■GT500クラス
- 柳田真孝(S Road MOLA GT-R)
- 「シリーズチャンピオンを取れたということがまだ実感できないんですけど、一緒に戦ってくれてたチームメートのロニーと、チームモーラ、大駅監督を始めスタッフみんな、そして、サポートしてくれたエスロード、大応援団のニッサンファンの人たちにお礼がいいたいです。去年300でここにいて、次の年に500に乗ってまたチャンピオンが取れるなんて思ってもいなかったのでほんとに信じられないです。シーズン序盤はGT500は簡単なものじゃないし不安はあったんですが、セパンのテストや岡山のテストでだんだん自信がついてきました。第1戦は雨だったんですが、予選もよかったですし、SUGOで優勝したのが大きかったのかと思います。その前のセパンを入れてミシュランが強いときの夏の3戦連続で表彰台に上がれたので、手応えがつかめたというか今年行けるんじゃないかと思いました」
- ロニー・クインタレッリ(S Road MOLA GT-R)
- 「2004年のF3時代以来7年ぶりのチャンピオンです。素晴らしいGT500レースということで本当にうれしいです。今年は私たちにとって素晴らしい年でした。上位のほうで終われるとは思っていましたが、まさかチャンピオンが取れるとは思っていませんでした。今年、最初の岡山のテストでものすごくクルマの調子がよくて、そのときに自信をつけました。MOLAのスタッフともいままでづっと一緒にやってたようなコミュニケーションが取れていました。シーズン序盤は速さを見せたけど、2戦まで成績は良くなくて、その中でポイントを取って夏場のレースで表彰台にも乗れ優勝もできて、その時にがんばればチャンスがあるんじゃないかと思いました」
- 大駅俊臣チーム監督(S Road MOLA GT-R)
- 「今年からGT500に参戦することになったんですが、500のステージに来られるチャンスを与えてくれた日産自動車、NISMOに感謝したいと思います。また、バックアップをしてくれたわたしたちのメーンスポンサーのエスロード安田社長にも非常に感謝しています。わたしたちもGT500は初めてで、彼らはGT500に乗っていて試行錯誤しながらいったんですが、ドライバーに関しては不安はありませんでした。ミシュランタイヤが夏にパフォーマンスが高い、重くなってからも強いタイヤと聞いてたので夏に1勝したいと思っていました。夏の3戦を表彰台に上がることができ、そのあたりからシリーズトップを走っていましたので、必然的にチャンピオンを意識し始めました」
GT300クラス
- 谷口信輝(初音ミクグッドスマイルBMW)
- 「まずはチームやヨコハマタイヤさんや関係者各位のみなさんに感謝したいです。非常にうれしいです。GT初めて10年目なんですけど、やっとチャンピオンを取れました。うれしい気持ちとホッとした気持ちと、まさか逆転できるとは感無量です。今回初めて番場選手スタートで、無事に帰ってきてくれよと祈りながら見ていましたが、ちゃんとトップを守って無事にクルマを渡してくれたので、あとは絶対守ってやろうと思って走りました」
- 番場琢(初音ミクグッドスマイルBMW)
- 「素直にうれしいです。このチームは本当にたくさんの個人スポンサーの方の支援のもとで、レースを戦えているので、ヨコハマタイヤさん、メカニックさん、ぼくを支えてくれた谷口さんに心から感謝したいです。オートポリスが終わって帰りの飛行機の中で、『頼むからチャンピオンを取らせてくれ』と谷口選手からいわれて、それから2週間できることを全部してきました。スタートといわれても自分ではそんなに変わらす、集中して戦えばちゃんとしたレースができると思いました。シーズン始まる前とほんとうに変わりました。速いドライバーはたくさんいて、走りとかの話は教わるんですが、谷口さんはメンタルとかレースの取り組みとかをたくさん教えてくれて、いままで考えたこともないようなことまで教えてくれたので、変われたのではないかと思います」
- 大橋逸夫チーム監督(初音ミクグッドスマイルBMW)
- 「このチームを作ると決めたときに、勝てるチームを作ろうと思って、谷口選手に声をかけたんですけど、快諾とはいきませんでしたが最終的に乗ってくれることになって、番場選手と谷口選手、2人がうまくやっていけるかとちょっと心配でしたが、番場選手が成長して、スタートをやっても大丈夫だとみんなが思えるくらい精神的にも強くなったんだと思います」