Japanese F3

SKILL SPEED F3 REPORT 4/16


SPEEDMASTER SKILLSPEED INFORMATION
TESTING REPORT
16th APRIL 1999
TSUKUBA CIRCUIT


仕上がり良好。
連日のトップタイムにつのる期待。

 合同テスト2日目も快晴に恵まれた。午前午後それぞれ1時間づつのセッシ
ョンが設けられた。前日のテストで、ある程度セットアップが決まっているこ
とを確認している我々は、さらなる速さを求めて様々なメニューを用意してい
た。たったコンマ3秒で大きなアドバンテージをつけたといえるほど短いコー
ス故に、さらなる速さを求めて我々がトライする事柄は0・001秒を地道に
削り落とす作業のことを言う。その繰り返しだ。

 そんなプログラムに則ってテストを続けていた我々の周囲では、早くもこの
セッションからニュータイヤを投入してくるチームが出始めた。スキルスピー
ドでは明日の予選は午後に行なわれることからも、この時期にニュータイヤを
投入する意味はないと判断した。それよりもさらに速いマシン作りを模索する
ことを優先させた。その結果、午前の走行は9番手止まりではあったが、昨日
と同様同一条件下で走った場合での、トップグループ入りは見えていた。

 午後のセッションでは引き続きマシンのセットアップの確認が大半を占め
た。そして終盤各チームが再びニュータイヤを投入し始めた頃、我々もニュー
タイヤを装着してみることにした。まず、そのままのタイヤで伊藤大輔自身を
アタックモードにするために4周アタックさせてから、いよいよアタックタイ
ムとなった。

 慎重にタイヤを暖めながらクリアラップを探していた伊藤は、ピットアウト
後3周目に51秒820で4番手に浮上し、9周目にコンマ1秒つめて金石選
手に次ぐ2番手へジャンプアップ。そして1周のクーリングラップを挟んだの
ち51秒658を叩き出しついにトップに躍り出た。その後もクリアラップ時
には51秒台をコンスタントにマークしながらチェッカーとなったが、結局伊
藤のタイムを破る者は誰も出てこなかった。

 2日続けてのトップタイムには悪い気はしないのは当然だが、明日からが本
番だ。気を緩めずまずは明日の午後の予選に臨む。

■テスト結果/午前(トップ10)
1:谷川 達也          51秒564 F399/T  PAL SPORT
2:金石 年弘          51秒686 F399/M  DOME CO LTD
3:R・ビルタネン       51秒686 F399/T  TEAM 5 ZIGEN
4:D・マニング         51秒761 F399/T  TOM'S
5:松田 次生     51秒847  F399/M  NAKAJIMA HONDA
6:黒澤 治樹          51秒881  F399/M  LIAN RACING TEAM
7:S・フィリップ       52秒035 F399/T  INGING
8:荒  聖治         52秒098  F399/M  TOM'S
9:伊藤 大輔          52秒131 F399/M  SPEEDMASTER SKILLSPEED
10:中嶋 廣高     52秒160 F399/T  TEAM 5 ZIGEN

■テスト結果/午後(トップ10)
1:伊藤 大輔          51秒658 F399/M  SPEEDMASTER SKILL SPEED
2:金石 年弘          51秒690 F399/M  DOME CO LTD
3:松田 次生     51秒832 F399/M  NAKAJIMA HONDA
4:D・マニング     51秒868 F399/T  TOM'S
5:黒澤 治樹          52秒008 F399/M  LIAN RACING TEAM
6:谷川 達也          52秒009 F399/T  PAL SPORT
7:R・ビルタネン       52秒026 F399/T  TEAM 5 ZIGEN
8:M・メディアーニ     52秒029 F399/MI HKS CO LTD
9:S・フィリップ       52秒074 F399/T  INGING
10:W・エブラヒム       52秒130 F399/M  TODA RACING

伊藤大輔:
「コンディションは昨日ほど良くはなかった。昨日から特に高速コーナーでの
バランスが良かったんですけど、今日も崩れていなかった。だから後は細かい
コーナーで自分がミスせずにタイムを繋げばいいだけだった。毎ラップ誰かに
遭遇して、連続アタックはできなかったけど、逆にそれが予選に向けていい勉
強になった。明日はバシッとクリアラップをみつけて、一気にアタックしたい
ですね。そうしたら、明日はイケそうな気がしてきました」

百田義弘チーム監督:
「予定通りですね。マシンのセットアップの方向性もねらい通りに進んでいま
す。細かいコーナーでいかにミスなく行くかが明日のポイントでしょう」

深尾栄一チームマネージャー:
「順調です。ダイスケのテンションも高く維持できています。少しも気を緩め
ることはできないのはかわりないですが、明日の予選が楽しみになりました。
みなさんにいい結果を報告できればと思います」


                        SKILL SPEED 深尾栄一



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