スーパー耐久第3戦SUGOスーパー耐久3時間レースは20日、宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGO(3.704256km)で3時間の決勝レースが行われた。予選2番手からスタートしたGT3クラスのPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(谷口信輝/ファリーク・ハイルマン/ドミニク・アン組)が116周を走りきり3戦連続の総合優勝を遂げた。(観客動員数3,100人)
この日のSUGOは気温24度、路面温度47度を記録する気候の下、13時38分に3時間レースはフォーメーションラップからローリングスタートが切られた。
スタート直後の3コーナーで#35と#62の2台を含んだ多重クラッシュが発生し、この2台のパーツがコース上に散乱したためスタート1分後から約10分間のSCカーランとなる。
このSCを利用してピットストップを行なった#3、#80、#15などは3人のドライバーのうちスタートドライバーはわずかな周回でレースを終えるという展開となった。
序盤は#28 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(片岡龍也/メルビン・モー/ジョノ・レスター組)のレスターがリードし後続をジリジリと引き離しにかかる。
12周目の3コーナーで4位を走行していた#1のハイルマンがスピンしグラベルにつかまり大きなタイムロス! ほとんど最後尾まで順位を落としてしまう。
37周目にトップの#28がピットイン。しかしマシンはそのままガレージに入れられ右リアサスペンションの修復作業を強いられる。
これでトップは#16のZ4となり、50周目にはST1クラスの#3のZが総合のトップに立つ。
しかし63周目には#1のGT3がトップに立ち、3時間のレースで116周を走りきり、大逆転の開幕3連勝飾った。
2位にはニューカマーの#16ケーズフロンティアBMWZ4GT3(阿部翼/横溝直輝/西田裕正組)がドライブスルーのペナルティを受けながらも、前戦の3位表彰台に続いて連続の表彰台にあがった。
注目の#24GTRも決勝レースに駒を進めたが、24周目からマシンの修復で相当なタイムロスとなり79周を走破したが規定の周回数には届かず・・・。
ST1クラスは総合3位に#3ENDLESS・ADVAN・380RS-C(峰尾恭輔/谷口行規/高木真一組)が今季初優勝。
ST2クラスはディフェンディングチャンピオンの#20RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)がもてぎに続き2連勝。
ST3クラスは#14岡部自動車マイロード協新計測RX-7(小松一臣/杉林健一/増田芳信組)ポールtoウインで今季初優勝。
ST4クラスは#38 TRACY SPORTS S2000(藤村政樹/藤田竜樹/筒井克彦組)が今季初優勝。
ST5クラスは#36エンドレスアドバントラストヴィッツ(添田正/岩谷昇/井尻薫組)が開幕戦以来の2勝目を挙げた。
次戦第4戦は、舞台を岡山県の岡山国際サーキットに移し、9月26日に決勝レースが行われる。
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA