SUPER GT

SGT:鈴鹿合同テスト 「より一層のクオリティアップを」GTAが公開記者会見を実施

3月1日、スーパー合同テストが実施されている鈴鹿サーキットでGTアソシエイション(GTA)主催の公開記者会見が行われた。

出席したのは坂東正明GTA委員長、伊沢拓也(ARTA NSX)、伊藤大輔(ENEOS SC430)、柳田真孝(MOTUL AUTECH GT-R)の4名で、それぞれが今シーズンの展望と豊富をユーモアたっぷりに語った。
なお今回は公開、と銘打っているとおり、会場には多数のファンが詰めかけ、坂東委員長や3人のドライバーの話に熱心に聞き入っていた。

080301Bando坂東正明(GTA委員長)
スーパーGTも全日本GT選手権の頃から数えて今年で15年目を迎えることができたことについて、ファンのみなさん、報道関係、メーカー、 エントラント、サーキットの全ての方に感謝しています。
開幕戦にはGT500が16台、GT300は26台が出場する予定です。
今年のGT500はなんといってもGT-Rの復活です。それをNSXやSC430がどう迎え撃つか。 去年速さを見せ付けたNSXは今年50kgのウェイトを積むことになりましたし、GT-Rは09年規定を先取りしています。 SC430も空力やダウンフォースを改善しており、テストからタイムは混戦状態で各メーカーとも全力投球でやっていますから、 非常に楽しみな戦いになると思います。
GT300のほうは新たに4ドアの車両がでてきますが、エンジンを非常に興味深い位置に搭載しています(※)。開幕戦には間に合いませんが、 2戦目か3戦目には2台出てくる予定です。
また、両クラスとも今年もルーキーが出てきます。彼らとベテランの戦いも見ものです。
テレビ放映も昨年同様に行いますし、今後もスーパーGTの認知度向上、来場者の促進に努め、 GTの価値の向上とクオリティアップを図っていきます。
そのためにも、メディアの皆さんには1行でも多くの記事、1枚でも多くの写真を掲載していただきたいですし、ファンの皆さんには是非、 ご友人をお誘い合わせの上でお越しいただきたい。お友達を一人誘っていただければ、来場者は倍になります。どうぞよろしくお願いします。
(※坂東商会とチーム竹内から、ミッドシップ仕様のレクサスIS350が出走する予定)

080301Izawa伊沢拓也(#1ARTA NSX)
昨年の1000kmでドライブしたことが評価されて、今シーズンに抜擢していただきました。 チャンピオンチームからということで勿論プレッシャーはありますが、冬の間のテストでチームとコミュニケーションもとってきて、 成長できたと思いますので、今は開幕が楽しみです。大きなチャンスだと思うので、是非つかみ取りたいと思います。
GTのドライブは難しいところもありますが、ミッドシップということもあり、意外とフォーミュラに近い感じで乗れたので、 手ごたえを感じています。
ARTAは10周年でチャンピオンが獲れました。今年11年目を迎えるにあたり、チームウエアもクルマもカラーリングが変わりますが、 ラルフと一緒に1年間がんばっていきます。

080301Ito伊藤大輔(#6ENEOS SC430)
できれば開幕を1ヶ月遅らせて欲しいです.......というのは冗談ですが、NSXが相変わらず速さを見せてますし、GT-Rも出てきて、 大変な一年になりそうです。ですがSCもいいところを発揮して今年も是非開幕戦でポールを獲りたいですね。
クルマもチームも全て新しくなりましたが、みんな協力して前向きに戦っています。
これまでは「ホンダの伊藤大輔」でしたが、今後も良いアピールをしていって、「トヨタの伊藤大輔」も応援してもらえるように頑張ります。

080301Yanagida柳田真孝(#22MOTUL AUTECH GT-R)
GT-Rに乗ってるドライバーはみんな、「俺が」と思っているはずです。
昨年は中盤から良い流れになってきて、1000kmではポールが獲れ、自信になりました。今シーズンもここまで本当に準備は整ってきていて、 良い流れができています。
GT-Rは予選から速さを発揮できるクルマです。今年アタックするのはミハエル・クルム選手ですが、僕もレースでいいところを見せたいです。
スーパーGTではこのシーズンオフ、いろんな大きなニュースがありましたが、中でも一番だったのはGT-Rのことだと思います。 強いGT-Rを見せられるよう、頑張ります。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO



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