦 BS BMW 318is-4 S14 1'32.180 126.492 1.170
9 14 服部 尚貴 BS HONDA CIVIC H22A 1'32.330 126.287 1.320
10 35 中谷 明彦 BS BMW 318is-4 S14 1'32.450 126.123 1.440
11 86 J.ベル MI OPEL VECTRA C20 1'32.520 126.027 1.510
12 3 長谷見昌弘 BS NISSAN PREME. SR20 1'32.720 125.755 1.710
13 10 S.ソーパー YH BMW 318is-4 M42 1'32.790 125.661 1.780
14 18 木下みつひろ YH BMW 318is-4 S14 1'33.210 125.094 2.200
15 15 田中 哲也 BS HONDA CIVIC H22A 1'33.380 124.867 2.370
16 8 見崎 清志 MI TOYOTA CAROL. 3S-G 1'33.750 124.374 2.740
17 19 金石 勝智 YH TOYOTA EXIV 3S-G 1'33.770 124.347 2.760
18 32 水野 文則 BS NISSAN SUNNY SR20 1'34.400 123.517 3.390
19 77 清水 和夫 MI HONDA CIVIC H22A 1'34.880 122.892 3.870
******************************************************************************
* NAKAJIMA PLANNING/ARIMATSU *
*********************************************************** Results Writer ***
* Series : 1995全日本ツーリングカー選手権 : 95-05-24 *
* Title : タイヤ協会美祢合同テスト *
* Course : MINEサーキット Length(km): 3.2389 *
* Class : 95 JTCC Weather : FINE *
* : Free Practice Session-2 Condition : DRY *
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Pos.No Driver Chassis Engine Time Ave.(km/h) From Top
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1 1 関谷 正徳 BS TOYOTA EXIV 3S-G 1'31.380 127.599
2 87 A.リード MI OPEL VECTRA C20 1'31.730 127.113 0.350
3 37 M.クルム BS TOYOTA EXIV 3S-G 1'32.020 126.712 0.640
4 39 T.クリステンセン BS TOYOTA EXIV 3S-G 1'32.220 126.437 0.840
5 3 長谷見昌弘 BS NISSAN PREME. SR20 1'32.660 125.837 1.280
6 12 星野 一義 BS NISSAN PREME. SR20 1'32.790 125.661 1.410
7 10 S.ソーパー YH BMW 318is-4 M42 1'32.840 125.593 1.460
8 19 金石 勝智 YH TOYOTA EXIV 3S-G 1'33.090 125.256 1.710
9 35 中谷 明彦 BS BMW 318is-4 S14 1'33.320 124.947 1.940
10 16 中子 修 BS HONDA CIVIC B18C 1'33.490 124.720 2.110
11 18 木下みつひろ YH BMW 318is-4 S14 1'33.530 124.666 2.150
12 38 光貞 秀俊 BS TOYOTA CORONA 3S-G 1'33.590 124.586 2.210
13 27 土屋 圭市 YH HONDA CIVIC H22A 1'33.620 124.546 2.240
14 86 J.ベル MI OPEL VECTRA C20 1'33.890 124.188 2.510
15 14 服部 尚貴 BS HONDA CIVIC H22A 1'34.090 123.924 2.710
16 32 水野 文則 BS NISSAN SUNNY SR20 1'34.470 123.426 3.090
17 8 見崎 清志 MI TOYOTA CAROL. 3S-G 1'34.530 123.348 3.150
18 15 田中 哲也 BS HONDA CIVIC H22A 1'35.290 122.364 3.910
19 77 清水 和夫 MI HONDA CIVIC H22A 1'35.810 121.700 4.430
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* NAKAJIMA PLANNING/ARIMATSU *