☆☆ SKILL SPEED ☆☆ ☆☆☆ F3 REPORT ☆☆☆ ****全日本F3選手権第1戦**** 決勝レース 場所:鈴鹿サーキット 日時:3月30日 天候:晴れ(路面/ドライ) 伊藤大輔 スタート:20番手/決勝順位:リタイヤ 早朝は快晴に恵まれた鈴鹿サーキット周辺であったが、決勝レーススタートが 近づくにつれて黒い雲が鈴鹿山脈の方向から迫ってきた。フォーメイション・ ラップ中には西コースでは雨が降り始めたという情報も。不本意な20番手から のスタートとなった伊藤大輔は、まずまずのスタートを決めて、1周目の1コー ナーまでに2台を抜き、最終コーナーを立ち上がってきたときには一気に12番 手まで浮上した。3周目には早くも2分3秒台に入れ、毎ラップごとに順位を上 げ、6周目には分3秒582というこの日のベストラップ3位に相当するタイムをた たき出した。8周目には8番手まで上がり、前を走る吉村選手にあっという間に 迫った。 しかし、130Rを立ち上がったところでピタリと吉村選手の後ろにつけてシケ イン入口でインを刺そうとしたが、巧みなブロックにあい、今度はアウトに並 びかけようとしたところでラインが交差。その時右フロントウイングを吉村選 手のマシン後部に接触させてしまいコースオフ。そのままリタイヤとなってし まった。 伊藤大輔のコメント: 「完全にぼくのミスです。つまらない接触からリタイヤした自分に腹立たしく 思うのと同時に、吉村選手には申し訳ない気持ちでいっぱいです。マシンの調 子もドライで走った木・金曜日と同じように良く、どんどん順位を上げられ た。明らかにぼくの方にマージンがあったにもかかわらず、吉村選手のブレー キング時にこちらが減速しきれずに接触してしまった。ぼくのミスでこれまで 必死にマシンを仕上げてくれたチームのみんなや、協力していただいている関 係者にも申し訳ない気持ちです。予選も含めて、このレースウイークに起こっ たことを猛省し、次の筑波に臨みたいと思います。」 深尾栄一ディレクターのコメント: 「予選、決勝ともに新人にありがちなミスが目立ってしまいましたね。マシン の調子はこと決勝に関していうなら問題なかったことは、彼のレース中のペー スを見ればわかります。あのままミスなくいければ、表彰台はまだしも4位に はなれていたことでしょう。伊藤はドライバーとして反省しなくてはならない 点が多くありました。これも今後を考えれば収穫といえるでしょうが。チーム としては全体的に速さは証明することが出来たと思いますが、最も必要な強さ が足りないことも露呈させてしまいました。一から出直すつもりで今後もがん ばります。」 SKILL SPEED F3 TEAM 深尾栄一