スーパーGT300クラスに#33エンドレスタイサンポルシェで参戦しているTeam TAISANは7月28日、スーパーGT第4戦の行われているスポーツランドSUGOにおいて会見を開き、8月4日に韓国のインジェ・スピーディウムで開催される第1回アジアンルマンに2台のGTマシンで参戦することを発表した。
1台はLMGTE規定のマシン、#70フェラーリ458GTEで、今季WECに参戦している小林可夢偉が加入、横溝直輝とともに戦う。
もう1台はLMGTCクラスに参戦するの#26ポルシェ996で、こちらは一昨年までユンケルポルシェとしてスーパーGTに参戦していたJAF-GT規定の車両だ。こちらは峰尾恭輔、谷口行規がドライブする。
なお、WECのレースカレンダーの関係から小林可夢偉の参戦はこの1戦のみになる予定。
富士スピードウェイでの第2戦では飯田章が加入する見込みだ。
チームタイサンを率いる千葉泰常監督は、このシリーズでタイトルを獲得し、来年のルマン24時間への出場枠を獲得したい、とこのレースにかける思いを熱く語った。
千葉泰常監督
「ルマン24時間はモータースポーツのオリンピックだと思います。過去には1999年のルマン富士1000kmで参戦券を獲得して2000年のルマン24時間ではクラス優勝をすることが出来ました。今回もアジアンルマンを制して来年のルマン24時間への出場権を得たいと思っています。GTEクラスの参戦に当たっては、使える車両が無いか各所を当たりましたが見つからず、フェラーリに新車をオーダーすることになりました。7月20日にヨーロッパでWECに参戦しているジャンマリア・ブルーニがテストした車両を既にフェリーで韓国に送ってあります。ルマン24時間にはぜひともGTE、GTCの2台を送り込みたいですね」
横溝直輝
「昨年フェラーリのレース車両を作製しているミケロットに千葉さんと行ったときに、道中で千葉さんのルマンへの思いを聞いて感銘を受けました。可夢偉と組むのは初めてですが、昔から先輩後輩の関係で交流はあります」
峰尾恭輔
「ポルシェ996でどこまでいけるかわかりませんが、ぜひとも入賞して、GTCの出場枠2台のうちの1台をとりたいと思います」