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WEC富士6時間公式予選 #8トヨタが見事に地元レースでポールポジションを獲得!

2014FIA世界耐久選手権(WEC)第5戦「富士6時間耐久レース」の公式予選が10月11日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#8Toyota TS 040-Hybrid(アンソニー・デビッドソン/セバスチャン・ブエミ組)が地元で見事ポールポジションを獲得した。
今シーズンからワークス参戦を復活させたポルシェも2位、3位で続き、ストレートスピードでのアドバンテージをうまくいかした格好だ。

公式予選は午後1時20分よりLMGTEクラス、LMPクラス各25分間で行われた。
WECでは二人のドライバーの出したベストタイムとセカンドベストタイムの平均タイムで決勝グリッドを決めるという独特の予選方式を採用している。

トヨタレーシングの8号車は最初にデビッドソンが1’26.473とセッション全体のベストタイムを叩き出すと、セカンドタイムでも1’26.645を記録して他を圧倒した。
対するポルシェ勢は#20ティモ・ベルンハルトが1’26.762、#14ニール・ヤニが1’26.856で続く。
トヨタの7号車を駆ったアレキサンダー・ブルツは1’27.316と一歩及ばず、アウディ勢に至っては2号車をドライブしたブノワ・トレルイエが1’28.233、1号車をドライブしたトム・クリステンセンが1’27.742とやや水を開けられた状態になった。

LMPの予選セッションはその後各チームが第2ドライバーに交代した直後にレベリオン・レーシングの2台が相次いでスピン、コースを塞いでしまったために赤旗中断となってしまった。
レベリオンの2台はすぐに自走でピットに戻って来たため走行はすぐに再開されたが、こうしたタイミングの悪さもあって1分26秒台のタイムを誰一人出すことはなく、終了間際にセバスチャン・ブエミが1’27.173を叩き出したトヨタの8号車が見事ポールポジションを獲得することになった。
予選2番手はポルシェの20号車、3番手には14号車がつけ、中嶋一貴が後半のアタックを担当したトヨタの7号車は予選4位という結果に終わった。
一方、ロイック・デュバル、トム・クリステンセン、ブノワ・トレルイエ、アンドレ・ロッテラーと日本でもおなじみのドライバーをそろえたアウディ勢は2号車が5位、1号車が6位という厳しい結果になった。

この他日本関連のチームでは、ジェームス・ロシターの所属する#9ロータスが総合14位(LMP1-Lクラス3位)、井原慶子の所属する#35OAKレーシングが総合10位(LMP2クラス2位)、スーパーフォーミュラや全日本F3に参戦している#47KCMGが総合11位(LMP2クラス3位)、スーパーGTでおなじみのフレデリック・マコヴィッキィが所属する#92マンタイポルシェが総合17位(LMGTE Proクラス3位)につけている。

第5戦決勝は明日午前11時より6時間で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO


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