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1998年6月

Japanese F3

全日本F3選手権 レースレポート

●レース名: 1998年全日本F3選手権第4戦富士スピードウェイ
●サーキット:富士スピードウェイ/4.470km×20Laps=89.4km
●開催日:  5月30日~31日
●天候:   30日(予選日)/雨~曇り 観客7250人
       31日(決勝日)/晴れ   観客4万1900人

#64 松田次生選手、予選ポジションを挽回し3戦連続でポイント獲得!!


 今年度のSRS-F(鈴鹿レーシングスクール)のスカラシップを受けて、中嶋悟
率いる「NAKAJIMA HONDA」のマネージメントで全日本F3選手権に参
戦している松田次生選手(18歳)は、前戦の第3戦MINEでも6位に入賞、開幕
戦に続いてポイントを獲得し好調なシーズンの滑り出しとなった。そのMINEから
2週間後の5月最後の週末に、全日本F3選手権シリーズは第4戦を迎え、日本屈指
の高速サーキットとして知られる静岡県の富士スピードウェイに舞台を移すこととな
った。
 前戦のMINEと違い、レース間隔が短いこともあって今回は事前テストは行わず、
松田選手とチームは通常どおりレースウイークの木曜日から走行を開始。決勝に向け
てのセットアップを進めるべく精力的に周回を重ねたが、松田選手にとっては初めて
のコースということもあり初日のドライでは好タイムをマークできなかったものの、
雨となった金曜日にはシリーズをリードしているチームトムスのピーター・ダンブレ
ック選手と同等のタイムを記録するなど、順調な仕上がりで土曜日の公式予選を迎え
た。
 予選日となった30日(土)は、午前中は雨、午後の予選は曇りという難しいコン
ディションとなったが、松田選手はウエットの公式練習ではやはり前日の好調さを
キープしており、2番手となる好タイムをマークし午後の予選に期待を抱かせた。
 フォーミュラ・ニッポンの予選後に行われた30分間の公式予選セッションで、松
田選手は真っ先にコースインすると、2周目に1分31秒台を記録。その後も順調に
タイムを上げて1分30秒134をマークする。いったんピットインして左側にニ
ュータイヤ2本を装着し、さらなるタイムアップを目指して再びコースへと向かった
が、予選中盤以降コースアウトやスピンした他車の影響でイエローフラッグが出され
ていた箇所があったのに加え、高速コースの富士スピードウェイならではの重要なタ
イムアップ方法であるスリップストリームが、タイミングや他車との位置関係の問題
でほとんど利用できなかったため、松田選手はなかなか29秒台のタイムが出せずに
苦戦を強いられたものの、予選セッション終了となる直前のラストチャンスをうまく
まとめた松田選手は、最後の最後に1分29秒997を記録して予選8番手をつかむ
ことができた。
 残念ながら予選トップ6入りは果たせなかったが、この予選での松田選手の周回数
は18周と参加23台中最多で、これをうまく使ってやや不安の残っていたドライで
のセッティングを煮詰めることができたといえるだろう。予選結果は予選1位に#1
ダンブレック選手、予選2位に#2加藤寛規選手、予選3位に#77伊藤大輔選手、予
選4位に#7舘信吾選手、予選5位に#4リスト・ビルタネン選手、予選6位に#16
ルベン・デルフラー選手というオーダーとなった。
 明けて日曜日、フォーミュラ・ニッポンの興奮醒めやらぬ中、午後3時25分にフ
ォーメイションラップがスタートしたが、コースを1周して各車グリッドに着いてス
タートかと思われたものの、後方の車両が停止位置を間違えてしまったため、スター
トディレイとなり赤旗。改めて1周を減算し、周回数20周となった再スタートが切
られたのは午後3時44分。今回もスタートが課題のひとつとなっていた#64松田
選手だったが、残念ながらスタートでホイールスピンを起こしてしまい、1コーナー
までにかなりポジションを落としてしまうが、1コーナーでの他車のスピンなどの混
乱をうまく突いてポジションを回復。とりあえず8番手キープで1周目を終えた。タ
イヤが温まり、きちんとしたグリップを発生するまでは#8藤原靖久選手の後方で待
機していた#64松田選手は、6周目の1コーナーで#8藤原選手をかわして7位に進
出。続いて前をいく#9谷川達也選手を追い詰めると、再び10周目の1コーナーで#
9谷川選手をパスし、ついにポイント圏内の6位に上がった。しかし、この時点で既
に上位グループとはかなりギャップが開いており、追い上げもここまでかと思われた。
 ところが、14周目に4位を走行していた#7舘選手が単独スピンでポジションダ
ウンし、#64松田選手の目前に。#64松田選手はこの機を逃さず、ダンロップコー
ナー立ち上がりから#7舘選手のスリップに着き、1コーナー進入で並びかける。し
かし、その時1コーナーではスピンした車両があったためにイエローフラッグが出さ
れており、追い越しは断念せざるを得なかった。その後もペースを取り戻した#7舘
選手に対して、最後までプレッシャーをかけ続けた#64松田選手だったが、チャン
スは訪れずそのままの6位でフィニッシュ。
 ここぞと言う時にイエローフラッグが出てしまうなど、アンラッキーな面もあった
ものの、今回の第4戦富士スピードウェイでの6位入賞1ポイント獲得で、松田選手
はシリーズ開幕から参戦した3レースすべてでポイントを獲得したこととなった。課
題のスタートこそミスした松田選手だが、その後は他のサーキットではなかなか体験
できない、スリップストリームを使った高速バトルでポジションを上げたその走りは、
3戦連続ポイント獲得の成功とともに、松田選手とチームの持つ可能性を強くアピー
ルすることとなった。次戦は各チームともにデータの少ないツインリンクもてぎが舞
台。走り慣れた鈴鹿サーキットや、事前テストを行ったMINEとは違い、事前テス
トなしで臨んだ富士スピードウェイで見せた今回の好走が、ツインリンクもてぎでも
再現されることだろう。
 なお、レースはポールポジションからスタートの#1ダンブレック選手、予選2位
の#2加藤寛規選手、予選3位の#77伊藤大輔選手がテール・ツー・ノーズの好レー
スを展開。結局#1ダンブレック選手が逃げ切りを果たし今季3勝目を飾り、#2加藤
選手が2位、#77伊藤選手が3位という結果となった。


●チーム総監督 中嶋悟のコメント
「出場3戦連続ポイント獲得という安定した走りは、高く評価できると思います。1
レース1レースを大切にして経験を積み、さらなる活躍を期待します。」

※次戦は、6月13日~14日栃木県ツインリンクもてぎで開催されます。
  

Formula Nippon

フォーミュラ・ニッポン レースレポート

シリーズ名:全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
大会名:第3戦・富士
距離: 4.470km×45周
予選:5月30日 雨のち曇り・観衆:    7250人(主催者発表)
決勝:5月31日 晴れ      ・観衆:4万1900人(  同  )

初のスペシャル・ステージ進出を果たしたトム・コロネル選手!決勝では、ポイント
圏内につけていたが、トラブルでレースを終える。
追い上げが期待された山西康司選手はスタート直後他車と接触、リタイアを喫す。


 4月に開幕した98年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン(略称:FN)は第1戦
の鈴鹿(三重県)、第2戦の美祢(山口県)に続いて第3戦は静岡県にある富士ス
ピードウェイが舞台。オフシーズンのテストでトップタイムを連発するなど、上々の
手応えをつかんでいたPIAA NAKAJIMA RACINGだが、前回の美祢
において、97年全日本F3チャンピオンのビッグルーキー、トム・コロネル選手が初
のポイントをゲット。FN2シーズン目の山西康司選手も狂ったリズムを修正しつつ
あった。また、直前に行われたGTの合同テストでもトップタイムをマークするなど、
上昇機運に乗ってサーキット入りしており、好成績が期待されていた。
 開幕の鈴鹿、そして前回の美祢でもそうだったが、今シーズンのFNは、土曜日の
公式予選が雨に見舞われるケースが続いていたが、今回もまた走り初めとなる土曜日
午前の公式練習はウェットコンディションで始まった。コロネル選手はまだ今回でF
Nが3レース目、山西選手にしてもまだフル参戦を始めて1年あまり、特に雨での走
行経験が少ないのは事実で、ドライコンディションでは好タイムを連発しているにも
かかわらず、ウェットとなるとこれまでは下位に後退してしまっていた。今回も午前
中のセッションでは山西選手が7番手、コロネル選手が14番手と低迷してしまった。
しかし、意外にも2人のドライバーは悲壮感に包まれることはなかった。ウェットコ
ンディションでの走りも、少しずつコツをつかんできつつあったし、何よりも雨が上
がって午後の公式予選はドライコンディションに変わることが予想されていたからだ。
 事実、午後1時50分から行われた公式予選でのコースコンディションは、周回を重
ねる毎にウェットからドライに変わっていった。しかも、途中で2度3度、赤旗によ
る中断があったので、最終的には完全なドライコンディション/スリックタイヤでの
タイムアタックとなった。先ずは浅ミゾのレインタイヤで走りはじめた2人は、1回
目の中断までに足ならしを済ませていて、再開後にアタック。コロネル選手が、この
時点で2番手となる26秒台をマーク、山西選手も27秒台に入れると早々にピットイン。
ともにスリックタイヤに交換してコースコンディションが良くなるのを待ち、残り20
分を切ったところでピットアウトしてタイムアタックに掛かった。まず好タイムを
マークしたのはコロネル選手。ピットアウト後の4周目に1分20秒を切り、5周目に
は19秒738 まで短縮してこの時点で5番手に進出した。その直後に2度目の赤旗が出
されてしまったが、すでに2周のアタックを終えていたからほぼ予定通りのピットイ
ンということになったが、山西選手のほうは悔しいことにタイムアタックの最中に赤
旗中断のため、この時点ではまだ1分23秒台で20番手以下だったのだ。
 公式予選の『残り10分』は、午後3時に再開されることになり、すでに2周アタッ
クしているコロネル選手は2セット目のスリックで、完全なアタックラップが取れて
いない山西選手は1セット目のままスタートしたが、再スタート後5分で3度目の赤
旗が出されてセッションは3度目の中断となってしまう。この“ラスト5分のファイ
ナルアタック”でコロネル選手は集中力を高め、ハードプッシュし、2周目には1分
18秒837 をマークして2番手に進出。最終的には4人に追い越されたものの初のスペ
シャル・ステージ(SS=上位6人による1台ずつのタイムアタック)への進出を果
たした。一方、山西選手は、残り時間がわずか5分間しかない為、“皮ムキ”から始
める必要のある2セット目のタイヤを選ばず、敢えて1セット目のタイヤで再スター
トし、2周目に1分20秒304 をマークしたものの3周目にはむしろタイムが落ちてし
まい、13番手に止まった。
 初のSSに出走したコロネル選手は、初進出ということもあってか、自己の公式予
選タイムを更新できず、6番手のまま決勝レースを迎えることになった。
 決勝が行われた日曜日は、朝から晴れ。2人のドライバーにとっては好きなドライ
コンディションだったが、雲ひとつない青空が広がる…とはいかなかった。午前8時
半から行われたフリー走行ではコロネル選手が6番手につけたものの、山西選手は、
まるでこの日の空模様のようにタイムが今ひとつで16番手と冴えない。午後2時前に
スタートした決勝レースでは、6番手スタートで、序盤戦をポイント獲得圏内で戦っ
ていたコロネル選手のほうも僅か10周余りでエンジンが不調を訴えるようになりピッ
トイン。どうやら電気系のトラブルのようでそのままリタイアとなってしまった。一
方、山西選手はスタートで出遅れてポジションを下げてしまい、しかも1コーナーで
他車と接触。マシンは押し出される恰好でコースオフ、グラベルにつかまってその場
でレースを終わらざるをえなかった。「これもレースですから…」。言葉少なにレー
スを総括した山西選手だが、その悔しさは充分伝わってきた。ネクスト・ラウンドは
2週間後のツインリンクもてぎ。悔しさをバネに心機一転、テスト時の好調さを取り
戻すしかない!


■PIAA NAKAJIMA RACING総監督 中嶋悟のコメント
「トムは、電気系のトラブルでレースを終えてしまいました。不運といえば不運です
がこれもレースです。山西選手は、スタートの混乱をうまく処理できずレースを終え
てしまいました。次戦のもてぎは、事前のテストで良い感触をつかんでいます。次戦
での活躍を期待したいと思います。」

●次戦は、6月13日~14日栃木県ツインリンクもてぎで開催されます。

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