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SGT:第7戦富士決勝 MOTUL AUTECH GT-Rが2位表彰台で選手権首位を維持 (NISMO)

 今季2勝を挙げて選手権ポイント首位でこのレースに臨んだ「MOTUL AUTECH GT-R」(#1)は、出場者中ハンディキャップウェイトが最も重い状態ながら、雨の中で行われた前日の公式予選で2位のポジョンを獲得。悪条件の中タイムアタックを担当したトレルイエの渾身の走りで、決勝レースを有利なポジションからスタートできることとなった。

 最終日の13日は好天に恵まれ、3万3,000名の観客が見守る中、午後2時に決勝レースがスタートした。#1 GT-Rは本山がスタートを担当。気温、路面温度とも高い中、消耗を避けたい本山は2周目に後続の#6 レクサスSC430に先行を許すものの、慌てずに序盤を安定したラップタイムで周回した。また、13周目には#8 NSXにかわされるが、ここでも無理して消耗を早めることはなかった。早くからピットインするチームを横目に、#1 GT-Rはレース折り返し点の33周目にピットインし、トレルイエにドライバー交代した。トレルイエは、コースに戻ると2位を走る#36 SC430との差を徐々につめながら41周目には約2秒差にまで迫った。一時追い抜きを仕掛けたが#36 SC430も踏みとどまり逆転はならなかった。しかし終盤に向けてチャンスをうかがい続けたトレルイエは、65周目の最終コーナーで同車をとらえて2位のポジションを取り戻した。

 予選5位からレースをスタートした「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は、スタート直後に第一コーナーで起きた上位車のアクシデントをすり抜けたオリベイラが4位で1周目のコントロールラインを通過。その後2位に浮上した。その後、#8 NSXに抜かれて3位となるも、表彰台フィニッシュの可能性を残してレース終盤を迎えた。荒が4位を走行していた46周目にトラブルを起こしたGT300車両の部品を車体で受けて電気回路が停止。コー ス上にストップしてしまった。ドライバーが再始動をかけてピットに戻ったが、順位は大きく後退。13位完走となった。

 今季好調ぶりを発揮している「HASEMI TOMICA EBBRO GT-R」(#3 ロニー・クインタレッリ/安田裕信)は、予選14位からのスタートながら前半を担当したクインタレッリが1周目に6位まで順位をあげた。その後一時4位を走行し、29周目に安田にドライバー交代。安田は安定したペースを築き、6位で多くの周回を走行。その後5位となったが、終盤に#6 SC430にかわされて6位に戻るとそのまま66周目にチェッカーフラッグを受けた。#3 GT-Rは、開幕戦および続く第2戦ではポイントをとり損ねたが、それ以降は第4戦セパンでの優勝を含みコンスタントにポイントを獲得している。

 好成績が期待された「IMPULカルソニックGT-R」(#12 松田次生/セバスチャン・フィリップ)は松田が6番グリッドからレースをスタートしたが、スタート直後の第一コーナーのアクシデントに巻き込まれてフロントサスペンションにダメージを負い、その修復のため大幅にタイムロス。その後はレースに復帰するものの、首位から5周遅れの15位完走となった。

上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html
Text: NISMO


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