Japanese F3

SKILL SPEED F3 REPORT 8/1


全日本F3選手権シリーズ 第7戦 予選結果
スポーツランドSUGO・8月1日(土)

伊藤大輔、3戦連続フロントロウをゲット。

関東以西では梅雨明け宣言が出されたものの、東北地方はまだ梅雨前線が残
り、木曜日から不安定なコンディションだった。予選当日の土曜日も状況には
大差なく、雨はやんでいるものの曇り空。午前のセッションではスリックタイ
ヤで臨めたものの、まだ少し濡れている状態だった。午後の予選の時間になる
と、路面は完全ドライとなった。完全ドライのセッションは、今回が初めてと
言えセッティングがコンディションにマッチしているか不安が残りながらの予
選となった。
いつものようにウエイティングに入り、残り20分を過ぎた頃、シリーズ上位
グループはほぼ同じタイミングでコースイン。勝負は終盤の各車タイヤ交換し
たあとのラスト10分となった。その時点で、伊藤大輔は3番手。前にはシリ
ーズリーダーのダンブレック選手とシリーズ3番手の舘選手。このトヨタ勢を
なんとしてでもうっちゃる必要があった。特に舘選手(1分21秒107)と
のタイム差は、わずかコンマ1秒。この差だけで1列目を逃すわけにはいかな
い。ラスト8分でタイヤ交換を終え、最後のアタックに入った伊藤は1分21
秒130をマークし0.023秒差まで迫る。そして、次のラップに1分21秒
050をマークし、ついに2番手に浮上。ラスト2周できるアタックの標的を
ダンブレック選手に切り替える。彼との差は、コンマ3秒。一気に仕留めたい
ところだ。しかし最後のアタック中の最終コーナーにおいて、スピンアウトし
ていたマシンがコースによろよろと復帰。ちょうど同コーナーにさしかかって
いた伊藤はアクセルをゆるめざるを得なくなってしまいタイムアップならなか
った。
ポールポジションは取り逃がしたものの、これで3戦連続でフロントロウをゲ
ット。今度こそ表彰台の最上段を狙う。


伊藤大輔
「悔しいですね。最後のアタックでは、最終コーナーまでうまく走れていたと
思う。あれさえなかったらピーターのタイムを抜けるか肉薄できたと思う。明
日もシビアなレースになるでしょうが、戦い抜いて優勝を狙います。」

百田義弘監督
「マシンのセッティングを途中で変えたのも少し影響したかもしれません。た
だ、一列目と二列目では雲泥の差があるので、まずはほっとしてもいます。明
日は今シーズンのベストレースをしてほしいですね。」

深尾栄一チームマネージャー
「取り巻く状況が厳しい中、スタッフも大輔も最良の仕事をしていると思いま
す。3戦連続でフロントロウをとれたのも、その一つの証明だと思います。明
日のシビアなレースとなるでしょうが、スキルの根性、大輔の根性を見せつけ
るようなレースをしたいですね。」


                          SKILL SPEED 深尾栄一



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