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2020年3月

SUPER GT

SGT:公式テスト岡山セッション1 駆動方式を一新したホンダNSXが1-2

2020スーパーGT公式テストが3月14日、岡山国際サーキットで始まった。

セッション1は午前10時より120分間で行われ、#8ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺組)がトップタイム。#17KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット組)が2位で続き、今季新たにフロントエンジン-リヤドライブ方式を採用したホンダNSX勢が1-2という結果になった。

例年岡山国際サーキットのファン感謝デーとして開催されてきた岡山テストだったが、今回は新型コロナウィルスの影響から、観客を入れずに行われることになった。

第一日目の朝はあいにくの雨となったが、走行が始まる午前10時には薄日が射すほどに天候は回復。路面も次第に乾いていき、最後の数分間はスリックタイヤに履き替えるチームが相次いだ。

トヨタ、ニッサン、ホンダの3メーカーが揃って2020クラス1規定に車両を一新したGT500クラスは、ニスモの開発車両である#230を加えた全16台が走行。その中で最初にスリックを投入してきたのは#12カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/平峰一貴組)。今季ついにGT500クラスへステップアップを果たした平峰が快調にタイムを上げ、終了13分前に1'19.658を叩き出してみせる。その後、#8野尻が1'19.203、#17塚越が1'19.638とタイムを上げたため、結局12号車はこのセッションを3位で終えることになった。

GT300クラスは#88JLOC ランボルギーニ GT3(小暮卓史/アンドレ・クート/手塚祐弥組)がトップで1'27.086、#21Hitotsuyama Audi R8 LMS(クリストファー・ミース /川端伸太朗組)が2位に続き、#9PACIFIC NAC D'station Vantage GT3(藤井誠暢)が3位とFIA-GT3勢が上位を独占。マザーシャシーでの参戦を諦め、新たにポルシェ911GT3を投入してきた#25HOPPY Porsche(松井 孝允/佐藤公哉/土屋武士組)も5位につけた。JAF-GT勢最上位は#61SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝組)で10位だった。

スーパーGT公式テストはこのあと午後2時よりセッション2が145分間で行われる。このセッションでは今年から採用されることとなったフルコースイエロー(FCY)の訓練も実施される予定だ。

公式テスト岡山1回目: GT500クラストップタイムの野尻智紀/福住仁嶺組(ARTA NSX-GT) 公式テスト岡山1回目: GT500クラス2位の塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT) 公式テスト岡山1回目: GT500クラス3位の佐々木大樹/平峰一貴組(カルソニックIMPUL GT-R) 公式テスト岡山1回目: GT300クラストップタイムの小暮卓史/アンドレ・クート/手塚祐弥組(JLOCランボルギーニGT3) 公式テスト岡山1回目: GT300クラス2位のクリストファー・ミース/川端伸太朗組(Hitotsuyama Audi R8 LMS) 公式テスト岡山1回目: GT300クラス3位の藤井誠暢(PACIFIC NAC D\'station Vantage GT3) 公式テスト岡山1回目: 武藤英紀/笹原右京組(MOTUL MUGEN NSX GT) 公式テスト岡山1回目: NISMO TEST Car 公式テスト岡山1回目: クリストファー・ミース/川端伸太朗組(Hitotsuyama Audi R8 LMS) 公式テスト岡山1回目: 佐々木大樹/平峰一貴組(カルソニックIMPUL GT-R) 公式テスト岡山1回目: 関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ組(au TOM\'S GR Supra) 公式テスト岡山1回目: 塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT) 公式テスト岡山1回目: 塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT) 公式テスト岡山1回目: 山本尚貴/牧野任祐組(RAYBRIG NSX-GT) 公式テスト岡山1回目: 野尻智紀/福住仁嶺組(ARTA NSX-GT) 公式テスト岡山1回目: 関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ組(au TOM\'S GR Supra) 公式テスト岡山1回目: 藤井誠暢(PACIFIC NAC D\'station Vantage GT3) 公式テスト岡山1回目: 藤井誠暢(PACIFIC NAC D\'station Vantage GT3) 公式テスト岡山1回目: 武藤英紀/笹原右京組(MOTUL MUGEN NSX GT) 公式テスト岡山1回目: 佐々木大樹/平峰一貴組(カルソニックIMPUL GT-R) 公式テスト岡山1回目: 山本尚貴/牧野任祐組(RAYBRIG NSX-GT)

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:公式テスト岡山1回目結果

■GT500クラス

公式テスト岡山 -RIJ- (2020/03/15) Official Testing 1 Weather: Cloudy Course: Wet
2020 AUTOBACS SUPER GT Official Testing SUZUKA GT500 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/h
18野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS1'19.202--168.314
217塚越 広大
ベルトラン・バゲット
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS1'19.638 0.436 0.436167.392
312佐々木 大樹
平峰 一貴
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS1'19.658 0.456 0.020167.350
439ヘイッキ・コバライネン
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS1'20.446 1.244 0.788165.711
53平手 晃平
千代 勝正
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1'20.452 1.250 0.006165.699
614大嶋 和也
坪井 翔
WAKO'S 4CR GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS1'20.460 1.258 0.008165.682
723松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS1'20.989 1.787 0.529164.600
838立川 祐路
石浦 宏明
ZENT GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS1'21.318 2.116 0.329163.934
936関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS1'21.785 2.583 0.467162.998
1037平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS1'26.093 6.891 4.308154.842
1124高星 明誠
ヤン・マーデンボロー
リアライズコーポレーションADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH1'26.427 7.225 0.334154.243
12100山本 尚貴
牧野 任祐
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS1'26.523 7.321 0.096154.072
1364伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
DL1'26.980 7.778 0.457153.263
1416武藤 英紀
笹原 右京
MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
YH1'27.870 8.668 0.890151.710
1519国本 雄資
宮田 莉朋
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
YH1'28.791 9.589 0.921150.137
16230NISMO
NISSAN GT-R NISMO GT500
1'32.48013.278 3.689144.148

■GT300クラス

公式テスト岡山 -RIJ- (2020/03/15) Official Testing 1 Weather: Cloudy Course: Wet
2020 AUTOBACS SUPER GT Official Testing SUZUKA GT300 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/h
188小暮 卓史
アンドレ・クート
手塚 祐弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
YH1'27.086--153.076
221クリストファー・ミース
川端 伸太朗
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
YH1'27.209 0.123 0.123152.860
39藤井 誠暢PACIFIC NAC D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3
MI1'27.408 0.322 0.199152.512
487元嶋 佑弥
トム・ディルマン
高橋 翼
T-DASH ランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
TY1'27.609 0.523 0.201152.162
525松井 孝允
佐藤 公哉
土屋 武士
HOPPY Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH1'27.661 0.575 0.052152.072
696新田 守男
阪口 晴南
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
DL1'27.745 0.659 0.084151.927
711平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL1'27.785 0.699 0.040151.857
84谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-AMG GT3
YH1'27.910 0.824 0.125151.641
960吉本 大樹
河野 駿佑
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
MI1'28.001 0.915 0.091151.485
1061井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'28.047 0.961 0.046151.405
1130永井 宏明
織戸 学
上村 優太
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
YH1'28.242 1.156 0.195151.071
1235ショーン・ウォーキンショー
マティアス・ベシェ
arto RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH1'28.300 1.214 0.058150.972
1356藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'28.316 1.230 0.016150.944
1410星野 一樹
石川 京侍
GAINER TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'28.419 1.333 0.103150.768
15360青木 孝行
田中 篤
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'28.556 1.470 0.137150.535
1633ショウン・トン
アレックス・アウ
ウェイロン・タン
エヴァRT初号機 X Works R8
Audi R8 LMS
YH1'28.606 1.520 0.050150.450
17244久保 凜太郎
三宅 淳詞
たかのこの湯RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH1'28.669 1.583 0.063150.343
187荒 聖治
山口 智英
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH1'29.153 2.067 0.484149.527
192加藤 寛規
柳田 真孝
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'29.680 2.594 0.527148.649
2050加納 政樹
山下 亮生
廣田 築
ARNAGE AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH1'30.237 3.151 0.557147.731
2148田中 勝輝
飯田 太陽
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'31.153 4.067 0.916146.246
2265蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
BS1'31.520 4.434 0.367145.660
2352吉田 広樹
川合 孝汰
SAITAMATOYOPET GB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
BS1'32.774 5.688 1.254143.691
2455高木 真一
大湯 都史樹
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
BS1'33.196 6.110 0.422143.040
2522和田 久
城内 政樹
アールキューズ AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH1'33.231 6.145 0.035142.987
2631嵯峨 宏紀
中山 友貴
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
BS1'33.417 6.331 0.186142.702
276阪口 良平
小高 一斗
堤 優威
ADVICS muta MC86
TOYOTA 86 MC
BS1'34.252 7.166 0.835141.438
2818小林 崇志
松浦 孝亮
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
YH1'34.485 7.399 0.233141.089
2934道上 龍
ジェイク・パーソンズ
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH1'36.414 9.328 1.929138.266
305坂口 夏月
平木 湧也
マッハ車検GTNET MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
YH1'41.24414.158 4.830131.670

JAF F4選手権

JAF-F4:第1戦もてぎ 太田達也が金井亮忠の猛追を振り切り初戦を制す

 2020年JAF地方選手権JAF-F4選手権第1戦は3月8日(日)にツインリンクもてぎフルコースで開催された。

 昨年のランキングでトップ3だった47号車徳升広平(藤田薬局 アポロ電工M・T)、56号車河野靖喜(CMS☆RISING)、19号車ハンマー伊澤(ハンマーレーシング☆ハヤテ)の3選手がそのまま参戦する他に、スーパーFJからのステップアップ組も加えて11台がエントリーした。しかしその中でなんと昨年王者の徳升が前日の練習走行でエンジンブロー、代替エンジンの手当てが付かず欠場になるという波乱の開幕戦となった。

 午前9時からの予選はスーパーFJと同じくレインコンディションだが雨は止んでいる状態、コースイン直後からトップに立ったのは11号車太田達也(Rn-sports制動屋KK-ZS)。太田は2018年のJAF-F4東日本選手権で第1戦/第2戦の菅生ラウンドで連勝、更に第3戦でもてぎで3位に入り残り全戦を欠場しながらも東日本ランキング3位、同年の日本一決定戦でも2位を獲得した実力の持ち主。昨年は第2戦/第3戦の菅生ラウンドのみに出場している。

 トップに立った太田は毎周タイムを短縮し、2位以下に大差をつける。2番手は72号車金井亮忠(チームNATS・正義・001)。金井は2018年JAF-F4東日本選手権のチャンピオンだが昨年は練習走行でのクラッシュで負傷し序盤を欠場。シリーズ後半にスポット参戦し、今年本格復帰した。太田のタイムを追いかけその差は5秒0、4秒3、3秒8と次第に縮むものの大きいまま。

 太田が5周目に入った所でヘアピンでストップした車両があり赤旗中段。5分間の中断を経て再開した後も太田の勢いは止まらず最終的に2分12秒286までタイムアップ。2位金井は3秒398差、3位33号車中島功(SHINSEI・KK)は7秒190差という大差がついた。

 12周の決勝レースは午後1時スタート。雨はほとんど止み路面もレコードラインが乾いていきそうな微妙なコンディション。ぎりぎりまでスリックタイヤを準備していたマシンもあったが、全車レインタイヤでスタートした。

 ポールポジションから太田が飛び出し予選と同様に2位以下を突き放す。2位スタートの金井が太田を追うもののその差は1秒9から2秒7へと開いていく。後方では予選7位だった9号車KAMIKAZE(スーパーウィンズ.F108)が4位までジャンプアップしたのをきっかけに順位の出入りがあるが、3位以下はトップ2台のペースにまったくついて行けない状態。

 しかし4周目から金井がファステストラップを連発して追撃に移る。2台とも濡れた路面と選んで走る状況になっているが太田のタイヤがより苦しいようで、金井とのギャップが目に見えて縮まり始める。5周目のフィニッシュライン上ではその差が0.5秒となり、ここから2台による接近戦となり、金井が太田の後方でプレッシャーをかけ続ける。

 9周目にはテール・ツー・ノーズとなり金井がオーバーテイクのチャンスを伺う様に左右に動きを見せる。そして10周目の2コーナーの立ち上がりで金井が大谷に並びかけ、そのまま3~4コーナーとインを差すが太田が抑え込みトップを死守。続く11週目は90度コーナーからビクトリーコーナーまで並走するもここでも金井は逆転できない。

 ファイナルラップも金井が攻め続けるが最後まで太田がしのぎ切って0.299秒差で優勝。金井との神経戦を制した。

 JAF-F4選手権第2戦/第3戦は、5月16日~17日にスポーツランド菅生で行われる。

Text: Junichi SEKINE

SUPER GT

SGT:アルナージュレーシングが第3ドライバーとして廣田築の起用を発表 (Arnage)

 すでに今シーズン2020年を加納政樹、山下亮生の2人で戦うことを発表しているアルナージュレーシングだが10日、第3ドライバーとして廣田築を起用すると発表した。以下、プレスリリース。

廣田 築 Kizuku Hirota
  • 1991年1月10日生まれ
  • 身長:178cm 体重:65kg
  • 千葉県 千葉市 在住


2011年よりモータースポーツ活動を開始。

<主なレースキャリア>

  • 2012 AAP FJ1600(3勝、シリーズチャンピオン)
  • 2013 FMSCI Formula Ford(1勝、シリーズ5位)
  • 2016 全日本 F3 選手権 Nクラス(2勝、シリーズ3位)
  • 2017 スーパー耐久シリーズ ST-4 クラス(TEAM A-ONE)
  • 2018 スーパー耐久シリーズ ST-2 クラス(SHINRYO RACING)
  • 2018 TGR ラリーチャレンシIN 渋川C-2クラス 優勝(スポット参戦)
  • 2019 スーパー耐久シリーズ ST-1クラス(TRACY SPORTS)
Arnage Racing

もてぎ・菅生S-FJ選手権

S-FJ:第1戦もてぎ もてぎ初参戦の杉本涼が予選4位から大逆転優勝

 2020年スーパーFJもてぎシリーズ開幕戦が3月8日(日)にツインリンクもてぎフルコースで開催された。

 昨年までもてぎシリーズの顔であったル・ボーセモータースポーツの活動停止を受けてエントリー状況が心配されたが、同じく大看板のZAP SPEED勢を筆頭に8台が出場した。

 その中には、昨年もてぎシリーズランキング3位の18号車新倉涼介(ZAP LUCK 10V ED)、4位の72号車前田大道(ELEVレーシングドリーム.WRS)、5位の10号車鈴木千勝(ZAP SPEED 10V ED)という顔ぶれに加えて筑波シリーズ3位の37号車小谷諭司(NILZZぐんま東庄10V ED)といった経験者が参戦し激戦が期待される。

■予選

 午前8時30分から開始された予選では前夜からの雨が少ないながらも降り続き、ウェット路面のコースに全車コースイン、まずは新倉がトップタイムで予選をリードする。その後鈴木が3周目にトップタイムを出すが次の周に新倉が逆転。再逆転を狙う鈴木はセクターベストを刻んで新倉に迫るが7周目のS字でコースアウト。更にこの周、今回初レースの81号車松澤亮佑(群馬トヨペットリノアED)が2番手タイムを出し鈴木は3位にドロップ。

 しかしチェカー後の計測最終周に鈴木が渾身のアタックで再逆転、 2位新倉に0.56秒の大差をつけてポールポジションを獲得した。3位は松澤、4位も今回がもてぎS-FJデビュー戦の8号車杉本涼(ZAP SPEED 10V ED)とルーキーがセカンドロウを占めた。

■予選後のコメント

ポールポジション 10号車鈴木千勝(ZAP SPEED 10V ED)
 「ポールポジションは取れたが2番手がチームメイトでお互い得意不得意がわかっている。セクターによっては相手が速い区間もあるのでタイム差ほどの優位は無い。決勝はミスをせず自分のペースを守って走りたい」
2位 18号車新倉涼介(ZAP LUCK 10V ED)
 「昨年はシリーズ3位、レースで表彰台に上がったのも全て3位だった。今年は1位2位がいないのだからトップを狙わないといけない。予選はベストタイムで鈴木に負けたがコンスタントに良いタイムが出ているので勝負権はある。スタートを決めてトップを取り、そのまま突き放す展開に持ち込みたい」
3位 81号車松澤亮佑(群馬トヨペットリノアED)
 「昨年まではカートレースに出ており今回がスーパーFJでの初レースになる。チームも新しく設立されたものでマシンも新車だが昨日の練習走行でいいタイムが出ておりマシンの習熟やセッティングは十分出来ている。今年はシリーズ全戦参加と日本一決定戦出場が目標だが、まずは難しいコンディションとなったデビュー戦を落ち着いて戦いたい」

■決勝

 10周の決勝レースは正午開始。雨はほとんど止んでいるが路面は依然としてウェットで全車がレインタイヤでコースイン。奇数側路面がやや有利にも見えたが全車クリーンスタートし1周目から上位4台が5位以下を突き放しトップグループを形成する。鈴木対新倉の接近戦の後ろで、4位杉本が松澤にプレッシャーをかけ続け3周目4コーナーで松澤のミスに乗じてオーバーテイクに成功、ZAP SPEED勢の1-2-3体勢が出来上がる。

 新倉が鈴木を攻めあぐねている間に3位杉本は一気に間合いを詰めていき、5周目の最終コーナーで新倉が姿勢を乱したところで2位に進出。さらに杉本はファステストラップを連発してトップ鈴木を追い上げ始める。一方新倉は4位松澤からも追い立てられ7周目後半セクションでテール・ツー・ノーズになると8周目の2~3コーナーにかけて攻防を繰り広げるものの新倉が抑えきって3位を守る。

 同じ8周目には杉本がトップ鈴木のテールに食らいつきプレッシャーかけて9周目に突入。1コーナーから延々とサイド・バイ・サイドの戦いを繰り広げヘアピンでついにトップを奪取する。さらにダウンヒルストレート先の90度コーナーで新倉が鈴木をオーバーテイク、鈴木はあっという間に8周守ったトップから3位まで転落。

 ファイナル・ラップ、杉本は2位新倉以下を突き放すタイムでトップを守り、初めてのもてぎでのレースで優勝。このままZAP SPEED勢の1-2-3フィニッシュかと思われたが4位松澤が鈴木を90度コーナーで攻略し牙城を崩し新倉に続く3位でフィニシュ、スーパーFJ初レースで表彰台を獲得した。

■決勝後のコメント

優勝 8号車杉本涼(ZAP SPEED 10V ED)
 「ミスなく自分が考えた組み立ての通りに戦うことが出来た。トップに立ってからは前だけを見て走り、刻々と変化する路面コンディションに注意を払っていた」
2位 18号車新倉涼介(ZAP LUCK 10V ED)
 「レースの組み立てがきちんと出来ていなかった。シフトミスが多く追い上げが出来なかった」
3位 81号車松澤亮佑(群馬トヨペットリノアED)
 「初めてのレースは予想以上に難しく前半ミスが多く順位を落としてしまったのが反省点。後半は挽回できたが今回の経験を生かして次回頑張りたい。
4位 10号車鈴木千勝(ZAP SPEED 10V ED)
 「8周目のミスが全て。自分の弱さが出て順位を落としてしまった」

 ル・ボーセモータースポーツ不在のもてぎスーパーFJは予想通りZAP SPEED勢の強さが目立つ中、デビューレースでそこに割って入った新人松澤の活躍が今後も注目される。

PPの鈴木千勝(ZAP SPEED 10V ED)

PPの鈴木千勝(ZAP SPEED 10V ED)

優勝した杉本涼(ZAP SPEED 10V ED)

優勝した杉本涼(ZAP SPEED 10V ED)

決勝2位の新倉涼介(ZAP LUCK 10V ED)

決勝2位の新倉涼介(ZAP LUCK 10V ED)

決勝3位の松澤亮佑(群馬トヨペットリノアED)

決勝3位の松澤亮佑(群馬トヨペットリノアED)

決勝4位の鈴木千勝(ZAP SPEED 10V ED)

決勝4位の鈴木千勝(ZAP SPEED 10V ED)

表彰式

表彰式

Text & Photo: Junichi SEKINE

JAF F4選手権

JAF-F4:第1戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2020/03/08) Final Race Weather: Cloudy Course: Wet
2020 JAF F4選手権 Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
111太田 達也Rn-sports制動屋KK-ZS
MYST KK-ZS
1226'56.582
272金井 亮忠チームNATS・正義・001
NATS 001
120.299
333中島 功SHINSEI・KK
TOKYO R&D RD10W
121'00.455
48米谷 浩KKヨネタニ・ミスト
TATUUS FC106
121'10.745
519ハンマー 伊澤ハンマーレーシング☆ハヤテ
疾風
121'16.964
69KAMIKAZEスーパーウィンズ.F108
ZAP F108
121'36.478
756河野 靖喜CMS☆RISING
TATUUS Formula Renault
111Lap
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-46H入榮 秀謙アポロ電工 フジタ薬局リッヂ
WEST 神谷056
48Laps
-0渡辺 義人チームNATS・エクシズWXR
NATS WXR MK.1
210Laps
  • Fastest Lap: CarNo.72 金井亮忠(チームNATS・正義・001) 2'09.103 (4/12) 133.89km/h

もてぎ・菅生S-FJ選手権

S-FJ:第1戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2020/03/08) Final Race Weather: Cloudy Course: Wet
2020 S-FJもてぎシリーズ Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
18杉本 涼ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1022'52.123
218新倉 涼介ZAP LUCK 10V ED
TOKYO R&D RD10V
101.477
381松澤 亮佑群馬トヨペットリノアED
MYST KK-S2
102.963
410鈴木 千勝ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
103.152
572前田 大道ELEVレーシングドリーム.WRS
MYST KK-S2
1024.539
637小谷 諭司NILZZぐんま東庄10V ED
TOKYO R&D RD10V
101'01.744
751松田 大学ハンマーレーシングRD10V
TOKYO R&D RD10V
101'03.057
815齋藤 慈岳FER ISIT KK-S2
MYST KK-S2
101'07.080
---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.8 杉本涼(ZAP SPEED 10V ED) 2'15.226 (7/10) 127.82km/h

JAF F4選手権

JAF-F4:第1戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2020/03/08) Qualifying Weather: Cloudy Course: Wet
2020 JAF F4地方選手権 Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
111太田 達也Rn-sports制動屋KK-ZS
MYST KK-ZS
2'12.286--130.664
272金井 亮忠チームNATS・正義・001
NATS 001
2'15.684 3.398 3.398127.391
333中島 功SHINSEI・KK
TOKYO R&D RD10W
2'19.476 7.190 3.792123.928
48米谷 浩KKヨネタニ・ミスト
TATUUS FC106
2'21.472 9.186 1.996122.179
519ハンマー 伊澤ハンマーレーシング☆ハヤテ
疾風
2'26.13013.844 4.658118.285
656河野 靖喜CMS☆RISING
TATUUS Formula Renault
2'27.85515.569 1.725116.905
79KAMIKAZEスーパーウィンズ.F108
ZAP F108
2'28.01015.724 0.155116.782
846H入榮 秀謙アポロ電工 フジタ薬局リッヂ
WEST 神谷056
2'28.50616.220 0.496116.392
90渡辺 義人チームNATS・エクシズWXR
NATS WXR MK.1
2'29.83417.548 1.328115.361
---- 以上基準タイム(130% - 2'56.559)予選通過 ----

もてぎ・菅生S-FJ選手権

S-FJ:第1戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2020/03/08) Qualifying Weather: Cloudy Course: Wet
2020 S-FJもてぎシリーズ Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
110鈴木 千勝ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'20.673--122.873
218新倉 涼介ZAP LUCK 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'21.234 0.561 0.561122.385
381松澤 亮佑群馬トヨペットリノアED
MYST KK-S2
2'21.776 1.103 0.542121.917
48杉本 涼ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'21.806 1.133 0.030121.892
572前田 大道ELEVレーシングドリーム.WRS
MYST KK-S2
2'25.420 4.747 3.614118.862
615齋藤 慈岳FER ISIT KK-S2
MYST KK-S2
2'28.436 7.763 3.016116.447
751松田 大学ハンマーレーシングRD10V
TOKYO R&D RD10V
2'29.840 9.167 1.404115.356
837小谷 諭司NILZZぐんま東庄10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'30.191 9.518 0.351115.087
---- 以上基準タイム(130% - 3'03.595)予選通過 ----

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4) | スーパー耐久

平木兄弟の夢を乗せ「HELM」が船出 スーパー耐久とFIA-F4に参戦

 スーパーGTに参戦する平木湧也と弟でFIA-F4に参戦する平木玲次が26日、「HELM MOTORSPORTS」を設立したと発表した。

 今季は、スーパー耐久とFIA-F4に参戦する他、地域密着チームとして、交通安全啓発活動、、職場体験、職場見学など地元での積極的なイベント活動も行う予定だ。

 なお、参戦体制などの詳細は、後ほど発表されるとのこと。以下、プレスリリース。

地域密着型モータースポーツチーム「HELM MOTORSPORTS」設立のご案内

 このたび、レーシングドライバー平木湧也・平木玲次は、新たにモータースポーツチーム「HELM MOTORSPORTS」を設立し、スーパー耐久シリーズとFIA-F4選手権に挑むことになりました。

 もちろん目指すところは優勝ですが、もうひとつの目標としてモータースポーツの認知度を高めることがあります。私たちの活動によって、敷居が高そうという印象のあるモータースポーツをもっと身近な存在にしたい、また馴染みのない方にも楽しんでいただけるようにしたい、という気持ちを形にするため、モータースポーツチームを設立いたしました。

 チーム名のHELMという名前は、英語で舵を取るという意味です。モータースポーツチームを設立し運営することは、私たちにとって大きな挑戦であり、様々な試練や困難が待ち受けているでしょう。ですが、試練や困難に立ち向かい。チームという船の舵を取りながら、モータースポーツ界という大海を進んでいきたい、という強い気持ちを込めています。

チームのスローガンは
Drive with Holistic view of Excellence, Loyalty, and Mastery.”

 で素晴らしさ、誠実さ、そして専門的な知識を持って走るという意味があります。頭文字を取ると“ Drive with HELM”に。

 私たちが皆さまとともに一緒に走っていくために、モータースポーツを通じて地域貢献も行いたいと考えています。

コンセプトは「私たちのHELM」

 レース活動から得られた私たちの経験をもとに、人とクルマがより住みやすいまちづくりを目指し、地域貢献活動を行います。

レースへの参戦

 「スーパー耐久シリーズ」、「FIA-F4選手権」へ参戦いたします。

 スーパー耐久は市販車をベースとした、国内で最も多くの参加台数を集める耐久レースです。ドライバーの技術だけでなく、ピット作業やレース戦略も勝敗を大きく左右することから、チームの総合力が問われます。チーム設立初年度ではありますが、チームの基盤をしっかりと固め、優勝を目指していきます。

 一方、FIA-F4はモータースポーツの甲子園と呼ばれ、フォーミュラカーレースでは異例の30台超の台数が競い合う、若手ドライバーがトップカテゴリーを目指すための登竜門とされるレースです。そんな超激戦区で優勝を、そしてチャンピオンを目指し戦っていきます。

交通安全啓発活動(2018 年より実施)

 レーシングドライバーは常に危険と隣り合わせの職業です。ドライバーとしての体験を活かし、クルマの危険性だけではなく、安全性も子どもたちの未来のために伝えていきます。

職場体験と職場見学

 モータースポーツやメカニックの仕事について知っていただく機会として、「職場見学」や「職場体験」の受け入れを行います。「クルマ」というのは身近な存在ですが、「レーシングカー」に携わる仕事というと、夢を追いかけるイメージがあると思います。

 職場見学・体験を通じて、「働く」ということを体感し、考えるきっかけになって頂ければ何よりです。

地元での積極的なイベント活動

 レーシングカーを“見て・触って・乗れる”イベントや、レーシングドライバーと触れ合えるイベントなど、モータースポーツをよく知らない方でも楽しめるイベントを実施します。また、走行会や、eスポーツ体験会なども開催したいと考えています。

夢と希望に満ち溢れるモータースポーツを若い力で、皆さまとともに楽しみながら活動し、成長していきます

 HELMは、平均年齢が25歳と非常に若いメンバーで構成されています。若い力で様々なことに挑戦し、学び、楽しみ、戦っていきたいと思います。

 今まで私たちは、多くの方々のお力添えによってレースを続けてきました。これからは恩返しも重要だと思っています。モータースポーツ業界をさらに盛り上げていくには、私たちのサーキット内外での活動を通じ、モータースポーツにひとりでも多く興味を持っていただけることが、何より重要です。

HELM は地域と深く密着しながら活動し、そして成長していきます。地域の皆さまと一緒に学び、一緒に楽しみ、一緒に戦う。地域の皆さまに「私たちのHELM」と言ってもらえるようなチームを、目指し精進させていただきます。皆さまからの温かい応援をいただければ幸いです。

 なお、今シーズンのチーム体制などは、後日あらためて報告させていただきます。

株式会社HELM
〒310-0853 茨城県水戸市平須町235-41
TEL:0285-81-3553 FAX:0285-81-3552
Mail : info@helm-ms.co.jp
担当:櫻井 妃呂恵(080-2151-7855)

カデット

CADET:中井が混戦を制して3年目の初優勝

2020年2月23日/三重県・鈴鹿サーキット国際南コース/晴れ(ドライ)
エントリー27台 出走27台

 2020鈴鹿選手権シリーズが、2月末の鈴鹿南コースで開幕。その最年少カテゴリー(当該年小学2年生以上が対象)となるカデットオープンクラスも、新たなシリーズの第1戦を迎えた。エントリーは27台と、今季も盛況。2019ランキング上位7名のうち、チャンピオンの菊池貴博選手を含む6名がこのクラスを卒業し、顔ぶれはがらりと一新された。

 大会当日は快晴。最初に行なわれたタイムトライアルでは、2019ランキング8位の中井悠斗(Team EMATY)が他のタイムを約0.2秒も上回るトップタイムをマーク。以下、城優輝(Eiwa Racing Service)、田邊琉揮(TAKAGI PLANNING)、澤田龍征(SKRwithHIGUCHI)と続いた。

 続く予選ヒートは8周。中井は好スタートを決めて1周目から背後にギャップを築くと、過熱する2番手争いにも乗じてさらにリードを広げトップのままゴール、決勝のポールを獲得した。その後方では城と田邊が二転三転の激しいバトルを続け、最後はほぼ横一線でゴール、1000分の3秒差で城が2位となった。こちらも熱かった4位争いを制したのは佐藤佑月樹(RT WORLD)。5番手でゴールした金子准也(ラムレーシング)はスタート違反のペナルティで9位に降格となり、替わって8番グリッドから順位を上げた楠本誠真(Eiwa Racing Service)が5位に。6位の澤田は楠本と0.076秒差のゴールだった。

 決勝は12周。中井は先頭をキープしてレースをスタートしたが、3周目に城と佐藤の先行を許すと、さらに田邊にもパスされて4番手に下がってしまう。だが、中井はここから落ち着いて反撃を開始。すぐ田邊を抜き返すと、先頭集団2台とのギャップを着々と詰め、7周目にトップ争いが起こったチャンスでまず城を、続いて佐藤を下して先頭に戻った。

 抜き返された佐藤と城も中井を逃すことなく真後ろに貼り付き、トップ再浮上の機会をうかがう。しかし、たびたびポジションを入れ替える佐藤と城は中井をパスするまでには至らない。さらに一旦後れを取った田邊も先頭集団に追い付き、ラスト4周の優勝争いは4台一列の混迷状態となった。最終ラップ、1コーナーで城がついに中井の前へ。しかし、中井は25Rでトップの座を取り戻して熱い戦いに決着をつけた。このシリーズ3年目の中井は、初戦で待望の初勝利達成だ。城は惜しくも2位。田邊が佐藤とのバトルに競り勝って3位表彰台を手に入れた。ウィナー中井から4位佐藤までが0.35秒の中に固まってチェッカーを受ける、白熱の接戦だった。

中井悠斗のコメント
 チェッカーを受けた時はほっとしました。スタートした時は予選のように独走できるかなと思ったけれど、後ろからこられて、3番手まで下がってしまいました。それでも焦らず落ち着いてレースができたと思います。今年の目標はチャンピオンです。
予選ヒートでは2位に2秒以上のマージンを築き決勝ヒートポールを獲得

予選ヒートでは2位に2秒以上のマージンを築き決勝ヒートポールを獲得

2位を獲得のNo16城 優輝選手(EIWA Racing Service)

2位を獲得のNo16城 優輝選手(EIWA Racing Service)

田邊琉揮選手(TAKAGI PLANNING)

田邊琉揮選手(TAKAGI PLANNING)

予選ヒート4位争いを制した佐藤選手

予選ヒート4位争いを制した佐藤選手

ダミーグリッドで精神統一する中井 悠斗選手(Team EMATY)

ダミーグリッドで精神統一する中井 悠斗選手(Team EMATY)

決勝ヒート前のダミーグリッド

決勝ヒート前のダミーグリッド

決勝ヒート前のダミーグリッド2

決勝ヒート前のダミーグリッド2

隊列を組みスタートラインに向かう

隊列を組みスタートラインに向かう

ローリング後27台が一斉にスタートを切った

ローリング後27台が一斉にスタートを切った

中井選手を先頭にメインストレートから1コーナーに向かう

中井選手を先頭にメインストレートから1コーナーに向かう

No15佐藤 佑月樹選手(RT WORLD)

No15佐藤 佑月樹選手(RT WORLD)

3周目にトップに立つ城選手

3周目にトップに立つ城選手

白熱のバトルを繰り返すトップ集団

白熱のバトルを繰り返すトップ集団

中井選手が接戦を制した

中井選手が接戦を制した

優勝 中井選手

優勝 中井選手

2位 城選手

2位 城選手

3位田邊選手

23位田邊選手

表彰式

表彰式

Text: Kazuo MIZUTANI
Photo: Y'sPHOTO (Yoshiaki YOKOTA)

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