富士スピードウェイで4月29日に行われたGTアソシエイション(GTA)による定例会見において、坂東正明代表はGT300クラスにおけるBOP(性能調整)にも言及。併せて、以前から計画されているマザーシャシーの進捗状況についても明らかにした。
まずBOPについては、実施のタイミングや各チームのホモロゲーションの取得などの面でFIAの対応が遅れがちであるとのこと。間に合わない場合は北米のGrandAmシリーズなどを参考に対応しているのが実情だが、今後も方針としてはFIAによるBOPを推奨していくとのことだ。
また今回、#61スバルBRZがポールポジションを獲得するなどJAF-GT勢が健闘していることについても「GT3に漸く追いついてきた」と調整の成果を評価しており、今後もより多くのJAF-GTに参加して欲しいと語った。
同時に、ニッサンだけでなくトヨタやホンダからもGT3仕様が出てくることも希望するとのこと。
また、JAF-GTの共通シャシー(マザーシャシー)については、8月をめどにモノコックが完成する見込みであり、最初の1台となるトヨタ86のデザイン画は来月にも公開できるだろうとのこと。
今後はこのシャシーをベースに様々なボディを取り付けてレースで使用していく方向だ。