2013スーパーGT第5戦、伝統の鈴鹿1000kmの公式練習が8月17日朝、鈴鹿サーキットで行われ、#1REITO MOLA GT-R(本山哲/関口雄飛組)が1'52.622でトップタイム。
GT300クラスは#61SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太/井口卓人組)が2'01.815と従来のコースレコードを上回るタイムを記録してトップだった。
伝統の鈴鹿1000kmは冠スポンサーのポッカコーポレーションが今年1月にサッポロ飲料と経営統合したことに伴い、今回から大会名を「ポッカサッポロ1000km」と改めることになった。
公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットは快晴。
朝から強い日差しが降り注ぐ中、公式練習は午前9時20分より2時間で行われた。
走行開始10分でGT300クラスの#48DIJON IS GT-RがS字でスピンアウト。グラベルに埋まってしまったため、これの回収のために赤旗が提示され、セッションは中断となってしまう。
残り1時間44分で走行は再開、その後もコースアウトやスピンが相次いだが、赤旗中断には至らずに最後まで円滑に進行した。
GT500クラスはセッション前半に#38ZENTセルモSCが1'52.708を記録、そのまま専有走行が始まるまでトップに立っていたが、走行終了直前に#1モーラGT-Rを駆る関口雄飛が1'52.622を叩き出して一気にトップに躍り出た。
#18ウイダーHSVを駆る山本尚貴もこの専有走行でタイムを上げ、3番手で走行を終えた。
一方、前回優勝の#8ARTA HSVはウェイトハンデの影響もあってか15番手と最下位に終わっている。
GT300クラスは第5戦を前にBOP(性能調整)が実施され、JAF-GT車両にはリストリクター1ランクダウンに加え、最低地上高53mm以上を保つこと、との制限が加わり、コーナリングスピードを減じる措置がとられたが、それでも61号車がセッション前半でトップに立ち、タイムも2'01.815と従来のコースレコードである2'02.130を大きく上回ってみせた。
2番手にはFIA-GT3の#62LEON SLSがつけたが、BRZにはコンマ8秒近い差を付けられている。
しかし他のJAF-GT勢はふるわず、#16無限CR-Zは足回りのトラブルから途中でピットインを余儀なくされ、#31aprプリウスもリヤ周りに何か問題を抱えていた模様で、このあとの公式予選への影響が懸念される。
公式予選はこのあと午後2時よりノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIROPhoto: Motorsports Forum