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SGT:第6戦富士決勝記者会見 各クラスウィナーのコメント

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■GT500クラス優勝
立川祐路(ZENT CERUMO SC430)
gt_r06_r_pc_tachikawa  「富士は強いんですがここ最近勝ててなくて、それと前半戦ここまで厳しい戦いだったので、優勝できてうれしいです。ぼくに代わってからは井口のペースも速かったので、正直大変だなと思ったんですが、タイヤを温存していました。スタートから平手が石浦についていけて、あとは勝負つけてくださいといわれたので、プレッシャーもありました。序盤、井口もがんばっていい走りをしてたのでなかなか、バトルに持ち込めなかったんですけど、後半うちのタイヤが最後まで持ってくれたので、その差が最後に出たのかなという感じです。チームにも2年連続して勝ってない年はないから今年は勝ってくれといわれていました。去年勝てなくて、ここまも厳しい戦いだったのですが、今回は勝てるクルマをTRDさんが準備してくれて、出だしから勝てる状態だったので、そのワンチャンスがものにできたのかなと思います。予選を任せた平手ががんばってくれて、決勝へ向けたタイヤ選択もしてたので、クルマも良かったです」
平手晃平(ZENT CERUMO SC430)
gt_r06_r_pc_hirate  「GT500に上がってきて、ようやく優勝できてうれしいです。昨日の予選結果からミシュランがどういうタイヤを着けてスタートするのか見えなかったので、序盤は相手の出方を見て、付いて行ければ付いて行って、抜ければ抜いて離していこうと考えていたんですが、同じくらいにタイヤがたれ始めて自分も厳しくなってきたので、思った以上に向こうの方がペースが勝っているということがなかったですね、後半につなげれば必ず立川さんが井口をやっつけてくれると思っていたので、クラッシュとか大きなミスなくつなぐことを意識してレースをしました。あと、オートポリスともてぎがあるんですけど、次は立川さんが得意なオートポリスなので、予選をがんばってもらって、ここ2戦はぼくが乗ってるときにトラブルに巻き込まれて結果が残らないレースが続いていたし、今回、富士で勝つことができ、少し流れがいいほうに向いてるので残り2戦しっかりがんばって、レクサスのトップで終われればと思っています」
■GT300クラス優勝
谷口信輝(初音ミクグッドスマイルBMW)
gt_r06_r_pc_taniguchi  「ほっとして最高に嬉しい気持ちです。富士はぼくらのクルマと相性が合うサーキットなので必ず上位で、表彰台の一角で10点近くは取って458のフェラーリにポイント差を詰めておきたいというつもりでした。性能調整も入ったこともありますし、90kgのウエートもありますし、全然分からなかったんですが、458に関しては雨が降らなければ苦しいだろうというのもあったので、天気頼みでした。ぼくらのポテンシャルも走ってみないと分からないのもありまして、昨日走ったときにかなり手応えを感じて、もともとエンジンパワーがあるので富士にはベストマッチだと思っていました。今回ヨコハマさんが用意してくれたタイヤがぼくらのクルマにばっちり合いまして、ただの直線番長じゃなくて、コーナーも今回いけてて、ぼくが走ってるスティントも始めから終わりまで、燃料が減ってくるのとタイヤのたれ具合で、ずっといいラップで走ることができて、本当に最高の決勝となりました。26号車は速いクルマなので、序盤松田さんが勢いよく来ていましたが、ぼくと軽く接触してあちらはタイヤがバーストしたんですが、ぼくの方は運良く持ちました。終わって外してみたら横がすぱっと切れていたので、あわやバーストという状態で、そこらへんは運が今週はあったのかなと思います。松田選手との接触で右のミラーが割れて、右が全く見えない状態になって、バックモニターもないですから、あまり見えないルームミラーと左のミラーだけで走らないといけなかったので、当初30周くらいの予定だったんですが、500をパスさせるのに危ない状態だったので、ガソリンが持つ限りぼくが一杯行きますと言って、リスクの少ない方向をチームが選択しました。残り2戦ですが、オートポリスとZ4は相性はよくなくて、もてぎのほうがいいと思っているので、もてぎでチャンピオンシップを競ってるチームと、決着を付けたいなと思っています」
番場琢(初音ミクグッドスマイルBMW)
gt_r06_r_pc_banba  「非常にうれしいです。マレーシアで初優勝して、国内でも優勝をしたかったのでほっとしながらもすごくうれしいですね。当初30周前後で入ってくる予定だったんですが、谷口さんのほうがタイヤもしっかり落ちずにペースをずっと維持できるので、いけるところまで引っ張ろうと35周目ぐらいまで引っ張って、残りの周回を後ろとのペースを浪費せずにちょっと貯金してレースを戦えました。次のオートポリスと最終戦のもてぎは、これからは追われる立場になるし、最終戦のもてぎをポイントリーダーで迎えて、優勝を目指して戦いたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI


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