スーパー耐久機構(STO)は、首都圏を中心に発出された緊急事態宣言を受け、23日決勝の第6戦鈴鹿大会を中止としたが、その代替戦を行わないと26日に発表した。
STOの事務局⻑桑⼭晴美氏は「2020年最終戦中⽌については、私共はもちろんですが、多くのチームが⼤変悔しく残念な思いを抱いていたと存じます。しかし様々な状況を鑑み、全チームとWEBミーティングも⾏い、5戦開催できたことをポジティブに捉え、2021年シリーズに向け気持ちを切り替えて準備を進めていくことにいたしました。2020年シーズンは様々な条件下における開催等、これまでに経験をしたことのない中シリーズを進めてまいりましたが、⽀えてくださったエントラントの皆様、ご関係者様、ファンの皆様、サーキット、オフィシャルの皆様に⼼より感謝いたします。そして、新型コロナウイルスにより影響を受けた全ての皆様に⼼よりお⾒舞いを申し上げます。少しでも早くこのウイルスが収束し、モータースポーツ界もこれまで以上に盛り上がっていくよう願っております」と代替戦中止の経緯を語った。
これにより2020シーズンのシリーズは第5戦で終了。ランキングは5戦までの順位で、ST-XクラスはMercedes-AMG Team HIRIX Racingが、ST-ZクラスはENDLESS SPORTSが、ST-TCRクラスはFloral Racing with UEMATSUが、ST-3クラスはTRACY SPORTSが、ST-4クラスはC.S.I Racingが、ST-5クラスはJ'S RACINGがチャンピオンを獲得することとなった。
なお、ST-1とST-2クラスは第6戦開催のいかんにかかわらず、第5戦終了時点でROOKIE RACINGがチャンピオンを獲得している。
2021シーズンは2月27日に公式テストが富士スピードウェイで、3月21日にツインリンクもてぎで第1戦の決勝が行われる予定だ。
Text: Yoshinori OHNISHI
競争女子選手権KYOJO CUPを運営するKYOJO CUP事務局は、2月22日に2021年度に同選手権に参加する女性ドライバーのオーディションを行うと発表した。
同選手権が合同オーディションを開催するのは初。締め切りは2月11日とのことだ。詳細は以下リリースにて。
スポーツ庁の後援を受け、女性ドライバーのみで争われるプロレースシリーズ「KYOJO CUP」は、2021シーズンに新規参戦するドライバーとチームを繋げる合同オーディションを開催いたします。
新型コロナウィルス感染拡大の影響によるスケジュール変更で、1月30日(土)に2020シーズンの最終戦をむかえるKYOJO CUP SUPPORTED BY MUSEE PLATINUM(株式会社インタープロトモータースポーツ主催)は、初の文部科学大臣賞受賞者が決定します。
文部科学大臣賞は、芸術的・文化的に優れているもの、またはスポーツで顕著な成績を収めたものに対して贈られる賞です。
「運転技術の競い合いを、スポーツとしてまっすぐに取り組む女性たちの闘いの場」という、KYOJO CUPが掲げるテーマをご理解いただき、今回このような栄誉ある賞をいただけることになりました。
4年目を迎えたKYOJO CUPはミュゼプラチナム様のご協賛により環境が整い、全日本F3選手権での優勝経験をもつ三浦愛選手をはじめ国内トップ女子ドライバーが集結し、男性顔負けの見ごたえあるレースを繰り広げています。
5年目となる2021シーズンは、新たな参戦選手とチームを迎え入れて、よりハイレベルな女性レースシリーズに発展させていきます。
そのために今回、初の合同オーディションを開催いたします。
【開催概要】
- 開催時期:2月22日(月)
- 開催場所:富士スピードウェイ
- オーディション内容:書類選考を経て実技審査
- 参加条件:女性(年齢不問) JAF国内Aライセンス所持又は取得予定者
- 応募締め切り:2月11日(木)
参加ご希望の選手とチームは、KYOJO CUP事務局へご応募・お問い合わせください。
文部科学大臣賞に輝くシリーズチャンピオン決定の瞬間は、1月30日にYouTubeでライブ配信されます。是非ご覧ください。
KYOJO CUP オフィシャルYouTube チャンネル
【ご応募・お問合せ先】
KYOJO CUP事務局 内山 uchiyama@kyojocup.jp
KYOJO CUP事務局
ドリームレーシングプロジェクトは19日、富士スピードウェイの特設会場で29日にeスポーツのインタープロトeシリーズ特別戦を開催すると発表した。以下、プレスリリース。
eスポーツというワードが世間一般に認知し始められ「eスポーツは本当にスポーツなのか?」という議論も当初はありましたが、エレクトリック・スポーツ(競技)として、国体では競技種目の一つとして採用され、オリンピックでも競技候補となっています。
これら活況となりつつあるeスポーツのメインは“ゲーム”でありますが、リアルのスポーツを仮想空間で限りなく再現した新しいカタチのeスポーツがこのインタープロトeシリーズ(IPeS)です。
2019年に初めてシリーズとして年間5大会開催し、延べ130名のプレイヤーが参加しました。この初代チャンピオンは、リアルプロレーサーと仮想空間で対戦し惜しくも敗れました。
リアルプロレーサーが勝利を収めたということは、IPeSが現実に限りなく近いという証明にもなりました。
この結果により、2020年は参加者は減ったものの競技レベルはさらに上がり、年間8大会開催しリアルプロレーサーとの対決権利を3名のプレイヤーが獲得しました。
この内1名はリアルでもレースに参戦しているリアルレーサーです。
徐々にリアルとバーチャルの境目がなくなりつつあるIPeSは、プロeスポーツを目指します。
*開催概要*
- 【日時】2021年1月29日(金)17:00~18:00
- 【場所】富士スピードウェイ内特設会場
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- 【参戦選手】
- - OKADA選手(2020 IPeSチャンピオン)
- - KIMURA選手(2020 IPeS 2位)
- - MUTO選手(Access Racing Simulator Cup 2020チャンピオン)
- - TSUBOI選手(インタープロトシリーズプロドライバー代表・ディフェンディングチャンピオン)
- 【シミュレータ筐体】Accessレーシングシミュレータ
- 【シミュレータソフト】アセットコルサ日本語PC版
- 【マシンMOD】IPS kuruma 202X
- 【コースMOD】富士スピードウェイ2020
- 【予選】スーパーラップ方式
- 【決勝レース】ローリングスタート+8周
- 【賞典】インタープロトkuruma実車テスト走行+¥100,000-(プロレーサーが買った場合は、賞金¥500,000-)
当日は富士スピードウェイ特設会場よりYouTubeライブ配信予定です。
https://youtu.be/UBhYOgrwdV0
また予選のスーパーラップは、Twitterでの投票で出走順を決定いたします。
https://twitter.com/xyzstaff
リアルプロドライバーとトップシムレーサーの対決をお楽しみに!!
- IPeSオフィシャルサイト
- https://ipes.xyz-one.jp/
Dream Racing Project (DRP)
スーパー耐久機構(STO)と鈴鹿サーキットを運営する株式会社モビリティーランドは13日、今月23日に行われる「ピレリスーパー耐久シリーズ2020第6戦鈴鹿S耐」の中止を発表した。
本日、三重県の隣県、愛知県と岐阜県に緊急事態宣言が発令され、同レースの行われる三重県も独自の警戒宣言を発出する意向を固めている。このためSTOは「皆様の健康と安全を第一に準備を進めてまいりましたが、新型コロナウイルスの感染状況と緊急事態宣言が発令された現在の社会状況を受け、2021年1月12日(火)、主催者である鈴鹿サーキットと協議の上、本大会の開催を見送る事を決定いたしました」と、また鈴鹿サーキットも「本日午後3時に、新型コロナウイルスの感染拡大により、近隣府県から緊急事態宣言が要請された社会状況を受け、お客様および関係者の皆様の安全・安心を最優先に考慮し、開催中止を決定いたしました」とのリリースを発表した。
レースに続き24日には来シーズンから採用されるハンコックタイヤのテストも行われる予定だったが、こちらは延期されるものと思われる。
Text: Yoshinori OHNISHI