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SUPER GT

SGT:第6戦富士 GAINER DIXCEL R8 LMS、確実な走りで6戦連続ポイント獲得! (GAINER)

  • 予選:14位 決勝:7位
  • 予選日入場者数:18.200人 決勝日入場者数:33.800人
2012年9月8日(土曜日) 晴れ
  • 公式練習:9:40~11:30 気温:27度・路面温度:30度・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ1:14:00~14:15 平中克幸 気温:28度・路面温度:35度・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ2:14:40~14:50 田中哲也 気温:28度・路面温度:40度・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ3:15:10~15:20 出走せず 気温:26度・路面温度:34度・路面状況:ドライ

gt_r06_gn_01.jpg  残暑厳しい富士スピードウェイでSUPER-GT第6戦が開催された。

 2012年シリーズも残り3戦となり、ターニングポイントとなるこの1戦。ストレートスピードが他車に比べて遅いGAINER DIXCEL R8 LMSとしては、あまり得意ではないコースだけに、辛い戦いが予想された。

 天気予報は秋雨前線により雨だったが、予想に反して土曜日は晴れ。今回はシーズンで一番重量が重い86kgを積む為、雨を期待していたGAINERは出鼻をくじかれた形となった。特にDUNLOPタイヤは、雨はさらに強力な武器となるはずだった。

 9時40分からの練習走行は平中克幸からスタート。リアが軽く、オーバーステアもアンダーステアも出て、バランスもあまり良くない。リアの足回りなどを調整しコースへ。

 その後田中哲也と交代し、予選シュミレーションをして、16番手で練習走行は終了した。重量の影響で、リアタイヤの接地が安定せず、オーバーステアもアンダーステアも出て、BOPの変更以降、ウェイトハンディが重くなるにつれ、なかなかタイムが上がらず下位に沈んでいるが、必ずポイントは獲得して決勝を終えたい。

gt_r06_gn_02.jpg  今回の予選はノックアウト方式が採用された。Q1を平中、Q2は田中、Q3は平中が担当する。

 朝からのマシンバランスはかなり改善され、タイムも悪くない。しかし他車はすでにコースレコードを更新する勢いでタイムアップ。平中も徐々にタイムアップし、アタック開始5周目に1分41秒773で7番手のタイムでアタック終了。その後タイム更新されたが、8番手でQ2に進むことが決まった。

 約30分のインターバルを挟んで、Q2が開始された。レギュレーションにより、予選は全て同一タイヤでアタックし、そのタイヤでスタートすることが決まっており、予選ではどれだけタイヤを温存しながら、タイムを出すかに掛かる。

 田中は予選開始早々にはピットを離れず、少し様子を見てからコースへ。徐々にタイムを上げていくが、他車がそれ以上にタイムアップ。これ以上アタックしてもタイム更新はないと判断し、14番手で明日の決勝を迎えることとなった。

田中哲也コメント
 予選は上手いこといかなかったですね。もう少しタイムアップしたかったんですが、なかなか上手くいきませんでした。明日はなんとか頑張ります。
平中克幸コメント
 フリー走行ではあまりバランスが良くなくて、すごく苦戦した感じでしたが、予選ではかなりの箇所を変更して臨みました。すごくフィーリングが良くなって、Q1は自分が思っていた以上のタイムが出たので、感触的には良かったですね。結果としては14番手ですが、明日は追い上げてのレースでまたやるしかないですね。
2012年9月9日(日曜日) 晴れ
  • フリー走行:9:00~9:30 気温:26度・路面温度:31度・路面状況:ドライ
  • 決勝66周(61周):14:00~ 気温:29度・路面温度:45度・路面状況:ドライ

gt_r06_gn_03.jpg  走り出しは田中から。決勝を想定しての走行を行い平中へ。ピット作業シミュレーションも行い、コースへ。しかし、昨日の予選と違い、オーバーがひどくなおかつアンダーも有るようで、このままのセットでは決勝は保たない。サーキットサファリでブレーキ等調整し、走行は終了した。

 日曜日も雨降る気配さえなく、快晴の中朝のフリー走行は開始された。決勝レースは波乱のスタートとなった。まずNo.2紫電がタイヤを交換するためにピットスタートを選択。No.88ランボルギーニとNo.52メルセデスベンツはグリッドに付けなかったが、No.88はス タート直前にピットロードエンドにマシンを付けて、ピットスタート。

 1周のフォーメーションラップ後、スタートしていったが、ポールスタートのNo.31プリウスが1コーナーで単独スピン。後続車は接触することなく1コーナーを通過。

 しかし、スタートを担当した田中は、No.43Garaiyaが2コーナーで外に膨らんできた為に接触し、右ドアミラーが引きちぎられてしまう。

 1周目には12番手、3周目には11番手と全く右後方が見えない状況の中、淡々と周回を重ねていく。ストレートの速いマシンとは抜きつ抜かれつを繰り返しながらも、ベテランらしい走りを展開し11周目には9番手までポジションを上げていた。

 ストレートの速いトップを走るNo.33ポルシェとは23秒も離されてはいたが、前を走るNo.30AUDIとの差はみるみる縮まり、16周目にパスし引き離していく。

 予定通りルーティンのピットを24周目に行い、後輪2本交換と給油のみでピット作業の短縮に成功。しかし、燃費の良いマシンにはどうしても敵わず、全てのピットが終わった時点でのポジションは10番手。

 まず10秒以上あったNo.3GT-Rとの差を徐々に詰めていき、49周目にパス。No.66のエンジントラブルによりポジションは8番手に。

 41周目頃から平中は、自己ベストをどんどんと更新してどん欲に攻めていく。No.0BMWの執拗なブロックを交わし、57周目の1コーナーでパスし7番手に。

 その前にはNo.61BRZも捉えられるかと思われたが、残り周回数も4周と少なく、57周目に自己ベストを再び更新するにとどまり、そのままチェッカーを受けた。

田中哲也コメント
 スタートは結構良くて、1コーナーをアウト側から行ったらスッと抜けられたのですが、コーナリング中にGaraiyaがはらんできて、接触して一気に順位が下がってしまいました。序盤コルベットとか、458とかに捕まって苦労してしまいました。抜いてからはペースも良くなり、問題なく走れました。僕のスティントで言うと、最初の接触がなければ、4番手、5番手争いの中に、後半は居てたんじゃないかと思うと残念です。次は頑張ります。
平中克幸コメント
 予選で下位に沈んでしまったことで、どうしても抜く作業が多くなってしまい、そこでのロスが今回のレースでは特に大きくて、それがこの順位の全てだったんじゃないかと思います。ただ、個人的には凄くDUNLOPタイヤのパフォーマンスも凄く良く、久々に良いフィーリングで決勝レースを走ることが出来たので、次のレースに向けて収穫はあったんじゃないかと思います。次は絶対に表彰台に登らないとチャンピオンシップもかなり厳しくなるので、その辺を意識して、全力を尽くすだけだと思います。
Text & Photo: GAINER


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