スーパー耐久

S耐:第5戦鈴鹿決勝第2レース 28号車のPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3が今季初優勝!

 スーパー耐久シリーズ第5戦は21日、鈴鹿サーキットで第1レースに続き第2レースを行い、ポールポジションからスタートしたPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(片岡龍也/ジョノ・レスター/メルビン・モー組)がそのまま逃げ切り今季総合の初優勝を飾った。

st_r05_r2_start

st_r05_r2_28

st_r05_r2_3

st_r05_r2_20

st_r05_r2_80

st_r05_r2_339

st_r05_r2_36

st_r05_r2_gt3-st1-st2-podium

st_r05_r2_gt3-winners

st_r05_r2_st1-winners

st_r05_r2_st2-winners

st_r05_r2_st3-4-5-podium

st_r05_r2_st3-winners

st_r05_r2_st4-winners

st_r05_r2_st5-winners

 決勝第2レースは12時35分よりローリングスタートで1時間決戦の幕が切って落とされた。トップで1コーナーに飛び込んだのはポールスタートのPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(片岡龍也/ジョノ・レスター/メルビン・モー組)のレスター。直後にPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(谷口信輝/ドミニク・アン/ファリーク・ハイルマン組)の谷口が続く。

 トップ2台、レスターと谷口は僅差の争いを演じながら後続を引き離してゆく。しかし、その差が徐々に開き始めた10周終わり、プラチナドライバーの谷口が先にピットイン。ピット作業で手間取るもドライバーをハイルマンにチェンジ。その後、レスターは17周終わりまで走行を引き延ばし、ピットインすると素早い作業でモーにドライバーチェンジして、マシンをコースに送り出し、その差を大きく広げて順位を守った。

 1時間を経過し、結局レースはこのまま終了。モーがハイルマンを22秒離して、片岡龍也/ジョノ・レスター/メルビン・モー組のPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3が今季初優勝を飾った。

 ST-1クラスはENDLESS・ADVAN・380RS-C(峰尾恭輔/谷口行規/高木真一組)の峰尾のリードで始まったが、後方から追い上げてきたのがDIAMANGO BMW Z4(余郷敦/石原将光組)の余郷。総合の10位、クラス3位で1周目を戻ってきたが、前を走るクラス2位のFaust Racing Team(堀主知ロバート/佐藤茂/岡本武之組)をパスすると、10周目までにトップの峰尾をも捉え、逆転。しかし、ドライバー交代後の石原のペースが上がらず、峰尾から引き継いだ谷口が再逆転してレースを終えた。

 ST-2クラスはRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)の阪口が序盤からレースをリード。ドライバー交代した花岡もトップの座を守り、逃げ切った。

 ST-3クラスは岡部自動車マイロード協新計測RX-7(小松一臣/杉林健一/増田芳信組)の小松のリードで始まったが、背後に付けたPETRONAS TWS GS350(吉本大樹/佐藤晋也/小林敬一組)の吉本が序盤に抜き去り、そのままリードを広げて優勝した。

 ST-4クラスはウィンマックスTEINワコーズKRP(小林康一/関豊/山田隆行組)の小林が自身がピットインするまでトップの座を守っていたが、その間にトップに立ったGPO+KOTA RACING(北野浩正/佐々木孝太/橋本達也組)に、交代したドライバーが迫れず、GPO+KOTA RACINGが優勝した。

 ST-5クラスはエンドレス アドバン Cyber Formula SINヴィッツ(山本幸彦/いとうりな組)の山本のリードで始まるも、後方から同クラスのマシンを次々とパスしてきたDIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ(野上敏彦/小原健一/大井貴之組)の大井が中盤以降でトップに立つ。しかし、この2台ともドライバー交代後にペースが上がらず、終始トップグループを伺う位置を走行していたエンドレス アドバン トラスト ヴィッツ(添田正/岩谷昇/井尻薫組)が逆転で優勝した。

 スーパー耐久シリーズ第6戦(最終戦)は11月11日に初めての九州決戦となる大分県のオートポリスで行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース