SUPER GT

SGT:第5戦SUGOスーパーラップ GT500はNSXが1-2-3、GT300はウェッズスポーツIS350が記念すべき初ポールを獲得!

スーパーGT第5戦、SUGO GT 300kmレースのスーパーラップは、 GT500の予選1回目結果に関わる審議が長引いた影響で変則的なスケジュール進行を余儀なくされた。
そんな中、GT500クラスは#18TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)が第3戦富士に続く今季2度目のポールポジションを獲得。 2番手に#17REAL、3番手には#1ARTAと、上位3台をNSX勢が占める結果となった。
GT300クラスは#19ウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼組)が、レクサスIS350に記念すべき初ポールをもたらした。

080726SLGT500 080726SLGT300

#38ZENTセルモSCに対する審議は予選2回目終了後も結論が出ず、 スーパーラップはとりあえずGT300クラスのみをスケジュールどおり午後3時5分から実施することとなった。
最初に出走するのは#11ジムセンターアドバンF430。アタッカーは田中哲也だ。

田中は午前中の自己ベストを上回る、1分24秒252を記録する。
しかし田中に続いて出走した#4阪口良平、#46星野一樹らは逆に午前中のベストタイムに届かず、 #62黒澤治樹にいたってはアタックに入った直後に、ウォームアップ走行をしていた#26谷口信輝と交錯してスピンしてしまい、 ノータイムに終わる始末。
続く#26谷口、#31坂本雄也、#95平手晃平らもタイムが伸びない。#2加藤寛規は自己ベストこそ上回ったものの、 タイムは1分24秒709に留まり、他のドライバー同様に田中の後塵を拝する結果となった。

これにより11号車は順位を一気に7つ上げて3番グリッドから明日の決勝に臨むこととなった。

午前中2位の#43ARTA Garaiyaを駆る高木真一のタイムは1分23秒985。午前中のタイムを大幅に上回り、 一気に23秒台を叩き出して観衆を驚かせたが、その直後に出走した#19織戸学はこれを更に23秒938まで縮め、 第3戦富士から投入された注目のミッドシップ仕様IS350に初めてのポールポジションをもたらした。

GT500クラスの審議が決着したのは、300クラスのスーパーラップが始まって間もなくのことだった。
この結果、午前中5番手タイムを記録していた38号車はクラス最後尾から明日の決勝をスタートすることとなり、 11番手タイムだった#23ザナヴィニスモGT-Rが10位に繰り上がってスーパーラップに出走することとなった。

GT500クラスのスーパーラップは午後4時15分、その#23本山哲のアタックから開始された。
急遽SL参加が決まった本山だったが、出したタイムは1分20秒162。午前中の自己ベストから2秒半以上遅く、 この時点で明日の10番手スタートはほぼ確定したようなものだった。
続く#39アンドレ・クート、#35ピーター・ダンブレック、#100井出有治らもタイムが伸びず、結局、 このセッションで午前中のタイムを上回ったのは#17金石年弘、#18小暮卓史の2台のNSXのみだった。
なかでもポールを獲得した18号車は50kgのウェイトハンデをものともせず、 小暮のコース幅一杯を使ったアグレッシブなドライビングで1分16秒935をたたき出し、 第3戦富士に続いて今季2度目のポールポジションをもぎ取った。

チャンピオンオンマシンの#1ARTA NSXを駆るラルフ・ファーマンも、自己ベスト更新はならなかったものの、小暮、 金石に次ぐ3番手タイムを記録。これによりトップ3をNSXが占める結果となった。

4~6位には#25エクリプス、#36ペトロナス、#35宝山とSC430勢が続き、GT-Rの最上位は#22モチュールの8位と、 ここでも苦しい戦いが続いている。

第5戦決勝は明日午後2時5分より、81周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA



トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

検索

最新ニュース