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SUPER GT第6戦富士公式予選2回目&スーパーラップ ダンロップ勢が他を圧倒!

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 スーパーGT第6戦、FUJI GT 300KM RACEの公式予選2回目とスーパーラップが9月24日、富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#32EPSON NSX、GT300クラスは#0EBBRO M-TEC NSXがそれぞれポールポジションを獲得した。

 予選1回目の終了後、ピットウォークの時間に再び小雨が降ってきたが、これはすぐに止み、公式予選2回目は曇り空の下、ドライコンディションで開始された。
 現在のGT統一規則では午前中の予選タイムで既に各クラス11位以下のグリッドは決定してしまっているため、このセッションでは決勝に向けての最終調整と、次のスーパーラップに向けてのウォームアップが主な目的になる。ただし、午前中出走できなかった#112ARKTECH WAKO'S GT3にとっては、これは予選通過基準タイムをクリアする大事なセッションだ。

 GT300の専有走行では、午前中2番手だった#0EBBRO M-TEC NSXの細川慎弥が開始早々に1分43秒053のトップタイムを叩き出して早めに走行を切り上げた。2位には#2プリベチューリッヒRD320Rの渡辺明、3位には#11JIM GAINERフェラーリの田中哲也がつけ、午前中ポールの#46Dream Cube's ADVAN Zの星野一樹は6番手。上位7台はスーパーラップ出場組が占めた。
 
 GT300の専有終了間際に再び小雨が降り出し、ウェット宣言が出された。雨脚は更に強まり、 GT500の専有走行は横殴りの雨の中、ウェットコンディションで行われることになった。
 ここでトップに立ったのは、アンドレ・ロッテラーのドライブで1分45秒905を記録した#32EPSON NSX。午前中の予選を席巻したスープラ勢を退け、ダンロップタイヤのウェット路面での優秀性を証明して見せた。2位には#39デンソーサードスープラ、3位には#8ARTA NSXがつけた。

 予選2回目が終了してから5分後にスーパーラップが開始された。
 まずはGT300。この週末初めて経験するフルウェットコンディションに、午前中トップの#46Dream Cube's Zの星野一樹や#2プリベ・チューリッヒRD320の渡辺明らが大きく順位を落とす中、予選2回目から好調の#0 EPSON NSXを駆る細川慎弥が1分51秒579でポールポジションを獲得してみせた。2番手には#10MACH-GO フェラーリを駆る三船剛がつけ、午前中の7位から見事なジャンプアップを果たした。3位には#13エンドレスZを駆る影山正美がつけて貫禄を見せ付けた。

 続いてのGT500では、セッション途中から雨が止み、徐々にコースコンディションが回復する中、午後の15分間のセッションでうまくセッティングをあわせこんだ#32EPSON NSXを駆るアンドレ・ロッテラーが見事ポールを獲得。5番手出走(午前中6位)ながら1分43秒924と、2位の#36OPEN INTERFACEスープラのジェームズ・コートニーをコンマ3秒突き放して見せた。同じトムスの#37山本左近もアグレッシブな走りで3位につけた。午前中暫定ポールの#38ZENTセルモスープラの立川祐路はいまひとつスピードに乗り切れず4位に終わった。

 スーパーGT第6戦の決勝は9月25日午後2時10分より、66周で行われる。

(Text:末廣和久 Photo:Keiichiro TAKESHITA)



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