SUPER GT

SGT:第4戦SUGO決勝 #46エスロードGT-Rが独走でポール・トゥ・ウィン。柳田が待望のGT500初勝利を達成。 GT300もSGチャンギが初優勝

2011オートパックススーパーGT第4戦「SUGO GT 250kmレース」決勝は7月31日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートした#46S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が終始独走状態で68周を走り切って今季初勝利を挙げた。これは今季からGT500クラスにステップアップしてきたMOLAにとっては初の快挙だ。
またGT300クラスも今季から参戦を開始した#14SG CHANGI IS350(折目遼/アレキサンドレ・インペラトーリ組)が初優勝を達成した。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:27,000人)

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決勝レースは午後2時にスタート。
朝から降っていた雨は上がり、終始ドライコンディションでの戦いとなった。

ポールシッターの#46エスロードGT-Rはスーパーラップで抜群のタイムを叩き出したロニー・クインタレッリがスタートを担当。序盤から一気に逃げにかかり、2位以下との差をぐんぐんと広げていく。
2番手には同じくミシュランタイヤを履く#39デンソーサードSCの石浦宏明がつけるが、クインタレッリのペースには歯が立たない状況。
その後方では#24ADVANコンドーGT-Rと#32エプソンHSVが序盤から激しいドッグファイトを展開、ここに#36ペトロナスSCも加わっていたが、36号車は7周目のバックストレートで痛恨のコースオフを喫し、一気に後方に沈んでしまった。

更にその後方では#35D STATION SC、#1ウイダーHSV、#19ウェッズスポーツSC、#12カルソニックGT-Rが接近戦を展開していたが、こちらも20周目の1コーナーでコースアウトした#1ウイダーに#12カルソニックが追突、1号車は右リヤタイヤにダメージを負って予定外のピットストップを強いられたうえ、アウトラップのピット出口で前からウォールに突っ込むと言う散々な内容でそのままレースを終えてしまった。

こうした後方の混乱を尻目に#46クインタレッリは後方とのギャップを13秒以上に広げ、39周を終えたところで柳田に交代した。

その後はピットストップのタイミングで24号車の前に出た#32エプソンHSVが#39デンソーSCに追いつき、ドッグファイトを展開したこともあり、#46エスロードGT-Rのリードは20秒以上に広がり、柳田は悠々と残り29周を消化。最後は22秒360ものマージンを築いてチェッカーを受け、今季久々にGT500クラスに復帰した自分自身にとっても、そして今季からGT500にステップアップしてきたモーラにとっても初めての勝利をものにした。
2位には#39デンソーSCが逃げ切り、ミシュランタイヤが1-2を達成。3番手には500クラスで唯一のダンロップユーザーとなった#32エプソンHSVが入った。

GT300クラスはポールスタートの#43ARTAガライヤに対し、#14SGチャンギが序盤からドッグファイトを挑む展開となった。
14号車のスタートを担当した折目はスタート直後に#11JIMゲイナー458を1コーナーで抜いて2位に浮上すると、すぐさま43号車を駆る高木真一とのギャップを縮めにかかり、4周目の1コーナーでアウトから並びかけていく。
懸命に押さえ込む高木だったが、その後も執拗に仕掛けてくる折目のアタックに9周目の1コーナーで遂に陥落、トップを明け渡すこととなった。

更には#62レガシィB4の山野哲也、#4初音ミクZ4Mの谷口信輝らも高木を攻略、#43ガライヤは一時4位まで後退することになったが、#62レガシィがトラブルにより23周でリタイヤしてしまったために再び3位に。 その後はピットストップのタイミングで#74カローラアクシオaprの先行を許すも#4BMW Z4がGT500クラスの#12カルソニックGT-Rと交錯したことなどもあって3位でフィニッシュすることとなった。

一方トップに立った14号車はピットストップを行った時点で一時7位まで後退したが、それ以外はライバルたちの脱落にも助けられ、トップで63周を逃げ切って今季初勝利をものにした。2位には#74カローラアクシオがつけた。

スーパーGT第5戦は真夏の鈴鹿、POKKA GT。
今回はレース距離が更に短縮されて500kmの戦いとなる。8月21日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA


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