SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ 予選一回目リポート NSXが上位独占!

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(Photo:Keiichiro TAKESHITA)

 2005 AUTOBACS SUPER GTシリーズ第5戦、MOTEGI GT 300KM RACEの公式予選1回目が快晴のツインリンクもてぎで行われた。GT500クラストップは#8ARTA NSXを駆る伊藤大輔。GT300クラストップは#46Dream Cube's ADVAN Zを駆る星野一樹だった。

 全8戦からなる2005スーパーGTシリーズもいよいよ後半戦。第5戦の舞台はホンダのお膝元ツインリンクもてぎだ。セパンから投入されたNAエンジン仕様が圧倒的な速さを見せているNSX勢の活躍が大いに期待される。
 公式予選日の茂木町は快晴。最高気温は33度に達するといわれる中、午前中の予選が開始された。
 まずはGT300クラスの専有走行。最初にトップタイムを記録したのは#43ARTAガライヤ。しかしすぐにZの46号車を駆る星野一樹がコースインしてすぐにトップに立ち、上位は#46Z、#43ガライヤ、#2ヴィーマック、#7RX-7の順に。#46星野は1分54秒105、#43新田は1分55秒052と両者のタイム差は実に1秒近い。しかしここは75kgものウェイトハンデを抱えてなお2番手タイムをたたき出した新田の健闘を称えるべきだろう。
 今回のもてぎラウンドではスーパーラップのシステムが変わり、SLに参加できるのは午前中の上位10台のみ。11位以下も午前中のタイムでスタート順位が確定し、午後のタイムは繁栄されないことになった。それだけにこのセッションでタイムを出しておくことがこれまで以上に重要になったが、この専有走行終了間際に8番手タイムをたたき出してSL進出に王手をかけたのが、前回の菅生で大クラッシュを演じた#87JLOCムルシエRG-1だ。
 専有走行終了時点での上位10台は、#46、#43、#2、#7、#30、#77、#19、#87、#31、#11。
 ここから先はGT500の専有になる。

 GT500の専有に変わってすぐに、#39デンソーサードスープラを駆るアンドレ・クートが従来のコースレコードを塗り替える1分46秒627をいきなり叩き出した。#25ECLIPSE ADVANスープラのドミニク・シュワガーがそれに続く。
 しかし専有残り10分を切ってNSX勢がコースインしてくると様相は一遍。あっという間に主役の座は3台のNSXのものとなってしまった。
 まずは#8伊藤大輔が46秒408と、さっき出たばかりのレコードタイムを早くも更新すると、それを#18TAKATA童夢NSXの道上が46秒195と上回ってくる。伊藤は46秒171にタイム更新して再びトップに。しかしそれを#100RAYBRIG NSXのセバスチャン・フィリップが46秒111で上回る。
しかし伊藤大輔も更にタイムアップ。46秒103を叩き出してこのセッションの暫定ポールをもぎ獲って見せた。
 これで1位ARTA、2位RAYBRIG、3位TAKATAと上位3番手までをNSXが占め、午後のスーパーラップに臨むこととなった。
 4番手は#3G'ZOX HASEMI Zの金石年弘。以下、#22モチュールピットワークZ、#38ZENTスープラ、#32EPSON NSX、#34BANDAIスープラ、#12カルソニックZまでがSL進出圏内で専有セッションを終えた。最初にコースレコードを書き換えたデンソースープラはなんと13番手に終わってしまう驚きの結果となった。

 最後の20分間は混走セッションに充てられる。コースの込み合ったコンディション下でのタイムアップは困難だが、それでもGT300クラスでは#27direxiv ADVAN 32ORを駆る佐々木孝太がクラス4位のタイムを出してSL進出を決めてみせた。

 この後行われる公式予選2回目のタイムはグリッドには反映されない。しかし午前中に予選通過基準タイム(トップの107%)をクリアしていないドライバーについては、このセッションで基準タイムをクリアできれば、決勝進出が可能となる。

 公式予選2回目は午後2時15分より各クラス15分間で行われ、その後2時50分よりスーパーラップが実施される。



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