スーパー耐久シリーズ2003 第1戦 「ハイランド・スーパー耐久レース 」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■開催月日:2003年4月26-27日 ■開催場所:仙台ハイランドレースウェイ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇ インプレッサが2位、3位でゴール! シリーズ連覇へまずまずのスタートを切る スーパー耐久シリーズ2003は、4月26~27日仙台ハイランドレースウェイで 開幕した。インプレッサはPROVA RACINGDIVISIONから年間エントリーした、クラス2 のディフェンディングチャンピオンである#2FUJITSUBO IMPREZAがクラス2位、# 22avex・Imprezaがクラス3位と、まずまずのスタートを切った。 26日に行われた公式予選。決勝スターティンググリッドを決める予選2回目で、吉 田寿博/清水和夫組の#2FUJITSUBO IMPREZAはクラストップの#11ランサーとは0. 252秒差の1分57秒220でクラス2位/総合9位、村山智之/松田晃司組の#2‐ 2avex・Imprezaは1分58秒360でクラス5位/総合14位で決勝に進むことになっ た。 27日決勝日は朝から爽やかに晴れ上がったレース観戦日和。 100周約400kmの決勝レース、クラス2の車両はほとんどが1ピットを予定。 #2インプレッサは吉田→清水、#22インプレッサは松田→村山という順序で上位 入賞、そして初のインプレッサ1-2フィニッシュを狙う。 12時50分。3万7285人ものファンが見守る中、32台の車両がパレードラッ プをスタートさせた。決勝のスタート直後は大きな混乱もなく非常にスムーズ。そん な中で、#2インプレッサの吉田が#11ランサーをかわしてクラストップを奪取。 最強のライバルである#11ランサーは序盤ややもたついたが、9周目に#2インプ レッサを逆転してその差を徐々に広げていった。 いっぽう#22インプレッサの松田は、徐々にインプレッサのペースをつかむと、20 周目に#20ランサー、27周目には#24ポルシェ、29周目には#57ランサー、 さらには36周目にはチームメイトの#2インプレッサを抜き、37周目には#11 ランサーを逆転してクラストップへ。38周目には#2インプレッサも2位に浮上し て、インプレッサがクラス1-2という状態になった。 レースの折り返しを過ぎた時点での順序は、#11ランサーがトップで、#2インプ レッサ、#22インプレッサが続く状態。そして終盤81周目に#2インプレッサか ら約1分のリードを築いた#11ランサーが2回目のピットイン。#2インプレッサ の清水の直前でコース復帰。 清水も振り切られまいとプッシュするが、#11ランサーに追いつくことはできず、 そのままクラス2位/総合7位でチェッカーを受けた。 いっぽう#22インプレッサの村山は徐々にペースをつかみ、クラス3位/総合10 位を守ってうれしいゴールとなった。 インプレッサは表彰台の両脇を占めたばかりか、近い将来のクラス1-2フィニッシュ も夢ではないことを強くアピールした。 ■清水和夫選手(クラス2位/総合7位:#2FUJITSUBO IMPREZA) 「#11ランサーが2回目のピットを終えて(自分の)目の前でコースに戻ってくる なんてF1みたいだね。向こうも作戦を練って正しい判断をしたと思うし、うちも ほぼノーミス。お客さんにも楽しんでもらえたと思うしこれからも耐久でこんなレー スができたらいいよね」 ■松田晃司選手(クラス3位/総合10位:#22avex・Impreza) 「金曜にシェイクダウンしたばかりだし、インプレッサは初めてのクルマなので序盤 はペースが分からなかったんです。今日はいいパフォーマンスを見せられたと思い ます。これまでの表彰台はタナボタでしたが、今回は実力で取った表彰台。ゴール では泣いちゃいました」 ■Race Results(クラス2) 1 #11 中谷明彦/木下隆之 三菱PUMAランサーEVO VIII 2 #2 吉田寿博/清水和夫 FUJITSUBO IMPREZA +17.38 3 #22 村山智之/松田晃司 avex・Impreza 1Lap 4 #20 橋澤 宏/小林且雄/伊藤勝一 RSオガワADVANランサー 1Lap 5 #57 大橋正澄/松浦俊之/松井猛敏 グラムライツ ランサーエボVIII 1Lap 6 #56 松本達哉/日部利晃 NUTEXランサー エボVIII 2Lap 7 #26 朝倉貴志/細野智行 エンドレスアドバン科芸専ランサー 10Lap ◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。 [スバルモータースポーツマガジン]