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SGT:第5戦SUGOスーパーラップ 猛暑に強いミシュランが本領発揮!ハセミGT-Rが堂々のポール獲得!

2009スーパーGT第5戦「SUGO GT300kmレース」の公式予選とスーパーラップが7月25日、 スポーツランドSUGOで行われ、前回セパンを制した#3HASEMI TOMICA EBBRO GT-R(ロニー・ クインタレッリ/安田裕信組)がスーパーラップにおいて1分16秒248と圧倒的な速さを見せつけてポールポジションを獲得した。
GT300クラスは#81ダイシンADVAN Ferrari(青木孝行/藤井誠暢組)が唯一の1分23秒代前半となる1分23秒435で予選1回目トップのハンコックポルシェを逆転、 今季度目のポールを獲得してみせた。
(天候:晴れ コース:ドライ)

090725SLGT500PP 090725SLGT300PP 

スーパーラップは午後3時40分、GT300クラスから始まった。
朝から照り付けていた強い陽射しもこの頃になると幾分和らいできた。好タイムが期待できそうなコンディションだ。

最初のアタッカーは#66ムルシエRG-1の山西康司。 タイムは1分26秒037と予選1回目の自己ベストにも届かない残念な結果に終わった。
続く#11ジムゲイナーF430の田中哲也、#46エスロードZの柳田真孝、#2アップル紫電の加藤寛規らは自己ベストを更新、 1分24秒台に入れてきた。
一方、#19ウェッズスポーツIS350の織戸学はタイムが伸びず、1分25秒363、田中、柳田、加藤の後塵を拝して7位に終わる。

残る3台、#43ARTAガライヤの高木真一、#81ダイシンフェラーリの青木、 #33ハンコックポルシェの影山正美らも自己ベストを大幅に更新、中でも青木のアタックは圧倒的で、セクター1だけで高木、 影山をコンマ6秒上回って唯一の1分23秒台、 しかも前半の1分23秒435を叩き出してGT300クラスのポールポジションをもぎ取って見せた。

続いて行われたGT500クラスは、#1モチュールオーテックの本山哲、#24HIS KONDOのJ.P.オリベイラらのGT-R勢が大幅なタイムアップに成功、順位を上げる一方で、 上昇した気温と路面温度が影響したかコーナー立ち上がりで姿勢を乱すドライバーが相次ぎ、#18ROCKSTAR童夢NSXの小暮卓史、 #36ペトロナストムスSCのアンドレ・ロッテラー、#35KRAFT SCの石浦宏明らが順位を落としてしまった。

それでも#6ENEOS SCの伊藤大輔は1分16秒785と自身の予選1回目タイムを大幅に更新してみせる。
しかし、最後にアタックした#3ハセミGT-Rののスピードは伊藤のそれを遥かに凌駕するものだった。
上昇した路面温度と充分にラバーの載った路面は、暑さに強いミシュランタイヤに見事にマッチしたのが功を奏し、 クインタレッリはセクター1だけで伊藤をコンマ32秒上回り、トータル1分16秒248を叩き出し、 ミシュランにGT500復帰以来初のポールポジションをもたらし、連勝に向けて大きな一歩を踏み出した。

第5戦決勝は明日午後2時より81周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO



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