SUPER GT | SUZUKA 1000km

SUPER GT第6戦鈴鹿予選1回目 TAKATA童夢が暫定ポール!

2006オートバックスSUPER GT第6戦、第35回インターナショナル ポッカ1000kmの公式予選一回目が8月19日午前、鈴鹿サーキットで行われ、#18TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史/金石勝智組)が1分56秒950を記録して暫定ポールとなった。
GT300クラスは#13エンドレスアドバンCCI Z(影山正美/藤井誠暢組)がトップ。タイムは2分08秒384だった。

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今年からスーパーGTのシリーズ戦に組み込まれることとなった伝統の鈴鹿1000km。
シリーズ最長距離となる1000kmで戦われる今回は、通常の2人に加えてサードライバーを登録するチームが多く、その顔ぶれも昨年までGTに参戦していた井出有治や金石年弘、ジェレミー・デュフォア、田嶋栄一、荒聖治らをはじめ、目下F3でランキング上位につけているエイドリアン・スーティル、ファビオ・カルボーン、海外のレースシーンで活躍しているダレン・マニングやソエイル・アヤリなど、豪華メンバーが目白押しだ。
GP2で活躍する吉本大樹も今回は紫電をドライブする。

公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットは昨日までの雨も止み、朝から蒸し暑いコンディションとなった。
スーパーラップ進出の掛かる公式予選一回目は午前10時から、GT300の専有、GT500の専有、混走の順で行われた。

GT300クラスの専有走行では、まず#5マッハGOGOGO320Rの玉中哲二が2分08秒417でトップに立つが、残り3分のところで#13エンドレスZの影山正美が2分08秒384をたたき出し、クラストップに躍り出た。
以下、#5マッハ号、#777梁山泊MR-S、#19ウェッズスポーツセリカ、#52太陽石油クムホセリカ、#101トイストーリーMR-S、#62ウィルコムヴィーマックと続き、目下ランキングトップながら、既に活動縮小が発表されて今後が心配される#27ディレクシブ320Rが8番手、#47吉兆宝山Z、#2プリベチューリッヒ紫電と、ここまでがスーパーラップ進出圏内でGT300の専有走行が終了、GT500の専有走行となった。
前回菅生で優勝した#46吉兆宝山Zは13番手。

GT500クラスは、鈴鹿1000km常連の#18TAKATA童夢NSXが道上龍のドライブで早々とトップに躍り出るが、#25エクリプススープラや#6モービル1SCも僅差で続く。
そして専有残り時間2分を切ったところで、25号車を駆る土屋武士が1分57秒219を出して遂に道上を上回ると、更にはブノワ・トレルイエの駆る#12カルソニックZが残り30秒で57秒006を出してトップに。#8ARTA NSXの伊藤大輔も57秒044で2番手につけてきた。
しかし道上は最後の最後に唯一の56秒台を叩き出し、トップを奪い返した。
2番手には#12カルソニック。以下、#8ARTA、#25エクリプス、#32EPSON NSX、#22モチュールZ、#6モービル1、#100レイブリックNSX、#3イエローハットZ、#24ウッドワンZと、ここまでがスーパーラップ進出圏内に入った。
しかし#32EPSONはロイック・デュバルのドライブでベストタイムを更新した直後にガス欠でコース上にストップしてしまい、この時点でセカンドドライバーの武藤英紀がタイムを出していなかったため、SL進出の権利を失ってしまった。
この結果、11番手につけていた#23ザナヴィZが繰上げで午後のスーパーラップに臨むこととなった。

2クラス混走となる最後の20分間は、セカンド、サードドライバーの基準タイムクリアに専念するGT500クラスの面々とは対照的に、GT300クラスではスーパーラップ進出をかけた熾烈なタイムアタック合戦が繰り広げられることとなった。
ここで#46吉兆宝山Zの佐々木孝太が渾身のアタックで一時はクラス10番手に上がってくるが、#7雨宮アスパラドリンクRX-7のサードドライバー、山路慎一がチェッカー間際に佐々木のタイムを上回り、SL進出の最後の1枠を勝ち取った。

これで46号車はクラス11番手となったが、クラス3位の#777梁山泊MR-Sに対して予選後ベストタイム抹消の裁定が下され、また大嶋和也、小林敬一の両名が基準タイムをクリアできなかったことで777号車は予選落ちとなり、4位以下が繰り上がって46号車までがSL進出を果たすこととなった。

公式予選二回目とスーパーラップは午後3時より行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA



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