SUPER GT

SGT:第8戦オートポリススーパーラップ XANAVI NISMO GT-Rがポールポジション

 2008年オートバックスSUPER GT第8戦は18日、オートポリスでスーパーラップを行い、GT500クラスはXANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が、GT300クラスはJIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)がポールポジションを獲得した。

 午後になって少し雲が出てきたが、オートポリスは相変わらず好天。直前に行われた公式予選2回目でトラブルのため止まったRAYBRIG NSXを回収するため予定より10分遅れて14時40分よりスーパーラップが始まった。

GT300クラス

gt_r08_sl_11  まずはGT300クラス。公式予選1回目10位の#62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R(柴原眞介/黒澤治樹組)から。ドライバーは黒沢。ウォームアップ2周を回ってタイムアタックを開始。タイムは、1分52秒030。これがこの後アタックするドライバーのターゲットタイムとなる。

 2番手に登場は#33 HANKOOK PORSCHE(木下みつひろ/影山正美組)。ドライバーは影山。セクター1で黒沢のタイムを上回るが、1周を回って1分52秒636。3番手登場のMOLAレオパレスZ(星野一樹/安田裕信組)の星野も1分52秒258と伸びず。4番手#4 EBBRO UEMATSU 320R(阪口良平/松下昌揮組)の坂口も1分53秒375。依然としてトップは黒澤のままだ。

 そして、5番手登場はウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼組)の織戸。1分51秒445でついに黒澤のタイムを上回りここまでのトップに立った。

 6番手は#43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)。高木のタイムは1分52秒018でトップには及ばないもののここまでの2位に付けた。

 7番手は#26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/山路慎一組)の谷口。セクター1でトップタイムを上回るも1分51秒912とトップに届かず。それでもここまでの2位。

 残り3台。#81 ダイシンADVAN Z(青木孝行/藤井誠暢組)の青木が登場。セクター1、セクター2でトップタイムを上回りコントロールラインを通過。1分51秒241。トップに立った。

 いよいよ#2 プリヴェKENZOアセット・紫電(高橋一穂/加藤寛規組)が登場。加藤がアタックするも1分51秒438。トップに届かず。それでもここまでの2位。

 最後に登場は#11 JIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)の田中。セクター1、セクター2でトップタイムを上回る。最終コーナーを回ってコントロールラインを通過。1分50秒939! この瞬間、GT300クラスのポールポジションを決めた。

GT500クラス

gt_r08_sl_23  1番手登場は公式予選1回目10位の#1 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)。ファーマンがアタックしタイムは1分40秒943。これがターゲットタイムとなった。

 2番手登場の#35 宝山KRAFT SC430(ピーター・ダンブレック/片岡龍也組)のダンブレックが1分41秒529、3番手登場の#100 RAYBRIG NSX(井出有冶/細川慎弥組)の細川が1分41秒932、4番手登場の#25 ECLIPSE ADVAN SC430(土屋武士/石浦宏明組)の土屋が1分42秒519とファーマンのタイムを更新できない。

 そしていよいよこのレース優勝を狙う#38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)の立川が5番手で登場。しかし、セクター1、セクター2とファーマンのタイムに大きく遅れる。タイムは1分42秒556。5台出走中5位と伸び悩んでしまった。

 6番手登場はポイントでトップタイに並ぶ#36 PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)。しかしウェイトハンデ70キロを積むSC430は伸びず、ロッテラーのドライブでタイムは1分41秒780。それでもここまでの3位には付けた。

 7番手登場は前戦のウィナー、#3 YellowHat YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)。クインタレッリがドライブし、1分41秒456。ここまでの2位に入り60キロのウェイトハンデを考えると上出来か。

 残り3台。8番手登場は、#18 TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)の驚速、小暮。アグレッシブなドライブで1分41秒360。ここまでの2位に入ったもののファーマンのタイムには届かず。

 9番手登場は#23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)のトレルイエ。小暮に負けじと暴れるマシンを押さえ込み、各セクターでトップタイムを更新すると、コントロールラインを通過してタイムは1分40秒476。ファーマンのタイムを0.5秒弱上回って見せ、ついにトップに立った。

 最後に登場は#32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組) のロイック・デュバル。トレルイエのタイム更新なるか。しかし、セクター1、2ともトップタイムに届かず。結局、タイムは1分41秒201。3位に終わり、トレルイエのポールが確定した。

 決勝は、明日14時より65ラップで争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA



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