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ル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつであるFIA-F4選手権シリーズの今季最終戦となる第7大会が、11月11日(土)、12日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催され、川合孝汰、平木玲次、平木湧也の三人が出場した。
ツインリンクもてぎといえばチームのホームコースでもあり、昨年は川合と湧也が優勝を飾って、玲次も入賞を果たしている。ストップ&ゴーが繰り返されるレイアウトは、走りにリズムを要求されるとあって、それぞれ相性抜群であることは絶対のマージンとなる。前大会からは2か月半ものブランクが空いているものの、今季の集大成となることが期待された。
このレースウィークは水曜日からの走行開始で、それぞれ様々なセットを試しながらセッションを重ねた。木曜日の専有走行からは三人揃って好タイムをマーク。2セッションの最初は全員トップ10に食い込むなど確かな手応えを感じ取っていた。
土曜日の予選はドライコンディションが保たれたが、早朝からの開始ということで気温、路面温度とも極めて低く、タイヤにしっかり熱を入れるためにも予選開始と同時にコースイン。30分間の予選時間を目一杯走り切った。しかし、暖かい陽気の中で行った練習とはグリップ感の違いに戸惑ったドライバーも少なくなく、三人の中で最もそれが顕著だったのが湧也で、11番手と9番手に留まり、玲次は前半のアタックをまとめきれず、タイムを出すのが後半でタイヤのピークが過ぎていたことから、17番手と15番手。逆に川合は天候の悪化を危惧し過ぎたあまり、前半のアタックに集中。早い段階で好タイムを記した一方で、路面状態の向上した後半に上回るタイムをライバルたちに出されてしまう。それでも7番手と8番手と、2戦ともにシングルグリッドを得ることに成功した。全体を見てもタイムは非常に均衡しており、1秒以内に19台がひしめき合い、コンマ1秒上がれば大きく順位が入れ替わる予選となった。
午前中のもてぎは上空が雲で覆われていたものの、第13戦の決勝を迎える頃には、すっきりとした青空が広がった。スタート直後の1コーナーで前を走る車両の接触をうまくかわし、川合は5番手に浮上。3番手を争う集団の中で逆転のチャンスをうかがう中、4周目に2番手がサスペンショントラブルでリタイアしたことで4番手に上がる。そこからは前を追いかける格好で少しずつ差を詰めていくが、4位でのフィニッシュとなった。
一方、前半のうちに順位を上げていたのが湧也。4周目に8番手に浮上すると、そのまま3台での6番手争いに突入する。そして8周目には6番手にまで上がっていたが、パドルシフトが不調を来すように。それでも、うまく合わせながら走っていた湧也だったが、最終ラップに入って5速にホールドされた状態となってしまい、12番手でゴールを果たした。
そして玲次は序盤の渋滞からなかなか抜け出せずにいたばかりか、4周目の3コーナーでアクシデントが発生。接触を回避するため、コースを飛び出してしまったことから、15番手にポジションダウン。前後をしっかり囲まれた状況の中、再浮上を目指すもかなわず、最終ラップに1台がリタイアしたことで、14位でチェッカーを受けた。
日曜日に行われる第14戦決勝は、引き続き青空の下、早朝からの開始であるにもかかわらず、大観衆の見守る中での戦いとなった。そこでまず、好スタートを決めたのが川合で、すかさず1台をパス。7番手に上がって、さらなるポジションアップが期待された。しかし、前を行くライバルたちは今シーズン最後の戦いとあって、変わらぬラップタイムで一進一退の周回を重ねていく。そのため、トップグループとも遜色のないタイムで走っているのだが、なかなか前との差が縮まらず7位でゴールを迎えた。
そんな川合とほとんど変わらぬどころか、時にはタイムで上回っていた湧也は、オープニングラップのV字で押し出されコースオフするなどで14番手となるが、7周目には11番手にまで上がる。その後も懸命に前を追いかけ入賞まであと一歩と迫ったが、8番手を争う集団を捕まえたところで、チェッカーとなった。
玲次もまたオープニングラップで17番手となり、そこから激しいバトルを繰り返すも、抜け出すまでには至らない。それでも後続はしっかり引き離して、10周目には16番手に上がり、チェッカー目前のストレートで最後の逆転の機会が訪れるも、コンマ1秒だけ及ばずレースを終えた。
これでFIA-F4は、今シーズンすべてのレースを終了。過去2年以上に全体のレベルが上がり、絶えず厳しい状況での戦いを強いられた、川合、玲次、湧也の三人ながら、その中で感じた課題、そして得られた収穫は確実にあったはずだ。それらを糧にして、今後一層の成長を望みたい。
SUPER GTの2017年最終戦となる第8戦がツインリンクもてぎで開催され、平川亮/ニック・キャシディ組のKeePer TOM'S LC500 37号車が2位フィニッシュ。ポイントランキングで逃げ切り、23歳同士の若いコンビが、2017年シーズンのシリーズチャンピオンを勝ち取った。LEXUS LC500はデビューイヤーでのタイトル獲得となった。
11月11日(土)~12日(日)の両日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎでSUPER GTの2017年最終戦となる第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」が開催された。
ここまで7戦にわたって激戦が繰り広げられてきた2017年シーズンのSUPER GTもいよいよ最終戦を迎えた。今季のSUPER GTは、新たな規定にあわせてモデルチェンジし、新規投入されたLEXUS LC500が開幕から4連勝、前戦タイで5勝目を挙げ、ランキングでもLEXUS勢が1,2位を占めて最終戦に臨んだ。
ランキング首位につけるのは前戦タイで今季唯一の2勝目を挙げた平川 亮/ニック・キャシディ組 KeePer TOM'S LC500 37号車。この37号車コンビを6ポイント差で追うランキング2位につけるのは、今季2位3回、3位1回と安定した速さを見せるも未勝利の大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR LC500 6号車。LEXUS LC500のデビューイヤータイトル獲得なるかに注目が集まった。
11日(土)午前中の練習走行時は雲がかかり寒い状況だったが、その後天候は回復。昼には明るい日差しの下、やや風が強いものの気温17度、路面温度22度というコンディションでノックアウト方式の予選が開始された。
Q1(15分)は午後2時20分に開始。前半は全車ピットで待機し、残りが8分ほどになったあたりでコースイン。まずカルダレッリのドライブする6号車がタイムをマークすると、各車がこれを次々に塗り替えていった。僅差で順位が変わっていく中、中嶋一貴のドライブするau TOM'S LC500 36号車がLEXUS勢では最上位となる3番手。キャシディがアタックした37号車が5番手。6号車も7番手でQ2進出。
しかし、石浦宏明がアタックしたZENT CERUMO LC500 38号車は僅か0.017秒及ばず9番手となりQ2進出ならず。ヘイキ・コバライネンにQ1アタックを託したDENSO KOBELCO SARD LC500 1号車は11番手、関口雄飛のWedsSport ADVAN LC500 19号車は15番手でQ1敗退となった。
やや日も傾いてきた午後3時5分から開始されたQ2(12分)も残り8分あたりから各車コースへ。6号車の大嶋が素晴らしいタイムでまずトップに立ったが、ライバルがこれを大きく上回るタイムをマークし、ポールポジション獲得はならず。それでもランキング2位から逆転タイトルを目指す6号車が最前列2番手グリッドを獲得。ランキング首位につける37号車は平川がこちらも好走を見せ3番手。ジェームス・ロシターがアタックした36号車は7番手。タイトルを争う2台のLEXUS LC500は、2,3番手と好位置から決勝レースに臨むこととなった。
GT300クラスは、坪井翔がドライブしたJMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車が10番手でQ2進出。アタックラップで他車に阻まれる形となった吉本大樹の SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車はQ2進出ラインとなる14番手に0.06秒及ばず15番手でQ1敗退。TOYOTA PRIUS apr GT 31号車は19番手、TOYOTA PRIUS apr GT 30号車は23番手でグリッド決定。
Q2では唯一の進出となった51号車を駆る中山雄一が8番手タイムをマーク。4列目から決勝レースでの逆転タイトルを目指すこととなった。
12日(日)は朝から好天に恵まれ、ほとんど雲の無い快晴の空の下、気温15度、路面温度22度という最終戦を戦うには絶好のコンディション。航空自衛隊のF2戦闘機によるデモフライト、地元栃木県警の白バイ、パトカーに続き、ドイツツーリングカー選手権(DTM)車両も連なってのパレードラップなど最終戦ならではの豪華なオープニングを経て、午後1時半、53周で争われる決勝レースのスタートが切られた。
ローリングでのスタートが切られる直前、フォーメーションラップ中に、2番手につけていたカルダレッリの6号車が、ブレーキングでタイミングを計っていた前車に追突、車体右前部を破損するアクシデント。そのままレースをスタートしたが、6号車は若干ペースが落ち、4周目に3番手スタートの37号車が6号車をパス。37号車は自力チャンピオン獲得圏内である2位に浮上した。
その後方では、逆転タイトルの可能性を残す36号車のロシターが7番手スタートから猛烈な追い上げを見せ、6号車もかわし3位へ。6号車は6周目に他車に追突されてスピンを喫し、ほぼ最後尾までポジションを落とすこととなってしまった。
3位へと浮上した36号車だったが、GT300クラス車両をかわす際に接触し、ダメージを負った箇所の修復で長いピットインを余儀なくされ、こちらも優勝争いから脱落。
序盤からアクシデントの連発する荒れた展開となったが、37号車は着実に2位を走行。後続との間隔も大きく保ったまま、21周目にピットインし、キャシディから平川へとドライバー交代を行った。その後、他の車両も次々にピットインしていき、35周目に最後の車両がピットを終えた時点で、37号車は再び2位へと復帰した。
後半戦、上位の3台はそれぞれ大きく間隔が開いた単独走となったが、次々に現れる周回遅れをかわしながら、一瞬も気を抜けない状況下で周回が重ねられていった。
37号車の平川はのしかかるプレッシャーの中で健闘。チャンピオン獲得条件である2位を守って30周以上を走り切りチェッカー。37号車の平川/キャシディ組、そしてLEXUS TEAM KeePer TOM'Sがドライバーとチームの両チャンピオンに輝いた。3位に立川/石浦組の38号車が入り、今季3度目の表彰台獲得となった。
SUPER GTのGT500クラスにフル参戦して3年目、23歳の平川と、同じく23歳でGTフル参戦2年目のキャシディという若いコンビが初の戴冠。日本のGTシリーズにおいて、23歳同士のコンビ、そしてキャシディの23歳85日はシリーズ最年少タイトル記録を更新した。
チーム・トムスとしては2009年以来8年ぶりのGTタイトル。37号車としては初のタイトル獲得となった。
GT300クラスでは、ランキング2位で逆転タイトルの可能性を残す中山雄一/坪井組の51号車が8番手からスタート。中山雄一が最後までピットインを遅らせる作戦で、30周目に首位浮上。その翌々周にピットインすると、坪井へとドライバーチェンジ。タイヤ無交換作戦で、7位でコースへ復帰した。その後、坪井はライバルとのバトルを繰り広げ、ひとつポジションを上げて6位でフィニッシュ。惜しくも逆転タイトル獲得はならなかったが、2勝、ランキング3位という好成績で新型LEXUS RC F GT3のデビューシーズンを終えることとなった。
31号車が12位、60号車が18位、30号車は接触によりリタイアに終わった。
2017年のチャンピオンを獲得した平川亮(右)とニック・キャシディ(左)
2位でフィニッシュしタイトルを獲得したKeePer TOM'S LC500 37号車
待ちに待ったポール・トゥ・フィニッシュ! しかしシリーズチャンピオンの座はあまりに遠すぎた。
2017オートバックス・スーパーGT第8戦「もてぎGTグランドファイナル」は11月12日、栃木県のツインリンクもてぎで決勝レースを行い、GT500クラスはポールポジションからスタートした#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)が最後までトップを守りきり、念願の今季初優勝を達成した。しかしポイントリーダーの#37平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM'S LC500)が2位入賞を果たしたため、ドライバーズチャンピオンは平川/キャシディ組が獲得した。GT300クラスは予選3位からスタートした#65黒澤治樹/蒲生尚弥組(LEON CVSTOS AMG)が終盤トップに立って今季2勝目を達成。ドライバーズチャンピオンは3位入賞を果たした#4谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル初音ミクAMG)が獲得した。(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日19,500人/決勝日36,000人)
決勝レースは午後1時30分にパレードラップを開始。スタート前のローリングではポールの#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)と#6アンドレア・カルダレッリ(WAKO'S 4CR LC500)が最終コーナーで接触するという波乱の幕開けに。23号車は左リヤバンパー、6号車は右フロントフェンダーにダメージを負ったものの走行に支障はなく、クインタレッリはそのままトップを快走し、24周を走ってピットイン。松田にあとを託すと、松田も後続を寄せ付けない走りでそのまま53周を消化、2位以下に6.263秒差をつけてチェッカーを受け、開幕から苦戦の続いた2017シーズンを勝利で締めくくった。
しかし松田/クインタレッリ組は自身が勝利した場合でも平川/キャシディ組が3位以下にならなければチャンピオンは獲得できない。その37号車コンビは予選3位からのスタートだったが、4周目の1コーナーでキャシディが#6カルダレッリを捉えて2位に浮上、トップの23号車を射程に捉えるペースではなかったものの、キャシディ、平川のりょうめいとも着実に自らのポジションを守って周回を重ね、2位15ポイントを得てトータル84とポイントを伸ばし、見事2017年のドライバーズチャンピオンを獲得した。平川とキャシディはともに1994年生まれの満23歳。これはスーパーGT史上最年少記録となった。
3位には予選9位から着実に順位を上げてきた#38立川祐路/石浦宏明組(ZENT CERUMO LC500)が入った。
GT300クラスはポールポジションからスタートした#4片岡龍也がレース序盤はトップを快走、16周目に早めのドライバー交代を行なったが、タイヤ4本を交換した4号車に対し、#55高木真一/ショーン・ウォーキンショー組(ARTA BMW M6 GT3)はタイヤ無交換、#65号車はフロント2本交換を選択。このことがレース後半の展開に大きく影響することになった。
上位陣がドライバー交代を終えた時点で#55ショーン・ウォーキンショーはトップに浮上。#65蒲生尚弥が2位につけ、同じくタイヤ無交換の#25松井孝允(VivaC 86 MC)を挟んで#4谷口信輝は4位に後退することになる。39周目に#25松井を捉えて3位に浮上した谷口だったが、2位の蒲生には10秒以上の差をつけられてしまっており、それ以上の追い上げは難しかった。
一方、2位につけていた#65蒲生は47周終わりの最終コーナーで#55ウォーキンショーがリヤをスライドさせたのを見逃さずにインに飛び込み、1コーナーでトップを奪うことに成功、そのまま逃げ切って第6戦鈴鹿に続いて今季2勝目を達成した。2位は#55高木/ウォーキンショー組、#4谷口/片岡組が3位でフィニッシュした。
これによりシリーズポイントは#4谷口/片岡組が77、#55黒澤/蒲生組が72、#55高木/ウォーキンショー組は61に終わり、#4谷口/片岡組がチャンピオンを獲得した。
毎戦熱い戦いを繰り広げたスーパーGTの2017シーズンはこれで閉幕。2018シーズンは4月7-8日に岡山国際サーキットで開幕する。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2017/11/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 53 | 1:31'44.581 | |
2 | 37 | 平川 亮 ニック・キャシディ | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 53 | 6.263 | |
3 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 53 | 13.353 | |
4 | 17 | 塚越 広大 小暮 卓史 | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 53 | 19.962 | |
5 | 100 | 山本 尚貴 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 53 | 20.537 | |
6 | 46 | 本山 哲 千代 勝正 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 53 | 20.857 | |
7 | 12 | 安田 裕信 ヤン・マーデンボロー | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 53 | 38.909 | |
8 | 1 | ヘイッキ・コバライネン 平手 晃平 | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 53 | 46.745 | |
9 | 8 | 野尻 智紀 小林 崇志 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 53 | 1'01.721 | |
10 | 64 | ベルトラン・バゲット 松浦 孝亮 | Epson Modulo NSX-GT Honda NSX-GT | DL | 53 | 1'28.669 | |
11 | 16 | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT | YH | 52 | 1Lap | |
12 | *24 | 佐々木 大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 52 | 1Lap | |
13 | 6 | 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 51 | 2Laps | |
14 | 36 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 42 | 11Laps | |
15 | 19 | 関口 雄飛 国本 雄資 | WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | YH | 38 | 15Laps | |
---- 以上規定周回数(70% - 37Laps)完走 ---- |
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2017/11/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 65 | 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG Mercedes-Benz AMG GT3 | BS | 49 | 1:31'56.005 | |
2 | 55 | 高木 真一 ショーン・ウォーキンショー | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 49 | 2.255 | |
3 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 49 | 13.992 | |
4 | 9 | ジョノ・レスター 峰尾 恭輔 | GULF NAC PORSCHE 911 Porsche 911 GT3 R | YH | 49 | 19.524 | |
5 | 25 | 松井 孝允 山下 健太 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 49 | 26.024 | |
6 | 51 | 中山 雄一 坪井 翔 | JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | BS | 49 | 27.234 | |
7 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | 49 | 27.941 | |
8 | 21 | リチャード・ライアン 柳田 真孝 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | 49 | 38.351 | |
9 | 33 | 藤井 誠暢 スヴェン・ミューラー | D'station Porsche Porsche 911 GT3 R | YH | 49 | 49.364 | |
10 | 3 | 星野 一樹 高星 明誠 | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 49 | 1'00.717 | |
11 | 87 | 細川 慎弥 佐藤 公哉 | ショップチャンネルランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 49 | 1'05.616 | |
12 | 31 | 嵯峨 宏紀 久保 凜太郎 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 49 | 1'14.863 | |
13 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | 49 | 1'17.394 | |
14 | *26 | 山田 真之亮 ジェイク・パーソンズ | TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA Audi R8 LMS | YH | 49 | 1'18.225 | |
15 | 5 | 坂口 夏月 藤波 清斗 | マッハ車検MC86 GTNET TOYOTA 86 MC | YH | 3 | 49 | 1'30.440 |
16 | 18 | 中山 友貴 川端 伸太朗 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | 49 | 1'30.965 | |
17 | 360 | 柴田 優作 青木 孝行 | RUNUP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 49 | 1'35.529 | |
18 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | 49 | 1'40.254 | |
19 | *10 | 富田 竜一郎 吉田 広樹 | GAINER TANAX triple a GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 48 | 1Lap | |
20 | 52 | 番場 琢 脇阪 薫一 | 埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC TOYOTA MARK X MC | YH | 48 | 1Lap | |
21 | 50 | 都筑 晶裕 新田 守男 | Ferrari 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 15 | 48 | 1Lap |
22 | 117 | 井出 有冶 阪口 良平 | EIcars BENTLEY GT3 BENTLEY CONTINENTAL GT3 | YH | 48 | 1Lap | |
23 | 111 | 石川 京侍 山下 亮生 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 48 | 1Lap | |
24 | 35 | ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ ナタポン・ホートンカム | ARTO 86 MC 101 TOYOTA 86 MC | YH | 48 | 1Lap | |
25 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 48 | 1Lap | |
26 | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 | 植毛GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 37 | 12Laps | |
---- 以上規定周回数(70% - 34Laps)完走 ---- | |||||||
- | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | 28 | 21Laps | |
- | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 25 | 24Laps | |
- | 88 | 織戸 学 平峰 一貴 | マネパランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 15 | 34Laps | |
- | 30 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 5 | 44Laps |
スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)とドイツツーリングカー選手権(DTM)を運営するITRは11月11日、スーパーGT第8戦が開催されているツインリンクもてぎで共同会見を開き、かねてより話し合いの続いているクラス1ツーリングカーの規則統一や、スーパーGTとDTMの交流戦についての状況を明らかにした。
会見にはITRからゲルハルト・ベルガーチェアマン、GTAからは坂東正明代表が出席。今週末開催されるDTM車両とGT500車両の混走によるデモランの感想と、今後の展望を語った。
またコース上ではメルセデス、アウディ、BMWの各メーカーから1台ずつのDTMマシンが来日。それぞれマロ・エンゲル、ロイック・デュバル、アウグスト・ファルフスのドライブで#1DENSO KOBELCO SARD LC500、#8ARTA NSX-GT、#23MOTUL AUTECH GT-Rらを交えてのデモンストレーションランを予選日、決勝日の二日間にわたって実施した。
#5大湯会心の3勝目!!
2017FIA-F4選手権最終戦の決勝が11月12日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、予選3番手からスタートした#5大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)が終盤トップに立ち、今季3勝目を挙げてシーズンを締めくくった。また前日の第13戦でポイントリーダーに浮上した#1宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)もこのレースを3位で終え、ランキング2位の#6笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)が5位に終わったため、2年連続でシリーズチャンピオンを獲得した。
第14戦決勝は朝8時15分より12周で行われた。今年からGTのフリー走行がなくなったにもかかわらず、この日の朝はゲートオープン前から多くの観客が詰めかけ、シーズン最後の戦いを見守っていた。天候は晴れ。申し分のないコンディションでの戦いとなった。
スタートでトップに立ったのは予選2番手の#50澤田真治(B-MAX RACING F110)。予選3番手の大湯が2位で続き、ポールポジションの宮田は冷えた路面に手こずり、スタートで3位に後退してしまうが、1-2コーナーで並びかけて来た笹原を懸命に抑え込んでポジションを守った。笹原は逆に#8角田裕毅(SRS/コチラレーシング)にかわされて5位に後退してしまった。
そこからは澤田、大湯、宮田、角田の接近戦が何周も続いたが、追い抜きの難しいもてぎのレイアウトと、近づけばダウンフォースの抜けるフォーミュラカーの特性から4人とも決め手を欠き、ライバルのミスを待つ展開となった。
そして転機は10周目にやって来た。
スタートからギリギリの走りで攻め続けた澤田が90度コーナーでホイールをロックさせて僅かにオーバーラン。大湯はそれを見逃さずに最終コーナーでピタリと背後につけ、続く1コーナーでアウトから仕掛けていった。しかし澤田も一歩も引かず、二人は並走のまま1-2コーナーを走り抜け、3コーナーの手前でようやく大湯が前に出た。
両者がバトルに没頭する間に3位の宮田も澤田を射程圏内に入れ、3-4コーナーで追い抜きを試みるが、これは成功せず。これに乗じて宮田のアウトに並びかけた角田はグラベルにはみ出したがなんとかポジションをキープした。
一方笹原はブレーキングで挙動が安定しないなど終始苦しい走りを強いられ、宮田を追い詰めるどころか周回ごとに差を広げられる状態。なすすべなく5位でレースを終えた。
大湯は結局澤田に1.073秒差をつけて12周を走りきり、第10戦富士に続いて今季3勝目を挙げてシーズンを締めくくった。澤田は今季初の連続表彰台ながら目前の勝利を逃した格好だが、それも今の実力と自らを納得させている様子。宮田はこのレースで3位表彰台を得てシリーズポイントを231と伸ばし、昨年に続いてFIA-F4のチャンピオンを獲得した。
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GRAND FINAL -RIJ- (2017/11/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Team | Tire | Lap | Total_Time Behind |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | 大湯 都史樹 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 12 | 23'49.613 |
2 | 50 | 澤田 真治 | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | DL | 12 | 1.073 |
3 | 1 | 宮田 莉朋 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | DL | 12 | 1.445 |
4 | 8 | 角田 裕毅 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 12 | 1.608 |
5 | 6 | 笹原 右京 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 12 | 3.746 |
6 | 16 | 篠原 拓朗 | Media Do ADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | DL | 12 | 4.352 |
7 | 60 | 川合 孝汰 | DENSOルボーセF4 Le Beausset Motorsports | DL | 12 | 4.842 |
8 | 7 | 大滝 拓也 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 12 | 5.836 |
9 | 36 | 小川 颯太 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | DL | 12 | 6.661 |
10 | 55 | 細田 輝龍 | DRP F4 FIELD MOTORSPORT | DL | 12 | 7.381 |
11 | 62 | 平木 湧也 | DENSOルボーセF4 FTRS Le Beausset Motorsports | DL | 12 | 7.767 |
12 | 35 | 河野 駿佑 | HubAuto F110 HubAuto Racing | DL | 12 | 13.257 |
13 | 25 | 高橋 知己 | 点天&イーストアップwith Field FIELD MOTORSPORT | DL | 12 | 13.913 |
14 | 39 | 浦田 裕喜 | SACCESS RACING F4 SACCESS RACING | DL | 12 | 14.284 |
15 | 13 | 岩佐 歩夢 | BMG F110 B-Max Racing team | DL | 12 | 15.539 |
16 | 61 | 平木 玲次 | DENSOルボーセF4 Le Beausset Motorsports | DL | 12 | 15.634 |
17 | 17 | 朝日 ターボ | ヴァンガードまるはアイカーズF110 Buzz International | DL | 12 | 15.893 |
18 | 89 | 庄司 雄磨 | HubAuto F110 HubAuto Racing | DL | 12 | 17.649 |
19 | 18 | 加藤 潤平 | ATEAM Buzz Racing F110 Buzz International | DL | 12 | 21.327 |
20 | 70 | 小山 美姫 | Leprix Sport F110 leprix sport | DL | 12 | 24.091 |
21 | 99 | ダニエル・フロスト | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED RACING TEAM | DL | 12 | 25.713 |
22 | 68 | チア ウィング ホン | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | DL | 12 | 31.159 |
23 | 63 | 金澤 力也 | VSR Lamborghini SC VSR Lamborghini S.C. Formula Jr. | DL | 12 | 31.746 |
24 | 77 | 大井 偉史 | Skill Speed スキルスピード | DL | 12 | 32.230 |
25 | 9 | 畑 亨志 | アーネクトwith Field FIELD MOTORSPORT | DL | 12 | 38.962 |
26 | 44 | 小野寺 匠 | NRS F110 NRS | DL | 12 | 40.984 |
27 | 83 | ライジング | NRS RISING F110 NRS | DL | 12 | 44.161 |
28 | 15 | 早瀬 広道 | Media Do ADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | DL | 12 | 45.023 |
29 | 80 | 菅波 冬悟 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | DL | 12 | 54.360 |
30 | 86 | 大阪 八郎 | COLLET F110 ZAP SPEED RACING TEAM | DL | 12 | 57.813 |
31 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | DL | 12 | 58.369 |
32 | 2 | 仲尾 恵史 | TCS-奈良初参加おっちゃん号 TEAM RIGHT WAY | DL | 12 | 1'10.668 |
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ---- | ||||||
- | 54 | G.W.リッケルト Jr. | PAM KOTA RACING ARN RACING | DL | 0 | 12Laps |
コースレコード更新で逆転タイトルへ!!
2017オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGTグランドファイナル」の公式予選は11月11日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、GT500クラスで#23松田次生/ロニー・クインタレッリ組(MOTUL AUTECH GT-R)が1'36.316と旧規定で樹立されたコースレコードを上回る圧倒的な速さをみせ、今季初のポールポジションを獲得した。GT300クラスも#4谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル初音ミクAMG)も1'46.076と従来のレコードを大幅に上回り、第2戦富士以来今季2度目のポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ。気温はやや上昇したものの強い風が吹き、空力マシンのGT500クラスには難しいコンディションとなったようだ。
各クラス15分間で行われる予選Q1。GT500クラスはミシュランタイヤを履く2台のニッサンGT-Rが好タイムを記録。#46千代勝正(S Road CRAFTSPORTS GT-R)が1'37.224でトップ。#23松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)は最初のアタックでコースを飛び出したものの、次の周にうまく仕切り直して1'37.345を記録し、2番手でQ2進出を果たした。最初のミスを受けての「置きに行ったタイム」での2位という結果に、NISMOは逆に自信を深めることとなった。3位には#36中嶋一貴(au TOM'S LC500)がつけたが、優勝候補の一角であるはずの#38石浦宏明(ZENT CERUMO LC500)が僅か0.01秒及ばず9位。ディフェンディングチャンピオンの#1ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD LC500)も11位という結果に終わり、揃ってQ1落ちを喫する結果となった。
GT300クラスは前戦タイでポールポジションを獲得した#21リチャード・ライアン/柳田真孝組(Hitotsuyama Audi R8 LMS)がメカニカルトラブルにより出走できないという波乱の幕開け。トップタイムを記録したのは#4谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)で、#88平峰一貴(マネパランボルギーニ GT3)が2位。#25山下健太(VivaC 86 MC)が3位につけた。朝のフリー走行でドライブシャフトのトラブルに見舞われた#5藤波清斗(マッハ車検MC86 GTNET)も13位に入り、見事Q2進出を果たしている。
12分間で争われる予選Q2。GT500クラスは残り時間が7分を切ったあたりで各チーム続々とコースイン。まずは#6大嶋和也(WAKO'S 4CR LC500)が1'37.207でトップにつけ、これに#37平川亮(KeePer TOM'S LC500)が1'37.366で続く展開に。しかしやや遅れてコースインした#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)がセクター1から飛ばしに飛ばし、途中5コーナーで危ない場面はあったと本人は振り返ったものの、そこでもどうにか踏みとどまって1周をまとめてコントロールラインに飛び込んできた。記録されたタイムは1'36.316。2位以下を0.891秒も引き離す圧倒的な速さでポールポジションを獲得してみせた。これは現行規定よりもダウンフォース量の多い旧規定の車両で平手晃平(DENSO KOBELCO SARD RC F)が記録した1'36.491をも上回るものだった。
GT300クラスは第2戦富士で自身通算初のスーパーGTでのポールポジションを獲得した#4片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)が今度は自らの手でQ2を走り、こちらも昨年中山雄一(TOYOTA PRIUS apr GT)の樹立した1'46.760を大幅に上回る1'46.076を叩き出して自力での初ポールを達成してみせた。2位には#55高木真一(ARTA BMW M6 GT3)が1'46.300で続き、#65蒲生尚弥(LEON CVSTOS AMG)が1'46.341、#25松井孝允(VivaC 86 MC)が1'46.451と、こちらは上位4チームがレコードを更新する結果となった。
第8戦決勝は明日午後1時30分より53周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIROついに逆転!#1宮田連覇に着実な一歩!
11月11日に栃木県のツインリンクもてぎで行われたFIA-F4選手権第13戦の決勝レースは、ポールポジションからスタートした#1宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)が独走で今季4勝目を達成。シリーズポイントで#6笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)を僅かに上回ってポイントリーダーに浮上した。
第13戦決勝は午後1時10分より12周で行われた。スタートを制したのは宮田。予選2位の#50澤田真治(B-MAX RACING F110)がそれに続く一方で、予選3番手の#8角田裕毅(SRS/コチラレーシング)は同4番手の笹原と1コーナーで接触、揃って順位を落とすことになってしまった。
澤田は1周目の90度コーナーでアウトから宮田に並びかけるが、惜しくもオーバーラン。その隙に#5大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)、#16篠原拓朗(Media Do ADVICS影山F110)らの先行を許してしまう。しかしその大湯も4周目のS字に差し掛かったところで突如サスペンションアームの折損に見舞われ、惜しくもリタイヤとなってしまった。
こうしてライバル達が次々と後退していく中、トップの宮田は終始安定したペースでリードを広げて12周を走りきり、第12戦鈴鹿に続いての2連勝、今季通算4勝目を挙げた。
2位は篠原、3位には澤田が入り、いずれも昨年の最終戦もてぎ以来の表彰台を獲得した。
また、この勝利により宮田はシリーズポイントを216に伸ばしたため、5位に終わった笹原をわずか2ポイント上回ってドライバーズランキングトップに浮上。シリーズ連覇をかけて明日の決勝に臨むことになった。
果たして最後に笑うのは宮田か笹原か。第14戦決勝は明日の朝8時15分より12周で戦われる。
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2017/11/11) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Model | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 1'37.345 | R1'36.316 | |
2 | 6 | 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'37.795 | 1'37.207 | |
3 | 37 | 平川 亮 ニック・キャシディ | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'37.536 | 1'37.366 | |
4 | 46 | 本山 哲 千代 勝正 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 1'37.224 | 1'37.530 | |
5 | 24 | 佐々木 大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 1'37.572 | 1'37.580 | |
6 | 100 | 山本 尚貴 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 1'37.841 | 1'37.713 | |
7 | 36 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'37.359 | 1'37.916 | |
8 | 17 | 塚越 広大 小暮 卓史 | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 1'37.361 | 1'37.927 | |
9 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'37.858 | ||
10 | 12 | 安田 裕信 ヤン・マーデンボロー | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 1'37.980 | ||
11 | 1 | ヘイッキ・コバライネン 平手 晃平 | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'38.062 | ||
12 | 8 | 野尻 智紀 小林 崇志 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 1'38.164 | ||
13 | 16 | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT | YH | 1'38.706 | ||
14 | 64 | ベルトラン・バゲット 松浦 孝亮 | Epson Modulo NSX-GT Honda NSX-GT | DL | 1'38.735 | ||
15 | 19 | 関口 雄飛 国本 雄資 | WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | YH | 1'39.066 |
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2017-11-11) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Model | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 1'46.825 | R1'46.076 | |
2 | 55 | 高木 真一 ショーン・ウォーキンショー | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 1'47.659 | R1'46.300 | |
3 | 65 | 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG Mercedes-Benz AMG GT3 | BS | 1'47.571 | R1'46.341 | |
4 | 25 | 松井 孝允 山下 健太 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 1'47.411 | R1'46.451 | |
5 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | 1'47.996 | 1'47.166 | |
6 | 33 | 藤井 誠暢 スヴェン・ミューラー | D'station Porsche Porsche 911 GT3 R | YH | 1'47.873 | 1'47.416 | |
7 | 18 | 中山 友貴 川端 伸太朗 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | 1'47.552 | 1'47.465 | |
8 | 51 | 中山 雄一 坪井 翔 | JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | BS | 1'47.838 | 1'47.524 | |
9 | 9 | ジョノ・レスター 峰尾 恭輔 | GULF NAC PORSCHE 911 Porsche 911 GT3 R | YH | 1'47.650 | 1'47.677 | |
10 | 88 | 織戸 学 平峰 一貴 | マネパランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 1'47.337 | 1'47.833 | |
11 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | 1'47.729 | 1'47.838 | |
12 | 5 | 坂口 夏月 藤波 清斗 | マッハ車検MC86 GTNET TOYOTA 86 MC | YH | 3 | 1'47.967 | 1'48.023 |
13 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 1'47.888 | 1'48.555 | |
14 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | 1'47.789 | 1'50.605 | |
15 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | 1'48.059 | ||
16 | 3 | 星野 一樹 高星 明誠 | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'48.273 | ||
17 | 111 | 石川 京侍 山下 亮生 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 1'48.362 | ||
18 | 87 | 細川 慎弥 佐藤 公哉 | ショップチャンネルランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 1'48.364 | ||
19 | 31 | 嵯峨 宏紀 久保 凜太郎 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 1'48.510 | ||
20 | 26 | 山田 真之亮 ジェイク・パーソンズ | TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA Audi R8 LMS | YH | 1'48.541 | ||
21 | 10 | 富田 竜一郎 吉田 広樹 | GAINER TANAX triple a GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 1'48.555 | ||
22 | 117 | 井出 有冶 阪口 良平 | EIcars BENTLEY GT3 BENTLEY CONTINENTAL GT3 | YH | 1'48.689 | ||
23 | 30 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 1'48.722 | ||
24 | 52 | 番場 琢 脇阪 薫一 | 埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC TOYOTA MARK X MC | YH | 1'48.735 | ||
25 | 50 | 都筑 晶裕 新田 守男 | Ferrari 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 15 | 1'48.753 | |
26 | 360 | 柴田 優作 青木 孝行 | RUNUP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'49.009 | ||
27 | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 | 植毛GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'49.280 | ||
28 | 35 | ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ ナタポン・ホートンカム | ARTO 86 MC 101 TOYOTA 86 MC | YH | 1'49.914 | ||
29 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 1'50.006 | ||
- | 21 | リチャード・ライアン 柳田 真孝 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | absence |
SUPER GT Rd.3 MOTEGI -RIJ- (2017/11/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Team | Tire | Lap | Total_Time Behind |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 宮田 莉朋 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | DL | 12 | 23'50.769 |
2 | 16 | 篠原 拓朗 | Media Do ADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | DL | 12 | 6.031 |
3 | 50 | 澤田 真治 | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | DL | 12 | 7.439 |
4 | 60 | 川合 孝汰 | DENSOルボーセF4 Le Beausset Motorsports | DL | 12 | 8.247 |
5 | 6 | 笹原 右京 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 12 | 9.672 |
6 | 36 | 小川 颯太 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | DL | 12 | 15.203 |
7 | 7 | 大滝 拓也 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 12 | 16.745 |
8 | 8 | 角田 裕毅 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 12 | 17.127 |
9 | 17 | 朝日 ターボ | ヴァンガードまるはアイカーズF110 Buzz International | DL | 12 | 18.770 |
10 | 35 | 河野 駿佑 | HubAuto F110 HubAuto Racing | DL | 12 | 19.392 |
11 | 25 | 高橋 知己 | 点天&イーストアップwith Field FIELD MOTORSPORT | DL | 12 | 21.929 |
12 | 62 | 平木 湧也 | DENSOルボーセF4 FTRS Le Beausset Motorsports | DL | 12 | 23.221 |
13 | 89 | 庄司 雄磨 | HubAuto F110 HubAuto Racing | DL | 12 | 23.252 |
14 | 61 | 平木 玲次 | DENSOルボーセF4 Le Beausset Motorsports | DL | 12 | 24.564 |
15 | 13 | 岩佐 歩夢 | BMG F110 B-Max Racing team | DL | 12 | 25.125 |
16 | 63 | 金澤 力也 | VSR Lamborghini SC VSR Lamborghini S.C. Formula Jr. | DL | 12 | 25.501 |
17 | 80 | 菅波 冬悟 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | DL | 12 | 25.763 |
18 | 99 | ダニエル・フロスト | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED RACING TEAM | DL | 12 | 29.699 |
19 | 18 | 加藤 潤平 | ATEAM Buzz Racing F110 Buzz International | DL | 12 | 32.152 |
20 | 70 | 小山 美姫 | Leprix Sport F110 leprix sport | DL | 12 | 33.635 |
21 | 77 | 大井 偉史 | Skill Speed スキルスピード | DL | 12 | 35.932 |
22 | 9 | 畑 亨志 | アーネクトwith Field FIELD MOTORSPORT | DL | 12 | 43.421 |
23 | 2 | 仲尾 恵史 | TCS-奈良初参加おっちゃん号 TEAM RIGHT WAY | DL | 12 | 43.695 |
24 | 44 | 小野寺 匠 | NRS F110 NRS | DL | 12 | 44.001 |
25 | 15 | 早瀬 広道 | Media Do ADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | DL | 12 | 44.347 |
26 | 68 | チア ウィング ホン | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | DL | 12 | 48.979 |
27 | 86 | 大阪 八郎 | COLLET F110 ZAP SPEED RACING TEAM | DL | 12 | 58.863 |
28 | 83 | ライジング | NRS RISING F110 NRS | DL | 12 | 59.266 |
29 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | DL | 12 | 1'02.256 |
30 | 54 | G.W.リッケルト Jr. | PAM KOTA RACING ARN RACING | DL | 12 | 1'12.458 |
31 | 39 | 浦田 裕喜 | SACCESS RACING F4 SACCESS RACING | DL | 11 | 1Lap |
32 | 55 | 細田 輝龍 | DRP F4 FIELD MOTORSPORT | DL | 10 | 2Laps |
---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ---- | ||||||
- | 5 | 大湯 都史樹 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 3 | 9Laps |
2017スーパーGT第8戦「もてぎGTグランドファイナル」の公式練習が11月11日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、GT500クラスは#37平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM'S LC500)が1’37.530でトップタイム。GT300クラスは#4谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル初音ミクAMG)が1'47.139でトップだった。
2017シーズン最終戦の公式練習は午前8時45分より105分間で行われた。FIA-F4の公式予選では少しだが雨が降っていたものの、GTの走行が始まると空は次第に晴れていき、気温も徐々に上がってきた。
序盤トップに立ったのは#37KeePer TOM'S LC500。それを開始1時間あまりで#100山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)が1'37.902を記録してトップに浮上。その後も伊沢拓也が終盤の専有走行で1'37.837まで縮めてみせたが、チェッカー寸前にキャシディが1'37.530を叩き出して再びトップに返り咲いた。2位には#100 RAYBRIG NSX-GT、3位には#36中嶋一貴/ジェームス・ロシター組(au TOM'S LC500)が続いた。
GT300クラスは序盤でトップに立った#4 グッドスマイル初音ミクAMGがそのままトップで走行を終了。専有走行でもこれを上回るチームは出てこなかった。2位には#55高木真一/ショーン・ウォーキンショー組(ARTA BMW M6 GT3)、3位は#21リチャード・ライアン/柳田真孝組(Hitotsuyama Audi R8 LMS)とFIA-GT3勢が上位を占めた。JAF-GT勢の最上位は#25松井孝允/山下健太組(VivaC 86 MC)の4位だった。
スーパーGT第8戦はこのあと午後2時よりノックアウト方式で公式予選を行う。
Text: Kazuhisa SUEHIRO#1宮田逆転へ好感触!!
FIA-F4選手権第13戦、14戦の公式予選が11月11日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、2016年王者の#1宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)がベストタイム、セカンドベストタイム共にトップとなり、2戦連続でポールポジションを獲得した。
2017シーズン最終大会の公式予選は午前8時より30分間で行われた。朝のもてぎは曇り。気温も10度を下回る中、コースの一部では小雨も降ってくるという難しいコンディションでの走行となった。
真っ先にコースに飛び出したのはSRS-Fの4台。ポイントリーダーの#6笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)が計測2周目に1'58.850でトップに立つが、その次の周回では宮田が1'58.150を記録。さらに次の周では1'57.649と最初に1分57秒台に入り、最終的には1'57.585までタイムを縮めてきた。宮田は金曜日の専有走行でも1'57.178の総合トップタイムを記録しており、今週末は頭一つ抜き出ている印象だ。
宮田に続いたのは今シーズン不本意なレースが続いていた#50澤田真治(B-MAX RACING F110)。昨年は表彰台に上がっているこのもてぎで昨年のセッティングをベースに調整を進めてきたのが功を奏したようだ。9月にオートポリスでスポット参戦した全日本F3選手権Nクラスでの経験も影響したのかもしれない。澤田はセカンドベストでも宮田に次ぐ2位につけており、2戦連続でフロントローからスタートすることになった。
ベストタイム3番手にはここまでランキング3位の#8角田裕毅(SRS/コチラレーシング)。本人の感触としては今ひとつのようだったが、この気温の低いコンディションに影響されたのは彼一人だけではなかったということか。セカンドベスト3番手は#5大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)がつけ、笹原は結局両レースとも4番手からスタートすることに。依然として宮田に対して13ポイント差をつけている笹原だが、宮田が連覇する可能性も無視できなくなってきている。
注目の第13戦決勝は今日の午後1時10分から。第14戦決勝は明日の朝8時15分から、いずれも12周で行われる。
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2017/11/11) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 37 | 平川 亮 ニック・キャシディ | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'37.530 | - | - | 177.227 | |
2 | 100 | 山本 尚貴 伊沢 拓也 | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 1'37.837 | 0.307 | 0.307 | 176.671 | |
3 | 36 | 中嶋 一貴 ジェームス・ロシター | au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'37.864 | 0.334 | 0.027 | 176.622 | |
4 | 17 | 塚越 広大 小暮 卓史 | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 1'37.891 | 0.361 | 0.027 | 176.574 | |
5 | 24 | 佐々木 大樹 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 1'37.904 | 0.374 | 0.013 | 176.550 | |
6 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'37.929 | 0.399 | 0.025 | 176.505 | |
7 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 1'37.967 | 0.437 | 0.038 | 176.437 | |
8 | 6 | 大嶋 和也 アンドレア・カルダレッリ | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'38.009 | 0.479 | 0.042 | 176.361 | |
9 | 19 | 関口 雄飛 国本 雄資 | WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | YH | 1'38.153 | 0.623 | 0.144 | 176.102 | |
10 | 12 | 安田 裕信 ヤン・マーデンボロー | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 1'38.256 | 0.726 | 0.103 | 175.918 | |
11 | 16 | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT | YH | 1'38.267 | 0.737 | 0.011 | 175.898 | |
12 | 1 | ヘイッキ・コバライネン 平手 晃平 | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 1'38.303 | 0.773 | 0.036 | 175.834 | |
13 | 46 | 本山 哲 千代 勝正 | S Road CRAFTSPORTS GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 1'38.418 | 0.888 | 0.115 | 175.628 | |
14 | 8 | 野尻 智紀 小林 崇志 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 1'38.484 | 0.954 | 0.066 | 175.510 | |
15 | 64 | ベルトラン・バゲット 松浦 孝亮 | Epson Modulo NSX-GT Honda NSX-GT | DL | 1'38.857 | 1.327 | 0.373 | 174.848 |
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2017/11/11) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 1'47.139 | - | - | 161.332 | |
2 | 55 | 高木 真一 ショーン・ウォーキンショー | ARTA BMW M6 GT3 BMW M6 GT3 | BS | 1'47.293 | 0.154 | 0.154 | 161.101 | |
3 | 21 | リチャード・ライアン 柳田 真孝 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS | DL | 1'47.544 | 0.405 | 0.251 | 160.725 | |
4 | 25 | 松井 孝允 山下 健太 | VivaC 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 1'47.658 | 0.519 | 0.114 | 160.554 | |
5 | 88 | 織戸 学 平峰 一貴 | マネパランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 1'47.757 | 0.618 | 0.099 | 160.407 | |
6 | 33 | 藤井 誠暢 スヴェン・ミューラー | D'station Porsche Porsche 911 GT3 R | YH | 1'47.822 | 0.683 | 0.065 | 160.310 | |
7 | 65 | 黒澤 治樹 蒲生 尚弥 | LEON CVSTOS AMG Mercedes-Benz AMG GT3 | BS | 1'48.036 | 0.897 | 0.214 | 159.993 | |
8 | 51 | 中山 雄一 坪井 翔 | JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | BS | 1'48.042 | 0.903 | 0.006 | 159.984 | |
9 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER TANAX AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | DL | 1'48.073 | 0.934 | 0.031 | 159.938 | |
10 | 18 | 中山 友貴 川端 伸太朗 | UPGARAGE BANDOH 86 TOYOTA 86 MC | YH | 1'48.127 | 0.988 | 0.054 | 159.858 | |
11 | 9 | ジョノ・レスター 峰尾 恭輔 | GULF NAC PORSCHE 911 Porsche 911 GT3 R | YH | 1'48.207 | 1.068 | 0.080 | 159.740 | |
12 | 10 | 富田 竜一郎 吉田 広樹 | GAINER TANAX triple a GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 1'48.261 | 1.122 | 0.054 | 159.660 | |
13 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 | Studie BMW M6 BMW M6 GT3 | YH | 1'48.387 | 1.248 | 0.126 | 159.475 | |
14 | 3 | 星野 一樹 高星 明誠 | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'48.390 | 1.251 | 0.003 | 159.470 | |
15 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | 1'48.404 | 1.265 | 0.014 | 159.450 | |
16 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | 1'48.413 | 1.274 | 0.009 | 159.436 | |
17 | 117 | 井出 有冶 阪口 良平 | EIcars BENTLEY GT3 BENTLEY CONTINENTAL GT3 | YH | 1'48.529 | 1.390 | 0.116 | 159.266 | |
18 | 87 | 細川 慎弥 佐藤 公哉 | ショップチャンネルランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 1'48.883 | 1.744 | 0.354 | 158.748 | |
19 | 26 | 山田 真之亮 ジェイク・パーソンズ | TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA Audi R8 LMS | YH | 1'48.984 | 1.845 | 0.101 | 158.601 | |
20 | 50 | 都筑 晶裕 新田 守男 | Ferrari 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 15 | 1'49.011 | 1.872 | 0.027 | 158.562 |
21 | 5 | 坂口 夏月 藤波 清斗 | マッハ車検MC86 GTNET TOYOTA 86 MC | YH | 3 | 1'49.017 | 1.878 | 0.006 | 158.553 |
22 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 1'49.021 | 1.882 | 0.004 | 158.547 | |
23 | 52 | 番場 琢 脇阪 薫一 | 埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC TOYOTA MARK X MC | YH | 1'49.139 | 2.000 | 0.118 | 158.376 | |
24 | 31 | 嵯峨 宏紀 久保 凜太郎 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 1'49.249 | 2.110 | 0.110 | 158.216 | |
25 | 360 | 柴田 優作 青木 孝行 | RUNUP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'49.308 | 2.169 | 0.059 | 158.131 | |
26 | 30 | 永井 宏明 佐々木 孝太 | TOYOTA PRIUS apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 1'49.353 | 2.214 | 0.045 | 158.066 | |
27 | 111 | 石川 京侍 山下 亮生 | エヴァRT初号機Rn-s AMG GT Mercedes-Benz AMG GT3 | YH | 1'49.820 | 2.681 | 0.467 | 157.394 | |
28 | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 | 植毛GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'49.919 | 2.780 | 0.099 | 157.252 | |
29 | 35 | ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ ナタポン・ホートンカム | ARTO 86 MC 101 TOYOTA 86 MC | YH | 1'51.260 | 4.121 | 1.341 | 155.357 | |
30 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | アールキューズSLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 1'51.506 | 4.367 | 0.246 | 155.014 |
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GRAND FINAL -RIJ- (2017/11/11) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2017 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 宮田 莉朋 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | 1'57.634 | - | - | 146.939 |
2 | 50 | 澤田 真治 | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | 1'57.743 | 0.109 | 0.109 | 146.802 |
3 | 5 | 大湯 都史樹 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'57.862 | 0.228 | 0.119 | 146.654 |
4 | 6 | 笹原 右京 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'57.880 | 0.246 | 0.018 | 146.632 |
5 | 8 | 角田 裕毅 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'57.932 | 0.298 | 0.052 | 146.567 |
6 | 16 | 篠原 拓朗 | Media Do ADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 1'57.961 | 0.327 | 0.029 | 146.531 |
7 | 36 | 小川 颯太 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | 1'57.983 | 0.349 | 0.022 | 146.504 |
8 | 60 | 川合 孝汰 | DENSOルボーセF4 Le Beausset Motorsports | 1'57.995 | 0.361 | 0.012 | 146.489 |
9 | 62 | 平木 湧也 | DENSOルボーセF4 FTRS Le Beausset Motorsports | 1'58.046 | 0.412 | 0.051 | 146.426 |
10 | 7 | 大滝 拓也 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'58.072 | 0.438 | 0.026 | 146.393 |
11 | 55 | 細田 輝龍 | DRP F4 FIELD MOTORSPORT | 1'58.093 | 0.459 | 0.021 | 146.367 |
12 | 35 | 河野 駿佑 | HubAuto F110 HubAuto Racing | 1'58.113 | 0.479 | 0.020 | 146.343 |
13 | 17 | 朝日 ターボ | ヴァンガードまるはアイカーズF110 Buzz International | 1'58.195 | 0.561 | 0.082 | 146.241 |
14 | 89 | 庄司 雄磨 | HubAuto F110 HubAuto Racing | 1'58.195 | 0.561 | 0.000 | 146.241 |
15 | 61 | 平木 玲次 | DENSOルボーセF4 Le Beausset Motorsports | 1'58.195 | 0.561 | 0.000 | 146.241 |
16 | 13 | 岩佐 歩夢 | BMG F110 B-Max Racing team | 1'58.306 | 0.672 | 0.111 | 146.104 |
17 | 39 | 浦田 裕喜 | SACCESS RACING F4 SACCESS RACING | 1'58.488 | 0.854 | 0.182 | 145.879 |
18 | 80 | 菅波 冬悟 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 1'58.493 | 0.859 | 0.005 | 145.873 |
19 | 25 | 高橋 知己 | 点天&イーストアップwith Field FIELD MOTORSPORT | 1'58.549 | 0.915 | 0.056 | 145.804 |
20 | 70 | 小山 美姫 | Leprix Sport F110 leprix sport | 1'58.756 | 1.122 | 0.207 | 145.550 |
21 | 63 | 金澤 力也 | VSR Lamborghini SC VSR Lamborghini S.C. Formula Jr. | 1'58.815 | 1.181 | 0.059 | 145.478 |
22 | 18 | 加藤 潤平 | ATEAM Buzz Racing F110 Buzz International | 1'58.851 | 1.217 | 0.036 | 145.434 |
23 | 99 | ダニエル・フロスト | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED RACING TEAM | 1'58.876 | 1.242 | 0.025 | 145.403 |
24 | 77 | 大井 偉史 | Skill Speed スキルスピード | 1'58.917 | 1.283 | 0.041 | 145.353 |
25 | 68 | チア ウィング ホン | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | 1'59.577 | 1.943 | 0.660 | 144.551 |
26 | 15 | 早瀬 広道 | Media Do ADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 2'00.053 | 2.419 | 0.476 | 143.978 |
27 | 44 | 小野寺 匠 | NRS F110 NRS | 2'00.054 | 2.420 | 0.001 | 143.977 |
28 | 2 | 仲尾 恵史 | TCS-奈良初参加おっちゃん号 TEAM RIGHT WAY | 2'00.106 | 2.472 | 0.052 | 143.914 |
29 | 9 | 畑 亨志 | アーネクトwith Field FIELD MOTORSPORT | 2'00.170 | 2.536 | 0.064 | 143.838 |
30 | 83 | ライジング | NRS RISING F110 NRS | 2'00.629 | 2.995 | 0.459 | 143.290 |
31 | 86 | 大阪 八郎 | COLLET F110 ZAP SPEED RACING TEAM | 2'01.326 | 3.692 | 0.697 | 142.467 |
32 | 54 | G.W.リッケルト Jr. | PAM KOTA RACING ARN RACING | 2'02.951 | 5.317 | 1.625 | 140.584 |
33 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 2'03.113 | 5.479 | 0.162 | 140.399 |
---- 以上基準タイム(110% - 2'09.486)予選通過 ---- |
SUPER GT Rd.3 MOTEGI -RIJ- (2017/11/11) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2017 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 宮田 莉朋 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | 1'57.585 | - | - | 147.000 |
2 | 50 | 澤田 真治 | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | 1'57.740 | 0.155 | 0.155 | 146.806 |
3 | 8 | 角田 裕毅 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'57.820 | 0.235 | 0.080 | 146.707 |
4 | 6 | 笹原 右京 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'57.840 | 0.255 | 0.020 | 146.682 |
5 | 5 | 大湯 都史樹 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'57.841 | 0.256 | 0.001 | 146.680 |
6 | 16 | 篠原 拓朗 | Media Do ADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 1'57.904 | 0.319 | 0.063 | 146.602 |
7 | 60 | 川合 孝汰 | DENSOルボーセF4 Le Beausset Motorsports | 1'57.912 | 0.327 | 0.008 | 146.592 |
8 | 55 | 細田 輝龍 | DRP F4 FIELD MOTORSPORT | 1'57.954 | 0.369 | 0.042 | 146.540 |
9 | 17 | 朝日 ターボ | ヴァンガードまるはアイカーズF110 Buzz International | 1'57.968 | 0.383 | 0.014 | 146.522 |
10 | 36 | 小川 颯太 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | 1'57.969 | 0.384 | 0.001 | 146.521 |
11 | 62 | 平木 湧也 | DENSOルボーセF4 FTRS Le Beausset Motorsports | 1'58.025 | 0.440 | 0.056 | 146.452 |
12 | 7 | 大滝 拓也 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'58.055 | 0.470 | 0.030 | 146.415 |
13 | 35 | 河野 駿佑 | HubAuto F110 HubAuto Racing | 1'58.076 | 0.491 | 0.021 | 146.388 |
14 | 89 | 庄司 雄磨 | HubAuto F110 HubAuto Racing | 1'58.152 | 0.567 | 0.076 | 146.294 |
15 | 39 | 浦田 裕喜 | SACCESS RACING F4 SACCESS RACING | 1'58.183 | 0.598 | 0.031 | 146.256 |
16 | 80 | 菅波 冬悟 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTORSPORTS | 1'58.183 | 0.598 | 0.000 | 146.256 |
17 | 61 | 平木 玲次 | DENSOルボーセF4 Le Beausset Motorsports | 1'58.183 | 0.598 | 0.000 | 146.256 |
18 | 13 | 岩佐 歩夢 | BMG F110 B-Max Racing team | 1'58.270 | 0.685 | 0.087 | 146.148 |
19 | 25 | 高橋 知己 | 点天&イーストアップwith Field FIELD MOTORSPORT | 1'58.282 | 0.697 | 0.012 | 146.134 |
20 | 70 | 小山 美姫 | Leprix Sport F110 leprix sport | 1'58.682 | 1.097 | 0.400 | 145.641 |
21 | 99 | ダニエル・フロスト | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED RACING TEAM | 1'58.719 | 1.134 | 0.037 | 145.596 |
22 | 63 | 金澤 力也 | VSR Lamborghini SC VSR Lamborghini S.C. Formula Jr. | 1'58.811 | 1.226 | 0.092 | 145.483 |
23 | 77 | 大井 偉史 | Skill Speed スキルスピード | 1'58.830 | 1.245 | 0.019 | 145.460 |
24 | 18 | 加藤 潤平 | ATEAM Buzz Racing F110 Buzz International | 1'58.839 | 1.254 | 0.009 | 145.449 |
25 | 68 | チア ウィング ホン | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | 1'59.171 | 1.586 | 0.332 | 145.043 |
26 | 9 | 畑 亨志 | アーネクトwith Field FIELD MOTORSPORT | 1'59.678 | 2.093 | 0.507 | 144.429 |
27 | 15 | 早瀬 広道 | Media Do ADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 1'59.819 | 2.234 | 0.141 | 144.259 |
28 | 2 | 仲尾 恵史 | TCS-奈良初参加おっちゃん号 TEAM RIGHT WAY | 1'59.881 | 2.296 | 0.062 | 144.184 |
29 | 44 | 小野寺 匠 | NRS F110 NRS | 2'00.028 | 2.443 | 0.147 | 144.008 |
30 | 83 | ライジング | NRS RISING F110 NRS | 2'00.525 | 2.940 | 0.497 | 143.414 |
31 | 86 | 大阪 八郎 | COLLET F110 ZAP SPEED RACING TEAM | 2'01.257 | 3.672 | 0.732 | 142.548 |
32 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 2'02.505 | 4.920 | 1.248 | 141.096 |
33 | 54 | G.W.リッケルト Jr. | PAM KOTA RACING ARN RACING | 2'02.947 | 5.362 | 0.442 | 140.589 |
---- 以上基準タイム(110% - 2'09.486)予選通過 ---- |
年4戦、前戦の鈴鹿で学んだ経験を活かし、最終戦に挑みました。今回もマシンを入れ替え、3人にはこの1年間での成長を感じられるようにしました。
マシンの差ではなく、自身のドライビングの走りの差を実感させました。チームのドライバーは、レース経験が浅く、自分よりもまわりのことに意識がいってしまう傾向があるので、まずは一番近い存在のチームメイトと競争をする意味でマシンシャッフルをしました。
前戦で組み立てたレースウィークの流れを変えず、同じように金曜日最終占有走行で予選を意識した走行をさせました。雨の鈴鹿をヴィッツで走るのは初めてで、どのような順位になるか全く分かりませんでした。
占有走行Aグループ、勝木選手と廣島選手が走行。廣島選手2番手、勝木選手6番手で2人ともそれぞれ課題はありましたが、走り初めのリザルトは順調でした。
占有走行Bグループ、和田選手が走行。和田選手13番手、アウトラップのデグナーコーナーでコースオフしてピットイン。その後、走行できましたが13番手で終えました。このコースオフで和田選手の流れを止めてしまったのは事実ですが、これも和田選手の経験のひとつだと思っています。
この結果から開幕前に掲げていた表彰台の目標がはじめて見えました。
持ち込んだパッケージ、この1年の流れを読んで、僕の中では全員がトップ10入り、最上位は5位で上出来だと予想していました。決勝表彰台も見え、前戦の課題だった緊張からくるミスをなくすために、精神的なゆとりを持たせることに集中しました。
予選アタックで、チャンピオンのゼッケン1峯選手の後ろに廣島選手、勝木選手をつかせ、引っ張ってもらってタイムを出させました。オープニングラップで差が開かずに戻ってきたので、チャンスありと感じました。1周目、峯選手より速いタイムでトップタイム! これには本当に驚きと喜びを感じ、このままと願いましたが、2周目に峯選手がタイムアップさせ、廣島選手は予選は2番手で終えました。
その後、話しを聞くと、峯選手が廣島選手のスリップを使おうと譲ってくれた周にコースオフ、その周のセクター2でベストタイムが出ていたので、1コーナーのミスが無ければ、トップを狙えたかもしれません。まだ精神面の課題はたくさん残っていると感じました。
勝木選手は序盤6番手タイムでしたが、最後の周にベストタイムを更新し、5番手で予選を終えました。このタイムアップはこの1年の成長だと感じ、凄くいい予選になりました。
予選トップに並ばせようと、ピットアウトしたものの、黒田選手を前にいかせてしまい、本人の弱さを感じました。タイムが出ていなくても、気持ちを強く持っていなければ、速くはなれないと思います。チームは作戦を立て、そのための良い場所を作り上げています。ドライバーはそれを実行しないといけません。和田選手を成長させてあげられなかったことを凄く後悔しています。
予選の結果が良かっただけに残念ですが、台風21号の影響でイベントが中止となりました。突然の発表で、もやもやした気持ちをどこにぶつければ良いのか分かりませんでしたが、また来年、もっと成長したチームとドライバーで、今期以上の結果を出したいと思います。本音は、ドライバーにレースをさせてあげたかった。走らせてあげたかったです。
年間4戦の短いシリーズで、チーム全員が成長したと思います。僕は、チャンピオンゼッケン1の峯選手の動きを常にチェックし、レースウィークをどのように組み立て、タイヤ、マシンの仕上げ、暖機、ピットアウト、ピットイン、目で見えること全てをチームに還元しようとしました。その上で、3人にとって1番良い作戦を考えていました。最終戦は同じピットだったので、本当に勉強になりました。
今年の開幕戦、まわりのチームからは突然現れた目立つけど遅いチームと思われていたと思いますが、最終戦の予選で、1周だけでもトップを取った時のまわりのチームのどよめきは誇らしいし、チームとして成長出来たんだなと実感しました。たぶん、面倒くさいチームになったと思いますが、ヴィッツレースに新しい風を吹かせたと実感しています! 事故後、人間関係や仕事で学んだ経験が、レースにも活かせるんだと感じた1年でした!
最初、ドライバー3人に会ったのはレースウィークの金曜日の夜ご飯。「こいつら大丈夫か?」が第一印象でトップとのタイム差は3秒以上! レース経験上のこのタイム差で上位を狙えるわけがないし、基本全てを見直さなければならないと感じていました。僕自身も監督一年生、ヴィッツレース見るのも一年生でドライバーの状況とレースの流れを学んでいたのが開幕戦でした。
第2戦は、金曜日、最初の練習走行でワークスマシンを勝木選手の大クラッシュで失い、マシンを寄せ集めて何とか3台ともレースは出来ましたが、その悪い流れをドライバーもチームも振り切れず、結果は散々でした。しかし、開幕戦で感じたヴィッツレースの流れで、「こうすると良いだろう」と思ったことを実践出来、レースウィークの組み立てには満足出来ていました。悪いところが全て出たのが第2戦でした。
第3戦は、岡山から鈴鹿に変わり、3人ともにSRS-F鈴鹿レーシングスクールフォーミュラの経験を活かせると思っていました。マシンシャッフルを行い、3人の実力の差とチーム内の団結力を感じられたレースでした。勝木選手のマシントラブルもあり、来年度から投入予定だった速いと言われている旧型マシンを投入出来たのも大きかったと思います。それまで、ドライバーの心の何処かに、「旧型マシンに乗れば1.5秒速くなれる」というチームからしたら邪念があり、その真実を知れたことで、「新型でもいくんだ」とドライバーに自信をつける切っ掛けになれました。
僕自身、ドライバーに教えることで考え方を振り返られて、凄く勉強になりました。ひとりひとり成長を感じられ、全員が同じ方向に向けていて本当に素晴らしいチームになれたと思います。
1年間、応援ありがとうございました。2年計画の1年目が終わりました。来年もAVANTEHレーシングの応援宜しくお願い致します。
Hirokazu NAGAYA