トヨタ自動車株式会社は30日、2015年度のモータースポーツ活動および支援計画を発表した。
スーパーフォーミュラでは、昨年までF1をドライブしていた小林可夢偉がチームルマンに加入。また、昨年スポット参戦ながら注目を浴びたアンドレア・カルダレッリがチームインパルのシートを獲得した。ロイック・デュバル、ナレイン・カーティケアンはトヨタ陣営からの参戦はなくなった。
全日本F3の体制は発表されなかったが、山下健太がTDPドライバーとして昨年に引き続き参戦する。
昨年までFCJシャーシで行われてた育成プログラムは今シーズンから始まるFIA-F4に移行して行われる。
スーパーGT500クラスでは、トムス陣営から中嶋一貴が離脱。36号車が伊藤大輔/ジェームス・ロシター組、37号車がアンドレア・カルダレッリ/平川亮組となった。また、セルモとサードは平手晃平と石浦宏明のトレードを行った。GT300クラスはaprから新田守男が離脱。中山雄一が加入し嵯峨宏紀とプリウスをドライブする。
スーパー耐久シリーズは、昨年に引き続きST-4クラスにGAZOO Racing SPIRIT 86で参戦。井口卓人、蒲生尚弥、松井孝允がドライブする。
■スーパーフォーミュラ
チーム名 | No. | ドライバー |
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ペトロナス チーム トムス (PETRONAS TEAM TOM’S) |
1 | 中嶋 一貴(Kazuki Nakajima 日本) |
2 | アンドレ・ロッテラー(Andre Lotterer ドイツ) | |
コンドー レーシング (KONDO RACING) |
3 | ジェームス・ロシター(James Rossiter イギリス) |
キグナス スノコ チーム ルマン (KYGNUS SUNOCO Team LeMans) |
7 | 平川 亮(Ryo Hirakawa 日本) |
8 | 小林 可夢偉(Kamui Kobayashi 日本) | |
ケーシーエムジー (KCMG) |
18 | 中山 雄一(Yuichi Nakayama 日本) |
レノボ チーム インパル (LENOVO TEAM IMPUL) |
19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Joao Paulo de Oliveira ブラジル) |
20 | アンドレア・カルダレッリ(Andrea Caldarelli イタリア) | |
プロミュー セルモ インギング (P.MU/CERUMO・INGING) |
38 | 石浦 宏明(Hiroaki Ishiura 日本) |
39 | 国本 雄資(Yuji Kunimoto 日本) |
■国内FIA-F4(エフアイエー エフ・フォー)
今年からエントリークラス フォーミュラ・カテゴリーとして開催される国内FIA-F4シリーズに参戦する若手ドライバーを支援します。7大会14戦開催。
■スーパーGT
クラス | チーム名 | 車両名 | No. | ドライバー | タイヤ |
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GT500 | レクサス チーム ルマン エネオス (LEXUS TEAM LeMans ENEOS) |
ENEOS SUSTINA RC F |
6 | 大嶋 和也 (Kazuya Oshima 日本) |
BS |
国本 雄資 (Yuji Kunimoto 日本) |
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レクサス チーム ウェッズスポーツ バンドウ (LEXUS TEAM WedsSport BANDOH) |
WedsSport ADVAN RC F | 19 | 脇阪 寿一 (Juichi Wakisaka 日本) |
YH | |
関口 雄飛 (Yuhi Sekiguchi 日本) |
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レクサス チーム ペトロナス トムス (LEXUS TEAM PETRONAS TOM'S) |
PETRONAS TOM'S RC F | 36 | 伊藤 大輔 (Daisuke Ito 日本) |
BS | |
ジェームス・ロシター (James Rossiter イギリス) |
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レクサス チーム キーパー トムス (LEXUS TEAM KeePer TOM'S) |
KeePer TOM'S RC F |
37 | アンドレア・カルダレッリ (Andrea Caldarelli イタリア) |
BS | |
平川 亮 (Ryo Hirakawa 日本) |
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レクサス チーム ゼント セルモ (LEXUS TEAM ZENT CERUMO) |
ZENT CERUMO RC F |
38 | 立川 祐路 (Yuji Tachikawa 日本) |
BS | |
石浦 宏明 (Hiroaki Ishiura 日本) |
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レクサス チーム サード (LEXUS TEAM SARD) |
DENSO KOBELCO SARD RC F | 39 | 平手 晃平 (Kohei Hirate 日本) |
BS | |
未定 | |||||
GT300 | エー・ピー・アール (apr) | TOYOTA PRIUS apr GT | 31 | 嵯峨 宏紀 (Koki Saga 日本) |
BS |
中山 雄一 (Yuichi Nakayama 日本) |
■スーパー耐久シリーズ
86で参戦する“トムススピリット”に2012年から協賛支援してきたGAZOO Racingは、本年も支援を継続し、“GAZOO Racing SPIRIT 86”で参戦します。また、新たに人材育成・車両開発のための技能伝承を目的とした当社社員メカニックの派遣を進めます。なお、GAZOO Racingドライバーの井口卓人、蒲生尚弥、松井孝允の体制でシリーズ全6戦に挑みます。
トヨタモータースポーツニュースSUPER FORMULA | スーパー耐久
S耐:ル・ボーセモータースポーツ、今シーズンはスーパー耐久シリーズに参戦 (Le Beausset)
入門カテゴリーのスーパーFJからトップフォーミュラのスーパーフォーミュラまで、フォーミュラ-スを主体としてドライバーのステップアップを支援してきたル・ボーセモータースポーツは7日、今シーズンはスーパーフォーミュラの参戦を取りやめ、新にスーパー耐久シリーズに移行すると発表した。なお、スーパー耐久の参戦クラス、ドライバーは後日、発表されるとのことだ。以下、プレスリリース。
Le Beausset Motorsportsスーパー耐久シリーズへ参戦
設立以来、ドライバーの発掘育成を主旨に活動してきたル・ボーセモータースポーツは、国内トップフォーミュラのスーパーフォーミュラを筆頭に、全日本F3選手権、エントリーカテゴリーのスーパーFJなどのフォーミュラカーレースを主体として参戦し、また、フォーミュラアカデミーの活動を通じて若手ドライバー達をステップアップさせてきました。
フォーミュラカーレースでの発掘育成活動を通じて、これまでもスーパーフォーミュラやスーパーGTへステップアップするドライバーを数々輩出してきましたが、昨今のトップカテゴリーにおいては、F1経験者やル・マン24時間レースでの優勝経験者など、国内はもとより海外のトップドライバーが集結する、まさしく世界レベルのレースとなっており、特にスーパーGTや海外の耐久レースなどで活躍するには、フォーミュラでの経験のみならず、ツーリングカーレースでの実戦経験も重要となってきています。
また、一般車両にフィードバックされる車両開発を担っていくことも、トップドライバーとして重要な役割となってくる中で、ワンメイクカテゴリーが多い昨今のツーリングカーレースにおいて、車両開発への対応や多くのシチュエーションの経験ができるスーパー耐久シリーズは、トップドライバーへと成長ができる環境であると考え、マーケティング戦略を考える上でも、弊社は、これまでのスーパーフォーミュラへの参戦からスーパー耐久への参戦に移行し、ツーリングカーレースを含めた育成環境をつくり、チーム体制の再構築をはかることと致しました。
スーパー耐久シリーズへの参戦をきっかけに、将来的にはツーリングカーカテゴリーでのステップアップ環境を整えるべく、上位カテゴリーへの進出も目標に活動して参ります。
ル・ボーセモータースポーツの新たなチャレンジに、更なるご支援を賜りますようお願い申し上げます。
Le Beausset Motorsports