19 | 3 | 300 | 4 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 関口 雄飛 千代 勝正 | YH | 16 | 1'23.477 | 6.988 | 159.748 |
- 2012年7月28日(土)・予選 会場:スポーツランドSUGO(3.704km) 天候:晴れ 気温:32℃(15:30時点)
路面温度:42℃(15:30時点) コースコンディション:ドライ
7月28日(土)、宮城県仙台市近郊のスポーツランドSUGOにおいて、2012 オートバックス SUPER GT第4戦「SUGO GT 300km RACE」が開幕し、公式予選が行われました。
2日前に梅雨明けが宣言された東北地方は、今日も広い範囲で晴れ模様となり、スポーツランドSUGOのある宮城県村田町は午前8時30分の段階で気温33℃という猛暑に見舞われました。
全8戦で競われるSUPER GTは、第4戦SUGO大会でシーズンの折り返しを迎えます。今大会では、Hondaが技術サポートを行うTEAM無限の#16 MUGEN CR-Z GTがGT300クラスへの参戦を開始しました。このマシンは2.8リッター V6ツインターボエンジンと、出力32kWの電気モーターを組み合わせたレーシングハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力300ps/5250rpm以上を発揮します。なお、ドライバーはこれまでインディカーなどに挑戦してきた武藤英紀選手とHondaエンジンでフォーミュラ・ニッポンに参戦中の中嶋大祐選手の2人が務めます。
強烈な日差しが照りつける中、午前8時15分に公式練習が始まりました。ここでは、現在ドライバー部門のチャンピオン争いにおいて2番手で、70kgと重いハンディキャップを搭載する#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が5番手のタイムをマークし、仕上がりが順調であることを印象づけました。続いて#18 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム組)は10番手、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は11番手、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志組)は13番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は15番手で公式練習を終えました。
今回の公式予選はスーパーラップ方式で行われました。これは、GT500クラスの全車が出走するQ1で、トップ10に入ったマシンがスーパーラップに進出。1台ずつタイムアタックを行い、この結果に応じて上位10台のスターティンググリッドを決めるというものです。なお、11番手以下のグリッドはQ1の結果に従って決まります。
午後1時5分にQ1が始まるころには、薄い雲で強い日差しはさえぎられるようになり、気温32℃と午前中に比べるとやや過ごしやすくなりました。15分間にわたって行われたこのセッションが終了する間際、#17 KEIHIN HSV-010を操る金石選手は1分15秒933を記録して5番手に飛び込み、スーパーラップ進出を決めました。また、チャンピオン争いを繰り広げる#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手も1分16秒414のタイムで10番手に滑り込み、同じくスーパーラップ進出を果たしました。そのほか、#18 ウイダー HSV-010のヴァン・ダム選手は11番手、#32 EPSON HSV-010の道上選手は12番手、#8 ARTA HSV-010は15番手となり、それぞれこの段階でスターティンググリッドが確定しました。
スーパーラップの開始は午後3時30分。出走順はQ1の順位を反転する形となるため、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手はトップバッターとして、また#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手は6番目にコースインしました。ここで伊沢選手は1分16秒567、塚越選手は1分16秒006を記録し、それぞれ10番グリッドと8番グリッドを獲得しました。
一方、GT300クラスの予選に挑んだ#16 MUGEN CR-Z GTは、デビュー戦ながらQ1で7番手のタイムを記録してスーパーラップ進出を決めました。そしてスーパーラップでは1分24秒267を記録し、明日のデビュー戦に9番グリッドから挑むことが決まりました。
天気予報によれば明日は曇りがちで最高気温も29℃程度となるため、今日よりも過ごしやすい一日になる模様です。
300km、81周で繰り広げられる決勝レースは、明日の午後2時にスタートが切られます。
- 松本雅彦 | Honda GTプロジェクトリーダー
-
「予選結果を見ると、HSV-010 GTをこのサーキットに合わせきれなかったという思いが残ります。ただし、今回は約1秒のなかに8台が入る接戦となっているので、たとえ上位に食い込めなかったとしても、実際の実力差はほとんどなかったと捉えています。決勝では、いかに安定したペースで走りきれるかによって、順位は大きく変わってくるものと思われます。幸い、Honda陣営の各チームはレースマネージメントに長けているので、明日はレース中の追い上げが期待できます。8番グリッドからスタートする#17 KEIHIN HSV-010は最低でも表彰台、できれば優勝を狙って欲しいところですし、#100 RAYBRIG HSV-010はチャンピオン争いを繰り広げるライバルより、上位でフィニッシュして欲しいと考えています。引き続き、5台のHSV-010 GTに熱いご声援をお願いします」
- 金石年弘(8番手 #17 KEIHIN HSV-010)
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「今シーズンは3戦を終えてQ1突破が一度もなかったので、まずはQ1を突破できてホッとしました。ただ、マシンのバランスはよかったのですが、スーパーラップの順位をかんがみると、まだまだマシンを煮詰めていく必要があると感じました。菅生では2010年にKEIHIN HSV-010 GTで追い上げてSUPER GT初優勝をしているので、明日は必死に追い上げて、優勝したときと同じようなレースをファンの皆さまにお見せしたいと思います」
- 塚越広大(8番手 #17 KEIHIN HSV-010)
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「今シーズン初めてQ1突破ができたので、少しでも上の順位を狙ってスーパーラップに挑みました。マシンのコンディションも悪くなく、自分も攻めて走りましたが、上位陣と差ができてしまったのが悔しいです。8番手からのスタートですが、決勝レースで取り返しのできる差だと思いますので、明日は勝ちにいき、2010年の逆転優勝の再現を目指します」
- 伊沢拓也(10番手 #100 RAYBRIG HSV-010)
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「全体的に戦うレベルに達していないと感じる予選になりました。自分としてもいくつかタイムに影響するミスをしてしまったので、悔しいです。菅生は非常に難しいサーキットなので、明日の決勝も混戦が予想されますが、しっかりとポイントを獲得することを目標にがんばります」
- 山本尚貴(10番手 #100 RAYBRIG HSV-010)
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「苦しい予選となりました。マシンのバランスは悪くなく、もっと上位を狙える感じではありましたが、タイムが伸びませんでした。もう少し前にいきたかったです。10番手からのスタートは厳しいですが、ランキングトップに返り咲きたいので、ここで踏ん張ってライバルより前でゴールし、ポイントをしっかり獲得したいと思います」
Text: HONDA
2012オートバックス スーパーGT第4戦「SUGO GT 300KM RACE」のスーパーラップが7月28日午後、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、公式練習から好調だった#6ENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也組)がポールポジションを獲得した。
GT300クラスは#33HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)が予選1回目で樹立されたコースレコードを更に上回るタイムでトップに立った。
スーパーラップは当初14時30分開始予定であったが、馬ノ背のイン側でアスファルトが剥離する等、路面の損傷が激しいためにその対応に時間を取られ、20分遅れの14時50分に開始された。
結局最も損傷の激しい馬ノ背コーナーについては問題個所に白線で×印が書かれ、ここを回避して走行するよう指示が下された。
最初に走行したのはGT300クラス。
予選1回目で10位だった#66アストンマーチンの吉本大樹を先頭にタイムアタックが行われた。
ランキング上位のチームがウェイトハンデに苦しみ、いいタイムを出せない中、6番目に出走した#88マネパランボルギーニGT3を駆る青木孝行が1'22.333の好タイムを記録してトップに立つ。88号車はここまで不運が続き、ウェイトハンデは無し。しかも第4戦を前に実施されたBOP(性能調整)によりエアリストリクター径が38mm×2から41mm×2に緩和されたことも有利に働いた格好だ。
しかし予選1回目を2番手で終え、スーパーラップを9番目に走行した#33号車は52kgのウェイトを積みながらも、アタックを担当した影山が予選に強いハンコックタイヤの特性を遺憾なく発揮して1’22.138を叩き出してみせた。これは予選1回目で#2紫電の加藤寛規が記録したコースレコードである1'22.162を更に上回るものだった。
その#2紫電のアタックを担当した高橋一穂が1'25.089に終わったため、#33ハンコックポルシェのGT300クラスポールが確定。以下#88ランボルギーニ、#31aprプリウスの順となった。
また、今回初参戦ながら見事SL進出を果たした#16無限CR-Zは武藤英紀が昨年のモラルハザードにより公式練習に参加出来ず、ぶっつけ本番でアタックに臨んだことも影響してか1'24.267、9位に終わっている。
続いて行われたGT500クラスは、3番目に出走した#35KeePer KRAFT SCのアンドレア・カルダレッリが1'15.537を記録。これを8番目に出走の#23モチュールGT-Rを駆る本山哲が1’15.191と大幅に上回ってトップに立つが、最後に出走した#6エネオスSCを駆る伊藤大輔が1'14.978と唯一の14秒台を叩き出し、公式練習、予選1回目に続いて教行われた全てのセッションでトップに立った。
#6号車は前戦セパンでもマシントラブルにより最後尾スタートを余儀なくされたものの、決勝では圧倒的な速さをみせて3位表彰台を獲得しており、今最も好調なチームと言えるだろう。
なお、このポールポジションは伊藤大輔にとっては2007年第1戦鈴鹿以来、つまりレクサス陣営に移ってから初めてのポールとなる。
また、チームルマンは2010年の特別戦、富士スプリントカップを例外として2003年のSUGO以来シリーズ戦での勝ち星から遠ざかっており明日優勝すれば9年ぶりの快挙となる。
予選2番手には#23モチュール、3番手には#12カルソニックとGT-R勢が続き、ホンダHSVの最上位は#17ケーヒンの8位と苦しい結果となった。
第4戦決勝は明日14時より81周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500 Class
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2012/07/28) Total Qualify GT500 Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Qualify 1 Time | Super Lap Time | km/h |
1 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 24 | 1'15.079 | 1'14.978 | 177.856 |
2 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ミハエル・クルム | BS | 44 | 1'15.537 | 1'15.191 | 177.353 |
3 | 12 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 26 | 1'15.490 | 1'15.422 | 176.809 |
4 | 35 | KeePer Kraft SC430 LEXUS SC430 | 国本 雄資 アンドレア・カルダレッリ | BS | 2 | 1'16.192 | 1'15.537 | 176.540 |
5 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ロイック・デュバル | BS | 28 | 1'15.899 | 1'15.595 | 176.405 |
6 | 1 | S Road REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 14 | 1'15.967 | 1'15.610 | 176.370 |
7 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 76 | 1'15.975 | 1'15.823 | 175.874 |
8 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 40 | 1'15.933 | 1'16.006 | 175.451 |
9 | *39 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | MI | 60 | 1'16.338 | 1'16.294 | 174.789 |
10 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 70 | 1'16.414 | 1'16.567 | 174.165 |
11 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 カルロ・ヴァン・ダム | BS | 52 | 1'16.461 | | 174.407 |
12 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | | 1'16.633 | | 174.015 |
13 | 24 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | | 1'16.678 | | 173.913 |
14 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | 4 | 1'16.788 | | 173.664 |
15 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 小林 崇志 | BS | 10 | 1'16.900 | | 173.411 |
---- 以上予選通過 ---- |
- CarNo.39は、2012 SUPER GT Sporting Regulations 付則-6 4.2) 違反(SLのタイムアタックラップ後のライト消灯違反)により訓戒のペナルティが科された。
■GT300 Class
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2012/07/28) Total Qualify GT300 Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Qualify 1 Time | Super Lap Time | km/h |
1 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 52 | 1'22.588 | R1'22.138 | 162.353 |
2 | 88 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 織戸 学 青木 孝行 | YH | | 1'22.886 | 1'22.333 | 161.968 |
3 | 31 | apr HASEPRO PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | YH | 10 | 1'22.662 | 1'22.375 | 161.886 |
4 | *911 | エンドレス TAISAN 911 PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 66 | 1'22.842 | 1'22.535 | 161.572 |
5 | 52 | GREEN TEC & LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 黒澤 治樹 | YH | 12 | 1'23.014 | 1'22.753 | 161.146 |
6 | 3 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 関口 雄飛 千代 勝正 | YH | 16 | 1'23.093 | 1'22.865 | 160.928 |
7 | 87 | JLOC ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 山西 康司 山内 英輝 | YH | 8 | 1'23.160 | 1'22.913 | 160.835 |
8 | 66 | triple a Vantage GT3 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | 44 | 1'23.395 | 1'23.034 | 160.601 |
9 | 16 | 無限 CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | BS | | 1'23.088 | 1'24.267 | 158.251 |
10 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 50 | 1'22.162 | 1'25.089 | 156.722 |
11 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARTA Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 30 | 1'23.404 | | 159.888 |
12 | 48 | DIJON音々CALLAWAYワコーズED CALLAWAY Corvette Z06R GT3 | 高森 博士 密山 祥吾 | YH | | 1'23.453 | | 159.794 |
13 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ Ferrari F430 GTC | 山岸 大 井口 卓人 | YH | 2 | 1'23.635 | | 159.447 |
14 | 11 | GAINER DIXCEL R8 LMS Audi R8-LMS ultra | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 60 | 1'23.635 | | 159.446 |
15 | 0 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | YH | 62 | 1'23.656 | | 159.407 |
16 | 4 | GSR ProjectMirai BMW BMW Z4 GT3 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | YH | 2 | 1'23.665 | | 159.389 |
17 | 61 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 10 | 1'24.276 | | 158.234 |
18 | 14 | Team SGC IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 アレキサンドレ・インペラトーリ | YH | | 1'24.562 | | 157.699 |
19 | 21 | ZENT Audi R8 LMS Audi R8-LMS | 都筑 晶裕 シンディ・アレマン | YH | 4 | 1'24.776 | | 157.301 |
20 | 5 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 植田 正幸 | YH | | 1'24.790 | | 157.275 |
21 | 360 | RUNUP CORVETTE CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3 | 田中 篤 白坂 卓也 | YH | | 1'24.907 | | 157.058 |
- | *30 | IWASAKI MODAクロコ apr R8 Audi R8-LMS ultra | 岩崎 祐貴 坂本 雄也 | YH | 6 | deleted | | - |
- | 86 | Verity BOMEX ランボ RG3 Lamborghini GALLARDO RG-3 | 山下 潤一郎 松田 秀士 | YH | | absence | | - |
---- 以上予選通過 ---- |
- | *99 | Racerbook Audi R8 LMS Audi Audi R8-LMS CJJ | マイケル・キム 安岡 秀徒 | YH | | deleted | | - |
- | 22 | R'Qs Vemac 350R Vemac 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | absence | | - |
- 赤旗の原因となったCarNo.30及びCarNo.99の車両は、2012 SUPER GT Sporting Regulations 付則-6.3.5) によりタイムが抹消された。
- CarNo.911の車両は、2012 SUPER GT Sporting Regulations 付則-6 4.2) 違反(SLのタイムアタックラップ外でのライト点灯)により訓戒のペナルティが科された。
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2012/07/28) Super Lap GT300 Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔* 大嶋 和也 | BS | 24 | 1'14.978 | - | - | 177.856 |
2 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲* ミハエル・クルム | BS | 44 | 1'15.191 | 0.213 | 0.213 | 177.353 |
3 | 12 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ* | BS | 26 | 1'15.422 | 0.444 | 0.231 | 176.809 |
4 | 35 | KeePer Kraft SC430 LEXUS SC430 | 国本 雄資 アンドレア・カルダレッリ* | BS | 2 | 1'15.537 | 0.559 | 0.115 | 176.540 |
5 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴* ロイック・デュバル | BS | 28 | 1'15.595 | 0.617 | 0.058 | 176.405 |
6 | 1 | S Road REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ* | MI | 14 | 1'15.610 | 0.632 | 0.015 | 176.370 |
7 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路* 平手 晃平 | BS | 76 | 1'15.823 | 0.845 | 0.213 | 175.874 |
8 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大* | BS | 40 | 1'16.006 | 1.028 | 0.183 | 175.451 |
9 | 39 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明* | MI | 60 | 1'16.294 | 1.316 | 0.288 | 174.789 |
10 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也* 山本 尚貴 | BS | 70 | 1'16.567 | 1.589 | 0.273 | 174.165 |
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2012/07/28) Super Lap GT300 Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美* 藤井 誠暢 | HK | 52 | R1'22.138 | - | - | 162.353 |
2 | 88 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 織戸 学 青木 孝行* | YH | | 1'22.333 | 0.195 | 0.195 | 161.968 |
3 | 31 | apr HASEPRO PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男* 嵯峨 宏紀 | YH | 10 | 1'22.375 | 0.237 | 0.042 | 161.886 |
4 | 911 | エンドレス TAISAN 911 PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝* | YH | 66 | 1'22.535 | 0.397 | 0.160 | 161.572 |
5 | 52 | GREEN TEC & LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典* 黒澤 治樹 | YH | 12 | 1'22.753 | 0.615 | 0.218 | 161.146 |
6 | 3 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 関口 雄飛* 千代 勝正 | YH | 16 | 1'22.865 | 0.727 | 0.112 | 160.928 |
7 | 87 | JLOC ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 山西 康司* 山内 英輝 | YH | 8 | 1'22.913 | 0.775 | 0.048 | 160.835 |
8 | 66 | triple a Vantage GT3 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹* 星野 一樹 | YH | 44 | 1'23.034 | 0.896 | 0.121 | 160.601 |
9 | 16 | 無限 CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀* 中嶋 大祐 | BS | | 1'24.267 | 2.129 | 1.233 | 158.251 |
10 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂* 加藤 寛規 | YH | 50 | 1'25.089 | 2.951 | 0.822 | 156.722 |
- 'R'マークはコースレコード(1'22.162)を更新した。
- '*'印はアタックドライバー
スポーツランドSUGOで行われている2012スーパーGT第4戦「SUGO GT 300KM RACE」の公式予選1回目は、#6ENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也組)がGT500クラスのトップ、#2エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電(高橋一穂/加藤寛規組)がGT300のトップだった。
公式予選1回目は12時40分にGT300クラスの専有走行から開始された。
今回はスーパーラップ方式ということで、各クラス上位10台ずつが公式予選2回目に駒を進めることが出来る。11位以下はこのセッションでスターティンググリッドが決まってしまう上、ここで使用したタイヤをスタート時に装着することが求められる。
走行時間は15分だ。
今回25台のエントリーがあり、2台が予選落ちとなる激戦となったGT300だったが、公式練習でトラブルの出た22RQ'Sヴィーマックと86ランボルギーニの2台が修復が間に合わずに不出走となってしまった。これで22号車の予選落ちが確定したが、86号車についてはシード車両のため決勝出走が保証されているため、アタックに参加した車両のうちの1台が予選落ちすることになった。
更にセッション半ばで#30アウディの坂本雄也がSPコーナーで、残り5分のところでは#99アウディの安岡秀徒が最終コーナーでそれぞれストップしたために2回の赤旗中断が入る荒れた展開になった。
こうした中、#2紫電をドライブした加藤寛規はセッション前半に1'22.162を記録してコースレコードを更新、一気にトップに立った。加藤はその後の走行には参加しなかったが、誰一人このタイムを破るものは現れなかった。
また、今回初参戦の#16無限CR-Zも中嶋大祐のドライブにより終了間際に7番手に飛び込み、見事スーパーラップ進出を決めている。
結局GT300クラスは#2紫電、#33ハンコックポルシェ、#31aprプリウス、#911タイサンポルシェ、#88マネハランボルギーニ、 #52グリーンテックSLS、#16無限CR-Z、#3SロードGT-R、#87JLOCランボルギーニ、#66triple aヴァンテッジがスーパーラップ進出を果たした。
一方、2度目の赤旗の原因となった#99アウディは最下位に終わり、予選落ちとなった。
続いて行われたGT500の走行は、タイヤ温存を狙ってか、開始から5分過ぎまで1台もコースインせず、セッション終盤にタイヤ1セットのみを使っての一発勝負となった。
ここでいち早く好タイムを記録したのは#23モチュールGT-Rのミハエル・クルム。アタック2周目に1'15.549を記録したが、すぐに#6エネオスSCを駆る大嶋和也が1'15.079を叩き出してトップに立った。更に#12カルソニックGT-Rの松田次生が2番手に食い込み、その結果#6エネオスSC、#12カルソニックGT-R、#23モチュールGT-R、#36ペトロナスSC、#17ケーヒンHSV、#1SロードGT-R、#38ZENT SC、#35KeePer SC、#39デンソーSC、#100レイブリックHSVの10台がスーパーラップ進出を果たした。
公式予選2回目は14時30分よりスーパーラップ方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
■GT500 Class
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2012/07/28) Qualify 1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 24 | 1'15.079 | - | - | 177.617 |
2 | 12 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 26 | 1'15.490 | 0.411 | 0.411 | 176.650 |
3 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ミハエル・クルム | BS | 44 | 1'15.537 | 0.458 | 0.047 | 176.540 |
4 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ロイック・デュバル | BS | 28 | 1'15.899 | 0.820 | 0.362 | 175.698 |
5 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 40 | 1'15.933 | 0.854 | 0.034 | 175.620 |
6 | 1 | S Road REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 14 | 1'15.967 | 0.888 | 0.034 | 175.541 |
7 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 76 | 1'15.975 | 0.896 | 0.008 | 175.522 |
8 | 35 | KeePer Kraft SC430 LEXUS SC430 | 国本 雄資 アンドレア・カルダレッリ | BS | 2 | 1'16.192 | 1.113 | 0.217 | 175.023 |
9 | 39 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | MI | 60 | 1'16.338 | 1.259 | 0.146 | 174.688 |
10 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 70 | 1'16.414 | 1.335 | 0.076 | 174.514 |
11 | 18 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 カルロ・ヴァン・ダム | BS | 52 | 1'16.461 | 1.382 | 0.047 | 174.407 |
12 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | | 1'16.633 | 1.554 | 0.172 | 174.015 |
13 | 24 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | | 1'16.678 | 1.599 | 0.045 | 173.913 |
14 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | 4 | 1'16.788 | 1.709 | 0.110 | 173.664 |
15 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 小林 崇志 | BS | 10 | 1'16.900 | 1.821 | 0.112 | 173.411 |
---- 以上予選通過 ---- |
■GT300 Class
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2012/07/28) Qualify 1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 50 | R1'22.162 | - | - | 162.305 |
2 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 52 | 1'22.588 | 0.426 | 0.426 | 161.468 |
3 | 31 | apr HASEPRO PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | YH | 10 | 1'22.662 | 0.500 | 0.074 | 161.323 |
4 | 911 | エンドレス TAISAN 911 PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 66 | 1'22.842 | 0.680 | 0.180 | 160.973 |
5 | 88 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 織戸 学 青木 孝行 | YH | | 1'22.886 | 0.724 | 0.044 | 160.888 |
6 | 52 | GREEN TEC & LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 黒澤 治樹 | YH | 12 | 1'23.014 | 0.852 | 0.128 | 160.639 |
7 | 16 | 無限 CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | BS | | 1'23.088 | 0.926 | 0.074 | 160.496 |
8 | 3 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 関口 雄飛 千代 勝正 | YH | 16 | 1'23.093 | 0.931 | 0.005 | 160.487 |
9 | 87 | JLOC ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 山西 康司 山内 英輝 | YH | 8 | 1'23.160 | 0.998 | 0.067 | 160.357 |
10 | 66 | triple a Vantage GT3 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | 44 | 1'23.395 | 1.233 | 0.235 | 159.906 |
11 | 43 | ARTA Garaiya ASL ARTA Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 30 | 1'23.404 | 1.242 | 0.009 | 159.888 |
12 | 48 | DIJON音々CALLAWAYワコーズED CALLAWAY Corvette Z06R GT3 | 高森 博士 密山 祥吾 | YH | | 1'23.453 | 1.291 | 0.049 | 159.794 |
13 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ Ferrari F430 GTC | 山岸 大 井口 卓人 | YH | 2 | 1'23.635 | 1.473 | 0.182 | 159.447 |
14 | 11 | GAINER DIXCEL R8 LMS Audi R8-LMS ultra | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 60 | 1'23.635 | 1.473 | 0.000 | 159.447 |
15 | 0 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | YH | 62 | 1'23.656 | 1.494 | 0.021 | 159.407 |
16 | 4 | GSR ProjectMirai BMW BMW Z4 GT3 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | YH | 2 | 1'23.665 | 1.503 | 0.009 | 159.389 |
17 | 61 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 10 | 1'24.276 | 2.114 | 0.611 | 158.234 |
18 | 14 | Team SGC IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 アレキサンドレ・インペラトーリ | YH | | 1'24.562 | 2.400 | 0.286 | 157.699 |
19 | 21 | ZENT Audi R8 LMS Audi R8-LMS | 都筑 晶裕 シンディ・アレマン | YH | 4 | 1'24.776 | 2.614 | 0.214 | 157.301 |
20 | 5 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 植田 正幸 | YH | | 1'24.790 | 2.628 | 0.014 | 157.275 |
21 | 360 | RUNUP CORVETTE CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3 | 田中 篤 白坂 卓也 | YH | | 1'24.907 | 2.745 | 0.117 | 157.058 |
22 | *30 | IWASAKI MODAクロコ apr R8 Audi R8-LMS ultra | 岩崎 祐貴 坂本 雄也 | YH | 6 | deleted | - | - | - |
23 | 86 | Verity BOMEX ランボ RG3 Lamborghini GALLARDO RG-3 | 山下 潤一郎 松田 秀士 | YH | | absence | - | - | - |
---- 以上予選通過 ---- |
- | *99 | Racerbook Audi R8 LMS Audi Audi R8-LMS CJJ | マイケル・キム 安岡 秀徒 | YH | | deleted | - | - | - |
- | 22 | R'Qs Vemac 350R Vemac 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | absence | - | - | - |
- 各クラス上位10台はスーパーラップに進出
- 'R'マークはコースレコード(GT300: 1'22.274)を更新した。
- 赤旗の原因となったNo.30及びNo.99の車両は、2012 SUPER GT Sporting Regulations 付則-6.3.5) によりタイムが抹消された。
2012スーパーGT第4戦が7月28日、宮城県のスポーツランドSUGOで開幕。
午前8時15分より2時間で行われた公式練習では#6ENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也組)が1'15.376でトップタイム。GT300クラストップは#33HANKOOK PORCHE(影山正美/藤井誠暢組)で1'22.603だった。
公式予選日を迎えたスポーツランドSUGOは快晴。
ここ最近は不安定な天候の下で開催されることの多かったSUGOラウンドだが、今年は好天に恵まれての戦いが期待出来そうだ。
今回からは注目の#16MUGEN CR-Z GTが遂に参戦を開始。ドライバーは既に発表になった通り元インディカードライバーの武藤英紀とフォーミュラニッポン参戦中の中嶋大祐というコンビとなった。また昨年優勝の#14Team SGC IS350も久々に戦列復帰。ドライバーは昨年同様折目遼とアレキサンドラ・インペラトーリのコンビだ。
これによりGT300クラスはエントリー台数が25台に増え、GT500と合わせて40台となったため、今回は2台の予選落ちが出ることとなった。
セッション前半のトップは昨年のウィナー、#1S Road GT-Rだったが、終盤の専有走行で大嶋和也の駆る#6エネオスSCが1'15.376を叩き出してトップに立った。
続いて#36ペトロナスSCのロイック・デュバルも1'15.697で2番手につけ、1号車は3番手で走行を終えた。
GT300クラスは序盤から安定した速さを見せた#33ハンコックポルシェがトップタイム。2番手には#2エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電が付けたが、#2紫電はセッション中盤に左リヤタイヤのバーストで予定外のピットインを強いられており、午後の公式予選への影響が懸念される。
#16無限CR-Zはクラス15番手、#14IS350はクラス17番手だった。
第4戦の公式予選は12:30分より予選1回目が、14:30よりスーパーラップが行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2012/07/28) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
1 | 6 | 500 | 1 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 24 | 1'15.376 | - | 176.917 |
2 | 36 | 500 | 2 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ロイック・デュバル | BS | 28 | 1'15.697 | 0.321 | 176.167 |
3 | 1 | 500 | 3 | S Road REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 14 | 1'15.848 | 0.472 | 175.816 |
4 | 23 | 500 | 4 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ミハエル・クルム | BS | 44 | 1'16.100 | 0.724 | 175.234 |
5 | 100 | 500 | 5 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 70 | 1'16.141 | 0.765 | 175.140 |
6 | 38 | 500 | 6 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 76 | 1'16.420 | 1.044 | 174.500 |
7 | 24 | 500 | 7 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | | 1'16.457 | 1.081 | 174.416 |
8 | 12 | 500 | 8 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 26 | 1'16.516 | 1.140 | 174.281 |
9 | 39 | 500 | 9 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | MI | 60 | 1'16.587 | 1.211 | 174.120 |
10 | 18 | 500 | 10 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 カルロ・ヴァン・ダム | BS | 52 | 1'16.641 | 1.265 | 173.997 |
11 | 17 | 500 | 11 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 40 | 1'16.899 | 1.523 | 173.413 |
12 | 8 | 500 | 12 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 小林 崇志 | BS | 10 | 1'17.057 | 1.681 | 173.058 |
13 | 19 | 500 | 13 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | 4 | 1'17.104 | 1.728 | 172.952 |
14 | *35 | 500 | 14 | KeePer Kraft SC430 LEXUS SC430 | 国本 雄資 アンドレア・カルダレッリ | BS | 2 | 1'17.180 | 1.804 | 172.782 |
15 | 32 | 500 | 15 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | | 1'17.234 | 1.858 | 172.661 |
16 | 33 | 300 | 1 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 52 | 1'22.603 | 7.227 | 161.439 |
17 | 2 | 300 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 50 | 1'22.689 | 7.313 | 161.271 |
18 | 3 | 300 | 3 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 関口 雄飛 千代 勝正 | YH | 16 | 1'22.849 | 7.473 | 160.959 |
19 | 87 | 300 | 4 | JLOC ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 山西 康司 山内 英輝 | YH | 8 | 1'22.964 | 7.588 | 160.736 |
20 | 52 | 300 | 5 | GREEN TEC & LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 黒澤 治樹 | YH | 12 | 1'22.988 | 7.612 | 160.690 |
21 | 31 | 300 | 6 | apr HASEPRO PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | YH | 10 | 1'23.059 | 7.683 | 160.552 |
22 | 88 | 300 | 7 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 織戸 学 青木 孝行 | YH | | 1'23.524 | 8.148 | 159.659 |
23 | 911 | 300 | 8 | エンドレス TAISAN 911 PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 66 | 1'23.544 | 8.168 | 159.620 |
24 | 11 | 300 | 9 | GAINER DIXCEL R8 LMS Audi R8-LMS ultra | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 60 | 1'23.557 | 8.181 | 159.596 |
25 | 0 | 300 | 10 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | YH | 62 | 1'23.576 | 8.200 | 159.559 |
26 | 48 | 300 | 11 | DIJON音々CALLAWAYワコーズED CALLAWAY Corvette Z06R GT3 | 高森 博士 密山 祥吾 | YH | | 1'23.730 | 8.354 | 159.266 |
27 | 66 | 300 | 12 | triple a Vantage GT3 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | 44 | 1'23.927 | 8.551 | 158.892 |
28 | *27 | 300 | 13 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ Ferrari F430 GTC | 山岸 大 井口 卓人 | YH | 2 | 1'23.991 | 8.615 | 158.771 |
29 | 43 | 300 | 14 | ARTA Garaiya ASL ARTA Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 30 | 1'24.133 | 8.757 | 158.503 |
30 | 16 | 300 | 15 | 無限 CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | BS | | 1'24.154 | 8.778 | 158.463 |
31 | 61 | 300 | 16 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 10 | 1'24.177 | 8.801 | 158.420 |
32 | *14 | 300 | 17 | Team SGC IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 アレキサンドレ・インペラトーリ | YH | | 1'24.269 | 8.893 | 158.247 |
33 | 5 | 300 | 18 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 植田 正幸 | YH | | 1'24.294 | 8.918 | 158.200 |
34 | 4 | 300 | 19 | GSR ProjectMirai BMW BMW Z4 GT3 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | YH | 2 | 1'24.952 | 9.576 | 156.975 |
35 | 30 | 300 | 20 | IWASAKI MODAクロコ apr R8 Audi R8-LMS ultra | 岩崎 祐貴 坂本 雄也 | YH | 6 | 1'25.129 | 9.753 | 156.648 |
36 | 21 | 300 | 21 | ZENT Audi R8 LMS Audi R8-LMS | 都筑 晶裕 シンディ・アレマン | YH | 4 | 1'25.446 | 10.070 | 156.067 |
37 | 99 | 300 | 22 | Racerbook Audi R8 LMS Audi Audi R8-LMS CJJ | マイケル・キム 安岡 秀徒 | YH | | 1'25.552 | 10.176 | 155.874 |
38 | 86 | 300 | 23 | Verity BOMEX ランボ RG3 Lamborghini GALLARDO RG-3 | 山下 潤一郎 松田 秀士 | YH | | 1'26.002 | 10.626 | 155.058 |
39 | 360 | 300 | 24 | RUNUP CORVETTE CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3 | 田中 篤 白坂 卓也 | YH | | 1'26.397 | 11.021 | 154.349 |
40 | 22 | 300 | 25 | R'Qs Vemac 350R Vemac 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 1'27.062 | 11.686 | 153.170 |
- CarNo.35は、S-GT特別規則書第28条(ピットレーン通過速度の制限)違反により、罰金3万円のペナルティを科す。
- CarNo.27は、S-GT特別規則書第28条(ピットレーン通過速度の制限)違反により、罰金3万円のペナルティを科す。
- CarNo.14は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反により訓戒のペナルティを科す。
プロフェッショナルドリフト競技の最高峰「2012グランツーリスモD1グランプリ第3戦オートポリス」が、7月21日(土)~22日(日)の2日間、大分県オートポリスインターナショナルレーシングコースに、悪天候にもかかわらず2日間合計9,877人の熱心なファンを集めて開催された。
7月22日(日)オートポリス最終コーナーを競技区間としてファイナル競技が開催され、午前中に行われた単走競技では、スピードのある飛び込みから絶妙のタイミングと角度で振り返し、リズムよく審査コーナーを駆け抜け、1本目、2本目ともに99.5点台のスコアをたたき出した手塚強(GOODYEAR Racing BNR34 with Bee★R)が優勝した。
また午後に開催された追走では、一時雷雨と濃霧の影響で競技が中断。路面コンディションも変化する難しい状況下、決勝1本目は昨年度のシリーズランキング2位の川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)が、熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)をプッシュして両者スピン。2本目はノーミスで走る熊久保に対して川畑は精彩を欠く走りで結局熊久保が総合優勝を飾った。
~D1GPシリーズ第3戦~
【7 月21 日(土)天候:雨 路面:ウエット】
■予選
第3戦の舞台は、7月に入りたびたび大雨に見舞われている九州・阿蘇にあるオートポリス。この日も雨が降ったり止んだりという状況で競技が行われた。
今回の予選は、日比野哲也(Team UPGARAGE with DRoo-P)、今村陽一(NICHIEI
レーシングプロジェクト with FALKEN)、野村謙(BLITZ Dfellow)、川畑真人(Team
TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)ら優勝経験もある強豪ドライバーが出走することでも注目された。また、野村は今大会、ニューマシン86 で参戦を予定していたが、マシンが仕上がらず、スカイラインでの出走となった。
予選本番。1番手で走行した日比野は、スピードとメリハリのある走りで、いきなり99.57点をマーク。その後走行した選手は、99点台を出すも、この得点を上回るものはおらず、日比野が1 位通過を決めた。
注目の今村(陽)は、1本目に振り返しで引っかかり、2本目は走行ラインが小さく、得点が伸びず予選敗退。また野村も1本目にコースアウト、2本目もアウトではみ出しそうになりアクセルを踏めず、予選敗退となった。
一方川畑は、1コーナーで流されて高得点がとれなかったが、ギリギリの10位で予選を通過した。
【7月22日(日)】
■単走決勝(天候:晴れ 路面:ドライ)
決勝日は「終日雨または曇り」の予報に反し、午前中は晴れ、競技はドライ路面で行われた。朝の練習走行時には、路面はほぼ乾いていたが、それまでドライ路面での走行が少なかったこともあり、選手たちは短い時間で走りを調整する必要があった。
ドライ路面ではウエット時のように滑らなくなるため、スタートしてから一気に加速して、コーナー深いところでマシンを振り出すことが要求される。そのタイミングをつかむことができずに1コーナーでスピードを落としすぎてしまう選手が多かった。1つ目、2つ目のコーナーを直線的に抜けてくるとその先での減速が難しく、マシンを大振りしすぎて評価は下がるため、スピードを乗せて流れを保って審査席前を駆け抜けるラインとスピ
ードコントロールが要求された。
前大会鈴鹿で優勝し、シリーズランキング2位の高橋邦明(GOODYEAR Racing With Kunny'z)は、スピードもあり流れもよかったが、審査席前でアウトにはみ出し減点。追走トーナメント進出を逃した。一方、練習走行から安定して高いレベルの走りを見せた手塚強(GOODYEAR Racing BNR34 with Bee★R)は、スピードのある飛び込みから、絶妙なタイミングと角度で振り返し、リズムよく審査コーナーを駆け抜け、単走優勝を果たした。
- 手塚強選手コメント
-
「オートポリスは得意だと思われそうですが、実はあまり得意ではなく、その分とても集中して走行に臨みました。結果、いい走りにつながったと思います。単走優勝は、今シーズンは初めてですが、ここで満足せず、追走も集中力を切らさず走りたいと思います。」
■2012グランツーリスモD1GP Rd.3 単走決勝 結果
■追走トーナメント(天候:晴れ/雨 路面:ドライ→ウェット)
追走トーナメント開始時はドライ路面だったが、ベスト16 の途中で強い雨となり、あっという間に路面は完全にウエットになった。ドライ時の単走決勝で路面にラバーがのっていたこともあり、降りはじめは特に滑りやすい路面状況となり、各選手ミスを連発した。
ベスト16では時田雅義(GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R)、古口美範(TeamBOSS with FALKEN)、内海彰乃(TOYO/RC926)がスピンをし、松川和也(Team UPGARAGE with DRoo-P)はスピンからのクラッシュで敗退となった。
ベスト8でも、手塚強(GOODYEAR Racing BNR34 with Bee★R)、織戸学(DRIVE M7 ADVAN MAX ORIDO RACING)がスピン。さらに唄和也(ORIGIN Labo.RACING & B-West with GOODYEAR)がコースアウトと、大きなミスで勝敗が決した対戦が多く、ベスト4には、谷口信輝(HKS)、熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)、川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)、佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)が勝ち上がった。
この時点で雷が観測されたため、競技は一時中断。観客が屋内に非難する事態となった。また雷が遠ざかった後も濃霧により約1 時間の中断がありその後競技が再開された。
準決勝最初の対戦は谷口vs 熊久保。ここまでノーミスの安定した走りで勝ち上がってきた谷口だったが、1本目の先行時に1つ目のコーナーで大きく流されてしまう。熊久保は2本とも大きなはミスなく、追走トーナメントでは日比野、織戸に続き、谷口と3台のたてつづけに86を倒して決勝進出を決めた。
準決勝もうひとつの対戦は川畑vs佐久間のチームメイト対決。両者とも大きなミスはなかったが、終始角度で川畑が上まわり川畑が勝利を掴む。
結局3位決定戦は谷口vs 佐久間で行われ、両者ミスのない走りで再戦にもつれ込み、その結果僅差で谷口が勝ち、谷口は86での参戦、2戦目にして早くも3位入賞を果たした。
決勝は熊久保vs川畑。1本目は熊久保が先行。川畑は熊久保のマシン角度と車速に合わせることができず、プッシュしてしまい、両者ともスピン。2本目もノーミスで走る熊久保に対し、川畑はコーナーで角度をつけられず、熊久保が優勝を果たした。
- 熊久保信重選手コメント
-
「今回は何の不安もなく、調子がよすぎてもっといけそう、もっといけそうという感じでコースアウトが続出していたくらいでした。追走に入り、雨が降りだし、路面がコロコロ変われば変わるほど、マシンのよさが発揮されるので、正直ラッキーだと思っていました。今回はマシンと経験値に加え、運がよかったのだと思います。」
追走トーナメント決勝戦 (左:川畑真人 VS 右:熊久保信重)
Text & Photo: D1コーポレーション
スーパーGTは7月20日、21日の両日、8月に鈴鹿サーキットで開催されるポッカ1000kmレースをにらんでのテストを同地で行った。
梅雨は明けたものの20日の鈴鹿は早朝より激しい雷雨に見舞われた。午前中に行われた1回目の走行も、午後から行われた2回目のそれぞれ2時間のテストもウェットコンディションでの走行となった。
明けて21日は午後から天候が回復すると予想されたため、午前中に1時間、午後に3時間と走行時間が変更されたものの、午後から本格的な降雨となったため皮肉にも4回目のセッションより、午前の3回目のコンディションが良く、多くのマシンは午前に自身の最速タイムをマークすることとなった。
そんななか、GT500クラスですべてのセッションでトップを奪ったのがウェットでのパフォーマンスに定評のあるミシュランタイヤを履くS Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)。21日午前の一時トラックが乾きかけた3回目のセッションですべてのセッションを通しての最速タイム1分59秒489をたたき出した。
GT500クラス2位はENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也組)。3回目のセッションで1分59秒607をたたき出し、トップS Road GT-Rとこのマシンの2台のみが2分を切った。
GT500クラス3位には、カルソニックIMPUL GR-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が入った。
GT300クラスははやり21日午前の3回目のセッションで2分7秒155のトップタイムをたたき出したS Road NDDP GT-R(関口雄飛/千代勝正組)が総合でもクラストップ。総合クラス2位は条件の悪いセッション4で2分9秒551をマークしたtriple a vantage GT3(星野一樹)が入った。
総合クラス3位にはエヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電(高橋一穂/加藤寛規/濱口弘組)がつけている。
今回初めてテストに参加したMUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中嶋大祐組)総合クラス11位でテストを終えた。
スーパーGTはこの後、7月28、29日にスポーツランドSUGOで第4戦を、そして第5戦がここ鈴鹿サーキットで8月18、19日に1000kmレースとして開催される。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Katsuhiko KOBAYASHI
41st INTERNATIONAL Pokka 1000km -RIJ- (2012/07/21) Official Testing 4 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Maker Model | Driver | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 1 | 500 | 1 | S Road REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 2'00.716 | - | - | 173.177 |
2 | 36 | 500 | 2 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ロイック・デュバル | BS | 2'01.323 | 0.607 | 0.607 | 172.310 |
3 | 32 | 500 | 3 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2'01.509 | 0.793 | 0.186 | 172.047 |
4 | 38 | 500 | 4 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 2'01.700 | 0.984 | 0.191 | 171.776 |
5 | 39 | 500 | 5 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | MI | 2'01.974 | 1.258 | 0.274 | 171.391 |
6 | 35 | 500 | 6 | KeePer Kraft SC430 LEXUS SC430 | 国本 雄資 アンドレア・カルダレッリ | BS | 2'02.041 | 1.325 | 0.067 | 171.297 |
7 | 23 | 500 | 7 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ミハエル・クルム | BS | 2'02.111 | 1.395 | 0.070 | 171.198 |
8 | 24 | 500 | 8 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 2'02.254 | 1.538 | 0.143 | 170.998 |
9 | 6 | 500 | 9 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 2'02.350 | 1.634 | 0.096 | 170.864 |
10 | 12 | 500 | 10 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 2'02.408 | 1.692 | 0.058 | 170.783 |
11 | 18 | 500 | 11 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 カルロ・ヴァン・ダム | BS | 2'02.548 | 1.832 | 0.140 | 170.588 |
12 | 100 | 500 | 12 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 2'02.609 | 1.893 | 0.061 | 170.503 |
13 | 17 | 500 | 13 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 2'02.795 | 2.079 | 0.186 | 170.245 |
14 | 8 | 500 | 14 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 小林 崇志 伊沢 拓也 | BS | 2'02.847 | 2.131 | 0.052 | 170.173 |
15 | 19 | 500 | 15 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | 2'03.920 | 3.204 | 1.073 | 168.699 |
16 | 66 | 300 | 1 | triple a Vantage GT3 ASTON MARTIN V8 Vantage | 星野 一樹 | YH | 2'09.551 | 8.835 | 5.631 | 161.368 |
17 | 11 | 300 | 2 | GAINER DIXCEL R8 LMS Audi R8-LMS ultra | 田中 哲也 平中 克幸 余郷 敦 | DL | 2'10.646 | 9.930 | 1.095 | 160.015 |
18 | 2 | 300 | 3 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | 2'10.813 | 10.097 | 0.167 | 159.811 |
19 | 31 | 300 | 4 | apr HASEPRO PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | YH | 2'11.458 | 10.742 | 0.645 | 159.026 |
20 | 3 | 300 | 5 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 関口 雄飛 千代 勝正 | YH | 2'11.830 | 11.114 | 0.372 | 158.577 |
21 | 16 | 300 | 6 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | BS | 2'13.376 | 12.660 | 1.546 | 156.739 |
22 | 61 | 300 | 7 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 2'13.377 | 12.661 | 0.001 | 156.738 |
23 | 43 | 300 | 8 | ARTA Garaiya ASL ARTA Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 2'13.546 | 12.830 | 0.169 | 156.539 |
24 | 21 | 300 | 9 | ZENT Audi R8 LMS Audi R8-LMS | 都筑 晶裕 シンディ・アレマン リチャード・ライアン | YH | 2'13.578 | 12.862 | 0.032 | 156.502 |
25 | 4 | 300 | 10 | GSR ProjectMirai BMW BMW Z4 GT3 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | YH | 2'13.731 | 13.015 | 0.153 | 156.323 |
26 | 99 | 300 | 11 | Racerbook Audi R8 LMS Audi Audi R8-LMS CJJ | マイケル・キム 安岡 秀徒 都筑 善雄 | YH | 2'14.516 | 13.800 | 0.785 | 155.411 |
27 | 27 | 300 | 12 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ Ferrari F430 GTC | 山岸 大 井口 卓人 | YH | 2'15.141 | 14.425 | 0.625 | 154.692 |
28 | 88 | 300 | 13 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 青木 孝行 澤 圭太 山西 康司 | YH | 2'15.212 | 14.496 | 0.071 | 154.611 |
29 | 911 | 300 | 14 | エンドレス TAISAN 911 PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 2'15.383 | 14.667 | 0.171 | 154.415 |
30 | 5 | 300 | 15 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 植田 正幸 | YH | 2'15.917 | 15.201 | 0.534 | 153.809 |
31 | 33 | 300 | 16 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 2'16.800 | 16.084 | 0.883 | 152.816 |
32 | 48 | 300 | 17 | DIJON音々CALLAWAYワコーズED CALLAWAY Corvette Z06R GT3 | 高森 博士 密山 祥吾 井上 恵一 | YH | 2'20.201 | 19.485 | 3.401 | 149.109 |
33 | 87 | 300 | 18 | JLOC ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 山西 康司 山内 英輝 山下 潤一郎 | YH | 7'49.822 | 5'49.106 | 5'29.621 | 44.496 |
- | 0 | 300 | 19 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 | YH | absence | - | - | - |
- | 52 | 300 | 20 | GREEN TEC & LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 黒澤 治樹 中谷 明彦 | YH | absence | - | - | - |
41st INTERNATIONAL Pokka 1000km -RIJ- (2012/07/21) Official Testing 3 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Maker Model | Driver | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 1 | 500 | 1 | S Road REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 1'59.489 | - | - | 174.955 |
2 | 6 | 500 | 2 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 1'59.607 | 0.118 | 0.118 | 174.782 |
3 | 12 | 500 | 3 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 2'00.631 | 1.142 | 1.024 | 173.299 |
4 | 23 | 500 | 4 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ミハエル・クルム | BS | 2'00.637 | 1.148 | 0.006 | 173.290 |
5 | 38 | 500 | 5 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 2'00.685 | 1.196 | 0.048 | 173.221 |
6 | 18 | 500 | 6 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 カルロ・ヴァン・ダム | BS | 2'00.789 | 1.300 | 0.104 | 173.072 |
7 | 100 | 500 | 7 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 2'00.933 | 1.444 | 0.144 | 172.866 |
8 | 32 | 500 | 8 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2'01.651 | 2.162 | 0.718 | 171.846 |
9 | 36 | 500 | 9 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ロイック・デュバル | BS | 2'01.871 | 2.382 | 0.220 | 171.535 |
10 | 24 | 500 | 10 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 2'02.510 | 3.021 | 0.639 | 170.641 |
11 | 17 | 500 | 11 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 2'02.672 | 3.183 | 0.162 | 170.415 |
12 | 8 | 500 | 12 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 小林 崇志 伊沢 拓也 | BS | 2'03.218 | 3.729 | 0.546 | 169.660 |
13 | 35 | 500 | 13 | KeePer Kraft SC430 LEXUS SC430 | 国本 雄資 アンドレア・カルダレッリ | BS | 2'03.480 | 3.991 | 0.262 | 169.300 |
14 | 19 | 500 | 14 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | 2'04.078 | 4.589 | 0.598 | 168.484 |
15 | 3 | 300 | 1 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 関口 雄飛 千代 勝正 | YH | 2'07.155 | 7.666 | 3.077 | 164.407 |
16 | 39 | 500 | 15 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | MI | 2'07.235 | 7.746 | 0.080 | 164.304 |
17 | 2 | 300 | 2 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | 2'10.029 | 10.540 | 2.794 | 160.773 |
18 | 11 | 300 | 3 | GAINER DIXCEL R8 LMS Audi R8-LMS ultra | 田中 哲也 平中 克幸 余郷 敦 | DL | 2'10.442 | 10.953 | 0.413 | 160.264 |
19 | 88 | 300 | 4 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 青木 孝行 澤 圭太 山西 康司 | YH | 2'10.595 | 11.106 | 0.153 | 160.077 |
20 | 52 | 300 | 5 | GREEN TEC & LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 黒澤 治樹 中谷 明彦 | YH | 2'11.066 | 11.577 | 0.471 | 159.501 |
21 | 61 | 300 | 6 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 2'11.645 | 12.156 | 0.579 | 158.800 |
22 | 66 | 300 | 7 | triple a Vantage GT3 ASTON MARTIN V8 Vantage | 星野 一樹 | YH | 2'11.700 | 12.211 | 0.055 | 158.733 |
23 | 87 | 300 | 8 | JLOC ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 山西 康司 山内 英輝 山下 潤一郎 | YH | 2'12.969 | 13.480 | 1.269 | 157.219 |
24 | 5 | 300 | 9 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 植田 正幸 | YH | 2'13.186 | 13.697 | 0.217 | 156.962 |
25 | 911 | 300 | 10 | エンドレス TAISAN 911 PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 2'13.210 | 13.721 | 0.024 | 156.934 |
26 | 99 | 300 | 11 | Racerbook Audi R8 LMS Audi Audi R8-LMS CJJ | マイケル・キム 安岡 秀徒 都筑 善雄 | YH | 2'14.373 | 14.884 | 1.163 | 155.576 |
27 | 16 | 300 | 12 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | BS | 2'14.703 | 15.214 | 0.330 | 155.195 |
28 | 21 | 300 | 13 | ZENT Audi R8 LMS Audi R8-LMS | 都筑 晶裕 シンディ・アレマン リチャード・ライアン | YH | 2'15.118 | 15.629 | 0.415 | 154.718 |
29 | 4 | 300 | 14 | GSR ProjectMirai BMW BMW Z4 GT3 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | YH | 2'15.185 | 15.696 | 0.067 | 154.641 |
30 | 27 | 300 | 15 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ Ferrari F430 GTC | 山岸 大 井口 卓人 | YH | 2'20.474 | 20.985 | 5.289 | 148.819 |
31 | 31 | 300 | 16 | apr HASEPRO PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | YH | 2'22.076 | 22.587 | 1.602 | 147.141 |
32 | 48 | 300 | 17 | DIJON音々CALLAWAYワコーズED CALLAWAY Corvette Z06R GT3 | 高森 博士 密山 祥吾 井上 恵一 | YH | 2'24.448 | 24.959 | 2.372 | 144.725 |
- | 43 | 300 | 18 | ARTA Garaiya ASL ARTA Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | no time | - | - | - |
- | 0 | 300 | 19 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 | YH | Absence | - | - | - |
- | 33 | 300 | 20 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | Absence | - | - | - |
41st INTERNATIONAL Pokka 1000km -RIJ- (2012/07/20) Official Testing 2 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Maker Model | Driver | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 1 | 500 | 1 | S Road REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 2'00.981 | - | - | 172.797 |
2 | 32 | 500 | 2 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2'01.805 | 0.824 | 0.824 | 171.628 |
3 | 12 | 500 | 3 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 2'01.990 | 1.009 | 0.185 | 171.368 |
4 | 39 | 500 | 4 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | MI | 2'02.070 | 1.089 | 0.080 | 171.256 |
5 | 6 | 500 | 5 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 2'02.146 | 1.165 | 0.076 | 171.149 |
6 | 23 | 500 | 6 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ミハエル・クルム | BS | 2'02.480 | 1.499 | 0.334 | 170.683 |
7 | 36 | 500 | 7 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ロイック・デュバル | BS | 2'02.599 | 1.618 | 0.119 | 170.517 |
8 | 17 | 500 | 8 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 2'02.819 | 1.838 | 0.220 | 170.211 |
9 | 38 | 500 | 9 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 2'02.984 | 2.003 | 0.165 | 169.983 |
10 | 18 | 500 | 10 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 カルロ・ヴァン・ダム | BS | 2'03.040 | 2.059 | 0.056 | 169.906 |
11 | 100 | 500 | 11 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 2'03.151 | 2.170 | 0.111 | 169.753 |
12 | 8 | 500 | 12 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 小林 崇志 伊沢 拓也 | BS | 2'03.304 | 2.323 | 0.153 | 169.542 |
13 | 35 | 500 | 13 | KeePer Kraft SC430 LEXUS SC430 | 国本 雄資 アンドレア・カルダレッリ | BS | 2'03.482 | 2.501 | 0.178 | 169.298 |
14 | 24 | 500 | 14 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 2'03.540 | 2.559 | 0.058 | 169.218 |
15 | 19 | 500 | 15 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | 2'04.092 | 3.111 | 0.552 | 168.465 |
16 | 66 | 300 | 1 | triple a Vantage GT3 ASTON MARTIN V8 Vantage | 星野 一樹 | YH | 2'10.426 | 9.445 | 6.334 | 160.285 |
17 | 3 | 300 | 2 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 関口 雄飛 千代 勝正 | YH | 2'11.446 | 10.465 | 1.020 | 159.040 |
18 | 88 | 300 | 3 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 織戸 学 青木 孝行 | YH | 2'11.465 | 10.484 | 0.019 | 159.017 |
19 | 11 | 300 | 4 | GAINER DIXCEL R8 LMS Audi R8-LMS ultra | 田中 哲也 平中 克幸 余郷 敦 | DL | 2'11.791 | 10.810 | 0.326 | 158.624 |
20 | 2 | 300 | 5 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | 2'11.858 | 10.877 | 0.067 | 158.543 |
21 | 0 | 300 | 6 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 | YH | 2'13.167 | 12.186 | 1.309 | 156.985 |
22 | 911 | 300 | 7 | エンドレス TAISAN 911 PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 2'13.199 | 12.218 | 0.032 | 156.947 |
23 | 43 | 300 | 8 | ARTA Garaiya ASL ARTA Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 2'13.433 | 12.452 | 0.234 | 156.672 |
24 | 16 | 300 | 9 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | BS | 2'14.998 | 14.017 | 1.565 | 154.856 |
25 | 52 | 300 | 10 | GREEN TEC & LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 黒澤 治樹 中谷 明彦 | YH | 2'15.354 | 14.373 | 0.356 | 154.448 |
26 | 61 | 300 | 11 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 2'15.718 | 14.737 | 0.364 | 154.034 |
27 | 27 | 300 | 12 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ Ferrari F430 GTC | 山岸 大 井口 卓人 | YH | 2'16.340 | 15.359 | 0.622 | 153.331 |
28 | 5 | 300 | 13 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 植田 正幸 | YH | 2'16.536 | 15.555 | 0.196 | 153.111 |
29 | 87 | 300 | 14 | JLOC ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 山西 康司 山内 英輝 坂本 祐也 | YH | 2'16.851 | 15.870 | 0.315 | 152.759 |
30 | 31 | 300 | 15 | apr HASEPRO PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | YH | 2'18.080 | 17.099 | 1.229 | 151.399 |
31 | 4 | 300 | 16 | GSR ProjectMirai BMW BMW Z4 GT3 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | YH | 2'18.263 | 17.282 | 0.183 | 151.199 |
32 | 33 | 300 | 17 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 2'18.953 | 17.972 | 0.690 | 150.448 |
33 | 48 | 300 | 18 | DIJON音々CALLAWAYワコーズED CALLAWAY Corvette Z06R GT3 | 高森 博士 密山 祥吾 飯田 太陽 | YH | 2'22.475 | 21.494 | 3.522 | 146.729 |
- | 21 | 300 | 19 | ZENT Audi R8 LMS Audi R8-LMS | 都筑 晶裕 シンディ・アレマン リチャード・ライアン | YH | absence | - | - | - |
- | 99 | 300 | 20 | Racerbook Audi R8 LMS Audi Audi R8-LMS CJJ | マイケル・キム 安岡 秀徒 都筑 善雄 | YH | absence | - | - | - |
41st INTERNATIONAL Pokka 1000km -RIJ- (2012/07/20) Official Testing 1 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Car Maker Model | Driver | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 1 | 500 | 1 | S Road REITO MOLA GT-R NISSAN GT-R | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 2'01.501 | - | - | 172.058 |
2 | 39 | 500 | 2 | DENSO KOBELCO SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 石浦 宏明 | MI | 2'02.543 | 1.042 | 1.042 | 170.595 |
3 | 32 | 500 | 3 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2'02.615 | 1.114 | 0.072 | 170.495 |
4 | 36 | 500 | 4 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 中嶋 一貴 ロイック・デュバル | BS | 2'02.963 | 1.462 | 0.348 | 170.012 |
5 | 12 | 500 | 5 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 2'03.373 | 1.872 | 0.410 | 169.447 |
6 | 6 | 500 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 2'03.608 | 2.107 | 0.235 | 169.125 |
7 | 38 | 500 | 7 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 2'03.676 | 2.175 | 0.068 | 169.032 |
8 | 23 | 500 | 8 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ミハエル・クルム | BS | 2'03.728 | 2.227 | 0.052 | 168.961 |
9 | 17 | 500 | 9 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 2'03.789 | 2.288 | 0.061 | 168.878 |
10 | 18 | 500 | 10 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 カルロ・ヴァン・ダム | BS | 2'03.865 | 2.364 | 0.076 | 168.774 |
11 | 24 | 500 | 11 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 2'03.966 | 2.465 | 0.101 | 168.637 |
12 | 8 | 500 | 12 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | ラルフ・ファーマン 小林 崇志 伊沢 拓也 | BS | 2'04.032 | 2.531 | 0.066 | 168.547 |
13 | 100 | 500 | 13 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 2'04.045 | 2.544 | 0.013 | 168.529 |
14 | 35 | 500 | 14 | KeePer Kraft SC430 LEXUS SC430 | 国本 雄資 アンドレア・カルダレッリ | BS | 2'04.180 | 2.679 | 0.135 | 168.346 |
15 | 19 | 500 | 15 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 荒 聖治 アンドレ・クート | YH | 2'05.252 | 3.751 | 1.072 | 166.905 |
16 | 66 | 300 | 1 | triple a Vantage GT3 ASTON MARTIN V8 Vantage | 星野 一樹 | YH | 2'11.040 | 9.539 | 5.788 | 159.534 |
17 | 43 | 300 | 2 | ARTA Garaiya ASL ARTA Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 2'12.975 | 11.474 | 1.935 | 157.212 |
18 | 11 | 300 | 3 | GAINER DIXCEL R8 LMS Audi R8-LMS ultra | 田中 哲也 平中 克幸 余郷 敦 | DL | 2'13.330 | 11.829 | 0.355 | 156.793 |
19 | 3 | 300 | 4 | S Road NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 関口 雄飛 千代 勝正 | YH | 2'15.025 | 13.524 | 1.695 | 154.825 |
20 | 2 | 300 | 5 | エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 濱口 弘 | YH | 2'15.189 | 13.688 | 0.164 | 154.637 |
21 | 27 | 300 | 6 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ Ferrari F430 GTC | 山岸 大 井口 卓人 | YH | 2'15.383 | 13.882 | 0.194 | 154.415 |
22 | 61 | 300 | 7 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 2'15.698 | 14.197 | 0.315 | 154.057 |
23 | 911 | 300 | 8 | エンドレス TAISAN 911 PORSCHE 911 GT3 R | 峰尾 恭輔 横溝 直輝 | YH | 2'15.821 | 14.320 | 0.123 | 153.917 |
24 | 0 | 300 | 9 | GSR 初音ミク BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 | YH | 2'15.871 | 14.370 | 0.050 | 153.861 |
25 | 16 | 300 | 10 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | BS | 2'16.315 | 14.814 | 0.444 | 153.359 |
26 | 33 | 300 | 11 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 2'16.540 | 15.039 | 0.225 | 153.107 |
27 | 87 | 300 | 12 | JLOC ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 山西 康司 山内 英輝 坂本 祐也 | YH | 2'16.603 | 15.102 | 0.063 | 153.036 |
28 | 31 | 300 | 13 | apr HASEPRO PRIUS GT TOYOTA PRIUS | 新田 守男 嵯峨 宏紀 中山 雄一 | YH | 2'17.640 | 16.139 | 1.037 | 151.883 |
29 | 88 | 300 | 14 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3 | 織戸 学 青木 孝行 | YH | 2'19.143 | 17.642 | 1.503 | 150.243 |
30 | 52 | 300 | 15 | GREEN TEC & LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | 竹内 浩典 黒澤 治樹 中谷 明彦 | YH | 2'21.193 | 19.692 | 2.050 | 148.061 |
31 | 5 | 300 | 16 | マッハGoGoGo車検Ferrari458 Ferrari 458 GT3 | 玉中 哲二 植田 正幸 | YH | 2'21.512 | 20.011 | 0.319 | 147.727 |
32 | 4 | 300 | 17 | GSR ProjectMirai BMW BMW Z4 GT3 | 番場 琢 佐々木 雅弘 | YH | 2'21.596 | 20.095 | 0.084 | 147.640 |
33 | 48 | 300 | 18 | DIJON音々CALLAWAYワコーズED CALLAWAY Corvette Z06R GT3 | 高森 博士 密山 祥吾 飯田 太陽 | YH | 2'32.638 | 31.137 | 11.042 | 136.959 |
- | 21 | 300 | 19 | ZENT Audi R8 LMS Audi R8-LMS | 都筑 晶裕 シンディ・アレマン リチャード・ライアン | YH | absence | - | - | - |
- | 99 | 300 | 20 | Racerbook Audi R8 LMS Audi Audi R8-LMS CJJ | マイケル・キム 安岡 秀徒 都筑 善雄 | YH | absence | - | - | - |
2012/07/18
GTアジアシリーズ第5戦 / 第6戦結果
Audi R8 LMS (C)Audi Japan 拡大します
●Audi R8 LMS Cupが第6戦で3位に入賞
●厳しいレースとなった第5戦の後、チームはチャンピオンシップ争いに復帰
台北のジェフェリー リーと香港のマーチー リーのコンビがステアリングを握るAudi R8 LMS Cupが、GTアジアシリーズに正式参戦。第6戦で3位に入賞、表彰台に戻ってきました。
ジェフェリーとマーチーは、富士スピードウェイのデビュー戦となる第5戦では厳しい戦いを余儀なくされましたが、このプロ / アマコンビは第6戦においてAudi R8 LMS ultraの性能を最大限に引き出し、2周目のスピンによる遅れを取り戻して見事に表彰台に上りました。
11戦のうち6戦を終了した現在、Audi R8 LMS Cup(アウディ初のワンメイク シリーズ用のマシン)を駆るチームは、ポイントランキングで2位に肉薄するポジションにあり、マーチーは3位、ジェフェリーは2ポイント差の4位につけています。
土曜日の第5戦は、ジェフェリーが9番グリッドからスタート、このペアにとっては厳しいレースとなりました。9ラップを終えたところでドライバーはマーチーに交替。表彰台への期待は、ピットレーンでの速度超過によるドライブスルー ペナルティによってさらに難しい状況となりましたが、マーチーは決してレースを諦めることなく、Audi R8 LMS ultraは最速ラップをマークして総合9位でレースを終えました。
マーチーは、土曜日に行なわれた2回目の予選で3位のラップタイムを記録。マーチーはウェットコンディションとなった第6戦を第3グリッドからスタートしました。スタート直後の第1コーナーで彼は2位に浮上し、1周終了までには先頭を走行していました。しかし2周目で、リードを広げようとしてスピン、4位までポジションを落としてしまいます。しかし彼は、アウディの軽量化技術の能力を存分に活かして着実に差を縮め、11周目で3位に浮上しました。
交替したジェフェリーも3位のポジションをキープ。ペースを保ち、マシンを無事にゴールまで到達させ、2人で表彰台に返り咲きました。
アウディスポーツ カスタマーレーシング チャイナのディレクターであるレネ コーンバーグは、次のようにコメントしています。「今週末は表彰台に戻ってくることができ、また選手権で掲げた目標を富士スピードウェイで達成することができたので良かった。また、Audi R8 LMS Cupを日本の皆様に紹介できたことを大変うれしく思う。来月の鈴鹿も楽しみにしている。」
Audi R8 LMS Cupは、2012年8月18日~19日に鈴鹿サーキットで行われる、GTアジアシリーズ第7戦と第8戦でも見ることができます。
ジェフェリー リー:
「表彰台にまた上がることができて嬉しい。いくつかミスも犯してしまったが、今日はよい結果が出て良かった。この週末は、私たちにとってよい経験となった。雨の中でAudi R8 LMS ultraを走らせたのは初めてだったが、ウェットコンディションでも速いことが分かって良かった。」
マーチー リー:
「2周目のスピンは大きなミスだったが、激しい競争の中で、限界の走りをした結果なので仕方ないと思っています。スピンのあとは、追い上げに全力を注いたが、マシンはすばらしい仕事をしてくれた。Audi R8 LMS ultraは大変バランスが良く、悪天候下でも速いペースを維持することができた。富士を走るのは初めてだったが、次回はもっと良い結果が出せると思う。」
Audi R8 LMS Cup(中国)によるリリースの翻訳版です。
アウディジャパン・プレスリリース
第5戦、第6戦共に平川亮(中央)が優勝、中山雄一(左)が2位に入った
全日本F3選手権の第3大会(第5戦、第6戦)が7月14日(土)と15日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。
今季の同シリーズには、CクラスにTOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が4台出場、Nクラスは参戦車両8台全てがTOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを使用している。
14日(土)未明まで降っていた雨は上がったものの路面はウェットコンディションで、朝8時という早朝から第5戦の予選(10分間)が行われ、好調な平川亮(RSS)が今季4度目となるポールポジションを獲得。中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)が2番手で続いた。3番手にはNクラスの平峰一貴(HFDP RACING)が入り、山内英輝(B-MAX ENGINNERING)が4番手となった。
10分間のインターバルを経て実施された第6戦の予選も、若干乾き始めてはいるもののウェットコンディションで、各車ウェットタイヤでのアタックとなったが、唯一スリックタイヤを装着したNクラスのギャリー・トンプソン(SGC BY KCMG)が最終ラップでトップタイムをマーク。ポールポジションを獲得した。平川は2番手。山内、中山が3,4番手で続くこととなった。
第5戦決勝(15周)はドライコンディションで午後1時23分にスタート。スタート直後こそポールポジションの平川と2番手の中山がポジションを争ったが、平川が首位をキープ。
平川は周回ごとに2位中山との差を広げていき、最後は9秒もの差を付けてトップチェッカー。ポール・トゥ・ウィンとファステストラップ獲得のフルマークで今季3勝目を挙げた。一方、2位の中山は終盤、ラファエル・スズキ(TODA RACING)からの猛攻を受けることとなったが、何とか凌ぎきり、2位でフィニッシュ。
Nクラスではクラスポールの平峰がトップのままチェッカー。総合でも表彰台の3台に続く4位という好結果となった。クラス4番手からスタートした勝田貴元(TOM'S SPIRIT)は、序盤3位争いを展開したが、後方から接触されスピン、最後尾へと後退。しかしそこから追い上げ、クラス4位でフィニッシュした。
15日(日)午前10時13分、第6戦決勝(21周)がスタート。Nクラスながらポールポジションを獲得したトンプソンだったが、スタートでは平川が前に出て首位に浮上。続くコーナーでも中山、山内らがトンプソンをパスしていった。
その後は首位を逃げる平川が前日同様に2位中山との差を広げていき、独走でトップチェッカー。今大会富士を完全制覇し、今季4勝目となった。中山は2戦連続の2位でランキング2位へと浮上。山内が4位、リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)が5位に入った。
Nクラスでは、ポールポジションのトンプソンと平峰、勝田らが激しいバトルを展開。得意のブレーキングで一度は首位に立った勝田だったが、トンプソンをパスした際に走路妨害があったとして10秒間のピットストップペナルティ。これにより首位に立った平峰が勝利を挙げ、第3戦から4連勝を飾った。
次戦第4大会(第7戦、第8戦)は8月4日(土)5日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催される。
Text & Photo: TOYOTA
優勝したアンドレ・ロッテラー(中央左)、2位中嶋一貴(左)、
3位大嶋和也とトヨタドライバーが表彰台を独占した
フォーミュラ・ニッポンの第4戦が7月14日(土)、15日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。
前戦オートポリスから約1ヶ月半ぶりとなる今大会は、全7戦で争われるシリーズの折り返しとなる。
14日(土)は前夜の降雨により、朝方の公式練習走行はウェットコンディションとなったが、その後雨は止み、全日本F3の第5戦決勝が行われた時点では路面はドライ。しかし、全日本F3の決勝レース中に再び小雨に見舞われ、続いてノックアウト方式で行われたフォーミュラ・ニッポンの予選は、まだスリックで走れるがウェット宣言が出されるという状態で、午後2時10分から開始された。
Q1は赤旗中断もあったが、セッション中に雨は止んだため、再開後各車順調にタイムアップ。アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がトップタイムをマークした。上位13台がQ2へと進出するこのセッションでは嵯峨 宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が14番手、折目 遼(SGC by KCMG)が17番手で敗退となった。
Q2では、Q1でトップタイムをマークしたロッテラーのタイムが伸びず、まさかの9番手敗退。ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)も10番手でQ3進出を逃すことに。安田 裕信(KONDO RACING)が12番手となった。
上位8台で争われたQ3は、セッション開始直前に再び雨が降り始め、コースは一気にウェットへ。セッション開始と同時に先陣を切ってコースインした中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)がポールポジションを獲得。大嶋 和也(Team LeMans)が2番手。国本 雄資(Project μ/cerumo・INGING)が自身最高位グリッドとなる4番手につけた。
5番手に松田 次生(TEAM IMPUL)、6番手にJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が続き、パドルシフト不調に見舞われた平手 晃平(Project μ/cerumo・INGING)は8番手となった。尚、平手はQ1セッション中にピット出口のホワイトラインをカットしたとして、決勝レースでは3グリッド降格。11番手グリッドから決勝レースをスタートすることとなった。
15日(日)コース路面はほぼ乾いているが空は低い雲が覆い、決勝レース直前のウォームアップラン中にも若干降雨があるなど、タイヤ選択が悩ましい状況でスタートを迎えることとなった。12番手スタートの安田のみウェットタイヤ、それ以外は全車スリックタイヤでスターティンググリッドについた。
午後2時、55周(250km)で競われる決勝レースのスタートが切られた。ポールポジションの中嶋一貴と2番手の大嶋は一歩も譲らず、サイド・バイ・サイドのまま1コーナーに進入。続くコーナーで前に出た大嶋が首位に浮上した。後方では、6台が横並びで1コーナーへと向かうほどの混戦模様となったが、8番手グリッドのロッテラーが好ダッシュを見せ、4位にジャンプアップ。
2周目に入るストレート上では、多くの車両がオーバーテイクシステムを点滅させての激しい順位争いが繰り広げられ、ロッテラーは前を行く国本をパス、3位に浮上した。
その直後、2周目の1コーナーでは中嶋一貴が大嶋のインをつき、一旦は前に出たと思われたが、止まりきれずアウトにはらんだところを大嶋が抜き返し、首位をキープ。その後は大嶋、中嶋一貴、ロッテラーが1秒ほどの差でトップグループを形成した。
5周目あたりからコースの一部で降り始めた雨は、20周目過ぎにはかなり強くなり、部分的に激しい水煙を巻き上げるほどとなった。このため、国本ら数台がピットインしウェットタイヤへと交換したが、国本より上位の車両は難コンディションの中スリックのまま走行を続けた。
30周目を過ぎると雨の勢いは弱まり、部分的には晴れている場所も出てくる状態に。中嶋一貴は大嶋との差を詰め、トップグループでは最初の39周目にピットイン、タイヤを交換せず、給油のみでピットアウト。翌周にピットに向かった大嶋も同じ作戦でコースに復帰したが、中嶋一貴は僅差で大嶋の前に出ることに成功した。
その翌周ピットへ向かったロッテラーは、中嶋一貴、大嶋の後方でコースへ復帰したが、大嶋を猛追。テール・トゥ・ノーズに持ち込みプレッシャーをかけると、49周目1コーナー進入のブレーキングで大嶋がバランスを崩した隙を逃さず、ロッテラーは大嶋をパスし、2位に浮上した。
勢いに乗るロッテラーは首位を逃げるチームメイトの中嶋一貴にも迫り、激しいバトルを展開。残り5周ほどの時点で、再び最終コーナー方面で雨が降り始め、難コンディションとなる中、残り3周、ロッテラーは最終コーナー手前の第13コーナーからプリウスコーナーにかけて中嶋一貴のインを付いて並び、首位を奪取。
逆転を許した中嶋一貴は最後までロッテラーを追ったが、ロッテラーが逃げ切り、トップでチェッカー。今季2勝目を挙げた。
中嶋一貴が2位。大嶋が3位で表彰台を獲得。4位は10番手スタートから見事な追い上げを見せたデュバルが入った。デュバルらと激しいバトルを展開し観客を魅了した松田が5位。オリベイラが6位。7位、8位には平手、国本のセルモ・インギングコンビが入り、入賞圏内のトップ8をトヨタエンジン搭載車が独占した。
今大会の結果、ドライバーズポイント争いでは中嶋一貴が再び首位に浮上。ロッテラーが4点差の2位で続いている。
次戦第5戦は8月4日(土)5日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催される。
Text & Photo: TOYOTA
- 2012年7月15日(日)・決勝 会場:富士スピードウェイ(4.563km) 決勝レース:55周(250.965km)
天候:曇りときどき雨 気温:25℃(14:00時点) 路面温度:30℃(14:00時点)
コースコンディション:ドライのちセミウエット 観客:1万7700人(主催者発表)
7月15日(日)、静岡県・富士スピードウェイにおいて、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦の決勝レースが開催されました。
雨が降る可能性は低いとの天気予報とは裏腹に、富士スピードウェイのある小山町は今日も降ったり止んだりのはっきりしない空模様となりました。これにともない、路面コンディションはドライからウエットへ、ウエットからドライへと、何度となく移り変わり、各チームとドライバーを悩ませました。
昨日、行われた公式予選では、前戦オートポリスで初優勝を遂げ、現在ポイントリーダーに立つ#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がHonda勢のトップとなる3番グリッドを獲得。さらに、フォーミュラ・ニッポンにデビューして2年目の#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)が公式予選で自身初のQ3進出を果たし、7番グリッドを手に入れました。続いて、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は10番グリッド、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は13番グリッド、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は15番グリッド、スポット参戦の#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)は16番グリッド、そしてQ1でスピンを喫してラップタイムを記録できなかった#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は18番グリッドから、それぞれ55周の決勝レースに挑むことになりました。
スタート進行が始まった午後1時過ぎ、コースはいったんすっかり乾きましたが、時折り雨がぱらつく空模様は相変わらずで、そのたびにコースの一部が湿りました。ただし、スタートが切られる午後2時が近づいても、コースの大半が乾いていたため、18台中17台がドライ用のスリックタイヤで決勝レースに臨みました。
午後2時、1周のフォーメーションラップに続いて決勝レースのスタートが切られました。3番グリッドの#41 塚越選手はスタートのタイミングがあわずに出遅れて6番手に後退。逆に#16 山本選手は2つポジションを上げ8番手で1周目のホームストレートを通過しました。以下、オープニングラップが終わった段階で、#32 小暮選手は10番手、#31 中嶋選手は11番手、#10 金石選手は13番手、#40 伊沢選手は14番手、#11 中山選手は16番手となっていました。
2周目から3周目にかけて、#41 塚越選手と#16 山本選手はそれぞれ7番手と9番手にポジションを下げます。この段階で上位陣は1分30秒前後で周回を重ねていました。
そのあと、5周目前後から軽い雨が降り始めます。序盤は、まだ路面を濡らすほどの雨脚ではなかったのですが、そのあとも小雨が降り続き、路面はハーフウエット状態に変化してスリックタイヤで走行するのが困難な状況となってきました。しかし、今にも雨は止みそうな空模様だったため、各チームはすぐにタイヤを交換する作戦を採らず、各ドライバーはウエット路面をスリックタイヤのままで我慢の走行を続けました。このため、#31 中嶋選手や#11 中山選手は軽いコースオフを喫しましたが、マシンにダメージを与えることもなく、そのまま周回を続けていきました。
その中でも、予選でのミスによって最後尾グリッドからの追い上げとなった#40 伊沢選手は、前半から積極的に追い上げを試み、15周目には10番手まで浮上しました。続く16周目には#16 山本選手をパスし、9番手へと駒を進めます。そして、#41 塚越選手は引き続き7番手を走行。#16 山本選手は10番手、#31 中嶋選手は11番手、#32 小暮選手は13番手、#10 金石選手は14番手、#11 中山選手は17番手につけました。
雨脚が強まったのは25周目を迎えたころ。このとき、ホームストレートでは時折り晴れ間が見られるものの、最終セクター付近では軽い水煙が上がるほどコースが濡れるなど、場所によってコンディションが異なる状況でした。一方で、レースの折り返し地点が迫っていたために、ピットストップのタイミングも近く、各チームはレインタイヤに履き替えるか、スリックタイヤで継続するかで頭を悩ませていました。
ここでいち早くピットストップを行ったのは#16 山本選手と#32 小暮選手。2人は27周目にピットに入ると、給油とレインタイヤへの交換を済ませてコースへと復帰していきます。この時点でのコースコンディションからすれば、2人の判断は的を射たものでした。また、29周目には#41 塚越選手もこれに続き、レインタイヤへの交換を行いました。
ところが、期待されたほど雨が降り続くことはなく、一時は1分46秒台まで落ち込んだラップタイムは37周目に1分40秒前後まで回復。このまま雨脚が強くならなければ、スリックタイヤのまま走行した方がむしろ有利な状況となりました。そこで、38周目にピットインした#10 金石選手と#31 中嶋選手はいずれもスリックタイヤのままコースに復帰。39周目には#11 中山選手、41周目には#40 伊沢選手がピットストップを行いましたが、いずれもスリックタイヤのまま走り続ける作戦を採りました。
全車がピットストップを終えた43周目の段階で、Honda勢のトップは5番手を走行する#41 塚越選手。そしてレース前半に好タイムをマークしていた#32 小暮選手は8番手まで浮上し、#16 山本選手は9番手、#40 伊沢選手は11番手、#31 中嶋選手は13番手、#11 中山選手は15番手となって、レース終盤の追い上げを期していました。一方、#10 金石選手はパドルシフト系に問題を抱えたためにピットで修復作業を実施。この影響で17番手となっていました。
レース終盤に向けてさらにコースコンディションは回復。このため、レインタイヤで走行を続ける#41 塚越選手はじわじわと後退し、結果的に9位となってチェッカーフラッグを受けました。#32 小暮選手は10位、#31 中嶋選手は11位、#16 山本選手は12位、49周目にスピンを喫した#40 伊沢選手は13位、スポット参戦でフォーミュラ・ニッポンのデビューレースとなった#11 中山選手は15位で完走を果たしました。#10 金石選手はピットでの修復作業が長引いた関係で規定周回数を満たすことができず、残念ながら完走扱いとはなりませんでした。
優勝は#1 アンドレ・ロッテラー選手(PETRONAS TEAM TOM’S)でした。
この結果、ドライバーのシリーズポイント争いでは#41 塚越選手が通算23点で3番手となり、さらに#40 伊沢選手は17点で5番手、#16 山本選手は4点で9番手となりました。
フォーミュラ・ニッポン第5戦は8月4、5日に栃木県・ツインリンクもてぎで開催されます。
- 坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
-
「今回は、空力を研究して車体性能やブレーキング性能を上げてきましたが、攻めすぎた部分もあり、ドライバーの感覚に合致させるためにはもう少し時間が必要だと感じました。また、ピットストップでのタイヤ交換も、天候を読むという部分で裏目に出てしまった側面があります。ただし、今後に向けて期待のできる材料も見つかっているので、これをうまく生かして次戦につなげていきたいと思います」
- 塚越広大選手(9位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-
「まず、スタートで失敗して順位を落としてしまいました。そのあと、天候が荒れ、トップと同じ作戦では勝つのが難しいと考えられたので、早めにピットストップを行いましたが、結果的には自分たちの期待していた天候にはなりませんでした。今回は、いくつか反省点がある一方で、自分たちができることはしっかりやったという思いもあります。次戦のもてぎでは、今回の反省点を念頭に置き、しっかりとポイントが稼げるようにがんばりたいと思います」
- 小暮卓史選手(10位 #32 NAKAJIMA RACING)
-
「苦しいレースで、順位も10位と振るいませんでした。ただし、サスペンションの前後バランスについては一歩前進したという手応えがありました。次のもてぎに向けては、今回のデータを元にしてセッティングを見直し、ベストを尽くしたいと考えています」
Text & Photo: HONDA
会見に出席したのは左から中嶋一貴選手、坂東正明GTA社長、堤健吾富士スピードウェイ社長、白井裕JRP社長、アンドレ・ロッテラー選手
GTアソシエイション(GTA)と日本レースプロモーション(JRP)、富士スピードウェイの3社は7月15日、フォーミュラニッポン第4戦の開催されている富士スピードウェイで会見を行い、11月16(金)〜18日(日)に予定されているJAFグランプリ SUPER GT & Formula NIPPON"富士スプリントカップ"の開催概要を発表した。
3年目を迎える今回のキャッチコピーは「シーズンエンドの超・真剣勝負」とし、昨年同様にスーパーGTは各クラス2レースずつの計4レース、フォーミュラニッポンは日曜日に1レースを、それぞれ22周(100km)で行う。
今回はまた、地元小山町の町制施行100周年にも当たるため、記念事業として11月15日(木)、小山町総合文化会館で公開車検を行うことになった。
併催レースはVitzレースグランドファイナル、F4コンストラクター日本一決定戦などが例年通りに行われ、往年の名ドライバーが参加してのレジェンドカップも予定されている。こちらの使用車両については未だ調整中としながらも、富士スピードウェイからは「今年はどうしても使いたいクルマがあるので」と思わせぶりな発言も飛び出している。
おそらくは「あの」クルマを指しているのだろう。
こちらの動向にも要注目だ。
観戦チケットは9月12日(水)より富士スピードウェイ公式サイト、全国のコンビニエンスストアで一斉に発売を開始する。一般観戦権は土日二日間有効で5500円、ペアチケットは10000円等、各種用意されている。
会見に出席した中嶋一貴選手のコメント
去年同様の忙しい週末になりそうです。去年はフォーミュラニッポンでは3位でしたが、GTでは悔しい結果に終わったので、そのリベンジを果たしたい。シリーズ戦のようなプレッシャーが無いので、思い切ったレースが出来ます。
アンドレ・ロッテラーのコメント
一昨年は自分に採って非常にいい結果が出せましたが、去年は思い通りにならなかったので、今年こそはそのリベンジをしたいです。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
7月15日、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦の決勝が富士スピードウェイで行われた。レースは、梅雨前線の影響でコンディションが目まぐるしく変わる難しいレースとなったが、ディフェンディング・チャンピオンのアンドレ・ロッテラー(ペトロナス・トムス)が、残り2周で先行するチームメイトの中嶋一貴を逆転。今季2勝目を挙げた。
昨日のノックアウト方式の予選は、最終Q3が急な雨によって運に左右された結果となった。このため、必ずしも速さの順に並んだグリッドではない部分もあり、決勝では多くのパッシングシーンが期待された。さらに、不順な天候が不確定要素となって、見る側にとっては面白い、チーム側にとっては難しいレースとなることが予想された。
午後2時のスタート時間が近づいてくると、それまでグズっていた空からまた雨粒が落ちてきたが、これもいつまで続くのか予測は難しい。グリッドに就いたマシンは、ほとんどがスリックタイヤをチョイスしたが、ただ一人#3安田(コンドー)のみがレインタイヤで無謀とも思える賭けに出た。
序盤レースをリードしたのは#7大嶋(ルマン)。スタート直後の1コーナーでトップに立つと、PP#2中嶋、8番グリッドから大きくジャンプアップした#1ロッテラーを従えて周回を重ねる。途中雨が強く落ちてくることもあったが、3者の間隔はつかず離れずで順位に変動はなかった。
後方では、最後尾スタートの#40伊沢(ドコモ・ダンディライアン)が9位までポジションアップしたのが目立ったところ。賭けに出た#3安田は完全に読みが外れ、入賞を諦め淡々と走行するしかなくなっていた。
レースが動いたのは40周目。ここまで一進一退の攻防を見せていた#7大嶋と#2中嶋が相次いでピットイン。先に動いた#2中嶋が給油のみでピットアウトすると、翌周にピットインした#7大嶋も同様の作戦に出る。しかし、#7大嶋はピットアウトの際マシンのスピードリミッターが解除できずに数秒をロス。作業時間の少なかった#2中嶋が、ピットアウトしてきた#7大嶋を抑え込んで1コーナーでトップに出る。
このトップグループから、やや遅れて4位争いを演じたのは#19オリベイラ、#20松田のインパルコンビ。この両者もピットインするまでこの位置を守り続けた。
トップ#2中嶋と2位#7大嶋の差はその後徐々に開きはじめ、このまま順位は確定かと思われた。しかし、残り10周から3位#1ロッテラーがこの両者を猛追。3秒あった2位#7大嶋との差を毎周確実に削り取り、ついに50周目の1コーナーでミスを誘って前に出る。
2位を得た#1ロッテラーの勢いは止まるところを知らず、すぐさま#2中嶋の追撃態勢に入る。ここまで濡れたテクニカルセクションで速さを見せていた#1ロッテラーは、早くも次の周には#1中嶋の背後に迫り、53周目のプリウスコーナーで、ついに逆転。
コースコンディションが目まぐるしく変わり、神経を擦り減らすレースで最後まで耐えてきた#1ロッテラーは、残り2周を切ったところでこのレース初めてのトップへ躍り出ると、そのまま今季2勝目のチェッカーを受けた。
トップグループの約20秒後方で繰り広げられた4位争いを制したのは、終盤追い上げを見せた#8デュバル(キグナス・スノコ)。40周を過ぎてから#39国本(セルモ・インギング)#20松田らを料理して、前回の3位に続く上位入賞を果たした。
Text: Shigeru KITAMICHI / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第4戦 -RIJ- (2012/07/15) Race Result Weather:Rainy Course:Semi-Wet
2012 Formula Nippon Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
1 | 1 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 55 | 1:28'45.190 |
2 | 2 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 55 | 1.090 |
3 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 55 | 4.584 |
4 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 55 | 30.292 |
5 | 20 | 松田 次生 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 55 | 33.714 |
6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 55 | 52.702 |
7 | 38 | 平手 晃平 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 55 | 56.544 |
8 | 39 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 55 | 1'05.668 |
9 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 55 | 1'08.199 |
10 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 55 | 1'13.398 |
11 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 55 | 1'14.181 |
12 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 55 | 1'30.390 |
13 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 55 | 1'30.715 |
14 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 54 | 1Lap |
15 | 11 | 中山 友貴 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 54 | 1Lap |
16 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 53 | 2Laps |
----- 以上規定周回(49 Laps)完走 ---- |
- | *10 | 金石 年弘 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 44 | 11Laps |
- | 18 | 折目 遼 | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 37 | 18Laps |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- Fastest Lap: CarNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL) 1'29.031 (4/55) 184.507km/h
- CarNo.10は、全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第3章第32条11.違反(タイヤ交換時の危険行為)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
GTアジア第6戦は15日、フジスピードウェイで40分の決勝レースを行い、予選5位からスタートしたHisamori HAYASHI(Porsche 997 GT3R)が優勝した。
レースは12時10分、断続的に降る雨の中、ローリングを開始。スタートでは予選2位のHisao SHIGETA(Porsche 997 GT3R)が1コーナーでスピン。コースアウトして早くもリタイアとなった。
オープニングラップをトップで戻ってきたのは予選3位のMarchy/Jeffry(Audi R8 KMS Ultra)。2位にはポールシッターで第5戦のウィナーMOK Weng Sun(Ferrari F458 GT3)がつけ、3位に日本のDirection Racingから参戦のHisamori HAYASHI(Porsche 997 GT3R)が続く。
しかし2周目にトップを走るMarchy/Jeffryがスピンして順位を落とすと、Sunがトップに立ち、2位にはHAYASHIをかわしたLI Zhi Congが上がる。HAYASHIは3位に落ちた。
さらにCongはトップを走るSunに狙いを定め激しいバトルのすえ、8周目に入った1コーナーでSunをかわしついにトップに立った。
その後、所定のピットイン・アウトを終えてもこの順位は変わらず、トップCong、2位Sun、3位HAYASHIと続く。
しかし16周目で2位を走るSunがスピンし、2位に上がったHAYSHIがトップを走るCongを捉え、ついにトップに躍り出た。
レースは22周で40分を超えたためこの周でチェッカー。優勝はHAYSASHI、2位にはConが入り、3位にはMarchy/Jeffreyが続いた。
この後、このレースは日本国内で鈴鹿、オートポリスと転戦。最終戦をマカオGPで迎える。
Text: Yoshinori OHNISHI
GT Asia -RIJ- (2012/07/15) Final Race Weather:Rain-Cloudy Course:Wet-Dry
2012 GT Asia Round 6 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | Class | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Lap | Total_Time Behind |
1 | GT3 | 4 | Hisamori HAYASHI | PORSCHE 997 GT3 R | Direction Racing | 22 | 41'14.095 |
2 | GT3 | 9 | LI Zhi Cong | PORSCHE 997 GT3R | Asia Racing Team | 22 | 4.862 |
3 | GT3 | 7 | Marchy / Jeffrey | Audi R8 LMS Ultra | Audi R8LMS Cup | 22 | 14.057 |
4 | GT3 | 24 | Dilantha MALAGAMUWA | Lamborghini LP560 GT3 | Dilango Racing | 22 | 49.314 |
5 | GT3 | 5 | Samson CHAN | FORD GT3 | Craft Eurasia Racing Hong Kong | 22 | 50.803 |
6 | GT3 | 99 | Yukinori TANIGUCHI | Audi R8 LMS | Hitotsuyama Racing | 22 | 1'03.839 |
7 | GT3 | 22 | David LAI | Ferrari F458 GT3 | Team Clearwater Racing | 22 | 1'04.473 |
8 | GT3 | 6 | Hiro NISHIDA | BMW Z4 | Field Motorsport | 21 | 1Lap |
9 | GTM | 16 | Wayne SHEN | Ferrari F430 GT | Modena Motorsports | 21 | 1Lap |
10 | GTM | 21 | Francis TJIA | Ferrari 430 GT | Modena Motorsports | 21 | 1Lap |
11 | GTM | 77 | Jacky YEUNG | Lamborghini Gallardo GT | Arrows Racing | 21 | 1Lap |
12 | GT3 | 30 | Frank YU | FORD GT3 | Craft Eurasia Racing Hong Kong | 21 | 1Lap |
13 | GT3 | *1 | MOK Weng Sun | Ferrari F458 GT3 | Team Clearwater Racing | 21 | 1Lap |
14 | GT3 | 75 | Clifford CHEN | Ferrari F458 GT3 | Clifford CHEN | 20 | 2Laps |
15 | GTM | 55 | Hideo TAKAHASHI | Ferrari 430 Challenge | Autostrada | 20 | 2Laps |
---- Not Ckassified (19Laps) ---- |
- | GT4 | 82 | Anthony CHAN Kei Ming | LOTUS Evora GT4 | TW Racing | 18 | 4Laps |
- | GT3 | 33 | Hisao SHIGETA | PORSCHE 997 GT3R | Direction Racing | 0 | 22Laps |
- | GTM | 26 | Hideki ONDA | Ferrari F430 GT | Tunewear Racing | | 22Laps |
- | GT3 | 11 | Sasha CHU | PORSCHE 997 GT3R | Asia Racing Team | DNQ | 22Laps |
- Fastest Lap(GT3): CarNo.25 Dilantha MALAGAMUWA (Lamborghini LP 560 GT3) 1'44.759 (19/22) 156.806km/h
- Fastest Lap(GTM): CarNo.16 Wayne SHEN (Ferrari F430 GT) 1'48.568 (18/21) 151.304km/h
- CarNo.1 30seconds time added penalty
7月15日に行われた全日本F3選手権第6戦富士の決勝レースは、スタートでトップに立った#4平川亮(広島トヨペットF312)が後続に大差をつけて21周のレースを制し、今季4勝目を挙げた。
Nクラスはトップグループのうち2台にペナルティが下される荒れた展開となったが、終わってみれば昨日に引き続いて#7平峰一貴が優勝する結果となった。
第6戦決勝は午前10時スタート。
昨日の予選でただ一人スリックタイヤを履き、見事ポールポジションを獲得した#20ギャリー・トンプソンだったが、Cクラスとのパワー差はいかんともしがたく、スタートして間もなく#4平川、#36中山雄一に抜き去られ、続くコカコーラコーナーで#1山内英輝にも先行を許してしまった。
#4平川はその後も順調に周回を重ねるが、2位の#36中山はタイヤの急激なグリップダウンに苦しみ、#4平川のペースについていけない。その結果2台のギャップは徐々に広がっていく。
結局#4平川は#36中山に8.645秒の大差をつけて今季4勝目を挙げた。
3位には7番手スタートながら快調に順位を上げてきた#2ラファエル・スズキが入り、昨日に続いての2戦連続表彰台を戸田レーシングにもたらした。
一方、序盤から大荒れの展開となったのがNクラスだ。
ポールシッターながら続々とCクラスのドライバーにパスされていく#20トンプソン。その後方では目前で激しいバトルを展開する#37リチャード・ブラッドレーに、#8野尻智紀の2台のCクラスに混じって#23佐々木大樹、#35勝田貴元らが集団を形成、その結果2周目のヘアピンで#23佐々木が#8野尻と接触してコース外にはじき出してしまうアクシデントが発生してしまう。この間に佐々木の前に出た#35勝田も、#7平峰に抜かれてクラス2位に後退してきた#20トンプソンに4周目のダンロップコーナーで並びかけた際、トンプソンを押し出してしまった。この結果トンプソンはスピンを喫してしまい、大きく順位を落とすことに。
その後クラストップを走行していた#7平峰を抜いてトップ争いを展開した#23佐々木と#35勝田だったが、両者ともに10秒ストップのペナルティを受けることになり、後退を余儀なくされる。
この結果、一旦はコースアウト等で順位を落としていた#7平峰がトップに返り咲き、昨日に続いて連勝する結果になった。2位には#19マシュー・ホーソーン、3位には#6小泉洋史といずれもこれが初表彰台となるドライバーが続いた。
全日本F3選手権第7戦・第8戦は8月4-5日、ツインリンクもてぎで行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本F3選手権 -RIJ- (2012/07/15) Race Results Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 6 富士スピードウェイ 4.563 km
P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
1 | 4 | | 平川 亮 | 広島トヨペットF312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 21 | 34'27.700 |
2 | 36 | | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 21 | 8.645 |
3 | 2 | | ラファエル・スズキ | MAD CROC TODA F308 | Dallara F308 | HONDA MF204C | 21 | 12.703 |
4 | 1 | | 山内 英輝 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 21 | 18.868 |
5 | 37 | | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 21 | 23.140 |
6 | 7 | N | 平峰 一貴 | HFDP RACING F307 | Dallara F307 | TOYOTA 3S-GE | 21 | 43.164 |
7 | 19 | N | マシュー・ハウソン | KCMG | Dallara F308 | TOYOTA 3S-GE | 21 | 49.822 |
8 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move F306 | Dallara F307 | TOYOTA 3S-GE | 21 | 55.153 |
9 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | KCMG | Dallara F308 | TOYOTA 3S-GE | 21 | 58.275 |
10 | 23 | N | 佐々木 大樹 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 21 | 1'19.538 |
11 | 77 | N | 野呂 立 | スタッフワンCMS F306 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 21 | 1'26.943 |
12 | 35 | N | 勝田 貴元 | TDP SPIRIT F307 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 21 | 1'37.16 |
13 | 13 | N | 吉田 基良 | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 20 | 1 Lap |
---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ---- |
- | 8 | | 野尻 智紀 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204C | 1 | 20 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.4 平川亮(広島トヨペットF312) 1'37.637 (4/21) 168.244km/h
- CarNo.19は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第5条違反(ホワイトラインカット)により、罰金2万円を科す。
- CarNo.23は、全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第28条12.1)2)(他車への接触行為)により、ペナルティストップ10秒およびペナルティポイント1点とする。
- CarNo.23は、全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第28条12.2)3)(他車の走路妨害行為)により、ペナルティストップ10秒を科した。
夜半に降った雨は上がったが、午前8時からのフリー走行でのコースコンディションはハーフウェット。天候は予報でも回復傾向にあるものの、気まぐれな富士スピードウェイの空を考えると、決勝がドライコンディションである保証はない。 各チームは、ウェットセッティングを確認するために、慎重にマシンをコースに送り出す。
真っ先にコースインしたのは、予選でPP(#2中嶋)、9位(#1ロッテラー)と2人のドライバーが明暗を分けたペトロナス・トムスの2台。予選でも積極的な姿勢が結果に結びついており、随所にチーム力の高さが感じられる。
序盤、コースではかなり水しぶきが上がり、ラップタイムも1分41秒台にとどまっていたが、ライン上がうっすらと乾いてくると、タイムも徐々に上がってきた。
開始から18分を過ぎて#20松田(インパル)が1分40秒を切ってくると、これに#2中嶋(トムス)、#39国本(セルモ)、#32小暮(ナカジマ)、#3安田(コンドー)らが39秒台で続き、ここから各車はさらにタイムアップ。
30分間が経過した終了間際には、#1ロッテラー(トムス)が他を圧倒する1分37秒952を叩き出して、このセッションを締めくくり、以下、#20松田、#40伊沢(ドコモ)、#7大嶋(ルマン)、#19オリベイラ(インパル)、#41塚越(ドコモ)と続いた。
この走行で気を吐いた#40伊沢は、予選をスピンで棒に振っているだけに、決勝での最後尾からの巻き返しが期待される。
決勝は、午後2時スタート。55周で争われる。
Text: Shigeru KITAMICHI / Photo: Motorsports Forum, Naoto Katoh
Fニッポン第4戦 -RIJ- (2012/07/12) Free Session #2 Weather:Cloudy Course:Wet
2012 Formula Nippon Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
1 | 1 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'37.952 | - | - | 167.70 |
2 | 20 | 松田 次生 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'38.596 | 0.644 | 0.644 | 166.61 |
3 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'38.741 | 0.789 | 0.145 | 166.36 |
4 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'38.750 | 0.798 | 0.009 | 166.35 |
5 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'39.177 | 1.225 | 0.427 | 165.63 |
6 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'39.195 | 1.243 | 0.018 | 165.60 |
7 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'39.358 | 1.406 | 0.163 | 165.33 |
8 | 2 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'39.386 | 1.434 | 0.028 | 165.28 |
9 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'39.485 | 1.533 | 0.099 | 165.12 |
10 | 10 | 金石 年弘 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'39.613 | 1.661 | 0.128 | 164.91 |
11 | 38 | 平手 晃平 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'39.838 | 1.886 | 0.225 | 164.53 |
12 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'39.877 | 1.925 | 0.039 | 164.47 |
13 | 39 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'39.908 | 1.956 | 0.031 | 164.42 |
14 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'40.074 | 2.122 | 0.166 | 164.15 |
15 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'40.573 | 2.621 | 0.499 | 163.33 |
16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'40.793 | 2.841 | 0.220 | 162.98 |
17 | 18 | 折目 遼 | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'41.502 | 3.550 | 0.709 | 161.84 |
18 | 11 | 中山 友貴 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'41.891 | 3.939 | 0.389 | 161.22 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 2012年7月14日(土)・予選 会場:富士スピードウェイ(4.563km) 天候:曇りときどき雨
気温:24℃(14:00時点) 路面温度:27℃(14:00時点) コースコンディション:ドライのちウエット
7月14日(土)、静岡県・富士スピードウェイにおいて、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦の公式予選が開催されました。
ここ数日、九州を中心に降り続いた大雨の影響を受け、富士スピードウェイのある静岡県地方も雨が降ったり止んだりのはっきりしない空模様が続いています。フリー走行と公式予選が行われた本日も、朝のうちは昨日来の雨の影響でコースコンディションはウエット。その後、いったんは乾いたものの、再び雨がぱらつくたびに路面が濡れるという変わりやすいコンディションとなりました。
今回の第4戦富士大会、ならびに第5戦もてぎ大会では、Hondaのレギュラードライバー6名に加え、SUPER GTシリーズのGT500クラスにHSV-010 GTで参戦している中山友貴選手がフォーミュラ・ニッポンにスポット参戦することになりました。チームはHP REAL RACINGで、#11のナンバーをつけたマシンを走らせます。今回のスポット参戦に際し、中山選手は「フォーミュラ・ニッポンは日本のトップカテゴリーなので、ぜひ参戦したかった。チャンスをくださったHondaとHP REAL RACINGに感謝しています」と語っています。
午前8時45分に始まったフリー走行では、路面が濡れていたために全車ウエットタイヤでコースイン。その後、セッションの半ばくらいからコースが乾いたため、順次スリックタイヤに交換し、引き続きマシンの感触を確かめていきました。
このセッションでHonda勢のトップに立ったのは#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の5番手。以下、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は6番手、前戦のオートポリスでフォーミュラ・ニッポン初優勝を果たし、シリーズポイント首位に立つ#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は7番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は10番手、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は13番手、#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)は15番手、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は16番手となりました。
今回の公式予選はノックアウト方式で行われました。これは、およそ1時間にわたる予選を3つのセッションに分割、最初のセッション(Q1)で上位13番手までに入ったドライバーが2回目のセッション(Q2)に進出。さらに、Q2で上位8番手までに入ったドライバーが3回目のセッション(Q3)に進出し、この結果でポールポジションから8番手までのスターティンググリッドを決めます。なお、9番手から13番手までのグリッドはQ2、14番手から17番手までのグリッドはQ1の結果にしたがって決定します。
Q1が始まる午後2時10分の直前、雨がぱらつき、それまで乾いていたコースの一部を湿らします。このためレースディレクターはウエット宣言を行いましたが、結果的にはほとんどのドライバーがドライ用のスリックタイヤでコースインしました。その後、雨が降ることはなく、間もなくコースは完全なドライコンディションとなります。このセッションでは、#41 塚越選手が1分26秒112で3番手となり、Honda勢のトップに立ちました。さらに、#31 中嶋選手は9番手、#16 山本選手は11番手、#32 小暮選手は12番手となってQ2進出を決めました。一方、#10 金石選手は15番手、#11 中山選手は16番手となり、この段階で明日の決勝でのスターティンググリッドが確定しました。一方、#40 伊沢選手はコースイン直後の最終コーナーでコースアウトを喫したため、ラップタイムを記録することができず、18番手となりました。
続くQ2もコースコンディションは完全にドライ。ここでもHonda勢のトップは#41 塚越選手で、タイムは1分26秒152、順位は4番手でした。これに#31 中嶋選手が6番手で続き、フォーミュラ・ニッポン参戦2年目にして初のQ3進出を果たしました。なお、#16 山本選手は11番手、#32 小暮選手は13番手となり、それぞれの予選順位が確定しました。
トップ8のスターティンググリッドを決めるQ3は、セッション開始直前に再び雨が降り始め、再びウエット宣言が出されます。ただし、まだコースはそれほど濡れていなかったため、各車スリックタイヤを履いてコースインしていきます。ところが、その後も雨脚は強まるいっぽうで、路面は見る間にびしょ濡れとなり、スリックタイヤでの走行は困難となりましたが、ピットストップしてウエットタイヤに交換している間にコンディションがさらに悪化する恐れがあったため、8名のドライバーはそのまま走行を続けていきました。この結果、#41 塚越選手は1分40秒034を記録して3番手、#31 中嶋選手は1分40秒631を記録して7番手となりました。
天気予報によれば明日は雨が降ることなく、終日、曇りになるとの見通しなので、一日を通じて過ごしやすい絶好のレース観戦日和となりそうです。
55周で競われる決勝レースは明日、7月15日(日)の午後2時にスタートが切られます。
- 坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
-
「これまでも富士のレースでは苦戦してきましたが、今回も自分たちの弱点を克服することができず、残念な結果に終わってしまいました。ライバルに比べてまだ劣っている部分があると率直に捉えています。明日は、現在ポイントリーダーの塚越選手がそのポジションを守り通すことが第一の目標となります。一方で、FNで初めてQ3進出を果たした中嶋大祐選手はよくがんばってくれたと思います。明日も上位入賞を果たしてくれるものと期待しています」
- 塚越広大選手(3番手 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-
「シーズン前に富士で行ったテストではあまりいい結果が出ていませんでした。その後、マシンを熟成していったなかでどのように感触が変化したかをフリー走行で確認したかったのですが、タイムとしてはあまり満足できる結果ではありませんでした。それをふまえ、エンジニアといろいろと相談してセットアップを見直してから予選に臨みました。Q1とQ2を走るなかで、自分たちの狙っていた部分はかなり改善されていることが確認できたので、それはよかったのですが、Q3ではアタックのタイミングを逃す形になってしまいました。これは素直に反省したいと思います。とはいえ、3番グリッドは決して悪いポジションではないので、ポイントリーダーの座をキープできるよう、明日の決勝レースでは全力を投じます」
- 中嶋大祐選手(7番手 #31 NAKAJIMA RACING)
-
「Q3進出はチームとして目標にしていたことなので、その意味ではよかったと思います。ただし、ここまでくるのに1年少々かかってしまったことには、みなさんに対して申し訳ないと思っています。今回はもてぎで試したセットアップをベースに少し変更を加えたところ、これがうまく働いてくれました。明日の決勝でも高望みをすることなく、ポイント獲得を目標にしっかり走りきりたいと思います」
Text & Photo: HONDA
GTアジアシリーズは14日、富士スピードウェイで第5戦を行い、ポールポジションからスタートしたMOK Weng Sun(Ferrari F458 GT3)が規定の40分を走りきり優勝した。
GTアジアシリーズは全11戦。すでに第1~4戦がマレーシアのセパン国際サーキットで行われ、ここ富士で第5戦・6戦、日本ではこの後鈴鹿、オートポリスと転戦し、最終戦をマカオで締めくくる。
第5戦決勝レースは15時35分スタート。フォーミュラ・ニッポンQ3予選開始直前に降り始めた雨は上がったが、ウェット路面でレースは始まった。
レースは序盤からポールシッターのMOK Weng Sun(Ferrari F458 GT3)がリード。2位には日本のDirection Racingから参戦のHisao SHIGETA(Porsche 997 GT3R)がつける。この2台の争いに同チームから参戦のHisamori HAYASHI(Porsche 997 GT3R)が加わり激しいGT3勢でのトップ争いが繰り広げられたが、最終的には40分を走り切ってSunが優勝した。
2位には日本のSHIGETAが、3位にはHAYASHIが入った。
GTMクラスは総合13位に入ったHideki ONDA(Ferrari F430 GT)が優勝した。
第6戦決勝は明日15日、12時10分より本日と同じ40分レースとして開催される。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
GT Asia -RIJ- (2012/07/14) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet-Dry
2012 GT Asia Round 5 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Driver | Car | Team | Lap | Total_Time Behind |
1 | GT3 | 1 | MOK Weng Sun | Ferrari F458 GT3 | Team Clearwater Racing | 22 | 40'38.078 |
2 | GT3 | 33 | Hisao SHIGETA | PORSCHE 997 GT3R | Direction Racing | 22 | 17.147 |
3 | GT3 | 4 | Hisamori HAYASHI | PORSCHE 997 GT3 R | Direction Racing | 22 | 17.396 |
4 | GT3 | 9 | LI Zhi Cong | PORSCHE 997 GT3R | Asia Racing Team | 22 | 20.671 |
5 | GT3 | 30 | Frank YU | FORD GT3 | Craft Eurasia Racing Hong Kong | 22 | 21.276 |
6 | GT3 | 22 | David LAI | Ferrari F458 GT3 | Team Clearwater Racing | 22 | 39.278 |
7 | GT3 | 99 | Yukinori TANIGUCHI | Audi R8 LMS | Hitotsuyama Racing | 22 | 40.938 |
8 | GT3 | 5 | Samson CHAN | FORD GT3 | Craft Eurasia Racing Hong Kong | 22 | 49.877 |
9 | GT3 | 7 | Jeffrey LEE | Audi R8 LMS Ultra | Audi R8LMS Cup | 22 | 51.782 |
10 | GT3 | 6 | Hiro NISHIDA | BMW Z4 | Field Motorsport | 22 | 1'36.660 |
11 | GT3 | 24 | Dilantha MALAGAMUWA | Lamborghini LP560 GT3 | Dilango Racing | 22 | 1'48.553 |
12 | GTM | 26 | Hideki ONDA | Ferrari F430 GT | Tunewear Racing | 22 | 1'51.317 |
13 | GTM | 21 | Francis TJIA | Ferrari 430 GT | Modena Motorsports | 21 | 1Lap |
14 | GT3 | 75 | Clifford CHEN | Ferrari F458 GT3 | Clifford CHEN | 21 | 1Lap |
15 | GTM | 77 | Jacky YEUNG | Lamborghini Gallardo GT | Arrows Racing | 21 | 1Lap |
16 | GT3 | 11 | Sasha CHU | PORSCHE 997 GT3R | Asia Racing Team | 21 | 1Lap |
---- Not Classified (GT3:19Laps / GTM: 19Laps) ---- |
- | GT4 | 82 | Anthony CHAN Kei Ming | LOTUS Evora GT4 | TW Racing | 14 | 8Laps |
- | GTM | 16 | Wayne SHEN | Ferrari F430 GT | Modena Motorsports | 9 | 13Laps |
- | GTM | 55 | Hideo TAKAHASHI | Ferrari 430 Challenge | Autostrada | - | DNQ |
- Fastest Lap(GT3): CarNo.7 Jeffrey LEE (Audi R8 LMS Ultra) 1'43.903 (14/22) 158.097km/h
- Fastest Lap(GTM): CarNo.26 Hideki ONDA (Ferarri F430 GT) 1'47.494 (13/22) 152.816km/h
全日本F3選手権第5戦の決勝が7月14日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#4平川亮(広島トヨペットF312)が序盤から後続を突き放し、今季3勝目を挙げた。
Nクラスは#7平峰一貴(HFDP RACING F307)がCクラスをも上回るペースで周回を重ねて優勝、総合でも4位につけた。
第5戦決勝は午後1時20分スタート。メカニック退去の直後から細かな雨粒が落ち始めてはいたが、全車スリックでフォーメーションラップを開始。その後も特に大きなアクシデントもなくレースは進行した。
スタートではほぼ同時に動き出したフロントローの2台は#4平川がイン、#36中山雄一がアウトの並走状態で1コーナーへ。ここでは#4平川が#36中山を押さえてトップを守ると、そのまま一気に突き放しにかかった。
その後方では3番手スタートの#7平峰がCクラスの#1山内英輝、#8野尻智紀に飲み込まれる形で団子状態となったが、かろうじて#7平峰がポジションを守った。
更にその後方では8番手スタートの#2ラファエル・スズキが好スタートをみせ、1周目で早くも#8の事理を攻め落として5位に浮上してきた。
#2スズキの勢いはこれだけに留まらず、3周目の1コーナーでは#1山内をアウトから抜き去り、レース中盤には3位を走る#7平峰をもパスすると、そのまま2位#36中山とのギャップも削り取っていった。
#36中山はトップの#4平川のペースに全く太刀打ち出来ず、後半はペースも上がらずに苦しい走りを強いられたが、かろうじて#2スズキの追撃を退けて2位を守った。
これで#4平川は今季通算3勝目を挙げ、シリーズポイントでも2位以下を大きく引き離した。
Nクラスは、総合でも4位の平峰が今季3勝目。2位には見事なテクニックでパワー差を跳ね返し、#8野尻、#1山内の2台のCクラスを抜き去った#23佐々木大樹が入った。
第6戦決勝は明日午前10時10分より21周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第4戦 -RIJ- (2012/0714) Knock Out Total Weather:Cloudy-Rainy Course:Dry-Wet
2012 Formula Nippon Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
P | No | Driver | Team | Engine | Q1 | Q2 | Q3 |
1 | 2 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.907 | 1'25.976 | 1'36.694 |
2 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'26.648 | 1'26.318 | 1'38.674 |
3 | *41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 1'26.112 | 1'26.152 | 1'40.034 |
4 | 39 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'26.178 | 1'26.351 | 1'40.252 |
5 | 20 | 松田 次生 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.280 | 1'26.042 | 1'40.495 |
6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.147 | 1'25.758 | 1'40.616 |
7 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'26.618 | 1'26.349 | 1'40.631 |
8 | *38 | 平手 晃平 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'26.493 | 1'26.396 | 1'44.812 |
9 | 1 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.811 | 1'26.417 | |
10 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'26.341 | 1'26.646 | |
11 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 1'26.781 | 1'26.802 | |
12 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'27.038 | 1'26.813 | |
13 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 1'26.933 | 1'27.016 | |
14 | 62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'27.829 | | |
15 | 10 | 金石 年弘 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'27.974 | | |
16 | 11 | 中山 友貴 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 1'27.981 | | |
17 | 18 | 折目 遼 | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'28.256 | | |
---- 以上基準タイム(1'31.817)予選通過 ---- |
- | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | no time | | |
- CarNo.41は、全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第3章第24条10.により、黄旗区間を走行した当該周回のタイム(Q3)を採用しない。
- CarNo.38は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第5条違反(ホワイトラインカット)により、決勝レース3グリッド降格のペナルティを科す。
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
7月14日、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦の公式予選が富士スピードウェイで行われ、不安定な天候の下、運も味方にノックアウト方式の予選を戦い抜いた中嶋一貴(ペトロナス・トムス)がポールポジションを獲得した。
今シーズン、ここまで3戦のポールシッターは、#40伊沢(ドコモ・ダンディライアン)、#1ロッテラー(ペトロナス・トムス)、#41塚越(ドコモ・ダンディライアン)の3人。果たして4人目が現れるのか、もしくは、3人のうち誰かが2度目のポールを獲るのか。過去3戦中2戦においてポールシッターが勝っているだけに、その行方が注目された。
■Q1
13台に絞られるQ1は、開始直前に雨が降りだしたと思ったら、晴れ間が出るなど、気まぐれな天候のなか行われた。
開始早々、気合いが空回りしてしまったのか、ポール候補の#40伊沢がスピンしてストップ。アタックすることなく予選を終えた。この処理のために6分間の中断があったものの、初参戦の#11中山(HPリアル)らルーキーがQ2進出を賭けて凌ぎを削り、結果、#62嵯峨(トチギ・ルボーセ)、#10金石(HPリアル)、#11中山、#18折目(SGC)の4人が弾き出され、これで14~18位が確定した。
このセッションでは、#1ロッテラーが、朝のフリー走行の好調さを維持しトップタイムを記録した。
■Q2
通過率6割、13台が8台となるQ2では、路面状況も完全に回復。しかし、いつ天候が崩れるかわからないため、各チームは最初から全開アタック。 熾烈な7分間を戦い抜いた結果、Q1でトップタイムをマークしながら予想外にタイムが伸びなかった#1ロッテラー、以下#8デュバル(キグナス・スノコ)、#16山本(無限)、#3安田(コンドー)、#32小暮(ナカジマ)が脱落。 #19オリベイラ(インパル)が順当にトップタイムをマークした。
■Q3
気まぐれな空からまたしても雨が降り出し、各ドライバーは急速に濡れつつある路面のなか全開アタック。いの一番にコースインし、最初にタイムを記録した#2中嶋が、作戦勝ちのポールポジションを奪った。
2位以下は、#7大嶋(ルマン)、41塚越、#39国本(プロジェクトμ・セルモ・インギング)、#20松田(インパル)、#19オリベイラ、#31中嶋大祐(ナカジマ)、#38平手(プロジェクトμ・セルモ・インギング)と、過去3戦とは少し顔触れの異なる上位グリッドとなった。
決勝は、明日15日、午後2時スタート。55周で争われる。
Text: Shigeru KITAMICHI / Photo: Motorsports Forum, Katsuhiko KOBAYASHI