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2017年11月

Vitz関西

ヴィッツ関西:第4戦最終戦鈴鹿 予選最高位2番手タイム獲得! レースは中止。1年を振り返って

  • チーム代表者:高崎保浩
  • チーム監督:長屋宏和
  • ドライビングアドバイザー:佐藤公哉・霜野誠友
  • チーフメカニック:永原達也
  • エントリー台数 71台 予選落ちあり

 年4戦、前戦の鈴鹿で学んだ経験を活かし、最終戦に挑みました。今回もマシンを入れ替え、3人にはこの1年間での成長を感じられるようにしました。

  • 勝木選手は前戦で旧型456号 今回は新型212号
  • 廣島選手は前戦で新型212号 今回は旧型456号
  • 和田選手は前戦で新型122号 今回は旧型220号

 マシンの差ではなく、自身のドライビングの走りの差を実感させました。チームのドライバーは、レース経験が浅く、自分よりもまわりのことに意識がいってしまう傾向があるので、まずは一番近い存在のチームメイトと競争をする意味でマシンシャッフルをしました。

■金曜占有走行 表彰台の目標へ

 前戦で組み立てたレースウィークの流れを変えず、同じように金曜日最終占有走行で予選を意識した走行をさせました。雨の鈴鹿をヴィッツで走るのは初めてで、どのような順位になるか全く分かりませんでした。

 占有走行Aグループ、勝木選手と廣島選手が走行。廣島選手2番手、勝木選手6番手で2人ともそれぞれ課題はありましたが、走り初めのリザルトは順調でした。

 占有走行Bグループ、和田選手が走行。和田選手13番手、アウトラップのデグナーコーナーでコースオフしてピットイン。その後、走行できましたが13番手で終えました。このコースオフで和田選手の流れを止めてしまったのは事実ですが、これも和田選手の経験のひとつだと思っています。

 この結果から開幕前に掲げていた表彰台の目標がはじめて見えました。

■土曜日予選 ドライバーは好調をキープ!

  • 廣島選手 2番手
  • 勝木選手 5番手
  • 和田選手 14番手

 持ち込んだパッケージ、この1年の流れを読んで、僕の中では全員がトップ10入り、最上位は5位で上出来だと予想していました。決勝表彰台も見え、前戦の課題だった緊張からくるミスをなくすために、精神的なゆとりを持たせることに集中しました。

・予選Aグループ 廣島選手と勝木選手

 予選アタックで、チャンピオンのゼッケン1峯選手の後ろに廣島選手、勝木選手をつかせ、引っ張ってもらってタイムを出させました。オープニングラップで差が開かずに戻ってきたので、チャンスありと感じました。1周目、峯選手より速いタイムでトップタイム! これには本当に驚きと喜びを感じ、このままと願いましたが、2周目に峯選手がタイムアップさせ、廣島選手は予選は2番手で終えました。

 その後、話しを聞くと、峯選手が廣島選手のスリップを使おうと譲ってくれた周にコースオフ、その周のセクター2でベストタイムが出ていたので、1コーナーのミスが無ければ、トップを狙えたかもしれません。まだ精神面の課題はたくさん残っていると感じました。

 勝木選手は序盤6番手タイムでしたが、最後の周にベストタイムを更新し、5番手で予選を終えました。このタイムアップはこの1年の成長だと感じ、凄くいい予選になりました。

・予選Bグループ 和田選手

 予選トップに並ばせようと、ピットアウトしたものの、黒田選手を前にいかせてしまい、本人の弱さを感じました。タイムが出ていなくても、気持ちを強く持っていなければ、速くはなれないと思います。チームは作戦を立て、そのための良い場所を作り上げています。ドライバーはそれを実行しないといけません。和田選手を成長させてあげられなかったことを凄く後悔しています。

■日曜日決勝 台風で中止!

 予選の結果が良かっただけに残念ですが、台風21号の影響でイベントが中止となりました。突然の発表で、もやもやした気持ちをどこにぶつければ良いのか分かりませんでしたが、また来年、もっと成長したチームとドライバーで、今期以上の結果を出したいと思います。本音は、ドライバーにレースをさせてあげたかった。走らせてあげたかったです。

■1年間を振り返って

 年間4戦の短いシリーズで、チーム全員が成長したと思います。僕は、チャンピオンゼッケン1の峯選手の動きを常にチェックし、レースウィークをどのように組み立て、タイヤ、マシンの仕上げ、暖機、ピットアウト、ピットイン、目で見えること全てをチームに還元しようとしました。その上で、3人にとって1番良い作戦を考えていました。最終戦は同じピットだったので、本当に勉強になりました。

 今年の開幕戦、まわりのチームからは突然現れた目立つけど遅いチームと思われていたと思いますが、最終戦の予選で、1周だけでもトップを取った時のまわりのチームのどよめきは誇らしいし、チームとして成長出来たんだなと実感しました。たぶん、面倒くさいチームになったと思いますが、ヴィッツレースに新しい風を吹かせたと実感しています! 事故後、人間関係や仕事で学んだ経験が、レースにも活かせるんだと感じた1年でした!

 最初、ドライバー3人に会ったのはレースウィークの金曜日の夜ご飯。「こいつら大丈夫か?」が第一印象でトップとのタイム差は3秒以上! レース経験上のこのタイム差で上位を狙えるわけがないし、基本全てを見直さなければならないと感じていました。僕自身も監督一年生、ヴィッツレース見るのも一年生でドライバーの状況とレースの流れを学んでいたのが開幕戦でした。

 第2戦は、金曜日、最初の練習走行でワークスマシンを勝木選手の大クラッシュで失い、マシンを寄せ集めて何とか3台ともレースは出来ましたが、その悪い流れをドライバーもチームも振り切れず、結果は散々でした。しかし、開幕戦で感じたヴィッツレースの流れで、「こうすると良いだろう」と思ったことを実践出来、レースウィークの組み立てには満足出来ていました。悪いところが全て出たのが第2戦でした。

 第3戦は、岡山から鈴鹿に変わり、3人ともにSRS-F鈴鹿レーシングスクールフォーミュラの経験を活かせると思っていました。マシンシャッフルを行い、3人の実力の差とチーム内の団結力を感じられたレースでした。勝木選手のマシントラブルもあり、来年度から投入予定だった速いと言われている旧型マシンを投入出来たのも大きかったと思います。それまで、ドライバーの心の何処かに、「旧型マシンに乗れば1.5秒速くなれる」というチームからしたら邪念があり、その真実を知れたことで、「新型でもいくんだ」とドライバーに自信をつける切っ掛けになれました。

 僕自身、ドライバーに教えることで考え方を振り返られて、凄く勉強になりました。ひとりひとり成長を感じられ、全員が同じ方向に向けていて本当に素晴らしいチームになれたと思います。

 1年間、応援ありがとうございました。2年計画の1年目が終わりました。来年もAVANTEHレーシングの応援宜しくお願い致します。

Hirokazu NAGAYA

Super Car Race Series

SCR:第4戦富士決勝 GT3クラスの落合俊之/松本武士組(HOJUST HURACAN)が総合優勝

 2017 CARGUY SUPER CAR RACEの第4戦決勝レースが、富士スピードウェイを舞台に9月17日(日)に開催された。前日に続いてあいにくの空模様にはなったものの、レースは非常に白熱し、大いに盛り上がりを見せていた。

 第4戦のスターティンググリッドは、第3戦のベストタイム順に決定。そのためポールポジションはファステストラップを記録した、佐藤元春/平中克幸組のKSD RACING SLS GT3が獲得することとなった。なお佐藤組は第3戦で優勝しているため、タイムハンデ15秒間が追加され、ピット停止時間は75秒に。2番手には落合俊之/松本武士組のHOJUST HURACANがつけ、第3戦で2位だったため、タイムハンデ10秒が追加されて停止時間は81.5秒間に。3番手につけたのはCARGUY RUF HURACAN GT3の木村武史で、やはり3位でゴールしていたことからタイムハンデ5秒間が追加され、停止時間は96秒間となっている。

 CUP1クラスのトップで、7番手でスタートを切るのはKSD RACING 458CHPの大湯都史樹。第3戦でクラス優勝を飾っているため、タイムハンデ15秒間が加算され、ピット停止時間は60秒間に。これに続く8番手もCUP1クラス2位だった、CARSCOSOアネックス997GT3CUPの肥後聡彌。10秒間追加されて停止時間は55秒となった。

 そして、GT4/N1クラスのトップとして、本来9番手からスタートを切るはずだった、R9オートセレクトレーシングの片岡昇はデフトラブルのため、決勝を前に敢無くリタイア。10番手スタートとなるBRP★Audi RS3 LMSの奧村浩一/須田力組は、優勝のタイムハンデが追加されて55秒の停止となる。なお、Nissoku 86の川島直弥/原嶋昭弘組も、マシントラブルのため決勝を前にリタイアとなっている。

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 前日に引き続き決勝のスタート前には、アストンマーチン・バルカンとマクラーレンP1によるデモランが行われ、観客を大いに喜ばせた。ただし、バルカンはコンディションを考慮して、残念ながら決勝出場は叶わなかった。

 50分間で競われる第4戦決勝は、第3戦時ほど雨は強くなかったことから、セーフティカースタートではなく、通常のローリングスタートで開始された。スタート直後に絶妙のダッシュを決めたのは、5番手YJHD HURACAN STを駆るケイ・コッツォリーノ。ポールスタートの平中に1コーナーで早くも迫る勢いを見せたが、ここでの逆転はならず。しかし、コッツォリーノは平中に1周ピタリと背後について2周目のストレートで並び、1コーナーまでに前に出ることに成功。ここからパートナーの中西一起にマージンをプレゼントすべく、一気にスパートをかけるはずが、続く平中もしっかり食らいついて離れない。そればかりか、11周目の13コーナーで平中に抜き返されてしまう。

 一方、序盤の3番手争いも大いに白熱していた。HOJUST HURACANの落合がリードするも、CARGUY RUF HURACAN GT3の木村が食らいついて離れず。2車両のデッドヒートが高まり、やがてYuuki Japan GROUP HURACAN STの横溝直輝、M2 corse HURACAN GT3の林裕介も加わり、4台が一列に連なり合うこととなった。なかなか前に出ることが許されない状況に対し、木村は10周目にピットに入るも、それがピットウィンドウオープンより、やや早めだった印象も……。3番手を争っていた他の3台は11周目にピットイン。逆にトップを争っていた2台が、ドライバー交代をギリギリまで遅らせたのは言うまでもない。

 先に入ったのは2番手の YJHD HURACAN STで、14周目に中西と交代。次の周にはKSD RACING SLS GT3も、残り1分間の段階で佐藤と交代。その結果、佐藤はトップをキープ、これに続いたのは、木村だった。しかしながらタイム差は23秒にも達していたが、ペースに優るのは木村。さらに17周目に3番手に浮上していた、HOJUST HURACANの松本も佐藤よりもペースが優っており、いずれ一線上に並ぶものと予想された。

 だがしかし、18周目にCARGUY RUF HURACAN GT3に対し、無情の宣告が下された。ピットに入るタイミングがわずかに早く、ペナルティとしてドライビングスルーが命じられたのだ。これにより、HOJUST HURACANが2番手に浮上。その時点での3台の間隔は23秒、26秒となった。 必死に逃げる佐藤、それを追う松本、さらに木村。ゴールまで残り3分を切った23周目には、それぞれの間隔が約4秒差に。その最中にバックマーカーが現れたからたまらない。明らかに進路を譲ろうとはしているのだが、そこは追い越し困難なセクター3。だが、レクサスコーナ ーで松本がトップに浮上、続いて木村も佐藤に迫ろうとしていた。

 なんと言うことか、最終コーナーを立ち上がるとCARGUY RUF HURACAN GT3の木村がスローダウン! 直後にマシンを止めた木村。これでHOJUST HURACANが初優勝、そして連勝とはならなかったものの、KSD RACING SLS GT3が2位でゴール。また後続とは大差をつけていたこともあり、チェッカーこそ受けられなかったものの、CARGUY RUF HURACAN GT3は3位を獲得した。「ゴール直前の300mでガス欠みたいになっちゃって、『ノーパワー!』って言える気持ちが分かりましたよ(苦笑)。プロの方がうまく走ってくれたので、僕らは性能のいいクルマに乗れて、いいバトルができたので楽しかったです」と木村。しかし、その結果、KSD RACING SLS GT3と同ポイントで並び、しかも入賞回数まで一緒だったものの、シリーズ規定に基づき、『プラチナドライバーが組み合わされていないこと』が優先されることに。木村がチャンピオンに輝くこととなった。

 敗れたとはいえ、佐藤は「性能調整なしのスーパーカーのレースって、ここだけしかないので自分としては北海道から来て、思う存分楽しめましたから満足です。天候は悪かったですけど、また次回開催されるなら、また参加して頑張りたいと思います」と爽やかな表情で語っていた。

 2台での戦いとなったCUP1クラスは、スタート直後からKSD RACING 458CHPの大湯都史樹がトップを快走、GT3クラス勢を追い回すほどの勢いを見せていたが、実はフォーメイションラップの頃からギヤトラブルに苦しめられ、「最後は4速ホールドにまでなってしまって」、7周目にはピットに戻ってリタイアを余儀なくされた。これでトップに躍り出たのは、CARSCASOアネックス997GT3CUPの肥後だ。ライバル不在の状況の中で、全く危なげない走りを見せ、総合6位でフィニッシュ。嬉しい初優勝を飾ることとなった。

 GT4/N1クラスではBRP★Audi RS3 LMSが、終始トップを譲らず。スタートを担当した奧村が築いたマージンを、後半担当の須田がしっかり守り2連勝を飾ることとなった。2位はWISE-1ポルシェGT3の佐藤賢一が獲得、さらにトヨタ86同士の3番手争いでは、S.T Racing 86の高屋敷愉が7周目の2コーナーでのスピンによりリタイアしたため、最後まで走り抜いた86RACER’S 86の呉良亮が制することとなった。

優勝コメント

総合優勝&GT3クラス優勝「HOJUST HURACAN」

落合俊之
 「スタートからしばらくは、僕があまりペースを上げられなくて、もうちょっと着いていけるかなと思ったんですが、予想以上に離されてしまいました。まぁ、結果的に木村さんもドライビングスルーペナルティを受けたので、ちょうどよくなったかな、という感じですね。もちろん優勝できて、めちゃくちゃ嬉しいです。『まさか』という感じです。自分が代わった時はちょっと厳しいかな、と思っていたので、さすが(松本は)プロですね。感謝しています」
松本武士
 「出て行ってすぐGT3の木村さんが後ろにいたから、これはなんとか抑えなきゃと思っていたら、こっちフロントタイヤ冷えていて、そのままロックしてコカコーラコーナーの芝生に乗っちゃって、クルッと一回転してしまったんですよ。実はそんなこともあって(笑)。それを自分で取り返さなきゃと思って、頑張って走った感じです(笑)。最後、無線で『あと何秒』というのを、ずっと教えてもらっていて、なんとか抜いたら許してもらえるかなと思って、追いついたら後ろに木村さんがベタ着きだったから、なんとか(佐藤を)早めに抜いて、間に挟めばなんとかなるかなと思って……。ホッとしました」

CUP1クラス優勝「CARSCAROアネックス997GT3CUP」

肥後聡彌
 「ABSなくて、トラクションコントロールなくて、というクルマを選んじゃったんで、このコンディションではかなり怖かったですけど、いつもお世話になっているチームと一緒でしたから、思い切って走りました。(KSDRACING 458CHPがいなくなったことは)実はまったく気がつかなくて。割とひとり旅だったんで、無線でもそのことは言ってこなかったんです。それはかえって良かったかもしれません」 GT4/N1クラス優勝「BRP★Audi RS3 LMS」
奧村浩一
 「連勝できました!まぁ、勝って当然のレースなので、勝てないとダメなので……。でも、今回は来年のS耐のドライバーオーディションのようなものなので、しっかり雨の中走ってもらって、いい候補を見つけることができました。僕自身は楽しくレースすることができて、本当に良かったです」
須田力
 「奧村さんとバースレーシングに感謝です。いいクルマで走らせていただきました。初めて乗ったクルマで、あまりよく分かっていなかったんですが、とにかく無茶しないで、いつもどおり冷静に淡々と。今後につながりそうです。今週はVITAとのダブルエントリーだったのですが、ものすごく勉強になりました。今後のレースに、今週のことを結びつけていきたいと思います」
SCR・JAPAN Co., LTd.

FS125東地域

FS125E:第4戦最上川 坂入悠斗(LCT by KOSMIC)が優勝

 2017年全日本カート選手権FS125部門東地域の第4戦が8月26日、カートソレイユ最上川(山形県)にて行われ、坂入悠斗(LCT by KOSMIC)が優勝した。

 2017年シーズンの全日本カート選手権 FS125部門も後半戦に突入し、今大会を入れて残すところ3戦となった。ここまでのシーズンを振り返ると、西地域では4大会で4人の優勝者が誕生しており獲得ポイントが割れている。一方東地域では、第2戦、第3戦と澤龍之介(Drago corse)が2連勝を飾っており、ポイント争いでは頭一つ抜け出している。チャンピオン争いを考えると、東地域のドライバーにとっては澤の連勝を止め、流れとポイントを引き寄せるために重要な1戦を迎えた。

 タイムトライアルではコンマ1秒以内に4台が入る超大接戦。瞬きほどの一瞬の勝負を制したのは徳永紀京(Drago corse)で、小林陽幸(VITEC racing)、澤、大草りく(LCT by KOSMIC)が続いた。予選ヒートは各ポジションで激しいバトルが繰り広げられ、決勝ヒートが激しい争いになることを予感させるレースとなった。0.055秒差という僅差で坂入が予選ヒートを制し、決勝ヒートのポールポジションを獲得した。2位の小林はフロントローから逆転を狙う。

 決勝ヒート、ホールショットを決めたのは坂入。そのまま逃げたい坂入だったが、小林がそれを許さない。ピタリと後ろに張り付きプレッシャーをかけながら周回数を重ねていく。序盤こそ2台の争いになるかと思われたが、澤が2台の争いに加わり三つ巴のバトルとなることで後続が追いつき、トップ争いは長い隊列へと変貌した。レース終盤、隊列の先頭では坂入と澤が度々順位を入れ替えながらチェッカーを目指す。残り2周というところで、坂入が澤のインを突いて前にでた。インを突かれた澤は一瞬加速が鈍ってしまい、瞬く間に後続集団に飲み込まれて一気に5位まで順位を落としてしまう。坂入はそのままファイナルラップを走り切りトップでチェッカーを受け、全日本初優勝を飾った。2位には岡村涼太(RT-WORD)、3位には小林が入った。

坂入悠斗のコメント
 集団でのトップ争いとなってしまい、予選より決勝は難しいレースとなりました。常に先頭にいることを意識していたのですが、結果的に残ることができて良かったです。レース中盤に抜かれた時は焦ってしまい、いくつか順位を落としてしまったのですが、そのことでかえって冷静になることができました。
Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA>

FS125西地域

FS125W:第4戦瑞浪 伊東黎明(Energy JAPAN)が優勝

 2017年全日本カート選手権FS125部門西地域の第4戦が8月20日、フェスティカサーキット瑞浪(岐阜県)にて行われ、伊東黎明(Energy JAPAN)が優勝した。

 金曜日の夜に瑞浪市を襲った豪雨によって、サーキットの近くを走る中央自動車道では道路脇の斜面の土砂が崩れ道路に流れ込むという災害が発生した。今大会は国内カート最高峰カテゴリーであるOK部門との併催であり、当初の予定ではタイムトライアルまでが土曜日に実施されるという2day開催のスケジュールであったが、土砂災害を含む豪雨の影響を受け、安全第一のもとに土曜日に予定されていた公式スケジュールはキャンセルされた。翌日曜日に公式スケジュールが繰り越されたことで、レース当日は極めてタイトなスケジュールのなかでプログラムは進行された。

 午後に入り各クラスの決勝ヒートが行われていき、残すは全日本選手権2カテゴリーFS125部門とOK部門の2レースとなったところで大きな混乱がサーキットを襲った。レーススタート時刻の5分前がゲートクローズ時間と認識し、進行の遅れによってゲートクローズの時間が変わると考えた12台のマシンが、タイムスケジュール上で定められたゲートクローズの時間までにゲートを通過することができず、スターティンググリッド上に並ぶことができなかったのだ。出走台数の半数近いマシンが出走できないとなり、サーキットは混乱を極める事態となったが、12台が抜けたスペースを保持したままローリングは開始され、大きく台数を減らした形で隊列は整えられ、20周のレースはスタートした。

 オープニングラップを制したのは奥住慈英(TEAM MOTOYAMA)、その後ろにはピタリと伊東がマークする。2台はテールトゥノーズのまま周回数を重ねていく。レース折り返し地点を過ぎた頃、トップ2台から少し距離を置いて単独走行していた古谷悠河(RT.HISTRY)が追いつき、三つ巴の争いが繰り広げられる。3台は激しくもフェアな攻防で順位を入れ替えながら周回数を重ね、残り2周でトップに立った伊東がトップチェッカー。全日本初優勝を飾った。2位には、レースの大部分を走りながらも最後の最後でトップの座を奪われてしまった奥住が、3位には古谷という順位となった。

伊東のコメント
 昨年は地方選手権のFS125部門に参戦していて、今年より全日本にステップアップしてきました。ここまで大分苦戦していたのですが、昨日の練習走行よりようやく手応えを感じることができました。決勝ではセットの不安もありましたが、うまくまとめることができ優勝することができました。昨年の地方戦に続き、瑞浪で勝つことができとてもうれしいです。
Text: Hideshi KIKUYAMA
Photo: Hideshi KIKUYAMA
Ryousuke KIKUCHI

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎフォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎ 前半首位独走の小林可夢偉が2位、F.ローゼンクヴィストが3位表彰台、17番手スタートの石浦宏明が4位フィニッシュでランキング首位堅守 (TOYOTA)

 スーパーフォーミュラの第4戦がツインリンクもてぎで行われ、Q1が雷雨に見舞われ大波乱となった予選の後、2番手スタートからトップに立った小林 可夢偉(KCMG)が、ピットでのタイムロスで惜しくも順位を落とし、それでも自身最高位タイとなる2位表彰台を獲得。3位にはフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS) が入り、前戦に続く今季2度目の表彰台。17番手と後方スタートから追い上げた石浦 宏明(P.MU / CERUMO・INGING)が4位でフィニッシュし、ランキング首位の座を守った。

2位でフィニッシュした小林可夢偉(左)と3位で連続表彰台獲得のフェリックス・ローゼンクヴィスト(右)

2位でフィニッシュした小林可夢偉(左)と3位で連続表彰台獲得のフェリックス・ローゼンクヴィスト(右)

 8月19日(土)と20日(日)の両日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎでスーパーフォーミュラの第4戦「ツインリンクもてぎ2&4レース」が開催された。

 全7戦で戦われる2017年シーズンのスーパーフォーミュラも、折り返しの4戦目を迎えた。今季のスーパーフォーミュラはここまでの3大会4レースで全て異なる勝者という、近年のスーパーフォーミュラを象徴するような激戦が繰り広げられており、今大会は後半戦を占う意味でも非常に重要な一戦。

 今大会は昨年のもてぎ大会に続き、通常使われているスペックのタイヤに加え、グリップ向上によるタイムアップと引き替えにライフの短いスペックのソフトタイヤが導入され、決勝レースでは両方のスペックを使用することが義務づけられた。このソフトタイヤを、予選と決勝でどう使うかが重要なレースとなった。

予選

 8月19日(土)前夜は雨が降ったものの、午前中のフリー走行はドライコンディションで実施。昼には太陽も顔を見せたが、スーパーフォーミュラの予選が行われる午後3時が近づくにつれ、空は一気に黒い雲に覆われ、雷鳴も聞こえる状況に。気温25度、路面温度29度というコンディションだったが、セッション開始4分前にはコースの一部で雨がぱらつき始め、ウェット宣言が出された。

 それでも各車路面が濡れる前にと全車ソフトタイヤを装着してピットロードに並び、午後3時のQ1開始と共にコースイン。しかし、タイヤを暖め、本格的なアタックに入る前に雨脚は強まり、一気に路面はウェットコンディションに。それ以上のタイムアップは図れないと判断したチームからレインタイヤに交換し再アタックに向かった。

 しかし、更に強まる雨脚で、コース上は走る車両から水煙が高々と舞い上がるような状況となり、レインタイヤでもタイムアップはならず。最初のアタックのタイムでほぼQ1の順位は決定。石浦が17番手、国本 雄資(P. MU / CERUMO・INGING)が18番手、大嶋 和也(SUNOCO TEAM LEMANS)が19番手でQ1を終えることとなってしまい、ここ2年のチャンピオン、チャンピオンチームの2台がQ1落ちするという大波乱のセッションとなってしまった。

 Q1終了後、更に雲は厚さを増すと共に雨脚は更に強まり、まるで夜のような暗さに。視界不良のため、Q2、Q3を含むこの日の残りの走行は全てキャンセルとなり、Q2とQ3は翌日20日(日)の朝に行われることとなった。

 翌20日(日)は曇り空ながらドライコンディションとなり、朝から蒸し暑い中で、午前9時から当初30分間予定されていたフリー走行を10分間へ短縮し、その後午前9時20分よりQ2(7分間)が気温29度、路面温度32度というコンディションで実施された。

 セッション開始直後は2台がコースインしたが、他の車両は残り6分を切ったあたりから全車ソフトタイヤを装着してコースイン。直前に行われたフリー走行でトップタイムをマークした山下 健太(KONDO RACING)がこれまでのコースレコードを上回る好タイムをマークし2番手につけると、小林が1分31秒台に入れて山下をかわし、2番手へ。一方、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)はアタックラップに入るところでブレーキ不調を訴えピットイン。関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)もタイムを伸ばせず、関口が10番手、中嶋一貴が12番手、ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が13番手、ロッテラーが最後尾14番手で、トムスとインパルの4台がQ2敗退となってしまった。

 午前9時37分から7分間で実施されたQ3も、残り6分ほどでコースイン。まず小林がトップタイムをマークするも、山下がこれを0.075秒上回るタイムをマーク。ルーキーの山下がトップフォーミュラ参戦4戦目にして初のポールポジションを獲得した。

 小林が2番手で続き、2015年の第5戦オートポリス以来となる自身最高位グリッドで最前列に並ぶことに。ニック・キャシディ(KONDO RACING)が5番手、ローゼンクヴィストが6番手と3列目に並んで決勝レースをスタートすることとなった。このローゼンクヴィストまでの上位6台は全てコースレコードを更新する速さと僅差の予選となった。

決勝

 予選の後、もてぎの開設20周年イベントが行われた正午前後には雨が降り路面を濡らしたが、まもなく雨は止み、決勝スタート前にはほぼドライコンディションに。注目のタイヤ選択は、ポールポジションの山下、2番手の小林はソフト。後方から追い上げる他のトヨタ勢はミディアムを選択と作戦が分かれた。

 午後2時10分、52周で争われる決勝レースがスタート。ポールポジションの山下は、出だしは良かったものの加速が鈍り、3位へ後退。首位に立った小林が一気に逃げる展開となった。

 小林は1周目で2位に1.3秒差をつけると、その後も1周当たりコンマ5秒速いペースで差を広げていった。一方、後方ではソフトタイヤ装着組が猛烈な勢いでポジションアップ。追い越しの難しいもてぎでのフォーミュラレースながら、各所で追い越しが見られるエキサイティングなバトルが展開された。

 3位走行中の山下は先陣を切り、9周終了でピットイン。その後、他の車両もピットインしていき、順位が目まぐるしく入れ替わった。

 レースが折り返しに近づいた25周目に3位につけていたローゼンクヴィスト、翌周その後方にいたキャシディがピットイン。首位を逃げる小林と2位のピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)との差は15秒ほどで推移し、28周目にガスリーがピットインした後も小林はソフトタイヤのまま周回を続け、34周終了でピットイン。そのまま首位でコースへ戻れるかと思われた。

 しかし、小林は右リアタイヤの交換で大きくタイムロス。ガスリーに次ぐ事実上の2位へポジションを落としてしまった。

 その後は、ミディアムタイヤに交換した小林を、ソフトタイヤに換えたローゼンクヴィストとキャシディが攻め、三つ巴での2位争いが展開された。

 波乱の予選で後方スタートとなってしまったトヨタ勢は苦戦を強いられたが、その中で、17番手スタートとなった石浦が健闘。ミディアムタイヤでスタートし、最後までピットを遅らせる作戦に出た。40周目終了でピットインした石浦は、7位でコースへ復帰したが、新しいソフトタイヤの優位性を活かし、他の車両よりも1周当たり2秒近く速いラップタイムで猛烈な追い上げを開始。次々に前を行く車両をパスしていった。

 小林は逃げ切って2位でチェッカー。2015年第2戦岡山大会以来自己最高位タイとなる2位表彰台を獲得した。ローゼンクヴィストが3位で、前戦富士に続いての連続表彰台を獲得し、ドライバーズランキングでも3位に浮上。

 石浦は終盤、山下、キャシディもパスし、13台抜きの4位でフィニッシュ。ランキング首位の座を守った。キャシディと山下は5位、6位で共にポイント獲得。14番手スタートから猛烈な追い上げを見せたロッテラーは、途中ライバル車に追突、ドライブスルーペナルティを受けながらも終盤再度追い上げ、8位で1ポイント獲得を果たした。

3位に入り2戦連続の表彰台獲得となったフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS #7)

3位に入り2戦連続の表彰台獲得となったフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS #7)

前半独走も2位でフィニッシュした小林可夢偉(KCMG #18)

前半独走も2位でフィニッシュした小林可夢偉(KCMG #18)

KCMG 18号車 ドライバー 小林可夢偉:
 レースは全体的には良かったが、(ピットでのアクシデントは)ショックというよりも笑ってしまった。そもそも10周目くらいから無線の調子が悪くなり、いつ入って良いのか毎周ピットを見ながら確認するような状況だった。あのピットでのアクシデントの後は、感覚的にもっとポジションを落としていたと思っていたので、2位で終われて逆に良かった。レースウィークを通してクルマは本当に調子が良かった。前戦富士も良かったし、今回も予選で2番手を獲得出来、決勝レースでも最終的に2位と言うことで、今まで見せられなかったパフォーマンスは示せたと思う。もちろんまだまだ足りない部分もあると思うので、ハングリー精神で更に成長していきたい。
SUNOCO TEAM LEMANS 7号車 フェリックス・ローゼンクヴィスト:
 2度目の表彰台を獲得出来て嬉しい。ピエール(ガスリー)と同じ戦略でミディアムタイヤでのスタートを選択したが、彼は非常に速く、逆に私はオーバーステア症状に苦しみ、離されてしまった。しかし、その一方で、バトルを楽しむことが出来たレースだった。3位でフィニッシュ出来たというのは驚きだ。もちろん選手権争いのことを考えても良い結果だが、個人的にはタフなレースだった。ピットでタイヤを交換した直後、ブレーキングでタイヤをロックさせてしまい、タイヤにフラットスポットを作ってしまったので、その後は振動に苦しんだ。苦しいレースだったが、それだけに3位でフィニッシュ出来て良かった。
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

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SF:第4戦もてぎ決勝記者会見 2位・小林可夢偉「ショックというより、あーって見ている次生さんを見て笑っちゃいました」

sf-rd4-r-ps-top3

優勝 ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)
sf-rd4-r-pc-gasly  「チーム無限、ホンダに感謝したいです。開幕から振り返るとチームは厳しいときもありましたが、必ず優勝できると思っていました。スーパーフォーミュラ4戦目で優勝できたのは夢のようです。この調子を維持して行きたいです。スタート時のタイヤですが、ドライならミディアムで行こうと思っていました。昨年の関口選手の戦略も参考にしました」 」
2位 小林可夢偉(KCMG)
sf-rd4-r-pc-kamui  「全体的には良かったんですが、ショックというより、あーって見ている次生さんを見てぼくも笑っちゃいました。おいおいみたいな。リスタートしたときはもっと後かなと思ったんですが、2位で終われて良かったと思います。クルマはずーっと良くて予選2番手、レースも2番手で、いままで出せなかったパフォーマンスを見せられました。まだまだ足りない部分はあるのでハングリーに成長しつつ、ピットストップで笑うことの無いように、次生さんのあーっていう顔を見ることの無いようにしたいと思います」
3位 フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)
sf-rd4-r-pc-rosenqvist  「2回目の表彰台で、前の富士の方が良かったなと思いますが、また上がることができてうれしいです。戦略はピエールと同じでしたが、クルマがオーバーステアで、ピットアウトしてからポジションが上がりませんでした。ピットアウトした周にロックしてフラットスポットも作ってしまいました。チャンピオンシップポイントも稼いだのでこの調子で安定した走りをしていきます。ルーキーで初めて優勝したピエールにもおめでとうと言わせてください」
優勝チーム監督 手塚長孝氏(TEAM MUGEN)
sf-rd4-r-pc-tezuka  「開幕から山本、ガスリー選手の2台体制で行くことになって、たくさんの苦労がありましたが、4レース目で、また20周年を記念するホンダのホームコースのもてぎで、ホンダエンジン搭載車のチーム無限が勝てたのは記憶と記録に残り幸せです。今日のレースは可夢偉選手が速くて無理かなと思ったんですが、こういう形で優勝でき、彼に敬意を表します。オートポリス、SUGOでは16号車を含めてポールトゥウインを狙い、2人が表彰台に上がれるように頑張ります」
Text & Photo: Yoshiori OHNISHI

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SF:第4戦もてぎ決勝 ルーキーのピエール・ガスリーが初優勝

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦は20日、ツインリンクもてぎで決勝を行い、ルーキーのピエール・ガスリー(TEAM MUGEN SF14)が52周・1時間24分26秒817で初優勝した。

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 昼頃降った雨も上がり、フォーメーションラップの始まる午後2時10分には路面はほぼドライとなった。上位陣の多くはソフトタイヤを選択したが、予選4位のピエール・ガスリー(TEAM MUGEN SF14)はミディアムを選択してレースはスタート。

 ポールポジションの山下健太(FUJI x raffinee KONDO SF14)は動き出しは良かったが、ホイールスピンが多く伸びず、1コーナーでトップに立ったのは予選2位の小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)。山下は予選3位の野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40S SF14)、予選4位のガスリーにもパスされ4位に。しかしソフトタイヤを履く山下はすかさずミディアムタイヤのガスリーをパスし3位に順位を回復。

 トップに立った小林は、0秒3~0秒5速いタイムを刻み、2位以下を突き放しつつ、独走状態でレース序盤は進行。

 一方、3位の山下は2位の野尻に前をふさがれていたため9周を終わってピットイン。ソフトからミディアムにタイヤを交換。野尻も17周でピットインし、ソフトからミディアムにタイヤを交換すると3位にはミディアムタイヤでスタートしたガスリーが上がってきた。

 トップの小林はソフトタイヤで引っ張り、34周を終わってピットイン。ここで小林に悲劇が襲う。なんと右リアタイヤの交換に手間取りピットストップに30秒を要することとなり、28周終わりでミディアムからソフトタイヤに交換したガスリーの先行を許すこととなった。

 この間、ミディアムタイヤで引っ張り予選17位からトップを走っていた石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)が40周を回ってピットインすると、ガスリーがトップに立ち、2位は可夢偉。3位にはミディアムタイヤでペースの上がらない山下をパスしてきたソフトタイヤのフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)が迫る。さらにその後には4位のニック・キャシディ(FUJI x raffinee KONDO SF14)が続く。

 上位3人はこの順位でゴールを迎え、ガスリーは2位を大きく引き離し52周を走って参戦4戦目にして初優勝。2位には3位ローゼンクヴィストの追撃を振り切った可夢偉が入った。

 タイヤ交換後にトップから7位まで落ちた石浦はソフトタイヤで猛チャージ。前を走る野尻、山下を抜き去り50周目の90度コーナーではキャシディをも抜き去り4位でゴール。貴重な選手権ポイントを追加し、ドライバーズ選手権のリーダーを守った。

 5位にはキャシディ、ポールポジションの山下は6位でレースを終えた。

 第5戦は舞台を大分県のオートポリスに移し、9月10日に決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

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SF:第4戦もてぎ決勝結果

MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2017/08/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
EngineLapTotal_Time
Behind
115ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417E521:24'26.817
218小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A5218.583
37フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A5219.507
42石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A5220.195
53ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A5226.089
64山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A5239.339
7*36アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A5240.898
840野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E5247.104
910塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
Honda HR-417E5249.690
108大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A5257.342
1137中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A521'02.439
1264中嶋 大祐TCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E521'09.515
1316山本 尚貴TEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417E521'11.322
1420ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A521'16.868
151国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A521'17.410
1619関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A521'18.764
1750小暮 卓史B-Max Racing team SF14
B-Max Racing team
Honda HR-417E521'34.662
---- 以上規定周回数(90% - 46Laps)完走 ----
-65ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E4210Laps
-41伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E3022Laps
  • Fastest Lap: CarNo.2 塚越広大(Real SF14) 1'34.259 (2/10) 183.38km/h
  • CarNo.36は、2017年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第15条1.違反によりドライビングスルーペナルティーおよびペナルティーポイント1点を科した。

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SF:第4戦もてぎ予選記者会見 ポールポジション・山下健太「タイヤよりもスタートが不安」

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ポールポジション 山下健太(KONDO RACING)
sf-rd4-q-pc-yamashita  「うれしいです。 今日はQ2が思ったよりうまくいかなくて、3番手だったんですがクルマのバランスは悪くはありませんでした。うまく決めることができればQ3は行けると思ってがんばたんですが、1コーナーでロックして、ダメかなと思ったのですが、なんとかギリギリポールを獲ることができました。ソフトもミディアムもバランスは変わらなかったですが、あたたまりはソフトの方が1周早いです。今週1回もスタート練習をしていないので不安です。タイヤがどのくらい持つのかわからないので周りに合わせます」
2位 小林可夢偉(KCMG)
sf-rd4-q-pc-kamui  「ちょっとずつクルマを良くしていって、最終的にはこのポジションで戦うことができてすごく良かったと思います。あとはレースでうまくこなしてさらにクルマも良くなっていけばなと思います。練習でストールしているのでスタートが不安です。ロングを誰もしていないので行き当たりばったりかなと。ソフトタイヤは持つとは思います」
3位 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
sf-rd4-q-pc-nojiri  「残念です。コースレコードも取れたののでQ2はうれしかったです。そのくらいクルマの調子が良かったです。決勝はいい位置からスタートが切れるし、まだポイントを獲っていないので、一気にビックポイントを獲りたいです。このままレースをやっていいのかと不安です。もっと積み重ねたいです。よく分からないのでエンジニアに任せてぼくはただ走るだけです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

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SF:第4戦もてぎ公式予選(Q2,Q3) ルーキー山下健太が初ポールポジション!

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦は20日、ツインリンクもてぎで昨日荒天のため延期されたノックアウト予選Q2、Q3を行い、ルーキーの山下健太(FUJI x raffinee KONDO SF14)がポールポジションを獲得した。

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 昨日からの雨も上がり、10分間のフリー走行が行われる午前9時にはサーキットには薄日も差してきた。

 そのフリー走行でトップタイムを記録したのは山下健太(FUJI x raffinee KONDO SF14)。

 Q2ではコースレコードの1分32秒321を更新する1分31秒888をたたき出した野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40S SF14)がトップに立ち、2位に1分31秒900の小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)、3位に1分32秒006の山下と続きここまでがレコードを更新。

 Q3でもこの3人がしのぎを削る。山下が「Q2がよくなかったので不安だった。Q3でも1コーナーでタイヤがロックした」と1分32秒030でQ2のタイムを更新できず。しかし、小林と野尻も「1コーナーがおかしかった。アンダーが出た」と口をそろえ、2人ともタイムが伸びず。結果、山下がルーキーイヤー参戦4年目で初のポールポジションを獲得することとなった。

 4位にはピエール・ガスリー(TEAM MUGEN SF14)、5位にはニック・キャシディ(FUJI x raffinee KONDO SF14)、6位にはフェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)が入った。

 「スタートが不安」という山下がスタートを決められるのか? ベテラン勢が背後から襲いかかるのか? 決勝は本日20日、午後2時10分より52周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

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SF:第4戦もてぎ公式予選結果

MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2017/08/20) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Q1Q2Q3
14山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
1'41.010R1'32.006R1'32.030
218小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
1'41.077R1'31.900R1'32.105
340野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'44.069R1'31.888R1'32.112
415ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
1'41.4891'32.345R1'32.129
53ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
1'39.7641'32.389R1'32.171
67フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
1'42.1961'32.612R1'32.264
741伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'43.2211'32.5441'32.360
864中嶋 大祐TCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
1'41.2181'32.5211'32.721
965ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
1'42.8211'32.656
1019関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
1'43.4201'32.720
1150小暮 卓史B-Max Racing team SF14
B-Max Racing team
1'42.3541'33.060
1237中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
1'43.4731'33.086
1320ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
1'42.8511'33.566
1436アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
1'42.3671'46.235
1510塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
1'44.209
1616山本 尚貴TEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
1'44.858
172石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
1'45.272
181国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
1'45.795
198大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
1'48.649
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'32.321)を更新しました。

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SF:第4戦もてぎノックアウト予選Q3結果

MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2017/08/20) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
14山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4AR1'32.030--187.819
218小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4AR1'32.105 0.075 0.075187.666
340野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417ER1'32.112 0.082 0.007187.652
415ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417ER1'32.129 0.099 0.017187.617
53ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4AR1'32.171 0.141 0.042187.531
67フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4AR1'32.264 0.234 0.093187.342
741伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E1'32.360 0.330 0.096187.148
864中嶋 大祐TCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'32.721 0.691 0.361186.419
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'32.321)を更新しました。

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎノックアウト予選Q2結果

MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2017/08/20) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
140野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417ER1'31.888--188.109
218小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4AR1'31.900 0.012 0.012188.084
34山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4AR1'32.006 0.118 0.106187.868
415ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417E1'32.345 0.457 0.339187.178
53ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'32.389 0.501 0.044187.089
664中嶋 大祐TCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'32.521 0.633 0.132186.822
741伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E1'32.544 0.656 0.023186.776
87フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A1'32.612 0.724 0.068186.638
---- 以上Q3進出 ----
965ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'32.656 0.768 0.044186.550
1019関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'32.720 0.832 0.064186.421
1150小暮 卓史B-Max Racing team SF14
B-Max Racing team
Honda HR-417E1'33.060 1.172 0.340185.740
1237中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'33.086 1.198 0.026185.688
1320ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'33.566 1.678 0.480184.736
1436アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'46.23514.34712.669162.705
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'32.321)を更新しました。

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎフリー走行2回目結果

MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2017/08/20) Free Practice 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
14山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'32.525--186.814
215ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417E1'32.585 0.060 0.060186.693
336アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'32.660 0.135 0.075186.542
419関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'32.717 0.192 0.057186.427
541伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E1'32.771 0.246 0.054186.319
63ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'32.846 0.321 0.075186.168
718小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'32.893 0.368 0.047186.074
840野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E1'32.916 0.391 0.023186.028
965ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'32.939 0.414 0.023185.982
107フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A1'32.968 0.443 0.029185.924
1120ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'33.177 0.652 0.209185.507
1264中嶋 大祐TCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'33.222 0.697 0.045185.417
1337中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'33.658 1.133 0.436184.554
142石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A1'34.041 1.516 0.383183.802
1510塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
Honda HR-417E1'34.195 1.670 0.154183.502
161国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A1'34.468 1.943 0.273182.972
1750小暮 卓史B-Max Racing team SF14
B-Max Racing team
Honda HR-417E1'34.647 2.122 0.179182.626
1816山本 尚貴TEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417E1'35.104 2.579 0.457181.748
198大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A1'36.779 4.254 1.675178.602

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎノックアウト予選Q1 ニック・キャシディがトップで通過も悪コンディションのためQ2、Q3は明日に延期

 全日本スーパーフォーミュラ選手権は19日、ツインリンクもてぎで公式予選Q1が始まったが、開始直後から降り始めた大粒の雨のため大混乱。早々にソフトタイヤでタイムを出したニック・キャシディ(FUJI x raffinee KONDO SF14)がトップに立ったが、視界不良のため本日中のQ2、Q3続行は困難と判断され、明日に持ち越された。

 ノックアウト予選は午後3時より始まった。上空の雲は厚くなり雨が降り始める中、全車早めにタイムを出そうとソフトタイヤを履いてピットロードに並び開始と同時にコースイン。

 徐々に雨脚が強まる中、計測1周目からタイムアタックを敢行したのはコンドーレーシングの2人を筆頭に多くのドライバー。ニック・キャシディ(FUJI x raffinee KONDO SF14)が1分39秒764でトップに立つと、2位には山下健太(FUJI x raffinee KONDO SF14)が続く。

 しかし、塚越広大(REAL SF14)、山本尚貴(TEAM MUGEN SF14)、石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)、国本雄資(同4)、大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)がソフトタイヤでアタックを始めた頃には状況はさらに悪化。トラックはフルウエットとなった。これを見て、ウェットタイヤに履き替えタイムアタックを試みるもののタイムアップはならず、この5人はQ1での敗退を余儀なくされた。

 Q1終了後には上空はさらに暗くなり場内には雷鳴がとどろく。主催者は本日の走行は困難と判断し、Q2、Q3は明日に持ち越されることが発表された。

 3位には小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)、4位・中嶋大祐(TCS NAKAJIMA RACING SF14)、5位・ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN SF14)、6位・フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)と続いている。

 明日の予定は、チーム関係者と協議の上、以下のように発表された。

  • 9:00~9:10 フリー走行
  • 9:20~9:27 ノックアウトQ2
  • 9:37~9:44 ノックアウトQ3
Text: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎノックアウト予選Q1結果

MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2017/08/19) Knock Out Q1 Weather:Rainy Course:Wet
2017 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
13ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14TOYOTA RI4A1'39.764--173.259
24山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14TOYOTA RI4A1'41.010 1.246 1.246171.121
318小林 可夢偉KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A1'41.077 1.313 0.067171.008
464中嶋 大祐TCS NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-417E1'41.218 1.454 0.141170.770
515ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14Honda HR-417E1'41.489 1.725 0.271170.314
67フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'42.196 2.432 0.707169.135
750小暮 卓史B-Max Racing team SF14Honda HR-417E1'42.354 2.590 0.158168.874
836アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'42.367 2.603 0.013168.853
965ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-417E1'42.821 3.057 0.454168.107
1020ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'42.851 3.087 0.030168.058
1141伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14Honda HR-417E1'43.221 3.457 0.370167.456
1219関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'43.420 3.656 0.199167.134
1337中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'43.473 3.709 0.053167.048
1440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14Honda HR-417E1'44.069 4.305 0.596166.091
---- 以上Q2進出 ----
1510塚越 広大REAL SF14Honda HR-417E1'44.209 4.445 0.140165.868
1616山本 尚貴TEAM MUGEN SF14Honda HR-417E1'44.858 5.094 0.649164.842
172石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'45.272 5.508 0.414164.193
181国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'45.795 6.031 0.523163.382
---- 以上基準タイム(107% - 1'46.747)予選通過 ----
198大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'48.649 8.885 2.854159.090

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎJRPサタデーミーティング 永井洋治氏「タマはだいぶ仕込みました」

 スーパーフォーミュラ第4戦の行われているツインリンクもてぎでJRPが主催する恒例のサタデーミーティングが行われ、今回から投入されたシーズン2基目となるアップデートエンジンについてトヨタから永井洋治氏が、ホンダから佐伯昌浩氏が出席してその概要について語った。

永井洋治氏(トヨタテクノクラフト株式会社TRD開発部)
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 「結果だけ見ると前半はいい感じで折り返せました。勝者も毎回代わってるしタイヤの使い方でチームは苦労している。今回のアップデートのタマはだいぶ仕込んだんですが、信頼性との兼ね合いで無理はしていません。今年は性能を上げたときに耐えられる仕様となっていて、まだまだ適合で引き出せる部分はあります」
佐伯昌浩氏(株式会社本田技術研究所HRD Sakura)
sf-rd4-sm-saeki  「前半は勝ってないので我々に足りない部分や、タイヤをうまく使えなかった部分もあると思います。アップデートですが、今年は417Eということで強化しました。富士のセクター3で遅れていたので、中低速域、ピックアップ、アンチラグを生かせるような開発をしました。ドライバーからもいいコメントをもらっています」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎフリー走行1回目 ソフトタイヤを履いた小暮卓史がトップタイム

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第4戦は19日、ツインリンクもてぎで1回目のフリー走行を行い、ソフトタイヤを履いた小暮卓史(B-Max Racing team SF14)が1分32秒598でトップタイムを記録した。

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 午後からの公式予選をにらんだフリー走行1回目は9時40分より1時間で行われた。天候は曇りで時折小雨が落ちウェット宣言が出されたが、セッションを通してコースはドライコンディションで終始した。

 このレースでは通常のミディアムタイヤに加えてソフトタイヤ3セットが供給された。開始早々いくつかのチームが皮むきのためソフトタイヤを履いたが1周を回ってピットイン。ノックアウト予選の3セッションでソフトタイヤ3セットを使用するのがノーマルな戦略と思われたが、残り20分を切ったあたりで小暮卓史(B-Max Racing team SF14)と大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)がソフトタイヤでタイムアタックを敢行。

 ソフトタイヤのパフォーマンスは強力で、小暮がこのセッションで1分32秒598をたたき出しトップタイムを記録。大嶋も1分32秒598で2位でセッションを終えた。

 ミディアム勢でトップタイムを記録したのはルーキーの山下健太(FUJI x raffinee KONDO SF14)。1分32秒998と大嶋のソフトタイヤのタイムに迫り3位に付けた。

 4位には伊沢拓也(DOCOMO DANDELION M41Y SF14)、5位・石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)、6位・小林可夢偉(KCMG Elyse SF14)と続いている。

 公式予選は本日19日、午後3時よりノックアウト方式で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎフリー走行1回目結果

MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2017/08/19) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
150小暮 卓史B-Max Racing team SF14
B-Max Racing team
Honda HR-417E1'32.598--186.667
28大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A1'32.878 0.280 0.280186.104
34山下 健太FUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'32.988 0.390 0.110185.884
441伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E1'33.103 0.505 0.115185.654
52石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A1'33.208 0.610 0.105185.445
618小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'33.219 0.621 0.011185.423
737中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'33.272 0.674 0.053185.318
83ニック・キャシディFUJI x raffinee KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'33.276 0.678 0.004185.310
920ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'33.306 0.708 0.030185.250
101国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A1'33.318 0.720 0.012185.226
1115ピエール・ガスリーTEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417E1'33.333 0.735 0.015185.197
1236アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A1'33.349 0.751 0.016185.165
1319関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'33.358 0.760 0.009185.147
1416山本 尚貴TEAM MUGEN SF14
TEAM MUGEN
Honda HR-417E1'33.393 0.795 0.035185.078
1510塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
Honda HR-417E1'33.477 0.879 0.084184.911
1640野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E1'33.482 0.884 0.005184.902
1765ナレイン・カーティケヤンTCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'33.567 0.969 0.085184.734
187フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A1'33.626 1.028 0.059184.617
1964中嶋 大祐TCS NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E1'33.640 1.042 0.014184.590

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第4戦もてぎ 小倉、後続を寄せ付けず4連勝! シリーズチャンピオン獲得! 上田は惜しくも4位入賞! (Le Beausset)

 ル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつ、スーパーFJのもてぎシリーズ第4戦が、7月29日(土)・30(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催され、小倉祥太と上田裕也が出場した。第3戦では、小倉が3連勝を飾り、上田もデビューレースながら3位を獲得。見事、二人揃って表彰台に並んだ。3連勝中の小倉は、シリーズチャンピオンの座が懸った大会となり、上田も参戦2戦目の今大会を、前回よりも上のポジションでチェッカーを受けるべく、大会に臨んだ。また、今大会は全日本F3選手権も併催されるため、練習時間がいつもより少ない中で、F3が走った後の路面コンディションの変化をいかに攻略するかも課題となった。

予選 7月30日(日)天候/曇り コース状況/ドライ

 このレースウィークは金曜日からの走行開始で、週末は雨予報も出ていたが、土曜日まではドライコンディションが保たれ、F3走行後の路面コンディションの変化に慣れさせるためにも、セットの変更は最小限に留め練習を重ねた。

 決勝日は朝こそ雨に見舞われたが予選前には止み、走行ラインも乾きつつあったため、9時25分からの予選はドライタイヤで臨んだ。コースオープンし、二人は早々にコースイン。路面の状況も確認しながら、アタックのタイミングを狙った。3周目には小倉が2分5秒632でトップに出ると、その翌周に上田が6秒671で3番手に。徐々にタイヤのグリップ感も得られ、後半へ向けペースアップが期待された5周目に赤旗にて一時中断となってしまう。約5分間の中断後、残り時間約9分で再開となったが、タイヤのフィーリングも変わってしまったため、いかに後半にタイムを詰められるかがポイントとなった。その後、9周目に小倉が5秒337でベストを更新し、上田も翌周に6秒367で2番手に 上がると、これ以上のタイムを記録するライバルは現れず、小倉は4戦連続ポールポジションを獲得。上田も小倉に続き2番グリッドで決勝に挑むこととなった。

決勝 7月30日(日)天候/曇り コース状況/ドライ

 決勝のスタート進行が開始する14時40分には路面は完全に乾き、ドライコンディションで第4戦を迎えることとなった。肝心の スタートを小倉はそつなく決め、トップを保ったまま1コーナーへ。V字コーナーから徐々に後続を引き離し、1周1秒以上ずつ後続と ギャップを築く展開に。一方の上田は、後続のライバルが抜群のスタートを決めたことで、1周目を5番手で通過すると、翌周に ヘアピンで1台を抜き返し4番手に。ここから、2番手~5番手のグループは最終周まで一進一退の激しいバトルを見せることとなる。

 後続がバトルを繰り広げている間に、小倉はみるみる独走状態を築き、レースの半分となる5周目が過ぎた時点で2位と9秒近くまでギャップを広げていた。上田は変わらず一進一退のバトルで4・5番手を保つも最終周の5コーナーで1台をパスし、表彰台圏内の3番手へ浮上。後続もすぐ後ろに迫る中、そのままのポジションをキープし最終コーナーへ差し掛かると、焦りからかハーフスピン。後続に並ばれ、そのままストレートを立ち上がり、どちらが先にチェッカーを受けるか注目されたが、惜しくも4番手でレースを終えた。小倉は、安定した走りと速さで後続を17秒以上離し、前戦の宣言通り圧勝で4勝目を飾り、見事シリーズチャンピオンの座を獲得した。

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 小倉にとってはシリーズチャンピオンが懸る一戦だけに緊張している様子だったが、落ち着いたレース運びで、誰も寄せ付けない力強い、そして成長の証が見えた一戦だった。これからは他のサーキットに遠征して更に力を付けて貰いたい。上田は目の前に居るターゲットとなる小倉からの刺激を受けて、迫る所までは来ているが、今週は幾つかのミスが目立ってしまった。最低でも2位にはなれるレースだったので、この悔しさをバネに次回のレースに臨んで貰いたい。
Driver 小倉祥太(Shota Ogura)COMMENT
 予選は、後半を狙って合わせていましたが、赤旗が出て少し動揺してしまい、集中力を欠いてしまいました。何とか、後半でもベストタイムを出せたので良かったですが、思っていたように出来なかったので納得のいく予選ではなかったです。決勝は、今までスタートが上手くいかなかったので、スタートを決めたいと思って臨みましたが、失敗もせずできたので良かったです。レースは、強い気持ちを保ったまま10周ミスなく、集中していけました。シリーズチャンピオンが懸っていることはあまり意識せず、いつも1レース1レース集中して勝つ、という気持ちでやっていました。その結果、4戦全勝でチャンピオンを決められたので嬉しいです。
Driver 上田裕也(Yuya Ueda)COMMENT
 予選は、5周目でちょうどタイヤのグリップも良くなってきて、次の周からアタックしていこうと思っていたのですが、赤旗が出てしまって、リスタートした時にはタイヤのフィーリングも変わってしまい、思うようなタイムが出せませんでした。決勝は、スタートは失敗した感じはなかったのですが、後続のスタートがすごく良くて抜かれてしまいました。前に出ても、前が詰まって上手く抜けず後ろもいるので、タイヤがけっこう辛かったです。前回よりは焦りはありませんでしたが、ラストラップの最終コーナーで少し焦りが出てしまい、滑ってしまいました。全体的にタイムも良いわけでなく、悔しいレースとなりました。次戦は、反省点を改善して良いレースができるように頑張りたいと思います。
Le Beausset Motorsports

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第4戦もてぎ決勝 小倉祥太が開幕から4連勝でもてぎのシリーズチャンピオンを決める

 スーパーFJもてぎシリーズは30日、ツインリンクもてぎで決勝を行い、小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が10周を走って21分12秒937で優勝した。

sfjm-rd4-r-podium

 午前中に行われた予選では、「納得いかなくてくやしい」と語る小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)がそれでも2位以下を1秒以上離す2分5秒337でポールポジションを獲得。

 第4戦決勝は午後2時50分フォーメーションラップが始まった。

 「スタートが課題」というポールポジションの小倉だったが1コーナーにトップで入ると、その後は2位争いを尻目に異次元の走りでレースを圧倒。10周を回ってゴールすると2位以下を17秒ちぎってぶっちぎりでの開幕からの4連勝をポールトゥウィンで飾った。

 2位争いはし烈を極めた。予選2位・上田裕也(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)、同3位・佐藤セルゲイビッチ(ZAP結婚の学校10V ED)、同4位・徳升広平(Leprix Sport 10x)、同6位・荒川麟(Drago CORSE 10V)の4人は毎周各コーナーでテールトゥノーズの接近戦を演じ、周回ごとに順位を入れ替える激しいバトルを展開。

 しかし9周目には荒川が2位に浮上すると、そのまま逃げることに成功。同周、3位を走っていた佐藤は最終ラップに上田にパスされるが、ビクトリーコーナー立ち上がりでの加速を生かし、コントロールライン手間で上田に並びかけ、0秒039という僅差で抜き去り3位でゴールした。上田は悔しい4位。序盤2位を走っていた徳升は5位でレースを終えることとなった。

 優勝した小倉は最終戦を待たずして今シーズンのS-FJもてぎのシリーズチャンピオンを決定。その最終第5戦は9月10日に決勝が行われる。

Text: & Photo: Yoshinori OHNISHI

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第4戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2017/07/30) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2017 S-FJもてぎシリーズ Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
162小倉 祥太ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH1021'12.937
277荒川 麟Drago CORSE 10V
TOKYO R&D RD10V
YH1017.287
37佐藤 セルゲイビッチZAP結婚の学校10V ED
TOKYO R&D RD10V
YH1018.248
463上田 裕也ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
TY1018.318
570徳升 広平Leprix Sport 10x
TOKYO R&D RD10V
YH1018.355
617小林 丈晃ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
YH1027.836
719石田 浩樹メッカWEST 07J ED
WEST 07J
YH1034.350
882片岡 聡ノセレーシングTWS-ED
MYST KK-S2
YH1046.531
938高橋 直己新潟国際自動車ワコーズED KK
MYST KK-S
YH101'03.959
106阿比留 拳斗RAISE UP 07J
WEST 07J
YH101'05.387
---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.62 小倉祥太(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC) 2'06'393 (5/10) 136.76km/h

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第4戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2017/07/30) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2017 S-FJもてぎシリーズ Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
162小倉 祥太ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
2'05.337--137.908
263上田 裕也ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
2'06.367 1.030 1.030136.784
37佐藤 セルゲイビッチZAP結婚の学校10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'07.514 2.177 1.147135.553
470徳升 広平Leprix Sport 10x
TOKYO R&D RD10V
2'07.620 2.283 0.106135.441
582片岡 聡ノセレーシングTWS-ED
MYST KK-S2
2'07.644 2.307 0.024135.415
677荒川 麟Drago CORSE 10V
TOKYO R&D RD10V
2'08.375 3.038 0.731134.644
719石田 浩樹メッカWEST 07J ED
WEST 07J
2'08.522 3.185 0.147134.491
817小林 丈晃ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
2'08.595 3.258 0.073134.414
938高橋 直己新潟国際自動車ワコーズED KK
MYST KK-S
2'11.197 5.860 2.602131.748
106阿比留 拳斗RAISE UP 07J
WEST 07J
2'12.946 7.609 1.749130.015
---- 以上基準タイム(130% - 2'43.894)予選通過 ----

F4東日本シリーズ

F4東日本:第4戦もてぎ決勝 角田裕毅がぶっちぎりで開幕から4連勝

 F4地方選手権東日本シリーズ第4戦は29日、ツインリンクもてぎで12周の決勝を行い、ポールポジションからスタートした角田裕毅(MARUSAN・ミスト・JSS・ED)が12周・23分5秒809で優勝した。

f4e-rd4-r-5

f4e-rd4-r-73

f4e-rd4-r-34

f4e-rd4-r-winner

f4e-rd4-r-podium

 午前中に行われた予選では、「53秒台が出せなくて悔しい」という角田裕毅(MARUSAN・ミスト・JSS・ED)が1分54秒023を記録し、2位以下を1秒弱離す余裕のポールポジション。

 第4戦決勝は直前から降り始めた小雨の中、14時ちょうどにフォーメーションラップが始まった。全車ドライタイヤを履きシグナルブラックアウトでスタートが切られる。

 ポールの角田は「余り良くなかったが、みんなも良くなかった」とかろうじてトップで1コーナーに侵入。これに予選2位の里見乃亜(チームNATS・正義・001)続く。予選3位の大原佳祐(佐藤製作所KKZS・TOMEI)はスタート前のグリッド上でマシンが動き、そのすきに後続に飲み込まれてしまった。

 予選5位の加藤正将(ブライルバッテリーマーズ006)と同6位の金井亮忠(チームNATS・エクシズ・056)は1周目の90度コーナー侵入で接触し、早くも戦列を去る。

 これで3位にはスタートミスした大原が上がるが、やはりスタート違反の裁定が下されドライビングスルーペナルティーで後退。

 トップの角田はオープニングラップの90度コーナーでシフトロックをさせ危ない場面もあったが、1周目をトップで戻ってくるとその後は2位以下を2秒前後速いラップで突き放しにかかると、12周を走って2位以下を23秒ちぎり今季開幕からの連勝を4と伸ばした。

 2位には里見が、3位にはHパターンクラスで優勝したハンマー伊澤(Sウインズ☆ハンマーバリュー)の追撃を振り切った三浦勝(CMS090)が入った。

 第5戦は明日30日午前11時25分より12周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

F4東日本シリーズ

F4東日本:第4戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2017/07/29) Final Weather:Rainy Course:Semi-Wet
2017 F4東日本シリーズ Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
15S1角田 裕毅MARUSAN・ミスト・JSS・ED
MYST KK-ZS
1223’05.809
273S3里見 乃亜チームNATS・正義001
NATS 001
1223.265
334S4三浦 勝CMS090
MOONCRAFT MC090
1241.905
419H1ハンマー 伊澤Sウインズ☆ハンマーバリュー
WEST 056
1244.463
526H2内村 浩二KRac Winmax 006
WEST 006
1248.630
680H3河野 保治スーパーウインズ☆RISING
WEST 1003
1255.249
717S5小倉 可光チームNATS・OAC・090
MOONCRAFT MC090
1257.127
8*12S6大原 佳祐佐藤製作所KKZS・TOMEI
MYST KK-ZS
1257.389
99H4三枝 拓己スーパーウインズ&花島/HRF
WEST 006
121’01.854
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-72H-金井 亮忠チームNATS・エクシズ・056
WEST 056
012Laps
-*51H-加藤 正将ブライルバッテリーマーズ006
WEST 006
012Laps
  • Fastest Lap: CarNo.5 角田裕毅(MARUSAN・ミスト・JSS・ED) 1'54.320 (7/12) 151.20km/h
  • CarNo.12は、2017もてぎチャンピオンカップレース特別規則第33条~1)違反(ジャンプスタート)によりドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.51は、2017もてぎチャンピオンカップレース特別規則第26条~4)①違反により、競技結果に30秒加算のペナルティーを科した。

F4東日本シリーズ

F4東日本:第4戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2017/07/29) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2017 F4東日本シリーズ Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
15S1角田 裕毅MARUSAN・ミスト・JSS・ED
MYST KK-ZS
1'54.023--151.592
273S2里見 乃亜チームNATS・正義・001
NATS 001
1'54.956 0.933 0.933150.362
312S3大原 佳祐佐藤製作所KKZS・TOMEI
MYST KK-ZS
1'55.708 1.685 0.752149.384
434S4三浦 勝CMS090
MOONCRAFT MC090
1'55.739 1.716 0.031149.344
5*51H1加藤 正将ブライルバッテリーマーズ006
WEST 006
1'55.790 1.767 0.051149.279
672H2金井 亮忠チームNATS・エクシズ・056
WEST 056
1'55.942 1.919 0.152149.083
719H3ハンマー 伊澤Sウインズ☆ハンマーバリュー
WEST 056
1'56.401 2.378 0.459148.495
817S5小倉 可光チームNATS・OAC・090
MOONCRAFT MC090
1'56.711 2.688 0.310148.101
926H4内村 浩二KRac Winmax 006
WEST 006
1'57.084 3.061 0.373147.629
10*80H5河野 保治スーパーウインズ☆RISING
WEST 1003
1'57.430 3.407 0.346147.194
119H6三枝 拓己スーパーウインズ&花島/HRF
WEST 006
1'57.608 3.585 0.178146.971
---- 以上基準タイム(130% - 2'29.364)予選通過 ----
  • CarNo.51は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第2条C)違反(走路外走行)により、2グリッド降格のペナルティーを科す。
  • CarNo.80は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第2条C)違反(走路外走行)により、1グリッド降格のペナルティーを科す。

SUPER GT

SGT:第4戦SUGOフォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO セーフティカー3回導入の大波乱戦、コバライネン/平手組LEXUS LC500が今季初勝利でLEXUS開幕4連勝。大嶋/カルダレッリ組が3位表彰台 (TOYOTA)

 SUPER GT第4戦の決勝レースがスポーツランドSUGOで開催。ウェットコンディションでのスタートからセーフティカーが3度も導入される荒れたレースとなったが、7番手スタートのヘイキ・コバライネン/平手 晃平組 DENSO KOBELCO SARD LC500 1号車が今季初勝利。LEXUS LC500は開幕4連勝を飾った。大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR LC500 6号車が3位表彰台を獲得し、ドライバーズランキング首位に立った。

今季初勝利を挙げたヘイキ・コバライネン/平手晃平と3位に入った大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ

今季初勝利を挙げたヘイキ・コバライネン/平手晃平と3位に入った大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ

 7月22日(土)、23日(日)の両日、宮城県柴田郡村田町に位置するスポーツランドSUGOでSUPER GTの第4戦「SUGO GT 300km RACE」が開催された。

 5月に行われた第3戦オートポリスから2か月。本格的なモータースポーツシーズンを迎え、SUPER GTはこの第4戦から第6戦まで、7月、8月の6週間で3戦を戦う、「夏の3連戦」を迎える。

 これまでの3戦、今季デビューしたLEXUS LC500が速さを見せ、3戦とも異なる車両ながら、LEXUS LC500が3連勝を飾った。ドライバーズランキングでも上位を占めており、ウェイトハンデが厳しくなる中、中盤戦の戦い方が重要となる。

 「夏の3連戦」初戦は杜の都仙台近郊に位置するスポーツランドSUGO。「魔物が住む」と言われるアップダウンの厳しいマウンテンコースだが、LEXUS勢は2014年に1-2。昨年も勝利こそ逃したが2-3-4-5位フィニッシュと比較的得意とするコース。

 ランキング上位を占めるLEXUS勢のポイント差は僅差であり、どのチームが抜け出すか。また、ライバル勢の巻き返しも必至であり、LEXUS LC500の開幕4連勝なるかにも注目が集まった。

◆予選◆

 22日(土)午前中の公式練習は好天の下、真夏の暑さの中でのセッションとなったが、その後空は雲に覆われ、予選開始直前にはわずかに雨もぱらついたが、結局路面を濡らすまでには至らず。予選はドライコンディションで行われた。

 GT300クラスの赤旗により、予定よりも6分遅れた午後2時36分にGT500のQ1が開始。15分間のセッションだが、前半はどの車両もコースインせず。セッションが半分を過ぎた7分半あたりからコースへ。

 セッション終盤、タイヤが暖まった車両により目まぐるしくタイムシートが塗り替えられていく中、LEXUS勢ではWedsSport ADVAN LC500 19号車の関口雄飛が好走を見せ2番手タイムをマーク。コバライネンの1号車も6番手。そして昨年のポールシッターであり、SUGOを得意とする6号車のカルダレッリは、重いウェイトハンデをはねのけ8番手でQ2進出。

 一方で、ランキングトップ3のKeePer TOM'S LC500 37号車、ZENT CERUMO LC500 38号車、au TOM'S LC500 36号車はウェイトハンデに苦しみ、11,12,13番手でQ1敗退となった。

 Q2は15分遅れの午後3時半に開始。12分間のセッションながら、こちらも最初の5分は全車コースに出ず。6号車の大嶋を先頭に、19号車の国本、1号車の平手と続いてアタックを開始した。19号車の国本が3周目に1分11秒台に入れその時点でのトップへ。NSX-GT勢にこのタイムは塗り替えられたが、LEXUS勢最上位の2列目4番手グリッドにつけた。

 1号車は7番手、6号車が8番手と4列目に並ぶこととなった。

 GT300クラスでは、午後2時10分のQ1(15分)開始時はワイパーを動かす車両も見られたが、結局それ以上雨は強くならず、路面も濡れずにドライタイヤのままセッションは進行した。

 セッション開始5分でコースオフ車両により赤旗中断。残り10分でセッションが再開されると、JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車の坪井翔が5番手タイムをマーク。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車の飯田章も8番手につけ、60号車としては初となるQ2進出を決めた。TOYOTA PRIUS apr GT 31号車がぎりぎり14番手でQ2進出。TOYOTA PRIUS apr GT 30号車はトラブルに見舞われタイムを伸ばせず。25番手でQ1敗退となった。

 Q1での赤旗の影響により、予定よりも6分遅れの午後3時1分からQ2(12分)開始。好調な60号車の吉本が計測2周目にその時点でのトップタイムをマークした直後、残り7分でクラッシュ車両によりまたもセッションは赤旗中断。

 再開後、既にタイヤのピークは過ぎたと思われた60号車だったが再アタックに入り、タイムを更新。しかし、マザーシャシー車両2台が60号車のタイムを上回り、60号車はコンマ2秒差で惜しくも3番手。しかし、GT3勢では最上位、そしてLEXUS RC F GT3で3年目の挑戦となる60号車にとって過去最高のグリッドとなった。

 嵯峨宏紀がアタックした31号車が6番手。中山雄一がアタックした51号車も最後までアタックを続け、7番手につけた。

◆決勝◆

 23日(日)は朝からの雨で、11時45分からの併催レースFIA-F4は完全なウェットコンディションで行われ、午後12時55分からのウォームアップ走行時も、ほぼ雨は止んでいたものの路面はウェット。しかし、その後も雨は降らずに路面は乾いていき、スタート時のタイヤ選択に悩まされる状況で午後2時30分に、宮城県警のパトカー先導による交通安全パレードに続き、81周の決勝レースがスタートした。

 スタート前ライン上はやや乾きかけていたが、フォーメーションラップ中に雨が強くなり、スリックタイヤでのスタートを選択した車両は大きく後退。LEXUS勢では最上位グリッドの4番手につけていた19号車、後方グリッドから逆転を狙った38号車は共にスリックタイヤを選択したが、ウェットタイヤを履いたGT300クラスの車両に飲み込まれてしまった。

 序盤はNSX-GTが上位4台を占め、7番手スタートの1号車コバライネン、8番手スタートの6号車カルダレッリがこれを追う展開に。

 5周目、GT300車両のクラッシュによりセーフティカーが導入。11周目にレースが再開されると、1号車コバライネンと6号車カルダレッリが前の車両を激しく追走。NSX-GTはトラブルとスピンで2台が脱落したため、1号車、6号車は3位争いを繰り広げることとなった。

 レースも折り返し近くなった39周目、クラッシュ車両によりこの日2度目のセーフティカー。これで独走していた首位と2位以下のマージンは帳消しとなった。

 その頃には雨も止み、ライン上は乾いてきていたため、ピットロード進入禁止であるセーフティカーランが明けたと同時に6号車、翌周に1号車がピットへ。

 1号車がコースへ復帰した直後、3度目のセーフティカーが導入。

 このセーフティカーが幸運に働いたのが1号車。平手に交代した1号車は、再スタート後に前を行く4台がピットインしたため首位に浮上した。

 終盤は2位のGT-Rから猛追を受け、次々に現れる周回遅れの処理で2位との差は広がったり詰められたりが続いたが、残り10周を切ったあたりでまた雨が降り始め厳しい戦いに。

 最後の数周はテール・トゥ・ノーズでのバトルとなり、ファイナルラップに入ったストレートから1-2コーナーではサイド・バイ・サイドのバトルに。しかし、抑えきった1号車平手は首位を堅守。最終コーナー手前では雨が強くなり、濡れた路面で1号車はわずかにコースアウト。しかし、追走するGT-Rもコースオフ。同時にコースに復帰した2台は、接触しながらのバトルを繰り広げたが、堪えきった1号車がトップでチェッカー。

 開幕戦で3位に入り、第2戦、第3戦も上位を争いながら結果に結びつかなかった1号車がようやく今季初勝利を挙げ、LEXUS LC500は開幕から4連勝を飾った。

 周回遅れになったものの、3位以下も激しいバトルが繰り広げられた。このバトルを制した大嶋の6号車が3位表彰台。今季3度目の表彰台獲得で、未勝利ながらドライバーズランキングでは首位に立った。

 終盤中嶋一貴が猛烈な追い上げで観客を沸かせた36号車は7位。最も重いウェイトハンデで健闘を見せた37号車も10位でフィニッシュし、貴重なポイント獲得を果たした。

 GT300クラスでは、LEXUS RC F GT3の2台、プリウスの2台は全車ウェットタイヤを選択し、順調にレースを開始した。

 3番手スタートの60号車は飯田がスタートを担当。序盤のポジションを守り切れず、徐々に順位を落とすことに。一方好調だったのが中山雄一の駆る51号車。1度目のセーフティカーランからの再開後、12周目には3位、翌周には2位へとポジションを上げた。

 また、6番手スタートから6位、7位前後で好走を見せていた久保の31号車は17周目にコースオフ。ポジションを落としてしまった。

 その後も2位をキープし続けた51号車だったが、セーフティカーとピットのタイミングが合わず順位を落とし、13位でフィニッシュ。

 逆にこのセーフティカーが上手く働いた60号車、31号車はそれぞれ5位、6位へとポジションを上げ、チェッカー。60号車は初となるトップ5フィニッシュを果たした。

今季初勝利を挙げたDENSO KOBELCO SARD LC500 1号車

今季初勝利を挙げたDENSO KOBELCO SARD LC500 1号車

3位フィニッシュを果たしたWAKO'S 4CR LC500 6号車

3位フィニッシュを果たしたWAKO'S 4CR LC500 6号車

DENSO KOBELCO SARD LC500 1号車 ドライバー ヘイキ・コバライネン:
クレイジーなレースだった。路面コンディションは完全に濡れているわけでも、乾いているわけでも無い、微妙な状況でのスタートだった。こういう時は常に戦略とタイヤチョイスがキーになる。我々はハードのウェットタイヤを選択したが、それが上手く行った。また、レース中も常にレーダーをチェックして、細かく路面の状況を確認するなど、タイヤ交換でのタイムロスを最小限にすべく努力したのが効を奏したし、ウェイトハンデを考えても車両のバランスは良かった。セーフティカーのタイミングもラッキーだった。今回はタイヤチョイス、車のパフォーマンス共に満足行くもので、上位を争って勝つことが出来て嬉しい。
DENSO KOBELCO SARD LC500 1号車 ドライバー 平手晃平:
難しい状況でのスタートで、最後の最後までエンジニアとドライバーでどっちのタイヤでスタートするかで相談し、結果的にウェットタイヤの選択が良い方向に働いて、ヘイキも力強い走りをしてくれた。ピットインはエンジニアと決めていたタイミングがものすごく良い方向に働いて、おかげで46号車と2台で首位を争う形になったが、このコンディションだとタイヤの傷みが早いので、後との間隔を見ながら走った。残り1周に入ってからのバトルを何とか制し、そのままゴールかと思ったのだが、馬の背に突入したあたりから雨脚が強まっており、最後はドライブするのが大変だった。ただ、同じタイヤのLEXUS勢の中ではペースも最も良かったし、チームが毎戦本当に良いクルマを作ってくれている。第2戦富士、第3戦オートポリスと2回勝てる力が合ったのに結果に繋げられなかったので、今回こうしてチャンピオンシップに争いに戻ってこられて良かったと思う。このSUGOは僕にとっての第二の故郷とも言える場所なので、ここで勝てたのは特別で、今日は良いお土産を持って帰れる。
WAKO'S 4CR LC500 6号車 ドライバー 大嶋和也:
1号車が入ったタイミングの方が良かったかも知れないが、あのタイミングで選べた作戦としては最善だったと思う。セーフティカー明けにピットアウトしてきた3位争いの集団が前に4台入ってきてしまい、彼らをその周にパスできない限りチャンスは無かったので、そこに勝負を賭けて攻め、なんとか抜いてこられたのがポイントだったと思う。あとは終盤タイヤが辛くなったところに8号車、次に23号車が結構いいペースで追いついてきて、そして最後の2周はコース後半セクションで雨も降ってくるなど厳しかったが、なんとか抑え切れて良かった。次戦以降は更にハンデがキツくなるが、今回のレースなどを上手く生かして、しぶといレースを戦い、シリーズをリードできるように頑張りたい。
WAKO'S 4CR LC500 6号車 ドライバー アンドレア・カルダレッリ:
とても難しいコンディションだった。レース中、何度もコンディションが変わり、GT300クラスの車両をかわしながらペースを維持するのも、タイヤをセーブするのも大変だった。しかし、チームが素晴らしい仕事をしてくれて、僕と和也もミス無く走れたし、ピットストップも良かった。ただ、セーフティカーのタイミングがアンラッキーで、自分たちが予定していた1周前にセーフティカーが出てしまった。その点はアンラッキーだったが、表彰台に乗れたのは良かったし、チャンピオンシップ的にも多くのポイントを獲得出来たので満足している。
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO決勝 魔物に打ち勝ったのは前年王者!#1デンソーサードLC500が今季初勝利!! GT300は#11ゲイナーTANAX AMG GT3が2年8ヶ月ぶりの勝利

菅生の魔物が今年も牙を剥いた!!

2017オートバックス スーパーGT第4戦「SUGO GT 300kmレース」の決勝が7月23日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。序盤からアクシデントが相次ぎ、3度もセーフティーカーが入る荒れたレースを制したのは#1ヘイッキ・コバライネン/平手晃平組(DENSO KOBELCO SARD LC500)。ピットインのタイミングがドンピシャにハマり、終盤#46本山哲/千代勝正組(S Road CRAFTSPORTS GT-R)の猛追を見事に押さえ切った。GT300クラスは#11平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組(GAINER TANAX AMG GT3)が3年ぶりの勝利を挙げている。
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:予選日9,600人/決勝日26,200人/大会総入場者数35,800人)

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決勝レースは午後2時30分より81周で行われた。

決勝日を迎えた菅生は朝からあいにくの雨模様。それでもウォームアップ走行、スタート進行とスケジュールが進むにつれて天候は回復傾向にあったため、GT500クラスでは浜島裕英監督率いる#38ZENT CERUMO LC500をはじめとする4台、GT300クラスではJLOCの2台と#26TAISAN SARD R8 FUKUSHIMAがグリッド上でスリックタイヤを選択した。ところが宮城県警のパトカー先導によるパレードランが始まると再び雨が路面を叩き始め、スリックタイヤ組はスタートから大苦戦を強いられることになった。

序盤からレースをリードしたのはホンダNSX勢。

ポールシッターの#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)をはじめ、#100山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)、#16武藤英紀(MOTUL MUGEN NSX-GT)らが1周めからテール・トゥ・ノーズのトップ争いを演じ、2周めのレインボーコーナーで山本が野尻をかわしてトップに立ち、武藤もそれに続いたが、その一方で#17小暮卓史(KEIHIN NSX-GT)はエンジンカバー脱落というアクシデントに見舞われてオレンジディスクの提示を受け、大きく後退、代わって#64ベルトラン・バゲット(Epson Modulo NSX-GT)が4位に浮上してきた。

ところがこの山本の快進撃に待ったをかけたのが相次ぐアクシデントによるセーフティーカーランだった。5周め、41周めそして48周めと、3度のセーフティーカー導入は山本に充分なリードを築き上げることを許さなかったばかりか、天候の回復を待ってピットインを引き延ばしたことが仇になり、100号車は53周めにドライバー交代を終えてコースに復帰した時点で6位まで後退、その後もじりじりと順位を落とす結果となった。

野尻も武藤を激しく追い上げている最中の16周め、馬の背コーナーで痛恨のスピンを喫して一時10位まで後退、武藤は21周めにバゲット、29周めに#1ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD LC500)にかわされた挙句、30周めの1コーナーでオーバーラン、8位に後退。バゲットも山本と同じ周にピット作業を行い、順位を落とすことになった。

代わって上位に浮上したのが2度めと3度めのセーフティーカーランの合間にピット作業を行なったチーム達だ。

まず46周めのピットオープンと同時に作業を行なったのが#6大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組(WAKO'S 4CR LC500)、#8野尻智紀/小林崇志組(ARTA NSX-GT)、#12安田裕信/ヤン・マーデンボロー組(カルソニックIMPUL GT-R)、#37平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM'S LC500)。その次の47周めには1 号車と46号車がピットイン、46周組が冷えたスリックで苦しい走りを強いられている間に熱の入ったウェットでリードを築いた47周組が先行することになる。そして52周めのピットオープンと同時に残りの車両がピットに飛び込み、ついに1号車がトップ、46号車が2位に浮上。レース終盤はこの2台の一騎打ちとなった。

トップを走行する#1平手を激しく追い上げる#46本山。

一時5秒以上あった平手のリードは74周めには3.1秒、75周めには2.1秒となり、76周めにはついにその差は1秒を切った。

そして迎えたファイナルラップ。

1コーナーでクロスラインをとって2コーナーのインに本山が飛び込む。押さえ込む平手。

コースには再び雨が落ちはじめ、馬の背からSPにかけては再びウェット路面に変貌していた。

これに足を取られて平手がSPインで四輪はみ出す。

本山も続いて二輪はみ出す。

両者SPアウトで交錯。意地と意地のぶつかり合いを制したのは平手。本山は失速するもなんとかポジションをキープしてフィニッシュラインへ。

#1コバライネン/平手組は今季初勝利。#46本山/千代組は今季初の表彰台。3位には#6大嶋/カルダレッリ組が入って今季3度めの表彰台を獲得した。

GT300クラスもまたタイヤチョイスとピット戦略が明暗を分ける結果に。

ポールポジションの#25松井孝允/山下健太組(VivaC 86 MC)がソフトコンパウンドのウェットタイヤを選択したことで前半苦しい走りをしいられる一方で、このコンディションにマッチしたダンロップタイヤで序盤から着実に順位を上げ、3度めのSC前にピット作業を済ませた#11平中/ビルドハイム組が52周めにトップに立ち、そのまま逃げ切って2014年11月の最終戦もてぎ以来、2年8ヶ月ぶりの勝利を手にした。

2位には今季初表彰台となる#50都筑晶裕/新田守男組(Ferrari 488 GT3)がつけ、#25松井/山下組も後半の追い上げで3位表彰台をもぎとってみせた。

次戦は2週間後の富士スピードウェイ。8月6日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO優勝会見 平手「最後は必死でした」平中「久々に緊張しました」

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GT500クラス ヘイキ・コバライネン(#1DENSO KOBELCO SARD LC500)
gt-rd4-r-pc-kovalainen 「非常にクレイジーなレースでした。ウェット、ドライ、どっちつかずのコンディションでしたが、スタート時にウェット用のハードタイヤを選択したことが勝因の一つだったと思います。天候と路面の状況を確認しながらレースを進めましたが、タイヤの交換は最小限にしようという作戦も良かったと思います。今年のニューカーLC500は非常に良いパフォーマンスを発揮してくれています。次戦は性能調整で厳しくなりますが、与えられた条件のなかでクルマを仕上げることにやりがいを感じます」
GT500クラス 平手晃平(#1DENSO KOBELCO SARD LC500)
gt-rd4-r-pc-hirate 「菅生は荒れることが多いので、スタート直前までエンジニアとタイヤチョイスをどうするか話し合っていました。結果的にピットインのタイミングが当たって46号車との一騎討ちになりましたが、あの時、正直自分では状況は理解していませんでした。SCが直前に入ったときは“ひょっとして最悪?”と思い無線でピットに確認しました。終盤、雨粒が大きくなっていって、最終ラップに急に強く降りました。SPコーナーは慎重に入ったのですが飛び出してしまいました。後ろを見たら本山さんも飛び出していて、これは速く戻った方が勝ちだと思って必死にコース復帰しました(笑)」
GT300クラス 平中克幸(#11GAINER TANAX AMG GT3)
gt-rd4-r-pc-hiranaka 「ビヨンが非常に良いペースで順位を上げていきましたので、手応えは感じていました。メルセデスはピットストップで他より時間を要するんですが、今回はピットインのタイミングも良かったですし、SCの導入で前との差が縮まったことや、ダンロップタイヤの温まりやすさも勝因と思います。勝てる可能性を感じながら走るのは久々なので、ちょっと緊張しました(笑)。今回はラッキーな面もありましたが、自分が開発を担当してきたタイヤのパフォーマンスも含めて、クルマは確実に仕上がってきています」
GT300クラス ビヨン・ビルドハイム(#11GAINER TANAX AMG GT3)
gt-rd4-r-pc-wirdheim 「スタートは17番手と結果を出すには難しい位置でしたので、最初の15ラップくらいまでは、慎重にペースを上げていきました。ウェットでのダンロップタイヤのパフォーマンスが素晴らしかったので、徐々にポジションも上げることができました。コースが乾いてくると少しきつかったですが、ピットインのタイミングなどチームの戦略が非常に良かったと思います。スーパーGTは毎回いろいろなことが起きます。今年これまで不運なことが多かったのですが、今回は予想以上の結果でした。これでチャンピオンを狙える位置につけることができましたので、次戦以降それを目標に走ります」
まとめ & : Shigeru KITAMICHI

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO決勝結果

■GT500クラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2017/07/23) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWhLapTotal_Time
Behind
11ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
LEXUS TEAM SARD
BS30812:09'13.878
246本山 哲
千代 勝正
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MOLA
MI16811.022
36大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
LEXUS TEAM LEMANS WAKO'S
BS60801Lap
423松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
NISMO
MI36801Lap
58野尻 智紀
小林 崇志
ARTA NSX-GT
Honda NSX
AUTOBACS RACING TEAM AGURI
BS6801Lap
616武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX
TEAM MUGEN
YH4801Lap
736中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
LEXUS TEAM au TOM'S
BS64801Lap
864ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX
NAKAJIMA RACING
DL801Lap
9100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX
TEAM KUNIMITSU
BS34792Laps
1037平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
LEXUS TEAM KeePer TOM'S
BS72792Laps
1112安田 裕信
ヤン・マーデンボロー
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
TEAM IMPUL
BS14783Laps
1219関口 雄飛
国本 雄資
WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
YH18774Laps
1338立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
LEXUS TEAM ZENT CERUMO
BS60765Laps
---- 以上規定周回数(70% - 56Laps)完走 ----
-24佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
KONDO RACING
YH63447Laps
-17塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX
KEIHIN REAL RACING
BS36279Laps
  • Fastest Lap: CarNo.8 小林崇志(ARTA NSX-GT)1'14.219 (10/34)

■GT300クラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2017/07/23) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWhLapTotal_Time
Behind
111平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
GAINER
DL30772:10'06.496
250都筑 晶裕
新田 守男
Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
INGING & Arnage Racing
YH777.269
325松井 孝允
山下 健太
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
VivaC team TSUCHIYA
YH58761Lap
44谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH54761Lap
560飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
LM corsa
YH6761Lap
631嵯峨 宏紀
久保 凜太郎
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
apr
BS2761Lap
765黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS46761Lap
83星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NDDP RACING
YH22761Lap
961井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL30761Lap
109ジョノ・レスター
峰尾 恭輔
GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
PACIFIC with GULF RACING
YH24761Lap
11360柴田 優作
青木 孝行
RUNUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH761Lap
125坂口 夏月
藤波 清斗
マッハ車検MC86 GTNET
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH6761Lap
13*51中山 雄一
坪井 翔
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
LM corsa
BS56761Lap
1452番場 琢
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
埼玉トヨペット Green Brave
YH761Lap
15*33藤井 誠暢
元嶋 佑弥
D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
D'station Racing
YH34761Lap
167ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
BMW Team Studie
YH24752Laps
1718中山 友貴
川端 伸太朗
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
TEAM UPGARAGE with BANDOH
YH4743Laps
1826山田 真之亮
ジェイク・パーソンズ
TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS
Team TAISAN SARD
YH734Laps
1987細川 慎弥
佐藤 公哉
ショップチャンネルランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
JLOC
YH16725Laps
20*21リチャード・ライアン
柳田 真孝
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Audi Team Hitotsuyama
DL716Laps
2110富田 竜一郎
吉田 広樹
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL10707Laps
22*48高森 博士
田中 勝輝
植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DIJON Racing
YH689Laps
2330永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
apr
YH6116Laps
---- 以上規定周回数(70% - 53Laps)完走 ----
-2高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
Cars Tokai Dream28
YH4829Laps
-55高木 真一
ショーン・ウォーキンショー
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
AUTOBACS RACING TEAM AGURI
BS344532Laps
-111石川 京侍
山下 亮生
エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
Rn-sports
YH3839Laps
-88織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
JLOC
YH2651Laps
-35ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
ARTO 86 MC 101
TOYOTA 86 MC
PANTHER TEAM THAILAND
YH473Laps
  • Fastest Lap: CarNo.65 蒲生尚弥(LEON CVSTOS AMG) 1'20.412 (6/25)
  • CarNo.33(藤井誠暢)は、SpR.13-1 b.(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.21(リチャード・ライアン)は、SpR.36 付則-3 15.(SC中のピットイン)により、ペナルティストップ60秒を科した。
  • CarNo.33(元嶋佑弥)は、H項2-2.4.5.1b(黄旗中の追い越し)により、競技結果に47秒を加算した。
  • CarNo.51(中山雄一)は、SpR.36 付則-3 5.(SC中の追い越し)により、競技結果に47秒を加算した。
  • CarNo.48(田中勝輝)は、SpR.36 付則-3 15.(SC中のピットイン)により、競技結果に97秒を加算した。
  • CarNo.21(リチャード・ライアン)は、SpR.25-6.(ホイールの脱落)により、罰金00,000円を科した。

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO GTA定例会見 鈴鹿戦は来季から300kmレースに

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スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は7月23日、第4戦の開催されているスポーツランドSUGOで定例会見を開催。坂東正明代表が各クラスの性能調整に関する見解や来シーズンの日程について語った。それによると鈴鹿1000kmが来年からFIA-GT3主体の10時間耐久レースに変貌するのに伴い、スーパーGT鈴鹿戦は通常の300kmレースとして開催されることになるという。概要は以下のとおり。

第3戦で実施したNSXの性能調整について基本的には目指している均衡化が図られていると思う。それに伴う他メーカーからの批判も公には届いていない。ただ、「ウェイトハンデの軽減で前に行きました」じゃホンダの技術陣はなんなんだ、さくら(研究所)は何をしているんだ?という話になる。前回の結果はホンダの技術陣、さくらの努力があったからだと考えている。

GT300のBOPについて
FIA-GT3についてはSROにBOPを委託している。現状コース特性に応じて低速、中速、高速の3つの値があり、岡山は中速、富士は高速、オートポリスは低速という判断だったため、毎戦BOP値が変更されることになった。ただ、タイヤに関して向こうはワンメイクで、こちらは競争があるということで差異が出ている。プリウスの性能調整については、ご存知のように開発の終わったレーシングエンジンが搭載されているため、今年のリストリクターを用いるとそれに合わせた開発が必要になり、費用負担の上昇を招いてしまう。そこでデータを確認した上でリストリクター径を見直し、出力が向上したぶんをリカバーする意味で重量を増やした。
GT500とGT300の速度差が詰まっていることに関して
かつて10秒くらいあったタイム差が7秒~8秒近くに縮まっており、特に菅生のようなレイアウトだと差が出にくい状況はある。500のエントラントからも「GT3が速すぎる」との声も上がっている。しかし混走でやるという前提のレースなので、現状の中でやってもらうしかないと考えている。GT500は今年からダウンフォースを削減したが、その中でも安定したコーナリングスピードは出せている。もしこれ以上マニファクチャラーの開発によりGT3が速くなるようなら見直しが必要になるだろう。安全のためにコンーナリングスピードを落とそう、ということでGT500はやってきた。F1などでは速さを求める風潮があるが、きちんと安全を確保した上で速さをコントロールするという方向でやっていきたい。
2018年のカレンダーについて
すでに申請は出しており、27日にJAFで審議委員会が行われてそこで承認される予定だ。鈴鹿1000kmに関してはスーパーGTとしての開催は今年が最後。来年から鈴鹿は300kmレースとしてシーズン前半に行われる。これに対応し、8月の富士戦でレース距離を伸ばすつもりだ。タイに先日行ってきたが、向こうの景気が悪くなっていることもあり、1年契約となるが来年も開催する。ただ開催日程に関してはMotoGPが10月に開催されるということで、昔やっていたセパンの日程(6月か?)に移動させる。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO公式予選 圧巻の速さで#8ARTA NSXが今季2度目のポール!!GT300も#25Vivac 86が2戦連続ポール達成!

NSX勢強し!!

宮城県のスポーツランドSUGOで行われているオートバックス スーパーGT第4戦「SUGO GT 300knレース」の公式予選は7月22日午後に行われ、#8野尻智紀/小林崇志組(ARTA NSX-GT)が第1戦岡山に続いて今季2度めのポールポジションを獲得。GT300クラスも#25松井孝允/山下健太組(VivaC 86 MC)が58kgものウェイトハンデをものともせず2戦連続でポールポジションを獲得した。 (天候:曇り コース:ドライ)

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第4戦の公式予選は午後2時10分よりノックアウト方式で行われた。当初の天気予報では雨が心配され、先に行われたFIA-F4の決勝中には雷や若干の小雨も地面を叩いてはいたものの、予選が始まる頃にはそれも収まり、終始ドライコンディションのもとでの走行となった。

予選Q1
GT500クラスの各チームは残り時間が7分を切ったあたりからいつものようにタイムアタックを開始。朝の公式練習では#6大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組(WAKO'S 4CR LC500)がトップタイムを記録したものの、予選Q1が始まってみるとNSX勢の健闘ぶりが目立つ結果となった。

まず#64ベルトラン・バゲット(Epson Modulo NSX-GT)が1'12.400と朝のタイムを大幅に更新してトップに立つと、#8小林崇志(ARTA NSX-GT)は1'11.579とこの日初めて1分11秒台に入れて来た。さらに#16中嶋大祐(MOTUL MUGEN NSX-GT)も1'11.699をチェッカー寸前に叩き出してこれに続く。結局5台中4台がQ2に駒を進め、唯一の脱落者は最初にトップタイムを出した64号車のみという結果になった。

対するレクサス勢は#19関口雄飛(WedsSport ADVAN LC500)が1'11.597で2位につけるが、そのほかのチームはウェイトハンデが祟ってかタイムが伸び悩み、#1ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD LC500)が6位、#6アンドレア・カルダレッリ(WAKO'S 4CR LC500)が8位でなんとかQ2進出を果たしたが、トムス勢の2台は揃ってここで予選を終えることになった。

日産GT-R勢の状況はさらに深刻だ。今大会にアップデートされた新エンジンを持ち込んだにもかかわらず、ヨコハマタイヤを履く#24佐々木大樹(フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R)が7位に入った他は全車Q1落ち。特にミシュランタイヤを履く#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)は14位、#46千代勝正(S Road CRAFTSPORTS GT-R)は最下位という結果に終わっている。

GT300クラスはJAF-GT勢が上位を独占。#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)がトップタイムを記録した他、#18川端伸太朗(UPGARAGE BANDOH 86)が2位、#25山下健太(VivaC 86 MC)が3位につける。しかもトップと2位の差はわずか0.105秒、トップと3位ですら0.198秒という僅差だった。

予選Q2
Q2に入ってもNSX勢の速さは他を圧倒した。特に#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)は1'10.915と唯一の1分10秒台を叩き出し、第1戦岡山に続いて今季2度目のポールポジションを獲得して見せた。今季ドライバーの移籍があり、チーム内での立場にも変化があったと予選後に語った野尻は開幕以来チームリーダーとして意識しながらチームづくりに取り組んで来たといい、今回持ち込んだクルマに対してもリヤのグリップ向上をテーマに「攻められるクルマ」に仕上げて来たとのこと。それが実を結んで今回のポールポジションにつながったようだ。さらには#100山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)が1'11.469で2位、#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)が1'11.491で3位と、トップ3をホンダNSXが占め、今季初勝利が大いに期待できそうな結果となった。

GT300クラスは開始間もなくで#88織戸学(マネパランボルギーニ GT3)がSPコーナーでクラッシュ、これにより赤旗中断となる波乱の展開に。同時に#21柳田真孝(Hitotsuyama Audi R8 LMS)もセンサートラブルによりピット入口手前でストップ、まともにアタックできずに予選を終えてしまった。

GT300の走行は車両回収ののち午後3時15分より残り7分で再開。ここでもやはり2台のマザーシャシーが速さをみせつけた。まずは#18中山友貴(UPGARAGE BANDOH 86)が1'18.753でトップに。これを#25松井孝允(VivaC 86 MC)がわずかに上回り、1'18.657でトップに立った。結局これがトップタイムとなり、松井/山下組は第3戦オートポリスに続いて2戦連続のポールポジションを達成した。また朝の公式練習でトップタイムを記録した#60吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)はトップから0.211秒差の1'18.868を記録、見事FIA-GT3勢最上位の3位につけた。

第4戦決勝は明日午後2時30分より81周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第4戦SUGOポールポジション会見 野尻「魔物を味方につけます」松井「クールスーツを新調しました」

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GT500クラス 野尻智紀(#8ARTA NSX-GT)
gt-rd4-q-pc-nojiri 「ポールが取れてほっとしています。テストの調子が良かったので、ドライバーとしてそれをきちんと本番で形にしないといけないと思っていました。チームの期待にも応えることができて嬉しいです。ホンダが開発してくれたアップデートパーツが良かったと思いますし、それを結果に結びつけることができたのは、チームの力だと思います。明日はちょっと天気が気になりますが、菅生に棲むといわれる魔物を味方につけて頑張ります」
GT500クラス 小林崇志(#8ARTA NSX-GT)
gt-rd4-q-pc-kobayashi 「前回は残念な結果で終わってしまいましたが、テストで走り込んできたのでポールポジションを狙える位置にいると思っていました。野尻選手はほんとに速いタイムを叩き出してくれて感謝しています。決勝はポールから逃げて勝ちたいと思います。ロングランテストでも良い感触を得ていますし、雨になってもミスがなければイケると思います。あとはせっかく付いているのにエアコンが効かないんです。これが効いてくれればいいんですが(笑)」
GT300クラス 松井孝允(#25VivaC 86 MC)
gt-rd4-q-pc-matsui 「Q1とのときにアンダー傾向ということを山下選手が訴えていたので、少しアジャストしてQ2に臨みました。これが当たった結果なので、山下選手のおかげです。ここのところ他のレースでも勝てているので、この良い流れを明日の決勝につなげたいと思います。クールスーツも新調してもらいましたし、チーム一丸となって優勝を目指します」
GT300クラス 山下健太(#25VivaC 86 MC)
gt-rd4-q-pc-yamashita 「Q2でぎりぎりのところでポールを決めてくれた松井選手に感謝です。自分もトップタイムでQ1を終えたかったのですが、前で飛び出したマシンがあって叶いませんでした。ま、それは仕方ないことです(笑)。明日は雨の不安はありますが、できればドライコンディションになってもらって、ぶっちぎりで優勝したいと思います」
まとめ & Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO公式予選結果

■GT500 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2017/07/22) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
18野尻 智紀
小林 崇志
ARTA NSX-GT
Honda NSX
BS61'11.5791'10.915
2100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX
BS341'11.8691'11.469
317塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX
BS361'11.7611'11.491
419関口 雄飛
国本 雄資
WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH181'11.5971'11.669
516武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX
YH41'11.6991'11.739
624佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH61'12.1361'11.745
71ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301'12.0241'11.803
86大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS601'12.1631'12.163
912安田 裕信
ヤン・マーデンボロー
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS141'12.201
1064ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX
DL1'12.269
1137平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS721'12.306
1238立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS601'12.365
1336中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS641'12.430
1423松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI361'12.436
1546本山 哲
千代 勝正
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI161'12.595

■GT300 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2017/07/22) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
125松井 孝允
山下 健太
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH581'19.0341'18.657
218中山 友貴
川端 伸太朗
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH41'18.9411'18.753
360飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH61'19.4171'18.868
461井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL301'18.8361'18.936
53星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH221'19.5951'18.942
631嵯峨 宏紀
久保 凜太郎
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS21'19.7661'19.204
751中山 雄一
坪井 翔
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS561'19.1581'19.237
84谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH541'19.5121'19.411
965黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS461'19.0961'19.512
107ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH241'19.1601'19.611
1152番場 琢
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH1'19.4331'19.989
1233藤井 誠暢
元嶋 佑弥
D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH341'19.7401'20.241
1321リチャード・ライアン
柳田 真孝
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL1'19.636no time
1488織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'19.285deleted
159ジョノ・レスター
峰尾 恭輔
GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH241'19.834
1650都筑 晶裕
新田 守男
Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH1'19.880
1711平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL301'19.883
18111石川 京侍
山下 亮生
エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH1'19.906
1926山田 真之亮
ジェイク・パーソンズ
TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS
YH1'19.915
20360柴田 優作
青木 孝行
RUNUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'20.039
2155高木 真一
ショーン・ウォーキンショー
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS341'20.162
2287細川 慎弥
佐藤 公哉
ショップチャンネルランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH161'20.162
2310富田 竜一郎
吉田 広樹
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL101'20.280
2430永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH1'20.480
2548高森 博士
田中 勝輝
植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'21.234
2635ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
ARTO 86 MC 101
TOYOTA 86 MC
YH1'21.531
272高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YHdeleted
285坂口 夏月
藤波 清斗
マッハ車検MC86 GTNET
TOYOTA 86 MC
YH6absence

SUPER GT

SGT:第4戦SUGOノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2017/07/22) Knock Out Q2 GT500 Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
18野尻 智紀ARTA NSX-GT
Honda NSX
BS61'10.915--188.047
2100山本 尚貴RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX
BS341'11.469 0.554 0.554186.589
317塚越 広大KEIHIN NSX-GT
Honda NSX
BS361'11.491 0.576 0.022186.531
419国本 雄資WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH181'11.669 0.754 0.178186.068
516武藤 英紀MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX
YH41'11.739 0.824 0.070185.887
624ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラフォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH61'11.745 0.830 0.006185.871
71平手 晃平DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301'11.803 0.888 0.058185.721
86大嶋 和也WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS601'12.163 1.248 0.360184.794

■GT300 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2017/07/22) Knock Out Q2 GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
125松井 孝允VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH581'18.657--169.538
218中山 友貴UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH41'18.753 0.096 0.096169.331
360吉本 大樹SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH61'18.868 0.211 0.115169.084
461井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL301'18.936 0.279 0.068168.938
53高星 明誠B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH221'18.942 0.285 0.006168.926
631嵯峨 宏紀TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS21'19.204 0.547 0.262168.367
751中山 雄一JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS561'19.237 0.580 0.033168.297
84谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH541'19.411 0.754 0.174167.928
965黒澤 治樹LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS461'19.512 0.855 0.101167.715
107ヨルグ・ミューラーStudie BMW M6
BMW M6 GT3
YH241'19.611 0.954 0.099167.506
1152脇阪 薫一埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH1'19.989 1.332 0.378166.714
1233元嶋 佑弥D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH341'20.241 1.584 0.252166.191
1321リチャード・ライアンHitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DLno time---
14*88織戸 学マネパランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YHdeleted---
  • CarNo.88(織戸学)は、SGT SpR 29 5.(赤旗の原因)によりタイムを抹消した。

SUPER GT

SGT:第4戦SUGOノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2017/07/22) Knock Out Q1 GT500 Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
18小林 崇志ARTA NSX-GT
Honda NSX
BS61'11.579--186.302
219関口 雄飛WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH181'11.597 0.018 0.018186.255
316中嶋 大祐MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX
YH41'11.699 0.120 0.102185.990
417小暮 卓史KEIHIN NSX-GT
Honda NSX
BS361'11.761 0.182 0.062185.830
5100伊沢 拓也RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX
BS341'11.869 0.290 0.108185.550
61ヘイッキ・コバライネンDENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301'12.024 0.445 0.155185.151
724佐々木 大樹フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH61'12.136 0.557 0.112184.864
86アンドレア・カルダレッリWAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS601'12.163 0.584 0.027184.794
---- 以上Q2進出 ----
912ヤン・マーデンボローカルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS141'12.201 0.622 0.038184.697
1064ベルトラン・バゲットEpson Modulo NSX-GT
Honda NSX
DL1'12.269 0.690 0.068184.523
1137ニック・キャシディKeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS721'12.306 0.727 0.037184.429
1238石浦 宏明ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS601'12.365 0.786 0.059184.279
1336ジェームス・ロシターau TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS641'12.430 0.851 0.065184.113
1423ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI361'12.436 0.857 0.006184.098
1546千代 勝正S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI161'12.595 1.016 0.159183.695

■GT300 Class

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2017/07/22) Knock Out Q1 GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
161山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL301'18.836--169.153
218川端 伸太朗UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH41'18.941 0.105 0.105168.928
325山下 健太VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH581'19.034 0.198 0.093168.729
465蒲生 尚弥LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS461'19.096 0.260 0.062168.597
551坪井 翔JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS561'19.158 0.322 0.062168.465
67荒 聖治Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH241'19.160 0.324 0.002168.460
788平峰 一貴マネパランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'19.285 0.449 0.125168.195
860飯田 章SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH61'19.417 0.581 0.132167.915
952番場 琢埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH1'19.433 0.597 0.016167.881
104片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH541'19.512 0.676 0.079167.715
113星野 一樹B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH221'19.595 0.759 0.083167.540
1221リチャード・ライアンHitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL1'19.636 0.800 0.041167.453
1333藤井 誠暢D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH341'19.740 0.904 0.104167.235
1431久保 凜太郎TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS21'19.766 0.930 0.026167.181
---- 以上Q2進出 ----
159ジョノ・レスターGULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH241'19.834 0.998 0.068167.038
1650新田 守男Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH1'19.880 1.044 0.046166.942
1711ビヨン・ビルドハイムGAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL301'19.883 1.047 0.003166.936
18111石川 京侍エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH1'19.906 1.070 0.023166.888
1926山田 真之亮TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS
YH1'19.915 1.079 0.009166.869
20360青木 孝行RUNUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'20.039 1.203 0.124166.610
2155高木 真一ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS341'20.162 1.326 0.123166.355
2287細川 慎弥ショップチャンネルランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH161'20.162 1.326 0.000166.355
2310富田 竜一郎GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL101'20.280 1.444 0.118166.110
2430佐々木 孝太TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH1'20.480 1.644 0.200165.697
2548高森 博士植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'21.234 2.398 0.754164.159
2635ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナARTO 86 MC 101
TOYOTA 86 MC
YH1'21.531 2.695 0.297163.561
-*2加藤 寛規シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YHdeleted---
-5藤波 清斗マッハ車検MC86 GTNET
TOYOTA 86 MC
YH6absence---
  • CarNo.2(加藤寛規)は、SGT SpR 29 5.(赤旗の原因)によりタイムを抹消した。

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO公式練習 レクサス勢にGT-R、NSXが迫る!

7月22日、宮城県・スポーツランドSUGOで、2017オートバックス スーパーGT第3戦「SUGO GT 300km RACE」の公式練習が行われ、GT500クラスは#6WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレ・カルダレッリ組)が、GT300クラスは#60SYNTIUM LMcorsa RC F GT3(飯田章/吉本大樹組)がそれぞれトップタイムをマークした。

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朝9時から行われた練習走行は、上空を雲に覆われた蒸し暑い天候のなか始まった。

開幕から4連勝を目論むレクサス勢が中心となると思われたが、開始早々開幕戦を制した#37KeePer TOM'S LC500(平川亮/ニック・キャシディ組)がコースアウト。ダメージは無かったがグラベルの砂利を巻き込み、処理のために貴重な時間を費やすことになってしまった。

好調な滑り出しを見せたのがGT-R勢の#24フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(佐々木大樹/J・P・デ・オリベイラ組)。序盤トップタイムとなる1分13秒510をマークすると、その後も精力的にセッティングを進め、最終的に3番手となる1分12秒505までタイムを削ってきた。

NSX勢もレクサスに一矢報いようと気を吐き#8ARTA NSX-GT(野尻智紀/小林崇志組)が1分12秒489で2番手タイムをマーク。#17KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史組)が4番手、#16MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)が7番手と、各チームが安定した速さを見せた。

意外に苦戦した感のあるレクサスだが、ここまでの好成績で各マシンはかなりのウェイトを積んでおり、苦しい走りを強いられている。#6WAKO'S 4CR LC500(大嶋和也/アンドレ・カルダレッリ組)がトップとはなったものの、#36au TOM'S LC500(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)が5番手といまひとつ速さを示せず、#37も終盤トラブルでストップするなど、一抹の不安を残した。

GT300クラスは、#60RCFが開始45分あたりで最終的なトップタイムとなる1分19秒670をマーク。好調ぶりを窺わせた。以下、#3B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/高星明誠組)、#25VivaC 86 MC(松井孝允/山下健太組)が続き、海外GT3マシンを抑えて、国産マシンが健闘した。

なお、午後から天候が崩れるとの予報も出ており、午後2時10分から始まる予選のコンディションが気になるところだ。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO公式練習結果

■GT500クラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2017/07/22) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
16大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS601'12.394--184.205
28野尻 智紀
小林 崇志
ARTA NSX-GT
Honda NSX
BS61'12.489 0.095 0.095183.963
324佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH61'12.505 0.111 0.016183.923
417塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX
BS361'12.541 0.147 0.036183.832
536中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS641'12.587 0.193 0.046183.715
637平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS721'12.592 0.198 0.005183.702
716武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX
YH41'12.703 0.309 0.111183.422
8100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX
BS341'12.796 0.402 0.093183.188
91ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS301'12.998 0.604 0.202182.681
1038立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS601'13.099 0.705 0.101182.428
1112安田 裕信
ヤン・マーデンボロー
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS141'13.221 0.827 0.122182.124
1223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI361'13.296 0.902 0.075181.938
1346本山 哲
千代 勝正
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI161'13.305 0.911 0.009181.916
1419関口 雄飛
国本 雄資
WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH181'13.568 1.174 0.263181.265
1564ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX
DL1'13.862 1.468 0.294180.544

■GT300クラス

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2017/07/22) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
160飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH61'19.670--167.382
23星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH221'19.742 0.072 0.072167.231
325松井 孝允
山下 健太
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH581'19.765 0.095 0.023167.183
418中山 友貴
川端 伸太朗
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH41'19.842 0.172 0.077167.021
526山田 真之亮
ジェイク・パーソンズ
TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS
YH1'19.935 0.265 0.093166.827
652番場 琢
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH1'20.033 0.363 0.098166.623
765黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS461'20.133 0.463 0.100166.415
84谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH541'20.171 0.501 0.038166.336
99ジョノ・レスター
峰尾 恭輔
GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH241'20.176 0.506 0.005166.326
1021リチャード・ライアン
柳田 真孝
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL1'20.197 0.527 0.021166.282
1133藤井 誠暢
元嶋 佑弥
D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH341'20.252 0.582 0.055166.168
1261井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL301'20.306 0.636 0.054166.056
1311平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL301'20.387 0.717 0.081165.889
1431嵯峨 宏紀
久保 凜太郎
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS21'20.427 0.757 0.040165.807
155坂口 夏月
藤波 清斗
マッハ車検MC86 GTNET
TOYOTA 86 MC
YH61'20.459 0.789 0.032165.741
16360柴田 優作
青木 孝行
RUNUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'20.523 0.853 0.064165.609
1751中山 雄一
坪井 翔
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS561'20.528 0.858 0.005165.599
1888織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'20.560 0.890 0.032165.533
1930永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH1'20.589 0.919 0.029165.473
2010富田 竜一郎
吉田 広樹
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL101'20.622 0.952 0.033165.405
217ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH241'20.628 0.958 0.006165.393
222高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'20.637 0.967 0.009165.375
23111石川 京侍
山下 亮生
エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH1'20.720 1.050 0.083165.205
2455高木 真一
ショーン・ウォーキンショー
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS341'20.769 1.099 0.049165.104
2550都筑 晶裕
新田 守男
Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH1'21.261 1.591 0.492164.105
2687細川 慎弥
佐藤 公哉
ショップチャンネルランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH161'21.613 1.943 0.352163.397
2735ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
ARTO 86 MC 101
TOYOTA 86 MC
YH1'22.041 2.371 0.428162.545
2848高森 博士
田中 勝輝
植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'22.114 2.444 0.073162.400

スーパー耐久

S耐:第4戦オートポリス ウエイトハンディ最重量の厳しい戦いで善戦。2位表彰台でランキングのトップを死守! (Le Beausset)

 今シーズンはFIA-F4、スーパーFJと併せて挑む、ル・ボーセ モータースポーツにとって最高峰カテゴリーである、スーパー耐久シリーズの第4戦が7月15日(土)、16日(日)にオートポリス(大分県)で開催された。

 使用するマシンは2シーズンにわたって開発、熟成が進められてきたレクサスRC350で、「DENSO Le Beausset RC350」としてST-3クラスに、嵯峨宏紀、中山雄一、山下健太の3人を擁して挑む。

 前回の鈴鹿でのレースは、2戦連続のポールポジションから決勝をスタートし、序盤にこそ一度トップを明け渡したものの、中盤にポジションを取り戻すと、あとはまったく危なげない走りで逃げ切りに成功。今季初優勝を挙げるとともに、シリーズランキングのトップに躍り出ることとなった。

 年に一度、本州を離れて戦う九州、オートポリスは囲む緑が目にも鮮やかだが、その牧歌的な印象とは裏腹にタイヤへの攻撃性も強く、一筋縄ではいかない難関のテクニカルコースとして知られている。なお、今回は再びST-XからST-3のグループ1とST-4から5のグループ2の2グループに分かれての3時間レースとして争われる。

予選 7月15日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ

 木曜日からサーキット入りして走行を重ねていた「DENSO Le Beausset RC350」は、走り始めこそ思うように曲がらず苦戦を強いられていたものの、セッションごとセットを改めることで快方に向かい、金曜日午後の専有走行には2分2秒162を記すまでに進化。ST-3クラスでは最多となる、30kgのウエイトハンディを背負っていることから、トップからコンマ3秒遅れの2番手ながら、恐れていたほど影響を及ぼしていないようだった。

 さらに土曜日の早朝には、わずか15分間ながらフリー走行が実施され、嵯峨が2分1秒669にまで短縮を果たしてトップにつけることとなる。そのことは順調にセットアップが進んでいることの表れでもあった。

 午後からはいよいよ予選が行われ、Aドライバーセッションに挑む嵯峨は、コースがよりクリアになるタイミングを待つため、あえて最初の10分間をピットで待機。フリー走行で嵯峨が出したタイムはすでに更新されていたが、それがコンディションの向上を意味するのは明らか。ウォームアップはアウトラップだけに留め、いきなりアタックを開始すると、なんと2分1秒114を記すまでとなり、トップに躍り出ることとなった。

 続くBドライバーセッションも、中山は9分間ピットで待機。その間に、なんとトップは2分0秒台にまで達しており、ラバーグリップの向上が、これまでになかった次元への突入を可能としていた。そんな未知の次元に中山も到達し、2分0秒826で3番手に。合算タイムでクラス2番手から「DENSO Le Beausset RC350」は決勝に挑むこととなった。

決勝 7月16日(日)天候/晴れ コース状況/ドライ

 このレースウィークは絶えず真夏日が続いていたものの、日曜日の早朝には上空に雲が浮かび、さらに霧も出かけていたことから、コン ディションが急変することも予想されたが、良くも悪くも引き続き、うだるような暑さの中で決勝が争われることとなった。

 決勝のスタート担当は山下。スタートで2番手をキープしてトップとは2秒差をたもち、そこから先は間隔が広がることなくラップを進め、あらかじめ山下には、ロングスティントの予定であることを伝えていただけに、タイヤをいたわりつつトップと変わらぬペースで周回を重ねる。

 トップが40周目にドライバー交代を行なったことから、そこから中山へ交代する45周目まで先頭を走行することに。4輪のタイヤ交換と 給油を行い中山がコースに入ると、いったんは3番手に退くも、その2台は間もなくドライバー交代を行なったことから「DENSO Le Beausset RC350」は再びトップに浮上。後方にいて、すでに2回のピットストップを済ませているターゲット車両を、どれだけ引き離せるか注目された。中山はタイヤをいたわりながらも2分3秒台での速いラップを刻みながら、嵯峨に交代する直前で、およそ間隔を30秒ほどに広げる。ピットストップの時間短縮で逆転を目指し、1回目のピットストップで交換したタイヤの状況から左側タイヤのみの交換に、そして燃費走行も効いて無給油とした2回目のピットストップから嵯峨が65周目にコースに入ると、惜しくもトップは約20秒先行。嵯峨はあきらめずプッシュの走りを続け、徐々にその差を詰めていくも、トラフィックでのロスもあり一身一体の攻防。トップへのチャンスを得る為に、プレッシャーをかけ続けるが、その差を10秒としたところで「DENSO Le Beausset RC350」は2位でチェッカー。ランキングのトップは依然としてキープした。

 次回のレースは2年連続で優勝を果たし、相性も抜群の富士スピードウェイが舞台となる。今年は10時間レースとして争われることとなり、ビッグポイント加算が可能な一戦で、悲願の王座獲得に向け、決め手となるレースとされることが大いに期待される。

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 鈴鹿からの流れのままと行きたいところではあったが、ST-3クラス最大の30kgのウエイトハンディはコース後半の登り区間で加速に及ぼす影響が非常に大きく、ブレーキングではフロントタイヤに掛かる負担が増大し、ロングスティントをこなすにはクルマを労わりながら走る作戦がベストと考えた。その中でも3人のドライバーは各々のパートをしっかり走ってくれ、今回のクルマが持っているパフォーマンスを十分に引き出してくれた。2位という順位には満足はしてないが、次戦の富士10時間を考えればベストな結果が得られたと思っている。
Driver 嵯峨宏紀(koki Saga)COMMENT
 ドライバーの3人ともミスもなく、ベストを尽くした上で得た結果ですから、今回はこれ以上の結果はないのかな、と思いますけど、前が見えていただけにできれば勝ちたかったというのが本音のところです。コースインしてから無線で少しずつタイム差が縮んでいくことを確認しながら諦めずにプッシュし続けていました。所々でトラフィックに遭遇してしまい、タイミングによっては大きなロスになってしまうこともあって、厳しい戦いでした。2位でフィニッシュしたことで、シリーズポイントトップをキープできましたので、残り2戦では、チームと更にマシンのパフォーマンスを上げてシリーズランキングトップをキープできるように頑張ります。
Driver 中山雄一(Yuichi Nakayama)COMMENT
 山下選手が1時間半も走ってくれたので、残りの時間を嵯峨選手とシェアするだけでしたから、山下選手のタイヤのフィードバックなどを聞きながら、無交換でも嵯峨選手につなげられるようなペース配分で走っていました。もうちょっとプッシュして走りたかったんですが、タイヤをいたわらなければならなかったし、もしプッシュしていてもペース的に劣る部分もありましたから、そのあたりは次回までには改善していきたいですね。ただ、ウエイトハンディを考えれば、決して悪くない戦いだったと思っています。
Driver 山下健太(Kenta Yamashita)COMMENT
 僕の中ではスタートはかなり失敗してしまい、そこだけで2秒近く差が開いてしまったのは、反省点です。でも、その後は長く行くことを見越して、だいぶタイヤをセーブして走ったんですが、大きく離されることもなく、トップがトラフィックに引っかかった場面では背後に迫ることもできて終始プレッシャーを掛け続けて、今までの最長スティントをしっかり雄一さんに引き継げたと思います。次戦の富士での10時間でもベストな走りで貢献できるように頑張ります。
Le Beausset Motorsports

スーパー耐久

S耐:第4戦オートポリスグループ1決勝 ST-Xクラス永井宏明/佐々木孝太組(#8 ARN Ferrari 488 GT3)が悲願の初優勝

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 2017スーパー耐久シリーズ第4戦は大分県のオートポリスでグループ1の決勝が行われ、ST-Xクラスは永井宏明/佐々木孝太組(#8 ARN Ferrari 488 GT3)が初優勝。ST-1クラスは小川勝人/影山雅美/富田竜一郎組(#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup)、ST-TCRクラスは黒澤琢弥/石川京侍/加藤寛規組(#98 Modulo CIVIC TCR)、ST-2クラスは富桝朋広/菊池靖/大橋正澄組(#6 新菱オート☆DIXCEL EVO X)、ST-3クラスは手塚祐弥/前嶋秀司/鈴木陽組(#39 ADVICS TRACY RC350)がそれぞれクラス優勝を飾った。

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 強い日射しと厳しい暑さの中、13:20にフォーメーションラップ開始。1周の後ローリングスタートで決勝レースの火蓋が切られた。ここでポール8号車永井に背後から猛ダッシュを決め藤井の24号車・スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが襲いかかる。両者は軽く接触しながら1コーナーへ飛び込み藤井がトップへ。しかしその後永井もひるまずピタリとマークし後続の99号車・Y's distraction GTNET GT-Rの星野と三つ巴のバトルを展開したが、混戦を嫌った8号車が早めにピットインしプラチナの佐々木孝太に交代。前が空いた状況でタイムを稼ぐ狙いだ。

 その後方ではST-TCRクラスでそろそろ優勝が欲しいAudi勢の白坂卓也(#45 LIQUI MOLY RS3 LMS)がクラストップを走行し、CIVIC vs Audiの隊列を率いてバトルを展開。ST2クラスは常勝の59号車 DAMD MOTUL ED WRX STIがトップを快走するが、他車との接触でマシンを損傷。ピットイン時に修復したため順位を落とし6号車・新菱オート☆DIXCEL EVO Xが入れ替わりトップへ。ST3クラスは予選トップで好調な9号車・ADVICS TRACY RC350 DPSと62号車・DENSO Le Beausset RC350が戦略を変えながら互いに順位を入れ替えトップを争う。

 その後ST-Xクラスでは3号車・ENDLESS・ADVAN・GTRがマシントラブルでピットイン、24号車もマシントラブルで長時間ピットインを強いられる等、GT-R勢に不運が襲いかかる。ここでトップに立った8号車フェラーリに背後からひたひたと99号車のGT-Rが忍び寄り、テールに張り付きバトル勃発。8号車に仕掛け、前に出た99号車だが接触の為か左リアタイヤがバースト。再び8号車がトップに立つが、まだドラマが待っていた。残り20分を切って8号車がドライブスルーペナルティとなり後方には近藤翼(#777 D’station Porsche)が約8秒後方に。ジリジリと差を詰め互いに初優勝を目指しファイナルラップには2台が互いに視界に入るほどの差に・・・。

 総合優勝はST-Xクラスの永井宏明/佐々木孝太組(#8 ARN Ferrari 488 GT3)がチーム創設3年目にして悲願の初優勝を決めた。2位は星野敏/荒聖治/近藤翼組(#777 D'station Porsche)。3位はMorris Chen/吉本大樹/坂本祐也組(#89 HubAuto Ferrari 488 GT3)で終盤タイヤバーストから追い上げた99号車GT-Rとのバトルを制し、嬉しい表彰台となった。

 ST-1クラスは小川勝人/影山雅美/富田竜一郎組(#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup)が優勝。総合でも8位となった。

 ST-TCRクラスは黒澤琢弥/石川京侍/加藤寛規組(#98 Modulo CIVIC TCRが優勝。2位は田ケ原章蔵/白坂卓也/竹田直人組(#45 LIQUI MOLY RS3 LMS)となり、CIVICの牙城を崩すには至らず。3位は奥村浩一/秋吉圭/上野嘉三組(#19 BRP Audi Mie RS3 LMS)となったCIVICの牙城を崩すには至らなかった。

 ST-2クラスは富桝朋広/菊池靖/大橋正澄組(#6 新菱オート☆DIXCEL EVO X)が今シーズン初優勝。2位は下垣和也/松本武士/近藤説秀組(#20 RSオガワADVANランサー)3位は大澤学/後藤比東至組(#59 DAMD MOTUL ED WRX STI)となった。

 ST-3クラストップは手塚祐弥/前嶋秀司/鈴木陽組(#39 ADVICS TRACY RC350)でこちらも初優勝。2位は嵯峨宏紀/中山雄一/山下健太組(#62 DENSO Le Beausset RC350)。3位は服部尚貴/脇阪薫一/平沼貴之組(#68 埼玉トヨペットGreenBrave マークX)となった。

 次戦第5戦は9月2〜3日に富士スピードウェイでシーズン最長10時間のレースが開催される。

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Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

スーパー耐久

S耐:第4戦オートポリスグループ2決勝 ST-4クラスは松井孝允/蒲生尚弥/坪井翔組が、ST-5クラスは村上博幸/脇谷猛/加藤正将組がともにポールトゥウイン

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 午前8時30分、気温24度の曇り空でST4、ST5クラスのGr-2の決勝レースがスケジュール通りに3時間の予定で幕が切られた。

 昨日のCドライバーのセッションでのクラッシュが懸念された#50 LOVE DRIVE RACINGロードスターは、フレームまでの損傷だったことが判明し、残念ながら決勝レースへ駒を進めることができなかった。ST4は13台、ST5は11台の24台のグリッドとなった。

 ペースカー先導のフォーメーションラップから、8時34分31秒にグリーンシグナルでレースはスタート。ポールシッターの#86 TOM’S SPIRIT86の松井孝允を先頭に、#93 SKR ENGINEERING ings S2000の佐々木雅弘がこれを追う展開で序盤は進行。

 1時間経過の段階では、トップの#86がピットストップで、暫定トップは#93となる。この10分後には#93もピットへ向かい、暫定トップに立った#55 SunOasis田中建築スズバン86のたしろじゅんもこの24分後にはピットへ向かった。

 残り1時間では、この直前にピットインした#86 TOM’S SPIRIT86が2番手、トップは#93となった。残り30分ではこの前にピットインした#93にかわり#86が再度トップに浮上。2番手には#13 ENDLESS ADVAN 86がつけ、3位には#54 TC CORSE iRacing ROADSTERとなっていた。残り20分を切り3位には#93が入った。

 3時間レースは#86が結果的にはポールtoウインを達成。

 ST5クラスは、終盤に#88村上モータースMAZDAロードスターNDと#2 TEAM221 BOMEXマッハ車検 ND5RCの激しいトップ争いが見ものとなった。0.275秒の僅差で#88が制し、終盤で逆転した#88がこちらも結果はポールtoフィニッシュとなった。

 3位には#37DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-Dが入り、このクラスはMAZDAの表彰台独占という結果となった。

 次戦は、9月3日に富士スピードウェイで10時間耐久レースとして行われる予定だ。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第4戦オートポリスグループ1決勝結果

TKUスーパー耐久レースinオートポリス -RIJ- (2017/07/16) Group 1 Final Weather:Cloudy Course:Dry
2017 Super Taikyu Series Round 4 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
1*8ST-X1永井 宏明
佐々木 孝太
ARN Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
953:00'48.338
2777ST-X2星野 敏
荒 聖治
近藤 翼
D'station Porsche
Porsche 911 GT3
951.107
389ST-X3モーリス・チェン
吉本 大樹
坂本 祐也
HubAuto Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
9523.553
499ST-X4植松 忠雄
星野 一樹
藤波 清斗
Y`s distraction GTNET GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
9524.684
5112ST-X5佐藤 敦
久保 宣夫
山下 亮生
SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
923Laps
698ST-TCR1黒澤 琢弥
石川 京侍
加藤 寛規
Modulo CIVIC TCR
Honda CIVIC TYPE-R
887Laps
71ST-X6内田 優大
藤井 誠暢
平峰 一貴
スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
878Laps
831ST-11影山 正美
小川 勝人
富田 竜一郎
Nissoku Porsche991 GT3 Cup
Porsche 991 GT3 Cup
878Laps
945ST-TCR2田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
竹田 直人
LIQUI MOLY RS3 LMS
Audi RS3 LMS
878Laps
1039ST-31手塚 祐弥
前嶋 秀司
鈴木 陽
ADVICS TRACY RC350 DPS
TOYOTA LEXUS RC350
878Laps
1162ST-32嵯峨 宏紀
中山 雄一
山下 健太
DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
878Laps
1268ST-33服部 尚貴
脇阪 薫一
平沼 貴之
埼玉トヨペットGreenBraveマークX
TOYOTA MARK X
869Laps
1315ST-34長島 正明
田中 徹
田中 哲也
岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
869Laps
1438ST-35堀田 誠
阪口 良平
muta Racing TWS IS350
TOYOTA LEXUS IS350
869Laps
1523ST-36安宅 光徳
甲野 将哉
大原 学
岡部自動車195MBFネットワークスZ34
NISSAN FAIRLADY Z
869Laps
1634ST-37本山 哲
加納 政樹
松原 怜史
SKT team motoyama Z34
NISSAN FAIRLADY Z
869Laps
1719ST-TCR3奥村 浩一
秋吉 圭
上野 嘉三
BRP Audi Mie RS3 LMS
Audi RS3 LMS
8510Laps
186ST-21冨桝 朋広
菊地 靖
大橋 正澄
新菱オート☆DIXCEL☆EVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
8510Laps
1914ST-38山崎 学
荒井 康裕
輿水 敏明
岡部自動車ZEROSUNマイカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z
8411Laps
2097ST-TCR4伊藤 真一
土屋 圭市
中野 信治
Modulo CIVIC TCR
Honda CIVIC TYPE-R
8411Laps
21*20ST-22下垣 和也
松本 武士
近藤 説秀
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
8312Laps
2259ST-23大澤 学
後藤 比東至
DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
8114Laps
2317ST-39谷川 達也
野上 達也
野上 敏彦
DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D
MAZDA AXELA Diesel Turbo
7916Laps
24*999ST-X7木村 武史
横溝 直輝
Afiq Yazid
CARGUY ROGER DUBUIS HURACAN GT3
Lamborghini Huracan GT3
7817Laps
25*7ST-24吉田 綜一郎
石崎 敦士
成澤 正人
サーキットWOLF新菱オートEVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
7223Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-118ST-3-塚田 利郎
清瀧 雄二
藤原 能成
IDI+C-WEST☆NDSZ33
NISSAN FAIRLADY Z
5243Laps
-3ST-X-ユーク・タニグチ
山内 英輝
元嶋 佑弥
ENDLESS・ADVAN・GTR
NISSAN GT-R NISMO GT3
1481Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 平峰一貴(スリーボンド日産大学校GT-R) 1'49.700 (39/87) 153.386km/h
  • CarNo.8(永井宏明)は、スーパー耐久シリーズ2017スポーツ規則第9条違反(接触)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.98は、スーパー耐久シリーズ2017スポーツ規則第16条(出走義務)違反により、競技結果より1周減算のペナルティーを科した。
  • CarNo.20(下垣和也)は、スーパー耐久シリーズ2017スポーツ規則第17条(3)(ピット出口のホワイトラインカット)により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、履行不可により競技結果に対し40秒加算のペナルティーを科した。

スーパー耐久

S耐:第4戦オートポリスグループ2決勝結果

TKUスーパー耐久レースinオートポリス -RIJ- (2017/07/16) Group 2 Final Weather:Cloudy Course:Dry
2017 Super Taikyu Series Round 4 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
186ST-41松井 孝允
蒲生 尚弥
坪井 翔
TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
853:02'00.091
213ST-42小河 諒
高橋 翼
花里 祐弥
ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
8535.618
393ST-43太田 侑弥
佐々木 雅弘
SKR ENGINEERING ings S2000
Honda S2000
8536.597
454ST-44加藤 彰彬
堤 優威
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
8552.584
527ST-45伊橋 勲
馬場 優輝
連 貴洋
D'station FINA BRZ
SUBARU BRZ
851'58.072
655ST-46たしろ じゅん
伊藤 毅
田中 雅之
SunOasis田中建築スズバン86
TOYOTA 86
841Lap
740ST-47藤田 竜樹
浜野 彰彦
吉本 晶哉
ゴーゴーガレージTRACY 86 SSR ings
TOYOTA 86
841Lap
877ST-48山田 英二
中島 保典
遠藤 浩二
CUSCO RACING 86
TOYOTA 86
841Lap
918ST-49浅野 武夫
井上 雅貴
岡野 陽朋
Y’sdistraction 86
TOYOTA 86
832Laps
1026ST-410大谷 飛雄
松尾 充晃
古山 節夫
エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vits GRMN Turbo
832Laps
1129ST-411東 徹次郎
松永 大祐
高橋 裕二
T's concept 86
TOYOTA 86
832Laps
12100ST-412渋谷 崇
鵜飼 龍太
渡辺 忠司
AGENT-1 86
TOYOTA 86
832Laps
1388ST-51村上 博幸
脇谷 猛
加藤 正将
村上モータースMAZDAロードスターND
MAZDA ROADSTER
814Laps
142ST-52筒井 克彦
山下 潤一郎
山西 康司
TEAM221 BOMEXマッハ車検ND5RC
MAZDA ROADSTER
814Laps
15116ST-413小串 康博
吉田 靖之
首藤 哲也
W.S.ENGINEERING S2000
Honda S2000
805Laps
1637ST-53関 豊
梅田 剛
井尻 薫
DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-D
MAZDA DEMIO DIESEL TURBO
805Laps
17700ST-54ヒロボン
寺西 玲央
大賀 裕介
J'S RACINGホンダカーズ浜松北ダークみきゃんFIT
Honda FIT 3 RS
805Laps
1866ST-55橋本 陸
大塚 隆一郎
武地 孝幸
odula MAZDA DEMIO 15MB
MAZDA DEMIO
805Laps
194ST-56芝谷 純三
ススム・ナカムラ
カルロス 本田
THE BRIDE FIT
Honda FIT 3 RS
805Laps
2048ST-57岡崎 善衛
井上 恵一
Takamori 博士
GO&FUNホンダカーズ野崎エンドレスFIT
Honda FIT 3 RS
805Laps
2157ST-58遠藤 光博
桝本 隆介
松本 恭典
ホンダカーズ桶川・V-BOX・セキショウFit
Honda FIT 3 RS
796Laps
2211ST-59大西 隆生
三木 孝浩
東條 正志
ネッツトヨタ京華BLOOD SPORTS WM☆Vitz
TOYOTA Vitz RS
796Laps
2369ST-510大野 尊久
梅本 淳一
高橋 宏和
J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT
Honda FIT 3 RS
787Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-213ST-5-東 貴史
横尾 優一
WAKOʼS・field・HPI・WM・Vitz
TOYOTA Vitz RS
778Laps
-50ST-5-岩岡 万梨恵
小松 寛子
関崎 祐美子
LOVE DRIVE RACINGロードスター
MAZDA ROADSTER
085Laps
  • Fastest Lap: CarNo.86 松井孝允(TOM'S SPILIT 86) 2'04.947 (2/85) 134.668km/h

スーパー耐久

S耐:第4戦オートポリス グループ1公式予選 永井宏明/佐々木孝太組が4連続ポールポジション

 2017スーパー耐久シリーズ第6戦は7月15日、大分県のオートポリスでグループ1(ST-X,ST-1,ST-TCR,ST-2,ST-3クラス)の公式予選が行われ、A/Bドライバーの合算タイム3分36秒389でST-Xクラスの永井宏明/佐々木孝太組(#8 ARN Ferrari 488 GT3)がグループ1のポールポジションを獲得し、開幕から全戦かつ4連続のポールとなった。

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 公式通知では気温26℃という事だが真夏の様な日射しと暑さで体感温度はそれを遥かに上回る状況の中、14時35分に公式予選がスタート。ST-X〜ST-3クラスまでをグループ1としてA〜Cドライバー各20分で公式予選が争われた。

 今回は前戦までの結果によりウェイトハンデがシーズン中最大となりつつアップダウンの激しいコースレイアウトのオートポリスという事で各クラスシリーズランキング上位には厳しいレースが予想される。

 Aドライバー予選のST-Xクラスは永井宏明(#8 ARN Ferrari 488 GT3)が2位にコンマ612差をつける1分49秒061のトップタイムをマーク。2位に内田優大(#1 スリーボンド日産自動車大学校GT-R)、3位に星野敏(#777 D’station Porsche)と続く。ST-1クラストップは影山正美(#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup)で1分53秒911のコースレコードをマーク。ST-TCRクラスは田ヶ原章蔵(#45 LIQUI MORY RS3 LMS)が2分00秒195でトップに立つ。ST-2は大澤学(#59 DAMD MOTUL ED WRX STI)が2分02秒272でクラストップ。ST-3は嵯峨宏紀(#62 DENSO Le Beausset RC350)が2分01秒114でクラストップとなった。

 その後Bドライバー予選のコースオープンとなるが、上位を争う#8 ARN Ferrari 488 GT3とGT-R勢3台がピットアウトせずステイ。気温の高さを見越したのか残り10分を切ってからその4台が続々とコースインし、セッション終盤でプラチナドライバーが魅せる職人技とも言えるアタック合戦に注目が集まった。ここでトップタイムをマークしたのが佐々木孝太(#8 ARN Ferrari 488 GT3)で1分47秒328と一人47秒台に突入のスーパーラップを見事に決めた。続く2位に吉本大樹(#89 HubAuto Ferrari 488GT3)が食い込み1分48秒166、3位が藤井誠暢(#1 スリーボンド日産自動車大学校GT-R)でウェイトハンデ60kgながら1分48秒254をマークした。

 ST-1クラスは小川勝人(#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup)が1分56秒965、ST-TCRクラスは白坂卓也(#45 LIQUI MORY RS3 LMS)で1分59秒753、ST-2クラストップは菊池靖(#6 新菱オート☆DIXCELエボX)で2分00秒613、ST-3クラスは前嶋秀司(#39 ADVICS TRACY RC350 DPS)が2分00秒682でそれぞれクラストップとなった。

 この結果、A/Bドライバーの合算タイム3分36秒389でST-Xクラスの永井宏明/佐々木孝太組(#8 ARN Ferrari 488 GT3)が開幕から4戦連続のポールポジションを獲得した。2位は内田優大/藤井 誠暢/平峰一貴組(#1 スリーボンド日産自動車大学校GT-R)、3位は星野敏/荒聖治/近藤翼組(#777 D’station Porsche)がとなった。

 ST-1クラスは影山正美/小川勝人/富田竜一郎組(#31 Nissoku Porsche 991 GT3 Cup)が3分50秒876、ST-TCRクラスは田ヶ原章蔵/白坂卓也/竹田直人組(#45 LIQUI MORY RS3 LMS)が3分59秒948、ST-2クラスは大澤学/後藤比東至組(#59 DAMD MOTUL ED WRX STI)が4分03秒411、ST-3クラスは手塚祐弥/前嶋秀司/鈴木陽(#39 ADVICS TRACY RC350 DPS)が4分01秒847でそれぞれクラスポールポジションとなった。

 第4戦のグループ1決勝レースは明日7月16日13時20分にスタートし、3時間で争われる。

Text & Photo: Hirohsi ICHIMURA

スーパー耐久

S耐:第4戦オートポリスグループ2公式予選 ST-4クラスは松井孝允/蒲生尚弥/坪井翔組が、ST-5クラスは村上博幸/脇谷猛/加藤正将組(村上モータースMAZDAロードスターND)がポールポジション

 午後1時、気温26度の晴天でST-4、ST-5クラスのGr-2の予選セッションがスケジュール通りに20分間の予定で開始された。

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 まずコースインしたAドライバーのセッションでは、#86 TOM’S SPIRIT86の松井孝允が2分04秒605のトップタイムをマーク。これに続いたのは#55 SunOasis田中建築スズバン86のたしろじゅんの05秒379、#77 CUSCO RACING 86の山田英二の05秒544となっていた。

 ST-5クラスは#88村上モータースMAZDAロードスターNDの村上博幸が12秒328、午前中のフリー走行でトップタイムをマークした#2TEAM221 BOMEXマッハ車検 ND5RCの筒井克彦が13秒052で2番手につけた。3番手には#37DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-Dの関豊が13秒425で入った。

   10分間のインターバルで13時30分から行われたBドライバーのセッションでは、#86 TOM’S SPIRIT86の蒲生尚弥が2分04秒652でトップタイムをマーク。これで、ABドライバー共にトップタイムとした#86が文句なしのポールポジションを獲得することとなった。2番手に午前のフリー走行でトップタイムの#93 SKR ENGINEERING ings S2000の佐々木雅弘が05秒038で2番手につけた。3位には#27D’station FINA BRZの馬場優輝が05秒408ではいった。

 ABドライバーのタイムの合算で、2位には#77 CUSCO RACING 86、3位に#93 SKR ENGINEERING ings S2000となった。

   ST-5クラスは#88村上モータースMAZDAロードスターNDの脇谷猛が12秒748でトップタイム。こちらも文句なしでABドライバーともトップタイムをマークしてのポールポジションとなった。

 2位には#66 odula MAZDA DEMIO 15MBの大塚隆一郎が12秒891、3位には#37DXLアラゴスタNOPROデミオSKY-Dの梅田剛が12秒951とした。

 AB合算では2位に#2 TEAM221 BOMEXマッハ車検 ND5RC、3位は#66 odula MAZDA DEMIO 15MB  という結果になった。

 Cドライバーのセッションで#50 LOVE DRIVE RACINGロードスターの関崎裕美子がクラッシュ。マシン前部を損傷してしまい、決勝レースまでの修復が課題となるところだ。

 決勝レースは、明日の午前8時30分から3時間でGr-2、午後1時30分からはGr-1の3時間レースと2つに分けられて行われる予定となっている。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第4戦オートポリスグループ1 Cドライバー公式予選結果

TKUスーパー耐久レースinオートポリス -RIJ- (2017/07/16) Group 1 C Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2017 Super Taikyu Series Round 4 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
199ST-X1藤波 清斗Y`s distraction GTNET GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'48.907--154.502
289ST-X2坂本 祐也 HubAuto Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
1'49.224 0.317 0.317154.054
3777ST-X3近藤 翼D'station Porsche
Porsche 911 GT3
1'49.881 0.974 0.657153.133
43ST-X4元嶋 佑弥ENDLESS・ADVAN・GTR
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'50.332 1.425 0.451152.507
5999ST-X5Afiq YazidCARGUY ROGER DUBUIS HURACAN GT3
Lamborghini Huracan GT3
1'50.406 1.499 0.074152.405
6112ST-X6山下 亮生SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'50.647 1.740 0.241152.073
71ST-X7平峰 一貴スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'50.826 1.919 0.179151.827
831ST-11富田 竜一郎Nissoku Porsche991 GT3 Cup
Porsche 991 GT3 Cup
R1'53.119 4.212 2.293148.750
997ST-TCR1中野 信治Modulo CIVIC TCR
Honda CIVIC TYPE-R
R1'59.38710.480 6.268140.940
1098ST-TCR2加藤 寛規Modulo CIVIC TCR
Honda CIVIC TYPE-R
2'00.44411.537 1.057139.703
1119ST-TCR3上野 嘉三BRP Audi Mie RS3 LMS
Audi RS3 LMS
2'01.65112.744 1.207138.317
1245ST-TCR4竹田 直人LIQUI MOLY RS3 LMS
Audi RS3 LMS
2'02.09013.183 0.439137.820
1315ST-31田中 哲也岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'02.46113.554 0.371137.402
1462ST-32山下 健太DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
2'03.60814.701 1.147136.127
156ST-21大橋 正澄新菱オート☆DIXCEL☆EVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
2'03.64414.737 0.036136.087
1639ST-33鈴木 陽ADVICS TRACY RC350 DPS
TOYOTA LEXUS RC350
2'04.04915.142 0.405135.643
1768ST-34平沼 貴之埼玉トヨペットGreenBraveマークX
TOYOTA MARK X
2'04.18315.276 0.134135.497
1834ST-35松原 怜史SKT team motoyama Z34
NISSAN FAIRLADY Z
2'04.37415.467 0.191135.289
1914ST-36輿水 敏明岡部自動車ZEROSUNマイカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'04.60015.693 0.226135.043
2023ST-37大原 学岡部自動車195MBFネットワークスZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'04.92616.019 0.326134.691
2120ST-22近藤 説秀RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
2'05.60816.701 0.682133.960
227ST-23成澤 正人サーキットWOLF新菱オートEVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
2'06.61317.706 1.005132.896
23118ST-38藤原 能成IDI+C-WEST☆NDSZ33
NISSAN FAIRLADY Z
2'09.69420.787 3.081129.740
2417ST-39野上 敏彦DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D
MAZDA AXELA Diesel Turbo
2'13.66924.762 3.975125.881
  • 'R'マークは従来のコースレコード(ST-1: 1'54.280 / ST-TCR: New Record)を更新しました。
  • CarNo.89は、スーパー耐久第4戦大会特別規則書第20条4.違反により訓戒とする。

スーパー耐久

S耐:第4戦オートポリスグループ1 公式予選総合結果

TKUスーパー耐久レースinオートポリス -RIJ- (2017/07/16) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2017 Super Taikyu Series Round 4 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Model
Adriver
Bdriver
Total
Time
Behind
18ST-X1永井 宏明
佐々木 孝太
ARN Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
1'49.061
1'47.328
3'36.389-
21ST-X2内田 優大
藤井 誠暢
スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'49.673
1'48.254
3'37.927 1.538
3777ST-X3星野 敏
荒 聖治
D'station Porsche
Porsche 911 GT3
1'49.914
1'48.738
3'38.652 2.263
499ST-X4植松 忠雄
星野 一樹
Y`s distraction GTNET GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'50.386
1'48.311
3'38.697 2.308
53ST-X5ユーク・タニグチ
山内 英輝
ENDLESS・ADVAN・GTR
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'50.664
1'48.799
3'39.463 3.074
689ST-X6モーリス・チェン
吉本 大樹
HubAuto Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
1'51.915
1'48.166
3'40.081 3.692
7999ST-X7木村 武史
横溝 直輝
CARGUY ROGER DUBUIS HURACAN GT3
Lamborghini Huracan GT3
1'51.582
1'49.041
3'40.623 4.234
8112ST-X8佐藤 敦
久保 宣夫
SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'52.981
1'51.894
3'44.875 8.486
931ST-11影山 正美
小川 勝人
Nissoku Porsche991 GT3 Cup
Porsche 991 GT3 Cup
R1'53.911
1'56.965
3'50.87614.487
1045ST-TCR1田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
LIQUI MOLY RS3 LMS
Audi RS3 LMS
2'00.195
1'59.753
3'59.94823.559
1119ST-TCR2奥村 浩一
秋吉 圭
BRP Audi Mie RS3 LMS
Audi RS3 LMS
2'00.497
2'00.090
4'00.58724.198
1298ST-TCR3黒澤 琢弥
石川 京侍
Modulo CIVIC TCR
Honda CIVIC TYPE-R
2'00.759
2'00.129
4'00.88824.499
1397ST-TCR4伊藤 真一
土屋 圭市
Modulo CIVIC TCR
Honda CIVIC TYPE-R
2'00.627
2'01.158
4'01.78525.396
1439ST-31手塚 祐弥
前嶋 秀司
ADVICS TRACY RC350 DPS
TOYOTA LEXUS RC350
2'01.165
2'00.682
4'01.84725.458
1562ST-32嵯峨 宏紀
中山 雄一
DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
2'01.114
2'00.826
4'01.94025.551
1623ST-33安宅 光徳
甲野 将哉
岡部自動車195MBFネットワークスZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'02.064
2'00.816
4'02.88026.491
1759ST-21大澤 学
後藤 比東至
DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
2'02.272
2'01.139
4'03.41127.022
186ST-22冨桝 朋広
菊地 靖
新菱オート☆DIXCEL☆EVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
2'03.029
2'00.613
4'03.64227.253
1934ST-34本山 哲
加納 政樹
SKT team motoyama Z34
NISSAN FAIRLADY Z
2'01.690
2'02.333
4'04.02327.634
2015ST-35長島 正明
田中 徹
岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'02.777
2'01.810
4'04.58728.198
2168ST-36服部 尚貴
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreenBraveマークX
TOYOTA MARK X
2'02.046
2'03.469
4'05.51529.126
2238ST-37堀田 誠
阪口 良平
muta Racing TWS IS350
TOYOTA LEXUS IS350
2'03.904
2'01.879
4'05.78329.394
2314ST-38山崎 学
荒井 康裕
岡部自動車ZEROSUNマイカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'02.330
2'04.285
4'06.61530.226
2420ST-23下垣 和也
松本 武士
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
2'04.180
2'02.518
4'06.69830.309
257ST-24吉田 綜一郎
石崎 敦士
サーキットWOLF新菱オートEVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
2'04.033
2'03.955
4'07.98831.599
26118ST-39塚田 利郎
清瀧 雄二
IDI+C-WEST☆NDSZ33
NISSAN FAIRLADY Z
2'07.863
2'09.383
4'17.24640.857
2717ST-310谷川 達也
野上 達也
DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D
MAZDA AXELA Diesel Turbo
2'10.949
2'11.552
4'22.50146.112
---- 以上基準タイム予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(ST-1: 1'54.280)を更新しました。
  • CarNo.89は、スーパー耐久第4戦大会特別規則書第20条4.違反により訓戒とする。

スーパー耐久

S耐:第4戦オートポリスグループ1 Bドライバー公式予選結果

TKUスーパー耐久レースinオートポリス -RIJ- (2017/07/16) Group 1 B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2017 Super Taikyu Series Round 4 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
18ST-X1佐々木 孝太ARN Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
1'47.328--156.775
289ST-X2吉本 大樹HubAuto Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
1'48.166 0.838 0.838155.561
31ST-X3藤井 誠暢スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'48.254 0.926 0.088155.434
499ST-X4星野 一樹Y`s distraction GTNET GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'48.311 0.983 0.057155.353
5777ST-X5荒 聖治D'station Porsche
Porsche 911 GT3
1'48.738 1.410 0.427154.743
63ST-X6山内 英輝ENDLESS・ADVAN・GTR
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'48.799 1.471 0.061154.656
7999ST-X7横溝 直輝CARGUY ROGER DUBUIS HURACAN GT3
Lamborghini Huracan GT3
1'49.041 1.713 0.242154.313
8112ST-X8久保 宣夫SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'51.894 4.566 2.853150.378
931ST-11小川 勝人Nissoku Porsche991 GT3 Cup
Porsche 991 GT3 Cup
1'56.965 9.637 5.071143.858
1045ST-TCR1白坂 卓也LIQUI MOLY RS3 LMS
Audi RS3 LMS
1'59.75312.425 2.788140.509
1119ST-TCR2秋吉 圭BRP Audi Mie RS3 LMS
Audi RS3 LMS
2'00.09012.762 0.337140.115
1298ST-TCR3石川 京侍Modulo CIVIC TCR
Honda CIVIC TYPE-R
2'00.12912.801 0.039140.069
136ST-21菊地 靖新菱オート☆DIXCEL☆EVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
2'00.61313.285 0.484139.507
1439ST-31前嶋 秀司ADVICS TRACY RC350 DPS
TOYOTA LEXUS RC350
2'00.68213.354 0.069139.428
1523ST-32甲野 将哉岡部自動車195MBFネットワークスZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'00.81613.488 0.134139.273
1662ST-33中山 雄一DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
2'00.82613.498 0.010139.261
1759ST-22後藤 比東至DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
2'01.13913.811 0.313138.902
1897ST-TCR4土屋 圭市Modulo CIVIC TCR
Honda CIVIC TYPE-R
2'01.15813.830 0.019138.880
1915ST-34田中 徹岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'01.81014.482 0.652138.136
2038ST-35阪口 良平muta Racing TWS IS350
TOYOTA LEXUS IS350
2'01.87914.551 0.069138.058
2134ST-36加納 政樹SKT team motoyama Z34
NISSAN FAIRLADY Z
2'02.33315.005 0.454137.546
2220ST-23松本 武士RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
2'02.51815.190 0.185137.338
2368ST-37脇阪 薫一埼玉トヨペットGreenBraveマークX
TOYOTA MARK X
2'03.46916.141 0.951136.280
247ST-24石崎 敦士サーキットWOLF新菱オートEVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
2'03.95516.627 0.486135.746
2514ST-38荒井 康裕岡部自動車ZEROSUNマイカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'04.28516.957 0.330135.386
26118ST-39清瀧 雄二IDI+C-WEST☆NDSZ33
NISSAN FAIRLADY Z
2'09.38322.055 5.098130.051
2717ST-310野上 達也DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D
MAZDA AXELA Diesel Turbo
2'11.55224.224 2.169127.907
---- 以上基準タイム予選通過 ----

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