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2012年12月

SUPER GT

SGT:GAINERの第1回感謝祭は多くのファンが詰めかけ大盛況に終わる

1回GAINER感謝祭 アットホームな雰囲気で和やかに開催!

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 2012年GAINERを応援してくださったファンの皆様に感謝して、第1回GAINER感謝祭を12月16日日曜日、株式会社ゲイナー本社工場(京都市左京区)に於いて開催いたしました。

 通常レース開催時には、ドライバー・エンジニア・スタッフ共になかなかファンとの交流が出来る機会も無く、もっと身近にモータースポーツや、チームを感じて貰いたく『基本すべてを自分たちの手で!』をモットーに、アットホームな雰囲気の中行われました。

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 今回はブッフェ方式を取り入れ、初開催ということもあり、皆さんからは参加費を頂く形に致しましたが、チームオーナーからは優勝記念プラスチック製の大型ポスターや2013年GAINERオリジナルカレンダーが配られ、各スポンサー様からもお得感満載のプレゼントも!

 ドライバートークショーに始まり、GAINERクイズ、ビンゴゲームとイベントも盛りだくさん! シークレットな発表もあり、参加者の方からは、うれしかった、あっという間の2時間30分だった、普段聞けない事が聞けて良かった、料理もおいしかったとお声を頂けました。

 GAINERグッズもクリスマスセールとして、普段の半額で販売。GAINERオリジナルグッズ(株式会社ゲイナー製造部制作)も新たなアイテムがお目見えしていました。

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プレゼントご協力:DUNLOP様、ディージャック様、PENALTY様
Text & Photo: GAINER

その他

Capeta仕様のF3などが当たるX'masプレゼント

 昨年、全日本F3に出走、3勝を上げドライバーズランキング3位に入った山内英輝選手をスポンサードしたプラネックスコミュニケーションズ株式会社の取締役で自身もF3出場経験のある久保田克昭様よりグッズをいただきました。

 そこで以下の商品をクリスマスプレゼントとして提供します。各商品1点です。ご希望の方は応募要項をご覧ください(商品名クリックで商品情報のページへ)。

xmas_present_01.jpg 1/43 Capeta Dallara F3XX 鈴鹿ラウンド仕様
xmas_present_02.jpg 55メディア対応 USB3.0 メモリーカードリーダー/ライター
PL-CR55S3U3シリーズ
xmas_present_03.jpg 仮面ライダーオーズ コアメダル型スマートフォン・携帯電話充電用
巻き取りケーブルセット BN-OOOシリーズ
xmas_present_04.jpg スマートフォンピアス(SMA-HO-Pierce)PL-PICシリーズ
xmas_present_05.jpg スマートフォン対応 液晶画面用携帯型クリーニングスプレー
PL-CLSP01
応募要項
  • 応募期間: 12月11日~12月20日
  • 1人につき希望商品1点のみとします。
  • 下記メールアドレスに希望商品名、お名前、メールアドレスを記入して送信してください。
    present@fmotor.jp
  • 応募多数の場合は抽選を行います。
  • 当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。
  • 当選者には、当選通知を行いますので、住所等を返信してください。

Formula Challenge Japan | Japanese F3 | SUPER GT | スーパー耐久

2013年国内4輪レースカレンダー(暫定/FCJ追加)

date SF F3 FCJ SGT S耐 その他 備考
03/24
03/31 富士(1,2) SUGO(T) S耐テスト
は30日
04/07 岡山(1)
04/14 鈴鹿(1) 鈴鹿(1)
04/21 SUGO(1)
04/28 富士(2) トライアルGP
もてぎ
SGTは
29日決勝
05/05
05/12 もてぎ(2)
もてぎ(3,4)
05/19 韓国(E) エキシビション
05/26 インジェ(2)
06/02 AP(2) 富士(3)
06/09
06/16 セパン(3)
06/23 富士(5,6,7) LeMans24h
06/30 岡山(4)
07/07
07/14 富士(3) 富士(5)
07/21 もてぎ(3)
07/28 SUGO(4) 8耐鈴鹿
08/04 もてぎ(4) もてぎ(6) Ene-1GP鈴鹿
08/11 富士(4)
08/18 鈴鹿(5)
08/25 インジェ(5) 富士(8,9)
09/01 岡山(5)
09/08 富士(6)
09/15
09/22 鈴鹿(6) ALMS富士
WTCC鈴鹿
09/29 SUGO(6) SUGO(7)
10/06 AP(7)
10/13 F1鈴鹿
10/20 WEC富士
10/27 MotoGPもてぎ
11/03 もてぎ(8)
11/10 鈴鹿(7) 鈴鹿(10,11,12) AP(7)
11/17 富士(JAF) 富士(JAF)
11/24
12/01
12/08
12/15
12/22 PenBay(8)
■サーキット略称
  • 鈴鹿: 鈴鹿サーキット
  • 富士: 富士スピードウェイ
  • 岡山: 岡山国際サーキット
  • SUGO: スポーツランドSUGO
  • AP: オートポリス
  • セパン: セパン国際サーキット(マレーシア)
  • 韓国: 韓国国際サーキット(韓国)
  • インジェ: インジェ・オートピア(韓国)
  • PenBay: PenBay国際サーキット(台湾)

D1 GRAND PRIX

D1:TOKYO DRIFT in お台場 シリーズ総合優勝は熊久保信重、シリーズ単走優勝は高橋邦明 (D1 Corp.)

12月1日(土)グランツーリスモD1GPシリーズ第7戦は末永直登が優勝! 12月2日(日) D1GPエキジビション「D1チャンピオンズ」単走チャンピオン決定戦・チャンピオンズ追走ベスト12斎藤太吾が両競技を完全制覇!

 12月1日(土)~2日(日)の2日間、TOKYO DRIFT in お台場」が東京・お台場特設会場(東京都江東区青海)で開催された。

 1日(土)のD1GPシリーズ第7戦(最終戦)には、5,520人が、2(日)のエキジビションマッチ「D1チャンピオンズ」には7,476人もの観衆で会場は歓声に包まれた。

 1日(土)、シリーズ最終戦となるグランツーリスモD1GPシリーズ第7戦。午前中の単走はドライ路面で行われたが、その後一時的に雨が降り、午後の追走前には上がるという不安定な天候の中行われた。単走決勝は、前日の予選をトップ通過した内海彰乃(TOYO/RC926)が、1本目はクラッシュするも2本目はうまくスピードをコントロール、99.63をマークし優勝した。第6戦終了時にシリーズ単走ポイントリーダーだった高橋邦明(GOODYEAR Racing With Kunny'z)は、迫力ある走りをみせるもテールをガードレールにかすめ減点となり、単走7位という結果に終わった。しかし、シリーズポイントランキング2位のたかやまけんじ(EXEDY R Magic D1 Racing)に8ポイントの差をつけ、シリーズ単走優勝を決めた。

 午後に行われた追走トーナメントでは、単走終了時点で、熊久保信重(YUKE'Sチームオレンジ with BEAST EYE)が7位以上に入れば、シリーズ総合チャンピオンが決定する状況になっていた。熊久保はベスト8で内海と対戦し敗北。しかし、シリーズ総合ポイントランキング2位の斎藤太吾(ダイゴ)に12ポイントの差をつけ、シリーズ総合優勝を果たした。

 第7戦の追走トーナメントは、熊久保のチームメイトの末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)が第4戦エビス大会以来、今シーズン2度目の優勝を飾った。翌2日(日)は、D1GPエキジビション「D1チャンピオンズ」を開催。歴代のシリーズチャンピオン、大会優勝者、各国でチャンピオン経験のある海外選手ら計23名が出場し、ハイレベルなドリフトテクニックを披露した。この日、「失敗しても勢いある走りを見せたかった」という斎藤太吾(ダイゴ)がその言葉通り、豪快な走りをみせ、単走チャンピオン決定戦、チャンピオンズ追走ベスト12とも優勝を飾った。

~D1GPシリーズ第7戦~
【11月30日(金)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選

 最終戦のコースレイアウトは、4月の開幕戦とは異なり、直線から振り出して審査席前に飛び込む設定となった。そして加速区間のアウト側が狭くなり、1コーナーへの進入もやや狭いコース幅で行うことになった。

 予選出走選手は、このコースレイアウトに苦戦し、振り出しで角度がつけられずに車両が流されてしまったり、逆にサイドブレーキを多用して減点されるケースが多かった。その中でまず高得点を出したのが、田中省己(e-net TAKA Neostyle with D-MAX)。振り出しの鋭さには欠けたが、大きな角度をつけてスムーズに走行ラインを描いた。しかしその得点を唄和也(ORIGIN Labo.RACING & B-West with GOODYEAR)が上回る。唄は鋭い振り出しで手前からドリフトを開始したものの、スピードと距離をピッタリ合わせることができ、勢いよく審査席前へ飛ばした。しかし、内海彰乃(TOYO/RC926)がさらに99.83の高得点をマーク。内海は高い車速から鋭い振り出しを見せ、車両を止めきれるのかと思わせる勢いで1コーナーに進入したが、見事に回りきって予選トップ通過を果たした。

 また、今回、イタリアのフェデリコ・シェリフォ(Dk17 with Team Orange)、台湾の馮仁稚(NICHIEI レーシングプロジェクト with DUNLOP)、そしてD1タイシリーズ上位3名、ドレー(PTT PERFORMA DRIFT TEAM)、エス(GOODYEAR DRIFT TEAM THAILAND)、エム(PTT PERFORMA DRIFT TEAM)が参戦したが、サイドブレーキの多用が目立つ選手が多かった。エスは高い車速から鋭い飛び込みを見せたが、オーバースピードでスポンジバリアにクラッシュ。外国勢の予選通過はならなかった。

【12月1日(土)天候:曇り 路面:ドライ】
■単走決勝

 決勝が行われた土曜日は、曇りで朝から気温が上がらず、路面温度も低いままであった。リヤタイヤはホイールスピンをさせることでグリップ力を発揮する温度まで温めることができるが、フロントタイヤを温めるのは難しく、1コーナーに向かって振り出してから、フロントタイヤが滑りドリフトが戻ってしまうというミスをした選手が多かった。

 前日の予選をトップ通過した内海彰乃(TOYO/RC926)は、1本目にオーバースピードでクラッシュしたものの、2本目はスピードコントロールに成功し、アウト側ギリギリで回りきって高得点を出した。その後、谷口信輝(HKS)が高い車速とアクセル全開度でアピールし高得点をマーク。また、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)もキレのある振りから高い車速で回り切り高得点を獲得。そして佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)も高い車速から鋭い振りと大きな角度を見せたものの、いずれも内海の得点には及ばず、内海が予選に続いてトップに立った。

 シリーズ総合ランキング首位の熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)、さらに3位の斎藤太吾(ダイゴ)は問題なく予選を通過したが、2位の川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)は、1本目に振り出しからスピンし、テールからクラッシュしてしまう。2本目もゆるい振り出しになり、単走敗退。タイトル争いから脱落した。

 単走シリーズタイトル争いは、2位につけるたかやまけんじ(EXEDY R Magic D1 Racing)が、鋭い振りとスムーズで速いドリフトを見せて6位。そしてランキング首位の高橋邦明(GOODYEAR Racing With Kunny'z)はガードレールにテールをかすめて減点をとられるものの迫力のドリフトで7位に入る。たかやまの逆転はならず、高橋が単走のシリーズチャンピオンを獲得した。

内海彰乃選手コメント
d1_td_01.jpg  「人並みですが、嬉しいです。12年ずっと(D1に)出場してきましたが、うまいこといかないことが多かったです。しかし、今日までの努力が結果につながったのだと思います。」


2012グランツーリスモD1GP単走シリーズ優勝【高橋邦明選手コメント】
d1_td_02.jpg  「ドリフトは主観の競技なので、審査員に対して「おっ」と思わせる走りを心がけてやってきました。誰がみてもカッコイイと思ってくれる単走をやりたかったので、インパクトをどれだけ与えられるかをテーマにおいてやってきました。今日、本当は単走優勝をしてチャンピオンを獲りたかったですね。」


■追走トーナメント(天候:曇り 路面:ハーフウェット→ドライ)

 午前中の単走終了後、一時雨が降った。追走開始前には上がったものの、路面は乾ききらず濡れた場所が残っている状態で追走が開始された。

 単走終了時点で、熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)が7位以上に入れば、熊久保のシリーズチャンピオンが決定する状況になっていた。その熊久保はベスト16で日比野哲也(Team UPGARAGE with DRoo-P)と対戦。熊久保はミスなく走りきり熊久保が勝利した。この時点で、シリーズランキング3位の斎藤太吾(ダイゴ)がチャンピオンを獲るには優勝するしかなくなった。その斎藤は松川和也(Team UPGARAGE with DRoo-P)と対戦。斎藤が松川の走りに合わせて勝利し、シリーズチャンピオンの可能性を残した。

 ベスト8で熊久保は内海彰乃(TOYO/RC926)と対戦。熊久保は内海に接近ドリフトをされて敗れてしまう。ここで優勝すれば、チャンピオンが決まる斎藤は谷口信輝(HKS)と対戦。1本目斎藤はストレートで谷口に離され、インをさすことができず五分。2本目は谷口が斎藤とのマシンの距離を詰め、谷口が勝利した。この瞬間に熊久保のシリーズチャ ンピオンが決まった。

 ベスト4に進出したのは、内海、谷口、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)、佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)。準決勝最初の対戦は内海vs谷口。この日ハイスピードで大きな角度をつける安定した走りを見せていた内海が谷口のインにマシンをギリギリまで寄せて勝利する。一方、末永(直)vs佐久間の戦いは、佐久間がベスト8までいい走りをしていたが、ここで後追いの振り出しで引っかかるミスをし末永(直)に敗れた。

 3位決定戦では谷口が佐久間のマシンギリギリに迫る追走をみせ勝利した。

 決勝は内海vs末永(直)。1本目は内海が先行。内海の車速は高く、末永(直)はインに入ることができない。内海にアドバンテージがついた。しかし2本目、末永(直)のインにつけていた内海が2コーナーでマシントラブルが発生し急に失速。これによって末永(直)が逆転し、第4戦エビス大会以来、シリーズ2勝目を挙げた。

末永直登選手コメント
d1_td_03.jpg  「今年を振り返ると、前半戦はマシントラブルもあり決まらなくて苦しかったですが、エビス戦からクルマの仕様変更をしてもらい、とてもよくなりました。エボIX、エボXと乗り継いできて、世界に1台だけのクルマでセッティングデータもない中、自分が思うことをトライさせてくれるチームの環境があるのでセットアップも進みますし、本当に感謝していますし、今日の勝利もチームみんなのおかげだと思っています。」

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第7戦追走トーナメント決勝戦 (左:内海彰乃選手 VS 右:末永直登選手)

2012グランツーリスモD1GPシリーズランキング総合優勝【熊久保信重選手コメント】
d1_td_05.jpg  「こうやってチャンピオンが獲れたのは、チームオレンジを多くのスポンサー、ヨコハマタイヤの方々が支えてくださったからだと思っています。今年は何度もクルマを壊しましたが、メカニックが一生懸命直してくれて、チャンピオンを獲得することができました。昨年、大きな地震があり、東北地方は大打撃を受けました。しかしD1ファンのみなさんの温かいご支援のもと、なんとか走ることができ、そしてエビスサーキットで開催することもできました。なにがなんでも東北の方々、そしてみなさんに恩返しがしたく、チャンピオンカップを東北に持って帰りたいと願っていました。実現できたのは本当にみなさん の応援のおかげだと思っています。ありがとうございました。」
~D1GPエキジビション「D1チャンピオンズ」~
【12月2日(日)天候:晴れ路面:ドライ】
■単走チャンピオン決定戦

 2日(日)、D1GPエキジビションマッチ「D1チャンピオンズ」には、歴代のシリーズチャンピオン、大会優勝者、各国でチャンピオン経験のある海外選手が参戦。午前中の行われた単走チャンピオン決定戦は、通常の単走と同様に2本の走行で良かった方の得点で順位を決定し、優勝を争う。また上位8名と、9位以下の海外選手のうち上位3名が追走トーナメントに進出できる。審査には「車速の最大値」、「平均車速」、「平均角度」、「角度の変化」、「車両の振りの鋭さ」などを機械計測して採点を行うGPS機能を応用した車載計測器「DOSS(通称ドス)」が採用された。

 この日、調子がよかったのは、時田雅義(GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R)。迫力のある振り出しからいい角度をつけ、スピードを保って97.94の高得点をマークした。一方シリーズ単走優勝者の高橋邦明(GOODYEAR Racing With Kunny'z)は、1本目は振り出しミス。2本目も角度をつけすぎてしまい敗退した。またシリーズ総合チャンピオンを決めた熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)もいい走りを見せたが、時田の得点には及ばなかった。しかし、斎藤大吾(ダイゴ)が迫力ある振り出し、大きな角度から勢いのある飛び込みを見せて99点を叩き出し時田を逆転。これにより斎藤が単走チャンピオンを獲得した。

斎藤太吾選手コメント
d1_td_06.jpg  「今日は失敗しても勢いをアピールしたかったので、振り出しから審査席前まで狙い通りの走りができました。2本目はもうちょっと勢いをつけようと思ったら失敗してしまいましたが、追走も前日のモヤモヤが晴らせるような走りを見せたいと思います。」


■角度番長決定戦/チャンピオンズ追走ベスト12

 単走チャンピオン決定戦後は、「角度番長決定戦」が行われた。これは、単走チャンピオン決定戦で敗退した選手が出走し、走行は1本のみで行われ、飛び込みの角度を「DOSS」で計測し、競う。ただし角度が大きくても2コーナーまでドリフトを維持できなければ失格となる。ここでの優勝者は追走トーナメントに進出することができる。

 またセントレア大会「D1チャンピオンズ」角度番長決定戦で1位となった斎藤太吾(ダ イゴ)はディフェンディングチャンピオンとして最後に出走した。まず織戸学(DRIVE M7 ADVAN MAX ORIDO RACING)が鋭い角度からきれいなラインを描き、83.8度を叩き出す。しかし、末永直登(YUKE'S チームオレンジwith BEAST EYE)がそれを上まわる角度で飛び込み、1コーナーではやや修正舵が入ったものの、なんとかドリフトは維持して87.1度という驚異的な角度をマークし、トップに立つ。日比野哲也(Team UPGARAGE with DRoo-P)も87度を出したが2コーナーまでドリフトを維持できず失格。その後出走した選手は末永を上回る角度をだせず、末永(直)が優勝した。

 そして最後にディフェンディング番長の斎藤が登場。振り出し直後に大きな角度をつけたものの、末永には及ばない78.5度。末永が新番長の座についた。

 追走トーナメントは12名で争われた。単走の上位4名は1回戦がシードとなり、2回戦からの登場となる。

 海外からの招待選手は、すべて1回戦からの登場となった。その中でノン(OVERDRIVE M150-STORM SINGHA)と戦った馮仁稚(アーツー)(NICHIEI レーシングプロジェクト with DUNLOP)は再戦の末に勝利。海外選手ではただひとりベスト8に進出した。

 ベスト8では熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)と川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)が対戦。1本目に川畑は1コーナーでフロントが流れるミスをしてしまう。2本目先行となった川畑は勢いある走りで熊久保を寄せつけないが、挽回にはいたらず熊久保が勝った。

 ベスト4に勝ち上がったのは斎藤、熊久保、時田雅義(GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R)、佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)。斎藤vs熊久保は、熊久保が斎藤とのマシン距離を詰めたものの、斎藤はそれ以上にマシンを寄せてみせ斎藤が競り勝った。時田vs佐久間は、佐久間が1コーナーからマシンの角度が浅くなり、2コーナーで失速してしまう。これにより時田が勝った。

 決勝は斎藤vs時田。1本目は斎藤が先行。時田はストレートでも斎藤についていき、同時振りから斎藤のマシンに寄せ、見事にドリフトを合わせた。しかし2本目は斎藤も時田のマシンギリギリにインを突き、勝負は再戦にもつれる。ここで斎藤はタイヤを交換。時田はタイヤ無交換で走行するが、直線で斎藤に離されてしまい、アドバンテージがとれない。2本目はストレートではマシン間隔が開きぎみだった斎藤が飛び込みで一気に詰め、アドバンテージを取って勝利。斎藤が優勝を決めた。

斎藤太吾選手コメント
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D1GP東京ドリフト製作委員会

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAFGP富士 ZENT Audi R8 LMSはクラッチトラブル、investors Audi R8 LMSは今季ベスト! (Hitotsuyama)

 Hitotsuyama Racingは11月16~18日に富士スピードウェイで開催されたJAF GP FUJI SPRINT CUPに参戦致しました。#21 ZENT Audi R8 LMSは第1レース(リチャード・ライアン)のスタートでクラッチトラブルによりリタイヤを喫し、第2レース(都筑晶裕)では15位スタートから粘りの走りで11位フィニッシュを果たしました。一方、#77 investors Audi R8 LMSは第1レース(イゴール・スシュコ)では予選23位から怒涛の追い上げを魅せ今シーズンベストリザルトの9位を獲得。第2レース(小林賢二)では1周目プリウスコーナーでのスピンが影響しリタイヤとなりました。総合結果では#77 investors Audi R8 LMSがクラス14位、#21 ZENT Audi R8 LMSがクラス20位となり、今シーズンの全てのプログラムを終えました。

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公式練習 / 公式予選
#21 ZENT Audi R8 LMS 都筑晶裕 / リチャード・ライアン

 元GT500チャンピオン、リチャード・ライアンの加入によりシーズン後半にかけて戦闘力を大幅に上げてきた#21 ZENT Audi R8 LMS。BOPによりAudi勢にとっては依然として厳しい状況が続いているものの、トップ6フィニッシュを目標にこの特別戦に挑んだ。

午前中に行われた公式練習は、通常のシーズン戦と比べ1時間の短いスケジュールで行われたこともあり、ポルシェ、ランボルギーニ勢を中心に序盤からコースレコードを更新するハイペースで進められていった。そんな中、都筑とリ チャードも無駄なくプログラムをこなし、クラス10位、1分40秒029のタイムを記録。コースレコードを更新し、シーズンをかけてマシン戦闘力が着実に上がっていることを示した。

 14時05分から行われた20分間の第1レース公式予選はリチャード・ライアンが担当。今回は予選中に2セットのタイヤを使用し2回のアタックを行う戦略を採用。1セット目のタイヤで1分40秒015のタイムを記録するが、リチャードは条件さえ整えば1分39秒台前半が可能なことを告げ、すぐに2セット目のタイヤに交換。3周連続アタックを行い、その言葉通り1分39秒484を記録。4台のAudi勢でもしっかりとトップタイムをたたき出しアタックを終えた。ただしポールポジションを獲得した#33 HANKOOK PORSCHE 藤井選手は1分37秒930という驚異的なタイムを記録。その他上位勢も1分38秒台前半のタイムを記録する展開となったため、リチャードをもってしても予選クラス12位に沈んだ。

 続く第2レース公式予選は都筑晶裕が担当。都筑もこの公式予選でタイヤ2セット投入する戦略を採用。1セット目のタイヤでは1分40秒651と伸び悩んだ都筑だが2セット目では1分40秒120を記録。クラス15位に沈んだものの、リチャード とのデータ比較においても都筑は自身の成長をしっかりとチームに見せつけた。

#77 investors Audi R8 LMS 小林賢二 / イゴール・スシュコ

 最終戦もてぎに引き続き小林賢二 / イゴール・スシュコのコンビで挑む#77 investors Audi R8 LMS。元々スプリントレースを得意とする2人だけに、このスプリントカップへは期待がかかる。

 公式練習では小林、イゴールが1時間のスケジュールを30分ずつ均等に分けそれぞれのプログラムを消化していく。小林はレースラップを意識したプログラムで走行し1分43秒台のペースで安定したタイムを刻む。

 一方イゴールはAudi R8 LMSでの富士スピードウェイ走行は初めてということも有ったが、コースイン数周後には小林同様1分43秒台までペースを上げ、その後はレースラップを意識して走行。公式練習でのベストタイムは1分43秒165、クラス23位に終わったが、マシンのバランスも良好で決勝レースに期待を持てる結果となった。

 第1レース公式予選はイゴール・スシュコが担当。#21 ZENT Audi R8 LMSが予選でタイヤ2セットを投入する戦略を採った一方、#77 investors Audi R8 LMSは1セットのタイヤで20分間の予選を通す戦略を採用。そのため#77 investors Audi R8 LMSの両ドライバーにはタイミングをより見計らうことが求められた。コースイン後5周目に1分41秒630を記録したイゴール。さらに連続してタイムアップを要求されたが、既にタイヤを使い切ってしまい、残念ながらこのタイムのまま予選を終え、クラス23位とスプリントレースでは致命的な予選後方からのスタートが確定した。

 第2レース公式予選を担当する小林は1分41秒台前半を目標にコースイン。6周目に1分42秒144を記録。一旦クールダウンした小林は11周目にタイミングを作り再度アタック。セクター1、2と自己ベストを塗り替えてきたがセクター3でアタックを終えたライバルに行く手を阻まれてしまい、小林はアタックを諦めてしまう。この結果6周目に記録した1分42秒144がベストタイムとなり、クラス21位からの決勝スタートが確定した。

11月17日 決勝第1レース
#21 ZENT Audi R8 LMS リチャード・ライアン

 通常のシリーズ戦とは異なり決勝第1レースは土曜日に開催されたが、サーキットは朝から強い雨に見舞われ、荒れたレースを予感させた。スタート進行前に行われたチームミーティングでは、「レインコンディションでのバランスはとても良いマシンだから、スタートの混乱だけ上手く交わせば表彰台はプレゼントできるはず!」とチームオーナーに約束したリチャード。2010年のJAF GPではGT500で優勝を飾っているリチャードだけに、その彼の言葉に期待がかかった。

 スーパーGTマシンにとっては新鮮なスタンディングスタートによるレーススタートとなったが、そのリチャードはなんとスタート直後に失速。惰性で進むリチャードの脇を後続のライバルたちがかすめて行く。レース後の検証で、スタンディングスタートによる負担からクラッチ破損トラブルを引き起こしたことが判明したが、リチャードはたった200m足らずでレースを終えることになった。

#77 investors Audi R8 LMS イゴール・スシュコ

 公式予選ではクラス23位と振るわなかったイゴールだが、スタートで呆気なく脱落したリチャードとは反対に猛追撃を開始。オープニングラップで#21 ZENT Audi R8 LMS、#5マッハGoGoGo車検Ferrari458、#22 R'Qs Vemac 350R、#2エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電の4台をパスして19位に浮上。2周目には#30 IWASAKI MODAクロコ apr R8と#48 DIJON音々CALLAWAYワコーズEDの2台をパスして17位に。さらに5周目までに#61 SUBARU BRZ R&D SPORTと#4 GSR ProjectMirai BMWもパスして15位まで浮上してくる。

 中団グループが2分00~03秒のラップタイムで走行している中、イゴールはライバルたちより1周あたり約5秒速い1分56~57秒台で周回し、周囲を圧倒する。その後もペースを緩めるどころかさらに勢いを増すイゴールは、ハイペースで前車との距離を縮め、14周目に#88 マネパ ランボルギーニ GT3をパス。遂にシングルポジション9位まで浮上してきた。ただし前を行く8位の#911エンドレス TAISAN 911とは20秒以上の差があり、ペースも拮抗していたためチームはポジションキープを伝え、初のシングルフィニッシュを目指す。それでもイゴールは終盤19周目に1分55秒470の自己ベストを記録する余裕を見せてフィニッシュ。23位スタートから実に14台抜きの偉業を魅せ#77 investors Audi R8 LMSにシーズン初のシングルフィニッシュをプレゼントした。

11月18日 決勝第2レース
#21 ZENT Audi R8 LMS 都筑晶裕

 前日とは打って変わって快晴に恵まれた決勝第2レース。#21 ZENT Audi R8 LMSは前日深夜までかけてクラッチの交換作業を行い、この第2レースに臨んだ。15位スタートの都筑は昨日と同様のトラブルを回避するために、ポジションを下げることは承知の上、慎重にスタートをきった。スタート直後の加速こそライバルに後れを取ったものの、1コーナー進入で#3 S Road NDDP GT-Rと#88 マネパ ランボルギーニ GT3が接触。その混乱を上手く交わした都筑は4台をパスしオープニングラップで11位までポジションを上げる。ただし、BOPで有利なランボルギーニやGTRにはストレートで簡単にオーバーテイクされてしまう状況で、レースが落ち着く頃までに13位にポジションダウン。その後は#30 IWASAKI MODAクロコ apr R8岩崎選手とのテール・トゥ・ノーズの戦いを繰り広げ、Audi同士の白熱したバトルを展開。

 R8 LMS ultraを相手に奮闘する都筑だが、ブレーキングではフロントワイドタイヤを履くR8 LMS ultraにアドバンテージがあり、#30岩崎選手をオーバーテイクするまでには至らない。結局この戦いはフィニッシュまで続き、その間に脱落したマシンもあったことから、#21 ZENT Audi R8 LMS 都筑は11位でフィニッシュを果たした。シングルフィニッシュを最低条件として臨んだ都筑にとっては少々不満の残る結果となったが、来シーズンのさらなる飛躍に向け、多くの収穫とともに今シーズンラストレースを終えることとなった。

#77 investors Audi R8 LMS 小林賢二

 #77 investors Audi R8 LMSの決勝第2レースを担当する小林賢二も、#21 ZENT Audi R8 LMS都筑と同様、クラッチトラ ブルを危惧して慎重にスタートを決める。その結果、1コーナーまでに後続のライバルたちにも交わされてしまうが、#86 Verity BOMEX ランボ RG3、#31 apr HASEPRO PRIUS GT、#22 R'Qs Vemac 350Rに食らい付き隙を窺う。ダンロッ プコーナーでは#48 DIJON音々CALLAWAYワコーズEDの高森選手がスピンしポジションアップを果たした小林だが、その 先のプリウスコーナー立ち上がりで今度は小林自身がスピン。運悪くウォールに接触してしまう。小林はすぐにコースに復帰し走行を続けるものの、接触の影響からストレートでの加速中にボンネットが外れ飛んでしまい、残念ながらそこでレースを終えることになった。

チーム代表 一ツ山幹雄
 「第1レースではイゴールが健闘してくれました。雨の中でのレースでしたから最後までハラハラして見ていました が、あのペースで走り切ったことは評価に値しますね。それからリチャードですが、チームに表彰台をプレゼント出来 るはずだよ、とレース前に言ってくれたんです。雨でレースが荒れることは分かっていたので本当に楽しみにしていた のですが、それがスタートでクラッチ破損、0周リタイヤ・・・。Audi Sport Japanさんには、クラッチが弱いからそ ういう可能性がある、労わらないといけない、ということをAudi Sportの看板を背負っている彼らの責任として、事 前にドライバーにしっかりと伝えておいて欲しかったですね。ゲイナーさんもaprさんも全戦完走していて、#21だけ メカニカルトラブルで何度もリタイヤしていますから。第2レースは都筑選手の走りを見ている限りでは、やはりBOP が厳しいです。特に富士はストレートが長いので、あれだけあっさりと抜かれてしまうと・・・。小林選手も元々スプ リント出身のドライバーですから、ここでパフォーマンスを発揮して欲しかったのですが、残念です。シーズンを通し て応援して下さった方々には本当に感謝しております。今シーズンの結果を踏まえ、来シーズンは常に上位争いが出来 る体制を築けると思っています。来シーズンも応援宜しくお願い致します。」

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Text & Photo: Hitotsuyama Racing Press release

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