2009スーパーGT第2戦、「ケーヒン鈴鹿2&4レース オープニングスペシャル」のスーパーラップが4月18日、
快晴の鈴鹿サーキットで行われた。
ポールポジションを獲得したのは、GT500クラスが#1MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)、
GT300クラスは#33HANKOOK PORCHE(影山正美/木下みつひろ)だった。
予選1回目での2回の赤旗中断により、タイムスケジュールの遅延が心配されたが、 午後のスーパーラップは当初の予定通り午後2時30分より行われた。
先に行われたGT300クラスでは、2番目に出走した#7雨宮RX-7の谷口信輝、
5番目に出走の#81ダイシンフェラーリ青木孝行らが予選1回目を上回る好タイムを記録してそれぞれ3番手、2番手グリッドを獲得した。
昨年のZからFIA-GT2仕様のフェラーリF430にスイッチした81号車は、
東コースで後れをとりながらもコース後半でタイムを稼ぎ出してきた。
一方、 予選1回目を6番手で終えた#19ウェッズスポーツIS350の片岡龍也は1コーナーをうまくまとめ切れなかったのが最後まで響いて8番手。 前回ポールポジションの#11ジムゲイナーF430の田中哲也も今回は7番手に留まる。
そんな中、ポールポジションを獲得したのは、予選1回目から好調ぶりを見せていた#33ハンコックポルシェだった。
アタックを担当した影山正美は全区間でベストタイムを更新、予選1回目のタイムを更にコンマ4秒短縮し、2分3秒836を記録した。
これはハンコックタイヤにとって初のポール獲得だ。
続いて行われたGT500クラス。
改修後初のホームレースということで5台中3台をスーパーラップに送り込んだNSX勢だったが、#18小暮卓史、
#100細川慎弥とも不発に終わり、7、8番手。
最上位は冠スポンサーのサポートを受ける#17ケーヒンNSXの6位に留まった。
一方、大躍進を見せたのが#3ハセミトミカGT-Rだ。
予選1回目は6位だったが、ロニー・クインタレッリのアタックで1分53秒790を叩き出す。
さらにディフェンディングチャンピオンの#1モチュールGT-Rも1分53秒487を記録。今回は久々に本山哲がアタックを担当した。
このまま昨年の第1戦鈴鹿同様GT-Rのフロントロー独占かと思われたが、最後にアタックした#38ZENT SCの立川祐路が割って入り、2番手。残念ながら通算ポール獲得数の記録更新はならなかったものの、GT-R勢に一矢報いた格好だ。
昨年は開幕2戦連続をはじめ3度のポールを獲得している本山/トレルイエ組だが、 本山自身のアタックで獲得したのは実に4年ぶりとなる。
第2戦決勝は明日午後2時より52周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO