SUPER GT

SGT:第5戦SUGO公式予選1回目 #23モチュールGT-Rが暫定ポール!

2010スーパーGT第5戦「SUGO GT300kmレース」の公式予選1回目は、2度にわたって赤旗中断となる荒れた展開となった。
そんな中、公式練習トップの#23MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)は専有セッション終盤に1分16秒627と、午前中を上回るタイムを記録してトップでスーパーラップ進出を果たした。
GT300もまた公式練習トップの#2アップル・K-ONE・紫電(加藤寛規/濱口弘組)がトップタイムだった。

100724Q1GT500 100724Q1GT300

第5戦の公式予選はスーパーラップ方式が採用された。
公式予選1回目は12時45分より、混走20分、専有走行各クラス10分ずつの走行。ここでの上位各8台がこのあとのスーパーラップに進出する。

混走でトップに立ったのは#35MJ KRAFT SC430を駆る大嶋和也。35号車は石浦宏明から走行を開始して10分ほどで大嶋にチェンジ。ここでニュータイヤを投入して1分18秒台前半のタイムを記録してきた。2番手には#17ケーヒンHS-Vがつける。
混走セッションは終了間際にGT300の車両2台がコース上でストップしたために赤旗中断となり、そのまま終了となった。
この時点の順位はGT500が#35MJ SC、#17ケーヒンHS-V、#12カルソニックGT-R、#100レイブリックHS-V、#18ウイダーHS-V、#8ARTA HS-V、#38ZENT SC、#23モチュールGT-Rの順。
GT300は#7雨宮RX-7、#11JIMゲイナーF430、#2紫電、#62R&Dレガシィ、#3ハセミZ、#43ARTAガライヤ、#31aprカローラ、#19ウェッズスポーツISの順だ。

午後1時16分に予選再開。ここからはGT300の専有となる。
2周をウォームアップに充てて残り時間5分あたりから本格的なタイムアタックが始まった。
#2紫電、#7RX-7、#11F430が周回ごとに順位を入れ替える展開の中、終了2分前に1分24秒471を加藤が叩き出した#2紫電がトップでSL進出を果たした。2番手には嵯峨宏紀の果敢なアタックが功を奏した#31エヴァンゲリオンRT初号機がつけた。
一方、紺そうでは5番手につけていた#3ハセミZはSPコーナーでコースアウト、横向きでバリアに激突して2度目の赤旗の原因を作った。幸いドライバーは無事だったものの、予選12位に終わり、惜しくもSL進出を逃している。

3号車の撤去作業、コースの安全確認などを行った後、予選は午後1時40分に再開された。ここからはGT500クラスの専有走行だ。
開始早々から積極的にアタックを繰り返したのは#8ARTA HS-Vだ。ラルフ・ファーマンのドライブでセクター1で目覚しい速さをみせ、1周目で4位、2周目では1分16秒930と、午前中のトップタイムをも上回って1位に浮上した。
しかし午前中トップタイムのトレルイエも負けずにタイムを上げ、終了直前に1分16秒627を記録、再びトップに立った。
そしてチェッカー提示後には、それまで再開だった#32エプソンHS-Vが1分17秒367で一気に6位に飛び込んでくると、それを#12カルソニックGT-Rが上回り、更に#100レイブリックHS-Vが1分16秒775で2位に割って入るなど、最後の最後まで激しい戦いが繰り広げられた。

公式予選2回目は赤旗中断の影響などにより、当初より5分繰り下がってこのあと午後3時15分より、スーパーラップ方式で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA


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